JP2001244504A - 半導体発光装置 - Google Patents

半導体発光装置

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JP2001244504A
JP2001244504A JP2000050679A JP2000050679A JP2001244504A JP 2001244504 A JP2001244504 A JP 2001244504A JP 2000050679 A JP2000050679 A JP 2000050679A JP 2000050679 A JP2000050679 A JP 2000050679A JP 2001244504 A JP2001244504 A JP 2001244504A
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region
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emitting device
electrode
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JP2000050679A
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Hiroki Yamamoto
裕記 山本
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で低コストな半導体発光装置を提供す
る。 【構成】 各領域のn型AlGaAs層300対角線上
に発光部400を配置し、前記対角線により区分された
2つの領域の内、一方の領域にn型電極610を片方の
領域にp型電極620を前記n型AlGaAs層と平面
的に重なる様に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリントヘッド等に用い
られる半導体発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光学的な印刷装置には様々なものがある
が、例えばLED(Light Emitting D
iode)等の半導体発光素子を複数個設けた半導体発
光装置と、該半導体発光装置と電気的に接続されたドラ
イバICとからなる例えばLEDプリントヘッドが製品
化されている。
【0003】前記LEDプリントヘッドは、導電性のパ
ターンが形成されたプリント基板上に複数の発光素子と
該発光素子と電気的に接続された複数の電極をプリント
基板の長手方向へと配置した構造となっており、前記ド
ライバICは、その表面にドライバICの長手方向へと
複数の電極を配置している。
【0004】前記発光素子の電極と前記ドライバICの
電極は導電性を有するワイヤにより電気的に接続されて
おり、前記ドライバICが前記ワイヤを介して発光素子
へ電気信号を送出することにより、発光素子を発光駆動
させ、前記発光素子から送出された光により一列毎の印
字が行われる。
【0005】近年では、画像の高解像度化に伴って、半
導体発光装置の各々の発光素子間距離が短くなる傾向に
なっている。
【0006】例えば、300dpi(dot per
inch)の半導体発光装置では、発光素子間の距離は
約84μmであり、600dpiの半導体発光装置で
は、発光素子間の距離は約42μmと、300dpiの
半導体発光装置に比べて約半分の距離である。
【0007】約42μmの極めて細かい発光素子間隔を
有する半導体発光装置では、前記発光素子と接続された
電極の幅も小さくしなければならない。
【0008】このように発光素子間隔が短く隣接する複
数の電極にワイヤを取り付けることは難しく、電極にワ
イヤを取り付けることができないことや、隣接するワイ
ヤ同士が接触するなどの問題が生じる。
【0009】このような問題を解決する為に、例えば、
従来のように全ての発光素子に個別の電極を設けず、複
数の共通電極と個別電極を形成し、前記共通電極と個別
電極との組み合わせを利用することにより、任意の発光
部を発光させる技術が提案されている(例えば、特開平
8−274374号公報参照)。
【0010】図11は、前記従来の半導体発光装置の部
分上面図を示している。
【0011】尚、図11において、図11左右側を前記
発光装置の長手左右側とし、図11上下側を前記発光装
置の短手左右側とする。
【0012】図11において、例えばSi等からなる絶
縁基板100上には、n型層121とp型層122から
成る発光部120と、2つの発光部120のp型層12
2と電気的に接続され前記絶縁基板100上で保護膜1
10を介して形成された共通電極130と、発光装置の
長手左側から順に第1番目、第3番目と続く奇数番目の
発光部120のn型層121と接続され前記絶縁基板1
00上で保護膜110を介して形成された第1導電パタ
