JP2001251267A - 伝送装置及び信号相互変換方法 - Google Patents

伝送装置及び信号相互変換方法

Info

Publication number
JP2001251267A
JP2001251267A JP2000067134A JP2000067134A JP2001251267A JP 2001251267 A JP2001251267 A JP 2001251267A JP 2000067134 A JP2000067134 A JP 2000067134A JP 2000067134 A JP2000067134 A JP 2000067134A JP 2001251267 A JP2001251267 A JP 2001251267A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
conversion
mutual conversion
signals
series
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000067134A
Other languages
English (en)
Inventor
Morihito Notani
盛仁 野谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2000067134A priority Critical patent/JP2001251267A/ja
Priority to US09/752,350 priority patent/US6870877B2/en
Publication of JP2001251267A publication Critical patent/JP2001251267A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/16Time-division multiplex systems in which the time allocation to individual channels within a transmission cycle is variable, e.g. to accommodate varying complexity of signals, to vary number of channels transmitted
    • H04J3/1605Fixed allocated frame structures
    • H04J3/1611Synchronous digital hierarchy [SDH] or SONET
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J2203/00Aspects of optical multiplex systems other than those covered by H04J14/05 and H04J14/07
    • H04J2203/0001Provisions for broadband connections in integrated services digital network using frames of the Optical Transport Network [OTN] or using synchronous transfer mode [STM], e.g. SONET, SDH
    • H04J2203/0051Network Node Interface, e.g. tandem connections, transit switching
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J2203/00Aspects of optical multiplex systems other than those covered by H04J14/05 and H04J14/07
    • H04J2203/0001Provisions for broadband connections in integrated services digital network using frames of the Optical Transport Network [OTN] or using synchronous transfer mode [STM], e.g. SONET, SDH
    • H04J2203/0089Multiplexing, e.g. coding, scrambling, SONET

Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕様が互いに異なる信号を効率よく相互変換
して、信号の伝送制御を行う。 【解決手段】 第1の信号インタフェース手段2は、第
1の系列の信号SAの送受信インタフェースを行う。第
2の信号インタフェース手段3は、第2の系列の信号S
Bの送受信インタフェースを行う。下位階層変換手段1
1は、第1の系列の信号SAの信号形態と、第2の系列
の信号SBの信号形態との差異がなくなるように下位の
階層レベルまで変換して、下位階層信号Cdを生成す
る。上位階層変換手段12は、下位階層信号Cdを第1
の系列または第2の系列に対応した上位の階層レベルま
で変換して、上位階層信号Cuを生成する。ループバッ
ク手段13は、第1の系列の信号SAと第2の系列の信
号SBとが相互変換されるように、下位階層信号Cdを
対応する上位階層変換手段12へループバックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は伝送装置及び信号相
互変換方法に関し、特にディジタル信号の伝送を行う伝
送装置及び信号の仕様、速度、階層等の相互変換を行う
信号相互変換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多重化技術の中核となるSDH(Synchro
nous Digital Hierarchy) /SONET(Synchronous
Optical Network)は、各種の高速サービスや既存の低速
サービスを有効に多重化するためのインタフェースを規
定するものであり、標準化されて現在開発が進んでい
る。
【0003】SDHやSONETの同期多重化ネットワ
ークでは、伝送路から送られた信号を収容して、接続・
分岐した後に出力する伝送制御を行っている。例えば、
高次群まで多重されてきた信号を収容して、同一系列の
低次群の信号に分解し、必要な信号を取り出したり、挿
入したりして、伝送路の接続・分岐を行って出力する。
【0004】このような伝送制御に関する従来技術とし
て、例えば、特開平10−243008号公報では、低
次群回線の任意のタイムスロットを他の低次群の任意の
回線に折り返し接続して伝送することにより、保守性の
向上を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来技術では、同一系列の低次群回線同士での折り返し
伝送が主要部となっており、系列が互いに異なる信号同
士での伝送は行われていない。例えば、SONET系の
高次群回線からSDH系の高次群回線への伝送といった
ように、仕様が互いに異なる伝送制御については何ら考
慮されていない。
【0006】近年では、通信のグローバル化が進んでい
る。このため、SONET仕様とSDH仕様の差異の変
換だけでなく、多様な仕様の信号を収容して、相互に効
率よく変換するシステムを構築することは、運用面・保
守面においても重要である。
【0007】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、仕様が互いに異なる信号を効率よく相互変換
して、信号の伝送制御を行う伝送装置を提供することを
目的とする。
【0008】また、本発明の他の目的は、仕様が互いに
異なる信号を効率よく相互変換して、信号の伝送制御を
行う信号相互変換方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、図1に示すような、ディジタル信号の伝送
を行う伝送装置1において、第1の系列の信号SAの送
受信インタフェースを行う第1の信号インタフェース手
段2と、第2の系列の信号SBの送受信インタフェース
を行う第2の信号インタフェース手段3と、第1の系列
の信号SAの形態と、第2の系列の信号SBの形態との
差異がなくなるように下位の階層レベルまで変換して、
下位階層信号Cdを生成する下位階層変換手段11と、
下位階層信号Cdを第1の系列または第2の系列に対応
した上位の階層レベルまで変換して、上位階層信号Cu
を生成する上位階層変換手段12と、第1の系列の信号
SAと第2の系列の信号SBとが相互変換されるよう
に、下位階層信号Cdを上位階層変換手段12へループ
バックするループバック手段13と、から構成されて、
第1の系列の信号SAと第2の系列の信号SBとの相互
変換を行う信号相互変換手段10と、を有することを特
徴とする伝送装置1が提供される。
【0010】ここで、第1の信号インタフェース手段2
は、第1の系列の信号SAの送受信インタフェースを行
う。第2の信号インタフェース手段3は、第2の系列の
信号SBの送受信インタフェースを行う。下位階層変換
手段11は、第1の系列の信号SAの形態と、第2の系
列の信号SBの形態との差異がなくなるように下位の階
層レベルまで変換して、下位階層信号Cdを生成する。
上位階層変換手段12は、下位階層信号Cdを第1の系
列または第2の系列に対応した上位の階層レベルまで変
換して、上位階層信号Cuを生成する。ループバック手
段13は、第1の系列の信号SAと第2の系列の信号S
Bとが相互変換されるように、下位階層信号Cdを上位
階層変換手段12へループバックする。
【0011】また、図23に示すような、信号の相互変
換を行う信号相互変換方法において、第1の系列の信号
の形態と、第2の系列の信号の形態との差異がなくなる
ように下位の階層レベルまで変換して、下位階層信号を
生成し、下位階層信号を、第1の系列または第2の系列
に対応した上位の階層レベルまで変換して、上位階層信
号を生成し、第1の系列の信号と第2の系列の信号とが
相互変換されるような上位階層信号を生成するように、
下位階層信号をループバックして、第1の系列の信号と
第2の系列の信号との相互変換を行う信号相互変換方法
が提供される。
【0012】ここで、第1の系列の信号の形態と、第2
の系列の信号の形態との差異がなくなるように、下位の
階層レベルまで変換して下位階層信号を生成した後、第
1の系列の信号と第2の系列の信号とが相互変換される
ように下位階層信号をループバックして、下位階層信号
を上位の階層レベルまで変換して上位階層信号を生成す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の伝送装置の原理図
である。伝送装置1は、第1の系列の信号SAを受信し
て、系列の異なる第2の系列の信号SBに変換して出力
する。逆に、第2の系列の信号SBを受信して、系列の
異なる第1の系列の信号SAに変換して出力する。例え
ば、SONET系の信号をSDH系の信号に変換して出
力する。なお、図では、第1の系列の信号SAから、第
2の系列の信号SBへの変換の過程を模擬的に示してい
る。
【0014】第1の信号インタフェース手段2は、第1
の系列の信号SAの送受信インタフェースを行う。信号
相互変換手段10は、下位階層変換手段11と上位階層
変換手段12とループバック手段13から構成され、下
位階層変換手段11と上位階層変換手段12は、実際に
は複数設置される(図2で具体例を示す)。
【0015】下位階層変換手段11は、第1の系列の信
号SAの形態と、第2の系列の信号SBの形態との差異
がなくなるように、第1の系列の信号SAを下位の階層
レベルまで変換して、下位階層信号Cdを生成する。
【0016】上位階層変換手段12は、下位階層信号C
dを第1の系列または第2の系列に対応した上位の階層
レベルまで変換して(図の場合は第2の系列に対応した
上位の階層レベルまで変換する)、上位階層信号Cuを
生成する。
【0017】ループバック手段13は、第1の系列の信
号SAと第2の系列の信号SBとが相互変換されるよう
に、下位階層信号Cdを上位階層変換手段12へループ
バックする。
【0018】第2の信号インタフェース手段3は、第2
の系列の信号SBの送受信インタフェースを行う。図で
は、上位階層信号Cuを第2の系列の信号SBとして出
力する。
【0019】また、伝送装置1には、ネットワーク管理
装置20が接続する。このネットワーク管理装置20に
より、上記のような信号相互変換の設定等を含む保守・
運用を、外部から制御することができる。
【0020】次に動作概要について説明する。図2は伝
送装置1の動作を説明するための図である。伝送装置1
は、伝送速度が9.953280GbpsであるSON
ETのOC−192を、同じ伝送速度でSDHのSTM
−64へ変換し、また伝送速度が2.488320Gb
psであるOC−48を、同じ伝送速度でSDHのST
M−16へ変換して伝送する。
【0021】第1の信号インタフェース手段2は、OC
−192の信号SA1を受信して下位階層変換手段11
−1へ送信し、かつOC−48の信号SA2を受信して
下位階層変換手段11−2へ送信する。
【0022】下位階層変換手段11−1は、信号SA1
を、OC−192とSTM−64との差異がなくなるよ
うに、TUG(Tributary Unit Group) −2(6.91
2Mbps)まで(またはTUG−2以下の階層まで)
変換する。
【0023】下位階層変換手段11−2は、信号SA2
を、OC−48とSTM−16との差異がなくなるよう
に、TUG(Tributary Unit Group) −2(6.912
Mbps)まで(またはTUG−2以下の階層まで)変
換する。なお、下位階層信号Cdは、TUG−2に対応
する。
【0024】ループバック手段13は、下位階層変換手
段11−1から出力されたTUG−2を、STM−64
へ上位階層変換する上位階層変換手段12−1へループ
バックする。また、下位階層変換手段11−2から出力
されたTUG−2を、STM−16への上位階層変換す
る上位階層変換手段12−2へループバックする。
【0025】上位階層変換手段12−1は、受信したT
UG−2を上位階層変換して、上位階層信号Cuとし
て、STM−64の信号を生成する。また、上位階層変
換手段12−2は、受信したTUG−2を上位階層変換
して、上位階層信号Cuとして、STM−16の信号を
生成する。
【0026】第2の信号インタフェース手段3は、OC
−192からSTM−64へ変換された上位階層信号C
uを、信号SB1として出力し、かつOC−48からS
TM−16へ変換された上位階層信号Cuを、信号SB
2として出力する。
【0027】なお、上記の説明では、SONETからS
DHへの変換を行ったが、SDHからSONETへの変
換を行う場合は、SDH対応の下位階層変換手段と、S
ONET対応の上位階層変換手段を設けて、上記の逆の
制御を行えばよい。
【0028】また、上記の説明では、第1の信号インタ
フェース手段2で受信した第1の系列の信号SAを下位
階層変換手段11へ直接送信し、上位階層変換手段12
から出力した上位階層変換信号Cuを第2の信号インタ
フェース手段3へ直接送信しているが、装置内部の処理
に適した速度を持つ信号に変換して、その速度で装置内
部の各手段間でインタフェースしてもよい(図3で後
述)。
【0029】なお、上記の説明では、高次群の信号を収
容して相互変換して出力しているが、低次群の信号の相
互変換も可能である。すなわち、第1の信号インタフェ
ース手段2がOC−3(155.2Mbps)やSTS
−12等のSONETの信号を受信して、装置内部でS
TM−1やSTM−4に変換した後、第2の信号インタ
フェース手段3から出力することも可能である。
【0030】次に内部インタフェースを考慮した場合の
伝送装置について説明する。図3は伝送装置の構成を示
す図である。伝送装置1aは、信号相互変換として例え
ば、SONETで通常用いられるAU(Administrative
Unit)3系列の信号を、SDHで通常用いられるAU4
系列の信号へ変換し、逆にAU3系列の信号からAU4
系列の信号への変換を行う。また、以降の説明では下位
階層変換をデマッピング(Demapping)、上位階層変換を
マッピング(Mapping) と呼ぶ。
【0031】まず、OC−192の信号SA1をSTM
−64の信号SB1に変換する場合について説明する。
第1の信号インタフェース手段2は、OC−192の信
号SA1を受信し、信号SA1を一定の速度レベルの内
部信号D1へ変換する。内部信号D1は、例えばSTS
−12(622.080Mbps)の速度レベルの信号
である。このように、高速信号の相互変換を行う場合に
は、速度レベルを一旦落として処理する。
【0032】スイッチ手段4は、スイッチ制御を行っ
て、内部信号D1の送信先を、AU3系列のデマッピン
グを行うデマッピング手段11−3へ接続する。デマッ
ピング手段11−3は、内部信号D1をデマッピング
し、TUG−2(または、それ以下の階層)へ変換す
る。
【0033】ループバック手段13は、デマッピング手
段11−3からの出力をループバックして、AU4系列
のマッピングを行うマッピング手段12−3へ接続す
る。マッピング手段12−3は、TUG−2を、AU4
系列に対応するマッピングを行って、マッピング後の乗
せ換え内部信号D1aを生成する。乗せ換え内部信号D
1aは、STM−4(622.080Mbps)の信号
である。
【0034】スイッチ手段4は、スイッチ制御を行っ
て、乗せ換え内部信号D1aの送信先を、第2の信号イ
ンタフェース手段3へ接続する。第2の信号インタフェ
ース手段3は、乗せ換え内部信号D1aをSTM−64
へ変換して、STM−64の信号SB1として出力す
る。
【0035】次にSTM−16の信号SB2をOC−4
8の信号SA2に変換する場合について説明する。第2
の信号インタフェース手段3は、STM−16の信号S
B2を受信し、信号SB2を一定の速度レベルの内部信
号D2へ変換する。内部信号D2は、例えばSTM−4
(622.080Mbps)の速度レベルの信号であ
る。
【0036】スイッチ手段4は、スイッチ制御を行っ
て、内部信号D2の送信先を、AU4系列のデマッピン
グを行うデマッピング手段11−4へ接続する。デマッ
ピング手段11−4は、内部信号D2をデマッピング
し、TUG−2(または、それ以下の階層)へ変換す
る。
【0037】ループバック手段13は、デマッピング手
段11−4からの出力をループバックして、AU3系列
のマッピングを行うマッピング手段12−4へ接続す
る。マッピング手段12−4は、TUG−2を、AU3
系列に対応するマッピングを行って、マッピング後の乗
せ換え内部信号D2aを生成する。乗せ換え内部信号D
2aは、STS−12(622.080Mbps)の信
号である。
【0038】スイッチ手段4は、スイッチ制御を行っ
て、乗せ換え内部信号D2aの送信先を、第1の信号イ
ンタフェース手段2へ接続する。第1の信号インタフェ
ース手段2は、乗せ換え内部信号D2aをOC−48へ
変換して、OC−48の信号SA2として出力する。
【0039】次にオーバヘッドの終端及び挿入を行っ
て、信号の相互変換を行う場合について説明する。信号
相互変換手段10は、デマッピング手段11(下位階層
変換手段11)でSONETまたはSDHの信号に対し
て、AUポインタ、TU(Tributary Unit)ポインタを
含めて、SOH(Section Over Head)及びPOH(Path
Over Head) の終端をして、デマッピングを行う。
【0040】そして、ループバック手段13で変換先の
マッピング手段12(上位階層変換手段12)へループ
バックする。その後、マッピング手段12は、変換すべ
き系列のSOH、POHを挿入してマッピングすること
により、信号の相互変換を行う。
【0041】なお、必ずしも上記のような信号相互変換
手段10内でオーバヘッドの終端及び挿入を行わなくて
もよく、スイッチ手段4や第1の信号インタフェース手
段2及び第2の信号インタフェース手段3で分割して行
ってもよい。
【0042】例えば、第1の信号インタフェース手段2
で受信した信号を、装置内部で変換して、第2の信号イ
ンタフェース手段3から出力する場合、第1の信号イン
タフェース手段2でSOHの終端を行い、スイッチ手段
4でポインタの終端を行い、デマッピング手段11でP
OHの終端を行う。
【0043】そして、ループバックした後、マッピング
手段12でPOHの挿入、スイッチ手段4でポインタの
挿入、第2の信号インタフェース手段3でSOHを挿入
することにより、信号の相互変換を行うこともできる。
【0044】次にスタッフカラムを考慮した信号の相互
変換について説明する。図4〜図6はスタッフカラムの
位置を示す図である。図4はAU4系列のVC−3フレ
ームを示しており、図5はAU4系列のVC−3を含む
VC−4を示している。また、図6はAU3系列のVC
−3フレームを示している。
【0045】AU3系列のVC−3が3つで87×3=
261であり、AU4系列のVC−3を含むVC−4と
同じビットレートなる。すなわち、AU3系列のVC−
3の30列、59列のスタッフカラムは、VC−3が3
つで2×3=6列である。
【0046】これに対し、AU4系列のVC−3は、T
U−3ポインタの3列と、VC−4のPOHの1列と、
VC−4の2列、3列の計6列が加わってVC−4とA
U3のVC−3×3は同じビット数になる。
【0047】このように、AU4系列のVC−3フレー
ムとAU3系列のVC−3フレームでは、スタッフカラ
ムの位置が互いに異なっている。このため、信号相互変
換手段10では、スタッフカラムのこれらの位置を認識
して制御を行う。
【0048】例えば、AU4からAU3へ変換する場
合、信号相互変換手段10は、デマッピング手段11で
AU4系列の信号のスタッフデータがなくなる下位の階
層レベルまでデマッピングする。そして、ループバック
した後、マッピング手段12は、スタッフデータを挿入
して(AU3系列のVC−3フレームの列30、59に
スタッフカラムを挿入して)上位の階層までマッピング
することにより、信号の相互変換を行う。
【0049】次に伝送速度の互いに異なる信号の変換に
ついて説明する。ここでは、AU3系列の1.5Mbp
sのVT1.5を、AU4系列の2MbpsのTU−1
2へ変換する場合を例にして説明する。
【0050】図7はVT1.5からTU−12への変換
を示す図である。1次群インタフェースは通常、SON
ETは1.5Mbps、SDHは2Mbpsである。V
C−3相当のレベルに、VT1.5は最大28ch格納
され、TU−12は最大21ch格納される。
【0051】ここで、VT1.5中の1.5Mbpsの
データをTU−12のデータに乗せ替える際には、ま
ず、デマッピング手段11は、VT1.5をデマッピン
グし、VC−11へ変換する。そして、ループバック
後、マッピング手段12は、VC−11を、AU4系列
に対応するマッピングを行って、TU−12を生成す
る。
【0052】また、同様にして、VT1.5からTU−
12への変換、TU−11からTU−12への変換、T
U−11からVT2への変換も行うことができる。次に
同一系列で互いに階層の異なる信号を相互変換する場合
について説明する。この場合の例として、VC−4が多
重化された信号を、VC−4−4cが多重化された信号
に変換する場合について説明する。
【0053】図8はVC−4が多重化された信号からV
C−4−4cが多重化された信号への変換を示す図であ
る。第1の信号インタフェース手段2は、40Gbp
s、10Gbps、2.5GbpsいずれかのVC−4
が多重化された信号SA3を受信し、信号SA3を一定
の速度レベルの内部信号D1へ変換する。内部信号D1
は、例えばSTM−16またはSTM−4の速度レベル
の信号である。
【0054】スイッチ手段4は、スイッチ制御を行っ
て、内部信号D1の送信先を、VC−4のデマッピング
を行うデマッピング手段11へ接続する。デマッピング
手段11は、内部信号D1をデマッピングし、VC−4
(または、それ以下の階層)へ変換する。
【0055】ループバック手段13は、デマッピング手
段11からの出力をループバックして、VC−4−4c
のマッピングを行うマッピング手段12へ接続する。マ
ッピング手段12は、受信したVC−4のマッピングを
行って、マッピング後の乗せ換え内部信号D1a(ST
M−16またはSTM−4)を生成する。
【0056】スイッチ手段4は、スイッチ制御を行っ
て、乗せ換え内部信号D1aの送信先を、第2の信号イ
ンタフェース手段3へ接続する。第2の信号インタフェ
ース手段3は、乗せ換え内部信号D1aを40Gbp
