JP2001247433A - 頭部用の化粧料及び化粧料セット - Google Patents

頭部用の化粧料及び化粧料セット

Info

Publication number
JP2001247433A
JP2001247433A JP2000061543A JP2000061543A JP2001247433A JP 2001247433 A JP2001247433 A JP 2001247433A JP 2000061543 A JP2000061543 A JP 2000061543A JP 2000061543 A JP2000061543 A JP 2000061543A JP 2001247433 A JP2001247433 A JP 2001247433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cosmetic
weight
cosmetic composition
parts
sebum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000061543A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001247433A5 (ja
Inventor
Takashi Iida
隆 飯田
Junichi Shibatani
順一 柴谷
Nobuhiro Iwasaki
信博 岩崎
Masami Nakamura
真美 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pola Chemical Industries Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pola Chemical Industries Inc filed Critical Pola Chemical Industries Inc
Priority to JP2000061543A priority Critical patent/JP2001247433A/ja
Publication of JP2001247433A publication Critical patent/JP2001247433A/ja
Publication of JP2001247433A5 publication Critical patent/JP2001247433A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要な程度皮脂除去作業が為しうるまで毛髪
処理作業が簡便な化粧料及び/又は化粧料セットを提供
する。 【解決手段】 1)皮脂除去用の成分を含む化粧料組成
物と2)毛髪トリートメント成分を含む化粧料組成物と
を構成要素とする化粧料を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頭部用に好適な化
粧料、化粧料セットに関し、更に詳細には、1)皮脂除
去用の成分を含む化粧料組成物と2)毛髪トリートメン
ト成分を含む化粧料組成物とを構成要素とする化粧料、
化粧料セットに関する。
【0002】
【従来の技術】毛髪を滑らかに保ち、頭皮を正常に保つ
ことは、見た目に美しく異臭などの好ましくない臭いの
発生を防ぐ観点から重要であると同時に、近年の高スト
レス社会において急増している薄毛や禿と言った毛髪異
常の発生を防ぐ観点においても非常に重要な技術であ
る。これは、かかる毛髪異常が頭皮に存在する皮脂の量
と密接に関係すると同時に、梳る時の毛髪の抵抗が、物
理的な脱毛の大きな原因であるからである。この様な、
毛髪を滑らかに保つ、言い換えれば、毛髪の物理的な抵
抗を低減させる手段及び脱毛の原因となる皮脂の除去手
段としては、それぞれ別々の化粧料を用いるしかなく、
この為、毛髪を含む頭部の処理に手間がかかるのが現状
であった。この為、洗浄、リンス、皮脂除去作業の中
で、最も必要性が低い皮脂除去作業は1週間に1度程度
の頻度でしか行われないのが現状であり、この為、脱毛
の予防効果を充分発現するまでには至っていないのが現
状であった。
【0003】一方、皮脂除去の為の頭部用の化粧料と毛
髪トリートメント用の化粧料とを組み合わせてセットと
することは行われていなかったし、この様なセットを同
一容器中に、隔絶された状態で充填し一体化した化粧料
セットとすることも全く行われていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況下為されたものであり、必要な程度皮脂除去作業が為
しうるまで毛髪処理作業が簡便な化粧料及び/又は化粧
料セットを提供することを課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】この様な状況に鑑みて、必要な程度
