JP2001247086A - 無人潜水機およびその位置保持制御方法 - Google Patents

無人潜水機およびその位置保持制御方法

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JP2001247086A
JP2001247086A JP2000061100A JP2000061100A JP2001247086A JP 2001247086 A JP2001247086 A JP 2001247086A JP 2000061100 A JP2000061100 A JP 2000061100A JP 2000061100 A JP2000061100 A JP 2000061100A JP 2001247086 A JP2001247086 A JP 2001247086A
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depth
deviation
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JP2000061100A
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Kitao Yamamoto
喜多男 山本
Manabu Sasaki
学 佐々木
Tokuo Hosoya
徳男 細谷
Michio Kumagai
道夫 熊谷
Yoshinori Nikaido
義則 二階堂
Tamaki Ura
環 浦
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】周囲の水に対する浮力を容易に中性にできるよ
うにする。 【解決手段】無人潜水機10は、機体が耐圧容器14と
フェアリング16とからなり、フェアリング16の内部
に水が浸入するようになっている。フェアリング16の
内部には、浮力調整装置72が水中に露出させて設けて
ある。浮力調整装置72は、円筒状のチャンバとピスト
ンとを有するシリンダ構造となっていて、ピストンを軸
線方向に移動させることにより、チャンバ内の浮力調整
室の大きさ(容積)が変化し、潜水機10の浮力が変化
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤによって牽
引されることなく航行可能な無索の無人潜水機およびそ
の位置保持制御に関する。
【0002】
【従来の技術】日本ばかりでなく世界の各国において、
発電や貯水、灌漑などの利水を図るために多くのダムが
建設されている。これらのダムは、土砂の堆積量を求め
ることが貯水量の正確な把握や、ダムの堤体に作用する
応力の把握など、ダムを管理する上で重要である。従
来、ダム(ダム湖)における土砂の堆積量を求める場合、
ダムによって堰きとめられた湖面にロープを張って碁盤
目上に区画し、ロープの交点においてボートなどから計
測用のロープを垂らして水深を測定(深浅計測)して求
めている。このため、多くの労力と時間とを必要として
おり、簡易、迅速に深浅計測できる装置の開発が望まれ
ている。
【0003】また、湖などにおいても、環境の影響や湖
の保全などを目的として、深浅計測や水質、水中生物、
湖底の状態などを調査が行われている。このような、湖
における調査も、上記したダムにおける深浅計測と同様
な方法によって行なっており、簡易、迅速に測定できる
装置の開発が望まれている。
【0004】一方、海洋においては、海底資源の調査、
海底地形の調査や海底生物の調査などに潜水艇が用いら
れるようになってきた。このような海洋調査に使用する
潜水艇は、従来、人が乗り込んで操作する有人潜水艇が
使用されていた。しかし、有人潜水艇は、大型で高価で
あるばかりでなく、ダムや湖の深浅計測等に使用するこ
とが困難である。また、有人潜水艇は、人が乗り込むた
めに潜水できる深さに限度があるとともに、乗組員を事
故の危険にさらす。さらに、人が乗り込むために、長時
間にわたる潜行が困難となる。このため、近年は、海上
の母船とワイヤによって連結し、母船が牽引する有索の
無人潜水艇(無人潜水機)が開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、無人潜水機
により深浅計測などを行なう場合、潜水機の浮力を周囲
の水に対して中性にすることが重要である。潜水機の浮
力が中性でない場合、潜水機が下降または上昇するた
め、潜水機を一定の深度または高度(海底からの高さ)に
保持するために、上下方向に潜水機を移動させる垂直推
進装置を常時作動させる必要がある。特に、潜水機の下
降を抑制するために垂直推進装置を作動させると、海底
の泥などを舞い上げるために非常に好ましくない。この
ため、無人潜水機においては、バラストを搭載して下降
(潜降)させ、バラストを少量ずつ海底に投下して中性な
