JP2001235728A - 液晶装置及び液晶装置の製造方法 - Google Patents

液晶装置及び液晶装置の製造方法

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JP2001235728A
JP2001235728A JP2000046390A JP2000046390A JP2001235728A JP 2001235728 A JP2001235728 A JP 2001235728A JP 2000046390 A JP2000046390 A JP 2000046390A JP 2000046390 A JP2000046390 A JP 2000046390A JP 2001235728 A JP2001235728 A JP 2001235728A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 横電界による液晶配向不良を抑制する液晶装
置及び液晶装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 Hライン反転駆動の液晶装置のアレイ基
板10は、基板上に、互いに交差するデータ6及び走査
線3aと、交差部毎に配置された画素電極9aとを有す
る。走査線3を挟んで隣り合う画素電極9aは、同一フ
レーム期間において異なる極性の画像信号電圧が印加さ
れる。液晶装置は、この異なる極性の画像信号が印加さ
れる隣り合う画素電極間に、走査線3に沿って、誘電体
からなるスペーサを有しており、このスペーサにより隣
り合う画素電極間に生じる横電界の発生が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2枚の基板間に液晶
を挟持してなる液晶装置の技術分野に属し、特に2枚の
基板間隙を保持するスペーサの配置の技術分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】液晶装置は、対向基板とTFTアレイ基
板との間に液晶層を挟持して構成され、液晶層に電圧を
印加し液晶分子の光学特性を変化させることにより表示
を行う。TFTアレイ基板は、基板上に、互いに交差す
る複数の走査線と複数のデータ線、交差部毎にスイッチ
ング素子及び画素電極とが配置されて構成される。一
方、対向基板は、基板上に対向電極が配置されて構成さ
れる。液晶装置では、液晶に電圧を印加することによ
り、液晶の光学特性を変化させて表示を行う。
【0003】上述のようなスイッチング素子が用いられ
るアクティブマトリクス型液晶装置の駆動においては、
直流電圧で駆動すると液晶の寿命が短くなること等か
ら、交流電圧駆動が採用されている。さらに、フリッカ
ーなどの発生を防止するために、一水平線毎に画素電極
に供給される電圧の極性が異なるHライン反転駆動、一
垂直線毎に画素電極に供給される電圧の極性が異なるV
ライン反転駆動や、一画素毎に画素電極に供給される電
圧の極性が異なるH/Vライン反転駆動などが採用され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなHライン
反転駆動、Vライン反転駆動、H/Vライン反転駆動の
ような液晶装置においては、同一フレーム内で、隣り合
う2つの画素電極に供給される電圧の極性が異なる。こ
の場合、この隣り合う2つの画素電極間に横電界が生
じ、この横電界に、2つの画素電極間付近の液晶の配向
が影響されて配向不良が生じ、表示不良となってしまう
という問題があった。さらに、上述の配向不良を遮蔽す
るために、例えば対向基板上に遮光膜を形成すると、遮
光膜により画素開口率が低くなってしまうという問題が
あった。
【0005】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、横電界による液晶の配向不良に
よる表示不良が軽減された表示品質の高い液晶装置及び
液晶装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、本発明は以下のような構成を採用している。
【0007】本発明の液晶装置は、基板上に対向電極が
配置された対向基板と、基板上に複数の画素電極が配置
されたアレイ基板と、前記対向基板の対向電極と前記ア
レイ基板の前記画素電極とが対向するように配置された
前記対向基板及び前記アレイ基板との間隙に保持された
液晶と、を具備する液晶装置において、前記画素電極の
うち隣り合う2つの画素電極には、それぞれ極性が異な
る電圧が印加され、前記2つの画素電極間には、前記間
隙を保持する誘電体からなるスペーサが配置されてなる
ことを特徴とする。
【0008】本発明のこのような構成によれば、同一フ
レーム内で極性が異なる電圧がそれぞれ印加する隣り合
う画素電極の間に誘電体からなるスペーサが配置される
ので、この2つの隣り合う画素電極間で生じる横電界の
発生が抑制される。従って、横電界が原因となる液晶配
向不良の発生を防止することができ、表示品位の高い液
晶装置を得ることができる。尚、フレームとは、全ての
