JP2000029196A - 検版装置 - Google Patents

検版装置

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JP2000029196A
JP2000029196A JP19597198A JP19597198A JP2000029196A JP 2000029196 A JP2000029196 A JP 2000029196A JP 19597198 A JP19597198 A JP 19597198A JP 19597198 A JP19597198 A JP 19597198A JP 2000029196 A JP2000029196 A JP 2000029196A
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 初校と再校との相違部の内容を把握しやすく
して検版作業を効率化すること。 【解決手段】 検版結果画像CM2においては初校と再
校との一致部EQを視覚的に低濃度の画像でで表現する
とともに、相違部R1〜R3についてはそれに対応する
領域についての初校または再校の画像で表現して、ディ
スプレイや紙媒体上などに出力する。相違部R1〜R3
を初校と再校との画像の合成画像で表現する場合と比較
して、相違部が初校または再校のどの画像部分であるか
についての確認が容易であり、検版作業の正確性と迅速
性とが向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、製版過程で得ら
れる第1と第2の画像を比較し、その比較結果を視認可
能な検版結果画像として出力する検版技術の改良に関す
る。
【0002】
【発明の背景】印刷物の製版過程においては、文字・写
真・線画などの画像部品を編集して得られた版が製版指
示内容に合致しているかどうかを検査し、指示内容に合
致していないときには種々の修正を行う必要がある。そ
して、そのような検査と修正とは何段階にも繰り返して
行われ、初校、再校、三校などの版を経て最終的に完成
した版が得られる。
【0003】そのような各版の比較検査をデジタル的に
行う検版装置においては、比較対象となる旧版と新版と
の検版結果画像をディスプレイ上に表示させるとともに
紙やフィルムなどの媒体上にプリント可能に構成されて
いる。このような検版結果画像では、旧版と新版との一
致部と相違部とが視覚的に区別して表現されており、そ
れによってオペレータが修正済箇所を特定してその修正
が適正に行われたどうかを確認することができる。
【0004】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】図2
0はこのような検版装置の従来例で出力される検版結果
画像の例を示す部分拡大図であり、この例では旧版に含
まれていた文字「E」の画像が削除されて文字「K」の
画像がその代わりとして追加された場合を想定してい
る。そして、旧版と新版との相違部については、 旧版にはなく、新版に新たに現れた箇所が第1色(た
とえば緑色)で、 旧版から削除された箇所が第2色(たとえば赤色)
で、 それぞれ表現されている。
【0005】ところが、このように比較的簡単な画像修
正の場合でも、削除された文字「E」と追加された文字
「K」との各部の形状が相互に入り組んでいるために、
この相違部が比較対象の版のどの部分の画像内容に対応
しているかを一見して認識することが困難である。そし
て、より複雑な画像の場合には画像の相違部の内容を確
認することがさらに困難である。
【0006】
【発明の目的】この発明は従来技術における上記の問題
の克服を意図しており、検版装置における2つの画像の
相違部の画像内容を容易に確認可能とし、その結果とし
て検版作業を効率化することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、製版過程で得られる第1と第2
の画像を比較し、その比較結果を視認可能な検版結果画
像として出力する検版装置において、(a)前記検版結果
画像のうち、前記第1と第2の画像の相違部に対応する
領域の画像データを、前記第1と第2の画像のうちの一
方の画像の内容で表現する相違部表現手段と、(b)前記
検版結果画像のうち、前記第1と第2の画像の一致部に
対応する領域の画像データを、前記相違部とは視覚的に
識別可能な形式で表現する一致部表現手段と、(c)前記
検版結果画像を可視的に出力する出力手段と、を備える
ことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の装置におい
て、前記相違部の範囲が矩形領域によって表現されるこ
とを特徴とする。
【0009】また、請求項3の発明は、請求項2の装置
において、前記相違部表現手段が、前記検版結果画像に
おいて前記矩形領域の枠線を与える手段、を備える。
【0010】さらに、請求項4の発明は、請求項1ない
し請求項3のいずれかの装置において、(d)所定の操作
入力に応答して、前記第1と第2の画像のうちから前記
一方の画像を選択する選択手段、をさらに備えることを
特徴とする。
【0011】請求項5の発明では、請求項1ないし請求
項4のいずれかの装置において、前記一致部表現手段
が、前記一致部においては、前記第1と第2の画像が一
致する画像内容を前記相違部よりも視覚的に低い濃度で
画像表現する手段、を備えることを特徴とする。
【0012】請求項6の発明では、請求項5の装置にお
いて、前記一致部表現手段が、前記一致部の表現濃度を
変更する手段を備えることを特徴とする。
【0013】請求項7の発明では、請求項1ないし請求
項4のいずれかの装置において、前記一致部表現手段
が、前記一致部を、前記検版結果画像において白地状態
で表現する手段を備える。
【0014】請求項8の発明では、請求項1ないし請求
項7のいずれかの装置において、前記出力手段が、前記
検版結果画像を、画像記録シート上に可視的に記録する
手段を備える。
【0015】請求項9の発明では、請求項1ないし請求
項7のいずれかの装置において、前記出力手段が、前記
検版結果画像を画面上に表現するディスプレイを備え
る。
【0016】請求項10の発明では、請求項1ないし請
求項9のいずれかの装置において、前記第1と第2の画
像の少なくともひとつが、デジタル編集された状態の画
像をデジタル状態のままで画素展開して得られたもので
ある。
【0017】請求項11の発明では、請求項1ないし請
求項9のいずれかの装置において、前記第1と第2の画
像の少なくともひとつが、露光記録または印刷記録され
た版の画像を光電的に読取って得られたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
【0019】
【システム構成の概要】図1はこの発明の実施形態の検
版装置100を含んだ製版システム1の概略ブロック図
である。この製版システム1においては、画像部品入力
装置2から種々の画像部品(文字・線画・写真など)の
データが入力されるが、この画像部品入力部2は、たと
えば入力スキャナ、文字入力部、線画作成部などで構成
される。
【0020】画像部品入力装置2から入力された画像部
品のデータは、オンラインまたはオフラインで画像編集
/変換装置3に与えられ、製版指示書に従ってページ既
述言語で各ページ上にレイアウトされた後、画素単位の
