JP2001235002A - カム装置、それを備える記録ヘッドの回復処理装置、および、それらを備える画像形成装置 - Google Patents

カム装置、それを備える記録ヘッドの回復処理装置、および、それらを備える画像形成装置

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JP2001235002A
JP2001235002A JP2000048325A JP2000048325A JP2001235002A JP 2001235002 A JP2001235002 A JP 2001235002A JP 2000048325 A JP2000048325 A JP 2000048325A JP 2000048325 A JP2000048325 A JP 2000048325A JP 2001235002 A JP2001235002 A JP 2001235002A
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cam
cap
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cam surface
gear
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JP2000048325A
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Shoichi Suga
祥一 菅
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つの駆動源の出力軸が正転・逆転されるこ
とが利用されて選択的に駆動源からの動力の伝達経路を
切り換える切換え機構が、駆動源とカム装置との間に、
設けられる場合であってもカム部材がオーバーラン現象
を起こすことなく、しかも、容易にカム部材を形成する
ことができること。 【解決手段】 APモータ501によりキャップカム5
13が回動される場合、第1の付勢部材(コイルズプリ
ング520)の付勢力がカム面513Sを介してキャッ
プカム513の回転を抑制させる期間と第2の付勢部材
(コイルスプリング520’)の付勢力がカム面513
Fを介してキャップカム513を先送りさせる期間とを
重複させるようにカム面513Sおよびカム面513F
がそれぞれ形成されるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カム装置、それを
備える記録ヘッドの回復処理装置、および、それらを備
える画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置として広く知られているイ
ンクジェットプリンタは、一般に、その記録ヘッドの吐
出口形成面に付着した増粘インクや塵挨などを除去する
回復処理装置を備え、安定したインク吐出機能を維持し
ている。その回復処理装置は、例えば、記録用の液体と
してのインクの乾燥や蒸発を防止するために非記録時に
記録ヘッドの吐出口形成面を被覆する1個乃至複数のキ
ャップ部材と、記録ヘッドの吐出口形成面を拭うブレー
ド部材と、キャップ部材を介して記録ヘッド5の吐出口
形成面およびその近傍から増粘インクなどを吸引するポ
ンプとを含んで構成されている。
【0003】一般に、キャップ部材の被覆動作および離
隔動作、および、ブレード部材の進退動作などの正確
さ、制御の確実さが要求されるので回復処理装置におい
ては、その制御機構として手軽に複雑な動作を行うこと
ができるカム装置が多く用いられている。その際、カム
部材からの駆動力が正確にキャップ部材およびブレード
部材に連結されるカムフォロア部材に伝達されるように
するためにカムフォロア部材、キャップ部材およびブレ
ード部材は、所定の付勢手段により一方向に付勢されて
いる。
【0004】カム装置は、そのカム部材がステッピング
モータなどの駆動源で直接的に駆動される場合、常にそ
の駆動源の出力軸がカム部材に結合されているので一つ
の駆動源によりその出力軸が正転・逆転することによっ
て複数の異なる制御を行うことができない。しかし、複
数の異なる制御ごとに駆動源が設けられる場合、装置の
製造コストが嵩み得策でない。
【0005】そこで、一つの駆動源の出力軸が正転・逆
転されることによって動力伝達経路が切り換えられるこ
とにより、カム装置および他の構成要素を駆動させる方
法が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一つの
駆動源の出力軸が正転・逆転されることが利用されて選
択的に駆動源からの動力の伝達経路を切り換える切換え
機構が、駆動源とカム装置との間に、設けられる場合、
上述の付勢力の方向がカム部材の回転方向と一致するこ
とにより、カムフォロア部材が駆動源による所定の正規
の速度よりも早くカム部材を動かせようとする力を、カ
ム部材および切換え機構に作用させる虞がある。
【0007】その結果、駆動源からの駆動力が切換え機
構を通じて適切に伝達されずカム部材が、本来、駆動源
により制御される正規の位置よりも先に動いてしまう所
謂、オーバーラン現象が生じる場合がある。また、駆動
源は、既に停止状態であるにもかかわらす、カム部材
は、すぐには停止しないというように、駆動源の駆動力
がそのまま正しく伝わらない虞がある。このような問題
点を解決するにあたっては、カム部材がオーバーラン現
象を起こさないように、カム部材におけるカムフォロア
部材が当接される部分の形状を調整することが考えられ
る。
【0008】しかし、カムフォロア部材が重力またはば
ねなどによる付勢力で落下する期間に対応するカム面の
部分は、カム部材のカム面が実質的に垂直な形状とする
か、カム部材がカムフォロア部材により押されて回転す
ることがない程度にカム面の傾斜を寝かせる必要があ
る。
【0009】その場合、カムフォロア部材の落下中にカ
ム部材をとめるように制御することができなかったり、
カム部材の1周で行いたい動作タイミングに制約ができ
てしまい、適切なカム形状を作ることが困難となるとい
う問題が伴うこととなる。なお、ステッピングモータな
どの駆動源で直接的にカム部材を駆動するならば、カム
部材がオーバーラン現象を起こすことは防げるが、しか
し、上述したように一つの駆動源によりその出力軸が正
転・逆転することによって複数の異なる制御を行うこと
ができない。また、カムの回転を押さえる摺動ブレーキ
をかけることによりオーバーラン現象を防ぐことができ
るが、その場合にはブレーキが作用したときに駆動源の
負荷が増える。
【0010】以上の問題点を考慮し、本発明は、カム装
置、それを備える記録ヘッドの回復処理装置、および、
それらを備える画像形成装置であって、一つの駆動源の
出力軸が正転・逆転されることが利用されて選択的に駆
動源からの動力の伝達経路を切り換える切換え機構が、
駆動源とカム装置との間に、設けられる場合であっても
カム部材がオーバーラン現象を起こすことなく、しか
も、容易にカム部材を形成することができるカム装置、
それを備える記録ヘッドの回復処理装置、および、それ
