JP2008161593A - X線撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マーカーを使用せずに、簡単な構成で安価に、かつ手間を少なく、しかも被曝量を少なくして長尺撮影を行う。
【解決手段】X線管に付設のコリメータの光照射野を被検者の身長方向の長尺撮影全範囲にわたるように拡大した状態で、被検者の身長方向の撮影位置を指定する撮影領域指定手段16を設け、その撮影領域指定手段16による撮影領域の指定に基づいて、フラットパネル型X線検出器のX線検出領域との比較により長尺撮影に必要な撮影回数と、各撮影時におけるフラットパネル型X線検出器の位置とそれに対応するコリメータによる照射野を特定する撮影条件設定手段19を設け、撮影条件設定手段19で特定される位置にフラットパネル型X線検出器を移動するように制御するとともに、撮影条件設定手段19で特定されるコリメータの照射野となるようにコリメータを制御する。
【選択図】図3

Description

この発明は、X線撮影装置によって全脊椎撮影や全下肢撮影のような長尺撮影を行うために、被検者にX線を照射するX線管などのX線照射手段によりX線を照射し、その被検者を透過したX線を、立位スタンドまたは臥位テーブルなどに付設されたフラットパネル型X線検出器などのX線検出手段で検出し、かつ、被検者に対する長尺撮影全範囲を複数の撮影範囲に分割し、分割された各撮影範囲でX線検出手段により検出されたX線を処理して分割画像データを収集し、その画像データを繋いで長尺画像データを作成するように構成したX線撮影装置に関する。
この種のX線撮影装置としては、従来、次のようなものが知られている。
すなわち、被検者にX線を照射するX線照射装置が、天井吊り保持装置によって天井から吊って保持されている。天井吊り保持装置はX線照射装置を上下左右に駆動移動できるように構成されている。
X線照射装置に被検者を挟んで対向するように、被検者を透過したX線信号を検出する二次元の平面検出器を有するX線検出装置が設けられている。このX線検出装置が立位撮影台に上下方向に駆動移動可能に設けられている。
X線検出装置には、平面検出器で検出したX線信号を読み出して画像データを収集する画像データ収集装置と、この画像データ収集装置で収集した画像データに各種の画像処理を施して所望の画像データを得る画像処理装置とが接続されている。
上記構成のX線撮影装置において、長尺撮影を行う際には、被検者の長尺撮影範囲のほぼ中心部となる腹部の上部付近から背中にかけての胴体周囲にマーカー付きのゴム製のバンド(マーカー固定具)を巻いて平面検出器の位置決め用および画像連結用マーカーを装着する。
しかる後、X線照射装置内に在るX線照射範囲確認用投光器からの光束によって得られる光照射範囲を目視しながら、X線照射装置を上下に移動させてX線照射装置からの光束の中心と被検者の長尺撮影範囲の中心とが一致する位置にX線照射装置を配置する。その位置にX線照射装置を保持するとともに、マーカーを長尺撮影範囲の中心における被検者の背中の横幅内の任意の距離を有する2ヶ所、すなわち、長尺撮影範囲を分割した隣り合う撮影範囲同士の一部に設けた重複領域内に固定する。
次いで、X線検出装置を、その平面検出器が、被検者の関心領域の上位半分以上を撮影できる撮影範囲の位置に配置されるように移動させ、X線可動絞り装置によってX線照射装置のX線照射野を平面検出器の有効視野に制限し、その状態でX線を曝射して、上位半分以上の撮影を行う。
その後、X線検出装置およびX線照射装置を下位半分以上の撮影を行おうとする位置に移動し、その状態で、X線照射装置の照射野を狭い範囲に絞り込んでX線透視と同レベルのX線量の照射によってマーカーの撮影を行い、X線検出装置の平面検出器の上端からのマーカーの位置を画像データから演算する。
