JP2001241327A - サーモスタットの異常検出装置および異常検出方法 - Google Patents

サーモスタットの異常検出装置および異常検出方法

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JP2001241327A JP2000051619A JP2000051619A JP2001241327A JP 2001241327 A JP2001241327 A JP 2001241327A JP 2000051619 A JP2000051619 A JP 2000051619A JP 2000051619 A JP2000051619 A JP 2000051619A JP 2001241327 A JP2001241327 A JP 2001241327A
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Koshin Takeuchi
康臣 竹内
Tokiji Itou
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーモスタットの異常検出装置および方法を
提供する。 【解決手段】 エンジンの運転状態によって推定される
冷却水推定温度と、水温センサにより検出される冷却水
温度に基づいてサーモスタットの異常の有無を検出する
サーモスタットの異常検出方法において、運転モード検
出手段によって検出される運転モード(S1)に応じ
て、冷却水推定温度を変化させる(S2またはS3およ
びS4)ようにしたサーモスタットの異常検出装置およ
び方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの冷却水
(冷却媒体)の温度調節を行うサーモスタットの異常の
有無を検出するサーモスタットの異常検出装置および異
常検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、水冷式のエンジンでは、エンジ
ン内のウォータジャケットとラジエータ(放熱部)との
間で冷却水(冷却媒体)を循環させる冷却水循環通路
に、冷却水の水温に応じて自動的に開閉するサーモスタ
ットを設け、エンジンの始動後に暖機運転が完了するま
では、サーモスタットを閉じて冷却水の循環を停止し、
エンジン側の冷却水の水温を速やかに適正温度域に上昇
させて、燃費向上、エミッション低減を図り、エンジン
側の冷却水の水温が適正温度域を越えたとき、サーモス
タットを自動的に開いて、ラジエータ側の冷えた冷却水
をエンジン側に循環させてエンジン側の冷却水の水温を
適正温度域まで低下させるようになっている。
【0003】ところで、サーモスタットは部材の劣化等
により、開き放しになる開故障や閉じ放しになる閉故障
を起こすおそれがある。開故障の場合、常にラジエータ
から冷却水の熱が放熱されるので、エンジンが過冷却状
態になり、ヒータの効率が低下するばかりでなく、エン
ジンが低温である場合に燃料噴射量を増量する、いわゆ
る暖機増量が常時実行されることになり、燃費やエミッ
ションを悪化させるという問題が発生するおそれがあ
る。閉故障の場合、エンジン側の冷却水が適正温度域を
越えたときでも、ラジエータ側の冷えた冷却水がエンジ
ン側に循環されないため、エンジン側の冷却水の水温が
上昇し続け、エンジンがオーバーヒートしてしまうおそ
れがある。
【0004】そこで、サーモスタットに異常が発生した
とき、その異常を直ちに検出して運転者に警告すること
が望ましい。
【0005】サーモスタットの異常検出装置に関する従
来技術として、特開平11―24917号公報がある。
この従来技術は、被冷却装置の運転状態によって冷却媒
体の温度を推定する冷却媒体温度推定手段と、冷却媒体
の温度を検出する冷却媒体温度検出手段と、前記冷却媒
体温度推定手段により推定された冷却媒体推定温度と前
記冷却媒体温度検出手段により検出された冷却媒体検出
温度に基づいてサーモスタットの異常の有無を検出する
サーモスタットの異常検出装置において、外気温を検出
する外気温検出手段を備え、冷却媒体温度推定手段によ
って推定された冷却媒体推定温度を冷却媒体温度検出手
段によって検出された冷却媒体温度と外気温検出手段に
より検出された外気温に基づいて補正してサーモスタッ
トの異常の有無を検出するサーモスタットの異常検出装
置である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術の
