JP2001250104A - 画像処理方法、画像処理装置および画像処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置および画像処理プログラムを記録した記録媒体

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JP2001250104A
JP2001250104A JP2000061221A JP2000061221A JP2001250104A JP 2001250104 A JP2001250104 A JP 2001250104A JP 2000061221 A JP2000061221 A JP 2000061221A JP 2000061221 A JP2000061221 A JP 2000061221A JP 2001250104 A JP2001250104 A JP 2001250104A
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JP2000061221A
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English (en)
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Hisaya Kotani
尚也 小谷
Kyoko Teranishi
恭子 寺西
Masakatsu Aoki
政勝 青木
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アニメーション制作等の線画像の彩色処理に
おいて、微小領域の塗り残しのチェックや修正を簡便に
できるようにする。 【解決手段】 彩色付きの線画像データや彩色されてい
ない線画像データ(画像データ)を読み込む手段15
1、該画像データを探索して、該画像データ内部のあら
かじめ指定された微小な閉領域(微小領域)のサイズ以
下の微小領域を抽出する手段152、該抽出した微小領
域の部分にマーキングを施こして画像データに重ねて表
示し、利用者に該微小領域についての処理を問い合わ
せ、利用者からの指示に対応した処理を行う手段15
3、該微小領域に対する処理後の画像データを書こもど
す手段154等からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理技術に関
し、詳しくは、アニメーション制作等に使われるデジタ
ルデータ化された無彩色あるいは彩色された線画像デー
タについて、塗りつぶし等の処理を実施する画像処理方
法および装置、並びに、そのプログラムを記録した記録
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アニメーションのセル画等、デジ
タルデータ化された線画像データの彩色処理等におい
て、線で囲まれた領域を塗りつぶすには、利用者から塗
りつぶす色と塗りつぶす領域内の塗り始め座標(以下シ
ードポイントと呼ぶ)が指定され、4連結ピクセルシー
ドフィルアルゴリズム8連結ピクセルシードフィルアル
ゴリズムあるいはスキャンラインシードフィルアルゴリ
ズムなどにより塗りつぶす方法が一般的に使われている
(例えば、「実践コンピュータグラフィックス」山口富
士夫監修、日刊工業新聞社、pp104〜、1987参
照)。以下、各々の方法について説明する。
【0003】図2は、4連結ビクセルシードフィルアル
ゴリズムの概略図を示す。まず、最初に指定されたシー
ドポイントの色を調べ、変更して良い色であれば(領域
の外形線の色でない等)、そのピクセルの色値を退避
し、表示されているシードポイントの色を指定された色
に変更する。次に、シードポイントの上下左右4方向に
連結されたピクセルについて探索を行い、色を変更して
良い色(退避された色値と同じ色でありかつ領域の外形
線の色でないなど)であれば、そのピクセルの色を指定
された色に変更する。次にそれら4ピクセルの内、色が
変更されたピクセル各々について、それを中心とした上
下左右4方向に連結されたピクセルについて同じ処理
(すなわち、色変更をして良い色であれば、指定された
色に変更する)を行う。以降、退避された色値と異なる
色や領域の外形線の色を持つピクセルにぶつかるまで、
同じ処理を再帰的に行う。図2には、塗り始め処理1回
目に探索し塗られるピクセル1〜4と、その内、1番の
ピクセルについて更に探索して塗られるピクセルを例示
