JP2001238130A - 移動体画像の高画質化方法及び装置 - Google Patents

移動体画像の高画質化方法及び装置

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JP2001238130A JP2000049163A JP2000049163A JP2001238130A JP 2001238130 A JP2001238130 A JP 2001238130A JP 2000049163 A JP2000049163 A JP 2000049163A JP 2000049163 A JP2000049163 A JP 2000049163A JP 2001238130 A JP2001238130 A JP 2001238130A
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圭一 見持
Tetsuya Tomonaka
哲也 塘中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像監視装置などは低照度の場所で、しか
も移動している物体の画像を、撮像する必要がある。こ
の方法としては画像を蓄積する方法があるが、移動体が
ある場合は移動体がぼけて撮像されてしまう。そのため
本発明では、移動体を高画質で撮像できるようにする事
を目的とする。 【解決手段】 入力画像の中から移動体領域を抽出し、
その中心が一致するようデジタル加算して移動体部分を
高画質化すると共に、移動体領域以外の背景部分もデジ
タル加算し、両画像を組み合わせて高画質画像を得るよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像監視装置など
が低照度の場所で、しかも移動している物体の画像を、
高画質で撮像できるようにした方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、低照度の画像を撮像する方法と
しては、超高感度カメラを使い、しかもカメラゲインを
上げて撮像する方法、赤外線カメラを使う方法、撮像し
た画像を蓄積する方法などがある。
【0003】しかしながらこのうちカメラゲインを上げ
る方法は、画像が荒くなってノイズが乗り、画質が悪
い。赤外線カメラを使う方法はカラーの撮像に向かな
い。しかし、撮像した画像を蓄積する方法は、カメラゲ
インを高くすることによって生じるノイズを相殺し、画
質を向上させる。
【0004】以下図5で、この撮像した画像を蓄積する
方法を、画像を4枚蓄積する場合を例に説明すると、図
中I(tR−3)、I(tR−2)、…I(tR+2
…はそれぞれ時間tR−3、tR−2、…tR+2に撮
像した入力画像、J(t)、J(tR+1)、J(t
R+2)…は撮像した画像を蓄積した出力画像である。
時間tの出力画像J(t)は、時間tR−3、t
R−2、tR−1、tの画像I(tR−3)、I(t
R−2)、I(tR−1)、I(t)をデジタル加算
した画像で、時間tR+1の出力画像J(tR+1
は、時間tR−2、tR−1、t、tR+1の画像I
(tR−2)、I(tR−1)、I(t)I(t
R+1)をデジタル加算した画像である。こうすると、
カメラゲインを高くすることによって生じるノイズはデ
ジタル加算で相殺され、高画質の画像が得られる。
【0005】しかしながら、この撮像した画像を蓄積す
る方法も、静止している物体の場合はいいが、動いてい
る物体を撮像すると、蓄積によってぼけが生じる。
【0006】すなわち、通常のCCDを用いたカメラの
フレーム蓄積では、1/30秒間CCDの電荷を蓄積す
るが、照度が低いシーンでは、2〜Nフレーム蓄積す
る。今N=60とすると、蓄積は2秒であり、その間に
移動体が移動すると画像上では非常にぼけた画像にな
る。
【0007】たとえば図6のように、静止している家な
どの物体1は前記した方法による画像蓄積によって画質
が向上するが、動いている自動車2などの物体は、画像
蓄積によって出力側の3のようにぼけた画像となってし
まう。
【0008】このような移動体画像を検出する従来技術
として特開平4−111079号公報には、移動体の識
別と追尾のため、複数の画像を記憶するメモリを持ち、
そのメモリの同一アドレスの輝度を比較して変化した部
分を移動体と見る技術が示されているが、この場合は高