らを備える画像形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るカム装置は、第1のカムフォロア部
材に係合される第1のカム面、および、第2のカムフォ
ロア部材に係合される第2のカム面を有し、供給される
回動力を該第1のカム面および第2のカム面により伝達
し第1のカムフォロア部材および第2のカムフォロア部
材を駆動させるカム部材と、第1のカムフォロア部材を
一方向に付勢する第1の付勢部材と、第2のカムフォロ
ア部材を一方向に付勢する第2の付勢部材と、カム部材
を回動させる駆動手段と、を備え、駆動手段によりカム
部材が回動される場合、第1の付勢部材の付勢力が第1
のカム面を介してカム部材の回転を抑制させる期間と第
2の付勢部材の付勢力が第2のカム面を介してカム部材
を先送りさせる期間とを一部重複させるように第1のカ
ム面および第2のカム面がそれぞれ形成されることを特
徴とする。
【0012】また、本発明に係るカム装置を備える記録
ヘッドの回復処理装置は、第1のカムフォロア部材によ
り移動せしめられ選択的に記録媒体の記録面に対して記
録用の液体を吐出して記録動作を行う記録ヘッドの液体
吐出部を覆うキャップ部材と、第2のカムフォロア部材
により移動せしめられ選択的に記録ヘッドの液体吐出部
を拭うブレード部材と、上述のカム装置とを備えて構成
される。
【0013】さらに、本発明に係る画像形成装置は、上
述の回復処理装置と、記録媒体の記録面に対し記録動作
を行う記録部と、回復処理装置および記録部の動作制御
を行う制御部とを備えて構成される。
【0014】
【発明の実施の形態】図2は、本発明に係る記録ヘッド
の回復処理装置、および、それを備える画像形成装置の
一例の要部を示す外観斜視図である。図3は、図2に示
した給紙トレイ101にセットされた被記録媒体(用紙
Pa)をプラテン301上に供給するための用紙Paの
給紙機構の要部と記録ヘッド201の回復処理機構部5
00(以下、回復系500ともいう)を模式的に示す概
略平面図である。また、図4は、記録ヘッド201とイ
ンクタンク202とが一体化されたヘッドカートリッジ
を示す斜視図である。
【0015】画像形成装置としてのインクジェットプリ
ンタは、例えば、図2及び図3に示すように、給紙トレ
イ101にセットされた用紙Paを図3の矢印Fの示す
方向に沿って給紙する給紙ローラ102、および、給紙
ローラ102により給紙された用紙Paをプラテン30
1上に搬送する搬送ローラ302を含んでなる給紙機構
と、インクを吐出する吐出部が設けられた記録ヘッド2
01およびインクタンク202が着脱可能に搭載された
キャリッジ203と、キャリッジ203を摺動可能に支
持する走査レール360と、キャリッジ203に搭載さ
れた複数の記録ヘッド201の回復処理のための回復系
500と、本装置の外郭部およびその内側の支持壁を形
成するシャーシ350とを主な要素として構成されてい
る。
【0016】図2において、その給紙機構は、キャリッ
ジ203が配されるシャーシ350の前方側に対向する
シャーシ350の背面側に配置されている。給紙機構
は、図3に示されるように、複数の用紙Paが積載され
て収容される給紙トレイ101と、給紙トレイ101の
両側壁部に回動可能に支持され2個の給紙ローラ102
を有する回転軸102sと、シャーシ350における内
側の相対向する各側壁に回動可能に支持され搬送ローラ
302を有する回転軸302sと、回転軸302sを回
動させるための駆動力を供給するLFモータ305とを
含んで構成されている。
【0017】回転軸102sは、回転軸302sに対し
略平行に上流側となる位置に配されている。回転軸10
2sの一方の端部には、給紙ギア105が固定されてい
る。給紙ギア105には、ギア列106を介して後述す
るAPモータ501からの回動力が伝達される。そのギ
ア列106は、給紙トレイ101の一方の側壁部に回動
可能に支持されている。
【0018】回転軸302sの一方の端部には、減速ギ
ア306に噛み合う搬送ギア303が固定されている。
また、回転軸302sの他方の端部には、LF出力ギア
304が固定されている。その減速ギア306は、シャ
ーシ350に回動可能に支持されている。また、減速ギ
ア306は、シャーシ350に支持されるLFモータ3
05の出力ギアに噛み合わされている。これにより、L
Fモータ305からの回動力が減速ギア306および搬
送ギア303を介して回転軸302sに伝達されること
となる。
【0019】LF出力ギア304は、後述する振り子式
切換え機構のギアに噛み合わされている。従って、第1
の駆動源であるLFモータ305からの回動力が回転軸
302sおよびLF出力ギア304を通じてその振り子
式切換え機構に伝達されることとなる。
【0020】なお、第2の駆動源であるAPモータ50
1およびLFモータ305は、後述する制御ユニットか
らの制御信号に基づいて制御される。従って、給紙ギア
105に駆動力が供給されるとき、給紙ローラ102の
回転により、給紙トレイ101にセットされた用紙Pa
が搬送ローラ302に送出され、その後、搬送ローラ3
02に送出された用紙Paが搬送ローラ302によって
プラテン301上に搬送されることとなる。APモータ
501およびLFモータ305は、例えば、ステッピン
グモータとされる。
【0021】キャリッジ203は、図2に示されるよう
に、記録ヘッド201およびインクタンク202が搭載
される収容部を有し、その基端部の透孔に挿入される走
査レール360および走査レール360に対して略平行
に対向配置される案内レールGLにより摺動可能に支持
されている。用紙Paの搬送方向に対して略直交する方
向に延びる走査レール360の両端は、それぞれ、シャ
ーシ350の内側の側壁部に支持されている。案内レー
ルGLは、走査レール360に対し所定距離、離隔して
形成されている。キャリッジ203の背面部は、タイミ
ングベルト204に連結されている。タイミングベルト
204は、所定距離、離隔してシャーシ350に回動可
能に配されるプーリ205Aおよび205Bに巻装され
ている。プーリ205Aは、キャリッジ203を移動さ
せる回動力を供給するキャリッジ用のモータ206の出
力軸に連結されている。モータ206は、制御ユニット
からの制御信号に基づいて制御される。
【0022】これにより、モータ206が作動状態とさ
れるとき、記録ヘッド201およびインクタンク202
が搭載されたキャリッジ203は、走査レール360お
よび案内レールGLにより案内されて用紙Paの記録領
域に対応する所定距離、往復動せしめられる。また、記
録ヘッド201およびインクタンク202が搭載された
キャリッジ203は、後述されるように、回復処理の場
合、所定のタイミングで図2における回復系500の上
方となる所定位置に移動せしめられる。
【0023】走査レール360の下方となる位置には、
図2に示されるように、プラテン301が配されてい
る。
【0024】上述の記録ヘッド201とインクタンク2
02とが一体化されたヘッドカートリッジは、例えば、
図4の(b)に示されるように、カラーカートリッジと
される。カラーカートリッジは、ブラックインク、シア