平面検出器の大きさとX線検出装置およびX線照射装置の移動量とが予め判っていることから、上位半分以上の撮影時におけるX線検出装置の平面検出器の下端からマーカーまでの長さを演算し、その値とマーカー撮影時の平面検出器の上端からのマーカーの位置とに基づいて、平面検出器の上端からマーカーまでの長さが上位半分以上の撮影時における平面検出器の下端からマーカーまでの長さに等しくなる位置にX線検出装置およびX線照射装置を移動するのに必要な移動量を演算し、その移動量の分だけX線検出装置およびX線照射装置を移動させ、平面検出器の端での歪み量が上位半分以上の撮影時と下位半分以上の撮影時とで等しくなるようにしている。
このようにして得られた上位半分以上の撮影で得られた画像データからマーカーより下の部分をトリミングし、一方、下位半分以上の撮影で得られた画像データからマーカーより上の部分をトリミングし、両画像データを繋ぎ合わせて一枚の長尺画像データを得るように構成されている(特許文献1参照)。
特開2006−141904号公報
しかしながら、従来例の場合、マーカー付きのゴム製のバンドを被検者に巻き付けるものであるため、マーカーを設けるために手間を要するとともに被検者にとって不快になる不都合がある。また、マーカーの位置検出のためにX線を照射するものであるために、被検者に対する被曝量が増加する不都合があり、更に、マーカーの位置検出のために画像処理を施さなければならず、構成が複雑化するとともに時間がかかる不都合があった。
この発明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであって、マーカーを使用せずに、簡単な構成で安価に、かつ手間を少なく、しかも被曝量を少なくして長尺撮影を行うことができるようにすることを目的とする。
請求項1に係る発明は、上述のような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、被検者にX線を照射するX線照射手段と、前記X線照射手段のX線照射口に設けられて、前記X線照射手段のX線照射野を調整するコリメータと、前記X線照射手段のX線照射野を被検者の身長方向に駆動移動する第1の駆動装置と、立位スタンドまたは臥位テーブルに付設されて被検者を透過したX線を検出するX線検出手段と、前記X線検出手段を前記立位スタンドまたは臥位テーブルに沿って駆動移動する第2の駆動装置と、被検者に対する長尺撮影全範囲を複数の撮影範囲に分割し、分割された各撮影範囲で前記X線検出手段により検出されたX線を処理して分割画像データを収集する分割画像データ収集手段と、前記分割画像データ収集手段で収集された画像データを繋いで長尺画像データを作成する長尺画像データ作成手段とを設けたX線撮影装置において、
被検者の身長方向の長尺撮影全範囲に設定された前記コリメータの光照射野の位置情報から被検者の身長方向の撮影位置を指定する撮影領域指定手段と、前記撮影領域指定手段による撮影領域の指定に基づいて、前記X線検出手段のX線検出領域との比較により長尺撮影に必要な撮影回数と、各撮影時における前記X線検出手段の位置とそれに対応する前記コリメータによる照射野を特定する撮影条件設定手段と、前記撮影条件設定手段で特定されるX線検出手段の位置に前記X線検出手段を移動するように第2の駆動装置を駆動するX線検出手段制御手段と、前記撮影条件設定手段で特定されるコリメータの照射野となるように第1の駆動装置を駆動するコリメータ制御手段とを備えたことを特徴としている。
(作用・効果)
請求項1に係る発明のX線撮影装置の構成によれば、コリメータによる照射野を利用し、長尺撮影しようとする被検者の身長方向の長尺撮影全範囲にわたってコリメータからの光を照射し、それによって被検者の身長方向の撮影位置を指定し、その指定された撮影位置に基づいて、X線検出手段の被検者の身長方向のX線検出領域との比較により長尺撮影に必要な撮影回数を求めるとともに、各撮影時におけるX線検出手段の位置とそれに対応するコリメータによる照射野を特定し、特定された位置にX線検出手段を移動するとともに、コリメータの照射野を調整し、各分割画像を得るとともに、分割画像どうしを繋ぎ合わせて長尺画像を得ることができる。
したがって、長尺撮影においてマーカーを使用せずに済むから、従来例のように、マーカー付きのゴム製のバンドを被検者に巻き付ける場合に比べ、マーカーを設けるための手間を不要にできるとともに被検者にとって不快になることを回避できる。また、長尺撮影に必要な最小限の撮影領域に対してX線を照射するから、被検者に対する被曝量の増加を回避できる。
