JP2001243005A - 光学的検出装置 - Google Patents

光学的検出装置

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JP2001243005A JP2000392868A JP2000392868A JP2001243005A JP 2001243005 A JP2001243005 A JP 2001243005A JP 2000392868 A JP2000392868 A JP 2000392868A JP 2000392868 A JP2000392868 A JP 2000392868A JP 2001243005 A JP2001243005 A JP 2001243005A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】データ送信時のデータ欠けなどによる論理矛盾
の発生を防止し、以て誤動作を防止した光学的検出装置
を提供する。 【構成】遮光物体のタッチオフ時に送信される操作識別
情報と座標データを複数回連続して送信51するように
構成されている。また、ホストコンピュータ側21にお
いて受信される操作識別情報の受信順序に論理矛盾が生
じている場合には該矛盾した操作識別情報を論理矛盾し
ない種類の操作識別情報に変換して受信する情報変換手
段22を備えて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、物体の位置または有
無を光学的に検出する光学的検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示すように、一対の発光素
子1と受光素子2を所定距離離間して複数対配置して検
出パネル3を構成し、一対の発光、受光素子を順次作動
させ、各発光素子1から対応する受光素子2に向けて発
光された光の物体による遮光の有無により、前記パネル
3上の物体4の位置を検出する光学的検出装置が知られ
ている。
【0003】図6は、上記光学的検出装置の概略全体構
成の一例を示している。図6において11は複数の発光
素子1が配列された発光素子アレーを示し、この発光素
子アレー11から所定距離離間して受光素子アレー12
が設けられ、そこには前記発光素子1とそれぞれ対をな
す受光素子2が配列されている。マイクロプロセッサ5
は発光素子駆動回路6とマルチプレクサ7を順次走査し
て対をなす発光素子1と受光素子2を動作可能にする。
マイクロプロセッサ5に備えられた演算制御回路51は
発光素子駆動回路6とマルチプレクサ7を順次走査して
対をなす発光素子1と受光素子2を動作可能にする。こ
のとき発光素子1には電流供給回路8から電流が供給さ
れる。動作可能状態にある受光素子2からマルチプレク
サ7を経由して得られた各受光素子2の各個別受光量を
表す信号は増幅器9で増幅され、マイクロプロセッサ5
に備えられたアナログ/デジタル変換器52を介して演
算制御回路51に入力される。演算制御回路51は、該
個別受光量をマイクロプロセッサ5に備えられたRAM
(ランダムアクセスメモリ)53に各対をなす発光素子
1および受光素子2ごとに記憶されている個別基準値と
比較し、遮光の有無を判断している。
【0004】また、光学的検出装置は、図5に示すよう
に遮光物体4が検出パネル3にタッチされたこと(タッ
チオン)、検出パネル3にタッチしていた遮光物体4が
検出パネル3からオフしたこと(タッチオフ)、検出パ
ネル3にタッチしている遮光物体4が検出パネル3の別
の位置へ移動したこと(タッチ移動)の検出パネル3の
操作情報を判断する。即ち、検出パネル3は対をなす発
光素子1および受光素子2を走査して、前回の遮光物体
のタッチ状態およびタッチ位置と比較し、タッチオンま
たはタッチオフまたはタッチ移動の種類を判断し、タッ
チ操作の変動があるごとに該種類を示す操作識別情報と
共に該操作が行われた座標データ(タッチ移動の場合は
移動位置の座標データ)を1回だけ通信ケーブルを介し
