JP2001251418A - 携帯端末装置及び通信方法 - Google Patents

携帯端末装置及び通信方法

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JP2001251418A
JP2001251418A JP2000062509A JP2000062509A JP2001251418A JP 2001251418 A JP2001251418 A JP 2001251418A JP 2000062509 A JP2000062509 A JP 2000062509A JP 2000062509 A JP2000062509 A JP 2000062509A JP 2001251418 A JP2001251418 A JP 2001251418A
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signal
audio signal
incoming call
voice
decoding
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JP2000062509A
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English (en)
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Hiroaki Takeda
博昭 竹田
Toshio Yagi
敏男 八木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着呼があった場合に音響信号再生を中断
せず、発信者のメッセージの録音を選択することができ
る携帯電話装置を提供すること。 【解決手段】 着信検知部12が外部からの着呼を確認
したとき、着信検知部12において着呼信号を通話機能
部13へ送信する。通話機能部13では、着呼信号を受
信した場合に音響信号再生中の有無を調べ、音響信号再
生中であれば、留守番録音の開始を示す信号を留守番録
音機能部19へ送信するする。このように、着呼があっ
た場合に音響信号再生を中断せず、発信者のメッセージ
の録音を選択することができるように構成したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話装置に適
用する携帯端末装置及び通信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から音声信号再生機能付の携帯端末
装置がある。図9は従来におけるこのような携帯電話端
末装置の構成を示すブロック図である。以下、同図を参
照して音声信号再生時の動作について説明する。
【0003】電話機能部100が外部からの着呼を確認
したときは、電話機能部100が音声信号復号化部10
1に音声信号の再生中止を指示する音声信号再生停止信
号を発信し、通話状態に移行する。通話時の音声信号で
ある通話音声信号は、ディジタル/アナログ変換部10
2を通じて外部に出力される。
【0004】この時、ディジタル/アナログ変換部10
2の動作に必要なクロックは、クロック発生部103で
作成したクロック信号を、クロック変換部104で音声
用クロック信号に変換したものを用いている。
【0005】音声信号復号化部100は、音声信号再生
停止信号を受信したときに速やかに音声信号の復号化を
停止する。なお、音声信号復号化部100は、音声信号
復号化時に圧縮音声信号蓄積メモリ部105から圧縮音
声信号を読み出すようにしている。特開平11−261
672号公報(携帯端末装置)は、複数の音声信号に識
別名を付けて、外部から録音でき、識別名から音声信号
を選択することができるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の携帯端末装置では、音声信号再生中に着呼があ
った場合に、音声信号の再生が中断されることがあり、
音声信号を中断することなく聴きたいという要望に応え
ることができないことがある。
【0007】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
ものであり、着呼があった場合に音声信号再生を中断せ
ず、発信者のメッセージの録音を選択することができる
