JP2001245581A - ラックオーブン - Google Patents

ラックオーブン

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JP2001245581A
JP2001245581A JP2000060780A JP2000060780A JP2001245581A JP 2001245581 A JP2001245581 A JP 2001245581A JP 2000060780 A JP2000060780 A JP 2000060780A JP 2000060780 A JP2000060780 A JP 2000060780A JP 2001245581 A JP2001245581 A JP 2001245581A
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JP
Japan
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rack
hot air
oven
firing chamber
rotation
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JP2000060780A
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Masaharu Ogawa
正治 小川
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KYUDENSHA KK
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KYUDENSHA KK
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A21BAKING; EDIBLE DOUGHS
    • A21BBAKERS' OVENS; MACHINES OR EQUIPMENT FOR BAKING
    • A21B1/00Bakers' ovens
    • A21B1/42Bakers' ovens characterised by the baking surfaces moving during the baking
    • A21B1/44Bakers' ovens characterised by the baking surfaces moving during the baking with surfaces rotating in a horizontal plane

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Electric Stoves And Ranges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は焼成室内においてラックを回転させる
と共に熱風により被焼成物の焼成を行なうラックオーブ
ンに関し、簡単な構成で確実に被焼成物にセンサーを装
着できる構成とすることによりHACCP方式に対応可
能とすることを課題とする。 【解決手段】被焼成物16を収納したラック20が配設
される焼成室15と、焼成室15内でラック20を回転
させるラック回転機構30と、加熱装置51及び対流フ
ァン53を有しており熱風を生成し焼成室15内に送り
込む熱風供給機構50と、ラック20に収納された被焼
成物16内に挿入され焼成過程における温度変化を計測
する温度センサー17とを具備し、ラック回転機構30
に回転コネクタ34を設け、温度センサー17からの配
線18Aを回転コネクタ34を介して焼成室15の外部
に引き出す構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はラックオーブンに係
り、特に焼成室内においてラックを回転させると共に熱
風により被焼成物の焼成を行なうラックオーブンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、製菓用あるいは製パン用のオー
ブンは種々のタイプが提供されているが、その一種とし
てラックオーブンが知られている。このラックオーブン
は、被焼成物となるパン等の生地が複数個置かれたラッ
クを焼成室内に装着して焼成処理が行なえるため、特に
オーブンの設置スペースが小さい店舗で、かつ多くの被
