JP2001250100A - Icカード及びその真偽判定装置 - Google Patents

Icカード及びその真偽判定装置

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JP2001250100A
JP2001250100A JP2000062344A JP2000062344A JP2001250100A JP 2001250100 A JP2001250100 A JP 2001250100A JP 2000062344 A JP2000062344 A JP 2000062344A JP 2000062344 A JP2000062344 A JP 2000062344A JP 2001250100 A JP2001250100 A JP 2001250100A
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JP
Japan
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card
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JP2000062344A
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English (en)
Inventor
Masafumi Shimoda
理文 下田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカード内の各情報のうち、コピーの困難
な固有情報を真偽判定に用いることにより、偽造カード
を確実に判別する。 【解決手段】 予めICカード本体を個別に識別するた
めのカード固有情報が書換え不可能に設けられた固有情
報部11と、固有情報部のカード固有情報が読出可能な
データとして記憶された所有者データメモリ14とを備
えたICカード10を真偽判定対象とし、このICカー
ドの真偽を判定するとき、真偽判定装置20が、固有情
報部のカード固有情報と所有者データメモリから読出さ
れたカード固有情報とを互いに比較し、両者が不一致の
とき、ICカードを“偽”と判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば個人認証や
金融取引等に用いられるICカード及びその真偽判定装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、個人認証やクレジット決済など
のカード利用分野では、磁気カードに比べ、大きい記憶
容量や優れたセキュリティをもつICカードへの移行が
広く期待されている。
【0003】この種のICカードは、利用者のサインの
確認により、真偽が判定される。しかしながら、実際に
は判定の際に、サインの確認を省略したり、他人が本物
のサインに似せて偽のサインをする場合がある。このた
め、偽造されたICカード(以下、偽造カードという)
が不正に使用された場合、その不正防止が困難となって
いる。
【0004】また、偽造カードは、多くの場合、真正の
ICカードに記録された磁気データ、メモリデータ、エ
ンボスなどがコピーされることにより作成される。この
ため、偽造カードは、その発見が非常に困難となってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように従
来のICカード及びその真偽判定方式では、利用者のサ
インを用いる場合に、不正防止が困難となっている。
【0006】また、偽造カードを作成するとき、真正の
ICカードのメモリデータ等をコピーするため、偽造カ
ードの発見が困難となっている。本発明は上記実情を考
慮してなされたもので、ICカード内の各情報のうち、
コピーの困難な固有情報を真偽判定に用いることによ
り、偽造カードを確実に判別し得るICカード及びその
真偽判定装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、予めICカード本体を個別に識別するためのカード
固有情報が書換え不可能に設けられた固有情報部と、前
記固有情報部のカード固有情報が読出可能なデータとし
て記憶された記憶手段とを備えたICカードである。
【0008】また、請求項2に対応する発明は、請求項
1に対応するICカードの真偽を判定するための真偽判
定装置において、前記ICカードの真偽を判定すると
き、前記固有情報部のカード固有情報と前記記憶手段か
ら読出されたカード固有情報とを互いに比較し、両者が
不一致のとき、前記ICカードを“偽”と判定する真偽
判定手段を備えた真偽判定装置である。
【0009】(作用)従って、本発明は以上のような手
段を講じたことにより、予めICカード本体を個別に識
別するためのカード固有情報が書換え不可能に設けられ
た固有情報部と、固有情報部のカード固有情報が読出可
能なデータとして記憶された記憶手段とを備えたICカ
ードを真偽判定対象とし、このICカードの真偽を判定
するとき、真偽判定手段が、固有情報部のカード固有情