更に、X線撮影装置に本来的に備えられているコリメータを利用するから、全体として、マーカーを使用せずに、簡単な構成で安価に、かつ手間を少なく、しかも被曝量を少なくして長尺撮影を行うことができる。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載のX線撮影装置において、
撮影領域指定手段を、それぞれ独立して移動可能に設けられた、コリメータを構成する上側リーフおよび下側リーフと、前記上側リーフおよび下側リーフに付設されてその位置を検出する上側リーフ用ポテンショメータおよび下側リーフ用ポテンショメータと、被検者の身長方向の長尺撮影全範囲に設定された状態で前記上側リーフ用ポテンショメータおよび下側リーフ用ポテンショメータによって検出された前記上側リーフおよび下側リーフそれぞれの位置から被検者の身長方向の撮影位置を指定する登録ボタンとから構成する。
(作用・効果)
請求項2に係る発明のX線撮影装置の構成によれば、コリメータを構成する上側リーフと下側リーフの被検者の身長方向の長尺撮影全範囲に設定された状態での位置を上側リーフ用ポテンショメータおよび下側リーフ用ポテンショメータによって検出し、それぞれの位置から被検者の身長方向の撮影位置を登録ボタンにより指定することができる。
したがって、被検者の身長方向の撮影位置の指定を容易に行うことができる。
請求項1に係る発明のX線撮影装置の構成によれば、コリメータによる照射野を利用し、長尺撮影しようとする被検者の身長方向の長尺撮影全範囲にわたってコリメータからの光を照射し、それによって被検者の身長方向の撮影位置を指定し、その指定された撮影位置に基づいて、X線検出手段の被検者の身長方向のX線検出領域との比較により長尺撮影に必要な撮影回数を求めるとともに、各撮影時におけるX線検出手段の位置とそれに対応するコリメータによる照射野を特定し、特定された位置にX線検出手段を移動するとともに、コリメータの照射野を調整し、各分割画像を得るとともに、分割画像どうしを繋ぎ合わせて長尺画像を得ることができる。
したがって、長尺撮影においてマーカーを使用せずに済むから、従来例のように、マーカー付きのゴム製のバンドを被検者に巻き付ける場合に比べ、マーカーを設けるための手間を不要にできるとともに被検者にとって不快になることを回避できる。また、長尺撮影に必要な最小限の撮影領域に対してX線を照射するから、被検者に対する被曝量の増加を回避できる。
更に、X線撮影装置に本来的に備えられているコリメータを利用するから、全体として、マーカーを使用せずに、簡単な構成で安価に、かつ手間を少なく、しかも被曝量を少なくして長尺撮影を行うことができる。
次に、この発明のX線撮影装置の実施例について説明する。
図1は、この発明に係る実施例のX線撮影装置の全体側面図であり、被検者HにX線を照射するX線照射手段としてのX線管1と、被検者を透過したX線を検出するX線検出手段としてのフラットパネル型X線検出器(FPD)2とからX線撮影装置が構成されている。
X線管1のX線照射口には、X線管1のX線照射野を調整するコリメータ3が設けられている。コリメータ3には、上側リーフ4と下側リーフ5がそれぞれ独立して移動可能に設けられ、上側リーフ4に上側リーフ用電動モータ6が、下側リーフ5に下側リーフ用電動モータ7がそれぞれ連動連結され、コリメータ3の光照射野を被検者Hの身長方向に拡大縮小できるとともに、X線管1のX線照射野を被検者Hの身長方向に駆動移動できるように構成されている。上記X線管1のX線照射野を被検者Hの身長方向に駆動移動する上側リーフ用電動モータ6と下側リーフ用電動モータ7とから成るものをして第1の駆動装置と称する。
フラットパネル型X線検出器2は、立位スタンド8に上下方向に移動可能に設けられ、フラットパネル型X線検出器2に、それを駆動移動する第2の駆動装置としてのフラットパネル型X線検出器(FPD)用電動モータ9が連動連結されている。