s、10Gbps、2.5GbpsいずれかのVC−4
−4c信号へ変換して出力する。また、VC−4−4c
が多重化された信号からVC−4が多重化された信号へ
の変換は、上記と逆の制御を行えばよい。なお、上記の
他に、VC−4−16cが多重化された信号とVC−3
が多重化された信号の相互変換も可能である。
【0057】次にPDH(Presiochronous Digital Hie
rarchy) フレームの変換について説明する。PDHフレ
ームには、同一レベルであっても様々な種類がある。例
えば、44.736MbpsのDS3(Digital Signal
Level-3) には、M13、M23、C-bitがあり、DS
1(1.544Mbps)には、SF、ESF、SLC
−96があり、E3(34.368Mbps)にはITU-
T G.751、G.832 などがある。
【0058】本発明では、このような異なる種類に対す
るPDHフレームの変換を行うことが可能である。例と
して、DS3のM23からM13(またはC-bit)への
変換について説明する。
【0059】図9はM23からM13(またはC-bit)
への変換を示す図である。M23からM13(またはC
-bit)への変換を行う場合、デマッピング手段11は、
M13をDS3フレームが外された信号レベルまでデマ
ッピングする。
【0060】そして、マッピング手段12は、デマッピ
ング手段11からループバックされた信号をマッピング
して、M13(またはC-bit)へ変換する。なお、M1
3(またはC-bit)からM23への変換は、上記と逆の
制御を行えばよい。
【0061】次にATMセルを含む信号の相互変換につ
いて説明する。図10はATMセルを含む信号の変換を
示す図である。図は、‘ATM over SONE
T’の信号と ‘ATM over SDH’の信号と
の相互変換を示している。
【0062】デマッピング手段11は、 ‘ATM o
ver SONET’の信号からATMセルを抽出し
て、デマッピングする。そして、マッピング手段12
は、デマッピング手段11からループバックされた信号
にATMセルを挿入してマッピングし、 ‘ATM o
ver SDH’へ変換する。なお、 ‘ATM ov
er SDH’の信号から ‘ATM over SO
NET’の信号への変換は、上記と逆の制御を行う。
【0063】次にATMインタフェースの相互変換につ
いて説明する。ATMフォーラム等で規定されているA
TMのインタフェースは、ATM−25、ATM−5
0、ATM−150、ATM−600等様々なレベルに
インタフェースが規定されており、本発明では、このよ
うな異なるATMインタフェースの変換を行うことが可
能である。例として、ATM−150からATM−60
0への変換について説明する。
【0064】図11はATM−150からATM−60
0への変換を示す図である。デマッピング手段11は、
ATM−150の信号を例えば、ATM−25のレベル
までデマッピングする。
【0065】そして、マッピング手段12は、デマッピ
ング手段11からループバックされたATM−25の信
号をマッピングしてATM−600へ変換する。なお、
ATM−600からATM−150への変換は、上記と
逆の制御を行う。
【0066】次にIPパケットを含む信号の相互変換に
ついて説明する。IPパケットを含む信号をインタフェ
ースするものとしては、 ‘IP over WD
M’、 ‘IP over SONET’/SDH、
‘IP over PPP’、 ‘IP over A
TM’、 ‘IP over Ethernet’等が
ある。
【0067】本発明では、これらを使用したネットワー
ク間での信号の相互変換を可能にする。例として、
‘IP over WDM’から ‘IP over
SONET’への変換について説明する。 図12は
‘IP over WDM’から‘IP over S
ONET’への変換を示す図である。デマッピング手段
11は、 ‘IP over WDM’の信号を、 ‘I
P over WDM’と‘IP over SONE
T’の共通フォーマットまでデマッピングする。
【0068】そして、マッピング手段12は、デマッピ
ング手段11からループバックされた共通フォーマット
をマッピングして ‘IP over SONET’へ
変換する。なお、 ‘IP over SONET’か
ら ‘IP over WDM’への変換は、上記と逆
の制御を行う。
【0069】次に本発明の信号相互変換手段10を低次
群信号のインタフェース部分に設置した際の構成例につ
いて説明する。図13は伝送装置の構成を示す図であ
る。図は、ATM信号の伝送を行う伝送装置100を示
している。なお、図3と同じ構成要素の説明は省略す
る。
【0070】第1の高次群インタフェース手段2aと第
2の高次群インタフェース手段3aは、上述した第1の
信号インタフェース手段2と第2の信号インタフェース
手段3と同様な機能を持ち、高次群信号を対象にしたイ
ンタフェース制御を行う。
【0071】低次群インタフェース手段101は、上述
した信号相互変換手段10と、DS3インタフェース手
段102と、E3インタフェース手段103とから構成
される。
【0072】DS3インタフェース手段102は、
‘ATM over DS3’の信号のインタフェース
制御を行い、E3インタフェース手段103は、 ‘A
TMover E3’の信号のインタフェース制御を行
う。
【0073】ここで、例えば、 ‘ATM over
SONET’の信号を ‘ATM over SDH’
の信号に変換する場合は、第1の高次群インタフェース
手段2aは、 ‘ATM over SONET’の信
号SA4を受信し、信号SA4を内部信号D1へ変換す
る。
【0074】スイッチ手段4は、スイッチ制御を行っ
て、内部信号D1の送信先を、AU3系列のデマッピン
グ手段11−5へ接続する。デマッピング手段11−5
は、内部信号D1からATMセルを抽出し、デマッピン
グする。
【0075】ループバック手段13は、デマッピング手
段11−5からの出力をループバックして、AU4系列
のマッピング手段12−5へ接続する。マッピング手段
12−4は、ATMセルを挿入してマッピングを行い、
マッピング後の乗せ換え内部信号D1aを生成する。
【0076】スイッチ手段4は、スイッチ制御を行っ
て、乗せ換え内部信号D1aの送信先を、第2の高次群
インタフェース手段3aへ接続する。第2の高次群イン
タフェース手段3aは、乗せ換え内部信号D1aを ‘'
ATM over SDH’へ変換して、信号SB1と
して出力する。
【0077】また、この場合、デマッピング手段11−
5からの出力をD3インタフェース手段102が受信し
て、 ‘ATM over D3’の信号に変換して外
部へ出力することができる。
【0078】逆に、D3インタフェース手段102が
‘ATM over D3’の信号を受信して、マッピ
ング手段12−6へ送信し、マッピング手段12−6が
AU3系列のマッピングを行って、 ‘ATM ove
r SONET’へ出力することもできる。 ‘ATM
over E3’の信号インタフェースに対しても同
様である。
【0079】なお、上記の説明では、ATM信号を対象
にして低次群インタフェース手段101を説明したが、
PDH(DS3、E3、DS1、E1等)、LAN、I
Pパケット等のその他の低速信号のインタフェースを行
うこともできる。
【0080】次にAUポインタの識別機能について説明
する。上記の説明では、スイッチ手段4でAU3または
AU4の信号の行き先(デマッピング手段及びマッピン
グ手段)を決定していたが、信号相互変換手段10内に
AUポインタを識別するAUポインタ制御手段を設け
て、AU3またはAU4の信号の行き先を決めてもよ
い。
【0081】図14はAUポインタ制御手段を含む信号
相互変換手段の構成を示す図である。信号相互変換手段
10−1は、AUポインタ制御手段14を含む。AUポ
インタ制御手段14は、内部信号D1を受信する。そし
て、内部信号D1内のAUポインタから、内部信号D1
がAU3系列かAU4系列かを判断して、デマッピング
手段11−5、11−6のいずれかへ送信する。
【0082】また、AUポインタ制御手段14は、マッ
ピング手段12−5、12−6のいずれかから送信され
た信号に、対応する系列のAUポインタを挿入し、乗せ
換え内部信号D1aとして送信する。
【0083】図15〜図17はAU3とAU4の識別例
を示す図である。図15に対し、STM−1(またはS
TS−3)レベルで、図のようなAUポインタとして、
#1、#2、#3が独立したポインタ値を持っていれ
ば、#1、#2、#3はAU3系列となる。
【0084】図16に対し、STM−1(またはSTS
−3)レベルで、図のようなAUポインタとして、#1
のみポインタ値を持ち、#2、#3が従属になっていれ
ば#1がAU4系列となる。なお、Y=1001SS11、1*
=1111111 である。
【0085】また、図17ではSTM−4nの場合を示
している。AUポインタは、#1がSTM−1#1、#
2がSTM−1#2、#3がSTM−1#3、#4がS
TM−1#4である。このように、STM−1が4多重
されているので、STM−1レベルで各列を取り出し、
図15、図16のような判定を行って、AU系列の判定
を行う。
【0086】次にE1バイトの識別機能について説明す
る。上記の説明では、スイッチ手段4でAU3またはA
U4の信号の行き先(デマッピング手段及びマッピング
手段)を決定していたが、信号相互変換手段10内にE
1バイトを識別するE1バイト制御手段を設けて、AU
3またはAU4の信号の行き先を決めてもよい。
【0087】図18はE1バイト制御手段を含む信号相
互変換手段の構成を示す図である。信号相互変換手段1
0−2は、E1バイト制御手段15を含む。E1バイト
制御手段15は、内部信号D1を受信する。そして、内
部信号D1内のE1バイトから、内部信号D1がAU3
系列かAU4系列かを判断し、デマッピング手段11−
5、11−6のいずれかへ送信する。
【0088】また、E1バイト制御手段15は、マッピ
ング手段12−5、12−6のいずれかから送信された
信号に、対応する系列のE1バイトを挿入し、乗せ換え
内部信号D1aとして送信する。
【0089】図19はオーバヘッド内のE1バイトの位
置を示す図であり、図20はE1バイトの内容を示す図
である。図19に示すオーバヘッド(STM−4または
STS−12相当のオーバヘッド)内の位置にE1バイ
トは設定される。また、設定情報としては、ビット1、
2は未使用ビット、ビット3が1の時、AU4−16c
(またはSTS−48c)、ビット4が1の時、AU4
−4c(またはSTS−12c)、ビット5が1の時、
AU4(またはSTS−3c)#4、ビット6が1の
時、AU4(またはSTS−3c)#3、ビット7が1
の時、AU4(またはSTS−3c)#2、ビット8が
1の時、AU4(またはSTS−3c)#1である。
【0090】なお、ビット3が0の時は、AU4−16
c(またはSTS−48c)ではない。ビット4が0の
時は、AU4−4c(またはSTS−12c)ではな
い。ビット5〜8が0の時は、AU−3(STS−1)
である。
【0091】次に本発明の伝送システムについて説明す
る。図21は伝送システムの構成を示す図である。伝送
システム1−2は、図1で上述した伝送装置1の機能を
2つの装置に分割して配置したシステムであり、第1の
伝送装置200と第2の伝送装置210から構成され
る。
【0092】第1の伝送装置200は、第1の信号イン
タフェース手段201aと、第1のデマッピング手段2
02aと、第1のマッピング手段203aと、から構成
される。
【0093】第1の信号インタフェース手段201a
は、第1の系列の信号の送受信インタフェースを行う。
第1のデマッピング手段202aは、第1の系列の信号
の形態と、第2の系列の信号の形態との差異がなくなる
ように下位の階層レベルまで変換して、第1の下位階層
信号Cd20を生成する。
【0094】第1のマッピング手段203aは、第2の
伝送装置300より送信された第2の下位階層信号Cd
21を、第1の系列に対応した上位の階層レベルまで変
換して、第1の上位階層信号Cu20を生成する。第1
の上位階層信号Cu20は、第1の信号インタフェース
手段201aを介して外部へ出力される。
【0095】第2の伝送装置210は、第2の信号イン
タフェース手段211aと、第2のデマッピング手段2
12aと、第2のマッピング手段213aと、から構成
される。
【0096】第2の信号インタフェース手段211a
は、第2の系列の信号の送受信インタフェースを行う。
第2のデマッピング手段212aは、第1の系列の信号
の形態と、第2の系列の信号の形態との差異がなくなる
ように下位の階層レベルまで変換して、第2の下位階層
信号Cd21を生成する。
【0097】第2のマッピング手段213aは、第1の
伝送装置200より送信された第1の下位階層信号Cd
20を、第2の系列に対応した上位の階層レベルまで変
換して、第2の上位階層信号Cu21を生成する。第1
の上位階層信号Cu21は、第2の信号インタフェース
手段211aを介して外部へ出力される。
【0098】図22は伝送システムの構成を示す図であ
る。伝送システム1−3は、図3で上述した伝送装置1
aの機能を2つの装置に分割して配置したシステムであ
り、第1の伝送装置300と第2の伝送装置310から
構成される。
【0099】第1の伝送装置300は、第1の信号イン
タフェース手段301aと、第1のスイッチ手段302
aと、第1のデマッピング手段303aと、第1のマッ
ピング手段304aとから構成される。
【0100】第1の信号インタフェース手段301a
は、第1の系列の信号を受信して、一定の速度レベルの
第1の内部信号D30へ変換し、かつ第2の乗せ換え内
部信号D31aを第1の系列の信号へ変換して外部へ送
信する。
【0101】第1のスイッチ手段302aは、第1の内
部信号D30と第2の乗せ換え内部信号D31aのスイ
ッチ制御を行う。第1のデマッピング手段303aは、
第1の内部信号D30を、第1の系列の信号の形態と第
2の系列の信号の形態との差異がなくなるように下位の
階層レベルまで変換して、第1の下位階層信号Cd30
を生成する。
【0102】第1のマッピング手段304aは、第2の
伝送装置310より送信された第2の下位階層信号Cd
31を上位の階層レベルまで変換して、第1の系列に対
応する第1の乗せ換え内部信号D31aを生成する。
【0103】第2の伝送装置310は、第2の信号イン
タフェース手段311aと、第1のスイッチ手段312
aと、第2のデマッピング手段313aと、第2のマッ
ピング手段314aとから構成される。
【0104】第2の信号インタフェース手段311a
は、第2の系列の信号を受信して、一定の速度レベルの
第2の内部信号D31へ変換し、かつ第1の乗せ換え内
部信号D30aを第2の系列の信号へ変換して外部へ送
信する。
【0105】第2のスイッチ手段312aは、第1の内
部信号D31と第2の乗せ換え内部信号D30aのスイ
ッチ制御を行う。第2のデマッピング手段312aは、
第2の内部信号D31を、第1の系列の信号の形態と第
2の系列の信号の形態との差異がなくなるように下位の
階層レベルまで変換して、第2の下位階層信号Cd31
を生成する。
【0106】第2のマッピング手段313aは、第1の
伝送装置300より送信された第1の下位階層信号Cd
30を上位の階層レベルまで変換して、第2の系列に対
応する第2の乗せ換え内部信号D30aを生成する。
次に本発明の信号相互変換方法について説明する。図2
3は本発明の信号相互変換方法の処理手順を示すフロー
チャートである。 〔S1〕第1の系列の信号の形態と、第2の系列の信号
の形態との差異がなくなるように下位の階層レベルまで
変換して、下位階層信号を生成する。 〔S2〕下位階層信号を、第1の系列または第2の系列
に対応した上位の階層レベルまで変換して、上位階層信
号を生成する。 〔S3〕第1の系列の信号と第2の系列の信号とが相互
変換されるような上位階層信号を生成するように、下位
階層信号をループバックして、第1の系列の信号と第2
の系列の信号との相互変換を行う。
【0107】ここで、第1の系列の信号または第2の系
列の信号のオーバヘッドの終端をして下位の階層レベル
まで変換してループバックした後、オーバヘッドを挿入
して上位の階層レベルまで変換することにより、第1の
系列の信号と第2の系列の信号との相互変換を行う。
【0108】また、第1の系列の信号または第2の系列
の信号のスタッフデータの位置を認識してスタッフデー
タがなくなる下位の階層レベルまで変換してループバッ
クした後、変換すべき系列のスタッフデータの位置を認
識しスタッフデータを挿入して上位の階層まで変換する
ことにより、第1の系列の信号と第2の系列の信号との
相互変換を行う。
【0109】さらに、第1の系列の信号と第2の系列の
信号との速度の変換を行う。この場合、速度の変換とし
て、TU−11からTU−12、TU−11からVT
2、VT1.5からTU−12、VT1.5からVT2
への変換の少なくとも1つを行う。
【0110】また、ATMセルを含む第1の系列の信号
または第2の系列の信号からATMセルを抽出して下位
の階層レベルまで変換してループバックした後、ATM
セルを挿入して上位の階層レベルへ変換することによ
り、第1の系列の信号と第2の系列の信号との相互変換
を行う。
【0111】さらに、IPパケットを含む第1の系列の
信号または第2の系列の信号から、下位階層信号として
共通フォーマットを生成するまで下位の階層レベルまで
変換してループバックした後、共通フォーマットを上位
の階層まで変換することにより、第1の系列の信号と第
2の系列の信号との相互変換を行う。
【0112】また、信号相互変換として、系列の異なる
高次群信号同士の相互変換、系列の異なる低次群信号同
士の相互変換、系列の異なる高次群信号と低次群信号の
相互変換、の少なくとも1つを行う。
【0113】さらに、第1の系列の信号と第2の系列の
信号との相互変換として、SDHとSONETの相互変
換、同一系列で互いに階層の異なる信号の相互変換、P
DHの相互変換、ATMインタフェースの相互変換、の
少なくとも1つを行う。
【0114】また、AUポインタを識別して、第1の系
列の信号と第2の系列の信号との相互変換を行う。また
は、E1バイトを識別して、第1の系列の信号と第2の
系列の信号との相互変換を行う。
【0115】さらに、第1の系列の信号と前記第2の系
列の信号との相互変換を行う際の保守・運用の設定を、
ネットワーク管理装置を用いて行う。次に本発明の信号
相互変換手段10を、低次群インタフェース部分に設け
た場合の具体的なシステム構成について説明する。
【0116】図24は第1のシステム構成を示す図であ
る。AU−3系列とAU−4系列それぞれに対応した、
複数枚の高速INF部402、403と、クロスコネク
ト部(スイッチ部) 404、複数のDS1(=T
1)、E1(D12)のチャンネルとのインタフェース
を持つ複数枚の低次群インタフェース部410を持つ。
1枚の低次群インタフェース部に対し、DS1なら、2
8*Lチャンネル、E1なら21*Lチャンネルを持
つ。高速INF部402、403は、STM−64(O
C−192)、またはSTM−16(OC−48)、ま
たはSTM−4(OC−12)、またはSTM−1(O
C−3)のインタフェースを持つ(複数ch可)。
【0117】高速INF部402、403とクロスコネ
クト部404、あるいはクロスコネクト部404と低次
群インタフェース部410といった、装置内主信号イン
タフェースは、622Mbps((=STM−4/ST
S−12相当のフレーム) で結ぶ(装置構成によって
は、この信号は、より高速(例2.4Gbps)でも、
低速(155Mbps)でも構わない)。
【0118】当然、高速INF部402、403では、
外部信号からこの信号レベルまでの、Demux/Mu
x機能、低次群部では、低次群信号(DS1、E1等)
からこの信号レベルまでのマッピング/デマッピング機
能を持つ。
【0119】構成用件の1つになっている、このマッピ
ング/デマッピング機能の例として図のような構成をあ
げる。低次群インタフェース部は、622Mbpsフレ
