JP2001250019A - コンテンツの評価装置、評価方法、評価結果の取得方法及び記録媒体 - Google Patents

コンテンツの評価装置、評価方法、評価結果の取得方法及び記録媒体

Info

Publication number
JP2001250019A
JP2001250019A JP2000401255A JP2000401255A JP2001250019A JP 2001250019 A JP2001250019 A JP 2001250019A JP 2000401255 A JP2000401255 A JP 2000401255A JP 2000401255 A JP2000401255 A JP 2000401255A JP 2001250019 A JP2001250019 A JP 2001250019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
evaluation
content
sentence
evaluator
model
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000401255A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4550996B2 (ja
Inventor
Yoshihiko Taki
義彦 多喜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SYST INTEGUREESHIYON KK
Original Assignee
SYST INTEGUREESHIYON KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SYST INTEGUREESHIYON KK filed Critical SYST INTEGUREESHIYON KK
Priority to JP2000401255A priority Critical patent/JP4550996B2/ja
Publication of JP2001250019A publication Critical patent/JP2001250019A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4550996B2 publication Critical patent/JP4550996B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータを用いたコンテンツの評価シス
テムを提供する。 【解決手段】 本発明のコンテンツの評価装置10によ
れば、コンテンツの評価者から寄せられる評価文の内容
を、コンピュータを用いて分析、統合することができる
ため、コンテンツの内容を理解しやすい形式、内容でま
とめた加工情報としての評価モデルを一定以上のレベル
を保った上で作成し、公開することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々のコンテン
ツ、例えば、特許情報、新商品情報、美術品や小説等の
著作物情報などについて、評価を与えた上で、一般に公
開するコンテンツの評価装置、評価方法、評価結果の取
得方法及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特許庁のホームページなどにお
いては、出願公開等された特許情報が公開されている。
具体的には、特許公報をそのままイメージデータとし
て、あるいはテキストデータとして公開するものであ
り、端末コンピュータからの操作により、種々の検索が
可能であると共に、特許請求の範囲や発明の詳細な説明
等の項目別に表示することも可能なものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た特許情報についてのデータは、いずれの表示方法を選
択しても特許公報に掲載されている文章の全部を、ある
いは一部をそのまま表示するに過ぎない。従って、特許
公報に掲載されている内容を理解するには、文章をかな
り精緻に読み込む必要があり、これに精通していない者
が読んだ場合には、正確に理解するのに時間がかかると
いう問題がある。
【0004】また、特許公報は重要な技術情報を開示す
るものであり、これを読む者によっては、当該公報に開
示されている情報だけでなく、開示されてない新たな技
術的展開や新たな用途を着想するに至る場合もあるが、
そのような高いレベルを備えた読者は限られており、一
般の読者がこのような高いレベルに至るには相当の経験
や知識が必要となる。従って、特許公報を開示するにし
ても、そのまま開示するのではなく、一般の読者にとっ
て比較的短い時間で理解できるような形式、内容に加工
して開示することが望まれていた。
【0005】また、このようなニーズは、特許情報に限
られるものではない。正確な理解のために専門的な知識
が必要とされる種々の情報、例えば、新商品情報、美術
品等の著作物情報などについても、このような形で公開
された場合には、その利用価値は非常に高いものとなる
ことが予想される。
【0006】その一方、上記の各情報についての分析
を、限られた専門家に依頼し、当該専門家から寄せされ
た評価文を各情報ごとに一つ一つ掲載していく作業は非
常に手間がかかる。
【0007】本発明は上記した事情に鑑みなされたもの
であり、コンテンツの評価者から寄せられる評価文の内
容を、コンピュータを用いて分析、統合可能として、コ
ンテンツの内容を理解しやすい形式、内容でまとめた加
工情報としての評価モデルを一定以上のレベルを保った
上で作成し、公開することができるコンテンツの評価装
置、評価方法、評価結果の取得方法及び記録媒体を提供
することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の本発明のコンテンツの評価装置は、
評価対象であるコンテンツについての評価文を蓄積する
評価文蓄積ファイルと、前記蓄積された評価文の中か
ら、予め指定された指定評価者により作成された評価文
を検出する指定評価者検出手段と、前記指定評価者検出
手段により検出された指定評価者の作成に係る評価文に
ついて、評価文が一つである場合には当該評価文を評価
モデルとし、複数の評価文がある場合には、当該複数の
評価文を統合して評価モデルを作成する第1の評価モデ
ル作成手段と、予め定められた評価指標と前記評価モデ
ルを分析することにより新たに得られる評価指標との少
なくとも一方の評価指標に対応する用語を検出して、当
該用語の重要度又は登場頻度に基づき、当該用語に対応
する評価指標を付するに値するか否かを判断し、必要と
判断された評価指標を付与する評価指標付与手段と、前
記評価指標の付された評価モデルを評価結果として出力
する評価結果出力手段とを具備することを特徴とする。
【0009】請求項2記載の本発明のコンテンツの評価
装置は、請求項1記載のコンテンツの評価装置であっ
て、前記指定評価者検出手段により判別された指定評価
者以外の評価者に係る評価文について、当該評価文を分
析して前記第1の評価モデル作成手段により作成された
評価モデルと対比し、採用可能範囲か否かを判断する一
般評価文判断手段を有すると共に、該一般評価文判断手
段により、採用可能範囲であると判断された場合には、
前記評価モデルと該評価文とを統合して新たな評価モデ
ルを作成する第2の評価モデル作成手段を備えているこ
とを特徴とする。
【0010】請求項3記載の本発明のコンテンツの評価
装置は、請求項2記載のコンテンツの評価装置であっ
て、前記一般評価文判断手段により、指定評価者以外の
所定の評価者の作成に係る評価文の採用回数が指定数以