フラットパネル型X線検出器2には分割画像データ収集手段10が接続され、被検者Hに対する長尺撮影全範囲を複数の撮影範囲に分割した各撮影範囲それぞれで検出されたX線を処理し、各撮影範囲ごとにX線を処理したデータを分割画像データとして収集するように構成されている。また、分割画像データ収集手段10に長尺画像データ作成手段11が接続され、分割画像データ収集手段10で収集された画像データを繋いで長尺画像データを作成するように構成されている。長尺画像データ作成手段11には表示モニタ12が接続され、作成された長尺画像を表示できるように構成されている。
上側リーフ用電動モータ6および下側リーフ用電動モータ7それぞれには、その回転量から上側リーフ4および下側リーフ5それぞれの位置を検出する上側リーフ用ポテンショメータ13および下側リーフ用ポテンショメータ14が付設され、上側リーフ4および下側リーフ5それぞれの位置に基づいて、光照射野による被検者Hの身長方向の長尺撮影範囲の特定を行えるとともに、X線管1からのX線照射の際の照射野を特定できるように構成されている。
上側リーフ用ポテンショメータ13および下側リーフ用ポテンショメータ14に登録ボタン15が接続され、被検者Hの身長方向の長尺撮影全範囲に設定されたコリメータ3の光照射野の位置情報に基づいて被検者Hの身長方向の撮影位置を指定する撮影領域指定手段16(図3参照)が構成されている。図中17は、X線管1の照射中心方向を変更するX線管用電動モータを示している。
上述した被検者Hの身長方向の撮影位置の指定の一例を、図2の撮影位置指定の説明に供する全体概略側面図に基づいて説明する。
コリメータ3の光照射野を被検者の身長方向の長尺撮影全範囲に設定した状態での、被検者の身長方向の頭部側端部撮影位置(地面からの高さ)をL1、脚部側端部撮影位置(地面からの高さ)をL2とし、X線管1の中心位置の地面からの高さをY、X線管1の中心位置とフラットパネル型X線検出器2のX線検出面との水平距離をX、更に、被検者の身長方向の頭部側端部撮影位置(地面からの高さ)L1とX線管1の中心位置の地面からの高さYとの差をY1、脚部側端部撮影位置(地面からの高さ)L2とX線管1の中心位置の地面からの高さYとの差をY2、光照射野の水平面から上方側の角度をθ1、光照射野の水平面から下方側の角度をθ2とすると、Y1およびY2はそれぞれ
Y1=X・tanθ1……(1)
Y2=X・tanθ2……(2)
となる。
また、L1、L2は、
L1=Y+Y1……(3)
L2=Y−Y2……(4)
となり、上記(1)式を(3)式に代入することにより、
L1=Y+X・tanθ1
となり、上記(2)式を(4)式に代入することにより、
L2=Y−X・tanθ2
となる。
ここで、X、Yは予め設定される値であり、また、θ1は、上側リーフ用ポテンショメータ13で検出された上側リーフ4の位置に基づいて求められる値、θ2は、下側リーフ用ポテンショメータ14で検出された上側リーフ5の位置に基づいて求められる値であり、コリメータ3の光照射野の位置情報に基づいて、被検者Hの身長方向の撮影位置を指定できることとなる。
また、撮影領域をLとすると
L=L1−L2=X・(tanθ1+tanθ2)
となり、上記被検者Hの身長方向の撮影位置の指定に基づいて、撮影領域Lも求めることができる。
図3の制御系のブロック図に示すように、撮影領域指定手段16がコントローラ18に接続され、そのコントローラ18に、上側リーフ用電動モータ6、下側リーフ用電動モータ7、フラットパネル型X線検出器(FPD)用電動モータ9およびX線管用電動モータ17が接続されている。
コントローラ18には、撮影条件設定手段19、X線検出手段制御手段としてのフラットパネル型X線検出器(FPD)制御手段20、コリメータ制御手段21およびX線管制御手段22が備えられている。
撮影条件設定手段19には、撮影回数算出手段23、1回目撮影領域算出手段24、2回目撮影領域算出手段25および3回目撮影領域算出手段26が備えられている。
撮影回数算出手段23では、撮影領域指定手段16による撮影領域の指定に基づいて、フラットパネル型X線検出器2のX線検出領域との比較により長尺撮影に必要な撮影回数、すなわち、被検者Hに対する長尺撮影全範囲を複数の撮影範囲に分割する個数を算出するようになっている。
