JP2001245510A - 施肥付移植機 - Google Patents
施肥付移植機Info
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Abstract
に行わせる。 【解決手段】 前後に開閉し苗を収容保持して土壌面へ
植付ける苗植嘴1の横側近傍に同期施肥の施肥ノズル2
を設けたことを特徴とする施肥付移植機の構成。
Description
関し、苗植付と同時に施肥を行わせるものである。乗
用、ないし歩行形態の苗植機、とくに野菜苗の移植に有
効に利用される。
に苗植付を行う苗植機では、このフロートの苗植付前方
位置に施肥口を取付けて、苗植付位置に施肥する技術が
知られている。
するには、苗の小さい間は活着用の肥料として少量の肥
料を植付苗の根元近くに効率的に施用することが望まし
い。このため、施肥ノズルを用いて植付けられる苗の根
元部近くにできるだけ接近させて的確な施肥を行うもの
である。
は、前後に開閉し苗を収容保持して土壌面へ植付ける苗
植嘴1の横側近傍に同期施肥の施肥ノズル2を設けたこ
とを特徴とする施肥付移植機の構成とする。また、請求
項2に記載の発明は、前記施肥ノズル2は開閉作動の苗
植嘴1に取付けたことを特徴とするものである。
する苗植嘴1によって苗植される土壌面に対して、この
苗植嘴1による植付作用と同期して施設肥ノズル2が、
この苗植位置の横側近傍に施肥するものであるから、施
肥ノズル2が同期作動しても苗植嘴1と干渉しないで、
できるだけ横側に接近させて、かつ植付苗に接近させて
施肥することができる。
ノズル2が苗植嘴1に一体的に取付けられるものである
から苗植付と同期した施肥作動および構成が簡単であ
り、苗植嘴1の前側、または後側でも接近させ取付ける
ことができ、苗植付位置に接近して施肥できる。
を行わせる施肥付移植機に関し、乗用、ないし歩行形態
の苗植機、とくに野菜苗の移植に利用しうる。ここに、
請求項1に記載に発明は、前後に開閉し苗を収容保持し
て土壌面へ植付ける苗植嘴1の横側近傍に同期施肥の施
肥ノズル2を設けたことを特徴とする施肥付移植機の構
成として、苗植嘴の横側に接近させて施肥する。また、
請求項2に記載の発明では、施肥ノズルが苗植嘴に一体
的に取付けられたことを特徴とするもので、施肥作動お
よび構成を簡単にして、苗植嘴の前・後側でも接近した
位置に施肥できる。
形態で前後に二つ割形態に形成したもので、内部に収容
保持する苗を下降時に土壌面に堀る植付穴に植付けるこ
とができる。この苗植嘴は、植付機構によって昇降され
ると共に、前後に開閉される。この上昇位置では、苗供
給装置の供給カップの下側にのぞんで、この供給カップ
からの苗の供給を受ける。
きる針形態として苗植嘴の横側、ないし前後側に接近し
て設けられて、この苗植嘴の植付機構による昇降によっ
て一体的に上下動される。苗植嘴が土壌面に植付穴を形
成するとき、同時に土壌面に施肥ノズルを刺し込んで施
肥する。また、この施肥ノズルは、ペースト状、ないし
液体状の肥料を噴出させて施肥する形態とするが、紛粒
体を噴出させる形態とするもよい。
する等のために、苗植嘴に対して上下に調節する構成と
することができる。また、施肥ノズルを回動させて先端
のノズル部の噴出方向を変更できる構成とすることもで
きる。この施肥ノズルから肥料を噴射するための施肥ポ
ンプは、プランジャーポンプ形態として、前記植付機構
を駆動するクランク軸等によって駆動することによっ
て、苗植嘴との施肥連動タイミングをとり易くすること
ができる。また、施肥量を変えるために、レバー操作で
該施肥ポンプのストロークを変更可能の形態としてい
る。液肥を用いるときは、施肥停止時の液肥の垂下をな
くするために、施肥ノズルの基部に絞りを形成すること
ができる。さらには、施肥を植付苗の全周にわたって行
わせるために、苗植嘴の周囲に多数の施肥ノズルを配置
した形態とすることもできる。
る。このうち第一実施例は図1〜図8に基づいて説明さ