ームからDS1/E1等までの、AU−4系に対応し
た、デマッピング部(デマックス/デマッピング部)と
マッピング部(マッピング/マックス部)及びAU−3
系に対応した、デマッピング部(デマックス/デマッピ
ング部)とマッピング部(マッピング/マックス部)を
持つ。
【0120】図のように、低次群部でクロスコネクト部
404側から入力した622Mbps信号を、TUG−
2のレベル以下までデマックスした後、ループバックし
て、他の系列でマックスすることにより、AU−3系列
を内部構造に持つ、STM−n(STS−3×n/OC
−3×n)信号をAU−4系列を内部構造に持つ、ST
M−n(STS−3×n/OC−3×n)信号に変換す
ることができる。同様に、AU−4系列をAU−3系列
に変換することもできる。
【0121】図25は第2のシステム構成を示す図であ
る。AU−3系の多重化階層と、AU−4系の階層で
は、一見同じように見えるVC−3フレームだが、その
フレーム内のスタッフカラムの位置が異なる。第2のシ
ステム構成は、スタッフカラムの位置を考慮したシステ
ムである。
【0122】低次群インタフェース部510は、図のよ
うに、AU−3系とAU−4系の両方に対応した、マッ
クス/マッピング、デマックス/デマッピング機能を持
つ。クロスコネクト部504より、装置内信号レベル
(例えば、STM−4/STS−12相当のフレーム)
が入力される。
【0123】入力する信号の階層系列に応じて、デマッ
クス/デマッピングをする。当然VC−3をデマッピン
グするときは、系列に応じたスタッフバイト位置を正し
く処理することができる。VC−3のデマッピングが終
わったところで、両系列の信号のフォーマットが同じに
なったところでループバック設定によって、マッピング
/マックス側へ折り返す(ループバック機能を設ける位
置の都合によっては、より下の階層で行なっても良
い)。
【0124】マッピング/マックス時は、変換したい先
の系列に応じて行なえるように設定する。この設定方法
は、例えば、低次群インタフェース部510に Provisi
on Register 領域を持ち、ネットワーク管理装置20か
らCPU制御部520を通じて、このレジスタに設定を
書きこむことによって、マッピング/マックス系列を選
択できるようにする(図中の、AU−PTR−DET、
AU−PTR insertとはAUポインタの終端、
挿入機能を持つブロックである。挿入時のポインタ値は
522と、固定値にすると良い)。
【0125】図26は第3のシステム構成を示す図であ
る。低次群インタフェース部600は、DS1(=T
1)、E1(=D12)、64Kbpsといった、PD
H信号やATMがマッピングされた信号等のインタフェ
ースを持ち、装置内信号レベルである622Mbpsへ
持ち上げる機能を持つ。
【0126】デマックス/デマッピング、マックス/マ
ッピングを詳しく見ると、TUG−2レベルの信号(S
TS−1/TU−3/VC−3レベルにTUG−2は7
つ収容される) をTU−12(VT2)、TU−11
(VT1.5)に応じて、図のようにマックス/デマッ
クスする機能、さらに、TU−11処理部からは、VC
−11マッピング/デマッピング部へ、TU−12処理
部からは、VC−11及びVC−12の同処理部へイン
タフェースする。
【0127】さて、TU−11の系列の信号を、TU−
12の系列の信号に変換したいとき(例えば、DS1
(=T1)がマッピングされている信号をTU−12系
列に再マッピングしたいとき)は次のようにする。
【0128】TU−11デマックス部より、VC−11
デマッピング部へ出力されるVC−11信号を、ループ
バック設定して、TU−12マックス部へ信号を送って
やる。それより上位の多重化は、TU−12の系列に従
って行なわれる。ループバックの設定位置の設計の都合
によっては、より下位のレベルでループバックして、所
望の変換をしても良い。
【0129】図27は第4のシステム構成を示す図であ
る。高速INF部702は、 ‘ATM over S
ONET’網に、高速INF部704は、 ‘ATM
over SDH’網に接続されている。また、低次群
インタフェース部710は、‘ATM over DS
3’、 ‘ATM over PLCP overDS
3’あるいは ‘ATM over E3’のような信
号と接続されている。このような、ATMがマッピング
されているフレームを相互に変換するのが、第4のシス
テム構成である。
【0130】低速インタフェース部710は、装置内主
信号(STS相当フレーム:例622Mbpsまたは1
55Mbps等) をデマックス/マックス、デマッピン
グ/マッピングをして、ATMセルを取り出したり、逆
にATMセルをペイロードにマッピングしたりするST
S−デマックス/マックス部や、DS3やE3とインタ
フェースしてから、DS3やE3フレーム(さらには、
PLCPフレーム)を一度デマッピング/マッピング
し、ATMセルを取り出す(及び逆にATMセルをPD
Hフレームにマッピングする)部分を持つ。
【0131】ATMセルを抽出するには、フレームをデ
マッピングしたところで、セル同期(=ATMヘッダ部
分を検出する) ことによって得られる。さて、このよう
にATMセルを取り出したところで、ループバック設定
のようなことをして、信号の接続先を各部に切り替える
ことにより、フレーム変換をする機能を持つ。また、こ
のような設定をすることにより、フレーム変換を実現す
ることができる。
【0132】図28は第5のシステム構成を示す図であ
る。例として、 ‘IP overWDM’と ‘IP
over SONET/SDH’と ‘IP over
PPP’と ‘IP over ATM’と ‘IP o
ver Ethernet(登録商標)’と ‘IP
over 他パケット’とのインタフェースを行うIP
インタフェース部810を持つ装置をあげる。
【0133】IPインタフェース部810は、クロスコ
ネクト部等の装置内の他とのインタフェースを持つ。I
Pインタフェース部810で、これらのフレームから、
IPパケットレベルの信号を取り出す。このIPパケッ
トレベルの処理部で、接続先を切り換える設定をしてや
ることにより、これらのフレームを変換する機能を持
つ。また、そのような設定をすることによりフレームを
変換できる。
【0134】装置が、 ‘IP over PPP o
ver SONET’、 ‘IP over ATM
over SONET’、 ‘IP over X o
verSONET over WDM’(X=PPP、
ATM等、Xがない場合もここに含める)といった、イ
ンタフェースを持つ場合も、装置内で、 ‘IP ov
er PPP’、 ‘IP over ATM’等まで
デマッピングして、図のIPインタフェース部に入出力
してやれば、同様に、これらの信号も含めてフレームの
相互変換ができる。
【0135】以上説明したように、本発明の伝送装置及
び信号相互変換方法は、第1の系列の信号の形態と、第
2の系列の信号の形態との差異がなくなるように、下位
の階層レベルまで変換して下位階層信号を生成した後、
第1の系列の信号と第2の系列の信号とが相互変換され
るように下位階層信号をループバックして、下位階層信
号を上位の階層レベルまで変換して上位階層信号を生成
することとした。
【0136】これにより、階層多重等の仕様が互いに異
なる信号を効率よく変換して、信号の高品質な伝送制御
を行うことが可能になる。なお、上記の伝送装置では、
装置内部で光分離多重機能や、光クロスコネクト機能を
持つことにより、電気信号だけでなく、光信号で様々な
分離・多重やクロスコネクト制御(スイッチ制御)をし
てもよい。
【0137】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の伝送装置
は、第1の系列の信号の形態と、第2の系列の信号の形
態との差異がなくなるように、下位の階層レベルまで変
換して下位階層信号を生成した後、第1の系列の信号と
第2の系列の信号とが相互変換されるように下位階層信
号をループバックして、下位階層信号を上位の階層レベ
ルまで変換して上位階層信号を生成する構成とした。こ
れにより、仕様が互いに異なる信号を効率よく変換し
て、信号の高品質な伝送制御を行うことが可能になる。
【0138】また、本発明の信号相互変換方法は、第1
の系列の信号の形態と、第2の系列の信号の形態との差
異がなくなるように、下位の階層レベルまで変換して下
位階層信号を生成した後、第1の系列の信号と第2の系
列の信号とが相互変換されるように下位階層信号をルー
プバックして、下位階層信号を上位の階層レベルまで変
換して上位階層信号を生成することとした。これによ
り、仕様が互いに異なる信号を効率よく変換して、信号
の高品質な伝送制御を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の伝送装置の原理図である。
【図2】伝送装置の動作を説明するための図である。
【図3】伝送装置の構成を示す図である。
【図4】スタッフカラムの位置を示す図である。
【図5】スタッフカラムの位置を示す図である。
【図6】スタッフカラムの位置を示す図である。
【図7】VT1.5からTU−12への変換を示す図で
ある。
【図8】VC−4が多重化された信号からVC−4−4
cが多重化された信号への変換を示す図である。
【図9】M23からM13(またはC-bit)への変換を
示す図である。
【図10】ATMセルを含む信号の変換を示す図であ
る。
【図11】ATM−150からATM−600への変換
を示す図である。
【図12】‘IP over WDM’から ‘IP
over SONET’への変換を示す図である。
【図13】伝送装置の構成を示す図である。
【図14】AUポインタ制御手段を含む信号相互変換手
段の構成を示す図である。
【図15】AU3とAU4の識別例を示す図である。
【図16】AU3とAU4の識別例を示す図である。
【図17】AU3とAU4の識別例を示す図である。
【図18】E1バイト制御手段を含む信号相互変換手段
の構成を示す図である。
【図19】オーバヘッド内のE1バイトの位置を示す図
である。
【図20】E1バイトの内容を示す図である。
【図21】伝送システムの構成を示す図である。
【図22】伝送システムの構成を示す図である。
【図23】本発明の信号相互変換方法の処理手順を示す
図である。
【図24】第1のシステム構成を示す図である。
【図25】第2のシステム構成を示す図である。
【図26】第3のシステム構成を示す図である。
【図27】第4のシステム構成を示す図である。
【図28】第5のシステム構成を示す図である。
【符号の説明】
1 伝送装置 2 第1の信号インタフェース手段 3 第2の信号インタフェース手段 10 信号相互変換手段 11 下位階層変換手段 12 上位階層変換手段 13 ループバック手段 Cd 下位階層信号 Cu 上位階層信号 SA 第1の系列の信号 SB 第2の系列の信号
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月8日(2001.3.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は伝送装置及び信号相
互変換方法に関し、特にディジタル信号の伝送を行う伝
送装置及び信号の仕様、速度、階層等の相互変換を行う
信号相互変換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多重化技術の中核となるSDH(Synchro
nous Digital Hierarchy) /SONET(Synchronous
Optical Network)は、各種の高速サービスや既存の低速
サービスを有効に多重化するためのインタフェースを規
定するものであり、標準化されて現在開発が進んでい
る。
【0003】SDHやSONETの同期多重化ネットワ
ークでは、伝送路から送られた信号を収容して、接続・
分岐した後に出力する伝送制御を行っている。例えば、
高次群まで多重されてきた信号を収容して、同一系列の
低次群の信号に分解し、必要な信号を取り出したり、挿
入したりして、伝送路の接続・分岐を行って出力する。
【0004】このような伝送制御に関する従来技術とし
て、例えば、特開平10−243008号公報では、低
次群回線の任意のタイムスロットを他の低次群の任意の
回線に折り返し接続して伝送することにより、保守性の
向上を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来技術では、同一系列の低次群回線同士での折り返し
伝送が主要部となっており、系列が互いに異なる信号同
士での伝送は行われていない。例えば、SONET系の
高次群回線からSDH系の高次群回線への伝送といった
ように、仕様が互いに異なる伝送制御については何ら考
慮されていない。
【0006】近年では、通信のグローバル化が進んでい
る。このため、SONET仕様とSDH仕様の差異の変
換だけでなく、多様な仕様の信号を収容して、相互に効
率よく変換するシステムを構築することは、運用面・保
守面においても重要である。
【0007】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、仕様が互いに異なる信号を効率よく相互変換
して、信号の伝送制御を行う伝送装置を提供することを
目的とする。
【0008】また、本発明の他の目的は、仕様が互いに
異なる信号を効率よく相互変換して、信号の伝送制御を
行う信号相互変換方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、図1に示すような、ディジタル信号の伝送
を行う伝送装置1において、第1の系列の信号SAの送
受信インタフェースを行う第1の信号インタフェース手
段2と、第2の系列の信号SBの送受信インタフェース
を行う第2の信号インタフェース手段3と、第1の系列
の信号SAの形態と、第2の系列の信号SBの形態との
差異がなくなるように下位の階層レベルまで変換して、
下位階層信号Cdを生成する下位階層変換手段11と、
下位階層信号Cdを第1の系列または第2の系列に対応
した上位の階層レベルまで変換して、上位階層信号Cu
を生成する上位階層変換手段12と、第1の系列の信号
SAと第2の系列の信号SBとが相互変換されるよう
に、下位階層信号Cdを上位階層変換手段12へループ
バックするループバック手段13と、から構成されて、
第1の系列の信号SAと第2の系列の信号SBとの相互
変換を行う信号相互変換手段10と、を有することを特
徴とする伝送装置1が提供される。
【0010】ここで、第1の信号インタフェース手段2
は、第1の系列の信号SAの送受信インタフェースを行
う。第2の信号インタフェース手段3は、第2の系列の
信号SBの送受信インタフェースを行う。下位階層変換
手段11は、第1の系列の信号SAの形態と、第2の系
列の信号SBの形態との差異がなくなるように下位の階
層レベルまで変換して、下位階層信号Cdを生成する。
上位階層変換手段12は、下位階層信号Cdを第1の系
列または第2の系列に対応した上位の階層レベルまで変
換して、上位階層信号Cuを生成する。ループバック手
段13は、第1の系列の信号SAと第2の系列の信号S
Bとが相互変換されるように、下位階層信号Cdを上位
階層変換手段12へループバックする。
【0011】また、図23に示すような、信号の相互変
換を行う信号相互変換方法において、第1の系列の信号
の形態と、第2の系列の信号の形態との差異がなくなる
ように下位の階層レベルまで変換して、下位階層信号を
生成し、下位階層信号を、第1の系列または第2の系列
に対応した上位の階層レベルまで変換して、上位階層信
号を生成し、第1の系列の信号と第2の系列の信号とが
相互変換されるような上位階層信号を生成するように、
下位階層信号をループバックして、第1の系列の信号と
第2の系列の信号との相互変換を行う信号相互変換方法
が提供される。
【0012】ここで、第1の系列の信号の形態と、第2
の系列の信号の形態との差異がなくなるように、下位の
階層レベルまで変換して下位階層信号を生成した後、第
1の系列の信号と第2の系列の信号とが相互変換される
ように下位階層信号をループバックして、下位階層信号
を上位の階層レベルまで変換して上位階層信号を生成す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の伝送装置の原理図
である。伝送装置1は、第1の系列の信号SAを受信し
て、系列の異なる第2の系列の信号SBに変換して出力
する。逆に、第2の系列の信号SBを受信して、系列の
異なる第1の系列の信号SAに変換して出力する。例え
ば、SONET系の信号をSDH系の信号に変換して出
力する。なお、図では、第1の系列の信号SAから、第
2の系列の信号SBへの変換の過程を模擬的に示してい
る。
【0014】第1の信号インタフェース手段2は、第1
の系列の信号SAの送受信インタフェースを行う。信号
相互変換手段10は、下位階層変換手段11と上位階層
変換手段12とループバック手段13から構成され、下
位階層変換手段11と上位階層変換手段12は、実際に
は複数設置される(図2で具体例を示す)。
【0015】下位階層変換手段11は、第1の系列の信
号SAの形態と、第2の系列の信号SBの形態との差異
がなくなるように、第1の系列の信号SAを下位の階層
レベルまで変換して、下位階層信号Cdを生成する。
【0016】上位階層変換手段12は、下位階層信号C
dを第1の系列または第2の系列に対応した上位の階層
レベルまで変換して(図の場合は第2の系列に対応した
上位の階層レベルまで変換する)、上位階層信号Cuを
生成する。
【0017】ループバック手段13は、第1の系列の信
号SAと第2の系列の信号SBとが相互変換されるよう
に、下位階層信号Cdを上位階層変換手段12へループ
バックする。
【0018】第2の信号インタフェース手段3は、第2
の系列の信号SBの送受信インタフェースを行う。図で
は、上位階層信号Cuを第2の系列の信号SBとして出
力する。
【0019】また、伝送装置1には、ネットワーク管理
装置20が接続する。このネットワーク管理装置20に
より、上記のような信号相互変換の設定等を含む保守・
運用を、外部から制御することができる。
【0020】次に動作概要について説明する。図2は伝
送装置1の動作を説明するための図である。伝送装置1
は、伝送速度が9.953280GbpsであるSON
ETのOC−192を、同じ伝送速度でSDHのSTM
−64へ変換し、また伝送速度が2.488320Gb
psであるOC−48を、同じ伝送速度でSDHのST
M−16へ変換して伝送する。
【0021】第1の信号インタフェース手段2は、OC
−192の信号SA1を受信して下位階層変換手段11
−1へ送信し、かつOC−48の信号SA2を受信して
下位階層変換手段11−2へ送信する。
【0022】下位階層変換手段11−1は、信号SA1
を、OC−192とSTM−64との差異がなくなるよ
うに、TUG(Tributary Unit Group) −2(6.91
2Mbps)まで(またはTUG−2以下の階層まで)
変換する。
【0023】下位階層変換手段11−2は、信号SA2
を、OC−48とSTM−16との差異がなくなるよう
に、TUG(Tributary Unit Group) −2(6.912
Mbps)まで(またはTUG−2以下の階層まで)変
換する。なお、下位階層信号Cdは、TUG−2に対応
する。
【0024】ループバック手段13は、下位階層変換手
段11−1から出力されたTUG−2を、STM−64
へ上位階層変換する上位階層変換手段12−1へループ
バックする。また、下位階層変換手段11−2から出力
されたTUG−2を、STM−16への上位階層変換す
る上位階層変換手段12−2へループバックする。
【0025】上位階層変換手段12−1は、受信したT
UG−2を上位階層変換して、上位階層信号Cuとし
て、STM−64の信号を生成する。また、上位階層変
換手段12−2は、受信したTUG−2を上位階層変換
して、上位階層信号Cuとして、STM−16の信号を
生成する。
【0026】第2の信号インタフェース手段3は、OC
−192からSTM−64へ変換された上位階層信号C
uを、信号SB1として出力し、かつOC−48からS
