JP2001244798A - パルス幅変調回路及びパルス幅変調装置 - Google Patents

パルス幅変調回路及びパルス幅変調装置

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JP2001244798A JP2000051848A JP2000051848A JP2001244798A JP 2001244798 A JP2001244798 A JP 2001244798A JP 2000051848 A JP2000051848 A JP 2000051848A JP 2000051848 A JP2000051848 A JP 2000051848A JP 2001244798 A JP2001244798 A JP 2001244798A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 濃度の階調数をより多くし、低濃度のプリン
トをも実現する。 【解決手段】 ランプ波R1〜R3の信号レベル変化開
始直後の変化開始期間以外の期間である比較期間におけ
る信号レベルとアナログ信号レベルとを比較することに
より、各ランプ波の直線性の良い区間だけで比較動作を
行う。ランプ波開始直後の電圧の変動する区間では比較
動作を行わないようにし、低コード時においても直線性
の良いパルスを出力できる。 【効果】 各出力パルスで、プリンタの感光ドラムに照
射すべきレーザ光を出力するレーザ発振器を制御すれ
ば、レーザ発振器の出力に応じてプリント濃度を制御す
る濃度の階調数をより多くでき、低濃度のプリントをも
実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパルス幅変調回路及
びパルス幅変調装置に関し、特にレーザプリンタ等のプ
リント濃度の制御信号を生成するパルス幅変調回路及び
パルス幅変調装置に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、レーザプリンタ等においては、コ
ンピュータ等の上位装置から与えられるデジタル信号を
アナログ信号に変換し、この変換したアナログ信号に応
じてレーザ発振器を制御する。そして、このレーザ発振
器から出力されるレーザを感光ドラムに照射する。最後
に、感光ドラムに吸着させたトナーを用紙に転写し、こ
れを定着させることによって印字・印刷を行う。ここ
で、1ドットについての濃度はレーザの照射時間で決ま
るので、レーザ発振器に与えるアナログ信号のパルス幅
を変化させれば、そのドットの濃度を制御することがで
きる。すなわち、デジタルデータの値が大きく、アナロ
グ信号のパルス幅が大であれば、そのドットの濃度は濃
くなる。逆に、デジタルデータの値が小さく、パルス幅
が小であれば、そのドットの濃度は薄く、灰色に近い色
になる。このように、パルスの幅を変化させる、パルス
幅変調が行われて印字濃度が制御されることになる。こ
のパルス幅変調装置には、ランプ波と抵抗タップからの
電圧とを比較して変化点を求めるタイプやリングオシレ
ータを必要エッジ分多段に組んでエッジを取り出すタイ
プ等がある。ここでは、前者のタイプの場合について説
明する。例えば、図5に示されているように、パルス幅
変調装置は、クロックに同期したランプ波を作るランプ
波発生回路1と、入力されるデジタルデータ(DAT
A)に応じた電圧を発生するデジタル/アナログ変換器
(以下、DACと称する)2と、ランプ波発生回路1か
ら出力されるランプ波とDAC2の出力との電圧同士を
比較するコンパレータ3とから構成されるパルス幅変調
回路100−1と、このパルス幅変調回路100−1と
同一の内部構成を有するパルス幅変調回路100−2と
を含んで構成されている。さらに、これら2つ並んだパ
ルス幅変調回路100−1及びパルス幅変調回路100
−2から出力される信号に基づいてパルスを生成する出
力ロジック部200が設けられている。そして、これら
パルス幅変調回路100−1及びパルス幅変調回路10
0−2を交互に時分割で動作させ、これら両回路から交
互に出力される信号に基づいて出力ロジック生成部20
0においてパルスを生成し、このパルスによってレーザ
発振器を制御する。つまり、1つのパルスを作るパルス
幅変調回路100−1,100−2が2個ならんで時分
割で交替に動作するように、パルス幅変調装置が構成さ
れている。
【0003】DAC2は、両端子間に電圧が印加された
ラダー抵抗によって構成される。そして、入力されるデ
ジタルデータに対応する抵抗タップ出力である、アナロ
グ信号がランプ波の電圧レベルと比較されることにな
る。かかる構成において、ランプ波発生回路1から生成
されるランプ波の電圧レベルとDAC2から出力される
アナログ信号の電圧レベルとがコンパレータ3において
比較される。この比較区間の開始タイミングにおいて、
出力ロジック部200の出力パルスが立上る。そして、
コンパレータ3における比較結果が、DAC2から出力