上となった場合に、当該評価者を指定評価者として評価
者データベースに登録する指定評価者選定手段を有して
いることを特徴とする。
【0011】請求項4記載の本発明のコンテンツの評価
装置は、請求項1〜3のいずれか1に記載のコンテンツ
の評価装置であって、前記評価対象であるコンテンツ
が、公開された任意のコンテンツに関するデータベース
から選定されたものであることを特徴とする。
【0012】請求項5記載の本発明のコンテンツの評価
装置は、請求項1〜4のいずれか1に記載のコンテンツ
の評価装置であって、前記評価対象であるコンテンツ
が、コンテンツ提供者の端末コンピュータから送信され
たものであることを特徴とする。
【0013】請求項6記載の本発明のコンテンツの評価
装置は、請求項1〜5のいずれか1に記載のコンテンツ
の評価装置であって、前記評価文は、評価者の端末コン
ピュータから送信されたものであることを特徴とする。
【0014】請求項7記載の本発明のコンテンツの評価
装置は、請求項1〜6のいずれか1に記載のコンテンツ
の評価装置であって、前記評価結果出力手段により出力
される評価結果が、通信回線を通じてアクセス可能な評
価結果データベースに出力されて記録されるものである
ことを特徴とする。
【0015】請求項8記載の本発明のコンテンツの評価
装置は、請求項7記載のコンテンツの評価装置であっ
て、前記評価結果データベースが、通信回線を通じてア
クセス可能であると共に、所望の評価結果を得るために
検索可能に設けられていることを特徴とする。
【0016】請求項9記載の本発明のコンテンツの評価
方法は、評価対象であるコンテンツについての評価文を
蓄積する評価文蓄積ステップと、前記蓄積された評価文
の中から、予め指定された指定評価者により作成された
評価文を検出する指定評価者検出ステップと、前記ステ
ップにより検出された指定評価者の作成に係る評価文に
ついて、評価文が一つである場合には当該評価文を評価
モデルとし、複数の評価文がある場合には、当該複数の
評価文を統合して評価モデルを作成する第1の評価モデ
ル作成ステップと、予め定められた評価指標と前記評価
モデルを分析することにより新たに得られる評価指標と
の少なくとも一方の評価指標に対応する用語を検出し
て、当該用語の重要度又は登場頻度に基づき、当該用語
に対応する評価指標を付するに値するか否かを判断し、
必要と判断された評価指標を付与する評価指標付与ステ
ップと、前記評価指標の付された評価モデルを評価結果
として出力する評価結果出力ステップとを具備すること
を特徴とする。
【0017】請求項10記載の本発明のコンテンツの評
価方法は、請求項9記載のコンテンツの評価方法であっ
て、前記指定評価者検出ステップにより判別された指定
評価者以外の評価者に係る評価文について、当該評価文
を分析して前記第1の評価モデル作成ステップにより作
成された評価モデルと対比し、採用可能範囲か否かを判
断する一般評価文判断ステップを有すると共に、該一般
評価文判断ステップにより、採用可能範囲であると判断
された場合には、前記評価モデルと該評価文とを統合し
て新たな評価モデルを作成する第2の評価モデル作成ス
テップを備えていることを特徴とする。
【0018】請求項11記載の本発明のコンテンツの評
価方法は、請求項10記載のコンテンツの評価方法であ
って、前記一般評価文判断ステップにより、指定評価者
以外の所定の評価者の作成に係る評価文の採用回数が指
定数以上となった場合に、当該評価者を指定評価者とし
て評価者データベースに登録する指定評価者選定ステッ
プを有していることを特徴とする。
【0019】請求項12記載の本発明のコンテンツの評
価方法は、請求項9〜11のいずれか1に記載のコンテ
ンツの評価方法であって、前記評価対象であるコンテン
ツを、公開された任意のコンテンツに関するデータベー
スから選定することを特徴とする。
【0020】請求項13記載の本発明のコンテンツの評
価方法は、請求項9〜12のいずれか1に記載のコンテ
ンツの評価方法であって、前記評価対象であるコンテン
ツを、コンテンツ提供者の端末コンピュータから送信す
ることを特徴とする。
【0021】請求項14記載の本発明のコンテンツの評
価方法は、請求項9〜13のいずれか1に記載のコンテ
ンツの評価方法であって、前記評価文を、評価者の端末
コンピュータから送信することを特徴とする。
【0022】請求項15記載の本発明のコンテンツの評
価方法は、請求項9〜14のいずれか1に記載のコンテ
ンツの評価方法であって、前記評価結果出力ステップに
より出力される評価結果を、通信回線を通じてアクセス
可能な評価結果データベースに出力して登録するもので
あることを特徴とする。
【0023】請求項16記載の本発明のコンテンツの評
価結果の取得方法は、請求項15記載のコンテンツの評
価方法の実行によって評価結果の記録された評価結果デ
ータベースが、検索可能に設定されており、通信回線を
介して評価装置に接続された任意の端末コンピュータを
介して、該評価結果データベースにアクセスして検索す
ることにより、所望のコンテンツについての評価結果を
取得することを特徴とする。
【0024】請求項17記載の本発明のコンテンツの評
価方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを
記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体は、評価
対象であるコンテンツについての評価文を評価文蓄積フ
ァイルに蓄積させる評価文蓄積ステップと、前記蓄積さ
れた評価文の中から、予め指定された指定評価者により
作成された評価文を検出する指定評価者検出ステップ
と、前記ステップにより検出された指定評価者の作成に
係る評価文について、評価文が一つである場合には当該
評価文を評価モデルとし、複数の評価文がある場合に
は、当該複数の評価文を統合して評価モデルを作成する
第1の評価モデル作成ステップと、予め定められた評価
指標と前記評価モデルを分析することにより新たに得ら
れる評価指標との少なくとも一方の評価指標に対応する
用語を検出して、当該用語の重要度又は登場頻度に基づ
き、当該用語に対応する評価指標を付するに値するか否
かを判断し、必要と判断された評価指標を付与する評価
指標付与ステップと、前記評価指標の付された評価モデ
ルを評価結果として出力する評価結果出力ステップとを
具備する。
【0025】請求項18記載の本発明のコンテンツの評
価方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを
記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体は、請求
項17記載の記録媒体であって、前記指定評価検出ステ
ップにより判別された指定評価者以外の評価者に係る評
価文について、当該評価文を分析して前記第1の評価モ
デル作成手段により作成された評価モデルと対比し、採
用可能範囲か否かを判断する一般評価文判断ステップを
有し、該一般評価文判断ステップにより、採用可能範囲
であると判断された場合には、前記評価モデルと該評価
文とを統合して新たな評価モデルを作成する第2の評価
モデル作成ステップを備えていることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1はこの実施形態にかかるコンテ
ンツの評価装置10の概略構成を示す図である。
【0027】図1に示したように、この評価装置10
は、記憶装置11、メモリ(プログラムメモリ)12、
CPUに対してインターフェースである入出力制御部1
6を介して接続されたキーボード、マウスあるいはバー
コードリーダ等の入力装置13、モニタとしての表示装
