JP2001235248A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP2001235248A JP2000047260A JP2000047260A JP2001235248A JP 2001235248 A JP2001235248 A JP 2001235248A JP 2000047260 A JP2000047260 A JP 2000047260A JP 2000047260 A JP2000047260 A JP 2000047260A JP 2001235248 A JP2001235248 A JP 2001235248A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温暖な地域で冬場に暖房運転の効率よりも給
湯量を増やしたい場合、給湯ユニットへの蓄熱量の比率
を高め、厳寒地域等で冬場に給湯量を増やすよりも、暖
房運転の効率を上げたい場合、蓄熱ユニットへの蓄熱量
の比率を高める等、異なる要求に応えることができる空
気調和装置を提供することにある。 【解決手段】 圧縮機及び熱源側熱交換器を備えた熱源
側ユニットと、利用側熱交換器を備えた利用側ユニット
と、蓄熱用熱交換器を備えた蓄熱ユニットと、給湯用熱
交換器を備えた給湯ユニットとを冷媒配管で接続し、こ
の給湯ユニットと蓄熱ユニットを利用して、給湯用の蓄
熱をし、温水蓄熱を行える空気調和装置において、給湯
ユニット28への蓄熱量及び蓄熱ユニット19への蓄熱
量の比率を可変可能に構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄熱ユニット及び
給湯ユニットを備えた空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、圧縮機及び熱源側熱交換器を備
えた熱源側ユニットと、利用側熱交換器を備えた利用側
ユニットと、蓄熱用熱交換器を備えた蓄熱ユニットと、
給湯用熱交換器を備えた給湯ユニットとを冷媒配管で接
続した空気調和装置が知られている。この種のもので
は、給湯ユニットと蓄熱ユニットとを利用して、給湯用
の蓄熱をし、温水蓄熱を行える構成としている。
【0003】この蓄熱ユニットに蓄熱された温水は、暖
房運転時に使用され、給湯ユニットに蓄熱された温水
は、給湯に使用される。
【0004】上記熱源側ユニットを用いて蓄熱できる温
水蓄熱量には限りがある一方で、本システムが設置され
る地域によっては、例えば、温暖な地域で冬場に暖房運
転の効率よりも給湯量を増やしたい、或いは、厳寒地域
等で冬場に給湯量を増やすよりも、暖房運転の効率を上
げたい等の異なる要求がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、蓄熱ユニットへの蓄熱量及び給湯ユニットへ
の蓄熱量の比率が一定であり、本空調システムが設置さ
れる地域毎に存在する、上述した異なる要求に応えるこ
とができないという問題がある。
【0006】本発明の目的は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、上記異なる要求に応えることができ
る空気調和装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
圧縮機及び熱源側熱交換器を備えた熱源側ユニットと、
利用側熱交換器を備えた利用側ユニットと、蓄熱用熱交
換器を備えた蓄熱ユニットと、給湯用熱交換器を備えた
給湯ユニットとを冷媒配管で接続し、この給湯ユニット
と蓄熱ユニットとを利用して、給湯用の蓄熱をし、温水
蓄熱を行える空気調和装置において、上記蓄熱ユニット
への蓄熱量及び上記給湯ユニットへの蓄熱量の比率を可
変可能に構成したことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載のも
のにおいて、上記給湯ユニットへの蓄熱量を、蓄熱槽へ
の水張り量で調整することを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載のも
のにおいて、上記蓄熱ユニットへの蓄熱量を、蓄熱温度
で調整することを特徴とする。