皮脂除去作業が為しうるまで毛髪処理作業が簡便な化粧
料及び/又は化粧料セットを求めて鋭意研究努力を重ね
た結果、1)皮脂除去用の成分を含む化粧料組成物と
2)毛髪トリートメント成分を含む化粧料組成物とを構
成要素とすることを特徴とする、頭部用の化粧料及び/
又は化粧料セットにその様な特質を見いだし、発明を完
成させるに至った。即ち、本発明は次に示す技術に関す
るものである。 (1)1)皮脂除去用の成分を含む化粧料組成物と2)
毛髪トリートメント成分を含む化粧料組成物とを構成要
素とすることを特徴とする、頭部用の化粧料及び/又は
化粧料セット。 (2)皮脂除去成分が1気圧25℃において液状である
油脂類及び/又は非イオン界面活性剤であることを特徴
とする(1)に記載の頭部用の化粧料及び/又は化粧料
セット。 (3)毛髪トリートメント成分がカチオン界面活性剤で
あることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の頭部
用の化粧料及び/又は化粧料セット。 (4)構成要素である、1)皮脂除去用の成分を含む化
粧料組成物と2)毛髪トリートメント成分を含む化粧料
組成物とが同一容器中に、隔絶された状態で充填されて
いることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記
載の化粧料及び/又は化粧料セット。 (5)脱毛の防止用であることを特徴とする、(1)〜
(4)何れか1項に記載の化粧料及び/又は化粧料セッ
ト。 (6)容器構造が、中央部に2種の内容物を隔絶する隔
壁を有し、吐出口がそれぞれの内容物ごとに異なってい
る構造を有するチューブ状容器であり、1工程のシゴキ
により、充填された2種の化粧料組成物が、それぞれの
吐出口より同時に吐出されるものであることを特徴とす
る、(4)又は(5)に記載の化粧料及び/又は化粧料
セット。 以下、本発明について、実施の形態を中心に詳細に説明
を加える。
【0006】
【発明に実施の形態】(1)本発明の化粧料・化粧料セ
ットの構成要素である2種の化粧料組成物 本発明の化粧料・化粧料セットは1)皮脂除去用の成分
を含む化粧料組成物と2)毛髪トリートメント成分を含
む化粧料組成物とを構成要素とすることを特徴とする。
ここで、化粧料とは、化粧料組成物と容器を含めて表す
表現であり、見た目に唯1種の商品形態を構成している
ものを意味し、化粧料セットとは、この様な商品形態が
複数に分かれているものを意味する。本発明の化粧料と
しては、後記に示す如く2種の化粧料組成物が隔絶して
1容器に充填している形が例示できるし、化粧料セット
としては、これら2種の化粧料組成物が、2種の独立し
た容器に充填している形態が例示できる。本発明の商品
形態としては、化粧料或いは化粧料セットの何れもが可
能であるが、使用性の点で、加えて毛髪或いは頭皮の処
理の同時性の意味で、唯1種の商品形態である化粧料の
形態をとることが好ましい。
【0007】本発明の化粧料の構成要素の1つである、
皮脂除去成分を含有する化粧料組成物において、かかる
皮脂除去成分としては、頭皮において分泌される皮脂を
除去するのに好適な物質であって、皮脂を溶かし、水等
の溶媒により、皮膚上より速やかに除去されうる様な成
分が好適に例示でき、この様な性質を具現化するために
は、1)系として、親水性と皮脂親和性を有し2)溶媒
効果を有しているものが好ましく、具体的にはに1気圧
25℃において液状である油脂類及び/又は非イオン界
面活性剤が好ましく例示できる。前記の油脂類として
は、流動パラフィン、軽質イソパラフィン、スクワラン
などの炭化水素類、ジメチルポリシロキサンやメチルフ
ェニルポリシロキサン等のシリコーン油、ホホバ油、イ
ソプロピルミリステート等のエステル類、ネオペンチル
グリコールジイソオクタネート、グリセリントリイソオ
クタネートなどの多価アルコールのエステル類、アジピ
ン酸ジエチルなどの多塩基カルボン酸のエステル類など
が例示でき、これらの内では、エステル類などの極性油
脂が好ましく例示できる。又、非イオン界面活性剤とし
ては、アルコールにポリオキシエチレン及び/又はポリ
オキシプロピレンが付加したアルキル(或いはアルキレ
ン)エーテルタイプのもの、脂肪酸にポリオキシエチレ
ン及び/又はポリオキシプロピレンが付加したエステル
タイプのもの、グリセリンやソルビタンなどにポリオキ
シエチレン及び/又はポリオキシプロピレン及び脂肪酸
が付加した多価アルコール脂肪酸エステルタイプのもの
が好ましく例示できる。この様な非イオン界面活性剤と
しては、親水性のものが好ましく、ポリオキシエチレン
及びポリオキシプロピレンの付加モル数が20〜200
が好ましく、更に好ましくは、25〜180のものが好