置14、各種集計結果や書類等をアウトプットするプリ
ンタ等の出力装置15を有して構成されている。また、
評価対象であるコンテンツを提供するコンテンツ提供者
の保有する端末コンピュータやコンテンツの評価を行う
評価者の端末コンピュータとの間でデータ(情報)のや
り取りを行う通信装置17も上記CPUにより制御され
ている。
【0028】記憶装置11は、ハードディスク、フレキ
シブルディスクあるいは光ディスク等のストレージ手段
であり、評価文蓄積ファイル11a、評価結果データベ
ース11b、評価者データベース11cなどを備えてい
る。
【0029】メモリ(プログラムメモリ)12には、必
要なOSのほか、プログラムとしての指定評価者検出手
段12a、第1の評価モデル作成手段12b、評価指標
付与手段12c、評価結果出力手段12fなどがインス
トールされている。
【0030】指定評価者検出手段12aは、評価文蓄積
ファイル11aを読み込んだある評価文が、評価者デー
タベース11cにおいて指定評価者として記録されてい
る者によるものかどうかを検出する指定評価者検出ステ
ップを実行するためのプログラムである。
【0031】ここで、本明細書でいう「評価文」とは、
評価対象であるコンテンツの価値を判断する文章だけで
なく、コンテンツを分析して要約したり、図式化したり
するなど、コンテンツそのものだけではなく、それを何
らかの形に加工して、理解しやすい形式にまとめた全て
の情報を含む意味である。例えば、コンテンツが特許公
報であれば、当該公報の内容そのものではなく、その発
明の概要、代表図、現段階での発明の利用状況、新規展
開あるいは応用展開の可能な分野、新規展開や応用展開
のための新たなアイデア等を含んだ文章及び図の全体が
「評価文」となる。また、出願人である企業の情報や代
理人の経歴、実績などを含めることもできる。同様に、
例えば、絵画情報であれば、当該絵画自体のほか、その
絵画の総合的な価値、取引価格、作者の経歴、製作年月
日等の付加情報を含む全体が「評価文」となる。
【0032】評価対象であるコンテンツの入手先は任意
であり、通信回線によってアクセス可能な各種のデータ
ベース、例えば、各種特許情報のデータベースであって
もよいし、個別具体的なコンテンツについての評価を依
頼する個人又は法人(コンテンツ提供者)であってもよ
い。なお、後者の場合、コンテンツ提供者が評価装置1
0の保有者に対して、ファクリミリや郵送等で提供した
コンテンツを評価装置10の保有者側で評価文蓄積ファ
イル11aに入力することもできるが、迅速な評価を実
現するためには、コンテンツ提供者の端末コンピュータ
からインターネット等の通信回線を介して評価装置10
に入力できる構成とすることが好ましい。
【0033】「指定評価者」は、コンテンツを正確に理
解して上記の評価文を作成できる者であり、例えば、各
種分野における専門資格者のほか、各種のコンサルタン
ト、アドバイザー、評論家等から選ばれた者であって、
かつ評価装置10を保有する主催者等が設けた基準を満
たす所定以上のレベルの評価文を作成できる者である。
この「指定評価者」として登録される者は、当初は、主
催者等が人選することになるが、その後は、後述のよう
に、評価装置10によって一般評価者の中から自動的に
選択されることになる。なお、単に「評価者」という場
合には、指定評価者のほか、インターネット等の公衆回
線を通じて任意に寄せられた一般評価者も含む意味であ
る。
【0034】第1の評価モデル作成手段12bは、上記
の指定評価者検出手段12aにより検出された指定評価
者の作成に係る評価文について、評価文が一つである場
合には当該評価文を評価モデルとし、複数の評価文があ
る場合には、当該複数の評価文を統合して評価モデルを
作成する第1の評価モデル作成ステップを実行するため
のプログラムである。
【0035】「評価モデル」とは、最終的に、評価結果
として出力されるものであり、第1の評価モデル作成手
段12bによって、指定評価者の作成に係る評価文が一
つしかない場合には、当該評価文を分析したものを評価
モデルとして決定し、指定評価者の作成に係る評価文が
複数ある場合には、この評価文を分析した後、単に整理
するだけでなく、統合して一つの評価モデルを作成する
ものである。
【0036】評価文の分析とは、当該評価文が項目ごと
に分けて記載されている場合には、項目名を付した形式
で切り分ける作業をいい、項目ごとに分かれていない場
合には、文意を判断して項目名を抽出し、項目名を付し
た上で切り分ける。例えば、「新規展開のための新規事
業名」、「新規市場」等の項目名を付して当該項目名の
下に内容を掲載する。
【0037】評価文の統合とは、複数の評価文が寄せら
れた場合に、上記の項目ごとに切り分けた内容を項目ご
とに統合することをいう。すなわち、指定評価者の作成
に係る評価文が複数存在する場合に、各評価文を上記の
ように分析した後、項目ごとに合わせるものであり、例
えば、新規市場について、各評価文ごとに内容が異なっ
ている場合には、それらを全て「新規市場」の項目欄に
おける内容として掲載する。但し、各評価文において共
通する内容については、重複しないようにして統合す
る。
【0038】評価指標付与手段12cは、所定の評価指
標を付するに値するか否かを判断して、必要と判断され
た評価指標を付与する評価指標付与ステップを実行する
ためのプログラムをいう。
【0039】「評価指標」とは、例えば、「アイデアの
新しさ:新規(又は改良)」、「ビジネスの独立性(独
立したビジネス展開が可能か否か):あり(又はな
し)」、「新規分野における展開の可能性:高(又は
低)」、「事業化の難易度:易(又は難)」、「新規設
備投資:必要(又は不要)」等、評価モデルの内容を全
て読むことなく、概略的な目安として、当該コンテンツ
の価値判断を可能とする指標をいう。上記評価指標の具
体例は、あくまで例示であり、コンテンツの内容によっ
て種々異なることはもとより、一定のルールに従った数
値で表わすことも可能である。
【0040】評価指標は、予め定めた上で、記憶装置1
1に評価指標ファイルを形成して記録しておき、評価指
標付与手段12cを実行することによってこの評価指標
ファイルを読み込んで付与するようにすることができ
る。また、評価指標付与手段12cを実行したならば、
評価モデルを分析し、当該評価モデルにおいて繰り返し
使用されていたり、項目名として使用されている重要な
用語を評価指標として位置づけて、この新たに得られた
評価指標を付与するようにしてもよい。また、予め定め
ておいた評価指標とこの新たに得られる評価指標とを合
わせて利用することもできる。
【0041】特定の評価指標を付与するか否かは、評価
指標付与手段12cを実行することにより次のように行
われる。例えば、「アイデアの新しさ:新規」という評
価指標を付するか否かを判断するに当たっては、このプ
ログラムは、まず、評価モデルを分析して、「アイデア
の新しさ:新規」に相当する用語を検出する。例えば、
「新規」、「新しい」、「ニュー」、「斬新」等の用語
を検出する。そして、これらの用語の評価文中で使用さ
れている状態、例えば項目名に含まれているとか、文頭
に使用されていることが多いといった状態から当該用語
の重要度を判断し、また、これと併用して、あるいは単
独で、上記各用語の登場頻度を計算して、重要と認めら
れた場合、あるいは登場頻度が所定以上であると認めら
れた場合には、「アイデアの新しさ:新規」という評価
指標を付するに値すると判断され、上記の評価モデルに
対して当該評価指標が付与されることになる。
【0042】メモリ(プログラムメモリ)12には、さ
らに、一般評価文判断手段12dと第2の評価モデル作
成手段12eがインストールされている。