てホストコンピュータ側へと送信する。ホストコンピュ
ータは操作識別情報および座標データを受信して検出パ
ネル3の操作状態を識別して所要の処理を行う。
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】図6に示すように、従
来の光学的検出装置においては、発光素子1または受光
素子2の少なくとも一方の不良により、物体による遮光
がないにもかかわらず遮光有りと誤って判断される不都
合がある。この場合、遮光有りの誤判断の原因は発光素
子1および受光素子2に依存する場合のほか、装置自体
に依存するなどその原因は複雑であり、これら原因の特
定は困難であった。誤判断の原因が発光素子1またはそ
の外の原因に依存するかの区別ができれば、原因が特定
されるかまたは絞り込むことができる。
【0006】この第1の課題は、発光素子の原因に基づ
く誤検出を特定し、以て誤検出を防止することができる
光学的検出装置を提供することである。また、図6に示
す従来の光学的検出装置において、前記RAM53に記
憶される個別基準値は、電源オン時の装置の動作開始時
の遮光のない場合の受光量、またはホストコンピュータ
から基準値記憶のコマンドが与えられた時の遮光のない
受光量を基準としている。従って、ホストコンピュータ
から基準値記憶のコマンドが無い場合は、前記個別基準
値は調整されることはなく、従前からの個別基準値によ
って遮光の有無の判断を行っていた。ところで、物体の
遮光の有無の判断を誤る原因としては、発光素子1およ
び受光素子2自体の経時的劣化および故障、温度、発光
素子1および受光素子2間に蓄積される塵埃、周囲光の
影響、装置の機構部の変化および赤外線フィルタの透過
率の低下などが考えられる。このため、遮光が無い場合
の受光量は時間の経過とともに刻々と変動し、従前から
使用されている個別基準値を基準に遮光の有無を判断し
たのでは個別基準値が時間の変動に連動していないため
誤検出するおそれがあった。
【0007】この第2の課題は、遮光の有無の判断の基
準となる受光量の個別基準値を受光量の経時的な変化と
対応して自動的に調整し、以て誤検出を防止した光学的
検出装置を提供することである。
【0008】また、前記検出パネル3から通信ケーブル
を介してホストコンピュータ側に送信される操作識別情
報は、タッチオン、タッチオフ、タッチ移動の操作が行
われるごとに1回に限り送信されている。この操作識別
情報は、タッチオンでは2値論理の“0”信号を、タッ
チオフでは2値論理の“1”信号を、タッチ移動では2
値論理の“2”信号を送信している。このため、操作識
別情報の転送エラーが発生してデータ欠けが生じた場合
には、ホストコンピュータは検出パネル3上の物体4に
関する正確な情報が得られなくなるばかりでなく、操作
識別情報の受信順序に論理矛盾を生じて動作異常を発生
するおそれがあった。例えば、操作識別情報が“2”
(タッチ移動)、“1”(タッチオフ)、“0”(タッ
チオン)の順序で転送された時、タッチオフを示す
“1”の操作識別情報が欠けた場合には、“2”の次に
“0”を受信することになり論理矛盾を生じ、タッチオ
フになったにもかかわらずホストコンピュータはその情
報を識別できず、検出パネル3のスクリーン上にはタッ
チオンを示すカーソル表示が持続するという不都合があ
る。また、操作識別情報が“0”、“1”、“0”の順
序で転送されたとき、“1”の操作識別情報が欠けた場
合には、タッチオンを示す操作識別情報を“0”、
“0”と2回続けて受信することになり、タッチオンが
2回続けて受信されるという論理矛盾を生じて動作異常
を生じるおそれがある。
【0009】ホストコンピュータ側では受信エラーが発
生して論理矛盾が発生した場合には、検出パネル3の動
作を一旦停止して再起動させる方法がある。しかし、受
信エラー発生の都度、再起動させることは不便であるの
で、受信エラーが発生した操作識別情報と共に送られる
座標データを廃棄して受信を続行している。しかし、ホ
ストコンピュータ側で論理矛盾が生じた場合に、単に座