携帯端末装置及び電話通信方法を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】このように本発明の携帯
端末装置は、音声信号再生時に外部から着呼があるのを
検知する着信検知手段と、着信検知手段が外部からの着
呼を確認したとき、前記着信検知手段において着呼信号
を送信する通話機能手段と、前記通話機能手段において
着呼信号を受信した場合に、音声信号再生中の有無を調
べ、音声信号再生中であれば、留守番録音の開始を示す
信号を送信する留守番録音機能手段と、を具備するよう
に構成する。
【0009】このように構成することにより、通話機能
手段において着呼信号を受信した場合に、音声信号再生
中の有無を調べ、音声信号再生中であれば、留守番録音
機能手段に留守番録音の開始を示す信号を送信すること
により、着呼があった場合に音声信号再生を中断せず、
発信者のメッセージの録音を選択することができる。
【0010】本発明の携帯端末装置は、通話時の音声信
号処理と音声信号再生処理とをするプロセッサ手段を具
備するようにする。
【0011】このように構成することにより、プロセッ
サ手段において通話時の音声信号処理と音声信号再生処
理とをして、着呼があった場合に音声信号再生を中断せ
ず、発信者のメッセージの録音を選択することができ
る。
【0012】本発明の携帯端末装置は、プロセッサ手段
において音声信号の復号化制御をする復号化制御手段か
らの許可信号を受信したときに圧縮音声信号記憶手段か
ら圧縮された音声信号を読み込んで音声信号の復号化を
すると共に、音声データ記憶手段から圧縮応答メッセー
ジ信号を読み込み、応答メッセージ信号を作成し外部に
出力するように構成する。
【0013】このように構成することにより、プロセッ
サ手段において音声信号の復号化制御をする復号化制御
手段からの許可信号を受信したときに圧縮音声信号記憶
手段から圧縮された音声信号を読み込んで音声信号の復
号化をすると共に、音声データ記憶手段から圧縮応答メ
ッセージ信号を読み込み、応答メッセージ信号を作成し
外部に出力して、着呼があった場合に音声信号再生を中
断せず、発信者のメッセージの録音を選択することがで
きる。
【0014】本発明の携帯端末装置は、プロセッサ手段
の第1プロセスの区間において圧縮応答メッセージ信号
を音声復号化処理して応答メッセージ信号を作成してか
ら、第2プロセス区間において圧縮音声信号を音響復号
化処理して復号化ディジタル音声信号を作成するように
構成する。
【0015】このように構成することにより、プロセッ
サ手段の第1プロセスの区間において圧縮応答メッセー
ジ信号を音声復号化処理して応答メッセージ信号を作成
してから、第2プロセス区間において圧縮音声信号を音
響復号化処理して復号化ディジタル音声信号を作成し
て、着呼があった場合に音声信号再生を中断しないよう
にして、発信者のメッセージの録音を選択することがで
きる。
【0016】本発明の携帯端末装置は、音声信号再生時
に外部から着呼があるのを検知する着信検知手段と、着
信検知手段が外部からの着呼を確認したとき、着信検知
手段において着呼信号を送信する通話機能手段と、通話
機能手段において着呼信号を受信した場合に、音声信号
再生中の有無を調べ、音声信号再生中であれば、留守番
録音の開始を示す信号を送信する留守番録音機能手段
と、通話時の音声信号処理と音声信号再生処理とをする
プロセッサ手段と、プロセッサ手段からの制御信号に基
づいてサンプリングレートを変換するサンプリングレー
ト変換手段と、サンプリングレート変換出力と前記プロ
セッサ手段からの出力を加算する加算手段と、を具備す
るように構成する。
【0017】このように構成することにより、通話機能
手段において着呼信号を受信した場合に、音声信号再生
中の有無を調べ、音声信号再生中であれば、留守番録音
の開始を示す信号を送信して留守番録音をすると共に、
プロセッサ手段からの制御信号に基づいてサンプリング
レート変換出力と前記プロセッサ手段からの出力を加算
して音声信号と音声信号を重畳して出力することによ
り、着呼があった場合に音声信号再生を中断しないよう
にして、発信者のメッセージ録音を選択できるようにす
ることができる。
【0018】本発明の携帯端末装置は、音声信号再生時
に外部から着呼があるのを検知する着信検知手段と、着