浮力を得るようにしており、浮力の調整に多くの時間を
要する。
【0006】さらに、周囲の水の温度が変化すると、水
の密度が変化するために潜水機に与えるべき中性の浮力
も変化する。このような場合、バラストを投下して中性
の浮力を得ているため、浮力の変化に対応することがで
きず、潜水機を一定の深度または高度に保持するいわゆ
るホバリングために垂直推進装置を常時作動させる必要
があり、ホバリング制御が複雑となる。
【0007】また、上記した従来の有索無人潜水機は、
牽引ワイヤや給電用ケーブル、通信用ケーブルなどによ
って海上の母船に接続されているため、母船が波によっ
て動揺すると、その揺れがワイヤやケーブルを介して潜
水機に伝達されて動揺する。このため、有索無人潜水機
は、母船の動揺による揺れが深浅計測などに影響し、誤
差が大きくなって充分な測定精度を得ることができな
い。そして、従来の無人潜水機は、例えば潜水機を一定
位置に停止させ、海底の所定の場所をテレビカメラの画
像に基づいて詳細に観察しようとした場合、母船の動揺
が伝達されるため、目標物をテレビカメラによって捕捉
することが難しく、充分な観察が困難となる。
【0008】本発明は、前記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので、周囲の水に対する浮力を容易に
中性にできるようにすることを目的としている。また、
本発明は、一定の深度または高度(水底からの高さ)に容
易に保持できるようにすることを目的としている。
【0009】さらに、本発明は、水中の目標物との距離
を一定に保持できるようにすることを目的としている。
そして、本発明は、水中の目標物に機体を向けて保持で
きるようにすることなどを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る無人潜水機は、水中に放射した信号
により制御可能な無人潜水機であって、水中に露出させ
て機体に設けたチャンバと、このチャンバと水密に、か
つ摺動可能に嵌合し、前記チャンバ内に浮力調整室を形
成する蓋体と、この蓋体を移動させて前記浮力調整室の
大きさを変化させる作動部とを有する浮力調整装置を、
備えたことを特徴としている。
【0011】そして、本発明に第1に係る無人潜水機の
位置保持制御方法は、潜水機を所定の深さまたは高さ位
置に保持する無人潜水機の位置保持制御方法であって、
前記潜水機の水面からの深さまたは水底からの高さを求
め、この求めた深さまたは高さを基準値と比較して両者
の偏差を演算し、この偏差に応じて請求項1に記載の浮
力調整装置の前記蓋体を移動させる、ことを特徴として
いる。
【0012】また、本発明の第2に係る無人潜水機の位
置保持制御方法は、水中にある目標物と潜水機との距離
を一定に保持する無人潜水機の位置保持制御方法であっ
て、前記潜水機に搭載したカメラによって前記目標物を
撮影し、前記カメラの出力する画像信号に基づいて、カ
メラの撮影領域における前記目標物の大きさを求め、こ
の大きさと与えられた基準の大きさとを比較して両者の
偏差を演算し、求めた偏差に応じて前記潜水機を前進ま
たは後退させる、ことを特徴としている。
【0013】さらに、本発明の第3に係る潜水機の位置
保持制御方法は、水中にある目標物に潜水機を向けて保
持する無人潜水機の位置保持制御方法であって、前記潜
水機に搭載したカメラによって前記目標物を撮影し、前
記カメラの出力する画像信号に基づいて、カメラの撮影
領域における前記目標物の位置を求め、この位置と基準
位置とを比較して両者の偏差を演算し、求めた偏差に応
じて前記潜水機の向きを調整する、ことを特徴としてい
る。
【0014】
【作用】上記のごとく構成した無人潜水機は、潜行開始
時に浮力を調整する場合、所定の深度まで下降(潜降)
したときに、従来と同様に常用のバラストを投下して軽
くする。その後、浮力調整装置の蓋体を移動させて浮力
の調整を行なう。すなわち、チャンバは水中に露出して
いるため、蓋体を移動させて蓋体とチャンバとによって
形成した浮力調整室を大きくすると、実質的に潜水機の
体積(容積)が増大したと同様の効果が得られ、潜水機
の浮力を大きくすることができる。また、浮力調整室を
小さくすれば潜水機の浮力が小さくなる。従って、従来
のバラストを投下して浮力を調整する場合に比較して、
容易、迅速に潜水機の浮力を周囲の水に対して中性に調
整することができる。しかも、水温の変化などで水の密
度が変わった場合などにおいても、潜水機の浮力を容易
に対応させることができ、潜水機を一定の深度(または
高度)に保持するホバリング制御などを容易に行なうこ
とができる。
【0015】そして、本発明の第2に係る無人潜水機の
位置保持制御は、目標物をカメラで撮影し、カメラの出
力する画像信号に基づいて、その撮影した画像の大きさ
