JP2001243224A - 情報処理装置およびプログラム記録媒体 - Google Patents

情報処理装置およびプログラム記録媒体

Info

Publication number
JP2001243224A
JP2001243224A JP2000049409A JP2000049409A JP2001243224A JP 2001243224 A JP2001243224 A JP 2001243224A JP 2000049409 A JP2000049409 A JP 2000049409A JP 2000049409 A JP2000049409 A JP 2000049409A JP 2001243224 A JP2001243224 A JP 2001243224A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
program
information
unit
output
information processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000049409A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Iwai
俊幸 岩井
Tomoyuki Totani
智之 戸谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2000049409A priority Critical patent/JP2001243224A/ja
Publication of JP2001243224A publication Critical patent/JP2001243224A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)
  • Machine Translation (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所在位置情報に応じた多種多様な情報処理を
実行する。 【解決手段】 位置情報決定部10は、受信部2で受信
した3以上の基準局からの電波の強度から情報処理装置
1の位置情報を求めて位置情報保持部11に保持する。
プログラム保持部12は、言語依存プログラム,現地時
刻依存プログラム,通貨依存プログラム,金銭付加情報依
存プログラムおよび位置情報による地図縮尺変更表示プ
ログラム等の種々のプログラムを格納している。プログ
ラム選択部13は、プログラム実行部14からの指令お
よび上記位置情報に基づいて、上記位置情報に該当する
目的のプログラムを選択し、この選択プログラムをプロ
グラム実行部14で読み出して実行する。こうして、情
報処理装置1が存在する国の言語や通貨単位や現地金銭
付加情報や目的地までの距離に応じた出力や計算等の多
種多様な情報処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所在位置情報に
基づいて種々の処理を行う情報処理装置、及び、情報処
理プログラムを記録したプログラム記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理機器が、その存在する位置によ
って異なった表示が可能なように調整する必要が生ずる
例は多い。例えば、時計はその際たるものであり、時差
がある国や地域間を移動する度に、現地時刻への調整を
利用者自らが行なわなければならない。尚、時刻を合わ
せる代わりに、表示された国や地域や都市等の選択肢を
利用者が選択する時計もあるが、その場合であっても利
用者自らが操作を行なう必要があることに変わりはな
い。
【0003】位置情報を利用するアプリケーション・プ
ログラムは、既に幾つかの利用可能なものが存在してい
る。ところが、取得した位置情報によって現在位置を表
示したり、ナビゲーションシステムのように現在位置の
近辺の地図を表示するといった比較的単純な利用法にと
どまっているものが多い。
【0004】また、位置情報の内容に応じてアプリケー
ション・プログラムの動作を変えるものとして、特開平
11‐161486号公報に開示されたコンピュータ・
システムがある。このコンピュータ・システムにおいて
は、プログラムを国や地域に限定して動作させることが
可能になっており、得られた位置情報に基づいてプログ
ラムの動作機能を不能にするものである。
【0005】また、特開平5‐88615号公報に開示
された車載用地図表示装置においては、現在位置と目的
地との距離に応じて縮尺率を決定することによって、上
記距離に応じて異なる縮尺の地図を表示するようにして
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の位置情報を利用するシステムにおいては、以下のよ
うな問題がある。すなわち、上記特開平11‐1614
86号公報に開示されたコンピュータ・システムにおい
ては、単にプログラムの実行を可能/不能に制御するだ
けであり、位置情報を利用した多様な処理を行うことは
できない。
【0007】また、上記特開平5‐88615号公報に
開示された車載用地図表示装置においては、距離情報の
みを用いて縮小を行ない、傾きに対するパラメータを考
慮してはいない。一般に、地図は東西南北方向に対して
傾きのない矩形として表現される。そして、ある距離を
有する2つの位置を画面上に表示する場合には、その2
つの位置の画面上の距離が画面の最小幅を越えるような
縮小率を適用することはできない。したがって、図20
(a)に示すように、2つの位置を結ぶ方向が東西南北方
向に対して傾いているために、もっと拡大可能な状態で
表示される。この場合、2つの位置を結ぶ方向の東西南
北方向に対する傾き情報を考慮すれば、図20(b)に示
すように、2つの位置の距離が画面の最小幅を越えるよ
うな縮尺率で表示することが可能になるのである。
【0008】そこで、この発明の目的は、所在位置情報
に応じた言語情報処理,時刻情報処理,通貨情報処理,金
銭付加情報処理等の多種多様な情報処理を実行できる情
報処理装置、所在位置と目的位置とに応じて最善の縮尺
率で地図を表示できる情報処理装置、並びに、情報処理
プログラムを記録したプログラム記録媒体を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明の情報処理装置は、自身が存在している
位置の位置情報を取得する位置情報取得手段と、異なる
言語での情報出力を行う複数の情報出力プログラムを保
持するプログラム保持手段と、上記取得された位置情報
に基づいて特定の言語での情報出力を行う情報出力プロ
グラムを選択するプログラム選択手段と、上記選択され
たプログラムを実行するプログラム実行手段と、上記プ
ログラム実行手段によって上記特定の言語での情報出力
を行う情報出力プログラムが実行された結果を上記特定
の言語で出力する出力手段を備えたことを特徴としてい
る。
【0010】上記構成によれば、位置情報取得手段が存
在している位置に応じた特定の言語での情報出力が行わ
れる。したがって、例えば、上記出力される情報が住所
録や挨拶文であり、上記位置情報取得手段が存在してい
る位置が「東京」である場合には、日本語で上記住所録や
挨拶文が出力される。また、「ニューヨーク」に存在して
いる場合には、同一内容の住所録や挨拶文が英語で出力
される。
【0011】また、上記第1の発明の情報処理装置は、
基準言語での出力情報を保持する情報保持手段を備える
と共に、上記プログラム保持手段に保持されている上記
情報出力プログラムを、上記基準言語での出力情報を異
なる言語での出力情報に翻訳する複数の翻訳プログラム
と、上記基準言語での出力情報あるいは上記翻訳後の出
力情報の出力を行う情報出力プログラムで成し、上記プ
ログラム選択手段を、特定の言語での出力情報に翻訳す
る翻訳プログラムおよび上記情報出力プログラムを選択
するように成し、上記プログラム実行手段は、上記選択
された翻訳プログラムを実行して上記基準言語での出力
情報を上記特定の言語での出力情報に翻訳する翻訳手段
を有することが望ましい。
【0012】上記構成によれば、基準言語での出力情報
が、位置情報取得手段が存在している位置に応じた特定
の言語に翻訳されて出力される。したがって、例えば、
上記基準言語での出力情報が日本語による住所録や挨拶
文であり、上記位置情報取得手段が存在している位置が
「ニューヨーク」である場合には、上記日本語による住所
録や挨拶文が英語に翻訳されて出力される。
【0013】また、上記第1の発明の情報処理装置は、
上記出力手段を、表示部とこの表示部に表示を行なう表
示処理手段で構成することが望ましい。
【0014】上記構成によれば、上記出力される情報が
住所録や挨拶文である場合には、上記位置情報取得手段
が存在している位置に応じた言語での住所録や挨拶文が
表示部の画面に表示される。
【0015】また、上記第1の発明の情報処理装置は、
上記プログラム保持手段に異なる言語での表示制御を行
う複数の表示制御プログラムを保持し、上記プログラム
選択手段を、特定の言語での情報出力を行う情報出力プ
ログラムを選択した際に上記特定の言語での表示制御を
行う表示制御プログラムをも選択するように成し、上記
表示処理手段を、上記プログラム実行手段による上記表
示制御プログラムの実行結果に従って上記特定の言語で
の記述方法に応じた表示制御およびカーソル移動制御を
行うように成すことが望ましい。
【0016】上記構成によれば、特定の言語での情報出
力が行われるに際して、上記特定の言語での記述方法に
応じた表示制御およびカーソル移動制御が行われる。し
たがって、上記位置情報取得手段が存在している位置が
「カイロ」である場合には、アラビア語が右側から左側に
向って横方向に表示される。また、「上海」である場合に
は、中国語が上側から下側に向って縦方向に表示され
る。さらに、同時にカーソルが表示される際には、上記
位置情報取得手段が存在している位置が「カイロ」である
場合には、上記カーソルは、右から左に移動され、改行
時には下方向に移動される。また、「上海」である場合に
は、カーソルは、上から下に移動され、改行時には左方
向へ移動される。
【0017】また、上記第1の発明の情報処理装置は、
上記出力手段を、音声出力部とこの音声出力部に音声出
力を行わせる音声出力処理手段で構成することが望まし
い。
【0018】上記構成によれば、上記出力される情報が
挨拶文である場合には、上記位置情報取得手段が存在し
ている位置に応じた言語での挨拶文が音声によって出力
される。
【0019】また、第2の発明のコンピュータ読出し可
能なプログラム記録媒体は、コンピュータを、上記第1
の発明における上記位置情報取得手段,プログラム選択
手段,プログラム実行手段および出力手段として機能さ
せる情報処理プログラムが記録されていることを特徴と
している。
【0020】上記構成によれば、上記第1の発明の場合
と同様に、例えば、上記出力される情報が住所録や挨拶
文であり、上記コンピュータの存在位置が「東京」である
場合には、日本語で上記住所録や挨拶文が出力される。
また、「ニューヨーク」に存在している場合には、同一内
容の住所録や挨拶文が英語で出力される。
【0021】また、第3の発明の情報処理装置は、自身
