JP2001230633A - 周波数変換回路およびそれを用いた受信機、送信機 - Google Patents

周波数変換回路およびそれを用いた受信機、送信機

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JP2001230633A
JP2001230633A JP2000046718A JP2000046718A JP2001230633A JP 2001230633 A JP2001230633 A JP 2001230633A JP 2000046718 A JP2000046718 A JP 2000046718A JP 2000046718 A JP2000046718 A JP 2000046718A JP 2001230633 A JP2001230633 A JP 2001230633A
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circuit
transistor
local oscillation
drain
transistors
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Katsuhide Ichikawa
勝英 市川
Toshio Nagashima
敏夫 長嶋
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】RFバッファトランジスタ109、110のド
レイン−ソース間に加わる局部発振信号を小さくすると
ともに、RFバッファトランジスタ109、110のド
レイン−ソース間のチャネルコンダクタンスの線形性を
改善する。 【解決手段】RFバッファトランジスタ109、110
にドレイン−ソース間のチャネルコンダクタンスが大き
く、線形性の良いトランジスタを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TV、ケーブルテ
レビジョン(CATV)、衛星放送や衛星通信などの受
信機やセルラ電話などの送受信機と、それらに用いられ
る高周波信号処理のための周波数変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に周波数変換回路の従来例として、
ダブルスーパ方式のCATVチューナのアップコンバー
タ部の一例を示したものである。
【0003】図の周波数変換回路は、局部発振回路15
1、局部発振バッファ回路131およびミクサ回路10
1より構成され、ミクサ回路101において、入力され
た無線周波信号(RF信号)を局部発振バッファ回路1
31を介した局部発振回路151からの局部発振信号に
より中間周波信号に周波数変換出力する。
【0004】また、図の局部発振回路151は電源端子
152と局部発振トランジスタ154と、帰還容量15
8、159と、同調容量157と、同調用可変容量ダイ
オード167と、同調用インダクタ166と、結合容量
161、162と、局部発振周波数制御端子153と同
調電圧印加用インダクタ164と同調電圧印加用抵抗1
65と高周波接地容量168、169と、ブリーダ抵抗
155と156と、電流調整用抵抗160を有してい
る。
【0005】同図において、局部発振トランジスタ15
4のゲートには、結合容量162を介した同調用インダ
クタ166と同調用可変容量ダイオード167の直列接
続体と、同調容量157の並列同調回路が接続されると
ともに、局部発振トランジスタ154のゲートとソース
間およびソースと接地間にはそれぞれ帰還容量158、
159が接続される。この帰還容量158、159の容
量比を適切に選ぶことにより、同調用インダクタ166
と同調用可変容量ダイオード167および同調容量15
7による並列同調回路の同調周波数において局部発振ト
ランジスタ154は正帰還となり発振を開始する。な
お、発振周波数は、結合容量162と同調用インダクタ
166の接続点から、同調電圧印加用インダクタ164
と同調電圧印加用抵抗165を介し局部発振周波数制御
端子153に制御電圧を印加し、可変容量ダイオード1
67の容量値を変えることで制御する。
【0006】次に局部発振バッファ回路131は、増幅
用トランジスタ132、133と、負荷抵抗135、1
36と、電流源トランジスタ134と、電流調整用抵抗
137と、接地抵抗140と、接地容量141と、結合
容量138、139と、ブリーダ抵抗142、143
と、バイアス抵抗144、145を有している。
【0007】同図において、共通接続された増幅用トラ
ンジスタ132、133のソースは電流源トランジスタ
134のドレインに接続されるとともに、増幅用トラン
ジスタ132、133のドレインにはそれぞれ、負荷抵
抗135、136が接続される。また、増幅用トランジ
スタ133のゲートは接地抵抗140を介し接地容量1
41により高周波接地することで、増幅用トランジスタ
132のゲートに入力された局部発振回路からの局部発
振信号を増幅するとともに平衡信号に変換し、ドレイン
より結合容量138、139を介しミクサ回路101に
出力する。
【0008】次にミクサ回路101は電源端子104
