JP2001245284A - 侵入物体監視方法および侵入物体監視装置 - Google Patents

侵入物体監視方法および侵入物体監視装置

Info

Publication number
JP2001245284A
JP2001245284A JP2000060351A JP2000060351A JP2001245284A JP 2001245284 A JP2001245284 A JP 2001245284A JP 2000060351 A JP2000060351 A JP 2000060351A JP 2000060351 A JP2000060351 A JP 2000060351A JP 2001245284 A JP2001245284 A JP 2001245284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intruding object
monitoring
zoom lens
tracking
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000060351A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3643513B2 (ja
Inventor
Wataru Ito
渡 伊藤
Hirotada Ueda
博唯 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP2000060351A priority Critical patent/JP3643513B2/ja
Priority to DE60138330T priority patent/DE60138330D1/de
Priority to US09/791,725 priority patent/US6812835B2/en
Priority to EP08010344.3A priority patent/EP1968321B1/en
Priority to EP01103693A priority patent/EP1128676B1/en
Priority to KR10-2001-0010214A priority patent/KR100432870B1/ko
Publication of JP2001245284A publication Critical patent/JP2001245284A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3643513B2 publication Critical patent/JP3643513B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】監視エリアを2台以上の侵入物体監視装置で分
担して監視することで監視エリアの制限を除去するよう
に、1台の侵入物体監視装置の死角に入った侵入物体の
追尾を、他の侵入物体監視装置に引き継ぐことで1台の
侵入物体監視装置の死角を除去するようにした信頼性の
高い侵入物体監視方法および侵入物体監視装置を提供す
る。 【解決手段】テレビジョンカメラ装置から順次出力され
る異なる時刻の画像信号を差分処理して侵入物体を検出
し、検出した侵入物体の情報にもとづきズームレンズと
雲台とを制御し、侵入物体を追尾し監視する侵入物体監
視方法において、侵入物体の追尾が行なわれている監視
エリアに隣接する他の監視エリアを監視する他の侵入物
体監視装置に視野拡大要求を送信する視野拡大要求送信
のステップと、隣接する他の監視エリアを監視する他の
侵入物体監視装置から視野拡大要求を受信した場合には
ズームレンズを制御して監視範囲を拡大する視野拡大の
ステップとを備え、複数監視エリアを侵入し移動する侵
入物体を追尾する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョンカメ
ラ装置(以下、テレビカメラと省略する)を使用した侵
入物体監視装置、特に、監視エリアに侵入する侵入物体
を監視し、発見した侵入物体の移動にしたがって侵入物
体を追従するようにテレビカメラの撮像方向を制御し、
侵入物体を自動的に追尾し撮像させるようにした侵入物
体監視方法および侵入物体監視装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】テレビカメラなどの画像入力手段を使用
した侵入物体監視装置は、従来より行なわれてきた監視
員の目視による侵入物体監視ではなく、監視エリア内に
侵入した侵入物体を自動的に検出したり、テレビカメラ
の撮像範囲内に侵入物体が常に捉えられるように、侵入
物体の検出位置にもとづいてテレビカメラを搭載した雲
台(電動)を制御してテレビカメラの撮像方向を変更す
るようにし、所定の報知や警告、侵入物体の画像記録な
どの処理をさせるようしたものである。このような侵入
物体監視装置を実現するために使用される侵入物体監視
方法には、例えば、監視エリアを撮像する第1のテレビ
カメラから出力される画像信号の異なる時刻に得られる
複数フレームの画像信号を比較して、画素毎の輝度値の
差分を求め、その差分の大きいエリアの画像信号を侵入
物体として検出するようにし、さらに、侵入物体が検出
された場合には、第2のテレビカメラを動作させ、第1
のテレビカメラによる侵入物体の検出位置にもとづい
て、第2のテレビカメラを搭載した雲台を制御して第2
のテレビカメラの撮像範囲内に常に侵入物体を捉えられ
るようにする侵入物体監視方法がある。
【0003】この従来技術による侵入物体監視方法を図
13、図14を使用して説明する。図13は、第1のテ
レビカメラによる侵入物体監視方法の一例の処理原理を
説明する図である。この侵入物体監視方法は、フレーム
間差分法などと呼ばれ、従来より広く使用されている。
図13において、1301は、時刻t0-1における撮像画
像、1302は、時刻t0における撮像画像、1303は、時刻
t0+1における撮像画像、1309は、撮像画像1301と撮像
画像1302との減算を演算する減算器、1310は、撮像画像
1302と撮像画像1303との減算を演算する減算器、1304
は、撮像画像1301と撮像画像1302との減算の結果である
差分画像、1305は、撮像画像1302と撮像画像1303との減
算の結果の差分画像、1311は、差分画像1304を二値化す
る二値化器、1312は、差分画像1305を二値化する二値化
器、1306は、差分画像1304の二値化画像、1307は、差分
画像1305の二値化画像、1313は、二値化画像1306と二値
化画像1307との論理積を演算する論理積器、1308は、二
値化画像1306と二値化画像1307との論理積の結果の論理
積画像を示す。
【0004】第1のテレビカメラで、異なる時刻に撮像
された撮像画像1301と撮像画像1302とは減算器1309に入
力され、異なる時刻に撮像された撮像画像1302と撮像画
像1303とは減算器1310に入力される。減算器1309は、撮
像画像1301と撮像画像1302との画素毎の輝度値の差分を
計算し差分画像1304を二値化器1311へ出力し、減算器13
10は、撮像画像1302と撮像画像1303との画素毎の輝度値
の差分を計算し差分画像1305を二値化器1312へ出力す
る。つぎに、二値化器1311は、減算器1309から入力され
る差分画像1304を、画素毎の輝度値が所定のしきい値T
h未満の輝度値を“0”、所定のしきい値Th以上の輝
度値を“255”(1画素の輝度値を8ビットで計算)
として二値化し、二値化画像1306を論理積器1313へ出力
する。同様に、二値化器1312は、減算器1310から入力さ
れる差分画像1305を、画素毎の輝度値が所定のしきい値
Th未満の輝度値を“0”、所定のしきい値Th以上の
輝度値を“255”として二値化し、二値化画像1307を
論理積器1313へ出力する。論理積器1313は、二値化器13
