JP2001229594A - 媒体自動交換装置における移動端デッドスペースをなくすための装置及びその方法 - Google Patents

媒体自動交換装置における移動端デッドスペースをなくすための装置及びその方法

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JP2001229594A JP2001017027A JP2001017027A JP2001229594A JP 2001229594 A JP2001229594 A JP 2001229594A JP 2001017027 A JP2001017027 A JP 2001017027A JP 2001017027 A JP2001017027 A JP 2001017027A JP 2001229594 A JP2001229594 A JP 2001229594A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動端デッドスペースをなくすことによって
媒体自動交換装置の格納密度を高める。 【解決手段】 マガジンアセンブリ102は、端部30
4を含む往復運動経路302を有する。ピッカアセンブ
リ300は、マガジン内に格納された媒体ユニットへの
ピッカアクセスを選択的に実現するためのもので、マガ
ジンアセンブリ102と協力的に動作可能である。運動
逆転アセンブリ110はピッカアセンブリ300に結合
されており、レバー112を有する。レバー112の面
114は往復運動経路302の端部304内に配置され
ている。運動逆転アセンブリ110は、マガジンアセン
ブリ102が往復運動経路302の端部304に入った
ときにマガジンアセンブリ102と係合し、そのように
係合したときに、ピッカアセンブリ300をマガジンア
センブリ102の移動方向と反対方向に移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、電気機械
式情報記憶システムに関する。より詳細には、本発明
は、かかるシステムに使用される媒体自動交換装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】まず媒体自動交換装置について説明す
る。電気機械式情報記憶システムは、一般に、たとえば
データの記憶とバックアップのための自動化ライブラリ
を作成するために使用される。そのような多くの自動化
ライブラリは、大きな記憶容量を比較的低価格で提供す
るために、媒体ジュークボックスとしても知られる1つ
または複数の媒体自動交換装置を利用する。媒体自動交
換装置では、ディスクやテープカートリッジなどの多数
の媒体ユニットを格納し、駆動装置にかけるためにピッ
カ(picker)機構によって個別に選択することができる。
媒体自動交換装置が販売されている市場と使用されてい
る環境のため、コストをできるだけ最小限に抑えつつそ
のようなシステム内の格納密度を最大にすることが重要
である。
【0003】ある種類の媒体自動交換装置は、固定式ピ
ッカアセンブリを媒体ユニットの移動マガジンと一緒に
使用することによってそのような問題に取り組もうとし
ている。この種類の自動交換装置の代表例は、媒体ユニ
ットが円形の回転カルーセルに取り付けられている。所
望の媒体ユニットが固定式ピッカアセンブリの近くに配
置されるまでカルーセルを回転させるために制御機構が
使用される。次に、読取り操作または書込み操作のため
に、所望の媒体ユニットがピッカ機構によってアクセス
される。そのようなカルーセルの設計は、カルーセル内
の媒体ユニットが必然的に互いに斜めになるため、格納
密度を最大にすることができない。このため、媒体ユニ
ット間に斜めのデッドスペースができる。
【0004】この種のより高性能な製品では、ピッカ機
構は、回転の弧に沿ってではなくカルーセルの回転軸と
平行に移動することができる。たとえば、カルーセル
が、z軸のまわりを回転し、同時にピッカが、z方向に
上下に移動して、カルーセル上で回転している積み重ね
られたディスクまたはカートリッジにアクセスすること
ができる。(背景として、Breece Hill T
echnologies社の「SAGUARO」ライブ
ラリと、Exabyte社の「690D」ライブラリの
両方が同じ方式で動作すると考えられる。)これらの装
置は、ピッカアセンブリ自体がマガジンアセンブリの方
に移動できないため、依然としてピッカアセンブリが
「静止」している一般的な種類の装置の範囲内にある。
そのような高性能な製品は、性能の低い対応製品と違っ
て斜めのデッドスペースの問題がないが、ピッカとカル
ーセルに個別の駆動機構を提供することに関連したコス
トが高くなる。
【0005】もう1種類の媒体自動交換装置は、固定式
媒体マガジンを可動ピッカアセンブリと一緒に使用す