ーン140と、発光装置の長手左側から順に第2番目、
第4番目と続く偶数番目のn型層121と接続され保護
膜110を介して前記第1導電パターン140上で形成
された第2導電パターン150とからなる。
【0013】図12は、図10に示す半導体発光装置の
A−A’線断面図である。
【0014】尚、図12において、図12左右側を発光
装置の短手左右側とし、図12上下側を各々半導体発光
装置の上側と下側とする。
【0015】図12において、例えばSi等からなる絶
縁基板100上略中央にn型層121が形成され、前記
n型層121上にp型層122が形成されている。
【0016】又、前記絶縁基板100と前記n型層12
1と前記p型層122の表面には保護膜110が形成さ
れ、前記p型層122上と前記n型層121上の一部に
は保護膜110が形成されておらず露出しており、前記
p型層122上と短手右側の保護膜110上には共通電
極130が形成されており、前記p型層122と前記共
通電極130は電気的に接続されている。
【0017】更に、前記n型層121上には前記保護膜
110が形成されておらず前記n型層121の上面は露
出している。この露出したn型層121上には第1導電
パターン140が形成されており、前記第1導電パター
ン140は、短手左側の保護膜110上にも形成されて
いる。
【0018】又、短手左側の第1導電パターン140上
にも保護膜110が形成されている。
【0019】このように2つの発光部120と接続され
た共通電極130を形成し、前記共通電極130と前記
第1導電パターン140又は前記第2導電パターン15
0との間に電流を流すことにより所望の発光部120を
発光させることが可能である。この為、共通電極130
の数は前記発光部120の数の半分で良く、前記共通電
極130に接続するワイヤの数を少なくすることができ
る。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】図11に示す従来の半
導体発光装置では、複数の発光部120が、複数の共通
電極130と、複数の第1導電パターン140及び複数
の第2導電パターン150との間に配置されている。
又、前記共通電極130にワイヤボンディングを施すに
は、前記共通電極130の縦及び横の長さが少なくとも
約100μm必要である。
【0021】この為、前記半導体発光装置の短手方向の
長さは、前記共通電極130の一辺の長さ約100μm
と、前記発光部120の短手方向の長さ(例えば、60
0dpiで約25μm)と、前記第1導電パターン14
0及び前記第2導電パターン150を配する為に必要な
長さ(例えば、約80μm)と、前記第1導電パターン
140又は前記第2導電パターン150と接続された電
極(図示せず)の長さ約100μmの合計長さである、少
なくとも約305μmの長さが必要である。
【0022】この為、前記半導体発光装置の短手方向の
長さが長くなり、基板のコストや装置の簡略化の観点か
ら見て好ましくない。
【0023】又、前記第1導電パターン140と前記第
2導電パターン150に接続された図示せぬ2つの電極
を前記半導体発光装置の長手左右両端に配置した構成と
することも容易に考えられるが、通常、半導体発光装置
では複数の発光部が長手方向に連続して配置されていな
ければ画像に切れ目が生じてしまう為、前記導電バター
ン140、150の電極を半導体発光装置の長手左右両
端に配置することはできない。
【0024】そこで、本発明では、基板上に形成され各
々が電気的に絶縁された複数のn領域にワイヤボンド用
のp型電極とn型電極を平面的に重ねた構造とすること
により、半導体発光装置のサイズを小さくすることを可
能にしている。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の半導体発
光装置は、基板上に互いに絶縁され基板の長手方向に配
列した複数のn型半導体領域と、各n型半導体領域の対
角線方向に沿ってn型半導体領域上に形成した複数のp
型半導体領域と、各n型半導体領域上の対応するp型半
導体領域を各々接続するように基板の長手方向に沿って
形成した複数の共通電極と、各n型半導体領域に被さる
ように各n型半導体領域と接続形成したワイヤーボンド
用のn型電極と、所定のn型半導体領域に被さるように
所定の共通電極と接続して形成したワイヤーボンド用の
p型電極と、を有することを特徴とする。
【0026】請求項2記載の半導体発光装置は、請求項
1記載の半導体発光装置であって、前記n型電極は、前
記n型半導体領域内の対角線によって2分割されたn型
半導体領域の一方の領域に配置されていることを特徴と
する。
【0027】請求項3記載の半導体発光装置は、請求項
2記載の半導体発光装置であって、前記p型電極は、対
角線によって2分割されたn型半導体領域の内、n型電
極が配置された領域と反対の領域に配置されていること
を特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用してなる半