と、RF信号(無線周波信号)入力端子102と、中間
周波出力端子103と、出力トランス112と、周波数
変換用トランジスタ105、106、107、108
と、RF信号増幅用トランジスタ(RFバッファトラン
ジスタ)503、504と、歪改善容量501、502
と、電流源トランジスタ111と、歪改善抵抗抵抗11
3、114と、電流調整用抵抗115と、接地容量11
6、117と、ブリーダ抵抗118、119、122、
123、バイアス抵抗120、121、124、125
を有している。また、図のトランス112の出力側巻線
には中間周波出力端子103が接続され、電源側巻線は
接地容量117で高周波接地された中間タップを有して
おり、電源側巻線の一方の入力には周波数変換用トラン
ジスタ105、107のドレインが接続され、第1の中
間周波信号を出力し、電源側巻線の他方の入力には、周
波数変換用トランジスタ106、108のドレインが接
続され、第2の中間周波信号を出力し、出力巻線からは
第1と第2の中間周波信号が合成されて出力される。ま
た、電源電圧は、電源側巻線の中間タップを介し電源端
子104より供給される。そして、周波数変換用トラン
ジスタ105と106のソースと周波数変換用トランジ
スタ107と108のソースはそれぞれ共通接続され、
それぞれRFバッファトランジスタ503と504のド
レインに接続されるとともに、RFバッファトランジス
タ503と504のドレイン間には、接続点が接地され
た歪改善容量501と502の直列接続体が接続され
る。また、RFバッファトランジスタ503と504の
ソースはそれぞれ歪改善抵抗113、114を介し電流
源トランジスタ111のドレインに接続され、電流源ト
ランジスタ111のゲートは直接接地されるとともに、
ソースは電流調整用抵抗115により接地される。ま
た、周波数変換用トランジスタ105と108のゲート
と周波数変換用トランジスタ106、107のゲートは
それぞれ共通接続され、それらの共通接続点がそれぞれ
結合容量138、139に接続されるとともに、ブリー
ダ抵抗122、123により分割された電圧がバイアス
抵抗124、125を介しバイアス電圧が印加される。
また、RFバッファトランジスタ503のゲートは、接
地容量116により高周波接地される一方、RFバッフ
ァトランジスタ504のゲートは、RF信号入力端子1
02に接続されるとともに、それぞれのゲートはブリー
ダ抵抗118、119により分割された電圧がバイアス
抵抗120、121を介しバイアス電圧が印加される。
【0009】以上のミクサ回路はRF信号入力端子10
2より入力されたRF信号をRFバッファトランジスタ
503、504で増幅した後、周波数変換用トランジス
タ105、106、107、108において、局部発振
バッファ回路131からの局部発振信号により中間周波
信号に周波数変換し中間周波出力端子103に出力す
る。
【0010】また、図のミクサ回路では、周波数変換用
トランジスタ105、106、107、108のゲート
に入力された局部発振信号が、RFバッファトランジス
タ503、504のドレイン側に漏れ込むと、 RFバ
ッファトランジスタ503、504のドレイン−ソース
間が局部発振信号により振られるため、RFバッファト
ランジスタ503、504で生じる歪成分が増え、ミク
サ回路の歪特性が劣化するという問題がある。このため
図のミクサ回路では、特願平10−224000号記載
のミクサ回路と同様に、RFバッファトランジスタ50
3、504のドレインにRF信号周波数に対しては無視
でき、局部発振信号周波数に対しては低インピーダンス
となる歪改善容量501、502を付加することで、R
Fバッファトランジスタ503、504のドレイン−ソ
ース間に加わる局部発振信号振幅を小さくすることによ
り、歪特性の改善を図っている。さらに、RFバッファ
トランジスタ503、504のソース間に歪改善抵抗1
13、114を挿入し帰還をかけることでも歪特性の改
善を図っている。
【0011】以上の周波数変換回路で用いられるトラン
ジスタは集積化を目的に同一の半導体基板上に形成する
ため、同一構造のトランジスタを用いており、すべての
トランジスタのゲート長Lgを等しくするとともに、ト
ランジスタのゲート幅Wgの単位幅あたりのドレイン−
ソース間のコンダクタンス(チャネルコンダクタンス)
が等しいトランジスタを用いている。
【0012】次に、上記トランジスタのコンダクタンス
について説明する。
【0013】トランジスタの特性で重要な役割を果たす
コンダクタンスは、チャネルコンダクタンスgdと相互
コンダクタンスgmがあり、これらはゲート−ソース間
電圧をVgs、ドレイン−ソース電圧をVdsとする
と、
【0014】
【数1】gd=∂Id/∂ Vds (Vg一定) gm=∂Id/∂Vgs (Vds一定) で定義され、チャネルコンダクタンスgdはトランジス
タの出力インピーダンスの逆数に相当し、相互コンダク
タンスgmはトランジスタの増幅度に相当する。なお、
図の周波数変換回路では、局部発振バッファ回路131
の利得を大きくするとともに、局部発振回路151の発
振振幅を大きくとるため、相互コンダクタンスgmが大
きく、チャネルコンダクタンスgdが小さいトランジス
