JP2001239149A - 粒状物の供給装置 - Google Patents

粒状物の供給装置

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JP2001239149A
JP2001239149A JP2000057210A JP2000057210A JP2001239149A JP 2001239149 A JP2001239149 A JP 2001239149A JP 2000057210 A JP2000057210 A JP 2000057210A JP 2000057210 A JP2000057210 A JP 2000057210A JP 2001239149 A JP2001239149 A JP 2001239149A
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Katsuhiko Shinoda
克彦 篠田
Keiji Takeno
計二 武野
Shinji Matsumoto
慎治 松本
Tsugio Yamamoto
次男 山本
Hideaki Ota
英明 太田
Yajuro Seike
弥十郎 清家
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • Y02E50/18

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  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 微粉砕バイオマス等の繊維状粒状物を均一且
つ連続的にガス化炉等の供給対象に供給することができ
る粒状物の供給装置を提供する。 【解決手段】 筒状のホッパ12内に収納された繊維状
粒状物である微粉砕バイオマスを攪拌装置14で攪拌す
ることによりスクリューフィーダ13に供給するように
構成するとともに、スクリューフィーダ13の先端部の
径を漸減させてその先端を、細径の搬送管路15に連結
し、さらにスクリューフィーダ13により圧密状態で搬
送されてきた微粉砕バイオマスに、その先端部で気体を
噴射して微粉砕バイオマスの各粒子の圧密・絡み合いを
ほぐし、この状態の微粉砕バイオマスを、上記気体で形
成する搬送気流により搬送管路15を介してガス化炉等
の搬送先に搬送・供給するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は粒状物の供給装置に
関し、特にバイオマスを微粉砕して得る繊維状粒状物を
ガス化炉等に供給する場合に適用して有用なものであ
る。 【0002】 【従来の技術】近年、バイオマスを微粉砕して得る繊維
状粒状物(以下、これを微粉砕バイオマスという。)を
原料としてこれをガス化し、この結果得られる合成ガス
を処理して、例えばメタノール又は液状炭化水素を得る
システムが提案されている。また、かかる微粉砕バイオ
マスを燃焼処理するシステムの開発も待望されている。
ここで、バイオマスとは、草木等の植物資源や、古紙,
雑草,間伐材等の植物起源の有機系廃棄物等をいう。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上述の如き微粉砕バイ
オマスは0.05〜1.0mm程度の細かい粒子の集合
体として得られ、しかも各粒子が繊維状に複雑に圧密・
絡まった性状として得られる。このため、この種の微粉
砕バイオマスをガス化炉等に供給するに際しては、これ
をガス化炉等に供給するための供給装置に特別の工夫が
必要になる。 【0004】すなわち、微粉砕バイオマスは、上述の如
く細かく繊維状の粒子が圧密・絡まった集合体であるた
め、容易に圧縮され、圧密状態となることにより各粒子
がさらに複雑に圧密・絡み合う。このため、ホッパ内で
微粉砕バイオマスがブリッジを形成して排出口を閉塞し
たり、不均一な流れになったりするという現象を生起
し、何れにしても連続して均一に微粉砕バイオマスをホ
ッパから払い出すことが困難になるという問題がある。 【0005】図3(a)は、微粉砕バイオマス1がホッ
パ2内でブリッジを形成してその排出口2aを閉塞した
状態、図7(b)は、微粉砕バイオマス1がホッパ2内
で圧密・絡み合って図に示すような形態で安定し、不均
一な流れとなるか、若しくは排出口2aからの払い出し
が困難になった場合をそれぞれ示している。 【0006】さらに、スクリューフィーダ3から切り出
した微粉砕バイオマス1をガス化炉に気流搬送する際に