11から入力される二値化画像1306と、二値化器1312から
入力される二値化画像1307との画素毎の輝度値の論理積
を計算し、論理積画像1308を出力する。
【0005】このように第1のテレビカメラで撮像され
た撮像画像1301、1302、1303の中の人型の物体1314、13
15、1316は、減算器1309、1310により差分が生じた部分
の画像1317、1318として計算され(撮像画像で変化して
いるのは人型の物体だけであるので差分画像は人型の物
体だけとなる)、二値化器1311、1312によって輝度値
“255”のかたまりの画像1319、1320として抽出され
(所定の輝度値以上の画像だけとなる)、さらに、論理
積器1313により画像1319、1320を構成する画素の中で両
画像共に輝度値“255”を持つ画素のかたまりの画像
1321として出力される。なお、監視エリア内の侵入物体
を検出する方法であれば、前記フレーム間差分法以外の
方法も適用することができる。
【0006】つぎに、第2のテレビカメラは、第1のテ
レビカメラにより撮像された画像から侵入物体が検出さ
れた場合に動作し、第1のテレビカメラにより撮像され
た画像から検出された侵入物体の大きさ、検出位置にも
とづき、装着されているズームレンズ、撮像方向(雲台
の方向)が制御される。第2のテレビカメラに装着され
ているズームレンズの制御量は、例えば、第1のテレビ
カメラの縦方向の画像サイズを240画素とし、検出さ
れた侵入物体の縦方向の大きさが30画素であった場
合、第2のテレビカメラのズームレンズ制御量を第1の
テレビカメラのズームレンズ制御量の8(=240÷3
0)倍に設定する。第1のテレビカメラおよび第2のテ
レビカメラに装着されているそれぞれのズームレンズ
を、前記のように設定することで、第1のテレビカメラ
で検出された侵入物体を、第2のテレビカメラでは撮像
範囲全体の画像として撮像することができる。
【0007】つぎに、第2のテレビカメラを搭載した雲
台(電動雲台)の制御量の決定方法を、図14を使用し
て説明する。図14は、第1のテレビカメラの撮像範囲
1401で検出された侵入物体1402を、第2のテレビカメラ
1403で追尾する場面を説明するための図である。なお、
図14は、説明の簡略化のため第1のテレビカメラと第
2のテレビカメラとを同じ位置に設置したものとし、第
1のテレビカメラの撮像範囲の中心(光軸)方向と、第
2のテレビカメラの基準とする撮像範囲の方向(雲台制
御角をパン0度、チルト0度)とを一致させており、x
軸のみの方向に着目して表示している。
【0008】図14において、2Wは、撮像画像の横方
向の画素数[pix ]、Δxは、検出された侵入物体が第
1のテレビカメラの撮像範囲の中心から離れている場合
の横方向の変位[pix ]、θwは、第1のテレビカメラ
の半撮像角度[度]、θxは、第2のテレビカメラを搭
載した雲台のパン制御角度[度]を示す。ここで、第1
のテレビカメラの半撮像角度θwは、第1のテレビカメ
ラに備える撮像素子の横方向の大きさh[mm]と、第
1のテレビカメラの焦点距離f[mm]とによって、下
記(1)式で表すことができる。
【数1】
【0009】また、この監視条件において、撮像画像の
横方向の画素数2W、侵入物体の検出位置の第1のテレ
ビカメラの撮像範囲の中心からの横方向の変位Δxと、
第1のテレビカメラの半撮像角度θwと、第2のテレビ
カメラの雲台のパン制御角度θxとには、下記(2)式
に示す関係がある。
【数2】 すなわち、第2のテレビカメラを搭載した雲台のパン制
御角度θxは、下記(3)式となる。
【数3】
【0010】例えば、半撮像角度θwを30[度]、第
1のテレビカメラの撮像画像の横方向の画素数2Wを3
20[pix ]、検出された侵入物体の第1のテレビカメ
ラの撮像範囲の中心からの変位Δxを40[pix ]とし
た場合、第2のテレビカメラの雲台のパン制御角度は
8.2度となる。以上のように、第1のテレビカメラで
侵入物体が検出された場合に、検出された侵入物体の大
きさ、検出位置にもとづいて、第2のテレビカメラに装
着されたズームレンズ、第2のテレビカメラを搭載した
雲台を制御することで侵入物体を第2のテレビカメラで
追尾することができる。前記したような、2つのテレビ
カメラの構成による侵入物体監視装置に関する開示技術
として、例えば、特開平6−153051号公報があ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来技術による侵入物
体監視方法および侵入物体監視装置においては、第1の
テレビカメラの撮像範囲内でしか侵入物体の検出が行な
えず、侵入物体を正確に検出できるような大きさで侵入
物体を撮像するように第1のテレビカメラの撮像範囲を
設定すると、おのずと監視エリアが制限されてしまうと
いうことになる。例えば、横幅1.0m以上の侵入物体
を検出するために、侵入物体が二値化画像中で幅10画
素以上のかたまりとして検出されなければならないよう
な場合、画像サイズを320×240画素として、1.
0/(10/320)=32.0となり、第1のテレビ
カメラの監視エリアは横方向32mまでしか設定するこ
とがでず、さらに、ズームレンズと雲台とを制御しなが
ら侵入物体を追尾する場合、第1のテレビカメラの撮像
範囲から外れた監視エリアが死角となってしまうことに
なる。また、監視エリア内に存在する建物の陰や、雲台
の動作限界などによる死角に侵入物体が入った場合に、
侵入物体を継続して追尾することができなくなってしま
うということもある。本発明は、前記問題点を解決し、
監視エリアを2台以上の侵入物体監視装置で分担して監
視することで監視エリアの制限を除去するように、1台
の侵入物体監視装置の死角に入った侵入物体の追尾を、
他の侵入物体監視装置に引き継ぐことで1台の侵入物体
監視装置の死角を除去することができるようにした信頼
性の高い侵入物体監視方法および侵入物体監視装置を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明による侵入物体監視方法は、テレビジョンカ
メラ装置を有する侵入物体監視装置を使用した侵入物体
監視方法であって、前記テレビジョンカメラ装置から順
次出力される異なる時刻の画像信号を差分処理して侵入
物体を検出し、検出した侵入物体の情報にもとづきズー
ムレンズと雲台とを制御し、侵入物体を追尾し監視する
侵入物体監視方法において、前記侵入物体の追尾が行な
われている監視エリアに隣接する他の監視エリアを監視
する他の前記侵入物体監視装置に視野拡大要求を送信す
る視野拡大要求送信のステップと、隣接する他の監視エ
リアを監視する他の前記侵入物体監視装置から視野拡大
要求を受信した場合には前記ズームレンズを制御して監
視範囲を拡大する視野拡大のステップとを備え、複数監
視エリアを侵入し移動する前記侵入物体を追尾する方法
である。また、本発明による侵入物体監視方法は、テレ
ビジョンカメラ装置を有する侵入物体監視装置を使用し
た侵入物体監視方法であって、前記テレビジョンカメラ
装置から順次出力される異なる時刻の画像信号を差分処
理して侵入物体を検出し、検出した侵入物体の情報にも
とづきズームレンズと雲台とを制御し、侵入物体を追尾
し監視する侵入物体監視方法において、前記侵入物体が
前記テレビジョンカメラ装置の死角に入った場合に、該
死角のエリアを監視エリアに含む他の前記侵入物体監視
装置に追尾継続要求を送信する追尾継続要求送信のステ
ップと、他の前記侵入物体監視装置から追尾継続要求を
受信した場合に他の前記侵入物体監視装置が追尾してい
る侵入物体の追尾を継続する侵入物体追尾のステップと
を備え、監視エリアに侵入した前記侵入物体を追尾する
方法である。
【0013】また、本発明による侵入物体監視方法は、
テレビジョンカメラ装置を有する侵入物体監視装置を使
用した侵入物体監視方法であって、前記テレビジョンカ
メラ装置から順次出力される異なる時刻の画像信号を差
分処理して侵入物体を検出し、検出した侵入物体の情報