が存在している位置の位置情報を取得する位置情報取得
手段と、現地時刻に依存する現地時刻依存プログラムを
保持するプログラム保持手段と、標準時刻を管理する標
準時刻管理手段と、上記取得された位置情報に基づいて
上記標準時刻に対する現地時刻の時差を求めて現地時刻
を算出する現地時刻算出手段と、上記算出された現地時
刻に基づいて上記現地時刻依存プログラムを実行するプ
ログラム実行手段と、上記プログラム実行手段による上
記現地時刻依存プログラムの実行結果を出力する出力手
段を備えたことを特徴としている。
【0022】上記構成によれば、位置情報取得手段が存
在している位置に応じた現地時刻依存プログラムが実行
される。したがって、例えば、上記現地時刻依存プログ
ラムが現地時刻表示プログラムであり、上記位置情報取
得手段が存在している位置が「東京」である場合には、日
本時間が表示される。また、「パリ」に存在する場合に
は、フランス時間が表示される。
【0023】また、第4の発明のコンピュータ読出し可
能なプログラム記録媒体は、コンピュータを、上記第3
の発明における上記位置情報取得手段,標準時刻管理手
段,現地時刻算出手段,プログラム実行手段および出力手
段として機能させる情報処理プログラムが記録されてい
ることを特徴としている。
【0024】上記構成によれば、上記第3の発明の場合
と同様に、例えば、上記現地時刻依存プログラムが現地
時刻表示プログラムであり、上記位置情報取得手段が存
在している位置が「東京」である場合には、日本時間が
表示される。また、「パリ」に存在する場合には、フラ
ンス時間が表示される。
【0025】また、第5の発明の情報処理装置は、自身
が存在している位置の位置情報を取得する位置情報取得
手段と、異なる通貨に依存する複数の通貨依存プログラ
ムを保持するプログラム保持手段と、上記取得された位
置情報に基づいて特定の通貨依存プログラムを選択する
プログラム選択手段と、上記選択されたプログラムを実
行するプログラム実行手段と、上記プログラム実行手段
による上記特定の通貨依存プログラムの実行結果を出力
する出力手段を備えたことを特徴としている。
【0026】上記構成によれば、位置情報取得手段が存
在している位置に応じた通貨依存プログラムが実行され
る。したがって、例えば、上記通貨依存プログラムが通
貨別の伝票表示プログラムであり、上記位置情報取得手
段が存在している位置が「東京」である場合には、日本通
貨単位「円」での伝票が日本語で表示される。また、「ニ
ューヨーク」に存在する場合には、米国通貨単位「$」で
の伝票が英語で表示される。
【0027】また、第6の発明のコンピュータ読出し可
能なプログラム記録媒体は、コンピュータを、上記第5
の発明における上記位置情報取得手段,プログラム選択
手段,プログラム実行手段および出力手段として機能さ
せる情報処理プログラムが記録されていることを特徴と
している。
【0028】上記構成によれば、上記第5の発明の場合
と同様に、例えば、上記通貨依存プログラムが通貨別の
伝票表示プログラムであり、上記位置情報取得手段が存
在している位置が「東京」である場合には、日本通貨単位
「円」での伝票が日本語で表示される。また、「ニューヨ
ーク」に存在する場合には、米国通貨単位「$」での伝票
が英語で表示される。
【0029】また、第7の発明の情報処理装置は、自身
が存在している位置の位置情報を取得する位置情報取得
手段と、異なる金銭付加情報に依存する複数の金銭付加
情報依存プログラムを保持するプログラム保持手段と、
上記取得された位置情報に基づいて特定の金銭付加情報
依存プログラムを選択するプログラム選択手段と、上記
選択されたプログラムを実行するプログラム実行手段
と、上記プログラム実行手段による上記特定の金銭付加
情報依存プログラムの実行結果を出力する出力手段を備
えたことを特徴としている。
【0030】上記構成によれば、位置情報取得手段が存
在している位置に応じた金銭付加情報依存プログラムが
実行される。尚、ここで、上記金銭付加情報とは、税
率,チップの有無,通貨の表示形式等を指す。したがっ
て、例えば、上記金銭付加情報依存プログラムが税率別
の税金算出プログラムであり、上記位置情報取得手段が
存在している位置が「東京」である場合には、日本の税率
で税金が算出される。また、「ニューヨーク」に存在する
場合には、米国の税率で税金が算出される。
【0031】また、第8の発明のコンピュータ読出し可
能なプログラム記録媒体は、コンピュータを、上記第7
の発明における上記位置情報取得手段,プログラム選択
手段,プログラム実行手段および出力手段として機能さ
せる情報処理プログラムが記録されていることを特徴と
している。
【0032】上記構成によれば、上記第7の発明の場合
と同様に、例えば、上記金銭付加情報依存プログラムが
税率別の税金算出プログラムであり、上記位置情報取得
手段が存在している位置が「東京」である場合には、日本
の税率で税金が算出される。また、「ニューヨーク」に存
在する場合には、米国の税率で税金が算出される。
【0033】また、上記第1の発明,第5の発明および
第7の発明の情報処理装置は、プログラムサーバーとの
通信を行う通信手段を備えると共に、上記プログラム選
択手段を、上記通信手段による上記プログラムサーバー
との通信によって上記特定のプログラムを取得するプロ
グラム取得手段を備えるように成すことが望ましい。
【0034】上記構成によれば、上記位置情報取得手段
が存在している位置に応じた特定のプログラムが、プロ
グラムサーバーから取得されて実行される。
【0035】また、第9の発明の情報処理装置は、自身
が存在している位置の位置情報を取得する位置情報取得
手段と、目的地の位置を入力する入力手段と、異なる縮
尺率の地図を保持する地図保持手段と、上記取得された
位置情報に基づく位置と上記入力された位置とを対角に
有する矩形領域を設定する矩形領域設定手段と、地図保
持手段に保持された地図のうち上記矩形領城が含まれ且
つ縮尺率が最も大きい地図を選択する地図選択手段と、
上記選択された地図を表示する出力手段を備えたことを
特徴としている。
【0036】上記構成によれば、入力手段から目的地の
位置が入力されると、位置情報取得手段が存在している
現在地と上記目的地とが対角の位置に表示され且つ最も
大きく拡大された地図が、地図保持手段から選出されて
表示される。
【0037】また、上記第9の発明の情報処理装置は、
地図情報サーバーとの通信を行う通信手段を備えると共
に、上記地図選択手段を、上記通信手段による上記地図
情報サーバーとの通信によって上記矩形領城が含まれ且
つ縮尺率が最も大きい地図を取得する地図情報取得手段
を備えるように成すことが望ましい。
【0038】上記構成によれば、上記現在地と上記目的
地とが対角の位置に表示され且つ最も大きく拡大された
地図が、地図情報サーバーから取得されて表示される。
【0039】また、上記第9の発明の情報処理装置は、
上記位置情報取得手段を所定時間間隔で位置情報を取得
するように成し、上記矩形領域設定手段,地図選択手段
および出力手段を、上記位置情報取得手段によって位置
情報が取得される毎に上記矩形領域の設定,地図の選択
および選択地図の表示を行うように成すことが望まし
い。
【0040】上記構成によれば、現在地が目的地に近づ
くに連れて、所定の時間間隔で、自動的に縮尺率が大き
な地図に切り換え表示される。
【0041】また、第10の発明のコンピュータ読出し
可能なプログラム記録媒体は、コンピュータを、上記第
9の発明における上記位置情報取得手段,矩形領域設定
手段,地図選択手段および出力手段として機能させる情
報処理プログラムが記録されていることを特徴としてい
る。
【0042】上記構成によれば、上記第9の発明の場合
と同様に、例えば、入力手段から目的地の位置が入力さ
れると、位置情報取得手段が存在している現在地と上記
目的地とが対角の位置に表示され且つ最も大きく拡大さ
れた地図が表示される。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。図1は、本実施の形態の情報
処理装置における概略ブロック図である。本情報処理装
置1は、受信部2,入力部3,出力部4,情報処理部5,発
信部6および通信部7から概略構成されている。以下、
各部について詳細に説明する。
【0044】上記受信部2には、人工衛星を含む3以上
の機器や外部局からの電波を受信することが可能な電波
受信装置が搭載されており、受信した電波強度を測定す
る機能を有している。そして、受信部2は情報処理部5
と接続されており、受信した電波や電波強度に関する情
報を情報処理部5に送出する。入力部3は、キーボード
やマウス等で構成されて、情報処理部5に対する入力を
行う。出力部4は、ディスプレイ,スピーカ,プリンタ等
で構成されて、情報処理部5からの出力要求を受けて出
力を行う。情報処理部5は、CPU(中央演算処理装置)
等で構成されており、受信部2からの電波情報および入
力部3からの入力情報に基づいて種々の情報処理を行な
う。発信部6は、電波発信手段を有して上記3以上の機
器に対して電波を発信する。
【0045】以上の構成によって、上記発信部6から発
信された電波に基づいて、上記3以上の機器および外部
の位置計算局等によって算出された当該情報処理装置1
の位置情報を、受信部2で受信することができるのであ
る。または、受信部2で受信された上記3以上の基準と
なる機器からの電波情報(電波強度)から、当該情報処理
装置1の位置を情報処理部5によって算出/決定するこ
とができるのである。尚、上記通信部7は、ネットワー
クを介して、情報処理装置1外とデータ通信を行なう。
【0046】上記情報処理部5は、位置情報決定部1
0,位置情報保持部11,プログラム保持部12,プロク
ラム選択部13,プログラム実行部14,入力処理部1
5,出力処理部16,ダウンロード要求部17,ダウンロ
ード部18,時刻管理部19およびデータ保持部20で
構成される。以下、各部について詳細に説明する。
【0047】上記位置情報決定部10は、上記受信部2
で受信された電波情報を獲得し、その電波情報を用いて
現在の当該情報処理装置1の位置を決定する。こうし
て、位置情報決定部10で決定された位置情報や受信部
2で受信された位置情報は、位置情報保持部11に送出
されて保持される。プログラム保持部12は、当該情報
処理装置1が処理し得る種々のプログラムを保持してお
り、プログラム選択部13から指定されたプログラムを
検索してプログラム実行部14にそのプログラムデータ
を読み込ませる。
【0048】また、上記プログラム選択部13は、プロ
グラム選択情報と位置情報保持部13に保持されている
位置情報とに基づいて、プログラム保持部12に保持さ
れている種々のプログラムの中から実行すべき1つのプ
ログラムを選択する。尚、上記プログラム選択情報は、
プログラム実行部14からプログラム選択要求と共に送
出されてくる。また、プログラム選択部13は、プログ
ラム保持部12に登録された複数のプログラムと実行す
る位置範囲とを対応付けた表を有している。そして、上
記プログラムの選択処理は、上記対応表を検索して、位
置情報保持部13に保持されている現在の情報処理装置
1の位置が上記位置範囲に該当するプログラムを求める
ことによって行われる。プログラム保持部12の保持プ