は、微粉砕バイオマス1を搬送気流中に高密度で均一に
分散・混合することが肝要であるが、石炭ガス化炉に対
する微粉炭の供給装置等、従来技術おいて実績のある供
給装置をそのまま微粉砕バイオマス1の供給装置に転用
するだけでは、かかる均一な分散、混合が困難である。
また、スクリューフィーダによる定量供給機を用いる場
合には、搬送ガスの逆流をシールする必要もある。 【0007】何れにしても、上述の如き微粉砕バイオマ
スを原料とするガス化炉システム等においては、従来の
石炭ガス化炉に対する供給装置として実績がある微粉炭
の供給装置等に関する技術をそのまま転用する訳にはい
かない。そこで、全く新たな発想の下で微粉砕バイオマ
スを均一且つ連続的にガス化炉に供給するための供給装
置の開発が待望されている。 【0008】本発明は、上記従来技術に鑑み、微粉砕バ
イオマス等の繊維状粒状物を均一且つ連続的にガス火炉
等の供給対象に供給することができる粒状物の供給装置
を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上述の如き目的を達成す
る本発明の構成は次の通りである。 【0010】1) バイオマスを微粉砕して得る繊維状
粒状物等の粒状物を収納するとともにこの粒状物を攪拌
する攪拌手段を具備する筒状のホッパと、このホッパの
下部に配設されて上記粒状物を水平方向に搬送するクリ
ューフィーダとを有するとともに、上記スクリューフィ
ーダの先端部の径を漸減させてその先端を、細径の搬送
管路に連結し、さらに上記スクリューフィーダにより圧
密状態で搬送されてきた粒状物に、このスクリューフィ
ーダの先端部で気体を噴射して上記粒状物の各粒子の圧
密・絡み合いをほぐし、この状態の粒状物を、上記気体
で形成する搬送気流により上記搬送管路を介してガス化
炉等の搬送先に搬送・供給するように構成したこと。本
発明によれば、ホッパ内に収納する粒状物が微粉砕バイ
オマス等、各粒子が複雑に圧密・絡み合った状態のもの
であっても、攪拌手段により攪拌することにより圧密・
絡み合いをほぐして良好にスクリューフィーダに供給す
ることができ、またスクリューフィーダにより圧密状態
でその先端部まで搬送した粒状物は噴射する気体により
その圧密・絡み合いがほぐされてこの気体に基づく搬送
気流に乗り、搬送管路を介してガス化炉等の搬送先に搬
送される。 【0011】2) 上記1)に記載する粒状物の供給装
置において、粒状物の圧密・絡みをほぐすとともにその
搬送気流となる気体は、中空部材で形成したスクリュー
フィーダのスクリュー軸の最先端部近傍における隣接す
るスクリュー翼間に、スクリュー軸の外周面からその内
部に貫通する貫通孔若しくはこの貫通孔を利用した噴射
ノズルを設け、この貫通孔若しくは噴射ノズルを介して
供給するようにしたこと。本発明によれば、貫通孔若し
くは噴射ノズルを介して噴射される気体は隣接するスク
リュー翼間とケーシングの内周面とで形成する通路に供
給されてこの通路に圧密状態で拘束されている粒状物の
拘束の解除とともに圧密・絡み合いほぐして独立した単
体の粒状物とすることができる。 【0012】3) 上記1)に記載する粒状物の供給装
置において、粒状物の圧密・絡みをほぐすとともにその
搬送気流となる気体は、ケーシングの先端部に周方向に
亘り複数個設けた噴射ノズルを介して供給するようにし
たこと。本発明によれば、噴射ノズルによりスクリュー
軸の先端部に噴射された気体で、隣接するスクリュー翼
間とケーシングの内周面とで形成する通路に拘束されて
搬送されてきた粒状物の圧密・絡み合いをほぐして独立
した単体の粒状物とすることができる。 【0013】4) 上記1)乃至3)の何れか一つに記
載する粒状物の供給装置において、スクリューフィーダ
のスクリュー軸における隣接するスクリュー翼間のピッ
チが相対的に大きい部分を上記スクリュー軸の先端部に
設け、この先端部に隣接する中央部の上記ピッチを相対
的に小さくしたこと。本発明によれば、搬送してきた搬
送物はスクリューフィーダの先端部のピッチが大きい部
分で繊維状粒子の圧密が解放されるので、この解放を良
好に行うことができるとともに、中央部はピッチが小さ
いので、この部分では良好なガスシールを行なうことが
できる。 【0014】5) 上記1)乃至3)の何れか一つに記
載する粒状物の供給装置において、スクリューフィーダ
のスクリュー軸における隣接するスクリュー翼間のピッ
チを、ホッパ側である基端部から先端部側に向けて漸減
させ、途中の最小部を経て再度先端部に向けて漸増させ
