JP2001234558A - 建設機械の昇降用ラダー装置 - Google Patents

建設機械の昇降用ラダー装置

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JP2001234558A
JP2001234558A JP2000391857A JP2000391857A JP2001234558A JP 2001234558 A JP2001234558 A JP 2001234558A JP 2000391857 A JP2000391857 A JP 2000391857A JP 2000391857 A JP2000391857 A JP 2000391857A JP 2001234558 A JP2001234558 A JP 2001234558A
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Japan
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ladder
spring
locking rod
urging force
unlocking
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JP2000391857A
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English (en)
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Kazusada Morimoto
一禎 森元
Isao Nagaoka
功 長岡
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/08Superstructures; Supports for superstructures
    • E02F9/0833Improving access, e.g. for maintenance, steps for improving driver's access, handrails

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラダーを引き下ろした下降位置及びラダーを
上昇させた格納位置においてラダーを安定させ、しかも
各位置への切換え操作を簡単に行なうことが可能な建設
機械の昇降用ラダー装置を提供する。 【解決手段】 車体フレーム5に設けられたガイド部1
0と、このガイド部10に昇降自在に装着されるラダー
11とを備える。係止ロッド31は、ラダー11が下限
位置に達するとバネ35の付勢力にて下降時係合部33
に弾発的に係合され、ラダー11が上限位置に達すると
バネ35の付勢力にて格納時係合部32に弾発的に係合
される。上記係止ロッド31の後端部が回動アーム36
の一端部側に連結される。ロック解除用上操作部材26
の上方への引張り及び/又はロック解除用下操作部材2
7の下方への引張りにて、バネ35の付勢力に抗して回
動アーム36を揺動させると共に係止ロッド31を反ラ
ダー側へ移動させてロック状態を解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、大型油圧ショベ
ル等の建設機械の昇降用ラダー装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】まず、従来の油圧ショベルについて、本
願の実施形態でもある図1〜図3に基づいて説明する
と、油圧ショベルは、下部走行体1と、下部走行体に旋
回可能に支持された上部車体2と、上部車体2に回動可
能に取付けられたブーム、アーム、バケット等から成る
作業機3とを備えており、上部車体2に運転室4が設け
られている。そして油圧ショベルが大型になった場合、
オペレータの運転室4への昇降のために昇降用ラダー装
置Aが使用される。この昇降用ラダー装置Aは、上部車
体2の側部において、その車体フレーム5に取付けられ
ているものである。
【0003】上記昇降用ラダー装置の従来例としては、
例えば、実開昭60−4649号を挙げることができ
る。この昇降用ラダー装置について、本願の実施形態で
もある図4に基づいて説明する。このラダー装置Aは、
車体フレーム2に取付けられたガイド部10と、このガ
イド部10にスライド自在に支持されたラダー11とを