ましい。特に好ましいものはテトラオレイン酸ポリオキ
シエチレンソルビット、ポリオキシエチレンアルキル
(或いはアルキレン)エーテル、ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレンアルキル(アルキレン)エーテルで
ある。これらの成分の好ましい含有量は剤形にもより異
なるが、10〜80重量%であり、更に好ましくは10
〜60重量%である。又、かかる化粧料組成物は、粘度
が10000以上であれば特段剤形の限定は受けない
が、この様な剤形としては、一層のゲル、乳化タイプ何
れも可能であるが、親水性非イオン界面活性剤を10〜
15重量%を含む、透明で一層の界面活性剤ゲル製剤が
特に好ましい。これは、後記毛髪トリートメント成分を
含む化粧料組成物との組合せにおいて,かかる2者を同
時に使用した場合、それぞれの作用を独立して発揮する
作用を有することが出来るからである。
【0008】本発明の化粧料・化粧料セットの他方の構
成要素である毛髪トリートメント成分を含有する化粧料
組成物における、毛髪トリートメント成分としては、カ
チオン界面活性剤やカチオン化セルロースなどのカチオ
ン性物質が好適に例示でき、かかるカチオン性物質とし
ては、頭皮或いは毛髪の処理において好適な物質であっ
て、水に溶けて、陰イオンに比して、その大きさが巨大
な陽イオンを発生する物質が好適に例示でき、かかる物
質としては、ジメチルジステアリルアンモニウムクロリ
ド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、カチオン
化セルロースなどが好ましく例示でき、これらの中で
は、毛髪や頭皮の処理の意味からリンス効果を有する、
ジメチルジステアリルアンモニウムクロリド、セチルト
リメチルアンモニウムクロリド等のカチオン界面活性剤
が特に好ましく例示できる。かかる毛髪トリートメント
成分の好ましい含有量は、これらの物質の有効量であれ
ば良く、例えば、0.01〜10重量%、更に好ましく
は0.05〜7重量%が好ましく例示できる。かかる毛
髪トリートメント成分を含有する化粧料組成物の剤形と
しては、特段の限定はされないがクリーム状の乳化剤形
が、カチオン界面活性剤を安定に含有させるのに好適で
あるため、この様な剤形を取ることが特に好ましい。
【0009】本発明の構成要素である2種の化粧料組成
物は、上記の毛髪トリートメント成分或いは皮脂除去成
分以外に、通常化粧料、取り分けシャンプーやリンス、
ヘアクリームなどの頭部用の化粧料で使用される任意成
分を、本発明の効果を損ねない範囲に於いて含有するこ
とが出来る。かかる任意成分としては、この様な成分と
しては、例えば、スクワラン、ワセリン、マイクロクリ
スタリンワックス等の炭化水素類、ホホバ油、カルナウ
バワックス,オレイン酸オクチルドデシル、セバシン酸
ジイソプロピル等のモノ乃至はジカルボン酸のエステル
類、オリーブ油、牛脂、椰子油等のトリグリセライド
類、ジメチコン、ポリエーテル変性シリコーン、アメチ
コン等のシリコーン類、ステアリン酸、オレイン酸、リ
チノレイン酸等の脂肪酸、オレイルアルコール、ステア
リルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アルコ
ール、スルホコハク酸エステルやポリオキシエチレンア
ルキル硫酸ナトリウム等のアニオン界面活性剤類、アル
キルベタイン塩等の両性界面活性剤類、ソルビタン脂肪
酸エステル、脂肪酸モノグリセライド等の非イオン界面
活性剤類、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,
3−ブタンジオール、ジプロピレングリコール、イソプ
レングリコール等の多価アルコール類、増粘・ゲル化
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、色剤、防腐剤、粉体等
を含有することができる。これらの内、特に好ましいも
のは、多価アルコール類である。多価アルコールとして
は、イソプレングリコールとジプロピレングリコールが
好ましく例示できる。これは、皮脂除去補助作用に優れ
るためである。これら多価アルコールの好ましい含有量
は1〜20重量%であり、更に好ましくは3〜10重量
%である。本発明の化粧料はこれらの必須と任意の成分
を常法に従って処理し、ローション、乳液、クリーム、
ゲルなどの形態に加工することにより製造することが出
来る。
【0010】(2)本発明の頭部用の化粧料、化粧料セ
ット 本発明の頭部用の化粧料及び/又は化粧料セットは、上
記2種の化粧料組成物を構成要素とすることを特徴とす
る。本発明の化粧料乃至は化粧料セットにおいては、こ
れら2種の化粧料組成物を同一の容器に、保存下では混
合しない状態に、即ち、これら2種の化粧料組成物を隔