焼成物を焼成する必要がある場合に適している。また、
生地のオーブン内への装着も、ラック単位で行なえるた
め便利である。
【0003】また、上記のようにラックオーブンは、ラ
ックを焼成室に装着して焼成処理を行なうため、ラック
に置かれた被焼成物を均一に焼成するために焼成室内で
ラックを回転させつつ焼成を行なう構成とされている。
このため、ラックオーブンには、ラック回転機構、熱風
供給機構等が設けられている。
【0004】ラック回転機構は、焼成室の上部或いは下
部に配設されている。上部に配設されたラック回転機構
は、焼成室内に装着されたラックを吊り上げて回転を行
なう構成とされている。また、下部に配設されたラック
回転機構は、焼成室の床面に回転テーブルを有してい
る。そして、この回転テーブル上にラックを載置した状
態で回転テーブルを回転させることにより、ラックを回
転させる構成とされている。
【0005】また、熱風供給機構は、空気を加熱処理す
るバーナーと、バーナーで過熱された空気を焼成室内に
送り込むファンを有している。バーナー及びファンで生
成された熱風は、焼成室の内壁に形成された吹き出し孔
を介して焼成室内に送りこまれる。この際、被焼成物は
ラック回転機構によりラックと共に回転しているため、
被焼成物をむらなく焼成することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、1996年
夏の病原性大腸菌O‐157による食中毒の大量発生を教
訓として、食品の製造・加工段階を担う事業者の衛生管
理の新しい方式として、HACCP(ハセップ=危害分
析重要管理点)方式が食品衛生法改正に基づき推進され
ている。このHACCP(ハセップ)方式は、ある食品
の加工工程中、発生する恐れのある微生物汚染等の危害
について分析(HA)し、それらに対応する上で特に対
策が必要な重要管理点(CCP)を見出し、そこへの監
視を強化して安全性の確保を図るという方法である。
【0007】HACCP(ハセップ)方式は、ラックオ
ーブンが用いられる製菓,製パン工程についても適用さ
れている。具体的には、上記の微生物汚染等の危害につ
いて分析(HA)を行なうために、ラックに置かれた被
焼成物(例えば、パンの生地等)に熱温度センサーを挿
入し、焼成時における被焼成物の温度変化を測定する。
そして、この測定結果より重要管理点(CCP)を見出
し、監視を強化することにより安全性の確保を図ること
が行なわれる。
【0008】上記のHACCP方式に対応するようにす
るためには、温度センサーを焼成室内に配設する必要が
ある。また、温度の時間変化を記録する記録装置は、一
般に焼成室の外部に配設されている。
【0009】このため、必然的に熱温度センサーに接続
された配線を焼成室外部に引き出す必要があるが、ラッ
クオーブンは焼成室内でラックが回転する構成であるた
め、配線を焼成室の外部に引き出すのが困難であり、ラ
ックの回転に伴いセンサーに接続された配線が捩じれて
しまい、最悪の場合には段線が発生してしまうおそれが
ある。よって、従来のラックオーブンは、HACCP方
式に対応させることが困難であるという問題点があっ
た。
【0010】一方、ラックオーブンをHACCP方式に
対応させるため、熱温度センサーと共にセンサーからの
信号を記録する記録装置自体をラックに搭載する方法も
採られている。しかしがら、この方法では焼成室内は数
百度の温度にもなるため、記録装置はこの熱に絶え得る
耐熱構造を採る必要があり、記録装置が高価になってし
まうという問題点があった。
【0011】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、簡単な構成で確実に被焼成物にセンサーを装着で
きる構成とすることにより、容易にHACCP方式に対
応可能としたラックオーブンを提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、被焼成物を収納したラッ
クが配設される焼成室と、該焼成室内でラックを回転さ
せるラック回転機構と、加熱手段及びファンを有してお
り、生成された熱風を前記焼成室内に送り込む熱風供給
機構と、前記ラックに収納された被焼成物内に挿入され
焼成過程における温度変化を計測するセンサーとを具備
し、前記ラック回転機構に回転コネクタを設け、前記セ
ンサーからの配線を前記回転コネクタを介して前記焼成
室の外部に引き出す構成としたことを特徴とするもので
ある。