ログラムは、上記ダウンロード部18によるダウンロー
ドによって追加することが可能になっている。尚、上記
プログラム選択情報には、プログラム名やダウンロード
が必要な場合のプログラムサーバー等の情報が含まれて
いる。そして、プログラム選択部13は、プログラム選
択情報に基づいてプログラムのダウンロードが必要と判
断した場合は、ダウンロード要求部17にダウンロード
に関するダウンロード関連情報と位置情報とを送出す
る。
【0049】上記プログラム実行部14は、上記プログ
ラム選択部13によって選択されたプログラムを実行す
る。ここで、実行するプログラムは、プログラム保持部
12に予め格納されているプログラム、または、ダウン
ロード部18によってダウンロードされてプログラム保
持部12に保持されたプログラムである。その際に、プ
ログラム実行中に所在位置に基づくプログラム選択が要
求された場合には、上記実行中のプログラムに書き込ま
れている上記プログラム選択情報をプログラム選択部1
3に送出することも可能である。
【0050】上記入力処理部15は、上記入力部3から
の入力を処理して入力情報を得、得られた入力情報を必
要な部に送出する。また、出力処理部16は、何れかの
部からの出力要求を受けて、出力情報を出力部4に送出
する。ダウンロード要求部17は、プログラム選択部1
3からの上記ダウンロード関連情報と位置情報とに基づ
いてダウンロードプログラムを決定し、ダウンロード部
18にダウンロードを要求する。その際に、ダウンロー
ドプログラムを決定するための情報が不足している場合
には、上記通信部7を介してサーバーと通信を行なって
不足情報を取得して、ダウンロードプログラムを決定す
る。ダウンロード部18は、通信部7を制御して、ダウ
ンロード要求部17から要求されたダウンロードプログ
ラムをダウンロードし、プログラム保持部12に保持さ
せる。
【0051】上記時刻管理部19は、本情報処理装置1
内の時刻を、例えばグリニッジ標準時で管理している。
また、データ保持部20には出力情報等が保持されてい
る。
【0052】尚、上記プログラム選択部13が選択可能
なプログラムの総てをプログラム保持部12に保持して
おくことによって、通信部7,ダウンロード要求部17
およびダウンロード部18を削除しても構わない。その
場合には、プログラムはダウンロードされず、プログラ
ム選択部13はプログラム保持部12に保持されている
プログラムの中からのみ実行するプログラムを選択する
ことになる。
【0053】また、上記サーバーと通信を行なう通信手
段については特に規定しない。通信手段として無線を用
いる場合には、通信部7を受信部2と発信部6とによっ
て実現しても構わないし、有線接続等の全く別の通信媒
体を用いてもよい。
【0054】図2は、情報処理部5による受信部2,入
力部3,出力部4,発信部6および通信部7の制御の下に
実行される情報処理動作のフローチャートである。以
下、図2に従って、上記構成を有する情報処理装置1の
動作の一例について説明する。
【0055】先ず、ステップS1で、上記発信部6によ
って、上記3以上の基準機器に対して電波が発信され
る。ステップS2で、受信部2によって、上記発信され
た電波に基づいて後に詳述するようにして外部の位置計
算局で算出された位置情報が受信される。そして、位置
情報決定部10によって、位置情報保持部11に保持さ
れる。ステップS3で、プログラム選択部13によっ
て、プログラム保持部12に保持されているプログラム
に対して上述のようにして実行すべきプログラムの選択
処理が行われる。ステップS4で、プログラム選択部1
3によって選択されたプログラムがプログラム保持部1
2に保持されているか否かが判別される。その結果、保
持されていればステップS7に進み、保持されていなけ
ればステップS5に進む。
【0056】ステップS5で、上記ダウンロード要求部
17によって、プログラム選択部13からの上記ダウン
ロード関連情報と位置情報とに基づいてダウンロードプ
ログラムが決定され、ダウンロード部18にプログラム
のダウンロード要求が出される。ステップS6で、ダウ
ンロード部18によって、通信部7からダウンロードさ
れてきたプログラムがプログラム保持部12に保持され
る。
【0057】ステップS7で、上記プログラム実行部1
4によって、上記選択されたプログラムあるいはダウン
ロードされたプログラムがプログラム保持部12から読
み出される。ステップS8で、プログラム実行部14に
よって上記選択プログラムが実行され、得られた結果が
出力処理部16によって出力部4に渡され、出力部4か
ら出力される。そうした後、情報処理動作が終了され
る。
【0058】図3は、上記発信部6から3つの基準局に
対して電波を発信して当該情報処理装置の位置を特定す
る際の概念を示す。
【0059】上記情報処理装置PSは、上記基準局A1,
A2,A3へ向けて電波を発信する。基準局A1では、情報
処理装置PSから受信した電波の強度を調べることによ
って、上記情報処理装置PSから基準局A1までの距離
a1を得ることができる。同様に、基準局A2では、情報
処理装置PSから基準局A2までの距離a2を、基準局A
3では情報処理装置PSから基準局A3までの距離a3を
得ることができる。
【0060】こうして測定された上記情報処理装置PS
から基準局A1,A2,A3までの距離距離a1,a2,a3は、
有線ネットワークや無線等の通信手段を用いて位置計算
局AXへ集められる。位置計算局AXは、基準局A1,A
2,A3の何れかを兼ねていてもよいし、基準局A1,A2,
A3とは独立して設けられていてもよい。そして、基準
局A1,A2,A3の位置は決まっているため、各基準局A
1,A2,A3が一直線上にない限り、基準局A1からa1の
距離を有し、基準局A2からa2の距離を有し、基準局A
3からa3の距離を有する情報処理装置PSの位置は一意
に決まるのである。
【0061】そこで、上記位置計算局AXは、各基準局
A1,A2,A3からの距離a1,a2,a3を有する情報処理装
置PSの位置を計算し、得られた位置情報を情報処理装
置PSに送るのである。ここで、位置計算局AXから情
報処理装置PSへの通信手段は、無線電波を用いてもよ
いし、有線接続等の全く別の通信媒体を用いても差し支
えない。尚、図1に示す情報処理装置1での説明におい
ては、位置計算局AXからの通信手段は無線電波である
として、電波受信装置を搭載した受信部2を用いてい
る。この場合、受信部2は、位置計算局AXからの位置
情報を受信することになり、位置情報決定部10は、単
に受信部2で受信された位置情報を情報処理部5で処理
可能な形態に変換する等の処理と位置情報保持部11へ
の格納処理のみを実行するだけでよいことになる。すな
わち、図2に示す情報処理動作のフローチャートにおけ
るステップS1,S2は、この位置情報特定方法を適用し
たものである。
【0062】また、上記情報処理装置の位置を特定する
別の例として、位置決定システムとして既に広く用いら
れているGPS(全地球測位システム)等を利用する方法
がある。図4は、上記GPSを用いた位置決定を説明す
るための概念を示す。以下、上記GPSを、図1に示す
情報処理装置1の位置特定に適用する場合を例に説明す
る。
【0063】上記情報処理装置1は、3個の人工衛星A
S1,AS2,AS3から送信される電波を受信部2で受信
し、その電波情報に基づいて自分自身の位置を決定する
のである。この場合、情報処理装置1は発信部6を必要
とはしない。受信部2で受信された電波情報は位置情報
決定部10に渡され、位置情報決定部10によって上記
電波情報に基づいて情報処理装置1の現在の位置が決定
される。そして、位置情報決定部10によって決定され
た情報処理装置1の位置は、位置情報保持部11に保持
されるのである。
【0064】さらに、上記情報処理装置の位置を特定す
る別の例として、3つの基準局からの電波を受信し、そ
の電波強度を用いて位置を決める位置決定システムがあ
る。図5に、情報処理装置が3つの基準局からの電波を
受信して当該情報処理装置の位置を特定する概念を示
す。
【0065】情報処理機器PSは、3つの基準局A1,A
2,A3からの電波を受信し、夫々の電波強度を調べる。
各電波強度を調べることによって、情報処理機器PSか
ら基準局A1までの距離a1を、情報処理機器PSから基
準局A2までの距離a2を、情報処理機器PSから基準局
A3までの距離a3を得ることができる。各基準局A1,A
2,A3の位置は決まっているため、各基準局A1,A2,A3
が一直線上に存在しない限り、基準局A1からa1の距離
を有し、基準局A2からa2の距離を有し、基準局A3か
らa3の距離を有する情報処理装置PSの位置は一意に
決まるのである。
【0066】この位置決定システムを、図1に示す情報
処理装置1の位置特定に適用する場合には、情報処理装
置1は発信部6を必要とはしない。受信部2で受信され
た電波強度は位置情報決定部10に渡され、位置情報決
定部10によって上記電波強度に基づいて情報処理装置
1の現在の位置が決定される。そして、位置情報決定部
10によって決定された情報処理装置1の位置は、位置
情報保持部11に保持されるのである。
【0067】上述のように、受信した上記基準局からの
電波の電波強度に基づいて、情報処理装置から上記基準
局までの距離を得る位置決定システムの応用として、上
記電波強度を用いて情報処理装置の動作を制御すること
が考えられる。
【0068】図6は、上記情報処理装置が基準局からの
電波を受信し、その電波強度を用いて当該情報処理装置
の動作を制御する場合の概念を示す。情報処理装置PS
は、基準局C1からの電波を受信して電波強度を調べ
る。その場合、情報処理装置PSから基準局C1までの
距離c1が一定の同心円上で電波強度は一定となる。し
たがって、情報処理装置PSがある電波強度の電波を受
信した場合に特定のプログラムが動作するということ
は、基準局C1からの距離c1が同一の同心円上では決ま
った特定のプログラムが動作するということになる。
【0069】また、得られた位置情報を上記情報処理装
置が存在する国や地域を特定する目的のみに用いる場合
には、上記ナビゲーション等に用いるような細かい精度
での位置情報は必要ない。その場合には、上記基準局C
1からの電波の強度を調べなくとも、基準局C1からの電
波を受信できれば、その基準局C1の存在する国や地域
や都市に情報処理装置PSが存在すると見なすことがで
きるのである。
【0070】以下、図1に示す情報処理装置1による上
記位置情報に合致したプログラムの実行によって実現さ
れる位置情報を利用した多種多様な情報処理内容の一例
について説明する。
【0071】<位置情報によって異なる言語を出力する
処理>本処理は、上記情報処理装置1に関する位置情報
によって、当該情報処理装置1が現在存在している国や
地域を判別し、そこで使用されている言語を用いて出力
する処理である。図7は、本処理の例として、アドレス
帳の内容を表示する場合の表示例を示す。
【0072】上記情報処理装置1が「東京」に存在してい
る場合には、図7(a)に示すようにアドレス帳の内容が
日本語で表示される。また、情報処理装置1が「ニュー
ヨーク」に存在している場合には、図7(b)に示すように
アドレス帳の内容が英語で表示される。これは、図7に
示すような各言語でのアドレス情報をデータ保持部20
