JP2001231828A - 手足の血行促進用のリハビリ器具 - Google Patents

手足の血行促進用のリハビリ器具

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JP2001231828A JP2000306968A JP2000306968A JP2001231828A JP 2001231828 A JP2001231828 A JP 2001231828A JP 2000306968 A JP2000306968 A JP 2000306968A JP 2000306968 A JP2000306968 A JP 2000306968A JP 2001231828 A JP2001231828 A JP 2001231828A
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Setsuzo Kaneko
節三 金子
Mariko Kaneko
まり子 金子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型に収納できて家庭内で使用可能な、而も
自力の運動を助けうる補助的なもので、手足の血行促進
に有効なリハビリ器具の提供を課題とする。 【解決手段】 手足Bの筋肉を被包する空気袋103
と、該袋103にホ−ス管112で連結した空気ポンプ
113を設ける手段と、該空気ポンプ113を手動で袋
103内に空気を注入して手足Bの筋肉を加圧する手段
と、該袋103内の空気を溢出105して手足Bの筋肉
を弛緩する手段とを繰り返し、血行を促進させるように
した手足Bの血行促進用のリハビリ器具等101を構成
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手足の血行促進用のリ
ハビリ器具に係るものであり、脳卒中の後遺症で手足の
麻痺(マヒ)した患者向きのリハビリ器具に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】介護保険制度もいよいよスタ−トし、一
方老人パワ−が流行語になって、高齢者に対する社会の
関心は高まりをみせる今日この頃である。然し、多くの
老人が脳卒中の後遺症から手足が麻痺し、リハビリに励
む姿は痛々しい。この治療にはマッサ−ジがよいが、自
分で行なうリハビリ器具は施設用の大型化したものが多
く、自宅で簡単に使える小型器具は限られている。
【0003】しかも機構的には、刺激用の磁石やバイブ
レ−タ機構とか、保温用の遠赤機構とか、あるいは握力
用のスプリング機構という相も変らない機構のものが殆
どであって、それ等の直接的な効果は今一つ期待し難い
ものが多く、何れもあまり普及していない。元来リハビ
リとは、患者自身が自らの力で楽しく運動し始めること
であり、器具はその運動を補助するためのものであるこ
とが望ましい。
【0004】特に手の麻痺は、足より回復が遅れがちで
ある。この点指先は、運動によって脳が刺激されるの
で、出来るだけ動かすようにした方がよいが、その運動
は楽に行なえるものでなければ続かない。然し腕の方の
リハビリは、運動といっても実際にはむつかしい。従っ
て、腕の麻痺が運動不足を誘発し、特に筋肉の脆弱化が
避けられない。それには、腕の筋肉を加圧・圧迫して直
接刺激し、血行を促進させるための筋肉の強化が必要で
ある。
【0005】腕の筋肉を刺激する方法としては、筋肉を
圧迫することが患者にとっては楽である。そして、圧迫
をより効果的にするには、加圧部に隣接して弛緩部を設
けるのがよい。例えば静脈瘤の患者に対し、従来筋肉専
門の医者は、患部の手足に間隔を開けてテ−ピイング
し、圧迫と緩和を繰り返すことによって、筋肉のバラン
スを回復させるようにしている。然しこのテピ−ング
は、非常に手間が掛かるので、最近では強弱織りの編地
等も出回り始めているが、静的なため効果が薄く、より
刺激の強いものが望まれている。
【0006】以上の観点から本発明の出願人は、先に空
気袋を段状にして、加圧部に隣接して弛緩部を設けた、
特願平10−188291号の「空気ポンプとセットの