タを用いている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術で示す周
波数変換回路では、RFバッファトランジスタ503、
504のドレインに歪改善容量501、502を付加
し、RFトランジスタ503、504のドレイン−ソー
ス間に加わる局部発振信号振幅を小さくすることによ
り、歪特性の改善を図っているが、局部発振バッファ回
路131の利得を大きくするとともに、局部発振回路1
51の発振振幅を大きくとるため、ドレイン−ソース間
のチャネルコンダクタンスが小さいトランジスタを用い
た場合、RFバッファトランジスタ503、504のド
レイン−ソース間に加わる局部発振信号振幅はドレイン
−ソース間のチャネルコンダクタンスに反比例すること
から、ドレイン−ソース間には大きな局部発振信号振幅
が加わるので、歪改善容量501、502付加による手
段では局部発振信号振幅の抑圧が不十分となり歪性能が
不足する問題を有していた。
【0016】さらに、ドレイン−ソース間のチャネルコ
ンダクタンスが小さいトランジスタの場合、チャネルコ
ンダクタンスが大きいトランジスタに比べ、ドレイン−
ソース間電圧に対するチャネルコンダクタンス特性の線
形性が劣ることによっても歪性能が劣化するという問題
を有していた。
【0017】これらの問題に対し、歪改善容量501、
502の容量値を大きくすれば、ある程度の歪改善効果
が得られるが、この場合、RFバッファトランジスタ5
03、504により増幅されたRF信号が歪改善容量5
01、502を介しRFバッファトランジスタ503、
504の両ドレイン間に流れるため、周波数変換用トラ
ンジスタ105、106、107、108のソースに入
力されるRF信号が小さくなり、変換利得が劣化すると
いう問題を有していた。
【0018】また、歪特性についてはRFバッファトラ
ンジスタ503、504のソース間に挿入した歪改善抵
抗113、114の値を大きくすることで改善される
が、この場合、帰還量が増えるため、変換利得や雑音特
性(NF特性)が劣化するという問題があった。
【0019】本発明の目的は、上記問題を解消し、局部
発振信号のRFバッファトランジスタ503、504の
ドレインへ漏れ込むことによるRFバッファトランジス
タ503、504のドレイン−ソース間に加わる局部発
振信号振幅を小さくするとともに、ドレイン−ソース間
のチャネルコンダクタンスの線形性を改善することによ
り、変換利得やNF特性の劣化が少なく歪特性の優れた
周波数変換回路を得ることにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の手段は、局部発振回路、局部発振バッファ回路
にドレイン−ソース間のチャネルコンダクタンスが小さ
いトランジスタを、RFバッファトランジスタにドレイ
ン−ソース間のチャネルコンダクタンスが大きく、ドレ
イン−ソース間電圧に対するチャネルコンダクタンス特
性の線形性の優れたトランジスタを用いる構成とした。
【0021】以上の構成とすることにより、局部発振信
号のRFバッファトランジスタのドレインへ漏れ込むこ
とによるRFバッファトランジスタのドレイン−ソース
間に加わる局部発振信号振幅を小さくするとともに、ド
レイン−ソース間のチャネルコンダクタンスの線形性を
改善することにより、RFバッファトランジスタの歪性
能の劣化を抑えることで、変換利得やNF特性の劣化が
少なく歪特性の良い周波数変換回路を得ることにある。
【0022】次に上記のチャネルコンダクタンスの大き
いトランジスタを得るための手段の一例を説明する。
【0023】チャネルコンダクタンスgdは、トランジ
スタのゲート長をLg、ゲート幅をWg、チャネル層の
厚さとなる活性層厚をaとすると、アスペクト比と呼ば
れるゲート幅と活性層厚との比(Wg/a)が大きい場
合、チャネルコンダクタンスgdは小さく、アスペクト
比Wg/aが小さい場合、チャネルコンダクタンスgd
が大きくなる傾向にある。したがって、チャネルコンダ
クタンスgdを大きくしたい場合は、ゲート長Lgを小
さく活性層厚aを厚く、チャネルコンダクタンスgdを
小さくしたい場合は、ゲート長Lgを大きく活性層厚a
を薄くすればよい。なお、これらの数値の一例を示す
と、局部発振回路、局部発振バッファ回路およびミクサ
回路の周波数変換トランジスタにはLg=0.7um、
a=0.14umのアスペクト比5程度のトランジスタ
を用いるのに対し、RFバッファトランジスタにはLg
=0.35um、a=0.35umのアスペクト比1程
度のトランジスタ用いることで、チャネルコンダクタン
スgdが大きいトランジスタを得ることができる。ま
た、この時のチャネルコンダクタンス値の一例を示す
と、アスペクト比5のトランジスタで4mS程度、アス
ペクト比1のトランジスタで20mS程度である。な
お、チャネル層の厚さとなる活性層厚aが異なるトラン
ジスタを同一半導体基板上に集積化する場合、イオン打
ち込み法あるいはエピタキシャル成長法でチャネル層を
形成する際、活性層厚aの厚いトランジスタと薄いトラ
ンジスタとで、チャネル層を2回に分けて形成すればよ
い。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。