に格納しておき、位置情報に合致した言語用の表示プロ
グラムを選択して実行し、ディスプレイ等の出力部4に
表示することで実現される。
【0073】ここで、上記出力部4に表示させる内容
は、上記アドレス帳に限らず、様々なアプリケーション
が考えられる。
【0074】例えば、各国の国語を用いて自己紹介を表
示するようにすれば、当該情報処理装置1が位置する国
や地域の言語を知らなくとも、情報処理装置1を見せる
だけで自己紹介ができる。同様に、簡単な会話例を、夫
々の国語を用いて表示することもできる。また、例え
ば、警告文書や注意書き等を各国語を用いて表示するこ
とも考えられる。
【0075】上記表示する内容は、上述したように、同
じ内容を予め幾つかの言語で表記したものを選択肢とし
て登録しておき、得られた位置情報に応じて何れかの内
容を選択するようにしてもよいが、得られた位置情報に
合致した翻訳プログラムを選択/実行して、基準となる
言語(日本語)での表示内容を上記位置情報に応じた言語
にその都度翻訳して表示するようにしてもよい。また、
上記位置情報あるいは上記位置情報から決定される言語
をキーとして当該情報処理装置1の外部に問い合わせ、
その結果を得て表示するという方法であってもよい。そ
の場合には、プログラム実行部14は、上記位置情報あ
るいは位置情報から決定された言語に合致した問い合わ
せプログラムを実行することになる。
【0076】ところで、上記情報処理装置1の位置情報
から、当該情報処理装置1が存在する国あるいは地域で
用いられている言語を特定するには、プログラム選択部
13に位置情報と言語との対応付け表を持たせてもよい
し、位置情報をキーとして情報処理装置1の外部に問い
合わせてもよい。
【0077】図8は、上記プログラム選択部13に対応
付け表を持たせる場合における上記対応付け表の一例を
示す。この例においては、上記対応付け表としての地図
が用意されており、この地図には各国の境界線およびに
各言語の境界線が記されている。そして、例えば、緯度
経度で表わされた位置情報が入力されると地図上の1点
Pがプロットされ、その点Pに対応する国家(D国)ある
いは地域およびそこで使用される言語(Y語)が特定され
るのである。
【0078】また、図9は、上記位置情報をキーとし
て、使用される言語を当該情報処理装置1の外部に問い
合わせる場合の問い合わせ処理動作のフローチャートを
示す。ステップS11で、プログラム選択部13によっ
て、位置情報保持部11から位置情報が読み出される。
ステップS12で、読み出された位置情報をキーとしてダ
ウンロード要求部17に言語特定が要求される。ステッ
プS13で、ダウンロード要求部17からの要求に基づい
て、ダウンロード部18によって通信部7を介して外部
への問い合わせが行われる。そして、得られた言語(情
報処理装置1が存在する国や地域で使用される言語)を
プログラム保持部12に保持する。ステップS14で、プ
ログラム選択部13は、プログラム保持部12に保持さ
れた内容(言語)に基づいて使用する言語を決定し、その
決定された言語用の表示プログラムあるいは決定された
言語への翻訳プログラムを選択してプログラム保持部1
2に送出して問い合わせ処理動作を終了する。
【0079】ここで、上記表示する内容を予め幾つかの
言語で表示する情報を選択肢として登録しておき、位置
情報に基づいて選択して表示する場合には、以下のよう
にして行えばよい。すなわち、図1において、データ保
持部20に、選択肢としての各言語での表示情報を保持
しておく。また、プログラム保持部12に、各言語の表
示情報を読み出して表示する表示プログラムを各言語毎
に保持しておく。そして、プログラム選択部13によっ
て、位置情報保持部11から読み出した位置情報に基づ
いて情報処理装置1が存在する国または地域で用いられ
ている言語を上述のようにして特定し、使用する表示プ
ログラムを選択する。そして、プログラム実行部14に
よって、その特定された言語用の表示プログラムをプロ
グラム保持部12から読み出して実行し、上記特定され
た言語での表示情報を表示するのである。
【0080】また、上記位置情報または位置情報から決
められた言語をキーとして、表示プログラムの内容を外
部に問い合わせる場合には、以下のようにして行えばよ
い。すなわち、図1において、プログラム選択部13
は、位置情報保持部11から読み出した位置情報に基づ
いて言語を特定する。そして、上記位置情報(緯度軽度
情報等)あるいは言語(英語,フランス語,日本語等)をダ
ウンロード要求部17に送出する。そうすると、ダウン
ロード要求部17は、上記位置情報あるいは言語をキー
として、該当する言語用の表示プログラムのダウンロー
ドをダウンロード部18に要求する。そして、ダウンロ
ード部18によって、通信部7を介してダウンロードさ
れてきた表示プログラムをプログラム保持部12に保持
するのである。
【0081】また、上記表示する内容を、その都度基準
言語から上記位置情報に基づく言語に翻訳して表示場合
には、図1におけるプログラム実行部14に翻訳手段を
設ける。そして、翻訳すべきソース言語(基準言語)での
表示内容とターゲット言語とを与えることによって、上
記翻訳手段によって、ターゲット言語で表現された表示
内容を得るのである。図10は、プログラム実行部14
によって実行される表示内容翻訳処理動作のフローチャ
ートである。以下、図10に従って、表示内容翻訳処理
動作について説明する。
【0082】ステップS21で、上記プログラム選択部1
3からの上記位置情報に基づいて決定された言語を受け
て、上記言語をターゲット言語とする翻訳プログラムお
よび翻訳表示内容用の表示プログラムがプログラム保持
部12から読み出される。ステップS22で、プログラム
選択部13によって選択された上記基準言語による表示
内容が、データ保持部20から読み出される。ステップ
S23で、上記翻訳手段によって、上記基準言語での表示
内容が上記ターゲット言語に翻訳される。ステップS24
で、上記表示プログラムが実行され、実行結果が出力処
理部16に渡される。そして、得られた翻訳結果が出力
部4から出力される。尚、ステップS21とステップS22
とは逆であっても構わない。
【0083】<位置情報によって異なる言語を音声出力
する処理>上記情報処理装置1に関する位置情報によっ
て、当該情報処理装置1が現在存在している国や地域を
判別し、そこで使用されている言語を用いて異なる表示
を出力する場合の出力は、ディスプレイ等の表示画面に
対する出力ばかりとは限らない。
【0084】例えば、自己紹介や簡単な会話例の出力
を、音声によって行う場合も考えられる。図11は、日
本語で「こんにちは」という意味の言葉を、情報処理装置
1によって、当該情報処理装置1が存在する国や地城で
用いられている言語で発声している状態を表わす概念図
である。情報処理装置1が「ロサンゼルス」に存在してい
る場合には、英語で「ハロー」を発声し、情報処理装置1
が「北京」に存在している場合には、中国語で「ニイハオ」
を発声するのである。この場合、出力処理部16は音声
合成処理装置等で構成され、出力部4はスピーカ等の音
声出力装置で構成されることになる。
【0085】<位置情報によってカーソル移動方向を異
ならせる処理>パーソナルコンピュータ(以下、パソコ
ンと略称する)やPDA(パーソナル・ディジタル・アシス
タンツ)等のパーソナル型の情報処理機器においては、
表示部に言語表示を行う場合には、英語等のように表示
画面の左側から右側に向って表示を行っていくものが主
流になっている。ところが、言語によっては、アラビア
語のように右側から左側に向って横書きに記述する言語
や、中国語のように上側から下側に向って縦書きに記述
する言語がある。そして、上述のような特殊な記述を行
う言語専用のパソコンやPDAにおいては、夫々の言語
に合わせた表示/入力が可能なものは既に存在してい
る。しかしながら、上述のような表示する言語の記述方
法に合わせて表示方向を変えることが可能なパソコンや
PDAは存在していない。
【0086】本実施の形態においては、上記情報処理装
置1の位置情報に基づいて当該情報処理装置1が位置す
る国や地域を判別し、そこで使われている言語で表示を
行うと同時に、その言語の記述方法に合わせた表示制御
を行なうのである。例えば、情報処理装置1が「カイロ」
に存在する場合には、図12(a)に示すように、ディス
プレイ等の出力部4にアラビア語を右側から左側に向っ
て横方向に表示する。さらに、入力に際しては、カーソ
ルを右から左へ動かすと共に、改行時には下方向へ移動
させるという処理を行なう。また、情報処理装置1が
「上海」に存在する場合には、図12(b)に示すように、
中国語を上側から下側に向って縦方向に表示する。さら
に、入力に際しては、カーソルを上から下へ動かすと共
に、改行時には左方向へ移動させるという処理を行な
う。また、情報処理装置1が「ラスベガス」に存在する場
合は、図12(c)に示すように、英語を左側から右側に
向って横方向に表示する。さらに、入力に際しては、カ
ーソルを左から右へ動かすと共に、改行時には下方向へ
移動させるという処理を行なうのである。
【0087】尚、このような処理は、各言語毎の表示制
御プログラムを上記各言語毎の表示プログラムや翻訳プ
ログラムに対応付けてプログラム保持部に登録しておけ
ば実現可能となる。
【0088】<位置情報によって時刻表示を異ならせる
処理>図13は、上記位置情報によって異なる時刻を表
示する情報処理装置1の表示例を示す。情報処理装置1
は、上述したようにして位置情報を取得し、情報処理装
置1が存在する位置が「東京」である場合には、日本のタ
イムゾーン内に在ると判断する。また、情報処理装置1
が存在する位置が「パリ」である場合には、フランスのタ
イムゾーン内に在ると判断する。一方、情報処理装置1
の内部では、時刻管理部19によって、例えばグリニッ
ジ標準時で時刻が管理されている。
【0089】ここで、日本のタイムゾーンはグリニッジ
標準時に対して+9時間の時差を有し、フランスのタイ
ムゾーンはグリニッジ標準時に対して+1時間の時差を
有している。そこで、時刻管理部19によって管理され
るグリニッジ標準時が13:30の場合には、プログラ
ム実行部14が日本用の現地時刻表示プログラムを実行
することによって、グリニッジ標準時との時差+9時間
が求められ、この時差に基づいて時刻管理部19から読
み出された内部管理時刻13:30が9時間進められ
て、図13(a)に示すように、時刻22:30が表示さ
れる。同様に、プログラム実行部14がフランス用の現
地時刻表示プログラムを実行することによって、上記時
差+1時間が求められ、上記内部管理時刻13:30が
1時間進められて、図13(b)に示すように、時刻1
4:30が表示されるのである。
【0090】尚、本実施の形態における情報処理装置1
は、図13に示す表示形態を呈するパソコンやPDAの
みを対象とするわけではなく、図14に示す表示形態を
呈する腕時計にも適用可能である。
【0091】<位置情報によって異なる計算を行う処理
>図15は、上記情報処理装置1が、上記位置情報に基
づいて当該情報処理装置1が存在する国や地域を判別
し、そこで使われている言語で、そこで使われている通
貨と税率や通貨の表示形式等の金銭付加情報とに応じ
て、異なる情報を出力する場合の出力例を示す。図15
