JP2001241376A - 斜軸式可変容量ピストンポンプ又はモータ - Google Patents

斜軸式可変容量ピストンポンプ又はモータ

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JP2001241376A
JP2001241376A JP2000054319A JP2000054319A JP2001241376A JP 2001241376 A JP2001241376 A JP 2001241376A JP 2000054319 A JP2000054319 A JP 2000054319A JP 2000054319 A JP2000054319 A JP 2000054319A JP 2001241376 A JP2001241376 A JP 2001241376A
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ball
cylinder block
main shaft
spherical surface
convex spherical
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Kenichi Okada
健一 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】斜軸式可変容量ピストンポンプ又はモータにお
いて、主軸とシリンダブロックとの相対回転速度の不均
衡に起因して生じる騒音や振動、あるいは不感帯を低減
するとともに、コンパクト化に寄与することを課題とす
る。 【課題を解決するための手段】主軸3とシリンダブロッ
ク2とを、少なくともボール溝51b、52b、ボール
53及びボールリテーナ54を構成要素とし、常に遅れ
なく、かつ同期回転させることが可能で、なおかつ、極
めてコンパクトに構成できる等速同期機構5を用いて連
結するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主軸の回転軸心と
シリンダブロックの回転軸心との相対傾斜角度を変更す
ることにより容量を増減し得る斜軸式可変容量ピストン
ポンプ又はモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の斜軸式可変容量ピストン
ポンプ又はモータには、主軸とシリンダブロックとを同
期回転させるための同期機構が設けられており、その同
期機構の方式として、複式自在継手式やロッド式等が知
られている。この複式自在継手式のものとは、シリンダ
ブロックと主軸とをユニバーサルリンクを介して連結
し、これらを同期回転させるようにしたものである。ま
た、ロッド式のものとは、主軸側に設けられたピストン
とシリンダブロックに設けられたシリンダ穴との嵌合を
直接利用して、主軸とシリンダブロックとを同期回転さ
せるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者のもの
であると、ユニバーサルリンクの分だけ軸方向に長くな
るうえ、自在継手の強度確保のためにある程度の継手径
が必要となることから、全長及び外径の双方において小
型化が難しい。また、後者のものであると、ピストンに
作用する倒れ力を利用して同期回転させる関係上、ピス
トン及びシリンダブロックの全長を長くし、ピストンと
シリンダ穴との接触面圧を低減させなければならず、さ
らにピストンをこの側圧による倒れ力に耐え得る径とし
なければならないことから、やはり全長及び外径の双方
において小型化することが難しい。
【0004】さらに、前者のものでは、主軸とシリンダ
ブロックとの相対傾斜角度によっては、いずれか一方の
回転速度が、一周期内において波打つという回転むらを
生じる場合があり、騒音や振動の原因の一つともなり得
る。また、後者のものでは、ピストンの倒れ力により主
軸とシリンダブロックとが同期するので、若干の遅れ角
が存在する。このため遥動運転の場合、主軸回転に不感
帯が生じ得る。
【0005】このような点に鑑みて本発明はなされたも
のであって、主軸とシリンダブロックとを、少なくとも
ボール溝、ボール及びボールリテーナを構成要素とし、