報と記憶手段から読出されたカード固有情報とを互いに
比較し、両者が不一致のとき、ICカードを“偽”と判
定する。
【0010】このように、ICカード内の各情報のう
ち、コピーの困難な固有情報を真偽判定に用いることに
より、偽造カードを確実に判別することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態
に係るICカード及びその真偽判定装置の構成を示す模
式図である。図1は、ICカード10が真偽判定装置2
0に挿入されており、両者が互いに電気的に接続されて
いる状態を示している。
【0012】ここで、ICカード10は、固有情報部1
1がCPU(ICカードプロセッサ)12に接続され、
CPU12、プログラムメモリ13、所有者データメモ
リ14及び外部I/F15が互いにバス16を介して接
続されている。
【0013】固有情報部11は、予めICカード本体を
個別に識別するためのカード固有情報(プロセッサシリ
アル番号など)が書換不可能で、且つCPUから取出可
能に設けられている。取出す形態としては、固有情報部
11が読出専用メモリの場合はデータ読出しであり、固
有情報部11が何らかの回路の場合は回路動作による信
号出力などが適用可能となっている。なお、プロセッサ
シリアル番号は、プロセッサメーカがプロセッサのチッ
プ毎に付与した固有の番号データであり、同一メーカ及
び同一業界内において、同じ番号で異なるチップは存在
しないことが前提である。
【0014】また前述したが、例えばカード固有情報
は、静的なデータに限らず、発信回路の発信周波数の測
定結果(発信周波数データ)でもよい。この場合、固有
情報部11は、情報自体を保持したメモリではなく、ア
クセスにより所定の発信回路を発信させてその発信周波
数の測定結果(発信周波数データ)を出力する擬似的な
メモリ構成となる。この場合、発信周波数データは、動
作用クロックとは別に、真偽判定用に設けた発信回路の
発信周波数の上位桁を意味している(温度などの周波数
変動から保護される必要のため)。
【0015】CPU12は、真偽判定装置20からの入
力及びプログラムメモリ13の内容に従い、動作する機
能をもっている。プログラムメモリ13は、ICカード
10の動作プログラムが記憶されるものである。この動
作プログラムは、本発明に関するカード固有情報を真偽
判定装置20に送出する動作内容の他、個人認証や金融
取引等のカード本来の目的に応じた動作内容とが記述さ
れている。なお、これらに加え、ICカード作成前(発
行前)の時点においては、固有情報部11内のカード固
有情報を所有者データメモリ14内の所定領域に書込む
初期処理プログラムが記憶されている(初期処理プログ
ラムは、偽造防止の観点からICカード作成後に消去さ
れる)。
【0016】所有者データメモリ14は、カード作成時
に固有情報部11内のカード固有情報が記憶され、カー
ド発行時にカード所有者の個人データがカード固有情報
のメモリ領域とは異なるメモリ領域に記憶されるもので
ある。なお、カード作成時とカード発行時とは実質的に
同じでもよい。
【0017】外部I/F15は、ICカード10内部と
真偽判定装置20との間のインタフェース機能をもって
いる。
【0018】一方、真偽判定装置20は、ICカード取
引端末の機能を有し、CPU(装置プロセッサ)21、
真偽判定用プログラムメモリ22、取引用プログラムメ
モリ23、表示部24及び外部I/F25が互いにバス
26を介して接続されている。
【0019】CPU21は、外部からの入力、ICカー
ドからの出力、真偽判定用プログラムメモリ22の内容
及び取引用プログラムメモリ23の内容に従い、動作す
る機能をもっている。真偽判定用プログラムメモリ22
は、真偽判定装置20の動作プログラムが記憶されるも
のである。この動作プログラムは、本発明に関する2つ
のカード固有情報を読出して比較し、真偽判定する内容
が記述されている。取引用プログラムメモリ23は、I
Cカード取り引き端末としての機能を実現するための手
順が記述されている。
【0020】表示部24は、CPU21の制御に基づい
て、真偽判定状況や取引状況などを画面表示するもので
ある。
【0021】外部I/F25は、真偽判定装置20内部
とICカード10との間のインタフェース機能をもって
いる。
【0022】次に、以上のように構成されたICカード
及びその真偽判定装置の動作を図2及び図3のフローチ
ャートを用いて説明する。 (ICカード作成時)真偽判定装置20は、初期処理プ
ログラムの起動指令をICカード10に入力する。IC
カード10は、この起動指令により、プログラムメモリ
13内の初期処理プログラムが起動され、この処理処理
プログラムに従い、図2に示すように、固有情報部11
内のカード固有情報が読み出され(ST1)、このカー
ド固有情報が所有者データメモリ14の所定領域に書込
まれる(ST2)。
【0023】しかる後、偽造者による解読を阻止する観
点から、初期処理プログラムがプログラムメモリ13か
ら削除される(ST3)。
【0024】以下、所有者データメモリ14において、
カード固有情報とは異なる領域に所有者の個人データ等
