JP2001242971A

JP2001242971A - 電源装置の保守サービスシステム

Info

Publication number: JP2001242971A
Application number: JP2000056317A
Authority: JP
Inventors: Iichiro Mori; 猪一郎森
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2000-03-01
Filing date: 2000-03-01
Publication date: 2001-09-07

Abstract

(57)【要約】【課題】通信ネットワーク接続機能を備えたクライア
ント機器に対応させて通信ネットワーク上に開設したサ
ービス対応サーバーにより、これにアクセスした機器の
電源装置の保守サービスを行う。【解決手段】携帯型パソコン（クライアント機器）２
はインターネット５上に開設されたサービス対応サーバ
ー１にアクセスして電源監視部４からのデータを送信す
る。サービス対応サーバ１は携帯型パソコン２の機種を
特定して受け取ったデータを電源情報ＤＢ２２に参照し
て良否判定し、異常なしの場合はその旨の返信を送信
し、異常のある場合は異常対処情報をＥメール送信す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、通信ネットワーク
への接続機能を備えた携帯型パーソナルコンピュータの
ような電子機器をクライアント機器として、これに対応
して通信ネットワーク上にサービス対応サーバを開設
し、クライアント機器の電源装置の保守を通信ネットワ
ークを通じて実施できるようにした電源装置の保守サー
ビスシステムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】携帯型のパーソナルコンピュータ（以
下、携帯型パソコン）等に適用される電池電源装置は、
二次電池と、この二次電池を過充電や過放電等から保護
する電池保護機能の他に、電池電圧や電池温度、残量等
を監視する電池監視機能を備え、パソコン本体との間は
ＳＭＢｕｓ（ＳｙｓｔｅｍＭａｎａｇｅｍｅｎｔＢ
ｕｓ）で接続されたスマートバッテリシステムに構成さ
れたものが一般的なものとなっている。このスマートバ
ッテリシステムによってパソコン本体は電池電源装置の
動作状態を常時監視することができ、省電力制御や不用
意な電力低下によるデータ破壊等のトラブルを未然に防
ぐなどの電力管理システムの充実を図ることができる。

【０００３】また、携帯型パソコンはＡＣ電源による動
作ができるように構成され、ＡＣ電源は二次電池の充電
にも必要であり、パソコン本体が備える電源監視手段
は、電池電源とＡＣ電源とを総合的に監視して、電池電
源とＡＣ電源との切り換えや二次電池の充電を総合的に
制御する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、二次電
池の残量などのデータは携帯型パソコンから知ることが
できるが、このデータを正確に判断してユーザが電池電
源装置の状態を判断することは困難である。例えば、二
次電池は充放電の繰り返しにより劣化が進行し、やがて
寿命に達するが、この寿命に至る状態を的確に検出して
動作停止に至る以前に電池交換を実行することは容易で
ない。また、二次電池の放電容量が寿命に達する以前に
減少している状態があり、電池による駆動可能な時間が
短くなっていることから、ユーザの予想に反して機器が
動作不能に陥ることもある。電池電源及びその充放電状
態を監視する電池監視機能の故障状態を判断することが
できる保守サービスシステムが望まれている。

【０００５】本発明が目的とするところは、電源装置の
動作状態データを通信ネットワーク上に開設したサービ
ス対応サーバーで受け取り、保守に関する情報をユーザ
に提供できるようにした電源装置の保守サービスシステ
ムを提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本願の第１発明は、電源装置の動作状態を監視する電
源監視手段及び通信ネットワークへの接続機能を備えた
電子機器をクライアント機器として、これに対応させて
通信ネットワーク上にサービス対応サーバを開設し、ク
ライアント機器は通信ネットワークを通じてサービス対
応サーバにアクセスして前記電源監視手段からのデータ
と機種を特定する識別情報とを転送し、サービス対応サ
ーバは転送されてきたデータを前記識別情報から特定さ
れるクライアント機器の機種毎に予め用意されたデータ
ベースに参照して動作状態の判定を行うと共に、判定結
果と異常検出時の対処情報とをクライアント機器に返信
するように構成されてなることを特徴とするもので、ユ
ーザはクライアント機器が通信ネットワークを通じて電
源装置のデータをサービス対応サーバに送信して送信デ
ータに対応する情報を得ることができるので、電池電源
及びその充放電状態を監視する電池監視機能の異常状態
を判断することができ、また、電池の交換時期や消費電
力の異常などの情報を知ることができる。