常に遅れなく、かつ同期回転させることが可能で、なお
かつ、極めてコンパクトに構成できる等速同期機構を用
いることにより、上述した不具合を一挙に解決できる斜
軸式可変容量ピストンポンプ又はモータを提供すること
を主たる目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明にかか
る斜軸式可変容量ピストンポンプ又はモータは、ケーシ
ング内に回転可能に配設されたシリンダブロックと、こ
のシリンダブロックの回転軸心に対して傾斜させてなる
主軸と、この主軸とシリンダブロックとを同期回転可能
に連結する同期機構と、基端部を前記シリンダブロック
に設けたシリンダ穴内にスライド可能に嵌挿し、先端部
を主軸と直交する支持面上に支持させてこの主軸と同期
回転するように周設してなるピストンと、シリンダ穴に
一端を開口させた連通路を介して該シリンダ穴内に作動
流体を流出入させるポート部と、主軸及びシリンダブロ
ックの回転軸心の傾斜角度を変更し容量を増減するため
の容量可変機構とを具備してなるものにおいて、前記同
期機構が、前記シリンダブロック又は主軸の一方に設け
られ、内周に設けた円筒面に軸方向に沿って延びる複数
の第1ボール溝を形成してなる凹部と、前記シリンダブ
ロック又は主軸の他方であって前記凹部に少なくとも先
端部が収容される位置に固定され、外周に設けた第1凸
球面に軸方向に沿って延びる複数の第2ボール溝を形成
してなる突部と、前記各第1ボール溝と対応する各第2
ボール溝との間にそれぞれ保持されたボールと、前記第
1凸球面と円筒面との間に介在し、各ボールに外嵌する
半径方向に貫通した複数のボール保持孔を具備する環状
のボールリテーナとを具備し、このボールリテーナが、
内面に前記第1凸球面に摺接する凹球面を有し外面に前
記円筒面に摺接する第2凸球面を有したものであって、
この凹球面の中心と第2凸球面の中心とを、前記ボール
保持孔に支持された各ボールの配置中心から、その軸心
方向に沿って互いに対称位置となるように偏位させてい
ることを特徴とする。
【0007】このようなものであれば、
【実施例】の欄において説明する同期機構の作用によ
り、シリンダブロックと主軸とは傾斜角度に拘わらず、
相互に回転むらなく常に等速同期回転する。したがっ
て、円滑な回転伝達を営むことができ、振動や騒音を低
減できるうえ、遅れ角も生じないので遥動運転しても不
感帯が発生することも抑止できる。
【0008】さらに、同期機構を構成する突部は、凹部
に収容されるため、全長において極めてコンパクトに構
成できるだけでなく、これら突部及び凹部をデッドスペ
ースたる各ピストンの内側に配置することが可能である
ため、外径においてもコンパクトに構成することができ
るようになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。
【0010】図1は、本実施例の斜軸式可変容量ピスト
ンポンプ又はモータの内部構造を示す概略断面図であ
る。
【0011】この可変ピストンポンプ又はモータは、斜
軸式のものであって、フロントケース12とリアケース
13とを組み合わせてなるケーシング1の内部空間に回
転可能に配設した主軸3と、この主軸3の回転軸心3C
に対して傾斜させた回転軸心2C周りに回転可能に配設
したシリンダブロック2と、主軸3とシリンダブロック
2とを同期回転可能に連結する同期機構5と、基端部を
前記シリンダブロック2の主軸側端面2bに開口させた
シリンダ穴7内にスライド可能に嵌挿し、先端部を主軸
3と直交する支持面上に該主軸3と同期回転するように
周設してなる複数のピストン6と、ケーシング1に固設
されシリンダブロック2の反主軸側端面2aに摺接する
とともにシリンダ穴7の底面に設けた連通路72を介し
てシリンダ穴7内に作動流体を流出入させる弁板部8
と、主軸3に対するシリンダブロック2の回転軸心2C
の傾斜角度を変更し容量を増減するための容量可変機構
10とを具備している。
【0012】各部を詳述すると、主軸3は、主軸本体3
1とこの主軸本体31に対し直交するように固定した円
盤状のピストンリテーナ32とからなる。このピストン
リテーナ32が前記支持面を構成する。
【0013】シリンダブロック2は、円周方向に間欠的
に複数のシリンダ穴7を穿設した円柱状のもので、その