たこと。本発明によれば、搬送してきた搬送物はスクリ
ューフィーダの先端部のピッチが大きい部分で繊維状粒
子の圧密が解放されるので、この解放を良好に行うこと
ができるとともに、中央部はピッチが小さいので、この
部分では良好なガスシールを行なうことができる。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。 【0016】図1は、本発明の実施の形態に係る粒状物
の供給装置を概念的に示す説明図で、(a)は側面から
見た図、(b)は平面的に見た図である。両図に示すよ
うに、ホッパ12は、バイオマスを微粉砕して得る繊維
状粒状物である微粉砕バイオマスを収納する筒状の部材
で、その内部には当該ホッパ12内に収納される微粉砕
バイオマスを攪拌して各粒子の圧密・絡まりをほぐすた
めの攪拌装置14が設けてある。この攪拌装置14は垂
直なロッド14aの途中の複数箇所に、水平方向に張り
出す複数のロッド14bを設けたものであり、ロッド1
4をモータ18で回転することより、ロッド14bが水
平面で回転して微粉砕バイオマスを攪拌するようになっ
ている。 【0017】スクリューフィーダ13は、ホッパ12の
下部に臨んで配設されており、微粉砕バイオマスを水平
方向に搬送するとともに、その先端部の径を漸減させて
先端で細径の搬送管路15に連結してある。さらに詳言
すると、スクリューフィーダ13は、一部がホッパ12
の下部に挿入されて水平に配置される横長の筺体である
ケーシング13aと、このケーシング13aに水平軸回
りに回転可能に支承されたスクリュー13bとを有して
いる。スクリュー13bはスクリュー軸13b 1 とこの
スクリュー軸13b1 の軸方向に沿って螺旋状に設けら
れたスクリュー翼13b2 とからなり、モータ16で回
転駆動される。かくして、スクリューフィーダ13は、
隣接するスクリュー翼13b2 間とケーシング13aの
内周面との間に搬送物を拘束し、スクリュー軸13b1
の回転に伴いその先端部に向け、軸方向に沿って微粉砕
バイオマスを搬送する。 【0018】さらに、上記スクリューフィーダ13で
は、圧密状態で搬送されてきた微粉砕バイオマスに、そ
の先端部で気体を噴射して上記微粉砕バイオマスの各粒
子の圧密・絡み合いをほぐし、独立した単体の繊維状粒
子とする(この点に関する構成は図示していない。後に
図2に基づき詳説する。)。圧密・絡み合いがほぐされ
て単体となった繊維状粒子は、上記気体で形成する搬送
気流により搬送管路15を介してガス化炉等の搬送先に
搬送・供給される。 【0019】図2(a)は、図1に示す実施の形態にお
けるスクリューフィーダの先端部の構造に係る第1の実
施例を示す縦断面図である。同図に示すように、本実施
例では、先端部を尖塔状に尖らしたスクリュー軸13b
1 を中空部材で形成するとともに、その最先端部近傍の
隣接するスクリュー翼13b2 間に、スクリュー軸13
1 の外周面からその内部に貫通する複数の貫通孔13
11を設け、隣接するスクリュー翼13b2 間に圧密状
態で拘束されて搬送されてきた微粉砕バイオマスに、各
貫通孔13b11を介して気体を噴射するように構成した
ものである。このことにより当該微粉砕バイオマスを先
端部に向けて吹き飛ばし、スクリュー翼13b2 間での
拘束を解除するとともにその圧密・絡み合いを解除し、
微粉砕バイオマスの各繊維状粒子を独立した単体として
搬送管路15に供給する。ここで、微粉砕バイオマスに
作用した気体は、次に搬送気流として機能し、圧密・絡
み合いがほぐされて単体となった微粉砕バイオマスを乗
せて搬送先へと搬送する。 【0020】このときの気流の向き、すなわち貫通孔1
3b11の向きは、隣接するスクリュー翼13b2 間で形
成する通路における微粉砕バイオマスの搬送方向に向く
ようにする。このときが最も効率よく微粉砕バイオマス
に噴流が供給され、良好に微粉砕バイオマスの圧密・絡
み合いがほぐされるからである。すなわち、貫通孔13
11を介して気流を斜め上方に吹き上げ、微粉砕バイオ
マスの圧密・絡みを解除する。ここで、貫通孔13b11
を設ける位置はスクリュー軸13b1 の最先端部から1
ピッチ乃至2ピッチ手前の位置が好適である。最先端部
では既に微粉砕バイオマスの圧密・絡みがほぐされてい
なければならないからである。 【0021】なお、貫通孔13b11に噴射ノズルを埋め
込んで、この噴射ノズルからの気流の噴射方向を調節す
ることによっても同様の機能を実現できる。 【0022】上述の如き第1の実施例によれば、スクリ
ューフィーダ13から微粉砕バイオマスを排出する際