絶した状態に充填し、使用時にこれらが同時に吐出出来
る様にして化粧料とすることも出来るし、異なる容器に
充填し、使用時に手の上で混合したり、2つの容器をつ
なぐジョイント具を用いて混ぜながら吐出させたりし
て、化粧料セットとして使用することも可能である。こ
れらの内、好ましいのは、前者であり、前者を具現化す
るための容器としては、既にこの様な要件を満たす容器
が多数考案されており、それを利用すれば良く、例え
ば、特開平1−87372号、特開平10−77052
号、特開平11−20840号、特開平11−3505
2号、特開平11−189251号に記載された技術に
従った容器を用いると好適である。これらの中では、特
開平1−87372号の技術に従った容器が特に好適で
ある。又、これは、本発明の化粧料乃至は化粧料セット
においては、前記2種の化粧料組成物を等量づつ使用す
るのが好ましく、この為には、特開平1−87372号
の技術に従った容器が特に好適であるからである。又、
本発明の頭部用の化粧料乃至は化粧料セットとしては、
頭部用の化粧料であれば、例えば、ヘアクリーム、ヘア
シャンプー、ヘアローション、ヘアジェル、ヘアトリー
トメント等、何れも適用可能である皮脂除去作用を有す
るトリメートメントとして使用することが特に好まし
い。
【0011】
【実施例】以下に、実施例を示して本発明について更に
詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ限
定されないことは言うまでもない。
【0012】<実施例1>下記に示す処方に従って、頭
部処理用の化粧料組成物1と化粧料組成物2とを作成し
た。即ち、1は処方成分を全て80℃で加熱溶解し、攪
拌冷却して化粧料組成物(皮脂除去用の組成物)とし
た。2はイ、ロの成分をそれぞれ80℃に加熱溶解し、
イにロを徐々に攪拌しながら加え、攪拌冷却して化粧料
組成物(トリートメント)とした。 (化粧料組成物1;皮脂除去用の化粧料組成物) 1,3−ブタンジオール 7.5重量部 イソプレングリコール 0.5重量部 2−エチルヘキサン酸セチル 4 重量部 フェノキシエタノール 0.3重量部 POE(5)セチル燐酸ナトリウム 0.3重量部 POE(34)POP(23)ステアリルエーテル2 重量部 POE(50)オレイルエーテル 6 重量部 POE(150)セチルエーテル 6 重量部 テトラオレイン酸POE(30)ソルビット 1 重量部 メントール 0.3重量部 水 72.1重量部 (化粧料組成物2;トリートメント成分含有化粧料組成物) イ) 水 65.1重量部 1,3−ブタンジオール 5 重量部 加水分解コラーゲン 0.2重量部 メチルパラベン 0.2重量部 フェノキシエタノール 0.3重量部 塩化セチルトリメチル 2 重量部 塩化ジメチルジステアリル 3 重量部 ロ) ひまし油 1 重量部 ネオペンチルグリコールジイソオクタネート 5 重量部 流動パラフィン 8 重量部 セタノール 6 重量部 ジメチコン(10c.s.) 1 重量部 アミノエチルアミノプロピルシロキサン・メチルシロキサン 共重合体エマルジョン 2 重量部 オキシベンゾン 0.2重量部
【0013】<実施例2>パネラーの頭皮及び毛髪を上
記化粧料組成物1及び2を用いて処理し、その物理特性
を比較した。1日目は洗髪のみで無処置、2日目は洗髪
した後、化粧料組成物1のみで処理し、3日目は化粧料
組成物2のみで処理し、4日目は化粧料組成物1で処理
した後、化粧料組成物2で処理し、5日目はは化粧料組
成物2で処理した後、化粧料組成物1で処理し、6日目
はは化粧料組成物1と化粧料組成物2とを使用直前に混
和し、それで処理を行った。それぞれ処理後20時間
に、毛髪より皮脂成分をアルミニウム箔上に転写し、こ
れをFT赤外吸光分析によりメチレンの吸収強度から脂
質量を1日目の無処置に対する相対量として、定量し
た。これを表1に示す。これより、本発明の2種の化粧
料組成物で処理することにより、毛髪を含む頭部に存在
する皮脂量を減量しうることが出来ることがわかる。
又、本発明の2種の化粧料組成物を同時に用いることが
この様な目的で使用する場合好適であることもわかる。
又、毛髪上の摩擦係数も無処理に比して軽減していた。
又、同時使用においては、作業性が著しく向上するにも
関わらず、2剤、別に使用した場合と同程度の効果が得
られていることに注目すべきである。勿論、はじめから
組成物1の成分と2成分の全てを含むような製剤におい
ては皮脂除去成分もエマルジョン形態になり本来の効果
を発揮しにくいことがあったり、系の安定性に問題があ
ると考えられるのであえて比較は行わなかった。
【0014】
【表1】
【0015】<実施例3>特開平1−87372号の記
載に従って、2室を有するチューブ容器を作成し、この
2室に上記実施例1の化粧料組成物1と化粧料組成物2
