JP2001228241A - レーダ信号処理装置及びレーダ信号処理方法 - Google Patents

レーダ信号処理装置及びレーダ信号処理方法

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JP2001228241A
JP2001228241A JP2000042838A JP2000042838A JP2001228241A JP 2001228241 A JP2001228241 A JP 2001228241A JP 2000042838 A JP2000042838 A JP 2000042838A JP 2000042838 A JP2000042838 A JP 2000042838A JP 2001228241 A JP2001228241 A JP 2001228241A
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frequency
signal
intensity
intensity value
range
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JP2000042838A
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Masa Mitsumoto
雅 三本
Tetsuo Kirimoto
哲郎 桐本
Naohisa Uehara
直久 上原
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数変調の線形性が崩れると、周波数分析
部26,27により求められるビート信号I,Qの周波
数スペクトルが、理想状態で一定周波数となるビート信
号I,Qの周波数スペクトルと比べて、ピークの幅が広
がり、かつ、ピークの強度値が下がったものとなる。こ
のため、モノパルス方式による方位角計測のように強度
値を用いて方位角を計算する場合には、方位角の計算精
度が劣化する課題があった。 【解決手段】 周波数分析部46,47により求められ
た周波数スペクトルの周波数成分である信号強度の強度
値に対して、ビート信号I,Qにおける信号強度の拡散
範囲分に相当する強度値を加算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、車輌等
の移動体に搭載されるレーダ装置に内蔵され、目標とな
る対象物を検出して、その対象物の諸元(相対距離、相
対速度、方位角等)を計測するレーダ信号処理装置及び
レーダ信号処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車輌等に搭載されるレーダ装置は、対象
とする目標との距離が数m〜200m程度の範囲であ
り、また、アンテナは送受兼用として1つに纏めた方
が、装置が小型になり搭載には望ましい。このような要
求を満たすレーダ装置として、FMICW(Frequ
encyModulated Interrupted
Continuous Wave)レーダがある。
【0003】図5はFMICWレーダの送受信装置を示
す構成図であり、図において、1はレーダ送受信装置、
2は変調波形発生部3やスイッチ5,6等を制御する制
御部、3はアップフェーズとダウンフェーズからなる変
調波形を生成する変調波形発生部、4は変調波形発生部
3により生成された変調波形を入力してVCO信号を出
力するVCO(Voltage Controlled
Oscillator)、5,6は制御部2に制御さ
れるスイッチ、7はアンテナ、8は検出対象の目標であ
る。
【0004】9はアンテナ7により受信された受信信号
を2分割してミキサ12,13に出力する分配回路、1
0はローカル信号を2分割してミキサ12と移相回路1
1に出力する分配回路、11は分配回路10により2分
割されたローカル信号の位相をπ/2ラジアンだけシフ
トする移相回路、12は分配回路9により2分割された
受信信号と分配回路10により2分割されたローカル信
号を混合してビート信号Iを出力するミキサ、13は分
配回路9により2分割された受信信号と移相回路11に
より位相がシフトされたローカル信号を混合してビート
