JP2001249736A - ハードディスクユニットおよびそれを内蔵したコンピュータ装置 - Google Patents

ハードディスクユニットおよびそれを内蔵したコンピュータ装置

Info

Publication number
JP2001249736A
JP2001249736A JP2000062277A JP2000062277A JP2001249736A JP 2001249736 A JP2001249736 A JP 2001249736A JP 2000062277 A JP2000062277 A JP 2000062277A JP 2000062277 A JP2000062277 A JP 2000062277A JP 2001249736 A JP2001249736 A JP 2001249736A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hard disk
conductive material
heat conductive
disk unit
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000062277A
Other languages
English (en)
Inventor
Shintaro Watanabe
紳太郎 渡辺
Shigehiro Tanaka
繁宏 田中
Kimisuke Izaki
公輔 井崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000062277A priority Critical patent/JP2001249736A/ja
Publication of JP2001249736A publication Critical patent/JP2001249736A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ハードディスクの冷却効率を向上させつつ、ハ
ードディスクの実装効率を向上させること。 【解決手段】ハードディスク1のDE面に、ハードディ
スク1のDE面から発生する熱を伝導させる第1の熱伝
導材2を密着させて固定し、ハードディスク1の正面側
および背面側を除く少なくとも一側面に、第1の熱伝導
材2により伝導される熱、およびハードディスク1の基
板3面から発生する熱を伝導させる第2の熱伝導材4を
密着させて固定し、第2の熱伝導材4に対して冷却用の
ファンの風を当てて冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定ディスク(以
下、ハードディスクと称する)ユニット、およびそれを
内蔵したコンピュータ装置に係り、特にハードディスク
の冷却効率を向上させつつ、ハードディスクの実装効率
を向上させるようにしたハードディスクユニットおよび
それを内蔵したコンピュータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば産業用コンピュータ装置
においては、外部記憶装置としてハードディスクユニッ
トが内蔵されている。
【0003】このハードディスクユニットは、外部記憶
ユニットとして用いられる磁気ディスクユニットのう
ち、記憶媒体であるヘッド部とヘッドアセンブリとの組
み合わせが固定されたタイプの装置である。
【0004】ところで、近年においては、ハードディス
クユニットは、回転速度の向上と容量の増加により、ハ
ードディスクから発生する熱が問題となってきている。
【0005】そして、従来から、ハードディスクを冷却
する手段としては、例えば以下のような方法がある。
【0006】(a)ハードディスクのDE面冷却用ファ
ンモジュールを使用する方法。
【0007】(b)ハードディスクを露出し、ハードデ
ィスクの基板面に直接風をあてて使用する方法。
【0008】(c)ハードディスクを専用の台に固定
し、前面から冷却用のファンにて冷却するモジュールを
使用する方法。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような方法を採用した場合には、以下に示すような問題
がある。
【0010】まず、前記(a)の方法では、ハードディ
スクのDE面のみの冷却であることから、ハードディス
ク全体にわたった冷却が行なえないばかりでなく、ハー
ドディスクの取り付けに十分な実装スペースが必要であ
る。
【0011】また、前記(b)の方法では、ハードディ
スクの基板面のみの冷却であることから、ハードディス
ク全体にわたった冷却が行なえないばかりでなく、ハー
ドディスクの取り付けに十分な実装スペーが必要で、取
扱いや構造が複雑になるため、実装台数に制約がある。
【0012】さらに、前記(c)の方法では、冷却用の
ファンの風がハードディスク全体にわたって均一に流れ