身体矯正具」を出願し、その中では筋肉バランス回復用
の矯正具を提案した。本発明は、この技術をさらに改良
したものを含むものである。
【0007】一方足の麻痺に対しても、下肢や上肢を刺
激する筋肉強化は必要である。然し運動の中でも歩行
は、重力に逆らって立って歩くために反作用の刺激が有
効であり、足の裏に体重が掛かるため、関節に刺激を与
えて筋肉を圧迫するので、歩行歩は筋肉の強化に有効で
ある。従って手足の麻痺した人は、出来るだけ歩く練習
をする方がよいが、寝たきりの状態にある人は歩行をす
ることができないので、歩行に変わって刺激をあたえる
健康器具があればよい。
【0008】特に人の足の裏は、皮膚の直下に血管が走
つているので、各種の臓器に影響を与える「ツボ」が数
多く存在している。そのため足の裏を刺激することによ
るマッサ−ジ効果が、中国を始めとして最近では我が国
でも広く認識されるようになってきた。足の裏の刺激
は、医学的な見地から薬の吸収が良くなり骨疽症の治療
にもなることが立証されている。この足の裏をマッサ−
ジする健康器具としては突起状の竹踏式やこれを回転式
にしたものも出回っている。また、機械的エネルギ−を
出力するマッサ−ジ方法としては、揉み式・指圧式・ロ
−リング式・バイブレ−タ式等がある。
【0009】然し、臓器を活性化させるための有効な刺
激といっても、特に手足が麻痺して不自由で寝たきりの
人にとっては、比較的楽な足裏の刺激方法から始めるの
でなければ、長続きはしない。従来、身障者向けの小型
マッサ−ジ機ないしリハビリを兼ねた器具は、従来殆ど
見当らなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そのため本発明は、小
型に収納できて家庭内で使用可能な、而も自力の運動を
助けうる補助的なもので、手足の血行促進に有効なリハ
ビリ器具の提供を課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の事情に鑑み、本発
明は、手足の筋肉を被包する空気袋と、該袋にホ−ス管
で連結した空気ポンプを設ける手段と、該空気ポンプを
手動で袋内に空気を注入して手足の筋肉を加圧する手段
と、該袋を段状にして加圧部に隣接して弛緩部を設ける
手段とからなり、血行を促進させるようにした手足の血
行促進用のリハビリ器具と、また手足の筋肉を被包する
空気袋と、該袋にホ−ス管で連結した空気ポンプを設け
る手段と、該空気ポンプを手動で袋内に空気を注入して
手足の筋肉を加圧する手段と、該袋内の空気を溢出して
手足の筋肉を弛緩する手段とを繰り返し、血行を促進さ
せるようにした手足の血行促進用のリハビリ器具と、さ
らに手足の筋肉を被包する空気袋と、該袋にホ−ス管で
連結した空気ポンプを設ける手段と、該空気ポンプを手
動で袋内に空気を注入して手足の筋肉を加圧する手段
と、該袋内の空気を小穴の排出口から溢出する手段と、
該溢出空気圧で手足の筋肉を刺激する手段とを繰り返
し、血行を促進させるようにした手足の血行促進用のリ
ハビリ器具と、さらにまた手足の筋肉を被包する空気袋
と、該袋にホ−ス管で連結した空気ポンプを設ける手段
と、該空気ポンプを手動で袋内に空気を注入して手足の
筋肉を加圧する手段と、該空気が一定の内圧に達したら
自動的に溢出する手段とを繰り返し、血行を促進させる
ようにした手足の血行促進用のリハビリ器具とを構成す
るようにして、上記の課題を解決した。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の手足の血行促進用のリハ
ビリ器具を、以下添付の図面に基づいて詳細に説明す
る。図1から図3までは、本発明の袋を段状にして加圧
部に隣接して弛緩部を設け、血行を促進させるようにし
た本発明の請求項1のリハビリ器具である。図1は本発
明の手の血行促進用のリハビリ器具の一実施例を示す使
用状態の斜視図である。図2は図1に使用される熱融着
布からなる被覆体の一実施例を示す展開図である。図3
は図1に使用される空気ポンプとホ−ス管と雌雄コネク
タ−等の一実施例を示す分解断面図である。
【0013】1は本発明の手の血行促進用リハビリ器具
の一例で、手の筋肉を被包する熱融着布からなる被覆体