る。そのようなシステムにおいて、媒体マガジンは、直
線的に配列した媒体スロットの形をとる。このような直
線的な設計において、ピッカアセンブリは、内部に取り
付けられた個々の媒体ユニットにアクセスするために、
媒体スロットの配列の軸と平行に一方の端から他方の端
まで移動する(背景として、ADIC社の「Fasto
r DLT7」自動交換装置がこの方式で動作すると考
えられる)。直線的な設計の利点は、媒体ユニット間の
斜めのデッドスペースが実質的になくなることである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】次に、移動端デッドス
ペースについて説明する。直線的な設計のほとんどに共
通の1つの問題は、ピッカの往復運動経路の端のデッド
スペースである。一般に、ピッカを実装してその往復運
動経路を定義するために、モータ、歯車、トラック、回
路基板およびハウジングの組み合わせが必要である。そ
の結果、ピッカは、通常、媒体スロットよりも幅が広く
なる。さらに、ピッカの往復運動経路を定義するために
使用される構成要素の設置占有領域は、媒体マガジンよ
りも長い。これらの要素が、個別にあるいは組み合わさ
れて、必然的に自動交換装置の筐体の少なくとも1つの
寸法を最小限にすることを要求する。その結果、媒体マ
ガジンの端と筐体の壁の間にデッドスペースができる。
類似の理由のために、カルーセルが、無限円ではなく有
限弧に沿って移動する場合に、カルーセル集合体の自動
交換装置でも、移動端デッドスペースの問題が生じるこ
とがある。
【0007】したがって、本発明の目的は、移動端デッ
ドスペースをなくすことによって媒体自動交換装置の格
納密度を高めることである。
【0008】本発明のさらに他の目的は、カルーセル集
合体だけでなく線形集合体の自動交換装置にも適用する
ことができる技術によって移動端デッドスペースをなく
すことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上およびそ
の他の目的をそれぞれ達成するための多くの態様を含
む。1つの態様において、多数の媒体ユニットを含むマ
ガジンアセンブリが、ピッカアセンブリの近くに配置さ
れる。2つのアセンブリの一方は常時静止アセンブリで
あり、もう一方のアセンブリは移動アセンブリである。
いずれの場合も、2つのアセンブリは、互いに協力して
ピッカアセンブリがマガジンアセンブリ内に格納された
媒体ユニットに選択的にアクセスする。運動逆転アセン
ブリは、常時静止アセンブリに結合され、移動アセンブ
リがその往復運動経路の端部に入るとき移動アセンブリ
と係合する。運動逆転アセンブリがそのように係合され
たとき、常時静止アセンブリを移動アセンブリの移動方
向と反対の方向に移動させる。この移動の作用により、
移動アセンブリが利用可能な往復運動の距離が見かけ上
増える。これにより、ピッカアセンブリが、普通ならば
移動アセンブリの往復運動経路の一方の端にあるデッド
スペースにある媒体スロットにアクセスすることができ
る。
【0010】本発明を採用する媒体自動交換装置におい
て、移動アセンブリの利用可能な往復運動の距離や装置
を収容するために必要な面積を増やすことなくより多く
の媒体スロットをマガジン内に提供することができる。
これにより、空間格納密度が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】まず第1の実施形態について説明
する。図1と図2は、マガジンアセンブリが移動アセン
ブリである本発明の第1の好ましい実施形態によるマガ
ジン移動システム100の構造的概要を示し、ピッカア
センブリは、常時静止アセンブリであり、自動交換装置
は、線形集合体である。マガジンアセンブリ102は、
直線的に配列した媒体スロット104を含む。各媒体ス
ロット104は、1つの媒体ユニットを含むように使用
することができる。図示した実施形態において、各スロ
ット104は、1つのテープカートリッジを受け取るよ
うに構成することができる。他の実施形態において、ス
ロット104は、テープカートリッジ以外の種類の媒体
ユニットを受け取るように構成することができる。マガ
ジン102は、台車106に移動可能に取り付けられ
る。台車106は、トラック108内に保持される。ト
ラック108は、台車106の移動直線経路を定義す
る。
【0012】図示した実施形態において、運動逆転アセ
ンブリ110が、トラック108の最下部に取り付けら
れ、回転軸200を有するレバー112を含む。レバー
112は、図示したような台車106の下側のピン20
4によってマガジンアセンブリ102に結合されたスロ
ット203を有する。(他の適切な結合方法も使用する
ことができる) レバー112は、トラック108から