信検知手段が外部からの着呼を確認したとき、着信検知
手段において着呼信号を送信する通話機能手段と、通話
機能手段において着呼信号を受信した場合に、音声信号
再生中の有無を調べ、音声信号再生中であれば、留守番
録音の開始を示す信号を送信する留守番録音機能手段
と、通話時の音声信号処理と音声信号再生処理とをし音
声信号の復号化制御をする復号化制御手段からの許可信
号を受信したときに圧縮音声信号記憶手段から圧縮され
た音声信号を読み込んで音声信号の復号化をするるプロ
セッサ手段と、圧縮音声信号記憶手段に記憶された圧宿
音声信号を押下した操作キーに対応するデータから選択
し、プロセッサ手段へ送信するデータ選択手段と、を具
備するように構成する。
【0019】このように構成することにより、通話機能
手段において着呼信号を受信した場合に、音声信号再生
中の有無を調べ、音声信号再生中であれば、留守番録音
の開始を示す信号を送信し、通話時の音声信号処理と音
声信号再生処理とをし、音声信号の復号化制御をする復
号化制御手段からの許可信号を受信したときに圧縮され
た音声信号を読み込んで音声信号の復号化して圧縮音声
信号記憶手段に記憶された圧宿音声信号を操作キーに対
応するデータから選択してプロセッサ手段へ送信して、
着呼があった場合に音声信号再生を中断しないようにす
ることにより、発信者のメッセージ録音を選択できるよ
うにすることができる。
【0020】本発明の電話通信方法は、音声信号再生時
に外部から着呼があるのを検知する工程と、外部からの
着呼を確認したとき着呼信号を送信する工程と、着呼信
号を受信した場合に、音声信号再生中の有無を調べ、音
声信号再生中であれば、留守番録音の開始を示す信号を
送信する工程と、を具備するようにする。
【0021】このようにすることにより、音声信号再生
時に外部から着呼があるのを検知して、外部からの着呼
を確認したとき着呼信号を送信し、着呼信号を受信した
場合に、音声信号再生中の有無を調べ、音声信号再生中
であれば、留守番録音の開始を示す信号を送信して、着
呼があった場合に音声信号再生を中断しないようにする
ことにより、発信者のメッセージ録音を選択できるよう
にすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の主眼は、着呼時に音声信
号再生を中断せずに、発信者のメッセージの録音を選択
できるようにすることにある。
【0023】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態について、図を用いて説明する。図1は本発明の実施
の形態1における携帯電話装置の平面図である。
【0024】同図において、携帯電話装置1は本体筐体
部2の上部に引き伸ばしまたは収納可能にアンテナ部3
が設けられるようになっている。本体筐体部2の上部に
はスピーカ部4が設けられ、スピーカ部4の下方に液晶
表示部5が設けられるようになっている。
【0025】液晶表示部5の下方には、通話キー部6、
機能切り替えキー部7及び切断キー部8が配置されるよ
うになっている。これらのキー部6〜8の下方には、テ
ンキー部9が配置されるようになっており、テンキー部
9の下方にマイク部10が設けられるようになってい
る。
【0026】アンテナ部3は、無線の送信及び受信を行
なうようになっている。本体筐体部2は、携帯電話装置
1の後述する回路を収納するようになっている。スピー
カ部4は、音声、音声信号を出力するものであり、耳を
押し当てて聞き取る場合と、耳を離した状態で聞き取れ
るように拡声して音声信号あるいは音声信号を出力でき
るようになっている。液晶表示部5は、各種メッセージ
を表示するようになっている。
【0027】通話キー部6は、発呼する場合と着呼時に
呼接続する場合に押下するようになっている。機能切り
替えキー部7は、携帯電話機の機能を切り替えるもので
あり、この場合は通常の携帯電話装置1として使うか、
各操作キーに対応した音声メッセージあるいは音声信号
を出力する機能を使用するかどうかの切り替えに用い
る。切断キー部8は通話を止めるときに押下するように
なっている。
【0028】テンキー部9は電話のテンキーであり、数
字の0から9までと「*」印と「#」印の計12個のボ
タンの集合体からなっている。マイク部10は通話時に
通話者の音声を電気信号に変換するようになっている。
【0029】図2は、図1における携帯電話装置の回路