標データを廃棄する処理を行うことは現在識別すべき座
標データが識別されないことになり誤動作の原因となる
問題がありホストコンピュータ側での対策が望まれてい
た。
【0010】この発明の目的は、データ送信時のデータ
欠けなどによる論理矛盾の発生を防止し、以て誤動作を
防止した光学的検出装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の光学的検出装
置は、遮光物体のタッチオフ時に送信される操作識別情
報と座標データを複数回連続して送信するように構成さ
れている。
【0012】またこの発明の光学的検出装置は、ホスト
コンピュータ側において受信される操作識別情報の受信
順序に論理矛盾が生じている場合には該矛盾した操作識
別情報を論理矛盾しない種類の操作識別情報に変換して
受信する情報変換手段を備えて構成されている。
【0013】
【作用】この発明は、タッチオフ時にホストコンピュー
タ側に送信される操作識別情報と座標データを複数回連
続して送信しているから、送信中に操作識別情報のデー
タ欠けが発生しても該操作識別情報は必ずホストコンピ
ュータ側に受信されるため、タッチオフの操作識別情報
のデータ欠けによる論理矛盾は回避される。
【0014】また、この発明は、ホストコンピュータ側
で受信される操作識別情報に論理矛盾が発生している場
合には該矛盾する操作識別情報を矛盾のない操作識別情
報に変換してホストコンピュータ側に受信させる機能を
備え、該操作識別情報と共に送信される座標データを廃
棄することなく受信することにより、誤動作を防止す
る。
【0015】
【実施例】図1はこの第1の課題を解決する一実施例を
示す概略全体構成図であり、図6と同一部分は同一符号
を付してその説明は省略する。前記電流供給回路8から
発光素子アレー11の各発光素子1に供給された電流は
各発光素子1からの出力電圧として電圧検出回路13に
よって検出される。この電圧検出回路13は例えば比較
器によって構成され、ここで検出された電圧値が所定の
基準レベルと比較され、この比較結果が発光素子1の
良、不良を示す信号としてマイクロプロセッサ5に与え
られる。
【0016】図2は、第1の課題を解決する、発光素子
の故障を検出する機能を有する主要な回路構成を説明す
る図である。図2において、発光素子アレー11のうち
ひとつの発光素子1の故障の有無の検出を例示したもの
で、各発光素子1ごとに同様な構成が適用されている。
発光ダイオードでなる発光素子1のアノードにはトラン
ジスタ14のエミッタが接続され、発光素子1のカソー
ドにはトランジスタ15のコレクタが接続され、トラン
ジスタ15のエミッタには抵抗16が接続されている。
トランジスタ14、発光素子1、トランジスタ15およ
び抵抗16はそれぞれ直列に接続されている。図1に示
す発光素子駆動回路6は発光素子アレー11の各発光素
子1のひとつを選択する選択信号をトランジスタ14の
ベースに出力する。電流供給回路8は、この例ではデジ
タル/アナログ(D/A)変換器17および増幅器18
から構成され、マイクロプロセッサ5から送られるデジ
タル信号をアナログ信号に変換して増幅器18に入力
し、増幅器18の出力をトランジスタ15のベースに供
給する。トランジスタ14および15のベースに共に電
流が供給されている期間だけ発光素子1は発光駆動され
ると共に、抵抗16には電圧が生じ、この電圧は電圧検
出回路13に与えられる。電圧検出回路13は、この例
では比較器として機能し、抵抗16に生じた電圧は所定
の基準電圧と比較され、基準電圧より高い場合は電圧検
出あり、即ち発光素子1の異常無しを示す信号が、基準
電圧よりも低い場合は電圧検出なし、即ち発光素子1の
異常を示す信号がマイクロプロセッサ5へ出力される。
マイクロプロセッサ5は、入力する検出信号により、現
在、発光駆動されている発光素子1に異常が生じている
か否かを判断し、異常が生じている場合は該当する発光
素子1の異常を表示する。
【0017】なお、前記電圧検出回路13の代わりにA