輝度の被写体のためぼけるようなことがなく、画像蓄積
については言及されていない。
【0009】また特開平5−22746号公報には、画
像データを所定画素単位のブロックに分割し、そのブロ
ックを複数含む移動体を囲んだ追跡ベクトル検出領域を
設定して動きベクトルを検出することで、移動体の移動
方向と移動量を検出する装置が示されている。しかし、
この場合も単に移動体の移動方向と移動量を検出するこ
とが記されているだけで、画像蓄積については言及され
ていない。
【0010】さらに特開平7−50769号公報には、
後続車両が近づく速度を検出して危険かどうかを判断す
るため、車両上の一点の移動をベクトルとして検出し、
移動方向と速度を検出する技術が示されているが、これ
にも画像蓄積についての記載はない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述の課題に鑑み、本
発明は、低照度の場所で移動している物体を撮像した画
像を高画質化する方法、及び装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
第1の発明は、請求項1に記載したように撮像装置で撮
像した低照度の入力画像を蓄積して高画質化する方法に
おいて、入力画像における移動体を検知して移動体領域
を抽出し、複数入力画像の前記移動体領域を中心が一致
するように重ね合わせながらデジタル加算することを特
徴とする。
【0013】このようにすることで、単に画像蓄積をお
こなっただけのときはぼけてしまう移動体が、デジタル
加算でノイズが相殺され、高画質化できるという効果が
ある。
【0014】また、ノイズなどによって移動体領域が正
しく把握できなかった場合に対処するため第2の発明に
おいては、請求項2に記載したように、撮像装置で撮像
した低照度の入力画像を蓄積して高画質化する方法にお
いて、入力画像における移動体を検知して移動体領域を
抽出すると共に、前後する移動体領域の中心を少しずつ
ずらして明るさの変化分を検出し、その変化分の絶対値
が最も小さくなるずらし量で移動体領域を重ね合わせて
デジタル加算することを特徴とする。
【0015】すなわち、移動体領域が正しく把握できな
かった場合、移動体がずれてデジタル加算されることで
判別不能な画像になってしまう可能性があるが、このよ
うにすることで移動体部分の画像をピッタリと重ね合わ
すことができ、ズレのない高画質画像が得られるという
効果がある。
【0016】また背景部分については、移動体領域以外
の残余の部分をデジタル加算すればよく、請求項3に記
載したように、撮像装置で撮像した低照度の入力画像を
蓄積して高画質化する方法において、入力画像における
移動体を検知して移動体領域を抽出し、複数入力画像の
前記移動体領域を中心が一致するように重ね合わせなが
らデジタル加算することで移動体領域の高画質化画像を
得ると共に、残余の背景画像をそのままデジタル加算
し、該デジタル加算した背景画像と前記移動体領域の高
画質化画像とを組み合わせて出力画像とすればよい。な
お、これは請求項4に記載した第4の発明も全く同様で
ある。
【0017】このようにすることで、移動体と背景画像
が両方とも高画質化された映像が得られるという効果が
ある。
【0018】また、移動体の検知手段は、請求項5に記
載したように移動体の検知手段は、連続する2枚の画像
の明るさの変化分を検出する時間差分法と、請求項6に
記載したように移動体の検知手段は、入力画像とあらか
じめ登録しておいた背景画像との変化分を検出する背景
差分法を採用できる。
【0019】これによって、簡単な構成で移動体を確実
に検知できるという効果がある。
【0020】また、請求項3に記載した方法発明を実現
するため第7の発明においては、請求項7に記載したよ
うに、撮像装置で撮像した低照度の入力画像を蓄積して
高画質化する装置において、撮像装置が撮像した2枚の
入力画像の差分をとって移動体を検知する移動体検知部
と、該移動体検知部が検知した移動体の領域を抽出する
移動体領域抽出部と、該移動体領域抽出部が抽出した複
数入力画像の移動体領域を中心が一致するように重ね合
わせてデジタル加算して高画質化移動体領域画像とする
と共に、残余の背景画像をそのままデジタル加算し、該
デジタル加算した背景画像と前記移動体領域の高画質化
画像とを組み合わせて出力する画像加算部とから構成す
ることを特徴とする。