されるアナログ信号の電圧レベルがランプ波の電圧レベ
ルよりも大である限り、コンパレータ3における比較結
果は「Hi」のままである。その後、ランプ波の電圧レ
ベルが徐々に変化し、DAC2から出力されるアナログ
信号の電圧レベルよりも大になったとき、コンパレータ
3における比較結果は、「Lo」に変化する。これによ
り、出力ロジック部200の出力パルスは立下ることに
なる。DAC2から出力されるアナログ信号の電圧レベ
ルが小であるとき、すなわち入力されるデジタルデータ
値が小であるときは、出力ロジック部200の出力パル
スのパルス幅は小になる。一方、DAC2から出力され
るアナログ信号の電圧レベルが大であるとき、すなわち
入力されるデジタルデータ値が大であるときは、出力ロ
ジック部200の出力パルスのパルス幅は大になる。こ
のように、コンパレータ3においては、電圧レベル同士
の比較が行われ、この比較結果が変化するタイミングに
対応する幅のパルスが出力ロジック部200に送られ、
図示せぬレーザ発振器にパルスが与えられることにな
る。ところで、ランプ波発生回路1は、コンデンサを充
放電させることによって、ランプ波を生成する。すなわ
ち、コンデンサを充電させる場合、充電開始から充電完
了までの間、充電電圧は徐々に上昇するように変化する
ので、その変化する電圧に対応する波形を発生させるの
である。そして、充電完了後は、蓄積した電荷を放電さ
せる。このように充電動作及び放電動作を繰り返すこと
により、ランプ波形を発生させるのである。パルス幅変
調回路100−1内のランプ波発生回路が充電動作を行
っているときに、パルス幅変調回路100−2内のラン
プ波発生回路が放電動作を行い、また、パルス幅変調回
路100−2内のランプ波発生回路が充電動作を行って
いるときに、パルス幅変調回路100−1内のランプ波
発生回路が放電動作を行うようにすれば、レーザ発振器
を制御するパルスを出力ロジック部200から常に出力
することができる。この従来のパルス幅変調回路の動作
について図6を参照して説明する。同図は、従来のパル
ス幅変調回路の動作を示すタイムチャートである。同図
には、クロックとランプ波とが示されている。同図を参
照すると、クロックの立上り及び立下りの遷移に応じ
て、比較区間と放電区間との2つの区間が交互に繰返さ
れることになる。このため、2つのパルス幅変調回路1
00−1及び100−2について、一方の比較区間に他
方の放電区間が一致するように時分割動作させれば、レ
ーザ発振器を制御するパルスを、各クロック毎に出力す
ることができるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、パル
ス幅変調回路においては、コンパレータにおいてDAC
の出力電圧をランプ波の電圧レベルと比較している。ラ
ンプ波発生回路内のコンデンサの充電開始直後、すなわ
ちランプ波の作られ始めは、きれいなランプ波とならず
に、わずかにリンギングが生じる。例えば、図6に示さ
れているように、比較区間の開始直後(例えば、比較区
間の開始から10%程度までの区間)においては、ラン
プ波にリンギングrが生じている。このため、このラン
プ波をコンパレータにそのまま入力すると、デジタルデ
ータ値が大なる場合は問題ないが、低コード部分(デジ
タルデータ値が小なる部分)において、パルス幅増加の
直線性が悪くなる。直線性が悪くなるのは、図5に示さ
れている回路では、低いコードが設定された場合に、ラ
ンプ波の作られ始めてすぐにDACの出力電圧と比較す
るので、リンギングが生じている部分とDACの出力電
圧とを比較することになるからである。これを防止する
ためには、図6中のリンギングが生じている最小設定コ
ード(デジタルデータの最小値)に近い低コード部分の
区間TLCでは、DACの出力を強制的に「Lo」(ロー
レベル)に固定とするとか、コンパレータの比較動作自
体を行わない等の対処が必要となる。このため、区間T
LCを除く区間に対応する電圧範囲VDACがDACの出力
電圧範囲となる。
【0005】図7には、従来のパルス幅変調回路での設
定コードとパルス幅との関係が示されている。同図を参
照すると、設定コードが小なる部分、すなわち低コード
部分LCにおいては、出力ロジック部の出力が「Lo」
になる。したがって、コード設定範囲のうち、パルス幅
を変動させることができる範囲Cが狭くなる。パルス幅
を変動させることのできる範囲Cが狭いと、1ドットに
ついて実現できる濃度の階調数が少なくなる。このた
め、白に近い灰色をプリントする場合等、特に低濃度の
プリントを実現することが難しいという欠点がある。本
発明は上述した従来技術の欠点を解決するためになされ
たものであり、その目的は濃度の階調数をできるだけ多
くし、低濃度のプリントを実現することのできるパルス
幅変調回路及びパルス幅変調装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるパルス幅変
調回路は、時間経過に応じて信号レベルが徐々に変化す