(カメラの撮影領域に占める大きさ)を一定に保持する
ように制御するため、超音波による距離センサなどを必
要とせず、潜水機を小型、軽量化することができる。ま
た、目標物が移動するようなものであっても、容易に追
従してカメラで撮影することができる。
【0016】さらに、本発明の第3に係る無人潜水機の
位置保持制御は、カメラで撮影した目標物の画像信号に
基づいて、撮影した画像のカメラの撮影領域における位
置(画面上の位置)が一定となるように潜水機の向きを
制御するため、目標物が移動する場合であっても、容易
に追従してカメラによって撮影することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係る無人潜水機およびそ
の位置保持制御方法の好ましい実施の形態を、添付図面
に従って詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態
に係る無索無人潜水機の斜視図である。図1において、
潜水機10は、機体12が中空の金属からなる円筒タン
ク状の耐圧容器14と、この耐圧容器14の下部に設け
たフェアリング16とからなっている。耐圧容器14
は、前端部に透明なプラスチック(例えばアクリル)から
なる透明ドーム18を有し、後端側の上部に尾翼の役割
をなすブリッジ20が設けてある。また、耐圧容器14
の中央部には、後述する垂直推進装置を駆動した際に水
が通流するスラスト孔22が上下方向に貫通している。
そして、耐圧容器14の上部には、長手方向のスラスト
孔22の両側に、図示しない母船により潜水機10を吊
下し、吊上げするための吊り金具24が固定してある。
【0018】ブリッジ20の上部には、母船との間で位
置データや計測データなどを、超音波でやり取りするた
めのデータ伝送用トランスデューサ26、26が設けて
ある。さらに、ブリッジ20には、後述するカメラ(テ
レビカメラ)によって撮影した画像データを、超音波の
画像信号にして母船に送るための画像伝送用トランスデ
ューサ28と、潜水機10が水上に浮上したときに自己
の位置を求めるためのGPS(Global Positioning S
ystem)アンテナ30とが設けてあるとともに、DGP
S(Differential Global Positioning System)ア
ンテナ32、浮上したときに母船などと交信するための
SS無線(spread spectrum communication syste
m)アンテナ34が取り付けてある。また、ブリッジ2
0の後端部には、浮上した潜水機10を容易に視認でき
るように点滅装置36が設置してある。
【0019】透明ドーム18の内部には、図2に示した
ように、耐圧容器14に取り付けたテレビカメラ(カメ
ラ)38が収納してあり、テレビカメラ38によって水
中の状態を撮影することができるようになっている。そ
して、透明ドーム18の周囲には、耐圧容器14の上部
先端部と、フェアリング16の先端部とに取り付けた3
つのバンパ40が透明ドーム18より突出するように設
けてあって、透明ドーム18がダムの堤体や水中の障害
物などに衝突するのを防止している。
【0020】フェアリング16は、図示しないフレーム
を介して耐圧容器14に取り付けてあって、耐圧容器1
4との間に間隙が形成され、内部に水が浸入するように
なっている。そして、フェアリング16には、前後方向
中央部両側にブラケット42を介して水平推進装置44
(44a、44b)が設けてあり、水平推進装置44を
駆動することにより、潜水機10を前進、後退および旋
回することができるようになっている。また、フェアリ
ング16の前端部には、前方に明かりを照射するための
照明灯46、水中の微生物などを観察することができる
水中顕微鏡48、植物プランクトンなどの量を検出する
クロロフィル計50、水のpH値や濁度などを検出する
環境センサ52が配設してある。さらに、フェアリング
16の前端部の内部には、前方の障害物などを検知する
前方ソナー54、水圧から深度を求める深度計56、母
船から吊り下された際の着水を検知する着水センサ58
が配置してある。また、フェアリング16の左舷前側と
後端とには、浮上の際に流木などの障害物を検知する流
木センサ60が取り付けてある(図2、図3参照)。
【0021】耐圧容器14に設けたスラスト孔22は、
壁面が円筒状の壁材によって形成してあって、耐圧容器
14とフェアリング16とを貫通している。そして、ス
ラスト孔22の内部には、図4に示したように、垂直推
進装置62が配設してあり、この垂直推進装置62を駆
動することにより、潜水機10を下降または上昇させる
ことができる。また、フェアリング16のスラスト孔2
2の左右方向両側には、常用バラスト投下装置64が設
けてあり(図3参照)、常用バラスト投下装置64によっ
てバラストを投下することにより、潜水機10を軽くし