1回目撮影領域算出手段24では、撮影回数算出手段23で算出された撮影回数に基づいて、長尺撮影において最上位の撮影に必要な1回目の撮影領域a1(図5参照)を求め、フラットパネル型X線検出器(FPD)制御手段20、コリメータ制御手段21およびX線管制御手段22に制御信号を出力し、1回目の撮影領域a1のX線検出領域に対応する位置にフラットパネル型X線検出器2を移動するとともに、1回目の撮影領域a1のX線検出領域にX線を照射するに必要な照射野が得られるようにコリメータ3(上側リーフ4および下側リーフ5)およびX線管1を駆動するようになっている。通常、この1回目ではフラットパネル型X線検出器2のX線検出領域全面にX線を照射する。
2回目撮影領域算出手段25では、撮影回数算出手段23で算出された撮影回数に基づいて、長尺撮影において中間位置(2回撮影の場合は最下位になる)の撮影に必要な2回目の撮影領域a2(図5参照)を求め、フラットパネル型X線検出器(FPD)制御手段20、コリメータ制御手段21およびX線管制御手段22に制御信号を出力し、2回目の撮影領域a2のX線検出領域に対応する位置にフラットパネル型X線検出器2を移動するとともに、2回目の撮影領域a2のX線検出領域(2回撮影の場合にはフラットパネル型X線検出器2のX線検出領域全面より狭い領域になる)にX線を照射するに必要な照射野が得られるようにコリメータ3(上側リーフ4および下側リーフ5)およびX線管1を駆動するようになっている。
3回目撮影領域算出手段26では、撮影回数算出手段23で算出された撮影回数に基づいて、長尺撮影において最下位の撮影に必要な3回目の撮影領域a3(図5参照)を求め、フラットパネル型X線検出器(FPD)制御手段20、コリメータ制御手段21およびX線管制御手段22に制御信号を出力し、3回目の撮影領域a3のX線検出領域に対応する位置にフラットパネル型X線検出器2を移動するとともに、3回目の撮影領域a3のX線検出領域(一般的にフラットパネル型X線検出器2のX線検出領域全面より狭い領域になる)にX線を照射するに必要な照射野が得られるようにコリメータ3(上側リーフ4および下側リーフ5)およびX線管1を駆動するようになっている。
次に、上記実施例による撮影動作につき、図4および図5のフローチャート、および、図6の撮影動作の説明に供する全体概略側面図を用いて説明する。
先ず、フラットパネル型X線検出器2の前に立った被検者Hに対してコリメータ3からランプ光を照射し、上側リーフ4および下側リーフ5を駆動してその光照射野を拡大縮小し(S1)、被検者Hに対応して被検者Hの身長方向の長尺撮影全範囲Lを設定し、登録ボタン15を押すことにより(S2)、設定された長尺撮影全範囲Lに対するコリメータ3の光照射野の位置情報L1、L2(図2参照)に基づいて撮影領域Lが指定される。
上記指定に伴い、撮影回数算出手段23により、フラットパネル型X線検出器2のX線検出領域の長さaとの比較に基づき、L=2a+α(α<a)として撮影回数(ここでは3回)が算出される(S3)。
次いで、1回目撮影領域算出手段24において、撮影回数算出手段23で算出された撮影回数に基づいて、長尺撮影において最上位の撮影に必要な1回目の撮影領域a1を求め、フラットパネル型X線検出器2を1回目の撮影領域a1のX線検出領域に対応する位置に移動させるに必要な移動量、上側リーフ4および下側リーフ5を1回目の撮影領域a1のX線検出領域にX線を照射するに必要な照射野B1が得られる位置に移動させるに必要な移動量、ならびに、X線管1を1回目の撮影領域a1のX線検出領域にX線を照射させる方向にするのに必要な回転量それぞれを求める(S4)。
その後、フラットパネル型X線検出器(FPD)制御手段20、コリメータ制御手段21およびX線管制御手段22に制御信号を出力し、1回目の撮影領域a1のX線検出領域に対応する位置にフラットパネル型X線検出器2を移動するとともに、1回目の撮影領域a1のX線検出領域にX線を照射するに必要な照射野B1が得られるようにコリメータ3およびX線管1を駆動移動させ、その後に、X線管1からフラットパネル型X線検出器2の1回目の撮影領域a1のX線検出領域にX線を照射する(S5)。