画像データに展開(RIP展開)され、出力スキャナな
どで構成される画像出力部4においてさらに網点画像に
変換されて感材上に露光記録される。そして、この露光
記録された感材を現像して印刷原版が得られる。
【0021】いったん作成した版(旧版)の画像につい
て要修正箇所が発見されると画像部品入力装置2または
画像編集/変換装置3まで戻って旧版の画像部品の再入
力やページ上の画像データの修正を行い、新版の画像デ
ータを得る。この新版については検版装置100を使用
して旧版との比較を行い、修正個所の確認を行うととも
に、修正もれや新たな要修正個所が発見されると版の修
正を繰り返して、最終的に刷版作成のための原版(校了
版)が得られる。
【0022】実際の製版プロセスでは版の修正が複数回
繰り返されることが多いが、以下では任意の段階の修正
に着目し、その修正前の版を旧版、その修正後の版を新
版として説明を続ける。旧版はたとえば初校であり、新
版はたとえば再校である。
【0023】旧版と新版との比較検査を行うための検版
装置100は、2種類の形式でこれらの原版の画像を取
り込むことができる。その第1は、旧版と新版とにつき
画像編集/変換装置3でそれぞれRIP展開されたカラ
ーのデジタル画像データをデジタルデータの形式のまま
で取り込んで比較するものである。このデジタルデータ
の取り込みはネットワークを介してオンラインで行って
もよく、磁気ディスクや光磁気ディスクなどの情報記憶
媒体を使用してオフラインで行ってもよい。図1の例で
はオンラインでのデータ取り込みを行うことができるよ
うに、検版装置100は画像編集/変換装置3などとネ
ットワーク接続されている。
【0024】原版の画像データを取り込む他の1の方法
は、露光記録された後に現像が行われたYMCKの各原
版の可視画像や、校正紙上にカラー印刷で記録された校
正刷りの画像を光電的に読取る方法である。図1の検版
装置100はこの方法をも実現可能とするために、イメ
ージリーダ110を備えている。カラー画像の場合、原
版は通常Y,M,C,Kの4版を1組としているため、
原版をイメージリーダ110で読取るときにはこれら4
版の画像を読取り、各色成分の色版画像データの組によ
ってひとつの原版の画像データとする。なお、原版では
なく刷版上の画像を読取ることも可能である。
【0025】また、上記の2つの方法のほかに、比較す
べき2つの画像の一方はRIP展開したデジタル画像デ
ータのままで利用し、他方は印刷媒体上の画像を光電的
に読取って得られるものを利用することもできる。
【0026】
【検版装置の構成】検版装置100は、画像データの比
較演算などのほか、種々の入出力を制御する演算制御部
130を備える。この演算制御部130はコンピュータ
の本体部で構成することが可能であり、CPU131お
よびメモリ132を含む。メディアドライブ120は、
画像データをオフラインで入力するときのほか、CD−
ROMの形式で提供される情報記憶媒体MAから検版装
置100の演算制御プログラムをあらかじめ読込む際に
も使用される。この演算制御プログラムは演算制御部1
30にインストールされる。後述するようなカラーディ
スプレイ140上の表示制御プログラムや、カラープリ
ンタ150およびプロッタ160への出力制御プログラ
ムも、記憶媒体MAの形式で提供される演算制御プログ
ラム内に含まれている。
【0027】画像ディスク170は、大容量ハードディ
スクなどの磁気ディスクによって構成されており、検版
前後の画像データの記憶や、検版の結果として得られた
検版結果画像などを格納する。
【0028】演算制御部130にはカラーディスプレイ
140が接続されており、このディスプレイ140上の
表示に応じた操作入力やメニューの選択は、操作入力部
180に含まれるキーボード181およびマウス182
を使用して実行可能である。カラーディスプレイ140
の画面は操作入力のあらゆる場面で参照されるが、旧版
と新版との検版結果画像を表示してオペレータにその内
容を視認させることが、検版の本質的な目的との関係で
特に重要である。
【0029】旧版と新版との検版結果画像を出力するた
めには、カラープリンタ150およびプロッタ(モノク
ロプロッタ)160も使用される。このカラープリンタ
150としては、たとえばインクジェットプリンタを使
用することができる。カラープリンタ150およびプロ
ッタ160の出力媒体は普通紙、半透明紙、透明フィル
ムなどの固定的な画像記録媒体(画像記録シート)であ
る。
【0030】
【検版動作】<検版対象の画像と検版結果画像との概要
>図2は検版装置100によって比較検査される旧版画
像P1と新版画像P2との例を示す図である。この図2
の例では、旧版画像P1から新版画像P2への修正過程
において、これらの画像P1,P2相互で対応する領域
CR1〜CR3での画像部品の修正が行われている。検
版装置100は、これらの画像P1、P2を比較検査す
ることにより修正領域CR1〜CR3を検出する。そし
て、検版装置100は、画像P1,P2の一致部(非修
正領域)と相違部(修正領域CR1〜CR3)とを視覚
的に区別できるように表現した出力画像を生成し、それ
をディスプレイ140の画面上で表示するとともに、カ
ラープリンタ150やプロッタ160を使用して可視的
に出力することができる。
【0031】このような比較検査で得られる出力画像を
一般に「検版結果画像」と呼ぶとき、この実施形態では
以下の3種類の検版結果画像が生成される(それぞれの
詳細は後述する)。
【0032】枠掛画像CM1(図8(a)参照):両版
の画像P1、P2の相違部の存在場所を矩形の枠線K1
〜K3だけで示す画像である。この枠掛画像CM1は写
真などの画像内容を含まないため、これをハードコピー
として出力する場合は主としてプロッタ160が使用さ
れる。
【0033】領域識別画像CM2(図9および図10
参照):これは両版の画像P1、P2の相違部R1〜R
3の内容を、画像P1,P2のうちの一方の画像で表現
し、一致部についてはその一致画像内容の視覚的な濃度
を図9のように低下させるか、あるいは図10のように
白地にして相違部の画像と一致部の領域とを識別可能と
したものである。領域識別画像CM2をハードコピーと
して出力する場合は、カラープリンタ150が使用され
る。なお、この実施形態の装置100では、画像P1,
P2の相違部の内部を画像P1,P2の差分画像で表現
することも選択できるようになっている。
【0034】差異枠画像CMB(図8(b)のウインド
ウ内参照):これは枠掛画像CM1の全体の地色を比較
的濃い色とした画像である。実質的な画像情報は枠掛画
像CM1と同じであるが、このように地色を付しておい
たものをここでは「差異枠画像」と読んで区別すること
にする。差異枠画像CMBにおいて地色として用いる色
は枠線K1〜K3が視認できるように透過色としてお
く。図5(b)ではこの地色部分を斜線を付して示してお
り、この差異枠画像CMBは後述する「消し込み動作」
で利用される。
【0035】<検版結果画像の生成>図3は検版装置1
00における検版動作を示す説明図であり、この図3で
は主に図1の演算制御部130でソフト的に実行される
フローチャートと、データの利用関係を示すブロック図
とを組み合わせて表現している。
【0036】まず、RIP展開したままのデジタルデー
タとして得られるか、あるいは版の可視画像を光電的に
読取って得られた旧版画像P1および新版画像P2のデ