ないことから、ハードディスクの取り付けに十分な実装
スペースが必要であるばかりでなく、ハードディスクを
複数台使用した場合には、大型高容量の冷却用のファン
が必要となり、実装上の大きな制約が生じる。
【0013】本発明の目的は、ハードディスクの冷却効
率を向上させつつ、ハードディスクの実装効率を向上さ
せることが可能なハードディスクユニットおよびそれを
内蔵したコンピュータ装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に対応する発明のハードディスクユニッ
トは、ハードディスクのDE面に、当該ハードディスク
のDE面から発生する熱を伝導させる第1の熱伝導材を
密着させて固定し、ハードディスクの正面側および背面
側を除く少なくとも一側面に、第1の熱伝導材により伝
導される熱、およびハードディスクの基板面から発生す
る熱を伝導させる第2の熱伝導材を密着させて固定し、
第2の熱伝導材に対して冷却用のファンの風を当てて冷
却するようにしている。
【0015】従って、請求項1に対応する発明のハード
ディスクユニットにおいては、ハードディスクのDE面
からの熱を、ハードディスクのDE面に密着させて固定
した第1の熱伝導材で伝導させ、さらに第1の熱伝導材
で伝導される熱、およびハードディスクの基板面からの
熱を、ハードディスクの正面側および背面側を除く少な
くとも一側面に密着させて固定した第2の熱伝導材で伝
導させ、この熱が伝導された第2の熱伝導材に冷却用の
ファンの風を当てて冷却することにより、ハードディス
クからの熱を第2の熱伝導材に集めて、ハードディスク
を効率よく冷却することができると共に、ハードディス
クの実装効率の向上を図ることができる。
【0016】また、請求項2に対応する発明のハードデ
ィスクユニットは、上記請求項1に対応する発明のハー
ドディスクユニットにおいて、第2の熱伝導材における
冷却用のファンの風を当てる部分の表面積を大きくして
いる。
【0017】従って、請求項2に対応する発明のハード
ディスクユニットにおいては、第2の熱伝導材における
冷却用のファンの風を当てる部分の表面積を大きくする
ことにより、熱容量と放熱面積を大きくして効率よく放
熱を行ない、上記請求項1に対応する発明の場合に比べ
て、ハードディスクをより一層効率よく冷却することが
できる。
【0018】一方、請求項3に対応する発明のハードデ
ィスクユニットは、上記請求項2に対応する発明のハー
ドディスクユニットにおいて、第2の熱伝導材に、冷却
用のファンの風を流動させるダクトを形成している。
【0019】従って、請求項3に対応する発明のハード
ディスクユニットにおいては、第2の熱伝導材に、冷却
用のファンの風を流動させるダクトを形成することによ
り、第2の熱伝導材に冷却用のファンの風が流れて効率
よく放熱を行ない、上記請求項2に対応する発明の場合
に比べて、ハードディスクをより一層効率よく冷却する
ことができる。
【0020】また、請求項4に対応する発明のハードデ
ィスクユニットは、上記請求項2に対応する発明のハー
ドディスクユニットにおいて、第2の熱伝導材に、冷却
用のファンの風を流動させるダクトを形成すると共に、
少なくともハードディスクの正面側および背面側にダク
トと連通する通気口を設けている。
【0021】従って、請求項4に対応する発明のハード
ディスクユニットにおいては、第2の熱伝導材に、冷却
用のファンの風を流動させるダクトを形成すると共に、
少なくともハードディスクの正面側および背面側にダク
トと連通する通気口を設けることにより、第2の熱伝導
材およびハードディスクの正面側と背面側に冷却用のフ
ァンの風が流れて効率よく放熱を行ない、上記請求項2
に対応する発明の場合に比べて、ハードディスクをより
一層効率よく冷却することができる。
【0022】さらに、請求項5に対応する発明のハード
ディスクユニットは、上記請求項1乃至請求項4のいず
れか1項に対応する発明のハードディスクユニットにお
いて、第1の熱伝導材と第2の熱伝導材とを一体構造と
している。
【0023】従って、請求項5に対応する発明のハード
ディスクユニットにおいては、第1の熱伝導材と第2の
熱伝導材とを一体構造とすることにより、熱伝導率を向
上させて、ハードディスクをなおより一層効率よく冷却
することができる。
【0024】一方、請求項6に対応する発明のハードデ
ィスクユニットは、上記ハードディスクを複数台使用す
る上記請求項1乃至請求項5のいずれか1項に対応する
発明のハードディスクユニットにおいて、各ハードディ
スクを互いに密接させて実装している。
【0025】従って、請求項6に対応する発明のハード
ディスクユニットにおいては、ハードディスクを複数台
使用する場合に、各ハードディスクを互いに密接させて
実装することにより、放熱効率を大きくして放熱効果を
向上させ、ハードディスクを効率よく冷却することがで
きると共に、ハードディスクの実装効率を向上させるこ