走査線を順次、上から下へ走査していき、1画面の表示
が1回終了するまでの期間を意味する。
【0009】本発明の他の液晶装置は、基板上に対向電
極が配置された対向基板と、基板上に、互いに交差する
複数の走査線及び複数のデータ線と該交差部毎に複数の
画素電極とが配置されたアレイ基板と、前記対向基板の
対向電極と前記アレイ基板の前記画素電極とが対向する
ように配置された前記対向基板及び前記アレイ基板との
間隙に保持された液晶と、を具備する液晶装置におい
て、前記画素電極には、前記走査線方向毎に極性が異な
る電圧が印加され、極性が異なる電圧がそれぞれ印加さ
れる隣り合う画素電極間に、前記間隙を保持する誘電体
からなるスペーサが配置されてなることを特徴とする。
【0010】本発明のこのような構成によれば、走査線
方向毎、すなわち一水平線毎に極性が異なる電圧が印加
されるHライン反転駆動の液晶装置においては、同一フ
レーム内で一垂直線方向に沿って隣り合う2つの画素電
極に極性が異なる電圧がそれぞれ印加されることになる
が、一水平線方向に沿って隣り合う画素電極の間に誘電
体からなるスペーサを配置するので、この2つの隣り合
う画素電極間で生じる横電界の発生が抑制される。従っ
て、横電界が原因となる液晶配向不良の発生を防止する
ことができ、表示品位の高い液晶装置を得ることができ
る。
【0011】また、前記対向基板及び前記アレイ基板に
は、前記液晶と接する配向膜が配置され、前記スペーサ
は、前記対向基板の前記対向電極上に配置され、前記ス
ペーサを覆うように前記配向膜が配置され、前記対向基
板上に配置された前記配向膜は、前記走査線に沿った方
向に配向処理されてなることを特徴とする。このような
構成によれば、スペーサは、配向膜の配向処理方向に沿
った方向に長い形状となるので、スペーサが存在するこ
とによる配向不良が生じても、その配向不良は画素電極
が形成されている領域外に形成されることになり、表示
に影響がない。
【0012】また、前記対向基板及び前記アレイ基板
は、前記液晶が注入されるための液晶注入口を除く矩形
状のシール材により接着され、前記液晶注入口は、前記
シール材の前記データ線とほぼ平行に位置する辺に形成
されていることを特徴とする。このような構成によれ
ば、スペーサは、液晶注入時の液晶の流れに沿って長い
形状となるので、スペーサが液晶注入の妨げになること
がない。従って、このような液晶注入工程を経てなる液
晶装置は、液晶中に気泡の混入などがなく、高品質の液
晶装置とすることができる。
【0013】本発明の更に他の液晶装置は、基板上に対
向電極が配置された対向基板と、基板上に、互いに交差
する複数の走査線及び複数のデータ線と該交差部毎に複
数の画素電極とが配置されたアレイ基板と、前記対向基
板の対向電極と前記アレイ基板の前記画素電極とが対向
するように配置された前記対向基板及び前記アレイ基板
との間隙に保持された液晶と、を具備する液晶装置にお
いて、前記画素電極には、前記データ線方向毎に極性が
異なる電圧が印加され、極性が異なる電圧がそれぞれ印
加される隣り合う画素電極間に、前記間隙を保持する誘
電体からなるスペーサが配置されてなることを特徴とす
る。
【0014】本発明のこのような構成によれば、データ
線方向毎、すなわち一垂直線毎に極性が異なる電圧が印
加されるVライン反転駆動の液晶装置においては、同一
フレーム内で一水平線方向に沿って隣り合う2つの画素
電極に極性が異なる電圧がそれぞれ印加されることにな
るが、一垂直線方向に沿って隣り合う画素電極の間に誘
電体からなるスペーサを配置するので、この2つの隣り
合う画素電極間で生じる横電界の発生が抑制される。従
って、横電界が原因となる液晶配向不良の発生を防止す
ることができ、表示品位の高い液晶装置を得ることがで
きる。
【0015】また、前記対向基板及び前記アレイ基板に
は、前記液晶層と接する配向膜が配置され、前記スペー
サは、前記対向基板の前記対向電極上に配置され、前記
スペーサを覆うように前記配向膜が配置され、前記対向
基板上に配置された前記配向膜は、前記データ線に沿っ
た方向に配向処理されてなることを特徴とする。このよ
うな構成によれば、スペーサは、配向膜の配向処理方向
に沿った方向に長い形状となるので、スペーサが存在す
ることによる配向不良が生じても、その配向不良は画素
電極が形成されている領域外に形成されることになり、
表示に影響がない。
【0016】また、前記対向基板及び前記アレイ基板
は、前記液晶が注入されるための液晶注入口を除く矩形
状のシール材により接着され、前記液晶注入口は、前記
シール材の前記走査線とほぼ平行に位置する辺に形成さ
れていることを特徴とする。このような構成によれば、
スペーサは、液晶注入時の液晶の流れに沿って長い形状
となるので、スペーサが液晶注入の妨げになることがな
い。従って、このような液晶注入工程を経てなる液晶装
置は、液晶中に気泡の混入などがなく、高品質の液晶装
置とすることができる。
【0017】また、前記スペーサの誘電率は前記液晶の
誘電率の1.3倍以上であることを特徴とする。このよ
うな構成によれば、液晶への横電解の影響を効果的に軽
減でき、表示品質への影響を防止することができる。