【0013】上記のようにラックオーブンに焼成室内で
ラックを回転させるラック回転機構に回転コネクタを設
け、センサーからの配線を焼成室の外部に回転コネクタ
を介して引き出す構成としたことにより、ラックが回転
しても配線に捩じれを発生させることなく、配線を焼成
室の外部に引き出すことができる。
【0014】即ち、回転コネクタは、回転側コネクタ部
と固定側コネクタ部とを有しており、電気的接続を維持
しつつ回転側コネクタ部は固定側コネクタ部に対して回
転する構成とされている。 よって、回転するラック上
にセンサーを配置しても、このセンサーの配線に捩じれ
を発生させることなく焼成室の外部に引き出すことがで
きる。これにより、HACCP方式に対応したラックオ
ーブンを簡単な構成で実現することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。
【0016】図1乃至図4は、本発明の一実施例である
ラックオーブン10を示している。図1はラックオーブ
ン10の正面図、図2はラックオーブン10の平面図、
図3はラックオーブン10の側面図、更に図4はラック
オーブン10の内部構成を示す縦断面図である。
【0017】ラックオーブン10は、大略するとオーブ
ン本体11に焼成室15、ラック回転機構30、及び熱
風供給機構50等を設けた構成とされている。このラッ
クオーブン10は、パンの生地等の被焼成物16が置か
れたラック20が装着され、このラック20を回転させ
つつ、熱風を用いて被焼成物16の焼成処理を行なうも
のである。
【0018】また、本実施例のラックオーブン10は、
HACCP(ハセップ=危害分析重要管理点)方式に対
応した構成とされている。HACCP(ハセップ)方式
は、ある食品の加工工程中、発生する恐れのある微生物
汚染等の危害について分析(HA)し、それらに対応す
る上で特に対策が必要な重要管理点(CCP)を見出
し、そこへの監視を強化して安全性の確保を図るという
方法である。
【0019】ラックオーブン10を用いて実施される製
菓,製パン工程に適用されるHACCP(ハセップ)方
式では、微生物汚染等の危害について分析(HA)を行
なうために、図5に示すように、ラック20に置かれた
被焼成物16に温度センサー17を挿入し、焼成時にお
ける被焼成物16の温度変化を測定し、そしてこの測定
結果より重要管理点(CCP)を見出し、監視を強化す
ることにより安全性の確保を図ることが行なわれる。
【0020】このため、本実施例に係るラックオーブン
10は、焼成室15内に温度センサー17が配設された
構成とされている。尚、温度の時間変化を記録する記録
装置は、後述する操作パネル23に配設されている。
【0021】以下、ラックオーブン10の各構成につい
て説明する。
【0022】図1に示すように、ラックオーブン10は
オーブン本体11のフロント部に開閉ドア21を有して
おり、ドアノブ22を把持して開閉ドア21を開くこと
により焼成室15内にラック20を装着脱する。よっ
て、被焼成物16となるパン生地等は、ラック20と共
に焼成室15内に装着される。
【0023】また、オーブン本体11のフロント部には
操作パネル23が設けられており、この操作パネル23
を操作することにより焼成のための各種設定を行なう。
尚、前記したように、この操作パネル23の内部には温
度センサー17により測定された被焼成物16の温度変
化を記録する記録装置が設けられている。
【0024】ところで、ラックオーブン10は、装着さ
れたラック20を回転させることにより被焼成物16を
むらなく焼成する構成とされている。ラック20を回転
させる方式も種々提案されているが、本実施例では焼成
室15内に装着されたラック20を吊り上げた上で回転
させる構成を採用している。このため、ラックオーブン
10の天板部24には、ラック20を昇降するためのラ
ック昇降機構25が設けられている。
【0025】ラック昇降機構25は、天板部24に配設
された上下ジョイントレバー26(図2参照)により上
下開閉ドア21と連結された構成とされている。そし
て、上下開閉ドア21の開閉移動を駆動源とし、ラック
昇降機構25はラック20を回転させるラック回転駆動
軸33を上下動させる構成とされている。このラック回
転駆動軸33の下端部には吊り上げ用フック36が配設
されており、またラック20の上部にはこの吊り上げ用
フック36と係合する係合部27が配設されている。
【0026】上記構成において、開閉ドア21を開くこ