にもとづきズームレンズと雲台とを制御し、侵入物体を
追尾し監視する侵入物体監視方法において、前記侵入物
体の追尾が行なわれている監視エリアに隣接する他の監
視エリアを監視する他の前記侵入物体監視装置に視野拡
大要求を送信する視野拡大要求送信のステップと、隣接
する他の監視エリアを監視する他の前記侵入物体監視装
置から視野拡大要求を受信した場合には前記ズームレン
ズを制御して監視範囲を拡大する視野拡大のステップ
と、前記侵入物体が前記テレビジョンカメラ装置の死角
に入った場合に、該死角のエリアを監視エリアに含む他
の前記侵入物体監視装置に追尾継続要求を送信する追尾
継続要求送信のステップと、他の前記侵入物体監視装置
から追尾継続要求を受信した場合に他の前記侵入物体監
視装置が追尾している侵入物体の追尾を継続する侵入物
体追尾のステップとを備え、監視エリアに侵入した前記
侵入物体を追尾する方法である。
【0014】また、本発明による侵入物体監視装置は、
監視エリアを撮像するズームレンズを装着したテレビジ
ョンカメラ装置と、該テレビジョンカメラ装置から出力
される画像信号を順次所定フォーマットの画像データに
変換する画像入力インターフェース手段と、該画像入力
インターフェース手段により変換された前記画像データ
を差分処理して侵入物体を検出する画像処理手段と、搭
載した前記テレビジョンカメラ装置の撮像方向を変える
雲台と、該雲台を制御する雲台制御手段と、前記ズーム
レンズを制御するズームレンズ制御手段と、1つ以上の
他の侵入物体監視装置とデータの通信を行なうデータ通
信手段と、侵入物体監視の結果を表示する監視結果表示
手段とを有するものである。また、本発明による侵入物
体監視装置は、監視エリアに侵入した侵入物体を追尾し
監視する侵入物体監視装置であって、監視エリアを撮像
するズームレンズを装着したテレビジョンカメラ装置
と、該テレビジョンカメラ装置から出力される画像信号
を順次所定フォーマットの画像データに変換する画像入
力インターフェース手段と、該画像入力インターフェー
ス手段により変換された前記画像データを差分処理して
侵入物体を検出する画像処理手段と、搭載した前記テレ
ビジョンカメラ装置の撮像方向を変える雲台と、該雲台
を制御する雲台制御手段と、前記ズームレンズを制御す
るズームレンズ制御手段と、1つ以上の他の侵入物体監
視装置とデータの通信を行なうデータ通信手段と、侵入
物体監視の結果を表示する監視結果表示手段とを有し、
前記画像処理手段が侵入物体を検出した場合に、前記ズ
ームレンズ制御手段にズームレンズ制御信号を出力し、
侵入物体の検出位置にもとづいて前記雲台制御手段に雲
台制御信号を出力し、前記データ通信手段を介して監視
エリアに隣接する他の監視エリアを監視する他の前記侵
入物体監視装置に視野拡大要求を送信し、前記データ通
信手段を介して視野拡大要求を受信した場合に、前記ズ
ームレンズ制御手段にズームレンズ制御信号を出力し、
侵入物体が前記テレビジョンカメラ装置の死角に入った
場合に、前記データ通信手段を介して前記死角のエリア
を監視エリアとする他の前記侵入物体監視装置に追尾継
続要求を送信し、前記データ通信手段を介して追尾継続
要求を受信した場合に、前記ズームレンズ制御手段にズ
ームレンズ制御信号を出力し、侵入物体の検出位置にも
とづいて前記雲台制御手段に雲台制御信号を出力するこ
とによって監視エリアに侵入した侵入物体を追尾するも
のである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明による侵入物体監視方法お
よび侵入物体監視装置の実施形態の一例を説明する。図
1は、本発明による侵入物体監視方法を使用した侵入物
体監視装置のブロック図である。図1において、101
は、所要の監視エリアを撮像するテレビジョンカメラ装
置(以下、テレビカメラと省略する)、102は、テレ
ビカメラ101に装着されており撮像範囲と被写体の大
きさを変更できるズームレンズ、103は、搭載したテ
レビカメラ101をパンあるいはチルトするための雲
台、116は、ズームレンズ102へズーム制御信号を
出力するズーム制御装置、115は、雲台103へ雲台
制御信号を出力する雲台制御装置、104は、テレビカ
メラ101から入力される画像信号を所定フォーマット
の画像データに変換する画像入力I/F、106は、画
像入力I/F104で変換された画像データを記憶する
画像メモリ、108は、侵入物体監視装置の各回路を制
御するCPU、109は、CPU108を制御する所要
のプログラムを記憶するプログラムメモリ、107は、
処理される所要の画像データを記憶するワークメモリ、
105は、ズーム制御装置116および雲台制御装置1
15へ制御信号出力、他の侵入物体監視装置とのデータ
伝送をする通信I/F、110は、侵入物体が検出され
たことを警告する信号を出力する出力I/F、111
は、撮像した画像信号、検出した侵入物体の画像信号な
どを出力する画像出力I/F、112は、デジタルデー
タが伝送されるデータバス、113は、侵入物体が検出
されたことを警告する警告灯、114は、画像出力I/
F111から出力される画像信号を表示する監視モニタ
を示す。
【0016】ズームレンズ102が装着されているテレ
ビカメラ101は、ズームレンズ102の撮像範囲より
広い監視エリアを撮像するためにパンおよびチルトが制
御可能な雲台103に搭載されている。テレビカメラ1
01に装着されているズームレンズ102は、ズーム制
御装置116とケーブルで接続され、雲台103は、雲
台制御装置115とケーブルで接続されており、さら
に、ズーム制御装置116および雲台制御装置115
は、通信I/F105に接続されている。また、通信I
/F105は、外部通信ケーブル117で他の侵入物体
検出装置と接続することができる。テレビカメラ101
は、ケーブルで画像入力I/F104と接続されてお
り、撮像した画像信号が画像入力I/F104へ出力さ
れる。監視モニタ114は、ケーブルで画像出力I/F
114と接続されており、テレビカメラ101で撮像さ
れた画像信号、検出した侵入物体の画像信号などが画像
出力I/F114から入力される。警告灯113は、出
力I/F110と接続されており、侵入物体を検出した
場合、点灯信号が出力I/F110から入力される。な
お、画像入力I/F104、通信I/F105、画像メ
モリ106、ワークメモリ107、CPU108、プロ
グラムメモリ109、出力I/F110、画像出力I/
F111は、それぞれデータバス112に接続されてい
る。
【0017】動作の説明をする。テレビカメラ101
は、装着されているズームレンズ102による撮像範囲
より広い監視エリアを撮像できるようにするために雲台
103に搭載されており、雲台制御装置115から出力
される雲台制御信号によりパンおよびチルトされ、撮像
方向を所要の方向へ移動させることができる。また、テ
レビカメラ101に装着されているズームレンズ102
は、ズーム制御装置116から出力されるズーム制御信
号によってズームレンズ102のズーム比を変えること
ができる。テレビカメラ101は、所要の監視エリアを
撮像した画像信号を画像入力I/F104へ出力する。
画像入力I/F104は、テレビカメラ101から入力
される監視エリアを撮像した画像信号を、侵入物体監視
装置のデジタル処理部で扱うフォーマット(例えば、幅
320pix 、高さ240pix 、8bit/pix)の画像デー
タに変換し、データバス112を介して画像メモリ10
6へ伝送する。画像メモリ106は、データバス112
を介して伝送されてきた画像データを記憶する。
【0018】CPU108は、プログラムメモリ109
にあらかじめ記憶されているプログラムに従って、画像
メモリ106に記憶された所要の画像データをワークメ
モリ107に読み出し、ワークメモリ107内において
画像データの解析を行なう。画像データを解析すること
により、テレビカメラ101の撮像範囲内に侵入物体が
侵入した等の情報を得ることができる。CPU108