TM−16へ変換された上位階層信号Cuを、信号SB
2として出力する。
【0027】なお、上記の説明では、SONETからS
DHへの変換を行ったが、SDHからSONETへの変
換を行う場合は、SDH対応の下位階層変換手段と、S
ONET対応の上位階層変換手段を設けて、上記の逆の
制御を行えばよい。
【0028】また、上記の説明では、第1の信号インタ
フェース手段2で受信した第1の系列の信号SAを下位
階層変換手段11へ直接送信し、上位階層変換手段12
から出力した上位階層信号Cuを第2の信号インタフェ
ース手段3へ直接送信しているが、装置内部の処理に適
した速度を持つ信号に変換して、その速度で装置内部の
各手段間でインタフェースしてもよい(図3で後述)。
【0029】なお、上記の説明では、高次群の信号を収
容して相互変換して出力しているが、低次群の信号の相
互変換も可能である。すなわち、第1の信号インタフェ
ース手段2がOC−3(155.2Mbps)やSTS
−12等のSONETの信号を受信して、装置内部でS
TM−1やSTM−4に変換した後、第2の信号インタ
フェース手段3から出力することも可能である。
【0030】次に内部インタフェースを考慮した場合の
伝送装置について説明する。図3は伝送装置の構成を示
す図である。伝送装置1aは、信号相互変換として例え
ば、SONETで通常用いられるAU(Administrative
Unit)3系列の信号を、SDHで通常用いられるAU4
系列の信号へ変換し、逆にAU3系列の信号からAU4
系列の信号への変換を行う。また、以降の説明では下位
階層変換をデマッピング(Demapping)、上位階層変換を
マッピング(Mapping) と呼ぶ。
【0031】まず、OC−192の信号SA1をSTM
−64の信号SB1に変換する場合について説明する。
第1の信号インタフェース手段2は、OC−192の信
号SA1を受信し、信号SA1を一定の速度レベルの内
部信号D1へ変換する。内部信号D1は、例えばSTS
−12(622.080Mbps)の速度レベルの信号
である。このように、高速信号の相互変換を行う場合に
は、速度レベルを一旦落として処理する。
【0032】スイッチ手段4は、スイッチ制御を行っ
て、内部信号D1の送信先を、AU3系列のデマッピン
グを行うデマッピング手段11−3へ接続する。デマッ
ピング手段11−3は、内部信号D1をデマッピング
し、TUG−2(または、それ以下の階層)へ変換す
る。
【0033】ループバック手段13は、デマッピング手
段11−3からの出力をループバックして、AU4系列
のマッピングを行うマッピング手段12−3へ接続す
る。マッピング手段12−3は、TUG−2を、AU4
系列に対応するマッピングを行って、マッピング後の乗
せ換え内部信号D1aを生成する。乗せ換え内部信号D
1aは、STM−4(622.080Mbps)の信号
である。
【0034】スイッチ手段4は、スイッチ制御を行っ
て、乗せ換え内部信号D1aの送信先を、第2の信号イ
ンタフェース手段3へ接続する。第2の信号インタフェ
ース手段3は、乗せ換え内部信号D1aをSTM−64
へ変換して、STM−64の信号SB1として出力す
る。
【0035】次にSTM−16の信号SB2をOC−4
8の信号SA2に変換する場合について説明する。第2
の信号インタフェース手段3は、STM−16の信号S
B2を受信し、信号SB2を一定の速度レベルの内部信
号D2へ変換する。内部信号D2は、例えばSTM−4
(622.080Mbps)の速度レベルの信号であ
る。
【0036】スイッチ手段4は、スイッチ制御を行っ
て、内部信号D2の送信先を、AU4系列のデマッピン
グを行うデマッピング手段11−4へ接続する。デマッ
ピング手段11−4は、内部信号D2をデマッピング
し、TUG−2(または、それ以下の階層)へ変換す
る。
【0037】ループバック手段13は、デマッピング手
段11−4からの出力をループバックして、AU3系列
のマッピングを行うマッピング手段12−4へ接続す
る。マッピング手段12−4は、TUG−2を、AU3
系列に対応するマッピングを行って、マッピング後の乗
せ換え内部信号D2aを生成する。乗せ換え内部信号D
2aは、STS−12(622.080Mbps)の信
号である。
【0038】スイッチ手段4は、スイッチ制御を行っ
て、乗せ換え内部信号D2aの送信先を、第1の信号イ
ンタフェース手段2へ接続する。第1の信号インタフェ
ース手段2は、乗せ換え内部信号D2aをOC−48へ
変換して、OC−48の信号SA2として出力する。
【0039】次にオーバヘッドの終端及び挿入を行っ
て、信号の相互変換を行う場合について説明する。信号
相互変換手段10は、デマッピング手段11(下位階層
変換手段11)でSONETまたはSDHの信号に対し
て、AUポインタ、TU(Tributary Unit)ポインタを
含めて、SOH(Section Overhead)及びPOH(Path
Overhead) の終端をして、デマッピングを行う。
【0040】そして、ループバック手段13で変換先の
マッピング手段12(上位階層変換手段12)へループ
バックする。その後、マッピング手段12は、変換すべ
き系列のSOH、POHを挿入してマッピングすること
により、信号の相互変換を行う。
【0041】なお、必ずしも上記のような信号相互変換
手段10内でオーバヘッドの終端及び挿入を行わなくて
もよく、スイッチ手段4や第1の信号インタフェース手
段2及び第2の信号インタフェース手段3で分割して行
ってもよい。
【0042】例えば、第1の信号インタフェース手段2
で受信した信号を、装置内部で変換して、第2の信号イ
ンタフェース手段3から出力する場合、第1の信号イン
タフェース手段2でSOHの終端を行い、スイッチ手段
4でポインタの終端を行い、デマッピング手段11でP
OHの終端を行う。
【0043】そして、ループバックした後、マッピング
手段12でPOHの挿入、スイッチ手段4でポインタの
挿入、第2の信号インタフェース手段3でSOHを挿入
することにより、信号の相互変換を行うこともできる。
【0044】次にスタッフカラムを考慮した信号の相互
変換について説明する。図4〜図6はスタッフカラムの
位置を示す図である。図4はAU4系列のVC−3フレ
ームを示しており、図5はAU4系列のVC−3を含む
VC−4を示している。また、図6はAU3系列のVC
−3フレームを示している。
【0045】AU3系列のVC−3が3つで87×3=
261であり、AU4系列のVC−3を含むVC−4と
同じビットレートなる。すなわち、AU3系列のVC
−3の30列、59列のスタッフカラムは、VC−3が
3つで2×3=6列である。
【0046】これに対し、AU4系列のVC−3は、T
U−3ポインタの3列と、VC−4のPOHの1列と、
VC−4の2列、3列の計6列が加わってVC−4とA
U3のVC−3×3は同じビット数になる。
【0047】このように、AU4系列のVC−3フレー
ムとAU3系列のVC−3フレームでは、スタッフカラ
ムの位置が互いに異なっている。このため、信号相互変
換手段10では、スタッフカラムのこれらの位置を認識
して制御を行う。
【0048】例えば、AU4からAU3へ変換する場
合、信号相互変換手段10は、デマッピング手段11で
AU4系列の信号のスタッフデータがなくなる下位の階
層レベルまでデマッピングする。そして、ループバック
した後、マッピング手段12は、スタッフデータを挿入
して(AU3系列のVC−3フレームの列30、59に
スタッフカラムを挿入して)上位の階層までマッピング
することにより、信号の相互変換を行う。
【0049】次に伝送速度の互いに異なる信号の変換に
ついて説明する。ここでは、AU3系列の1.5Mbp
sのVT1.5を、AU4系列の2MbpsのTU−1
2へ変換する場合を例にして説明する。
【0050】図7はVT1.5からTU−12への変換
を示す図である。1次群インタフェースは通常、SON
ETは1.5Mbps、SDHは2Mbpsである。V
C−3相当のレベルに、VT1.5は最大28ch格納
され、TU−12は最大21ch格納される。
【0051】ここで、VT1.5中の1.5Mbpsの
データをTU−12のデータに乗せ替える際には、ま
ず、デマッピング手段11は、VT1.5をデマッピン
グし、VC−11へ変換する。そして、ループバック
後、マッピング手段12は、VC−11を、AU4系列
に対応するマッピングを行って、TU−12を生成す
る。
【0052】また、同様にして、VT1.5からTU−
12への変換、TU−11からTU−12への変換、T
U−11からVT2への変換も行うことができる。次に
同一系列で互いに階層の異なる信号を相互変換する場合
について説明する。この場合の例として、VC−4が多
重化された信号を、VC−4−4cが多重化された信号
に変換する場合について説明する。
【0053】図8はVC−4が多重化された信号からV
C−4−4cが多重化された信号への変換を示す図であ
る。第1の信号インタフェース手段2は、40Gbp
s、10Gbps、2.5GbpsいずれかのVC−4
が多重化された信号SA3を受信し、信号SA3を一定
の速度レベルの内部信号D1へ変換する。内部信号D1
は、例えばSTM−16またはSTM−4の速度レベル
の信号である。
【0054】スイッチ手段4は、スイッチ制御を行っ
て、内部信号D1の送信先を、VC−4のデマッピング
を行うデマッピング手段11へ接続する。デマッピング
手段11は、内部信号D1をデマッピングし、VC−4
(または、それ以下の階層)へ変換する。
【0055】ループバック手段13は、デマッピング手
段11からの出力をループバックして、VC−4−4c
のマッピングを行うマッピング手段12へ接続する。マ
ッピング手段12は、受信したVC−4のマッピングを
行って、マッピング後の乗せ換え内部信号D1a(ST
M−16またはSTM−4)を生成する。
【0056】スイッチ手段4は、スイッチ制御を行っ
て、乗せ換え内部信号D1aの送信先を、第2の信号イ
ンタフェース手段3へ接続する。第2の信号インタフェ
ース手段3は、乗せ換え内部信号D1aを40Gbp
s、10Gbps、2.5GbpsいずれかのVC−4
−4c信号へ変換して出力する。また、VC−4−4c
が多重化された信号からVC−4が多重化された信号へ
の変換は、上記と逆の制御を行えばよい。なお、上記の
他に、VC−4−16cが多重化された信号とVC−3
が多重化された信号の相互変換も可能である。
【0057】次にPDH(Plesiochronous Digital Hie
rarchy) フレームの変換について説明する。PDHフレ
ームには、同一レベルであっても様々な種類がある。例
えば、44.736MbpsのDS3(Digital Signal
Level-3) には、M13、M23、C-bitがあり、DS
1(1.544Mbps)には、SF、ESF、SLC
−96があり、E3(34.368Mbps)にはITU-
T G.751、G.832 などがある。
【0058】本発明では、このような異なる種類に対す
るPDHフレームの変換を行うことが可能である。例と
して、DS3のM23からM13(またはC-bit)への
変換について説明する。
【0059】図9はM23からM13(またはC-bit)
への変換を示す図である。M23からM13(またはC
-bit)への変換を行う場合、デマッピング手段11は、
M13をDS3フレームが外された信号レベルまでデマ
ッピングする。
【0060】そして、マッピング手段12は、デマッピ
ング手段11からループバックされた信号をマッピング
して、M13(またはC-bit)へ変換する。なお、M1
3(またはC-bit)からM23への変換は、上記と逆の
制御を行えばよい。
【0061】次にATMセルを含む信号の相互変換につ
いて説明する。図10はATMセルを含む信号の変換を
示す図である。図は、‘ATM over SONE
T’の信号と ‘ATM over SDH’の信号と
の相互変換を示している。
【0062】デマッピング手段11は、 ‘ATM o
ver SONET’の信号からATMセルを抽出し
て、デマッピングする。そして、マッピング手段12
は、デマッピング手段11からループバックされた信号
にATMセルを挿入してマッピングし、 ‘ATM o
ver SDH’へ変換する。なお、 ‘ATM ov
er SDH’の信号から ‘ATM over SO
NET’の信号への変換は、上記と逆の制御を行う。
【0063】次にATMインタフェースの相互変換につ
いて説明する。ATMフォーラム等で規定されているA
TMのインタフェースは、ATM−25、ATM−5
0、ATM−150、ATM−600等様々なレベルに
インタフェースが規定されており、本発明では、このよ
うな異なるATMインタフェースの変換を行うことが可
能である。例として、ATM−150からATM−60
0への変換について説明する。
【0064】図11はATM−150からATM−60
0への変換を示す図である。デマッピング手段11は、
ATM−150の信号を例えば、ATM−25のレベル
までデマッピングする。
【0065】そして、マッピング手段12は、デマッピ
ング手段11からループバックされたATM−25の信
号をマッピングしてATM−600へ変換する。なお、
ATM−600からATM−150への変換は、上記と
逆の制御を行う。
【0066】次にIPパケットを含む信号の相互変換に
ついて説明する。IPパケットを含む信号をインタフェ
ースするものとしては、 ‘IP over WD
M’、 ‘IP over SONET’/SDH、
‘IP over PPP’、 ‘IP over A
TM’、 ‘IP over Ethernet’等が
ある。
【0067】本発明では、これらを使用したネットワー
ク間での信号の相互変換を可能にする。例として、
‘IP over WDM’から ‘IP over
SONET’への変換について説明する。 図12は
‘IP over WDM’から‘IP over S
ONET’への変換を示す図である。デマッピング手段
11は、 ‘IP over WDM’の信号を、 ‘I
P over WDM’と‘IP over SONE
T’の共通フォーマットまでデマッピングする。
【0068】そして、マッピング手段12は、デマッピ
ング手段11からループバックされた共通フォーマット
をマッピングして ‘IP over SONET’へ
変換する。なお、 ‘IP over SONET’か
ら ‘IP over WDM’への変換は、上記と逆
の制御を行う。
【0069】次に本発明の信号相互変換手段10を低次
群信号のインタフェース部分に設置した際の構成例につ
いて説明する。図13は伝送装置の構成を示す図であ
る。図は、ATM信号の伝送を行う伝送装置100を示
している。なお、図3と同じ構成要素の説明は省略す
る。
【0070】第1の高次群インタフェース手段2aと第
2の高次群インタフェース手段3aは、上述した第1の
信号インタフェース手段2と第2の信号インタフェース
手段3と同様な機能を持ち、高次群信号を対象にしたイ
ンタフェース制御を行う。
【0071】低次群インタフェース手段101は、上述
した信号相互変換手段10と、DS3インタフェース手
段102と、E3インタフェース手段103とから構成
される。
【0072】DS3インタフェース手段102は、
‘ATM over DS3’の信号のインタフェース
制御を行い、E3インタフェース手段103は、 ‘A
TMover E3’の信号のインタフェース制御を行
う。
【0073】ここで、例えば、 ‘ATM over
SONET’の信号を ‘ATM over SDH’
の信号に変換する場合は、第1の高次群インタフェース
手段2aは、 ‘ATM over SONET’の信
号SA4を受信し、信号SA4を内部信号D1へ変換す
る。
【0074】スイッチ手段4は、スイッチ制御を行っ
て、内部信号D1の送信先を、AU3系列のデマッピン
グ手段11−5へ接続する。デマッピング手段11−5
は、内部信号D1からATMセルを抽出し、デマッピン
グする。
【0075】ループバック手段13は、デマッピング手
段11−5からの出力をループバックして、AU4系列
のマッピング手段12−5へ接続する。マッピング手段
12−4は、ATMセルを挿入してマッピングを行い、
マッピング後の乗せ換え内部信号D1aを生成する。
【0076】スイッチ手段4は、スイッチ制御を行っ
て、乗せ換え内部信号D1aの送信先を、第2の高次群
インタフェース手段3aへ接続する。第2の高次群イン
タフェース手段3aは、乗せ換え内部信号D1aを
‘ATM over SDH’へ変換して、信号SB1
として出力する。
【0077】また、この場合、デマッピング手段11−
5からの出力をD3インタフェース手段102が受信し
て、 ‘ATM over D3’の信号に変換して
外部へ出力することができる。
【0078】逆に、D3インタフェース手段102が
‘ATM over D3’の信号を受信して、マッ
ピング手段12−6へ送信し、マッピング手段12−6
がAU3系列のマッピングを行って、 ‘ATM ov
er SONET’へ出力することもできる。 ‘AT
M over E3’の信号インタフェースに対しても
同様である。
【0079】なお、上記の説明では、ATM信号を対象
にして低次群インタフェース手段101を説明したが、
PDH(DS3、E3、DS1、E1等)、LAN、I
Pパケット等のその他の低速信号のインタフェースを行
うこともできる。
【0080】次にAUポインタの識別機能について説明
する。上記の説明では、スイッチ手段4でAU3または
AU4の信号の行き先(デマッピング手段及びマッピン
グ手段)を決定していたが、信号相互変換手段10内に
AUポインタを識別するAUポインタ制御手段を設け
て、AU3またはAU4の信号の行き先を決めてもよ
い。
【0081】図14はAUポインタ制御手段を含む信号
相互変換手段の構成を示す図である。信号相互変換手段
10−1は、AUポインタ制御手段14を含む。AUポ
インタ制御手段14は、内部信号D1を受信する。そし
て、内部信号D1内のAUポインタから、内部信号D1
がAU3系列かAU4系列かを判断して、デマッピング
手段11−5、11−6のいずれかへ送信する。
【0082】また、AUポインタ制御手段14は、マッ
ピング手段12−5、12−6のいずれかから送信され
た信号に、対応する系列のAUポインタを挿入し、乗せ
換え内部信号D1aとして送信する。
【0083】図15〜図17はAU3とAU4の識別例
を示す図である。図15に対し、STM−1(またはS
TS−3)レベルで、図のようなAUポインタとして、
#1、#2、#3が独立したポインタ値を持っていれ
ば、#1、#2、#3はAU3系列となる。
【0084】図16に対し、STM−1(またはSTS
−3)レベルで、図のようなAUポインタとして、#1
のみポインタ値を持ち、#2、#3が従属になっていれ
ば#1がAU4系列となる。なお、Y=1001SS11、1*
=1111111 である。
【0085】また、図17ではSTM−4nの場合を示
している。AUポインタは、#1がSTM−1#1、#
2がSTM−1#2、#3がSTM−1#3、#4がS
TM−1#4である。このように、STM−1が4多重
されているので、STM−1レベルで各列を取り出し、
図15、図16のような判定を行って、AU系列の判定
を行う。
【0086】次にE1バイトの識別機能について説明す
る。上記の説明では、スイッチ手段4でAU3またはA
U4の信号の行き先(デマッピング手段及びマッピング
手段)を決定していたが、信号相互変換手段10内にE
1バイトを識別するE1バイト制御手段を設けて、AU
3またはAU4の信号の行き先を決めてもよい。
【0087】図18はE1バイト制御手段を含む信号相
互変換手段の構成を示す図である。信号相互変換手段1
0−2は、E1バイト制御手段15を含む。E1バイト
制御手段15は、内部信号D1を受信する。そして、内
部信号D1内のE1バイトから、内部信号D1がAU3
系列かAU4系列かを判断し、デマッピング手段11−
5、11−6のいずれかへ送信する。
【0088】また、E1バイト制御手段15は、マッピ
ング手段12−5、12−6のいずれかから送信された
信号に、対応する系列のE1バイトを挿入し、乗せ換え