【０００７】また、本願の第２発明は、通信ネットワー
クへの接続機能を備えた電子機器をクライアント機器と
して、これに対応させて通信ネットワーク上にサービス
対応サーバを開設し、クライアント機器の通信ネットワ
ークを通じたサービス対応サーバへの接続によりクライ
アント機器が備える電源装置の保守を行う保守サービス
システムであって、前記電源装置は、少なくとも電池電
源により構成され、その動作状態は電源監視手段によっ
て監視され、クライアント機器からの要求に応じて動作
状態データを出力するように構成されてなり、前記クラ
イアント機器は、表示手段及び機種を特定する識別情報
を記憶する記憶手段を備え、前記サービス対応サーバ
は、クライアント機器の機種毎に対応する電源装置のデ
ータベースと、入力された動作状態データを前記データ
ベースに参照して動作状態の良否を情報処理部と、返信
情報を生成する返信情報生成部とを備え、クライアント
機器は保守動作プログラムを起動させ、前記ネットワー
ク接続機能により通信ネットワークを通じてサービス対
応サーバにアクセスし、前記電源監視手段から取り出し
た動作状態データ及び記憶手段から取り出した識別情報
をサービス対応サーバーに送信し、サービス対応サーバ
は識別情報から該当する機種を特定し、前記情報処理部
により動作状態データを特定された機種のデータベース
に参照して電源装置の動作状態を判定し、返信情報生成
部により判定結果と異常検出時の対処情報情報を生成
し、これをクライアント機器に対して送信し、クライア
ント機器は受信した回答情報に基づいて保守処理動作を
実行するように構成されてなることを特徴とするもの
で、電源装置の動作状態データに対応する応答情報がサ
ービス対応サーバーから得られるので、ユーザは応答情
報に基づいて的確なメンテナンス、使用方法等を実行す
ることができる。

【０００８】上記構成において、異常検出時の対処情報
は、異常処理の実行ファイルもしくは実行プログラムと
して、これをクライアント機器に送信するように構成す
ることも可能で、クライアント機器は受信した実行ファ
イルまたはプログラムにより応急処理などを実施するこ
とができ、緊急時の動作を確保する場合などに好適とな
る。

【０００９】また、上記システムは具体的には、クライ
アント機器は携帯型パーソナルコンピュータであり、イ
ンターネットを通じてサービス対応サーバにアクセスす
る構成、あるいは、クライアント機器は携帯情報端末で
あり、インターネットを通じてサービス対応サーバにア
クセスする構成、あるいは、クライアント機器は移動体
通信機であり、データ通信サービスによりサービス対応
サーバにアクセスする構成に適用することができる。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。
尚、以下に示す実施形態は本発明を具体化した一例であ
って、本発明の技術的範囲を限定するものではない。

【００１１】本実施形態は、携帯型パソコン２のメーカ
において、図１に示すように、販売した各機種の携帯型
パソコン（クライアント機器）２に対応させてインター
ネット（通信ネットワーク）５上にサービス対応サーバ
１を開設し、携帯型パソコン２が備えるインターネット
接続機能によりサービス対応サーバ１にアクセスして携
帯型パソコン２が備える電源装置の保守サービスを行う
得るように構成した保守サービスシステムの例を示すも
のである。

【００１２】携帯型パソコン２は、自由な携帯移動先で
の使用を可能とするため、ＡＣ電源による動作だけでな
く、電池電源による動作も可能に構成される。図２に示
すように、携帯型パソコン２は、ＡＣアダプタ１１を用
いた商用電力と電池電源装置３からの電池電力とを選択
的に使用できるように構成され、パワーマネジメントコ
ントローラ１２はＳＭＢｕｓを通じて得られる電池電源
装置３及びパソコン本体の情報に基づく制御によりＡＣ
アダプタ１１からのＤＣ出力と、電池電源装置３からの
ＤＣ出力とを選択すると同時に、ＡＣ電源使用時には充
電回路１４による二次電池６の充電を制御し、ＤＣ−Ｄ
Ｃコンバータ１３を制御してパソコン本体の電力管理を
実行し、電源装置全体の監視を行う電源監視部４を構成
する。

【００１３】前記電池電源装置３は、二次電池６、電池
監視手段７、通信手段８、記憶手段９、保護安全手段１
０を備え、前記パワーマネジメントコントローラ１２及
び充電回路（スマートチャージャ）１４と共にスマート
バッテリシステムが構成されている。前記電池監視手段
７は電池電圧、電池温度、残容量、充放電サイクル等を
検出し、通信手段８を介してパソコン本体からの要求に
応じて出力される。

