JP2001239555A - 射出成形金型 - Google Patents

射出成形金型

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JP2001239555A
JP2001239555A JP2000051590A JP2000051590A JP2001239555A JP 2001239555 A JP2001239555 A JP 2001239555A JP 2000051590 A JP2000051590 A JP 2000051590A JP 2000051590 A JP2000051590 A JP 2000051590A JP 2001239555 A JP2001239555 A JP 2001239555A
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JP
Japan
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mold
nozzle
tip
parting surface
injection
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JP2000051590A
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English (en)
Inventor
Hironori Koyama
洋典 小山
Shozo Honda
正三 本田
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Meiki Seisakusho KK
Sanko Gosei Ltd
Original Assignee
Meiki Seisakusho KK
Sanko Gosei Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型のノズル先端当接用凹部から樹脂が漏出
し難く、しかもノズル先端当接用凹部及び射出ノズル先
端の摩耗が少なく、さらに一定品質の製品を得やすい射
出成形金型を提供する。 【解決手段】 固定側型11と可動側型15のパーティ
ング面Pにランナ部30を有し、型開閉方向と略直交す
る側面12に射出ノズル71の先端当接用凹部20が形
成された射出成形金型10であって、前記ノズルの先端
当接用凹部が、前記パーティング面から離れた位置の固
定側型又は可動側型の何れか一方の側面に形成され、前
記パーティング面のランナ部とノズルの先端当接用凹部
とを連通する樹脂流路が、型内に潜り込んだサブマリン
ランナ部40で構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、樹脂の射出成形
金型に関し、特にはパーティング面にランナ部を有し、
型開閉方向と略直交する金型の側面に射出ノズルの先端
当接用凹部が形成された射出成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂の射出成形法には、固定側型
と可動側型のパーティング面からキャビティに射出する
パーティング射出方式がある。このパーティング射出方
式に用いられる射出成形金型110は、図2に示すよう
に、製品用キャビティ160に通じるランナ部130が
パーティング面Mに形成され、かつ射出ノズル171の
先端172と当接する凹部120が、パーティング面M
延長線上の固定側型111及び可動側型115の側面1
12,116に二分割して形成され閉型時に合体するよ
うになっている。前記パーティング射出方式は、ランナ
部130がパーティング面Mに存在するため、脱型が容
易であるのみならず、金型110の加工も容易である等
の利点を有する。なお、符号Kは成形した製品等を金型
110から離型するための突き出しピンである。
【0003】しかし、前記パーティング射出成形用の金
型では、射出ノズルをパーティング面の延長線上のノズ
ル当接用凹部に押し当て当接させる際に、射出ノズル先
端がノズル当接用凹部を楔状に押してパーティング面を
押し広げる方向、すなわち金型を開く方向に押圧力が加
わる。その結果、ノズル当接用凹部とノズル先端との間
に密着不良を生じてノズル先端とノズル当接用凹部間で
樹脂の漏出が発生し、バリが生じ易くなる。しかも、前
記樹脂漏れによって、製品用キャビティへの射出量が一
定し難く、製品品質がバラツキ易くなる。さらに、射出
成形を繰り返すと、前記漏出樹脂によってノズル当接用
凹部やノズル先端面が削られて、いわゆる「猫の髭状」
の溝が形成され、前記樹脂の漏出がますます多くなると
いう悪循環を生じる。それらに加え、可動側型又は固定
側型の一方が1面、他方が複数面からなるロータリー方
式の場合には、前記樹脂の漏出による摩耗量が可動側型
と固定側型の組合せによって異なるため、前記ノズル当
接用凹部とノズル先端間での漏出をより生じ易くすると
いう問題もある。
【0004】なお、金型のパーティング面延長線上のノ
ズル当接部をノズル側へ突出した半球外面形状とすると
共に、ノズル先端を窪んだ半球内面形状とし、ノズルの
当接により金型を締め付ける方法や、ノズルの先端面を