ジタル画像データは、いったん画像ディスク170に格
納される。この最初の段階の画像ディスク170の状態
は、図3においては参照符号170aとともに示されて
いる。
【0037】この画像ディスク170(170a)から
旧版画像P1および新版画像P2のデジタル画像データ
が読出され(ステップS1)、これらの画像の各部が相
互に比較される(ステップS2)。この比較において
は、図4に示すように画像P1,P2をそれぞれ小さな
矩形のブロックの集合{Bij}にマトリクス分割し、各
ブロックBijごとに旧版画像P1の画像と、それに対応
する新版画像P2の画像とを比較する。
【0038】ここにおいて、旧版画像P1および新版画
像P2がカラー画像である場合、その比較はYMCKの
色成分ごとに行われる。また、旧版画像P1および新版
画像P2が版を光電的に読取って得られたものである場
合には、これらの旧版画像P1と新版画像P2との空間
的位置関係に誤差が生じるため、個々のブロックBijご
とに旧版画像P1と新版画像P2との相対位置を微小量
ずつ順次にずらせて行くようなデータシフトを行い、最
も画像相互の相関度が高い位置関係で画像相互の一致性
を判断する。この部分については、この発明の出願人に
よって開示されている特開平9−211836号の技術
を利用することができる。
【0039】このような画像比較において、1以上の色
成分につきブロックBij内での旧版画像P1と新版画像
P2との画像レベルの差が所定の閾値以上である場合に
はそのブロックは「不一致ブロック」と判定される一
方、すべての色成分についてそのブロックBij内での画
像レベルの差が所定の閾値以下である場合にはそのブロ
ックは「一致ブロック」と判定される(ステップS
3)。各ブロックBij内での画像レベルの差について
は、たとえばブロックBij内の画像レベルの分布を所定
の空間軸に射影してその射影波形を相互に比較する、と
いうような方法を採用することもできるし、ブロックB
ij内の画像レベルの平均値を比較するなどの方法を採用
してもよい。
【0040】<相違部の特定と枠線設定>図5は各ブロ
ックBijにつき上記のような一致性判定を行なった結果
を概念的に示しており、斜線を付して示した不一致ブロ
ックが画像面中に分布している。ここにおいて、新版画
像P2は旧版画像P1の部分修正によって得られている
ため、それらの画像の不一致ブロックはランダムに分布
するのではなく、不一致ブロックは1または複数の箇所
にかたまった状態で存在する。たとえば、図3の例では
修正領域CR1〜CR3に不一致ブロックの集合が存在
することになる。
【0041】そこで、図5に示すように、不一致ブロッ
クが連続している範囲を内包する最小サイズの矩形領域
Rを相違部として設定すると、図2の例の場合には、後
述する図8(a)に示す矩形領域R1〜R3が、図2の修
正個所CR1〜CR3に対応して特定される(図3のス
テップS4)。
【0042】また、このようにして特定された相違部R
1〜R3につき、それぞれの矩形領域の外周を囲む外枠
画像として枠線K1〜K3(図8(a))が生成される
(図3のステップS5)。この枠線K1〜K3をどの色
で画像表現するかについてはあらかじめオペレータの選
択操作によって指定可能である(ステップS5a)。
【0043】このようにして矩形領域R1〜R3の枠線
が設定されると、そのような枠線だけを表示した図8
(a)の枠掛画像CM1を生成する(ステップS6)。
【0044】また、枠掛画像CM1の枠の外部を所定の
暗色で塗りつぶし、かつ枠の中は所定の明色で塗りつぶ
して、後述する図6中の差異枠画像CMBも生成する
(ステップS6a)。これらの画像CM1,CMBは、
画像ディスク170に保存される。図3ではこのように
種々の検版結果画像が格納された後の画像ディスク17
0の状態が参照番号170bとともに示されている。な
お、差異枠画像CMBは、この段階では生成せずに、オ
ペレータからその生成の指令を受けてから作成してもよ
い。
【0045】図6はディスプレイ140の画面SCの表
示例を示す図であり、図7は図6のダイアログDLGの
拡大図である。図6の画面SCには旧版画像P1と新版
画像P2とが画素間引きをして縮小した状態でウインド
ウ表示されているとともに、これらの比較検査によって
得られる3種類の検版結果画像のうち、差異枠画像CM
Bおよび、後述するようにして生成される領域識別画像
CM2が並列的にウインドウ表示されている。ダイアロ
グ部分DLGは、図7に示すように種々の条件選択のた
めのボタン表示を含んでいるが、このうち「枠掛色」の
選択部において、上記の枠線K1〜K3の枠の色を複数
の色から選択指定可能であり、これは図3のステップ5
aにおいて利用される。図7の例では「赤」が枠線の色
として指定されている。このように枠線の色を選択可能
としているのは、後述する図9のように領域識別画像C
M2中に枠線を合成表示したとき、周辺の画像の色との
関係で目立つ色を枠線の色として選択できるようにする
ためである。
【0046】<領域識別画像の生成と白マスク>図7の
ダイアログにおける「増加部」「減少部」の項の選択操
作は、図3の次のステップS11aにおいて、相違部R
1〜R3を規定する矩形領域の中にどの画像内容を表示
するかをオペレータが選択入力する際に使用される。そ
の選択肢の意味は以下の通りである。
【0047】なお、図7において「旧台」とは「旧版画
像P1」を意味し、「新台」とは「新版画像P2」を意
味する。「増加部」または「減少部」の一方につき「旧
台」を選択すると、他方は自動的に「旧台」が自動選択
されるようになっており、同様に「増加部」または「減
少部」の一方につき「新台」を選択すると、他方は自動
的に「新台」が自動選択されるようになっている。した
がって、「旧台」と「新台」との選択枝としては、 「増加部」および「減少部」の双方が「旧台」に設定
されるか、 「増加部」および「減少部」の双方が「新台」に設定
されるか、 のいずれかである。
【0048】1.「増加部」および「減少部」につき、
赤または緑を選択した場合:この場合は、相違部分R1
〜R3内のそれぞれにおいて、旧版画像P1にはなく新
版画像P2のみに存在する画像部分と、旧版画像P1に
存在して新版画像P2にはない画像部分とを、それぞれ
選択した色で表示する。したがって、削除された画像部
分と追加された画像部分とが重なって枠線の中に表示さ
れる。
【0049】2.「増加部」=新台、「減少部」=新
台、を選択した場合:新版画像P2のうち相違部R1〜
R3の範囲に相当する部分を切り出して、枠線K1〜K
3の範囲内に貼り付けた領域識別画像CR2(図9)
が、検版結果画像のひとつとして生成される。
【0050】3.「増加部」=旧台、「減少部」=旧
台、を選択した場合:旧版画像P1のうち相違部R1〜
R3の範囲内に相当する部分を切り出して、枠線K1〜
K3の範囲内に貼り付けた領域識別画像CR2が、検版
結果画像のひとつとして生成される。この場合の領域識
別画像CR2は、図9における相違部R1〜R3の内部
を、図2(b)の「E」「○」「W」の画像に読み替えた
ものに相当する。
【0051】再び図3に戻る。上記のようにして相違部
R1〜R3内をどの画像で表現するか(表現法)につい
ての選択入力操作(ステップS11)があると、その選
択に応じて、相違部R1〜R3の中の画像内容を作成す
る(ステップS12)。