中心には厚み方向に貫通し、内部にコイルばねCLを収
容するばね保持孔21が設けてある。なお、コイルばね
CLの主軸側端部に装着された凸球体15aと、主軸3
から軸心3Cに沿って延びる保持柱15bのシリンダブ
ロック側端部に形成された凹球部15cとが係り合って
シリンダブロック2の揺動中心を規定する調心部15を
構成している。
【0014】ピストン6は、先端部が球状をなすもの
で、この先端部を、主軸3を構成するピストンリテーナ
32に設けたピストン支持孔41に回動可能に嵌装させ
てある。
【0015】弁板部8は、平面部81aと断面部分円弧
状をなす湾曲面81bとを背向させてなる概略蒲鉾状の
ものであり、その平面部81aを、シリンダブロック2
の後端面2aに密接させ、その湾曲面81bをリアケー
ス13の前端面に設けられた同一曲率を有する凹面13
aに密接させるように配設してある。なお、この弁板部
8の揺動中心O1は、シリンダブロック2の揺動中心O
2から偏位した位置すなわち、シリンダブロック2から
弁板部8が受圧する力の延長線よりも同図中下方に位置
するように構成することにより、この力の分力が弁板部
8を、常に一方に向かって揺動させる向きのトルクとし
て作用するようにしている。
【0016】そして、平面部81aには、ポート部たる
対をなすまゆ型のキドニーポート(図示しない)が開口
させてあり、各キドニーポートはリアケース13に設け
た内部流体通路(図示しない)を介して入出力ポート
(図示しない)に連通させてある。
【0017】容量可変機構10としては、種々のものが
考えられるが、本実施例では、弁板部8の湾曲面81b
から後方に一体に突出させたアーム82を、リアカバー
13に設けたプランジャ穴13dに進退可能に装着して
なる油圧プランジャ9により駆動し、弁板部8を遥動さ
せて、シリンダブロック2の傾斜角度を変え得るように
したものを採用している。具体的には、その基端面9a
とプランジャ穴13dとに囲まれた空間に制御ポートC
Pを介して高圧油を導入すれば、油圧プランジャ9が突
出して弁板部8が他方に遥動し、前記空間の圧力を抜け
ば、シリンダブロック2からの力で弁板部8が一方に遥
動するように設定してある。
【0018】しかして、本実施例の特徴たる同期機構5
は、図2〜図6に示すように、シリンダブロック2の主
軸側端面2bから、その回転軸心2Cに中心軸を一致さ
せて一体に延出した突部51と、主軸3のシリンダブロ
ック側端面3aにおいて、その回転軸心3Cに中心を一
致させて設けられた凹部52と、突部51の先端部を凹
部52に収容した状態で、この突部51の外周と凹部5
2の内周との間に介在する複数のボール53及びこれら
ボール53を保持する環状ボールリテーナ54とからな
る。
【0019】詳述すれば、突部51は、その先端部外周
に第1凸球面51aを形成してなるもので、この第1凸
球面51aには、突部51の軸方向2Cに沿って延びる
複数の第2ボール溝51bを等間隔で設けている。この
第2ボール溝51bの底面は、前記軸方向2Cに平行と
なるように設定してある。なお、これら第2ボール溝5
1bの数は、ピストン6の数と等しくしてある。
【0020】凹部52は、内周に円筒面52aを形成し
たもので、この円筒面52aに軸方向3Cに沿って延び
る複数の第1ボール溝52bを、第2ボール溝51bと
同数、等間隔で形成している。この第1ボール溝52b
の底面は、主軸の回転軸心3C方向に平行となるように
設定してある。
【0021】ボール53は、球体であり、これら各第1
ボール溝52bと対応する各第2ボール溝51bとの間
にそれぞれ保持される。
【0022】ボールリテーナ54は、第1凸球面51a
と円筒面52aとの間に介在する環状をなすものであ
り、各ボール53に外嵌する半径方向に貫通させた複数
のボール保持孔54aを具備する。これらボール保持孔
54aは、第1ボール溝52bと同数が、等間隔に設け
てある。また内面には前記第1凸球面51aと同径でこ
れに摺接する凹球面54bが設けてあり、外面には前記
円筒面52aと同径でこれに摺接する第2凸球面54c
が設けてある。しかして、特に図6に示すように、この
凹球面54bの中心O3と第2凸球面54cの中心O4
とを、前記ボール保持孔54aに支持させた各ボール5