【0025】図1は本発明による周波数変換回路の第1
の実施の形態を示す回路図であって、109、110は
他のトランジスタに比べドレイン−ソース間のチャネル
コンダクタンスが大きいRFバッファトランジスタであ
り、図5に対応する部分には同一符号をつけて重複する
説明を省略する。
【0026】同図において、第1の実施の形態では、R
Fバッファトランジスタ109、110のドレインに歪
改善容量を付加するのではなく、RFバッファトランジ
スタ109、110に他のトランジスタに比べドレイン
−ソース間のチャネルコンダクタンスが大きいトランジ
スタを用いており、これ以外の構成は図5に示した従来
の周波数変換回路と同様であり、また、その動作も、図
5に示した従来の周波数変換回路と同様に、RF信号入
力端子102に入力されたRF信号をRFバッファトラ
ンジスタ109、110で増幅した後、周波数変換用ト
ランジスタ105、106、107、108において、
局部発振バッファ131を介した局部発振回路151か
らの局部発振信号で中間周波信号に周波数変換し、中間
周波出力端子103に出力する。
【0027】以上の第1の実施の形態では、RFバッフ
ァトランジスタ109、110のドレインに歪改善容量
を付加するのではなく、RFバッファトランジスタ10
9、110に他のトランジスタに比べドレイン−ソース
間のチャネルコンダクタンスが大きいトランジスタを用
いることにより、RFバッファトランジスタ109、1
10のドレイン−ソース間に加わる局部発振信号振幅が
小さくなるとともに、ドレイン−ソース間のチャネルコ
ンダクタンスの線形性が改善されるため、RFバッファ
トランジスタ109、110のドレインに歪改善容量を
付加する場合に比べ、変換利得やNF特性の劣化が少な
く歪特性の優れた周波数変換回路を得ることができる。
また、図の周波数変回路において、RFバッファトラン
ジスタ109、110に加え、周波数変換用トランジス
タ105、106、107、108にドレイン−ソース
間のチャネルコンダクタンスが大きいトランジスタを用
いても、RFバッファトランジスタ109、110のド
レイン−ソース間に加わる局部発振信号振幅が小さくな
るとともに、ドレイン−ソース間のチャネルコンダクタ
ンスの線形性が改善される効果は変わらないため同様な
効果が得られる。
【0028】図2は本発明による周波数変換回路の第2
の実施の形態を示す回路図であって、201はRF信号
成分阻止用インダクタ、202は電流調整用抵抗であ
り、図1および図5に対応する部分には同一符号をつけ
て重複する説明を省略する。
【0029】同図において、第2の実施の形態では、図
1の第1の実施の形態と比較して、歪改善抵抗113と
114の接続点と接地間に、信号成分阻止用インダクタ
201と電流調整用抵抗202の直列接続体が接続され
ており、第2の実施の形態では、先の第1の実施の形態
と同様の効果が得られる上に、電流源トランジスタを用
いた場合には電流源トランジスタのドレイン−ソース間
電圧は1.5V〜2V程度必要であったのに対し、イン
ダクタを用いた場合はインダクタの抵抗分のみの電圧降
下となるので、ミクサ回路101の低電圧化が可能であ
る。なお、信号成分阻止用インダクタ201には、RF
信号周波数帯、局部発振信号帯および中間周波信号帯に
対しインピーダンスが非常に大きくなるインダクタンス
値を選ぶことにより、これらの信号が、歪改善抵抗11
3と114の接続点から接地間に流れることによる変換
利得の低下を防いでいる。
【0030】図3は本発明による周波数変換回路の第3
の実施の形態を示す回路図であって、301、302は
周波数変換用トランジスタ、303はRFバッファトラ
ンジスタ、304は電流調整用抵抗、305は接地容
量、306はバイアス抵抗であり、図1および図5に対
応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略す
る。
【0031】同図において、第3の実施の形態では、図
1の第1の実施の形態と比較して、トランス112の電
源側巻線の両入力にはそれぞれ周波数変換用トランジス
タ301と302のドレインが接続されるとともに、ソ
ースは共通接続され、RFバッファトランジスタ303
のドレインに接続される。また、RFバッファトランジ
スタ303のソースは、電流調整用抵抗304と接地容
量305の並列接続体により接地されており、シングル
バランス型ミクサ回路を構成している。さらに、周波数
変換用トランジスタ301と302のゲートはそれぞれ
結合容量138、139に接続されるとともに、ブリー
ダ抵抗122、123により分割された電圧がバイアス
抵抗124、125を介しバイアス電圧が印加される。
また、RFバッファトランジスタ303のゲートは、バ
イアス抵抗306により接地電位にバイアスされる一
方、 RF信号入力端子102に接続される。
【0032】以上の周波数変換回路は、RF信号入力端
子102より入力されたRF信号をRFバッファトラン
ジスタ303で増幅した後、周波数変換用トランジスタ
301、302において、局部発振バッファ回路131
からの局部発振信号により中間周波信号に周波数変換し