可動ピッカアセンブリの往復運動経路内に延びる面11
4を有する。運動逆転アセンブリ110とその様々な代
替実施形態に関するさらに詳しい説明は、後で提供す
る。
【0013】マガジンアセンブリ102は、図1と図2
に示した静止位置の方に付勢される。図示した実施形態
において、この付勢は、ねじりばね206によって達成
される。具体的には、ねじりばね206の脚部208
が、トラック108の下側の座面210の切欠きによっ
て保持され、ねじりばね206の脚部212が、レバー
112上のリップ214の下に保持される。この配置に
より、レバー112が右回り方向(図12のように下か
ら見て)に付勢され、マガジンアセンブリ102が、図
1と図2に示した静止位置の方に付勢される。マガジン
アセンブリ102を静止位置の方に付勢するために、他
の方法を使用することもできる。トラックスロット21
6の端部とピン204との係合と、トラックスロット2
20の端部と車タブ218との係合によって、マガジン
アセンブリ102がねじりばね206によって静止位置
よりも先に移動するのが防止される。トラック108内
で台車106が移動している間、台車タブ218、22
2が、トラックスロット216、220内で移動し、ト
ラック108内の台車106の位置合せを支援する。
【0014】次に、図3と図4を参照して、マガジン移
動システム100の好ましい動作について説明する。図
3と図4において、マガジン移動システム100は、可
動ピッカアセンブリ300の近くに示される。ピッカア
センブリ300は、端部304を含む往復運動経路30
2を有する。レバー112の面114は、往復運動経路
302の端部304内に配置される。図3において、マ
ガジンアセンブリ102は、その静止位置で示される。
ピッカアセンブリ300が方向Aに移動され、往復運動
経路302の端部304に入るとき、ピッカアセンブリ
300は、レバー112の面114と係合する。これに
より、レバー112が右回り方向(図3のように上から
見て)に動き、マガジンアセンブリ102が静止位置か
ら方向Bに遠ざけられる。方向Bは、ピッカアセンブリ
300の移動方向と反対である。
【0015】マガジンアセンブリ102とピッカアセン
ブリ300が同時に反対方向に移動するため、ピッカア
センブリ300がマガジンアセンブリ102内の一番端
のスロットに達するのに必要な可動域距離が短縮され
る。たとえば、図示した実施形態において、マガジンア
センブリ102内の番号「1」のスロットは、マガジン
移動システム100がないとピッカアセンブリ300が
到達できない。ピッカアセンブリ300は、図4に示し
たような番号「1」の媒体スロットと位置が合ったと
き、その方向Aの移動が停止されることが好ましい。本
明細書ではそのような制御システムの実施態様を説明し
ないが、その詳細は、本発明の範囲に含まれず、当業者
は、周知の方法を利用して過度の実験なしにそれを適切
に構成することができる。本明細書では、ピッカアセン
ブリ300が隣り合った媒体スロット間を移動するのに
必要な移動距離は、マガジンアセンブリ102が静止位
置にあるときに大きく、マガジンアセンブリ102が静
止位置から方向Bに離れるときに小さくなることに注意
すれば十分である。ピッカアセンブリ300を操作する
ために選択される制御システムは、この違いを考慮しな
ければならない。
【0016】ピッカアセンブリ300が、端部304か
ら方向Bに戻されるとき、ねじりばね206が、マガジ
ンアセンブリ102を方向Aに移動させ、ピッカアセン
ブリ300がレバー112から解放されるとすぐにそれ
をその静止位置に戻す。
【0017】次に、図5乃至図16を参照して、マガジ
ン移動システム100のさらに構造的な詳細を説明す
る。図5は、マガジン103が台車106から取り外す
ことができるマガジンアセンブリ102の任意の実装を
示す。図5において、マガジン103は、ばね式マガジ
ンロック500とスライド式マガジン103を矢印50
2で示した線に沿って台車106から押し出すことによ
って台車106から取り外された。マガジン103は、
リップ506が保持ガイド504の下を通過するように
線502に沿ってスライドさせることによって台車10
6に取り付けられる。スライドし続けるとき、マガジン
103の下側の斜面(図示せず)が、ロック500を押
し下げる。最終的に、ロック500は、マガジン103
の裏側のロック止め部分508内のロック位置にはま
る。(図3と図4を参照。)
【0018】図6〜図9は、台車106とトラック10
8をより詳細に示す。マガジンロック500は、軸61
0を隙間スロット612に差し込んで、軸止め614に
はまるまで後方に押すことによって台車106に取り付
けることができる。圧縮ばね608が、ロック500と
台車106の間に配置され、台車106上の凹部616