とができる。
【0026】また、請求項7に対応する発明のハードデ
ィスクユニットは、上記請求項6に対応する発明のハー
ドディスクユニットにおいて、各ハードディスクに対し
て個々に、第1の熱伝導材および第2の熱伝導材を備え
ている。
【0027】従って、請求項7に対応する発明のハード
ディスクユニットにおいては、個々のハードディスクに
対して、第1の熱伝導材および第2の熱伝導材を備える
ことにより、冷却効果を高めて、上記請求項6に対応す
る発明の場合に比べて、各ハードディスクをより一層効
率よく冷却することができる。
【0028】一方、請求項8に対応する発明のコンピュ
ータ装置は、上記請求項1乃至請求項7のいずれか1項
に対応する発明のハードディスクユニットを内蔵してい
る。
【0029】従って、請求項8に対応する発明のコンピ
ュータ装置においては、上記請求項1乃至請求項7のい
ずれか1項に対応する発明のハードディスクユニットを
内蔵することにより、ハードディスクの冷却効率の向上
と、ハードディスクの実装効率の向上とを両立させて、
良好なシステムを構築することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0031】(第1の実施の形態)図1は、本実施の形
態によるハードディスクユニットの構成例を示す斜視図
である。
【0032】すなわち、本実施の形態によるハードディ
スクユニットは、図1に示すように、ハードディスク1
のDE(ディスクエンクロージャー)面に、ハードディ
スク1のDE面から発生する熱を伝導させる第1の熱伝
導材2を密着させて固定し、ハードディスク1の正面側
および背面側を除く少なくとも一側面(本例では二側
面)に、第1の熱伝導材2により伝導される熱、および
ハードディスク1の基板(コントロール基板)3面から
発生する熱を伝導させる第2の熱伝導材4を密着させて
固定し、一側面側の第2の熱伝導材4に対して、図示し
ない冷却用のファンの風を当てて冷却する構成としてい
る。
【0033】また、上記一側面側の第2の熱伝導材4
は、熱伝導を考慮し、冷却用のファンの風を当てる部分
の表面積を大きくしている。
【0034】すなわち、本例では、図2の正面図に示す
ように、冷却用のファンに向かって断面がコ字型に形成
している。
【0035】なお、上記第1の熱伝導材2、および第2
の熱伝導材4としては、熱伝導性の良好な材料、例えば
アルミニウム、アルミニウム合金(ジュラルミン等)を
用いることができる。
【0036】次に、以上のように構成した本実施の形態
のハードディスクユニットにおいては、ハードディスク
1のDE面からの熱を、ハードディスク1のDE面に密
着させて固定した第1の熱伝導材2で伝導させ、さらに
第1の熱伝導材2で伝導される熱、およびハードディス
ク1の基板3面からの熱を、ハードディスク1の正面側
および背面側を除く二側面に密着させて固定した第2の
熱伝導材4で伝導させ、この熱が伝導された第2の熱伝
導材4に冷却用のファンの風を当てて冷却するようにし
ていることにより、ハードディスク1からの熱を一箇所
に集めて、ハードディスク1を効率よく冷却することが
できると共に、ハードディスク1の実装効率の向上を図
ることができる。
【0037】また、第2の熱伝導材4は、冷却用のファ
ンに向かって断面がコ字型に形成することで、第2の熱
伝導材4における冷却用のファンの風を当てる部分の表
面積を大きくしていることにより、放熱面積を大きくし
て効率よく放熱を行ない、ハードディスク1をより一層
効率よく冷却することができる。
【0038】上述したように、本実施の形態によるハー
ドディスクユニットでは、ハードディスク1の冷却効率
を向上させつつ、ハードディスク1の実装効率を向上さ
せることが可能となる。
【0039】(変形例) (a)上記実施の形態では、第2の熱伝導材4における
冷却用のファンの風を当てる部分の表面積を大きくする
方法として、第2の熱伝導材4を、冷却用のファンに向
かって断面がコ字型に形成しているが、これに限らず、
第2の熱伝導材4を、例えば図3の平面図に示すように
山型(図3)としたり、あるいは図4の正面図に示すよ
うにフィン型に形成することもできる。
【0040】かかる構成のハードディスクユニットにお
いても、冷却のための風の流れを作って、上記実施の形
態の場合と同様の作用効果を得ることが可能である。
【0041】(b)上記実施の形態において、図5の正
面図に示すように、第1の熱伝導材2と第2の熱伝導材
4とを一体構造とすることもできる。
【0042】かかる構成のハードディスクユニットにお
いては、熱伝導率を向上させて、上記実施の形態の場合
に比べて、ハードディスク1をなおより一層効率よく冷
却することが可能となる。
【0043】(第2の実施の形態)図2(a)および
(b)は、本実施の形態によるハードディスクユニット
の構成例を示す側面図および平面図であり、図1と同一