ンインク、マゼンタインク、イエローインクをそれぞ
れ、貯留するインクタンク202Bk、202C,20
2M、202Yとからなるインクタンク202と、記録
ヘッド201とから構成されている。記録ヘッド201
は、例えば、各インク吐出口に連通するインク流路に形
成される電気熱変換体素子を有するバブルジェット式と
される。
【0025】なお、ヘッドカートリッジは、カラーカー
トリッジに限られることなく、図4の(a),および
(c)に示めされるように、ブラックカートリッジ、フ
ォトカートリッジであってもよい。吐出口内部の形状や
インクの流路構成は、ブラックヘッドと、カラーヘッド
及びフォトヘッドとで異なる。ブラックカートリッジ
は、ブラックインクが貯留されるインクタンク202A
と、記録ヘッド201Aとを含んで構成されている。フ
ォトカートリッジは、淡ブラックインク、淡シアンイン
ク、淡マゼンタインク、淡イエローインクをそれぞれ、
貯留するインクタンク202LB、202LC,202
LM、202LYとからなるインクタンク202Bと、
記録ヘッド201Bとから構成されている。また、記録
ヘッド201Aおよび記録ヘッド201Bも各インク吐
出口に連通するインク流路に形成される電気熱変換体素
子を有するバブルジェット式とされる。これらのヘッド
カートリッジは、印刷目的に応じ、選択的にキャリッジ
203に装着される。
【0026】このような構成により、給紙トレイ101
にセットされた用紙Paが、給紙ローラ102及び搬送
ローラ302によってプラテン301上に搬送されると
き、この用紙Paに対して、走査レール360に沿って
往復移動しているキャリッジ203に搭載された複数の
記録ヘッド201からインクが吐出される。従って、用
紙Paの記録面上に画像が形成されることとなる。
【0027】回復系500は、図2に示されるように、
シャーシ350の右端側に用紙Paの搬送路から所定距
離、離れた位置に設けられている。
【0028】回復系500は、図5に示されるように、
記録ヘッド201のインク吐出部に選択的に密着する保
護キャップとしてのキャップ503を備えるキャップホ
ルダ504と、キャップホルダ504に隣接して用紙P
aの搬送路側に設けられ記録ヘッド201のインク吐出
口形成面を拭い異物を除去するブレード507を備える
ワイピング装置508と、キャップ503を通じて記録
ヘッド201のインク吐出部を所定のタイミングで吸引
するポンプ506と、キャップホルダ504を挟んでポ
ンプ506に対し相対向配置されAPモータ501から
の駆動力の伝達経路を選択的に切り換える振り子式の切
換え機構502と、切換え機構502を介して伝達され
る回動力をキャップホルダ504に伝達するキャップカ
ム513およびカムフォロアレバー518と(図6参
照)、を含んで構成されている。
【0029】キャップホルダ504は、図6に示される
ように、図示が省略されるキャップホルダ504のボス
部が回復系500に設けられるガイド部材CMに係合さ
れることにより、昇降可能に支持されている。キャップ
ホルダ504は、付設されるコイルスプリング520の
付勢力により、対向配置される記録ヘッド201に向か
って上方に付勢されている。コイルスプリング520の
付勢力は、キャップ503がその吐出部に密着すると
き、所定の密着力となるように設定されている。その
際、コイルスプリング520の付勢力は、後述するワイ
ピング装置508におけるコイルスプリング520’の
付勢力以上の値に設定されている。キャップホルダ50
4は、インクの乾燥や蒸発を防止するために非記録時に
記録ヘッド201の吐出口形成面を被覆するキャップ手
段であるキャップ503を2箇所に有している。各キャ
ップ503は、それぞれ、その上端部が記録ヘッド20
1における二つの吐出口形成面に対し密着されることに
より、吐出口形成面をキャッピングする。また、各キャ
ップ503は、キャップホルダ504およびジョイント
チューブ505を介して記録ヘッド201の吐出口およ
びその近傍からインクなどを吸引するポンプ506に接
続されている。
【0030】各ジョイントチューブ505の両端は、そ
れぞれ、ポンプ506の吸引ポート506spおよびキ
ャップホルダ504におけるキャップ503内に連通す
るジョイント部に接続されている。キャップホルダ50
4に設けられる連結ピン522には、後述するカムフォ
ロアレバー518の一端が係合されている。
【0031】ワイピング装置508は、図1に示される
ように、記録ヘッド201の吐出口形成面に付着したイ
ンクを除去する薄板状のブレード507を有している。
なお、図1は、搬送ローラ302側からワイピング装置
508を見た図である。
【0032】ブレード507は、ブレードホルダ508
Hに保持されている。そのブレードホルダ508Hは、
図示が省略されるブレードホルダのボス部が回復系50
0に設けられるカイド部材CM’に係合されることによ
り、昇降可能に支持されている。そのブレードホルダ5
08Hも、付設されるコイルスプリング520’の付勢
力により、対向配置される記録ヘッド201に向かって
上方に付勢されている。
【0033】APモータ501からの動力の伝達経路を
切り換える切換え機構502は、図6に示されるよう
に、複合ギア524と、一端が複合ギア524の中心軸
の回りに回動可能に支持されるキャリア528と、キャ
リア528の他端に回動可能に支持されて複合ギア52
4の中心軸の回りに自転しつつ公転せしめられるギア5
26とを含んで構成されている。
【0034】歯部524aおよび524bを同一軸心上
に有する複合ギア524は、その取付孔に嵌着される支
持軸532の一端に固定されている。支持軸532の他
端は、APモータ501を支持するブラケット部材(図
示が省略される)に回動可能に支持されている。歯部5
24bのモジュールよりも大のモジュールを有する歯部
524aは、減速ギア511の歯部511bに噛み合わ
されている。減速ギア511は、同一軸心上にモジュー
ルの異なる歯部511aおよび511bを有している。
その歯部511aは、APモータ501の出力軸501
Pに固定されるピニオンギア501PGに噛み合わされ
ている。減速ギア511は、その取付孔に支持軸530
の一端が嵌着されることにより、上述のブラケット部材
に回動可能に支持されている。
【0035】キャリア528の一端は、その透孔に複合
ギア524の軸部が挿入されることにより、歯部524
bの回りに回動可能に支持されている。
【0036】ギア526は、回動可能に支持される支持
軸の一端がその透孔に嵌着することにより、キャリア5
28の他端に回動可能に支持されている。
【0037】このような構成により、APモータ501
のピニオンギア501PGが時計回り方向に回転(図6
の矢印Aの示す方向)する場合、減速ギア511を介し
て複合ギア524が時計回り方向に回転されるのでギア
526は、図6の矢印Fの示す方向に歯部524bの回
りを公転せしめられ、その歯部がギア512に噛み合わ
される。従って、APモータ501からの回動力がギア
512に伝達されることとなる。また、その回動力がギ
ア512に噛み合わされるギア列106に伝達される場
合、その回動力は、ギア列106を介して給紙ギア10
