JP2001244702A - 特に宇宙空間用の再構成可能なスイッチマトリクス - Google Patents
特に宇宙空間用の再構成可能なスイッチマトリクスInfo
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Abstract
再構成可能な電子スイッチマトリクスを提供する。 【解決手段】 本発明では、n個の入力およびp個の出
力を含むスイッチマトリクス60が、電子タイプの複数
のスイッチ装置101、102、103、104、1
0”1、10”2、10”3、10”4を含む。スイッ
チマトリクスの入力から出力への接続を変えるスイッチ
ングを行って、この同じ入力をスイッチマトリクスの別
の出力に接続するとき、介在するスイッチ装置による損
失が、ほぼ同じ値に留まるように取り付けられる。本発
明は、スイッチマトリクスの出力に接続される故障した
電子エレメントを、スイッチマトリクスの他の出力に接
続される他の電子エレメントに交換可能なスイッチマト
リクスに適用される。
Description
用するために再構成可能なスイッチマトリクスに関す
る。
は、冗長性の電子エレメントを準備して、エレメントの
1つが故障したとき、同じエレメントに交換することが
できるようにする。この問題は、特に、宇宙空間で使用
する場合に提起される。
に交換できるようにするには、スイッチ手段を準備する
ことが必要であり、このスイッチ手段は、自動制御もし
くは遠隔制御される。
入力およびp個の出力を備えたマトリクスを用意する。
このとき、出力数pは入力数nよりも大きい。各入力
は、対応する1個の出力に接続されるエレメントに1個
の信号を供給する。かくして、使用できるp個のなか
で、n個の出力だけが通常は作動される。これらの出力
の1つに接続されるエレメントが故障すると、対応入力
が、交換用エレメントが接続される1個の出力に接続さ
れるようにスイッチングを行う。
るスイッチマトリクスは、機械式スイッチを用いたもの
である。
する長所を提供する電子タイプの代替解決法の解決は、
まだ成功していない。実際、機械式スイッチは、約0.
15dBの無視できない減衰をもたらすが、一方で電子
スイッチは、もっと大きい約1.5dBの損失または減
衰を引き起こす。こうした大きな損失は、それ自体で
は、電子スイッチの使用に支障をきたさない。何故な
ら、電子スイッチの外形寸法、質量ならびに価格は、機
械タイプのエレメントを備えたマトリクスの外形寸法、
質量および価格よりもずっと小さいからである。しかし
ながら、機械タイプのスイッチマトリクスにおいて、故
障エレメントを非常用エレメントに交換するためにスイ
ッチングを実施する時に、機械式の各スイッチを電子ス
イッチに交換する場合、マトリクス自体による損失は、
一般にスイッチの前後で同じではないことが確認され
た。
線に、減衰差を補償可能な可変利得増幅器を備えなけれ
ばならない。しかし、この解決方法は困難であり、実施
に費用がかかる。
め、本発明によるスイッチマトリクスは、1個の出力を
別の出力にスイッチングする場合、介在する電子スイッ
チ装置による損失をほぼ同じ値に留めるように取り付け
られた複数の電子スイッチ装置を含むことを特徴とす
る。
損失を補償するために可変利得増幅器を設けることは不
要である。何故なら、マトリクスの構造自体がこうした
補償を可能にするからである。
成される実施形態では、各入力に対して、1個の入力お
よびr個の出力を持つように結合されるスイッチ装置ア
センブリを構成する。この場合、各出力に対して、入力
側のスイッチ装置アセンブリと反対向きになるように取
り付けられるスイッチ装置アセンブリを設けることが好
ましい。すなわち、このアセンブリは、r個の入力およ
び1個の出力を備える。好適には、出力側に結合される
アセンブリが、入力側に結合されるアセンブリの構造と
似ているかまたは同じ(しかし、対称である)構造を有
する。
〜3個の出力を備えたMMIC(Monolithic
Microwave Integrated Cir
cuit)技術によるスイッチ装置アセンブリであり、
損失は、約1.5dBに制限される。
の入力およびp個の出力を含むスイッチマトリクスを構
成し、前記スイッチマトリクスが、複数のスイッチ装置
を含み、各スイッチ装置が、1個の入力と少なくとも2
個の出力を備え、スイッチ装置の入力に加えられる信号