中間周波出力端子103に出力する。また、RFバッフ
ァトランジスタ303には、ドレイン−ソース間のチャ
ネルコンダクタンスが他のトランジスタに比べ大きいト
ランジスタを用いている。
【0033】以上の第3の実施の形態では、ミクサ回路
がシングルバランス型のミクサ回路であっても、第1の
実施の形態と同様に、RFバッファトランジスタ303
に他のトランジスタに比べドレイン−ソース間のチャネ
ルコンダクタンスが大きいトランジスタを用いることに
より、RFバッファトランジスタ303のドレイン−ソ
ース間に加わる局部発振信号振幅が小さくなるととも
に、ドレイン−ソース間のチャネルコンダクタンスの線
形性が改善されるため、 歪特性の優れた周波数変換回
路を得ることができる。また、図の周波数変回路におい
て、RFバッファトランジスタ303に加え、周波数変
換用トランジスタ301、302のドレイン−ソース間
のチャネルコンダクタンスが大きいトランジスタであっ
ても、RFバッファトランジスタ303のドレイン−ソ
ース間に加わる局部発振信号振幅が小さくなるととも
に、ドレイン−ソース間のチャネルコンダクタンスの線
形性が改善される効果は変わらないため同様な効果が得
られる。
【0034】図4は本発明による周波数変換回路の第4
の実施の形態を示す回路図であって、401はミクサ回
路、402は出力整合回路、403は入力整合回路、4
21は局部発振バッファ回路であり、ミクサ回路401
は、周波数変換用トランジスタ404、RFバッファト
ランジスタ405、バイアス抵抗406、電流調整用抵
抗407、接地容量408より構成される。また、出力
整合回路402は、整合用インダクタ412、413、
整合用容量414より構成され、入力整合回路403
は、整合用インダクタ410、411、整合用容量40
9より構成される。さらに、局部発振バッファ回路42
1は、局部発振信号増幅用トランジスタ422、負荷イ
ンダクタ423、電流調整用抵抗424、接地容量42
5、結合容量426、バイアス抵抗427より構成さ
れ、図1および図5に対応する部分には同一符号をつけ
て重複する説明を省略する。
【0035】同図において、第4の実施の形態では、局
部発振バッファ回路421は、局部発振信号増幅用トラ
ンジスタ422のドレインに負荷インダクタ423が接
続されるとともに、ソースと接地間には電流調整用抵抗
424と接地容量425の並列接続体が接続され、局部
発振信号用トランジスタ422のゲートはバイアス抵抗
427により接地電位にバイアスされている。この局部
発振バッファ回路421は、局部発振信号増幅用トラン
ジスタ422のゲートに入力された局部発振回路151
からの局部発振信号を増幅し、ドレインより結合容量4
26を介しミクサ回路402に出力する。
【0036】また、ミクサ回路402は、周波数変換用
トランジスタ404のソースにRFバッファトランジス
タ405のドレインが接続されたカスコード接続型のミ
クサ回路を構成しており、RF信号入力端子102より
入力されたRF信号が、入力整合回路403を介し、R
Fバッファトランジスタ405に入力され、ここでRF
信号を増幅した後、周波数変換用トランジスタ404の
ソースに入力されるとともに、周波数変換用トランジス
タ404のゲートには、局部発振バッファ回路421を
介して局部発振信号が入力されることにより、周波数変
換用トランジスタ404において中間周波信号に周波数
変換し、この変換信号を出力整合回路402を介し中間
周波出力端子103に出力する。さらに、周波数変換用
トランジスタ404のゲートには、RFバッファトラン
ジスタ405のソースよりバイアス抵抗406を介しバ
イアス電圧が印加されている。また、RFバッファトラ
ンジスタ405には、ドレイン−ソース間のチャネルコ
ンダクタンスが他のトランジスタに比べ大きいトランジ
スタを用いている。
【0037】以上の第4の実施の形態では、カスコード
接続型のミクサ回路であっても、第1の実施の形態と同
様に、RFバッファトランジスタ405にドレイン−ソ
ース間のチャネルコンダクタンスが大きいトランジスタ
を用いることにより、RFバッファトランジスタ405
のドレイン−ソース間に加わる局部発振信号振幅が小さ
くなるとともに、ドレイン−ソース間のチャネルコンダ
クタンスの線形性が改善されるため、歪特性の優れた周
波数変換回路を得ることができる。また、図の周波数変
回路において、RFバッファトランジスタ405に加
え、周波数変換用トランジスタ404のドレイン−ソー
ス間のチャネルコンダクタンスが大きいトランジスタで
あっても、RFバッファトランジスタ405のドレイン
−ソース間に加わる局部発振信号振幅が小さくなるとと
もに、ドレイン−ソース間のチャネルコンダクタンスの
線形性が改善される効果は変わらないため同様な効果が
得られる。
【0038】次に、本発明の第1の実施の形態における
効果を、図6、図7および図8を参照して説明する。
【0039】図6に図1に示す第1の実施の形態におい
て、RFバッファトランジスタのドレイン−ソース間の
チャネルコンダクタンスを大きくした場合と小さくした
場合のRFバッファトランジスタのドレイン−ソース間