2に、横段状に連結した空気袋3を設けている。この被
覆体2は、腕Aの太さより大きい中空筒体からなってい
るので、そのまま腕Aに通すことが出来るが、指先側は
開放にして面状ファスナ−(商標「マジックファスナ
−」と称されているもの)で着脱自在に開くようにして
もよい。そして本実施例の被覆体2は肩から手首までだ
が、肘までの短くて使いよいものとしてもよい。
【0014】熱融着性被覆体2は、本実施例の場合比較
的厚くて丈夫な0.3粍厚の表面艶消しの軟質塩化ビニ
−ル製シ−ト布二枚を熱融着した。被覆体2は、手首の
末端側の一端には注入口4を設け、肩の心臓部側の他端
には排出口5を設けた。二枚の熱融着布2の中間は周囲
をシ−ル6aした後に、横段状の多数の袋状3a…3a
と縦の連結路3bが形成されるように段状シ−ル6bに
した。図2では、シ−ル6b内を全てハッチングにした
が、実際は外郭線だけをシ−ルした。そして最後に、両
サイドを重ねて筒状にシ−ル6cして仕上げた。本実施
例の場合、横段状の空気袋3a…3aの間隔は3cm幅に
した。段状は、このように多数の袋状にすることが好ま
しいが、然し数段程度に止めても効果がある。
【0015】袋3への注入口4の入り口は、雌コネクタ
−7になっており、下方は開放8しており、注入口4の
上部の蓋9aは開けた状態で使用しない。そして下部に
は、熱融着の基盤10を設けている。注入口4の雌コネ
クタ−7に嵌合する雄コネクタ−11は、ホ−ス管12
の先端にあって、ホ−ス管12の後端には空気ポンプ1
3を連結している。この注入口4の雌コネクタ−7は、
足の血行促進用のリハビリ器具を別途用意し、また排出
口5とも互換性を持たせることができる。なお雄コネク
タ−7と雌コネクタ−11の嵌合は、本実施例の場合は
段状のテ−パ−からなっているが、テ−パ−に代えて軽
い螺子込み式のもの、あるいはスプリングでカチット嵌
合するようにしてもよい。なおホ−ス管12は、普通の
ホ−ス管でも耐える場合があるのでホ−ス管としたが、
図の場合は肉厚の加圧管を使用した。
【0016】空気ポンプ13は、本実施例の場合ゴム製
の軟らかい楕円球状の弾性品からなっている。空気ポン
プ13の上端には筒状のキャップリング14が嵌挿され
ている。キャップリング14の筒内には、上面の小穴1
5と中間の支持内鍔16で囲まれた間に筒径より若干小
さい鋼球のボ−ルストッパ−17が、上下に浮沈しうる
ように遊嵌している。また空気ポンプ13の下端には、
空気量を調節する螺子付きのコック18を取着してい
る。コック18を回して出口を絞り、弾性の空気ポンプ
13を押さえて凹ますと、内圧によってボ−ルストッパ
−17が飛び上がり、空気取入れ口となっている上の小
穴15を塞ぎ、空気ポンプ13内の空気はホ−ス管12
を通って袋3内に吐出される。次に空気ポンプ13を弛
めて膨らますと、ボ−ルストッパ−17は自重で下り小
穴15から空気が入る。
【0017】この空気ポンプ13のコック18を閉め
て、圧縮と膨らましによる手動を繰り返すと、ホ−ス管
12を経由して手の末端部側に設けられた注入口4から
袋3内に空気が注入され、袋状の3aが加圧部となって
手足の筋肉を加圧する。そしてこれに隣接するシ−ル6
が弛緩部となる。このように加圧部と弛緩部を設けるこ
とにより、テ−ピングと同様の効果によって筋肉の血行
は促進される。このように空気ポンプ13を手動で行な
う動作は、不自由な指先のリハビリになる。そして麻痺
した腕の筋肉を部分的に加圧部に隣接してと弛緩部を設
けることにより、この状態の持続で血行は促進され、筋
肉のバランスを回復させることができる。そして空気を
抜く際には、排出口5の蓋9bと空気ポンプ13のコッ
ク18を開ければ空気は排出できる。
【0018】次の図4から図6までは、本発明の注入し
た空気による加圧と、空気を溢出させることによる弛緩
とを繰り返し、血行を促進させるようにした腕用の本発
明の請求項2のリハビリ器具である。本発明のリハビリ
器具は、先ずポンプで空気を注入するリハビリによって
手足の筋肉を加圧し、次に空気を溢出させて加圧と弛緩
の動作を繰り返すことによって、血行を促進させるリハ
ビリ器具も先の実施例と同一技術概念の技術であるた