は、解析した結果に応じ、データバス112を介して通
信I/F105に指示を行ない、雲台制御装置115か
ら雲台103へ所要の雲台制御信号を出力させる。ま
た、CPU108は、解析した結果に応じ、データバス
112を介して通信I/F105に指示を行ない、ズー
ム制御装置116からズームレンズ102へズーム制御
信号を出力させる。また、CPU108は、外部通信ケ
ーブル117で接続された1台以上の他の侵入物体監視
装置がある場合は、外部通信ケーブル117を介して通
信I/F105から他の侵入物体監視装置と所要のデー
タ通信を行なう。また、CPU108は、解析した結果
に応じ、出力I/F110から警告灯113へ点灯信号
を出力し警告灯113を点灯する。また、CPU108
は、解析した結果に応じ、画像出力I/F111から監
視モニタ114へ処理結果の画像信号を出力し、画面上
に、例えば、処理結果の画像を表示する。
【0019】通信I/F105は、CPU108からの
所要の制御指示を受け、所要の制御指示を雲台制御装置
115およびズーム制御装置116が認識できるフォー
マット(例えば、RS232C通信信号)に変換し、雲
台103やズームレンズ102の制御を行ない、また、
CPU108からの所要の制御指示を受け、外部通信ケ
ーブル117で接続されている1台以上の他の侵入物体
監視装置とデータ通信を行なう。画像出力I/F111
は、CPU108から所要の制御指示を受け、画像デー
タを監視モニタ114が表示できるフォーマット(例え
ば、NTSC方式画像信号)の画像信号に変換して、監
視モニタ114へ出力する。監視モニタ114は、画像
出力I/F111から入力される画像信号の画像、例え
ば、侵入物体検出結果画像を表示する。以下に説明する
フローチャートを使用した説明は、すべて上記ハードウ
エア構成の侵入物体監視装置の一例である図1を使用し
て説明している。
【0020】本発明による侵入物体監視方法の第1の実
施例の動作を、図2、図3、図4に示すフローチャート
を使用して説明する。第1の実施例は、追尾中の侵入物
体が第1の侵入物体監視装置のテレビカメラの死角に入
った場合に、その死角の監視エリアを監視する他の第2
の侵入物体監視装置に追尾を継続させるようにした方法
である。第1の侵入物体監視装置が侵入物体の監視を開
始すると、まず、初期化処理が行なわれる(図2参
照)。初期化処理のステップ201では、画像メモリ1
06、ワークメモリ107などの初期化処理が行なわれ
る。初期監視状態のステップ202では、テレビカメラ
101に装着されているズームレンズ102と、テレビ
カメラ101が搭載されている雲台103とが所定の初
期位置にリセットされる。監視モード設定のステップ2
03では、現在の監視モードを“通常”に設定する。監
視モード分岐のステップ204では、監視モードが“通
常”である場合には通常モード処理のステップ205が
選択され、監視モードが“追尾”である場合には追尾モ
ード処理のステップ206が選択されるが、現在は、現
在の監視モード“通常”の設定に従い、通常モード処理
のステップ205が選択される。
【0021】つぎに、通常モード処理のステップ205
が選択され、通常モード処理が開始された場合の説明を
する(図3参照)。侵入物体検出処理のステップ301
では、例えば、先に、図13を使用して説明した侵入物
体検出処理が行なわれる。侵入物体判定のステップ30
2では、侵入物体検出処理により侵入物体が検出された
場合は侵入物体が存在すると判定されてズームレンズと
雲台制御のステップ303を選択し、侵入物体検出処理
により侵入物体が検出されなかった場合は侵入物体が存
在しないと判定されて追尾継続要求受信のステップ30
6を選択する。侵入物体が存在すると判定された場合
は、ズームレンズと雲台制御のステップ303では、侵
入物体検出処理のステップ301の検出結果にもとづ
き、例えば、上述したズームレンズ、雲台制御手順に従
って、ズームレンズ102および雲台103を、通信I
/F105、ズーム制御装置116、雲台制御装置11
5を介して制御する。監視モード設定のステップ304
では、現在の監視モードを“通常”から“追尾”に変更
する。警報、モニタ表示1のステップ305では、警告
灯113を点灯して侵入物体発見の警告をするととも
に、例えば、「通常モードで侵入物体を発見、追尾モー
ドへ移行」等のメッセージ(メッセージの発生、表示の
手段は省略)とともに、監視モニタ114の画面上に侵
入物体の画像を表示する。
【0022】つぎに、侵入物体が存在しないと判定され
た場合は、追尾継続要求受信のステップ306では、外
部通信ケーブル117に接続された1台以上の他の侵入
物体監視装置からの追尾継続要求を受信する。要求受信
判定のステップ307では、追尾継続要求受信が有ると
判定された場合はズームレンズと雲台制御のステップ3
08を選択し、追尾継続要求受信が無いと判定された場
合は、通常モード処理を終了し、監視モード分岐のステ
ップ204(図2参照)へ復帰する。追尾継続要求受信
が有ると判定した場合は、ズームレンズと雲台制御のス
テップ308では、追尾継続要求を受信したときの侵入
物体の大きさと位置情報とにもとづき、例えば、上述し
たズームレンズ、雲台制御手順に従ってズームレンズ1
02および雲台103を制御する。監視モード設定のス
テップ309では、現在の監視モードを“追尾”に設定
する。
【0023】つぎに、追尾モード処理のステップ206
(図2参照)では、通常モード処理開始の侵入物体検出
処理のステップ301(図3参照)と同じ処理を行なう
侵入物体検出処理のステップ401(図4参照)によっ
て侵入物体を検出する。侵入物体判定のステップ402
では、侵入物体が存在すると判定した場合は死角移動判
定のステップ403を選択し、侵入物体が存在しないと
判定した場合は初期監視状態のステップ409を選択す
る。死角移動判定のステップ403では、検出された侵
入物体の位置があらかじめ設定したテレビカメラの死角
近傍に移動したと判定した場合は追尾継続要求送信のス
テップ404を選択し、死角近傍に移動していないと判
定した場合はズームレンズと雲台制御のステップ407
を選択する。追尾継続要求送信のステップ404では、
外部通信ケーブル117に接続された1台以上の他の侵
入物体監視装置へ追尾継続要求と侵入物体の検出位置デ
ータとを送信し、初期監視状態のステップ405へ移行
する。初期監視状態のステップ405は、初期監視状態
のステップ202(図2参照)と同じ処理を行ないズー
ムレンズ102と雲台103とを初期位置にリセットす
る。監視モード設定のステップ406では、現在の監視
モードを“通常”に設定する。
【0024】つぎに、ズームレンズと雲台制御のステッ
プ407では、(侵入物体は死角へ移動していないの
で)侵入物体検出処理のステップ401の検出結果にも
とづき、例えば、ズームレンズと雲台制御手順に従っ
て、ズームレンズ102および雲台103を通信I/F
105、ズーム制御装置116、雲台制御装置115を
介して制御する。警報、モニタ表示3のステップ408
では、出力I/F110を介して警告灯113を点灯す
るとともに、画像出力I/F111を介して監視モニタ
114に、例えば、「侵入物体を追尾中」等のメッセー
ジとともに侵入物体の画像を表示する。さらに、侵入物
体判定のステップ402で侵入物体が存在しないと判定
された場合は、初期監視状態のステップ409へ移行す
る。初期監視状態のステップ409は、初期監視状態の
ステップ202(図2参照)と同じ処理を行ないズーム
レンズ102と雲台103とを初期位置にリセットす
る。監視モード設定のステップ410では、現在の監視
モードを“通常”に設定する。
【0025】上述の図2、図3、図4を使用して説明し
た監視モードの変化を、図10を使用してさらに説明す
る。図10は、監視モードの設定が“通常”モード1001
の状態と“追尾”モード1002の状態との間の遷移を表す
図で、“通常”モード1001の状態では、侵入物体を検出
