JP2001231778A - 最適化胸部撮影のための非対称コリメータ - Google Patents

最適化胸部撮影のための非対称コリメータ

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JP2001231778A
JP2001231778A JP2000327893A JP2000327893A JP2001231778A JP 2001231778 A JP2001231778 A JP 2001231778A JP 2000327893 A JP2000327893 A JP 2000327893A JP 2000327893 A JP2000327893 A JP 2000327893A JP 2001231778 A JP2001231778 A JP 2001231778A
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Thomas M Leeds
トーマス・エム・リーズ
Michael John Pajerski
マイケル・ジョン・パジェルスキー
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General Electric Co
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    • A61B6/06—Diaphragms
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Ｘ線イメージング・システム用のコリメータ
装置を提供する。 【解決手段】 本装置は、ビームの経路に沿って配置さ
れ、垂直方向に調整可能であると共にビームを対称にコ
リメートするように動作可能である第１のコリメータ
（１２）と、第１のコリメータ（１２）と検出器（１
４）との間に配置され、検出器に到達する対称にコリメ
ートされたビーム（３０）の最上位置のＸ線を予め定め
た上側境界（２６ａ）に制限する第２のコリメート用デ
バイス（２４）とを有する。この第２のデバイスは、検
出器上の有効イメージング領域（１４ａ）の上側辺縁を
定める役目を果たすと同時に、検出器に到達する対称に
コリメートされたビーム（３０）の最下位置のＸ線（３
０ｂ）が、有効イメージング領域の下側辺縁を規定し、
且つ第１のコリメータ（１２）の選択的調整によって決
められた下側境界を構成するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の背景】「Ｒｅｖｏｌｕｔｉｏｎ ＸＱ／ｉ」と
して市場において知られているゼネラル・エレクトリッ
ク・カンパニイ社の製品など、現在使用されている多く
のＸ線イメージング・システムでは、撮影域、すなわち
有効イメージング領域（ＡＩＡ； Active Imaging Are
a）が対称に調整できるように調整可能なコリメータ・
ブレードが配置されている。本明細書で使用する場合、
有効イメージング領域（ＡＩＡ）とは、Ｘ線管により投
射された入射Ｘ線を受け取るためにＸ線イメージング・
システムのＸ線管から指定された距離に位置する矩形領
域のことをいう。ＡＩＡの寸法は一般に、患者などを透
過した投影の後にＸ線を受け取るように配置されたＸ線
フィルムやディジタル式半導体Ｘ線検出器などのＸ線イ
メージング用媒体の検出領域の寸法に一致するように調
整可能である。別法として、ＡＩＡは媒体の検出領域の
一部分のみに一致するように調整することができる。
【０００２】対称に調整可能なコリメータでは、離隔さ
せた２対のコリメータ・ブレードをＸ線管上に装着す
る。これらブレードのうちの１対はＡＩＡの垂直方向の
寸法（すなわち長さ）を調整するためのものであり、別
の１対はＡＩＡの水平方向の寸法（すなわち幅）を調整
するためのものである。したがって、コリメータ上に装
着された小さいホイールまたはダイヤルを回転させるこ
とにより、垂直方向の寸法に関連する２つのコリメータ
・ブレードを滑らかに調整して、その寸法を選択的に増
加または減少させることができる。Ｘ線管及び検出器が
互いに対して手動で位置決めされないと仮定すると、コ
リメータ・ブレードのあらゆる設定に対して焦点の中心
線とＡＩＡの最上部の辺縁との間の距離、すなわち間隔