とをそれぞれ充填し、尻部を溶着して本発明の化粧料
(皮脂除去トリートメント)とした。このものを用い
て、実施例2と同様の検討を行ったところ、皮脂量は無
処置の比して67%であり、この様な形態で使用するこ
とにより、1度の処理で簡便に皮脂を除去しうることが
判明した。これより、本発明の1体型の化粧料が優れた
作用を有すること、加えて、化粧料セットで使用するよ
りも使用性に優れることも明かである。
【0016】<実施例4>下記に示す処方に従って、頭
部処理用の化粧料組成物3と化粧料組成物4とを作成し
た。即ち、3は処方成分を全て80℃で加熱溶解し、攪
拌冷却して化粧料組成物(皮脂除去用の化粧料)とし
た。4はイ、ロの成分をそれぞれ80℃に加熱溶解し、
イにロを徐々に攪拌しながら加え、攪拌冷却して化粧料
組成物(トリートメント)とした。これらを実施例3で
用いた2室チューブ容器に充填し、尻部を溶着して本発
明の化粧料(皮脂除去トリートメント)とした。このも
のを実施例2と同様に評価したところ、皮脂残存率は6
9%であり、皮脂除去効果に優れることが判明した。
又、毛髪上の摩擦係数も無処理に比して軽減していた。 (化粧料組成物3;皮脂除去用の化粧料組成物) 1,3−ブタンジオール 4 重量部 イソプレングリコール 4 重量部 グリセリン 2 重量部 セタノール 1 重量部 ベヘニルアルコール 1 重量部 ポリエチレングリコール 2 重量部 2−エチルヘキサン酸セチル 5 重量部 セバシン酸イソプロピル 5 重量部 トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン 5 重量部 スクワラン 5 重量部 ジメチコン 5 重量部 流動パラフィン 5 重量部 ワセリン 5 重量部 70%ソルビット水溶液 3 重量部 POE(12)イソステアレート 2 重量部 グリセリン脂肪酸エステル 2 重量部 蔗糖脂肪酸エステル 2 重量部 親油型モノステアリン酸グリセリン 1 重量部 POE(20)POP(6) −2−デシルテトラデシルエーテル 1 重量部 POE(50)オレイルエーテル 1 重量部 POE(8)(カプリル酸/カプリン酸) グリセリル 2 重量部 ポリオキシブチレンポリグリセリン モノステアリルエーテル 2 重量部 モノステアリン酸ソルビタン 1 重量部 POE(25)ステアレート 1 重量部 ラノリン 3 重量部 水 39.7重量部 メントール 0.3重量部 (化粧料組成物4;毛髪トリートメント成分含有化粧料組成物) イ) 水 65.1重量部 1,3−ブタンジオール 5 重量部 海草エキス 0.2重量部 メチルパラベン 0.2重量部 フェノキシエタノール 0.3重量部 スリソベンゾン 0.2重量部 塩化セチルトリメチル 2 重量部 塩化ジメチルジステアリル 3 重量部 ロ) ひまし油 1 重量部 ネオペンチルグリコールジイソオクタネート 5 重量部 流動パラフィン 8 重量部 セタノール 6 重量部 ジメチコン(10c.s.) 1 重量部 アミノエチルアミノプロピルシロキサン・メチルシロキサン 共重合体エマルジョン 2 重量部
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、必要な程度皮脂除去作
業が為しうるまで毛髪処理作業が簡便な化粧料及び/又
は化粧料セットを提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 真美 神奈川県横浜市神奈川区高島台27番地1 ポーラ横浜研究所内 Fターム(参考) 4C083 AA112 AA122 AC012 AC022 AC072 AC122 AC132 AC172 AC182 AC352 AC422 AC442 AC472 AC482 AC902 AD042 AD162 AD432 AD512 AD532 BB04 BB06 BB13 DD23 DD47 EE12 EE22 EE23 EE28 EE29

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1)皮脂除去用の成分を含む化粧料組成
    物と2)毛髪トリートメント成分を含む化粧料組成物と
    を構成要素とすることを特徴とする、頭部用の化粧料及
    び/又は化粧料セット。
  2. 【請求項2】 皮脂除去成分が1気圧25℃において液
    状である油脂類及び/又は非イオン界面活性剤であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の頭部用の化粧料及び/
    又は化粧料セット。
  3. 【請求項3】 毛髪トリートメント成分がカチオン界面
    活性剤であることを特徴とする、請求項1又は2に記載
    の頭部用の化粧料及び/又は化粧料セット。