サーモスタットの異常検出装置は、ハイブリッド車の運
転モード(エンジン始動かモータ駆動)や筒内直噴エン
ジンの運転モード(ストイキ運転か成層運転)など車両
の運転モードを考慮していないため異常判定の信頼性に
欠けるという問題が発生する。
【0007】たとえば、ハイブリッド車のようなエンジ
ンとモータを交互に駆動させる間欠運転車両の場合、運
転状態の一条件として、燃料カット中かどうかでサーモ
スタットが異常か否かを判断すると、以下のような燃料
カット中の場合に精度が悪くなり、異常判定の信頼性が
低下する。
【0008】a.モータ駆動している場合、エンジンが
停止し、ラジエータに冷却水が循環せず、冷却媒体温度
(水温)はあまり低下しない。
【0009】b.くだり坂などのエンジン始動中の燃料
カット時は、ラジエータに冷却水が循環しており、aの
場合に比べて水温がかなり低下する。
【0010】本発明は、上記の問題を解決するために、
運転モードを検出する運転モード検出手段を備え、運転
モード検出手段によって検出される運転モードに応じて
冷却媒体推定温度を変化させるサーモスタットの異常検
出装置および異常検出方法を提供することを目的にした
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、被冷却装置に形成された冷却
媒体通路と、冷却媒体の熱を放熱する放熱部と、前記冷
却媒体通路の途中に設けられたサーモスタットと、前記
被冷却装置の運転状態によって前記冷却媒体の温度を推
定する冷却媒体温度推定手段と、前記冷却媒体の温度を
検出する冷却媒体温度検出手段を備え、前記冷却媒体温
度推定手段によって推定された冷却媒体推定温度と前記
冷却媒体温度検出手段によって検出された冷却媒体温度
に基づいて前記サーモスタットの異常の有無を検出する
サーモスタットの異常検出装置において、運転モードを
検出する運転モード検出手段と、前記運転モード検出手
段によって検出される前記運転モードに応じて前記冷却
媒体推定温度を変化させる冷却媒体推定温度変化手段を
備えたことを特徴とするサーモスタットの異常検出装置
である。
【0012】前述の目的を達成するために、請求項2の
発明は、被冷却装置の運転状態によって推定される冷却
媒体推定温度と、検出される冷却媒体温度に基づいてサ
ーモスタットの異常の有無を検出するサーモスタットの
異常検出方法において、運転モード検出手段によって検
出される運転モードに応じて、前記冷却媒体推定温度を
変化させるようにしたことを特徴とするサーモスタット
の異常検出方法である。
【0013】前述の目的を達成するために、請求項3の
発明は、前記運転モードがエンジンの燃焼状態に基づく
ことを特徴とする請求項2記載のサーモスタットの異常
検出方法である。
【0014】
【発明の実施形態】本発明の実施形態のサーモスタット
の異常検出装置および異常検出方法を図に基づき説明す
る。図1は、本発明の1実施形態にかかるサーモスタッ
トの異常検出装置が適用される車両用エンジンの冷却シ
ステムの概略図である。
【0015】図1に示すように、1は4気筒のエンジン
であり、シリンダ2内を往復動するピストン3と、ピス
トン3の往復動をクランクシャフト4の回転運動に変換
するコンロッド5などから構成されている。シリンダ2
の周囲およびシリンダヘッド6の内部にはウォータジャ
ケット7が設けられており、このウォータジャケット7
内に冷却水が注入されている。
【0016】ラジエータ8とウォータジャケット7は冷
却水循環通路9により連通されており、冷却水循環通路
9のウォータジャケット7出口部にはサーモスタット1
0が設けられている。サーモスタット10は、冷却水温
に応じて機械的に開閉するバルブであり、冷却水温が所
定水温以下であるときには閉弁状態となって冷却水循環
通路9とウォータジャケット7の連通を遮断して、ウォ
ータジャケット7内の冷却水がラジエータ8で放熱され
ることを防止する。また、サーモスタット10は、上記
所定温度を上回ると、開弁状態になって、ウォータジャ
ケット7を冷却水循環通路9を介してラジエータ8に連
通し、冷却水の熱をラジエータ8で放熱し、冷却水温度
を低下させ、エンジン1を適温に冷却する。
【0017】ここで、エンジン1は被冷却装置に相当
し、ウォータジャケット7と冷却水循環通路9が冷却媒
体通路に相当し、冷却水が冷却媒体に相当し、ラジエー
タ8が放熱部に相当する。なお、ウォータジャケット7
の内壁に設けられた水温センサ21は、冷却水の温度を
検出し、その検出信号を電子制御装置ECU31に送