している。
【0004】図3は、8連結ビクセルシードフィルアル
ゴリズムの概略図を示す。8連結ピクセルシードフィル
アルゴリズムでは、図3に示すように、上下左右斜めの
8方向に連結したピクセルについて探索を行うところの
みが4連結ピクセルシードフィルアルゴリズムと異な
る。図3には、塗り始め処理1回目に探索し塗られるピ
クセル1〜8と、その内、3番のピクセルについて更に
探索して塗られるピクセルを例示している。
【0005】図4は、スキャンラインシードフィルアル
ゴリズムの概略図を示す。このアルゴリズムは、上記4
連結/8連結ピクセルシードフィルアルゴリズムがプロ
グラム上、再帰処理が深くなる傾向があり、スタック領
域を多く必要とすることから、再帰処理の深さを浅くす
る目的で考えられたものである。
【0006】まず、最初に指定されたシードポイントの
色を調べ、変更して良い色であれば(領域の外形線の色
でない等)、そのピクセルの色値を退避し、表示されて
いるシードポイントの色を指定された色に変更する。次
に、シードポイントから左右方向に色変更してはいけな
いピクセル(退避された色値と異なる色であるかまたは
領域の外形線の色であるなど)にぶつかるまで探索を行
い、色が変更出来るピクセル(退避された色値と同じ色
でありかつ領域の外形線の色でないなど)であれば、順
次、色を変更する。また探索しながら同時に上方向と下
方向に連結している1ピクセルの色を調べて、色が変更
出来るピクセルでかつ最も右(あるいは左でも良い)に
あるピクセルの座標を保持する。このピクセルの座標を
新たにシードポイントとして同じ処理を再帰的に繰り返
す。これにより、最初に指定されたシードポイントが含
まれる閉領域の色が、指定されたものに置き換わる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術のう
ち、4連結ピクセルシードフィルアルゴリズムは、プロ
グラム化が簡単で処理が高速であり、後述するような8
連結ピクセルシードフィルアルゴリズムのような問題が
無いために、現在、一般的に広く用いられている。しか
しながら、このアルゴリズムの基本的な性質上、図5に
示すように、例えば、同図(a)のようにシードポイン
トを指定して彩色を実行すると、同図(b)のように、
一度の彩色では塗り残しが生じてしまう。このようなケ
ースは、図6に示すようなアニメーション制作等では非
常に頻繁に起こる。この場合、塗り残された領域は1ピ
クセルや2ピクセルのように微小な領域であることが多
く、その後の利用者の肉眼によるチェックからも、漏れ
てしまう可能性が高い。そのため、利用者にはこのよう
な微小領域の塗り忘れのチェックについて非常に高い集
中力と時間が必要となる。
【0008】8連結ピクセルシードフィルアルゴリズム
では、図5に示す塗り残し問題は生じないという利点が
あるが、例えば図7に示すようなケースにおいては、内
部の彩色により矢印で指示した点から漏れ出してしま
い、同じ色で外部も塗られてしまうという問題がある。
この図7に示すケースも非常に頻繁にあるので、8連結
ピクセルシードフィルアルゴリズムは一般的には用いら
れていない。
【0009】スキャンラインシードフィルアルゴリズム
は塗り方という観点からは、基本的に上記4連結ピクセ
ルシードフィルアルゴリズムと同じ長所と短所を持つ。
先に述べたように、確かに上記2者に比べてスタック領
域が少なくて済むが、スタック領域が大きいと言っても
プログラム領域やデータ領域に比べれば僅かであり、コ
ンピュータのメモリ単価が非常に安価である現在におい
て、インプリメントの容易な4連結ピクセルシードフィ
ルアルゴリズムを使わずにスキャンラインシードフィル
アルゴリズムを用いる理由は無い。
【0010】また、上記いずれのアルゴリズムを用いた
場合においても、一度彩色された微小領域の色が正しい
かどうかのチェックは対象が微小であるがためにチェッ
ク漏れが起こる可能性が高く、そのため、利用者は非常
に高い集中力と時間を要してチェックを行わなければい
けない。
【0011】本発明の目的は、アニメーション制作等に
使われるディジタルデータ化された線画像データについ
て、微小であるがために塗り忘れや塗り間違いが生じ易
い1ピクセルや2ピクセルといった微小領域のチェック
と修正を、利用者の集中力を特に要求しないで簡便に行
える手法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、彩色付きの線