信号Qを出力するミキサである。
【0005】図6は従来のレーダ信号処理装置を示す構
成図であり、図において、21はレーダ信号処理装置、
22はレーダ送受信装置1のミキサ12が出力するビー
ト信号Iをアナログ・ディジタル変換するAD変換器、
23はレーダ送受信装置1のミキサ13が出力するビー
ト信号Qをアナログ・ディジタル変換するAD変換器、
24はAD変換器22,23の変換結果を格納するメモ
リ、25はレーダ送受信装置1の制御部2が出力する制
御信号Ctrlにしたがって各種の信号処理を制御する
信号処理制御部である。
【0006】26はアップフェーズ期間におけるビート
信号I,Qの周波数スペクトルを求める周波数分析部、
27はダウンフェーズ期間におけるビート信号I,Qの
周波数スペクトルを求める周波数分析部、28は周波数
分析部26により求められた周波数スペクトルから目標
信号を検出する目標信号検出部、29は周波数分析部2
7により求められた周波数スペクトルから目標信号を検
出する目標信号検出部、30は目標信号検出部28,2
9より出力された目標信号から目標8の相対距離を求め
る組合せ探索部、31は目標8の相対速度を求める速度
計算部、32は目標8の信号強度を求める強度計算部、
33は目標8の方位角を求める方位角計算部である。な
お、図11は従来のレーダ信号処理装置の処理手順を示
すフローチャートである。
【0007】次に動作について説明する。変調波形発生
部3が制御部2の指示の下、アップフェーズとダウンフ
ェーズからなる変調波形を生成すると、VCO4は変調
波形発生部3により生成された変調波形を入力して、V
CO信号をスイッチ5に出力する(図7(a)を参
照)。
【0008】スイッチ5及びスイッチ6は、制御部2の
指示の下、図8に示すように、予め設定された時間τだ
けt端子に接続された後、予め設定された時間T−τだ
け端子rに接続される動作を繰り返す。これにより、ア
ップフェーズの期間においては、VCO4から出力され
たVCO信号はスイッチ5,6のt端子を経由して、ア
ンテナ7に送信信号Saとして供給され(図7(b)を
参照)、アンテナ7から空中に放射される。
【0009】空中に放射された送信信号Saは、ある相
対距離Rに存在し、ある相対速度Vで移動している目標
8に照射され、その一部が反射される。その反射波は、
相対速度Vに応じたドップラー周波数分Fvだけシフト
し、送信信号Saからkτ=2R/c(ただし、cは電
波の速度、kは1〜nの自然数)だけ遅れた時間に、ア
ンテナ7により受信されて、図9(a)の受信信号Ja
となる。
【0010】アンテナ7の受信信号Jaは、時間T−τ
だけ端子rに接続されたスイッチ6を経由して分配回路
9に入力される。分配回路9は、アンテナ7の受信信号
Jaを2分割して、ミキサ12とミキサ13に出力す
る。
【0011】一方、VCO4が出力するVCO信号はロ
ーカル信号Laとして(図7(c)を参照)、時間T−
τだけ端子rに接続されたスイッチ5を経由して分配回
路10に入力される。分配回路10は、ローカル信号L
aを2分割して、ミキサ12と移相回路11に出力す
る。移相回路11は、分配回路10からローカル信号L
aを入力すると、そのローカル信号Laの位相をπ/2
ラジアンだけシフトしてミキサ13に出力する。
【0012】ミキサ12,13に入力された受信信号J
aとローカル信号Laは、時間T−τ内のkτ〜(k+
1)τの期間においてミキシングされる。これにより、
受信信号Jaとローカル信号Laの周波数差が周波数と
して表れるビート信号I,Qが生成される。
【0013】なお、ミキサ12により生成されるビート
信号Iは複素信号の実部(I)に相当し、ミキサ13によ
り生成されるビート信号Qは複素信号の虚部(Q)に相当
するので、ビート信号I,Qは相互に共役な複素信号B
aとして得られる(図9(a)を参照)。ダウンフェー
ズの期間においても、上記のアップフェーズの期間と同
様にして、相互に共役な複素信号Bbとしてビート信号
I,Qが生成される(図10(a)を参照)。
【0014】ここで、アップフェーズの複素信号Baで
あるビート信号I,Qは式(1)で表され(ただし、式
(1)ではBaをBup(t)で表す)、ダウンフェー