  4. 【請求項4】 構成要素である、1)皮脂除去用の成分
    を含む化粧料組成物と2)毛髪トリートメント成分を含
    む化粧料組成物とが同一容器中に、隔絶された状態で充
    填されていることを特徴とする、請求項1〜3何れか1
    項に記載の化粧料及び/又は化粧料セット。
  5. 【請求項5】 脱毛の防止用であることを特徴とする、
    請求項1〜4何れか1項に記載の化粧料及び/又は化粧
    料セット。
  6. 【請求項6】 容器構造が、中央部に2種の内容物を隔
    絶する隔壁を有し、吐出口がそれぞれの内容物ごとに異
    なっている構造を有するチューブ状容器であり、1工程
    のシゴキにより、充填された2種の化粧料組成物が、そ
    れぞれの吐出口より同時に吐出されるものであることを
    特徴とする、請求項4又は5に記載の化粧料及び/又は
    化粧料セット。
JP2000061543A 2000-03-07 2000-03-07 頭部用の化粧料及び化粧料セット Pending JP2001247433A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000061543A JP2001247433A (ja) 2000-03-07 2000-03-07 頭部用の化粧料及び化粧料セット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000061543A JP2001247433A (ja) 2000-03-07 2000-03-07 頭部用の化粧料及び化粧料セット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001247433A true JP2001247433A (ja) 2001-09-11
JP2001247433A5 JP2001247433A5 (ja) 2007-02-08

Family

ID=18581669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000061543A Pending JP2001247433A (ja) 2000-03-07 2000-03-07 頭部用の化粧料及び化粧料セット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001247433A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002072053A1 (fr) * 2001-03-14 2002-09-19 Societe D'extraction Des Principes Actifs (Vincience Sa) Utilisation dans une composition cosmetique ou dermatologique d'un melange destine a diminuer la secretion de sebum
JP2006063032A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Pola Chem Ind Inc 皮脂テカリ防止に好適な皮膚外用剤
WO2015064681A1 (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 ロート製薬株式会社 外用組成物
JP2015178494A (ja) * 2014-02-28 2015-10-08 興和株式会社 油中水型乳化組成物
JP2020040914A (ja) * 2018-09-12 2020-03-19 株式会社ダリヤ プレシャンプー組成物

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002072053A1 (fr) * 2001-03-14 2002-09-19 Societe D'extraction Des Principes Actifs (Vincience Sa) Utilisation dans une composition cosmetique ou dermatologique d'un melange destine a diminuer la secretion de sebum
FR2822066A1 (fr) * 2001-03-14 2002-09-20 Seporga Utilisation dans une composition cosmetique ou dermatologique d'un melange destine a diminuer la secretion de sebum
