JP2001228981A - 記憶媒体ライブラリアレイ装置 - Google Patents

記憶媒体ライブラリアレイ装置

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JP2001228981A
JP2001228981A JP2000037633A JP2000037633A JP2001228981A JP 2001228981 A JP2001228981 A JP 2001228981A JP 2000037633 A JP2000037633 A JP 2000037633A JP 2000037633 A JP2000037633 A JP 2000037633A JP 2001228981 A JP2001228981 A JP 2001228981A
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Takashi Kanazawa
隆 金澤
Tadashi Matsumoto
忠 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体ライブラリアレイ装置の効率的な運
用。 【解決手段】複数のライブラリユニットと接続されたア
レイコントローラ装置は、各ライブラリユニットに対し
て、例えば上位制御装置から送られてきたコマンドに対
応する所与の処理を行うためのコマンドを送り、そし
て、前記ライブラリユニットのすべてが、前記コマンド
を送った後の所定時間内に、前記コマンドの実行を適正
に完了した旨を示すコマンド応答をしたか否かを判定す
る。前記アレイにおけるいずれかの前記ライブラリユニ
ットが所定時間内に適切なコマンド応答をしなかったと
判定した場合、前記アレイコントローラ装置は、前記応
答をしなかったライブラリユニットを“異常ユニット”
であると判断して、この異常ユニットを動作的に前記ア
レイから切り離し、そして、以後は、それ以外の正常な
ライブラリユニットのみで後のコマンドに対する処理を
行なうよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の可搬な記憶
媒体を収納する収納体と、記憶媒体に対してデータの読
み出し/書き込みを行うドライブと、指定された記録媒
体を指定された場所に搬送する搬送体とからなるライブ
ラリユニットを、複数台アレイ状に配置して構成した記
憶媒体ライブラリアレイ装置に関する。特に、本発明
は、前記記憶媒体ライブラリアレイ装置のいずれかのラ
イブラリユニットの特定の構成要素に障害が発生した場
合でも、当該ライブラリアレイ装置を効率的に運用し続
けることができるようにする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】電子図書館その他のコンピュータシステ
ムにおいては、従来より、大容量かつ高性能のディスク
ライブラリアレイ装置が使用されている。このようなデ
ィスクライブラリアレイ装置としては、その各々が、多
数の可搬な記憶媒体であるディスク(例えば、CD−R
OMまたはDVD)を出し入れ自在に収納する収納体
と、指定されたディスクに対してデータの読み出し/書
き込み(すなわち、駆動)を行うドライブとからなる同
一構成の、複数のライブラリユニットを冗長的なアレイ
状に構成したものがある。特に、この種の装置の一例と
して、前記複数のライブラリユニットを同時並列的に動
作させることによって、高速で、それぞれのディスクに
所望のデータを分割して格納し(書き込み)、また、こ
のように分割して書き込まれたデータを読み出すよう構
成されたディスクライブラリアレイ装置、すなわち、R
AID(Redundant Array of Inexpensive Disks)
装置、が従来から知られている。
【0003】このようなディスクライブラリアレイ装置
においては、複数のライブラリユニットのうちの特定の
1台が上位制御装置または操作パネルからアレイコント
ローラ装置を介して送られるコマンド(例えば、書込み
コマンド)を適切に実行完了しない場合、すなわち、前
記特定のライブラリユニットにディスク書込みエラー等
の異常があることにより、該特定のライブラリユニット
が実行完了を示すコマンド応答をしない場合、残りの正
常なライブラリユニットに各々記憶されているデータや
パリティデータ等を用いて、可能な範囲内で所定のデー
タリカバリ(復旧)処理を行い、これにより、障害が発
生した異常ライブラリユニットに格納されていた(ある
いは格納しようとした)データを復旧するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記異
常が発生したライブラリユニットのデータを復旧するた
めに前記所定のデータリカバリ処理を行おうとしても、
最終的に、なんらかの機能的、物理的理由等により適切
