JP2001240368A - 電気ホイスト用横行装置 - Google Patents

電気ホイスト用横行装置

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JP2001240368A
JP2001240368A JP2000055963A JP2000055963A JP2001240368A JP 2001240368 A JP2001240368 A JP 2001240368A JP 2000055963 A JP2000055963 A JP 2000055963A JP 2000055963 A JP2000055963 A JP 2000055963A JP 2001240368 A JP2001240368 A JP 2001240368A
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JP
Japan
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nut
frames
hexagon nut
lock plate
nuts
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JP2000055963A
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English (en)
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Takashi Tateishi
隆 立石
Nobumasa Tanaka
信政 田中
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電気ホイストの横行装置部において、作業性が
良好で、安価な構造を提供する。 【解決手段】ホイスト本体1と二枚の平らなフレーム2
1、25で左右から挟んで二本の連結ピン22を六角ナ
ット40で固定している横行装置部において、六角ナッ
ト40及びフレーム21、25の間にL字形の金属板を
介在させて中央に連結ピン22が貫通可能な挿入穴61
と、六角ナット40の外周部に3辺が切り離され内側の
切離し部63aは六角ナット40の側面平面部より外側
で、六角ナット40頂点部よりは内側になる様に配置す
るとともに、六角ナット40の締付け回転方向へ徐々に
立ち上がり弾性変形可能な複数個の逆転防止爪63と、
フレーム21、25の下端と対応したL字形に曲げられ
たL字ガイド62部から成るロックプレート60を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気ホイストなどの
横行装置部の特に連結機構のナット固定方式に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の横行装置の連結機構を図3、図1
0に示した。
【0003】二本の丸鋼の両端をネジ加工してなおかつ
周面に両端一箇所穴加工してある連結ピン22を連結ピ
ン22の両先端に垂直に位置する二枚の平らなフレーム
21、25に通し、先端部に溝付ナット23を取付け
て、ナット溝部片側より割りピン24を差し込み、連結
ピン22の穴22aに通し、溝付ナット23の挿入溝部
と対称な溝を通し、その後、割りピン24の両足を外側
に開き、溝付ナット23の抜け止めを施していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】組立時の取付けの際に
割ピン24を溝付ナット23、連結ピン22に差し込
み、割りピン24の両足を外側に開いている為、組立に
手間がかかっていた。
【0005】さらにメンテナンス等で取外しの際に割り
ピン24の足を溝付ナット23の足が通る位に閉じて、
ペンチで割りピン24を引き抜く必要があり、割りピン
24の足の曲部を溝付ナット23の溝部に通る位にもど
す手間と又、一度永久変形してしまっている溝付ナット
23の足の曲部は変形が直りにくい場合が多く、そのた
め引き抜く際に通常よりも大きな引き抜き力を要す為、
面倒であった。
【0006】又、溝付ナット23には六角形の各一辺に
溝を設けてある特殊な構造である上、連結ピン22の両
端のねじ部22aにも穴加工を施してた特殊構造になっ
ている。
【0007】尚且つ、割りピン24が必要な為、非常に
高価な構造になっていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の問題点を
解決するためになされたものである。
【0009】ホイスト本体1と二枚の平らなフレーム2
1、25で左右から挟んで二本の連結ピン22を六角ナ
ット40で固定している横行装置部において、六角ナッ
ト40及びフレーム21、25の間にL字形の金属板を
介在させて中央に連結ピン22が貫通可能な挿入穴61
と、六角ナット40の外周部に3辺が切り離され内側の
切離し部63aは六角ナット40の側面平面部より外側
で、六角ナット40頂点部よりは内側になる様に配置す
