JP2001245977A - バネ圧縮式輸液装置 - Google Patents

バネ圧縮式輸液装置

Info

Publication number
JP2001245977A
JP2001245977A JP2000063522A JP2000063522A JP2001245977A JP 2001245977 A JP2001245977 A JP 2001245977A JP 2000063522 A JP2000063522 A JP 2000063522A JP 2000063522 A JP2000063522 A JP 2000063522A JP 2001245977 A JP2001245977 A JP 2001245977A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leaf spring
infusion tube
infusion
spring
eccentric cam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000063522A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Kano
利雄 蚊野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2000063522A priority Critical patent/JP2001245977A/ja
Publication of JP2001245977A publication Critical patent/JP2001245977A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を出来るだけ少なくし、各部品形状
を単純化して加工工数を減らし、使用材料に自由度を与
えて、小型・軽量化並びに低コスト化を可能にする。 【解決手段】 回転が進むと、再び最初の状態と同じ
く、回転偏心カム18aの短軸部分が板バネ11と対向
する形となり、板バネ先端の凸状突起部分19が輸液チ
ューブ11を圧縮し、液は、下流側に押し出され、出口
から吐出することになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板バネを利用し、
非駆動時は、輸液チューブを閉塞状態にし、駆動時に
は、断続的に液を吸入・吐出する輸液装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、輸液装置として各種の方式が提案
されており、例えば、特公平1−57584、特公昭6
2−29059などに見られる、ローラーを用いたペリ
スタルティック方式、特公昭61−55393に見られ
る、偏心カムを少しづつずらせて集積し、この集積カム
の回転により駆動するペリスタルティック方式、実公昭
61−103580、特開平5−195958などに見
られる圧電方式、特公平2−8744に見られるバルー
ン方式などが代表的なものである。しかしながら、本発
明に類似した提案は見られず、全く新規な発明といえ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の輸液装置にあっては、特に、部品点数が多いために
コスト高になったり、構造が大きくなるため、小型化が
難しく、軽量化も困難であるといった欠点を有してい
た。そこで、本発明は、上記の欠点を解決し、極めて、
単純な構造で、小型化、軽量化、低コスト化を可能なら
しめる輸液装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の輸液装置
は、板バネ自身を湾曲させ、非駆動時には、ステッピン
グモーターに連結した回転偏心カムの短軸部分が、湾曲
した板バネの固定部分とは反対側に剛性を持った薄い板
で、且つ、中間付近に支点を有した該剛体部分の端に近
い部分と対向しており、バネ力だけで、輸液チューブを
閉塞せしめている。駆動にあたっては、、前記回転偏心
カムを回転することにより、長軸部分が剛体板を押し下
げることにより、支点の反対側にある湾曲したバネが押
し上げられる形になり、輸液チューブは閉塞から開放に
変化し、以後、これを繰り返すことにより、吸入・吐出
が起こり、輸液されるという特徴を有する。
【0005】上記構成によれば、一端に剛体板を有する
湾曲した板バネと基板および該基板から立ち上がった板
バネ固定台および同じく、基板から立ち上がった支点と
輸液チューブ保持機構そしてステッピングモーターおよ
び該モーターに連結した回転偏心カムが主な部品である
が、モーター以外は極めて単純な構造部品であり、小型
・軽量化が図れるばかりでなく、結果として、低コスト
化も容易であるという効果を有する。
【0006】請求項2記載の輸液装置は、平坦な板バネ