得られた1回目の撮影による分割画像データA1を分割画像データ収集手段10に収集して記憶させる(S6)。
しかる後、2回目撮影領域算出手段25において、撮影回数算出手段23で算出された撮影回数に基づいて、長尺撮影において中間位置の撮影に必要な2回目の撮影領域a2を求め、フラットパネル型X線検出器2を2回目の撮影領域a2のX線検出領域に対応する位置に移動させるに必要な移動量、上側リーフ4および下側リーフ5を2回目の撮影領域a2のX線検出領域にX線を照射するに必要な照射野B2が得られる位置に移動させるに必要な移動量、ならびに、X線管1を2回目の撮影領域a2のX線検出領域にX線を照射させる方向にするのに必要な回転量それぞれを求める(S7)。
その後、フラットパネル型X線検出器(FPD)制御手段20、コリメータ制御手段21およびX線管制御手段22に制御信号を出力し、2回目の撮影領域a2のX線検出領域に対応する位置にフラットパネル型X線検出器2を移動するとともに、2回目の撮影領域a2のX線検出領域にX線を照射するに必要な照射野B2が得られるようにコリメータ3およびX線管1を駆動移動させ、その後に、X線管1からフラットパネル型X線検出器2の2回目の撮影領域a2のX線検出領域にX線を照射する(S8)。
得られた2回目の撮影による分割画像データA2を分割画像データ収集手段10に収集して記憶させる(S9)。
更に、3回目撮影領域算出手段26において、撮影回数算出手段23で算出された撮影回数に基づいて、長尺撮影において最下位の撮影に必要な3回目の撮影領域a3を求め、フラットパネル型X線検出器2を3回目の撮影領域a3のX線検出領域に対応する位置に移動させるに必要な移動量、上側リーフ4および下側リーフ5を3回目の撮影領域a3のX線検出領域にX線を照射するに必要な照射野B3が得られる位置に移動させるに必要な移動量、ならびに、X線管1を3回目の撮影領域a3のX線検出領域にX線を照射させる方向にするのに必要な回転量それぞれを求める(S10)。
その後、フラットパネル型X線検出器(FPD)制御手段20、コリメータ制御手段21およびX線管制御手段22に制御信号を出力し、3回目の撮影領域a3のX線検出領域に対応する位置にフラットパネル型X線検出器2を移動するとともに、3回目の撮影領域a3のX線検出領域にX線を照射するに必要な照射野B3が得られるようにコリメータ3およびX線管1を駆動移動させ、その後に、X線管1からフラットパネル型X線検出器2の3回目の撮影領域a3のX線検出領域にX線を照射する(S11)。
得られた3回目の撮影による分割画像データA3を分割画像データ収集手段10に収集して記憶させる(S12)。
上述のようにして得られた、1回目、2回目および3回目の撮影による分割画像データA1、A2、A3を順に繋ぎ合わせ、被検者Hの身長方向の長尺撮影全範囲の長尺画像データを作成し(S13)、一連の長尺撮影を終了する。
この結果、3回目の撮影において、そのX線照射野を最下位の分割画像データA3を得る上で必要最小限の大きさにでき、X線被曝量を必要最小限の量にすることができる。
この実施例において、X線管1のX線照射野を、上側リーフ4および下側リーフ5の角度調整のみによって設定できる場合には、X線管用電動モータ17およびX線管制御手段22は不要にできる。
上記実施例では、X線管1のX線照射野を最上位、中間位置、最下位と変更するのに、X線管1を水平方向の軸心周りで回転させるようにしているが、この発明としては、X線管1を上下方向に移動するように構成するものでも良い。この場合、被検者Hの分割画像データを隙間無く繋ぎ合わせるために重複領域を設け、上側の分割画像データの重複部分あるいは下側の分割画像データの重複部分のいずれかをトリミングするようにして分割画像データどうしを繋ぎ合わせ、長尺画像データを作成するようにすれば良い。