て所定の浮力が得られるようになっている。
【0022】さらに、フェアリング16の常用バラスト
投下装置64より前方側の底部には、ドップラーソナー
66が取り付けてあって、潜水機10の航行速度を求め
ることができるようになっている。このドップラーソナ
ー66の前方側には、高度ソナー68が配置してあっ
て、水底との距離(高度)を検出することができるように
なっている。また、高度ソナー68の前方側には、堆積
土砂センサ70が設けてあって、湖底などに堆積した土
砂の厚さを検出できるようにしてある。そして、高度ソ
ナー68の上方には、浮力調整装置72が配設してあっ
て、潜水機10の浮力を微調整できるようになってい
る。
【0023】浮力調整装置72は、図5に示したよう
に、シリンダ構造をなしていて、フェアリング16内の
水中に露出させて設けた円筒状のチャンバ74と、蓋体
となるピストン76とを有している。ピストン76は、
チャンバ74に水密、かつ摺動可能に嵌合させてあっ
て、チャンバ74の内部に浮力調整室78を形成する。
また、ピストン76には、ピストンロッドとなるラック
80が取り付けてある。このラック80には、作動部で
あるモータ82の駆動軸84に固定したウォーム86が
噛み合っている。従って、浮力調整装置72は、モータ
82を正逆回転することにより、ウォーム86が回転し
てラック80が矢印88のように移動し、浮力調整室7
8の大きさ(容積)が変化し、潜水機10の浮力を微調整
できるようになっている。なお、ピストン76の移動
は、リンクを用いたスライダ機構などであってもよい。
また、ピニオン・ラック機構であってもよい。
【0024】フェアリング16の後端部の内部には、ウ
エイト90が設けてある(図3参照)。このウエイト9
0の上部には、非常用バラスト投下装置92が配設して
ある。そして、ウエイト90の直下のフェアリング16
には、孔(図示せず)が設けてあって、潜水機10の緊急
浮上の際などに、非常用バラスト投下装置92によって
非常用バラストをフェアリング16の外部に投下できる
ようになっている。さらに、フェアリング16の内部に
は、ウエイト90の前方側に図示しない耐圧容器に収納
した駆動電源となる電池94が収納してある。
【0025】なお、ブリッジ20の内部には、母船との
交信をするためのトランスポンダ送受波器96と制御装
置98と、地磁気によって潜水機10の方位を求める方
位センサ99とが収納してある。そして、制御装置98
には、位置保持制御を行なうための浮力調整制御部、距
離保持制御部、方位保持制御部などが設けてある。
【0026】浮力調整制御部は、実施形態の場合、図6
のようになっている。すなわち、浮力調整制御部100
は、深度偏差演算部102と、目標深度を記憶している
目標深度記憶部104と、浮力調整量演算部106と、
上下推力演算部108とを有している。深度偏差演算部
102は、深度計56が出力する潜水機10の実際の深
度と、目標深度記憶部104が記憶している目標深度と
の偏差を求め、浮力調整量演算部106と上下推力演算
部108とに出力する。そして、詳細を後述するよう
に、浮力調整量演算部106は深度偏差に応じて求めた
浮力の調整量を浮力調整装置72に出力し、上下推力演
算部108は深度偏差に応じた駆動信号を垂直推進装置
62に出力する。
【0027】図7は、位置保持制御の1つである目標物
との距離を一定に保持する距離保持制御部110と、位
置保持制御の1つである目標物に潜水機10を向けて維
持する方位保持制御部120とのブロック図を示したも
のである。
【0028】距離保持制御部110は、テレビカメラ3
8からの画像信号が入力する大きさ演算部112と、こ
の大きさ演算部112の出力側に設けた大きさ偏差演算
部114と、大きさ偏差演算部114の出力信号が入力
する前進・後退推力演算部116とを有している。大き
さ演算部112は、テレビカメラ38の出力信号から図
示しない生物や岩、亀裂などの目標物の、テレビカメラ
38の撮影領域に対する大きさを求める。また、大きさ
偏差演算部114は、大きさ演算部112が求めた大き
さを、与えられた基準の大きさと比較してそれらの偏差
を求めて前進・後退推力演算部116に出力する。そし
て、前進・後退推力演算部116は、偏差に応じた推力
を求めて水平推進装置44を駆動する。
【0029】一方、方位保持制御部120は、テレビカ
メラ38の撮影した目標物が表示装置の所定の位置(例
えば、中央部)に表示されるように制御するもので、テ
レビカメラ38の画像信号が入力する位置演算部122
を有している。位置演算部122は、画像信号から目標
物の表示装置に表示されたときの画面上の位置、すなわ
ちテレビカメラ38の撮影領域における位置を演算す
る。
【0030】また、方位保持制御部120は、位置演算
部122の出力信号が入力する水平位置偏差演算部12