には、情報処理装置1が日本に存在する場合と米国に存
在する場合との伝票の表示例を示す。
【0092】先ず、図15(a)に示すように「伝票」と記
されている部分と、図15(b)に示すように「check」と記
されている部分とに示すように、異なった言語を用いて
表示が行なわれる。通貨の単位である「円」と「$」等につ
いても同様である。また、米国通貨単位ドルは、下位の
通貨単位セントを有しているため、小数点以下の数字が
付加される。
【0093】さらに、「$」の表示形式では、千単位で繰
り上がりが起こる(1,10,100,1サウザンド,10
サウザンド,100サウザンド,1ミリオン,…)のに対し
て、「円」の表示形式では、万単位で繰り上がりが起こ
る(1,10,100,1000,1万,10万,100万,1
000万,1億,…)。したがって、図15においてはカ
ンマを用いた数字の区切りも異なっており、日本語では
4桁毎にカンマが付けられているのに対して、英語では
3桁毎にカンマが付けられている。尚、図15には示し
ていないが、日本語の場合には漢字を用いた表現(例え
ば「12,6000円」を「拾弐萬六千円」と表す表現)も可
能である。
【0094】また、上記情報処理装置1が存在する国や
地域によってその国や地城で用いられる税金情報を取出
して利用することも可能である。図15においては、税
金として、日本の場合は「5%」、米国の場合は「10%」
というように、異なる税率で課税金額が計算され、合計
金額も算出されている。
【0095】上述のような処理は、上記プログラム保持
手段12に種々の通貨による伝票表示プログラムを保持
しておく。また、種々の国での税金算出プログラムおよ
び通貨の表示形式制御プログラムを、該当する国の通貨
での伝票表示プログラムにリンクさせて保持しておく。
そして、上記位置情報に基づいて、ある国の通貨での伝
票表示プログラムと、それにリンクされた税金算出プロ
グラムおよび通貨の表示形式制御プログラムを実行する
ことによって実現される。
【0096】<位置情報によって地図の縮尺を変える処
理>図16は、上記情報処理装置1の位置情報に基づい
て当該情報処理装置1の存在位置を示す地図の縮尺を変
える場合の表示例を示す。この例においては、画面に地
図を表示し、情報処理装置1の現在位置と目的地である
A駅とを表示している。この場合、上記位置情報に基づ
く現在位置とA駅との距離によって、表示される地図の
縮尺が異なるようになっている。すなわち、現在位置と
A駅との間の距離が所定距離よりも大きい比較的遠い場
合には、図16(a)に示すように、目的地へのおおざっ
ぱな道のりを示すために、縮尺率の小さい地図が表示さ
れる。これに対して、現在位置とA駅との間の距離が上
記所定距離以下であって比較的近い場合には、図16
(b)に示すように、目的地であるA駅周辺の詳細な情報
を得るために、縮尺率の大きい地図が表示されるのであ
る。
【0097】図17は、上記位置情報に応じて地図の縮
尺を変えない従来の存在位置表示例を示している。常に
縮尺率の大きな詳細な地図を用いる場合には、図17
(a)に示すように、現在位置とA駅との間の距離が比較
的遠い場合には、現在位置とA駅との両方を表示する地
図を1つの画面に表示することができない。逆に、常に
縮尺率の小さい地図を用いる場合には、図17(b)に示
すように、目的地付近の詳細な情報を得ることができな
いのである。
【0098】図18は、上記情報処理装置1の存在位置
と目的地との間の距離に応じて、異なる縮尺の地図を表
示する地図尺度変更表示処理動作のフローチャートであ
る。ステップS31で、プログラム選択部13によって、
位置情報保持部11から当該情報処理装置1の現在位置
に関する位置情報が読み出される。ステップS32で、入
力部3および入力処理部15によって、目的地の位置が
入力される。その場合の入力情報は、緯度経度等の直接
の位置パラメータであってもよいし、既に表示されてい
る地図上で目的地をプロットする方法であってもよい
し、目的地の名称を入力し情報処理装置1内部のデータ
ベース(図示せず)あるいはネットワーク経由で情報処理
装置1外のデータベースから位置情報を検索してもよ
い。
【0099】ステップS33で、当該情報処理装置1の現
在位置と目的地の位置との位置関係が調べられ、2つの
位置が対角に位置するような矩形が設定される。その場
合、この矩形は地図の東西方向あるいは南北方向に対し
て傾きのない矩形であることが望ましい。また、現在位
置や目的地の位置が表示画面の端に寄り過ぎた状態で表
示されると問題があるため、上記矩形にはある程度のマ
ージンが取られる。図19(a)は、現在位置に対して目
的地が左上方向(北西方向)にある場合の矩形設定の一例
を示す。また、図19(b)は、現在位置に対して目的地
が左下方向(南西方向)にある場合の矩形設定の一例を示
す。
【0100】ステップS34で、上記設定された矩形の領
域が含まれる地図が地図データベース(図示せず)から検
索され、矩形の領域が含まれる地図のうち最も縮尺率の
大きい地図が選択される。その場合、上記地図は、情報
処理装置1内部の地図データベースから検索してもよい
し、ネットワーク経由で外部の地図データベースから取
得してもよい。ステップS35で、選択された地図上に情
報処理装置1の現在位置がプロットされて、図16に示
すように出力部4の画面に表示される。
【0101】尚、上記情報処理装置1を携帯して移動す
る場合、目的地(駅)から遠くに居る時点では縮尺率の小
さい地図を表示し、目的地(駅)に近づくにつれて縮尺率
の大きい地図に表示を順次変化させてもよい。この場
合、一定時間毎(例えば数分毎)に図18の処理を繰り返
すことで実現できる。
【0102】上述したように、本実施の形態における情
報処理装置1は、受信部2,発信部6,位置情報決定部1
0および位置情報保持部11を有している。そして、発
信部6から発信された電波に基づいて、3以上の基準局
および外部の位置計算局等によって算出された当該情報
処理装置1の位置情報の電波を受信部2で受信し、得ら
れた位置情報を位置情報保持部11に保持する。あるい
は、3以上の基準局からの電波情報を受信部2で受信
し、得られた電波情報(電波強度)から位置情報決定部1
0によって当該情報処理装置1の位置情報を求めて位置
情報保持部11に保持する。
【0103】一方、上記プログラム保持部12には、各
言語用の情報表示プログラムや音声情報出力プログラム
や表示制御プログラム等の言語依存プログラム、各現地
時刻による時刻表示プログラム等の現地時刻依存プログ
ラム、各国通貨による伝票表示プログラム等の通貨依存
プログラム、各国税率による税金算出プログラム等の金
銭付加情報依存プログラム、位置情報による地図縮尺変
更表示プログラム等、位置情報によって出力内容や計算
内容等を異ならせる種々のプログラムが格納されてい
る。また、データ保持部20には、各言語での表示情報
等が格納されている。
【0104】そして、上記プログラム実行部14からの
指令および位置情報保持部12に保持されている位置情
報に基づいて、プログラム選択部13によって、本情報
処理装置1が存在する位置に該当する目的とするプログ
ラムを選択し、この選択プログラムをプログラム実行部
14で読み出して実行するようにしている。また、ダウ
ンロード要求部17およびダウンロード部18を有して
おり、プログラム保持部12に該当するプログラムが格
納されていない場合には、プログラム選択部13からの
指令に従って、目的とするプログラムをダウンロード
し、このダウンロードプログラムをプログラム実行部1
4で読み出して実行するようにしている。
【0105】したがって、本実施の形態によれば、情報
処理装置1が存在する国に応じた言語でのアドレス帳や
挨拶の表示や発声、上記言語に応じたカーソル移動、現
地時刻の表示、現地言語および現地通貨単位での伝票表
示、現地税率での税金算出、情報処理装置1が存在する
位置と目的位置との距離に応じた縮尺による地図表示等
の多種多様なプログラムを実行することができるのであ
る。
【0106】その際に、上記プログラム実行部14に、
翻訳モジュール等の翻訳手段を搭載しておく。さらに、
データ保存部20にはアドレス帳や挨拶等を基準となる
言語で表現したものを格納し、プログラム保持部12に
は上記基準言語から各言語への翻訳プログラムを格納し
ておく。そして、上記位置情報に基づく言語が上記基準
言語以外の言語である場合には、プログラム選択部13
は、データ保持部20およびプログラム保持部12から
基準言語でのアドレス帳および上記位置情報に基づく言
語への翻訳プログラムを選択し、プログラム実行部14
の上記翻訳手段で基準言語でのアドレス帳を翻訳して出
力するようにしてもよい。こうすることによって、予め
種々の言語でのアドレス帳や挨拶を作成しておく必要は
ない。また、翻訳モジュールや翻訳プログラムは既存の
ものを利用すればよい。
【0107】また、上記現地時刻による時刻表示を行う
に際しては、時刻管理部19によってグリニッジ標準時
を管理しておく。そして、プログラム実行部14が現地
時刻表示プログラムを実行するに際して、表示すべき現
地時刻とグリニッジ標準時との時差に基づいて、時刻管
理部19から読み出したグリニッジ標準時に基づいて現
地時刻を算出して出力部4に表示するようにしている。
したがって、容易に現地時刻を表示することができるの
である。
【0108】また、上記現地通貨による伝票表示を行う
に際しては、上記プログラム保持部12に、各国言語に
よる各国通貨での伝票表示プログラムを格納しておく。
そして、プログラム選択部13は、位置情報保持部11
に保持されている位置情報に該当する国の言語および通
貨での伝票表示プログラムを選択し、プログラム実行部
14で実行するようにしている。したがって、図15に
示すように、日本においては、「円」単位で「伝票」が表示
されるの対して、米国においては、「$」単位で「check」
が表示されるのである。
【0109】また、上記現地税率による税金算出および
現地通貨の表示形式での伝票表示を行うに際しては、上
記プログラム保持部12に、各国税率での税金算出プロ
グラムおよび各国通貨の表示形式での表示形式制御プロ
グラムを格納しておく。そして、プログラム選択部13
は、位置情報保持部11に保持されている位置情報に該
当する国の税率での税金算出プログラムおよび通貨表示
形式での表示形式制御プログラムを選択し、プログラム
実行部14で実行するようにしている。したがって、図
15に示すように、該当する国での税率による税金の算
出を自動的に行うことができる。また、日本では万単位
で繰り上がりが起こり、米国では千単位で繰り上がりが
起こる伝票表示を行なうことができるのである。
【0110】また、上記位置情報による地図尺度変更表
示を行うに際しては、上記プログラム保持部12に、位
置情報による地図縮尺変更表示プログラムを格納してお
く。そして、プログラム実行部14で地図縮尺変更表示
プログラムを実行するに際しては、入力部3から入力さ
れた目的地の位置と位置情報保持部11に保持されてい
る位置情報による現在の位置とが対角に位置するような
矩形であって且つ地図の東西方向あるいは南北方向に対
して傾きのない矩形を設定し、設定された矩形の領域が
含まれる地図のうち最も縮尺率の大きい地図を地図デー