内部信号D1aとして送信する。
【0089】図19はオーバヘッド内のE1バイトの位
置を示す図であり、図20はE1バイトの内容を示す図
である。図19に示すオーバヘッド(STM−4または
STS−12相当のオーバヘッド)内の位置にE1バイ
トは設定される。また、設定情報としては、ビット1、
2は未使用ビット、ビット3が1の時、AU4−16c
(またはSTS−48c)、ビット4が1の時、AU4
−4c(またはSTS−12c)、ビット5が1の時、
AU4(またはSTS−3c)#4、ビット6が1の
時、AU4(またはSTS−3c)#3、ビット7が1
の時、AU4(またはSTS−3c)#2、ビット8が
1の時、AU4(またはSTS−3c)#1である。
【0090】なお、ビット3が0の時は、AU4−16
c(またはSTS−48c)ではない。ビット4が0の
時は、AU4−4c(またはSTS−12c)ではな
い。ビット5〜8が0の時は、AU−3(STS−1)
である。
【0091】次に本発明の伝送システムについて説明す
る。図21は伝送システムの構成を示す図である。伝送
システム1−2は、図1で上述した伝送装置1の機能を
2つの装置に分割して配置したシステムであり、第1の
伝送装置200と第2の伝送装置210から構成され
る。
【0092】第1の伝送装置200は、第1の信号イン
タフェース手段201aと、第1のデマッピング手段2
02aと、第1のマッピング手段203aと、から構成
される。
【0093】第1の信号インタフェース手段201a
は、第1の系列の信号の送受信インタフェースを行う。
第1のデマッピング手段202aは、第1の系列の信号
の形態と、第2の系列の信号の形態との差異がなくなる
ように下位の階層レベルまで変換して、第1の下位階層
信号Cd20を生成する。
【0094】第1のマッピング手段203aは、第2の
伝送装置210より送信された第2の下位階層信号Cd
21を、第1の系列に対応した上位の階層レベルまで変
換して、第1の上位階層信号Cu20を生成する。第1
の上位階層信号Cu20は、第1の信号インタフェース
手段201aを介して外部へ出力される。
【0095】第2の伝送装置210は、第2の信号イン
タフェース手段211aと、第2のデマッピング手段2
12aと、第2のマッピング手段213aと、から構成
される。
【0096】第2の信号インタフェース手段211a
は、第2の系列の信号の送受信インタフェースを行う。
第2のデマッピング手段212aは、第1の系列の信号
の形態と、第2の系列の信号の形態との差異がなくなる
ように下位の階層レベルまで変換して、第2の下位階層
信号Cd21を生成する。
【0097】第2のマッピング手段213aは、第1の
伝送装置200より送信された第1の下位階層信号Cd
20を、第2の系列に対応した上位の階層レベルまで変
換して、第2の上位階層信号Cu21を生成する。第
の上位階層信号Cu21は、第2の信号インタフェース
手段211aを介して外部へ出力される。
【0098】図22は伝送システムの構成を示す図であ
る。伝送システム1−3は、図3で上述した伝送装置1
aの機能を2つの装置に分割して配置したシステムであ
り、第1の伝送装置300と第2の伝送装置310から
構成される。
【0099】第1の伝送装置300は、第1の信号イン
タフェース手段301aと、第1のスイッチ手段302
aと、第1のデマッピング手段303aと、第1のマッ
ピング手段304aとから構成される。
【0100】第1の信号インタフェース手段301a
は、第1の系列の信号を受信して、一定の速度レベルの
第1の内部信号D30へ変換し、かつ第2の乗せ換え内
部信号D31aを第1の系列の信号へ変換して外部へ送
信する。
【0101】第1のスイッチ手段302aは、第1の内
部信号D30と第2の乗せ換え内部信号D31aのスイ
ッチ制御を行う。第1のデマッピング手段303aは、
第1の内部信号D30を、第1の系列の信号の形態と第
2の系列の信号の形態との差異がなくなるように下位の
階層レベルまで変換して、第1の下位階層信号Cd30
を生成する。
【0102】第1のマッピング手段304aは、第2の
伝送装置310より送信された第2の下位階層信号Cd
31を上位の階層レベルまで変換して、第1の系列に対
応する第1の乗せ換え内部信号D31aを生成する。
【0103】第2の伝送装置310は、第2の信号イン
タフェース手段311aと、第のスイッチ手段312
aと、第2のデマッピング手段313aと、第2のマッ
ピング手段314aとから構成される。
【0104】第2の信号インタフェース手段311a
は、第2の系列の信号を受信して、一定の速度レベルの
第2の内部信号D31へ変換し、かつ第1の乗せ換え内
部信号D30aを第2の系列の信号へ変換して外部へ送
信する。
【0105】第2のスイッチ手段312aは、第の内
部信号D31と第の乗せ換え内部信号D30aのスイ
ッチ制御を行う。第2のデマッピング手段313aは、
第2の内部信号D31を、第1の系列の信号の形態と第
2の系列の信号の形態との差異がなくなるように下位の
階層レベルまで変換して、第2の下位階層信号Cd31
を生成する。
【0106】第2のマッピング手段314aは、第1の
伝送装置300より送信された第1の下位階層信号Cd
30を上位の階層レベルまで変換して、第2の系列に対
応する第の乗せ換え内部信号D30aを生成する。
【0107】次に本発明の信号相互変換方法について説
明する。図23は本発明の信号相互変換方法の処理手順
を示すフローチャートである。 〔S1〕第1の系列の信号の形態と、第2の系列の信号
の形態との差異がなくなるように下位の階層レベルまで
変換して、下位階層信号を生成する。 〔S2〕下位階層信号を、第1の系列または第2の系列
に対応した上位の階層レベルまで変換して、上位階層信
号を生成する。 〔S3〕第1の系列の信号と第2の系列の信号とが相互
変換されるような上位階層信号を生成するように、下位
階層信号をループバックして、第1の系列の信号と第2
の系列の信号との相互変換を行う。
【0108】ここで、第1の系列の信号または第2の系
列の信号のオーバヘッドの終端をして下位の階層レベル
まで変換してループバックした後、オーバヘッドを挿入
して上位の階層レベルまで変換することにより、第1の
系列の信号と第2の系列の信号との相互変換を行う。
【0109】また、第1の系列の信号または第2の系列
の信号のスタッフデータの位置を認識してスタッフデー
タがなくなる下位の階層レベルまで変換してループバッ
クした後、変換すべき系列のスタッフデータの位置を認
識しスタッフデータを挿入して上位の階層まで変換する
ことにより、第1の系列の信号と第2の系列の信号との
相互変換を行う。
【0110】さらに、第1の系列の信号と第2の系列の
信号との速度の変換を行う。この場合、速度の変換とし
て、TU−11からTU−12、TU−11からVT
2、VT1.5からTU−12、VT1.5からVT2
への変換の少なくとも1つを行う。
【0111】また、ATMセルを含む第1の系列の信号
または第2の系列の信号からATMセルを抽出して下位
の階層レベルまで変換してループバックした後、ATM
セルを挿入して上位の階層レベルへ変換することによ
り、第1の系列の信号と第2の系列の信号との相互変換
を行う。
【0112】さらに、IPパケットを含む第1の系列の
信号または第2の系列の信号から、下位階層信号として
共通フォーマットを生成するまで下位の階層レベルまで
変換してループバックした後、共通フォーマットを上位
の階層まで変換することにより、第1の系列の信号と第
2の系列の信号との相互変換を行う。
【0113】また、信号相互変換として、系列の異なる
高次群信号同士の相互変換、系列の異なる低次群信号同
士の相互変換、系列の異なる高次群信号と低次群信号の
相互変換、の少なくとも1つを行う。
【0114】さらに、第1の系列の信号と第2の系列の
信号との相互変換として、SDHとSONETの相互変
換、同一系列で互いに階層の異なる信号の相互変換、P
DHの相互変換、ATMインタフェースの相互変換、の
少なくとも1つを行う。
【0115】また、AUポインタを識別して、第1の系
列の信号と第2の系列の信号との相互変換を行う。また
は、E1バイトを識別して、第1の系列の信号と第2の
系列の信号との相互変換を行う。
【0116】さらに、第1の系列の信号と前記第2の系
列の信号との相互変換を行う際の保守・運用の設定を、
ネットワーク管理装置を用いて行う。次に本発明の信号
相互変換手段10を、低次群インタフェース部分に設け
た場合の具体的なシステム構成について説明する。
【0117】図24は第1のシステム構成を示す図であ
る。AU−3系列とAU−4系列それぞれに対応した、
複数枚の高速INF部402、403と、クロスコネク
ト部(スイッチ部) 404、複数のDS1(=T
1)、E1(D12)のチャンネルとのインタフェース
を持つ複数枚の低次群インタフェース部410を持つ。
1枚の低次群インタフェース部に対し、DS1なら、2
8チャンネル、E1なら21チャンネルを持つ。高速I
NF部402、403は、STM−64(OC−19
2)、またはSTM−16(OC−48)、またはST
M−4(OC−12)、またはSTM−1(OC−3)
のインタフェースを持つ(複数ch可)。
【0118】高速INF部402、403とクロスコネ
クト部404、あるいはクロスコネクト部404と低次
群インタフェース部410といった、装置内主信号イン
タフェースは、622Mbps((=STM−4/ST
S−12相当のフレーム) で結ぶ(装置構成によって
は、この信号は、より高速(例2.4Gbps)でも、
低速(155Mbps)でも構わない)。
【0119】当然、高速INF部402、403では、
外部信号からこの信号レベルまでの、Demux/Mu
x機能、低次群部では、低次群信号(DS1、E1等)
からこの信号レベルまでのマッピング/デマッピング機
能を持つ。
【0120】構成用件の1つになっている、このマッピ
ング/デマッピング機能の例として図のような構成をあ
げる。低次群インタフェース部は、622Mbpsフレ
ームからDS1/E1等までの、AU−4系に対応し
た、デマッピング部(デマックス/デマッピング部)と
マッピング部(マッピング/マックス部)及びAU−3
系に対応した、デマッピング部(デマックス/デマッピ
ング部)とマッピング部(マッピング/マックス部)を
持つ。
【0121】図のように、低次群部でクロスコネクト部
404側から入力した622Mbps信号を、TUG−
2のレベル以下までデマックスした後、ループバックし
て、他の系列でマックスすることにより、AU−3系列
を内部構造に持つ、STM−n(STS−3×n/OC
−3×n)信号をAU−4系列を内部構造に持つ、ST
M−n(STS−3×n/OC−3×n)信号に変換す
ることができる。同様に、AU−4系列をAU−3系列
に変換することもできる。
【0122】図25は第2のシステム構成を示す図であ
る。AU−3系の多重化階層と、AU−4系の階層で
は、一見同じように見えるVC−3フレームだが、その
フレーム内のスタッフカラムの位置が異なる。第2のシ
ステム構成は、スタッフカラムの位置を考慮したシステ
ムである。
【0123】低次群インタフェース部510は、図のよ
うに、AU−3系とAU−4系の両方に対応した、マッ
クス/マッピング、デマックス/デマッピング機能を持
つ。クロスコネクト部504より、装置内信号レベル
(例えば、STM−4/STS−12相当のフレーム)
が入力される。
【0124】入力する信号の階層系列に応じて、デマッ
クス/デマッピングをする。当然VC−3をデマッピン
グするときは、系列に応じたスタッフバイト位置を正し
く処理することができる。VC−3のデマッピングが終
わったところで、両系列の信号のフォーマットが同じに
なったところでループバック設定によって、マッピング
/マックス側へ折り返す(ループバック機能を設ける位
置の都合によっては、より下の階層で行なっても良
い)。
【0125】マッピング/マックス時は、変換したい先
の系列に応じて行なえるように設定する。この設定方法
は、例えば、低次群インタフェース部510に Provisi
on Register 領域を持ち、ネットワーク管理装置20か
らCPU制御部520を通じて、このレジスタに設定を
書きこむことによって、マッピング/マックス系列を選
択できるようにする(図中の、AU−PTR−DET、
AU−PTR insertとはAUポインタの終端、
挿入機能を持つブロックである。挿入時のポインタ値は
522と、固定値にすると良い)。
【0126】図26は第3のシステム構成を示す図であ
る。低次群インタフェース部600は、DS1(=T
1)、E1(=D12)、64Kbpsといった、PD
H信号やATMがマッピングされた信号等のインタフェ
ースを持ち、装置内信号レベルである622Mbpsへ
持ち上げる機能を持つ。
【0127】デマックス/デマッピング、マックス/マ
ッピングを詳しく見ると、TUG−2レベルの信号(S
TS−1/TU−3/VC−3レベルにTUG−2は7
つ収容される) をTU−12(VT2)、TU−11
(VT1.5)に応じて、図のようにマックス/デマッ
クスする機能、さらに、TU−11処理部からは、VC
−11マッピング/デマッピング部へ、TU−12処理
部からは、VC−11及びVC−12の同処理部へイン
タフェースする。
【0128】さて、TU−11の系列の信号を、TU−
12の系列の信号に変換したいとき(例えば、DS1
(=T1)がマッピングされている信号をTU−12系
列に再マッピングしたいとき)は次のようにする。
【0129】TU−11デマックス部より、VC−11
デマッピング部へ出力されるVC−11信号を、ループ
バック設定して、TU−12マックス部へ信号を送って
やる。それより上位の多重化は、TU−12の系列に従
って行なわれる。ループバックの設定位置の設計の都合
によっては、より下位のレベルでループバックして、所
望の変換をしても良い。
【0130】図27は第4のシステム構成を示す図であ
る。高速INF部702は、 ‘ATM over S
ONET’網に、高速INF部704は、 ‘ATM
over SDH’網に接続されている。また、低速
ンタフェース部710は、‘ATM over DS
3’、 ‘ATM over PLCP overDS
3’あるいは ‘ATM over E3’のような信
号と接続されている。このような、ATMがマッピング
されているフレームを相互に変換するのが、第4のシス
テム構成である。
【0131】低速インタフェース部710は、装置内主
信号(STS相当フレーム:例622Mbpsまたは1
55Mbps等) をデマックス/マックス、デマッピン
グ/マッピングをして、ATMセルを取り出したり、逆
にATMセルをペイロードにマッピングしたりするST
S−デマックス/マックス部や、DS3やE3とインタ
フェースしてから、DS3やE3フレーム(さらには、
PLCPフレーム)を一度デマッピング/マッピング
し、ATMセルを取り出す(及び逆にATMセルをPD
Hフレームにマッピングする)部分を持つ。
【0132】ATMセルを抽出するには、フレームをデ
マッピングしたところで、セル同期(=ATMヘッダ部
分を検出する) ことによって得られる。さて、このよう
にATMセルを取り出したところで、ループバック設定
のようなことをして、信号の接続先を各部に切り替える
ことにより、フレーム変換をする機能を持つ。また、こ
のような設定をすることにより、フレーム変換を実現す
ることができる。
【0133】図28は第5のシステム構成を示す図であ
る。例として、 ‘IP overWDM’と ‘IP
over SONET/SDH’と ‘IP over
PPP’と ‘IP over ATM’と ‘IP o
ver Ethernet’と ‘IP over 他
パケット’とのインタフェースを行うIPインタフェー
ス部810を持つ装置をあげる。
【0134】IPインタフェース部810は、クロスコ
ネクト部等の装置内の他とのインタフェースを持つ。I
Pインタフェース部810で、これらのフレームから、
IPパケットレベルの信号を取り出す。このIPパケッ
トレベルの処理部で、接続先を切り換える設定をしてや
ることにより、これらのフレームを変換する機能を持
つ。また、そのような設定をすることによりフレームを
変換できる。
【0135】装置が、 ‘IP over PPP o
ver SONET’、 ‘IP over ATM
over SONET’、 ‘IP over X o
verSONET over WDM’(X=PPP、
ATM等、Xがない場合もここに含める)といった、イ
ンタフェースを持つ場合も、装置内で、 ‘IP ov
er PPP’、 ‘IP over ATM’等まで
デマッピングして、図のIPインタフェース部に入出力
してやれば、同様に、これらの信号も含めてフレームの
相互変換ができる。
【0136】以上説明したように、本発明の伝送装置及
び信号相互変換方法は、第1の系列の信号の形態と、第
2の系列の信号の形態との差異がなくなるように、下位
の階層レベルまで変換して下位階層信号を生成した後、
第1の系列の信号と第2の系列の信号とが相互変換され
るように下位階層信号をループバックして、下位階層信
号を上位の階層レベルまで変換して上位階層信号を生成
することとした。
【0137】これにより、階層多重等の仕様が互いに異
なる信号を効率よく変換して、信号の高品質な伝送制御
を行うことが可能になる。なお、上記の伝送装置では、
装置内部で光分離多重機能や、光クロスコネクト機能を
持つことにより、電気信号だけでなく、光信号で様々な
分離・多重やクロスコネクト制御(スイッチ制御)をし
てもよい。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の伝送装置
は、第1の系列の信号の形態と、第2の系列の信号の形
態との差異がなくなるように、下位の階層レベルまで変
換して下位階層信号を生成した後、第1の系列の信号と
第2の系列の信号とが相互変換されるように下位階層信
号をループバックして、下位階層信号を上位の階層レベ
ルまで変換して上位階層信号を生成する構成とした。こ
れにより、仕様が互いに異なる信号を効率よく変換し
て、信号の高品質な伝送制御を行うことが可能になる。
【0139】また、本発明の信号相互変換方法は、第1
の系列の信号の形態と、第2の系列の信号の形態との差
異がなくなるように、下位の階層レベルまで変換して下
位階層信号を生成した後、第1の系列の信号と第2の系
列の信号とが相互変換されるように下位階層信号をルー
プバックして、下位階層信号を上位の階層レベルまで変
換して上位階層信号を生成することとした。これによ
り、仕様が互いに異なる信号を効率よく変換して、信号
の高品質な伝送制御を行うことが可能になる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図18
【補正方法】変更
【補正内容】
【図18】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図22
【補正方法】変更
【補正内容】
【図22】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図25
【補正方法】変更
【補正内容】
【図25】
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図26
【補正方法】変更
【補正内容】
【図26】
【手続補正16】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図27
【補正方法】変更
【補正内容】
【図27】
【手続補正17】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図28
【補正方法】変更
【補正内容】
【図28】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K028 AA14 KK01 5K030 GA03 GA11 HB00 HB29 HD01 JA01 JL10 LE06 5K034 AA14 HH63 KK27 9A001 BB04 BB06 CC02 CC07 EE02 LL09