したり、追尾継続要求があった場合に“追尾”モード10
02へ遷移し(遷移1003)、侵入物体が検出されなかった
場合には“通常”モード1001のまま推移する(推移100
5)。また、“追尾”モード1002の状態では、侵入物体
を検出しなかったり、侵入物体が死角へ移動した場合に
は“通常”モード1001へ遷移し(遷移1004)、侵入物体
が検出されており、かつ、侵入物体が死角へ移動してい
ない場合には“追尾”モード1006のまま推移する(推移
1006)。
【0026】前記処理の流れを、図15を使用して説明
する。図15は、監視エリア内に侵入した侵入物体1503
を、2台の侵入物体監視装置1501、1502を使用して監視
する例であり、2台の侵入物体監視装置1501、1502は、
外部通信ケーブル1509を使用して相互にデータ通信でき
るようになっており、侵入物体1503は、移動経路1504お
よび1505を移動するものとする。また、2台の侵入物体
監視装置1501、1502のそれぞれの監視エリア1507、1508
内には建物1506が存在し、それぞれの監視エリア1507、
1508は2台の侵入物体監視装置1501、1502がそれぞれ監
視可能な最大の監視エリア(雲台を制御して確保できる
監視エリア)を表している。監視開始時は、2台の侵入
物体監視装置1501、1502ともに監視モードが“通常”で
あるが、侵入物体1503が検出された場合に、侵入物体監
視装置1501の監視モードが“追尾”に遷移し、侵入物体
1503が移動経路1504を移動している間は、ズームレン
ズ、雲台を制御しながら侵入物体1503を追尾する。
【0027】さらに、侵入物体1503が移動経路の中の位
置1510に移動すると、建物1506により侵入物体監視装置
1501では追尾の継続が不可能となり、侵入物体監視装置
1501は、侵入物体監視装置1502に、外部通信ケーブル15
09を介して追尾継続要求を送信する。侵入物体監視装置
1502は、侵入物体監視装置1501からの追尾継続要求にも
とづき、侵入物体監視装置1501が追尾していた侵入物体
1503を継続して追尾する。したがって、侵入物体1503
が、侵入物体監視装置1501の死角である移動経路1505
(点線で表示)を移動しても、侵入物体1503を継続して
追尾することが可能となる。
【0028】本発明による侵入物体監視方法の第2の実
施例の動作を図5、図6、図7、図8に示すフローチャ
ートを使用して説明する。第2の実施例は、第1の監視
エリアの監視を担当する第1の侵入物体監視装置が侵入
物体を検出し追尾していたが、監視できないエリアが生
じた場合に、第1の監視エリアに隣接する第2の監視エ
リアの監視を担当する第2の侵入物体監視装置が、第1
の侵入物体監視装置が監視できないエリアを補って監視
するようにした侵入物体監視方法である。図5に示すフ
ローチャートは、図2に示し説明した第1の実施例のフ
ローチャートの監視モード分岐のステップ204で選択
する監視モードに、“広角”を追加したものである。
“広角”の追加に伴い、監視モード分岐のステップ20
4の代わりに監視モード分岐のステップ501、通常モ
ード処理のステップ205の代わりに通常モード処理の
ステップ502、追尾モードの処理ステップ206の代
わりに追尾モード処理のステップ504とし、広角モー
ド処理のステップ503を追加したものである。
【0029】図5のフローチャートにおいて、監視モー
ド分岐のステップ501は、監視モードのステップ20
3の現在の監視モードの設定に従って、監視モードが
“通常”である場合には通常モード処理のステップ50
2を選択し、監視モードが“広角”である場合には広角
モード処理のステップ503を選択し、監視モードが
“追尾”である場合には追尾モード処理のステップ50
4を選択する。前記各モード処理のうち、通常モード処
理のステップ502が選択された場合は、図6に示す通
常モード処理が開始される。図6に示す通常モード処理
ステップ502の処理を表すフローチャートは、図3に
示す通常モード処理のフローチャートのズームレンズと
雲台制御のステップ303の前に視野拡大要求送信のス
テップ601を追加し、図3に示すフローチャートの追
尾継続要求受信のステップ306から監視モード設定の
ステップ309までの代わりに、視野拡大要求受信のス
テップ602から監視モード設定のステップ605まで
を設けたものである。
【0030】すなわち、侵入物体検出処理のステップ3
01および侵入物体判定のステップ302において侵入
物体が存在すると判定された場合は、視野拡大要求送信
のステップ601で、外部通信ケーブル117に接続さ
れた1台以上の他の侵入物体監視装置へ視野拡大要求を
送信する。侵入物体検出処理のステップ301および侵
入物体判定のステップ302において侵入物体が存在し
ないと判定された場合は、視野拡大要求受信のステップ
602で、外部通信ケーブル117に接続された1台以
上の他の侵入物体監視装置からの視野拡大要求を受信す
る。つぎに、視野拡大要求受信判定のステップ603で
は、視野拡大要求受信が有ると判定された場合はズーム
レンズと雲台制御のステップ604を選択し、視野拡大
要求受信が無いと判定された場合は、通常モード処理を
終了し、監視モード分岐のステップ501へ復帰する。
視野拡大要求受信が有ると判定した場合は、ズームレン
ズと雲台制御のステップ604では、視野拡大要求を送
信した他の侵入物体監視装置の監視視野情報にもとづ
き、ズームレンズ102および雲台103を制御し、監
視モード設定のステップ605では現在の監視モードを
“広角”に設定する。
【0031】現在の監視モードを“広角”に設定した状
態でのズームレンズ102および雲台103の制御を、
図16A、図16Bを使用して説明する。図16Aは、
第1の侵入物体監視装置1601と第2の侵入物体監視装置
1602とで侵入物体の監視を行なっている実施例で、第1
の侵入物体監視装置1601が監視エリア1603を、第2の侵
入物体監視装置1602が監視エリア1604を監視している様
子を示している。図16Bは、図16Aに示す侵入物体
の監視において、侵入物体が検出された場合の様子を示
している。図16Bにおいて、第2の侵入物体監視装置
1602は、侵入物体1610を検出したので、視野拡大要求を
隣接する監視エリアを担当する第1の侵入物体監視装置
1601へ送信し(図6のステップ601参照)、ズームレ
ンズ102と雲台103を制御(図6のステップ303
参照)し、現在の監視モードの設定を“追尾”に移行す
る(図6のステップ304参照)。
【0032】つぎに、第1の侵入物体監視装置1601は、
第2の侵入物体監視装置1602から送信された視野拡大要
求を受信すると(図6のステップ602参照)、第1の
侵入物体監視装置1606の監視エリア1603と第2の侵入物
体監視装置1602の監視エリア1604を包含する新たな監視
エリア1608を撮像するため、ズームレンズ102と雲台
103を制御(図6のステップ604参照)し、現在の
監視モードの設定を“広角”に移行する(図6のステッ
プ605参照)。現在の監視モードの設定が“広角”に
移行することで、図5に示す広角モード処理のステップ
503への移行となり、広角モード処理(図7参照)が
開始される。侵入物体検出処理のステップ701では、
先に図13を使用して説明した侵入物体検出処理のステ
ップ301と同じ侵入物体検出処理が行なわれる。侵入
物体判定のステップ702では、侵入物体検出処理によ
り侵入物体が検出された場合は侵入物体が存在すると判
定されて警報、モニタ表示2のステップ703を選択
し、侵入物体検出処理により侵入物体が検出されなかっ
た場合は侵入物体が存在しないと判定されて追尾終了判
定のステップ704を選択する。
【0033】警報、モニタ表示2のステップ703で
は、警告灯113を点灯して侵入物体発見の警告をする
とともに、監視モニタ114の画面上に、例えば「広角
モードで侵入物体を発見」等のメッセージとともに侵入
物体1610の画像を表示する。また、追尾終了判定のステ
