JP2001247072A - 幼児用三輪車 - Google Patents

幼児用三輪車

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JP2001247072A JP2000060866A JP2000060866A JP2001247072A JP 2001247072 A JP2001247072 A JP 2001247072A JP 2000060866 A JP2000060866 A JP 2000060866A JP 2000060866 A JP2000060866 A JP 2000060866A JP 2001247072 A JP2001247072 A JP 2001247072A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保護者が握って走行を操作する操作杆等を
設けた三輪車に関し、幼児の成長に伴って不要となる連
動機構や操作杆等を取り外すことのできる機能を具備せ
しめる。 【解決手段】 三輪車の本体フレームaに設けたハン
ドルボス1bに、ハンドル2の支軸2aと前輪フォーク
3の支軸3aとを嵌挿して、同ハンドル2とフォーク3
とが一体的に回動するように支持し、同本体フレームa
の後方部に、操作杆4のを回動可能に取付け支持し、該
操作杆4の下部と、ハンドルボス1bにて支持する支軸
2a,3aとの間を連絡して、同操作杆4の回動に伴っ
てハンドル2及びフォーク3を回動せしめる連動機構5
を装着すると共に、幼児の成長に伴ってこの連動機構5
や操作杆4を取り外し可能に構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は幼児用の三輪車に
関し、さらに詳しくは、本体フレームの後部に設けた操
作杆により前輪及びハンドルの操作を行なうことのでき
る幼児用三輪車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の幼児用三輪車の中には、本体フレ
ームの後部に操作杆(若しくは保護者用のハンドル)を
設け、この操作杆と前輪及びハンドルの支軸の間を連動
機構を介して連動するように構成したものがある(実開
昭56−64889号,実開昭53−42775号,実
開昭50−133268号,)。これらの三輪車は、三
輪車がようやく乗れるような幼児を対象に作られたもの
であり、使用の際には、三輪車に幼児を搭乗させた上
で、幼児の保護者が本体フレームの操作杆を握って左右
の走行方向を補正操作したり、また、前輪ペダルを踏む
力が足りない場合には、上記操作杆を持って親が後押し
する等、幼児が三輪車に一人で乗れるまでの間、上記し
たように保護者が補助しながら安全に練習することを意
図としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、 保
護者に補助されながら三輪車の練習を積み重ねると、幼
児は徐々に成長し、やがて一人でペダルをこぎながら上
手に乗れるようになる。このようになってくると、上記
したように三輪車に設けた操作杆や連動機構等は、必要
がなくなり、幼児にとってはかえって邪魔な存在になっ
てくる。しかしながら、上述した従来の三輪車には、操
作杆や連動機構等を幼児の成長に伴って取り外すことが
十分に考慮されているとは云えず、取り外すことができ
るにしても、大変面倒な作業を必用とした。
【0004】本願の課題は、上記したように、保護者が
握って走行を操作する操作杆やハンドル等を具備せしめ
た三輪車に関し、幼児の成長に伴って不要となる連動機
構や操作杆等を合理的に取り外すことのできる機能を具
備せしめることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明の幼児用三輪車は、三輪車の本体フレー
ムに設けたハンドルボスに、ハンドルの支軸と前輪フォ
ークの支軸とを嵌挿して、同ハンドルと前輪フォークと
が一体的に回動するように支持し、同本体フレームのサ
ドル後方部に、上方且つ斜め後方へ向けて延出する操作
杆の下部を回動可能に取付け支持し、該操作杆の下部
と、上記ハンドルボスにて支持する支軸との間を連絡し
て、同操作杆の回動に伴ってハンドル及び前輪フォーク
を回動せしめる連動機構を装着すると共に、この連動機
構を装着部から取り外し可能に構成して成るものであ
る。
【0006】上記した如き手段によれば、前輪フォーク
の支軸とハンドルの支軸とは、それぞれ本体フレームの
ハンドルボスに嵌挿した状態で一体的に回動する。よっ
て、ハンドルと前輪とは、ハンドルボスに軸支されて一