に、これを独立した単体の粒子とすることができるの
で、後は搬送気流に乗せるだけで搬送管路15を介して
円滑にガス化炉等の搬送先に搬送することができる。 【0023】本実施例における噴射気体の通路の断面積
は、隣接するスクリュー翼13b2間とケーシング13
aの内周面とで規定されるため、この断面積を小さなも
のとすることができる。当該断面積が小さければ小さい
程、大きな流速が容易に得られるため、搬送気流として
供給する気体の量を可及的に少なくすることができる。
搬送気流を形成する気体の量が少なければ少ない程、原
料(微粉砕バイオマス)の濃度を濃くすることができる
ため、特にガス化炉の原料供給装置として大きなメリッ
トを有するものとなる。 【0024】図2(b)は、図1に示す実施の形態にお
けるスクリューフィーダの先端部の構造に係る第2の実
施例を示す縦断面図である。同図に示すように、スクリ
ュー翼13b2 はスクリュー軸13b1 の尖塔状の先端
部の基端近傍で終わっており、当該尖塔状の先端部に搬
送されてきた微粉砕バイオマスはスクリュー翼13b 2
による拘束から解放されている。また、ケーシング13
aの先端部には、その周囲に分散して複数の噴射ノズル
17が設けてあり、各噴射ノズル17からは、スクリュ
ー翼13b2 による拘束から解放された直後の微粉砕バ
イオマスに向けて気流が噴射される。このときの気流の
向きはスクリュー軸13b1 及び搬送管路15の軸方向
とする。このときが最も効率よく微粉砕バイオマスに噴
流が供給され、良好に微粉砕バイオマスの圧密・絡み合
いがほぐされるとともに、ほぐした後の微粉砕バイオマ
スの各粒子を最も効果的に搬送気流に乗せることができ
るからである。 【0025】上述の如き第2の実施例によれば、スクリ
ューフィーダ13から微粉砕バイオマスを排出する際
に、これを独立した単体の粒子とすることができるの
で、後は搬送気流に乗せるだけで搬送管路15を介して
円滑にガス化炉等の搬送先に搬送することができる。 【0026】本実施例における噴射気体の通路の断面積
は、ケーシング13aの横断内周円とスクリュー軸13
1 の先端部の横断外周円との間の環状部分の面積とい
うことになり、図2(a)に示す場合よりも大きくなる
ので、供給すべき気体の量は増加するが、ケーシング1
3aの外部から噴射ノズル17を取り付けるだけで良い
ので、構造は簡単になる。 【0027】なお、スクリュー翼13b2 のピッチは必
ずしも等ピッチに形成する必要はない。スクリュー翼1
3b2 は搬送気流の逆流を防止すべくシール機能を有す
ることも肝要である。この要件を考慮すれば、スクリュ
ー翼13b2 のピッチは小さい方が良い。一方、先端部
での微粉砕バイオマスの解放を良好に行うための要件を
考慮すればスクリュー翼13b2 のピッチは大きい方が
良い。そこで、隣接するスクリュー翼13b2 間のピッ
チが相対的に大きい部分をスクリュー軸13b 1 の先端
部に設け、この先端部に隣接する中央部の上記ピッチを
相対的に小さくすることにより、上記両要件を同時に満
足するように構成することができる。この場合には、搬
送してきた微粉砕バイオマスはスクリュー軸13b1
先端部のピッチが大きい部分で解放されるので、この解
放を良好に行うことができるとともに、中央部はピッチ
が小さいので、この部分では良好なガスシールを行なう
ことができる。 【0028】上述の機能は隣接するスクリュー翼13b
2 間のピッチを、ホッパ12側である基端部から先端部
側に向けて漸減させ、途中の最小部を経て再度先端部に
向けて漸増させることによっても勿論実現することがで
きる。 【0029】なお、上記実施の形態では粒状物として微
粉砕バイオマスの場合について説明したが、これに限定
するものではない。同様の性状を有するものであれば、
同様の作用・効果を得ることができる。また、搬送先は
ガス化炉に限定する必要もない。例えば、当該粒状物の
燃焼処理装置であっても良い。 【0030】 【発明の効果】以上実施の形態とともに具体的に説明し
た通り、〔請求項1〕に記載する発明は、バイオマスを
微粉砕して得る繊維状粒状物等の粒状物を収納するとと
もにこの粒状物を攪拌する攪拌手段を具備する筒状のホ
ッパと、このホッパの下部に配設されて上記粒状物を水
平方向に搬送するクリューフィーダとを有するととも
に、上記スクリューフィーダの先端部の径を漸減させて
その先端を、細径の搬送管路に連結し、さらに上記スク
リューフィーダにより圧密状態で搬送されてきた粒状物
に、このスクリューフィーダの先端部で気体を噴射して