【0018】本発明の液晶装置の製造方法は、対向基板
とアレイ基板との間隙に液晶を挟持してなる液晶装置の
製造方法において、基板上に、配線と、前記配線を挟む
ように、同一フレーム内で異なる極性の電圧がそれぞれ
印加される第1画素電極と第2画素電極とを形成し、前
記アレイ基板を形成する工程と、基板上に、対向電極を
形成し、前記対向基板を形成する工程と、前記対向基板
または前記アレイ基板上に、前記第1画素電極と第2画
素電極との間に、前記配線に沿って、前記間隙を保持す
る誘電体からなるスペーサを形成する工程と、前記対向
基板または前記アレイ基板上に、基板の周縁部に沿っ
て、前記配線の配線方向とほぼ直交する辺に、前記液晶
を注入するための液晶注入口が配置されるように、矩形
状のシール材を形成する工程と、前記アレイ基板及び前
記対向基板とを、前記対向電極と前記画素電極とが対向
するように配置し、前記シール材により接着する工程
と、前記液晶注入口から前記間隙に前記液晶を注入する
工程と、を有することを特徴とする。
【0019】本発明のこのような構成によれば、スペー
サは、液晶注入時の液晶の流れに沿って長い形状となっ
ているので、スペーサが液晶注入の妨げになることがな
い。従って、このような液晶注入工程を経てなる液晶装
置は、液晶中に気泡の混入などがなく、高品質の液晶装
置とすることができる。また、このような製造方法によ
り製造された液晶装置は、極性が異なる電圧がそれぞれ
印加される隣り合う画素電極間にスペーサが配置された
構造となるので、隣り合う画素電極間で生じる横電界の
発生がスペーサの存在により抑制され、横電界による表
示不良が低減された液晶装置を得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 (第一実施形態における液晶装置の構造)第一実施形態
においては、画素電極に、一水平線毎に極性が異なる画
像信号電圧が供給されるHライン反転駆動が採用された
液晶装置を例にあげて、図1〜図6を用いて説明する。
【0021】図1は、液晶装置の画像形成領域を構成す
るマトリクス状に形成された複数の画素における各種素
子、配線等の等価回路である。図2は、データ線、走査
線、画素電極等が形成されたTFTアレイ基板の相隣接
する複数の画素群の平面図であり、これら画素群とスペ
ーサとの配置を説明するための図である。図3は、図2
のA−A’断面図である。図4は、液晶装置の概略平面
図である。図5は、Hライン反転駆動を説明するための
図であり、各画素に供給される電圧の極性を示す。図5
(a)は奇数フレーム、図5(b)は偶数フレームにお
ける極性の変化を示し、1フレーム毎に各画素の極性が
反転する。尚、フレームとは、全ての走査線を順次、上
から下へ走査していき、1画面の表示が1回終了するま
での期間を意味する。図6は、従来の液晶装置の断面図
であり、図3に示した断面図と同じ切断位置にて切断し
た断面図である。尚、図においては、各層や各部材を図
面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部
材毎に縮尺を異ならしめてある。
【0022】図1において、液晶装置は、表示領域とこ
れを制御する周辺駆動回路領域とから構成される。
【0023】表示領域は、平行に配置された容量線3b
及び走査線3aと、走査線3aと交差して配置されたデ
ータ線6と、これら走査線3aとデータ線6との交差部
毎にマトリクス状に配置された画素電極9aと、画素電
極9aを制御するためのスイッチング素子としての薄膜
トランジスタ(以下、TFTと称する)30とからな
る。画像信号が供給されるデータ線6にはTFT30の
半導体層のソース領域が電気的に接続され、走査信号が
供給される走査線3にはTFT30のゲート電極が電気
的に接続している。画素電極9aは、TFT30の半導
体層のドレイン領域に電気的に接続されており、スイッ
チング素子であるTFT30を一定期間だけそのスイッ
チを閉じることにより、データ線6から供給される画像
信号S1、S2、…、Snを所定のタイミングで書き込
む。画素電極9aを介して液晶に書き込まれた所定レベ
ルの画像信号S1、S2、…、Snは、対向基板(後述
する)に形成された対向電極(後述する)との間で一定
期間保持される。また、容量線3bは、液晶に保持され
た画像信号がリークするのを防ぐために、設けられてい
る。
【0024】一方、周辺駆動回路領域は、走査線駆動回
路104、データ線駆動回路101、サンプリング回路
301、プリチャージ回路201からなる。走査線駆動
回路104は、外部制御回路から供給される電源、基準
クロックCLY及びその反転クロック等に基づいて、所
定タイミングで走査線3aに走査信号G1、G2、…、
Gmをパルス的に線順次で印加する。データ線駆動回路
101は、外部制御回路から供給される電源、基準クロ
ックCLX及びその反転クロック等に基づいて、走査線
駆動回路104が走査信号G1、G2、…、Gmを印加
するタイミングに合わせて、データ線6毎にサンプリン
グ回路駆動信号としてのシフトレジスタからの転送信号
X1、X2、…、Xnを、サンプリング回路301にサ