にデータ復旧することができないことが多々ある。この
ような場合、ユーザはリセットボタンを押してディスク
ライブラリアレイ装置全体をダウンさせて、必要な処理
を行っていた。従って、従来では、所望の目的を達成し
ないまま、比較的長いデータリカバリ処理時間を無駄に
費やすことになり、結局、それが前記ディスクライブラ
リアレイ装置全体のオンライン動作に支障をきたしてし
まい、前記ディスクライブラリアレイ装置の効率的な運
用を著しく損なうという問題点があった。
【0005】また、例えばコマンド受領後30〜60秒
以内の期間内にライブラリユニットからコマンド応答が
あったときは“コマンド応答あり”すなわち“異常な
し”と判定されるような仕様である場合においては、通
常は1秒程度で実行完了され得るコマンドの実行が5秒
かかったとしても、“異常なし”と判定されることにな
る。しかし、このように通常1秒程度で完了すべきコマ
ンドが5秒かかるという状態が続くと、累積的な時間ロ
スは無視できない量となる。従って、これによっても、
前記ディスクライブラリアレイ装置全体のオンライン動
作に支障をきたしてしまい、前記ディスクライブラリア
レイ装置を効率的に運用できないことになる。
【0006】この発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、複数のライブラリユニットのうちのいずれかにおけ
る特定の構成要素に障害が発生した場合でも、効率的に
運用しつづけることが可能な記憶媒体ライブラリアレイ
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る記憶媒体
ライブラリアレイ装置は、複数のライブラリユニットの
冗長的なアレイに基づいている。つまり、各前記ライブ
ラリユニットは、多数の記録媒体を収納する収納体と、
所望の記録媒体に対する書込みまたは読出しを行うドラ
イブと、指定された記録媒体を保持し該ライブラリユニ
ットの指定された場所に搬送する搬送体とを備えた同様
な構成なるものである。さらに、本発明の記憶媒体ライ
ブラリアレイ装置におけるアレイコントローラ装置は、
各前記ライブラリユニットと接続されていて、例えば上
位制御装置または操作パネルからコマンドが送られてく
ると、各前記ライブラリユニットに対して、前記送られ
てきたコマンドに対応する所与の処理を行うためのコマ
ンドを送る。前記アレイコントローラ装置は、前記ライ
ブラリユニットのすべてが、前記コマンドを送った後の
所定時間内に、前記コマンドの実行を適正に完了した旨
を示すコマンド応答をしたか否かを判定する。前記アレ
イにおけるいずれかの前記ライブラリユニットが所定時
間内に適切なコマンド応答をしなかったと判定した場
合、前記アレイコントローラ装置は、該応答をしなかっ
たライブラリユニットを“異常ユニット”であると判断
して、この異常ユニットを動作的に前記アレイから切り
離し、そして、以後は、それ以外の正常なライブラリユ
ニットのみで後のコマンドに対する処理を行なうよう制
御する。
【0008】本発明の一実施の形態において、前記アレ
イコントローラは、前記所定時間内にコマンド応答した
前記ライブラリユニットであっても、前記コマンドの実
行を所定回数以上リトライした後初めてコマンド応答し
得たライブラリユニットがある場合には、このようなラ
イブラリユニットも“異常ユニット”であると判断して
前記アレイから切り離す。
【0009】以上のように、この発明は、前記ライブラ
リユニットのアレイの同一構成、すなわち、冗長性を利
用して、異常ユニットと判定されたライブラリユニット
を即時に前記アレイから切り離し、残った正常なライブ
ラリユニットのみで後のコマンドに対する処理を行なう
ようにしたので、異常ユニットが発生した場合でも、記
憶媒体ライブラリアレイ装置を効率的に運用し続けるこ
とを可能にする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながらこ
の発明の一実施の形態を詳細に説明する。図1は、電子
図書館その他のコンピュータシステムにおいて好適に使
用可能な、本発明の一実施の形態に係る記憶媒体ライブ
ラリアレイ装置の全体構成例を説明する図である。ま
た、図2は、図1の記憶媒体ライブラリアレイ装置を構
成する複数の(図示例では6個)ライブラリユニットU
1〜U6の構成例を拡大して示す斜視図である。なお、
これらライブラリユニットU1〜U6はすべて同じ構成
であることから、図2ではライブラリユニットU1のみ
を代表的に示している。また、以下の説明で単にディス
クと言う場合、ディスクそのものに限らず、該ディスク
を載置支持するトレイをも含むものと解してよい。
【0011】本発明を適用した記憶媒体ライブラリアレ
イ装置LAを構成する個々のライブラリユニットU1〜