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル信号の伝送を行う伝送装置に
    おいて、 第1の系列の信号の送受信インタフェースを行う第1の
    信号インタフェース手段と、 第2の系列の信号の送受信インタフェースを行う第2の
    信号インタフェース手段と、 前記第1の系列の信号の形態と、前記第2の系列の信号
    の形態との差異がなくなるように下位の階層レベルまで
    変換して、下位階層信号を生成する下位階層変換手段
    と、前記下位階層信号を、前記第1の系列または前記第
    2の系列に対応した上位の階層レベルまで変換して、上
    位階層信号を生成する上位階層変換手段と、前記第1の
    系列の信号と前記第2の系列の信号とが相互変換される
    ように、前記下位階層信号を前記上位階層変換手段へル
    ープバックするループバック手段と、から構成されて、
    前記第1の系列の信号と前記第2の系列の信号との相互
    変換を行う信号相互変換手段と、 を有することを特徴とする伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記信号相互変換手段は、前記下位階層
    変換手段で前記第1の系列の信号または前記第2の系列
    の信号のオーバヘッドの終端をして下位の階層レベルま
    で変換し、前記ループバック手段でループバックした
    後、前記上位階層変換手段でオーバヘッドを挿入して上
    位の階層レベルまで変換することにより、前記第1の系
    列の信号と前記第2の系列の信号との相互変換を行うこ
    とを特徴とする請求項1記載の伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記信号相互変換手段は、前記下位階層
    変換手段で前記第1の系列の信号または前記第2の系列
    の信号のスタッフデータの位置を認識して、前記スタッ
    フデータがなくなる下位の階層レベルまで変換し、前記
    ループバック手段でループバックした後、前記上位階層
    変換手段で変換すべき系列のスタッフデータの位置を認
    識し、前記スタッフデータを挿入して上位の階層まで変
    換することにより、前記第1の系列の信号と前記第2の
    系列の信号との相互変換を行うことを特徴とする請求項
    1記載の伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記信号相互変換手段は、前記第1の系
    列の信号と前記第2の系列の信号との速度の変換を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の伝送装置。
  5. 【請求項5】 前記信号相互変換手段は、TU−11か
    らTU−12、TU−11からVT2、VT1.5から
    TU−12、VT1.5からVT2への変換の少なくと
    も1つを行うことを特徴とする請求項4記載の伝送装
    置。
  6. 【請求項6】 前記信号相互変換手段は、前記下位階層
    変換手段でATMセルを含む前記第1の系列の信号また
    は前記第2の系列の信号から前記ATMセルを抽出して
    下位の階層レベルまで変換し、前記ループバック手段で
    ループバックした後、前記上位階層変換手段で前記AT
    Mセルを挿入して上位の階層レベルへ変換することによ
    り、前記第1の系列の信号と前記第2の系列の信号との
    相互変換を行うことを特徴とする請求項1記載の伝送装
    置。
  7. 【請求項7】 前記信号相互変換手段は、前記下位階層
    変換手段でIPパケットを含む前記第1の系列の信号ま
    たは前記第2の系列の信号から、前記下位階層信号とし
    て共通フォーマットを生成するまで下位の階層レベルま
    で変換して、前記ループバック手段でループバックした
    後、前記上位階層変換手段で前記共通フォーマットを上
    位の階層まで変換することにより、前記第1の系列の信
    号と前記第2の系列の信号との相互変換を行うことを特
    徴とする請求項1記載の伝送装置。
  8. 【請求項8】 前記信号相互変換手段は、前記第1の系
    列の信号と前記第2の系列の信号との相互変換として、
    系列の異なる高次群信号同士の相互変換、系列の異なる
    低次群信号同士の相互変換、系列の異なる高次群信号と
    低次群信号の相互変換、の少なくとも1つを行うことを
    特徴とする請求項1記載の伝送装置。
  9. 【請求項9】 前記信号相互変換手段は、前記第1の系
    列の信号と前記第2の系列の信号との相互変換として、
    SDHとSONETの相互変換、同一系列で互いに階層
    の異なる信号の相互変換、PDHの相互変換、ATMイ
    ンタフェースの相互変換、の少なくとも1つを行うこと
    を特徴とする請求項1記載の伝送装置。
  10. 【請求項10】 前記信号相互変換手段は、AUポイン
    タを識別して、前記第1の系列の信号と前記第2の系列
    の信号との相互変換を行うことを特徴とする請求項1記
    載の伝送装置。
  11. 【請求項11】 前記信号相互変換手段は、E1バイト
    または装置内で用いるSTMフレームのオーバヘッド中
    の未使用バイトを識別して、前記第1の系列の信号と前
    記第2の系列の信号との相互変換を行うことを特徴とす
    る請求項1記載の伝送装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の系列の信号と前記第2の系
    列の信号との相互変換を行う際の保守・運用を行うネッ
    トワーク管理装置が接続することを特徴とする請求項1
    記載の伝送装置。
  13. 【請求項13】 前記信号相互変換手段は、低次群信号
    のインタフェース処理を行う低次群インタフェース部に
    配置されることを特徴とする請求項1記載の伝送装置。
  14. 【請求項14】 ディジタル信号の伝送を行う伝送シス
    テムにおいて、 第1の系列の信号の送受信インタフェースを行う第1の
    信号インタフェース手段と、前記第1の系列の信号の形
    態と、第2の系列の信号の形態との差異がなくなるよう
    に下位の階層レベルまで変換して、第1の下位階層信号
    を生成する第1の下位階層変換手段と、外部より送信さ
    れた第2の下位階層信号を、前記第1の系列に対応した
    上位の階層レベルまで変換して、第1の上位階層信号を
    生成する第1の上位階層変換手段と、から構成される第
    1の伝送装置と、 前記第2の系列の信号の送受信インタフェースを行う第
    2の信号インタフェース手段と、前記第1の系列の信号
    の形態と、前記第2の系列の信号の形態との差異がなく
    なるように下位の階層レベルまで変換して、前記第2の
    下位階層信号を生成する第2の下位階層変換手段と、外
    部より送信された前記第1の下位階層信号を、前記第2
    の系列に対応した上位の階層レベルまで変換して、第2
    の上位階層信号を生成する第2の上位階層変換手段と、
    から構成される第2の伝送装置と、 を有することを特徴とする伝送システム。
  15. 【請求項15】 ディジタル信号の伝送を行う伝送装置
    において、 第1の系列の信号を受信して、一定の速度レベルの第1
    の内部信号へ変換し、かつ前記速度レベルの第2の乗せ
    換え内部信号を前記第1の系列の信号へ変換して外部へ
    送信する第1の信号インタフェース手段と、 第2の系列の信号を受信して、前記速度レベルの第2の
    内部信号へ変換し、かつ前記速度レベルの第1の乗せ換
    え内部信号を前記第2の系列の信号へ変換して外部へ送
    信する第2の信号インタフェース手段と、 前記第1の内部信号または前記第2の内部信号を、前記
    第1の系列の信号の形態と前記第2の系列の信号の形態
    との差異がなくなるように下位の階層レベルまで変換し
    て、下位階層信号を生成する下位階層変換手段と、前記
    下位階層信号を上位の階層レベルまで変換して、前記第
    1の系列に対応する前記第1の乗せ換え内部信号を生成
    し、または前記第2の系列に対応する前記第2の乗せ換
    え内部信号を生成する上位階層変換手段と、前記第1の
    内部信号から生成された下位階層信号を、前記第2の乗
    せ換え内部信号へ変換する上位階層変換手段へループバ
    ックし、または前記第2の内部信号から生成された下位
    階層信号を、前記第1の乗せ換え内部信号へ変換する上
    位階層変換手段へループバックするループバック手段
    と、から構成される信号相互変換手段と、 前記第1の内部信号と前記第2の内部信号と前記第1の
    乗せ換え内部信号と前記第2の乗せ換え内部信号との信
    号接続経路のスイッチ制御を行うスイッチ手段と、 を有することを特徴とする伝送装置。
  16. 【請求項16】 前記信号相互変換手段は、前記下位階
    層変換手段で前記第1の内部信号または前記第2の内部
    信号のオーバヘッドの終端をして下位の階層レベルまで
    変換し、前記ループバック手段でループバックした後、
    前記上位階層変換手段でオーバヘッドを挿入して上位の
    階層レベルまで変換することにより、前記第1の乗せ換
    え内部信号または前記第2の乗せ換え内部信号を生成す
    ることを特徴とする請求項15記載の伝送装置。
  17. 【請求項17】 前記信号相互変換手段は、前記下位階
    層変換手段で前記第1の内部信号または前記第2の内部
    信号のスタッフデータの位置を認識して、前記スタッフ
    データがなくなる下位の階層レベルまで変換し、前記ル
    ープバック手段でループバックした後、前記上位階層変
    換手段で変換すべき系列のスタッフデータの位置を認識
    し、前記スタッフデータを挿入して上位の階層まで変換
    することにより、前記第1の乗せ換え内部信号または前
    記第2の乗せ換え内部信号を生成することを特徴とする
    請求項15記載の伝送装置。
  18. 【請求項18】 前記信号相互変換手段は、前記第1の
    系列の信号と前記第2の系列の信号との速度の変換を行
    うことを特徴とする請求項15記載の伝送装置。
  19. 【請求項19】 前記信号相互変換手段は、TU−11
    からTU−12、TU−11からVT2、VT1.5か
    らTU−12、VT1.5からVT2への変換の少なく
    とも1つを行うことを特徴とする請求項18記載の伝送
    装置。
  20. 【請求項20】 前記信号相互変換手段は、前記下位階
    層変換手段でATMセルを含む前記第1の内部信号また
    は前記第2の内部信号から前記ATMセルを抽出して下
    位の階層レベルまで変換し、前記ループバック手段でル
    ープバックした後、前記上位階層変換手段で前記ATM
    セルを挿入して上位の階層レベルへ変換することによ
    り、前記第1の乗せ換え内部信号または前記第2の乗せ
    換え内部信号を生成することを特徴とする請求項15記
    載の伝送装置。
  21. 【請求項21】 前記信号相互変換手段は、前記下位階
    層変換手段でIPパケットを含む前記第1の内部信号ま
    たは前記第2の内部信号から、前記下位階層信号として
    共通フォーマットを生成する下位の階層レベルまで変換
    して、前記ループバック手段でループバックした後、前
    記上位階層変換手段で前記共通フォーマットを上位の階
    層まで変換することにより、前記第1の乗せ換え内部信
    号または前記第2の乗せ換え内部信号を生成することを
    特徴とする請求項15記載の伝送装置。
  22. 【請求項22】 前記信号相互変換手段は、系列の異な
    る高次群信号同士の相互変換、系列の異なる低次群信号
    同士の相互変換、系列の異なる高次群信号と低次群信号
    の相互変換、の少なくとも1つを行うことを特徴とする
    請求項15記載の伝送装置。
  23. 【請求項23】 前記信号相互変換手段は、前記第1の
    内部信号と前記第2の内部信号との相互変換として、S
    DHとSONETの相互変換、同一系列で互いに階層の
    異なる信号の相互変換、PDHの相互変換、ATMイン
    タフェースの相互変換、の少なくとも1つを行うことを
    特徴とする請求項15記載の伝送装置。
  24. 【請求項24】 前記信号相互変換手段は、AUポイン
    タを識別して、前記第1の系列の信号と前記第2の系列
    の信号との相互変換を行うことを特徴とする請求項15
    記載の伝送装置。
  25. 【請求項25】 前記信号相互変換手段は、E1バイト
    または装置内で用いるSTMフレームのオーバヘッド中
    の未使用バイトを識別して、前記第1の系列の信号と前
    記第2の系列の信号との相互変換を行うことを特徴とす
    る請求項15記載の伝送装置。
  26. 【請求項26】 前記第1の系列の信号と前記第2の系
    列の信号との相互変換を行う際の保守・運用を行うネッ
    トワーク管理装置が接続することを特徴とする請求項1
    5記載の伝送装置。
  27. 【請求項27】 前記信号相互変換手段は、低次群信号
    のインタフェース処理を行う低次群インタフェース部に
    配置されることを特徴とする請求項15記載の伝送装
    置。
  28. 【請求項28】 ディジタル信号の伝送を行う伝送シス
    テムにおいて、 第1の系列の信号を受信して、一定の速度レベルの第1
    の内部信号へ変換し、かつ第2の乗せ換え内部信号を前
    記第1の系列の信号へ変換して外部へ送信する第1の信
    号インタフェース手段と、前記第1の内部信号を、前記
    第1の系列の信号の形態と第2の系列の信号の形態との
    差異がなくなるように下位の階層レベルまで変換して、
    第1の下位階層信号を生成する第1の下位階層変換手段
    と、外部より送信された第2の下位階層信号を上位の階
    層レベルまで変換して、前記第1の系列に対応する第1
    の乗せ換え内部信号を生成する第1の上位階層変換手段
    と、から構成される第1の伝送装置と、 前記第2の系列の信号を受信して、一定の速度レベルの
    第2の内部信号へ変換し、かつ前記第1の乗せ換え内部
    信号を前記第2の系列の信号へ変換して外部へ送信する
    第2の信号インタフェース手段と、前記第2の内部信号
    を、前記第1の系列の信号の形態と第2の系列の信号の
    形態との差異がなくなるように下位の階層レベルまで変
    換して、第2の下位階層信号を生成する第2の下位階層
    変換手段と、外部より送信された第1の下位階層信号を
    上位の階層レベルまで変換して、前記第2の系列に対応
    する前記第2の乗せ換え内部信号を生成する第2の上位
    階層変換手段と、から構成される第2の伝送装置と、 を有することを特徴とする伝送システム。
  29. 【請求項29】 信号の相互変換を行う信号相互変換方
    法において、 第1の系列の信号の形態と、第2の系列の信号の形態と
    の差異がなくなるように下位の階層レベルまで変換し
    て、下位階層信号を生成し、 前記下位階層信号を、前記第1の系列または前記第2の
    系列に対応した上位の階層レベルまで変換して、上位階
    層信号を生成し、 前記第1の系列の信号と前記第2の系列の信号とが相互
    変換されるような前記上位階層信号を生成するように、
    前記下位階層信号をループバックして、前記第1の系列
    の信号と前記第2の系列の信号との相互変換を行う信号
    相互変換方法。
  30. 【請求項30】 前記第1の系列の信号または前記第2
    の系列の信号のオーバヘッドの終端をして下位の階層レ
    ベルまで変換してループバックした後、オーバヘッドを
    挿入して上位の階層レベルまで変換することにより、前
    記第1の系列の信号と前記第2の系列の信号との相互変
    換を行うことを特徴とする請求項29記載の信号相互変
    換方法。
  31. 【請求項31】 前記第1の系列の信号または前記第2
    の系列の信号のスタッフデータの位置を認識して前記ス
    タッフデータがなくなる下位の階層レベルまで変換して
    ループバックした後、変換すべき系列のスタッフデータ
    の位置を認識し前記スタッフデータを挿入して上位の階
    層まで変換することにより、前記第1の系列の信号と前
    記第2の系列の信号との相互変換を行うことを特徴とす
    る請求項29記載の信号相互変換方法。
  32. 【請求項32】 前記第1の系列の信号と前記第2の系
    列の信号との速度の変換を行うことを特徴とする請求項
    29記載の信号相互変換方法。
  33. 【請求項33】 速度の変換として、TU−11からT
    U−12、TU−11からVT2、VT1.5からTU
    −12、VT1.5からVT2への変換の少なくとも1
    つを行うことを特徴とする請求項32記載の信号相互変
    換方法。
  34. 【請求項34】 ATMセルを含む前記第1の系列の信
    号または前記第2の系列の信号から前記ATMセルを抽
    出して下位の階層レベルまで変換してループバックした
    後、前記ATMセルを挿入して上位の階層レベルへ変換
    することにより、前記第1の系列の信号と前記第2の系
    列の信号との相互変換を行うことを特徴とする請求項2
    9記載の信号相互変換方法。
  35. 【請求項35】 IPパケットを含む前記第1の系列の
    信号または前記第2の系列の信号から、前記下位階層信
    号として共通フォーマットを生成する下位の階層レベル
    まで変換してループバックした後、前記共通フォーマッ
    トを上位の階層まで変換することにより、前記第1の系
    列の信号と前記第2の系列の信号との相互変換を行うこ
    とを特徴とする請求項29記載の信号相互変換方法。
  36. 【請求項36】 信号相互変換として、系列の異なる高
    次群信号同士の相互変換、系列の異なる低次群信号同士
    の相互変換、系列の異なる高次群信号と低次群信号の相
    互変換、の少なくとも1つを行うことを特徴とする請求
    項29記載の信号相互変換方法。
  37. 【請求項37】 前記第1の系列の信号と前記第2の系
    列の信号との相互変換として、SDHとSONETの相
    互変換、同一系列で互いに階層の異なる信号の相互変
    換、PDHの相互変換、ATMインタフェースの相互変
    換、の少なくとも1つを行うことを特徴とする請求項2
    9記載の信号相互変換方法。
  38. 【請求項38】 AUポインタを識別して、前記第1の
    系列の信号と前記第2の系列の信号との相互変換を行う
    ことを特徴とする請求項29記載の信号相互変換方法。
  39. 【請求項39】 E1バイトまたは装置内で用いるST
    Mフレームのオーバヘッド中の未使用バイトを識別し
    て、前記第1の系列の信号と前記第2の系列の信号との
    相互変換を行うことを特徴とする請求項29記載の信号
    相互変換方法。
  40. 【請求項40】 前記第1の系列の信号と前記第2の系
    列の信号との相互変換を行う際の保守・運用の設定を、
    ネットワーク管理装置を用いて行うことを特徴とする請
    求項29記載の信号相互変換方法。
JP2000067134A 2000-03-07 2000-03-07 伝送装置及び信号相互変換方法 Pending JP2001251267A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000067134A JP2001251267A (ja) 2000-03-07 2000-03-07 伝送装置及び信号相互変換方法
US09/752,350 US6870877B2 (en) 2000-03-07 2000-12-29 Transmission unit and two-way signal conversion method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000067134A JP2001251267A (ja) 2000-03-07 2000-03-07 伝送装置及び信号相互変換方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001251267A true JP2001251267A (ja) 2001-09-14