画像データあるいは彩色されていない線画像データ(以
下、まとめて画像データという)を入力し、該画像デー
タを探索して、該画像データ内部のあらかじめ指定され
た微小な閉領域(微小領域)のサイズ以下の微小領域を
抽出し、該抽出した微小領域のリストを出力することを
主要な特徴とする。
【0013】また、本発明は、微小領域リスト(微小領
域テーブル)等にもとづき、抽出した微小領域の部分に
マーキングを施こして画像データに重ねて表示すること
で、利用者に微小領域の塗り残しの存在や色変更忘れの
注意等を喚起することを特徴とする。
【0014】さらに、本発明は、抽出した微小領域の部
分にマーキングを施こして画像データに重ねて表示する
と同時に、利用者に該微小領域についての処理を問い合
わせ、利用者からの指示に対応した処理を該微小領域に
対して、利用者と会話的に行うことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して詳述する。図1は本発明の一実施形
態の装置構成図を示す。本画像処理装置は表示装置(デ
ィスプレイ)110、キーボード120、ポインティン
グデバイス130(マウス)、プリンタ140、処理装
置150、メモリ装置160、外部記憶装置170等か
らなる。この構成自体は、基本的に所謂コンピュータシ
ステムと同じである。
【0016】処理装置150は画像読出し処理部15
1、微小領域探索処理部152、微小領域変更処理部1
53及び画像書込み処理部154で構成される。他に
は、各部の動作を制御する制御部などを含むが、図1で
は省略してある。メモリ装置160は、所謂作業用メモ
リであり、あらかじめ利用者がキーボード120等から
入力した微小領域サイズのデータ161や、後述する微
小領域探索処理部152が生成する探索済表示テーブル
162や微小領域テーブル163、さらには、処理途中
結果等の画像データ164を保持する。なお、メモリ装
置160は処理装置150に内蔵されてもよい。
【0017】外部記憶装置170は、処理対象の未彩色
の線画像ファイルあるいは4連結ピクセルシードフィル
アルゴリズムやスキャンラインシードフィルアルゴリズ
ムなどによって彩色された線画像ファイル(以下画像フ
ァイルと呼ぶ)を格納している。この記憶装置自体は、
磁気ディスク装置や光磁気ディスク装置、その他、何で
もよく、また、システム構成によってはメモリ装置16
0と一体でもよい。
【0018】画像読出し処理部151は、外部記憶装置
170に格納されている処理対象の画像ファイルをメモ
リ装置(作業用メモリ)160に画像データ164とし
て読み込むとともに、表示装置110に表示する。な
お、処理対象の画像データは、他には例えばイメージス
キャナなどから直接入力することでもよい。微小領域探
索処理部152は、メモリ装置160上に探索済表示テ
ーブル162、微小領域テーブル163を生成した後、
画像データ164について探索して、探索済ピクセルを
探索済表示テーブル162に設定しながら、あらかじめ
利用者によって指定されている微小領域サイズ(例えば
1ピクセルや2ピクセルなど)161以下の面積を持つ
微小領域を抽出して微小領域テーブル163に設定す
る。微小領域変更処理部153は、メモリ装置160の
微小領域テーブル163を読み出し、微小領域探索処理
部152によって抽出された微小領域を、表示装置11
0上の画像データにマーキングを施して重ねて表示し、
微小領域に対する処理を利用者に問い合わせる。利用者
は、表示装置110に表示されるマーキングされた微小
領域について、その処理方法等をキーボード120やマ
ウス130により指示する。微小領域変更処理部153
は、利用者からの指示に応じて微小領域に対する処理を
行い、メモリ装置160の画像データ164を変更す
る。この微小領域変更処理153の処理は利用者と会話
的に行われ、微小領域変更処理の過程は表示装置110
に逐次表示される。画像書込み処理部155は、メモリ
装置160の処理済み画像データ154を外部記憶装置
170に書きもどす。また、この処理済み画像データ
は、利用者からの指示等によりプリンタ140でプリン
トアウトされる。
【0019】以下、微小領域探索処理部152および微
小領域変更処理部153の処理について詳しく説明す
る。
【0020】図8は、画像データ164の探索済ピクセ
ルをチェックするための探索済表示テーブル162を示
す。探索済表示テーブル162は、処理対象の画像デー