とロック500の下側の凹部618とによって保持され
る。取り付けは、タブ620(ロック500のどちらか
の側上のもの)が台車106内に形成された隙間孔62
2にはまるまで、ロック500をばね608上で回転さ
せることによって完了する。
【0019】トラック108の材料は、一方の側に沿っ
た第1のホイールガイド600を定義する。(図示した
実施形態において、トラック108とホイールガイド6
00は、単一片の薄板金から作成されている。) 第2
のホイールガイド700は、細長い部材602の中に作
成されてもよい。(図示した実施形態において、細長い
部材602は、プラスチックで作成されている。) 図
示したように、ホイール606および607を台車10
6にはめ込んだ後で、台車106をトラック108上に
配置することができる。ホイール607がホイールガイ
ド600内に保持され、ピン204がトラックスロット
216内を下方に延び、台車タブ218と222がそれ
ぞれトラックスロット220と216の中に配置されな
ければならない。細長い部材602は、ホイール606
を保持するようにトラック108上に取り付けられなけ
ればならない。(図示した実施形態において、細長い部
材602は、取付けタブ702、704をスロット60
2、604に差し込むことによってトラック108に取
り付けられている。当然ながら、他の適切な取付け方法
を使用することができる。)
【0020】次に、図10乃至図11を参照して、運動
逆転アセンブリ110について詳細に考察する。図示し
た実施形態では、単一のレバー112を使用して運動逆
転アセンブリ110を実現する。レバー112とねじり
ばね206は、たとえばボルトのような任意の適切な手
段によってトラック108の下側に回転可能に取り付け
ることができる。円筒状部材624が、回転軸200の
まわりに配置され、ねじりばね206の中にはめ込まれ
る。面114が、ピッカアセンブリ300と係合するよ
うに配置され、スロット203が、レバー112とピン
204の間の係合の摺動場所を提供しなければならな
い。図示した実施形態において、面114とスロット2
03は、回転軸200に対して互いに約180度だけず
らされる。回転軸200から面114とスロット203
までの半径は、ほぼ等しくなるように選択された。この
構成により、ピッカとマガジンの間に実質的に1:1の
比率の望ましい反対の動きが提供された。その他の比率
を達成するために、他の半径と角度のずれを選択するこ
とができる。しかしながら、図11に示したように、単
一のレバー112を使用して運動逆転アセンブリ110
を実現するすべての実施形態では、面114が90度以
上270度以下の角度だけスロット203からずされた
ときに最良の結果が得られると考えられる。
【0021】所定の媒体自動交換装置内のマガジンアセ
ンブリとピッカアセンブリの形状に依存する運動逆転ア
センブリ110を実現するために、他の手段を使用する
ことができる。たとえば、単一のレバーを使用する代わ
りに、多数のレバー、ギヤ、モータまたはソレノイドを
使用して、移動アセンブリがその往復運動経路の端部に
入るときに、常時静止アセンブリを移動アセンブリの反
対方向に移動させるタスクを達成することができる。一
方、単一レバーの実施態様は、前述の代替手段を超える
望ましいコスト節約を実現すると思われる。
【0022】次に第1の実施形態の概要について説明す
る。図12は、図1乃至図11に示した実施形態を図式
的にまとめたものである。常時静止マガジンアセンブリ
1200が、線形トラック1202上に保持される。可
動ピッカアセンブリ1204が、マガジンアセンブリ1
200と隣り合った往復運動経路1206に沿って移動
して、マガジンアセンブリ1200に取り付けられた媒
体ユニットにアクセスする。ピッカアセンブリ1204
は、往復運動経路1206の端部の近くの位置まで移動
すると、運動逆転アセンブリ1208と係合し、マガジ
ン1200をピッカアセンブリの移動方向と反対の方向
1210に移動させる。その結果、ピッカアセンブリ1
204は、普通ならばピッカアセンブリのデッドスペー
ス内に配置されるマガジンアセンブリ1200内の1つ
または複数の媒体スロットにアクセスすることができ
る。
【0023】代替実施形態について説明する。図13〜
図15を参照して、本発明のいくつかの代替の実施形態
について概略的に考察する。
【0024】第2の実施形態について説明する。図13
の実施形態において、常時静止ピッカアセンブリ130
4が、線形トラック1302上に保持される。可動マガ
ジンアセンブリ1300が、ピッカアセンブリ1304
と隣り合った往復運動経路1306に沿って移動し、そ
れによりピッカアセンブリ1304は、マガジンアセン
ブリ1300内に取り付けられた媒体ユニットにアクセ