【0043】一般評価文判断手段12dは、指定評価者
検出手段12aの実行によって指定評価者以外の評価者
に係るものであると判断された評価文(一般評価文)を
分析し、さらに、上記の第1の評価モデル作成手段12
bにより作成された評価モデルと比較して、この一般評
価文の内容が採用可能な範囲であるか否かを判断するプ
ログラムである。採用可能な範囲であるか否かを判断す
る手法は任意であるが、例えば、第1の評価モデル作成
手段12bにより作成された評価モデルと比較して、当
該一般評価文で使用されている単語のうち、一定比率以
上が当該評価モデルで使用されている単語と一致してい
る、あるいは概念的に類似しているといった手法を採用
することができる。また、上記の評価モデルに対して、
異なった趣の評価文を加味することにより、従来にない
新鮮味のある評価結果を出力したいと望むような場合に
は、一定のレベルを維持するため、評価モデルで使用さ
れている単語との一定比率の一致性や類似性を要求する
一方、異なる単語(新規単語)の使用比率が一定以上で
あることを採用の条件とすることもできる。
【0044】第2の評価モデル作成手段12eは、上記
一般評価文判断手段12dによって一般評価文が採用さ
れるに至った場合に、第2の評価モデル作成ステップを
実行するために動作するプログラムであり、一般評価文
判断手段12dによって採用される一般評価文が何もな
い場合には動作しない。もちろん、指定評価者検出手段
12aの実行によって、指定評価者以外の評価者に係る
評価文が蓄積されてないと判断された場合には、一般評
価文判断手段12d自体が動作しないため、これに伴い
第2の評価モデル作成手段12eも動作しない。
【0045】第2の評価モデル作成手段12eにおいて
行う作業は、第1の評価モデル作成手段12bによって
作成された評価モデルと、一般評価文判断手段12dに
よって採用された一般評価文とを分析し、統合すること
であり、分析及び統合の具体的内容は上記した第1の評
価モデル作成手段12bと全く同様である。
【0046】この第2の評価モデル作成手段12eが実
行された場合には、上記第1の評価モデル作成手段12
bによって作成された評価モデルではなく、この第2の
評価モデル作成手段12eにより作成された新たな評価
モデルが後述の評価結果に含まれることになる。また、
この場合、上記の評価指標付与手段12cは、この後に
実行され、新たな評価モデルに対して評価指標が付与さ
れる。
【0047】なお、本実施形態で採用した一般評価文判
断手段12dと第2の評価モデル作成手段12eは、コ
ンテンツの評価装置10の保有者(主催者)において、
分析や統合の対象となる評価文の作成者を全て指定評価
者に限っている場合には、必ずしも必要ではない。
【0048】メモリ12には、さらに、前記評価指標の
付された評価モデルを評価結果として出力する評価結果
出力ステップを実行するためのプログラムである評価結
果出力手段12fがインストールされている。評価結果
の出力先は、本実施形態では記憶装置11に形成された
評価結果データベース11bである。この評価結果デー
タベース11bは、通信回線を介してアクセス可能なよ
うに開放されており、例えば、インターネットであれ
ば、評価装置10の保有者(主催者)のWebページに
当該評価結果が表示されるように構成されている。この
ような出力形式をとることにより、この評価結果は、コ
ンテンツ提供者や評価者以外の第三者においても利用す
ることが可能となり、利用者にとっては、容易に当該コ
ンテンツの内容を理解し、その価値判断を行うことが可
能となる。
【0049】また、この第三者が所望のコンテンツにつ
いての評価結果に容易にアクセスできるようにするた
め、評価結果データベース11bは検索可能に設定され
ていることが好ましい。なお、具体的な検索方法につい
ては後述する。
【0050】また、図2に示したように、本実施形態で
は、評価結果を評価結果データベース11bに登録して
公開するだけでなく、評価装置10からコンテンツ提供
者に対しても直接評価結果を送信している(S12
0)。この場合、当該コンテンツについての評価文を寄
せた評価者にも評価結果を送信し、参照に供する構成と
することもできる。
【0051】次に、本実施形態の作用を図2に基づき説
明する。まず、評価装置10の保有者は、特許情報のデ
ータベース等の公開コンテンツにアクセスして、あるい
はコンテンツ提供者から寄せられたコンテンツの中から
評価対象となるコンテンツを選定する(S100)。次
に、このコンテンツを主催者のWebページ上に提示す
る(S101)。コンテンツの評価者は、端末コンピュ
ータ30からこのWebページにアクセスして、評価コ
ンテンツを閲覧し(S102)、種々の評価コンテンツ
の中から当該評価者の評価可能なコンテンツに対する評
価文を作成し、上記Webページを介して評価装置10
に送信する(S103)。評価装置10はこの評価文を
受信し(S104)、評価文蓄積ファイル11aに当該
評価文を蓄積する。なお、本実施形態のように、評価コ
ンテンツを閲覧可能としておくことにより、一般評価者
からの評価文も取り寄せることが可能となるが、例え
ば、予め決められた指定評価者からの評価文のみを取り
寄せる場合には、評価装置10から指定評価者の端末コ
ンピュータに対して直接評価コンテンツを送信するよう
にしてもよい。
【0052】評価装置10においては、例えば、評価コ
ンテンツごとに、評価文の受付期間が設定されており、
受付期間が経過した後、指定評価者検出手段12aが実
行される。なお、受付期間の設定は任意であり、このよ
うな期間設定がなく、随時受け付け、当該評価コンテン
ツに関する新たな評価文を受信するたびに、1つの評価
文ごとに後述するような処理を行う構成とすることもで
きる。次に、評価文蓄積ファイル11aにアクセスし
て、指定評価者の作成に係る評価文が含まれるか否かを
判別する(S105)。指定評価者の作成に係るものを
含まない場合、すなわち、一般評価者の作成に係る評価
文しか含まれていない場合には、各評価文は、記憶装置
11に形成されたアイデアデータベース11dに登録さ
れる(S106)。ここで、アイデアデータベース11
dとは、このように不採用の評価文、すなわち、評価の
質を保証できない評価文を蓄積したデータベースであ
る。
【0053】指定評価者の作成に係るものを含む場合に
は、指定評価者の作成に係る評価文のみを対象として第
1の評価モデル作成手段12bにより、評価文の分析、
統合がなされる(S107)。次に、寄せられた評価文
の全てが指定評価者か否かの判断がなされ(S10
8)、全てが指定評価者の作成に係るものであれば、第
1の評価モデル作成手段12bによって作成された評価
モデルに対して評価指標が付与される(S109)。
【0054】一方、寄せられた評価文に、指定評価者の
作成に係るもののほか、指定評価者以外の作成に係る評
価文を含む場合には、一般評価文判断手段12dによっ
て、一般評価文を分析し、さらに、上記の第1の評価モ
デル作成手段12bにより作成された評価モデルと比較
して(S110)、この一般評価文の内容が採用可能な
範囲であるか否かを判断する(S111)。なお、指定
評価者以外の作成にかかる評価文を含む場合も、含まな
い場合も、アイデアデータベース11dにアクセスし
て、過去に当該コンテンツについての一般評価文がアイ
デアデータベース11dに登録されている場合には、当
該一般評価文を読み出して、評価モデルとの比較、採用
可能か否かの判断を行う(S110,S111)
【0055】当該一般評価文が採用可能範囲外の場合に
は、その結果(添削結果)を当該評価者の端末コンピュ
ータ30に送信すると共に(S112)、当該一般評価
文をアイデアデータベースに登録する(S106)。