を、前記出力の1つに転送することができ、スイッチマ
トリクスの各入力が、r個の出力のうちの1個の出力に
接続されるように構成される。スイッチ装置は、電子タ
イプであり、マトリクスの1個の入力からマトリクスの
1個の出力への接続を変えることからなるスイッチング
を行って、この同じ入力をマトリクスの別の出力に接続
するとき、介在するスイッチ装置による損失が、ほぼ同
じ値に留まるように取り付けられる。
に対して、1個の入力およびr個の出力を備えるように
結合されるスイッチ装置アセンブリを含む。
に対して、r個の入力および1個の出力を備えるスイッ
チ装置アセンブリを含み、出力側に結合されるスイッチ
装置アセンブリが、入力側に結合されるスイッチ装置ア
センブリと反対向きになるように取り付けられる。
イッチ装置アセンブリの構造が、入力側に結合されるス
イッチ装置アセンブリの構造と同様である。
クロ波の領域のICである。
に接続される故障した電子エレメントを、マトリクスの
別の出力に接続される別のエレメントに交換することに
対するマトリクスの適用方法を提案する。
を参照しながら行われる幾つかの実施形態の説明により
明らかになるであろう。
は、たとえばヒ化ガリウム基板上に、統合技術によるマ
イクロ波作動式トランジスタアセンブリによって、MM
IC技術で構成されたスイッチ装置である。
1または出力S2に伝送するように構成されるが、しか
し、決して同時に2個の出力には伝送しない。スイッチ
装置10はまず、2個の作動分路12、14を含んでお
り、分路12は、出力S1に接続され、分路14は、出
力S2に接続されている。さらに、スイッチ装置10
は、たとえばスイッチ装置10へのパワー供給が故障し
た場合に、入力Eを50Ωの負荷18に分流可能な分路
16を含む。
分流トランジスタを含む。これらの分路は同じであるの
で、一方、すなわち分路12だけについて説明する。
ジスタ22のドレイン20に接続される。トランジスタ
22のソースは接地される。
して出力S1に接続される。
は、第2のトランジスタ30のドレイン28に接続さ
れ、このトランジスタのソースもまた接地される。
は、抵抗34、36を介してバイアス端子32に接続さ
れる。バイアス端子32には、バイアス直流電圧V1が
印加される。抵抗34、36の共通端子は、さらに、抵
抗38を介して接地される。
のソースは、入力Eに接続され、ドレインは、負荷抵抗
18の一端に接続される。この抵抗18の他端は、接地
される。トランジスタ40のゲートは、抵抗44を介し
て端子42に接続される。端子42および抵抗44の共
通点は、別の点46を介して接地される。
加される。
が出力S1に転送されると、端子32にピンチオフ電圧
未満の電圧V1を印加して、各トランジスタが、実際に
は無限である抵抗と同等になるようにする。実施例で
は、この電圧の値は−2ボルトである。分路16にある
トランジスタ40のバイアス端子42にも同様に−2ボ
ルトの電圧を印加する。また、分路14にあるトランジ
スタのバイアス端子50にも0ボルトの電圧V3を印加
して、トランジスタのチャンネルが開くようにする。
22、30は、開回路を構成するので、出力S1への信
号の伝送を妨害しない。
電圧を印加すると、対応するトランジスタ52、54が
短絡する。マイクロ波の領域では、短絡は、アースに到
達する信号が入力Eに向けて反射され、従って出力S1
に戻されることを意味する。
ス端子42に、−2ボルトの電圧を印加すると、トラン
ジスタ40は開回路状態に維持される。
は複数のバイアスソースが、分路32、42および50
にゼロボルトの電圧を印加するか、あるいはこれらの端
子を開放する(すなわち開回路にする)とき、分路1
2、14では、トランジスタ22、30、52、54が
短絡する。かくして分路は、信号を入力Eに戻す。反対
に、このような故障状態では、トランジスタ40の抵抗
が小さく、こうした状況で入力Eに与えられる信号は、
負荷抵抗18に転送される。従って、出力S1、S2に
接続される増幅器およびまたはフィルタなどの電子エレ
メントは、入力信号を受信しない。そのため、分路16
は、パワー供給故障に対して保護手段を構成する。
14に、1個のトランジスタを設けている。しかしなが
ら、分路が非作動であるとき、アースへの分流を改善す
るために、2個またはそれ以上のトランジスタを設けて