ンプリング回路駆動信号線306を介して所定タイミン
グで供給する。プリチャージ回路201は、スイッチン
グ素子として、例えばTFT202を各データ線6毎に
備えており、プリチャージ信号線204がTFT202
のドレイン又はソース電極に接続されており、プリチャ
ージ回路駆動信号線206がTFT202のゲート電極
に接続されている。そして、動作時には、プリチャージ
信号線204を介して、外部電源からプリチャージ信号
NRSを書き込むために必要な所定電圧の電源が供給さ
れ、プリチャージ回路駆動信号線206を介して、各デ
ータ線6について画像信号S1、S2、…、Snの供給
に先行するタイミングでプリチャージ信号NRSを書き
込むように、外部制御回路からプリチャージ回路駆動信
号NRGが供給される。プリチャージ回路201は、好
ましくは中間階調レベルの画像信号S1、S2、…、S
nに相当するプリチャージ信号NRS(画像補助信号)
を供給する。サンプリング回路301は、TFT302
を各データ線6毎に備えており、画像信号線304がT
FT302のソース電極に接続されており、サンプリン
グ回路駆動信号線306がTFT302のゲート電極に
接続されている。そして、画像信号線304を介して、
画像信号S1、S2、…、Snが入力されると、これら
をサンプリングする。即ち、サンプリング回路駆動信号
線306を介してデータ線駆動回路101からサンプリ
ング回路駆動信号としての転送信号X1、X2、…、X
nが入力されると、画像信号線304夫々からの画像信
号S1、S2、…、Snをデータ線6に順次印加する。
【0025】本実施形態においてはHライン反転駆動を
採用しており、図5に示すように、同一フレーム内で一
水平線毎に極性が異なる。従って、各画像信号S1、S
2、…、Snは、一水平周期毎に、後述する対向電極に
供給されるコモン電圧に対して、極性が反転する波形を
有している。尚、図5において、各四角は、各画素を示
す。+は、コモン電圧に対して正の信号電圧が、画素電
極に対応する液晶に書き込まれることを意味し、−は、
コモン電圧に対して負の信号電圧が、画素電極に対応す
る液晶に書き込まれることを意味している。図中、走査
線はx軸方向に沿って配置され、データ線はy軸方向に
沿って配置される。
【0026】図3に示すように液晶装置200は、対向
基板20とアレイ基板10との間隙に液晶50を挟んで
構成される。また、2枚の基板間隙は、スペーサ80に
より保持されている。対向基板20とアレイ基板10と
は、図4に示すように、基板の周縁部に沿って、液晶注
入口53となる部分を除く矩形状のシール材51により
接着され、さらに液晶注入口53は封止材52により封
止されている。液晶注入口53は、矩形状のシール材5
1の、後述するスペーサが配置される走査線の形成方向
とほぼ直交する辺に、設けられている。これにより、液
晶注入口53から2枚の基板間間隙に液晶を注入する場
合、スペーサ80は、液晶の注入の流れに沿った長い形
状となるので、液晶の注入がスムーズに行われる。図2
において、液晶装置のTFTアレイ基板上には、マトリ
クス状に複数の透明な画素電極9a(点線部9a’によ
り輪郭が示されている)が設けられており、画素電極9
aの縦横の境界に各々沿って一垂直線方向に延在したデ
ータ線6、一水平方向に延在した走査線3a及び容量線
3bが設けられている。データ線6は、コンタクトホー
ル5を介して例えばポリシリコン膜からなる半導体層1
aのうち後述のソース領域に電気接続されている。画素
電極9aは、コンタクトホール8を介して半導体層1a
のうち後述のドレイン領域に電気接続されている。ま
た、半導体層1aのうち図中右下がりの斜線領域で示し
たチャネル領域1a’に対向するように走査線3aが配
置されており、走査線3aはゲート電極として機能す
る。このように、走査線3aとデータ線6との交差する
個所には夫々、チャネル領域1a’に走査線3aがゲー
ト電極として対向配置された画素スイッチング用TFT
30が設けられている。
【0027】容量線3bは、走査線3aに沿ってほぼ直
線状に伸びる本線部と、データ線6と交差する箇所から
データ線6に沿って図中上方に突出した突出部とを有す
る。
【0028】図3において、液晶装置は、透明なTFT
アレイ基板10と、これに対向配置される透明な対向基
板20とを備えている。TFTアレイに用いる基板60
は、例えば石英基板、ガラス基板、シリコン基板からな
り、対向基板に用いる70は、例えばガラス基板や石英
基板からなる。TFTアレイ基板10には、画素電極9
aが設けられている。画素電極9aは例えば、ITO
(Indium Tin Oxide)膜などの透明導電性薄膜からな
る。尚、画素電極9aの表面に、ショート防止用の透明
絶縁膜を形成してもよい。
【0029】他方、対向基板20には、その全面に渡っ
て対向電極(共通電極)21が設けられており、その下
側には配向膜22が設けられている。対向電極21は例
えば、ITO膜などの透明導電性薄膜からなる。
【0030】TFTアレイ基板10には、各画素電極9
aに隣接する位置に、各画素電極9aをスイッチング制