【0052】すなわち、マウス182などを用いたダイ
アログDLGのボタン操作によって「旧台」が選択され
たときには画像ディスク170に保存されていた旧版画
像P1の画像データのうち相違部R1〜R3に相当する
画像データの内容を抽出し、それを領域識別画像CM2
において相違部R1〜R3に表示する画像として採用す
る。一方、「新台」が選択されたときには画像ディスク
170に保存されていた新版画像P2の画像データのう
ち相違部R1〜R3に相当する画像データの内容を抽出
し、それを領域識別画像CM2の相違部R1〜R3中に
表示する画像として採用する。
【0053】換言すれば、「旧台」または「新台」が選
択されたときには、その選択内容に応じて、領域識別画
像CM2中の相違部R1〜R3に対応する領域の画像デ
ータを、旧版画像P1と新版画像P2とのうちのひとつ
の画像の内容で表現することになる。
【0054】また、「増加部」や「減少部」を「赤」や
「緑」の色で指定したときには、「増加部」や「減少
部」をそれぞれの色で表現しつつそれらの画像を合成し
た差分画像ないしは増減画像を相違部R1〜R3の画像
として生成する。
【0055】一方、旧版画像P1と新版画像P2とが一
致する領域(図9の一致部EQ)は、画像面のうち相違
部R1〜R3以外の領域であるから、その領域範囲はス
テップS4で生成された相違部R1〜R3の指示信号を
反転することによって特定することができる。また、一
致部EQでは旧版画像P1と新版画像P2との画像内容
が一致するのであるから、領域識別画像CM2において
は、旧版画像P1と新版画像P2とのいずれの画像デー
タを使用して一致部EQの画像内容を作成してもよいこ
とになる。そこで、この実施形態では新版画像P2の画
像データを取り込み、その中から一致部EQに対応する
領域の画像を抽出する(ステップS13)。
【0056】また、このステップS13では、この一致
部EQの領域の画像を、相違部R1〜R3の画像の濃度
よりも視覚的に低い濃度に変換する。これは、相対的に
相違部R1〜R3の視認性を高めるためである。視覚的
な濃度を下げることは「白」成分を増加させることに相
当することから、この処理は「白マスク」と呼ぶことが
できる。なお、画像信号のレベルとの関係から言えば、
「視覚的な濃度を下げる」ことは、YMCKなどの減色
混合系では画像信号レベルを低下させることに対応し、
BGRなどの加色混合系では画像信号レベルを増加させ
ることに対応する。
【0057】図7のダイアログDLGに表示されている
ように、この白マスクによるマスキングの程度は、種々
に選択可能とされている。白マスクを「強」側に選択す
ると視覚的濃度の低減の程度が大きくなり、一致部EQ
の画像は薄く表現される。逆に白マスクを「弱」側に選
択すると視覚的な濃度の低減の程度が小さくなり、一致
部EQの画像は比較的濃く表現される。これらの中間の
程度を選択すれば、白マスクは中程度になる。特に、白
マスクを最大(最も「強」側)に選択すると一致部EQ
は完全な白地となる。
【0058】このようなダイアログDLGでの白マスク
の程度の選択は第3のステップS13aとして示されて
おり、ステップS13における一致部EQの画像の生成
においてはこのステップS13aでの選択が考慮され
て、上記のように比較的強い白マスクから弱い白マスク
までの範囲でのいずれかの濃度で一致部EQの画像デー
タが得られる。もっとも、白マスクを最大に選択したと
きには一致部EQは完全な白地となるから、一致部EQ
内に実質的な画像内容は含まれず、この領域の画像デー
タは「白」ないしは「透明」を表現するデータとなる。
【0059】以上のようにして相違部R1〜R3および
一致部EQの画像が得られると、次のステップS14に
おいては、これら相違部R1〜Rの画像、一致部EQの
画像、および枠線K1〜K3の画像を空間合成し、図9
または図10の領域識別画像CM2を生成する。そし
て、この領域識別画像CM2が画像ディスク170に格
納される。
【0060】このようにして作成された領域識別画像C
M2は、差異枠画像CMBとともに、図6の画面SC上
に表示される。ただし、この画面SC上での表示におい
てそれらの全体をウインドウ内に表示するときには、画
素間引きなどを行って縮小画像の状態にする。部分的に
拡大表示したいときには、画像ディスク170に格納し
てある画像データを参照して表示する。
【0061】このようにして、オペレータは、図6の画
面SC上で旧版画像P1と新版画像P2との一致部EQ
と相違部R1〜R3とを視覚的に確認可能である。領域
識別画像CM2は、一致部EQや相違部R1〜R3の画
像内容を知るために有効であり、差異枠画像CMBは相
違部R1〜R3の存在位置の空間的分布状態を知るため
に有効である。
【0062】特に相違部R1〜R3においては、図9の
ように新版画像P2(または旧版画像P1)だけの画像
内容でその内部画像を確認できるため、このモードを選
択したときには、旧版画像P1と新版画像P2とを合成
した状態で表示する場合と比較して表示内容が認識しや
すい。このため、相違部R1〜R3の画像内容の確認が
正確かつ迅速になり、検版効率が向上する。
【0063】また、差異枠画像CMBは、相違部R1〜
R3の内容をオペレータが順次に確認して行くにあたっ
て、その相違部を既にチェックしたかを示しておくため
に利用することが可能となっているが、その詳細につい
ては後述する。
【0064】図8(a)および図9の枠掛画像CM1や領
域識別画像CM2は画面SC上に表示することも可能で
あるし、既述したようにハードコピーとしてプリントす
ることもでできる。図7のダイアログDLGにおいて選
択した枠線の色や白マスクの程度、それに相違部R1〜
R3に出力する画像内容は、画面SC上の表示だけでな
くハードコピーへのプリントにおいても同様の選択が可
能である。
【0065】そこで、ここでは、ハードコピーとしてプ
リントする場合のこれらの検版結果画像の利用法を説明
する。もっとも、ハードコピーとしてプリントする場合
には画像面の基準位置を示すためのトンボマーク(レジ
スターマーク)などもプリントされるが、これらの図で
はそのマークなどは図示を省略されている。
【0066】図8(a)の枠掛画像CM1では相違部R1
〜R3についての枠線K1〜K3のみがプロッタ160
によってプロットされている。この枠掛画像CM1は、
半透明紙(いわゆるトレーシングペーパ状の用紙)や透
明フィルム上に実寸でプロットすることにより、旧版ま
たは新版の原版や校正刷りの上に重ね合わせて、相違部
R1〜R3の画像内容がどの部分の画像であるかを確認
するために有用である。
【0067】一方、図9は中程度の白マスクを適用した
領域識別画像CM2を示している。この図9において点
線で表現している画像部分が一致部EQであるが、実際
のプリントではカラープリンタ150によって薄い濃度
でプリントされている部分である。相違部R1〜R3に
ついては、新版画像P2の対応領域が出力されている。
旧版画像P1と新版画像P2とのいずれも選択できる
が、新版画像P2を出力する方が好ましい。それは、現
時点での最新バージョンは新版画像P2であるから、相
違部R1〜R3についても新版画像P2で確認した方が
修正の適否判断のためにより適切だからである。これは
画面SC上に表示する場合も同様である。
【0068】この領域識別画像CM2も版と同じサイズ