【００１４】また、携帯型パソコン２はモデム等のイン
ターネット接続手段１５を備え、保守サービスのための
常駐ソフトウエアにより所定の時間間隔（例えば、１日
１回、任意時刻もしくは携帯型パソコン２の起動時）で
ＷＷＷブラウザが起動され、サービス対応サーバ１にア
クセスし、予め設定登録されたユーザＩＤ（識別情報）
及び電源監視部４からの電源情報がサービス対応サーバ
１に送信される。

【００１５】一方、サービス対応サーバ１は、図３に示
すように、携帯型パソコン２から送信された情報を処理
して返信情報を返信できるように構成されている。この
サービス対応サーバ１が備える電源情報ＤＢ（Ｄａｔａ
ｂａｓｅ）２２には、サービス本部２０の電源情報発信
部２６から発信される最新のデータが格納される。ま
た、ユーザが携帯型パソコン２を購入した際には、ユー
ザ登録がなされるので、このときの登録データはサービ
ス本部２０のユーザ情報発信部２８からサービス対応サ
ーバ１のメールアドレスＤＢ２３に格納される。また、
異常が検出されたときの保守サービスを実施するための
サービス拠点が各地域に設置され、このサービス拠点の
情報もサービス本部２０の拠点情報発信部２７からメー
ルアドレスＤＢ２３に格納される。前記サービス拠点
は、携帯型パソコン２の販売店、サポートセンターなど
に設定することができる。

【００１６】ＷＷＷ（ＷｏｒｌｄＷｉｄｅＷｅｂ）
サーバ／ＣＧＩ（ＣｏｍｍｏｎＧａｔｅｗａｙＩｎ
ｔｅｒｆａｃｅ）１７は、クライアントである携帯型パ
ソコン２との間のインタフェースとして機能し、携帯型
パソコン２から送信された情報を受け取り、情報処理し
た結果を返信データとして携帯型パソコン２に転送す
る。情報処理は情報処理部１８でなされ、異常が検出さ
れたときには、異常に対する対処情報をメールサーバ２
１からＥメール（電子メール）として各所に向けて発信
される。

【００１７】上記構成による保守サービス処理につい
て、図４、図５に示すフローチャートを参照して以下に
説明する。尚、フローチャートに示すＳ１、Ｓ２…は処
理手順を示すステップ番号であって、以下の本文中に添
記する番号と一致する。

【００１８】図４において、携帯型パソコン２は常駐ソ
フトウエアにより所定時刻にＷＷＷブラウザ１６を起動
させ、サービス対応サーバ１に接続して（Ｓ１）、保守
サービスのページ情報が転送され（Ｓ２）、更に設定さ
れたユーザＩＤが送信され（Ｓ３）、電源情報が送信さ
れる（Ｓ４）。尚、ユーザによるサービス対応サーバ１
に対するアクセスは、上記のように常駐ソフトウエアに
よる自動化されたものによらず、自らの操作によってア
クセスするようにしてもよい。

【００１９】サービス対応サーバ１は前記ページ情報を
ＷＷＷサーバ／ＣＧＩ１７が受け取ることにより情報処
理部１８が起動され、ユーザＩＤ認証部３０は入力され
たユーザＩＤをメールアドレスＤＢ２３に参照してユー
ザが使用する携帯型パソコン２及び電池電源装置３の機
種を特定する（Ｓ５）。情報処理部１８はパラメータ解
析部３１により入力された電源情報のデータを処理して
評価対象データを作成し、電源情報検索部３２は評価対
象データを電源情報ＤＢ２２の中の特定された機種のデ
ータベースから検索することにより（Ｓ６）、評価部３
３による電源情報の評価がなされる（Ｓ７）。即ち、電
源情報ＤＢ２２内には電源情報の正常値が格納されてい
るので、評価対象データの所定範囲内での不一致は異常
であり、一致している場合は正常と判定される（Ｓ
８）。

【００２０】評価部３３により正常と判定された場合に
は、返信データ生成部３４により「異常なし」の返信メ
ッセージが生成され（Ｓ９）、ＷＷＷサーバ／ＣＧＩ１
７から携帯型パソコン２に向けて送信されるので、携帯
型パソコン２のディスプレイ上には「異常なし」の表示
がなされる（Ｓ１０）。一方、ステップＳ８において
「異常有り」と判定された場合には、図５に示す異常処
理サブルーチンが実行される。

【００２１】図５において、異常と判定されたときに
は、異常時データ生成部３５により返信メッセージが生
成され（Ｓ２１）、携帯型パソコン２に向けて返信され
る（Ｓ２２）。これは携帯型パソコン２のディスプレイ
上に「異常有り」と表示されると同時に、異常に対処す
るための情報がＥメールで提供される旨の通知が表示さ
れる（Ｓ３０）。サービス対応サーバ１においては、Ｅ
−ｍａｉｌ生成部３６によりメールアドレスＤＢ２３か
らユーザ及びサービス拠点のメールアドレスが検索され
（Ｓ２３）、ユーザ向けのＥメール、サービス拠点向け
のＥメール、サービス本部向けのＥメールがそれぞれ生
成される（Ｓ２４、Ｓ２５、Ｓ２６）。これらの各Ｅメ
ールはメールサーバ２１にアップロードされ（Ｓ２
７）、メールサーバ２１から各所に向けてメール送信さ
れる（Ｓ２８）。サービス拠点に向けては、ユーザ及び
差へビス本部２０から入手した情報に加え、サービス対
応サーバ１での判断結果が送信される。また、サービス
本部２０に向けては、ユーザから入手した情報に加え、
サービス対応サーバ１での判断結果及びサービス拠点の
情報が送信される。

【００２２】Ｅメールを受信したユーザの携帯型パソコ
ン２には異常に対処する情報がディスプレイ上に表示さ
れるので（Ｓ２９）、ユーザは表示に従って異常に対処
することができる。また、サービス拠点に対しても異常
対処情報が送信されているので、サービス拠点からユー
ザに直接的に異常対処方法をアドバイスすることもでき
る。異常に対する処理が簡単な場合は対処メッセージの
表示のみでよいが、処理が複雑であるような場合は情報
量も多くなるので、予め保守プログラム中に「ヘルプ」
情報として異常の種類毎の対処方法を格納しておき、該
当する対処方法を指示するように構成することもでき、
更に、応急処置方法の実行プログラム（もしくはファイ
ル）を送信し、ユーザがこれを実行することで復旧を行
うことができるように構成することもできる。

【００２３】異常の例として、充放電サイクルのデー
タ、あるいは購入時からの期間などから二次電池６が寿
命に近づいたと判定されたとき、速やかに電池交換が必
要となるので、Ｅメールによる異常対処情報としては、
電池交換を勧めるメッセージを表示すると共に、注文受
け付け画面を起動させて受け付けを行うことができる。
この注文受け付け画面から注文を受け付けた場合には、
サービス拠点に注文が転送されるので、サービス拠点は
交換電池の手配を行う。また、携帯型パソコン２の消費
電力が異常と判定された場合、「機器の動作に異常があ
ります」とメッセージを発信して、サービスを受け付け
る画面を起動して点検サービスを受け付けることができ
る。この点検サービスを受け付けた場合には、サービス
拠点はサービスマンの派遣などのサービスを実行する。

【００２４】以上はインターネットを利用した場合であ
るが、Ｅメールを利用した情報の送受信により携帯型パ
ソコン２の保守サービスを行うこともできる。

【００２５】図６に示すように、携帯型パソコン２はユ
ーザＩＤ及び電源情報をＥメールの添付ファイル２４と
して作成し、メーラ２５によりインターネットを通じて
メールサーバ２１に送信する。電源情報添付ファイル２
４を受け取ったメールサーバ２１は、これを開いてサー
ビス対応サーバ１に転送する。電源情報を受け取ったサ
ービス対応サーバ１は前述と同様に情報処理して異常の
ない場合は、「異常なし」の回答メール２９を携帯型パ
ソコン２に向けて送信する。携帯型パソコン２からのデ
ータ送信をＥメールで行う以外は先に説明したシステム
と同様なので、その説明は省略する。

【００２６】以上の説明は、クライアント機器がインタ
ーネット接続機能を備えた携帯型パソコン２の場合につ
いて示したが、モデム等のインターネット接続機能がな
い場合でも、ＰＣカードスロットにモデムＰＣカード等
を接続しても同様にインターネット接続が可能であり、
携帯電話機、ＰＨＳ電話機からインターネットに接続し
ても可能であることは言うまでもない。また、クライア
ント機器はインターネット接続が可能なＰＤＡ（携帯情
報端末）にも同様に適用することができる。

【００２７】また、クライアント機器は、携帯型パソコ
ン２だけでなく、通信ネットワークへの接続機能を有す
る携帯電話機、ＰＨＳ電話機等の移動体通信機の電源装
置についてもサービス対応ネットワーク１による保守サ
ービスを実施することができる。移動体通信機の電池電
源装置にその動作状態データを検出する電池管理手段７
を設け、移動体通信機のデータ通信サービスによりサー
ビス対応サーバ１に動作状態データを送信すると、先の
説明と同様に保守サービスを行うことができる。また、
移動体通信機の場合には、その基地局にサービス対応サ
ーバを設置することもできる。

【００２８】

【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば、電源
装置の管理、メンテナンス、アドバイス等のサービスを
提供することができる。また、劣化した二次電池の回収
システムが構成されるので、二次電池の廃棄による公害
の発生を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】電源装置の保守サービスシステムの基本構成を
示すブロック図。

【図２】携帯型パソコンの電源装置構成を示すブロック
図。

【図３】保守サービスシステムの構成を示すブロック
図。

【図４】保守サービスシステムの手順を示すフローチャ
ート。

【図５】異常検出時の手順を示すフローチャート。

【図６】データ送信にＥメールを用いた場合の構成を示
すブロック図。

【符号の説明】

１サービス対応サーバー２携帯型パソコン（クライアント機器）３電池電源装置５インターネット（通信ネットワーク）６二次電池７電池管理手段８通信手段９記憶手段１２パワーマネジメントコントローラ１５インターネット接続手段１６ＷＷＷブラウザ１７ＷＷＷサーバ／ＣＧＩ１８情報処理部２２電源情報ＤＢ２３メールアドレスＤＢ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】電源装置の動作状態を監視する電源監視
手段及び通信ネットワークへの接続機能を備えた電子機
器をクライアント機器として、これに対応させて通信ネ
ットワーク上にサービス対応サーバを開設し、クライア
ント機器は通信ネットワークを通じてサービス対応サー
バにアクセスして前記電源監視手段からのデータと機種
を特定する識別情報とを転送し、サービス対応サーバは
転送されてきたデータを前記識別情報から特定されるク
ライアント機器の機種毎に予め用意されたデータベース
に参照して動作状態を判定すると共に、判定結果と異常
検出時の対処情報とをクライアント機器に返信するよう
に構成されてなることを特徴とする電源装置の保守サー
ビスシステム。
【請求項２】通信ネットワークへの接続機能を備えた
電子機器をクライアント機器として、これに対応させて
通信ネットワーク上にサービス対応サーバを開設し、ク
ライアント機器の通信ネットワークを通じたサービス対
応サーバへの接続によりクライアント機器が備える電源
装置の保守を行う保守サービスシステムであって、前記電源装置は、少なくとも電池電源を備えて構成さ
れ、その動作状態は電源監視手段によって監視され、ク
ライアント機器からの要求に応じて動作状態データを出
力するように構成されてなり、前記クライアント機器
は、表示手段及び機種を特定する識別情報を記憶する記
憶手段を備え、前記サービス対応サーバは、クライアン
ト機器の機種毎に対応する電源装置のデータベースと、
入力された動作状態データを前記データベースに参照し
て動作状態を判定する情報処理部と、返信情報を生成す
る返信情報生成部とを備え、クライアント機器は、保守動作プログラムを起動させ、
前記ネットワーク接続機能により通信ネットワークを通
じてサービス対応サーバにアクセスし、前記電源監視手
段から取り出した動作状態データ及び記憶手段から取り
出した識別情報をサービス対応サーバーに送信し、サー
ビス対応サーバは識別情報から該当する機種を特定し、
前記情報処理部により動作状態データを特定された機種
のデータベースに参照して電源装置の動作状態を判定
し、返信情報生成部により判定結果と異常検出時の対処
情報を生成し、これをクライアント機器に対して送信
し、クライアント機器は受信した回答情報に基づいて保
守処理動作を実行するように構成されてなることを特徴
とする電源装置の保守サービスシステム。
【請求項３】異常検出時の対処情報は、異常処理の実
行ファイルもしくは実行プログラムである請求項１また
は２記載の電源装置の保守サービスシステム。
【請求項４】クライアント機器は、携帯型パーソナル
コンピュータであり、インターネットを通じてサービス
対応サーバにアクセスする請求項１又は２記載の電源装
置の保守サービスシステム。
【請求項５】クライアント機器は、携帯情報端末であ
り、インターネットを通じてサービス対応サーバにアク
セスする請求項１又は２記載の電源装置の保守サービス
システム。
【請求項６】クライアント機器は、移動体通信機であ
り、データ通信サービスによりサービス対応サーバにア
クセスする請求項１又は２記載の電源装置の保守サービ
スシステム。
【請求項７】サービス対応サーバを移動体通信の基地
局に設置した請求項５記載の電源装置の保守サービスシ
ステム。