れる。第二実施例は主として図9〜図12に基づいて説
明される。第三実施例は主として図13、図14に基づ
いて説明される。
する。苗植嘴1や施肥ノズル2を有する移植機は、左右
一対の車輪3と前部に補助輪4を有した車体5の後方に
ハンドル6を有した歩行形態とし、前部に搭載のエンジ
ン7によって該車輪3を駆動して走行しうる。この車輪
3は車体5に対して上下回動可能の車輪伝動ケース8の
後端に軸装されて、油圧シリンダによるピッチングシリ
ンダ9によって昇降され、ローリングシリンダ10によ
って左右へ揺動可能に設けられる。11は車体5の下部
に配置されて苗植付畝面を摺接する畝高センサで、該ピ
ッチングシリンダ9の油圧回路における昇降制御弁を連
動して、畝高さに応じた車高に車輪伝動ケース8を昇降
制御する。
後部において、上下動されるように伝動構成され、この
苗植嘴2の上昇端部に苗を供給する苗供給台13や苗供
給カップ14が配置され、この苗供給台13の前側に補
助苗載台15が設けられる。また、施肥ノズル2に肥料
を供給する施肥ポンプ16が、前記植付機構12を連動
するための伝動ケース17の側部に沿って装着され、こ
の施肥ポンプ16に供給する肥料を収容する肥料タンク
18が補助苗載台15の下側に装着される。
支されて回転される一対のクランク軸19,20と、回
動アーム21,22とでダブルクランク形態に支持され
る植付アーム23,24の先端部間にわたって連結杆2
5が設けられる。これら植付アーム23,24の先端と
連結杆25との間を連結する連結ピン26,27の回り
に、前後一対の開閉アーム28,29が回動自在に設け
られる。この開閉アーム28,29の下部に苗植嘴1の
前後一対の嘴片1A,1Bが取付けられて、開閉され
る。この嘴片1A,1Bの開閉のために、回動アーム2
2の先端と開閉アーム29の後端部との間にわたって開
閉リンク30を設け、この開閉リンク30の中間部のロ
ーラ31を、クランク軸20と一体回転のカム32の回
転圏内に位置させて、苗植嘴1の上下動と一定のタイミ
ングのもとに、この嘴片1A,1Bをばね33に抗して
連結ピン26,27の回りに開閉回動させる。
て下端部がほぼ楕円軌跡線Cを描いて上下作動される
が、この上死点部では前後の嘴片1A,1Bが閉じて、
上側からの苗Dの供給を受けて収容しうる。下動行程で
は閉鎖状態にあって土壌面に突き刺し、植付穴Bを形成
することができる。この下死点位置では嘴片1A,1B
が前後に開かれて、苗床部Eを植付穴Bに落すことがで
き、植付穴Bに落された苗Dがこの嘴片1A,1Bの下
端部から離れるまで上昇すると閉鎖される。
りに間歇回転されて、周囲に配置の苗供給カップ14
を、前記苗植嘴1位置に移動させて停止させることがで
きる。この苗供給カップ14の底面35は苗植嘴1上で
開かれて、収容されていた苗を落下させて、この苗植嘴
1内へ供給させることができる。この苗供給台13は、
苗植付機構12と一定のタイミングのもとに連動回転さ
れる。
部の連結杆25に取付けられて、この施肥ノズル2の下
端部をこの苗植嘴1の下端よりも若干下位に突出させ
て、後向きに噴出口36を形成している。この噴出口3
6の方向は内向き、または外向き、さらには前向きに開
口形成するもよい。左右一対の施肥ノズル2の上端部に
は施肥ポンプ16との間をホース37で連結されて、施
肥ポンプ16の駆動によって、肥料タンク18からホー
ス38を介して供給される液肥をポンプ圧によって施肥
ノズル2へ送り出し、噴出口36から土壌中へ噴出Fさ
せる(図4)。
7の一部に取付けられる。植付機構12のクランク軸2
0に連動のポンプ駆動カム軸39によって駆動カム40
を回転して施肥ポンプ16のプランジャー41をばね4
2に抗して作動する。このプランジャー41にはスピン
ドル43がピン44で連結されていて、このスピンドル
43の先端部のローラ45,46のうち片側45を該カ
ム40で押圧させてプランジャー41を往復作動する。