の実寸でプリントすることにより、実際に印刷した場合
での状態を視認しつつ相違部R1〜R3の画像内容の確
認が容易になる。
【0069】図10は白マスクを最大強度に指定するこ
とにより、相違部R1〜R3については新版画像P2
(または旧版画像P1)のみを表示し、一致部EQにつ
いては白地のままとした出力例である。この場合には実
質的に相違部R1〜R3と枠線K1〜K3だけがプリン
トされることになる。図9の場合と比較して一致部EQ
の画像がないために一致部EQと相違部R1〜R3との
関係の確認性は劣るが、実質的に出力すべき画像部分が
少ないためにプリントが高速になり、消費するインクも
少ないというメリットがある。
【0070】<画素情報の並列抽出と相違部の消し込み
(概要)>次に、上記のようにして検版を実行するに際
して、画面SC上で相違部R1〜R3の画像内容をオペ
レータが詳細に検討するために特に改良された構成と動
作とについて説明する。この改良は、「画素情報の並列
抽出」と「相違部の消し込み」とを含んでおり、それら
の概要は以下の通りである。
【0071】(a)「画素情報の並列抽出」:これは旧版
画像P1と新版画像P2の対応箇所の画素の画像情報の
違いをより詳細に知るために、これら旧版画像P1、新
版画像P2、領域識別画像CM2につき、互いに対応す
る箇所にカーソルを自動的に位置決めし、その位置での
色成分ごとの濃度値などを表示させる機能である(図1
1)。すなわち、オペレータが画面SC上で相違部R1
〜R3の画像を拡大して目視しただけでは微妙な色の違
いなどを判別できないときに、着目する画素の階調値や
色成分値を数値として比較したい場合があるが、その際
に、着目する画素を適切に選択してそれらの画像情報を
比較することを可能にする機能が「画素情報の並列抽
出」である。
【0072】(b)「相違部の消し込み」:これは複数の
相違部R1〜R3につき、どれを既に拡大表示してチェ
ックしたかを画面上で領域指定済の表示で識別できるよ
うにした改良である(図15および図16)。
【0073】これらにつき、以下、詳述する。
【0074】<画素情報の並列抽出>図11は、相違部
R1〜R3の内容をオペレータが視認して、旧版から新
版への修正過程で正しく修正が行われているかどうかな
どをチェックするための画像例を示す。これは、図6の
画像生成の後にオペレータのメニュー選択に応じて切り
替わる画面である。
【0075】この図11の画面では、旧版画像P1、新
版画像P2、領域識別画像CM2および差異枠画像CM
Bがそれぞれウインドウ表示されているともに、拡大画
像表示ウインドウLWと、画素情報表示ウインドウPW
が表示されている。なお、このうちの拡大画像表示ウイ
ンドウLWと画素情報表示ウインドウPWとの表示内容
の詳細は、それぞれ図12および図13に示されてい
る。また、図11での領域識別画像CM2は白マスクを
「最強」に選択しており、したがって領域識別画像CM
2の一致部EQは実質的に白地である(図10の場合に
対応)。
【0076】図14のフローチャートに沿ってこの「画
素情報の並列抽出」のフローを説明する。オペレータ
は、マウス182を使用して、図11の旧版画像P1、
新版画像P2、領域識別画像CM2、差異枠画像CMB
のいずれかの上で小矩形のターゲット枠TGa、TG
b、TGc、TGdのうちの任意のものを移動させて、
拡大表示すべき範囲を指定する(ステップS101)。
このとき、画像P1,P2,CM2、CMBのうちのひ
とつの画像上のターゲット枠(たとえばTGa)をマウ
ス182で移動させると、残りの表示画像においても対
応するターゲット枠TGb、TGc、TGdが追随して
自動的に対応する画素位置に移動するようになってい
る。それぞれの画像P1,P2,CM2、CMBのいず
れからでもターゲット枠を移動させるこのような動作
は、部分拡大画像上で十字カーソルを移動させるときの
追随動作(後述する)と類似のものである。
【0077】ターゲット枠TGa、TGb、TGc、T
Gdの位置がこのようにして指定されると、旧版画像P
1、新版画像P2および領域識別画像CM2につきその
時点でのターゲット枠TGa、TGb、TGc内の範囲
の画像がそれぞれ画像ディスク170内の画像P1,P
2,CM2のデータから切り出されて、それらに対応す
る拡大画像P1L、P2L,CM2Lが図12の拡大画像表示
ウインドウLW内に並列的に表示される(ステップS1
02)。以下、拡大画像P1L、P2L,CM2Lをそれぞれ
「旧版拡大画像」、「新版拡大画像」、「識別拡大画
像」と呼ぶ。
【0078】画面SC上のメニュー(図示せず)から
「スポイドモード」を選択すると、オペレータは、マウ
ス182を使用してポインタPT(図12)を拡大画像
P1L、P2L,CM2Lのいずれの上にでも移動させること
ができるようになるが、その時点でポインタPTが現在
どの拡大画像の上にあるかが判定される(ステップS1
03)。そして、その時点でのポインタPTの位置を指
示点(十字交点)として十字カーソルがその拡大画像に
生成される。
【0079】たとえばポインタPTが図12のように旧
版拡大画像P1L上にあるときにはこのポインタPTに指
示点を持つ十字カーソルCS1が旧版拡大画像P1L上に
生成されるようになっている。なお、ポインタPTが拡
大画像P1L、P2L,CM2Lのいずれかの上にあるときに
は、十字カーソルがそのポインタPTの表示に取って代
わるため、拡大画像上では十字カーソルだけを移動させ
ているように見える。このため、オペレータが旧版拡大
画像P1L上でポインタPTの位置を指定することは、実
質的に十字カーソルCS1を拡大画像P1L上で指定する
ことと等価である。
【0080】そして、ポインタPTがその時点で存在す
る拡大画像P1Lだけでなく、他の2つの拡大画像P2L、
CM2Lのそれぞれの対応位置に指示点を持つ十字カーソ
ルCS2、CSMが、十字カーソルCS1の位置に追随
して自動生成される(ステップS105)。
【0081】そして、それらの十字カーソルCS1,C
S2,CSMの指示点の画素につき、旧版画像P1、新
版画像P2のそれぞれにおける色成分の値が画素情報表
示ウインドウPW(図13)に数値列によって並列的に
表示される(ステップS106)。図13の例では、R
GBの色成分につき0〜255までの256階調(8ビ
ット)において、それぞれの値が示されている。このう
ち「旧台」および「新台」についての色成分値はそれぞ
れ旧版画像P1および新版画像P2での対応画素の画素
情報であり、「増減」は、領域識別画像CM2での対応
画素の画素情報すなわち旧版画像P1と新版画像P2と
の色成分値の差分値を示している。また、これらをYM
CK表示で行わせることも可能であり、この場合には網
%で表示される。
【0082】また、画素情報表示ウインドウPWに、拡
大画像P1L、P2L,CM2L内における十字カーソルCS
1,CS2,CSMの指示点の相対座標(X、Y)の情
報CRDも表示させることができる。この数値は画素単
位であってもよく、実際の版での距離単位(mm,inch)
で表示されていてもよい。すべての拡大画像P1L、P2
L,CM2L内で十字カーソルCS1,CS2,CSMが
同じ位置にあることが保証されるため、この相対座標
(X、Y)の値は1組だけ表示しておけば足りる。
【0083】ターゲット枠TGaの位置は元のままでオ
ペレータがポインタPT(従って十字カーソルCS1)