るランプ波を順次生成するランプ波生成手段と、順次入
力される入力データに対応するアナログ信号レベルを前
記ランプ波の信号レベルと比較する比較手段とを含み、
この比較結果が変化する比較結果変化タイミングに応じ
て出力パルスのパルス幅を変化させるパルス幅変調回路
であって、前記比較手段は、前記ランプ波の信号レベル
変化開始直後の変化開始期間以外の期間である比較期間
における信号レベルと前記アナログ信号レベルとを比較
することを特徴とする。なお、前記出力パルスは、前記
ランプ波の信号レベル変化開始後の所定時刻から前記比
較結果変化タイミングまでの時間に相当するパルス幅を
有するパルスである。また、前記比較期間に相当するパ
ルス幅を有するパルスを発生させる手段を更に含み、前
記所定時刻から前記比較期間を開始させるようにする。
前記変化開始期間は、前記ランプ波のリンギングが生じ
ている部分を含む。
【0007】そして、前記入力データはデジタル信号で
あり、このデジタル信号を対応する前記アナログ信号に
変換するデジタル/アナログ変換手段を更に含むものと
する。なお、前記ランプ波生成手段は、コンデンサの充
電及び放電を繰り返すことによって前記ランプ波を生成
する。本発明によるパルス幅変調装置は、上記のパルス
幅変調回路を複数含み、これら複数のパルス幅変調回路
を、各パルス幅変調回路についての前記比較期間同士が
重複しないように動作させるようにしたことを特徴とす
る。なお、前記複数のパルス幅変調回路からの各出力パ
ルスは、プリンタの感光ドラムに照射すべきレーザ光を
出力するレーザ発振器を制御するためのパルスであり、
前記レーザ発振器の出力に応じてプリント濃度を制御す
る。
【0008】要するに、ランプ波の信号レベル変化開始
直後の変化開始期間以外の期間である、比較期間におい
て、信号レベルとアナログ信号レベルとを比較するので
ある。こうすることにより、ランプ波の直線性の良い区
間だけで比較動作を行い、ランプ波開始時の電圧の変動
する区間では比較動作を行わないようにする。これによ
り、低コード時においても直線性の良いパルスを出力で
き、濃度の階調数をより多くでき、低濃度のプリントを
も実現できる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。なお、以下の説明において
参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によっ
て示されている。図1に示されているように、本実施形
態によるパルス幅変調装置は、ランプ波を作るランプ波
発生回路1と、入力されるデジタルデータに対応する電
圧を発生させるDAC2と、ランプ波発生回路1とDA
C2との出力電圧レベル同士を比較するコンパレータ3
とからなるパルス幅変調回路を3個含んで構成されてい
る。つまり、パルス幅変調回路100−1〜100−3
からそれぞれ出力されるパルスを出力ロジック部200
に入力し、図示せぬレーザ発振器にパルス幅変調された
PWM出力20を与えるのである。また、本装置には、
パルス幅変調回路100−1〜100−3からのパルス
の出力タイミングを制御するために、タイミングコント
ロール部300が設けられている。このタイミングコン
トロール部300からは、各ランプ波発生回路に対して
ランプ波イネーブル信号RENを与えて内部のコンデンサ
の充電区間を制御すると共に、出力ロジック部200に
対してパルス出力イネーブル信号PENを与える。出力ロ
ジック部200においては、内部のアンドゲートによっ
てパルス出力イネーブル信号PENと各コンパレータの出
力3−1〜3−3との論理積をとる。そして、各アンド
ゲートの出力同士の論理和をオアゲートでとることによ
り、出力パルスを生成する。このパルス出力イネーブル
信号PENは、コンパレータによる比較を行う期間であ
る、比較区間を定めている。なお、各パルス幅変調回路
100−i(i=1〜3)内の各ランプ発生回路1にお
いてそれぞれ生成されるランプ波は、比較区間終了時の
電圧がDAC2の最大出力電圧と一致するよう調整され
ているものとする。また、DAC2の最小出力電圧は、
比較区間開始時のランプ波の電圧とレベルと一致するよ
うに調整されているものとする。かかる構成からなるパ
ルス幅変調装置の動作について図2を参照して説明す
る。同図は、図1の装置の各部の動作を示すタイムチャ
ートである。同図には、クロックCLK及びパルス幅変
調(PWM)出力の他、各パルス幅変調回路100−i
において生成されるランプ波R1〜R3と、ランプ波を
有効状態にするためのランプ波イネーブル信号RENと、
パルス幅変調回路100−1内のコンパレータの出力3
−1と、パルス出力イネーブル信号PENと、各パルス幅
変調回路100−iにおける出力パルスとが示されてい
る。同図に示されているように、本装置が従来のものと
異なる点は、比較区間及び放電区間の他に、予備充電区
間を設けている点である。このOLE_LINK1予備充電区間O