め、本発明中に併合出願する。図4は本発明の筋肉に加
圧と空気の溢出による弛緩とを繰り返すリハビリ器具の
一実施例を示す使用状態の斜視図である。図5は、図4
のリハビリ器具に使用される空気袋の一実施例を示す展
開図である。図6は、図4のリハビリ器具に使用される
排出口の縦断面図である。
【0019】101は本発明の手の血行促進用リハビリ
器具の一例で、手の筋肉を被包する熱融着布からなる被
覆体102に、空気袋103を設けている。この被覆体
102は、腕Bの太さより大きい中空筒体からなってい
るので、そのまま腕Bに通すことも出来るが、本実施例
の場合には、縦に嵌合ファスナ−119を取り付けて全
開できるようになっている。そして本実施例の被覆体1
02は肩から手首までだが、肘までの短くて使いよいも
のとしてもよい。また本実施例の熱融着性被覆体102
は、外側はナイロン繊維製の布地の内面に0.3粍厚の
表面艶消しの軟質塩化ビニ−ル製シ−トをラミネ−トし
たものを、内側は0.45粍厚の表面艶消しの軟質塩化
ビニ−ル製シ−トを使用し、両者を熱融着して外周を縁
縫い120して仕上げたものである。
【0020】被覆体102は、手首の末端側の一端には
注入口104を外側の熱融着布にシ−ルし、肩の心臓部
側の他端には排出口105を外側の熱融着布にシ−ルし
た。二枚の熱融着布102は、周囲をシ−ル106c
し、中間には四段のシ−ル106bを設けて屈曲しうる
ようにした。周囲のシ−ル106cの縁は、縁布をあて
て縫製120し、また縦方向の外縁には嵌合ファスナ−
119を取り付けた。
【0021】袋103の注入口104と排出口105は
同じで、入り口は雌コネクタ−107になっており、下
方は開放108している。注入口104は蓋109bを
開けた状態で使用し、排出口105は閉じた状態で使用
する。注入口104の雌コネクタ−107に嵌合する雄
コネクタ−(図示せず)は前実施例と同様で、またホ−
ス管112の先端にあって、ホ−ス管112の後端には
空気ポンプ113を連結している。この注入口104の
雌コネクタ−107は、排出口105と互換性を有し、
別途用意する足の血行促進用のリハビリ器具とも互換性
を持たせるようにしてもよい。なおホ−ス管112は、
普通のホ−ス管でも耐える場合があるのでホ−ス管とし
たが、図4の場合は肉厚の加圧管を使用した。
【0022】本実施例の場合の排出口105等の蓋10
9bには、空気を溢出させるための小さな穴121を穿
設している。従って、空気ポンプ113のコック118
を閉めて、手動で空気を送り込むと、ホ−ス管112を
経由して注入口104から袋103内に空気が注入さ
れ、袋状の103aの部分が膨らんで手の筋肉を加圧す
る。その際の空気ポンプ113を手動で行なう動作は、
不自由な指先のリハビリになる。そして麻痺した腕の筋
肉を加圧すると、排出口105の小さな穴121から、
空気が少しづつ溢出して空気圧は弛緩する。そこでまた
注入する繰り返しは、血行を促進し筋肉を活性化させる
ことができる。そして空気を抜く際には、排出口105
の蓋109bを開ければ空気は排出できる。
【0023】同じく図7と図8は、本発明の注入した空
気による加圧と、空気を溢出させることによる弛緩とを
繰り返し、溢出空気で足の裏を刺激して血行を促進させ
るようにした、本発明の脚用の請求項2と請求項3のリ
ハビリ器具である。本発明のリハビリ器具は、先ずポン
プで空気を注入するリハビリによって手足の筋肉を加圧
し、次に空気を溢出させて加圧と弛緩の動作を繰り返す
ことによって、血行を促進させるリハビリ器具も先の実
施例と同一技術概念の技術であるため、本発明中に併合
出願する。図7は本発明の筋肉に加圧と空気の溢出によ
る弛緩とを繰り返すリハビリ器具の一実施例を示す使用
状態の斜視図である。図8は、図7のリハビリ器具に使
用される空気袋の一実施例を示す折り畳んだ状態を示す
展開図である。
【0024】201は本発明の足の血行促進用リハビリ
器具の一例で、足の筋肉を被包する熱融着布からなる被
覆体202に、空気袋203を設けている。また、被覆
体202には、ホ−ス管212を経由して空気ポンプ2