【0056】一般評価文判断手段12dによって一般評
価文が採用可能範囲である場合には、第2の評価モデル
作成手段12eによって、当該一般評価文と上記の第1
の評価モデル作成手段12bにより作成された評価モデ
ルとを分析、統合し、新たな評価モデルが作成される
(S114)。そして、その後、評価指標付与手段12
cによって、新たな評価モデルに対して評価指標が付与
される(S109)。
【0057】なお、本実施形態では、採用された一般評
価文については、当該一般評価文を作成した評価者に係
るものが累積で何回採用されたかが計算され(S11
5)、評価装置10に予め設定している採用指定数を越
えている場合には、当該評価者を指定評価者に格上げし
(S116)、採用指定数未満である場合には、過去の
採用累積回数に対して今回の回数をプラスし(S11
7)、上記した第2の評価モデル作成手段12eの実行
後(S114)、その旨が当該評価者の端末コンピュー
タ30に採用結果として通知され(S118)、さら
に、評価者データベース11cに記録される(S11
9)。従って、本実施形態では、かかる作業を実行する
ためのプログラムである指定評価者選定手段も評価装置
10にインストールされている。
【0058】評価指標付与手段12cによって評価指標
の付与された評価モデルは、評価結果として、評価結果
出力手段12fにより、評価装置10からコンテンツ提
供者の端末コンピュータ20に対して送信される(S1
20)。なお、評価対象となったコンテンツが特定のコ
ンテンツ提供者から提供されたものでなく、公開された
データベースから取り込んだものであるような場合に
は、このような送信ステップ(S120)を経るもので
はないことはもちろんである。
【0059】また、評価結果出力手段12fは、上記の
評価結果を評価結果データベース11bに記録する(S
121)。これにより評価結果は、一般の利用に供する
ことができる。なお、評価結果を構成する評価文中にコ
ンテンツの内容そのものが含まれていない場合には、評
価結果に当該コンテンツを付随させて評価結果データベ
ース11bに記録することもできるし、また、付随させ
ずに、評価結果から当該コンテンツに即アクセスできる
ようにリンクを貼り付けた形で記録することもできる。
また、評価者データベース11cに対しては、評価者の
採用回数や新規採用の評価者のデータなどの更新情報を
記録する(S122)
【0060】次に、図3に基づき、上記のようにしてデ
ータベースに登録された所望の評価結果を検索して取得
するための方法の一例を説明する。
【0061】例えば、特定のコンテンツについての評価
結果を取得しようとするコンテンツ検索者は、自己の保
有する端末コンピュータ40を利用してコンテンツ配信
提供Webページにアクセスし検索を開始する(S20
0)。次に、検索コースを選択する(S201)。検索
コースとは、検索者の利用の仕方によって概略的に分け
て設定したメニューであり、例えば、新規アイデアの応
用を考えている技術者が検索者である場合には、「発想
支援コース」といったメニューを選択する。
【0062】また、「発想支援コース」のように、検索
者において、各種のユニークな発想を調べてみたいと思
うようなコース設定においては、指定評価者の評価を含
む評価結果だけでなく、アイデアデータベース11dに
登録されている不採用となった評価文にアクセスするこ
とにも一定の利用価値のある場合がある。従って、例え
ば、「発想支援コース」を選択した場合には(S20
2)、それに引き続き、検索対象とするデータベースに
アイデアデータベース11dを含めるように設定してお
くと便利である(S203)。もちろん、このようなコ
ースの設定、検索対象とするデータベースの設定は、コ
ンテンツの評価装置10の保有者(主催者)等が提供す
る検索ソフトウエアにおいて種々に設定することができ
る。また、検索者において、コース別に検索対象とする
データベースを任意に更新できる構成とすることもでき
る。
【0063】次に、検索者は、各種の検索条件、例え
ば、コンテンツの識別子、作者名、評価者名、その他の
各種キーワード等を設定し、webページ上に設けられ
たキーワード入力手段を通じて評価装置10に送信する
(S204)。評価装置10では、この検索条件を受信
したならば(S204)、当該条件に従って、評価結果
データベース11bやアイデアデータベース11d等に
アクセスし、検索を実行する(S205)。なお、検索
の実行は、予め登録してある条件に基づき、新たに検索
条件に合致するデータが追加された場合にはその都度あ
るいは定期的に検索することを自動化する構成(予約検
索)とすることもできる。
【0064】次に、課金方法を選択、通知、確認、承諾
の各ステップを評価装置10と検索者の端末コンピュー
タ40との間で行い(S206〜S209)、課金が開
始される(S210)。そして、評価装置10から検索
結果が送信され(S211)、検索者の端末コンピュー
タ40においてこれを受信する(S212)。
【0065】検索結果は文字、図形又は音声等により評
価装置10のWebページに表示され、検索者は端末コ
ンピュータ40により閲覧が可能となるが、ファックス
等で別途送信する構成としてもよい。
【0066】端末コンピュータから検索終了の通知が送
られると(S213)、課金が終了し(S214)、検
索者側での金額の確認を可能とするため、金額が通知さ
れる(S215,S216)。
【0067】なお、検索によって得られた検索料は、検
索結果に採用された評価結果にかかる評価文の作成者に
対し、一部、採用報酬として分配することができる。
【0068】本発明は、上記した実施形態に限定される
ものでないことはもちろんであり、上記した説明では、
例えば、検索結果の表示は、見易さ、理解し易さを考慮
して所定の形式に定型化した評価文全体を表示すること
により行われるが、「新規展開のための新規事業名」、
「新規市場」等の項目ごとに区分して、これらを項目ご
との関心度や話題性等を考慮してレイアウトすることも
できる。また、検索者の選択により一又は二以上の項目
のみを表示させる構成としてもよい。これらの表示種別
は、例えば、メモリ12に設定されるプログラムとして
の表示種別入力手段(図示せず)の動作により検索者が
任意に選択できるように設けることができる。
【0069】検索結果に複数の評価文が存在する場合、
検索者がさらに指定する条件に合致するもののみを表示
させたり、任意の条件で順位付けしたものを昇順又は降
順に表示させ若しくは指定した順位のみを表示させる構
成とすることができる。また、検索結果がどのような傾
向・特徴を有する集合体であるかを表示する処理手段を
設けても良い。例えば、評価コンテンツが特許公報であ
る場合、上述の通り、評価文には発明の概要、現段階で
の発明の利用状況、新規展開あるいは応用展開の可能な
分野、新規展開や応用展開のための新たなアイデア等の
種々の観点から付された属性が含まれるので、検索者は
これらの属性等を分類種別として指定することにより、
検索結果を任意に分類することができる。例えば、「e
−コマース」をキーワードとする検索条件で得られた検
索結果に対し、検索者は分類種別として「出願人」を指
定して評価装置10に送信する。分類種別を受信した評
価装置10は、検索結果の集合体を出願人別に分類し、
出願人ごとの評価文の件数、出願人別の比率等を示す一
覧表又はグラフ等を用いて図式化した表示構成に処理し
て端末コンピュータ40に送信する。このように一又は
二以上の分類種別によって検索結果を分類することが可
能な構成とすることにより、検索者は生の検索結果だけ
ではなく、補足的な情報を得ることができる。また、こ
のように分類した検索結果が特定の傾向や特徴を有する
場合、例えば、上記の例においてA社の比率が70%を