【0021】このようにすることで、単に画像蓄積をお
こなっただけのときはぼけてしまう移動体が、デジタル
加算でノイズが相殺され、かつ、背景画像も高画質化さ
れた映像が簡単な構成で得ることができるという効果が
ある。
【0022】また、請求項4に記載した方法発明を実現
するため第8の発明においては、請求項8に記載したよ
うに撮像装置で撮像した低照度の入力画像を蓄積して高
画質化する装置において、撮像装置で撮像した2枚の入
力画像の差分をとって移動体を検知する移動体検知部
と、該移動体検知部が検知した移動体の領域を抽出する
移動体領域抽出部と、該移動体領域抽出部が抽出した前
後する移動体領域を中心を少しずつずらして明るさの変
化分を検出し、その変化分の絶対値が最も小さくなるず
らし量で移動体領域をデジタル加算するよう指示するマ
ッチング処理部と、該マッチング処理部が指示したずら
し量で移動体領域を重ね合わせてデジタル加算して高画
質化移動体領域画像とすると共に、残余の背景画像をそ
のままデジタル加算し、該デジタル加算した背景画像と
前記移動体領域の高画質化画像を組み合わせて出力する
画像加算部とからなることを特徴とする。
【0023】移動体領域が正しく把握できなかった場
合、移動体がずれてデジタル加算されることで判別不能
な画像になってしまう可能性があるが、このように構成
することで移動体部分の画像をピッタリと重ね合わすこ
とができ、ズレのない高画質画像が得られるという効果
がある。
【0024】また、請求項5、または6の方法発明を実
現するため第9の発明においては、請求項9に記載した
ように移動体検知部は、連続する2枚の画像の明るさの
変化分を検出する時間差分法、あるいは入力画像とあら
かじめ登録しておいた背景画像との変化分を検出する背
景差分法で移動体を検知することを特徴とする。
【0025】これによって、簡単な構成で移動体を確実
に検知できるという効果がある。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施の形
態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その
相対配置などは特に特定的な記載がない限りは、この発
明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明
例に過ぎない。
【0027】図1は本発明の第1の実施の形態を示した
装置のブロック図で、図2は抽出した移動体領域の説明
図である。図において、11はCCDカメラなどを用い
た撮像装置、12は撮像した画像をアナログデジタル変
換するA/D変換部、13はA/D変換部12からの入
力画像から移動体を検知する移動体検知部で、これは入
力画像の差分を検出する差分検出部14、入力画像を記
憶する画像記録部15、移動体判別部16でできてい
る。
【0028】差分検出部14は、連続する2枚の画像の
明るさの差分をとる時間差分法、もしくはあらかじめ登
録しておいた背景との差分をとる背景差分法のいずれか
で両画像の明るさの差分をとり、結果を移動体判別部1
6に送る。移動体判別部16は、差分検出部14の検出
結果から入力画像に移動体があるかどうか判別するもの
で、基本的に明るさに差が出たところは移動体と判別す
る。
【0029】17は移動体と判別された領域に略外接す
る四角形を移動体領域とする移動体領域抽出部、18は
移動体領域と残余の背景画像をそれぞれ重ね合わせてデ
ジタル加算し、その結果を組み合わせて表示装置21に
送る画像加算部で、これは加算部19、画像記録部20
でできている。
【0030】今図5の時間tで、撮像装置11からA
/D変換部12にI(t)の入力画像が来ると、この
入力画像はA/D変換されて移動体検知部13の差分検
出部14と画像記録部15に送られ、画像記録部15に
記録される。差分検出部14に送られた入力画像は、画
像記録部15に記録されている一つ前の画像I(t
−1)との差分(時間差分)、もしくはあらかじめ登録
されている背景画像との差分(背景差分)がとられ、結
果が移動体判別部16に送られる。
【0031】移動体判別部16は、この結果から明るさ
に差のある部分が移動体かどうか判別し、結果を移動体
領域抽出部17に送る。入力画像に移動体があるという
結果の場合、移動体領域抽出部17は明るさに差の出た
部分に略外接する四角形の領域を、図2のI(t)の
R(t)のように移動体領域として抽出し、結果を画
