JP2001229949A - 燃料電池 - Google Patents
燃料電池Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
高温作動温度環境下の電池室103内に供給し、上記酸
化剤ガス101と燃料ガス102とを電気化学的に反応
させて電力を得るようにした複数のセル104からなる
燃料電池本体と、該燃料電池本体の外部を断熱手段で包
囲されたモジュール本体105とからなる燃料電池であ
って、上記断熱手段が真空室111を有する真空断熱構
造としたものである。
Description
造に関する。
として、燃料電池がある。この燃料電池は、水素、一酸
化炭素等の燃料が有する化学的エネルギーを直接電気エ
ネルギーに変換して取り出す装置であり、カルノーサイ
クルの制約を受けずエネルギー変換効率が高いことや、
エネルギー変換をクリーンに行えること等から、次世代
の発電装置として注目されている。中でも、固体電解質
型燃料電池(SolidOxide Fuel Cel
l:以下「SOFC」という)は、発電効率が約60%
と非常に高い、使用する燃料を幅広く選択できる、等と
いった利点を有しており、実用化に向けてとりわけ大き
な期待が寄せられている。このSOFCは、例えば酸素
イオン伝導性を有する安定化ジルコニア等、特定のイオ
ン種を伝導させる性質を持つ固体を電解質として用いる
もので、固体のイオン伝導率が著しく高まるような高温
下(950〜1000℃前後)で作動させるものであ
る。
断熱材を充填してなる断熱構造がとられているが、断熱
材が嵩張り、燃料電池モジュール本体は大がかりなもの
となっていた。また、燃料電池の内部温度は均一化する
ことが好ましく、作動条件によっては内部において温度
分布が生じることを防止したいとの要望があった。
ール本体のコンパクト化及び燃料電池室内部の温度分布
の均一化を図る燃料電池を提供することを目的とする。
[請求項1]の発明は、酸化剤ガスと燃料ガスとを高温
作動温度環境下の電池室内に供給し、上記酸化剤ガスと
燃料ガスとを電気化学的に反応させて電力を得るように
した燃料電池本体と、該燃料電池本体の外部を断熱手段
で包囲されたモジュール本体とからなる燃料電池であっ
て、上記断熱手段が真空断熱構造であることを特徴とす
る。
て、上記真空断熱構造が鉛直軸方向に複数の真空室に分
割されてなり、燃料電池の軸方向の温度分布から真空度
を調整し、燃料電池室内の軸方向の温度分布を均一化し
てなることを特徴とする。
て、上記真空室の温度を測定する温度計測手段と、真空
度を調整する真空度調整手段とを有し、鉛直軸方向の温
度分布を均一化する制御手段を設けたことを特徴とす
る。
いずれか一項において、上記真空断熱構造の内部に昇華
物質を密閉してなることを特徴とする。
いずれか一項において、上記燃料電池が円筒管型燃料電
池又は平板型燃料電池のいずれかであることを特徴とす
る。
するが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるもの
ではない。
の形態を図1を用いて説明する。図1は本実施の形態に
かかる燃料電池の概略図である。図1に示すように、本
実施の形態にかかる燃料電池は、酸化剤ガス101と燃
料ガス102とを高温作動温度環境下の電池室103内
に供給し、上記酸化剤ガス101と燃料ガス102とを
電気化学的に反応させて電力を得るようにした複数のセ
ル104からなる燃料電池本体と、該燃料電池本体の外
部を断熱手段で包囲されたモジュール本体105とから
なる燃料電池であって、上記断熱手段が真空室111を
有する真空断熱構造としたものである。
限定されるものではないが、燃料電池の一例として、図
1においては、円筒型固体電解質燃料電池を用いてい
る。
に内包される円筒型固体電解質燃料電池は、天板12
2,上部管板123及び下部管板124が配設され、下
部管板124の下方には、電池室103aが形成されて
いる。一方、モジュール本体105の天板122と上部
管板123との間には、燃料供給室125が形成されて
いる。また、上部管板123と下部管板124の間に
は、燃料排出室126が形成されている。上記燃料供給
室125の天板122には、当該燃料供給室125とモ
ジュール本体105の外部とを連通する外側管127が
当該モジュール本体105を貫通して連結されている。
この外側管127の内側には、上記燃料排出室126と
当該モジュール本体105の外部とを連通するように下
部管板124を貫通する内側管128が配設されてい
る。上記下部管板124には、外周面に単電池膜(図示
せず)を成膜してなるセルチューブ130が、上端を燃
料排出室126内に位置させると共に下方寄りをモジュ
ール本体105の電池室103内に位置させるようにし
て貫通支持されている。セルチューブ130の内側に
は、当該セルチューブ130の内部下方側と燃料供給室
125内とを連通させるように上部管板123を貫通す
る燃料注入管131が配設されている。
燃料供給室125に位置させると共に下端をセルチュー
ブ130の下端近傍に位置させた集電棒132が配設さ
れている。該集電棒132の下端は、上記単電池膜と電
気的に接続されている。上記セルチューブ130の下端
は集電部材を備えたシールキャップ133により閉塞さ
れている。上記集電棒132の上端は、ニッケル製の集