/D変換器を接続し、抵抗16の電圧値をデジタル信号
に変換してマイクロプロセッサ5に入力しても良い。こ
の場合、マイクロプロセッサ5は記憶している所定の基
準値と入力する信号を比較し、発光素子1の異常の有無
を判断する。この構成では、入力する検出信号をマイク
ロプロセッサ5によってモニタして各発光素子1ごとの
初期値からの経時変化を知ることができるので、各発光
素子1の交換時期を故障の前に知ることができ、事前に
不良の発生を防止できる。
【0018】図3は、第2の課題を解決するための動作
を説明するためのフローチャートである。第2の課題を
解決するための概略システム構成図は図6に示される概
略全体構成図が使用できるので、図6を参照しながら図
3について説明する。図6について前述したように、演
算制御回路51は、現在の個別受光量とRAM53に記
憶されている各受光素子2ごとの個別基準値を比較して
遮光の有無を判断する。演算制御回路51には第2の発
明を実行するために必要なカウンタCおよび補償レジス
タPなどが備えられている。この第2の課題を解決する
には、演算制御回路51によって遮光有りと判断された
場合は現在の個別基準値は維持され、次の判断の基準値
として利用されるが、遮光なしと判断された場合は個別
基準値は図3に示す所定の手続きに従って補正(更新)
される。この動作は、各対の発光素子1および受光素子
2が走査される都度、そして各対の発光および受光素子
ごとに行われる。
【0019】光学的検出装置の電源をオンすると各対を
なす発光素子1および受光素子2が走査されるごとに、
図3に示すフローが実行される。まず、ステップS1に
おいて、マイクロプロセッサ5の走査回数カウンタCが
クリアされC=0が記憶される。次にステップS2に移
り、演算制御回路51は現在走査されている受光素子2
によって受光された個別受光量P(c)を受信し、RA
M53に記憶する。次に、ステップS3に移り、走査回
数カウンタCの内容が1以上であるか否かが判断され、
ノウと判断されるとステップS4に移る。ステップS4
において、電源がオンされて走査が開始してから初回に
受光された個別受光量P(c)が個別基準値Po(c)
としてRAM53に記憶される。
【0020】ステップS3において、イエスと判断され
た場合はステップS5に移り、ここで個別基準値Po
(c)と個別受光量P(c)との比を示す比受光量b
(c)=P(c)/Po(c)を算出してRAM53に
記憶する。次にステップS6に移り、比受光量b(c)
が所定の遮光基準値qより大であるか否かが判断され、
ノウと判断されるとステップS7に移る。ステップS7
において、比受光量b(c)が遮光基準値q以下である
ことは受光量の低下が著しく物体による遮光ありと判断
される。ステップS6においてイエスと判断された場合
はステップS8に移り、ここで遮光無しとみなされてス
テップS9に移る。ステップS9において、個別基準値
Po(c)は個別受光量P(c)より大であるか否か、
即ち一走査期間の間の個別受光量P(c)の増加または
減少の有無が判断され、ノウと判断されるとステップS
11に、イエスと判断されるとステップS10にそれぞ
れ移行する。ステップS10において、今回の個別受光
量P(c)は個別基準値Po(c)より減少したと判断
され、該個別基準値を補償するための補償値P1が補償
レジスタPにP=P1として記憶される。また、ステッ
プS11では今回の個別受光量P(c)は個別基準値P
o(c)より増加したと判断され、該個別基準値を補償
するための補償値P2が補償レジスタPにP=P2とし
て記憶される。補償係数P1およびP2は遮光以外の原
因による一走査期間の受光量の変動を補償するもので、
(1/P1)<(1/P2)の関係にある。この理由
は、通常、個別受光量P(c)が増加する場合は、発光
素子に付着したほこりなどがとれて発光量が増加したな
ど特定の理由に限られるので、減少する場合に比べて補
償量を大きくとっている。ステップS10またはS11
を経た後、ステップS12に移り、ここで個別基準値P