4、水平位置偏差演算部124の出力側に設けられて、
潜水機10の向きを修正するための方位の修正量を求め
る方位修正量演算部126、この方位修正量演算部12
6の出力が入力し、潜水機10の向きを修正するのに必
要な推力を求める回頭推力演算部128が設けてある。
そして、回頭推力演算部128は、水平推進装置44に
駆動信号を出力する。
【0031】さらに、方位保持制御部120には、上下
位置偏差演算部130と上下推力演算部132とが設け
てある。上下位置偏差演算部130は、位置演算部12
2の出力信号から、目標物の基準位置に対する上下方向
の位置ずれを演算して上下推力演算部132に出力す
る。上下推力演算部132は、画像の上下の位置ずれを
修正するための推力を求め、垂直推進装置62に出力す
る。
【0032】このように構成した潜水機10は、海洋に
おける深浅計測を行なう場合などにおいては、吊り金具
24を介して図示しない母船によって吊り下され、吊り
上げられる。また、ダム湖の深浅計測を行なう場合など
は、車両によって吊下し、吊上げが行われる。そして、
潜水機10は、潜水中においては、超音波によって母船
などと交信したり、計測データや画像信号を水上に送信
する。
【0033】ところで、潜水機10は、周囲の水に対し
て中性の浮力となっていない場合、下降または上昇する
ため、一定の深度または水底から一定の高度に保持する
ためには、常に垂直推進装置62を作動させて潜水機1
0を上下方向に移動させなければならない。このため、
潜水機10の浮力を調整することは、極めて重要であ
る。また、水の比重は、水温によって変化するため、浮
力は常に調整できるようにしておくことが望まれる。そ
こで、この実施形態の潜水機10においては、浮力調整
制御を、次のようにして行なう。
【0034】まず、常用バラスト投下装置64にバラス
トを搭載して潜水機10を潜降させる。潜水機10の深
さ位置(深度)は、深度計56によって計測される。すな
わち、深度計56は、作用する水圧を深度に換算して出
力する。この深度は、水上の母船や潜水機10に搭載し
た制御装置98に与えられる。
【0035】潜水機10が目標深度に到達すると、制御
装置98は、母船からの指令により、または予め与えら
れたプログラムによって常用バラスト投下装置64を作
動して常用バラストを投下する。その後、制御装置98
に設けた浮力調整制御部100は、常用バラストを投下
してから所定時間(例えば、1〜10秒)が経過すると、
深度偏差演算部102が図8のステップ140に示した
ように、深度計56の出力する深度を読み込む。そし
て、深度偏差演算部102は、母船によって与えられ、
目標深度記憶部104に格納してある目標深度と深度計
56の検出した深度との偏差を求め(ステップ142)、
浮力調整演算部106と上下推力演算部108とに出力
する。
【0036】浮力調整演算部106と上下推力演算部1
08とは、ステップ144に示したように、深度偏差演
算部102の出力する偏差から、潜水機10が目標深度
より下降しているか否かを判断する。潜水機10が目標
深度より下降していない場合、すなわち検出深度が目標
深度より大きくない場合、ステップ146に進んで潜水
機10が目標深度より上昇しているかを判断する。
【0037】ステップ144において、深度計56の検
出深度が目標深度より大きな場合、浮力調整制御部10
0は、浮力調整量演算部106が浮力調整量を演算し、
ステップ148に示したように浮力調整装置72を介し
て浮力が増大するように調整する。すなわち、浮力調整
量演算部106は、ステップ144において検出深度が
目標深度より大きい場合、潜水機10の浮力が中性浮力
より小さいと判断し、深度偏差演算部102の出力した
偏差の大きさに応じた駆動信号を浮力調整装置72のモ
ータ駆動制御部(図示せず)に与え、モータ82を駆動さ
せてピストン76をラック80と一体に図5の左方向に
移動させる。これにより、チャンバ74内の浮力調整室
78の容積が大きくなり、潜水機10の浮力が増大す
る。
【0038】また、上下推力演算部108は、深度偏差
演算部102の出力した偏差に応じて、潜水機10を目
標深度に戻すための垂直推進装置62の推力(回転数、
駆動時間など)を求め、垂直推進装置制御部を介して垂
直推進装置62を駆動し、潜水機10を目標深度に上昇
させる(ステップ150)。その後、浮力調整制御部10
0は、垂直推進装置62の駆動を停止し(ステップ15
2)、ステップ154に示したように所定時間(例えば、
1〜10秒間)待機したのち、ステップ140に戻って
ステップ140からステップ144の処理を行なう。そ
して、ステップ144において検出深度が目標深度より
大きい場合、ステップ148〜ステップ154の処理が
再び行なわれる。
【0039】ステップ144において深度計56の検出
した潜水機10の深度が目標深度より深くない場合、ス