備えている。ガイド部10は、図1及び図3に示してい
るように、互いに平行に配置された左右一対のガイド部
材12、12を有している。各ガイド部材12には、ラ
ダー摺動部13と、その背部の位置にバランスウエイト
摺動部14とが形成されている。ラダー摺動部13には
ラダー11がスライド自在に配置され、またバランスウ
エイト摺動部14にはバランスウエイト15がスライド
自在に配置されている。上記ラダー11とバランスウエ
イト15とは、ロープ16によって接続されており、こ
のロープ16の途中が、上記ガイド部材12の頂部に軸
支されたシーブ17に掛けられている。
【0004】そして、地上に居るオペレータは、図4
(b)のように、ラダー11を下降位置へと引き下ろ
し、これを使用して上部車体2のキャットウオーク6に
上り、次いで階段7から運転室4に乗車する。また、こ
れとは逆に降車する際にも同様に利用する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記した従来
の昇降用ラダー装置においては、ラダー11はバランス
ウエイト15によって、常に格納位置に位置するように
付勢されてはいるものの、格納位置や下降位置におい
て、その移動の規制されたロック状態にある訳ではな
い。従って、オペレータの乗車時に、ラダー11を下降
位置へと引き下ろした状態においても、ラダー11の位
置は安定せず、そのためオペレータの乗降動作がスムー
ズに行えないという欠点があった。また格納位置にある
はずのラダー11が、運転時に不用意に突出して、他の
部分と干渉して破損を招くという問題もあった。
【0006】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、ラダーを引き下
ろした下降位置及びラダーを上昇させた格納位置におい
てラダーを安定させ、しかも各位置への切換え操作を簡
単に行なうことが可能な建設機械の昇降用ラダー装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び効果】そこで請求項1
の建設機械の昇降用ラダー装置は、車体フレーム5に設
けられたガイド部10と、このガイド部10に昇降自在
に装着されるラダー11とを備えた建設機械の昇降用ラ
ダー装置において、上記ラダー11の背面下部に取付け
られる格納時係合部32と、上記ラダー11の背面上部
に取付けられる下降時係合部33と、上記ラダー11が
下限位置に達するとバネ35の付勢力にて下降時係合部
33に弾発的に係合され、上記ラダー11が上限位置に
達するとバネ35の付勢力にて格納時係合部32に弾発
的に係合される係止ロッド31と、その一端部が上記車
体フレーム5に枢着されると共に、上記係止ロッド31
の後端部が連結されて、上記バネ35の付勢力にてその
回動が規制される回動アーム36と、上記回動アーム3
6の他端部側に接続されて車上での操作が可能なロック
解除用上操作部材26と、上記回動アーム36の他端部
側に接続されて車外での操作が可能なロック解除用下操
作部材27とを備え、ロック解除用上操作部材26の上
方への引張り及び/又はロック解除用下操作部材27の
下方への引張りにて、上記バネ35の付勢力に抗して上
記回動アーム36を回動させると共に上記係止ロッド3
1を反ラダー側へ移動させてロック状態を解除すること
を特徴としている。
【0008】上記請求項1の建設機械の昇降用ラダー装
置では、ラダーを下降させて下降状態とすれば、ラダー
は、係止ロッドが下降時係合部に係合してその位置を維
持する。このため、この下降位置においてラダーが安定
し、オペレータは安全に乗降動作を行なうことが可能と
なる。また、ラダーを上昇させて格納状態とすれば、ラ
ダーは、係止ロッド31が格納時係合部32に係合して
その位置を維持する。このため、格納位置においてもラ
ダー11が安定し、運転中等におけるラダー11の不用
意な突出を防止でき、不用意に突出したラダー11が周
囲部分と干渉して、破損してしまうという不具合を解消
できる。
【0009】さらに、ロック解除用上操作部材26の上
方への引張り及び/又はロック解除用下操作部材27の
下方への引張りにて、ロック状態(係止ロッド31が下
降時係合部33又は格納時係合部32に係合している状
態)を解除することができ、例えば、オペレータがキャ
ットウオークに上っている状態において、キャットウオ
ーク上からロック解除用上操作部材26にてロックを解