フラットにする方法も考えられるが、それらには次の問
題がある。すなわち、前者の方法は、バリを金型のノズ
ル当接部のパーティング面に挟んだ状態で、ノズルがノ
ズル当接部に強引に当接して金型を締め付けると、金型
を変形させるおそれがある。また、後者の方法は、ノズ
ルの位置をパーティング面に正しく位置合わせするのが
容易ではなく、可動側型と固定側型に対し厳しい取付精
度が要求される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は前記の問題
点を解決するためになされたもので、金型のノズル先端
当接用凹部から樹脂が漏出し難く、しかもノズル先端当
接用凹部及び射出ノズル先端の摩耗が少なく、さらに一
定品質の製品を得やすい射出成形金型を提供するもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、固定側型と可動側型のパーティング面にランナ部
を有し、型開閉方向と略直交する側面に射出ノズルの先
端当接用凹部が形成された射出成形金型であって、前記
ノズルの先端当接用凹部が、前記パーティング面から離
れた位置の固定側型又は可動側型の何れか一方の側面に
形成され、前記パーティング面のランナ部とノズルの先
端当接用凹部とを連通する樹脂流路が、型内に潜り込ん
だサブマリンランナ部で構成されていることを特徴とす
る。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1の射出
成形金型において、ノズルの先端当接用凹部のパーティ
ング面側とパーティング面間が型本体に対して分離可能
なブロックで構成され、該ブロックに前記当接用凹部の
パーティング面側とサブマリンランナ部のノズル側内壁
が形成されていることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係る射
出成形金型の要部を示す断面図である。
【0009】図1に示すものは、この発明の一実施例に
係る射出成形金型10である。この射出成形金型10
は、パーティング射出方式の射出成形に用いられる金型
で、固定側型11と可動側型15からなり、射出ノズル
の先端当接用凹部20、ランナ部30、サブマリンラン
ナ部40、ゲート50、製品用キャビティ60を有して
いる。符号Pは固定側型11と可動側型15のパーティ
ング面、Tは成形した製品等を金型10から離型するた
めの突き出しピンである。
【0010】前記ノズルの先端当接用凹部20は、射出
装置70の射出ノズル71の先端72が当接して、樹脂
を金型10内に導入する部分であり、パーティング面P
から離れた位置の固定側型11又は可動側型15の何れ
か一方の型開閉方向Hと略直交する側面に形成されてい
る。この実施例では、前記ノズルの先端当接用凹部20
は、固定側型11の側面12に形成されており、射出ノ
ズル71の先端72が液密に当接する大きさの凹形状と
なっている。
【0011】前記のようにノズルの先端当接用凹部20
をパーティング面Pから離れた位置に設けたことによ
り、ノズルの先端当接用凹部20がパーティング面Pで
分割されなくなり、ノズル先端72をノズルの先端当接
用凹部20に押し当てて当接させても、ノズルの先端当
接用凹部20が型開閉方向Hに分離して離れることがな
い。その結果、ノズルの先端当接用凹部20とノズル先
端72間に密着不良を生じず、金型10内への樹脂の射
出時にノズル先端72から樹脂が漏出するのを防ぐこと
ができ、その樹脂の漏出によるノズル先端72等の摩耗
も防ぐことができる。また、前記ノズルの先端当接用凹
部20へのノズル先端72当接時、パーティング面Pに
はノズル先端72による楔状の押圧力が加わらないた
め、パーティング面Pの開きを生じず、その開きによる
パーティング面Pからの樹脂の漏出を防ぐことができ
る。
【0012】前記ランナ部30は、射出装置70のノズ
ル71から射出された樹脂を製品用キャビティ60に導
く流路となる部分であり、固定側型11と可動側型15
のパーティング面Pに形成されている。なお、この実施
例では、前記ランナ部30は、パーティング面Pにおけ
る固定側型11に形成されているが、これに限るもので
はなく、パーティング面Pにおける可動側型15、ある
いはパーティング面Pにおける固定側型11と可動側型
15の両方に跨って形成されていても良い。
【0013】ランナ部30の先端31は、ゲート50に
連通している。このゲート50は、樹脂を製品用キャビ
ティ60内に導入するためのもので、ここでは固定側型
11と可動側型15のパーティング面Pにおけるキャビ
ティ60の一端側に連通する位置に設けられている。ゲ
ート50に連通する製品用キャビティ60は、固定側型
11と可動側型15のパーティング面Pにおいて固定側
型11が窪んだ形状で形成されており、成形する製品に
応じた形状となっている。なお、ゲート50及び製品用
キャビティ60についても、図に示すようなパーティン
グ面Pにおける固定側型11に形成されるものに限ら
ず、パーティング面Pにおける可動側型15、あるいは
パーティング面Pにおける固定側型11と可動側型15
の両方に跨って形成されていても良い。
【0014】前記サブマリンランナ部40は、固定側型
11と可動側型15のパーティング面Pに形成されたラ