に加わる局部発振信号の振幅特性のシミュレーション結
果を示す。図6は局部発振信号が2GHzのときの1周
期分のシミュレーションを行っており、横軸は1周期内
の時間を示し、縦軸は振幅電圧を示す。図6に示すよう
に、 RFバッファトランジスタのチャネルコンダクタ
ンスを大きくした場合、RFバッファトランジスタのド
レイン−ソース間に加わる局部発振信号の振幅を小さく
することができる。
【0040】また、図7にドレイン−ソース間のチャネ
ルコンダクタンスが大きいトランジスタと、小さいトラ
ンジスタについて、ゲート−ソース間電圧一定のときの
ドレーン−ソース間電圧に対するドレイン電流特性の実
験結果を示す。図7は、横軸にドレイン−ソース電圧を
示し、縦軸にドレイン電流を示す。図7に示すように、
ドレイン−ソース間のチャネルコンダクタンスを大きく
した場合、特にドレイン−ソース間電圧が1V以下の非
飽和領域あるいは非飽和領域に近い領域において、チャ
ネルコンダクタンス特性の線形性が改善することができ
る。
【0041】さらに、図8は図1に示す周波数変換回路
の第1の実施の形態における実施の形態と、図5の周波
数変換回路の従来技術で示した回路の3次歪特性の実験
結果を示したものである。図8において、実験は、入力
RF信号周波数55〜860MHzに対し、電源電圧を
5V、入力信号レベルを−15dBm、局部発振信号周
波数1155〜1960MHz、中間周波信号周波数1
100MHzとして測定した結果をそれぞれ示す。ま
た、図8は、横軸にRF信号周波数を示し、縦軸に3次
歪抑圧比を示す。図8に示したように、図1に示した周
波数変換回路の構成とすることにより、従来技術で示し
た周波数変換回路に比べ、歪特性の改善を図ることがで
きる。
【0042】次に、上述した実施の形態における周波数
変換回路を用いた送信機および受信機を図9を参照して
説明する。図9は送受信機能を有するセルラ電話のブロ
ック図を示したものであり、901は送受信兼用アンテ
ナ、902、904、910、921、924はバンド
パスフィルタ、903、922は利得制御増幅回路、9
05、917は周波数変換回路、911は音声復調回
路、912はスピーカ、913はPLL回路、914は
制御回路、915はマイクロホン、916は音声変調回
路、923は電力増幅回路を有している。また、図9の
周波数変換回路905、917には、少なくとも図1、
図2、図3および図4に示した周波数変換回路を用いて
いる。また、図の周波数変換回路905は、RFバッフ
ァ回路906、ミクサ回路907、局部発振バッファ9
08、周波数変換回路917と共用の局部発振回路90
9により構成され、同様に、周波数変換回路917は、
RFバッファ回路918、ミクサ回路919、局部発振
バッファ920、周波数変換回路905と共用の局部発
振回路909により構成される。
【0043】図のセルラ電話について、まずは基地局よ
り送信された850MHz帯あるいは1.9GHz帯の
RF信号を受信する場合について説明する。
【0044】図9において、基地局より送信されたRF
信号は、送受信兼用アンテナ901より受信され、バン
ドパスフィルタ902により受信帯域以外を減衰させた
後、利得制御増幅回路903に入力される。入力された
RF信号は受信信号レベルに応じて増幅あるいは減衰さ
れ、バンドパスフィルタ904を介し、周波数変換回路
905に入力される。周波数変換回路では、局部発振バ
ッファ回路908により増幅された送受信兼用の局部発
振回路909からの局部発振信号により、入力されたR
F信号を中間周波信号に周波数変換し、バンドパスフィ
ルタ710を介し音声復調回路911に入力する。音声
復調回路911では入力された中間周波信号を音声信号
に復調し、スピーカ912により音声信号を出力する。
【0045】次に、セルラ電話から基地局にRF信号を
送信する場合について説明する。
【0046】図9において、マイクロホン915より出
力された音声信号は音声変調回路916により中間周波
信号として変調出力され、周波数変換回路917に入力
される。入力された中間周波信号は、局部発振バッファ
回路920により増幅された送受信兼用の局部発振回路
909からの局部発振信号により、RF信号に周波数変
換出力され、バンドパスフィルタ921を介し利得制御
増幅回路922に入力される。利得制御増幅回路922
では、入力されたRF信号を所望の送信出力レベルに対
応したレベルに増幅あるいは減衰させた後、電力増幅回
路923により電力増幅され、バンドパスフィルタ92
4を介し送受信兼用アンテナ901により基地局に送信
する。
【0047】なお、制御回路914では受信側について
は、受信信号レベルに応じ利得制御回路903の利得制
御を行い、送信側については、受信側の受信信号レベル
を利用して、受信信号レベルが小さい場合には基地局か
らの距離が離れていると判断し、送信信号レベルを大き
く、受信信号レベルが大きい場合には、基地局からの距
離が近いと判断し、送信信号レベルが小さくなるように
利得制御増幅回路922を制御する。さらに制御回路9
14はPLL回路913を制御して送受信兼用の局部発
振回路909の発振周波数を制御する。また、受信信号