13を連結している。被覆体202は、脚Cの太さより
大きい中空筒体からなっているので、そのまま脚Cに通
すことも出来るが、本実施例の場合には、縦の嵌合ファ
スナ−219と上下の面状ファスナ−(商標「マジック
ファスナ−」)222を取り付けて全開できるようにな
っている。そして本実施例の被覆体202は主として下
肢用であるが、上肢の方まで伸ばすようにてもよい。ま
た本実施例の熱融着性被覆体202は、前実施例と同じ
なので省略して、簡単な説明に止める。
【0025】被覆体202の注入口は204aである
が、空気袋203は大きいので、排出口を兼ねた204
bからも注入するようにしてもよい。空気を溢出させる
ための排出口205は、足の裏Dの土踏まず部位に三個
設けており、小穴(図示せず)から噴出させるようにし
ている。なお、器具201を脚に取り付けた状態の時、
足先Eは飛び出しており、空気は足先の開放口から排出
される。
【0026】最後の図9は、本発明の注入した空気によ
る加圧と、空気を溢出させることによる弛緩とを繰り返
し、而も空気が一定の内圧に達したら自動的に溢出し、
溢出空気で足の裏を刺激して血行を促進させるようにし
た、本発明の脚用の請求項2と請求項3と請求項4のリ
ハビリ器具である。従って先の実施例と同一技術概念の
技術であるため、本発明中に併合出願する。図9は、本
発明の空気が一定の内圧に達したら自動的に溢出するリ
ハビリ器具の一実施例を示す、空気廻りの機構を示す一
部切欠断面を含む斜視図である。
【0027】本発明の足の血行促進用リハビリ器具30
1は、内部の熱融着布からなる被覆体が、足の筋肉を被
包する上肢用と下肢用の二個のゴム製の空気袋303
a,303bからなっている。このゴム製の空気袋30
3a,303bは、空気を吹き込んだ回転成形で繋ぎ目
なしの丈夫なものとして製造され、本実施例の場合は、
0.85粍厚からなっている。空気袋303aの一端に
は、注入側の空気ポンプ313を連結している。一方の
空気袋303bは排出側となり、ばね式安全弁323へ
と連結している。このばね式安全弁323の構造は、排
出される空気を弁座324に弁体325がスプリング3
26で付勢している。そのためスプリング326が、予
め設定した一定の内圧に達する迄は、空気は空気袋30
3a,303b内に止まっている。空気ポンプ313に
よって袋303a,303b内に送り込まれる注入空気
が、やがて設定内圧に達すると、スプリング326に抗
して弁体325と弁座324との間に隙間ができ、溢出
口327の方から空気は溢出する。本実施例の設定内圧
とは、220〜340mmHg程度の圧力である。従って
この溢出空気は勢いよく出るので、危険のないようにこ
れを利用している。
【0028】溢出口327から吐出される空気は、扁平
状の薄い中空体からなる連結最先端のノズル328に導
かれて、足裏の土踏まず部位に当接さしている多数の小
穴329から勢いよく噴出し、この空気圧によって足裏
を刺激する。ポンプ313からノズル328までは、一
連に連結しており、この被覆体302は外装材(図示せ
ず)の中に収納されて、本実施例のリハビリ器具301
となっている。この噴出空気による刺激は、足裏以外に
も手足の筋肉等にも適用させることができる。これ等の
本発明のリハビリ器具は、ベットで寝た状態でも、車椅
子等に座った状態でも使用可能である。なお本発明は、
権利を譲渡する用意がある。
【0029】
【発明の効果】本発明のリハビリ器具は、空気ポンプを
手動で操作するため、手のリハビリにも有効である。
【0030】本発明のリハビリ器具は、医学的な臨床実
験の結果を基礎にした適切な動的機構で刺激を与えるよ
うにしているので、筋肉の強化と血行の促進に有効であ
る。
【0031】本発明のリハビリ器具による足の裏の叩打
マッサ−ジは、刺激の効果は顕著であり、寝たきりの身
障者でも歩行に変わって血行が促進され、臓器が活性化
して薬の吸収が良くなり、骨疽症の治療にも効果があ
る。
【0032】本発明のリハビリ器具は、小型で安価なた
め、広く家庭内で簡単に使用でき、脳卒中の後遺症で手