【0010】これらの発明では、蓄熱ユニットへの蓄熱
量及び給湯ユニットへの蓄熱量を可変可能に構成したた
め、本システムが設置される地域によって、例えば、温
暖な地域で冬場に暖房運転の効率よりも給湯量を増やし
たい場合、給湯ユニットへの蓄熱量の比率を高め、厳寒
地域等で冬場に給湯量を増やすよりも、暖房運転の効率
を上げたい場合、蓄熱ユニットへの蓄熱量の比率を高め
る。
【0011】これによれば、本空調システムが設置され
る地域毎に存在する、異なる要求に応えることができる
ものとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0013】図1において、1は室外ユニット(熱源側
ユニット)を示す。この室外ユニット1には、圧縮機2
と、四方弁3と、図示しない室外ファンによって熱交換
作用を行う空冷の室外熱交換器(熱源側熱交換器)4
と、室外側膨張弁5と受液器6と、気液分離機器7とが
内蔵されこれら機器は配管でつながれている。
【0014】8はユニット間配管9を構成する液管10
につながれる液側接続口であり、11はユニット間配管
9を構成するガス管12につながれるガス側接続口であ
る。12は吐出専用口であり、圧縮機2の吐出管から分
岐した吐出専用配管13につながれている。14は吸込
専用口で、圧縮機2の吸込管から分岐した吸込専用配管
15につながれている。このように、吐出専用口12
(吐出専用配管13)、吸込専用口14(吸込専用配管
15)は、ユニット間配管9を構成する液管10並びに
ガス管12につながれる、液並びにガス側の接続口8,
11とは別個に設けられている。
【0015】上記室外ユニット1には室内ユニット(利
用側ユニット)16、蓄熱ユニット19及び給湯ユニッ
ト28がつながれている。
【0016】室内ユニット16には、室内熱交線器17
と、室内側膨張弁18とが内蔵されている。また、蓄熱
ユニット19には、蓄熱用熱交換器20が内蔵されてお
り、第1ないし第3の接続端を有し、第1の接続端21
は第1開閉弁22並びに逆止弁23を介して蓄熱用熱交
換器20に、第2の接続端24は第2開閉弁25を介し
て蓄熱用熱交換器20に、第3の接続端26は蓄熱側膨
張弁27を介して蓄熱用熱交換器20に夫々つながれて
いる。
【0017】尚、第1接続端21は室外ユニット1の吐
出専用口12につながれ、吐出専用配管15と連通して
いる。第2接続端24は室外ユニット1の吸込専用口1
4につながれ、吸込専用配管15と連通している。第3
接続端26はユニット間配管9の液管10につながれて
いる。
【0018】給湯ユニット28には、給湯用熱交換器2
9が内蔵されており、入口端30、出口端31を有し、
入口端30は開閉弁32並びに逆止弁33を介して給湯
用熱交換器29に、出口端31は給湯用熱交換器29に
夫々つながれている。尚、入口端30は室外ユニット1
の吐出専用口12につながれ、吐出専用配管13と連通
している。出口端31はユニット間配管9の液管10に
つながれている。
【0019】34はポンプ35を介して給湯ユニット2
8につながれた蓄熱槽で、給湯用熱交換器29で加熱さ
れたお湯を蓄えるようになっている。36はこの蓄熱槽
34にポンプ37を介してつながれた出湯口である。
【0020】このような構成を備えた空調システムにお
いて、夏の夜などに、冷房運転を停止して蓄熱ユニット
19と給湯ユニット28を利用して、給湯用の蓄熱をし
ながら氷蓄熱を行う。
【0021】即ち、圧縮機2から吐出された冷媒は、図
1の実線矢印で示すよう逆止弁38、給湯ユニット28
の開閉弁32、逆止弁33、給湯用熱交換器29、蓄熱
ユニット19の蓄熱側膨張弁27、蓄熱用熱交換器2
0、蓄熱ユニット19の第2開閉弁25、気液分離器
7、圧縮機2にと戻るように繰り返して循環する。これ
によって、給湯用熱交換器29が凝縮器、蓄熱用熱交換
器20が蒸発器としてして作用する。給湯用熱交換器2
9で加熱された温水は蓄熱槽34に送り込まれる。蓄熱
用熱交換器20で生成された氷蓄熱はそのまま蓄えられ
る。
【0022】ここで、例えば、給湯ユニット28による
蓄熱が早く終了した場合は、給湯ユニット28の開閉弁
32を閉めて、圧縮機2から吐出された冷媒を破線矢印
で示すよう逆止弁38、四方弁3、室外熱交換器4、室