が焦点の中心線と最下部の辺縁との間の間隔に等しくな
るという意味において、このコリメータ調整は対称的で
ある。焦点の中心線は、投射されたＸ線ビームの軸と一
致する。
【０００３】ＡＩＡの水平方向の調整に関しても同様
に、その調整に関連するコリメータ・ブレードの対に対
するあらゆる設定について焦点中心線とＡＩＡの右側及
び左側辺縁のそれぞれとの間の間隔が等しくなるという
意味において、対称的となる。
【０００４】上記のように、対称に調整可能なコリメー
トはＸ線システムにおいて極めて有益であることが分か
っている。こうした配置によりＸ線技師などのユーザは
患者をＸ線検出器の前方に位置決めし、次いでＸ線ビー
ムの寸法を特定の患者及び検出器に対する要求に従って
迅速に調整することができる。対称的なコリメートは、
ディジタル式半導体Ｘ線検出器に関して、また自動追跡
Ｘ線管を利用してユーザの生産性を向上させているシス
テムに関して特に有用であると考えられる。自動追跡Ｘ
線管の特徴を有するシステムでは、検出器が移動する
と、Ｘ線管が自動により対応した移動を起こし、Ｘ線管
と検出器の間の事前に指定した関係が維持される。上記
の製品「Ｒｅｖｏｌｕｔｉｏｎ ＸＱ／ｉ」などのＸ線
システムでは、そのＸ線管スタンドはモータ駆動で移動
させることができ、検出器上の画像中心を自動的に追跡
する。この特徴のために、ユーザは検出器を患者に対し
て手動で位置決めするだけでよく、Ｘ線管は自動的に位
置決めされるので、撮影のためにＸ線システムを設定す
る際の生産性が大いに向上する。一方、患者のあご先を
検出器の最上部の近傍に位置決めし、そのＸ線照射を胸
部領域及び上腹部に限定するような胸部撮影に対する関
心が増大しつつある。現在のところ、こうした撮影で
は、腹部領域に対して鉛シールドや鉛エプロンを使用す
る必要があり、またＸ線管及びコリメータを手動により
位置決めする必要がある。対称的なコリメートをさせる
Ｘ線システムは胸部撮影に対して適応可能であるが、こ
うした適応は画質やユーザの生産性に悪影響を与えるこ
とがあり、また自動追跡Ｘ線管を十分に活用することが
できない。胸部撮影では、ＡＩＡの上側部分を狭めるこ
となく、ＡＩＡの最下部、すなわち下側部分を狭められ
ることが望ましい。
【０００５】
【発明の概要】本発明は、全般的には、Ｘ線ビームを投
射するように配置されたＸ線管と、有効イメージング領
域内のＸ線ビームを受け取るためにＸ線管から離隔させ
た検出器とを備えるＸ線イメージング・システム用のコ
リメータ装置を目的としたものである。本発明による装
置は、ビームの経路に沿って配置された第１のコリメー
タを備えており、この第１のコリメータは垂直方向に調
整可能であると共にビームを対称にコリメートするよう
に動作可能である。この装置はさらに、第１のコリメー
タと検出器の間に配置された第２のコリメート用デバイ
スを備えている。第２のコリメート用デバイスは、検出
器に到達する対称にコリメートされたビームの最上位置
のＸ線を予め定めた上側境界に制限し、検出器上のＡＩ
Ａの上側辺縁を規定するように動作可能である。同時
に、第２のコリメート用デバイスは、検出器に到達する
対称にコリメートされたビームのＡＩＡの下側辺縁を規
定している最下位置のＸ線が、第１のコリメータの選択
的調整によって決められた下側境界を有することを許容
する。したがって、検出器上のＡＩＡの上側辺縁は固定
され、一方下側辺縁は調整可能な第１のコリメータによ
って上下させることができる。
【０００６】本発明の好ましい実施形態の１つでは、第
２のコリメート用デバイスは、対称にコリメートされた
ビームの上側部分の経路内に位置するように固定可能に
配置されたコリメータ・ブレードを備え、上側部分のＸ
線を検出器に到達させないようにしている。第１のコリ
メータは垂直方向に調整可能な上側及び下側コリメータ
・ブレードを備えており、これらのブレードの間でビー
ムを通過させるようにそれぞれ配置されている。これら
の調整可能なコリメータ・ブレードは、互いに近づく方
向または離れる方向に移動させて、コリメートされたビ
ームを垂直方向で対称に保ちながら垂直面でのビームの
幅を変更している。調整可能なコリメータ・ブレードは
ハウジング内に配置し、固定式のコリメータ・ブレード
はこのハウジングに固定可能に連結することが好まし