ップ704では、外部通信ケーブル117で接続される
侵入物体監視装置の全てが追尾モードでなかった場合は
初期監視状態のステップ705を選択し、初期監視状態
のステップ202(図2参照)と同じ処理を行なう初期
監視状態のステップ705では、ズームレンズ102と
雲台103とを初期位置にリセットする。監視モード設
定のステップ706では、現在の監視モードを“通常”
に設定する。追尾終了判定のステップ704において、
外部通信ケーブル117で接続される侵入物体監視装置
の少なくとも1つが追尾モードであった場合には、広角
モード処理から復帰し監視モード分岐のステップ501
へ処理を移行する。図5に示す追尾モード処理のステッ
プ504では、図4に示される追尾モード処理のステッ
プの内、追尾継続要求送信のステップ404が除かれた
処理が行なわれる。
【0034】図5、図6、図7、図8を使用して説明し
た“通常”、“広角”、“追尾”の各監視モードの変化
を、図11を使用してさらに説明する。図11は、“通
常”モード1101の状態と、“広角”モード1102の状態
と、“追尾”モード1103の状態との遷移を表す図で、
“通常”モード1101の状態では、視野拡大要求を受信し
た場合に“広角”モード1102へ遷移し(遷移1106)、侵
入物体を検出した場合に“追尾”モード1103へ遷移し
(遷移1105)、侵入物体が検出されなかった場合には
“通常”モード1101のまま推移する(推移1104)。ま
た、“広角”モード1102の状態では、追尾終了の場合に
“通常”モード1101へ遷移し(遷移1108)、追尾終了以
外の場合には“広角”モードのまま推移する(推移110
7)。また、“追尾”モード1103の状態では、侵入物体
を検出しなかったり、侵入物体が死角へ移動した場合に
は“通常”モード1101へ遷移し(遷移1110)、侵入物体
が検出されており、かつ、侵入物体が死角へ移動してい
ない場合には“追尾”モード1103のまま推移する(推移
1109)。
【0035】すなわち、本発明の侵入物体監視方法を使
用することにより、図16A、図16Bにおいて、第2
の侵入物体監視装置1602が追尾モードへ移行すると、本
来の監視エリア1604の一部しか監視できなくなり、第2
の侵入物体監視装置1602に死角が生じたような状態とな
るが、第1の侵入物体監視装置1601の監視範囲1603を広
角モードで拡張することで第2の侵入物体監視装置1602
の死角が生じたような状態を補うことができる。なお、
図16の実施例では、2台の侵入物体監視装置を左右に
設置しているが、上下左右斜めと、2台以上の侵入物体
監視装置を配置しても同様の効果が得られることは言う
までもない。
【0036】本発明による侵入物体監視方法の第3の実
施例の動作を図9に示すフローチャートを使用して説明
する。第3の実施例は、追尾中の侵入物体が第1の侵入
物体監視装置のテレビカメラの死角に入った場合に、そ
の死角の監視エリアを監視する他の第2の侵入物体監視
装置に追尾を継続させるようにし、ある監視エリアを担
当する第1の侵入物体監視装置が侵入物体の検出、追尾
を行なっていて監視できないエリアが生じた場合に、こ
の監視エリアに隣接する監視エリアを担当する他の第2
の侵入物体監視装置が監視できないエリアを補って監視
するようにした方法である。図9は、図6に示した通常
モード処理のフローチャートにおいて、視野拡大要求判
定のステップ603で要求がなかった場合の処理に、図
3に示した通常モード処理のフローチャートの追尾継続
要求受信のステップ306から監視モード設定のステッ
プ309までを加えたものである。各ステップにおける
動作の説明は、上述した通りであるので省略する。
【0037】図12は、監視モード“通常”モード1101
の状態と、“広角”モード1102の状態と、“追尾”モー
ド1103の状態との間の遷移を表す図で、図11に示す
“通常”モード1101の状態と“追尾”モード1103の状態
との間の遷移1105の代わりに、遷移1201を加えたもので
ある。遷移1201は、“通常”モード1101の状態のとき
に、侵入物体を検出した場合、あるいは、追尾継続要求
を受信した場合に“追尾”モード1103へ遷移するもので
ある。したがって、図15に示すように、侵入物体1503
が侵入物体監視装置1501の死角である移動経路1505を移
動しても、侵入物体1503を継続して追尾することが可能
となる。さらに、図16A、図16Bで示すように、第
2の侵入物体監視装置1602が追尾モードへ移行すると、
本来の監視エリア1604の一部しか監視できなくなり、第
2の侵入物体監視装置1602に死角が生じたような状態と
なるが、第1の侵入物体監視装置1601の監視範囲1603を
広角の監視範囲1608にすることで、死角が生じたような
状態を補うことが可能となる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、監視エリアを2台以上
の侵入物体監視装置で分担して監視することで監視エリ
アの制限を除去するように、1台の侵入物体監視装置の
死角に入った侵入物体の追尾を、他の侵入物体監視装置
に引き継ぐことで1台の侵入物体監視装置の死角を除去
することができるようにした信頼性の高い侵入物体監視
方法および侵入物体監視装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による侵入物体監視方法を使用した侵入
物体監視装置のブロック図。
【図2】本発明による侵入物体監視方法の第1の実施例
の動作を説明するための第1のフローチャート。
【図3】本発明による侵入物体監視方法の第1の実施例
の動作を説明するための第2のフローチャート。
【図4】本発明による侵入物体監視方法の第1の実施例
の動作を説明するための第3のフローチャート。
【図5】本発明による侵入物体監視方法の第2の実施例
の動作を説明するための第1のフローチャート。
【図6】本発明による侵入物体監視方法の第2の実施例
の動作を説明するための第2のフローチャート。
【図7】本発明による侵入物体監視方法の第2の実施例
の動作を説明するための第3のフローチャート。
【図8】本発明による侵入物体監視方法の第2の実施例
の動作を説明するための第4のフローチャート。
【図9】本発明による侵入物体監視方法の第3の実施例
の動作を説明するためのフローチャート。
【図10】本発明による侵入物体監視方法の第1の実施
例の状態遷移を説明する図。
【図11】本発明による侵入物体監視方法の第2の実施
例の状態遷移を説明する図。
【図12】本発明による侵入物体監視方法の第3の実施
例の状態遷移を説明する図。
【図13】侵入物体監視装置におけるフレーム間差分検
出を説明するための図。
【図14】雲台の制御量を説明するための図。
【図15】侵入物体の移動経路を監視する2台の侵入物
体監視装置の動作を説明する図。
【図16】2台の侵入物体監視装置の監視エリア割り当
てを説明する第1の図。
【図17】2台の侵入物体監視装置の監視エリア割り当
てを説明する第2の図。
【符号の説明】
1…テレビジョンカメラ装置、102…ズームレンズ、
103…雲台、104…画像入力I/F、105…通信
I/F、106…画像メモリ、107…ワークメモリ、
108…CPU、109…プログラムメモリ、110…
出力I/F、111…画像出力I/F、112…データ
バス、113…警告灯、114…監視モニタ、115…
雲台制御装置、116…ズーム制御装置、117…外部
通信ケーブル、1309、1310…減算器、131
1、1312…二値化器、1313…論理積器、150
1、1502、1601、1602…侵入物体監視装
置。
フロントページの続き Fターム(参考) 5C022 AA05 AB61 AB62 AB63 AB66 5C054 AA01 AA05 CA04 CC03 CG06 CH08 EA01 EA05 ED17 EF06 FC01 FC05 FC13 FD07 FF02 HA18 HA31