越える場合には「e−コマースの分野はA社の一人勝
ち」のように、分類結果から得られる傾向等を所定のル
ールに従って寸評化することが可能な処理手段を用いて
webページ上に表示させる構成とするとすれば検索者
にとって便利である。
【0070】さらに、出力結果として得られた評価文に
含まれる情報以外の関連情報をリンク形式で表示させる
処理手段を設けることができる。例えば、出願人である
企業の株式情報や新製品情報、保有特許の件数等は、評
価文自体に含めることが可能であり、これらの情報も評
価文の内容として上記の方法により表示し得ることは勿
論である。しかしながら、これらの情報は固定的なもの
ではなく経時的に変化するものであるから、適時に正確
な情報を提供するためには評価文自体をこれに対応して
更新する必要があり構成が複雑となる。従って、これら
の経時的に変化する要素を含む評価は、当該コンテンツ
に出力結果表示画面から即アクセスできるようにリンク
を貼り付けた形で表示することも可能である。
【0071】以上のように出力された検索結果は、評価
装置10のデータベース上に保存し前回の検索結果との
比較を表示させたり、任意の条件で分類した評価文別に
蓄積し、その変化を表示する処理手段を設けることがで
きる。また、検索結果を検索者の所有する端末コンピュ
ータに直接保存すること、又は、これを制限する構成と
することが可能であることは勿論である。
【0072】なお、検索者の検索履歴を検索条件、検索
結果等に区分してデータベースに蓄積する構成とするこ
とにより、例えば、検索者が有する固有の属性、検索者
が指定したキーワード属性及び評価結果の属性等の中で
の組み合わせを分析することが可能となり、今後の新規
事業の方向性を予測すること、又は本発明に係るコンテ
ンツ評価の基準に反映させたりすることができる。例え
ば、まず、評価コンテンツの評価結果のある属性(例え
ば、最初に適応された事業分野、評価コンテンツ所有者
の事業分野等)に対し、検索者の固有の属性(例えば、
展開しようとするビジネスの事業分野)とを比較し、双
方の関連を蓄積したり、必要に応じて表示したりできる
構成とする。そして、例えば、従来関連性がないと思わ
れていた属性同士の組み合わせのあらわれる頻度が一定
以上となった場合には、その属性同士(業態同士)の組
み合わせの中に新規分野のビジネス展開の可能性やビジ
ネストレンドが存在するということを予測し、その旨を
評価結果に反映させることができる。
【0073】
【発明の効果】本発明のコンテンツの評価装置、評価方
法、評価結果の取得方法及び記録媒体によれば、コンテ
ンツの評価者から寄せられる評価文の内容を、コンピュ
ータを用いて分析、統合することができるため、コンテ
ンツの内容を理解しやすい形式、内容でまとめた加工情
報としての評価モデルを一定以上のレベルを保った上で
作成し、公開することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施形態にかかるコンテンツの評
価装置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の一の実施形態にかかるコンテンツの評
価方法を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の一の実施形態にかかるコンテンツの取
得方法を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 コンテンツの評価装置 11 記録装置 11a 評価文蓄積ファイル 11b 評価結果データベース 11c 評価者データベース 12 メモリ 12a 指定評価者検出手段 12b 第1の評価モデル作成手段 12c 評価指標付与手段 12d 一般評価文判断手段 12e 第2の評価モデル作成手段 12f 評価結果出力手段 20 コンテンツ提供者の端末コンピュータ 30 評価者の端末コンピュータ 40 検索者の端末コンピュータ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 評価対象であるコンテンツについての評
    価文を蓄積する評価文蓄積ファイルと、 前記蓄積された評価文の中から、予め指定された指定評
    価者により作成された評価文を検出する指定評価者検出
    手段と、 前記指定評価者検出手段により検出された指定評価者の
    作成に係る評価文について、評価文が一つである場合に
    は当該評価文を評価モデルとし、複数の評価文がある場
    合には、当該複数の評価文を統合して評価モデルを作成
    する第1の評価モデル作成手段と、 予め定められた評価指標と前記評価モデルを分析するこ
    とにより新たに得られる評価指標との少なくとも一方の
    評価指標に対応する用語を検出して、当該用語の重要度
    又は登場頻度に基づき、当該用語に対応する評価指標を
    付するに値するか否かを判断し、必要と判断された評価
    指標を付与する評価指標付与手段と、 前記評価指標の付された評価モデルを評価結果として出
    力する評価結果出力手段とを具備することを特徴とする
    コンテンツの評価装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンテンツの評価装置で
    あって、前記指定評価者検出手段により判別された指定
    評価者以外の評価者に係る評価文について、当該評価文
    を分析して前記第1の評価モデル作成手段により作成さ
    れた評価モデルと対比し、採用可能範囲か否かを判断す
    る一般評価文判断手段を有すると共に、該一般評価文判
    断手段により、採用可能範囲であると判断された場合に
    は、前記評価モデルと該評価文とを統合して新たな評価
    モデルを作成する第2の評価モデル作成手段を備えてい
    ることを特徴とするコンテンツの評価装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のコンテンツの評価装置で
    あって、前記一般評価文判断手段により、指定評価者以
    外の所定の評価者の作成に係る評価文の採用回数が指定
    数以上となった場合に、当該評価者を指定評価者として
    評価者データベースに登録する指定評価者選定手段を有
    していることを特徴とするコンテンツの評価装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1に記載のコン
    テンツの評価装置であって、前記評価対象であるコンテ
    ンツが、公開された任意のコンテンツに関するデータベ
    ースから選定されたものであることを特徴とするコンテ
    ンツの評価装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1に記載のコン
    テンツの評価装置であって、前記評価対象であるコンテ
    ンツが、コンテンツ提供者の端末コンピュータから送信
    されたものであることを特徴とするコンテンツの評価装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1に記載のコン
    テンツの評価装置であって、前記評価文は、評価者の端
    末コンピュータから送信されたものであることを特徴と
    するコンテンツの評価装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1に記載のコン
    テンツの評価装置であって、前記評価結果出力手段によ
    り出力される評価結果が、通信回線を通じてアクセス可
    能な評価結果データベースに出力されて記録されるもの