上記実施例では、最大で3枚の分割画像データから長尺画像データを得る場合で説明したが、この発明としては、4枚以上の分割画像データから長尺画像データを得る場合にも適用できる。その場合は、4回目撮影領域算出手段、5回目撮影領域算出手段といったように、予め必要となる撮影回数分の撮影領域算出手段を備えさせておけば良い。
上記実施例のX線撮影装置では、X線検出手段としてフラットパネル型X線検出器12を用いているが、この発明としては、例えば、X線フィルムを用いるものでも良い。
また、上記実施例では、立位スタンド8に上下方向に移動可能にフラットパネル型X線検出器2を設けたX線撮影装置を示したが、この発明としては、被検者Hを寝た姿勢で搭載する臥位テーブルに、その被検者Hの身長方向(水平方向)に移動可能にフラットパネル型X線検出器を設けるタイプのX線撮影装置にも適用できる。
この発明に係る実施例のX線撮影装置の全体側面図である。 撮影位置指定の説明に供する全体概略側面図である。 制御系を示すブロック図である。 撮影動作の説明に供するフローチャートである。 撮影動作の説明に供するフローチャートである。 撮影動作の説明に供する全体概略側面図である。
符号の説明
1…X線管(X線照射手段)
2…フラットパネル型X線検出器(X線検出手段)
3…コリメータ
4…上側リーフ
5…下側リーフ
6…上側リーフ用電動モータ(第1の駆動装置)
7…下側リーフ用電動モータ(第1の駆動装置)
8…立位スタンド
9…フラットパネル型X線検出器用電動モータ(第2の駆動装置)
10…分割画像データ収集手段
11…長尺画像データ作成手段
13…上側リーフ用ポテンショメータ
14…下側リーフ用ポテンショメータ
15…登録ボタン
16…撮影領域指定手段
19…撮影条件設定手段
20…フラットパネル型X線検出器制御手段(X線検出手段制御手段)
21…コリメータ制御手段
H…被検者

Claims (2)

  1. 被検者にX線を照射するX線照射手段と、前記X線照射手段のX線照射口に設けられて、前記X線照射手段のX線照射野を調整するコリメータと、前記X線照射手段のX線照射野を被検者の身長方向に駆動移動する第1の駆動装置と、立位スタンドまたは臥位テーブルに付設されて被検者を透過したX線を検出するX線検出手段と、前記X線検出手段を前記立位スタンドまたは臥位テーブルに沿って駆動移動する第2の駆動装置と、被検者に対する長尺撮影全範囲を複数の撮影範囲に分割し、分割された各撮影範囲で前記X線検出手段により検出されたX線を処理して分割画像データを収集する分割画像データ収集手段と、前記分割画像データ収集手段で収集された画像データを繋いで長尺画像データを作成する長尺画像データ作成手段とを設けたX線撮影装置において、
    被検者の身長方向の長尺撮影全範囲に設定された前記コリメータの光照射野の位置情報から被検者の身長方向の撮影位置を指定する撮影領域指定手段と、前記撮影領域指定手段による撮影領域の指定に基づいて、前記X線検出手段のX線検出領域との比較により長尺撮影に必要な撮影回数と、各撮影時における前記X線検出手段の位置とそれに対応する前記コリメータによる照射野を特定する撮影条件設定手段と、前記撮影条件設定手段で特定されるX線検出手段の位置に前記X線検出手段を移動するように第2の駆動装置を駆動するX線検出手段制御手段と、前記撮影条件設定手段で特定されるコリメータの照射野となるように第1の駆動装置を駆動するコリメータ制御手段とを備えたことを特徴とするX線撮影装置。
  2. 請求項1に記載のX線撮影装置において、
    撮影領域指定手段が、それぞれ独立して移動可能に設けられた、コリメータを構成する上側リーフおよび下側リーフと、前記上側リーフおよび下側リーフに付設されてその位置を検出する上側リーフ用ポテンショメータおよび下側リーフ用ポテンショメータと、被検者の身長方向の長尺撮影全範囲に設定された状態で前記上側リーフ用ポテンショメータおよび下側リーフ用ポテンショメータによって検出された前記上側リーフおよび下側リーフそれぞれの位置から被検者の身長方向の撮影位置を指定する登録ボタンとから構成してあるX線撮影装置。
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