とにより、この開く動作力は上下ジョイントレバー26
を介してラック昇降機構25に伝達され、ラック昇降機
構25はラック回転駆動軸33を下動させる。よって、
開閉ドア21を開いた状態でラック回転駆動軸33は下
がった状態となるため、焼成室15に装着したラック2
0の係合部27を容易にラック回転駆動軸33の吊り上
げ用フック36に係合させることができる。
【0027】上記のようにラック20の係合部27をラ
ック回転駆動軸33の吊り上げ用フック36に係合させ
ると、被焼成物16の焼成処理を行なうために開閉ドア
21を閉じる。この開閉ドア21を閉じる動作力は上下
ジョイントレバー26を介してラック昇降機構25に伝
達され、ラック昇降機構25はラック回転駆動軸33を
上動させる。
【0028】よって、開閉ドア21を閉じることによ
り、図4に示すように、ラック昇降機構25はラック回
転駆動軸33によりラック20を吊り上げることとな
る。尚、ラック20を吊り上げた状態においても、ラッ
ク回転駆動軸33は自在に回転することが可能な構成と
されている。
【0029】このように、ラック20を吊り上げること
により、後述するラック回転機構30によるラック20
の回転処理を容易に行なうことができる。また、ラック
20を焼成室15内に装着脱する場合、開閉ドア21は
必ず開かれるものであり、よって開閉ドア21が開かれ
た状態ではラック20は必ず下動し焼成室15の床面に
接地した状態となっている。従って、ラック20を吊り
上げて回転させる構成としても、操作者にとってラック
20の装着脱作業が面倒となるようなことはない。
【0030】次に、主に図4乃至図6を用いてラック回
転機構30について説明する。ラック回転機構30は、
大略するとラック回転用モータ31,ラック回転用プー
リー32,ラック回転駆動軸33,及び回転コネクタ3
4等により構成されている。
【0031】ラック回転用モータ31は、オーブン本体
11の天板部24に配設されている。また、ラック回転
用プーリー32は、ラック回転駆動軸33に一体的に固
定されている。ラック回転用モータ31とラック回転用
プーリー32との間には、駆動ベルト35が張架されて
おり、よってラック回転用モータ31の回転力は、駆動
ベルト35を介してラック回転用プーリー32に伝達さ
れ、これによりラック回転駆動軸33が回転する構成と
なっている。
【0032】このように、ラック回転用モータ31の回
転力を駆動ベルト35を介してラック回転駆動軸33に
伝達する構成としたことにより、前記したようにラック
回転駆動軸33が昇降動作する構成としても、ラック回
転用モータ31の回転力を確実にラック回転駆動軸33
に伝達することができる。尚、このラック回転駆動軸3
3は、天板部24に固定されたラック昇降機構25に配
設されたベアリング37により回転自在に軸承されてい
る。
【0033】ところで、前記したようにラックオーブン
10をHACCP方式に対応するようにするためには、
温度センサー17を焼成室15内に配設する必要があ
る。また、温度の時間変化を記録する記録装置は焼成室
15の外部に配設された操作パネル23に設けられてい
るため、必然的に熱温度センサー17に接続された配線
18A(以下、この配設を回転側配線18Aという)を
焼成室15外部に引き出す必要がある。
【0034】しかしながら、ラックオーブン10は焼成
室15内でラック20が回転する構成であるため、回転
側配線18Aを焼成室15の外部に引き出すのが困難で
ある。即ち、単に焼成室15に開口部を設けて回転側配
線18Aを引き出す構成等では、ラック20の回転に伴
い回転側配線18Aに捩じれが発生し、最悪の場合には
段線が発生してしまうおそれがあることは前述した通り
である。
【0035】そこで、本実施例では回転コネクタ34を
ラック回転機構30に配設することにより上記問題点を
解決した構成としている。温度センサー17の回転側配
線18Aを回転コネクタ34を用いて焼成室15の外部
に引き出す構成とすることにより、ラック20が回転し
ても回転側配線18Aに捩じれを発生させることなく、
回転側配線18Aを焼成室15の外部に引き出すことが
可能となる。以下、回転コネクタ34の取り付け構造に
ついて、図6を用いて説明する。
【0036】同図に示すように、ラック回転駆動軸33
の中心には貫通孔38が形成されている。温度センサー
17に接続された回転側配線18Aはこの貫通孔38に
挿通され、ラック回転駆動軸33の上端部まで引き出さ