像加算部18の加算部19と画像記録部20に送り、画
像記録部20に記録する。
【0032】そして図5の時間tR+1で、撮像装置1
1からA/D変換部12にI(t +1)の入力画像が
来ると上記したのと全く同じ処理がなされ、図2におけ
るI(tR+1)のR(tR+1)のように移動体領域
が抽出され、結果が画像加算部18の加算部19に送ら
れる。
【0033】すると加算部19は、画像記録部20に記
録されている図2の移動体領域R(t)を含む画像I
(t)を読み出し、移動体領域R(tR+1)の中心
+1と移動体領域R(t)の中心Pとが一致す
るように両画像を重ね合わせてデジタル加算すると共
に、移動体領域R(tR+1)とR(t)を除く画像
を背景画像としてデジタル加算し、両加算結果を組み合
わせて図2におけるJ(tR+1)の画像として表示装
置21に送る。そしてこのJ(tR+1)の画像を画像
記録部20に記録する。
【0034】以下同様に、図5の時間tR+2で図2に
おける移動体領域R(tR+2)が抽出され、画像加算
部18の加算部19は画像記録部20に記録されている
J(tR+1)を読み出して、移動体領域Rと背景画像
のデジタル加算を実施し、表示装置に表示する。
【0035】このようにすることにより、J
(tR+2)の画像はI(tR+2)とI(t R+1
とI(t)の移動体領域と背景画像をデジタル加算し
た画像となり、以下同じことを繰り返すことによって複
数の入力画像をデジタル加算した画像が順次得られてゆ
く。
【0036】なお、移動体領域Rがノイズなどにより正
しく抽出されなかった場合、デジタル加算した画像はぼ
けたものになる。図3は、このようなことに対処した本
発明の第2の実施の形態を示した装置のブロック図で、
図1と同じ構成要素には同一番号を付した。また図4
は、図3のマッチング処理部30のマッチング処理を説
明するための図である。
【0037】今図4のようにノイズなどによって、移動
体領域RがR(t)とR(tR+ )とで大きさが異
なったり、大きさは同じでも中心がずれたりした場合、
マッチング処理部30で片方の移動体領域R(t)を
微少距離ずらして明るさの差をとり、その絶対値をすべ
て加算して和が最小になるずらし量をパターンマッチン
グ法等で求め、このずらし量に対応させて前記2つの移
動体領域R(t)とR(tR+1)をデジタル加算す
る。
【0038】すなわち今、1≦m≦M、1≦n≦Nであ
り、l、lの値を−L〜Lの間で変化させながら、
【数1】 におけるC(l、l)を最小にするl’、l’
を求め、この値を用いて次の(2)式によりデジタル加
算を行うと、移動体の画像がピッタリ重なった加算がで
きる。l’、l’を求める方法としては、このパタ
ーンマッチング法以外にも、時間的勾配法も適用可能で
ある。 R’(tR+1)=1/2{R(tR+1、m、n)+R(t、m+l’ 、n+l’)} ………………………(2)
【0039】なお、R’(tR+2)については、R’
(tR+1)とR(tR+2)でマッチング処理を行
い、R’(tR+2)を生成する。これを繰り返すと、
ずれのない高画質な画像が得られる。
【0040】これを図3に基づいて説明すると、移動体
領域R(t)が抽出されてその画像が画像記録部20
に記憶され、次の入力画像I(tR+1)の移動体領域
R(tR+1)が抽出されると、マッチング処理部30
は画像記録部20に記憶されている移動体領域R
(t)を読み出し、両移動体領域をl、lだけず
らして式(1)によりC(l、l)を計算する。そ
してこのC(l、l)が最小になるl’、l’
をパターンマッチング法等で求め、両移動体領域Rをこ
のl’、l’だけずらしてデジタル加算するよう加
算部19に指示する。
【0041】そのため加算部19は、指示された量だけ
移動体領域R(t)とR(tR+ )をずらしてデジ
タル加算し、前記したように残余の背景画像もデジタル
加算して両加算結果を組み合わせ、表示装置21に送る
と共に画像記録部20に記録する。そして次の移動体領
域R(tR+2)は、このマッチング処理してデジタル
加算した画像と加算され、これが繰り返される。
【0042】以下、前記したように移動体領域の抽出と
マッチング処理、及びデジタル加算が繰り返され、移動
体を含んだ高画質な画像が得られる。
【0043】
【発明の効果】以上記載の如く、請求項1に記載した発
明により、単に画像蓄積をおこなっただけではぼけてし