電部材133aおよび導電棒134を介してモジュール
本体105の外部へ電気的に接続されている。一方、セ
ルチューブ130の上端には、上記単電池膜と電気的に
接続する集電コネクタ135が取り付けられており、当
該集電コネクタ135は、他のセルチューブ130と当
該集電コネクタ135を介して直列に接続されている。
すなわち、上記セルチューブ130と、燃料注入管13
1及び集電棒132よりセル104が構成されており、
このセル104が複数個設けられ、直列に接続されて出
力を増大している。
の下部には、多孔質のセラミックス製の仕切板136が
設けられている。該仕切板136の下方には、当該仕切
板136を介して上記電池室103と連通する空気予熱
器137が設けられている。該空気予熱器137には、
モジュール本体105の外部と連通する空気供給管13
8及び空気排出管139が接続している。ここで、電池
室103に供給された酸化剤ガス101である空気は発
電に供せられた後、電池室排空気として空気排出管13
9aから空気予熱器137に排出される。空気予熱器1
37では、電池室排空気と供給空気141との間で熱交
換を行い、空気を予熱して仕切板136下部に供給する
と同時に、排空気を冷却して空気排気管139を介して
モジュール105の外部へ排出する。
本体105の電池室103内を作動温度(約900〜1
000℃)に加熱し、外側管127から水素などの燃料
ガス102を供給すると共に、空気供給管138から酸
化剤ガスである空気101を供給する。外側管127を
介して供給された燃料ガス102は、燃料供給室125
から注入管131を介してセルチューブ130下端側ま
でに流入する。一方、空気予熱器137を介して仕切板
136を通過した空気101が電池室103内に流入す
る。上記燃料102が多孔質性の基体管を透過して図示
しない単電池膜に供給され、上記空気(酸素)021が
単電池膜に接触すると、該単電池膜が燃料と空気(酸
素)とを電気化学的に反応させて電力を発生させ、当該
電力が集電棒132を介して外部へ送り出されるように
なっている。
以下の効果を奏する。 燃料電池の断熱構造を真空断熱構造とすることによ
り、断熱部分のコンパクト化を図ることができる。 特に内部の燃料電池を加圧型とする場合には、従来
の容器と比較して約1割り程度容積を小さくすることが
可能となる。
の形態を図2を用いて説明する。図2は本実施の形態に
かかる燃料電池の概略図である。第1の実施の形態では
真空断熱構造は1部屋であったが、本実施の形態では、
この部屋を鉛直軸方向に複数個の真空室に分割してなる
ものである。図2に示すように、本実施の形態にかかる
上記モジュール本体105の断熱構造は、鉛直軸方向に
複数個(本実施の形態では4部屋)の真空室111a〜
111dに分割してなる真空断熱部111としており、
電池室103内に配されたセル104を構成するセルチ
ューブ130の表面には温度検知計測手段が設けられて
おり、鉛直軸方向の所定箇所で各々の温度(T1 ,
T2 ,T3 及びT4 )を測定可能としている。
造の軸方向の断熱を区切りし、各部屋の真空度を調整す
る真空度調整手段P1 〜P4 と、燃料電池のセルの軸方
向の温度分布を測定する温度計測手段T1 〜T4 とを備
えてなるので、電池室103内部において鉛直軸方向の
温度分布があった場合でも制御手段141により真空度
を調整することで、鉛直軸方向の熱分布を均一化するこ
とができる。すなわち、図2に示すように、セルの温度
分布が軸方向の中心部分が高いような場合(図中、点
線)、温度が高い部分の真空室111b及び111cで
は、真空度を下げるようにして、熱伝導率を向上させ
(図4参照)、これにより温度を下げるようにすること
で、例えば950℃近傍に温度分布を均一化(一点鎖
線)することができる。また、所望の温度に設定するた
めに、一部の真空度を上げると共に、一部の真空度を下
げることによっても、鉛直軸方向に亙っての温度差を零
とすることができる。
真空室の内部を鉛直軸方向に分割するので、軸方向の温
度分布が均一化され、燃料電池運転開始において、温度
上昇の変化によるセル内部の柱入管131とセルチュー
ブ130との熱膨張の相違による接触等による破損等の
弊害が防止される。
は、上述した第1又は第2の実施の形態の真空室111
内に昇華物質を密閉してなるものである。この昇華物質
は特に限定されるものではないが、パラフィンやハンダ
等のような温度が上昇したら昇華し、気圧が上がること
で真空度を下げる。そして、図5に示すように、真空度
が低下することでλを下げて熱を逃がし、温度を下げる
ようにすることもできる。ここで、昇華物質はパラフィ
ンやハンダ等に限定されるものではなく、気化・凝縮が
瞬時になされる物質であればいずれのものであってもよ
い。
型燃料電池を参照して説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、例えば平板型燃料電池であっても
よい。
によれば、酸化剤ガスと燃料ガスとを高温作動温度環境
下の電池室内に供給し、上記酸化剤ガスと燃料ガスとを
電気化学的に反応させて電力を得るようにした燃料電池
本体と、該燃料電池本体の外部を断熱手段で包囲された
モジュール本体とからなる燃料電池であって、上記断熱
手段が真空断熱構造であるので、断熱部分のコンパクト
化を図ることができる。
おいて、上記真空断熱構造が鉛直軸方向に複数の真空室