テップ144からステップ146に進んで潜水機10が
目標深度より上昇しているか否かが判断される。目標深
度より上昇している場合、浮力調整量演算部106は、
前記と逆に、深度偏差演算部102の求めた偏差の大き
さに応じた浮力調整装置72の作動信号を出力し、ピス
トン76を図5の右方向に移動させる(ステップ15
6)。これにより、浮力調整室78が小さくなり、潜水
機10の浮力が減少する。また、上下推力演算部108
は、潜水機10を目標深度まで下降させるための推力を
求め、垂直推進装置62を駆動する(ステップ158)。
その後、浮力調整制御部100は、ステップ152に進
み、垂直推進装置152の駆動を停止して所定時間待機
し(ステップ154)、ステップ140に戻る。
【0040】なお、深度計56の検出した深度が目標深
度の許容誤差内にあって、ステップ144において潜水
機10が下降していると判断されず、ステップ146に
おいて上昇していないと判断された場合には、潜水機1
0は周囲の水に対して中性の浮力を有しているものとし
て浮力調整制御が終了される。これにより、潜水機10
は、一定の深度または一定の高度に浮遊状態で保持され
る。そして、水温の変化などにより水の密度が変化し、
検出深度と目標深度との偏差が予め定めた範囲を超えて
大きくなると、再び上記の浮力調整制御が行われる。ま
た、潜水機10を予め定めた深度または高度に保持す
る、位置保持制御の1つであるいわゆるホバリング制御
も同様にして行なうことができる。
【0041】このように、実施の形態においては、浮力
調整装置72を用いて潜水機10の浮力を調整するよう
にしているため、従来、バラストの投下のみによって浮
力を調整していた場合に比較して、浮力の調整を容易に
行なうことができ、調整時間を大幅に短縮することがで
きる。しかも、実施形態の潜水機10は、浮力調整装置
72の浮力調整室78の大きさ(容積)を変えることによ
り、浮力の増大、減少を自由に行なうことができ、水温
の変化などによる周囲の水に対する浮力の調整を容易、
確実に行なうことができる。
【0042】上記実施形態においては、潜水機10を一
定の深度位置に保持する場合について説明したが、高度
ソナー68によって水底からの高さを検出して潜水機1
0を一定の高度位置に保持する場合も、同様にして行な
うことができる。
【0043】潜水機10の位置保持制御の1つで距離保
持制御は、図7に示した距離保持制御部110によって
次のごとく行なわれる。潜水機10の先端部に搭載した
テレビカメラ38は、例えばCCDカメラであって、水
中の状態を撮影してディジタルの画像信号を出力する。
この画像信号は、ブリッジ20に設けたトランスポンダ
送受波器96を介して画像伝送用トランスデューサ28
に送られ、超音波の画像信号として水上の母船などに送
信され、母船などに設けた表示装置に表示される。そし
て、母船などの観察者が、テレビカメラ38の捉えた目
標物(例えば、生物や亀裂、穴など)の画像を所望の大き
さにしてじっくり観察したい場合、目標物の画像が所望
の大きさになったときに、その大きさの画像を保持する
指令を潜水機10の制御装置98に与える。
【0044】制御装置98は、そのときの画像の大きさ
を、テレビカメラ38の出力する画像信号から求め、図
示しない記憶部に基準値として格納する。すなわち、制
御装置98は、テレビカメラ38を構成している各CC
D素子の出力から、撮影された目標物の画像の画素数を
求め、この画素数をテレビカメラ38の撮影領域に占め
る画像の大きさとして記憶部に記憶し、距離保持制御を
開始する。距離保持制御が開始されると、距離保持制御
部110の大きさ演算部112は、所定時間ごとにテレ
ビカメラ38が出力する1フレーム分の画像信号を読み
込み、この画像信号から撮影された目標物の大きさ、す
なわちテレビカメラ38の撮影領域に占める大きさを求
め、大きさ偏差演算部114に出力する。
【0045】大きさ偏差演算部114は、図示しない記
憶部に記憶してある基準値(基準の大きさ)と大きさ演算
部112が出力した目標物の画像の大きさとを比較し、
両者の偏差を求めて前進・後退推力演算部116に送出
する。前進・後退水力演算部116は、大きさ演算部1
12の出力した目標物の画像が基準値より小さい場合、
偏差の大きさに応じた潜水機10を前進させる推力を演
算し、駆動信号を図示しない水平推進装置制御部に出力
する。水平推進装置制御部は、左右の水平推進装置44
a、44bを駆動して潜水機10を目標物に向けて前進
させる。また、テレビカメラ38の撮影した目標物が基
準値よりも大きい場合、前進・後退推力演算部116
は、大きさ偏差演算部114の出力する偏差に応じた潜
水機10を後退させる推力を求めて水平推進装置制御部
に出力する。これにより、左右の水平推進装置44a、
44bが前記と逆方向に回転駆動され、潜水機10が目