除することができる。そのため、ラダー11を格納位置
へと格納する作業を容易に行えることになる。また、逆
に、乗車しようとすれば、ロック解除用下操作部材27
にてロックを解除することができ、これによって、ラダ
ー11を格納状態から簡単に引き下ろすことができる。
【0010】また、ロック解除用の上下操作部材26、
27は回動アーム36の他端部側に接続され、しかもこ
の回動アーム36はその一端部が車体フレーム5に枢着
されているので、ロック解除用の上下操作部材26、2
7を操作した際には、回動アーム36がその一端部を中
心に簡単に回動することになる。このため、ラダー11
の各位置への切換え操作を簡単かつ確実に行なうことが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】次にこの発明の建設機械の昇降用
ラダー装置の具体的な実施の形態について、図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、図1は、建設機械の一実
施形態としての油圧ショベルの正面図、図2は、その油
圧ショベルの背面図、図3は、その平面図である。
【0012】本実施形態の油圧ショベルは、下部走行体
1と、下部走行体1に旋回可能に支持された上部車体2
と、上部車体2に回動可能に取付けられたブーム、アー
ム、バケット等から成る作業機3とを備えており、上部
車体2に運転室4が設けられている。また上部車体2の
側部において、その車体フレーム5には、昇降用ラダー
装置Aが取付けられている。この昇降用ラダー装置A
は、地上に居るオペレータが、ラダー11を下降位置へ
と引き下ろし、これを使用して上部車体2のキャットウ
オーク6に上り、次いで階段7から運転室4に乗車する
際に利用するものである。また、これとは逆に降車する
際にも同様に利用する。
【0013】上記昇降用ラダー装置Aの概略構造につい
て、図4に基づいて説明する。このラダー装置Aは、車
体フレーム2に取付けられたガイド部10と、このガイ
ド部10に昇降自在に装着されたラダー11とを備えて
いる。図4(a)は、ラダー11がガイド部10内に格
納された格納位置にある場合の断面図であり、図4
(b)は、ラダー11が引き出され下降位置にある場合
の断面図である。ガイド10は、図1及び図3に示して
いるように、互いに平行に配置された左右一対のガイド
部材12、12を有しており、各ガイド部材12、12
は、図4に示すように、車体フレーム2から約15°の
角度でもって斜め下方に向けて延びている。各ガイド部
材12には、ラダー摺動部13と、その背部の位置にバ
ランスウエイト摺動部14とが形成されている。ラダー
摺動部13にはラダー11がスライド自在に配置され、
またバランスウエイト摺動部14にはバランスウエイト
15がスライド自在に配置されている。なお、上記ラダ
ー摺動部13は、ラダー11をスライド自在に保持する
ため、その側方に向けて開口している。上記ラダー11
とバランスウエイト15とは、ロープ16によって接続
されており、このロープ16の途中が、上記ガイド部材
12の頂部に軸支されたシーブ17に掛けられている。
上記バランスウエイト15の重量は、ラダー11よりも
大きくなっており、そのため外部からの力の全く作用し
ない状態では、ラダー11は、バランスウエイト15に
よって、上方に引き上げられ、図4(a)に示す格納位
置に位置するようになっており、ラダー11を使用する
ときに、ラダー11を引き下げるようにしている。
【0014】次に、上記ラダー11の構造について説明
する。ラダー11は、左右一対の側部材18、18(図
4には、片側だけが図示されている)と、この側部材1
8、18間に所定の間隔を置いて架設された足掛部材1
9とを有する梯子状のもので、上記各側部材18、18
が上記ガイド部材12、12の各ラダー摺動部13、1
3内にスライド自在に支持されている。各側部材18、
18には、図4に示すように、複数のガイドローラ20
が取付けられており、各ガイドローラ20が上記ラダー
摺動部13内を転動するようになっている。また、ラダ
ー11の下端部には、チェーン22を介してリング状の
引き下ろし用把手23が取付けられている。
【0015】上記昇降用ラダー装置において特徴的な点
は、上記ラダー11が使用時の下降位置に位置すると
き、及び非使用時の格納位置に位置するときにラダー1
1の移動を規制するロック機構を設けている点である。
このロック機構は、車体フレーム5に出退自在に支持さ
れた係止ロッド31(その軸心方向に沿って往復動が可
能とされる)と、ラダー11の背面下部の位置に取付け
られた格納時係合部32と、ラダー11の背面上部の位
置に取付けられた下降時係合部33とを有するものであ
る。そして上記係止ロッド31と格納時係合部32とに
よって格納位置ロック機構51を構成し、また上記係止
ロッド31と下降時係合部33とによって下降位置ロッ
ク機構52を構成している。
【0016】上記係止ロッド31の支持構造の詳細を図
7に示している。同図のように、係止ロッド31は、車
体フレーム5に取付けられた案内スリーブ34にスライ
ド自在に支持されている。また、この係止ロッド31
は、付勢手段としてのバネ35によって、ラダー11の
方向に向けて突出する方向に付勢されている。すなわ
ち、上記ラダー11が下限位置に達するとバネ35の付
勢力にて係止ロッド31が下降時係合部33に弾発的に
係合され、上記ラダー11が上限位置に達するとバネ3
5の付勢力にて係止ロッド31が格納時係合部32に弾
発的に係合される。
【0017】そして、上記車体フレーム5に、回動アー
ム36がその一端部を回動可能として支持されており、
この回動アーム36が上記係止ロッド31の後端部にピ
ン接続されている。すなわち、回動アーム36は、第1
部36aと第2部36bとからなり、第1部36aに係
止ロッド31の後端部が接続(連結)されて、バネ35の
付勢力にてラダー11側へ引張られ、外力が作用しない
状態において第2部36bが略水平状態に維持され、そ
の回動が規制されている。この状態において、この回動
アーム36の他端部側、つまり第2部36aの先端部側
を下方へ引き下げるような外力が作用すれば、回動アー
ム36がバネ35の付勢力に抗して回動し、これにとも
なって上記係止ロッド31が反ラダー方向、つまり上記
ラダー11から離反する後方へと移動し得るようにして
いるのである。
【0018】また、上記回動アーム36の他端部側に
は、ロック解除用上操作部材26とロック解除用下操作
部材27とが接続されている。ロック解除用上操作部材
26は、回動アーム36に連繋されるワイヤ40と、こ
のワイヤ40の基端に連結される操作ノブ39とを備
え、この操作ノブ39を、キャットウオーク6に上がっ
たオペレータが操作可能な位置に配置している。ロック
解除用下操作部材27は、回動アーム36から垂下され
るチェーン37と、このチェーン37の下端に取付けら
れる操作用把手38とを備える。すなわち、車外におい
てロック解除用下操作部材27の操作用把手38を引き
下げることによって、回動アーム36を回動し得るよう
にしていると共に、車上において操作ノブ39を上方に
引き上げることによって、回動アーム36を回動し得る
ようにし、この回動によって各ロック状態を解除するよ
うに設定している。
【0019】ところで、図4(a)と図7とは、ラダー
11が格納位置に位置する状態を示しているが、そのと
きの格納位置ロック機構51を、図5に示している。同
図に示すように、ラダー11が格納位置へと上昇してい
く過程において、ラダー11の裏面に設けた格納時係合
部32が、係止ロッド31を押し下げつつ上昇し、係止
ロッド31の位置を越えて上昇したときに、係止ロッド
31が突出し、格納時係合部32の下端面が係止ロッド
31に、その上方から係合してラダー11の下降を規制
するようになっている。この格納時係合部32は、上記
のように係止ロッド31を押し下げつつ、係止ロッド3
1の位置を越えて上昇していくときに、係止ロッド31
の押し下げを円滑に行えるように、係止ロッド31の押
し下げ面をテーパ状に形成している。
【0020】また図4(b)は、ラダー11が下降位置
に位置する状態を示しているが、そのときの下降位置ロ
ック機構52を、図6に示している。同図に示すよう
に、ラダー11が下降位置へと下降していく過程におい
て、ラダー11の裏面に設けた下降時係合部33が、係
止ロッド31を押し下げつつ下降し、係止ロッド31の
位置を越えて下降したときに、係止ロッド31が突出
し、下降時係合部33の上端面が係止ロッド31に、そ
の下方から係合してラダー11の上昇を規制するように
なっている。この下降時係合部33は、上記のように係
止ロッド31を押し下げつつ、係止ロッド31の位置を
越えて下降していくときに、係止ロッド31の押し下げ
を円滑に行えるように、係止ロッド31の押し下げ面
を、上記格納時係合部32の場合よりもさらに緩やかな
テーパ状に形成している。これは、上記格納位置ロック
機構51の動作がバランスウエイト15の力によってな
されるのに対して、上記下降位置ロック機構52の動作
はバランスウエイト15の力に抗したオペレータの力に
よってなされるため、下降位置ロック機構52の動作に
必要な力を小さくしているのである。
【0021】次に、上記昇降用ラダー装置Aの作動状態
について説明する。まず、オペレータが乗車する際に
は、昇降用ラダー装置Aは、図4(a)、及び図7に示
す格納状態にある。このとき、オペレータは、操作用把
手38を引き下ろす。そうすると、回動アーム36が回
動して、係止ロッド31はバネ35の力に抗して没入方
向に移動して、格納位置ロック機構51によるロックが
解除される。そしてこの状態で今度は、引き下ろし用把
手23を把持し、ラダー11を下方へと引き下ろす。ラ
ダー11を一定距離だけ引き下ろすと、図6のように、
下降位置ロック機構52のロック動作が自動的になさ
れ、ラダー11が下降位置においてロックされる。この
状態において、オペレータがラダー11を利用してキャ
ットウオーク6に上がる。
【0022】次に、オペレータはキャットウオーク6上
において、操作ノブ39を引き上げる。そうすると、回
動アーム36が回動して、係止ロッド31はバネ35の
力に抗して没入方向に移動して、下降位置ロック機構5
2によるロックが解除される。そしてこれにより、バラ
ンスウエイト15の力によって、ラダー11が自動的に
上昇し、一定距離だけ上昇した後、今度は、格納位置ロ
ック機構51のロック動作が自動的になされ、ラダー1
1が格納位置においてロックされる。
【0023】オペレータが降車する場合には、上記とは
逆に、キャットウオーク6上から操作ノブ39を引き上
げ操作して格納位置ロック機構51のロックを解除し、
ラダー11の引き下ろし作業によって下降位置ロック機
構52を自動的にロックし、、次いでラダー11を利用
して降車し、その後、操作用把手38を引き下ろして下
降位置ロック機構52のロックを解除し、バランスウエ
イト15の力によってラダー11を自動的に格納位置に
復帰させ、格納位置ロック機構51で再度ロックを行う
という動作手順を経るのである。
【0024】上記昇降用ラダー装置Aにおいては、ラダ
ー11を下降位置でロックする下降位置ロック機構52
を設けているので、ラダー11は、引き下ろした下降位
置において、その移動が下降位置ロック機構52によっ
て規制される。そのため、この下降位置においてラダー
11が安定し、この結果、オペレータの乗降動作がスム
ーズに行えるようになる。
【0025】またオペレータがキャットウオーク6に上
がった後で、キャットウオーク6上からロック機構52
によるロックを解除することができる。そのため、ラダ
ー11を格納位置へと格納する作業を容易に行えること
になる。すなわち、バランスウエイト15を用いて、ラ
ダー11を格納位置に自然復帰するようにしてあるの
で、上記ロック解除により、ラダー11はそのままで格
納位置に自然に復帰するのであり、この結果、使用上の
利便性が向上する。
【0026】さらに、上記ラダー11を格納位置でロッ
クする格納位置ロック機構51を設け、ラダー11を格
納位置においてもロックできるようにしていることか
ら、運転中において、ラダー11が不用意に突出するの
を防止できる。そのため、不用意に突出したラダー11
が周囲部分と干渉して、破損してしまうという不具合を
解消できる。
【0027】しかも、ロック解除用の上下操作部材2
6、27は回動アーム36の他端部側に接続されると共
に、この回動アーム36はその一端部が車体フレーム5
に枢着されているので、ロック解除用の上下操作部材2
6、27を操作した際には、てこの原理により、回動ア
ーム36がその一端部を中心に簡単に回動することにな
る。このため、僅かな力で各ロック状態を解除すること
ができ、ラダー11の各位置への切換え操作を簡単かつ
確実に行なうことができる。
【0028】ところで、この昇降用ラダー装置では、格
納位置にあるときにラダー11が車幅を越えないように
設けるのが好ましい。図2及び図3に示すように、ラダ
ー11が格納状態にある場合、ラダー11、及び昇降用
ラダー装置Aの全体が、側方へと突出しないように配置
するのである。すなわち、図のように、この実施形態の
油圧ショベルにおいて、側方へ最も突出しているのは階
段7であって、車幅はこの階段7によって決まるのに対
し、ラダー11、及び昇降用ラダー装置Aの全体は、こ
れを越えて、外側方へ突出しないように配置する。
【0029】このように、ラダー11が格納位置にある
ときに車幅を越えないように設ければ、突出しているラ
ダー11が周囲部分と干渉して、破損してしまうという
不具合の発生を解消できる利点がある。
【0030】以上にこの発明の具体的な実施の形態につ
いて説明したが、この発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施す
ることができる。例えば、上記実施形態においては、ラ
ダー11を格納位置へと復帰させるのにバランスウエイ
ト15を用いているが、ラダー11を格納位置、あるい
は下降位置に移動するのに、電動モータ、油圧モータ、
油圧シリンダ等の他の駆動源を用いてもよいし、また駆
動源を有さないものに対してもその適用が可能である。
また格納位置において、ラダー11の全体がガイド部1
0内に格納される例を示しているが、格納状態とはこの
ような状態のみに限られるものではなく、ここにいう格
納位置とは、ラダー11が非使用の状態位置にあること
を意味している。
【0031】さらに、上記実施の形態においては、建設
機械として油圧ショベルを例示しているが、自走式クレ
ーン等の他の建設機械に対しても上記と全く同様に適用
可能である。また、上記実施の形態においては、ロック
状態を解除する際には、ロック解除用上操作部材26又
はロック解除用下操作部材27のどちらかを操作するよ
うにしていたが、上操作部材26の車上からの操作と下
操作部材27の車外からの操作を同時に行なってもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】昇降用ラダー装置を備えた建設機械の一実施形
態としての油圧ショベルの正面図である。
【図2】上記油圧ショベルの背面図である。
【図3】上記油圧ショベルの平面図である。
【図4】この発明の建設機械の昇降用ラダー装置の一実
施形態を示す図で、(a)は、ラダーが格納位置にある
場合の断面図であり、(b)は、ラダーが下降位置にあ
る場合の断面図である。
【図5】上記実施形態における格納位置ロック機構を示
す要部拡大図である。
【図6】上記実施形態における下降位置ロック機構を示
す要部拡大図である。
【図7】上記実施形態における係止ロッドの支持構造を
示す要部拡大図である。
【符号の説明】
5 車体フレーム 10 ガイド部 11 ラダー 26 ロック解除用上操作部材 27 ロック解除用下操作部材 31 係止ロッド 32 格納時係合部 33 下降時係合部 35 バネ 36 回動アーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレーム(5)に設けられたガイド
    部(10)と、このガイド部(10)に昇降自在に装着
    されるラダー(11)とを備えた建設機械の昇降用ラダ
    ー装置において、 上記ラダーの背面下部に取付けられる格納時係合部(3
    2)と、 上記ラダーの背面上部に取付けられる下降時係合部(3
    3)と、 上記軸心方向の往復動を可能として上記車体フレーム
    (5)に付設され、ラダー(11)が下限位置に達する
    とバネ(35)の付勢力にて下降時係合部(33)に弾
    発的に係合され、ラダー(11)が上限位置に達すると
    バネ(35)の付勢力にて格納時係合部(32)に弾発
    的に係合される係止ロッド(31)と、 その一端部が上記車体フレーム(5)に枢着されると共
    に、上記係止ロッド(31)の後端部が連結されて、上
    記バネ(35)の付勢力にてその回動が規制される回動
    アーム(36)と、 上記回動アーム(36)の他端部側に接続されて車上で
    の操作が可能なロック解除用上操作部材(26)と、 上記回動アーム(36)の他端部側に接続されて車外で
    の操作が可能なロック解除用下操作部材(27)とを備
    え、 ロック解除用上操作部材(26)の上方への引張り及び
    /又はロック解除用下操作部材(27)の下方への引張
    りにて、上記バネ(35)の付勢力に抗して上記回動ア
    ーム(36)を回動させると共に上記係止ロッド(3
    1)を反ラダー側へ移動させてロック状態を解除するこ
    とを特徴とする建設機械の昇降用ラダー装置。
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