を旧版拡大画像P1L上の任意の位置に移動させると、他
の十字カーソルCS2、CSMの指示点もそれに自動追
随して拡大画像P2L、CM2L上の対応位置に移動し、そ
の新たな位置における旧版画像P1と新版画像P2との
画素情報やそれらの差分情報が画素情報表示ウインドウ
PWに並列的に表示される(ステップS107〜S11
0)。
【0084】なお、ポインタPTをひとつの拡大画像
(たとえば旧版拡大画像P1L)から他の拡大画像(たと
えば新版拡大画像P2L)に移動させたときのために、ス
テップS108とS109との間にはステップS103
と同じステップが入るが図14では図示を省略してい
る。また、上記は旧版拡大画像P1L上にポインタPTが
ある場合を例としたが、ポインタPTが新版拡大画像P
2Lや識別拡大画像CM2L上にある場合も同様である。た
とえばポインタPTが新版拡大画像P2L上にあるときに
は、十字カーソルCS2の指示点がそのポインタPTの
位置に移動するとともに、それに追随して旧版拡大画像
P1L上の十字カーソルCS1の指示点が、また識別拡大
画像CM2L上の十字カーソルCSMの指示点が、それぞ
れ対応位置に移動して、それらの画素情報が並列表示さ
れる。
【0085】このようにしてそれらの拡大画像領域の所
望の箇所に十字カーソルの指示点を位置決めして適宜に
画素情報を確認しつつ画像修正の適否をオペレータが判
断する。
【0086】このように画素情報表示ウインドウPWに
は、互いに対応する画素につき、旧版拡大画像P1L、新
版拡大画像P2Lおよび識別拡大画像CM2Lの画像情報が
並列表示されることになる。拡大画像P1L、P2L,CM
2Lのいずれにおいてもマウス182によって十字カーソ
ルの位置決めをすることが可能にしてあるため、これら
3種類の画像のいずれからも、着目したい画素を選択可
能である。
【0087】そして十字カーソルCS1,CS2,CS
Mを同期して互いに自動的に追随移動させつつ画像情報
を並列抽出することが可能となっているために、3種類
の拡大画像P1L、P2L,CM2Lにつき共通の位置(画
素)での画像情報を相互に比較して画像修正の適否を判
断するにあたって、個別にカーソルの位置決めをする必
要がないだけでなく、オペレータの不慣れによる位置決
めミスも防止できる。このため、検版の正確性と迅速性
を向上させることができる。
【0088】なお、ターゲット枠TGa、TGb、TG
c、TGdを別の領域に移動させると、その移動が図1
4のステップS107で検知され、ターゲット枠TG
a、TGb、TGc、TGdの新たな位置が示す領域に
つき上記と同様の検査を行うことができる。
【0089】<相違部の消し込み>次に、「相違部の消
し込み」について、図17のフローチャートに沿って説
明する。
【0090】図11に示すように、相違部R1〜R3が
画像のどの位置にあるかを知るには、画面SC上で領域
識別画像CM2や差異枠画像CMBを参照すればよい。
ところが、一般に旧版と新版との相違部は1カ所だけで
あることは少なく、1画像に複数存在するのが通例であ
る。複雑な編集をした画像などでは相違部の数はかなり
多数になる。
【0091】このとき、オペレータは相違部のそれぞれ
を1つずつ拡大表示させて修正内容を確認するのである
が、相違部の数が多いと、どの相違部については既に拡
大画像表示ウインドウLWに拡大表示させて修正適否検
査を済ませたかにつき失念することがある。すると、既
に修正適否検査を行ったにもかかわらず、再びその相違
部を選択して拡大表示してしまう結果になり、無駄な時
間を費やしてしまうことになる。
【0092】逆に、まだ修正適否検査を行っていない相
違部についてその検査を済ませてしまったと誤認したと
きには、十分な検査を行わないまま検版を終了してしま
う可能性がある。
【0093】このため、この実施形態の検版装置100
では、いったん領域指定して拡大画像表示ウインドウL
Wに拡大表示させた相違部については、検版結果画像の
ひとつとしての差異枠画像CMB上に所定の領域指定済
表示を与えるようにしている。この領域指定済表示とし
ては種々のものを採用可能であるが、この実施形態の装
置100では、拡大指定済の領域を所定の態様で塗りつ
ぶすようなマスク処理を行う。
【0094】すなわち、図15に示すようにターゲット
枠TGdがマウス182のドラッグに従って点線で示す
ように移動し、オペレータがマウス182のボタンを解
放した時点でのターゲット枠TGdの位置(図示例では
相違部R1の上)に単位マスクMSが生成表示される。
この単位マスクMSは所定の色(たとえば薄いグレー)
の塗りつぶしマスクであり、図15にハッチングを付し
て示す背景色(たとえば黒)についてはそれを上書きし
てしまうが、枠線K1〜K3(たとえば赤枠線)だけは
透過させる。このような単位マスクMSが生成された領
域については、その領域に対応する旧版画像P1、新版
画像P2および領域識別画像CM2の各部分が拡大画像
表示ウインドウLWに拡大表示されてオペレータによる
拡大目視検査などが行われるわけであるから、この単位
マスクMSが付与された領域については「領域指定済」
ということになる。
【0095】ただし、図示例の相違部R1については単
位マスクMSの1回の指定で相違部R1を覆う領域指定
済表示としての塗りつぶしマスクMS1が得られるが、
相違部R2についてはそのサイズが単位マスクMSより
も大きいため、単位マスクMSによる1回の領域指定で
は相違部R2の全体を拡大表示することができない。そ
こで、この相違部R2においては単位マスクMSを複数
の位置で指定することにより、それらの論理和集合とし
ての塗りつぶしマスクMS2が図16のように生成され
る。
【0096】このような領域指定済表示としてのマスク
を、ターゲット枠の位置決めを行うごとにその位置に追
加表示し、それらの最新の状態を保持しておけば、どの
領域にいて目視検査が完了したかを容易に確認できる。
拡大画像表示ウインドウLWには全体画像のどの部分で
も拡大して表示することはできるが、実質的に拡大表示
が重要な領域は相違部R1〜R3であるから、オペレー
タが相違部R1〜R3を任意の順序で選択し、マウス1
82を使用してターゲット枠をそれらに順次に移動させ
て行けば、図16に示す塗りつぶしマスクMS1、MS
2、MS3が任意の順序で表示されることになり、この
図16の時点ですべての相違部R1〜R3の拡大目視検
査が終了したことがわかる。
【0097】これに対して、図15のように塗りつぶし
マスクMS1のみが表示されている時点では相違部R1
〜R3のうちひとつの相違部R1については拡大表示検
査が完了しているが、残りの相違部R2,R3について
はまだ拡大表示検査が完了していないことがわかり、オ
ペレータは残りの相違部R2,R3についての拡大表示
検査を失念することなく確実に行うことができる。
【0098】なお、領域指定済表示としてのマスクは相
違部R1〜R3上だけに表示されるようにしてもよい
が、この実施形態では旧版P1と新版P2との画像が一
致する領域(一致部EQ)の領域上にはみ出したマスク
部分についても画面上に表示されるようになっている。
【0099】図17は以上のプロセスを示すフローチャ
ートであり、たとえば差異枠画像CMB上でターゲット
枠TGdを移動して領域指定が行われるとその領域に対
応する旧版画像P1、新版画像P2、領域識別画像CM