o(c)の補償が行われる。即ち、前記補償レジスタP
に記憶された補償値P1またはP2(=P)、個別受光
量P(c)及び個別基準値Po(c)から式(1)によ
って新たな個別基準値Po(c)が算出されて、次回の
個別基準値としてRAM53に記憶される。
【0021】
【数1】 Po(c)=Po(c)+{P(c)−Po(c)}/P (1) ステップS4、ステップS7およびステップS12の実
行の後、ステップS13に移り、カウンタCの内容が1
つ増分され、現在走査されている対をなす発光素子1お
よび受光素子2に対する遮光の有無の判断および個別基
準値の更新動作を終了してステップS2に戻る。
【0022】現在走査中にある対をなす発光素子1およ
び受光素子2において図3に示すフローが実行される結
果、電源オン時の初回の走査ではステップS1、S2〜
S4、S13が順次実行されて初期の個別基準値Po
(c)が記憶される。次の走査からは走査の都度、物体
による遮光がある場合にはステップS2〜S7、S13
が順次行われる結果、個別基準値は補償されることなく
現在の個別基準値が維持されて次回の走査においても使
用される。物体による遮光が無い場合にはステップS2
〜S6、S8、S9、S10(またはS11)、S1
2、S13が順次行われる結果、個別基準値が適正な値
に自動的に更新される。
【0023】次にこの発明について説明する。この発明
では図4に示すように光学的検出装置は大略、検出パネ
ル3側とホストコンピュータ21側に分割され、検出パ
ネル3とホストコンピュータ21との間は通信ケーブル
20を介してデータの授受が行われる。検出パネル3は
図5および図6に示しかつ該図を参照して説明された構
成が適用される。検出パネル3に備えられたマイクロコ
ンピュータ5の演算制御回路51は、発光素子1から受
光素子2に向けて発光された光の遮光物体4のタッチオ
ン/タッチオフ/タッチ移動のいずれかの操作が行われ
る毎に該操作の種類を示す対応する操作識別情報
“0”、“1”、“2”を該当する座標データと共にホ
ストコンピュータ21に送信する。この発明が従来と異
なるところは、演算制御回路51は、遮光物体4のタッ
チオフを検出した場合には、タッチオフを示す操作識別
情報“1”を該タッチオフの位置を示す座標データと共
に複数回連続してホストコンピュータ21へ送信するこ
とである。この操作識別情報“1”および該座標を連続
して送信する回数は特定回数だけ出力しても良く、また
次のタッチオンが演算制御回路51により識別されて操
作識別情報“0”が出力されるまで続けて送信しても良
い。なお、タッチオフ以外のタッチオンおよびタッチ移
動を示す操作識別情報“1”および“2”および該当す
る座標データは従来通り1回だけ出力される。この理由
は、タッチオフの操作識別情報のデータ欠けが生じた場
合は、次のタッチオンまでに時間間隔があり、他の操作
識別情報に比較して誤動作が見過ごされ易いことと、タ
ッチオンおよびタッチ移動の操作識別情報にデータ欠け
が生じてもオペレータは異常に気がついて再操作するこ
とが期待されるからである。
【0024】上述のように構成された演算制御回路51
から出力される操作識別情報を従来のホストコンピュー
タ21で受信する場合について説明する。いま、タッチ
オン、タッチオフ、タッチオンを示す操作識別情報
“0”、“1”、…、“1”、“0”が順次、該当する
座標データと共に演算制御回路51からホストコンピュ
ータ21へ送信されている。送信中にデータ欠けが生
じ、最初に送られてくる操作識別情報“1”が正しく受
信されなかった場合には、ホストコンピュータ21は正
しく受信されない(論理矛盾が生じた)操作識別情報お
よび該当する座標データを廃棄する。続いて、ホストコ
ンピュータ21は操作識別情報“1”を受信するから、
該情報を正しい(論理矛盾のない)情報として受信し、
該当する座標データをタッチオフした座標データとして
記憶する。続いて順次、操作識別情報“1”および該当
する座標データが受信されるものの、論理矛盾(タッチ
オフが続けて受信されることはない)を生じるから以後