る。
【0018】次にエンジン1の運転状態に基づき、サー
モスタット10を含むエンジン1各部の制御や診断を行
う電子制御装置ECU31について説明する。
【0019】図2は、本発明の1実施形態にかかるサー
モスタットの異常検出装置における車両用エンジンの制
御装置の概略ブロック図である。ECU31は中央処理
装置CPU32、読み出し専用メモリROM33、ラン
ダムアクセスメモリRAM34、バックアップRAM3
5およびタイマカウンタ36等を備える。ECU31は
上記各部と外部入力回路37および外部出力回路38と
をバス39により接続してなる論理演算回路を構成す
る。ここで、ROM33は各種の運転制御や故障診断な
どに係るプログラムを予め記憶する。RAM34は、C
PU32の演算結果などを一時記憶する。バックアップ
RAM35は、エンジン停止後においてもデータを記憶
する不揮発性のメモリである。タイマカウンタ36は同
時に複数の計時動作を行うことができる。外部入力回路
37はバッファ、波形回路、ハードフィルタ(電気抵抗
およびコンデンサよりなる回路)およびA/D変換機等
を含む。外部出力回路38は駆動回路などを含む。
【0020】水温センサ21はウォータージャケット7
内の冷却水温を検出する。スロットルセンサ22は図示
のないアクセルペダルの踏み込み量に応じたスロットル
弁開度を検出する。回転数センサ23はクランクシャフ
ト4の回転速度、すなわちエンジン回転数を検出する。
酸素センサ24は排気中の酸素濃度を検出する。吸気圧
センサ25は吸気圧を検出する。車速センサ26は車速
を検出する。吸気温センサ27はエアクリーナ内に導入
される吸入空気の温度を検出する。CPU32は各セン
サ21〜27の検出信号に基づき、ROM33に記憶さ
れた各種プログラムを実行して、たとえばインジェクタ
28による燃料噴射量や燃料噴射タイミングの制御など
各種運転制御や故障診断を実行する。
【0021】次に、上記ECU31が実行する各種制御
のうち、サーモスタット10の異常検出に係る制御の内
容を説明する。
【0022】図3は本発明の1実施形態のサーモスタッ
トの異常検出の手順を示すフローチャートである。
【0023】図3に示すように、サーモスタットの異常
検出は、S1(ステップ1を示す。以下同様)で、運転
モードがAの運転モードか否かが判定される。たとえば
運転モードとしては、ハイブリッド車の場合、エンジン
始動かモータ駆動かとか、筒内直噴エンジンの場合、ス
トイキ運転か成層運転かなどの運転モードが判定され
る。
【0024】S1で運転モードが運転モードAと判定さ
れた場合、S2に進む。S2では、単位時間当たりの水
温変化量変数Δをαに設定する。
【0025】S1で運転モードが運転モードAではな
く、運転モードBと判定された場合、S3に進む。S3
では、単位時間当たりの水温変化量変数Δをβに設定す
る。
【0026】S2またはS3の処理が実行されると、S
4に進む。S4では、前回決定した水温推定カウンタe
cthw(i−1)に今回求めた単位時間当たりの水温
変化量変数Δを加える水温カウンタ算出式、ecthw
(i)=ecthw(i−1)+Δによって、今回の水
温推定カウンタecthw(i)を算出し、処理を終了
する。
【0027】なお、図3に示すフローチャートでは、運
転モードがAの運転モードか否かが判定されるが、運転
モードが3つ以上の場合も同様に判定され、各運転モー
ド毎に単位時間当たりの水温変化量変数Δが設定され、
各運転モード毎に設定された単位時間当たりの水温変化
量変数Δにより水温推定カウンタecthwが算出され
る。
【0028】以上説明した実施形態においては、運転モ
ードを検出する運転モード検出手段としては、S1を実
行するECU31の該当部分が相当し、運転モード検出
手段によって検出される運転モードに応じて冷却媒体推
定温度を変化させる冷却媒体推定温度変化手段として
は、S2またはS3およびS4を実行するECU31の
該当部分が相当する。従って、サーモスタットの異常検
出装置はS1を実行するECU31の機能実現手段とS
2またはS3およびS4を実行する機能実現手段を備え
ることにより構成される。
【0029】以上説明した本発明の実施形態によれば、
車両の運転モードを考慮したサーモスタットの異常検出
装置を提供することができるので、異常判定の信頼性が
向上する。
【0030】また、サーモスタットの異常の有無を検出
するサーモスタットの異常検出方法については、S1を
実行する運転モード検出手段によって検出される運転モ