上記粒状物の各粒子の圧密・絡み合いをほぐし、この状
態の粒状物を、上記気体で形成する搬送気流により上記
搬送管路を介してガス化炉等の搬送先に搬送・供給する
ように構成したので、ホッパ内に収納する粒状物が微粉
砕バイオマス等、各粒子が複雑に圧密・絡み合った状態
のものであっても、攪拌手段により攪拌することにより
圧密・絡み合いをほぐして良好にスクリューフィーダに
供給することができ、またスクリューフィーダにより圧
密状態でその先端部まで搬送した粒状物は噴射する気体
によりその圧密・絡み合いがほぐされてこの気体に基づ
く搬送気流に乗り、搬送管路を介してガス化炉等の搬送
先に搬送される。この結果、本発明によれば、微細な粒
子が複雑に圧密・絡み合った性状のものであっても、途
中で閉塞等の不都合を生起することなく良好にその搬送
・払い出しを行うことができる。また、スクリューフィ
ーダと搬送管路とが直結されているため、構造も非常に
簡単なものとすることができ装置のコストの低廉化に寄
与し得る。 【0031】〔請求項2〕に記載する発明は、〔請求項
1〕に記載する粒状物の供給装置において、粒状物の圧
密・絡みをほぐすとともにその搬送気流となる気体は、
中空部材で形成したスクリューフィーダのスクリュー軸
の最先端部近傍における隣接するスクリュー翼間に、ス
クリュー軸の外周面からその内部に貫通する貫通孔若し
くはこの貫通孔を利用した噴射ノズルを設け、この貫通
孔若しくは噴射ノズルを介して供給するようにしたの
で、貫通孔若しくは噴射ノズルを介して噴射される気体
は隣接するスクリュー翼間とケーシングの内周面とで形
成する通路に供給されてこの通路に圧密状態で拘束され
ている粒状物の拘束の解除とともに絡み合いほぐして独
立した単体の粒状物とすることができる。この結果、本
発明によれば、スクリューフィーダから微粉砕バイオマ
スが独立した単体の粒子として供給され、後は搬送気流
に乗って搬送管路により搬送先に円滑に搬送することが
できる。ここで、噴射気体の通路の断面積を小さなもの
とすることができるので、高濃度の粒状物を搬送先に供
給することができ、特にガス化炉の原料供給装置として
大きなメリットを有するものとなる。 【0032】〔請求項3〕に記載する発明は、〔請求項
1〕に記載する粒状物の供給装置において、粒状物の圧
密・絡みをほぐすとともにその搬送気流となる気体は、
ケーシングの先端部に周方向に亘り複数個設けた噴射ノ
ズルを介して供給するようにしたので、噴射ノズルによ
りスクリュー軸の先端部に噴射された気体で、隣接する
スクリュー翼間とケーシングの内周面とで形成する通路
に拘束されて搬送されてきた粒状物の圧密・絡み合いほ
ぐして独立した単体の粒状物とすることができる。この
結果、本発明によれば、スクリューフィーダから微粉砕
バイオマスが独立した単体の粒子として供給され、後は
搬送気流に乗って搬送管路により搬送先に円滑に搬送す
ることができる。ここで、噴射ノズルはケーシングの外
部から取り付けることができるので、その製作が容易に
なり、装置のコストの低廉化に寄与し得る。 【0033】〔請求項4〕に記載する発明は、〔請求項
1〕乃至〔請求項3〕の何れか一つに記載する粒状物の
供給装置において、スクリューフィーダのスクリュー軸
における隣接するスクリュー翼間のピッチが相対的に大
きい部分を上記スクリュー軸の先端部に設け、この先端
部に隣接する中央部の上記ピッチを相対的に小さくした
ので、搬送してきた搬送物はスクリューフィーダの先端
部のピッチが大きい部分で解放されるので、この解放を
良好に行うことができるとともに、中央部はピッチが小
さいので、この部分では良好なガスシールを行なうこと
ができる。この結果、本発明によれば、スクリュー翼の
ピッチに関しては相反する要件となる、良好なシールの
ための要件と、粒状物の良好な排出のための要件とを同
時に満足してシール性を良好に確保しつつ、粒状物の良
好な排出も可能になるという効果を奏する。 【0034】〔請求項5〕に記載する発明は、〔請求項
1〕乃至〔請求項3〕の何れか一つに記載する粒状物の
供給装置において、スクリューフィーダのスクリュー軸
における隣接するスクリュー翼間のピッチを、ホッパ側
である基端部から先端部側に向けて漸減させ、途中の最
小部を経て再度先端部に向けて漸増させたので、搬送し
てきた搬送物はスクリューフィーダの先端部のピッチが
大きい部分で解放されるので、この解放を良好に行うこ
とができる。また、中央部はピッチが小さいので、この
部分では良好なガスシールを行なうことができる。この