LE_LINK1は、ランプ波の信号レベル変化開始直後の変化
開始期間である。そして、信号レベル変化開始から変化
終了までの期間のうち、予備充電区間以外の期間が上述
した比較区間となる。つまり、1つのパルス幅変調回路
100−iは予備充電区間、比較区間、放電区間の3つ
を交互に繰り返すので、3個のパルス幅変調回路100
−iはそれぞれ時分割で1クロックずつずれて、比較区
間同士が時間的に重複しないように動作する。
【0010】このように、比較区間同士が互いに重複し
ないように動作させるには、タイミングコントロール部
300から与えるランプ波イネーブル信号RENの印加タ
イミングを各パルス幅変調回路100−i毎にずらせば
良い。この印加タイミングをずらすためには、例えば、
タイミングコントロール部300内にカウンタを設けて
おき、このカウンタのカウント値に応じてランプ波イネ
ーブル信号RENの印加タイミングを決定すれば良い。こ
のように各パルス幅変調回路を動作させることで、パル
スを連続的に出力できるのである。同図を参照すると、
まず、ランプ波発生回路1は、タイミングコントロール
部300からのランプ波イネーブル信号によりランプ波
R1〜R3を作る。各ランプ波R1〜R3についての抵
抗タップの電圧範囲は、図中のVR1〜VR3である。
【0011】また、DAC2は入力されるデジタルデー
タに対応する電圧レベルのアナログ信号A1〜A3をラ
ダー抵抗によって生成する。そして、これらはコンパレ
ータにおいて比較される。各コンパレータの出力は、そ
の比較結果が変化したタイミング、すなわちコンパレー
ト点CP1〜CP3で立下る波形となる。そして、出力
ロジック生成部200においては、このコンパレータの
出力の立下がりエッジとパルス出力イネーブル信号との
論理積によって出力パルスを作る。この出力パルスは、
ランプ波の信号レベル変化開始後の所定時刻から比較結
果が変化するタイミングまでの時間に相当するパルス幅
を有することになる。出力ロジック部200は、各パル
ス幅変調回路100−iからの出力パルスをPWM出力
20として導出する。このPWM出力20によって図示
せぬレーザ発振器を制御し、印字・印刷を行うことにな
る。
【0012】なお、ランプ波の電圧レベルの変化開始か
ら変化終了までの時間を、同図に示されているように長
くするには、ランプ波発生回路内のコンデンサの容量値
やそれを充電するための電流源の電流値等を調整すれば
良い。ところで、ランプ波発生回路内のコンデンサの充
放電制御は、例えば図3に示されているような回路構成
を利用して行えば良い。すなわち、同図を参照すると、
コンデンサ40と並列にスイッチSWが設けられてい
る。そして、スイッチSWをオフさせた状態とし、電流
源41による電流で、コンデンサ40を充電する。ま
た、スイッチSWをオンさせた状態で、コンデンサ40
に蓄積された電荷を放電する。つまり、スイッチSWを
オンオフ制御するランプ波イネーブル信号R ENによっ
て、コンデンサ40の充電期間(予備充電区間及び比較
区間)と放電期間とを設定することができるのである。
このイネーブル信号RENは、タイミングコントロール部
300において生成され、この生成されたイネーブル信
号RENが各ランプ波発生回路に入力されて図2に示され
ているような時分割制御を実現しているのである。以上
のように、ランプ波の信号レベル変化開始直後の変化開
始期間以外の期間である比較期間における信号レベルと
入力データに対応するアナログ信号レベルとを比較する
ことにより、ランプ波の直線性の良い区間だけで比較動
作を行い、ランプ波開始時の電圧の変動する区間では比
較動作を行わないようにし、低コード時においても直線
性の良いパルスを出力することができる。
【0013】図4には、本回路における設定コードとパ
ルス幅との関係が示されている。同図に示されているよ
うに、パルス幅を変動させることのできる範囲Cは、従
来回路の範囲(図7参照)よりも広いものになる。この
ように、有効な入力設定コードが広いため、最小設定値
あたりのパルス幅の変動が、従来回路に比べて小さく、
より細かい精度でパルス幅変調が実現されていることが
図7と比べると分かる。したがって、濃度の階調数をよ
り多くすることができ、低濃度のプリントをも実現する
ことができるのである。なお以上は、モノクロプリンタ
に用いるパルス幅変調回路の場合について説明したが、
カラープリンタにも本発明が適用できることは明らかで
ある。また本発明は、プリンタに限らず、複写機やファ
クシミリ装置等、レーザ発振器を利用した電子写真式印
刷装置について広く適用できることは明らかである。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ランプ波
の信号レベル変化開始直後の変化開始期間以外の期間で
ある比較期間における信号レベルとアナログ信号レベル
とを比較することにより、ランプ波の直線性の良い区間
だけで比較動作を行い、ランプ波開始時の電圧の変動す