外側膨張弁(全開)5、受液器6、蓄熱ユニット19の
蓄熱側膨張弁27、蓄熱用熱交換器20、第2開閉弁2
5、気液分離器7、圧縮機2にと戻るように繰り返して
循環する。これによって、室外熱交換器4が凝縮器、蓄
熱用熱交換器20が蒸発器としてして作用する。言い換
えれば、空冷で氷蓄熱ができる。
【0023】一方、蓄熱ユニット19による氷蓄熱が早
く終了した場合は、蓄熱ユニット19の蓄熱側膨張弁2
7を全閉に設定して、圧縮機2から吐出された冷媒を一
点破線矢印で示すよう逆止弁38、給湯ユニット28の
第1開閉弁32、逆止弁33、給湯用熱交換器29、室
外ユニット1の受液器6、室外側膨張弁5、室外熱交換
器4、四方弁3、気液分離器7、圧縮機2にと戻るよう
に繰り返して循環する。これによって、給湯用熱交換器
29が凝縮器、室外熱交換器4が蒸発器としてして作用
する。このように、夜間の安価な電力で、氷蓄熱と給湯
用の蓄熱とが同時に行うことができる。
【0024】上述した運転によって、氷蓄熱と、給湯用
の蓄熱とが行えた状態において、夏の昼は冷房運転を行
う。
【0025】即ち、蓄熱ユニット19を用いた冷房運転
時は、圧縮機2から吐出された冷媒は、図2の実線矢印
で示すように逆止弁38、蓄熱ユニット19の第1開閉
弁22、蓄熱熱交換器20、蓄熱側膨張弁27、室内側
膨張弁18、室内熱交換器17、四方弁3、気液分離器
7、圧縮機2にと戻るように繰り返して循環する。これ
によって、蓄熱用熱交換器20が凝縮器、室内熱交換器
17が蒸発器としてして作用し、室内の冷房を行う。
【0026】ここで、蓄熱ユニット19の熱を使い切っ
てしまった場合は、第1開閉弁22並びに蓄熱側膨張弁
27を閉じて蓄熱ユニット19の使用を停止する。これ
によって、圧縮機2から吐出された冷媒は、破線矢印で
示すように、逆止弁38、四方弁3、室外熱交換器4、
室外側膨張弁5、受液器6、室内膨張弁18、室内熱交
換器17、四方弁3、気液分離器7、圧縮機2にと戻る
ように繰り返して循環する。このように、氷蓄熱と空冷
熱交換器(室外熱交換器)の併用によって、約40%の
消費電力の節電が図られると考えれれる。尚、この冷房
時に、出湯口36を開放すると給湯が行えることは言う
までもない。
【0027】一方、冬の夜などに、暖房運転を停止して
蓄熱ユニット19と給湯ユニット28を利用して、給湯
用の蓄熱をし次に温水蓄熱を行える。
【0028】即ち、圧縮機2から吐出された冷媒は、図
3の実線矢印で示すように、逆止弁38、給湯ユニット
28の開閉弁32、逆止弁33、給湯用熱交換器29、
室外ユニット1の受液器6、室外側膨張弁5、室外熱交
換器4、四方弁3、気液分離器7、圧縮機2にと戻るよ
うに繰り返して循環する。
【0029】これによって、給湯用熱交換器29が凝縮
器、室外熱交換器4が蒸発器としてして作用し、給湯用
熱交換器29で加熱された温水は蓄熱槽34送り込まれ
る。この運転によって、給湯ユニット28による蓄熱が
十分に行われると、次に温水蓄熱に切り換える。
【0030】即ち、圧縮機2から吐出された冷媒は、図
3の破線矢印で示すように、逆止弁38、蓄熱ユニット
19の第1開閉弁22、逆止弁23、蓄熱熱交換器2
0、室外ユニット1の受液器6、室外側膨張弁5、室外
熱交換器4、四方弁3、気液分離器7、圧縮機2にと戻
るように繰り返して循環する。
【0031】上述した運転によって、冬の夜の間に、給
湯用の蓄熱と、温水蓄熱を行っておき、冬の昼は、この
温水蓄熱を利用して暖房運転を行う。
【0032】即ち、蓄熱ユニット19を用いた暖房運転
時は、圧縮機2から吐出された冷媒は、図4の実線矢印
で示すよう逆止弁38、四方弁3、室内熱交換器17、
室内側膨張弁18、蓄熱ユニット19の蓄熱側膨張弁
(全開)27、蓄熱用熱交換器20、第2開閉弁25、
気液分離器7、圧縮機2にと戻るように繰り返して循環
する。これによって、室内熱交換器17が凝縮器、蓄熱
用熱交換器20が蒸発器としてして作用し、室内の暖房
を行う。
【0033】ここで、蓄熱ユニット19を利用した暖房
運転はその蓄熱ユニット19の持つ熱エネルギーによっ
て決まるのであるが、およそ10時間程度と考えられ
る。従ってこの蓄熱ユニット19を利用した暖房運転が
10時間を越えたら、蓄熱側膨張弁27を閉じて蓄熱ユ