2につきそれらの部分拡大画像を拡大画像表示ウインド
ウLWに表示させるとともに(ステップS101〜S2
02)、領域指定済マスク(たとえばSM1)をその位
置に生成して表示する(ステップS203)。
【0100】また、この実施形態の装置100では、上
記のように領域指定済表示を行わせるだけでなく、オペ
レータ相違部R1〜R3のうち任意のものにマーキング
をしておくことができるようになっている。すなわち、
たとえば、拡大表示検査によって版の修正が不十分であ
るとオペレータが判断した相違部につき、図12の拡大
画像表示ウインドウLW中の「覚えチェック」欄CKを
マウス182でクリック操作すると、その時点で拡大表
示されている領域に対応した相違部に「レ」印などの所
定の表示が付加される。図16の相違部R3に付された
「レ」印は、このようにして付与されたマーキングであ
る。そしてオペレータは、後でこのマーキングを参照す
ることにより、その相違部R3について版の再修正処理
の対象とするなどの必要な措置を講ずることができる
(ステップS204、S205)。
【0101】なお、この「チェック」はオペレータが任
意の意味づけをして使用できるため、上記のような使用
方法に限られない。また、塗りつぶしマスクが付与され
た相違部や、「チェック」対象としてオペレータから指
定された相違部については、その領域の位置情報ととも
にそれらの「マスク付与済」や「チェック有」の旨をフ
ラグで表現し、画像ディスク170中の画像ファイル
(たとえば新版画像P2の画像ファイル)にあわせて記
憶させておいてもよい。
【0102】このようにすれば、検版装置100の電源
をOFFとした後でも、必要に応じて新版画像P2の画
像ファイルを読出したり転送したときに、各相違部R1
〜R3についての拡大表示検査の完了状況や、「チェッ
ク」によって、相違部R1〜R3のうちで印をつけてお
いた領域を他の領域と区別可能である。
【0103】
【変形例】以上、この発明の1実施形態につき説明した
が、この発明はこれ以外に種々の変形を加えて実施可能
であり、そのような変形の例は以下の通りである。
【0104】● 相違部R1〜R3に旧版画像P1と新
版画像P2とのうちいずれの画像を表示させるかについ
てオペレータが選択可能にすることは必須ではなく、い
ずれか一方を固定的に表示させるように設定してあって
もよい。その場合には、既述した理由により新版画像P
2の方を表示させる方が好ましい。
【0105】また、相違部R1〜R3の中に新版画像P
2を表示する場合においても、新版画像P2そのものと
完全同一のものを表示せず、たとえば色数を減少させる
などの加工を施したものであってもよい。
【0106】● 各相違部についての拡大表示と領域指
定済マスクの付与は、画面SC中における各相違部の座
標値の大小に沿って所定の規則で順次に行うように構成
してもよい。
【0107】たとえば図18(a)に示すようにディスプ
レイ140の画面SCにおける主走査方向(水平走査方
向)Hと、副走査方向(垂直走査方向)Vとを2次元座
標軸とし、各相違部のそれぞれを示す枠線Kのそれぞれ
の左上端座標値を特定し、それらを位置情報として図1
の画像ディスク170に記憶させておく。
【0108】そして、画面SCの主走査座標Hについて
座標値が小さいものから大きいものへ、また副走査座標
Vについても小さいものから大きいもの順次に選択され
るように各相違部にラベリングを行っておく。
【0109】そして拡大画像表示ウインドウLWには図
18(b)のように「次の相違部にジャンプ」のボタンJ
Pを設けておき、これを、マウス182でクリックする
ごとに、上記の座標値の順序規則に従って順次に各相違
部が選択されるようにする。ただし、ターゲット枠のひ
とつのサイズ(これは単位マスクMSのサイズに等し
い)でひとつの相違部をカバーできないときには、図1
6の相違部R2の場合とと同様に、その相違部について
はオペレータが複数の位置にターゲット枠を移動させて
それぞれの領域を順次に拡大表示させ、それらの領域の
全体としてひとつの相違部を覆うようにすることができ
る。
【0110】すなわち、相違部間のターゲット枠の移動
は矢印ARで示すように所定の順序で進行させ、それぞ
れの相違部の付近においては任意に拡大表示の位置指定
ができるようにする。なお、この矢印ARのうち点線部
分はまだジャンプ指令を受けていない部分を示す。
【0111】以上の変形の場合のフローチャートは図1
9に示されている。ここに示されているステップS30
1〜S308のうち、ステップS303〜S304にお
いては、同じ副走査座標を持つ相違部が複数あった場合
には主走査座標の大小によってジャンプの順番が決ま
り、同じ副走査座標を持つ相違部がひとつの場合はそれ
が次のジャンプ先として採用されることを示している。
【0112】● 上記の実施形態では図12の拡大画像
表示ウインドウLWに3種類の拡大画像が表示されてい
るが、画像の目視比較と画素情報の並列表示という点か
らは少なくとも2種類の画像が表示されればよい。2種
類の拡大画像を表示する場合には、互いに同期して拡大
画像上を移動するカーソルも2つで足りる。カーソルの
形態についても十字カーソルに限定するものではない。
【0113】● 画素情報表示ウインドウPWに表示す
る画素情報は数値表示ではなく、グラフなどを使用した
幾何学的な表示であっもよい。
【0114】● 相違部R1〜R3を囲む矩形枠線K1
〜K3の代わりに他の形状の枠線、たとえば円、楕円な
どを使用してもよい。もっとも、矩形を使用した方が画
像部品の外形に一致させやすく、図形作成上も容易であ
る。各相違部の領域指定済表示としてのマスクSMの形
状も同様である。
【0115】● 領域識別画像CM2において一致部E
Qに白マスクを施さない場合には、枠線K1〜K2など
のように、相違部R1〜R3と一致部EQとの境界を明
示するための表示が必要であるが、一致部EQに白マス
クを施したり、一致部EQだけを特定の色で表示したり
することにより一致部EQと相違部R1〜R3とがそれ
らだけで識別できるときには、領域識別画像CM2に枠
線を付加することは必須ではない。
【0116】● 相違部の領域指定済表示の塗りつぶし
マスクは差異枠画像CMBに付加したが、他の検版結果
画像(枠掛画像CM1や領域識別画像CM2)に付加し
てもよい。塗りつぶしマスクの代わりにたとえば「済」
印のマーキングをしてもよい。
【0117】● デジタル画像を校正用プリンタでプリ
ントアウトした場合に、プリント誤差などによって、そ
のプリント画像が元のデジタルデータとどれだけ異なっ
ているかを検査するような場合にもこの発明は適用でき
る。この場合は、プリント画像を光電的に読取って、比
較対象の画像データとする。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜請求項
11の発明によれば、検版結果画像を生成するにあたっ
て、第1と第2の画像の相違部に対応する領域の画像デ
ータを第1と第2の画像の一方の画像内容を使用して表
現できるため、検版結果画像を可視的に出力した際に、
相違部の画像内容が第1または第2の画像のどの部分に
対応するかを容易かつ正確に確認することが可能であ
り、検版作業が効率化される。
【0119】また、このように相違部を一方の画像内容
で表現することと対応して、一致部については相違部と
は視覚的に識別可能な形式で表現しているため、一致部