構成を示すブロック図である。同図において、携帯電話
装置1は、着信検知部(着信検知手段)12、通話機能部
(通信機能手段)13、音声信号復号化部(音声信号復
号化手段)14、圧縮音声信号蓄積メモリ部(圧縮音声
信号記憶手段)15、クロック発生部16、クロック変
換部17、ディジタル/アナログ変換部18及び留守番
録音機能部(留守番録音機能手段)19を主に備えて構
成されるようになっている。
【0030】着信検知部12は、外部からの着信の検知
を行なうようになっている。通話機能部13は、通常の
音声通話を行なうための処理を行なうようになってお
り、ディジタル携帯電話で音声通話に必要な音声符号化
処理、音声復号化処理を行なうプロセッサも含むように
なっている。
【0031】音声信号復号化部14は、圧縮されている
音響符号化信号を復号化するプロセッサからなってい
る。圧縮音声信号蓄積メモリ部15は、圧縮されている
音響符号化信号を蓄積するようになっている。クロック
発生器16は、ディジタル/アナログ変換部18の動作
に必要なクロック信号を生成するようになっている。
【0032】クロック変換部17は、ディジタル/アナ
ログ変換部18に供給するクロックを変換するようにな
っている。ディジタル/アナログ変換部18は、ディジ
タルの音声信号あるいは音声信号をアナログ信号に変換
するようになっている。留守番録音機能部19は、留守
番録音を行なうための制御を行なうようになっている。
【0033】このような構成において、音楽信号再生中
に外部から着呼があった場合に音楽信号再生を停止せず
に留守番録音を行なう方法を、図2を用いて説明する。
【0034】先ず、音声信号再生時の動作について説明
する。音声信号復号化部14は、圧縮音声信号蓄積メモ
リ部15から圧縮音声信号を読み込み、復号化ディジタ
ル音声信号を作成し、ディジタル/アナログ変換部18
に送信する。
【0035】ディジタル/アナログ変換部18は、復号
化ディジタル音声信号を復号化アナログ音声信号に変換
して外部に出力する。この時、ディジタル/アナログ変
換部18の動作に必要なクロックは、クロック発生部1
6で作成したクロック信号を、クロック変換部17で音
響用クロック信号に変換したものを用いている。
【0036】次に、音声信号再生時に外部から着呼があ
った場合の動作について説明する。着信検知部12が外
部からの着呼を確認したとき、着信検知部12において
着呼信号を通話機能部13に送信する。
【0037】通話機能部13は、着呼信号を受信した場
合に、音声信号再生中かどうかを調べる。音声信号再生
中であれば、留守番録音機能部19に留守番録音開始信
号を送信する。留守番録音機能部19は、留守番録音開
始信号を受信した場合に、通話相手のメッセージを録音
する。プロセッサ部20は、圧縮音声信号蓄積メモリ部
15及びディジタル/アナログ変換部18を制御する。
【0038】このような構成において、操作されたキー
に対応した音声メッセージあるいは音声信号を出力する
方法を図1を用いて説明する。まず、操作者は機能切り
替えキー7を押し、各ボタンに対応した音声メッセージ
あるいは音声信号を出力するモードに切り替える。次に
操作者は出力したい音声メッセージあるいは音声信号に
対応したテンキー9部内のいずれかのボタンを押す。
【0039】操作キー部6〜8は、どのキーが押された
かを示すキー操作信号をデータ選択部に送信する。
【0040】プロセッサ部20は、圧縮音声信号蓄積メ
モリ部15から圧縮音声信号を読み込み、復号化ディジ
タル音声信号を作成し、ディジタル/アナログ変換部1
8に送信する。ディジタル/アナログ変換部18は、復
号化ディジタル音声信号を復号化アナログ音声信号に変
換して外部に出力する。
【0041】以上のように、実施の形態1の携帯電話装
置1によれば、選択したキーに対応する音声メッセージ
あるいは音声信号を出力することが、少ない部品の追加
で行なうことできる。このため、例えば英語が話せない
人でも必要な英語メッセージを予め数種類登録してお
き、必要に応じて選択して再生することが出来るなど
の、コミュニケーション用の道具として携帯電話機を使
用することが可能となる。
【0042】(実施の形態2)図3は、本発明の実施の
形態2における回路構成を示すブロック図である。携帯
電話装置1Aが携帯電話装置1の構成と異なる点はプロ