御する画素スイッチング用TFT30が設けられてい
る。
【0031】対向基板20には、基板70と対向電極2
1との間における各画素の非開口領域に、遮光膜23が
形成されており、対向基板20の側から入射光が画素ス
イッチング用TFT30の半導体層1aのチャネル領域
1a’や低濃度ソース領域1b及び低濃度ドレイン領域
1cに侵入することはない。更に、遮光膜23は、表示
画像におけるコントラスト比の向上、カラーフィルタを
用いた場合の色材の混色防止などの機能を有しており、
走査線3aやデータ線6に沿って(即ち、各画素の境界
に)発生し易いリバースティルトドメイン等の配向不良
領域を隠す機能をも有する。このような遮光膜を対向基
板20の側ではなく、TFTアレイ基板10上に形成し
てもよい。
【0032】尚、本実施形態では、Al等からなる遮光
性のデータ線6で、各画素の非開口領域のうちデータ線
6に沿った部分を遮光することにより、各画素の開口領
域のうちデータ線6に沿った輪郭部分を規定してもよい
し、このデータ線6aに沿った非開口領域についても冗
長的に又は単独で対向基板20に設けられた遮光膜23
で遮光するように構成してもよい。TFTアレイ基板1
0と複数の画素スイッチング用TFT30との間には、
下地絶縁膜12が設けられている。下地絶縁膜12は、
TFTアレイ基板10の全面に形成されることにより、
TFTアレイ基板10の表面の研磨時における荒れや、
洗浄後に残る汚れ等で画素スイッチング用TFT30の
特性の劣化を防止する機能を有する。下地絶縁膜12
は、例えば、NSG(ノンドープトシリケートガラ
ス)、PSG(リンシリケートガラス)、BSG(ボロ
ンシリケートガラス)、BPSG(ボロンリンシリケー
トガラス)などの高絶縁性ガラス又は、酸化シリコン
膜、窒化シリコン膜等からなる。
【0033】図3において、画素スイッチング用TFT
30は、LDD(Lightly Doped Drain)構造を有して
おり、走査線3a、当該走査線3aからの電界によりチ
ャネルが形成される半導体層1aのチャネル領域1
a’、走査線3aと半導体層1aとを絶縁するゲート絶
縁膜を含む絶縁薄膜2、データ線6、半導体層1aの低
濃度ソース領域1b及び低濃度ドレイン領域1c、半導
体層1aの高濃度ソース領域1d並びに高濃度ドレイン
領域1eを備えている。高濃度ドレイン領域1eには、
複数の画素電極9aのうちの対応する一つがコンタクト
ホール8を介して接続されている。また、走査線3a及
び容量線3bの上には、高濃度ソース領域1dへ通じる
コンタクトホール5及び高濃度ドレイン領域1eへ通じ
るコンタクトホール8が各々形成された第1層間絶縁膜
4が形成されている。更に、データ線6及び第1層間絶
縁膜4の上には、高濃度ドレイン領域1eへのコンタク
トホール8が形成された第2層間絶縁膜7が形成されて
いる。前述の画素電極9aは、このように構成された第
2層間絶縁膜7の上面に設けられている。
【0034】図2及び図3に示すように、図2で左右に
相隣接する画素電極9aの間隙に位置する各画素の非開
口領域には、データ線6が設けられており、各画素の開
口領域の輪郭のうちデータ線6に沿った部分が規定され
ており、且つデータ線6により当該非開口領域における
光抜けが防止されている。また、データ線6の下には、
容量線3bの本線部からデータ線6aの下に沿って突出
した部分を利用して、蓄積容量70が形成されており、
非開口領域の有効利用が図られている。更に、本実施形
態では、半導体層1aを高濃度ドレイン領域1eから延
設して第1蓄積容量電極1fとし、これに対向する容量
線3bの一部(図示しない)を第2蓄積容量電極とし、
ゲート絶縁膜を含んだ絶縁薄膜2を走査線3aに対向す
る位置から延設してこれらの電極間に挟持された第1誘
電体膜とすることにより、蓄積容量70が構成されてい
る。
【0035】以上説明した実施形態では、画素スイッチ
ング用TFT30は、好ましくは図3に示したようにL
DD構造を持つが、低濃度ソース領域1b及び低濃度ド
レイン領域1cに不純物イオンの打ち込みを行わないオ
フセット構造を持ってよいし、走査線3aの一部からな
るゲート電極をマスクとして高濃度で不純物イオンを打
ち込み、自己整合的に高濃度ソース及びドレイン領域を
形成するセルフアライン型のTFTであってもよい。ま
た本実施形態では、画素スイッチング用TFT30のゲ
ート電極を高濃度ソース領域1d及び高濃度ドレイン領
域1e間に1個のみ配置したシングルゲート構造とした
が、これらの間に2個以上のゲート電極を配置してもよ
い。
【0036】図3に示すように、第2層間絶縁膜7上に
は、画素電極9aを覆って、ポリイミド膜を配向処理し
てなる配向膜16が配置されている。
【0037】一方、対向基板20は、対向電極21が配
置され、対向電極21上には、画素電極9a間に対応し
て、アクリル樹脂などの有機樹脂からなる誘電体である
スペーサ80が配置されている。さらに、スペーサ80
を覆って、対向電極21上には、配向膜22が配置され
ている。本実施形態のスペーサ80の誘電率は、液晶5
0の誘電率の1.3倍以上であり、好ましくは液晶の誘