周波数と送信信号周波数は互いに混信を防ぐため、異な
る周波数に設定するとともに、送信信号が受信機側に漏
れ込んだり、あるいは受信信号が送信機側に漏れ込むこ
とで、混変調妨害が発生しないよう、バンドパスフィル
タ902および924を設け互いの信号が漏れ込むのを
防いでいる。
【0048】以上の図9のセルラ電話において受信機
側、送信機側とも従来技術で示すように、周波数変換回
路にRFバッファトランジスタのドレインに歪改善容量
を付加することによる歪特性の改善手段の場合、RFバ
ッファトランジスタのドレイン−ソース間に加わる局部
発振信号振幅の抑圧が不充分である上にドレイン−ソー
ス間のチャネルコンダクタンスの線形性の改善効果が得
られないため、歪特性が不足するという問題を有してい
た。このため、周波数変換回路905および917に、
少なくとも本周波数変換回路の第1、第2、第3および
第4の実施の形態を用いることにより、歪特性に優れた
セルラ電話を得ることができる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、ミクサ回路のRFバッ
ファトランジスタのドレイン−ソース間に加わる局部発
振信号振幅を小さくするとともに、ドレイン−ソース間
のチャネルコンダクタンスの線形性を改善することによ
り、歪特性の優れた周波数変換回路を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による周波数変換回路の第1の実施の形
態を示す回路図である。
【図2】本発明による周波数変換回路の第2の実施の形
態を示す回路図である。
【図3】本発明による周波数変換回路の第3の実施の形
態を示す回路図である。
【図4】本発明による周波数変換回路の第4の実施の形
態を示す回路図である。
【図5】従来の周波数変換回路の一例を示す回路図であ
る。
【図6】本発明による周波数変換回路の第1の実施の形
態を示す回路図において、RFバッファトランジスタの
チャネルコンダクタンスを大きくした場合と、小さくし
た場合のシミュレーションによる振幅特性の違いを示す
特性図である。
【図7】トランジスタのチャネルコンダクタンスが大き
いトランジスタと小さいトランジスタのドレイン−ソー
ス電圧に対するドレイン電流特性の違いを示す特性図で
ある。
【図8】図1に示す周波数変換回路の第1の実施の形態
における実施の形態と、図5の周波数変換回路の従来技
術で示した回路の3次歪特性の実験結果を示した図であ
る。
【図9】本発明の実施の形態を用いた受信機および送信
機として、セルラ電話の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
101…ミクサ回路、131、421…局部発振バッフ
ァ回路、151…局部発振回路、102…RF信号入力
端子、103…中間周波信号出力端子、104、152
…電源端子、105、106、107、108、30
1、302、404…周波数変換用トランジスタ、10
9、110、303、405、503、504…RFバ
ッファトランジスタ、111、134…電流源トランジ
スタ、112…トランス、201…信号成分阻止用イン
ダクタ、501、502…歪改善容量、116、11
7、141、163、168、305、408、425
…高周波接地容量、132、133、422…局部発振
信号増幅用トランジスタ、135、136…負荷抵抗、
423…負荷インダクタ、138、139、161、1
62、426…結合容量、153…局部発振周波数制御
端子、154…局部発振トランジスタ、158、159
…帰還容量、157…同調容量、166…同調用インダ
クタ、167…同調用可変容量ダイオード、164…同
調電圧印加用インダクタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K020 AA02 AA03 AA05 DD05 DD09 FF05 FF13 FF16 GG04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1、第2のトランジスタのソースに共
    通に第3のトランジスタのドレインが接続されてなる第
    1の差動回路と、第4、第5のトランジスタのソースに
    共通に第6のトランジスタのドレインが接続されてなる
    第2の差動回路と、第1の電流源を有し、前記第3のト
    ランジスタのソースと第6のトランジスタのソースを第
    1の電流源に接続し、前記第1、第5のトランジスタの
    ゲートを第1の入力端子に、前記第2、第4のトランジ
    スタのゲートを第2の入力端子に接続し、前記第3、第
    6のトランジスタのゲートをそれぞれ第3、第4の入力
    端子に接続した構成のダブルバランス型のミクサ回路
    と、局部発振回路と、局部発振バッファ回路により構成
    され、前記局部発振バッファ回路により増幅された前記
    局部発振回路からの局部発振信号を、前記第1、第2の
    入力端子間に入力するとともに、前記第3、第4の入力
    端子間から無線周波信号を入力し、前記第1と第4のト
    ランジスタのドレインの接続点と、前記第2と第5のト