い。
【０００７】
【発明の好適な実施の形態】本発明によれば、上記のよ
うな対称的なコリメートをさせるＸ線システムを胸部撮
影向けに容易に改良することができ、この際、この改良
がシステムのアーキテクチャ全体に及ぼす影響を最小限
にでき、そのシステムによる肝心な恩恵や利点を損なう
ことはない。こうした改良は、先ず図１を参照すること
により容易に理解される。図１では、Ｘ線管１０が、こ
れに隣接するコリメータ１２を通過させてＸ線ビームを
投射するように配置されていることを示している。投射
されたビームは、有効イメージング領域内、すなわちＡ
ＩＡ内で、ディジタル式半導体Ｘ線検出器１４の検出器
面１４ａ上に入射する。コリメータ１２は内部コリメー
タ・ブレード１６及び１８を備えており、これらのブレ
ードは互いに近づく方向または離れる方向に移動させ
て、ＡＩＡの垂直方向の寸法をそれぞれ減少または増加
させている。図１では、コリメータ・ブレード１６及び
１８が、検出器１４のそれぞれ上側及び下側辺縁の方向
に向かう上側Ｘ線２０ａ及び下側Ｘ線２０ｂを境界とす
るＸ線ビーム２０を提供するように調整されていること
を示している。したがって、図１のコリメータ１２によ
り全撮影域が提供される、すなわち、ビーム２０の垂直
方向寸法と検出器１４の検出器面１４ａの垂直方向寸法
はこれらの交点で一致している。図１では、内部コリメ
ータ・ブレード１６及び１８のあらゆる調整に対して、
ブレード間に投射されたＸ線ビームがビームの焦点中心
線２２の周りに対称になるという意味で、内部コリメー
タ・ブレード１６及び１８により対称的なコリメートが
提供されている。
【０００８】図２を参照すると、図１に示す配置を、コ
リメータ１２に固定式のコリメータ・ブレード２４を連
結させることにより本発明に従った改良をした配置で示
している。より具体的には、コリメータ・ブレード２４
は、コリメータ１２から出た投射されたＸ線ビームの上
側部分の経路内に位置するように、コリメータ１２に固
定可能に連結されている。したがって、ビーム２０の上
側Ｘ線２０ａはコリメータ・ブレード２４により阻止さ
れる。図２により示すように、コリメータ１２が投射す
ることができる任意のビームでは、その最上位置部分は
Ｘ線２６ａが境界となる。
【０００９】図４に関連させて以下で記載するが、検出
器１４はＸ線管１０及びコリメータ１２に対して垂直方
向に調整可能である。したがって、図２ではさらに、投
射されたビームのＸ線２６ａが検出器１４の上側辺縁と
交わるように垂直方向に調整されている検出器１４を表
している。検出器面１４ａ上で全撮影域を提供し、画像
の収集に検出器面の全面積を使用できるようにするに
は、コリメータ・ブレード１６及び１８を、図１で示す
ブレード位置と比較して互いに離れる方向に選択的に移
動させて、Ｘ線ビーム２８を得る。ビーム２８は、ビー
ム２０と比べてより幅広であり、検出器１４の下側辺縁
と交差する下側Ｘ線２８ｂを有する。しかし、ビーム２
８の上側Ｘ線２８ａは固定式のコリメータ・ブレード２
４により阻止される。
【００１０】図３を参照すると、上側Ｘ線３０ａ及び下
側Ｘ線３０ｂを有するＸ線ビーム３０を投射するよう
に、図２に示すブレード位置と比較して互いに近づく方
向に移動させたコリメータ・ブレード１６及び１８を示
している。上側Ｘ線３０ａは固定式のコリメータ・ブレ
ード２４により阻止され、またＸ線２６ａは検出器１４
の上側辺縁と交差したままである。一方、Ｘ線３０ｂ
は、検出器面１４ａの下側辺縁から上方に距離ｘclose
の位置で検出器面１４ａと交差している。したがって、
検出器１４の下側領域１４ｂはＸ線ビーム３０を受け取
っていない。さらに、下側領域１４ｂの寸法ｘ
close は、コリメータ・ブレード１６及び１８の調整に
より、検出器の残りの部分が引き続きＸ線放射を受け取
るようにしながら、以下に記載する限界まで容易に変更
することができる。したがって、図２及び３に示すコリ
メータ配置は、コリメータを通過するように投射された
Ｘ線ビームを非対称にコリメートするように動作可能で
ある。
【００１１】こうした配置は、上述したように胸部撮影
に容易に利用することができる。患者は、検出器１４の
直ぐ前方で、そのあご先を検出器の最上部の近傍に位置
させるように位置決めされる。次いで、コリメータ・ブ