ードA,Bに応じて、S2またはS3を実行し、かつS
4を実行することにより冷却媒体推定温度を変化させる
ようにしたサーモスタットの異常検出方法として実現さ
れるものである。
【0031】以上説明した本発明の実施形態によれば、
車両の運転モードを考慮したサーモスタットの異常検出
方法を提供することができるので、異常判定の信頼性が
向上する。
【0032】本発明の実施形態の第1実施例として、図
3のS1の運転モードの切替えを判定する手段に吸入空
気量を適用した例を示す。
【0033】前記したように、ハイブリッド車のような
エンジンとモータを交互に駆動させる間欠運転車両の場
合、運転状態の一条件として、燃料カット中かどうかで
サーモスタットが異常か否かを判断すると、以下のよう
な燃料カット中の場合に精度が悪くなり、異常判定の信
頼性が低下する。
【0034】a.モータ駆動している場合、エンジンが
停止し、ラジエータに冷却水が循環せず、冷却媒体温度
(水温)はあまり低下しない。
【0035】b.くだり坂などのエンジン始動中の燃料
カット時は、ラジエータに冷却水が循環しており、aの
場合に比べて水温がかなり低下する。
【0036】ところが、上記実施例のように、運転モー
ドの判定手段(S1実現手段)として吸入空気量を適用
すれば、上記aとbの各場合を峻別することができる。
aとbを吸入空気量で判定した場合を以下にA,Bで示
す。
【0037】A.モータ駆動している場合、エンジンが
停止し、燃料カットされる。
【0038】従って、吸入空気量=0となる。
【0039】B.エンジン始動中の燃料カット時は、吸
入空気量が0g/secより大きくなる。燃料カット中
の状態を上記AまたはBのように峻別できれば、Aの場
合、単位時間当たりの水温変化量変数Δを小さい値に設
定し(S2またはS3)、小さい値に設定された単位時
間当たりの水温変化量変数Δにより水温推定カウンタe
cthwを算出する(S4)。
【0040】Bの場合、単位時間当たりの水温変化量変
数Δを大きい値に設定し(S3またはS2)、大きい値
に設定された単位時間当たりの水温変化量変数Δにより
水温推定カウンタecthwを算出する(S4)。
【0041】なお、上記実施例はハイブリッド車への適
用を説明したが、エンジン自動停止・始動装置(エコノ
ミーランニングシステム)にも適用することができる。
この場合も以下に示すように、運転モードAまたはBを
吸入空気量により判定することができる。
【0042】A. エンジンが停止し、燃料カットされ
る。
【0043】従って、吸入空気量=0となる。
【0044】B.エンジン始動中の燃料カット時は、吸
入空気量が0g/secより大きくなる。
【0045】次に、本発明の実施形態の第2実施例とし
て、筒内直噴エンジンの場合を示す。筒内直噴エンジン
の場合、ストイキ運転と成層運転の場合でエンジンの燃
焼状態が異なるため、水温変化量変数も大きく異なる。
そのため、ストイキ運転と成層運転の各場合に応じて冷
却媒体推定温度を変化させなくてはならない。すなわ
ち、 a.ストイキ運転の場合、単位時間当たりの水温変化量
変数Δを大きい値に設定し(S2またはS3)、大きい
値に設定された単位時間当たりの水温変化量変数Δによ
り水温推定カウンタecthwを算出する(S4)。
【0046】b.成層運転の場合、単位時間当たりの水
温変化量変数Δを小さい値に設定し(S3またはS
2)、小さい値に設定された単位時間当たりの水温変化
量変数Δにより水温推定カウンタecthwを算出する
(S4)。
【0047】以上説明した本発明の実施形態の第2実施
例は、運転モードとして、ストイキ運転と成層運転のよ
うなエンジンの燃焼状態を採用するものであり、ストイ
キ運転のエンジン燃焼状態という運転モードと成層運転
のエンジン燃焼状態という運転モードの違いにより水温
変化量変数を異ならせるサーモスタットの異常検出方法
である。
【0048】以上説明した第2実施例によれば、エンジ
ンの燃焼状態に基づく運転モードを考慮したサーモスタ
ットの異常検出方法を提供することができるので、エン
ジンの燃焼状態が異なる車両に対してサーモスタットの
異常判定の信頼性を向上することができる。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明は、被冷却装置に形成さ
れた冷却媒体通路と、冷却媒体の熱を放熱する放熱部
と、前記冷却媒体通路の途中に設けられたサーモスタッ
トと、前記被冷却装置の運転状態によって前記冷却媒体
の温度を推定する冷却媒体温度推定手段と、前記冷却媒