導体発光装置の上面図である。
【0029】尚、図1において、図1左右側を前記発光
装置の長手左右側とし、図1上下側を前記発光装置の短
手左右側とする。
【0030】又、図1において、短手左側から短手右側
へ順に発光装置の長手方向へと延びる4つの共通電極
を、各々第1行目〜第4行目の共通電極とする。
【0031】図1において、前記半導体発光装置は、例
えばGaAsからなる絶縁性の基板200上に上面の形
状が略長方形であり互いに絶縁する複数のn型のAlG
aAs層300を有している。
【0032】各n型AlGaAs層300には、その対
角線方向に長手左側から長手右側へ順に略階段状となる
ように4つの発光部400が配置されている。各々の領
域のAlGaAs層300の間には分離溝500が形成
されている。
【0033】前記分離溝500は、各々の領域のAlG
aAs層300が電気的に接続することを防止してい
る。
【0034】以下、複数の領域の内、図1に示す4つの
n型AlGaAs層300を、左側から右側へ順に領域
A〜Dと呼ぶ。
【0035】各領域の最も短手左側に形成された発光部
400は、半導体発光装置の長辺と平行となると共に発
光装置の最も短手左側に形成された共通電極(1行目の
共通電極)と電気的に接続されている。
【0036】又、各領域の発光装置短手左側から順に2
〜4番目に形成されている発光部400は、各々発光装
置短手左側から2〜4行目に形成されている共通電極6
00により電気的に接続されている。
【0037】領域A及びBの短手左側には、一辺の長さ
が約100μmであるn型電極610が形成されてお
り、前記n型電極610は、各々領域Aと領域BのAl
GaAs層300と電気的に接続されている。
【0038】尚、領域Bのn型電極610と共通電極6
00の間には絶縁膜が形成されている為、前記n型電極
610と前記共通電極600は電気的に接続していな
い。
【0039】一方、領域Aの短手右側に配置されたp型
電極620は、4行目の共通電極600と電気的に接続
されており、領域Bの短手右側に配置されたp型電極6
20は、3行目に位置する共通電極600と電気的に接
続されている。
【0040】尚、領域Aのp型電極620と、3行目の
共通電極600との間には、絶縁膜が形成されており、
領域Bのp型電極620と4行目の共通電極600との
間にも絶縁膜が形成されている。その為、領域Aのp型
電極620と3行目の共通電極600、そして、領域B
のp型電極620と4行目の共通電極600は各々電気
的に接続されていない。
【0041】領域C及びDの短手右側に配置されたn型
電極610は、各々領域C及びDのAlGaAs層30
0と電気的に接続されている。
【0042】尚、領域C及び領域Dのn型電極610と
共通電極600との間には絶縁膜が形成されている為、
前記領域C及び領域Dのn型電極610と前記共通電極
600は電気的に接続されていない。
【0043】一方、領域Cの短手左側に配置されたp型
電極620は、2行目に位置する共通電極600と電気
的に接続されており、領域Dの短手左側に配置されたp
型電極620は、1行目に位置する共通電極600と電
気的に接続されている。
【0044】尚、領域Cのp型電極620と1行目に位
置する共通電極600との間には絶縁膜が形成され、領
域Dのp型電極620と2行目に位置する共通電極60
0との間には絶縁膜が形成されている為、領域C、Dの
p型電極620は、各々前記1行目、2行目の共通電極
600と電気的に接続されていない。
【0045】図2は、図1に示す半導体発光装置のA−
A‘線断面図である。
【0046】尚、図2において、図2左右側を各々発光
装置の長手左側、長手右側とし、図2上下側を各々発光
装置の上側、下側とする。
【0047】図2において、例えばGaAsからなる絶
縁性の基板200上には、n型AlGaAs層300が
形成されており、前記AlGaAs層300の領域Aと
領域Bの境界付近には、分離溝500が形成されてい
る。前記AlGaAs層300の領域A長手右側にはp
型層310が形成されており、前記p型層310から長
手右側に位置する前記AlGaAs層300上と前記基
板200上には、例えばSi34からなる絶縁膜700
が形成されている。
【0048】又、前記p型層310と前記絶縁膜700
上には共通電極600が形成されており、前記p型層3
10上に配置された共通電極600を除く前記共通電極
600上と領域A中央及び短手左側の絶縁膜700上に
は例えばSi34からなる絶縁膜720が形成されてい
る。
【0049】尚、領域A長手左側のAlGaAs層30
0上には例えばAuからなるn型電極610が形成され
ている。
【0050】図3は、図1に示す半導体発光装置のB−
B‘線断面図である。
【0051】尚、図3では、図3左右側を各々長手左右
側とし、図3上下側を各々発光装置の上下側としてい