5および回転軸102sに伝達されることとなる。
【0038】一方、APモータ501のピニオンギア5
01PGが反時計回り方向(図6のB方向)に回転する
場合、減速ギア511を介して複合ギア524が反時計
回り方向に回転されるのでギア526は、図6の矢印C
の示す方向に歯部524bの回りを公転せしめられ、そ
の歯部が歯部513Gに噛み合わされる。従って、AP
モータ501からの回動力が後述するキャップカム51
3の歯部513Gに伝達されることとなる。
【0039】以上から明らかなように、切換え機構50
2は、所謂、振り子機構であり、APモータ501のピ
ニオンギア501PGの回転方向により駆動力の伝達先
を切換える構成となっている。即ち、APモータ501
が正転(図6のA方向)する場合、切換え機構502
は、そのギア526が、給紙出カキア512およびギア
列106側に連結されることにより、駆動力を給紙ロー
ラ102側(図2参照)に伝達する。また、切換え機構
502は、APモータ501が逆転(図6のB方向)す
る場合、そのギア526が歯部513Gに噛み合わされ
ることにより、キャップカム513に駆動力を伝達す
る。
【0040】キャップカム513およびカムフォロアレ
バー518は、切換え機構502とキャップホルダ50
4との間に配されている。
【0041】キャップカム513は、図1および図6に
示されるように、その透孔に回転軸534の一端が嵌着
されることにより、回動可能に支持されている。キャッ
プカム513は、カムフォロアレバー518の一端が摺
接されるカム面513Sと、ギア526に選択的に噛合
う歯部513Gと、ブレードホルダ508Hにおけるカ
ムフォロア部508HCが摺接されるカム面513Fと
を有している。カム面513S、歯部513G、およ
び、カム面513Fは、それぞれ、その軸線方向に沿っ
て形成されている。従って、図7に示されるように、カ
ム面513Sとカム面513Fとは、歯部513Gを挟
んで相対向して形成されている。また、歯部513Gに
隣接した部分には、カム面513Sにおける所定の基準
の角度位置をあらわす凸部513aが形成されている。
【0042】カム面513Sは、図9に示されるよう
な、後述するキャップ503およびキャップホルダ50
4に所定の昇降動作を行わせるように形成されており、
図9に示される位相60度〜120度に対応する部分を
形成する部分513Sa、位相120度〜195度に対
応する部分を形成する部分513Sb、位相195度〜
255度に対応する部分を形成する部分513Sc、2
55度〜60度に対応する部分を形成する部分513S
dとから形成されている。
【0043】また、カム面513Fは、図9に示される
ような、後述するブレード507およびブレードホルダ
508Hに所定の進退動作を行わせるように形成されて
おり、図9に示される位相210度〜240度に対応す
る部分を形成する部分513Fa、位相300度〜33
0度に対応する部分を形成する部分513Fb、位相3
30度〜210度に対応する部分を形成する部分513
Fcとから形成されている。
【0044】カムフォロアレバー518は、図示が省略
される支持部材により略中央部が回動可能に支持されて
おり、その両端にそれぞれ、カム面513Sに摺接され
る当接部518C、連結ピン522に係合される切欠き
部518bを有している。
【0045】これにより、キャップカム513が回動す
る場合、キャップホルダ504は、カムフォロアレバー
518により、カム面513Sのカム曲線に従うタイミ
ングで昇降動せしめられる。
【0046】ポンプ506は、図7に示されるように、
一端がポンプカム510のカム面510csに摺接する
ピストン506pを含んで構成されている。ポンプ50
6は、そのカム面510csに従うピストン506pの
往復動により各吸引ポート506spおよびジョイント
チューブ505を通じてキャップ503内を吸引するも
のとされる。
【0047】また、ポンプカム510は、その外周面部
に、その詳細が省略される振り子機構PEにおけるギア
に噛み合う歯部510Gを有している。また、ポンプカ
ム510の環状部における所定の角度位置には、図9に
示されるように、カム面510csにおける基準タイミ
ング位相をあらわす凸部510aが形成されている。
【0048】その振り子機構PEにおける伝達ギアは、
LF出力ギア304に選択的に噛み合うものとされる。
従って、その振り子機構PEにおける伝達ギアが、LF
出力ギア304に噛み合う場合、LF出力ギア304お
よび振り子機構PEを通じて回動力がポンプカム510
に伝達されることとなる。
【0049】従って、ポンプ506の駆動は、LFモー
タ305からの駆動力を受けたポンプカム510による
ものであり、一方、キャップホルダ504、および、ワ
イピング装置508の駆動は、APモータ501からの
駆動力を受けたキャップカム513により行われるので
記録ヘッド201における吐出口内部の形状やインクの
流路構成の異なる複数種の記録ヘッドが印刷目的に応じ
て選択的に搭載される場合でも、その記録ヘッドの特性
に合わせて、最適な吸引動作を設定することが可能であ
る。
【0050】さらに、図7および図8に示されるよう
に、ポンプカム510の凸部510aおよびキャップカ
ム513の凸部513aに選択的に係合するセンサレバ
ー514が、ポンプカム510とキャップカム513と
の間に配されている。
【0051】センサレバー514は、その両端部にそれ
ぞれ形成されるポンプカム係合部514eおよび遮蔽部
514aと、ポンプカム510とキャップカム513と
の間の中間に配される軸受部536に揺動可能に支持さ
れる支持部514cとを含んで構成されている。
【0052】ポンプカム係合部514eは、ポンプカム
510の凸部510aに対向した位置に配されており、
また、遮蔽部514aは、後述する揺動運動の場合にお
いて位置検出センサ515における発光部と受光部との
間となる位置に到達するように配されている。遮蔽部5
14aは、支持部514cに連なる屈曲部の端部に形成
されている。その支持部514cと屈曲部との間には、
突起状のキャップカム係合部514dが形成されてい
る。
【0053】支持部514cと軸受部536との間に
は、図8の矢印Cの示す方向(反時計回り方向)に向け
て支持部514cを付勢する捩りコイルばね514bが
設けられている。これにより、図8に実線で示されるよ
うに、遮蔽部514aが位置検出センサ515における
発光部と受光部との間から離隔した位置に維持されるこ
ととなる。
【0054】位置検出センサ515は、図7および図8
に示されるように、キャップカム513に対向する位置
であってその下方となる位置に配されている。光学式セ
ンサとされる位置検出センサ515は、例えば、透過型
フォトインタラプタとされ、互いに離隔した発光部51
5Lと受光部515Aとを有している。発光部515L
と受光部515Aとの間には、上述の遮蔽部514aが
横切る光路515aが形成されている。従って、遮蔽部
514aが発光部515Lと受光部515Aとの間に配
されるとき、光路515a上の光ビームが遮光されるこ
ととなる。
【0055】位置検出センサ515は、光ビームが遮光