れる。
【0037】一方、回転コネクタ34は、固定側コネク
タ部34Aと回転側コネクタ部34Bとにより構成され
ている。この固定側コネクタ部34Aと回転側コネクタ
部34Bは、電気的接続を維持しつつ回転側コネクタ部
34Bは固定側コネクタ部34Aに対して回転する構成
とされている。
【0038】固定側コネクタ34Aは、センサー固定用
フレーム40に配設された取り付け板41に固定されて
いる。このセンサー固定用フレーム40は、ラック回転
駆動軸33に軸支された固定ブッシュ39に配設されて
いる。この固定ブッシュ39はラック昇降機構25に固
定されており、よって回転しない構成となっている。従
って、センサー固定用フレーム40に配設された固定側
コネクタ34Aは、回転側コネクタ部34Bが回転して
も非回転状態を維持する構成とされている。
【0039】これに対し、回転側コネクタ34Bは、ラ
ック回転駆動軸33の上端部に配設された回転軸用フレ
ーム42に配設されている。従って、回転コネクタ34
Bは、ラック回転駆動軸33の回転に伴い回転する構成
とされている。
【0040】温度センサー17に接続された回転側配線
18Aは、回転側コネクタ部34Bに接続されている。
また、固定側コネクタ34Aから引き出された固定側配
線18Bは温度の時間変化を記録する記録装置に接続さ
れる。このように、ラック回転機構30に回転コネクタ
34を設け、この回転コネクタ34により回転側配線1
8Aと固定側配線18Bとを電気的に接続することによ
り、ラック20が回転しても各配線18A,18Bに捩
じれを発生させることなく、焼成室15内に配設された
回転側配線18Aを焼成室の外部に引き出すことができ
る。これにより、HACCP方式に対応したラックオー
ブン10を簡単な構成で実現することができる。
【0041】続いて、熱風供給機構50について説明す
る。 熱風供給機構50は、大略すると加熱装置51,
ジェネレータ52,対流ファン53,及び熱風拡散部材
54等により構成されている。
【0042】本実施例では、加熱装置51としてガスバ
ーナーを用いている。しかしながら、加熱装置51はガ
スバーナーに限定されるものではなく、電気ヒーター等
の他の加熱手段を用いることも可能である。この加熱装
置51と焼成室15との間には、吸引用パネル60が配
設されている。この吸引パネル60は多数の吸引孔(図
示せず)を有しており、焼成室15内の空気は後述する
対流ファン53によりこの吸引孔から加熱装置51内に
吸引され加熱が行なわれる。
【0043】ジェネレータ52は、加熱装置51の側部
に配設されている。具体的には、ジェネレータ52は、
加熱装置51の配設位置に対し、熱風の流れ方向下流側
に配設されている。
【0044】よって、加熱装置51で加熱された空気
は、ジェネレータ52に流れ込むよう構成されている。
ジェネレータ52はスチーム(蒸気)を発生させる装置
であり、これにより例えば焼成時(例えば、製パン時)
において上質な焼き上げを実現することができる。
【0045】ジェネレータ52は、内部に水が供給され
ると共に外周に孔が形成された内管筒と、複数の内管を
内包すると共に外周に孔が形成された外管と、内管と外
管との間に介装され蓄熱性(熱を蓄える特性)を有した
蓄熱部材とにより構成されている。
【0046】このジェネレータ52は、加熱装置52の
近傍位置に配設されている(図7参照)。よって、ジェ
ネレータ52は、加熱装置52が発生する熱により加熱
される。即ち、本実施例ではジェネレータ52の熱源と
して、加熱装置52を利用している。
【0047】前記したように、内管と外管との間には複
数の蓄熱部材が内設されている。よって、加熱装置52
の熱は外管を介して蓄熱部材に熱伝達され、この蓄熱部
材に蓄えられる(蓄熱される)。一方、内管は水が供給
される構成とされており、よってこの水は内管に形成さ
れた孔から吐出される。内管と外管との間には蓄熱した
蓄熱部材が介在するため、内管から吐出された水は蓄熱
部材により加熱され、これにより水蒸気が発生する。
【0048】このようにして生成された水蒸気は、外管
の孔から隔壁67に形成された開口68を介して対流フ
ァン53に向け吸引される。この際、加熱装置51で加
熱された空気も、水蒸気と共に開口68を介して対流フ
ァン53に吸引される。尚、図中66は、隔壁67に配
設されたフードであり、上記した水蒸気及び加熱された
空気が対流ファン53に吸引されるのを案内するもので
ある。