JP2006063032A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Pola Chem Ind Inc 皮脂テカリ防止に好適な皮膚外用剤
WO2015064681A1 (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 ロート製薬株式会社 外用組成物
JPWO2015064681A1 (ja) * 2013-10-30 2017-03-09 ロート製薬株式会社 外用組成物
JP2015178494A (ja) * 2014-02-28 2015-10-08 興和株式会社 油中水型乳化組成物
JP2020040914A (ja) * 2018-09-12 2020-03-19 株式会社ダリヤ プレシャンプー組成物
JP7116482B2 (ja) 2018-09-12 2022-08-10 株式会社ダリヤ プレシャンプー組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2928187B2 (ja) 超微細な泡立性の水中油形エマルションを含有する加圧装置
JP3649341B2 (ja) 複合体及び複合体の組成物及び乳化剤組成物並びに乳化組成物
TWI277427B (en) Cleansing compositions
TW508246B (en) Stabilization of an unstable retinoid in oil-in-water emulsions for skin care compositions
JP4294160B2 (ja) 化粧品最終処方物におけるナノディスパージョンの使用
JPH11501645A (ja) マイクロエマルションに基づく化粧用または皮膚科用ゲル
US7615231B2 (en) Methods for enhancing the morphology, tone, texture and/or appearance of skin or hair using a meadowlactone
WO2006003941A1 (ja) 化粧料用組成物及び化粧料
US20070092475A1 (en) Methods for enhancing the morphology, tone, texture and/or appearance of skin using a Meadowestolide
JPS6127094B2 (ja)
JP2761939B2 (ja) 水中油型乳化化粧料
JP4049216B2 (ja) 液晶構造を有する製剤
JP2006273855A (ja) 起泡性o/wエマルションおよびその化粧品における使用
JP2001247433A (ja) 頭部用の化粧料及び化粧料セット
JP7112068B2 (ja) 油性クレンジング化粧料
JP2001247433A5 (ja)
JP2009007307A (ja) 化粧料又は皮膚外用剤
JP4136246B2 (ja) 頭部用の化粧料
US6890519B2 (en) Silicone oil/cosolvent system concentrated in active liposoluble cosmetic substance(s), corresponding cosmetic emulsion and formulation
JPH04270212A (ja) 皮膚外用剤
EP3441060B1 (en) Nano-emulsion cosmetic composition in which high content oils are stabilized
JP2009155225A (ja) 油分含有化粧料組成物
RU2139031C1 (ru) Применение эмульсии масло-в-воде, композиция для обработки кератиновых волокон и способ их обработки
JP2000344697A (ja) 長鎖分岐アルコール及びこれを用いた化粧料及び外用剤
JP3912722B2 (ja) 皮膚外用剤

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061218

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061218

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20061218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090317

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090714