足の麻痺した患者のリハビリ補助具として最適である。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手の血行促進用のリハビリ器具の一実
施例を示す使用状態の斜視図である。
【図2】図1に使用される熱融着布からなる被覆体の一
実施例を示す展開図である。
【図3】図1に使用される空気ポンプとホ−ス管と雌雄
コネクタ−等の一実施例を示す分解断面図である。
【図4】本発明の筋肉に加圧と空気の溢出による弛緩と
を繰り返すリハビリ器具の一実施例を示す使用状態の斜
視図である。
【図5】図4のリハビリ器具に使用される空気袋の一実
施例を示す展開図である。
【図6】図4のリハビリ器具に使用される排出口の縦断
面図である。
【図7】本発明の筋肉に加圧と空気の溢出による弛緩と
を繰り返すリハビリ器具の一実施例を示す使用状態の斜
視図である。
【図8】図7のリハビリ器具に使用される空気袋の一実
施例を示す折り畳んだ状態を示す展開図である。
【図9】本発明の空気が一定の内圧に達したら自動的に
溢出するリハビリ器具の一実施例を示す、空気廻りの機
構を示す一部切欠断面を含む斜視図である。
【符号の説明】
1,101,201,301 リハビリ器具 2,102,202,302 熱融着布から
なる被覆体 3,3a,3b,103,103a,203,303
a,303b 空気袋 4,104,204a,204b 注入口 5,105,205 排出口 6a,6b,6c,106b,106c 熱融着シ−ル 7,107 雌コネクタ− 8,108 雌コネクタ−
の開放部 9a 注入口の蓋 9b,109b 排出口の蓋 10 雌コネクタ−
の基盤 11 雄コネクタ− 12,112,212,312 ホ−ス管 13,113,213,313 空気ポンプ 14 空気ポンプの
キャップリング 15 空気ポンプの
小穴 16 空気ポンプの
支持内鍔 17 空気ポンプの
ボ−ルストッパ− 18,118 空気ポンプの
コック 119,219 嵌合ファスナ
− 120 縁縫いの縫製 121 注入口や排出
口の蓋の小穴 222 面状ファスナ
− 323 ばね式安全弁 324 ばね式安全弁
の弁座 325 ばね式安全弁
の弁体 326 ばね式安全弁
のスプリング 327 排出口 328 噴出のノズル 329 噴出の小穴 A,B 腕 C 足 D 足裏 E 足の指先

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手足の筋肉を被包する空気袋と、該袋に
    ホ−ス管で連結した空気ポンプを設ける手段と、該空気
    ポンプを手動で袋内に空気を注入して手足の筋肉を加圧
    する手段と、該袋を段状にして加圧部に隣接して弛緩部
    を設ける手段とからなり、血行を促進させるようにした
    ことを特徴とする手足の血行促進用のリハビリ器具。
  2. 【請求項2】 手足の筋肉を被包する空気袋と、該袋に
    ホ−ス管で連結した空気ポンプを設ける手段と、該空気
    ポンプを手動で袋内に空気を注入して手足の筋肉を加圧
    する手段と、該袋内の空気を溢出して手足の筋肉を弛緩
    する手段とを繰り返し、血行を促進させるようにしたこ
    とを特徴とする手足の血行促進用のリハビリ器具。
  3. 【請求項3】 手足の筋肉を被包する空気袋と、該袋に
    ホ−ス管で連結した空気ポンプを設ける手段と、該空気
    ポンプを手動で袋内に空気を注入して手足の筋肉を加圧
    する手段と、該袋内の空気を小穴の排出口から溢出する
    手段と、該溢出空気圧で手足の筋肉を刺激する手段とを
    繰り返し、血行を促進させるようにしたことを特徴とす
    る手足の血行促進用のリハビリ器具。
  4. 【請求項4】 手足の筋肉を被包する空気袋と、該袋に
    ホ−ス管で連結した空気ポンプを設ける手段と、該空気
    ポンプを手動で袋内に空気を注入して手足の筋肉を加圧
    する手段と、該空気が一定の内圧に達したら自動的に溢
    出する手段とを繰り返し、血行を促進させるようにした
    ことを特徴とする手足の血行促進用のリハビリ器具。
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