電率の2倍以上の誘電率であれば、後述する横電界の発
生を防止するのに有効である。
【0038】液晶50は、例えば90度ねじれのネマテ
ィック液晶が用いられる。TFTアレイ基板20及び対
向基板10のそれぞれに形成される配向膜は、互いの配
向処理方向が直交するように、それぞれ配向処理されて
いる。TFTアレイ基板20上の配向膜は、データ線に
沿った方向に配向処理されている。一方、対向基板10
上の配向膜は、液晶装置としたときの走査線に沿った方
向に配向処理されている。従って、スペーサ80は走査
線に沿って配置されているため、配向処理時にスペーサ
80が存在することによる配向不良は、走査線上に存在
することとなり、画素中に影響することがない。
【0039】本実施形態の液晶装置においては、Hライ
ン反転駆動を採用しているので、走査線3aを挟んで隣
り合う2つの画素電極9aには、同一フレーム期間にお
いて、それぞれ極性の異なる画像信号電圧が供給され
る。図2に示すように、上述のスペーサ80は、極性が
異なる画像信号が供給される隣り合う画素電極間に走査
線に沿って配置されており、極性が同一の画素電極間に
は配置されていない。本実施形態におけるスペーサ80
は直方体形状を有している。スペーサ80の高さは、液
晶装置としたときの液晶層の厚みを制御する、例えば
2.5〜3.5μm程度の高さである。スペーサ80の
縦は2μm、横は画素電極9aの幅とほぼ同じ、例えば
20μmの大きさとなっている。尚、極性が異なる画像
信号が供給される隣り合う画素電極間の距離は3μm程
度となっている。
【0040】本実施形態においては、図3に示すよう
に、誘電体からなるスペーサ80が、極性が異なる画像
信号が供給される隣り合う画素電極間に配置されるた
め、この隣り合う画素電極間に生じる横電界の発生が抑
制される。その結果、横電界による配向不良の発生が極
力抑えられる。
【0041】ここで、従来の液晶装置について、図6を
用いて説明する。従来の液晶装置では、この隣り合う2
つの画素電極間に横電界が生じ、この横電界に、2つの
画素電極間付近の液晶の配向が影響され、配向不良が生
じ、表示不良の原因となっていた。
【0042】これに対し、本実施形態においては、上述
した通り、スペーサ80を配置することにより、横電界
による配向不良の発生を抑制することができるので、従
来と比較して、表示領域として正常に機能する領域を大
きくすることができる。また、遮光膜23を対向基板2
0上に配置する場合には、従来のように、横電界による
配向不良を遮蔽するために遮光膜23の幅を広くする必
要がないため、画素開口率を向上させることができる。
例えば、画素開口率を、従来の液晶装置では55%であ
ったのに対し、本実施形態においては70%に向上させ
ることができた。従って、本実施形態においては、画素
開口率が向上し、表示特性が良いものとなる。ここで、
スペーサ80としては、誘電率が液晶50の誘電率の
1.3倍以上の誘電体を用いれば、横電界の発生を抑制
できる。
【0043】また、本実施形態においては、スペーサ8
0は、対向基板20上に配置されているが、アレイ基板
10上に配置しても良く、上述のように横電界の発生を
防止する効果を得ることができる。また、スペーサの形
状は、直方体状に限定されるものではなく、横電界が発
生する領域にスペーサが配置されれば良い。また、本実
施形態においては、各画素電極毎にスペーサを配置して
いるが、例えば走査線に沿って連続した線状のスペーサ
としても良い。
【0044】(他の実施形態における液晶装置)上述の
第1実施形態においては、Hライン反転駆動の液晶装置
を例にあげたが、Vライン反転駆動の液晶装置またはH
/Vライン反転駆動の液晶装置にスペーサを設けても良
く、これらの場合、第1実施形態と比較してスペーサの
配置が異なる点で構造上相違する。
【0045】Vライン反転駆動の液晶装置においては、
データ線を挟んで隣り合う画素電極9aに、同一フレー
ム期間において、極性の異なる画像信号電圧が供給され
る。従って、この場合においては、誘電体からなるスペ
ーサ80を、極性が異なる画像信号が供給される隣り合
う画素電極間、すなわち、データ線に沿って配置し、極
性が同一の画素電極間、すなわち走査線に沿った画素電
極間には配置しないようにすれば良い。この場合におい
ても、スペーサ80は、アレイ基板上及び対向基板上の
いずれに形成しても良いが、配向膜の配向処理方向に沿
ってスペーサが配置されるように、スペーサを形成する
基板を選択することが望ましい。これにより、配向処理
時にスペーサが存在することによる配向不良は、非表示
領域である配線上に存在することになるので、表示に影
響を及ぼさない。また、データ線に沿ってスペーサを配
置する場合には、液晶注入口53は、矩形状のシール材
51のデータ線方向とほぼ直交する辺に設けることが望
ましい。これにより、液晶注入口53から2枚の基板間
間隙に液晶を注入する場合、スペーサは、液晶の注入の
流れに沿った長い形状となっているので、液晶の注入が
スムーズに行われる。
【0046】H/Vライン反転駆動の液晶装置において
は、隣り合う全ての画素電極9aに、同一フレーム期間