レード１６及び１８を調整し検出器１４の下側領域１４
ｂと、Ｘ線照射から除外すべき患者の腹部領域とが一致
関係となるようにする。したがって、図２及び３の配置
により、非対称コリメートを要するような用途において
も対称性のＸ線コリメータ１２を使用することができ、
同時に画質も維持される。さらに、上記した種類の面倒
なシールドやエプロンを使用することなく、患者が受け
る実効放射線量を減少させることができる。その上、上
記の「Ｒｅｖｏｌｕｔｉｏｎ ＸＱ／ｉ」などの製品で
は、顧客の全体的な生産性を目的として設計された自動
追跡Ｘ線管を利用して、ユーザは従来通りの方式で患者
を位置決めすることができる。
【００１２】コリメータ１２はさらに、ＡＩＡの水平方
向の寸法を調整するために使用する１対の内部コリメー
タ・ブレード（図示せず）を備えている。これらのコリ
メータ・ブレードも利用可能ではあるが、一般に本発明
の本実施形態に関連しては使用していない。
【００１３】図４を参照すると、支柱３２に沿った垂直
方向の選択された位置に装着されているＸ線管１０及び
コリメータ１２を示している。検出器１４も、同様に支
柱３４に沿った垂直位置に装着されているように示して
ある。さらに、コリメータ１２は図２に関連して上述し
たように調整され、図４のＸ線システムを全撮影域動作
向けの設定としている。すなわち、ＡＩＡは検出器１４
の全検出器面１４ａと一致している。この様子を図５で
図示している。図５にも検出器１４の直ぐ上方にある領
域２４ａを示している。領域２４ａはＸ線管１０により
投射されたＸ線が固定ブレード２４の作用により阻止さ
れる領域を意味している。さらに図４を参照すると、検
出器１４の中心線３６が固定式のコリメータ・ブレード
２４の働きによりＸ線管１０の焦点中心線２２から量ｘ
offsetだけ偏位していることを示している。
【００１４】図６を参照すると、図３に関連して上述し
たように調整されているコリメータ１２を示している。
したがって、検出器１４上のＡＩＡは、上述すると共に
図７に示すように、長さがｘclose の下側領域１４ｂの
分だけ狭くなる。コリメータ・ブレード１６及び１８を
互いに近づけるように移動させると、検出器１４上のＸ
線撮影域は検出器の最下部が上昇して、ｘclose ＝２ｘ
offsetの位置になるまで狭められる。この点を過ぎる
と、その撮影域は検出器１４の最上部及び最下部が同じ
割合で互いに狭まり、最終的にコリメータ・ブレード１
６及び１８が焦点中心線２２の位置で閉じ合わされるま
で収斂する。
【００１５】上記の教示に照らして、本発明に対して他
の多くの修正形態や変形形態が可能であることは明白で
ある。したがって、本発明は、開示した概念の範囲にお
いて具体的に記載してきたものとは別の形態により実行
することができることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図１】対称性のコリメータを備えるＸ線イメージング
・システムの概略図である。
【図２】図１に示すイメージング・システムに対する１
つの改良を含む本発明の実施の一形態の概略図である。
【図３】図１に示すイメージング・システムに対する１
つの改良を含む本発明の実施の一形態の概略図である。
【図４】図２の配置をより詳細に示した図である。
【図５】図４の線５−５に沿って切り取って見た図であ
る。
【図６】図３の配置をより詳細に示した図である。
【図７】図６の線７−７に沿って切り取って見た図であ
る。
【符号の説明】
１０ Ｘ線管 １２ コリメータ １４ 検出器 １４ａ 検出器面 １４ｂ 検出器の下側領域 １６ 内部コリメータ・ブレード １８ 内部コリメータ・ブレード ２０ Ｘ線ビーム ２０ａ 上側Ｘ線 ２０ｂ 下側Ｘ線 ２２ 焦点中心線 ２４ 固定式コリメータ・ブレード ２４ａ 検出器の直ぐ上方にある領域 ２６ａ 予め定めた上側境界 ２８ Ｘ線ビーム ２８ａ 上側Ｘ線 ２８ｂ 下側Ｘ線 ３０ Ｘ線ビーム ３０ａ 上側Ｘ線 ３０ｂ 下側Ｘ線 ３２ 支柱 ３４ 支柱 ３６ 検出器の中心線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル・ジョン・パジェルスキー アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ワー ケシャー、ウエスターン・アベニュー、 912番