U6は、SCSI(Small Computer System Interfa
ce)等のインターフェイス8を介してアレイコントロー
ラ装置ACに接続されている。操作パネルPや、例えば
パーソナルコンピュータである上位制御装置CTL等か
ら、アレイコントローラ装置ACに対して、データ読み
/書きコマンドが与えられると、前記アレイコントロー
ラ装置ACは、上位制御装置CTL等から与えられたデ
ータ読み/書きコマンドに対応するコマンドを前記6台
のライブラリユニットU1〜U6に与えて、これらのラ
イブラリユニットU1〜U6を同時並行的に動作させ、
これにより、該ライブラリユニットU1〜U6のディス
クに対するデータの読出し/書込み動作が高速で行なわ
れる。前記アレイコントローラ装置ACは、例えば図示
しないMPU、ROM、RAM等を含むマイクロコンピ
ュータから構成され、これらライブラリユニットU1〜
U6における複数のドライブの並列駆動によるデータ読
み/書き動作を制御するものである。
【0012】図2に示すように、各ライブラリユニット
U1〜U6(図示を簡単にするために各ライブラリユニ
ットU1だけを代表的に示している)は、多数のディス
クDK(図示を簡単にするために1つだけ示している)
をそれぞれの収納棚(または収納セル;図示省略)に収
納する収納体10と、所望のディスクDKに対する駆
動、すなわち書込みまたは読出しを行う少なくとも1つ
(図示例では2つ)のドライブ12と、指定されたディ
スクDKを保持し、前記収納体10とドライブ12との
間で搬送し、または、当該ライブラリユニットU1〜U
6のその他の指定された場所に搬送する搬送体14とを
備えている。さらに、各前記ライブラリユニットU1〜
U6は制御部16を備え、該制御部16は、前記アレイ
コントローラ装置ACから送られるコマンドに基づい
て、前記搬送体14によるディスクDKの搬送動作や、
当該ライブラリユニットU1〜U6のドライブによるデ
ータ読み/書き動作を制御する。
【0013】より詳しくは、読み/書き時には、各ライ
ブラリユニットU1〜U6において、前記制御部16
は、アレイコントローラ装置ACからのコマンドに基づ
き、前記搬送体14を介して、前記収納体10の収納棚
のうちの1つに格納された所望のディスクDKを取り出
していずれか1つのドライブ12に搬送し装填(マウン
ト)、しかる後、前記ドライブ12を介して前記ディス
クDKを駆動するための制御を行う。すなわち、各ライ
ブラリユニットU1〜U6は、アレイコントローラ装置
ACによる制御に従って、他のライブラリユニットとは
独立してディスクDKに対してデータの読み/書きを行
うことができるよう構成されている。なお、図示例は各
ライブラリユニットU1〜U6が搬送体14を備えたも
のであるが、1つまたは2つの搬送体14をこれら複数
のライブラリユニットU1〜U6の間で共用するように
してもよい。
【0014】前述のように、前記アレイコントローラ装
置ACと個々のライブラリユニットU1〜U6とは、前
記インターフェイス8を介して接続されている。このよ
うな構成における動作異常としては、従来より、1)ケ
ーブルの切断やSCSI等のインターフェイス機器等の
動作不良に起因する、コマンド無応答、すなわち、アレ
イコントローラ装置ACからのコマンドに対していずれ
かのライブラリユニットU1〜U6が応答(つまり、適
正に実行完了)しない場合と、2)記憶媒体ライブラリ
アレイ装置LAを構成するライブラリユニットU1〜U
6そのものの動作異常に起因する、コマンド無応答とが
ある。本発明の実施の形態によると、1)の動作異常の
場合は、従来と同様に、直ぐには復旧し得ない異常と判
断して、記憶媒体ライブラリアレイ装置LA全体をダウ
ンさせて必要な補修作業を行う。しかし、2)の動作異
常の場合は、従来とは異なり、当該装置LAの冗長性に
着目して以下のような異常部位切断処理を行いうことに
より、記憶媒体ライブラリアレイ装置LAの全体的な動
作を継続できるようにしている。
【0015】図3は、図1に示す記憶媒体ライブラリア
レイ装置LAにおいてアレイコントローラ装置ACによ
って実行される異常部位切断処理の一例を示すフローチ
ャートである。この異常部位切断処理は、アレイコント
ローラ装置ACが、上位制御装置CTLまたは操作パネ
ルPからコマンド(典型的には、書込みコマンド、また
は、読出しコマンド)を受け取り、該コマンドに応じた
処理を行うためのコマンドをライブラリユニットU1〜
U6に送ることに呼応してトリガされるものである。
【0016】先ず、ステップS1において、前記コマン
ドをライブラリユニットU1〜U6に送った時から第1
の所定時間(例えば、1秒)経過したか否かを判定す
る。この第1の所定時間は、正常なライブラリユニット
が前記コマンドによって指示された処理を実行するのに
必要と思われる時間に基づいて決定されたものである。