タ164各々に対応して生成される。該テーブルはピク
セル当たり未探索/探索済の2状態(例えば、未探索は
0、探索済は1)を表せればいいので、1ピクセル当た
り1ビット割り当てておけば十分である。テーブルのx
方向およびy方向のサイズについては、読み出された処
理対象の画像データ164と同じ(Xsize,Ysize)で
ある。
【0021】図9は、抽出された微小領域(微小領域リ
スト)を格納する微小領域テーブル163を示す。微小
領域テーブル163には、見つかった微小領域の数co
unt、各々の微小領域のサイズnum(単位はピクセ
ル数)と該微小領域に含まれるあるピクセルの座標x、
yおよび微小領域変更処理部153によって処理された
かどうかのフラグが割り当てられている。探索済表示テ
ーブル162と同様に、微小領域テーブル163は処理
対象の画像データ164各々に対応して生成される。
【0022】図10乃至図13は微小領域探索処理部1
52の処理フロー例を示す。図10は微小領域探索処理
部152の全体的処理フローであり、図11と図12は
探索済表示テーブルの生成と初期化処理フロー、図13
は探索処理フローである。ここで、図11は未彩色/彩
色済を問わず画像データに含まれる微小領域のチェック
を行いたい場合、図12は、すでに4連結ピクセルシー
ドフィルアルゴリズムやスキャンラインシードフィルア
ルゴリズムなどによって彩色された画像データ中の未彩
色な微小領域(塗り残しの可能性の高い微小領域)のみ
のチェックを行いたい場合に、それぞれ適用されるもの
である。図11は微小領域の色変更を忘れることへの対
象等に有効である。図11と図12のいずれの処理フロ
ーを適用するかは、あらかじめ利用者が指定しておく。
【0023】まず、微小領域探索処理部152は、探索
済表示テーブル162の生成と初期化処理を行う(ステ
ップ201)。ここで、生成した探索済表示テーブル1
62の初期化は、未彩色/彩色済を問わず画像データ1
64に含まれる微小領域のチェックを行う場合は図11
の処理フローを実行し、画像データ164の未彩色な微
小領域のみのチェックを行う場合は図12の処理フロー
を実行する。
【0024】未彩色/彩色済を問わず画像データに含ま
れる微小領域のチェックを行いたい場合については、画
像データに含まれる線については探索処理が不要である
ため、予め指定された線色であるピクセルについては該
当する座標の状態を1(探索済)に、線では無いピクセ
ルについては探索処理が必要であるため、該当する座標
の状態を0(未探索)にすればよい。図11では、初め
に探索済表示テーブル162の全ての座標(ピクセル)
の状態を0に初期化した後(ステップ301)、画像デ
ータ164をスキャンし(ステップ302、303)、
画像データ164上のピクセルの色値をキーとして線色
で無ければ対応する座標の状態は0のまま、線色であれ
ば対応する座標の状態を1とする(ステップ304、3
05)。
【0025】一方、未彩色な微小領域のみのチェックを
行いたい場合については未彩色のピクセルについては探
索処理が必要であるため、未彩色のピクセルは該当する
座標の状態を0に、彩色済のピクセルについては探索処
理が不要であるため彩色済ピクセルは該当する座標の状
態を1にすればよい。図12では、初めに探索済テーブ
ル162の全ての座標(ピクセル)の状態を0(未探
索)に初期化した後(ステップ401)、画像データを
スキャンし(ステップ402、403)、画像データ1
64上のピクセルの色値をキーとして未彩色であれば対
応する座標の状態は0のまま、彩色済であれば対応する
座標の状態を1(探索済)とする(ステップ404、4
05)。
【0026】次に、微小領域探索処理部152は、微小
領域テーブル163の生成と初期化処理を行う(ステッ
プ202)。ここでは、図9に示した微小領域テーブル
163情報中番号以外の全ての情報を0に初期化するだ
けである。
【0027】ここまでの処理が終了したなら、微小領域
探索処理部152は、微小領域数count0に初期設
定した後(ステップ203)、探索済表示テーブル16
2のスキャンを行い(ステップ204、205)、未探
索であるピクセルが見つかったら作業用変数(ピクセル
数のカウンタ:pixels、微小領域内部のあるピク
セルのx座標:l、同y座標:m)の初期化を行って
(ステップ206、207)、図13に示す探索処理を
呼ぶ(ステップ208)。
【0028】図13の探索処理では、呼ばれた時点での