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 Ｘ線ビーム（３０）を投射するように配
    置されたＸ線管（１０）と、前記Ｘ線ビーム（３０）を
    有効イメージング領域（１４ａ）の範囲内で受け取るた
    めに前記Ｘ線管（１０）から離隔させた検出器（１４）
    とを備えるＸ線イメージング・システムにおけるコリメ
    ータ装置であって、 前記ビームの経路に沿って配置されると共に、垂直方向
    に調整可能であり、かつ前記ビームを対称にコリメート
    するように動作可能である第１のコリメータ（１２）
    と、 前記第１のコリメータ（１２）と前記検出器（１４）の
    間に配置される第２のコリメート用デバイス（２４）で
    あって、前記検出器（１４）に到達する前記対称にコリ
    メートされたビーム（３０）の最下位置のＸ線が前記第
    １のコリメータ（１２）の選択的調整により決定される
    下側境界（３０ｂ）を有するようにさせながら、前記検
    出器（１４）に到達する前記対称にコリメートされたビ
    ーム（３０）の最上位置のＸ線を予め定めた上側境界
    （２６ａ）に制限するように動作可能である第２のコリ
    メート用デバイス（２４）と、を備えているコリメータ
    装置。
  2. 【請求項２】 前記第２のコリメート用デバイスが、前
    記対称にコリメートされたビーム（３０）の上側部分の
    経路内に位置するように固定可能に配置され、これによ
    り前記上側部分のＸ線が前記検出器（１４）に到達する
    ことを防止するコリメータ・ブレード（２４）を備えて
    いる請求項１に記載の装置。
  3. 【請求項３】 前記第１のコリメータ（１２）が、垂直
    方向に調整可能な上側及び下側コリメータ・ブレード
    （１６、１８）のそれぞれを、この両者の間に前記ビー
    ム（３０）を通過させるように配置して備える請求項２
    に記載の装置。
  4. 【請求項４】 前記第１のコリメータ（１２）の前記コ
    リメータ・ブレード（１６、１８）が、前記コリメート
    されたビーム（３０）を垂直方向で対称に保ちながら垂
    直面での前記コリメートされたビーム（３０）の幅を変
    更できるように調整可能である請求項３に記載の装置。
  5. 【請求項５】 前記調整可能なコリメータ・ブレード
    （１６、１８）がハウジング内に配置されており、前記
    固定したコリメータ・ブレード（２４）が前記ハウジン
    グに固定可能に連結されている請求項４に記載の装置。
  6. 【請求項６】 前記検出器（１４）に到達する前記Ｘ線
    の前記上側及び下側境界（２６ａ、２８ｂ）に関連して
    前記検出器（１４）を選択的に位置決めするために、前
    記Ｘ線管（１０）及び前記検出器（１４）がこれらの間
    で垂直方向の移動が可能なようにしてそれぞれ装着され
    ており、前記上側及び下側境界により前記有効イメージ
    ング領域（１４ａ）の上側及び下側辺縁のそれぞれが構
    成されている、請求項３に記載の装置。
  7. 【請求項７】 中心線（２２）を有するＸ線ビーム（３
    ０）を投射するように配置されたＸ線管（１０）と、 前記Ｘ線ビーム（３０）を有効イメージング領域（１４
    ａ）の範囲内で受け取るために前記Ｘ線管（１０）から
    離隔させた検出器（１４）と、 垂直面で前記中心線（２２）を基準にして対称となるよ
    うに前記ビーム（３０）をコリメートするために、前記
    ビーム（３０）の経路に沿って配置されている第１のコ
    リメータ手段（１２）と、 前記検出器に到達する前記対称にコリメートされたビー
    ムの最上位置のＸ線を、前記有効イメージング領域（１
    ４ａ）の上側辺縁を規定している予め定めた上側境界
    （２６ａ）に制限するために、前記第１のコリメータ手
    段（１２）と前記検出器（１４）の間に配置されている
    第２のコリメータ手段（２４）であって、前記検出器に
    到達する前記対称にコリメートされたビーム（３０）の