結果、本発明によれば、最も合理的にガスシール及び粒
状物の排出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態に係る粒状物の供給装置を
概念的に示す説明図で、(a)は側面から見た図、
(b)は平面的に見た図である。 【図2】図1に示す実施の形態におけるスクリューフィ
ーダの先端部の構造の第1の実施例(a)及び第2の実
施例(b)を、この部分を抽出・拡大して示す縦断面図
である。 【図3】微粉砕バイオマスをホッパに収納した場合の態
様を示す図で、(a)はアーチを形成した場合の縦断面
図、(b)は崩れを生じない場合の縦断面図である。 【符号の説明】 12 ホッパ 13 スクリューフィーダ 13a ケーシング 13b スクリュー 13b1 スクリュー軸 13b11 貫通孔 13b2 スクリュー翼 14 攪拌装置 15 搬送管路 17 噴射ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 慎治 長崎県長崎市深堀町5丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 山本 次男 長崎県長崎市深堀町5丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 太田 英明 長崎県長崎市深堀町5丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 清家 弥十郎 長崎県長崎市深堀町5丁目717番地1 長 菱エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 4G068 AA03 AB22 AB25 AC01 AC11 AD18 AD33

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 バイオマスを微粉砕して得る繊維状粒状
    物等の粒状物を収納するとともにこの粒状物を攪拌する
    攪拌手段を具備する筒状のホッパと、このホッパの下部
    に配設されて上記粒状物を水平方向に搬送するクリュー
    フィーダとを有するとともに、 上記スクリューフィーダの先端部の径を漸減させてその
    先端を、細径の搬送管路に連結し、 さらに上記スクリューフィーダにより圧密状態で搬送さ
    れてきた粒状物に、このスクリューフィーダの先端部で
    気体を噴射して上記粒状物の各粒子の圧密・絡み合いを
    ほぐし、この状態の粒状物を、上記気体で形成する搬送
    気流により上記搬送管路を介してガス化炉等の搬送先に
    搬送・供給するように構成したことを特徴とする粒状物
    の供給装置。 【請求項2】 〔請求項1〕に記載する粒状物の供給装
    置において、粒状物の圧密・絡みをほぐすとともにその
    搬送気流となる気体は、中空部材で形成したスクリュー
    フィーダのスクリュー軸の最先端部近傍における隣接す
    るスクリュー翼間に、スクリュー軸の外周面からその内
    部に貫通する貫通孔若しくはこの貫通孔を利用した噴射
    ノズルを設け、この貫通孔若しくは噴射ノズルを介して
    供給するようにしたことを特徴とする粒状物の供給装
    置。 【請求項3】 〔請求項1〕に記載する粒状物の供給装
    置において、 粒状物の圧密・絡みをほぐすとともにその搬送気流とな
    る気体は、ケーシングの先端部に周方向に亘り複数個設
    けた噴射ノズルを介して供給するようにしたことを特徴
    とする粒状物の供給装置。 【請求項4】 〔請求項1〕乃至〔請求項3〕の何れか
    一つに記載する粒状物の供給装置において、 スクリューフィーダのスクリュー軸における隣接するス
    クリュー翼間のピッチが相対的に大きい部分を上記スク
    リュー軸の先端部に設け、この先端部に隣接する中央部
    の上記ピッチを相対的に小さくしたことを特徴とする粒
    状物の供給装置。 【請求項5】 〔請求項1〕乃至〔請求項3〕の何れか
    一つに記載する粒状物の供給装置において、 スクリューフィーダのスクリュー軸における隣接するス
    クリュー翼間のピッチを、ホッパ側である基端部から先
    端部側に向けて漸減させ、途中の最小部を経て再度先端
    部に向けて漸増させたことを特徴とする粒状物の供給装
    置。
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