体的に回動することになる。一方、本体フレームの後部
には、操作杆の下部を回動可能に取付支持してあり、こ
の操作杆の下部と、ハンドルボスにより支持される支軸
との間を、連動機構により連絡してある。よって、操作
杆とハンドル及び前輪は、上記連動機構を介して連動す
ることになる。また、連動機構は、装着部分から取り外
しが可能であり、上記操作杆がいらなくなった際には、
操作杆と共に取り外すことができる。
【0007】請求項2記載の幼児用三輪車の連動機構
は、ハンドル及び前輪フォークの支軸と一体的に回動す
るリング体と、操作杆の下端部と本体フレームとの間を
着脱可能に連結する連結管と、該連結管に周設した鍔部
と、この鍔部と前記リング体の外周部同士を連絡する一
対のプッシュプルケーブルとから構成したものである。
【0008】上記手段によれば、操作杆を回動すること
により、該操作杆の下端部を嵌装した連結管と鍔部が一
体的に回動する。一方、ハンドルボスより軸支される前
輪フォークとハンドルの支軸には、該支軸と一体的に回
動するリング体が装着してある。そして、上記リング体
の外周部と上記連結管の鍔部外周部との間には、一対の
プッシュプルケーブルを架設してあり、上記鍔部とリン
グ体とはこのプッシュプルケーブルを介して連動する。
よって、操作杆を回動すると、その回動力がハンドルと
前輪フォークの支軸に伝達され、操作杆を左右に回動し
た分、前輪とハンドルが左右に回動して三輪車の走行方
向が操作される。また、上記した連動機構は、鍔部を設
けた連結管と、前輪側の支軸に装着するリング体と、こ
のリング体と上記鍔部の外周同士を連絡する一対のプッ
シュブルケーブルとによりユニット化され、この連動機
構ユニットが本体フレームに対して着脱可能に装着され
る。
【0009】請求項3記載の幼児用三輪車は、操作杆の
上端部を略ステッキ状に屈曲せしめると共に、同操作杆
を本体フレームの後部に対して回転可能且つ着脱可能に
取付支持したものである。この場合、操作杆の上端部が
ステッキのように屈曲しているので、保護者は操作杆の
屈曲部を握って回動することにより、三輪車の走行操作
を容易に行なうことができる。また、操作杆は本体フレ
ームの後部に対して着脱可能に取付支持してあるので、
必用に応じて本体フレームから同操作杆を取り外すこと
ができる。
【0010】請求項4記載の幼児用三輪車は、本体フレ
ームのサドルの下部に足掛けを設け、この足掛けを本体
フレーム側に折り畳み可能に支持したものである。よっ
て、幼児は、前輪のペダルに足をのせる代わりに、サド
ルの下に設けた足掛けに足をのせた状態のまま、保護者
に三輪車を押してもらうことができる。また、上記足掛
けは、本体フレーム側に折り畳むことが可能であり、使
用しない場合には、邪魔にならないように折り畳むこと
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。図1にて示す幼児用の三輪車は、金
属パイプ等から成る本体フレーム1を具備する。本体フ
レーム1は、サドルcを載置して取付固定するメインフ
レーム1aを備え、このメインフレーム1aの前端にハ
ンドル2とフォーク3を支持するハンドルボス1bを一
体に設けてある。上記メインフレーム1aの後端部に
は、左右一対の後部フレーム1dを固定して斜め下方へ
延出せしめ、その延出端に水平フレーム1eを取付け固
定し、該水平フレーム1eの両端部に左右の後輪b2を
各々回転自在に取り付けてある。また、メインフレーム
1aの後端部には、取付管1gを固設し、該取付管1g
に嵌挿した連結管52を介して操作杆4の下端部を嵌合
し、同操作杆4がメインフレーム1aにおけるサドルc
取付位置の後部から上方且つ斜め後方へ向けて延出する
ように取付支持してある。
【0012】図2及び図3にて示すように、メインフレ
ーム1aの前端に固着したハンドルボス1bには、前輪
b1を取付支持するフォーク3の支軸3aを下側から挿
入する。また、同ハンドルボス1bの上側からはハンド
ル2の支軸2aを挿入して、上記したフォーク3の支軸
3aの上端口内に嵌入し、両支軸2a,3aの嵌合を締
め付けてこれらが一体的に回動するように構成してあ
る。上記ハンドルボス1bの上端口と下端口とには、合
成樹脂等により成形したキャップ61と上カバー62を
嵌着してあり、これらの部材に開設した軸受孔61a,
62aに嵌合し合う両支軸2a,3aを嵌挿して回動自
在に軸受している。また、ハンドルボス1bの下端口と
フォーク3の支軸3a基端部との間には、上カバー62
と下カバー63とを嵌装し、この両カバー62,63に
より、後述する連動機構5のリング体51をカバーす