もよい。事実、短絡したトランジスタの抵抗はゼロでは
なく、この抵抗を制限する利点はある。
の入力E1〜E12および16個の出力S1〜S16を
備えたスイッチマトリクス60について説明する。この
マトリクスは、図1に示したタイプの複数のスイッチ装
置を含む。
従って、入力E1は、出力S1、S 2、S3、S4また
はS5の1つに接続可能である。だが、もちろん、入力
E1は、毎回、出力の1つだけに接続される。同様に、
入力E2は、出力S2、S3、S4、S5、S6のうち
の1つに接続可能であり、以下、出力S12、S13、
S14、S15またはS16の1つに接続可能なE12
まで同様に行われる。一般には、マトリクスが、n個の
入力およびp個の出力を含む場合、各入力は、p−n+
1個の出力に接続可能である。
が出力S4に接続される場合、また出力S1に接続され
る電子エレメント(図示せず)が故障した場合、たとえ
ば出力S2に接続される冗長性エレメントに交換可能で
なければならない。こうした条件で、入力E1がもはや
出力S1には接続されずに出力S2に接続されるよう
に、マトリクス60のスイッチ装置を制御する。
イッチ装置よりも損失が著しく大きいので、接続を変更
するたびに損失の変更がないように、マトリクス60を
配置することが好ましい。実際、損失の変更がある場合
には、故障した増幅器の代わりになる増幅器の利得を変
更しなければならないので、回路構成が非常に複雑化す
る。電子装置は、約1.5dBの減衰をもたらすが、機
械スイッチ装置の対応する減衰は約0.15dBであ
る。
的に達するため、本発明は、図3、4に示したように、
スイッチ装置をアセンブリまたはモジュール62(図
3)または64(図4)にまとめるように構成する。さ
らに、図5に示された実施形態から分かるように、全て
の入力E1、E2等には、互いに同じアセンブリが結合
され、全ての出力S1、S2等には、同じアセンブリが
結合される。
イプだけに属することができる場合を示しており、すな
わち、第1の方法では1個の入力および2個の出力を備
え、第2の方法では1個の入力および3個の出力を備え
る(ここでは、分流出力をカウントしていない)。アセ
ンブリ62、64は、図2に示した例のために構成され
ている。従って、各アセンブリは、1個の入力および5
個の出力を含む。
61および3個の出力662、66 3、664を備えた
1個のスイッチ装置101と、それぞれが1個の入力お
よび2個の出力を含む3個のスイッチ装置102、10
3、104とを含む。必要な出力は5個だけであるの
で、スイッチ装置(104)の出力の1つは、作動しな
い。スイッチ装置102の入力は、導線702を介して
スイッチ装置101の出力662に接続される。同様
に、スイッチ装置103の入力は、伝送線703により
スイッチ装置101の出力663に接続される。また、
スイッチ装置104の入力は、導線704によりスイッ
チ装置101の出力664に接続される。
6’1および2個の出力66’2、66’3を備えた1
個のスイッチ装置10’1と、それぞれが1個の入力お
よび3個の出力を含む2個のスイッチ装置10’2、1
0’3とを含む。前述の場合と同様に、必要な出力は5
個だけであるので、スイッチ装置(10’3)の出力の
1つは、作動しない。
0’2を介してスイッチ装置10’1の出力66’2に
接続され、スイッチ装置10’3の入力は、別の伝送線
70’ 3を介してスイッチ装置10’1の出力66’3
に接続される。
に関して説明したように個々のスイッチ装置の構造およ
び動作から判明する。たとえば、アセンブリ62の入力
66 1(図3)をスイッチ装置103の出力Siに接続
したい場合、スイッチ装置101を制御して入力661
が出力663に接続されるようにし、またスイッチ装置
103を制御して、その入力が出力Siに接続されるよ
うにする。
出力端子に、アセンブリ62を割り当てるように構成す
る。かくして入力端子E1にはアセンブリ621が割り
当てられ、入力端子E2にはアセンブリ622が割り当
てられ、...出力端子S1にはアセンブリ62’1が
割り当てられ、出力端子S2にはアセンブリ62’2が
割り当てられるといったように構成する。
等は、アセンブリ621、622とは反対向きになるよ
うに組み立てられる。より詳しくは、アセンブリ62’
1のスイッチ装置10”2、10”3、10”4が、2