が書込まれることにより、ICカードが発行される。
【0025】(真偽判定時)偽造者は、ICカード10
のプログラムメモリ13及び所有者データメモリ14を
コピーし、偽造カードを作成するものとする。真偽判定
装置20は、ICカード取引端末にICカード10が挿
入されたとき、図3に示すように、所定の処理として真
偽判定を実行する。
【0026】真偽判定装置20は、2つのカード固有情
報をICカード10に要求する。ICカード10は、こ
の要求を受けると、固有情報部11内のカード固有情報
を真偽判定装置20に送出すると共に(ST11)、所
有者データメモリ14内のカード固有情報を真偽判定装
置20に送出する(ST12)。
【0027】真偽判定装置20は、これら2つのカード
固有情報が一致するか否かを判定し(ST13)、両者
が一致したときに真正のICカードと判定し(ST1
4)、両者が不一致のときには偽造ICカードと判定し
(ST15)、判定結果を表示部に表示する(ST1
6)。
【0028】なお、判定結果が真正のICカードを示す
とき、真偽判定装置は、真偽判定処理を終了し、ICカ
ード取引端末としての動作を開始する。
【0029】上述したように本実施形態によれば、IC
カード固有に設けられた固有情報部11内のカード固有
情報と、カード作成時に書込まれた所有者データメモリ
14内のカード固有情報とを比較することにより、IC
カード10の真偽を判定する。
【0030】従って、ICカード10の各メモリ13,
14をコピーすることによる偽造であれば、偽造ICカ
ードと真正のICカードとのカード固有情報が不一致と
なる。例えばカード固有情報がプロセッサ製造番号の場
合、偽造ICカードのプロセッサ製造番号と、真正のI
Cカードの所有者メモリからコピーしたプロセッサ製造
番号とが比較されるが、両番号は明らかに不一致とな
る。
【0031】仮に、カード固有情報をコピーした上、偽
造してデータ送出するようプログラムを作成しても、正
規のプログラムメモリ13と、判定対象のICカード1
0’のプログラムメモリ13’の比較により、偽造カー
ドを選別できる。
【0032】このように、ICカード内の各情報のう
ち、コピーの困難な固有情報を真偽判定に用いることに
より、偽造カードを確実に判別することができる。ま
た、ICカード10の真偽をカード取引時に正確に判定
できるので、不正使用を未然に防止すると共に、偽造カ
ードの差押さえ、犯人逮捕などの効果を期待することが
できる。
【0033】その他、本発明はその要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施できる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、I
Cカード内の各情報のうち、コピーの困難な固有情報を
真偽判定に用いることにより、偽造カードを確実に判別
できるICカード及びその真偽判定装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るICカード及びその
真偽判定装置の構成を示す模式図
【図2】同実施形態におけるICカード作成時の動作を
説明するためのフローチャート
【図3】同実施形態における真偽判定時の動作を説明す
るためのフローチャート
【符号の説明】
10…ICカード 11…固有情報部 12,21…CPU 13…プログラムメモリ 14…所有者データメモリ 15,25…外部I/F 16,26…バス 20…真偽判定装置 22…真偽判定用プログラムメモリ 23…取引用プログラムメモリ 24…表示部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予めICカード本体を個別に識別するた
    めのカード固有情報が書換え不可能に設けられた固有情
    報部と、 前記固有情報部のカード固有情報が読出可能なデータと
    して記憶された記憶手段とを備えたことを特徴とするI
    Cカード。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のICカードの真偽を判
    定するための真偽判定装置において、 前記ICカードの真偽を判定するとき、前記固有情報部
    のカード固有情報と前記記憶手段から読出されたカード
    固有情報とを互いに比較し、両者が不一致のとき、前記
    ICカードを“偽”と判定する真偽判定手段を備えたこ
    とを特徴とする真偽判定装置。
JP2000062344A 2000-03-07 2000-03-07 Icカード及びその真偽判定装置 Pending JP2001250100A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012216222A (ja) * 2012-06-06 2012-11-08 Konica Minolta Business Technologies Inc 情報処理装置、およびプログラム

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