ニット19の使用を停止する。
【0034】これによって、圧縮機2から吐出された冷
媒は、図4の破線矢印で示すように逆止弁38、室内熱
交換器17、室内側膨張弁18、室外ユニット1の受液
器6、室外側膨張弁(全開)5、室外熱交換器4、四方
弁3、気液分離器7、圧縮機2にと戻るように繰り返し
て循環する。
【0035】これによって、室内熱交換器17が凝縮
器、室外熱交換器14が蒸発器として作用し、室内の暖
房を行う。このように、蓄熱と空冷熱交換器(室外熱交
換器14)の併用によって、室内の暖房を行う。尚、こ
の暖房時に、出湯口36を開放すると給湯が行えること
は言うまでもない。
【0036】図5は、給湯ユニット28の蓄熱槽34の
構造を示す。
【0037】この蓄熱槽34には、上記ポンプ37(図
1)につながる出口パイプ34Aと、上記ポンプ35
(図1)を経て給湯用熱交換器29につながる温水パイ
プ34Bと、この給湯用熱交換器29で加熱された温水
を蓄熱槽34に戻す温水パイプ34Cと、給水パイプ3
4Dとが配設され、この給水パイプ34Dには給水バル
ブ51が取り付けられている。また、この蓄熱槽34に
は、水位センサ52と水温サーミスタ53とが配設され
ている。
【0038】本実施形態では、図3を参照して、冬の夜
などに、暖房運転を停止して給湯ユニット28と蓄熱ユ
ニット19とを利用して、まず給湯用の蓄熱をし次に温
水蓄熱を行う場合の制御に特徴を有する。
【0039】上記熱源側ユニット1を用いて蓄熱できる
温水蓄熱量には限りがある。その一方で、例えば、厳寒
地域等で冬場に給湯量を増やすよりも、暖房運転の効率
を上げたい場合がある。
【0040】この場合、給湯ユニット28の蓄熱槽34
への水張り量を少なく調整して、給湯ユニット28を利
用した給湯用の蓄熱量を、蓄熱ユニット19を利用した
温水蓄熱の蓄熱量よりも低く抑える。
【0041】図6は、制御フローを示す。
【0042】蓄熱槽34に設けられた水位センサ52に
よって、蓄熱槽34に貯湯されている初期貯湯量Viを
求めると共に(S1)、蓄熱槽34への給水バルブ51
を開く(S2)。そして、外気温度Tnow、蓄熱槽3
4の初期貯湯水温Ti、給水バルブ51からの給水温度
(入口水温)Twnowを検出し(S3)、蓄熱特性か
ら蓄熱槽34への水張り量を求める(S4)。
【0043】すなわち、初期貯湯量Viと初期貯湯水温
Tiとに基づいて初期貯湯熱量Qiを次式(1)により
求める。
【0044】 Qi=Vi×(55−Ti)Mcal …(1) 一方、外気温度Tnowを求め、図7に示す、50℃昇
温蓄熱の場合の外気温度に対する蓄熱容量の表に基づい
て、蓄熱容量Qmaxを求める。
【0045】そして、この蓄熱容量Qmaxと初期貯湯
熱量Qiとから次式(2)に基づいて給水量Qを求め
る。
【0046】 Q=(Qmax−Qi)/(55−Tnow) …(2) 図6に示す、蓄熱槽34への水張り量を求めるステップ
(S4)では、上記(2)式で求めた給水量Qが水位に
換算される。そして、給水量Qに相当する所定水位に達
したか否かが判断され(S5)、所定水位に達した場
合、給水バルブ51を閉じて、給水を停止する(S
6)。すべてのステップS1〜S6に関する制御は、図
示を省略したコントローラが司る。
【0047】本実施形態では、外気温度Tnowが低け
れば、図7に示すように、蓄熱容量Qmaxが低くな
り、(2)式に従う給水量Qが少なくなる。従って、外
気温度Tnowが低ければ、給湯ユニット28の蓄熱槽
34への水張り量が少なく調整され、給湯ユニット28
を利用した給湯用の蓄熱量が低く抑えられる。
【0048】これによれば、図3を参照して、冬の夜な
どに、暖房運転を停止して給湯ユニット28と蓄熱ユニ
ット19とを利用して、まず給湯用の蓄熱をし次に温水
蓄熱を行う場合、給湯用の蓄熱が早めに完了するため、
蓄熱ユニット19を利用した温水蓄熱が十分行われる。
【0049】従って、厳寒地域等で冬場に給湯量を増や
すよりも、暖房運転の効率を上げたい場合、その要求に
十分応えられる。
【0050】また、上記とは反対に、外気温度Tnow
が高ければ、給湯ユニット28の蓄熱槽34への水張り
量が多く調整される。
【0051】これによれば、給湯用の蓄熱が完了するま
で長時間がかかり、給湯用の蓄熱量が増大する。従っ