    であることを特徴とするコンテンツの評価装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のコンテンツの評価装置で
    あって、前記評価結果データベースが、通信回線を通じ
    てアクセス可能であると共に、所望の評価結果を得るた
    めに検索可能に設けられていることを特徴とするコンテ
    ンツの評価装置。
  9. 【請求項9】 評価対象であるコンテンツについての評
    価文を蓄積する評価文蓄積ステップと、 前記蓄積された評価文の中から、予め指定された指定評
    価者により作成された評価文を検出する指定評価者検出
    ステップと、 前記ステップにより検出された指定評価者の作成に係る
    評価文について、評価文が一つである場合には当該評価
    文を評価モデルとし、複数の評価文がある場合には、当
    該複数の評価文を統合して評価モデルを作成する第1の
    評価モデル作成ステップと、 予め定められた評価指標と前記評価モデルを分析するこ
    とにより新たに得られる評価指標との少なくとも一方の
    評価指標に対応する用語を検出して、当該用語の重要度
    又は登場頻度に基づき、当該用語に対応する評価指標を
    付するに値するか否かを判断し、必要と判断された評価
    指標を付与する評価指標付与ステップと、 前記評価指標の付された評価モデルを評価結果として出
    力する評価結果出力ステップとを具備することを特徴と
    するコンテンツの評価方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のコンテンツの評価方法
    であって、前記指定評価者検出ステップにより判別され
    た指定評価者以外の評価者に係る評価文について、当該
    評価文を分析して前記第1の評価モデル作成ステップに
    より作成された評価モデルと対比し、採用可能範囲か否
    かを判断する一般評価文判断ステップを有すると共に、
    該一般評価文判断ステップにより、採用可能範囲である
    と判断された場合には、前記評価モデルと該評価文とを
    統合して新たな評価モデルを作成する第2の評価モデル
    作成ステップを備えていることを特徴とするコンテンツ
    の評価方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のコンテンツの評価方
    法であって、前記一般評価文判断ステップにより、指定
    評価者以外の所定の評価者の作成に係る評価文の採用回
    数が指定数以上となった場合に、当該評価者を指定評価
    者として評価者データベースに登録する指定評価者選定
    ステップを有していることを特徴とするコンテンツの評
    価方法。
  12. 【請求項12】 請求項9〜11のいずれか1に記載の
    コンテンツの評価方法であって、前記評価対象であるコ
    ンテンツを、公開された任意のコンテンツに関するデー
    タベースから選定することを特徴とするコンテンツの評
    価方法。
  13. 【請求項13】 請求項9〜12のいずれか1に記載の
    コンテンツの評価方法であって、前記評価対象であるコ
    ンテンツを、コンテンツ提供者の端末コンピュータから
    送信することを特徴とするコンテンツの評価方法。
  14. 【請求項14】 請求項9〜13のいずれか1に記載の
    コンテンツの評価方法であって、前記評価文を、評価者
    の端末コンピュータから送信することを特徴とするコン
    テンツの評価方法。
  15. 【請求項15】 請求項9〜14のいずれか1に記載の
    コンテンツの評価方法であって、前記評価結果出力ステ
    ップにより出力される評価結果を、通信回線を通じてア
    クセス可能な評価結果データベースに出力して記録する
    ものであることを特徴とするコンテンツの評価方法。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のコンテンツの評価方
    法の実行によって評価結果の記録された評価結果データ
    ベースが、検索可能に設定されており、通信回線を介し
    て評価装置に接続された任意の端末コンピュータを介し
    て、該評価結果データベースにアクセスして検索するこ
    とにより、所望のコンテンツについての評価結果を取得
    することを特徴とするコンテンツの評価結果の取得方
    法。
  17. 【請求項17】 評価対象であるコンテンツについての
    評価文を評価文蓄積ファイルに蓄積させる評価文蓄積ス
    テップと、 前記蓄積された評価文の中から、予め指定された指定評
    価者により作成された評価文を検出する指定評価者検出
    ステップと、 前記ステップにより検出された指定評価者の作成に係る
    評価文について、評価文が一つである場合には当該評価
    文を評価モデルとし、複数の評価文がある場合には、当
    該複数の評価文を統合して評価モデルを作成する第1の
    評価モデル作成ステップと、 予め定められた評価指標と前記評価モデルを分析するこ
    とにより新たに得られる評価指標との少なくとも一方の
    評価指標に対応する用語を検出して、当該用語の重要度
    又は登場頻度に基づき、当該用語に対応する評価指標を
    付するに値するか否かを判断し、必要と判断された評価
    指標を付与する評価指標付与ステップと、 前記評価指標の付された評価モデルを評価結果として出
    力する評価結果出力ステップとを具備するコンテンツの
    評価方法をコンピュータに実行させるためのプログラム
    を記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の記録媒体であって、
    前記指定評価検出ステップにより判別された指定評価者
    以外の評価者に係る評価文について、当該評価文を分析
    して前記第1の評価モデル作成手段により作成された評
    価モデルと対比し、採用可能範囲か否かを判断する一般
    評価文判断ステップを有し、該一般評価文判断ステップ
    により、採用可能範囲であると判断された場合には、前
    記評価モデルと該評価文とを統合して新たな評価モデル
    を作成する第2の評価モデル作成ステップを備えている
    ことを特徴とするコンテンツの評価方法をコンピュータ
    に実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ
    読みとり可能な記録媒体。
JP2000401255A 1999-12-28 2000-12-28 コンテンツの評価装置、評価方法及び記録媒体 Expired - Fee Related JP4550996B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000401255A JP4550996B2 (ja) 1999-12-28 2000-12-28 コンテンツの評価装置、評価方法及び記録媒体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37317999 1999-12-28
JP11-373179 1999-12-28
JP2000401255A JP4550996B2 (ja) 1999-12-28 2000-12-28 コンテンツの評価装置、評価方法及び記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001250019A true JP2001250019A (ja) 2001-09-14