    ランジスタのドレインの接続点間から前記無線周波信号
    を前記局部発振信号により周波数変換して得られる中間
    周波信号を出力する周波数変換回路において、 前記第3、第6のトランジスタにドレイン−ソース間の
    チャネルコンダクタンスの大きいトランジスタを、前記
    第1、第2、第4および第5のトランジスタと前記第1
    の電流源と前記局部発振回路と前記局部発振バッファ回
    路にチャネルコンダクタンスの小さいトランジスタを用
    いたことを特徴とする周波数変換回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の周波数変換回路におい
    て、第1、第2、第3、第4、第5および第6のトラン
    ジスタにドレイン−ソース間のチャネルコンダクタンス
    の大きいトランジスタを、第1の電流源と局部発振回路
    と局部発振バッファ回路にドレイン−ソース間のチャネ
    ルコンダクタンスの小さいトランジスタを用いたことを
    特徴とする周波数変換回路。
  3. 【請求項3】 第1、第2のトランジスタのソースに共
    通に第3のトランジスタのドレインが接続されてなる第
    1の差動回路において、前記第1、第2のトランジスタ
    のゲートをそれぞれ第1、第2の入力端子に接続し、前
    記第3のトランジスタのゲートを第3の入力端子に接続
    した構成のシングルバランス型のミクサ回路と、局部発
    振回路と、局部発振バッファ回路により構成され、前記
    局部発振バッファ回路により増幅された前記局部発振回
    路からの局部発振信号を、前記第1、第2の入力端子間
    に入力するとともに、前記第3の入力端子から無線周波
    信号を入力し、前記第1と第2のトランジスタのドレイ
    ン間から前記無線周波信号を前記局部発振信号により周
    波数変換して得られる中間周波信号を出力する周波数変
    換回路において、 前記第3のトランジスタにドレイン−ソース間のチャネ
    ルコンダクタンスの大きいトランジスタを、前記第1、
    第2のトランジスタと前記局部発振回路と前記局部発振
    バッファ回路にドレイン−ソース間のチャネルコンダク
    タンスの小さいトランジスタを用いたことを特徴とする
    周波数変換回路。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の周波数変換回路におい
    て、第1、第2および第3のトランジスタにドレイン−
    ソース間のチャネルコンダクタンスの大きいトランジス
    タを、局部発振回路と局部発振バッファ回路にドレイン
    −ソース間のチャネルコンダクタンスの小さいトランジ
    スタを用いたことを特徴とする周波数変換回路。
  5. 【請求項5】 第1のトランジスタのソースと第2のト
    ランジスタのドレインを接続し、第1のトランジスタの
    ゲートを第1の入力端子に接続し、前記第2のトランジ
    スタのゲートを第2の入力端子に接続した構成のカスコ
    ード接続のミクサ回路と、局部発振回路と、局部発振バ
    ッファ回路により構成され、前記局部発振バッファ回路
    により増幅された前記局部発振回路からの局部発振信号
    を、前記第1の入力端子に入力するとともに、前記第2
    の入力端子から無線周波信号を入力し、前記第1のトラ
    ンジスタのドレインから前記無線周波信号を前記局部発
    振信号により周波数変換して得られる中間周波信号を出
    力する周波数変換回路において、 前記第2のトランジスタにドレイン−ソース間のチャネ
    ルコンダクタンスの大きいトランジスタを、前記第1の
    トランジスタと前記局部発振回路と前記局部発振バッフ
    ァ回路にドレイン−ソース間のチャネルコンダクタンス
    の小さいトランジスタを用いたことを特徴とする周波数
    変換回路。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の周波数変換回路におい
    て、第1、第2のトランジスタにドレイン−ソース間の
    チャネルコンダクタンスの大きいトランジスタを、局部
    発振回路と局部発振バッファ回路にドレイン−ソース間
    のチャネルコンダクタンスの小さいトランジスタを用い
    たことを特徴とする周波数変換回路。
  7. 【請求項7】 受信信号を局部発振信号により周波数変
    換して得られる中間周波信号を出力するミクサ回路を有
    する受信機において、少なくとも、請求項1、2、3、
    4、5、または6記載の周波数変換回路を用いたことを
    特徴とする受信機。
  8. 【請求項8】 変調回路において変調出力される中間周
    波信号を局部発振信号により、無線周波信号に周波数変
    換出力する送信機において、少なくとも、請求項1、
    2、3、4、5、または6記載の周波数変換回路を用い
    たことを特徴とする送信機。
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