座標値(a、b)を設定した後(ステップ501)、該
座標値が画像データ内部であってかつ未探索であるかの
チェックを行い(ステップ502、503)、座標値が
画像データ内部に無いあるいは探索済であれば、何もし
ないで戻る。座標値(a、b)が画像データ内部にあっ
てかつ未探索であれば、探索済表示テーブル162の該
座標(ピクセル)を探索済とし(ステップ504)、作
業用変数のカウンタ(pixels)を1増やし、lに
aの値をmにbの値を入れ(ステップ505、50
6)、上下左右4つのピクセルの座標を発生して(ステ
ップ507〜510)、同じ探索処理を再帰呼び出しす
る。
【0029】次に、微小領域探索処理部152は、図1
3の探索処理から処理がに戻ったら、作業用変数のpi
xelsの大きさをチェックし(ステップ209)、そ
れが利用者によって指定された微小領域のサイズ161
より大きければ微小領域と見なさないので、何もしない
で探索済表示テーブル162のスキャンに戻る(ステッ
プ205)。作業用変数のpixelsが利用者によっ
て指定された微小領域のサイズ以下であれば、そのとき
得られた作業用変数より、微小領域テーブル163のn
um[count]にpixelsの値を、x[cou
nt]に1をy[count]を入れ(ステップ21
0)、抽出された微小領域数を示すcountを1増や
して(ステップ211)、以下同じ処理を繰り返す。
【0030】以上の処理により、画像データ自体は未彩
色であっても彩色済であっても、画像データ中の全ての
抽出された微小領域数、その各微小領域のサイズとそれ
に属するあるピクセルの座標が求まり、微小領域リスト
として微小領域テーブル163に格納される。
【0031】図14は、微小領域変更処理部153の処
理フロー例を示す。微小領域変更処理部153では、微
小領域探索処理部152によって抽出された各微小領域
について、利用者と会話的に利用者が指定した処理を実
施する。本実施例では、処理の種類は、 (1) 外形線色以外で塗りつぶし(微小領域の彩色) (2) 外形線色で塗りつぶし(微小領域の外形線による
塗りつぶし) (3) 外形線ピクセルの除去(外形線を構成するピクセ
ルの消去による閉領域を保ったままでの微小領域の拡大
と彩色) (4) 現状維持(微小領域をそのまま残す) であるとする。
【0032】まず、微小領域変更処理部153は、メモ
リ装置160の微小領域テーブル163を読み出し(ス
テップ601)、作業用変数(微小領域数のカウンタ:
i)を初期化する(ステップ602)。次に、iが微小
領域テーブル162の微小領域数(count)以下な
らば(ステップ603)、微小領域テーブル163の該
i番目の行の変更済フラグが0か調べる(ステップ60
4)。変更済フラグが0(未処理)の場合、微小領域テ
ーブル162の該i番目の行に格納されている座標(x
[i]、y[i])を用いて、表示装置110上の画像
データ中の該座標を含む微小領域部分にマーキングを施
こし、画像データに重ねて表示し(ステップ605)、
利用者に該微小領域に対する処理を問い合わせる(ステ
ップ606)。
【0033】利用者は、画像データに重ねて表示された
マーキングを見て微小領域の存在とその場所を確認し、
該微小領域に対する処理を指示する。
【0034】微小領域変更処理部153は、利用者が
「外形色以外で塗りつぶし」を指示した場合には、利用
者と塗り色を問い合わせ(ステップ607)、利用者が
指定した塗り色で該微小領域を塗りつぶす(ステップ6
08)。利用者が「外形線色で塗りつぶし」を指示した
い場合には、利用者に外形線色を問い合わせ(ステップ
609)、利用者が指定した外形線色で該微小領域を塗
りつぶす(ステップ610)。なお、外形線色が既知の
場合には、ステップ609は省略してもよい。利用者が
「外形線ピクセルの除去」を指示した場合には、利用者
に除去ピクセル、その消し色を問い合わせ(ステップ6
11、612)、利用者が指定した除去ピクセルを指定
された消し色で置き換える(ステップ613)。また、
利用者が「現状維持」を指示した場合には、なにもしな
い。
【0035】以上の処理後、微小領域変更処理部153
は、微小領域テーブル163の該i番目の行の変更済フ
ラグを1(処理済)とし(ステップ614)、また、表
示装置110上に示されている該当する微小領域のマー
キングを消去する(ステップ615)。そして、作業用
変数のカウンタiを1増加して(ステップ616)、ス