セッサ部20Aにより音声データ蓄積メモリ部21を制
御している点と音声信号復号制御部22を設けた点であ
る。その他の構成は実施の形態1の構成と同一の構成で
あるから、詳しい説明を省略する。
【0043】図3における携帯電話装置1Aでは、プロ
セッサ部20Aと接続する音声データ蓄積メモリ部21
と、音声信号復号制御部22とを図2の回路構成に追加
して構成されるようになっている。音声信号復号制御部
22は通話機能部13からの信号を受けて音声信号の復
号制御をするため、プロセッサ部20Aに制御指令をす
るようになっている。
【0044】このような構成において、音響復号化処理
と音声符号化及び復号化処理を同じプロセッサ20Aで
行なう方法を図3を用いて説明する。音響符号化の処理
単位、いわゆるフレーム長を音声符号化処理のフレーム
長の2倍の場合を考える。
【0045】プロセッサ部20Aは、音声信号復号制御
部22からの動作を許可する動作信号を受信したときに
圧縮音声信号蓄積メモリ部15から圧縮音声信号を読み
込み、音声信号の復号化を行なう。また、この時音声デ
ータ蓄積メモリ部21から圧縮応答メッセージ信号を読
み込み、応答メッセージ信号を作成し外部に出力する。
音声復号化処理は動作信号の受信の有無に関わらず行な
う。
【0046】このような構成において、音声信号を再生
しながら留守番電話機能を実現する方法を図3乃至図5
を用いて説明する。
【0047】音声信号再生時に応答メッセージを再生す
る方法について説明する。プロセッサ部20Aは圧縮音
声信号蓄積メモリ部15から圧縮音声信号を読み込み、
復号化ディジタル音声信号を作成し外部に出力する。ま
た、この時音声データ蓄積メモリ部21から圧縮応答メ
ッセージ信号を読み込み、応答メッセージ信号を作成し
外部に出力する。
【0048】この時のプロセッサ部の内部動作について
図4及び図5を用いて説明する。これらの図において、
1フレームの構成を示してある。これらの図において、
1フレームとは、音声符号化、復号化処理及び音声信号
復号化処理の処理単位で、通常20[msec]程度であ
る。また、各フレームの開始位置は、外部からのフレー
ム割り込み信号により決定される。
【0049】先ず、プロセス1の区間において圧縮応答
メッセージ信号を音声復号化処理し、応答メッセージ信
号を作成する。プロセス2において、圧縮音声信号を音
響復号化処理し、復号化ディジタル音声信号を作成す
る。
【0050】次に、音声信号再生時に通話相手からの用
件メッセージを音声符号化し音声データ蓄積メモリ部2
1に蓄積する方法について説明する。
【0051】プロセッサ部20Aは、圧縮音声信号蓄積
メモリ部15から圧縮音声信号を読み込み、復号化ディ
ジタル音声信号を作成し外部に出力する。またこの時、
外部から用件メッセージ信号を受信して音声符号化処理
を行ない、圧縮用件データ信号を作成し音声データ蓄積
メモリ部21に蓄積する。
【0052】この時のプロセッサ部20Aの内部動作に
ついて図4乃至図6を用いて説明する。まず、プロセス
1の区間において用件メッセージ信号を音声符号化処理
し、圧縮用件メッセージ信号を作成する。プロセス2に
おいて、圧縮音声信号を音響復号化処理し、復号化ディ
ジタル音声信号を作成する。次のフレームでは、図5に
示すようにプロセス1、つまり音声符号化及び復号化処
理のみを行なう。このフレームにおける復号化ディジタ
ル音声信号は、前のフレームで作成した音声信号のうち
の後ろ半分である。
【0053】この動作について、図6を用いてさらに説
明する。プロセッサ部20Aは、あるフレームのプロセ
ス2で作成された復号化音声信号であるデータ1を、今
のフレームで前半部分、次のフレームで後半部分を復号
化ディジタル音声信号を出力する。また、プロセス2を
行なった次のフレームではプロセス2を行なわない。
【0054】以上のように、携帯電話機1Aによれば、
フレームごとに音声信号の復号化を行なうか否かの制御
をすることにより、音声符号化及び復号化処理のフレー
ム長と、音声信号復号化処理のフレーム長が異なる場合
でも、同じプロセッサで処理することが可能となる。
【0055】このように同一フレーム内で時分割処理を
行なうことにより、音響符号化を行なうプロセッサ20
Aと、音声符号化及び復号化を行なうプロセッサ20A
とを1個にまとめることが可能になる。