されるとき、低レベルの検出出力信号Saを送出し、ま
た、光ビームが発光部515Lから受光部515Aに到
達する場合、高レベルの検出出力信号Saを送出するも
のとされる。
【0056】従って、ポンプ506を駆動するためのポ
ンプカム510と、それとは別個のキャップホルダ50
4を駆動するためのキャップカム513との双方により
蹴飛ばされるような一本のセンサレバー514が利用さ
れる一つの位置検出センサ515によって、各カム面の
基準タイミング位相が検出されることとなる。
【0057】かかる構成に加えて、本発明の一例におい
ては、図10に示されるように、回復処理動作および記
録動作の制御を行う制御ユニット400を備えている。
【0058】制御ユニット400には、図示が省略され
るホストコンピュータからの記録動作の開始をあらわす
指令信号Sr、回復処理の開始をあらわす指令信号S
k、ポンプカム510およびキャップカム513の基準
動作タイミング(初期位置)の設定の実行命令をあらわ
す指令信号Si、および、位置検出センサ515からの
検出出力信号Saが供給される。また、制御ユニット4
00は、各制御のための動作プログラムデータ、各モー
タの出力軸における回転角データ等を格納するメモリ部
400mを備えている。
【0059】制御ユニット400は、指令信号Srに基
づいて給紙トレイ101上の用紙Paを記録ヘッド20
1の下方となる所定位置まで順次、搬送し、記録動作を
行っている記録ヘッド201を往復動させつつ、その記
録動作に応じて用紙Paの記録面を断続的に搬送すべ
く、制御信号Cfa、Cka、および、Cpを形成し、
それらをモータ駆動制御部402に供給する。
【0060】モータ駆動制御部402は、制御信号Cf
aおよびCkaに基づいて用紙Paが搬送される方向に
搬送ローラ302および給紙ローラ102を回転させる
べくLFモータ305およびAPモータ500の出力軸
を回転させるために駆動制御パルス信号を形成し、それ
らを、LFモータ305およびAPモータ500に供給
する。
【0061】また、モータ駆動制御部402は、制御信
号Cpに基づいてキャリッジ203を所定距離、往復動
させるべく、駆動制御パルス信号をモータ206に供給
する。
【0062】その際、制御ユニット400は、その往復
動作に同期して記録ヘッド201に記録動作を行わせる
べく、制御データ群CRを記録動作制御部404に供給
する。記録動作制御部404は、制御データ群CRおよ
び図示が省略される画像処理部からの画像データDGに
基づいて駆動制御パルス信号群を形成し、それらを記録
ヘッド201に供給する。
【0063】さらに、回復処理にあたり、制御ユニット
400は、指令信号Siが供給されるとき、指令信号S
iに基づいて吸引回復処理のための基準動作タイミング
(初期設定)設定を行う。
【0064】基準動作タイミング設定にあたり、図8に
示されるように、センサレバー514は、通常状態では
捩りコイルばね514bの付勢力により支持部514c
の軸を支点にして反時計回り方向(図8のC方向)に付
勢されているので、遮蔽部514aは、位置検出センサ
515の光路515aを遮蔽していない。
【0065】先ず、制御ユニット400は、APモータ
501のピニオンギア501PGを逆転(図6のB方
向)方向に駆動させるべく、制御信号Ckbを形成し、
それをモータ駆動制御部402に供給する。
【0066】これにより、切換え機構502を介して回
動力がキャップカム513に伝達されることによって、
キャップカム513は、図8の矢印Dの示す方向に回転
する。
【0067】その際、回転せしめられるキャップカム5
13に設けられている凸部513aが、センサレバー5
14のキャップカム係合部514dの斜面を蹴飛ばすこ
とにより、センサレバー514は、軸受部を支点にして
時計回り方向(図8の矢印Cの示す方向とは反対方向)
に回転する。従って、センサレバー514の遮蔽部51
4aが、図8に2点鎖線で示されるように、位置検出セ
ンサ515の光路515aを遮蔽することになる。
【0068】続いて、制御ユニット400は、更に、A
Pモータ501のピニオンギア501PGを同一方向に
回転させるべく、制御信号Ckbを形成し、それをモー
タ駆動制御部402に供給する。
【0069】これにより、キャップカム513の凸部5
13aとセンサレバー514のキャップカム係合部51
4dとが非係合状態となるので、位置検出センサ515
の光路515aが再び、導通状態とされる。
【0070】制御ユニット400は、光路515aが導
通状態とされる時を位置検出センサ515のONタイミ
ングとし、その時点からAPモータ501に与えられる
駆動制御パルス信号のパルス数(例えば、センサON状
態から30パルス)によってキャップカム513の位置
出し(所謂、基準となる密着動作タイミングをあらわす
初期の角度位置設定)を行う。
【0071】また、制御ユニット400は、ポンプカム
510において基準となる吸引動作タイミングをあらわ
す初期の角度位置設定を行うにあたっては、LFモータ
305を駆動させ、その駆動力が搬送ローラ302,L
F出カギア304を介してポンプカム510に伝達され
るように、制御信号Cfbを形成し、それをモータ駆動
制御部402に供給する。これにより、ポンプカム51
0は、図8の矢印Eの示す方向に回転する。
【0072】その際、ポンプカム510の凸部510a
が、センサレバー514のポンプカム係合部514eを
蹴飛ばすのでセンサレバー514は、時計回り方向(図
8の矢印Cの示す方向とは反対方向)に回転せしめられ
る。従って、遮蔽部514aは、位置検出センサ515
の光路515aを遮蔽する。
【0073】また、LFモータ305がさらに駆動され
る場合、さらに回転するポンプカム510の凸部510
aとセンサレバー514のポンプカム係合部514eと
が非係合状態とされ、センサレバー514が回動され、
位置検出センサ515の光路515aが導通状態とな
る。
【0074】制御ユニット400は、この時点を位置検
出センサ515のONタイミングとし、キャップカム5
13の場合と同様に、その時点からLFモータ305に
与えられる駆動制御パルス信号の所定のパルス数(例え
ば、センサON状態から30パルス)によってポンプカ
ム510の位置出し(所謂、基準となる吸引動作タイミ
ングをあらわす初期の角度位置設定)を行う。
【0075】そして、制御ユニット400は、キャップ
カム513およびポンプカム510における基準となる
各動作タイミングをあらわすデータIFを形成し、それ
をモータ駆動制御部402に供給する。
【0076】なお、ポンプカム510およびキャップカ
ム513には、それぞれ、その回転が停止する角度位置
が、機能上1乃至数カ所存在する。例えば、ポンプカム
510における吸引開始位置や終了位置、また、キャッ
プカム513におけるキャップの密着位置や離間位置な
どである。ポンプカム510およびキャップカム513
がこれらの状態にある場合には、一方のカム(例えばキ
ャップカム)が停止している時、他方のカム(例えばポ
ンプカム)の位置出しをしなければならない。本構成例
においては、図示のとおり、凸部510aおよび513
aが比較的小さく形成されることにより、センサレバー
514をどちらかのカムが規制する範囲(角度)を小さ
く取ることが可能なので、それぞれのカムがセンサレバ
ー514を規制しない範囲(角度)をそれぞれの停止位
置、即ち、各機能を成す位置と設定することが容易であ
る。
【0077】そして、制御ユニット400は、指令信号
Skに基づいてキャリッジ203を回復系500の上方
となる所定位置まで移動させて停止し、かつ、所定の回
復処理を行わせるべく、制御信号Cfb、Ckb、およ
びCpを形成し、それらをモータ駆動制御部402に供
給する。
【0078】モータ駆動制御部402は、データIF、
制御信号CfbおよびCkbに基づいてポンプカム51
0およびキャップカム513を作動状態とすべく搬送ロ
ーラ302および減速ギア511を回転させるべくLF
モータ305およびAPモータ501の出力軸を回転さ
せるために駆動制御パルス信号を形成し、それらを、L
Fモータ305およびAPモータ501に供給する。そ
の際、モータ駆動制御部402は、制御信号Cpに基づ
いてキャリッジ203を回復系500まで移動させるべ
く、駆動制御パルス信号をモータ206に供給する。
【0079】これにより、ワイピング装置508のブレ
ード507は、回復処理にあたり、図9に示されるブレ
ード507の変位特性線C102に従い、即ち、キャッ
プカム513のカム面513Fに従うタイミングで昇降
動作を行う。なお、図9の特性線C103,特性線C1
01、および、特性線C102は、横軸にキャップカム
513の位相角度(°)をとり、縦軸に位置検出センサ
の検出出力信号Saの出力レベル、キャップ503の位
置、および、ブレード507の位置をとり、それぞれ、
キャップカム513の位相角度に応じた検出出力信号S
aのレベル変化、キャップ503の位置、および、ブレ
ード507の位置の変化を示す。
【0080】ブレード507は、カム面513Fの部分
513Fcに対応する位相330°から210°までは
図1に実線で示されるように、ブレードホルダ508が
キャップカム513により、コイルスプリング520’
の付勢力に逆らって引きおろされた離間位置状態にあ
る。
【0081】次に、ブレード507は、カム面513F
の部分513Faに対応する位相210°〜240°の
間において進入位置に移動される。その際、この位相2
10°〜240°は、ブレードホルダ508に働くコイ
ルスプリング520’の付勢力が解放される過程であ
り、キャップカム513を進ませようとする方向に力が
加えられるために通常、キャップカム513の先送り
(オーバーラン)が発生する領域ORである。
【0082】続いて、ブレード507は、カム面513
Fの部分513Faと部分513Fbとの間に対応する
位相240°〜300°において進入位置の状態を維持
した後、カム面513Fbに対応する位相300°〜3
30°において再び、図1の2点鎖線で示されるように
所定の進入位置から離隔し始める。
【0083】一方、キャップ503は、図6に示される
カム面513Sの部分513Sbに対応する位相120
°〜195°の間、記録ヘッド201に対し密着位置、
即ちキャップホルダ504に対しコイルスプリング52
0の付勢力が解放された状態にある。
【0084】次に、キャップ503は、カム面513S
の部分513Scに対応する位相195°〜255°の
間で、所定の離間位置に移動せしめられる。その際、キ
ャップカム513は、キャップホルダ504に働くコイ
ルスプリング520の付勢力に逆らって、キャップホル
ダ504をカムフォロアレバー518を介して引き下げ
る。従って、キャップカム513のカム面513Scに
は、キャップカム513を進ませようとする方向、即
ち、矢印Cの示す方向とは逆方向に回転しようとする力
が働くことととなる。上述したように、ブレードホルダ
508に作用するコイルスプリング520’の付勢力に
よってキャップカム513を先送りさせようとする力が
働く領域ORは、カム面513Fの位相210°〜24
0°の範囲である。しかし、この領域ORは、キャップ
ホルダ504に作用するコイルスプリング520の付勢
力によってキャップカム513の回転を抑制し止めよう
とする力が働く領域REである位相195°〜255°
の範囲内に重複する領域である。前述したように、キャ
ップホルダ504に働くコイルスプリング520の付勢
力は、ブレードホルダ508に働くコイルスプリング5
20’の付勢力より十分に大きい構成となっているので
キャップカム513を先送りさせようとする力は、カウ
ンターの状態で相殺されキャップカム513の先送り、
オーバーランなどの問題は生じる虞がない。
【0085】次に、位相255°の時点で最大に離隔し
た離間位置に移動したキャップ503は、カム面513
Sの部分513Sdに対応する位相255°〜60°ま
では離間位置に維持される。即ち、キャップホルダ50
4がキャップカム513により、コイルスプリング52
0の付勢力に逆らって引きおろされた状態が保たれるこ
ととなる。
【0086】続いて、キャップ503は、カム面513
Sの部分513Saに対応する位相60°〜120°の
間で所定の密着位置へ移動する。その際、キャップホル
ダ504に働くコイルスプリング520の付勢力が解放
される過程でキャップカム513を進ませようとする方
向、即ち、矢印Cの示す方向に力がカム面513Sに加
えられるのでキャップカム513は、切換え機構502
から離れて駆動源から伝達される駆動力以上に回転しよ
うとする、所謂、先送り現象が生じる。従って、位相6
0°〜120°は、先送り現象が生じる虞のある領域A
Dとなる。
【0087】しかしながら、本実施例においては、キャ
ップホルダ504に作用するコイルスプリング520の
付勢力によるキャップカム513の先送り量を予め既知
の値として検証した後、その既知の値に応じてカム面5
13Sの部分513cに対応する領域Z(図9参照)が
設定されている。先送りによってキャップカム513の
位相がどこにあるか不安定な領域である領域Zは、所
謂、キャップカム513の待機状態であり、キャップカ
ム513として何ら機能を果たせない構成となってい
る。
【0088】即ち、キャップカム513は、図9におい
て、位相60°〜120°と、位相120°〜150°
との領域ADおよび領域Z内のどこかに駆動源に先行し
て停止していることになるので、そのまま駆動源からの
駆動力の伝達が続けられることにより、領域Zのいずれ
かの範囲で再び、切換え機構502のギア526がキャ
ップカム513の歯部513Gに噛み合わされる。
【0089】なお、この時、キャップカム513の位相
は、位相120°〜150°の範囲(領域Z)にある以
外は見失われていることになるが、図9において、上述
のキャップカム513の凸部513aにおける位置検出
センサ515による検出ポイントが、カム面513Sに
おける位相165°に設けられているので、すぐにキャ
ップカム513のカム面513aの現在位置(位相)が
検出され動作上の不具合は生じない。
【0090】従って、制御ユニット400が、上述の基
準タイミングの初期設定を位置検出センサ515からの
検出出力信号Saに基づいて行い、カム面513Sの位
相を判断する。
【0091】従って、その位相180°の時点の位置
が、キャップ503を記録ヘッドの吐出口形成面に密着
させた状態で放置またはインク吸引を行うキャッピング
ポジションとして設定されることにより、精度良く回復
動作を行うことができる。以上の説明においては、第一
のカム面513Sの形状における小径部から大径部へ移
る期間である領域REと、第二のカム面513Fの形状
における大径部から小径部へ移る期間である領域ORと
の位相を合わせることにより、第二のカム面513Fに
発生する先送りさせようとする力を相殺するとともに、
また、第一のカム面513Sの形状における大径部から
小径部へ移る期間である領域ADによって発生する先送
り現象に関しては、先送り現象の影響の及ばない直後の
位置に、カムの位置検出手段による検出ポイント(位相
165°)が設けられることにより、キャップカム51
3の全周に渡ってオーバーランなどの不具合を生じない
構成とされるが、必ずしもかかる例に本発明は、限定さ
れるものではない。
【0092】例えば、第一のカム面513Sに対応する
第一カムフォロア、および第二のカム面513Fに対応
する第二のカムフォロアの使用条件によっては、第一の
カム形状の小径部から大径部へ移る期間と、第二のカム
形状の大径部から小径部へ移る期間の位相を合わせるこ
とにより、第二のカムに発生する先送りさせようとする
力を相殺するとともに、第二のカム形状の小径部から大
径部へ移る期間と、第一のカム形状の大径部から小径部
へ移る期間の位相を合わせることにより、第一のカムに
発生する先送りさせようとする力を相殺するよう構成す
ることも可能である。この場合、第一、第二のカムフォ
ロアに作用する付勢力が略等しいことが望まれる。
【0093】図11および図12は、本発明に係るカム
装置の他の一例を、それが適用された回復処理装置の要
部とともに示す。なお、図11および12に示される例
においては、図6に示される例における構成要素と同一
の構成要素については同一の符号が付されその重複説明
が省略される。
【0094】図11および図12に示めされる例におい
ては、第一のカム面としてのキャップカム513’のカ
ム面513’Sとともに同一の回転軸534によって一
体的に回転する第三のカムとしてのカム部513’c
が、振り子機構502’に設けられるカム当接アーム5
28’aと当接することにより、第一または第二のカム
フォロアとしてのキャップホルダ504およびブレード
ホルダ508Hに作用する付勢力が、第一または第二の
カム面としてのカム面513’Sおよび513’Fを回
転させようとすることによって生ずるオーバーランが防
止される構成がとられる。その鉤状のカム部513’
は、カム面513’Sにおける上述の図9における所定
の位相範囲60°〜255°に対応するようにキャップ
カム513’に固定され、振り子機構502のキャリア
528の離脱運動を規制するものとされる。ここで、所
定の位相範囲とは、カム面513’aの大径部から小径
部へ移る期間にカムフォロアレバー518の当接部が係
合する範囲であり、即ち、キャップホルダ504に作用
するコイルスプリング520の付勢力による先送りが生
じる範囲をカバーする位相である。
【0095】APモータ501のピニオンギア501P
Gが逆転(図11の矢印Bの示す方向)される場合、キ
ャリア528’がキャップカム513’の歯部513’
Gにギア516を噛み合わせることにより、駆動力がキ
ャップカム513’に伝達される。
【0096】ここで、上述の図9における領域ADに対
応するカム面513’aの大径部から小径部へ移る期間
においてカムフォロアレバー518の当接部が係合され
るとき、これまで述べてきたように、キャップホルダ5
04に作用するコイルスプリング520の付勢力がキャ
ップカム513’のカム面513’Sを先送りさせる方
向への力として働くため、キャップカム513’のカム
面513Sは、APモータ501から伝達される駆動力
以上に回転しようとする。
【0097】しかしながら、かかる例においては、キャ
ップカム513’に第三のカムとしてカム部513’c
が設けられており、また、キャリア528’には、当接
アーム部528’aが設けられているので、図12から
明らかなように、キャップカム513’の所定の位相範
囲において、カム部513’cに当接アーム部528’
aが当接していることにより、キャップカム513に先
送り方向(図12の矢印Cの示す方向)へ伝達される駆
動力以上に回転させる力がカム面513’Sに働いて
も、キャリア528’は逃げ方向(図12の矢印Dの示
す方向)には移動できない。従って、ギア526は、歯
部513’Gから離脱することなく、キャップカム51
3’の歯部513’Gと噛み合ったままの状態で駆動力
が安定的に伝達される。
【0098】その際、図11から明らかなように、前述
の所定の位相範囲以外については、キャップカム51
3’のカム部513’cは、当接アーム部528’aと
干渉しない鉤状の形状を有するので、切換え機構50
2’のキャリア528’は、上述した例のように、AP
モータ501のピニオンギア501PGの正転逆転に応
じてキャップカム513’と出力ギア512との両者間
を適宜切換える動作を行う。
【0099】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るカム装置、それを備える記録ヘッドの回復処理装
置、および、それらを備える画像形成装置によれば、駆
動手段によりカム部材が回動される場合、第1の付勢部
材の付勢力が第1のカム面を介してカム部材の回転を抑
制させる期間と第2の付勢部材の付勢力が第2のカム面
を介してカム部材を先送りさせる期間とを重複させるよ
うに第1のカム面および第2のカム面がそれぞれ形成さ
れるので一つの駆動源の出力軸が正転・逆転されること
が利用されて選択的に駆動源からの動力の伝達経路を切
り換える切換え機構が、駆動源とカム装置との間に、設
けられる場合であってもカム部材がオーバーラン現象を
起こすことなく、しかも、容易にカム部材を形成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカム装置、それを備える記録ヘッ
ドの回復処理装置、および、それらを備える画像形成装
置の一例において用いられるキャップカムを、ワイピン
グ装置、切換え機構および駆動モータとともに概略的に
示す構成図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置の一例の全体の外観
を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る記録ヘッドの回復処理装置の一例
の要部を、給紙機構とともに模式的に示す平面図であ
る。
【図4】(a),(b),および(c)は、図2に示さ
れる例において用いられる記録ヘッドおよびインクタン
クを示す斜視図である。
【図5】本発明に係る記録ヘッドの回復処理装置の一例
の要部を、搬送ローラとともに示す斜視図である。
【図6】本発明に係るカム装置、それを備える記録ヘッ
ドの回復処理装置、および、それらを備える画像形成装
置の一例において用いられるキャップカムを、キャッ
プ、切換え機構および駆動モータとともに概略的に示す
構成図である。
【図7】図5に示される例におけるポンプカムを含んで
なるカム機構を、センサレバーおよび位置検出センサと
ともに示す断面図である。
【図8】図7に示される例における動作説明に供される
図である。
【図9】図1および図6に示される例における動作説明
に供されるカムチャートである。
【図10】図2に示される例において備えられる制御ユ
ニットの構成を示すブロック図である。
【図11】本発明に係るカム装置の他の一例を、切換え
機構および駆動モータとともに概略的に示す構成図であ
る。
【図12】図11に示される例における動作説明に供さ
れる構成図である。
【符号の説明】
305 LFモータ 400 制御ユニット 500 回復系 501 APモータ 504 キャップホルダ 506 ポンプ 510 ポンプカム 513 キャップカム 514 センサレバー 515 位置検出センサ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のカムフォロア部材に係合される第
    1のカム面、および、第2のカムフォロア部材に係合さ
    れる第2のカム面を有し、供給される回動力を該第1の
    カム面および第2のカム面により伝達し前記第1のカム
    フォロア部材および第2のカムフォロア部材を駆動させ
    るカム部材と、 前記第1のカムフォロア部材を一方向に付勢する第1の
    付勢部材と、 前記第2のカムフォロア部材を一方向に付勢する第2の
    付勢部材と、 前記カム部材を回動させる駆動手段と、を備え、 前記駆動手段により前記カム部材が回動される場合、前
    記第1の付勢部材の付勢力が前記第1のカム面を介して
    前記カム部材の回転を抑制させる期間と前記第2の付勢
    部材の付勢力が前記第2のカム面を介して該カム部材を
    先送りさせる期間とを重複させるように前記第1のカム
    面および第2のカム面がそれぞれ形成されることを特徴
    とするカム装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の付勢部材の付勢力は、前記第
    2の付勢部材の付勢力以上であることを特徴とする請求
    項1記載のカム装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段は、回動力を発生する駆動
    源と、該駆動源からの回動力の伝達経路を選択的に切り
    換えて前記カム部材に回動力を伝達する切換え機構とを
    含んで構成されることを特徴とする請求項1記載のカム
    装置。
  4. 【請求項4】 前記切換え機構は、前記駆動源からの回
    動力が伝達されるギアに噛み合わされる第1の歯部およ
    び該第1の歯部に隣接して設けられる第2の歯部を有す
    る複合ギアと、該複合ギアに対し揺動可能に設けられる
    キャリアと、該キャリアに回動可能に設けられ該複合ギ
    アの第2の歯部に噛み合わされ該第2の歯部の回りを公
    転せしめられるとともに前記カム部材に回動力を伝達す
    る遊星歯車とを含んで構成されることを特徴とする請求
    項3記載のカム装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動源は、ステッピングモータであ
    ることを特徴とする請求項3記載のカム装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のカムフォロア部材に係合され
    る第1のカム面は、前記第1の付勢部材の付勢力が前記
    第1のカム面を介して前記カム部材を先送りさせる期間
    に対応する部分に連なって該第1のカムフォロア部材が
    待機する待機期間に対応した部分を有することを特徴と
    する請求項1記載のカム装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のカム面における所定の位相に
    形成される被係合部に係合可能に配され、該第1のカム
    面における被係合部に対する係合状態に応じて変位する
    検出部材と、 前記検出部材の変位を検出し検出出力を送出する位置検
    出器と、 を加えて備えることを特徴とする請求項6記載のカム装
    置。
  8. 【請求項8】 前記検出部材が変位する場合、前記位置
    検出器が変位を検出する時点が前記第1のカムフォロア
    部材が待機する待機期間経過直後の所定の時点であるこ
    とを特徴とする請求項7記載のカム装置。
  9. 【請求項9】 前記カム部材の第1のカム面における前
    記第1の付勢部材の付勢力が前記第1のカム面を介して
    該カム部材を先送りさせる期間に対応する部分に配され
    前記キャリアに選択的に当接し前記遊星歯車の揺動を規
    制する第3のカム部材を備えることを特徴とする請求項
    4記載のカム装置。
  10. 【請求項10】 第1のカムフォロア部材により移動せ
    しめられ選択的に記録媒体の記録面に対して記録用の液
    体を吐出して記録動作を行う記録ヘッドの液体吐出部を
    覆うキャップ部材と、 第2のカムフォロア部材により移動せしめられ選択的に
    前記記録ヘッドの液体吐出部を拭うブレード部材と、前
    記請求項1記載のカム装置と、を具備して構成されるカ
    ム装置を備える記録ヘッドの回復処理装置。
  11. 【請求項11】 前記切換え機構における遊星歯車は、
    前記第2の歯部の回りを一方向に公転せしめられるとと
    もに前記カム部材に回動力を伝達し、また、該第2の歯
    部の回りを他方向に公転せしめられるとともに回動力を
    所定の被駆動部材に伝達することを特徴とする請求項1
    0記載のカム装置を備える記録ヘッドの回復処理装置。
  12. 【請求項12】 前記被駆動部材は、前記記録媒体を搬
    送するローラ部材であることを特徴とする請求項11記
    載のカム装置を備える記録ヘッドの回復処理装置。
  13. 【請求項13】 前記請求項10記載の回復処理装置
    と、 記録媒体の記録面に対し記録動作を行う記録部と、 前記回復処理装置および前記記録部の動作制御を行う制
    御部と、を具備して構成される画像形成装置。
  14. 【請求項14】 被記録媒体にインクを吐出し画像形成
    するための記録ヘッドの吐出機能を維持するために用い
    られる前記請求項10記載の回復処理装置と、 前記回復処理装置の動作制御を行う制御部と、 を具備して構成される画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017100436A (ja) * 2015-11-24 2017-06-08 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置、動力伝達装置及び記録装置

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