標物から後退する。
【0046】これにより、潜水機10は、テレビカメラ
38の撮影した目標物の画像が一定の大きさとなるよう
に、目標物との距離が一定に保持される。そして、母船
上などの観察者は、一定の大きさに映し出された画像を
介して目標物についての必要な観察を容易、充分に行な
うことができる。また、実施形態においては、テレビカ
メラ38の出力する画像信号に基づいて、潜水機10を
目標物から一定の距離に保つ位置保持制御を行なってい
るため、超音波による距離センサなどを必要とせず、潜
水機10の小型化を図ることができる。しかも、テレビ
カメラ38の撮影した画像に追従して距離を一定に保持
するようにしているため、目標物が移動するような場合
であっても、高精度で追従することができ、テレビカメ
ラ38によって確実に撮影することができる。
【0047】潜水機10を目標物に向ける位置保持制御
の1つである方位保持制御は、次のごとくして行なわれ
る。まず、テレビカメラ38が撮影した画像をモニタし
ている母船上などの観察者は、画面に生物などの目標物
が映し出されると、その画像が画面の所定位置(例えば
中央部)に映し出されるように潜水機10に操作信号を
与えて調整したのち、その目標物を撮影しつづける指令
を潜水機10の制御装置98に与える。制御装置98
は、そのときのテレビカメラ38が出力する画像信号か
ら、目標物のテレビカメラ38の撮影領域における位置
を求め、基準位置として記憶部に格納し、方位保持制御
部120による制御を開始する。
【0048】方位保持制御部120の位置演算部122
は、所定の周期でテレビカメラ38の出力する1フレー
ムの画像信号を取り込み、テレビカメラ38に撮影され
た目標物の、テレビカメラ38の撮影領域おける位置を
求め、水平位置偏差演算部124と上下位置偏差演算部
130とに出力する。そして、水平位置偏差演算部12
4は、位置演算部122が求めた画像の位置と、記憶部
に格納してある基準位置とを比較して両者の偏差を求
め、方位修正量演算部126に送出する。
【0049】方位修正量演算部126は、テレビカメラ
38が撮影した画像を撮影領域の中央部に位置させるの
に必要な潜水機10の旋回量(回頭量)を方位修正量とし
て求め、回頭推力演算部128に出力する。そして、回
頭推力演算部128は、方位を修正するのに必要な推力
を求め、水平推力装置制御部に与え、潜水機10の左側
水平推進装置44aまたは右側水平推進装置44bを駆
動させる。すなわち、潜水機10は、例えば右側の水平
推進装置44bが駆動されると、潜水機10の後部上部
にブリッジ20が設けてあるため、ブリッジ20に水の
抵抗が作用して先端側が左方向に回頭する。従って、テ
レビカメラ38が出力する画像信号に基づいて、潜水機
10の先端を常に目標物に向ける方位保持制御を行なう
ことができる。また、テレビカメラ38の出力する画像
信号に基づいて潜水機10を回頭させるようにしている
ため、目標物が移動するような場合であっても、容易、
確実に追従してテレビカメラ38によって撮影すること
ができる。
【0050】なお、潜水機10を回頭させる場合、例え
ば左側水平推進装置44a(または右側水平推進装置4
4b)を前進方向に駆動し、右側水平推進装置44b(ま
たは左側水平推進装置44a)を後退方向に駆動するこ
とにより、潜水機10の回頭制御を迅速に行なうことが
できる。また、画像が上下方向にずれた場合には、上下
位置偏差演算部130が位置演算部122の出力した画
像位置と基準位置との上下方向の偏差を求め、上下推力
演算部132に入力する。上下推力演算部132は、偏
差に応じた上下方向の推力を求めて垂直推進装置62を
駆動して潜水機10を下降または上昇させる。そして、
実施形態の場合、潮流や海流などの流れが存在するとき
は、前進・後退推力演算部116や、回頭推力演算部1
28に流れによる補正情報を与えて推力を補正するよう
にしている。また、前記実施形態においては、ホバリン
グ制御や距離保持制御、方位保持制御を単独で行なう場
合について説明したが、これらは必要に応じて任意に組
み合わせて同時に行なうことができる。
【0051】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る無
人潜水機によれば、チャンバが水中に露出しているた
め、蓋体を移動させて蓋体とチャンバとによって形成し
た浮力調整室の大きさを変化させることにより、実質的
に潜水機の体積(容積)が変化したと同様の効果が得ら
れ、潜水機の浮力を容易、迅速に調整することができ
る。しかも、水温の変化などで水の密度が変わった場合
などにおいても、潜水機の浮力を容易に対応させること
ができ、潜水機を一定の深度(または高度)に保持する
ホバリング制御などを容易に行なうことができる。
【0052】そして、本発明の第2に係る無人潜水機の