の先端に、凸状突起部分を装着し、非駆動時は、この突
起部分が輸液チューブを圧縮し閉塞している。この時、
ステッピングモーターに連結した回転偏心カムの短軸
が、板バネの平坦な部分と対向しており、バネ力だけで
輸液チューブを圧縮・閉塞する構造となっている。駆動
にあたっては、前記回転偏心カムが回転し、長軸部分が
平坦な板バネ部分を押し下げることにより、輸液チュー
ブは、閉塞から開放に変化し、以後、これを繰り返すこ
とにより、吸入・吐出が起こり、輸液されるという特徴
を有する。
【0007】上記構成によれば、先端に凸状突起を持っ
た板バネと基板および該基板から立ち上がった板バネ固
定台と輸液チューブ保持機構そしてステッピングモータ
ーおよび該モーターに連結した偏心カムが主な部品であ
るが、モーター以外は極めて単純な構造部品であり、小
型・軽量化が図れるばかりでなく、結果として、低コス
ト化も容易であるという効果を有する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0009】(実施例)図1(a)(b)(c)は、請
求項1記載の発明に係わるバネ圧縮式輸液装置の実施例
の要部を示す図である。その構成を説明すると、図1
(a)は、非駆動状態におけるバネ圧縮式輸液装置の要
部を示す断面構造図であるが、両側に逆流防止装置7を
有する輸液チューブ3の中間部分には、板バネ固定台1
に固定され、輸液チューブ3に対して、凸状に湾曲した
板バネ4aが、バネ力のみにより、A部のように圧縮・
閉塞し、液の自然流動はない。この時、湾曲した板バネ
4aのもう一方の端には、同一材料で5倍の厚みを有す
る剛体部分5aに固定され、その中間付近で、基板に固
定されたエッジ型支点6に接している。この時、前記剛
体部分5aの支点より外側の上部には、ステッピングモ
ーター(省略)に連結した回転偏心カム8aの短軸部分
が対向している。これは、ステッピングモーターの特性
を利用し、常に、停止する時はこの状態で停止させるこ
とが必要である。
【0010】次に、図1(b)(c)は、駆動状態の時
の板バネ圧縮式輸液装置を示すが、まず図1(b)にお
いて、ステッピングモーターに連結した回転偏心カム8
bの長軸部分が回転することにより、湾曲した板バネ4
bに固定された剛体部分5bの端部を押し下げることに
より、エッジ型支点6と反対側にある湾曲した板バネ4
bは持ち上げられ、結果として、輸液チューブ3は、閉
塞状態を解かれ、B部のように開放状態となる。この
時、上流の液溜りからCの矢印のように液が吸入され
る。ここで使用される回転偏心カムの長軸と短軸の長さ
の差は、輸液チューブを圧縮している凸状に変形した板
バネを十分な開放状態にするだけの寸法になっていなけ
ればならないことは当然である。次に、図1(c)にお
いて、回転偏心カム8cの短軸部分が剛体部分5cと対
向する状態となり、再び、図1(a)と同じになり、輸
液チューブ3は閉塞状態となる。この時、輸液チューブ
3内の液が流出側に押し出され、Eの矢印のように、液
が吐出される。後は、回転偏心カム8cが高速回転する
ことにより、断続的ではあるが、スムーズな輸液が可能
となったものである。
【0011】(実施例2)図2、図3(a)(b)は、
請求項2記載の発明に係わるバネ圧縮式輸液装置の要部
を示す図である。その構成を説明すると、図2は、非駆
動状態におけるバネ圧縮式輸液装置の要部を示す平面
図、側面図および立面断面図であるが、請求項1と同じ
く、両側に逆流防止装置(省略)を有する輸液チューブ
11のその中間部分には、基板10に固着された板バネ
固定台16に平坦な板バネ17aが固定され、この板バ
ネ17aの先端部分には、前記輸液チューブ11に対し
て、凸状をした板バネ凸状突起部分19を有し、該凸状
突起部分19は、バネ力により、輸液チューブ11をF
部のように圧縮・閉塞させ、自然流動が生じない状態と
なっている。この時、板バネ17の平坦な部分の巾は、
輸液チューブ11の太さより広く設計・加工されてお
り、その輸液チューブ11の横にはみ出した部分の輸液
チューブ側には、ステッピングモーター13よりモータ
ー回転軸14を介して連結された回転偏心カム18aの
短軸が対向しており、板バネ17は、自由状態で輸液チ
ューブ11を圧縮している。ステッピングモーター13
を使用した理由は、請求項1記載の発明と同じく、停止
した時には必ず短軸を板バネと対向させ、輸液チューブ
11を閉塞させるためである。次に、図3(a)(b)
は、駆動状態を示す要部を示す断面構造図である。まず
図3(a)において、回転偏心カム18bが回転するこ
とにより、今度は、回転偏心カム18bの長軸部分が、
はみだした平坦な板バネ17bと対向することにより、
板バネ自身を下方に押し下げ、結果として凸状突起部分
19は輸液チューブ11に対する圧縮状態をゆるめ、H