体の温度を検出する冷却媒体温度検出手段を備え、前記
冷却媒体温度推定手段によって推定された冷却媒体推定
温度と前記冷却媒体温度検出手段によって検出された冷
却媒体温度に基づいて前記サーモスタットの異常の有無
を検出するサーモスタットの異常検出装置において、運
転モードを検出する運転モード検出手段と、前記運転モ
ード検出手段によって検出される前記運転モードに応じ
て前記冷却媒体推定温度を変化させる冷却媒体推定温度
変化手段を備えたことを特徴とするサーモスタットの異
常検出装置であるので、車両の運転モードを考慮したサ
ーモスタットの異常検出装置を提供することができ、異
常判定の信頼性が向上するという優れた効果を奏する。
【0050】請求項2の発明は、被冷却装置の運転状態
によって推定される冷却媒体推定温度と、検出される冷
却媒体温度に基づいてサーモスタットの異常の有無を検
出するサーモスタットの異常検出方法において、運転モ
ード検出手段によって検出される運転モードに応じて、
前記冷却媒体推定温度を変化させるようにしたことを特
徴とするサーモスタットの異常検出方法であるので、車
両の運転モードを考慮したサーモスタットの異常検出方
法を提供することができ、異常判定の信頼性が向上する
という優れた効果を奏する。
【0051】請求項3の発明は、前記運転モードがエン
ジンの燃焼状態に基づくことを特徴とする請求項2記載
のサーモスタットの異常検出方法であるので、エンジン
の燃焼状態が異なる車両に対してサーモスタットの異常
判定の信頼性を向上することができるという優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態にかかるサーモスタットの
異常検出装置が適用される車両用エンジンの冷却システ
ムの概略図である。
【図2】本発明の1実施形態にかかるサーモスタットの
異常検出装置における車両用エンジンの制御装置の概略
ブロック図である。
【図3】本発明の1実施形態にかかるサーモスタットの
異常検出の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……エンジン 2……シリンダ 3……ピストン 4……クランクシャフト 5……コンロッド 6……シリンダヘッド 7……ウォータジャケット 8……ラジエータ 9……冷却水循環通路 10……サーモスタット 21……水温センサ 22……スロットルセンサ 23……回転数センサ 24……酸素センサ 25……吸気圧センサ 26……車速センサ 27……吸気温センサ 28……インジェクタ 31……ECU 32……CPU 33……ROM 34……RAM 35……バックアップRAM 36……タイマカウンタ 37……外部入力回路 38……外部出力回路 39……バス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被冷却装置に形成された冷却媒体通路
    と、冷却媒体の熱を放熱する放熱部と、前記冷却媒体通
    路の途中に設けられたサーモスタットと、前記被冷却装
    置の運転状態によって前記冷却媒体の温度を推定する冷
    却媒体温度推定手段と、前記冷却媒体の温度を検出する
    冷却媒体温度検出手段を備え、前記冷却媒体温度推定手
    段によって推定された冷却媒体推定温度と前記冷却媒体
    温度検出手段によって検出された冷却媒体温度に基づい
    て前記サーモスタットの異常の有無を検出するサーモス
    タットの異常検出装置において、運転モードを検出する
    運転モード検出手段と、前記運転モード検出手段によっ
    て検出される前記運転モードに応じて前記冷却媒体推定
    温度を変化させる冷却媒体推定温度変化手段を備えたこ
    とを特徴とするサーモスタットの異常検出装置。
  2. 【請求項2】 被冷却装置の運転状態によって推定され
    る冷却媒体推定温度と、検出される冷却媒体温度に基づ
    いてサーモスタットの異常の有無を検出するサーモスタ
    ットの異常検出方法において、運転モード検出手段によ
    って検出される運転モードに応じて、前記冷却媒体推定
    温度を変化させるようにしたことを特徴とするサーモス
    タットの異常検出方法。
  3. 【請求項3】 前記運転モードがエンジンの燃焼状態に
    基づくことを特徴とする請求項2記載のサーモスタット
    の異常検出方法。
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