る。
【0013】連動機構5は、本体フレーム1の後部に設
けた操作杆4の回動操作に伴って、前輪b1及びハンド
ル2を回動させるためのものであり、本体フレーム1の
後部に設けた操作杆4の下端部と、フォーク3及びハン
ドル2の支軸3a,2aとの間に架け渡す形で装着して
ある(図3,図4)。連動機構5は、フォーク3の支軸
3aの基端部外周に回動自在に嵌装するリング体51
と、本体フレーム1の後部に設けた取付管1gに嵌挿す
る連結管52とを具備する。また、連動機構5は、上記
連結管52の中間部に固定した鍔部53の左右外周部と
リング体51の外周部との間を一対のプッシュブルワイ
ヤー54,55で連絡することにより構成してある。
【0014】連動機構5のリング体51は、フォーク3
の支軸3aの外周に嵌合し、その下面に突出形成した2
枚の掛止片51aをフォーク3の支軸3a基端部に嵌装
した下カバー63の係合溝63aに挿入して掛止するこ
とで、上記フォーク3及び支軸3aと一体化して回動す
る。上記リング体51の外周にはガイド溝51bを周設
し、このガイド溝51bにより、プッシュプルワイヤー
54,55のワイヤー54a,55bの端部をガイドす
る。上記プッシュプルワイヤー54,55は、屈曲可能
なアウターチューブ54d,55dの内部にワイヤー5
4a,55aをスライド自在に挿通して構成してある。
上記ワイヤー54a,55aの一端部には、円形のスト
ッパ54c,55cをかしめて固定してあり、このスト
ッパ54c,55cをリング体51外周の左右両端部に
嵌入して回動可能に止着してある(図3)。
【0015】一方、メインフレーム1a後端の取付管1
g内に嵌挿する連結管52は、その外周の中間部に横長
状の鍔部53を固着してあり、この鍔部53の左右両端
に、プッシュプルワイヤー54,55のワイヤー54
a,55aの他端部を各々ネジ53aを用いて止着して
ある。リング体51と鍔部53の外周部間にわたって架
設したプッシュプルワイヤー54,55は、アウターチ
ューブ54d,55dの両端部を相互に嵌合する上下両
カバー62,63/64,65の間に各々嵌入してある
(図4−a,図4−b)。
【0016】そして、前後のカバー62,63及び6
4,65内に収納されるリング体51と鍔部53とに連
結したワイヤー54a,55aは、アウターチューブ5
4d,55d内に挿通され、押し引き可能に支持してあ
る。上記した如きブッシュブルワイヤー54,55の露
出部分は、サドルcとメインフレーム1aの下側を通過
して配線してある(図1,図4)。
【0017】即ち、上記連動機構5は、リング体51,
連結管52,鍔部53及びリング体51と連結管52の
鍔部53の外周部同士を連絡するプッシュプルワイヤー
54,55をユニット化したものであり。これにより、
本体フレーム1に対して連動機構5を取付け,取り外し
する作業を非常に簡単に行なうことができる。
【0018】上記連動機構5の連結管52は、その中間
部に設けた鍔部53よりも下側の部分をメインフレーム
1aの後端に設けた取付管1gの内部に嵌挿する。そし
て、取付管1gの内部に嵌挿した連結管52の下部は、
鍔部53を内装する下カバー65に開設した軸受孔65
aと、連結管52の下端口に嵌着した蓋体66に設けた
軸受孔66aに嵌挿することで回動自在に軸受してい
る。
【0019】また、連結管52の鍔部53よりも上の部
分には上記したように操作杆4の下端部を嵌合し、この
嵌合部にネジ41を貫通して締め付けることにより、操
作杆4を上記連結管52に対して一体的に取付支持し、
連結管52を回動するのに伴って、連結管52及び鍔部
53が回動してプッシュプルワイヤー54,55のワイ
ヤー54a,55aを押し引きするようにように構成し
てある。
【0020】操作杆4は、下端部を連結管52に嵌装し
て取付支持した状態にて、上方且つ後方へ適宜に傾斜す
るように屈曲形成し、その上端を後方へ向けて略L字型
に屈曲して握り部4aとして構成してある。上記したよ
うに形成した操作杆4は、握りやすく、また側面からみ
て略ステッキ型となり、デザイン的にもユニークであ
る。図4(a),図4(b)にて示すように、ハンドル
2及びフォーク3の支軸2a,2bと一体化して回動す
るリング体51と、操作杆4と共に一体的に回動する連
結管52とは、一対のプッシュプルワイヤー54,55
により連絡してある。
【0021】よって、上記した連動機構5を具備する三
輪車は、図4(a)にて示すニュートラル状態から操作
杆4の握り部4aを左回りに回動すると、この操作杆4
と一体的に連結される連結管52の鍔部53が左回りに
回動する。そして、上記鍔部53の一端部、この場合、