タベースあるいは外部から検索して表示するようにして
いる。したがって、常に現在地と目的地とが対角の位置
に表示され且つ最も大きく拡大された地図上に現在地を
表示できる。
【0111】すなわち、本実施の形態によれば、現在地
と目的地との間の距離が比較的遠い場合には、図16
(a)に示すように目的地へのおおざっぱな道のりを示す
一方、現在地と目的地との間の距離が比較的近い場合に
は、図16(b)に示すように、目的地周辺の詳細な情報
を表示することができるのである。
【0112】尚、上記実施の形態においては、情報処理
装置1が存在する国に応じた言語でのアドレス帳や挨拶
の表示や発声、上記言語に応じたカーソル移動、現地時
刻の表示、現地言語および現地通貨単位での伝票表示、
現地税率での税金算出、現在地と目的地との距離に応じ
た縮尺による地図表示の総てを実行する場合を例に説明
している。しかしながら、この発明では、必ずしも上記
総ての情報処理を行う必要はなく、適宜必要な情報処理
を組み合わせて行えばよい。
【0113】ところで、上記実施の形態における位置情
報決定部10,プログラム選択部13,ダウンロード要求
部17,ダウンロード部18,プログラム実行部14およ
び出力処理部16による上記位置情報取得手段,プログ
ラム選択手段,プログラム実行手段,翻訳手段および出力
手段としての機能は、プログラム記録媒体に記録された
情報処理プログラムによって実現される。上記実施の形
態における上記プログラム記録媒体は、ROM(リード・
オンリ・メモリ)やRAM(ランダム・アクセス・メモリ)で
成るプログラムメディアである。あるいは、外部補助記
憶装置(図示せず)に装着されて読み出されるプログラム
メディアであってもよい。尚、何れの場合においても、
上記プログラムメディアから情報処理プログラムを読み
出すプログラム読み出し手段は、上記プログラムメディ
アに直接アクセスして読み出す構成を有していてもよい
し、上記RAMに設けられたプログラム記憶エリアにダ
ウンロードし、上記プログラム記憶エリアにアクセスし
て読み出す構成を有していてもよい。尚、上記プログラ
ムメディアからRAMの上記プログラム記憶エリアにダ
ウンロードするためのダウンロードプログラムは、予め
本体装置に格納されているものとする。
【0114】ここで、上記プログラムメディアとは、本
体側と分離可能に構成され、磁気テープやカセットテー
プ等のテープ系、フロッピーディスク,ハードディスク
等の磁気ディスクやCD(コンパクトディスク)‐RO
M,MO(光磁気)ディスク,MD(ミニディスク),DVD
(ディジタルビデオディスク)等の光ディスクのディスク
系、IC(集積回路)カードや光カード等のカード系、マ
スクROM,EPROM(紫外線消去型ROM),EEP
ROM(電気的消去型ROM),フラッシュROM等の半
導体メモリ系を含めた、固定的にプログラムを坦持する
媒体である。
【0115】また、上記実施の形態における情報処理装
置は、通信部7を備えてインターネットを含む通信ネッ
トワークと接続可能な構成を有している。したがって、
上記プログラムメディアは、通信ネットワークからのダ
ウンロード等によって流動的にプログラムを坦持する媒
体であっても差し支えない。尚、その場合における上記
通信ネットワークからダウンロードするためのダウンロ
ードプログラムは、予め本体装置に格納されているもの
とする。あるいは、別の記録媒体からインストールされ
るものとする。
【0116】尚、上記記録媒体に記録されるものはプロ
グラムのみに限定されるものではなく、データも記録す
ることが可能である。
【0117】
【発明の効果】以上より明らかなように、第1の発明の
情報処理装置は、位置情報取得手段によって取得された
位置情報に基づいて、プログラム選択手段によってプロ
グラム保持手段から特定の言語での情報出力を行う情報
出力プログラムを選択し、プログラム実行手段によって
上記選択された情報出力プログラムを実行し、その結果
を出力手段によって上記特定の言語で出力するので、本
情報処理装置が存在している位置に応じた特定の言語で
の情報出力を行うことができる。
【0118】したがって、例えば、上記出力される情報
が住所録や挨拶文であり、本情報処理装置が「東京」に存
在する場合には、日本語で住所録や挨拶文を出力でき
る。また、「ニューヨーク」に存在する場合には、同一内
容の住所録や挨拶文を英語で出力できる。すなわち、こ
の発明によれば、利用者が言語を指定する必要がなく、
上記位置情報から自動的に出力言語を設定変更できる。
【0119】また、上記第1の発明の情報処理装置は、
情報保持手段に基準言語での出力情報を保持し、上記プ
ログラム保持手段に、上記基準言語での出力情報を異な
る言語に翻訳する複数の翻訳プログラムと情報出力プロ
グラムを保持し、上記プログラム選択手段によって特定
の言語への翻訳プログラムおよび上記情報出力プログラ
ムを選択し、上記プログラム実行手段の翻訳手段によっ
て、上記選択された翻訳プログラムを実行すれば、上記
基準言語での出力情報を、本情報処理装置が存在する位
置に応じた特定の言語に翻訳して出力できる。したがっ
て、予め各言語別の出力情報を用意しておく必要がな
く、メモリの節約を図ることができる。
【0120】また、上記第1の発明の情報処理装置は、
上記出力手段を、表示部とこの表示部に表示を行なう表
示処理手段で構成すれば、本情報処理装置が存在する位
置に応じた言語での出力情報を上記表示部の画面に表示
できる。
【0121】また、上記第1の発明の情報処理装置は、
上記プログラム選択手段によって、上記プログラム保持
手段から特定の言語での情報出力を行う情報出力プログ
ラムを選択した際に、上記特定の言語での表示制御を行
う表示制御プログラムをも選択し、上記プログラム実行
手段によって実行することによって、上記特定の言語で
の記述方法に応じた表示制御およびカーソル移動制御を
行うようにすれば、本情報処理装置が「カイロ」に存在す
る場合には、アラビア語を右側から左側に向って横方向
に表示できる。また、「上海」に存在する場合には、中国
語を上側から下側に向って縦方向に表示できる。さら
に、カーソルを表示する際には、「カイロ」では、上記カ
ーソルを、右から左に移動し、改行時には下方向に移動
できる。また、「上海」では、上から下に移動し、改行時
には左方向へ移動できる。
【0122】また、上記第1の発明の情報処理装置は、
上記出力手段を、音声出力部と音声出力処理手段で構成
すれば、本情報処理装置が存在する位置に応じた言語で
の情報を音声で出力できる。
【0123】また、第2の発明のプログラム記録媒体
は、コンピュータを、上記第1の発明における上記位置
情報取得手段,プログラム選択手段,プログラム実行手段
および出力手段として機能させる情報処理プログラムを
記録しているので、上記第1の発明の場合と同様に、本
情報処理装置が存在する位置に応じた特定の言語での情
報出力を行うことができる。
【0124】また、第3の発明の情報処理装置は、位置
情報取得手段によって取得された位置情報に基づいて、
現地時刻算出手段によって標準時刻管理手段で管理して
いる標準時刻との時差を求めて現地時刻を算出し、プロ
グラム実行手段によって上記現地時刻に基づいて特定の
現地時刻依存プログラムを実行するので、上記現地時刻
依存プログラムが現地時刻表示プログラムである場合
は、本情報処理装置が存在する位置に応じた現地時刻を
表示することができる。すなわち、この発明によれば、
利用者自らが現地時刻を設定する必要がなく、上記位置
情報から自動的に現地時刻を設定できる。
【0125】また、第4の発明のプログラム記録媒体
は、コンピュータを、上記第3の発明における上記位置
情報取得手段,標準時刻管理手段,現地時刻算出手段,プ
ログラム実行手段および出力手段として機能させる情報
処理プログラムを記録しているので、上記第3の発明の
場合と同様に、本情報処理装置が存在する位置に応じて
現地時刻を設定して表示できる。
【0126】また、第5の発明の情報処理装置は、位置
情報取得手段によって取得された位置情報に基づいて、
プログラム選択手段によって特定の通貨依存プログラム
を選択し、プログラム実行手段で実行するので、本情報
処理装置が存在する位置に応じた特定の通貨での情報処
理を実行できる。
【0127】したがって、例えば、上記通貨依存プログ
ラムが通貨別の伝票表示プログラムであり、本情報処理
装置が「東京」に存在する場合は、日本通貨単位「円」での
伝票を日本語で表示できる。また、「ニューヨーク」に存
在する場合は、米国通貨単位「$」での伝票を英語で表示
できる。すなわち、この発明によれば、利用者自らが通
貨を設定する必要がなく、上記位置情報から自動的に通
貨を設定できる。
【0128】また、第6の発明のプログラム記録媒体
は、コンピュータを、上記第5の発明における上記位置
情報取得手段,プログラム選択手段,プログラム実行手段
および出力手段として機能させる情報処理プログラムを
記録しているので、上記第5の発明の場合と同様に、本
情報処理装置が存在する位置に応じて特定の通貨での伝
票表示等の情報処理を実行できる。
【0129】また、第7の発明の情報処理装置は、位置
情報取得手段によって取得された位置情報に基づいて、
プログラム選択手段によって特定の金銭付加情報依存プ
ログラムを選択し、プログラム実行手段で実行するの
で、本情報処理装置が存在する位置に応じた特定の金銭
付加情報での情報処理を実行できる。
【0130】したがって、例えば、上記金銭付加情報依
存プログラムが税率別の税金算出プログラムであり、本
情報処理装置が「東京」に存在する場合には、日本の税率
で税金を算出して表示できる。また、「ニューヨーク」に
存在する場合には、米国の税率で税金を算出して表示で
きる。すなわち、この発明によれば、利用者自らが税
率,チップの有無,通貨の表示形式等の金銭付加情報を設
定する必要がなく、上記位置情報から自動的に金銭付加
情報を設定できる。
【0131】また、第8の発明のプログラム記録媒体
は、コンピュータを、上記第7の発明における上記位置
情報取得手段,プログラム選択手段,プログラム実行手段
および出力手段として機能させる情報処理プログラムを
記録しているので、上記第7の発明の場合と同様に、本
情報処理装置が存在する位置に応じて特定の税率での税
金算出等の情報処理を実行できる。
【0132】また、上記第1の発明,第5の発明および
第7の発明の情報処理装置は、プログラムサーバーとの
通信を行う通信手段を備えると共に、上記プログラム選
択手段には、上記通信手段による上記プログラムサーバ
ーとの通信によって、上記特定のプログラムを取得する
プログラム取得手段を備えれば、上記位置情報取得手段
が存在している位置に応じた特定のプログラムを、プロ
グラムサーバーから取得して実行できる。したがって、
上記プログラム保持手段に所望のプログラムが保持され
ていない場合でも対処できる。さらに、必要なプログラ
ムのみを外部から取得すればよく、メモリの節約を図る
ことができる。
【0133】また、第9の発明の情報処理装置は、位置
情報取得手段によって取得された位置情報に基づく位置
と入力手段から入力された目的地の位置とを対角に有す
る矩形領域を矩形領域設定手段によって設定し、地図選
択手段によって上記矩形領城が含まれ且つ縮尺率が最も
大きい地図を選択し、表示するので、本情報処理装置の