る。
【0052】図3において、GaAsからなる絶縁基板
200上の内、分離溝500を除く領域にはn型のAl
GaAs層300が形成されており、図3長手左側のA
lGaAs層300にはp型層310が形成されてい
る。
【0053】前記p型層310上を除くn型AlGaA
s層300上には、例えばSi34膜からなる絶縁膜7
00が形成されており、前記絶縁膜700は、共通電極
600とAlGaAs層300が電気的に接続すること
を防いでいる。又、前記p型層310上と前記p型層3
10長手左側の絶縁膜700を除く絶縁膜700上には
例えばAuからなる共通電極600が形成されている。
【0054】領域Aの長手左側に位置する絶縁膜700
上と、前記p型層310上を除く前記共通電極600上
には、例えばSi34からなる絶縁膜720が形成され
ており、領域A短手右側に位置する絶縁膜720には、
開口穴730が形成され、この領域にp型電極610が
配置されている。
【0055】次に本実施例の半導体発光装置の製造方法
を図4〜図10を用いて以下に説明する。
【0056】図4〜図6は、図1A−A‘線断面領域の
形成過程を示しており、図7〜図10は、図1B−B’
線断面領域の形成過程を示している。
【0057】尚、図4〜図10では、図1及び図2と同
様に、紙面左右側を各々長手左右側、紙面上下側を各々
発光装置上下側としている。
【0058】図4(a)、図7(a)において、例えば
3―5族化合物半導体のGaAsからなる絶縁性の基板
200上に、例えばMOCVD(Metal Orga
nic Chemical Vapor Deposi
tion)法等を用いてn型AlGaAs層300が形
成される。
【0059】次に、図4(b)、図7(b)では、Al
GaAs層300を島状にする為に、例えばリン酸系エ
ッチャント(リン酸1:エタノール4:過酸化水素1)
を用いてAlGaAs層300の内、分離溝500を形
成する領域を除去する。
【0060】図4(c)、図7(c)では、前記AlG
aAs層300上と前記分離溝500が形成された基板
200上に、例えば約400度の温度下でプラズマCV
D法を用いて例えばSi34からなる絶縁膜700を形
成する。
【0061】図5(d)、図8(d)では、AlGaA
s層300にp型層310を形成すると共に、後述する
共通電極600を除去する領域にレジスト膜800を形
成する。
【0062】具体的には、先ず、前記絶縁膜700上に
レジスト膜800を形成し、フォトリソグラフィー技術
とBHF(バッファードフッ酸)を用いて前記絶縁膜70
0及び前記レジスト膜800をエッチングすることによ
り開口穴710を形成する。
【0063】続いて、前記基板200をアニール炉に入
れ真空中で約700度の温度を約1時間程保つことによ
り、p型層310を形成するAlGaAs層300の領
域に硫化亜鉛を拡散する。
【0064】このようにして、前記AlGaAs層30
0に深さが約1.0〜2.0μmのp型層310が形成
される。又、開口穴710から長手右側の絶縁膜700
上に形成されたレジスト膜800を除去する。
【0065】図5(e)、図8(e)では、例えば真空
蒸着法を用いてAu合金を蒸着させることにより前記絶
縁膜700上と前記p型層310上と前記レジスト膜8
00上に例えばAuからなる共通電極600を形成す
る。
【0066】続いて、図5(f)、図8(f)におい
て、例えばレジスト剥離液を用いて前記レジスト膜80
0を除去することにより、前記レジスト膜800と共に
前記レジスト膜800上に配置された共通電極600を
除去する。
【0067】次の工程では、図6(g)において、共通
電極600上と長手左側の絶縁膜700上に例えば、S
34膜からなる絶縁膜720を形成し、前記絶縁膜7
20上にレジスト膜810を形成する。その後、例えば
フォトリソグラフィー技術とBHFエッチングを用いる
ことにより、後述するn型電極610を形成する領域の
AlGaAs層300上方に形成された絶縁膜700、
720及びレジスト膜810を除去し開口穴730を形
成する。
【0068】この時、図9(g)では、共通電極600
上面と、前記共通電極600長手左側の絶縁膜700上
に絶縁膜720を形成する。
【0069】図6(h)において、レジスト膜810上
面と前記開口穴730に位置するAlGaAs層300
上に例えばAuからなるn型電極610を形成する。
【0070】一方、図9(h)では、前記レジスト膜8
10上方に例えばAuからなる合金を真空蒸着させるこ
とによりn型電極610を形成する。
【0071】図6(i)において、前記レジスト膜81
0を例えばレジスト剥離液を用いて除去することによ
り、前記レジスト膜810と共に前記レジスト膜810
上に配置された前記n型電極610を除去し、前記開口
穴730近傍にのみn型電極610を残す。又、p型層
310とAlGaAs層300の接続部から発光される
光を上方に放出する為に、例えばフォトグラフィ技術と