鍔部53の左側が引かれて右側が押される形となる。こ
の動作はプッシュプルワイヤー54,55を介してリン
グ体51を左に回動させ、ハンドル2及び前輪b1を左
に回動させる。また、操作杆4の握り部4aを右回りに
回動させると、前輪b1とハンドル2は、上記した場合
とは逆に右に回動することになる。
【0022】図1にて示すように、メインフレーム1a
におけるサドルcの下側には、左右に突出する足掛け7
を設けてある。足掛け7は、幼児が前輪b1のペダルi
を漕ぐことに疲れててしまった時等に足を載せる部分で
ある。上記足掛け7は、2本の回動杆7aの上端部をメ
インフレーム1aのサドルcの下側に設けた支承部8を
挟む形で軸支し、同足掛け7が支承部8に挿通せしめた
枢軸7dを支点として後方へ回動するように構成してあ
る。
【0023】上記支承部8の左右両側面には、4本のピ
ン8aを円周方向へ等間隔を置いて突設してあり、その
中心部に回動杆7aの枢軸7dを貫通せしめてある。上
記足掛け7を下へ向けた状態で枢軸7dをネジ止めする
と、両回動杆7aの上端部が前後2本づつに並ぶピン8
aの間に挟まれ、足掛け7が下向きの状態、即ち使用状
態で固定される。また、上記枢軸7dのネジを弛めて回
動杆7aを後方に90゜回動せしめた状態で再び枢軸7
dのネジを締め付けると、上下2個づづに並ぶピン8a
の間に挟まれる形で固定され、その結果、足掛け7は前
述した取付管1gを挟む形で折り畳まれる(図7)。
【0024】上記した如く構成した三輪車は、幼児が三
輪車にようやく乗れるような時期には、保護者が操作杆
4を握って三輪車の走行を安定するように操作する。ま
た、幼児が前輪b1のペダルiを踏む力が足りない様な
時には、操作杆4を持って保護者が後押しする等、幼児
が三輪車に慣れるまでの間、保護者が補助しながら安全
に練習することができる。また、幼児が三輪車に一人で
乗れるようになった際には、不要となった連動機構5及
び操作杆4を取り外し、さらに足掛け7を折り畳むこと
により(取り外してもよい。)通常の三輪車と同様に取
り回すことができる。三輪車を分解する際には、図5に
て示すように、本体フレーム1のハンドルボス1bから
ハンドル2の支軸2aとフォーク3の支軸3aを引き抜
く。さらに、サドルc後部の取付管1gから連結管及び
操作杆4を抜くことにより、連動機構5を構成するユニ
ットを取り外すことができる。
【0025】尚、操作杆や足掛け等は、上記した形状や
構造は、実施例のものに限定することはなく、機能に不
具合が生じない限り既存のどのような構造を採用しても
よい。また、上記実施例で用いたプッシュプルケーブル
は、ケーブルとしてワイヤーを使用したが、プッシュプ
ルケーブルに用いるケーブルは、ワイヤー以外のもの、
例えばピアノ線等の金属製の単線や合成樹脂性ケーブル
等を用いてもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、保護者が
握る操作杆の下部と、ハンドルボスにより支持される支
軸との間を連絡して、上記操作杆の回動に伴ってハンド
ル及び前輪フォークを回動せしめる連動機構を装備する
と共に、この連動機構を装着部から任意に取り外せるよ
うに構成したものである。よって、幼児が三輪車によう
やく乗れるような時期には、上記操作ハンドルを保護者
が握って三輪車の走行を補正するように操作したり、ま
た、幼児が前輪のペダルを踏む力が足りない合には、上
記操作杆を持って保護者が後押しする等、幼児が三輪車
に一人で乗れるまでの間、保護者が補助しながら安全に
練習することができる。さらに、幼児の成長により三輪
車に一人で乗れるようになった際には、必用のなくなっ
た連動機構を取り外すことにより、三輪車の重量軽減
と、ハンドルを操作する際に生じる摩擦抵抗を低減し、
三輪車の取り回しを楽に行なうことができる。
【0027】請求項2記載の幼児用三輪車は、上記した
連動機構を、ハンドル及び前輪フォークの支軸と一体的
に回動するリング体と、操作杆の下部と一体的に回動す
る鍔部と、該鍔部と前記リング体の外周部同士を連絡す
る一対のプッシュプルケーブルとから構成したものであ
るから、簡素な構造により連動機構を製造でき、製造コ
ストの低減を図ることができる。また、上記連動機構
は、鍔部を設けた連結管と、前輪側の支軸に装着するリ
ング体と、このリング体と上記鍔部の外周同士を連絡す
る一対のプッシュブルケーブルとによりユニット化でき
るので、本体フレームに対して連動機構を着脱する作業
を容易に行なうことができる。さらに、リング体と鍔部
の外周部同士を連絡するプッシュプルケーブルはフレキ