要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは
異なる部分についてのみ述べる。
【0044】すなわち、本実施の形態によるハードディ
スクユニットは、図2に示すように、前記図1における
第2の熱伝導材4に、冷却用のファンの風を流動させる
ダクト5を形成すると共に、ハードディスク1の正面側
および背面側にダクト5と連通する通気口となる開口部
6を設け、さらにハードディスクユニット本体の一側面
側に冷却用のファン7を設置した構成としている。
【0045】すなわち、ハードディスク1の側面に冷却
用のファン7の風を流し、その風が正面と後部の一方の
側面の開口部6を通り、反対側の側面の開口部6から風
が抜ける構成(ダクト構成)としている。
【0046】次に、以上のように構成した本実施の形態
のハードディスクユニットにおいては、第2の熱伝導材
4に、冷却用のファン7の風を流動させるダクト5を形
成していることにより、第2の熱伝導材4に冷却用のフ
ァン7の風が流れて効率よく放熱を行ない、前記第1の
実施の形態の場合に比べて、ハードディスク1をより一
層効率よく冷却することができる。
【0047】また、ハードディスク1の正面側および背
面側にダクト5と連通する通気口となる開口部6を設け
ていることにより、側面に伝導した熱の放熱をした後、
正面と後部の開口部6を通り抜ける際、上部に伝導した
熱も同一の風により冷却するため、第2の熱伝導材4お
よびハードディスク1の正面側と背面側に冷却用のファ
ン7の風が流れて効率よく放熱を行ない、ハードディス
ク1をなおより一層効率よく冷却することができる。
【0048】上述したように、本実施の形態によるハー
ドディスクユニットでは、第2の熱伝導材4およびハー
ドディスク1の正面側と背面側に冷却用のファン7の風
が流れて効率よく放熱を行ない、前記第1の実施の形態
の場合に比べて、ハードディスクをより一層効率よく冷
却することが可能となる。
【0049】(変形例)上記実施の形態では、ハードデ
ィスク1の正面側および背面側にダクト5と連通する通
気口となる開口部6を設けているが、これに限らず、例
えば図7(a)および(b)の側面図および平面図に示
すように、ハードディスク1の正面側および背面側にダ
クト5と連通する通気口となる開口部6を設け、さらに
ハードディスク1をハードディスク1の基板3面から一
定の間隔で離し側面部の基板3面側(図示下部側)に、
ハードディスク1の基板3面と離した間隔とほぼ同等な
開口部8を設ける構成とすることもできる。
【0050】かかる構成のハードディスクユニットにお
いては、上記実施の形態の場合と同様の作用効果を得る
ことが可能であるのに加えて、ハードディスク1の基板
3面側の放熱を行ない、ハードディスク1をなおより一
層効率よく冷却することが可能となる。
【0051】(第3の実施の形態)図8は、本実施の形
態によるハードディスクユニットの構成例を示す側面図
であり、図7と同一要素には同一符号を付してその説明
を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0052】すなわち、本実施の形態によるハードディ
スクユニットは、図8に示すように、ハードディスク1
を複数台(本例では3台)使用する際に、前記図7に示
した構成を有する複数台のハードディスクユニットを、
各ハードディスクユニットを互いに密接させて実装した
構成としている。
【0053】また、各ハードディスク1に対して個々
に、第1の熱伝導材2および第2の熱伝導材4を設けて
いる。
【0054】次に、以上のように構成した本実施の形態
のハードディスクユニットにおいては、ハードディスク
1を複数台使用する場合に、各ハードディスクユニット
を互いに密接させて実装していることにより、ハードデ
ィスク1上部のハードディスク1下部の熱が互いに放熱
部になるため、放熱効率を大きくして放熱効果を向上さ
せ、ハードディスク1を効率よく冷却することができる
と共に、ハードディスク1の実装効率を向上させること
ができる。
【0055】また、ハードディスク1の側面や前面のダ
クト構造が、図示のように階層的に構成されていること
により、放熱効果をより一層向上させることができる。
【0056】さらに、各ハードディスク1を互いに密接
させていることにより、ハードディスク1の実装効率を
向上させることができ、冷却用のファン7を最低限の数
量で対応することができる。
【0057】さらにまた、個々のハードディスク1に対
して、第1の熱伝導材2および第2の熱伝導材4を設け
ていることにより、ハードディスク1を複数台使用する
場合においても、冷却効果を高めて、各ハードディスク
をより一層効率よく冷却することができる。
【0058】上述したように、本実施の形態によるハー
ドディスクユニットでは、ハードディスク1を複数台使
用する場合においても、放熱効率を大きくして放熱効果