【0049】対流ファン53は、オーブン本体11に回
転自在に軸承された回転軸56の内側端部に固定されて
いる。また、回転軸56の外側端部にはファン用プーリ
ー57が固定されている。
【0050】一方、オーブン本体11の天板部24には
対流ファン用モータ55が設けられており(図4参
照)、この対流ファン用モータ55の回転軸に固定され
たモータ用プーリー58とファン用プーリー57との間
には、駆動ベルト59が張架されている。
【0051】従って、対流ファン用モータ55が回転す
ると、この回転力はモータ用プーリー58,駆動ベルト
59,ファン用プーリー57を介して回転軸56に伝達
され、これにより対流ファン53は回転する。この対流
ファン53は回転することにより、加熱装置51で加熱
された空気(加熱空気)及びジェネレータ52で生成さ
れた水蒸気を吸引すると共に、この吸引された加熱空気
及び水蒸気を熱風拡散部材54から焼成室15に向け送
り出す。
【0052】これにより、加熱空気は熱風として焼成室
15内に送風され、この熱風と共に水蒸気も焼成室15
内に供給される。この熱風拡散部材54から吹き出され
た熱風は、焼成室15内において被焼成物を焼成し、そ
の後前記した吸引用パネル60から対流ファン53に向
け吸引される。このように、熱風は焼成室15内で対流
し循環する構成となっており、これにより焼成むらの発
生を防止すると共に、加熱された熱風の再利用を図るこ
とにより加熱装置52の消費電力化を図っている。
【0053】次に、拡散部材54について、図7乃至図
10を用いて説明する。図7はラックオーブン10の横
断面図であり、図8は熱風拡散部材54の近傍を拡大し
て示す断面図であり、図9は熱風拡散部材54を構成す
る第1の拡散パネル61を説明するための図であり、更
に図10は熱風拡散部材54を構成する第2の拡散パネ
ル62を説明するための図である。尚、各図において破
線の矢印は、熱風の流れを示している。
【0054】熱風拡散部材54は、図7及び図8に示す
ように、対流ファン53から焼成室15に到る熱風の経
路途中に配設されている。この熱風拡散部材54は、第
1の拡散パネル61と第2の拡散パネル62とにより構
成されている。
【0055】第1の拡散パネル61と第2の拡散パネル
62は平行に配置されてはおらず、図示されるように所
定角度θを有して接合された構成とされている。よっ
て、熱風拡散部材54は、平面視した状態において略V
字をなす構成とされている。また、第1の拡散パネル6
1は、対流ファン53から送風される熱風が略垂直に流
入するよう配置されている。
【0056】図9(A),(B)は、第1の拡散パネル
61の一部を拡大して示す図である。尚、図9(B)は
図9(A)におけるA−A線に沿う断面図である。第1
の拡散パネル61は、外側パネル61Aと内側パネル6
1Bを重ね合わせた構成とされている。外側パネル61
Aには、複数の大型横孔63及び小型横孔64が形成さ
れている。大型横孔63及び小型横孔64は共に長孔形
状とされており、また大型横孔63の列と小型横孔64
の列は交互に配設された構成とされている。
【0057】また、内側パネル61Bには、内側に向け
斜めに折り曲げられた折り曲げ部71が形成されてい
る。図9(B)に示すように、対向する一対の折り曲げ
部71の間にはスリット72,73が形成されており、
スリット72は大型横孔63と対向するよう形成され、
スリット73は小型横孔64と対向するよう形成されて
いる。
【0058】一方、図10(A),(B)は、第2の拡
散パネル62の一部を拡大して示す図である。尚、図1
0(B)は、図10(A)におけるB−B線に沿う断面
図である。第2の拡散パネル62は、外側パネル62A
と内側パネル62Bを重ね合わせた構成とされている。
外側パネル62Aには、複数の縦孔65が形成されてい
る。
【0059】また、内側パネル62Bには、内側に向け
積極された折り曲げ部75が形成されている。図10
(B)に示すように、対向する一対の折り曲げ部75の
間にはスリット76が形成されており、このスリット7
6は縦孔65と対向するよう形成されている。従って、
熱風及び水蒸気は、第1及び第2の拡散パネル61,6
2に形成された各孔63〜65及びスリット72,7
3,76を通り焼成室15内に供給される構成とされて
いる。
【0060】上記構成とされた熱風拡散部材54を設け
ることにより、被焼成物16に焼きむらが発生すること
を防止することができる。以下、この理由について説明
する。