の“1”および該当する座標データは廃棄される。この
後、タッチオンを示す操作識別情報“0”が受信される
とホストコンピュータ21は論理矛盾を生じない情報と
して該当する座標データを記憶する。このように、タッ
チオフを示す操作識別情報“1”の送信中にデータ欠け
が発生しても、ホストコンピュータ21には必ずタッチ
オフおよびその座標データが識別されるから、タッチオ
フに伴う誤動作は回避される。さらに従来のように、タ
ッチオフのデータ欠けが生じた後にタッチオンの操作識
別情報が送信された場合にタッチオンの情報に論理矛盾
が生じてデータが廃棄される不都合はない。
【0025】この別の発明では、図4に示すようにホス
トコンピュータ21側には検出パネル3から送信される
操作識別情報に論理矛盾が生じている場合には該論理矛
盾した操作識別情報を論理矛盾しない操作識別情報に変
換し、座標データは変換しないで受信する操作識別情報
変換機能を有する変換部22が備えられている。この変
換部22は次のプログラムに従って受信した操作識別情
報の変換を行う。この変換用のプログラムは、ドライバ
プログラムとして変換部22に記憶され、メーカがユー
ザ側に提供する基本ソフトウエアの一部である。
【0026】検出パネル3の演算制御回路51は電源起
動時に、起動を示す起動コマンドをホストコンピュータ
21に送る。変換部22は起動コマンドを受信すると、
起動コマンド受信直後に最初に受信する操作識別情報に
対して次の変換処理を行う。即ち、(a)タッチオンを
示す操作識別情報“0”が受信された場合は論理矛盾は
生じないから変換することなく受信する。(b)タッチ
オフを示す操作識別情報“1”が受信された場合は、起
動後の最初の操作がタッチオフであることはあり得ない
ので論理矛盾を生じるからこの操作識別情報“1”およ
び座標データを廃棄する。(c)タッチ移動を示す操作
識別情報“2”が受信された場合には、起動後の最初に
タッチ移動はあり得ないから論理矛盾を生じるため、タ
ッチ移動を示す“2”をタッチオンを示す“1”に変換
して論理矛盾を無くし、該当する座標データをタッチオ
ンを示す座標データとして受信する。このように、起動
時に最初に受信される操作識別情報としてデータ欠けな
どにより論理矛盾が生じる操作識別情報が受信されても
矛盾の無い操作識別情報に変換して受信することができ
る。
【0027】電源起動後に2回目以降に受信される操作
識別情報に対しては変換部22は次の変換処理を行う。
(d)タッチオンを示す操作識別情報“0”に続いてタ
ッチオンを示す操作識別情報“0”を受信した場合には
論理矛盾を生じるから“0”をタッチ移動を示す操作識
別情報“2”に変換して該当する座標データと共に受信
する。なお、“0”に続いてタッチオフを示す操作識別
情報“1”またはタッチ移動を示す操作識別情報“2”
を受信した場合には論理矛盾は生じないから廃棄および
変換することなくそのまま受信する。(e)タッチオフ
を示す操作識別情報“1”に続いてタッチオンを示す操
作識別情報“0”が受信された場合は論理矛盾を生じな
いから廃棄および変換することなく受信する。操作識別
情報“1”に続いて操作識別情報“1”が受信された場
合には論理矛盾を生じるから“1”および該当する座標
データは廃棄される。操作識別情報“1”に続いて操作
識別情報“2”を受信した場合には論理矛盾を生じるか
らタッチ移動を示す“2”をタッチオンを示す“0”に
変換して該当する座標データと共に受信する。(f)タ
ッチ移動を示す操作識別情報“2”に続いてタッチオン
を示す操作識別情報“0”を受信した場合には論理矛盾
を生じるから“0”を“2”に変換してタッチ移動情報
として受信する。操作識別情報“2”に続いて操作識別
情報“1”または“2”が受信された場合には論理矛盾
は生じ無いからそのまま受信する。
【0028】上述のように、ホストコンピュータ21の
変換部22において、検出パネル3側から送信される操
作識別情報が何らかの理由により論理矛盾を生じた場合