BHFを用いることによりp型層310上方に位置する
絶縁膜720を除去する。
【0072】一方、図9(i)において、前記レジスト
膜810を例えばレジスト剥離液を用いて除去すること
により、前記レジスト膜810と共に前記レジスト膜8
10上に配置された前記n型電極610を除去する。
【0073】次に図10(j)において、前記絶縁膜7
20上にレジスト膜820を形成し、例えばフォトリソ
グラフィ技術とBHFを用いて所定領域の前記絶縁膜7
20と前記レジスト膜820を除去し、開口穴740を
形成する。その後、前記レジスト膜820と前記開口穴
740上に例えばAuからなるp型電極620を例えば
真空蒸着を用いて形成する。
【0074】尚、この時、A−A‘の断面領域では、表
面全体に前記レジスト膜820が形成され、前記レジス
ト膜820上に前記p型電極620が形成される(図示
せず)。
【0075】図10(k)において、前記レジスト膜8
20を例えばレジスト剥離液を用いて除去し、続いてp
型層310とAlGaAs層300の接続部から発光さ
れる光を上方に放出する為に、前記p型層310上に位
置する絶縁膜720を例えばフォトリソグラフィ技術と
BHFを用いることにより削除する。
【0076】又、この特、A−A‘の断面領域では、表
面全体に形成されたp型電極620が前記レジスト膜8
20と共に除去される(図示せず)。
【0077】このようにして、図1に示す本実施例の半
導体発光装置が形成される。
【0078】尚、本実施例では、領域A〜Dまでについ
て詳細に説明したが、領域D以降に発光装置の長手方向
へと続く領域について以下に説明する。
【0079】領域D以降の領域では、以下の点を除き領
域Dと略同じ構造である。
【0080】その異なる点は、領域D以降の各領域には
n型電極610しか形成されておらず、p型電極620
は形成されていないことである。
【0081】このような構造とした理由は、領域D以降
の各領域に形成された複数の発光部400は、夫々発光
装置の長手方向に延びている複数の共通電極600と接
続されており、前記共通電極600への電流供給即ち領
域D以降の発光部400への電流供給は、領域A〜領域
Dに形成されているp型電極620を通して行えるから
である。
【0082】前記半導体発光装置とドライバICを接続
する際には、前記半導体発光装置の各領域に形成された
n型電極610とドライバIC(図示せず)に設けられ
た電極との間にワイヤボンディングによりワイヤを打ち
付けると共に発光装置のp型電極620とドライバIC
に設けられた電極との間にワイヤボンディングによりワ
イヤを打ち付けることにより、半導体発光装置のn型、
p型電極610、620とドライバICに設けられた電
極とを電気的に接続する。
【0083】次に、本実施例の半導体発光装置を発光制
御させる際の動作を以下に説明する。
【0084】先ず、領域Aの長手左側から長手右側の4
つの発光部400を順に発光させたい場合には、領域A
の長手左側に配されたn型電極610と、領域A長手右
側に配されたp型電極620、領域B長手右側に配され
たp型電極620、領域C長手左側に配されたp型電極
620、領域D長手左側方に配されたp型電極620と
の間で順に電流を流すことにより発光させることが可能
である。
【0085】次に、領域Bの長手左側から右側へ4つの
発光部400を順に発光させたい場合には、領域Bの長
手左側に配されたn型電極610と、領域A長手右側に
配されたp型電極620、領域B長手右側に配されたp
型電極620、領域C長手左側に配されたp型電極62
0、領域D長手左側に配されたp型電極620との間で
順に電流を流すことにより発光させることが可能であ
る。
【0086】又、領域Cの長手左側から長手右側へ順に
4つの発光部400を順に発光させたい場合には、領域
Cの長手右側に配されたn型電極610と、領域A長手
右側に配されたp型電極620、領域B長手右側に配さ
れたp型電極620、領域C長手左側に配されたp型電
極620、領域D長手左側に配されたp型電極620と
の間で順に電流を流すことにより発光させることが可能
である。
【0087】更に、領域Dの長手左側から長手右側の4
つの発光部400を順に発光させたい場合には、領域D
の長手右側に配されたn型電極610と、領域A長手右
側に配されたp型電極620、領域B長手右側に配され
たp型電極620、領域C長手左側に配されたp型電極
620、領域D長手左側に配されたp型電極620との
間で順に電流を流すことにより発光させることが可能で
ある。
【0088】尚、発光装置長手方向の領域D以降に続く
領域で、発光部400を発光させる際には、領域D以降
の各領域に形成されたn型電極610と、領域A〜領域
Dに形成されているp型電極620との間に電流を流し
込むことにより、所望の発光部400を発光させること
が可能である。
【0089】例えば、領域Dに続く領域(領域Fとする)