現在地と目的地とが対角の位置に表示される地図であっ
て、最も大きく拡大された地図を表示できる。
【0134】すなわち、この発明によれば、上記現在地
が目的地から遠い場合には縮尺率の小さい概略地図を表
示し、目的地に近い場合には縮尺率の大きい詳細地図を
表示することができる。したがって、使用者が、今最も
必要とする縮尺の地図を的確に自動的に表示することが
できる。
【0135】また、上記第9の発明の情報処理装置は、
地図情報サーバーとの通信を行う通信手段を備えると共
に、上記地図選択手段には、上記通信手段による上記地
図情報サーバーとの通信によって、上記矩形領城が含ま
れ且つ縮尺率が最も大きい地図を取得する地図情報取得
手段を備えれば、上記現在地と上記目的地とが対角の位
置に表示され且つ最も大きく拡大された地図を、地図情
報サーバーから取得して表示できる。したがって、上記
地図保持手段に所望の地図が保持されていない場合でも
対処できる。さらに、必要な地図のみを外部から取得す
ればよく、メモリの節約を図ることができる。
【0136】また、上記第9の発明の情報処理装置は、
上記位置情報取得手段は所定時間間隔で位置情報を取得
し、上記矩形領域設定手段,地図選択手段及び出力手段
は、上記位置情報取得手段によって位置情報が取得され
る毎に上記矩形領域の設定,地図の選択および選択地図
の表示を行うようにすれば、現在地が目的地に近づくに
連れて、所定の時間間隔で、自動的に縮尺率の大きな地
図に切り換え表示できる。
【0137】また、第10の発明のプログラム記録媒体
は、コンピュータを、上記第9の発明における上記位置
情報取得手段,矩形領域設定手段,地図選択手段および出
力手段として機能させる情報処理プログラムを記録して
いるので、上記第9の発明の場合と同様に、例えば、入
力手段から目的地の位置が入力されると、位置情報取得
手段が存在している現在地と上記目的地とが対角の位置
に表示され且つ最も大きく拡大された地図を表示でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の情報処理装置における概略ブロッ
ク図である。
【図2】 図1における情報処理部の制御の下に実行さ
れる情報処理動作のフローチャートである。
【図3】 基準局に電波を発信して位置を決定する概念
図である。
【図4】 GPSを用いた位置決定の概念図である。
【図5】 基準局からの電波を受信して位置を決定する
概念図である。
【図6】 基準局からの電波を受信して情報処理装置の
動作制御を行う概念図である。
【図7】 判別した国や地域の言語を用いてアドレス帳
を表示する場合の表示例を示す図である。
【図8】 図1におけるプログラム選択部に持たせる対
応付け表の一例を示す図である。
【図9】 外部に使用言語を問い合わせる問い合わせ処
理動作のフローチャートである。
【図10】 図1におけるプログラム実行部によって実
行される表示内容翻訳処理動作のフローチャートであ
る。
【図11】 挨拶を情報処理装置が存在する国や地城の
言語で発声する概念図である。
【図12】 情報処理装置が存在する国や地域の言語で
表示する際にその言語の記述方法に合わせたカーソル移
動の例を示す図である。
【図13】 位置情報によって異なる時刻を表示する場
合の表示例を示す図である。
【図14】 図13に示す表示形態を腕時計に適用した
例を示す図である。
【図15】 位置情報に基づく言語および通貨単位,税
率等で伝票を表示する場合の表示例を示す図である。
【図16】 位置情報に応じて地図の縮尺率を変えて表
示する場合の表示例を示す図である。
【図17】 位置情報に応じて地図の縮尺率を変えない
従来の表示例を示す図である。
【図18】 地図尺度変更表示処理動作のフローチャー
トである。
【図19】 矩形領域の設定例を示す図である。
【図20】 現在地と目的地とを結ぶ方向の東西南北方
向に対する傾き情報を考慮しない場合と考慮する場合と
の比較図である。
【符号の説明】
1…情報処理装置、 2…受信部、 3…入力部、 4…出力部、 5…情報処理部、 6…発信部、 7…通信部、 10…位置情報決定部、 11…位置情報保持部、 12…プログラム保持部、 13…プロクラム選択部、 14…プログラム実行部、 15…入力処理部、 16…出力処理部、 17…ダウンロード要求部、 18…ダウンロード部、 19…時刻管理部、 20…データ保持部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B075 KK03 KK07 KK13 KK33 KK37 KK40 ND03 ND06 NK54 PP10 PP12 PP30 PQ02 PQ04 PQ13 PQ20 PQ29 PQ48 PQ49 UU02 UU03 UU14 5B076 AB17 BB06 BB17 5B091 AA01 AB02 BA02 BA03 CA21 CB01 CB22 CB32 CD03

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自身が存在している位置の位置情報を取
    得する位置情報取得手段と、 異なる言語での情報出力を行う複数の情報出力プログラ
    ムを保持するプログラム保持手段と、 上記取得された位置情報に基づいて、特定の言語での情
    報出力を行う情報出力プログラムを選択するプログラム
    選択手段と、 上記選択されたプログラムを実行するプログラム実行手
    段と、 上記プログラム実行手段によって上記特定の言語での情
    報出力を行う情報出力プログラムが実行された結果を、
    上記特定の言語で出力する出力手段を備えたことを特徴
    とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報処理装置におい
    て、 基準言語での出力情報を保持する情報保持手段を備える
    と共に、 上記プログラム保持手段に保持されている上記情報出力
    プログラムは、上記基準言語での出力情報を異なる言語
    での出力情報に翻訳する複数の翻訳プログラムと、上記
    基準言語での出力情報あるいは上記翻訳後の出力情報の
    出力を行う情報出力プログラムで成り、 上記プログラム選択手段は、特定の言語での出力情報に
    翻訳する翻訳プログラムおよび上記情報出力プログラム
    を選択するようになっており、 上記プログラム実行手段は、上記選択された翻訳プログ
    ラムを実行して、上記基準言語での出力情報を上記特定
    の言語での出力情報に翻訳する翻訳手段有することを特
    徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは請求項2に記載の情報
    処理装置において、 上記出力手段は、表示部とこの表示部に表示を行なう表
    示処理手段で構成されていることを特徴とする情報処理
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の情報処理装置におい
    て、 上記プログラム保持手段には、異なる言語での表示制御
    を行う複数の表示制御プログラムが保持されており、 上記プログラム選択手段は、特定の言語での情報出力を
    行う情報出力プログラムを選択した際に、上記特定の言
    語での表示制御を行う表示制御プログラムをも選択する
    ようになっており、 上記表示処理手段は、上記プログラム実行手段による上
    記表示制御プログラムの実行結果に従って、上記特定の
    言語での記述方法に応じた表示制御及びカーソル移動制
    御を行うようになっていることを特徴とする情報処理装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1あるいは請求項2に記載の情報
    処理装置において、 上記出力手段は、音声出力部とこの音声出力部に音声出
    力を行わせる音声出力処理手段で構成されていることを
    特徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】 コンピュータを、 請求項1における上記位置情報取得手段,プログラム選
    択手段,プログラム実行手段および出力手段として機能
    させる情報処理プログラムが記録されたことを特徴とす
    るコンピュータ読出し可能なプログラム記録媒体。
  7. 【請求項7】 自身が存在している位置の位置情報を取
    得する位置情報取得手段と、 現地時刻に依存する現地時刻依存プログラムを保持して
    いるプログラム保持手段と、 標準時刻を管理する標準時刻管理手段と、 上記取得された位置情報に基づいて、上記標準時刻に対
    する現地時刻の時差を求めて現地時刻を算出する現地時
    刻算出手段と、 上記算出された現地時刻に基づいて、上記現地時刻依存
    プログラムを実行するプログラム実行手段と、 上記プログラム実行手段による上記現地時刻依存プログ
    ラムの実行結果を出力する出力手段を備えたことを特徴
    とする情報処理装置。
  8. 【請求項8】 コンピュータを、 請求項7における上記位置情報取得手段,標準時刻管理
    手段,現地時刻算出手段,プログラム実行手段および出力
    手段として機能させる情報処理プログラムが記録された
    ことを特徴とするコンピュータ読出し可能なプログラム
    記録媒体。
  9. 【請求項9】 自身が存在している位置の位置情報を取
    得する位置情報取得手段と、 異なる通貨に依存する複数の通貨依存プログラムを保持
    するプログラム保持手段と、 上記取得された位置情報に基づいて、特定の通貨依存プ
    ログラムを選択するプログラム選択手段と、 上記選択されたプログラムを実行するプログラム実行手
    段と、 上記プログラム実行手段による上記特定の通貨依存プロ
    グラムの実行結果を出力する出力手段を備えたことを特
    徴とする情報処理装置。
  10. 【請求項10】 コンピュータを、 請求項9における上記位置情報取得手段,プログラム選
    択手段,プログラム実行手段および出力手段として機能
    させる情報処理プログラムが記録されたことを特徴とす
    るコンピュータ読出し可能なプログラム記録媒体。
  11. 【請求項11】 自身が存在している位置の位置情報を
    取得する位置情報取得手段と、 異なる金銭付加情報に依存する複数の金銭付加情報依存
    プログラムを保持するプログラム保持手段と、 上記取得された位置情報に基づいて、特定の金銭付加情
    報依存プログラムを選択するプログラム選択手段と、 上記選択されたプログラムを実行するプログラム実行手
    段と、 上記プログラム実行手段による上記特定の金銭付加情報
    依存プログラムの実行結果を出力する出力手段を備えた
    ことを特徴とする情報処理装置。
  12. 【請求項12】 コンピュータを、 請求項11における上記位置情報取得手段,プログラム
    選択手段,プログラム実行手段および出力手段として機
    能させる情報処理プログラムが記録されたことを特徴と
    するコンピュータ読出し可能なプログラム記録媒体。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至請求項5,請求項9およ