るとともに、六角ナット40の締付け回転方向へ徐々に
立ち上がり弾性変形可能な複数個の逆転防止爪63と、
フレーム21、25の下端と対応したL字形に曲げられ
たL字ガイド62部から成るロックプレート60を設け
たことを特徴とするホイスト用横行装置。
【0010】ロックプレート60の逆転防止爪63の切
り立っていない面をフレーム側に挿入穴61から連結ピ
ン22に貫通させる、次に六角ナット40を連結ピン2
2に締めていく、やがて六角ナット40の底面が逆転防
止爪63に接触する。そのまま六角ナット40をフレー
ム側に締め込んでいくと、逆転防止爪63は片持梁の
為、六角ナット40の押し込む力で弾性変形し徐々に逆
転防止爪63がロックプレート60の平面部へ押し込ま
れていき、さらに押し込んでいくとやがて逆転防止爪6
3が嵌合穴64へ押し込まれた状態になる。この際に逆
転防止爪63の配置により六角ナット40の底面積より
はみ出る逆転防止爪63は六角ナット40を完全に締め
た後、六角ナット40の底面より力を受けないので、ロ
ックプレート60の平面部に押し込まれずに逆転防止爪
63の弾性力により切り立ったままの状態に戻る。
【0011】横行装置部は連結ピン22の固定に六角ナ
ット40を4箇所使用するが、他のロックプレート60
の構造、動作についても同様である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
より説明する。
【0013】巻上機の代表機種である電気ホイストの電
動横行装置を図2により説明する。
【0014】図2に示すように横行を行うレール41を
基準にして左右に各二個づつ前後にホイル34、35が
平行に片側を駆動用もう片側を従動側に分けて、平らな
フレーム21、25に取付けてある。
【0015】駆動用ホイル35側のフレーム25には減
速部をフレーム25の反ホイル側に取付けてあり、減速
部33の前方にはブレーキ32及び、モータ31を取付
けてられている。
【0016】フレーム21、25下方にはホイスト本体
1との連結の為の連結ピン22が二本平行に取付けられ
てあり、各先端部をナット40で固定して構成されてい
る。
【0017】操作用の押ボタンスイッチ(図示せず)を
操作することにより、モータ31に通電されると同時
に、ブレーキ部(オフブレーキ)32にも通電されブレ
ーキ32が開放される。モータ31により発生したトル
クは、減速部33を経てホイール35に伝達され、ホイ
ール35が回転することによりレール41の横行が行わ
れる。
【0018】電気ホイストの横行はこのような動作原理
である。
【0019】つまり懸下されたつり荷の重量に応じて、
ホイール34、35、フレーム21、25には常に大き
な力が作用していることになる。
【0020】又、電気ホイストの横行は鉄鉱のレール上
で過大な荷を運ぶ場合が多いので、横行の際には常に大
きな振動が生じている。
【0021】さらに、過大な荷を運ぶ際にスタート時の
荷揺れの衝撃とストップ時の荷揺れ衝撃が発生する。
【0022】従って、それらを連結させている連結ピン
22にも常に大きな振動が生じている為緩みやすく、連
結ピン22が万一抜けが生じた場合は、つり荷が落下す
るという非常事態に至るので、抜け止め防止は安全性の
面からも大変重要なことである。
【0023】次に図1により本発明の詳細な説明をす
る。
【0024】本発明は従来の問題点を解決するためにな
されたものである。
【0025】ホイスト本体1と二枚の平らなフレーム2
1、25で左右から挟んで二本の連結ピン22を六角ナ
ット40で固定している横行装置部において、六角ナッ
ト40及びフレーム21、25の間にL字形の金属板を
介在させて中央に連結ピン22が貫通可能な挿入穴61
を有する。六角ナット40の外周部に3辺が切り離され
内側の切離し部63aは六角ナット40の側面平面部よ
り外側で、六角ナット40頂点部よりは内側になる様に
配置する。六角ナット40の締付け回転方向へ徐々に立
ち上がり弾性変形可能な複数個の逆転防止爪63と、フ
レーム21、25の下端と対応したL字形に曲げられた
L字ガイド62部から成るロックプレート60を設けた
ことを特徴とするホイスト用横行装置としたものであ
る。
【0026】ロックプレート60の逆転防止爪63の切
り立っていない面をフレーム側に挿入穴61から連結ピ
ン22に貫通させる、次に六角ナット40を連結ピン2
2に締めていく、やがて六角ナット40の底面が逆転防
止爪63に接触する。そのまま六角ナット40をフレー
ム側に締め込んでいくと、逆転防止爪63は片持梁の
為、六角ナット40の押し込む力で弾性変形し徐々に逆
転防止爪63がロックプレート60の平面部へ押し込ま
れていき、さらに押し込んでいくとやがて逆転防止爪6
3が嵌合穴64へ押し込まれた状態になる。この際に図
6に示す様に、逆転防止爪63の配置により六角ナット
40の底面積よりはみ出る逆転防止爪63は六角ナット
40を完全に締めた後六角ナット40の底面より力を受
けないので、ロックプレート60の平面部に押し込まれ
ずに逆転防止爪63の弾性力により切り立ったままの状