この第1の所定時間が経過すると(ステップS1のYE
S判定)、次のステップS2に進む。
【0017】ステップS2では、当該記憶媒体ライブラ
リアレイ装置LAを構成するすべてのライブラリユニッ
トU1〜U6から前記コマンドの実行完了を示すコマン
ド応答を受け取ったか否かを判定する。YESの場合、
これ以上異常部位切断処理を行う必要が無いので、該異
常部位切断処理を終了して、その他の必要な処理を行
う。ステップS2の判定がNOの場合、すなわち、前記
ライブラリユニットU1〜U6のうちのいずれかから前
記コマンドの実行完了を示すコマンド応答を受け取って
いない場合、さらに次のステップS3に進む。
【0018】ステップS3では、前記コマンドをライブ
ラリユニットU1〜U6に送った時からさらに第2の所
定時間(例えば、5秒)が経過したか否かを判定する。
この第2の所定時間が経過していない時(NO判定の
時)は、該第2の所定時間になるまで上記ステップS2
およびステップS3の処理を繰り返す。このステップS
2およびステップS3を繰り返す間、前記コマンドの実
行を完了していないライブラリユニットでは、前記コマ
ンドの実行をリトライし続ける。
【0019】該第2の所定時間が経過すると(YES判
定の時)、次のステップS4において、前記コマンドの
実行完了を示すコマンド応答をしなかった異常ライブラ
リユニット(つまり、前記ライブラリユニットU1〜U
6のうちのいずれかであり、以下の説明において符号U
xを付すこととする)を特定する。さらに、このステッ
プS4において、前記アレイコントローラ装置ACは、
前記コマンド応答をしなかった異常ライブラリユニット
Uxに偶発的ではなく反復的に発生し得るなんらかの欠
陥状態があると判断し、該異常ライブラリユニットUx
を当該記憶媒体ライブラリアレイ装置LAから動作的に
切り離すための処理を行う。この動作的な切り離しによ
り、前記異常ライブラリユニットUxに対しては、以
後、アレイコントローラ装置ACからは、上位制御装置
CTL等からのコマンドに対応するコマンドが送られな
いことになる。ステップS4の後は、次のステップS5
に行く。
【0020】ステップS5では、ステップS4で切り離
したライブラリユニットUxを除く他の正常なライブラ
リユニットにより、必要に応じてデータリカバリ処理を
行い、そして、前記コマンドおよび後のコマンドに応じ
た処理を行うことになる。つまり、この発明の記憶媒体
ライブラリアレイ装置LAにあっては、同一の構成から
なる複数のライブラリユニットU1〜U6の冗長性故
に、1つの異常ライブラリユニットUxを切り離して
も、装置LA全体としては、なんら支障なく、以後の処
理を行うことができる点に着目している。
【0021】以上のように、この実施の形態によると、
上位制御装置CTL等からコマンドを受け取ってライブ
ラリユニットU1〜U6に送った時から前記第2の所定
時間(例えば、5秒)が経過したときには、コマンド応
答しない、異常のあるライブラリユニットUxを強制的
に切り離して、残ったライブラリユニットのみで以後の
処理を行うので、以後、上位制御装置CTL等に対して
迅速な応答が可能になる。その結果、記憶媒体ライブラ
リアレイ装置LA全体のオンライン動作に支障をきたす
ことなく、該記憶媒体ライブラリアレイ装置を効率的に
運用し続けることができる。
【0022】なお、上記異常部位切断処理において、ス
テップS1を省略してもよいが、上述のように前記コマ
ンドによって指示された処理を正常のライブラリユニッ
トが実行するのに必要と思われる時間に基づいて決定さ
れた第1の所定時間(例えば、1秒)と、異常判断基準
としての第2の所定時間(例えば、5秒)とを併用する
構成は、異常とは言えないものの動作が遅れる傾向のあ
るライブラリユニットを予め把握しておける、というメ
リットを提供する点で好ましい。
【0023】なお、図3のフローは、破線で示すように
変更してもよい。すなわち、ステップS3において、上
述のように前記コマンドを送った時から未だ第2の所定
時間(例えば、5秒)が経過していないと判定された場
合、直ぐにステップS2に戻る代わりに、ステップS3
Aに進み、該第2の所定時間内であっても、いずれかの
ライブラリユニットにおいて前記コマンドの実行リトラ
イ回数が所定回数になったか否かを判定する。すべての
ライブラリユニットについて、前記第2の所定時間に未
だ達しておらず且つ前記コマンドの実行リトライ回数が
所定回数に達していない場合、ステップS3Aの判定は
NOとなるので、図3のステップS2に戻り、ステップ
S2からステップS3Aの処理を繰り返す。また、いず
れかのライブラリユニットについて、前記第2の所定時
間に未だ達していないものの前記コマンドの実行リトラ
イ回数以上になった場合は、上記と同様にステップS4
において該ライブラリユニットを異常ライブラリユニッ