スすることができる。マガジンアセンブリ1300が、
往復運動経路1306の端部の近くの位置まで移動する
と、ポイント1301は運動逆転アセンブリ1308と
係合し、ピッカアセンブリ1304をマガジンアセンブ
リの移動方向と反対の方向1310に移動させる。その
結果、ピッカアセンブリ1304は、普通ならばデッド
スペース内に配置されるマガジンアセンブリ1300内
の1つまたは複数の媒体スロットにアクセスすることが
できる。
【0025】第3の実施形態について説明する。図14
の実施形態において、常時静止マガジンアセンブリ14
00が、湾曲トラック1402上に保持される。可動ピ
ッカアセンブリ1404は、マガジンアセンブリ140
0の隣の往復運動経路1406に沿って移動し、マガジ
ンアセンブリ1400内に取り付けられた媒体ユニット
にアクセスする。ピッカアセンブリ1404が、往復運
動経路1406の端部の近くの位置まで移動すると、運
動逆転アセンブリ1408と係合し、マガジンアセンブ
リ1400をピッカアセンブリの移動方向の反対の方向
1410に移動させる。その結果、ピッカアセンブリ1
404は、普通ならばピッカアセンブリのデッドスペー
ス内に配置されるマガジンアセンブリ1400内の1つ
または複数の媒体スロットにアクセスすることができ
る。
【0026】第4の実施形態について説明する。図15
の実施形態において、常時静止ピッカアセンブリ150
4が、湾曲トラック1502上に保持される。移動マガ
ジンアセンブリ1500は、ピッカアセンブリ1504
の隣の往復運動経路1506に沿って移動し、それによ
りピッカアセンブリ1504が、マガジンアセンブリ1
500に取り付けられた媒体ユニットにアクセスするこ
とができる。マガジンアセンブリ1500が、往復運動
経路1506の端部の近くの位置まで移動すると、ポイ
ント1501は、運動逆転アセンブリ1508と係合
し、ピッカアセンブリ1504を、マガジンアセンブリ
の移動方向と反対の方向1510に移動させる。その結
果、ピッカアセンブリ1504が、普通ならばデッドス
ペース内に配置されるマガジンアセンブリ1500内の
1つまたは複数の媒体スロットにアクセスすることがで
きる。
【0027】本発明を、その好ましい実施形態に関して
詳細に説明したが、説明した実施形態は、制限ではなく
例として示した。当業者は、以上説明した形態、詳細、
材料および固定方法において、併記の特許請求の範囲に
よって定義されたような本発明の趣旨および意図から逸
脱することなく様々な変更を行うことができることを理
解されよう。たとえば、前述の「トラック」は、ピッカ
またはマガジンアセンブリの直線状または弧状の移動経
路を定義するのに適した任意の方式で実現することがで
きる。また、ギヤアセンブリまたは代替タイプのガイド
チャネルが許容可能な結果を生成することができると考
えられる。さらに、本発明において、「ピッカアセンブ
リ」という用語は、マガジンアセンブリ内に格納された
媒体ユニットにアクセスするためにマガジンアセンブリ
と協力的に動作可能な任意のタイプのアセンブリを含む
ように意図される。具体的には、「ピッカアセンブリ」
は、マガジンから媒体ユニットを引き出すことなく媒体
ユニット上またはその近くに読書きヘッドを配置する装
置を含むように意図される。「ピッカアセンブリ」とい
う用語は、マガジンから媒体ユニットを取り出し、それ
をドライブに入れる装置を含むように意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるマガジンアセン
ブリと運動逆転アセンブリの前方斜め上方からの斜視図
である。
【図2】図1の装置の後方斜め下方からの斜視図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施形態によるピッカアセンブ
リの近くに配置された図1の装置の平面図であり、マガ
ジンアセンブリが静止位置に示されている。
【図4】本発明の第1の実施形態によるピッカアセンブ
リの近くに配置された図1の装置の平面図であり、マガ
ジンアセンブリが並進された位置に示されている。
【図5】台車アセンブリと取外し可能なマガジンを示す
図1のマガジンアセンブリシステムの分解斜視図であ
る。
【図6】図5の台車アセンブリの分解斜視図である。
【図7】図5の台車アセンブリのホイールガイドのうち
の1つの斜視図である。
【図8】図5の台車アセンブリの台車シャーシの斜視図
である。
【図9】図5の台車アセンブリのマガジン保持ロックの
斜視図である。
【図10】図5の台車アセンブリの運動逆転レバーの斜
視図である。
【図11】図5の台車アセンブリの運動逆転レバーの直
交図である。
【図12】図1乃至図11に示した実施形態をまとめた
概略図である。
【図13】マガジンアセンブリが移動アセンブリであ