に分割されてなり、燃料電池の軸方向の温度分布から真
空度を調整し、燃料電池室内の軸方向の温度分布を均一
化してなる軸方向の温度分布が均一化され、燃料電池運
転開始において、温度上昇の変化によるセル内部の柱入
管とセルチューブとの熱膨張の相違による接触等による
破損等の弊害が防止される。
おいて、上記真空室の温度を測定する温度計測手段と、
真空度を自動的に調整する真空度調整手段とを有し、鉛
直軸方向の温度分布を均一化する制御手段を設けたの
で、軸方向の温度分布を常時均一に保つことが可能とな
る。
至3のいずれか一項において、上記真空断熱構造の内部
に昇華物質を密閉してなるので、真空制御手段を別途設
けることなく、温度制御が可能となる。
至4のいずれか一項において、上記燃料電池が円筒管型
燃料電池又は平板型燃料電池のいずれかであるので、良
好な燃料電池発電が可能となる。
ある。
造の概略図である。
造の概略図である。
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 酸化剤ガスと燃料ガスとを高温作動温度
環境下の電池室内に供給し、上記酸化剤ガスと燃料ガス
とを電気化学的に反応させて電力を得るようにした燃料
電池本体と、 該燃料電池本体の外部を断熱手段で包囲されたモジュー
ル本体とからなる燃料電池であって、 上記断熱手段が真空断熱構造であることを特徴とする燃
料電池。 - 【請求項2】 請求項1において、 上記真空断熱構造が鉛直軸方向に複数の真空室に分割さ
れてなり、燃料電池の軸方向の温度分布から真空度を調
整し、燃料電池室内の軸方向の温度分布を均一化してな
ることを特徴とする燃料電池。 - 【請求項3】 請求項2において、 上記真空室の温度を測定する温度計測手段と、真空度を
調整する真空度調整手段とを有し、鉛直軸方向の温度分
布を均一化する制御手段を設けたことを特徴とする燃料
電池。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項におい
て、 上記真空断熱構造の内部に昇華物質を密閉してなること
を特徴とする燃料電池。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一項におい
て、 上記燃料電池が円筒管型燃料電池又は平板型燃料電池の
いずれかであることを特徴とする燃料電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000037695A JP2001229949A (ja) | 2000-02-16 | 2000-02-16 | 燃料電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000037695A JP2001229949A (ja) | 2000-02-16 | 2000-02-16 | 燃料電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001229949A true JP2001229949A (ja) | 2001-08-24 |
Family
ID=18561550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000037695A Pending JP2001229949A (ja) | 2000-02-16 | 2000-02-16 | 燃料電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001229949A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100459265C (zh) * | 2005-09-27 | 2009-02-04 | 卡西欧计算机株式会社 | 燃料电池用燃料改质器 |
JP2015138578A (ja) * | 2014-01-20 | 2015-07-30 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 燃料電池及び燃料電池の冷却方法 |
JP2016139555A (ja) * | 2015-01-28 | 2016-08-04 | Toto株式会社 | 固体酸化物形燃料電池装置 |
-
2000
- 2000-02-16 JP JP2000037695A patent/JP2001229949A/ja active Pending
Cited By (3)
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CN100459265C (zh) * | 2005-09-27 | 2009-02-04 | 卡西欧计算机株式会社 | 燃料电池用燃料改质器 |
JP2015138578A (ja) * | 2014-01-20 | 2015-07-30 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 燃料電池及び燃料電池の冷却方法 |
JP2016139555A (ja) * | 2015-01-28 | 2016-08-04 | Toto株式会社 | 固体酸化物形燃料電池装置 |
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