ンナ部30の後端32とノズルの先端当接用凹部20と
を連通する樹脂流路であり、金型10内に潜り込んだ構
成となっている。この実施例では、前記サブマリンラン
ナ部40は、ノズルの先端当接用凹部20の形成された
固定側型11に潜り込むように形成されている。
【0015】また、この実施例では、固定側型11にお
けるノズルの先端当接用凹部20のパーティング面側2
1とパーティング面P間の部分については、固定側型本
体11Aに対して分離、交換可能なブロック11Bで構
成されている。前記ブロック11Bには、前記ノズルの
先端当接用凹部20のパーティング面側21とサブマリ
ンランナ部40のノズル側の内壁41が形成されてい
る。固定側型11におけるノズルの先端当接用凹部20
のパーティング面側21を含む部分を前記のような分離
可能なブロック11Bとして構成すれば、前記ノズルの
先端当接用凹部20及びサブマリンランナ部40の加工
が容易になるのみならず、例えノズルの先端当接用凹部
20付近が摩耗や損傷しても、交換して補修することが
でき、メンテナンスが容易で維持費が安価となる。な
お、前記ブロック11Bはボルト等の結合手段で固定側
型本体11Aに強固に取り付けられ、前記ノズルの先端
当接用凹部20にノズル先端72が当接した際、ブロッ
ク11Bと固定側型本体11A間に隙間を生じないよう
になっている。
【0016】なお、この実施例の射出成形金型は、固定
側型と可動側型の2つの金型からなるものであるが、本
発明はこれに限るものではなく、3つ以上の型からなる
金型にも適用することができる。例えば、可動側型又は
固定側型の一方が1面、他方が複数面からなるロータリ
ー方式の金型にも適用可能である。
【0017】
【発明の効果】以上図示し説明したように、請求項1の
発明における射出成形金型によれば、パーティング射出
方式の金型において射出ノズルの先端当接用凹部がパー
ティング面から離れた位置に形成されているため、ノズ
ルの先端当接用凹部とノズル先端との密着不良を生じ
ず、射出時にノズル先端部で樹脂の漏出を生じるのを防
ぐことができる。また、前記ノズル先端の当接時におけ
る押圧力によってもパーティング面には押し開く力が加
わらず、パーティング面からの樹脂の漏出を防ぐことも
できる。したがって、ノズル先端付近の摩耗が少なくな
るとともに、樹脂の射出量が一定し、一定品質の製品を
得やすくなる。
【0018】また、請求項2の発明によれば、ノズルの
先端当接用凹部のパーティング面側とパーティング面間
が型本体に対して分離可能なブロックで構成されている
ため、ノズルの先端当接用凹部及びサブマリンランナ部
の加工が容易になり、しかもノズルの先端当接用凹部付
近が摩耗や損傷等した場合には、交換により補修できる
ので、金型のメンテナンスが容易で、維持費が安価にな
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る射出成形金型の要部
を示す断面図である。
【図2】従来における射出成形金型の要部を示す断面図
である。
【符号の説明】 10 射出成形金型 11 固定側型 11A 固定側型本体 11B ブロック 12 側面 15 可動側型 20 ノズルの先端当接用凹部 21 ノズルの先端当接用凹部のパーティング面側 30 ランナ部 40 サブマリンランナ部 41 サブマリンランナ部のノズル側内壁 H 型開閉方向 P パーティング面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 正三 富山県東砺波郡城端町是安4185番地 三光 合成株式会社テクニカルセンター内 Fターム(参考) 4F202 CA11 CB01 CK02 CK42 CK83

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側型と可動側型のパーティング面に
    ランナ部を有し、型開閉方向と略直交する側面に射出ノ
    ズルの先端当接用凹部が形成された射出成形金型であっ
    て、 前記ノズルの先端当接用凹部が、前記パーティング面か
    ら離れた位置の固定側型又は可動側型の何れか一方の側
    面に形成され、前記パーティング面のランナ部とノズル
    の先端当接用凹部とを連通する樹脂流路が、型内に潜り
    込んだサブマリンランナ部で構成されていることを特徴
    とする射出成形金型。
  2. 【請求項2】 ノズルの先端当接用凹部のパーティング
    面側とパーティング面間が型本体に対して分離可能なブ
    ロックで構成され、該ブロックに前記当接用凹部のパー
    ティング面側とサブマリンランナ部のノズル側内壁が形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の射出成形
    金型。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104309073A (zh) * 2014-10-31 2015-01-28 宁波江东卓荣产品技术咨询有限公司 一种在滑块内部进胶的注塑模具

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