【0061】従来のラックオーブンは、本実施例におけ
る熱風拡散部材54の配設位置には、単に円形の熱風吹
き出し孔が多数形成された熱風吹き出し用パネルが1枚
配設されただけの構成とされていた。しかしながら、こ
の従来の構成では、熱風吹き出し用パネルから焼成室1
5内に送風される熱風の流れは略一定の流れとなる。こ
のため、ラック回転機構30によりラック20を回転さ
せるのみでは、ラック20の奥に位置する被焼成物16
まで熱風が十分に供給されない場合が生じ、被焼成物1
6に焼きむらが発生するおそれがある。
【0062】これに対して本実施例では、対流ファン5
3から焼成室15に到る熱風の経路途中に第1及び第2
の拡散パネル61,62よりなる熱風供給機構50が配
設されているため、この第1及び第2の拡散パネル6
1,62が熱風の拡散処理を行なう。具他的には、第1
の拡散パネル61の外側パネル61Aには大型横孔63
と小型横孔64が形成され、内側パネル61Bには傾斜
した一対の折り曲げ部71間にスリット72,73が形
成されているため、対流ファン53からの熱風が各孔6
3,64及びスリット72,73を通過する際、この熱
風の流れは種々の方向に変化される。これにより、対流
ファン53からの熱風は、先ず第1の拡散パネル61に
おいて拡散される。
【0063】この第1の拡散パネル61を通過した熱風
は、第2の拡散パネル62に衝突する。この際、前記し
たように第1の拡散パネル61と第2の拡散パネル62
は角度θを有して接合された構成であるため、第1の拡
散パネル61を通過した熱風は第2の拡散パネル62に
斜めに衝突する。このように、熱風が第2の拡散パネル
62に斜めに衝突する構成とすることにより、垂直に衝
突する構成(即ち、第1の拡散パネルと第2の拡散パネ
ル62を平行に配置した構成)に比べて、効率の良い拡
散処理を行なうことができる。
【0064】更に、第2の拡散パネル62の外側パネル
62Aには縦孔65が形成され、内側パネル62Bには
傾斜した一対の折り曲げ部75間にスリット76が形成
されている。このため、第1の拡散パネル61を通過し
た熱風は、縦孔65及びスリット76を通過する際にそ
の流れ方向を種々の方向に変化される。これにより、第
1の拡散パネル61を通過した熱風は、第2の拡散パネ
ル62において更に拡散処理される。
【0065】上記したように、熱風拡散部材54を対流
ファン53から焼成室15に到る熱風の経路途中に配設
したことにより、熱風は拡散された状態で焼成室16内
に送風されるため、ラック20上に置かれたあらゆる位
置の被焼成物16にまで確実に熱風を供給することが可
能となり、よって被焼成物16に焼きむらが発生するこ
とを確実に防止することができる。
【0066】続いて、焼成室15の内壁に注目し、以下
説明する。焼成室15の内壁は、複数の内装パネル70
(この内装パネル70は、前記した吸引用パネル60,
第2の拡散パネル62等を含む)により構成されてい
る。図11(C)は、本実施例に係るラックオーブン1
0に用いられている内装パネル70の断面を拡大して示
す図である。
【0067】同図に示すように、本実施例では内装パネ
ル70の内壁にセラミック層72を形成した構成として
いる。このように焼成室16の内壁にセラミック層72
を形成することにより、焼成時に熱風でセラミック層7
2を加熱することにより、セラミック層72から遠赤外
線を発生させることができるからである。セラミック層
72から遠赤外線を発生させることにより、被焼成物1
6に対するいわゆる火通しを良好とすることができ、焼
成むらの発生を抑制することができる。
【0068】本実施例における内装パネル70の形成方
法について、図11を用いて説明する。内装パネル70
を形成するには、図11(A)に示すように、金属板よ
りなる基材71に溶射ノズル74を用いて加熱溶融させ
たセラミックを溶射し、これにより図11(B)に示す
ようにセラミック層72を形成する(溶射法)。
【0069】ところで、従来では図11(B)に示す基
材71にセラミック層72を形成しただけのものを内装
パネルとして用いていた。しかしながら、溶射法はセラ
ミック微粉末を加熱し半溶融状態で基材に吹き付け基材
71に密着被覆する方法であるため、形成されたセラミ
ック層72の表面における表面粗さは粗くなってしまう
(図11(B)参照)。このため、従来のラックオーブ
ンでは、セラミック層の表面に付着した汚れを洗浄しよ
うとしても容易に洗浄することができず、衛生管理上問