り、ピッカアセンブリが常時静止アセンブリであり、自
動交換装置が線形集合体である本発明の第2の実施形態
を示す概略図である。
【図14】ピッカアセンブリが移動アセンブリであり、
マガジンアセンブリが常時静止アセンブリであり、自動
交換装置がカルーセル集合体である本発明の第3の実施
形態を示す概略図である。
【図15】マガジンアセンブリが移動アセンブリであ
り、ピッカアセンブリが常時静止アセンブリであり、自
動交換装置がカルーセル集合体である本発明の第4の実
施形態を示す概略図である。
【符号の説明】
100 マガジン移動システム(媒体自動交換装置) 102 マガジンアセンブリ(移動アセンブリ) 110 運動逆転アセンブリ 300 ピッカアセンブリ(常時静止アセンブリ) 302 往復運動経路 304 端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート・ダブリュ・ラッフェル アメリカ合衆国コロラド州80634,グリー リー,フォーティ・セカンド・アベニュ ー・コート 1520 (72)発明者 マチアス・エー・レスター アメリカ合衆国コロラド州80526,フォー ト・コリンズ,デビッドソン・ドライブ 1013, アパートメント・シー (72)発明者 ケリー・ジェイ・リーゾナー アメリカ合衆国コロラド州80526,フォー ト・コリンズ,ヨークシャー・ストリート 2442

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体自動交換装置内の移動端デッドスペ
    ースをなくすための装置であって、 端部を含む往復運動経路を有する移動アセンブリと、 マガジン内に格納された媒体ユニットへのピッカアクセ
    スを選択的に実現するために前記移動アセンブリと協力
    的に動作可能な常時静止アセンブリと、 前記常時静止アセンブリに結合され、前記移動アセンブ
    リが前記往復運動経路の前記端部に入ったときに前記移
    動アセンブリと係合し、そのように係合したときに、前
    記常時静止アセンブリを前記移動アセンブリの移動方向
    と反対の方向に移動させるように動作可能な運動逆転ア
    センブリとを含む装置。
  2. 【請求項2】 前記常時静止アセンブリが前記マガジン
    を含み、前記移動アセンブリが前記ピッカを含む、請求
    項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記常時静止アセンブリが前記ピッカを
    含み、前記移動アセンブリが前記マガジンを含む、請求
    項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記往復運動経路が直線状である、請求
    項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記往復運動経路が弧状である、請求項
    1に記載の装置。
  6. 【請求項6】 移動アセンブリが、マガジン内に格納さ
    れた媒体ユニットへのピッカアクセスを実現するために
    常時静止アセンブリと協力的に動作可能なタイプの媒体
    自動交換装置内の移動端デッドスペースをなくすための
    方法であって、 前記移動アセンブリの往復運動経路の端部に運動逆転ア
    センブリを配置する工程と、 前記移動アセンブリと係合するように、前記移動アセン
    ブリを前記往復運動経路の前記端部内に移動させる工程
    と、 前記運転逆転アセンブリとの前記移動アセンブリの係合
    に応じて、前記常時静止アセンブリを静止位置から前記
    移動アセンブリの移動方向と反対の方向に移動させる工
    程とを含む方法。
  7. 【請求項7】 前記常時静止アセンブリを移動させる工
    程は、マガジンアセンブリを移動させる工程を含む、請
    求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記常時静止アセンブリを移動させる工
    程は、ピッカアセンブリを移動させる工程を含む、請求
    項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記常時静止アセンブリを移動させる工
    程は、前記常時静止アセンブリを直線的に移動させる工
    程を含む、請求項6に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記常時静止アセンブリを移動させる
    工程は、前記常時静止アセンブリを弧に沿って移動させ
    る工程を含む、請求項6に記載の方法。
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