と相違部との視覚的な区別に支障はない。
【0120】特に、請求項4の発明によれば、相違部に
対応する領域につき第1と第2の画像のいずれを使用し
て生成するかを選択できるため、必要に応じて相違部を
どちらの画像からでも確認できる。
【0121】また、請求項5の発明では、一致部を視覚
的に低い濃度で画像表現しているため、相違部が相対的
に目立つことになり、その内容の確認が容易であるとと
もに、全体画像の中でその部分が相違部として検出され
たかを容易に把握できる。
【0122】さらに請求項6の発明では一致部の濃度を
変更可能であることにより、相違部を中心にして確認し
たい場合や、画像全体中において相違部が占める状況を
確認したい場合などの、種々の要請に応ずることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である検版装置100を含
む製版システム1のブロック図である。
【図2】検版装置100で検査する旧版画像P1と新版
画像P2との例を示す図である。
【図3】演算制御部130でソフト的に実行されるフロ
ーとデータの生成段階とを組み合わせて検版装置100
における検版動作を示す図である。
【図4】旧版画像P1と新版画像P2をそれぞれ小さな
矩形のブロックの集合{Bij}にマトリクス分割する状
況を示す図である。
【図5】旧版画像P1と新版画像P2との不一致箇所に
相当するブロックの隣接集合を内包する矩形領域として
相違部を定義する状況の説明図である。
【図6】カラーディスプレイの画面SC上における表示
例の説明図である。
【図7】図6のダイアログDLGの拡大図である。
【図8】枠掛画像CM1と差異枠画像CMBとの例を示
す図である。
【図9】白マスクを施した領域識別画像CM2の例を示
す図である。
【図10】強い白マスクにより一致部EQが白地とされ
た領域識別画像CM2の例を示す図である。
【図11】カラーディスプレイの画面SC上における表
示例の説明図である。
【図12】図11の拡大画像表示ウインドウLWの拡大
図である。
【図13】図11の画素情報表示ウインドウPWの拡大
図である。
【図14】カーソルの追随動作と画素情報の並列抽出の
動作を示すフローチャートである。
【図15】図11の差異枠画像CMBの拡大図である。
【図16】図11の差異枠画像CMBの他の段階での拡
大図である。
【図17】相違部の消し込み動作を示すフローチャート
である。
【図18】相違部の消し込み動作の他の例を示す図であ
る。
【図19】相違部の消し込み動作の変形例を示すフロー
チャートである。
【図20】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 製版システム 100 検版装置 P1 旧版画像 P2 新版画像 CM1 枠掛画像(検版結果画像のひとつ) CMB 差異枠画像(検版結果画像のひとつ) CM2 領域識別画像(検版結果画像のひとつ) EQ 旧版画像P1と新版画像P2との一致部 Bij 画像の分割ブロック R1〜R3 旧版画像P1と新版画像P2との相違部 K1〜K3 枠線 PW 画素情報表示ウインドウ LW 拡大画像表示ウインドウ CS1,CS2,CSM 十字カーソル P1L 旧版拡大画像、 P2L 新版拡大画像 CM2L 識別拡大画像 TG、TGa〜TGd 矩形のターゲット枠 MS1、MS2、MS3 領域指定済の塗りつぶしマス
ク MS 単位表示マスク

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製版過程で得られる第1と第2の画像を
    比較し、その比較結果を視認可能な検版結果画像として
    出力する検版装置において、 (a)前記検版結果画像のうち、前記第1と第2の画像の
    相違部に対応する領域の画像データを、前記第1と第2
    の画像のうちの一方の画像の内容で表現する相違部表現
    手段と、 (b)前記検版結果画像のうち、前記第1と第2の画像の
    一致部に対応する領域の画像データを、前記相違部とは
    視覚的に識別可能な形式で表現する一致部表現手段と、 (c)前記検版結果画像を可視的に出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする検版装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の装置において、 前記相違部の範囲が矩形領域によって表現されることを
    特徴とする検版装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の装置において、 前記相違部表現手段が、 前記検版結果画像において前記矩形領域の枠線を与える
    手段、を備えることを特徴とする検版装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかの装
    置において、 (d)所定の操作入力に応答して、前記第1と第2の画像
    のうちから前記一方の画像を選択する選択手段、をさら
    に備えることを特徴とする検版装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかの装
    置において、 前記一致部表現手段が、 前記一致部においては、前記第1と第2の画像が一致す
    る画像内容を前記相違部よりも視覚的に低い濃度で画像
    表現する手段、を備えることを特徴とする検版装置。
  6. 【請求項6】 請求項5の装置において、 前記一致部表現手段が、 前記一致部の表現濃度を変更する手段、を備えることを
    特徴とする検版装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項4のいずれかの装
    置において、 前記一致部表現手段が、 前記一致部を、前記検版結果画像において白地状態で表
    現する手段を備えることを特徴とする検版装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかの装
    置において、 前記出力手段が、 前記検版結果画像を、画像記録シート上に可視的に記録
    する手段、を備えることを特徴とする検版装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項7のいずれかの装
    置において、 前記出力手段が、 前記検版結果画像を画面上に表現するディスプレイ、を
    備えることを特徴とする検版装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項8のいずれかの
    装置において、 前記第1と第2の画像の少なくともひとつが、デジタル
    編集された状態の画像をデジタル状態のままで画素展開
    して得られたものであることを特徴とする検版装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項8のいずれかの
    装置において、 前記第1と第2の画像の少なくともひとつが、露光記録
    または印刷記録された版の画像を光電的に読取って得ら
    れたものであることを特徴とする検版装置。
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