題となっていた。
【0070】そこで本実施例では、セラミック層72を
形成した後、図11(C)に示すように、更にセラミッ
ク層72を被覆するようテフロン層73を形成したこと
を特徴としている。このテフロン層73は、セラミック
層72の表面に存在する凹凸を埋め内壁の表面が平滑面
となるよう形成されている。
【0071】このように、セラミック層72上にテフロ
ン層73を形成することにより、セラミックス層72の
表面に凹凸が存在してもこの凹凸はテフロン層73に埋
められ、焼成室の内壁は平滑面となる。よって、焼成室
15内の洗浄を容易に行なうことができ、ラックオーブ
ン10の衛生性を向上させることができる。
【0072】また、テフロン層73は、被焼成物16に
対して焼成を行なう温度においても安定であるため、テ
フロン層73を配設することにより焼成処理に制限が発
生するようなことはない。更に、テフロン層73の厚さ
は、上記のようにセラミックス層72の凹凸を埋めるに
足る最小の厚さとされているため、セラミックス層72
で発生する遠赤外線がテフロン層73により遮蔽される
ようなこともない。
【0073】尚、本実施例ではラックオーブンに本願発
明を適用した構成について説明したが、本願発明の適用
はラックオーブンに限定されるものではなく、回転体を
焼成室内に配置し、かつ回転体上に載置された被焼成物
にセンサー等を装着する必要がある各種オーブンについ
て適用することが可能なものである。
【0074】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、ラックが
回転しても配線に捩じれを発生させることなく配線を焼
成室の外部に引き出すことができ、HACCP方式に対
応したラックオーブンを簡単な構成で実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるラックオーブンの正面
図である。
【図2】本発明の一実施例であるラックオーブンの平面
図である。
【図3】本発明の一実施例であるラックオーブンの側面
図である。
【図4】本発明の一実施例であるラックオーブンの縦断
面図である。
【図5】ラック上の被焼成物に温度センサーを装着した
状態を示すである。
【図6】ラック回転機構の要部を拡大して示す断面図で
ある。
【図7】熱風供給機構を示す断面図である。
【図8】熱風供給機構を構成する熱風拡散部材を拡大し
て示す断面図である。
【図9】熱風拡散部材を構成する第1の拡散パネルを説
明するための図である。
【図10】熱風拡散部材を構成する第2の拡散パネルを
説明するための図である。
【図11】内装パネルの構造及び製造方法を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
10 ラックオーブン 11 オーブン本体 15 焼成室 16 被焼成物 17 温度センサー 18A 回転側配線 18B 固定側配線 20 ラック 24 天板部 25 ラック昇降機構 30 ラック回転機構 31 ラック回転用モータ 32 ラック回転用プーリー 33 ラック機回転駆動軸 34 回転コネクタ 34A 固定側コネクタ部 34B 回転側コネクタ部 35,59 駆動ベルト 38 貫通孔 40 センサー固定用フレーム 42 回転軸用フレーム 50 熱風供給機構 51 加熱装置 52 ジェネレータ 53 対流ファン 54 熱風拡散部材 55 対流ファン用モータ 57 ファン用プーリー 58 モータ用プーリー 60 吸引用パネル 61 第1の拡散パネル 62 第2の拡散パネル 70 内装パネル 71 基材 72 セラミック層 73 テフロン層 74 溶射ノズル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被焼成物を収納したラックが配設される
    焼成室と、 該焼成室内でラックを回転させるラック回転機構と、 加熱手段及びファンを有しており、生成された熱風を前
    記焼成室内に送り込む熱風供給機構と、 前記ラックに収納された被焼成物内に挿入され焼成過程
    における温度変化を計測するセンサーとを具備し、 前記ラック回転機構に回転コネクタを設け、前記センサ
    ーからの配線を前記回転コネクタを介して前記焼成室の
    外部に引き出す構成としたことを特徴とするラックオー
    ブン。
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