を向上させ、ハードディスク1を効率よく冷却すること
ができると共に、ハードディスク1の実装効率を向上さ
せることが可能となる。
【0059】(変形例)上記実施の形態では、ハードデ
ィスク1を複数台使用する際に、個々のハードディスク
1に対して、第1の熱伝導材2および第2の熱伝導材4
を設けているが、これに限らず、各ハードディスク1を
互いに密接させて実装してハードディスク集合体を構成
し、このハードディスク集合体に対して共通に、第1の
熱伝導材2および第2の熱伝導材4を設ける構成とする
こともできる。
【0060】(第4の実施の形態)前記第1の実施の形
態と第2の実施の形態とを組み合わせることにより、ハ
ードディスク1の放熱効果をより一層高めることが可能
となる。
【0061】例えば、第2の熱伝導材4を、前記図4に
示したようにフィン構造にした上で、前記図7に示した
ように、ハードディスク1の正面側および背面側に開口
部6を設け、さらにハードディスク1の基板3面との間
に開口部8を設ける構成としてもよい。
【0062】以上のように構成した本実施の形態のハー
ドディスクユニットにおいては、ハードディスク1の放
熱面積を大きくしつつ、ダクト構造を形成して、放熱効
果をより一層向上させることができる。
【0063】(第5の実施の形態)図9は、本実施の形
態によるコンピュータ装置の構成例を示す平面図であ
り、図1乃至図8と同一要素には同一符号を付してその
説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
【0064】すなわち、本実施の形態によるコンピュー
タ装置は、図9に示すように、前記第1乃至第4の実施
の形態のうちのいずれか一つの形態のハードディスクユ
ニットを内蔵した構成としている。
【0065】本例では、図9に示すように、あらかじめ
装備されているコンピュータ装置本体の吸気ファン9よ
り吸気した風を、ディスク専用の冷却用のファン7でハ
ードディスクユニットにほぼ垂直に吹き付け、ダクト構
造部を通過して反対側から排気された風を、あらかじめ
装備されているコンピュータ装置本体の排気ファン10
で引き出すように構成している。
【0066】以上のように構成した本実施の形態のハー
ドディスクユニットを内蔵したコンピュータ装置におい
ては、コンピュータ装置本体に実装済みのファン9,1
0を有効に活用して、冷却用の風の流速を速くして冷却
効果を高めることができるため、前述したハードディス
クユニットの作用効果により、ハードディスク1の冷却
効率の向上と、ハードディスク1の実装効率の向上とを
両立させて、良好なシステムを構築することが可能とな
る。
【0067】また、コンピュータ装置に複数台のハード
ディスク1を実装する場合に、内部にディスク専用の冷
却用のファン7を設けて冷却を行なうことにより、コン
ピュータ装置外部の塵埃等の影響を受けることもない。
【0068】(変形例)上記実施の形態では、吸気ファ
ン9より吸気した風を、ディスク専用の冷却用のファン
7でハードディスクユニットにほぼ垂直に吹き付けてい
るが、これに限らず、例えば図10の平面図に示すよう
に、装置本体およびハードディスク1の両面を考慮して
冷却用のファン7を斜めに配置して、吸気ファン9より
吸気した風を、ディスク専用の冷却用のファン7でハー
ドディスクユニットにある角度でもって吹き付ける構成
とすることもできる。
【0069】かかる構成のコンピュータ装置において
も、装置本体内の冷却効果を低下させることなく、ハー
ドディスク1の冷却を効率よく行なうことが可能とな
る。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のハードデ
ィスクユニットによれば、ハードディスクの冷却効率を
向上させつつ、ハードディスクの実装効率を向上させる
ことが可能となる。
【0071】また、本発明のコンピュータ装置によれ
ば、ハードディスクの冷却効率の向上と、ハードディス
クの実装効率の向上とを両立させて、良好なシステムを
構築することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるハードディスクユニットの第1の
実施の形態を示す斜視図。
【図2】同第1の実施の形態のハードディスクユニット
における第2の熱伝導材の一構成例を示す正面図。
【図3】同第1の実施の形態のハードディスクユニット
における第2の熱伝導材の他の構成例と、冷却用の風が
第2の熱伝導材の表面に沿って流れることを示す平面
図。
【図4】同第1の実施の形態のハードディスクユニット
における第2の熱伝導材の他の構成例を示す正面図。
【図5】同第1の実施の形態のハードディスクユニット
における第2の熱伝導材の他の構成例を示す正面図。
【図6】本発明によるハードディスクユニットの第2の
実施の形態を示す側面図および平面図。
【図7】本発明によるハードディスクユニットの第2の