態に戻る。
【0027】横行装置部は連結ピン22の固定に六角ナ
ット40を4箇所使用するが、他のロックプレート60
の構造、動作についても同様である。
【0028】図6、図7、図8、図9に示す通り、逆転
防止爪63の配置により六角ナット40の位置がどの状
態にきても上記の動作が成り立つ。
【0029】横行装置部は連結ピン22の固定に六角ナ
ット40を4箇所使用するが、他のロックプレート60
の構造、動作についても同様である。
【0030】これにより六角ナット40が振動等により
連結ピン22の軸方向に抜けようとしても、切り立った
ままの逆転防止爪63がある為に、たとえ六角ナット4
0が回転しようとしても六角ナット40は逆転防止爪6
3を乗り越えることができず回転方向の妨げになる。
【0031】ロックプレート60自体の回り止めとして
L字ガイド62がフレーム21、25の下端に位置して
いるため、ロックプレート60が回転しようとしてもL
字ガイド62がフレーム21、25の下端に接触し、ロ
ックプレート60の回転の妨げになりロックプレート6
0の回転防止となる。
【0032】割りピン24等の部品を用いることなく上
記の如くワンタッチでロックプレート60を取付け、且
つ、固定することができる。
【0033】取り外しに関しては、図4、図5に示す通
りボックススパナの端部70で切り立ったままの逆転防
止爪63を嵌合穴64へ押し込みつつ六角ナット40を
取り外せば逆転防止爪63は片持梁となっている為に、
さほど力を必要とせずに六角ナット40を取り外した後
は、ロックプレート60を連結ピン22の軸方向に引き
抜くことで、ワンタッチで取り外し可能である。
【0034】又、特殊な溝付きナット23も割りピン2
4も連結ピン22に穴加工も必要としないのでコストの
低減にもつながる。
【0035】
【発明の効果】本発明は前記の如くであり、本発明によ
れば割りピン24等の部品を用いることなくワンタッチ
でロックプレート60を取付け、且つ、固定することが
でき、作業の時間短縮により作業性の向上と、特殊ナッ
ト23及び割りピン24の廃止による原価低減につなが
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対象となるロックプレート部の正面拡
大図。
【図2】本発明を備えた電気ホイスト側面図。
【図3】従来の横行装置部の分解斜視図。
【図4】本発明の対象となるロックプレート部の側面拡
大図。
【図5】本発明の対象となるロックプレート部の側面拡
大図。
【図6】ロックプレート正面図。
【図7】ロックプレート正面図。
【図8】ロックプレート正面図。
【図9】ロックプレート正面図。
【図10】従来の横行装置部の部分拡大図。
【符号の説明】
1…ホイスト本体、21…フレーム、22…連結ピン、
25…フレーム、40…六角ナット、60…ロックプレ
ート、61…挿入穴、62…L字ガイド、63…逆転防
止爪、63a…逆転防止爪切離し部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホイスト本体1と二枚の平らなフレーム
    21、25で左右から挟んで二本の連結ピン22を六角
    ナット40で固定している横行装置部において、 六角
    ナット40及びフレーム21、25の間にL字形の金属
    板を介在させて中央に連結ピン22が貫通可能な挿入穴
    61と、六角ナット40の外周部に3辺が切り離され内
    側の切離し部63aは六角ナット40の側面平面部より
    外側で、六角ナット40頂点部よりは内側になる様に配
    置するとともに、六角ナット40の締付け回転方向へ徐
    々に立ち上がり弾性変形可能な複数個の逆転防止爪63
    と、フレーム21、25の下端と対応したL字形に曲げ
    られたL字ガイド62部から成るロックプレート60を
    設けたことを特徴とするホイスト用横行装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において前記複数個の逆転防止
    爪63は六角ナット40がどの位置でも少なくとも一個
    の逆転防止爪63は六角ナット40と接触していないよ
    うに配置することを特徴とするホイスト用横行装置。
JP2000055963A 2000-02-28 2000-02-28 電気ホイスト用横行装置 Pending JP2001240368A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104229629A (zh) * 2014-08-29 2014-12-24 苏州中州安勃起重有限公司 双层骑跨式电动葫芦

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104229629A (zh) * 2014-08-29 2014-12-24 苏州中州安勃起重有限公司 双层骑跨式电动葫芦

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