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョンカメラ装置を有する侵入物
    体監視装置を使用した侵入物体監視方法であって、 前記テレビジョンカメラ装置から順次出力される異なる
    時刻の画像信号を差分処理して侵入物体を検出し、検出
    した侵入物体の情報にもとづきズームレンズと雲台とを
    制御し、侵入物体を追尾し監視する侵入物体監視方法に
    おいて、 前記侵入物体の追尾が行なわれている監視エリアに隣接
    する他の監視エリアを監視する他の前記侵入物体監視装
    置に視野拡大要求を送信する視野拡大要求送信のステッ
    プと、 隣接する他の監視エリアを監視する他の前記侵入物体監
    視装置から視野拡大要求を受信した場合には前記ズーム
    レンズを制御して監視範囲を拡大する視野拡大のステッ
    プとを備え、複数監視エリアを侵入し移動する前記侵入
    物体を追尾することを特徴とする侵入物体監視方法。
  2. 【請求項2】 テレビジョンカメラ装置を有する侵入物
    体監視装置を使用した侵入物体監視方法であって、 前記テレビジョンカメラ装置から順次出力される異なる
    時刻の画像信号を差分処理して侵入物体を検出し、検出
    した侵入物体の情報にもとづきズームレンズと雲台とを
    制御し、侵入物体を追尾し監視する侵入物体監視方法に
    おいて、 前記侵入物体が前記テレビジョンカメラ装置の死角に入
    った場合に、該死角のエリアを監視エリアに含む他の前
    記侵入物体監視装置に追尾継続要求を送信する追尾継続
    要求送信のステップと、 他の前記侵入物体監視装置から追尾継続要求を受信した
    場合に他の前記侵入物体監視装置が追尾している侵入物
    体の追尾を継続する侵入物体追尾のステップとを備え、
    監視エリアに侵入した前記侵入物体を追尾することを特
    徴とする侵入物体監視方法。
  3. 【請求項3】 テレビジョンカメラ装置を有する侵入物
    体監視装置を使用した侵入物体監視方法であって、 前記テレビジョンカメラ装置から順次出力される異なる
    時刻の画像信号を差分処理して侵入物体を検出し、検出
    した侵入物体の情報にもとづきズームレンズと雲台とを
    制御し、侵入物体を追尾し監視する侵入物体監視方法に
    おいて、 前記侵入物体の追尾が行なわれている監視エリアに隣接
    する他の監視エリアを監視する他の前記侵入物体監視装
    置に視野拡大要求を送信する視野拡大要求送信のステッ
    プと、 隣接する他の監視エリアを監視する他の前記侵入物体監
    視装置から視野拡大要求を受信した場合には前記ズーム
    レンズを制御して監視範囲を拡大する視野拡大のステッ
    プと、 前記侵入物体が前記テレビジョンカメラ装置の死角に入
    った場合に、該死角のエリアを監視エリアに含む他の前
    記侵入物体監視装置に追尾継続要求を送信する追尾継続
    要求送信のステップと、 他の前記侵入物体監視装置から追尾継続要求を受信した
    場合に他の前記侵入物体監視装置が追尾している侵入物
    体の追尾を継続する侵入物体追尾のステップとを備え、
    監視エリアに侵入した前記侵入物体を追尾することを特
    徴とする侵入物体監視方法。
  4. 【請求項4】 監視エリアに侵入した侵入物体を追尾し
    監視する侵入物体監視方法であって、 監視エリアを撮像するズームレンズを装着したテレビジ
    ョンカメラ装置と、 該テレビジョンカメラ装置から出力される画像信号を順
    次所定フォーマットの画像データに変換する画像入力イ
    ンターフェース手段と、 該画像入力インターフェース手段により変換された前記
    画像データを差分処理して侵入物体を検出する画像処理
    手段と、 搭載した前記テレビジョンカメラ装置の撮像方向を変え
    る雲台と、 該雲台を制御する雲台制御手段と、 前記ズームレンズを制御するズームレンズ制御手段と、 1つ以上の他の侵入物体監視装置とデータの通信を行な
    うデータ通信手段と、 侵入物体監視の結果を表示する監視結果表示手段とを有
    する侵入物体監視装置を使用し、 前記画像処理手段が侵入物体を検出した場合に、前記ズ
    ームレンズ制御手段にズームレンズ制御信号を出力し、 侵入物体の検出位置にもとづいて前記雲台制御手段に雲
    台制御信号を出力し、 前記データ通信手段を介して監視エリアに隣接する他の
    監視エリアを監視する他の前記侵入物体監視装置に視野
    拡大要求を送信し、 前記データ通信手段を介して視野拡大要求を受信した場
    合に、前記ズームレンズ制御手段にズームレンズ制御信
    号を出力し、 侵入物体が前記テレビジョンカメラ装置の死角に入った
    場合に、前記データ通信手段を介して前記死角のエリア
    を監視エリアとする他の前記侵入物体監視装置に追尾継
    続要求を送信し、 前記データ通信手段を介して追尾継続要求を受信した場
    合に、前記ズームレンズ制御手段にズームレンズ制御信
    号を出力し、 侵入物体の検出位置にもとづいて前記雲台制御手段に雲
    台制御信号を出力することによって監視エリアに侵入し
    た侵入物体を追尾することを特徴とする侵入物体監視方
    法。
  5. 【請求項5】 監視エリアを撮像するズームレンズを装
    着したテレビジョンカメラ装置と、 該テレビジョンカメラ装置から出力される画像信号を順
    次所定フォーマットの画像データに変換する画像入力イ
    ンターフェース手段と、 該画像入力インターフェース手段により変換された前記
    画像データを差分処理して侵入物体を検出する画像処理
    手段と、 搭載した前記テレビジョンカメラ装置の撮像方向を変え
    る雲台と、 該雲台を制御する雲台制御手段と、 前記ズームレンズを制御するズームレンズ制御手段と、 1つ以上の他の侵入物体監視装置とデータの通信を行な
    うデータ通信手段と、 侵入物体監視の結果を表示する監視結果表示手段とを有
    することを特徴とする侵入物体監視装置。
  6. 【請求項6】 監視エリアに侵入した侵入物体を追尾し
    監視する侵入物体監視装置であって、 監視エリアを撮像するズームレンズを装着したテレビジ
    ョンカメラ装置と、 該テレビジョンカメラ装置から出力される画像信号を順
    次所定フォーマットの画像データに変換する画像入力イ
    ンターフェース手段と、 該画像入力インターフェース手段により変換された前記
    画像データを差分処理して侵入物体を検出する画像処理
    手段と、 搭載した前記テレビジョンカメラ装置の撮像方向を変え
    る雲台と、 該雲台を制御する雲台制御手段と、 前記ズームレンズを制御するズームレンズ制御手段と、 1つ以上の他の侵入物体監視装置とデータの通信を行な
    うデータ通信手段と、 侵入物体監視の結果を表示する監視結果表示手段とを有
    し、 前記画像処理手段が侵入物体を検出した場合に、前記ズ
    ームレンズ制御手段にズームレンズ制御信号を出力し、 侵入物体の検出位置にもとづいて前記雲台制御手段に雲
    台制御信号を出力し、 前記データ通信手段を介して監視エリアに隣接する他の
    監視エリアを監視する他の前記侵入物体監視装置に視野
    拡大要求を送信し、 前記データ通信手段を介して視野拡大要求を受信した場
    合に、前記ズームレンズ制御手段にズームレンズ制御信
    号を出力し、 侵入物体が前記テレビジョンカメラ装置の死角に入った
    場合に、前記データ通信手段を介して前記死角のエリア
    を監視エリアとする他の前記侵入物体監視装置に追尾継
    続要求を送信し、 前記データ通信手段を介して追尾継続要求を受信した場
    合に、前記ズームレンズ制御手段にズームレンズ制御信
    号を出力し、 侵入物体の検出位置にもとづいて前記雲台制御手段に雲
    台制御信号を出力することによって監視エリアに侵入し
    た侵入物体を追尾することを特徴とする侵入物体監視装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項5あるいは請求項6記載の侵入物
    体監視装置を、2台以上使用した構成としたことを特徴
    とする侵入物体監視装置。
JP2000060351A 2000-02-28 2000-03-01 侵入物体監視方法および侵入物体監視装置 Expired - Fee Related JP3643513B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000060351A JP3643513B2 (ja) 2000-03-01 2000-03-01 侵入物体監視方法および侵入物体監視装置
DE60138330T DE60138330D1 (de) 2000-02-28 2001-02-26 Vorricht ung und Systemzur Überwachung von eingedrungenen Objekte
US09/791,725 US6812835B2 (en) 2000-02-28 2001-02-26 Intruding object monitoring method and intruding object monitoring system
EP08010344.3A EP1968321B1 (en) 2000-02-28 2001-02-26 Intruding object monitoring method and intruding object monitoring system
EP01103693A EP1128676B1 (en) 2000-02-28 2001-02-26 Intruding object monitoring method and intruding object monitoring system
KR10-2001-0010214A KR100432870B1 (ko) 2000-02-28 2001-02-28 침입물체 감시방법 및 침입물체 감시시스템