る区間では比較動作を行わないようにし、低コード時に
おいても直線性の良いパルスを出力でき、濃度の階調数
をより多くでき、低濃度のプリントをも実現できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパルス幅変調装置の実施の一形態
を示すブロック図である。
【図2】図1のパルス幅変調装置の動作を示すタイムチ
ャートである。
【図3】ランプ波発生回路内のコンデンサを充放電させ
るための回路構成を示す図である。
【図4】図1のパルス幅変調装置において、設定コード
とパルス幅との関係を示す図である。
【図5】従来のパルス幅変調装置の動作を示すブロック
図である。
【図6】従来のパルス幅変調装置の動作を示すタイムチ
ャートである。
【図7】従来のパルス幅変調装置において、設定コード
とパルス幅との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 ランプ波発生回路 2 DAC 3 コンパレータ 100−1〜100−3 パルス幅変調回路 200 出力ロジック部 300 タイミングコントロール部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間経過に応じて信号レベルが徐々に変
    化するランプ波を順次生成するランプ波生成手段と、順
    次入力される入力データに対応するアナログ信号レベル
    を前記ランプ波の信号レベルと比較する比較手段とを含
    み、この比較結果が変化する比較結果変化タイミングに
    応じて出力パルスのパルス幅を変化させるパルス幅変調
    回路であって、前記比較手段は、前記ランプ波の信号レ
    ベル変化開始直後の変化開始期間以外の期間である比較
    期間における信号レベルと前記アナログ信号レベルとを
    比較することを特徴とするパルス幅変調回路。
  2. 【請求項2】 前記出力パルスは、前記ランプ波の信号
    レベル変化開始後の所定時刻から前記比較結果変化タイ
    ミングまでの時間に相当するパルス幅を有するパルスで
    あることを特徴とする請求項1記載のパルス幅変調回
    路。
  3. 【請求項3】 前記比較期間に相当するパルス幅を有す
    るパルスを発生させる手段を更に含み、前記所定時刻か
    ら前記比較期間を開始させるようにしたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載のパルス幅変調回路。
  4. 【請求項4】 前記変化開始期間は、前記ランプ波のリ
    ンギングが生じている部分を含むことを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載のパルス幅変調回路。
  5. 【請求項5】 前記入力データはデジタル信号であり、
    このデジタル信号を対応する前記アナログ信号に変換す
    るデジタル/アナログ変換手段を更に含むことを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載のパルス幅変調回
    路。
  6. 【請求項6】 前記ランプ波生成手段は、コンデンサの
    充電及び放電を繰り返すことによって前記ランプ波を生
    成することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
    のパルス幅変調回路。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のパルス
    幅変調回路を複数含み、これら複数のパルス幅変調回路
    を、各パルス幅変調回路についての前記比較期間同士が
    重複しないように動作させるようにしたことを特徴とす
    るパルス幅変調装置。
  8. 【請求項8】 前記複数のパルス幅変調回路からの各出
    力パルスは、プリンタの感光ドラムに照射すべきレーザ
    光を出力するレーザ発振器を制御するためのパルスであ
    り、前記レーザ発振器の出力に応じてプリント濃度を制
    御するようにしたことを特徴とする請求項7記載のパル
    ス幅変調装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015012396A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 オリンパス株式会社 アナログデジタル変換器および固体撮像装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015012396A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 オリンパス株式会社 アナログデジタル変換器および固体撮像装置

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