まう移動体が、デジタル加算でノイズが相殺され、高画
質化できるという効果がある。
【0044】また請求項2に記載した発明により、何ら
かの理由で移動体領域が正しく把握できなかった場合、
移動体がずれてデジタル加算されることで判別不能な画
像になってしまうことを防止し、移動体部分の画像をピ
ッタリと重ね合わせてズレのない高画質画像が得られる
という効果がある。
【0045】また背景部分については、請求項3、およ
び請求項4に記載した発明により、移動体領域以外の残
余の部分をデジタル加算することで、移動体と背景画像
が両方とも高画質化された映像が得られるという効果が
ある。
【0046】また、移動体の検知手段は、請求項5、お
よび請求項6に記載した発明により、連続する2枚の画
像の明るさの変化分を検出する時間差分法と、入力画像
をあらかじめ登録しておいた背景画像との変化分を検出
する背景差分法のいづれかを採用し、これによって、簡
単な構成で移動体を確実に検知できるという効果があ
る。
【0047】また、請求項3に記載した方法発明を実現
するための構成である請求項7の発明により、単に画像
蓄積をおこなっただけではぼけてしまう移動体が、デジ
タル加算でノイズが相殺され、かつ、背景画像も高画質
化された映像が簡単な構成で得ることができるという効
果がある。
【0048】また、請求項4に記載した方法発明を実現
するための構成である請求項8の発明により、移動体領
域が正しく把握できなかった場合でも、移動体部分の画
像をピッタリと重ね合わすことができ、ズレのない高画
質画像が得られるという効果がある。
【0049】また、請求項5、または6の方法発明を実
現する請求項9の発明により、簡単な構成で移動体を確
実に検知できるという効果がある。
【0050】以上、種々述べてきたように本発明によれ
ば、低照度な場所で移動する物体を、カメラゲインをあ
げてノイズが増大するにも関わらず高画質で表示でき、
画像監視装置などに利用すれば大きな効果が得られるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る移動体画像の高
画質化装置のブロック図である。
【図2】 図1の移動体領域抽出部で抽出した移動体領
域の説明図である。
【図3】 本発明の第2実施形態に係る移動体画像の高
画質化装置のブロック図である。
【図4】 移動体領域を正しく把握できなかったときの
説明図である。
【図5】 撮像した画像を蓄積する方法の説明図であ
る。
【図6】 移動物体を画像蓄積法で撮像したときの説明
図である。
【符号の説明】
11 撮像装置 12 A/D変換部 13 移動体検知部 14 差分検出部 15 画像記録部 16 移動体判別部 17 移動体領域抽出部 18 画像加算部 19 加算部 20 画像記録部 21 表示装置 30 マッチング処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日浦 誠一 愛知県小牧市大字東田中1200番地 三菱重 工業株式会社名古屋誘導推進システム製作 所内 Fターム(参考) 5C022 AA01 AB06 AB37 AC42 AC69 5C054 CA04 CA05 CC03 EA01 EJ05 GA04 GB11 GB14 GD04 GD05 GD09 HA05 HA18 HA26

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像装置で撮像した低照度の入力画像を
    蓄積して高画質化する方法において、入力画像における
    移動体を検知して移動体領域を抽出し、複数入力画像の
    前記移動体領域を中心が一致するように重ね合わせなが
    らデジタル加算することを特徴とする移動体画像の高画
    質化方法。
  2. 【請求項2】 撮像装置で撮像した低照度の入力画像を
    蓄積して高画質化する方法において、入力画像における
    移動体を検知して移動体領域を抽出すると共に、前後す
    る移動体領域の中心を少しずつずらして明るさの変化分
    を検出し、その変化分の絶対値が最も小さくなるずらし
    量で移動体領域を重ね合わせてデジタル加算することを
    特徴とする移動体画像の高画質化方法。
  3. 【請求項3】 撮像装置で撮像した低照度の入力画像を
    蓄積して高画質化する方法において、入力画像における