テップ603に戻り、以降、iが微小領域テーブル16
2の微小領域数(count)に達するまで、同じ処理
を繰り返す。
【0036】なお、微小領域変更処理部153では、例
えばステップ601にて、微小領域テーブル163を読
み出した後、その微小領域リストの一覧を表示して、利
用者に以後の処理(処理続行、中止等)を問い合わせて
もよい。これを受けて、例えば抽出された微小領域がわ
ずかで、無視できるものであれば、利用者は処理中止等
を指示する。
【0037】図15の(a)、(b)は、表示装置11
0上の画像データに重ねて表示する微小領域のマーキン
グの一例を示す。マーキングのデザインや色は、マーキ
ングを画像データに重ねて表示した時、利用者が微小領
域の存在とその場所が一見で分かるように、あらかじめ
利用者が指定しておく。例えば、マーキングに用いる色
は、画像データに用いられていない、よく目立つ色にす
る。また、マーキグのデザインや色は、画像データや同
一画像データでも微小領域の場所等で変更するようにし
てもよい。
【0038】図16は微小領域に対する処理の一例を示
す。図16では4ピクセル以下の微小領域の探索が利用
者により指示されているものとしている。また、分かり
しやすいように、マーキングは除去して図示している。
同様に、本来微小領域が未彩色/彩色済のどちらであっ
ても処理可能であるが、ここでは微小領域が未彩色であ
るとし微小領域全てに同じ種類の処理を加えることとし
ている。
【0039】図16において、(a)は微小領域が存在
する処理前の部分画像データ、(b)〜(e)はそれぞ
れ処理後の部分画像データを示す。なお、(e)のケー
スは、利用者からの指示が現状維持であるため、(a)
と同じである。(d′)は処理途中の状態(外形線ピク
セルを消去した状態)であり、このような処理の途中結
果も表示装置に逐次表示される。(b)、(c)、
(d′)、(d)等の変更処理は、4連結ピクセルシー
ドフィルアルゴリズム等、従来の彩色アルゴリズムまた
は単に1ピクセルの色の変更処理を行うことで実現され
る。
【0040】以上、本発明の一実施の形態について説明
したが、図1の画像読出し処理部151、微小領域探索
処理部152、微小領域変更処理部153及び画像書き
込み処理部154の各処理機能等の全部又は一部(例え
ば、152と153のみ)は、コンピュータで実行可能
な言語で記述し、画像処理プログラムとしてコンピュー
タで読み取り可能な記録媒体、例えば、フロッピー(登
録商標)ディスク、CD−ROM、メモリカード等に記
録して提供することが可能である。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らか如く、本発明によ
ると、ディジタルデータ化された画像データについて予
め利用者に設定されたサイズ以下の微小領域を探索し、
利用者にその存在と位置を提示し、会話的に利用者によ
る彩色/線色による塗りつぶし/線ピクセルの削除等、
適切な処理を行うことが可能であり、アニメーション制
作等で頻繁に起こる1ピクセルや2ピクセルといった微
小領域の塗り忘れや塗り間違いのチェックおよび修正が
簡便に行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の装置構成図である。
【図2】4連結ピクセルシードフィルアルゴリズムを説
明する図である。
【図3】8連結ピクセルシードフィルアルゴリズムを説
明する図である。
【図4】スキャンラインシードフィルアルゴリズムを説
明する図である。
【図5】4連結ピクセルシードフィルアルゴリズムやス
キャンラインシードフィルアルゴリズムによる塗り残し
を説明する図である。
【図6】アニメーション制作における塗り残しの問題を
説明する図である。
【図7】連結ピクセルシードフィルアルゴリズムによる
濡れ出しを説明する図である。
【図8】微小領域探索処理に用いられる探索済表示テー
ブルの一例である。
【図9】微小領域探索処理で生成される微小領域テーブ
ルの一例である。
【図10】微小領域探索処理部の全体的処理フロー例で
ある。
【図11】未彩色/彩色済みを問わない画像データの微
小領域チェックに用いる探索済表示テーブルの初期化処
理フローの一例である。
【図12】未彩色の微小領域チェックのみに用いる探索
済表示テーブルの初期化処理フローの一例である。
【図13】探索処理フローの一例である。
【図14】微小領域変更処理部の処理フローの一例であ
る。