位置保持制御は、目標物をカメラで撮影し、カメラの出
力する画像信号に基づいて、その撮影した画像の大きさ
(カメラの撮影領域に占める大きさ)を一定に保持する
ように制御しているため、超音波による距離センサなど
を必要とせず、潜水機を小型、軽量化することができ、
目標物が移動するようなものであっても、容易に追従し
てカメラで撮影することができる。
【0053】さらに、本発明の第3に係る無人潜水機の
位置保持制御は、カメラで撮影した目標物の画像信号に
基づいて、撮影した画像のカメラの撮影領域における位
置(画面上の位置)が一定となるように潜水機の向きを
制御するため、目標物が移動する場合であっても、容易
に追従してカメラによって撮影することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る無人潜水機の斜視図
である。
【図2】実施の形態に係る無人潜水機の正面図である。
【図3】実施の形態に係る無人潜水機の側面図である。
【図4】実施の形態に係る無人潜水機の平面図である。
【図5】実施の形態に係る浮力調整装置の詳細説明図で
ある。
【図6】実施の形態に係る浮力調整部のブロック図であ
る。
【図7】実施の形態に係る距離保持制御部と方位保持制
御部とのブロック図である。
【図8】浮力調整方法またはホバリング制御を説明する
フローチャートである。
【符号の説明】
10………無人潜水機、12………機体、14………耐
圧容器、16………フェアリング、20………ブリッ
ジ、26………データ伝送用トランスデューサ、28…
……画像伝送用トランスデューサ、38………カメラ
(テレビカメラ)、44a、44b………水平推進装
置、46………照明、56………深度計、60………流
木センサ、62………垂直推進装置、64………常用バ
ラスト投下装置、66………ドップラーソナー、68…
……高度ソナー、72………浮力調整装置、74………
チャンバ、76………蓋体(ピストン)、78………浮
力調整室、80………ラック、82………作動部(モー
タ)、90………ウエイト、92………非常用バラスト
投下装置、94………電池、96………トランスポンダ
送受波器、98………制御装置、100………浮力調整
制御部、110………距離保持制御部、120………方
位保持制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細谷 徳男 東京都中央区築地5丁目6番4号 三井造 船株式会社内 (72)発明者 熊谷 道夫 滋賀県大津市打出浜1−10 滋賀県琵琶湖 研究所内 (72)発明者 二階堂 義則 大阪府枚方市山田池北町10−1 建設省近 畿地方建設局 淀川ダム統合管理事務所内 (72)発明者 浦 環 東京都杉並区西荻北3−28−6

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中に放射した信号により制御可能な無
    人潜水機であって、 水中に露出させて機体に設けたチャンバと、 このチャンバと水密に、かつ摺動可能に嵌合し、前記チ
    ャンバ内に浮力調整室を形成する蓋体と、 この蓋体を移動させて前記浮力調整室の大きさを変化さ
    せる作動部とを有する浮力調整装置を、 備えたことを特徴とする無人潜水機。
  2. 【請求項2】 潜水機を所定の深さまたは高さ位置に保
    持する無人潜水機の位置保持制御方法であって、 前記潜水機の水面からの深さまたは水底からの高さを求
    め、 この求めた深さまたは高さを基準値と比較して両者の偏
    差を演算し、 この偏差に応じて請求項1に記載の浮力調整装置の前記
    蓋体を移動させる、 ことを特徴とする無人潜水機の位置保持制御方法。
  3. 【請求項3】 水中にある目標物と潜水機との距離を一
    定に保持する無人潜水機の位置保持制御方法であって、 前記潜水機に搭載したカメラによって前記目標物を撮影
    し、 前記カメラの出力する画像信号に基づいて、カメラの撮
    影領域における前記目標物の大きさを求め、 この大きさと与えられた基準の大きさとを比較して両者
    の偏差を演算し、 求めた偏差に応じて前記潜水機を前進または後退させ
    る、 ことを特徴とする無人潜水機の位置保持制御方法。
  4. 【請求項4】 水中にある目標物に潜水機を向けて保持
    する無人潜水機の位置保持制御方法であって、 前記潜水機に搭載したカメラによって前記目標物を撮影
    し、 前記カメラの出力する画像信号に基づいて、カメラの撮
    影領域における前記目標物の位置を求め、 この位置と基準位置とを比較して両者の偏差を演算し、 求めた偏差に応じて前記潜水機の向きを調整する、 ことを特徴とする無人潜水機の位置保持制御方法。
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