の複数の発光部400を順に発光させる場合には、領域
Fに形成されているn型電極610と、領域A〜Dに形
成されているp型電極620との間に順に電流を流し込
むことにより、発光部400を発光させることができ
る。
【0090】以上説明したように、本実施の半導体発光
装置は、基板200上に電気的に分離された複数のn型
AlGaAs層300を形成し、各々のn型AlGaA
s層300上の一つの対角線上には複数のp型層が形成
されている。
【0091】又、前記対角線により分けられたn型Al
GaAs層300のA〜D領域の内、一方の領域にはn
型電極610が収まるように配置され、片方の領域には
p型電極620が収まる様に配置されている。
【0092】更に、領域D以降の領域では、対角線によ
り分けられたn型層300の一方の領域にn型電極61
0が形成されており、片方の領域ではp型電極は形成さ
れていない。
【0093】このように、本実施例では、半導体発光装
置の短手方向の長さを、略前記n型電極610の短手方
向の長さと前記p型電極620の短手方向の長さの合計
値とすることができた。
【0094】それゆえ、本実施例では、半導体発光装置
を従来に比べて小型で低コストとすることができる。
【0095】尚、本実施例では、発光装置の短手方向へ
4つの発光部400が収まるように形成したが、前記発
光装置の短手方向へ5以上の発光部400を収めるよう
に形成することも考えられる。
【0096】この場合、各領域に形成された発光部40
0の数ほど共通電極600が形成され、共通電極600
の数が増加するほどp型電極620を有する領域が増加
する。
【0097】例えば、1つの領域に発光部400を7つ
設ける場合には、n型電極610とp型電極620を有
する領域が7つ必要であり、その他の領域では、n型電
極610のみを設ければ良くp型電極620を設ける必
要がない。
【0098】
【発明の効果】小型で低コストな半導体発光装置を実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用してなる実施例である半導体発
光装置の上面図である。
【図2】 図1に示す半導体発光装置のA−A‘線断面
図である。
【図3】 図1に示す半導体発光装置のB−B‘線断面
図である。
【図4】 本実施例装置の製造工程を示す断面図であ
る。
【図5】 本実施例装置の製造工程を示す断面図であ
る。
【図6】 本実施例装置の製造工程を示す断面図であ
る。
【図7】 本実施例装置の製造工程を示す断面図であ
る。
【図8】 本実施例装置の製造工程を示す断面図であ
る。
【図9】 本実施例装置の製造工程を示す断面図であ
る。
【図10】 本実施例装置の製造工程を示す断面図であ
る。
【図11】 従来の半導体発光装置の上面図である。
【図12】 図11に示す半導体発光装置のA−A‘線
断面図である。
【符号の説明】
100 基板 110 保護膜 120 発光部 121 n型層 122 p型層 130 共通電極 140 第1導電パターン 150 第2導電パターン 160 保護膜 200 基板 300 AlGaAs層 310 p型層 400 発光部 500 分離溝 600 共通電極 610 n型電極 620 p型電極 700 絶縁膜 710 開口穴 720 絶縁膜 730 開口穴 740 開口穴 750 絶縁膜 800 レジスト膜 810 レジスト膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に互いに絶縁され基板の長手方向
    に配列した複数のn型半導体領域と、 各n型半導体領域の対角線方向に沿ってn型半導体領域
    上に形成した複数のp型半導体領域と、 各n型半導体領域上の対応するp型半導体領域を各々接
    続するように基板の長手方向に沿って形成した複数の共
    通電極と、 各n型半導体領域に被さるように各n型半導体領域と接
    続形成したワイヤーボンド用のn型電極と、所定のn型
    半導体領域に被さるように所定の共通電極と接続して形
    成したワイヤーボンド用のp型電極と、 を有することを特徴とする半導体発光装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体発光装置であっ
    て、 前記n型電極は、前記n型半導体領域内の対角線によっ
    て2分割されたn型半導体領域の一方の領域に配置され
    ていることを特徴とする半導体発光装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体発光装置であっ
    て、 前記p型電極は、対角線によって2分割されたn型半導
    体領域の内、n型電極が配置された領域と反対の領域に
    配置されていることを特徴とする半導体発光装置。
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