【図15】表示装置に表示される微小領域のマーキング
の一例である。
【図16】微小領域変更処理部が微小領域に対して利用
者と対話的に行う処理の一例である。
【符号の説明】
110 表示装置 120 キーボード 130 ポインティングデバイス(マウス) 140 プリンタ 150 処理装置 151 画像読出し処理部 152 微小領域探索処理部 153 微小領域変更処理部 154 画像書込み処理部 160 メモリ装置 161 微小領域サイズデータ 162 探索済表示テーブル 163 微小領域テーブル 164 画像データ 170 外部記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 政勝 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B050 BA08 CA07 EA09 EA22 FA02 FA05 FA14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 彩色付きの線画像データあるいは彩色さ
    れていない線画像データ(以下、単に画像データとい
    う)を入力し、該画像データを探索して、該画像データ
    内部のあらかじめ指定された微小な閉領域(以下、微小
    領域という)のサイズ以下の微小領域を抽出し、該抽出
    した微小領域のリストを出力することを特徴とする画像
    処理方法。
  2. 【請求項2】 彩色付きの線画像データあるいは彩色さ
    れていない線画像データ(画像データ)を入力し、該画
    像データを探索して、該画像データ内部のあらかじめ指
    定された微小な閉領域(微小領域)のサイズ以下の微小
    領域を抽出し、該抽出した微小領域の部分にマーキング
    を施こして画像データに重ねて表示することを特徴とす
    る画像処理方法。
  3. 【請求項3】 彩色付きの線画像データあるいは彩色さ
    れていない線画像データ(画像データ)を入力し、 該画像データを探索して、該画像データ内部のあらかじ
    め指定された微小な閉領域(微小領域)のサイズ以下の
    微小領域を抽出し、 該抽出した微小領域の部分にマーキングを施こして画像
    データに重ねて表示し、利用者に該微小領域についての
    処理を問い合わせ、利用者からの指示に対応した処理を
    行う、ことを特徴とする画像処理方法。
  4. 【請求項4】 彩色付きの線画像データあるいは彩色さ
    れていない線画像データ(画像データ)を入力する手段
    と、該画像データを探索して、該画像データ内部のあら
    かじめ指定された微小な閉領域(微小領域)のサイズ以
    下の微小領域を抽出する手段と、該抽出した微小領域の
    リストを出力する手段とを有することを特徴とする画像
    処理装置。
  5. 【請求項5】 彩色付きの線画像データあるいは彩色さ
    れていない線画像データ(画像データ)を入力する手段
    と、該画像データを探索して、該画像データ内部のあら
    かじめ指定された微小な閉領域(微小領域)のサイズ以
    下の微小領域を抽出する手段と、該抽出した微小領域の
    部分にマーキングを施こして画像データに重ねて表示す
    る手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 彩色付きの線画像データあるいは彩色さ
    れていない線画像データ(画像データ)を入力する手段
    と、該画像データを探索して、該画像データ内部のあら
    かじめ指定された微小な閉領域(微小領域)のサイズ以
    下の微小領域を抽出する手段と、 該抽出した微小領域の部分にマーキングを施こして画像
    データに重ねて表示し、利用者に該微小領域についての
    処理を問い合わせ、利用者からの指示に対応した処理を
    行う手段と、 該微小領域に対する処理後の画像データを出力する手段
    と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至3記載の画像処理方法をコ
    ンピュータで実行するためのプログラムを記録したこと
    を特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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