【0056】(実施の形態3)図7は、本発明の実施の
形態3の携帯電話装置の回路構成を示すブロック図であ
る。携帯電話装置1Bが携帯電話装置1Aの構成と異な
る点はプロセッサ部20Bの出力に基づくサンプリング
レート変換部(サンプリングレート変換手段)23、加
算部(加算手段)24を設けている点である。その他の
構成は実施の形態2の構成と同一の構成であるから、詳
しい説明を省略する。
【0057】同図において、サンプリングレート変換部
23は、プロセッサ部20Bからの制御信号にも基づい
てサンプリングレートを変換して加算器24へ出力する
ようになっている。加算器24にはサンプリングレート
変換部23の出力とプロセッサ部20Bからの出力を加
算して、ディジタル/アナログ変換部18へ出力するよ
うになっている。
【0058】サンプリングレート変換部23は、ディジ
タル信号のサンプリングレートを変換する。加算器24
は、サンプリングレート変換部23の出力とプロセッサ
部20Bからの出力を加算してディジタル/アナログ変
換部18へ出力する。
【0059】このような構成において、音響復号化処理
と音声符号化及び復号化処理を同じプロセッサ20Bで
行ない、かつ通話時に音声信号と音声信号を重畳して出
力する方法を図7を用いて説明する。
【0060】音響符号化の処理単位、いわゆるフレーム
長を音声符号化処理のフレーム長の2倍の場合を考え
る。プロセッサ部20Bは、音声信号復号制御部22A
からの動作を許可する動作信号を受信したときに圧縮音
声信号蓄積メモリ部15から圧縮音声信号を読み込み、
音声信号の復号化を行なう。
【0061】また、この時プロセッサ部20Bは、通話
機能部13から受信音声符号化信号を受信し、音声復号
化処理を行ない復号化音声信号を生成して出力する。音
声復号化処理は動作信号の受信の有無に関わらず行な
う。
【0062】この時のプロセッサ部20Bの内部の動作
を先に説明した図4及び図5に基づいて説明する。ま
ず、動作信号を受信した場合の動作を図4に示す。図4
におけるフレーム長は、音声符号化及び復号化処理のフ
レーム長とする。プロセス1の区間において受信音声符
号化信号を音声復号化処理し、復号化音声信号を作成す
る。
【0063】プロセス2においては、圧縮音声信号を音
響復号化処理し、音声信号を作成する。音響復号化処理
のフレーム長は音声符号化及び復号化処理の2倍なの
で、上記処理を行なった場合の復号化された音声信号の
時間長は図5のフレーム長の2倍となる。
【0064】このときプロセッサ部20Bにおいて復号
化した音声信号の前半分を復号化ディジタル音声信号と
して出力する。次のフレームでは、図5に示すようにプ
ロセス1、つまり音声符号化及び復号化処理のみを行な
う。このフレームにおける復号化ディジタル音声信号
は、前のフレームで作成した音声信号のうちの後ろ半分
である。
【0065】この動作について、図6を用いてさらに説
明する。プロセッサ部20Bは、あるフレームのプロセ
ス2で作成された復号化音声信号であるデータ1は、今
のフレームで前半部分、次のフレームで後半部分を復号
化ディジタル音声信号として出力する。また、プロセス
2を行なった次のフレームではプロセス2を行なわな
い。
【0066】プロセッサ部20Bで生成された復号化音
声信号は、サンプリングレート変換部23において復号
化音声信号と同じサンプリングレートに変換され、サン
プリングレート変換後の復号化音声信号として出力され
る。
【0067】加算器24では、サンプリングレート変換
後の復号化音声信号と復号化音声信号とを加算し、加算
音声信号を生成しディジタル/アナログ変換部18に送
信する。ディジタル/アナログ変換部18は加算音声信
号を復号化アナログ音声信号に変換し外部に出力する。
【0068】以上のように、実施の形態3の携帯電話装
置1Bによれば、音声信号と音声信号を重畳して出力す
ることができ、音楽を聴きながら通話する事が可能とな
る。
【0069】(実施の形態4)図8は、本発明の実施の
形態4の携帯電話機の構成図である。実施の形態2の構
成と異なる点はデータ選択部25を設けている点であ
る。その他の構成は実施の形態2の構成と同一の構成で
あるから、詳しい説明を省略する。
【0070】同図においてデータ選択部25は、操作キ
ー部6〜8の操作により液晶表示部5の表示と圧縮音声
信号蓄積メモリ部15への圧縮音声信号の蓄積を選択す