シブルなので、配線が楽である上、連動機構を本体フレ
ームに沿って目立たないように配置することができる。
【0028】請求項3記載の幼児用三輪車は、操作杆の
上端部を略ステッキ状に屈曲せしめると共に、同操作杆
を本体フレームに対して着脱可能に構成したものである
から、幼児が一人で三輪車に乗れるようになった際に、
必用の無くなった操作杆を上記した連動機構と共に取り
外すことができ、その後は通常の三輪車と同様に取り扱
うことができる。また、上記操作杆は上端部をステッキ
のように屈曲してあるので、握り易い上に、操作杆の回
動操作を確実に行なうことができ、また、デザイン的に
もユニークである。
【0029】請求項4記載の幼児用三輪車は、本体フレ
ームのサドルの下部に足掛けを設け、この足掛けを本体
フレーム側に折り畳み可能に支持したものであるから、
三輪車に乗った幼児は、回転する前輪のペダルに足をの
せる代わりに、サドルの下に設けた足掛けに足をのせた
状態のまま、保護者に三輪車を押してもらうことができ
るので、幼児が疲れた場合等には三輪車の移動を楽に行
なうことができる。また、足掛けが不要な場合は、同足
掛けを本体フレーム側に折り畳むことができるので、幼
児が搭乗する際に邪魔になることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願を実施した幼児用三輪車を示す側面
図。
【図2】 同三輪車におけるハンドルボス部と操作杆
機端部を示す部分断面図。
【図3】 ハンドルボスと取付管との間を連絡する連
動機構を示す斜視図。
【図4】 (a)はニュートラル状態の連動機構を一
部省略して示す平面図,(b)は操作杆と前輪を回動し
た状態を一部省略して示す平面図。
【図5】 同三輪車を分解した状態を示す側面図。
【図6】 図5におけるVI-VI 線断面図。
【図7】 足掛けを折り畳んだ状態を示す三輪車の側
面図。
【符号の説明】
b1・・・前輪 b2・・・後輪 c・・・サドル 1・・・本体フレーム 1a・・・メインフレーム 1b・・・ハンドルボス 2・・・ハンドル 2a・・・支軸(ハンドル) 3・・・フォーク 3a・・・支軸(フォーク) 4・・・操作杆 5・・・連動機構 7・・・足掛け 51・・・リング体 52・・・連結管 53・・・鍔部 54,55・・・プッシュプルワイヤー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三輪車の本体フレームに設けたハンドル
    ボスに、ハンドルの支軸と前輪フォークの支軸とを嵌挿
    して、同ハンドルと前輪フォークとが一体的に回動する
    ように支持し、同本体フレームのサドル後方部に、上方
    且つ斜め後方へ向けて延出する操作杆の下部を回動可能
    に取付け支持し、該操作杆の下部と、上記ハンドルボス
    にて支持する支軸との間を連絡して、同操作杆の回動に
    伴ってハンドル及び前輪フォークを回動せしめる連動機
    構を装着すると共に、この連動機構を装着部から取り外
    し可能に構成して成る幼児用三輪車。
  2. 【請求項2】 上記連動機構は、ハンドル及び前輪フォ
    ークの支軸と一体的に回動するリング体と、操作杆の下
    端部と本体フレームとの間を着脱可能に連結する連結管
    と、該連結管に周設した鍔部と、この鍔部と前記リング
    体の外周部同士を連絡する一対のプッシュプルケーブル
    とから構成した請求項1記載の幼児用三輪車。
  3. 【請求項3】 操作杆の上端部を略ステッキ状に屈曲
    せしめると共に、同操作杆を本体フレームの後部に対し
    て回転可能且つ着脱可能に取付支持して成る請求項1又
    は2記載の幼児用三輪車。
  4. 【請求項4】 本体フレームのサドルの下部に足掛け
    を設け、この足掛けを本体フレーム側に折り畳み可能に
    支持して成る請求項1乃至3の何れか1項記載の幼児用
    三輪車。
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KR101013782B1 (ko) * 2008-10-30 2011-02-16 오휘진 세발자전거
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DE202022106471U1 (de) 2022-11-18 2024-02-21 Rti Sports Gmbh Fahrrad-Lenkeinrichtung

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