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000060351A JP3643513B2 (ja) 2000-03-01 2000-03-01 侵入物体監視方法および侵入物体監視装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004264084A Division JP4499514B2 (ja) 2004-09-10 2004-09-10 物体監視装置及び監視システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001245284A true JP2001245284A (ja) 2001-09-07
JP3643513B2 JP3643513B2 (ja) 2005-04-27

Family

ID=18580684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000060351A Expired - Fee Related JP3643513B2 (ja) 2000-02-28 2000-03-01 侵入物体監視方法および侵入物体監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3643513B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004343718A (ja) * 2003-04-22 2004-12-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd カメラ連携による監視装置
JP2005117635A (ja) * 2003-09-16 2005-04-28 Fuji Photo Film Co Ltd カメラシステム、カメラ制御方法、及びプログラム
JP2008259056A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Canon Inc 撮像装置および雲台制御方法
US7929016B2 (en) 2005-06-07 2011-04-19 Panasonic Corporation Monitoring system, monitoring method and camera terminal
US8154599B2 (en) 2005-07-29 2012-04-10 Panasonic Corporation Imaging region adjustment device
US8390686B2 (en) 2005-09-20 2013-03-05 Fujifilm Corporation Surveillance camera apparatus and surveillance camera system
JPWO2011114799A1 (ja) * 2010-03-15 2013-06-27 オムロン株式会社 監視カメラ端末
CN104349140A (zh) * 2013-11-25 2015-02-11 深圳辉锐天眼科技有限公司 基于视频分析的枪球机视频获取设备的联动方法
JP2015061239A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 キヤノン株式会社 撮像管理システム、撮像管理装置及びそれらの制御方法、プログラム
CN107578594A (zh) * 2017-09-04 2018-01-12 武汉阿卡瑞思光电自控有限公司 油气管道区域入侵检测装置与方法
US10878584B2 (en) * 2015-09-17 2020-12-29 Hitachi Kokusai Electric Inc. System for tracking object, and camera assembly therefor

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4499514B2 (ja) * 2004-09-10 2010-07-07 株式会社日立国際電気 物体監視装置及び監視システム
JP2021132352A (ja) * 2020-02-21 2021-09-09 キヤノン株式会社 撮像装置、撮影システム、およびその制御方法

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004343718A (ja) * 2003-04-22 2004-12-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd カメラ連携による監視装置
JP4568009B2 (ja) * 2003-04-22 2010-10-27 パナソニック株式会社 カメラ連携による監視装置
JP2005117635A (ja) * 2003-09-16 2005-04-28 Fuji Photo Film Co Ltd カメラシステム、カメラ制御方法、及びプログラム
US7929016B2 (en) 2005-06-07 2011-04-19 Panasonic Corporation Monitoring system, monitoring method and camera terminal
US8154599B2 (en) 2005-07-29 2012-04-10 Panasonic Corporation Imaging region adjustment device
US8390686B2 (en) 2005-09-20 2013-03-05 Fujifilm Corporation Surveillance camera apparatus and surveillance camera system
JP2008259056A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Canon Inc 撮像装置および雲台制御方法
JPWO2011114799A1 (ja) * 2010-03-15 2013-06-27 オムロン株式会社 監視カメラ端末
JP5325337B2 (ja) * 2010-03-15 2013-10-23 オムロン株式会社 監視カメラ端末
JP2015061239A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 キヤノン株式会社 撮像管理システム、撮像管理装置及びそれらの制御方法、プログラム
US10218899B2 (en) 2013-09-19 2019-02-26 Canon Kabushiki Kaisha Control method in image capture system, control apparatus and a non-transitory computer-readable storage medium
CN104349140A (zh) * 2013-11-25 2015-02-11 深圳辉锐天眼科技有限公司 基于视频分析的枪球机视频获取设备的联动方法
US10878584B2 (en) * 2015-09-17 2020-12-29 Hitachi Kokusai Electric Inc. System for tracking object, and camera assembly therefor
CN107578594A (zh) * 2017-09-04 2018-01-12 武汉阿卡瑞思光电自控有限公司 油气管道区域入侵检测装置与方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3643513B2 (ja) 2005-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100432870B1 (ko) 침입물체 감시방법 및 침입물체 감시시스템
KR100634237B1 (ko) 화상감시장치 및 화상감시방법
US7256817B2 (en) Following device
US20110090341A1 (en) Intruding object detection system and controlling method thereof
JP2006523043A (ja) 監視を行なう方法及びシステム
JP6574645B2 (ja) 撮像装置を制御する制御装置、撮像装置の制御方法、及びプログラム
GB2404247A (en) Object tracking when visual field range is related to an imaging prohibited region
JP3643513B2 (ja) 侵入物体監視方法および侵入物体監視装置
KR20100129125A (ko) 지능형 광역 감시 카메라, 그 제어회로 및 제어방법, 이를 이용한 영상 감시 시스템
JP3852745B2 (ja) 物体検出方法及び物体検出装置
JP4499514B2 (ja) 物体監視装置及び監視システム
KR101247300B1 (ko) 감시 카메라 시스템
JP2009044475A (ja) 監視カメラ装置
JP3758511B2 (ja) 物体検出装置及び物体検出プログラム
KR100761817B1 (ko) 움직이는 물체를 효율적으로 추적하는 감시용 카메라시스템 및 그 제어 방법
KR20000004436A (ko) 씨씨티브이 시스템의 움직임 추적 감시 방법
JP2007067841A (ja) 映像監視装置及び映像監視用プログラム
JP4407530B2 (ja) 動き検出装置
KR100278989B1 (ko) 폐쇄회로모니터링장치및방법
JP2002247424A (ja) 監視カメラ装置
KR102598630B1 (ko) 광시야 카메라에 기반한 객체 추적 팬틸트 장치 및 그 동작 방법
JP2004343803A (ja) テレビカメラの制御方法及び画像記録装置の制御方法
JP2019022028A (ja) 撮像装置、その制御方法およびプログラム
JP2008312026A (ja) 監視カメラ装置
KR20030080283A (ko) 감시 시스템의 움직임 물체 촬영 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040720

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120204

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120204

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130204

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130204

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140204

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees