JP2001233969A - ポリプロピレンフィルム及びその製造方法 - Google Patents

ポリプロピレンフィルム及びその製造方法

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JP2001233969A
JP2001233969A JP2000043707A JP2000043707A JP2001233969A JP 2001233969 A JP2001233969 A JP 2001233969A JP 2000043707 A JP2000043707 A JP 2000043707A JP 2000043707 A JP2000043707 A JP 2000043707A JP 2001233969 A JP2001233969 A JP 2001233969A
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propylene
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Kazuyuki Watanabe
和幸 渡辺
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Showa Denko Plastic Products Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ユズ肌等の表面凹凸がなくレトルト食品用フ
ィルム等の食品包装材料として好適なポリプロピレンフ
ィルムの提供。 【解決手段】 (a)ポリプロピレンブロックと(b)
全共重合体中5〜30質量%の(b)プロピレンと炭素
数2〜12(3を除く)のα−オレフィンとの共重合体
エラストマーブロックからなり、キシレン不溶分の固有
粘度が4〜6dl/gのプロピレン−α−オレフィンブ
ロック共重合体から成形され、(b)ブロックの分散粒
子が(1)M・D方向のアスペクト比1〜3の割合が5
0〜100%(2)M・D方向の平均粒径0.2μm以
下の割合が45〜80%、平均粒径0.4〜1μmの割
合が20〜40%(3)M・D方向の真円度1〜1.2
の割合が60〜95%、真円度1.2〜1.4の割合が
30%以下である、ポリプロピレンフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装材料のヒート
シール層として用いた時、レトルト殺菌処理などによる
加熱殺菌によるフィルム表面の凹凸(オレンジピールま
たはユズ肌)の発生がなくレトルト食品包装用フィルム
などの食品包装材料として好適なポリプロピレンフィル
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリプロピレンフィルムは、安価
で、耐熱性、耐薬品性および易ヒートシール性などの特
徴を生かし各種食品包装材料や各種医療用包装材料とし
て用いられている。食品包装分野において、レトルト食
品等の包装材としては、アルミ箔や塩化ビニリデン樹脂
及びエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂鹸化物等をガス
バリヤー層とし、ポリアミド樹脂層またはポリエステル
樹脂層等と組み合わせ、さらにヒートシール層としてポ
リプロピレンが用いられている。食品包装では、内容物
を充填した後、ボイル殺菌やレトルト殺菌などの加熱殺
菌が施され、常温保存や低温保存が行われている。この
用途のポリプロピレンとしては、例えば、プロピレンブ
ロック共重合体またはエチレン−プロピレンランダム共
重合体に熱可塑性エラストマー、例えばバナジウム系重
合触媒によって得られるエチレンープロピレンエラスト
マー及びポリブテンなどのエラストマー成分をブレンド
し成形したフィルムが用いられている。
【0003】しかし、レトルト殺菌などの加熱殺菌を施
すと、加熱殺菌後のフィルムの表面にオレンジピールま
たはユズ肌等といわれる凹凸状の表面が形成され、ドラ
イラミネート等の積層方法で他の基材を積層し、レトル
トパウチを作成したときパウチ全体に影響を与え商品の
外観を著しく損ねるという問題があった。これを改良す
る方法としては、例えば、ポリブテン−1を配合する方
法(特公平2−32142号公報)、特定の触媒を用い
て重合されたエチレン−α−オレフィン共重合体を用い
るレトルト用包材(特開平7−266520号公報、特
開平7−256841号公報等)、特定の多段重合によ
る製造方法(特開平3−44087号公報)及び特定の
積層体(特開平3−56570号公報)等が提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法はいずれもユズ肌発生防止という観点からは未だ不
十分であった。本発明は、レトルト殺菌処理などによる
加熱殺菌によるユズ肌などのフィルム表面の凹凸状の模
様の発生が少ない食品包装材料として好適なポリプロピ
レンフィルムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、特定のプロピレン−α−オレフィンブロ
ック共重合体を溶融状態で金属繊維フィルターを通過さ
せた後、成膜したポリプロピレンフィルムが上記目的を
達成しうることを見いだし、この知見に基づいて本発明
を完成するに至った。すなわち、本発明は、(a)ポリ
プロピレンブロックと、(b)プロピレンと炭素数2〜
12(ただし、3を除く)のα−オレフィンとの共重合
体エラストマーブロックからなり、該共重合体エラスト
マーブロックは全共重合体に占める割合が5〜30質量
%であり、キシレン不溶分の固有粘度が4.0〜6.0
dl/gであるプロピレン−α−オレフィンブロック共
重合体を成形して得られ、かつ、エラストマーブロック
の分散粒子が下記(1)〜(3)の特性を有するポリプ
ロピレンフィルムを提供するものである。 (1)フィルムの流れ方向(M.D)のアスペクト比1
〜3の割合が50%〜100% (2)フィルムの流れ方向(M.D)の平均粒径0.2
μm以下の割合が45〜80%及び平均粒径0.4〜1
μmの割合が20〜40% (3)フィルムの流れ方向(M.D)の真円度1〜1.
2の割合が60〜95%及び真円度1.2〜1.4の割
合が30%以下
【0006】
【発明の実施の形態】本発明におけるプロピレン−α−
オレフィンブロック共重合体(以下「BPP」と略すこ
ともある)は、(a)ポリプロピレンブロックと、
(b)プロピレンと炭素数2〜12(ただし、3を除
く)のα−オレフィンとの共重合体エラストマーブロッ
クからなり、該共重合体エラストマーブロックは全共重
合体中に占める割合が5〜30質量%である共重合体で
ある。BPPの(a)ポリプロピレンブロックとして
は、ホモポリプロピレンまたはプロピレンと他のα−オ
レフィンが5質量%未満のプロピレン−α−オレフィン
共重合体が挙げられる。α−オレフィンは、好ましくは
4.5質量%以下、特に好ましくは4.0質量%以下で
ある。α−オレフィンが5質量%以上では剛性、耐熱性
が阻害されたり、低結晶性成分が多くなり、フィルムの
互着が発生したりするので好ましくない。
【0007】一方、BPPの(b)共重合体エラストマ
ーブロックは、プロピレンと炭素数2〜12(ただし、
3を除く)のα−オレフィンとの共重合体エラストマー
であり、該共重合体エラストマーブロック(以下「エラ
ストマー」と略すこともある)が全共重合体に占める割
合は5〜30質量%である。エラストマーの占める割合
は、好ましくは10〜28質量%であり、特に好ましく
は15〜25質量%である。エラストマーの占める割合
が5質量%未満ではレトルト殺菌処理後のヒートシール
強度の低下が大きいとか耐衝撃性及び耐寒性に劣り好ま
しくない。一方、30質量%を超えると耐熱性が劣りレ
トルト処理などの加熱殺菌によりフィルム同士が互着す
るので好ましくない。上記α−オレフィンの共重合割合
は通常30〜80質量%であり、好ましくは35〜75
質量%であり、特に好ましくは38〜72質量%であ
る。共重合割合が30質量%未満では耐衝撃性が劣る。
一方、80質量%を超えると耐衝撃性及び耐熱性が劣る
ので好ましくない。BPPの(a)成分及び(b)成分
に用いられるα−オレフィンとしては、例えば、1−ブ
テン、3−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ペン
テン、4−メチル−1−ペンテン、4,4−ジメチル−
1−ペンテン、ビニルシクロペンタン、ビニルシクロヘ
キサン等が挙げられる。これらのα−オレフィンは1種
類でもよく2種類以上を混合して使用することもでき
る。
【0008】また、本発明に用いるBPPは、キシレン
不溶分の固有粘度が4.0〜6.0dl/gである必要
がある。固有粘度は 好ましくは4.1〜5.5dl/
gであり、特に好ましくは4.2〜5.0dl/gであ
る。固有粘度が4.0dl/g未満ではレトルト殺菌後
のユズ肌改良効果に乏しい。一方、6.0dl/gを超
えるとゲル、フィシュ・アイ、目やに等が発生しやすく
なり、フィルムの外観が劣るので好ましくない。本発明
キシレン不溶分の固有粘度は、BPPを135℃のオル
トキシレンにいったん溶解した後、25℃に冷却したと
きに析出するポリマーの固有粘度のことであり、ポリマ
ーをデカヒドロナフタレンに溶解して温度135℃の条
件で測定したときの値である。デカヒドロナフタレンに
溶解して温度135℃で測定した固有粘度については、
エリオット(Elliott)らによるJ.App.P
oly.Sci,Vol.14,pp2947−296
3(1970)による方法を採用できる。
【0009】また、本発明のプロピレンフィルムは、上
記BPPを成形して得られるものであるが、エラストマ
ーブロックの分散粒子が下記(1)〜(3)の特性を有
することが必要である。 (1)フィルムの流れ方向(M.D)のアスペクト比1
〜3の割合が50〜100% (2)フィルムの流れ方向(M.D)の平均粒径0.2
μm以下の割合が45〜80%及び平均粒径0.4〜1
μmの割合が20〜40% (3)フィルムの流れ方向(M.D)の真円度1〜1.
2の割合が60〜95%及び真円度1.2〜1.4の割
合が30%以下
【0010】アスペクト比は、フィルムの流れ方向の断
面に現れるエラストマーブロック分散粒子の相当楕円
(同面積で、かつ1次及び2次モーメントが等しい楕
円)の長軸と短軸との比(長軸/短軸)で表される。該
アスペクト比が1〜3である割合は60〜99%が好ま
しく、とりわけ70〜98%が好適である。アスペクト
比が1〜3である割合が50%未満ではユズ肌が発生し
やすく好ましくない。
【0011】平均粒径は、フィルム成形時の流れ方向の
断面に現れるエラストマー分散粒子を各粒子の中心を通
り、角度5度刻みに測定した直径の平均値である。平均
粒径が0.2μm以下の割合は50〜78%が好まし
く、とりわけ55〜75%が好ましい。平均粒径0.2
μm以下の割合が50%未満ではレトルト殺菌処理によ
るユズ肌が発生しやすく好ましくない。また、平均粒径
が0.4〜1μmの割合は25〜38%が好ましく、特
に28〜35%が好ましい。平均粒径0.4〜1μmの
割合が20%未満では、レトルト殺菌処理によるユズ肌
が発生しやすく好ましくない。一方、40%を超えると
ユズ肌、剛性や収縮率などが劣る場合があり好ましくな
い。
【0012】真円度は、フィルム成形時の流れ方向の断
面に現れるエラストマーブロック分散粒子の周囲長と面
積から次式によって求められる。 真円度=(周囲長)2/(4×π×面積) 真円度が1〜1.2である割合は65〜93%が好まし
く、とりわけ63〜90%が好適である。真円度が1〜
1.2である割合が60%未満ではレトルト殺菌処理に
よるヒートシール強度の低下がある場合があり好ましく
ない。一方、95%を超えるとレトルト殺菌処理による
ユズ肌が発生しやすい場合があり好ましくない。真円度
1.2〜1.4の割合は28%以下が好ましく、特に2
5%以下が好適である。真円度が1.2〜1.4の割合
が30%を超えるとレトルト殺菌処理によるユズ肌が発
生しやすい場合があり好ましくない。なお、上記の割合
(%)とは、粒子数の割合をいう。
【0013】本発明のエラストマー分散粒子の上記各特
性は、走査型電子顕微鏡(以下「SEM」という)また
は透過型顕微鏡(以下「TEM」という)を用いて得ら
れる写真を画像解析して得られる。すなわち、SEMの
場合は、試料を温度40〜90℃のキシレン中に浸漬ぢ
て超音波洗浄機に入れ、エラストマー成分をエッチング
し写真撮影する。一方、TEMの場合は、試験片からT
EM用試料を切り出し、RU2で染色処理した後、切削
機を用いて切削した超薄切片をTEM観察し写真撮影す
る。得られた写真を画像解析装置を用いて上記アスペク
ト比、真円度及び平均粒子径を求める。画像解析装置と
してはTOSPIX−U型高精度モニター粒子解析パッ
ケージ(東芝社製)、IMAGE−PRO PLUS装
置(MEDIA CYBERNETICS社製)等の市
販品が挙げられる。
【0014】また、本発明における好ましいBPPとし
ては、2サイトモデルによる温度25℃におけるキシレ
ン可溶分は、(I)2サイトモデルによる平均のプロピ
レン含量(FP)が30〜70モル%がよく、好ましく
は35〜68モル%であり、特に好ましくは38〜65
モル%であり、(II)2サイトモデルにおいてプロピレ
ンを優先的に重合する活性点で生成する共重合体
(PH)のプロピレン含量(PP)が60〜90モル%で
あり、好ましくは63〜85モル%、特に好ましくは6
5〜83モル%であり、さらに(III)PHが共重合体に
占める割合(Pf1)が0.30〜0.70であり、好ま
しくは0.35〜0.65であり、特に好ましくは0.
38〜0.60のものである。キシレン可溶分とは、B
PPを温度130℃でオルトキシレンに約1重量%溶解
した後、25℃まで冷却したときの溶解分である。具体
的には、BPPの温度25℃でのオルトキシレンに可溶
した成分を、1,2,4−トリクロロベンゼン/重水素
化ベンゼンの混合溶媒にポリマー濃度が10重量%とな
るように温度120℃で加温して溶解する。この溶液を
10mmφガラス製試料管に入れ、13C−NMRスペク
トルを測定する。
【0015】ここで、プロピレン−α−オレフィンの2
サイトモデルについて、プロピレン−エチレン共重合体
の同位体炭素による核磁気共鳴(13C−NMR)スペク
トルの例を図1に示す。該スペクトルは連鎖分布(エチ
レンとプロピレンの並び方)の違いで(1)〜(10)に示す
10個のピークが現れる。この連鎖の名称は、Carman.
C.J,et al;Macromolecules,Vol.10,p536-544(1977)に記
載があり、その名称を図2に示す。このような連鎖は、
共重合の反応機構を仮定すると反応確率(P)として表
すことができ、全体のピーク強度を1としたときの各
(1)〜(10)のピークの相対強度はPをパラメータとした
ベルヌーイ統計による確率方程式として表すことができ
る。例えば、(1)のSααの場合、プロピレン単位を記
号p、エチレン単位を記号eとすると、これをとりうる
連鎖は[pppp]、[pppe]、[eppe]の3
通りであり、これらをそれぞれ反応確率(P)で表し、
足し合わせる。残りの(2)〜(10)のピークについても同
様な方法で式を立て、これら10個の式と実際に測定し
たピーク強度が最も近くなるようにPを最適化すること
により求めることができる。2サイトモデルは、この反
応機構を仮定するモデルであり、H.N.CHENG;Jounalof A
pplied Polymer Sience,Vol.35 p1639-1650(1988)に記
載がある。すなわち、触媒を用いてプロピレンとエチレ
ンを共重合するモデルにおいて、プロピレンを優先的に
重合する活性点で生成する共重合体(PH)のプロピレ
ン含量(PP)とエチレンを優先的に重合する活性点で
生成する共重合体のプロピレン含量(P’P)の2つを
仮定し、さらにPHが共重合体に占める割合(Pf1)を
パラメータとすると表1に示す確率方程式が得られる。
先に述べた13C−NMRスペクトルの相対強度と、表1
に示す確率方程式が一致するようにPP、P'PおよびP
f1の3個のパラメータを最適化することにより求められ
る。本発明のBPPにおけるキシレン可溶分の(I)平
均プロピレン含量(FP)は、上記3個のパラメーター
を用いて次式で求められる。 FP=PP×Pf1+P'P×(1−Pf1) (モル%) 上記式で求められるFPは20〜80モル%であり、さ
らに好ましくは30〜70モル%でありある。また、上
記パラメーターのうち(II)PPは60〜90モル%が
好ましく、とりわけ65〜85モル%が好適である。
さらに、(III)Pf1は0.40〜0.90が好まし
く、とりわけ0.48〜0.82が好適である。
【0016】本発明のBPPは、2段以上の重合槽を使
用して共重合されるもので、ハイインパクトポリプロピ
レン(High Impact Polypropylene)叉はインパクトコ
ポリマー(Impact Copolymer)及びブロックポリプロピ
レン(Blook Polypropylene)と称されるポリプロピレ
ンで、公知のものでT.Ogawa,T.Inaba:J.Appl.Polym.Sc
i.,18,3345-3365(1974)、A.J.Lononte:J.Polym.Sci.,Pa
rt A,2,705-709(1964)等多くの文献に記載されている。
このBPPの製造法の一例を挙げると、一段目の反応器
でホモポリプロピレンまたはプロピレン−α−オレフィ
ンランダム共重合体のポリプロピレン成分(a)を重合
し、2段目以降の反応器でエチレン−α−オレフィン共
重合体エラストマーブロック成分(b)を製造する方法
が用いられている。また、反応器の数を増やしてポリプ
ロピレン相の分子量分布を制御したり、プロピレン−α
−オレフィン共重合体の組成を変更することにより特異
な性能を付与することも行われている。
【0017】重合方法については、特に限定されず公知
の方法を用いることができる。連続式、回分式の方法い
ずれの方法でも得ることができ、重合反応器の形態に特
に制限はない。上記BPPはヘキサン、ヘプタン、燈油
等の不活性炭化水素またはプロピレンのような液化α−
オレフィン溶媒存在下でのスラリー法や無溶媒下の気相
重合法で、重合温度が室温〜130℃の範囲で行われ
る。好ましくは、50〜90℃である。重合圧力は0.
2〜4.9MPaの範囲で行われる。重合工程における
反応器は、当該技術分野で一般に用いられるものが適宜
使用できる。例えば、撹拌槽型反応器、流動床型反応
器、循環式反応器を用いて、重合操作を連続式、半回分
式、回分式のいずれかの方法で行うことができる。得ら
れたBPPスラリーまたは粉末は、必要に応じ、アルコ
ールや水等で不活性化または残触媒の除去を行った後、
乾燥し、添加剤と溶融混合し供される。
【0018】本発明に用いるBPPのメルトフロレート
(MFR;JIS K7210に順序し荷重21.18
N、温度230℃にて測定)については、特に制限はな
く成形法によって選ばれるが、例えばTダイ成形法に用
いられるMFRは、通常0.5〜10g/10分であ
り、好ましくは0.8〜8g/10分、特に好ましくは
1.0〜5g/10分である。 MFRが0.5g/1
0分未満では、成形時に目やにが発生しやすく生産性に
劣り好ましくない。一方、10g/10分を超えるとレ
トルト殺菌処理後のヒートシール強度低下の度合いが大
きい傾向にあり好ましくない。
【0019】本発明のポリプロピレンフィルムを得る方
法としては、上記BPPを溶融状態で金属繊維濾過フィ
ルターを用いて濾過した後、各種フィルムに成形する方
法が挙げられる。該金属繊維濾過フィルターとしては、
例えば、金網フィルター、焼結金網フィルター、ポーラ
スメタルフィルター、金属フアイバー焼結フィルター及
びこれらのフィルターを適宜組み合わせたものが挙げら
れる。これらの金属繊維フィルターは、公知であり、ポ
リオレフィン系樹脂フィルムのゲルやフィシュ・アイの
除去精製のため広く用いられている。また、繊維、プラ
スチック等の高粘度液の濾過、塗装ラインの異物濾過や
顔料の均質化などにも用いられている。このように金属
繊維濾過フィルターは、従来フィルムのゲルやフィシュ
・アイの除去に用いられているものであって、本発明の
BPPを用いることにより始めてユズ肌改良が達成でき
るのである。本発明以外のBPPは金属繊維濾過フィル
ターを用いてもユズ肌改良にが何等効果がない。
【0020】本発明に用いる金属繊維濾過フィルター
は、JIS B8356に準拠して測定される濾過精度
が5〜80μmであることが好ましく、さらに好ましく
は10〜60μmであり、特に好ましくは15〜40μ
mである。 濾過精度が5μm未満は押出成形時の圧力
上昇が起こりやすく、成形性を損なうので好ましくな
い。一方、80μmを超えるとユズ肌改良効果が発現し
にくく好ましくない。
【0021】金属繊維濾過フィルターの形状は、チュー
ブ型フィルター、プリーツ型円筒フィルター、リーフデ
ィスクフィルター、フラット型円筒フィルター等が挙げ
られる。これらの中でもリーフディスクフィルターがユ
ズ肌改良効果、耐圧力および濾過面積の点で好ましい。
金属繊維濾過フィルターは、日本精線株式会社より「商
品名:ナスロンフィルター」及び富士フィルター工業株
式会社より「商品名:フジメタルファイバー」として市
販されており、これらを好適に用いることができる。押
出機に設置した金属繊維濾過フィルターの温度としては
200〜280℃が好ましく、さらに好ましくは210
〜270℃であり、特に好ましくは220℃〜260℃
である。温度が200℃未満ではユズ肌改良効果が乏し
いとか、押出し圧力の上昇を伴い好ましくない。一方、
280℃を超えると樹脂の劣化を起こしたり、ユズ肌改
良効果がなく好ましくない。好ましくは、温度210℃
〜270℃であり、より好ましくは温度220℃〜26
0℃である。
【0022】本発明のポリプロピレンフィルムは、公知
のインフレーション成形法、Tダイ成形法等を用いて得
られる。通常、Tダイ成形法ではダイス温度が220〜
280℃である。また、冷却温度は一般に30〜90℃
であり、50〜85℃が好ましく、特に60〜80℃が
好適である。本発明のポリプロピレンフィルムの厚みに
ついては、通常20〜180μmであり、好ましくは3
0〜170μmであり、特に好ましくは40〜160μ
mである。厚みが20μm未満ではヒートシール強度に
劣り好ましくない。一方、180μmを超えると体衝撃
性が劣り好ましくない。冷却温度が30℃未満ではユズ
肌防止効果に乏しい。一方、90℃を超えると耐衝撃性
及び透明性が低下するので好ましくない。
【0023】本発明のポリプロピレンフィルムには、公
知のドライラミネート成形機、押し出しラミネーション
法等を用い、さらにアルミ箔、金属蒸着フィルム、酸化
珪素蒸着フィルム、塩化ビニルデン樹脂およびエチレン
−酢酸ビニル共重合体鹸化物などのガスバリヤー層、ポ
リエステル樹脂層、ポリアミド樹脂層およびポリカーボ
ネート樹脂層など、その他の材料を積層し用いることが
できる。
【0024】本発明でいう加熱殺菌とは、食品の変敗の
主原因である微生物を死滅させる方法であり、対象の細
菌にもよるが、通常60℃〜135℃の温度範囲で行わ
れている。これらの加熱殺菌のうち、温度100℃以上
の加熱蒸気または熱水を使用する殺菌方法をレトルト殺
菌といい、内容物の味見・風味を損なわないように高温
短時間で処理されている。これら加熱殺菌の詳細につい
ては、例えば芝崎勲;「食品殺菌工学」光琳全書24
(1981年3月14日発行)、清水潮、横山理雄;
「レトルト食品の理論と実際」幸書房(1981年1月
15日発行)等に述べられている。
【0025】
【実施例】 以下、本発明
を実施例によりさらに詳しく説明する。なお、本発明で
用いた各種物性の測定方法を以下に示す。 [ヒートシール強度]オリエンテック社製引張り試験機
(RTA−100型)を用いて、試料を引張り速度30
0mm/分の条件で180度剥離強度を測定した。 [ユズ肌評価]レトルト処理後の袋を目視により表面の
凹凸状態(ユズ肌)を観察し、次の5段階で評価した。 1 ・… ユズ肌の発生が全く観察されない 2 ・… 不鮮明な凹凸のユズ肌が若干観察されるもの
の使用に耐える 3 ・… 不鮮明な凹凸のユズ肌の発生がかなり見られ
るものの使用に耐える 4 ・… はっきりとした凹凸形状のユズ肌で、包装袋
の全面に見られ使用に耐えない 5 ・… 激しい凹凸形状のユズ肌で、包装袋の全面に
見られ使用に耐えない [フィルム衝撃強度]ASTM D781に準拠し、東
洋精機製作所社製フィルムインパクトテスターを用いて
温度−5℃の条件で測定した。 [キシレン不溶分および可溶分]温度130℃でポリマ
ーを濃度約1重量%になるようにオルトキシレンにいっ
たん溶解し、その後温度25℃まで冷却し、析出したも
のをオルトキシレン不溶分、析出しないものをオルトキ
シレン可溶分とし、その重量割合を求めた。オルトキシ
レン可溶分は、次の13C−NMRスペクトルの測定に用
いた。
【0026】 [13C−NMRスペクトルの測定] 測定器 :日本電子社製 JNM−GSX400 測定モード :プロトンデカップリング法 パルス幅 :8.0μs パルス繰返時間:5.0μs 積算回数 :20000回 溶媒 :1,2,4−トリクロロベンゼン/重水素化ベンゼンの 混合溶媒(75/25容量%) 内部標準 :ヘキサメチルジシロキサン 試料濃度 :300mg/3.0ml溶媒 測定温度 :120℃
【0027】また、用いた材料を以下に示す。 [プロピレン−α−オレフィンブロック共重合体] BPP1:エラストマーブロック含有量が20質量%、
キシレン可溶分が17.3質量%、キシレン可溶分のF
Pが44.1モル%、PPが74.9モル%、Pf 1
0.33、MFRが2.3g/10分、固有粘度が4.
3dl/gであるプロピレン−α−オレフィンブロック
共重合体 BPP2:エラストマーブロック含有量が15質量%、
キシレン可溶分が9.8質量%、キシレン可溶分のFP
が48.5モル%、PPが72.2モル%、Pf1が0.
46、MFRが3.4g/10分、固有粘度が4.8d
l/gであるプロピレン−α−オレフィンブロック共重
合体 BPP3:エラストマーブロック含有量が20質量%、
キシレン可溶分が17.5質量%、キシレン可溶分のF
Pが48.1モル%、PPが75.9モル%、Pf 1
0.36、MFRが2.8g/10分、固有粘度が5.
3dl/gであるプロピレン−α−オレフィンブロック
共重合体 BPP4:エラストマーブロック含有量が20質量%、
キシレン可溶分が17.6質量%、キシレン可溶分のF
Pが47.5モル%、PPが72.1モル%、Pf 1
0.38、MFRが2.6g/10分、固有粘度が3.
7dl/gであるプロピレン−α−オレフィンブロック
共重合体(比較用)
【0028】実施例1〜3、比較例1 表2の示す種類及び配合量でタンブラーを用いて混合し
た後、二軸押出機(神戸製鋼所社製、KTX37型)を
用いてペレットにした。得られた各ペレットを、口径1
15mmφ、及び口径65mmφの押出機、ダイス幅
3,400mm、リップ幅0.8mm、フィードブロッ
ク方式の東芝機械社製Tダイ成形機を用い、日本精線株
式会社製「商品名:ナスロンフィルター(濾過精度20
μm)」を80枚/基セットしたフィルターを通した
後、ダイス(温度250℃)に供給しで厚み70μmの
ポリプロピレンフィルムを作製した。得られた各フイル
ムの流れ方向(M.D)の断面をTEMにより観察し、
エラストマーブロックの分散粒子の状態を見た。その結
果を表2に示す。次いで、得られた各フィルムとポリエ
ステルフィルム(厚み12μm)とをテスター産業社製
ヒートシーラーを用いてドライラミネート法で積層し、
積層フィルムを作製した。各積層フィルムをヒートシー
ラーで温度170℃、圧力0.2MPa、時間1秒の条
件でヒートシールを行ってパウチを作製し、市販の味の
素株式会社製「青椒肉絲」をリパックした。その後、リ
パックしたパウチを日阪製作所社製滅菌器(RCS−4
OT)を用いて、温度121℃で30分間のレトルト殺
菌を施した。レトルト殺菌後のパウチについてユズ肌の
評価を行った。また、レトルト殺菌前及びレトルト殺菌
後のパウチの接合部を幅15mmに切り出しヒートシー
ル強度の測定を行った。
【0029】実施例4 金属繊維濾過フィルターとして濾過精度80μmのもの
を用いた以外は実施例1と同様に行った。
【0030】実施例5 金属繊維濾過フィルターとして濾過精度40μmのもの
を用いた以外は実施例1と同様に行った。
【0031】比較例2及び3 金属繊維濾過フィルターの替えて、目開きが20/60
/120/60/20メッシュのスクリーンメッシュを
用いた以外は比較例1及び実施例1と同様に行った。以
上の評価及び測定結果を表3に示す。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】
【発明の効果】本発明のポリプロピレンフィルムは、包
装材料のヒートシール層として用いた時、レトルト殺菌
処理などによる加熱殺菌によるヒートシール強度の低下
が小さく、低温衝撃強度に優れ、かつユズ肌の発生がな
いので食品包装材料および医療用包装材料として有用に
使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プロピレン−エチレン共重合体の同位体炭素に
よる核磁気共鳴スペクトルの例である。
【図2】プロピレン−エチレン共重合体における連鎖分
布由来の各炭素の名称を示す例である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F071 AA15X AA20X AA21X AA75 AA88 AF45 AG31 AH04 BC01 BC08 4J026 HA02 HA04 HA32 HA35 HA49 HB02 HB03 HB04 HB32 HB35 HB43 HB48 HB49 HE01 4J100 AA03P AA04Q AA09Q AA15Q AA17Q AA18Q AA20Q CA04 JA58 JA59

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ポリプロピレンブロックと、
    (b)プロピレンと炭素数2〜12(ただし、3を除
    く)のα−オレフィンとの共重合体エラストマーブロッ
    クからなり、該共重合体エラストマーブロックは全共重
    合体に占める割合が5〜30質量%であり、キシレン不
    溶分の固有粘度が4.0〜6.0dl/gであるプロピ
    レン−α−オレフィンブロック共重合体を成形して得ら
    れ、かつ、エラストマーブロックの分散粒子が下記
    (1)〜(3)の特性を有するポリプロピレンフィル
    ム。 (1)フィルムの流れ方向(M.D)のアスペクト比1
    〜3の割合が50%〜100% (2)フィルムの流れ方向(M.D)の平均粒径0.2
    μm以下の割合が45〜80%及び平均粒径0.4〜1
    μmの割合が20〜40% (3)フィルムの流れ方向(M.D)の真円度1〜1.
    2の割合が60〜95%及び真円度1.2〜1.4の割
    合が30%以下
  2. 【請求項2】 (a)ポリプロピレンブロックと、
    (b)プロピレンと炭素数2〜12(ただし、3を除
    く)のα−オレフィンとの共重合体エラストマーブロッ
    クからなり、該共重合体エラストマーブロックは全共重
    合体に占める割合が5〜30質量%であり、キシレン不
    溶分の固有粘度が4.0〜6.0dl/gであるプロピ
    レン−α−オレフィンブロック共重合体を、金属繊維濾
    過フィルターを用いて溶融ろ過することを特徴とするポ
    リプロピレンフィルムの製造方法。
  3. 【請求項3】 金属繊維濾過フィルターは、JIS B
    8356に準拠して測定される濾過精度が5〜80μm
    であることを特徴とする請求項2記載のポリプロピレン
    フィルムの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003055479A (ja) * 2001-08-22 2003-02-26 Showa Denko Plastic Products Co Ltd ポリプロピレンフィルム及びその製造方法
JP2004027212A (ja) * 2002-05-10 2004-01-29 Sunallomer Ltd キャストフィルム及びその製造方法並びにキャストフィルムからなる容器
JP2006152068A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Mitsui Chemicals Inc ポリプロピレンシートおよびフィルム

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