JP4550996B2 JP4550996B2 (ja) 2010-09-22

Family

ID=26582472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000401255A Expired - Fee Related JP4550996B2 (ja) 1999-12-28 2000-12-28 コンテンツの評価装置、評価方法及び記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4550996B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004310722A (ja) * 2003-04-08 2004-11-04 Yuzo Shibata 特許の価値評価システム
JP2013050963A (ja) * 2012-10-02 2013-03-14 Jamu:Kk 情報検索支援装置、情報検索支援方法、情報検索支援プログラム、プログラム格納媒体
JP2014102855A (ja) * 2014-02-14 2014-06-05 Jamu:Kk 情報検索支援装置、情報検索支援方法、情報検索支援プログラム、プログラム格納媒体
CN113159619A (zh) * 2021-05-11 2021-07-23 中电福富信息科技有限公司 一种视频分析算法的自动化评估系统及方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1027181A (ja) * 1996-07-11 1998-01-27 Fuji Xerox Co Ltd 文書評価装置
JPH11134363A (ja) * 1997-10-29 1999-05-21 Ip Support:Kk 特許情報処理方法及び特許情報処理システム
JPH11353313A (ja) * 1998-05-23 1999-12-24 Lg Electronics Inc 情報検索方法及び情報自動分類方法並びに情報分析方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1027181A (ja) * 1996-07-11 1998-01-27 Fuji Xerox Co Ltd 文書評価装置
JPH11134363A (ja) * 1997-10-29 1999-05-21 Ip Support:Kk 特許情報処理方法及び特許情報処理システム
JPH11353313A (ja) * 1998-05-23 1999-12-24 Lg Electronics Inc 情報検索方法及び情報自動分類方法並びに情報分析方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004310722A (ja) * 2003-04-08 2004-11-04 Yuzo Shibata 特許の価値評価システム
JP2013050963A (ja) * 2012-10-02 2013-03-14 Jamu:Kk 情報検索支援装置、情報検索支援方法、情報検索支援プログラム、プログラム格納媒体
JP2014102855A (ja) * 2014-02-14 2014-06-05 Jamu:Kk 情報検索支援装置、情報検索支援方法、情報検索支援プログラム、プログラム格納媒体
CN113159619A (zh) * 2021-05-11 2021-07-23 中电福富信息科技有限公司 一种视频分析算法的自动化评估系统及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4550996B2 (ja) 2010-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8275666B2 (en) User supplied and refined tags
US8099423B2 (en) Hierarchical metadata generator for retrieval systems
US8589429B1 (en) System and method for providing query recommendations based on search activity of a user base
US8539334B2 (en) Document management system having automatic notifications
US20110087682A1 (en) Automated media analysis and document management system
JP4962967B2 (ja) Webページ検索サーバ及びクエリ推薦方法
US20040205672A1 (en) Automated spell analysis
JP2003518664A (ja) パーソナライズされた結果セットを構成する方法およびシステム
JP2002230035A (ja) 情報整理方法、情報処理装置、情報処理システム、記憶媒体、およびプログラム伝送装置
US20050144554A1 (en) Systems and methods for searching and displaying reports
JP2013109725A (ja) 検索装置、検索方法、検索プログラム及び記録媒体
JP2004220215A (ja) 計算機を利用した業務誘導支援システムおよび業務誘導支援方法
JP2020135891A (ja) 検索提案を提供する方法、装置、機器及び媒体
US20040059726A1 (en) Context-sensitive wordless search
US10055503B2 (en) Refining user search for items related to other items
JP5266975B2 (ja) 個人検索システム、情報処理装置、個人検索方法、プログラムおよび記録媒体
JP2006268690A (ja) Faq提示・改善方法、faq提示・改善装置およびfaq提示・改善プログラム
JP2006323517A (ja) テキスト分類装置およびプログラム
JP3461159B2 (ja) ウェブページ属性管理装置およびウェブページ属性管理方法
JP2001250019A (ja) コンテンツの評価装置、評価方法、評価結果の取得方法及び記録媒体
JP7089952B2 (ja) 文書管理システム、文書管理方法、及びプログラム
JP3647671B2 (ja) 情報共有システムおよびその情報保守管理の方法
CA2350314C (en) A system, method and article of manufacture for effectively interacting with a network user
JP4630480B2 (ja) 要約抽出プログラム、文書分析支援プログラム、要約抽出方法、文書分析支援方法、文書分析支援システム
US20030154263A1 (en) Server program

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070529

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100624

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100709

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees