JP2001241478A - 衝突エネルギー吸収構造体 - Google Patents

衝突エネルギー吸収構造体

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝突時の反力が小さく、かつ部材変形時の反
力変化が小さく、衝突する方向によらず安定した性能を
発揮することができる衝突エネルギー吸収構造体を提供
すること。 【解決手段】 衝突エネルギー吸収構造体10は、互い
に径が異なる第1および第2の筒状部材1,2が、それ
らの端部が合わされた状態で同軸的に一体化されてな
り、軸方向の変形により衝突エネルギーを吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の衝突安
全性を高めるために用いられる衝突エネルギー吸収構造
体に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車衝突安全の法規制強化を背景に車
体の安全性能の向上が大きな課題となっている。そのた
め自動車構造部材には衝突した際の衝突エネルギーを有
効に吸収することができる構造が求められている。
【0003】自動車構造部材における衝突エネルギー吸
収構造としては、部材側面がある一定の周期で折りたた
まれる(Folding)ことによる素材の塑性変形に
よって衝突エネルギーを吸収するものが知られている。
【0004】このような衝突エネルギー吸収構造では、
自動車の衝突の瞬間に、構造部材に反力が発生し、その
反力が構造部材の座屈耐力以上になると塑性変形を開始
する。その後、構造部材の変形に伴い、一定周期の反力
変化を繰り返す。この反力によって衝突エネルギーを吸
収する。これによって、他の自動車構造物の損傷を抑制
し、さらに乗員に対する衝撃度を緩和することが期待さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
衝突エネルギー吸収構造においては、衝突の瞬間に高い
座屈反力が発生するため、その衝撃力が他の構造物を損
傷させる危険性が高く、乗員に対する衝撃度も大きくな
ってしまう。また、部材変形時には一定周期の反力変化
を繰り返すために、乗員への衝撃力が大きい。このた
め、損傷抑制や衝撃度緩和の効果が十分とはいえない。
さらに、衝突する方向によっては性能が低下する可能性
がある。したがって、信頼性の高い車体設計が困難であ
る。
【0006】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであって、衝突時の反力が小さく、かつ部材変形時の
反力変化が小さく、衝突する方向によらず安定した性能
を発揮することができる衝突エネルギー吸収構造体を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、互いに径が異なる第1および第2の筒状
部材が、それらの端部が合わされた状態で同軸的に一体
化されてなり、軸方向の変形により衝突エネルギーを吸
収することを特徴とする衝突エネルギー吸収構造体を提
供する。
【0008】本発明によれば、互いに径が異なる第1お
よび第2の筒状部材が、それらの端部が合わされた状態
で同軸的に一体化された構造を有しているため、衝突し
た瞬間、第1および第2の筒状部材が合わされた段差部
が弾性変形し、それによって大きな座屈反力が発生する
ことが防止される。また、部材変形時に、その段差部に
おいて、第1および第2の筒状部材のうち小径の部材が
外側にカールし、大径の部材が内側にカールすることに
よって、連続的な塑性変形を発生させることができ、周
期的な変化のない安定した反力を発生させることができ
る。したがって、衝突の際における他の部材への損傷を
軽減することができ、かつ、乗員への衝撃力を小さくす
ることができる。また、第1および第2の筒状部材のう
ち大径の部材がガイドとして機能し、小径の部材の動き
を略軸方向のみに限定することができるため、衝突方向
が変化しても変形状態の変化が少ない。したがって、衝
突する方向によらず安定した性能を発揮することがで
き、信頼性の高い設計が可能となる。
【0009】この場合に、第1の筒状部材の径をD1、
板厚をT1とし、第2の筒状部材の径をD2、板厚をT
2とし、さらにクリアランスCを C=(D2/2)−T2−(D1/2)とした場合に、 (T1+T2)×1.2≧C>0および T2/T1>0.8 を満足することが好ましい。
【0010】また、本発明の衝突エネルギー吸収構造体
は、同一素材から加工により形成してもよいし、第1の
筒状部材と第2の筒状部材とを接合して形成してもよ
い。接合により形成する場合、前記第1の筒状部材と第
2の筒状部材とは同じ材質でもよいが、異なる材質から
なることがより好ましい。また、前記第1の筒状部材と
第2の筒状部材とは、同じ板厚でもよいが、異なる板厚
であることが好ましい。
【0011】本発明の衝突エネルギー吸収構造体を構成
する材料としては、強度レベルが270〜1500MP
aで変形時に破断しない延性を有する鋼が好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
について具体的に説明する。図1は、本発明の一実施形
態に係る衝突エネルギー吸収構造体を示す断面図であ
る。この衝突エネルギー吸収構造体10は、小径の第1
の筒状部材1と大径の第2の筒状部材2とを有してい
る。これら第1の筒状部材1および第2の筒状部材2
は、それらの端部が合わされた状態で同軸的に一体化さ
れている。そして、第1の筒状部材1および第2の筒状
部材2との端部が合わされた部分は段差部3となってい
る。なお、第1の筒状部材1は、その径がD1、板厚が
T1であり、第2の筒状部材2は、その径がD2、板厚
がT2である。
【0013】この衝突エネルギー吸収構造体は、衝突し
た際にその軸方向の変形により衝突エネルギーを吸収す
る。具体的には、衝突した瞬間、第1および第2の筒状
部材1,2が合わされた段差部3に弾性変形が生じるた
め、大きな座屈反力が発生することが防止され、また、
部材変形時には、その段差部3において、小径の第1の
筒状部材1が外側にカールし、大径の第2の部材2が内
側にカールすることによって、連続的な塑性変形を発生
させることができ、周期的な変化のない安定した反力を
発生させることができる。また、大径の第2の筒状部材
2がガイドとして機能し、小径の筒状部材1の動きを略
軸方向のみに限定することができ、衝突方向が変化して
も変形状態の変化が少ない。
【0014】ここで、これら筒状部材1,2のクリアラ
ンスCを C=(D2/2)−T2−(D1/2) とした場合に、以下の(1)、(2)式を満足すること
が好ましい。 (T1+T2)×1.2≧C>0 ……(1) T2/T1>0.8 ……(2)
【0015】これらの式を満足することによって、小型
かつ軽量で理想的な変形量−反力特性(矩形型)を実現
することができる。すなわち、(1)式のように、クリ
アランスCが0より大きい場合に、小径の第1の筒状部
材1が大径の第2の筒状部材2の内側部分に入り込んで
連続的な塑性変形をスムーズに発生させることができ、
また、クリアランスCを(T1+T2)×1.2以下に
することによって、図2に示す塑性変形の際の部材の曲
げ半径R1、R2が小さくなって大きな塑性変形が発生
し、それによって吸収エネルギーを向上させることがで
きる。また、(2)のようにT2/T1>0.8を満た
すことにより、小径の第1の筒状部材1を優先的に変形
させることができ、衝突した瞬間の初期ピーク荷重と平
均崩壊荷重との差が小さくなって理想的な矩形波を実現
することができる。
【0016】第1および第2の筒状部材1,2は、円筒
であることが好ましいが、断面形状が楕円や多角形のも
のであってもよい。
【0017】衝突エネルギー吸収構造体10は、同一素
材から機械加工により形成することができる(一体成
形)。また、第1の筒状部材1と第2の筒状部材2とを
溶接等によって接合することにより、より安価に製造す
ることができる。
【0018】一体成形および接合の場合のいずれにおい
ても、第1の筒状部材1の板厚T1と第2の筒状部材2
の板厚T2とは、同じであってもよいが、異なっている
ことが好ましい。これら筒状部材1,2の厚さT1,T
2を異ならせることにより、小径の第1の筒状部材1を
優先的に変形させやすくすることができ優れた衝撃吸収
特性を得ることができる。
【0019】衝突エネルギー吸収構造体10を構成する
材料は特に限定されるものではないが、自動車車体用と
しては、強度レベルが270〜1500MPaであり、
変形時に破断しない十分な延性を有する鋼が好ましい。
また、衝突エネルギー吸収構造体10を構成する材料と
して、残留γ鋼(例えば強度レベルが590MPa)を
用いた場合には、それが高い加工硬化能を有する材料で
あり、降伏強度が低く、塑性変形強度が高い材料である
ため、この材料を用いることによって、衝突初期の変形
が容易になり、初期ピーク荷重を少なくすることができ
る。変形が進むと、加工硬化により材料の強度が上昇
し、高い平均荷重を発生する。その結果、初期ピークが
低く、吸収エネルギーが高い理想的な矩形波を実現する
ことができる。さらに、残留γ鋼は高い延性を有してい
るため、変形時の材料破断の危険性を小さくすることが
できる。
【0020】第1の筒状部材1と第2の筒状部材2とを
接合により形成する場合、第1の筒状部材1と第2の筒
状部材2とは同じ材質でもよいが、異なる材質、特に強
度レベルが異なる材質からなることが好ましい。このよ
うにこれら筒状部材1,2の材質を異ならせることによ
り、第1の筒状部材1の板厚T1および第2の筒状部材
2の板厚T2が同一であっても、小径の第1の筒状部材
1を優先的に変形させやすくすることができ、優れた衝
撃吸収特性を得ることができる。例えばT1=T2と
し、小径の第1の筒状部材1の材質として強度レベル2
70MPaのSPCC材を使用し、大径の第2の筒状部
材2の材質として強度レベル440MPaのSPFC4
40を使用する。このように、強度レベルの高い鋼を使
用することで、板厚を低減することができ、部品の軽量
化を実現することができる。
【0021】以上のような点を総合すると、第1の筒状
部材1と第2の筒状部材2とは、板厚および材質(強度
レベル)の両方が異なっていることがより好ましい。
【0022】第1の筒状部材1および第2の筒状部材2
を接合する場合の手法としては、図3に示すように、第
1の筒状部材1と第2の筒状部材2とを作製した後にこ
れらをアーク溶接等により溶接することが挙げられる。
また、図4の(a)に示すように、まず素材管11,1
2をアーク溶接等により溶接してから、(b)に示すよ
うに、プレス成形やハイドロフォーム等により所定の形
状に加工して、第1の筒状部材1と第2の筒状部材2を
形成することもできる。なお、図4および図5中参照符
号5はアーク溶接部を示す。
【0023】さらに、図5の(a)に示すように第1の
板材13と第2の板材14とを突き合わせ、(b)に示
すように、第1の板材13と第2の板材14とを例えば
レーザー溶接機15により溶接した後に、(c)に示す
ように筒状に加工し、軸方向に例えばレーザー溶接して
(d)にも示すような素管13’および14’の接合体
とし、さらに(e)に示すようにプレス成形やハイドロ
フォーム等により所定の形状に加工して第1の筒状部材
1と第2の筒状部材2との接合体とすることもできる。
なお、図5において参照符号16はレーザー溶接部を示
す。
【0024】以上のような衝突エネルギー吸収構造体
は、種々の適用が考えられるが、図6に自動車車体に適
用した例を示す。図6において自動車車体20は、フレ
ーム構造を有しており、サイドメンバー21とバンパー
22との間およびサイドメンバー21の中間に、それぞ
れ本発明の衝突エネルギー吸収構造体30および40が
配置されている。これにより、正面衝突時の衝突エネル
ギーを効率的に吸収し、車体の損傷を可及的に防止する
とともに、乗員への衝撃度を小さくすることが可能な車
体構造を実現することができる。この場合に、衝突エネ
ルギー吸収構造体30および40で材料の強度レベルを
異ならしめることにより、段階的な衝突エネルギー吸収
を行うことができる。
【0025】次に、本発明の衝突エネルギー吸収構造体
の性能を段差のない筒を用いた場合と比較してシミュレ
ーションした結果について説明する。ここでは、汎用の
有限要素解析ソフトを用いてシミュレーションを行っ
た。シミュレーションは材料の強度レベルを300MP
aとし、筒状部材の径および板厚を種々変化させて行っ
た。
【0026】図7は、変形モードを示す図である。ここ
では、本発明の構造体として第1の筒状部材の径を40
mmφ、第2の筒状部材の径を45mmφ、板厚を1.
6mmtとした段付 き構造のもの、比較の構造体とし
て径を40mmφ、板厚を1.6mmtとしたストレー
ト構造のものとした。なお、図7では部材の半分のみを
示している。
【0027】この図に示すように、本発明の構造体で
は、2つの筒状部材が合わさった段差部分のみで塑性変
形が連続的に生じていることがわかる。これに対して比
較のストレート構造では部材の両端部近傍の複数部分で
塑性変形が生じているのがわかる。
【0028】この際の荷重ストロークと反力および吸収
エネルギーとの関係を図8に示す。図8に示すように、
トータルの吸収エネルギーは本発明と比較の場合で同等
であるものの、反力の挙動が両者で全く異なっている。
まず、比較の場合には、衝突の瞬間に大きな反力が作用
しており、その衝撃力が他の構造物を損傷させたり乗員
に衝撃を与える危険が大きい。またその後の部材変形時
にも反力が大きく振れているため、やはり乗員への衝撃
が大きくい。したがって、衝撃度を緩和する効果が小さ
いことがわかる。これに対して、本発明の場合には、衝
突の瞬間の反力が小さく、また部材変形時における反力
の変化が極めて小さい。このため、衝突の際に他の構造
物を損傷する危険性や、乗員に対する衝撃を著しく小さ
くすることができる。
【0029】次に、第1および第2の筒状部材の径D
1,D2および板厚T1,T2を種々変化させてシミュ
レーションを行って吸収エネルギーおよび吸収エネルギ
ー/重量を求めた。そのシミュレーションの際のその結
果を表1に示し、また、図9に種々の径D1,D2およ
び板厚T1,T2の組み合わせの場合における吸収エネ
ルギー/重量の値を示す。表1中印および図9の黒丸は
上記式(1)、(2)を満たす好ましい範囲のものを示
す。この結果から上記式(1)、(2)を満たすことに
より重量あたりの吸収エネルギーが大きく、衝撃吸収部
材として優れた特性を示すことが確認された。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
互いに径が異なる第1および第2の筒状部材が、それら
の端部が合わされた状態で同軸的に一体化された構造を
有しているため、衝突した瞬間に大きな座屈反力が発生
することが防止され、また、部材変形時に、周期的な変
化のない安定した反力を発生させることができる。した
がって、衝突の際における他の部材への損傷を軽減する
ことができ、かつ、乗員への衝撃力を小さくすることが
できる。また、第1および第2の筒状部材のうち大径の
部材がガイドとして機能し、小径の部材の動きを略軸方
向のみに限定することができるため、衝突方向が変化し
ても変形状態の変化が少ない。したがって、衝突する方
向によらず安定した性能を発揮することができ、信頼性
の高い設計が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る衝突エネルギー吸収
構造体を示す断面図。
【図2】2つの筒状部材の変形状態を示す図。
【図3】第1の筒状部材と第2の筒状部材とを接合して
作製された衝突エネルギー吸収構造体の例を示す断面
図。
【図4】素材管を接合してから所定の形状に成形するこ
とにより本発明の衝突エネルギー吸収構造体を作製する
際の工程を説明するための図。
【図5】板材を接合してから筒状に加工し、その後所定
形状に成形することにより本発明の衝突エネルギー吸収
構造体を作製する際の工程を説明するための図。
【図6】本発明に係る衝突エネルギー吸収構造体を適用
した自動車車体のフレーム構造の一部を示す側面図。
【図7】本発明の衝突エネルギー吸収構造体の性能を段
差のない筒を用いた場合と比較してシミュレーションし
た際における変形モードを示す図。
【図8】図7のシミュレーションの際における荷重スト
ロークと反力および吸収エネルギーとの関係を示す図。
【図9】第1および第2の筒状部材の径D1,D2およ
び板厚T1,T2を種々変化させてシミュレーションを
行った際における吸収エネルギー/重量の値を示す図。
【符号の説明】
1;第1の筒状部材 2;第2の筒状部材 3;段差部 5;アーク溶接部 10,30,40;衝突エネルギー吸収構造体 20;自動車車体 21;サイドメンバー 22;バンパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 雄司 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 3J066 AA23 BA03 BB01 BC01 BF02 BG01 BG04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに径が異なる第1および第2の筒状
    部材が、それらの端部が合わされた状態で同軸的に一体
    化されてなり、軸方向の変形により衝突エネルギーを吸
    収することを特徴とする衝突エネルギー吸収構造体。
  2. 【請求項2】 第1の筒状部材の径をD1、板厚をT1
    とし、第2の筒状部材の径をD2、板厚をT2とし、さ
    らにクリアランスCを C=(D2/2)−T2−(D1/2)とした場合に、 (T1+T2)×1.2≧C>0および T2/T1>0.8 を満足することを特徴とする請求項1に記載の衝突エネ
    ルギー吸収構造体。
  3. 【請求項3】 同一素材から加工により形成されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の衝突
    エネルギー吸収構造体。
  4. 【請求項4】 前記第1の筒状部材と第2の筒状部材と
    が接合されて構成されていることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の衝突エネルギー吸収構造体。
  5. 【請求項5】 前記第1の筒状部材と第2の筒状部材と
    は異なる材質からなることを特徴とする請求項4に記載
    の衝突エネルギー吸収構造体。
  6. 【請求項6】 前記第1の筒状部材と第2の筒状部材と
    は板厚が異なることを特徴とする請求項1から請求項5
    のいずれか1項に記載の衝突エネルギー吸収構造体。
  7. 【請求項7】 強度レベルが270〜1500MPaで
    変形時に破断しない延性を有する鋼で形成されているこ
    とを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に
    記載の衝突エネルギー吸収構造体。
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