実施の形態の変形例を示す側面図および平面図。
【図8】本発明によるハードディスクユニットの第2の
実施の形態の変形例を示す側面図。
【図9】本発明によるコンピュータ装置の一実施の形態
を示す平面図。
【図10】本発明によるコンピュータ装置の一実施の形
態の変形例を示す平面図。
【符号の説明】
1…ハードディスク 2…第1の熱伝導材 3…ハードディスク1の基板 4…第2の熱伝導材 5…ダクト 6…開口部 7…冷却用のファン 8…開口部 9…吸気ファン 10…排気ファン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井崎 公輔 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 5E322 BA01 BA03 BB10 EA11 FA04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハードディスクのDE面に、当該ハード
    ディスクのDE面から発生する熱を伝導させる第1の熱
    伝導材を密着させて固定し、 前記ハードディスクの正面側および背面側を除く少なく
    とも一側面に、前記第1の熱伝導材により伝導される
    熱、および前記ハードディスクの基板面から発生する熱
    を伝導させる第2の熱伝導材を密着させて固定し、 前記第2の熱伝導材に対して冷却用のファンの風を当て
    て冷却するようにしたことを特徴とするハードディスク
    ユニット。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載のハードディスクユ
    ニットにおいて、 前記第2の熱伝導材における前記冷却用のファンの風を
    当てる部分の表面積を大きくしたことを特徴とするハー
    ドディスクユニット。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載のハードディスクユ
    ニットにおいて、 前記第2の熱伝導材に、前記冷却用のファンの風を流動
    させるダクトを形成したことを特徴とするハードディス
    クユニット。
  4. 【請求項4】 前記請求項2に記載のハードディスクユ
    ニットにおいて、 前記第2の熱伝導材に、前記冷却用のファンの風を流動
    させるダクトを形成すると共に、少なくとも前記ハード
    ディスクの正面側および背面側に前記ダクトと連通する
    通気口を設けたことを特徴とするハードディスクユニッ
    ト。
  5. 【請求項5】 前記請求項1乃至請求項4のいずれか1
    項に記載のハードディスクユニットにおいて、 前記第1の熱伝導材と前記第2の熱伝導材とを一体構造
    としたことを特徴とするハードディスクユニット。
  6. 【請求項6】 ハードディスクを複数台使用する前記請
    求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のハードディ
    スクユニットにおいて、 前記各ハードディスクを互いに密接させて実装したこと
    を特徴とするハードディスクユニット。
  7. 【請求項7】 前記請求項6に記載のハードディスクユ
    ニットにおいて、 前記各ハードディスクに対して個々に、前記第1の熱伝
    導材および第2の熱伝導材を備えたことを特徴とするハ
    ードディスクユニット。
  8. 【請求項8】 前記請求項1乃至請求項7のいずれか1
    項に記載のハードディスクユニットを内蔵したことを特
    徴とするコンピュータ装置。
JP2000062277A 2000-03-07 2000-03-07 ハードディスクユニットおよびそれを内蔵したコンピュータ装置 Pending JP2001249736A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000062277A JP2001249736A (ja) 2000-03-07 2000-03-07 ハードディスクユニットおよびそれを内蔵したコンピュータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000062277A JP2001249736A (ja) 2000-03-07 2000-03-07 ハードディスクユニットおよびそれを内蔵したコンピュータ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001249736A true JP2001249736A (ja) 2001-09-14

Family