には論理矛盾を生じた座標データを従来のように全て廃
棄するだけでなく、論理矛盾の無いものとして処理する
ことができる操作識別情報は適切な操作識別情報に変換
して座標データと共に受信する情報変換機能を備えてい
る。
【0029】なお、上述の説明では、別々の発明として
説明したが、この発明を使用した検出パネルと別の発明
を備えたホストコンピュータとを備えた光学的検出装置
を使用すれば、操作識別情報のデータ欠けなどによる受
信エラーに対して一層適切に対処でき、オペレータはデ
ータ欠けの問題に煩わされることなく適正な動作が保証
される。
【0030】
【効果】この発明によれば、タッチオフを示す操作識別
情報および座標データが連続して複数回、ホストコンピ
ュータ側に送信されるので、ホストコンピュータ側では
検出パネル側のタッチオフおよびその座標データを確実
に識別して把握することができる。しかも、従来のよう
にタッチオフの操作識別情報のデータ欠けに伴い続けて
受信されたタッチオンの操作識別情報およびその座標デ
ータが廃棄され続けるという異常動作が生じる問題を解
消することができる。
【0031】この別の発明によれば、ホストコンピュー
タ側において検出パネル側から送信された操作識別情報
の受信順序に論理矛盾が生じていても、論理矛盾を生じ
ない操作識別情報に変換する情報変換機能を備えている
から、論理矛盾が生じた場合に単に情報を廃棄する従来
の構成に比べて検出パネルの操作をより適確に把握する
ことができ、また続けて送信データが廃棄され続けると
いう動作異常を生じるおそれを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この第1の課題を解決するための一実施例を示
す概略全体構成図である。
【図2】第1の課題の解決に関係する図1の主要回路構
成図である。
【図3】この第2の課題の解決を説明するフローチャー
トである。
【図4】この発明を説明するための概略構成図である。
【図5】遮光物体の位置検出を行う検出パネルの概略平
面図である。
【図6】遮光物体の位置検出動作を説明する概略全体構
成図である。
【符号の説明】
1 発光素子 2 受光素子 3 検出パネル 4 物体 5 マイクロプロセッサ 8 電流供給回路 13 電圧検出回路 21 ホストコンピュータ 22 変換部 51 演算制御回路 53 RAM

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一対の発光素子と受光素子と
    を所定距離離間して配置し、前記発光素子から前記受光
    素子に向けて発光された光の遮光物体のタッチオン/タ
    ッチオフ/タッチ位置の移動のいずれかの操作が行われ
    る毎に該操作の種類を示す操作識別情報を座標データと
    共にホストコンピュータ側に送信する光学的検出装置に
    おいて、 前記遮光物体のタッチオフ時に送信される操作識別情報
    と座標データを複数回連続して送信することを特徴とす
    る光学的検出装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも一対の発光素子と受光素子と
    を所定距離離間して配置し、前記発光素子から前記受光
    素子に向けて発光された光の遮光物体のタッチオン/タ
    ッチオフ/タッチ位置の移動のいずれかの操作が行われ
    る毎に該操作の種類を示す操作識別情報を座標データと
    共にホストコンピュータ側に送信する光学的検出装置に
    おいて、 前記ホストコンピュータ側において受信される前記操作
    識別情報の受信順序に論理矛盾が生じている場合には該
    矛盾した操作識別情報を論理矛盾しない種類の操作識別
    情報に変換して受信する情報変換手段を備えてなる光学
    的検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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