て、温暖な地域で冬場に暖房運転の効率よりも給湯量を
増やしたい場合、その要求に十分応えられる。
【0052】本実施形態では、設計外気温度に合わせ
て、蓄熱槽34の大きさを変える設計をおこなうことも
意味している。
【0053】上記実施形態では、給湯ユニット28への
蓄熱量を、蓄熱槽34への水張り量で調整し、これによ
って、給湯ユニット28への蓄熱量及び蓄熱ユニット1
9への蓄熱量の比率を可変可能に構成したが、これに限
定されるものではない。例えば、蓄熱ユニット19への
蓄熱量を、蓄熱温度で調整することによって、蓄熱ユニ
ット19への蓄熱量及び給湯ユニット28への蓄熱量の
比率を可変可能に構成してもよいことは明らかである。
この蓄熱ユニット19は、蓄熱用熱交換器20を有する
構造であるため、水張り量で調整するよりも、蓄熱温度
で調整した方が上記比率を可変し易いからである。
【0054】以上、一実施形態に基づいて本発明を説明
したが、本発明は、これに限定されるものでないことは
明らかである。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、給湯ユニットへの蓄熱
量及び蓄熱ユニットへの蓄熱量の比率を可変可能に構成
したため、本システムが設置される地域によって、例え
ば、温暖な地域で冬場に暖房運転の効率よりも給湯量を
増やしたい場合、給湯ユニットへの蓄熱量の比率を高
め、厳寒地域等で冬場に給湯量を増やすよりも、暖房運
転の効率を上げたい場合、蓄熱ユニットへの蓄熱量の比
率を高めることができる。
【0056】これによれば、本空調システムが設置され
る地域毎に存在する、異なる要求に十分応えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による夏の夜の運転状態を示す冷媒回路
である。
【図2】本発明による夏の昼の運転状態を示す冷媒回路
である
【図3】本発明による冬の夜の運転状態を示す冷媒回路
である。
【図4】本発明による冬の昼の運転状態を示す冷媒回路
である。
【図5】本発明による蓄熱槽の断面図である。
【図6】本発明による制御フローチャートである。
【図7】50℃昇温蓄熱の場合の外気温度に対する蓄熱
容量の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 室外ユニット(熱源側ユニット) 2 圧縮機 4 室外熱交換器(熱源側熱交換器) 16 室内ユニット(利用側ユニット) 17 室内熱交換器(利用側熱交換器) 19 蓄熱ユニット 20 蓄熱用熱交換器 28 給湯ユニット 29 給湯用熱交換器 51 給水バルブ 52 水位センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L060 AA03 CC05 CC15 DD05 EE33 EE41 EE44 3L092 GA10 HA03 JA01 JA03 JA14 KA12 LA02 LA03 TA08 TA09 UA02 UA04 UA22 UA31 UA34 VA03 VA07 WA05 WA15 XA25 XA29 YA12 YA13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機及び熱源側熱交換器を備えた熱源
    側ユニットと、利用側熱交換器を備えた利用側ユニット
    と、蓄熱用熱交換器を備えた蓄熱ユニットと、給湯用熱
    交換器を備えた給湯ユニットとを冷媒配管で接続し、こ
    の給湯ユニットと蓄熱ユニットとを利用して、給湯用の
    蓄熱をし、温水蓄熱を行える空気調和装置において、上
    記給湯ユニットへの蓄熱量及び上記蓄熱ユニットへの蓄
    熱量の比率を可変可能に構成したことを特徴とする空気
    調和装置。
  2. 【請求項2】 上記給湯ユニットへの蓄熱量を、蓄熱槽
    への水張り量で調整することを特徴とする請求項1記載
    の空気調和装置。
  3. 【請求項3】 上記蓄熱ユニットへの蓄熱量を、蓄熱温
    度で調整することを特徴とする請求項1記載の空気調和
    装置。
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