    移動体を検知して移動体領域を抽出し、複数入力画像の
    前記移動体領域を中心が一致するように重ね合わせなが
    らデジタル加算することで移動体領域の高画質化画像を
    得ると共に、残余の背景画像をそのままデジタル加算
    し、該デジタル加算した背景画像と前記移動体領域の高
    画質化画像とを組み合わせて出力画像とすることを特徴
    とする移動体画像の高画質化方法。
  4. 【請求項4】 撮像装置で撮像した低照度の入力画像を
    蓄積して高画質化する方法において、入力画像における
    移動体を検知して移動体領域を抽出すると共に、前後す
    る移動体領域の中心を少しずつずらして明るさの変化分
    を検出し、その変化分の絶対値が最も小さくなるずらし
    量で移動体領域を重ね合わせてデジタル加算することで
    移動体領域の高画質化画像を得ると共に、残余の背景画
    像をそのままデジタル加算し、該デジタル加算した背景
    画像と前記移動体領域の高画質化画像とを組み合わせて
    出力画像とすることを特徴とする移動体画像の高画質化
    方法。
  5. 【請求項5】 移動体の検知手段は、連続する2枚の画
    像の明るさの変化分を検出する時間差分法であることを
    特徴とする請求項1または2、または3、または4に記
    載した移動体画像の高画質化方法。
  6. 【請求項6】 移動体の検知手段は、入力画像とあらか
    じめ登録しておいた背景画像との変化分を検出する背景
    差分法であることを特徴とする請求項1または2、また
    は3、または4に記載した移動体画像の高画質化方法。
  7. 【請求項7】 撮像装置で撮像した低照度の入力画像を
    蓄積して高画質化する装置において、撮像装置が撮像し
    た2枚の入力画像の差分をとって移動体を検知する移動
    体検知部と、該移動体検知部が検知した移動体の領域を
    抽出する移動体領域抽出部と、該移動体領域抽出部が抽
    出した複数入力画像の移動体領域を中心が一致するよう
    に重ね合わせてデジタル加算して高画質化移動体領域画
    像とすると共に、残余の背景画像をそのままデジタル加
    算し、該デジタル加算した背景画像と前記移動体領域の
    高画質化画像とを組み合わせて出力する画像加算部とか
    らなることを特徴とする移動体画像の高画質化装置。
  8. 【請求項8】 撮像装置で撮像した低照度の入力画像を
    蓄積して高画質化する装置において、撮像装置で撮像し
    た2枚の入力画像の差分をとって移動体を検知する移動
    体検知部と、該移動体検知部が検知した移動体の領域を
    抽出する移動体領域抽出部と、該移動体領域抽出部が抽
    出した前後する移動体領域を中心を少しずつずらして明
    るさの変化分を検出し、その変化分の絶対値が最も小さ
    くなるずらし量で移動体領域をデジタル加算するよう指
    示するマッチング処理部と、複数入力画像の前記マッチ
    ング処理部が指示したずらし量で移動体領域を重ね合わ
    せてデジタル加算して高画質化移動体領域画像とすると
    共に、残余の背景画像をそのままデジタル加算し、該デ
    ジタル加算した背景画像と前記移動体領域の高画質化画
    像を組み合わせて出力する画像加算部とからなることを
    特徴とする移動体画像の高画質化装置。
  9. 【請求項9】 移動体検知部は、連続する2枚の画像の
    明るさの変化分を検出する時間差分法、あるいは入力画
    像とあらかじめ登録しておいた背景画像との変化分を検
    出する背景差分法で移動体を検知することを特徴とする
    請求項7または8に記載した移動体画像の高画質化装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100595084B1 (ko) 2003-08-20 2006-06-30 엘지전자 주식회사 감시용 카메라에서의 디지털 슬로우 셔터 모드 관리 방법
JP2010035050A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Nikon Corp 電子カメラ
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