トUxとして特定する。すなわち、上記のようにステッ
プS3Aを付加することにより、前記第2の所定時間が
経過していない場合でも、前記コマンドの実行リトライ
回数が多いライブラリユニットがあるならば、これを異
常ライブラリユニットUxと判定し、該異常ライブラリ
ユニットUxを前記アレイから切り離すことができるよ
うにしている。その結果、ステップS3Aを付加するこ
とによって、記憶媒体ライブラリアレイ装置LAをより
効率的に運用できることになる。なお、もちろん、前記
第1の所定時間および第2の所定時間は、ユーザの要求
する任意の値に設定してよい。
【0024】また、この発明は、例えば磁気テープカー
トリッジなどの上述したディスクタイプ以外の記憶媒体
を取り扱うライブラリユニットによって構成される記憶
媒体ライブラリアレイ装置に適用してもよい。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明にあっては、ラ
イブラリユニットのアレイの冗長性を利用したものであ
り、異常ユニットと判定されたライブラリユニットを即
時に前記アレイから切り離し、残った正常なライブラリ
ユニットのみで後のコマンドに対する処理を行なうよう
にしている。従って、この発明は、異常ユニットが発生
した場合でも、記憶媒体ライブラリアレイ装置を効率的
に運用し続けることを可能にする、という優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る記憶媒体ライブ
ラリアレイ装置の全体構成例を説明する図。
【図2】 図1におけるライブラリユニットの全体構成
例を拡大して示す斜視図。
【図3】 図1に示す記憶媒体ライブラリアレイ装置の
アレイコントローラ装置によって実行される異常部位切
断処理の一例を示すフローチャート。
【符号の説明】
AC アレイコントローラ装置 U1 − U6 ライブラリユニット DK ディスク 10 収納体 12 ドライブ 14 搬送体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のライブラリユニットのアレイであ
    って、各前記ライブラリユニットが、多数の記録媒体を
    収納する収納体と、所望の記録媒体に対する書込みまた
    は読出しを行うドライブと、指定された記録媒体を保持
    し該ライブラリユニットの指定された場所に搬送する搬
    送体とを備えた、同様な構成からなる冗長的なアレイ
    と、各前記ライブラリユニットと接続されていて、各前
    記ライブラリユニットに対して所与の処理を行うための
    コマンドを送るアレイコントローラ装置と、を具備した
    記憶媒体ライブラリアレイ装置であって、前記アレイコ
    ントローラ装置は、前記ライブラリユニットのすべて
    が、前記コマンドを送った後の所定時間内に、前記コマ
    ンドの実行を適正に完了した旨を示すコマンド応答をし
    たか否かを判定し、前記アレイにおけるいずれかの前記
    ライブラリユニットが適切なコマンド応答をしなかった
    と判定した場合、該応答をしなかったライブラリユニッ
    トを異常ユニットであると判断して前記アレイから切り
    離し、以後は、それ以外の正常なライブラリユニットの
    みでコマンドに対する処理を行なうよう制御することを
    特徴とする記憶媒体ライブラリアレイ装置。
  2. 【請求項2】 前記アレイコントローラ装置は、前記所
    定時間内にコマンド応答した前記ライブラリユニットで
    あっても、前記コマンドの実行を所定回数以上リトライ
    した後初めてコマンド応答し得たライブラリユニットに
    ついては、異常ユニットであると判断して前記アレイか
    ら切り離すものである請求項1に記載の記憶媒体ライブ
    ラリアレイ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7590818B2 (en) 2003-10-06 2009-09-15 Hitachi, Ltd. Storage system having a plurality of virtualization apparatuses that allocate a storage area, form a plurality of virtual volumes, and process input-output from a host processor
JP2010182080A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Nec Corp I/o命令障害回復回路、i/o命令障害回復方法及びi/o命令障害回復プログラム

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