    最下位置のＸ線（３０ｂ）が前記有効イメージング領域
    （１４ａ）の下側辺縁の規定するようにしている、第２
    のコリメータ手段（２４）と、を備えているＸ線イメー
    ジング・システム。
  8. 【請求項８】 前記第１のコリメータ手段（１２）が、
    前記コリメートされたビーム（３０）を垂直方向で対称
    に保ちながら垂直面での前記コリメートされたビーム
    （３０）の幅を変更できるように調整可能である１対の
    コリメータ・ブレード（１６、１８）を備えている請求
    項７に記載の装置。
  9. 【請求項９】 前記第２のコリメータ手段が、前記対称
    にコリメートされたビーム（３０）の上側部分の経路内
    に位置するように固定可能に配置され、これにより前記
    上側部分のＸ線が前記検出器（１４）に到達することを
    防止するコリメータ・ブレード（２４）を備えている請
    求項８に記載の装置。
  10. 【請求項１０】 前記有効イメージング領域（１４ａ）
    の前記上側及び下側辺縁に関連して前記検出器（１４）
    を選択的に位置決めするために、前記Ｘ線管（１０）及
    び前記検出器（１４）がこれらの間で垂直方向の移動が
    可能なようにしてそれぞれ装着されている請求項９に記
    載の装置。
  11. 【請求項１１】 離隔させた検出器（１４）に向けて中
    心線（２２）を有するＸ線ビーム（３０）を投射して、
    有効イメージング領域（１４ａ）の範囲内で検出器（１
    ４）上のＸ線が受け取られるように配置されたＸ線管
    （１０）を備える配置において、有効イメージング領域
    の辺縁を調整するための方法であって、 前記投射されたビーム（３０）に対して第１のコリメー
    ト動作を実行させ、選択的に調整が可能である第１の上
    側境界（３０ａ）及び第１の下側境界（３０ｂ）を前記
    ビーム（３０）に対して適用するステップと、 前記投射されたビームに対して第２のコリメート動作を
    実行させ、前記ビーム（３０）に対して固定した第２の
    上側境界（２６ａ）を適用するステップであって、前記
    固定した上側境界（２６ａ）により前記有効イメージン
    グ領域（１４ａ）の上側辺縁が決定されると共に、前記
    調整可能な第１の下側境界（３０ｂ）により前記有効イ
    メージング領域（１４ａ）の下側辺縁が決定されるよう
    にするステップと、を含む方法。
  12. 【請求項１２】 前記第１の上側境界（３０ａ）及び前
    記第１の下側境界（３０ｂ）が、前記第１の上側及び下
    側境界のあらゆる調整に対しても、前記ビームの前記中
    心線（２２）を基準として互いに対称である請求項１１
    に記載の方法。
  13. 【請求項１３】 前記Ｘ線管（１０）及び前記検出器
    （１４）が、これらの間で垂直方向の移動が可能なよう
    にしてそれぞれ装着されている請求項１２に記載の方
    法。
  14. 【請求項１４】 前記有効イメージング領域（１４ａ）
    の上側辺縁と前記検出器（１４）の上側辺縁を互いに実
    質的に一致させるために、前記Ｘ線管（１０）と前記検
    出器（１４）の間の前記垂直方向の移動を設定するステ
    ップを含む請求項１３に記載の方法。
  15. 【請求項１５】前記Ｘ線管（１０）と前記検出器（１
    ４）の間に患者を配置し、前記有効イメージング領域
    （１４ａ）の上側辺縁を前記患者の胸部領域に近接させ
    るようにするステップと、 前記ビーム（３０）の前記第１の下側境界（３０ｂ）を
    調整して、前記有効イメージング領域の下側辺縁を前記
    患者の腹部領域よりも上に位置決めするステップと、を
    含む請求項１４に記載の方法。
  16. 【請求項１６】 前記ビーム（３０）の前記中心線（２
    ２）と前記検出器（１４）上の中心点（３６）との間の
    指定した関係を維持させるために、前記Ｘ線管（１０）
    が、前記検出器（１４）の移動に応答して垂直方向に移
    動するように配置されている請求項１５に記載の方法。
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