3の配置中心O5を中心として、対称位置となるよう
に、このボールリテーナ54の軸心方向に沿って所定距
離(2e)離間させてさせている。
【0023】一方、ボールリテーナ54の開口面は、凹
球面54bの中心O3を通らないように設定してあるた
め、その開口径は、第1凸球面51aの直径よりも小さ
い。したがって、ボールリテーナ54に突部51を嵌入
することは一見不可能にみえる。しかしながら、本実施
例では、ボールリテーナ54の突部側開口縁54dから
その軸方向に沿って組立用溝54eを、ボール保持孔5
4aと同位相となる部位に、複数設けている。この組立
用溝54eの幅は、隣接する第2ボール溝51間に形成
される突条51c幅よりも大きく設定してあり、その底
面は第1凸球面51aと同径の円筒面と同一またはそれ
より外側に位置するように設定してある。
【0024】したがって、組立時においては、図4に示
すように、まずボールリテーナ54を軸2C方向に沿っ
て動かし、各組立用溝54eに各突条51cをそれぞれ
嵌めるようにして突部51に外嵌させる(同図矢印X
1)。その後、ボールリテーナ54を、円周方向にボー
ル溝ピッチの半位相分だけ回転させ(同図矢印X2)、
ボール保持孔54aと第2ボール溝51bとを重合させ
る。このようにして、ボールリテーナ54は、突部51
に抜脱不能にかつ回転可能に装着される(図5参照)。
【0025】次に、ボール保持孔54aを介して第2ボ
ール溝51bにボール53をそれぞれ挿入する。そし
て、ボールリテーナ54及びボール53を装着した突部
51を、凹部52に嵌め入れる。この時ボール53の外
側が第1ボール溝52bに挿入されるようにする。
【0026】このように同期機構5を介して連結した主
軸3とシリンダブロック2とを、ケーシング1に装着し
て組立を完了する。
【0027】しかして、このようなものであれば、この
同期機構5において、凹部52、ボール53、突部5
1、あるいは突部51、ボール53、凹部52の順序で
トルクが伝達され、主軸3とシリンダブロック2とが同
期回転することとなる。しかして、回転軸心2Cと3C
とが傾斜した状態でトルク伝達しようとすると、図6に
示すように、ボール溝51b、52bの開いた方向へボ
ール53を押し出す力f1、f2が生じ、ボールリテー
ナ54を回そうとする偶力が生じる。これに対し、ボー
ルリテーナ54とシリンダブロック2、主軸3(ピスト
ンリテーナ32)の接触点は、ボール53の中心からず
れた位置にあり、これら接触点からボールリテーナ54
が受ける力f3、f4が、前記偶力を打ち消す逆向きの
偶力として作用するため、ボール53は、回転軸心2
C、3Cの交差角度に拘わらず、その二等分面P上にそ
の中心を一致させて、常に正しく保持される。
【0028】そして、このボール53が2軸2C、3C
の交差角の二等分面P上に保持されることは、等速で回
転を伝達するための条件であるから、この同期機構5に
より、シリンダブロック2と主軸3とは相互の傾斜角度
(交差角度)に拘わらず、相互に回転むらなく常に同期
回転する。したがって、円滑な回転伝達を営むことがで
き、振動や騒音を低減できるうえ、遅れ角も生じないの
で遥動運転しても不感帯が発生することも抑止できる。
【0029】さらに、突部51は凹部52に収容される
ため、全長において極めてコンパクトに構成できるう
え、これら突部51及び凹部52は、デッドスペースた
る各ピストン6の内側に配置されるため、外径において
もコンパクトに構成できる。また、凹部52は円筒状で
あるので、突部51は軸方向に動き得る。この点でこの
同期機構5は、寸法誤差や組立誤差、あるいは主軸3や
シリンダブロック2が軸方向に若干動くことを許容する
ため、ポンプ又はモータに好適なものであるといえる。
【0030】なお、本発明は上記実施例に限られるもの
ではない。例えば、突部を主軸に設け、凹部をシリンダ
ブロックに設ける構成も可能である。
【0031】その他各部の具体的な構成は、上述した実
施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱し
ない範囲で種々変形が可能である。
【0032】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明によれ