他側のローラ46には、操作レバー47で回動できるカ
ム48が同軸39上に支持されて摺接され、このカム4
8によってプランジャー41のばね42による戻り位置
を止めて、施肥ポンプ16の吐出量を調節できる。プラ
ンジャー41の戻り量が大きくなると、吸入口49から
の吸入量は大きくなり、カム40による押出位置は一定
であるから吐出口50からの吐出量も大きくなる。この
ように、レバー47の操作で施肥量を簡単に調節でき
る。尚、前記レバ−47は機体の左側の苗供給台13の
近くに設けられているので、前記苗供給台13の左側か
ら該苗供給台13の苗供給カップ14へ苗を供給しなが
ら作業する作業者が前記レバ−47を容易に操作でき
る。51はクランク軸20を伝動するチエン、52はロ
ーラ軸、53はレバーガイドである。60は植付けた苗
根元部を培土する培土輪である。
面Aに植付けられる苗Dの苗床部Eの左右両側部に接近
して施肥ノズル2による施肥Fが行われる。このため苗
床部Eにおける苗根による肥料吸収が有効に行われる。
この施肥ノズル2は苗植嘴1と一体的に昇降されるよう
に植付機構12に装着されるために、構成が簡単であ
り、苗植嘴1との関係位置も一定とすることができる。
噴出させる施肥ポンプ16は、苗植嘴1を昇降させる植
付機構12のクランク軸20のような伝動機構の一部か
ら連動することによって、間歇的噴出施肥のタイミング
がとり易く、伝動設定が容易で、機構を簡単化できる。
づいて上例と異なる点を説明する。前記施肥ノズル2を
苗植嘴1の前側に接近させて設けるもので、前側の嘴片
1Aと一体的に取付けたものである。また、施肥ノズル
2の噴出口36からの液垂れを防止するために、ノズル
2の基部にオリフィス54を形成したものである。尚、
通常は前記噴出口36が後方に向けられた状態となって
おり、機体の前進により前記噴出口36に土壌が侵入し
て詰まるようなことを抑制している。
構12の開閉アーム28に対してブラケット55を介し
て取付けられるが、この前側のブラケット55の左右両
側部にソケット56を取付けて、パイプ状の施肥ノズル
2を上下方向にわたって嵌合させる。このソケット56
には締付ボルト57を有して、施肥ノズル2を上下に移
動させたり、回動させることができる。
回動されて、この嘴片1Aとの間隔を変えないため、施
肥位置を苗植付位置の前側に接近させることができる。
従って、後方へ向けて肥料を噴出する施肥ノズル2によ
り、苗の側方に施肥できる。また、ボルト57を緩めて
施肥ノズル2を上下に移動させて、下端の噴出口36の
苗植嘴1に対する位置を上下に調節し、施肥深さを変え
ることができる。また、この施肥ノズル2を回動させて
噴出口36の向きを変えて施肥域の向きを変えることが
できる。さらに、オリフィス54の形成によって間歇的
噴出の停止時の噴出口36からの液垂れを防止できる。
このオリフィス54は、ホース37との接続部を小径に
形成することによって形成している。
基づいて、上例と異なる点を説明する。前記施肥ノズル
2を、苗植嘴1の周囲を取巻くように配置形成したもの
で、施肥域を広くするものである。このため、施肥ノズ
ル2を途中で分岐して、フォーク形態にして、メインノ
ズル部58に対して後側にサブノズル部59を適当間隔
に形成する。各ノズル部58,59の噴出口36は内側
の苗植付部に対向させている。この噴出口36からの肥
料の噴出タイミングは同期して行われる。各噴出口36
からの噴出は短かくし、噴出量は少くして、有効な施肥
を行わせる。
図。
Claims (2)
- 【請求項1】前後に開閉し苗を収容保持して土壌面へ植
付ける苗植嘴1の横側近傍に同期施肥の施肥ノズル2を
設けたことを特徴とする施肥付移植機。 - 【請求項2】前記施肥ノズル2は開閉作動の苗植嘴2に
取付けたことを特徴とする請求項1に記載の施肥付移植
機。
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