部のように開放状態となる。この時、上流の液溜りから
Gの矢印のように、液が吸入される。ここで使用される
回転偏心カムの長軸と短軸の長さの差は、実施例1でも
述べたように、輸液チューブを圧縮している板バネ先端
部の凸状突起部分を、輸液チューブを十分開放できる寸
法を持っていなければならない。次に、図3(b)にお
いて、回転偏心カム18cの回転がさらに進むと、図の
ように、非駆動時の時と同じ状態となり、平坦な板バネ
17cと回転偏心カム18cの短軸部分が対向すること
になり、再び、輸液チューブ11はI部のように、圧縮
・閉塞状態となる。この時、Jの矢印のように、液が輸
液チューブ11から押し出され、外部へ吐出される。以
後、回転が進めば、この動作が繰り返され、スムーズな
輸液を得ることが出来たものである。
【0012】なお、今回は、実施例1、2とも使用材料
としては、アルミ材料をメインとしたが、当然、バネ材
料以外には、プラスティック材料の使用が可能であり、
著しい軽量化・低コスト化が可能である。さらに、バネ
材料については、焼入れ鋼を使用したが、より安定化さ
せるためリン青銅のような専用材料を使うことも信頼性
向上に有効であり、長期使用に耐える輸液装置を提供す
ることが可能である。
【0013】また、図4は、請求項2記載の発明におけ
るもう一つの例を示す要部の断面構造図であるが、輸液
チューブと板バネの上下関係を、実施例2と全く逆の関
係に構成したバネ圧縮式輸液装置であり、図から明らか
なように、同一な効果が得られ、何ら本発明の効果を損
なうものではない。さらにいえば、実施例1についても
同様に、板バネと輸液チューブを上下逆にした構造でも
同じことがいえ、全く同一の効果が得られることは、明
らかである。
【0014】図5は、請求項2記載の発明における板バ
ネの他の例を示す断面構造図であり、図示のように、板
バネ先端部に装着する凸状突起部分は、実施例2で示し
たような稠密体である必要はなく、板バネ自身を輸液チ
ューブに対し、凸状に変形させても何ら本発明の効果を
損なうものではない。
【0015】さらに、回転偏心カムの長軸と短軸の長さ
の差によって輸液チューブの閉塞・開放が決定される
が、実施例では請求項1、2とも2方向に長軸を持つ楕
円形の回転偏心カムとして説明した。図6の(a)がそ
の例であるが、当然、図6の(b)や(c)のように、
長軸の数が1個あるいは3個等の偏心カムであっても同
一の効果が得られることは明らかである。また、長軸の
数が多いほど、連続的な輸液が可能となるが、長軸と短
軸の長さの差が小さくなっていくため、むやみに長軸の
数を増やすことは難しい。現実的には、長軸が3本程度
が限界といえよう。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のバネ圧縮式
輸液装置によれば、基本的には、ステッピングモーター
以外は、基板、板バネ、板バネの固定台、輸液チュー
ブ、輸液チューブ支持機構という極めて少ない部品点数
と単純な構造と、材料的にも板バネ以外はプラスティッ
クで十分構成することができ、小型・軽量化ばかりでな
く、低コスト化をも可能ならしめたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】輸液装置の要部断面構造図を示す図である。
【図2】輸液装置の非駆動状態における要部を示す平面
図、側面図および立面図。
【図3】輸液装置の駆動状態における要部断面構造図。
【図4】輸液装置の他の構造を示す要部断面構造図。
【図5】輸液装置に使用される板バネのもう一つの例を
示す断面構造図。
【図6】回転偏心カムのいくつかの例を示す要部断面構
造。
【符号の説明】
1.16.板バネ固定台 2.板バネ固定部分 3.11.輸液チューブ 4.湾曲した板バネ 5a.5b.5c.剛体部分 6.エッジ型支点 7.逆流防止装置 8a.8b.8c.18a.18b.18c.回転偏心
カム 9.15.輸液チューブ保持機構 10.基板 12.モーター固定台 13.ステッピングモーター 14.モーター回転軸 17a.17b.17c.板バネ 19.板バネ凸状突起部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に逆流防止装置を具えた輸液装置に
    おいて、バネ力を利用して、輸液チューブ側に凸状に湾
    曲した板バネにより、非駆動時は、輸液チューブを閉塞
    状態にしておき、該板バネに直結した板状の剛体部分
    は、前記輸液チューブとほぼ平行に設置され、且つ、そ
    の中間点には下部に支点を有し、駆動時には、該支点か
    らバネ部と反対側の上部にステッピングモーターに連結
    した偏心カムにより、板状の剛体が支点を境にして、上
    下運動させられ、結果として、輸液チューブを閉塞して
    いた板バネを上下させることにより、液を吸入・吐出さ