    び請求項11に記載の情報処理装置において、 プログラムサーバーとの通信を行う通信手段を備えると
    共に、 上記プログラム選択手段は、上記通信手段による上記プ
    ログラムサーバーとの通信によって、上記特定のプログ
    ラムを取得するプログラム取得手段を備えていることを
    特徴とする情報処理装置。
  14. 【請求項14】 自身が存在している位置の位置情報を
    取得する位置情報取得手段と、 目的地の位置を入力する入力手段と、 異なる縮尺率の地図を保持する地図保持手段と、 上記取得された位置情報に基づく位置と上記入力された
    位置とを対角に有する矩形領域を設定する矩形領域設定
    手段と、 地図保持手段に保持された地図のうち、上記矩形領城が
    含まれ且つ縮尺率が最も大きい地図を選択する地図選択
    手段と、 上記選択された地図を表示する出力手段を備えたことを
    特徴とする情報処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の情報処理装置にお
    いて、 地図情報サーバーとの通信を行う通信手段を備えると共
    に、 上記地図選択手段は、上記通信手段による上記地図情報
    サーバーとの通信によって、上記矩形領城が含まれ且つ
    縮尺率が最も大きい地図を取得する地図情報取得手段を
    備えていることを特徴とする情報処理装置。
  16. 【請求項16】 請求項14あるいは請求項15に記載
    の情報処理装置において、 上記位置情報取得手段は、所定時間間隔で位置情報を取
    得するようになっており、 上記矩形領域設定手段,地図選択手段および出力手段
    は、上記位置情報取得手段によって位置情報が取得され
    る毎に、上記矩形領域の設定,地図の選択および選択地
    図の表示を行うようになっていることを特徴とする情報
    処理装置。
  17. 【請求項17】 コンピュータを、 請求項14における上記位置情報取得手段,矩形領域設
    定手段,地図選択手段および出力手段として機能させる
    情報処理プログラムが記録されたことを特徴とするコン
    ピュータ読出し可能なプログラム記録媒体。
JP2000049409A 2000-02-25 2000-02-25 情報処理装置およびプログラム記録媒体 Pending JP2001243224A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000049409A JP2001243224A (ja) 2000-02-25 2000-02-25 情報処理装置およびプログラム記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000049409A JP2001243224A (ja) 2000-02-25 2000-02-25 情報処理装置およびプログラム記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001243224A true JP2001243224A (ja) 2001-09-07

Family

ID=18571362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000049409A Pending JP2001243224A (ja) 2000-02-25 2000-02-25 情報処理装置およびプログラム記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001243224A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006048270A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc 電子財布アプリケーションプログラム及び携帯端末装置
JP2006217268A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Sanyo Electric Co Ltd 携帯電話機
JP2006270840A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Nec Corp 携帯電話機通信システム、携帯電話機通信方法、携帯電話機、移動通信制御局、プログラム、及び記録媒体
JP2008293507A (ja) * 2008-06-12 2008-12-04 Navitime Japan Co Ltd グローバルナビゲーションシステムのための携帯端末およびプログラム
JP2009216428A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Ishida Co Ltd 計量機、計量包装システム、および重量選別機
KR101076858B1 (ko) 2003-02-24 2011-10-25 마이크로소프트 코포레이션 언어 번역 서비스를 사용자에게 제공하는 방법, 언어 번역 서비스를 제공하기 위해 서버를 동작시키는 방법, 및 이를 구현하는 장치
WO2013100522A1 (en) * 2011-12-26 2013-07-04 Philosys Co., Ltd. Method of automatically setting unit of measurement of bio-data measuring device

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101076858B1 (ko) 2003-02-24 2011-10-25 마이크로소프트 코포레이션 언어 번역 서비스를 사용자에게 제공하는 방법, 언어 번역 서비스를 제공하기 위해 서버를 동작시키는 방법, 및 이를 구현하는 장치
JP2006048270A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc 電子財布アプリケーションプログラム及び携帯端末装置
JP4557627B2 (ja) * 2004-08-03 2010-10-06 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社 電子財布アプリケーションプログラム及び携帯端末装置
JP2006217268A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Sanyo Electric Co Ltd 携帯電話機
JP4616022B2 (ja) * 2005-02-03 2011-01-19 京セラ株式会社 携帯電話機
JP2006270840A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Nec Corp 携帯電話機通信システム、携帯電話機通信方法、携帯電話機、移動通信制御局、プログラム、及び記録媒体
JP2009216428A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Ishida Co Ltd 計量機、計量包装システム、および重量選別機
JP2008293507A (ja) * 2008-06-12 2008-12-04 Navitime Japan Co Ltd グローバルナビゲーションシステムのための携帯端末およびプログラム
JP4693187B2 (ja) * 2008-06-12 2011-06-01 株式会社ナビタイムジャパン グローバルナビゲーションシステムおよびプログラム
WO2013100522A1 (en) * 2011-12-26 2013-07-04 Philosys Co., Ltd. Method of automatically setting unit of measurement of bio-data measuring device
KR101357746B1 (ko) 2011-12-26 2014-02-04 주식회사 필로시스 생체정보측정장치의 측정단위 자동설정방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6324467B1 (en) Information providing system
JP6343010B2 (ja) ワイヤレスネットワークのアクセスポイントに関連したエンティティの識別
US7277846B2 (en) Navigation system
US10247570B2 (en) Data acquisition apparatus, data acquisition system and method of acquiring data
US20070276586A1 (en) Method of setting a navigation terminal for a destination and an apparatus therefor
JP4843374B2 (ja) 位置情報に基づく情報配信方法およびシステム
EP1357355A2 (en) Apparatus for assisting recognition of a position
JP2003214889A (ja) 情報処理装置及び情報処理方法並びに情報処理プログラム
CN1449488A (zh) 用于路线导航的方法和移动台
JPH116743A (ja) 移動端末装置及びそのための音声出力システム
US20080312826A1 (en) Mobile phone having gps navigation system
JPH08212238A (ja) 個人情報端末装置
US20060178813A1 (en) Auxiliary method for setting vehicle satellite navigating destinations
JP2001243224A (ja) 情報処理装置およびプログラム記録媒体
JP2001066364A (ja) 無線による位置決め
JP2001012960A (ja) 情報提供システム
US20090112459A1 (en) Waypoint code establishing method, navigation starting method and device thereof
JP2856315B2 (ja) 観光案内装置
JP2003209886A (ja) 携帯端末装置、位置情報提供システム、及び画像撮影システム
JPH0785060A (ja) 言語変換装置
KR100454949B1 (ko) 무선망을 이용한 네비게이션 시스템에서 경로 안내 방법
US7236775B2 (en) Method for transmitting destination information in mobile communication terminal
JP5084697B2 (ja) ニュース現場誘導方法及びシステム
JP7428856B1 (ja) プログラム、情報処理装置、および情報処理方法
JP2017058948A (ja) 情報処理装置、プログラム、情報処理システム、データ構造