ば、同期機構により、シリンダブロックと主軸とは互い
の傾斜角度に拘わらず、相互に回転むらなく常に同期回
転する。したがって、円滑な回転伝達を営むことがで
き、振動や騒音を低減できるうえ、遅れ角も生じないの
で遥動運転しても不感帯が発生することも抑止できる。
【0033】さらに、同期機構を構成する突部は、凹部
に収容されるため、全長において極めてコンパクトに構
成できるだけでなく、これら突部及び凹部をデッドスペ
ースたる各ピストンの内側に配置することが可能である
ため、外径においてもコンパクトに構成することができ
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における斜軸式可変容量ピス
トンポンプ又はモータの内部構造を示した全体概略縦断
面図。
【図2】同実施例におけるピストンポンプ又はモータの
主軸及びシリンダブロックを主として示す概略縦断面
図。
【図3】同実施例におけるピストンポンプ又はモータの
主軸及びシリンダブロックを主として示す概略縦断面
図。
【図4】同実施例における同期機構を示す分解斜視図。
【図5】同実施例における同期機構を示す分解斜視図。
【図6】同実施例における同期機構を示す拡大部分縦断
面図。
【符号の説明】
1…ケーシング 2…シリンダブロック 2C…シリンダブロックの回転軸心 3…主軸 5…同期機構 51…突部 51a…第1凸球面 51b…第2ボール溝 52…凹部 52a…円筒面 52b…第1ボール溝 53…ボール 54…ボールリテーナ 54a…ボール保持孔 54b…凹球面 54c…第2凸球面 6…ピストン 7…シリンダ穴 72…連通路 10…容量可変機構 O3…凹球面の中心 O4…第2凸球面の中心 O5…ボールの配置中心

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング内に回転可能に配設されたシリ
    ンダブロックと、このシリンダブロックの回転軸心に対
    して傾斜させてなる主軸と、この主軸とシリンダブロッ
    クとを同期回転可能に連結する同期機構と、基端部を前
    記シリンダブロックに設けたシリンダ穴内にスライド可
    能に嵌挿し、先端部を主軸と直交する支持面上に支持さ
    せてこの主軸と同期回転するように周設してなるピスト
    ンと、シリンダ穴に一端を開口させた連通路を介して該
    シリンダ穴内に作動流体を流出入させるポート部と、主
    軸及びシリンダブロックの回転軸心の傾斜角度を変更し
    容量を増減するための容量可変機構とを具備してなるも
    のにおいて、 前記同期機構が、前記シリンダブロック又は主軸の一方
    に設けられ、内周に設けた円筒面に軸方向に沿って延び
    る複数の第1ボール溝を形成してなる凹部と、 前記シリンダブロック又は主軸の他方であって前記凹部
    に少なくとも先端部が収容される位置に固定され、外周
    に設けた第1凸球面に軸方向に沿って延びる複数の第2
    ボール溝を形成してなる突部と、 前記各第1ボール溝と対応する各第2ボール溝との間に
    それぞれ保持されたボールと、 前記第1凸球面と円筒面との間に介在し、各ボールに外
    嵌する半径方向に貫通した複数のボール保持孔を具備す
    る環状のボールリテーナとを具備し、 このボールリテーナが、内面に前記第1凸球面に摺接す
    る凹球面を有し外面に前記円筒面に摺接する第2凸球面
    を有したものであって、この凹球面の中心と第2凸球面
    の中心とを、前記ボール保持孔に支持された各ボールの
    配置中心から、その軸心方向に沿って互いに対称位置と
    なるように偏位させていることを特徴とする斜軸式可変
    容量ピストンポンプ又はモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017056272A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 株式会社小松製作所 斜軸式油圧ポンプモータ

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