個の入力および1個の出力を含み、スイッチ装置10”
1が、3個の入力および1個の出力を含む。
イッチ装置62’1、62’2、...62’5の入力
の1つに接続する導線801、802、803、8
04、805を設ける。換言すれば、導線801は、ア
センブリ621の1個の出力をスイッチ装置62’1の
5個の入力のうちの1個の入力に接続し、導線80
2は、スイッチアセンブリ621の第2の出力を換装置
62’2の5個の入力のうちの1個に接続するといった
具合である。スイッチ装置621’の入力のうちの1個
の入力だけが、導線に接続され、一方で、他のアセンブ
リ62’2、62’3、62’4などは、それらの入力
に至る導線よりも多数の導線を含むことに気づく。
の一個の信号が出力Siに向かうたびに、同じタイプの
複数のエレメントを通過し、すなわち、1個の入力およ
び3個の出力を備えたスイッチ装置、1本の導線、1個
の入力および2個の出力を備えたスイッチ装置、別の導
線80i、2個の入力および1個の出力を備えたスイッ
チ装置、1本の導線、さらに3個の入力および1個の出
力を備えたスイッチ装置を通過する。こうした状況にお
いて、損失は、接続とは無関係に同じである。
チマトリクスの外形寸法および質量は、機械式スイッチ
エレメントを備えたマトリクスの外形寸法および質量よ
りもずっと小さいので、宇宙空間用途の場合には、決定
的な長所となる。さらに、こうしたマトリクスの価格
は、機械スイッチ部品のマトリクスの価格よりもずっと
安くすることができる。
チマトリクスを示す図である。
スイッチ装置モジュールを示す。
アセンブリを備えたスイッチマトリクスを示す図であ
る。
9、E10、E11、E12 入力 S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8、S
9、S10、S11、S12、S13、S14、
S15、S16 出力 V1、V2、V3 バイアス直流電圧
Claims (5)
- 【請求項1】 pがnよりも大きいとき、n個の入力お
よびp個の出力を含むスイッチマトリクス(60)であ
り、 前記スイッチマトリクス(60)が、複数のスイッチ装
置(101、102、103、104、10”1、1
0”2、10”3、10”4)を含み、 各スイッチ装置が、1個の入力と少なくとも2個の出力
を備え、当該スイッチ装置の入力に加えられる信号を、
前記出力の1つに転送することができ、 前記スイッチマトリクス(60)の各入力が、r個の出
力のうちの1個の出力に接続されるように構成されるス
イッチマトリクス(60)であって、 前記スイッチ装置が、マイクロ波の領域のICであり、 スイッチマトリクス(60)の1個の入力からスイッチ
マトリクス(60)の1個の出力への接続を変更するこ
とからなるスイッチングを行って、当該入力を、スイッ
チマトリクス(60)の別の出力に接続するとき、介在
するスイッチ装置による損失が、ほぼ同じ値に留まるよ
うに、スイッチ装置が取り付けられることを特徴とする
スイッチマトリクス。 - 【請求項2】 各入力に対して、1個の入力およびr個
の出力を備えるように結合されるスイッチ装置アセンブ
リ(62、64)を含むことを特徴とする請求項1に記
載のスイッチマトリクス。 - 【請求項3】 前記スイッチマトリクス(60)が、各
出力に対して、r個の入力および1個の出力を備えるス
イッチ装置アセンブリ(62’1、62’2)を含み、 出力に結合される前記スイッチ装置アセンブリ(62’
1、62’2)が、入力に結合されるスイッチ装置アセ
ンブリ(621、622)に対して反対向きになるよう
に取り付けられることを特徴とする請求項2に記載のス
イッチマトリクス。 - 【請求項4】 出力に結合される前記スイッチ装置アセ
ンブリ(62’1、62’2)の構造が、入力に結合さ
れる前記スイッチ装置アセンブリ(621、622)の
構造と同様であることを特徴とする請求項3に記載のス
イッチマトリクス。 - 【請求項5】 スイッチマトリクスの1個の出力に接続
される故障した電子エレメントを、当該スイッチマトリ
クスの別の出力に接続される別の電子エレメントに交換
するために、請求項1から4のいずれか一項に記載のス
イッチマトリクスを適用する方法。
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