    せることを特徴とするバネ圧縮式輸液装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のバネ圧縮式輸液装置にお
    いて、使用する板バネは平坦であり、該板バネの先端
    に、輸液チューブ側に向いた凸状突起部分を有し、非駆
    動時は、該凸状突起部により、輸液チューブは閉塞状態
    にあり、駆動時ステッピングモーターに連結した回転偏
    心カムが板バネ自身を上下運動させ、液を吸入・吐出さ
    せることを特徴とするバネ圧縮式輸液装置。
JP2000063522A 2000-03-08 2000-03-08 バネ圧縮式輸液装置 Withdrawn JP2001245977A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000063522A JP2001245977A (ja) 2000-03-08 2000-03-08 バネ圧縮式輸液装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000063522A JP2001245977A (ja) 2000-03-08 2000-03-08 バネ圧縮式輸液装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001245977A true JP2001245977A (ja) 2001-09-11

Family

ID=18583374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000063522A Withdrawn JP2001245977A (ja) 2000-03-08 2000-03-08 バネ圧縮式輸液装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001245977A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113350013A (zh) * 2021-07-21 2021-09-07 中国人民解放军陆军特色医学中心 一种加强型阴囊背带裤

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113350013A (zh) * 2021-07-21 2021-09-07 中国人民解放军陆军特色医学中心 一种加强型阴囊背带裤
CN113350013B (zh) * 2021-07-21 2022-11-08 中国人民解放军陆军特色医学中心 一种加强型阴囊背带裤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5116121B2 (ja) 蠕動ポンプの流量制御方法及び蠕動ポンプ
CA2654688C (en) Piezoelectric pump
CA2373397A1 (en) Peristaltic fluid pump
EP0078092A1 (en) Peristaltic pump
JP2009074418A (ja) 圧電マイクロポンプ
US10309388B2 (en) Continuous sample delivery peristaltic pump
CN104039376B (zh) 关于蠕动泵机构的系统和方法
EP0887552A3 (en) Air pump
JP2001245977A (ja) バネ圧縮式輸液装置
JPH09112468A (ja) ロータリ圧縮機のベーン案内装置
EP3337977B1 (en) Continuous sample delivery peristaltic pump
JPH06103029B2 (ja) 蠕動ポンプ
KR100348600B1 (ko) 다중 스크롤 유체기계
JPH07197880A (ja) プランジャ型送液ポンプ
JP2001214866A (ja) 輸液装置
JP2009008067A (ja) 環凹溝による微量排出ポンプ
JPH08965U (ja) 可撓性チューブを通じて流体をポンプ送りするための装置
CN206903843U (zh) 一种电动隔膜泵
JPS59203891A (ja) ベ−ンポンプモ−タ−
KR102478979B1 (ko) 워블 다이어프램 펌프
TWI323323B (ja)
JP2004076602A (ja) ポンプ用プランジャ
JPH0357889A (ja) ダイヤフラムポンプ
JPH1054337A (ja) 回転式遮蔽アームを備えたモーターとポンプとして動作する回転機構
JP2789398B2 (ja) 輸液方法および輸液ポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070605