ID=18582307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000062277A Pending JP2001249736A (ja) 2000-03-07 2000-03-07 ハードディスクユニットおよびそれを内蔵したコンピュータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001249736A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008310877A (ja) * 2007-06-13 2008-12-25 Hitachi Ltd 電子機器
JP2011076611A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Fujitsu Technology Solutions Intellectual Property Gmbh コンピュータハウジングおよびコンピュータ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008310877A (ja) * 2007-06-13 2008-12-25 Hitachi Ltd 電子機器
JP4664943B2 (ja) * 2007-06-13 2011-04-06 株式会社日立製作所 電子機器
US8223454B2 (en) 2007-06-13 2012-07-17 Hitachi, Ltd. Cooling system for an electronic unit with plural heat-generating sections
JP2011076611A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Fujitsu Technology Solutions Intellectual Property Gmbh コンピュータハウジングおよびコンピュータ
US8537538B2 (en) 2009-10-01 2013-09-17 Fujitsu Technology Solutions Intellectual Property Gmbh Computer cases and computers

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6704199B2 (en) Low profile equipment housing with angular fan
US7885062B2 (en) Computer chassis with partitions for improved airflow
US7180747B2 (en) Heat dissipation device for a computer mother board
US20040190261A1 (en) Cooler with blower between two heatsinks
JP2007047998A (ja) 電子部品冷却構造及び情報処理装置
JP2004178557A (ja) ディスクモジュール、及びディスクアレイ装置
US8456829B2 (en) All-in-one computer
WO2020000182A1 (zh) 散热装置及具有该散热装置的无人机
US20040085727A1 (en) Computer main body cooling system
JP2004164492A (ja) コンピュータホストの放熱方法および放熱装置
JP2001249736A (ja) ハードディスクユニットおよびそれを内蔵したコンピュータ装置
JP2981398B2 (ja) 基板の冷却装置
JPH0595062A (ja) Lsi空冷機構
JP2000353889A (ja) 冷却装置
JPH1187961A (ja) 電子機器の放熱構造
JPH08125366A (ja) 電子部品用冷却装置
JP4123594B2 (ja) 情報機器の冷却構造
JP4737067B2 (ja) 電子機器
JP3691441B2 (ja) ラックマウント式冷却装置
JPS5816234Y2 (ja) 筐体
JPH11186762A (ja) ヒートシンク用カバー
JP3040618U (ja) 冷却装置
JP2000214958A (ja) 電子機器
JP3069890U (ja) パ―ソナルコンピュ―タの本体
JP3000846B2 (ja) 電子部品用冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050308

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050509

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050823

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060207