において、極性の異なる画像信号電圧が供給される。従
って、この場合においては、誘電体からなるスペーサ8
0を、極性が異なる画像信号が供給される隣り合う画素
電極間に、データ線及び走査線に沿って配置すれば良
い。例えば、走査線及びデータ線に沿って、マトリクス
状にスペーサを形成しても良い。この場合においても、
スペーサは、アレイ基板上または対向基板上のどちらに
形成しても良い。また、この場合、スペーサが妨げとな
って、真空吸引による液晶注入は困難なため、2枚の基
板を貼り合わせる前に、スペーサが形成された基板上
に、スペーサに囲まれた画素毎にインクジェットなどに
より液晶を供給しても良い。
【0047】(第1実施形態の液晶装置の製造方法)以
下に、第1実施形態における液晶装置の製造方法につい
て説明する。
【0048】まず、図3に示すように、対向基板20と
アレイ基板10とを用意する。対向基板は、例えばガラ
ス基板70上に、遮光膜23、対向電極21、スペーサ
80、配向膜22を形成して、製造する。スペーサ80
は、例えばフォトリソグラフィ工程を経て形成され、上
述したように、液晶装置200とした時に、走査線3に
沿って配置されるように形成されている。また、配向膜
22は、ポリイミド膜を、走査線3に沿った方向に配向
処理して形成される。アレイ基板は、例えば石英基板6
0上に、互いに交差するデータ線6及び走査線3、各交
差部毎にスイッチング素子30及び画素電極9aを形成
し、配向膜16を形成して、製造する。配向膜16は、
ポリイミド膜を、データ線6に沿った方向に配向処理さ
れて形成されるなる。
【0049】次に、対向基板またはアレイ基板、ここで
は、アレイ基板10を、図示しない載置台に載置し、固
定する。その後、アレイ基板10の周縁部に沿って、図
7に示すように、配線としての走査線の配線方向とほぼ
直交する辺、すなわちデータ線と平行する辺に、液晶を
注入するための液晶注入口53が配置されるように、矩
形状の紫外線硬化型シール材51を塗布する。尚、図7
は、液晶装置200の概略平面図であり、液晶注入時の
液晶の流れとスペーサとの位置関係を示すものである。
【0050】次に、図示しない吸引保持装置により、対
向基板20を、対向電極が形成された面が下側となるよ
うに水平に保持し、持ち上げ、移動させ、アレイ基板1
0に上シール材51を介して積載する。その後、対向基
板20とアレイ基板10との位置決めを行う。ここで、
対向基板20を保持する吸引保持装置に、対向基板とア
レイ基板とを位置決めする際に、2枚の基板間の間隙が
太鼓状となるような機構を持たせることが望ましい。こ
れにより、2枚の基板の位置決め時に、対向基板上に形
成されるスペーサにより、アレイ基板上の配向膜が傷付
くことを防止することができる。
【0051】対向基板とアレイ基板との位置決めが完了
した後、シール材に紫外線を照射して硬化させ、2枚の
基板を接着する。
【0052】その後、真空注入により、液晶注入口53
から基板間隙に液晶を注入する。この際、図7に示すよ
うに、スペーサ80は、矢印にて示した液晶の注入の流
れに沿った長い形状となっているので、液晶の注入がス
ムーズに行われる。注入完了後、液晶注入口53を封止
材52により封止し、液晶装置が完成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶装置の画像形成領域を構成するマトリクス
状に形成された複数の画素における各種素子、配線等の
等価回路である。
【図2】データ線、走査線、画素電極等が形成されたT
FTアレイ基板の相隣接する複数の画素群の平面図であ
り、これら画素群とスペーサとの配置を説明するための
図である。
【図3】図2のA−A’断面図である。
【図4】液晶注入口とスペーサとの位置関係を説明する
ための液晶装置の概略平面図である。
【図5】Hライン反転駆動を説明するための図であり、
各画素に供給される電圧の極性を示す。
【図6】従来の液晶装置の断面図であり、横電界による
液晶不良を説明するための図である。
【図7】液晶注入時の液晶流れとスペーサとの位置関係
を説明するための液晶装置の概略平面図である。
【符号の説明】
3a…走査線 6…データ線 9a…画素電極 10…アレイ基板 16、22…配向膜 20…対向基板 21…対向電極 50…液晶 51…シール材 53…液晶注入口 60、70…基板 80…スペーサ 200…液晶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/30 320 G09F 9/30 320 Fターム(参考) 2H089 LA16 LA22 LA41 MA00X QA15 TA02 TA04 TA09 2H090 HA11 LA01 LA02 LA03 LA04 MA07 2H093 NA16 NA31 ND09 ND15 5C094 AA02 AA42 BA03 BA43 CA19 CA24 DA14 DA15 DB04 EA04 EA07 EB02 EC03 ED20 GB10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に対向電極が配置された対向基板