るようになっている。
【0071】データ選択部25は、操作キー部6〜8の
操作により液晶表示部5の表示と圧縮音声信号蓄積メモ
リ部15への圧縮音声信号の蓄積を選択する。このデー
タ選択部25では、操作キー部6〜8で押されたキーに
対応するデータを圧縮音声信号蓄積メモリ部15から選
択し、プロセッサ部20Cへ送信することができる。
【0072】まず、操作者は操作キー部6〜8内の機能
切り替えキー7を押し、各ボタンに対応した音声メッセ
ージあるいは音声信号を出力するモードに切り替える。
次に操作者は出力したい音声メッセージあるいは音声信
号に対応したテンキー部9内のいずれかのボタンを押
す。
【0073】操作キー部6〜8はどのキーが押されたか
を示すキー操作信号をデータ選択部25に送信する。デ
ータ選択部25は、キー操作信号からどのデータをプロ
セッサ部20Cに圧縮音声信号として送信すべきかを示
すデータ選択信号を圧縮音声信号蓄積メモリ部15に送
信し、また、選択された音声メッセージあるいは音声信
号に関連する文字情報を表示するよう指示する文字情報
信号を液晶表示部5に送信する。
【0074】液晶表示部5は、選択された音声メッセー
ジあるいは音声信号に関連する文字情報を表示する。圧
縮音声信号蓄積メモリ部15はデータ選択信号で指示さ
れたデータブロックを圧縮音声信号としてプロセッサ部
20Cに送信する。プロセッサ部20Cは、圧縮音声信
号蓄積メモリ部15から圧縮音声信号を読み込み、復号
化ディジタル音声信号を作成し、ディジタル/アナログ
変換部18に送信する。ディジタル/アナログ変換部1
8は、復号化ディジタル音声信号を復号化アナログ音声
信号に変換して外部に出力する。
【0075】以上のように、実施の形態4の携帯電話装
置1Cによれば、選択したキーに対応する音声メッセー
ジあるいは音声信号を出力することが、少ない部品の追
加で行なうことができる。また、出力する音声メッセー
ジあるいは音声信号に関連する文字情報を液晶表示部5
に表示する。これにより、例えば英語の文章を音として
出力しながら液晶においてそれを日本語に訳したものを
表示するなど、出力した音声メッセージあるいは音声信
号の確認を目視で行なうことが可能となる。
【0076】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
着呼があった場合に音声信号再生を中断せず、発信者の
メッセージの録音を選択することができる携帯電話装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における携帯電話装置の構成を示
す平面図
【図2】図1における携帯電話装置の回路構成を示すブ
ロック図
【図3】実施の形態2における携帯電話装置の回路構成
を示すブロック図
【図4】図3におけるプロセッサ部における動作を説明
する図
【図5】図3におけるプロセッサ部における動作を説明
する図
【図6】プロセッサにおける動作を説明する図
【図7】実施の形態3における携帯電話装置の回路構成
を示すブロック図
【図8】実施の形態4における携帯電話装置の回路構成
を示すブロック図
【図9】従来の携帯電話装置の回路構成を示すブロック
【符号の説明】
1,1A,1B,1C 携帯電話装置 3 アンテナ部 5 液晶表示部 6〜8 操作キー部 12 着信検知部(着信検知手段) 13 通話機能部(通話機能手段) 14 音声信号復号化部(音声信号復号化手段) 15 圧縮音声信号蓄積メモリ部(圧縮音声信号記憶手
段) 19 留守番録音機能部(留守番録音機能手段) 20,20A,20B,20C プロセッサ部(プロセ
ッサ手段) 22 音声信号復号制御部(音声信号復号制御手段) 23 サンプリングレート変換部(サンプリングレート
変換手段) 24 加算器(加算手段) 25 データ選択部(データ選択手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 5K027 AA11 BB00 FF03 5K039 AA01 BB04 CC06 DD01 EE01 EE11 FF13 5K067 AA34 BB04 DD11 DD24 DD54 EE02 EE16 FF40 GG12 KK13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号再生時に外部から着呼があるの