Family

ID=18586373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000067134A Pending JP2001251267A (ja) 2000-03-07 2000-03-07 伝送装置及び信号相互変換方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6870877B2 (ja)
JP (1) JP2001251267A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190112539A (ko) * 2018-03-26 2019-10-07 에스케이텔레콤 주식회사 무선통신장치 및 데이터 스트림 전달 방법, 데이터스트림 변환장치

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6836486B2 (en) * 2000-12-21 2004-12-28 Nortel Networks Limited Switching of low order data structures using a high order switch
US7106746B1 (en) * 2001-07-30 2006-09-12 Cisco Technology, Inc. Method and system for data stream switching
CA2458481C (en) * 2001-08-24 2010-05-18 Rumi S. Gonda Method and apparatus for translating sdh/sonet frames to ethernet frames
US7027436B2 (en) * 2001-08-31 2006-04-11 Tellabs Operations, Inc. Communication multistage switching techniques
US8274892B2 (en) * 2001-10-09 2012-09-25 Infinera Corporation Universal digital framer architecture for transport of client signals of any client payload and format type
US7589737B2 (en) * 2001-10-31 2009-09-15 Hewlett-Packard Development Company, L.P. System and method for communicating graphics image data over a communication network
US7688833B2 (en) * 2002-08-30 2010-03-30 Nortel Networks Limited Synchronous transmission network node
US7860119B1 (en) * 2003-12-05 2010-12-28 Meriton Networks Us Inc. SONET/SDH ring aggregation
KR100567326B1 (ko) * 2003-12-24 2006-04-04 한국전자통신연구원 Sonet/sdh, pdh, 그리고 이더넷 신호의 통합스위칭/전달 장치 및 그 방법
US7746903B2 (en) * 2006-03-07 2010-06-29 Harris Corporation SONET management and control channel improvement
US7948904B1 (en) * 2006-07-13 2011-05-24 Juniper Networks, Inc. Error detection for data frames
CN100512059C (zh) * 2006-08-16 2009-07-08 华为技术有限公司 在无源光网络中传输同步数字体系业务的方法及装置
WO2012131447A1 (en) * 2011-03-30 2012-10-04 Tejas Networks Limited System architecture and method for communication between devices over backplane to reduce interface count

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59194594A (ja) 1983-04-20 1984-11-05 Fujitsu Ltd フレ−ム番号認識方式
US5315594A (en) * 1992-03-02 1994-05-24 Alcatel Network Systems, Inc. Inter-network transport element of sonet overhead
JPH05327642A (ja) 1992-05-25 1993-12-10 Nec Corp フレーム変換方法及び変換回路
US5506847A (en) * 1993-04-26 1996-04-09 Kabushiki Kaisha Toshiba ATM-lan system using broadcast channel for transferring link setting and chaining requests
JP2630228B2 (ja) 1993-11-29 1997-07-16 日本電気株式会社 Sonet/sdhフレーム変換方法および回路
US6011802A (en) * 1996-10-22 2000-01-04 Sprint Communications Co. L.P. Method and system for conversion and transmission of communication signals
US6002689A (en) * 1996-11-22 1999-12-14 Sprint Communications Co. L.P. System and method for interfacing a local communication device
JP3366214B2 (ja) 1997-02-26 2003-01-14 富士通株式会社 多重化伝送装置
US6477178B1 (en) * 1998-03-31 2002-11-05 Alcatel Usa Sourcing, L.P. System and method and trafficking telecommunication signals
US6603776B1 (en) * 1999-04-05 2003-08-05 Lucent Technologies, Inc. & Pmc-Sierra, Inc. System for efficient broadband data payload conversion

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190112539A (ko) * 2018-03-26 2019-10-07 에스케이텔레콤 주식회사 무선통신장치 및 데이터 스트림 전달 방법, 데이터스트림 변환장치
KR102110142B1 (ko) * 2018-03-26 2020-05-13 에스케이텔레콤 주식회사 무선통신장치 및 데이터 스트림 전달 방법, 데이터스트림 변환장치

Also Published As

Publication number Publication date
US20010021171A1 (en) 2001-09-13
US6870877B2 (en) 2005-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6011802A (en) Method and system for conversion and transmission of communication signals
US7567581B2 (en) Multi-service channelized SONET mapper framer
JP2004529594A (ja) データ伝送方法および装置
JP2001251267A (ja) 伝送装置及び信号相互変換方法
US20040151172A1 (en) Transmission apparatus for making ring switching at different levels
US5490142A (en) VT group optical extension interface and VT group optical extension format method
US7085293B2 (en) Scaleable transport of TDM channels in a synchronous frame
US6891862B1 (en) Multiplex hierarchy for high capacity transport systems
US7630414B2 (en) Multiple low-speed into single high-speed SDH/SONET channel mapper/framer device and method
US8265093B2 (en) Multi-service channelized sonet mapper framer
US7353288B1 (en) SONET/SDH payload re-mapping and cross-connect
EP0689744B1 (en) Method for controlling conditional connections in a synchronous digital telecommunications system
EP1537694B1 (en) Synchronous transmission network node
US7630397B2 (en) Efficient scalable implementation of VCAT/LCAS for SDH and PDH signals
EP1217864A2 (en) Switching of low order data structures using a high order switch
CA2358058A1 (en) Transport module for sdh/sonet
JP2002176408A (ja) マルチフレーム多重伝送装置
US8228943B2 (en) Systems and methods for providing framing mapping, muxing and data processing
EP1047214A2 (en) Multiplex structures for communications system
KR100332414B1 (ko) 동기식 디지털 계위 상의 가상콘테이너 매퍼 장치
JP4037730B2 (ja) クロスコネクト制御方式
JP2001148672A (ja) 通信システム
CA2289897A1 (en) Multiplex hierarchy for high capacity transport systems
Yan SONET/SDH Essentials
Prodi et al. Synchronous optical networking

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040805

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060516

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060919