    と、 基板上に複数の画素電極が配置されたアレイ基板と、 前記対向基板の対向電極と前記アレイ基板の前記画素電
    極とが対向するように配置された前記対向基板及び前記
    アレイ基板との間隙に保持された液晶と、を具備する液
    晶装置において、 前記画素電極のうち隣り合う2つの画素電極には、それ
    ぞれ極性が異なる電圧が印加され、前記2つの画素電極
    間には、前記間隙を保持する誘電体からなるスペーサが
    配置されてなることを特徴とする液晶装置。
  2. 【請求項2】 基板上に対向電極が配置された対向基板
    と、 基板上に、互いに交差する複数の走査線及び複数のデー
    タ線と該交差部毎に複数の画素電極とが配置されたアレ
    イ基板と、 前記対向基板の対向電極と前記アレイ基板の前記画素電
    極とが対向するように配置された前記対向基板及び前記
    アレイ基板との間隙に保持された液晶と、を具備する液
    晶装置において、 前記画素電極には、前記走査線方向毎に極性が異なる電
    圧が印加され、極性が異なる電圧がそれぞれ印加される
    隣り合う画素電極間に、前記間隙を保持する誘電体から
    なるスペーサが配置されてなることを特徴とする液晶装
    置。
  3. 【請求項3】 前記対向基板及び前記アレイ基板には、
    前記液晶と接する配向膜が配置され、 前記スペーサは、前記対向基板の前記対向電極上に配置
    され、前記スペーサを覆うように前記配向膜が配置さ
    れ、 前記対向基板上に配置された前記配向膜は、前記走査線
    に沿った方向に配向処理されてなることを特徴とする請
    求項2に記載の液晶装置。
  4. 【請求項4】 前記対向基板及び前記アレイ基板は、前
    記液晶が注入されるための液晶注入口を除く矩形状のシ
    ール材により接着され、 前記液晶注入口は、前記シール材の前記データ線とほぼ
    平行に位置する辺に形成されていることを特徴とする請
    求項2または請求項3に記載の液晶装置。
  5. 【請求項5】 基板上に対向電極が配置された対向基板
    と、 基板上に、互いに交差する複数の走査線及び複数のデー
    タ線と該交差部毎に複数の画素電極とが配置されたアレ
    イ基板と、 前記対向基板の対向電極と前記アレイ基板の前記画素電
    極とが対向するように配置された前記対向基板及び前記
    アレイ基板との間隙に保持された液晶と、を具備する液
    晶装置において、 前記画素電極には、前記データ線方向毎に極性が異なる
    電圧が印加され、極性が異なる電圧がそれぞれ印加され
    る隣り合う画素電極間に、前記間隙を保持する誘電体か
    らなるスペーサが配置されてなることを特徴とする液晶
    装置。
  6. 【請求項6】 前記対向基板及び前記アレイ基板には、
    前記液晶層と接する配向膜が配置され、 前記スペーサは、前記対向基板の前記対向電極上に配置
    され、前記スペーサを覆うように前記配向膜が配置さ
    れ、 前記対向基板上に配置された前記配向膜は、前記データ
    線に沿った方向に配向処理されてなることを特徴とする
    請求項5に記載の液晶装置。
  7. 【請求項7】 前記対向基板及び前記アレイ基板は、前
    記液晶が注入されるための液晶注入口を除く矩形状のシ
    ール材により接着され、 前記液晶注入口は、前記シール材の前記走査線とほぼ平
    行に位置する辺に形成されていることを特徴とする請求
    項5または請求項6に記載の液晶装置。
  8. 【請求項8】 前記スペーサの誘電率は前記液晶の誘電
    率の1.3倍以上であることを特徴とする請求項1から
    請求項7のいずれか一項に記載の液晶装置。
  9. 【請求項9】 対向基板とアレイ基板との間隙に液晶を
    挟持してなる液晶装置の製造方法において、 基板上に、配線と、前記配線を挟むように、同一フレー
    ム内で異なる極性の電圧がそれぞれ印加される第1画素
    電極と第2画素電極とを形成し、前記アレイ基板を形成
    する工程と、 基板上に、対向電極を形成し、前記対向基板を形成する
    工程と、 前記対向基板または前記アレイ基板上に、前記第1画素
    電極と第2画素電極との間に、前記配線に沿って、前記
    間隙を保持する誘電体からなるスペーサを形成する工程
    と、 前記対向基板または前記アレイ基板上に、基板の周縁部
    に沿って、前記配線の配線方向とほぼ直交する辺に、前
    記液晶を注入するための液晶注入口が配置されるよう
    に、矩形状のシール材を形成する工程と、 前記アレイ基板及び前記対向基板とを、前記対向電極と
    前記画素電極とが対向するように配置し、前記シール材
    により接着する工程と、 前記液晶注入口から前記間隙に前記液晶を注入する工程
    と、 を有することを特徴とする液晶装置の製造方法。
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