    を検知する着信検知手段と、前記着信検知手段が外部か
    らの着呼を確認したとき、前記着信検知手段において着
    呼信号を送信する通話機能手段と、前記通話機能手段に
    おいて着呼信号を受信した場合に、音声信号再生中の有
    無を調べ、音声信号再生中であれば、留守番録音の開始
    を示す信号を送信する留守番録音機能手段と、を具備す
    ることを特徴とする携帯端末装置。
  2. 【請求項2】 通話時の音声信号処理と音声信号再生処
    理とをするプロセッサ手段を具備することを特徴とする
    請求項1記載の携帯端末装置。
  3. 【請求項3】 前記プロセッサ手段は、音声信号の復号
    化制御をする復号化制御手段からの許可信号を受信した
    ときに圧縮音声信号記憶手段から圧縮された音声信号を
    読み込んで音声信号の復号化をすると共に、音声データ
    記憶手段から圧縮応答メッセージ信号を読み込み、応答
    メッセージ信号を作成し外部に出力することを特徴とす
    る請求項2記載の携帯端末装置。
  4. 【請求項4】 前記プロセッサ手段は、第1プロセスの
    区間において圧縮応答メッセージ信号を音声復号化処理
    して応答メッセージ信号を作成し、第2プロセス区間に
    おいて圧縮音声信号を音響復号化処理して復号化ディジ
    タル音声信号を作成することを特徴とする請求項2又は
    請求項3記載の携帯端末装置。
  5. 【請求項5】 音声信号再生時に外部から着呼があるの
    を検知する着信検知手段と、前記着信検知手段が外部か
    らの着呼を確認したとき、前記着信検知手段において着
    呼信号を送信する通話機能手段と、前記通話機能手段に
    おいて着呼信号を受信した場合に、音声信号再生中の有
    無を調べ、音声信号再生中であれば、留守番録音の開始
    を示す信号を送信する留守番録音機能手段と、通話時の
    音声信号処理と音声信号再生処理とをするプロセッサ手
    段と、前記プロセッサ手段からの制御信号にも基づいて
    サンプリングレートを変換するサンプリングレート変換
    手段と、サンプリングレート変換出力と前記プロセッサ
    手段からの出力を加算する加算手段と、を具備すること
    を特徴とする携帯端末装置。
  6. 【請求項6】 音声信号再生時に外部から着呼があるの
    を検知する着信検知手段と、前記着信検知手段が外部か
    らの着呼を確認したとき、前記着信検知手段において着
    呼信号を送信する通話機能手段と、前記通話機能手段に
    おいて着呼信号を受信した場合に、音声信号再生中の有
    無を調べ、音声信号再生中であれば、留守番録音の開始
    を示す信号を送信する留守番録音機能手段と、通話時の
    音声信号処理と音声信号再生処理とをし音声信号の復号
    化制御をする復号化制御手段からの許可信号を受信した
    ときに圧縮音声信号記憶手段から圧縮された音声信号を
    読み込んで音声信号の復号化をするるプロセッサ手段
    と、前記圧縮音声信号記憶手段に記憶された圧宿音声信
    号を押下した操作キーに対応するデータから選択し、前
    記プロセッサ手段へ送信するデータ選択手段と、を具備
    することを特徴とする携帯端末装置。
  7. 【請求項7】 音声信号再生時に外部から着呼があるの
    を検知する工程と、外部からの着呼を確認したとき着呼
    信号を送信する工程と、前着呼信号を受信した場合に、
    音声信号再生中の有無を調べ、音声信号再生中であれ
    ば、留守番録音の開始を示す信号を送信する工程と、を
    具備することを特徴とする通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002223271A (ja) * 2001-01-25 2002-08-09 Kyocera Corp 携帯電話装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002223271A (ja) * 2001-01-25 2002-08-09 Kyocera Corp 携帯電話装置

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