ズの複素信号Bbであるビート信号I,Qは式(2)で
表される(ただし、式(2)ではBbをBdn(t)で
表す)。
【0015】
【数1】
【0016】このようにして、レーダ送受信装置1のミ
キサ12,13により生成されたビート信号I,Qと制
御部2の制御信号Ctrlは、レーダ信号処理装置21
に入力される。レーダ信号処理装置21のAD変換器2
2,23は、レーダ送受信装置1のミキサ12,13が
ビート信号I,Qの送信を開始すると、信号処理制御部
25の指示の下、時間τの間隔でビート信号I,Qをサ
ンプリングしてアナログ・ディジタル変換し、その変換
結果をメモリ24に格納する。
【0017】ただし、信号処理制御部25は、図9
(a)及び図10(a)に示すように、P1が付記され
た送信信号Sa,Sbに係るAD変換器22,23のn
回のサンプリング結果を(P1,R1)、(P1,R
2)、(P1,R3)、…、(P1,Rn)として格納
する。Px(x≧2)が付記された送信信号Sa,Sb
に係るAD変換器22,23のn回のサンプリング結果
についても同様に、(Px,R1)、(Px,R2)、
(Px,R3)、…、(Px,Rn)として格納する。
【0018】また、信号処理制御部25は、図9(b)
及び図10(b)に示すように、各フェーズ毎のデータ
マトリクスを生成する。ただし、Rk(k=1〜n)に
は、式(5)で示される範囲の相対距離Rに存在する目
標8の信号が含まれており、以下、Rkをk番目の距離
ビンとして説明する。
【0019】
【数2】
【0020】因みに、図9(b)及び図10(b)で
は、3番目の距離ビンに対応する範囲に目標8が存在
し、ビート信号I,Qの一部がサンプリングされて、
(P3,R1)、(P3,R2)、(P3,R3)、
…、(P3,Rn)に格納される例を示している。
【0021】信号処理制御部25は、上述したように、
AD変換器22,23及びメモリ24を制御して、AD
変換器22,23のサンプリング結果をメモリ24に格
納するが、制御部2が出力する制御信号Ctrlに基づ
いて、Pmで示される送信信号Sa,Sbに係るビート
信号I,Qのサンプリング終了時間を判断し、以降の信
号処理を実行させる。以降の信号処理は図11を用いて
説明する。
【0022】まず、信号処理制御部25が内部カウンタ
の変数kを“1”に初期化すると(ステップST1)、
周波数分析部26は信号処理制御部25の指示の下、図
9(b)に示すアップフェーズ用のデータマトリクスか
らk番目の距離ビンのデータP1〜Pmを読み取る。そ
して、例えば、そのデータP1〜Pmを処理対象とする
FFT(Fast Fourier Transfor
m)を実行して、図13に示すような周波数スペクトル
を求める(ステップST2)。
【0023】目標信号検出部28は、周波数分析部26
がデータP1〜Pmについて周波数スペクトルを求める
と、例えば、その周波数スペクトルを処理対象とするC
FAR(Constant False Alarm
Rate)を実行して、目標信号を検出する(ステップ
ST3)。即ち、周波数スペクトルのうち急峻なピーク
のスペクトルを検出して、そのスペクトルの周波数U
1,U2,…,Upを抽出し、そのスペクトルの周波数
U1,U2,…,Upを組合せ探索部30に出力する。
その際、目標信号検出部28は、周波数U1,U2,
…,Upのスペクトル強度値(または電力値)AU1,
AU2,…,AUpについても組合せ探索部30に出力
する。
【0024】一方、周波数分析部27は信号処理制御部
25の指示の下、図10(b)に示すダウンフェーズ用
のデータマトリクスからk番目の距離ビンのデータP1
〜Pmを読み取る。そして、例えば、そのデータP1〜
Pmを処理対象とするFFTを実行して、周波数スペク
トルを求める(ステップST4)。
【0025】目標信号検出部29は、周波数分析部27
がデータP1〜Pmについて周波数スペクトルを求める
と、例えば、その周波数スペクトルを処理対象とするC
FARを実行して、目標信号を検出する(ステップST
5)。即ち、周波数スペクトルのうち急峻なピークのス
ペクトルを検出して、そのスペクトルの周波数D1,D
2,…,Dqを抽出し、そのスペクトルの周波数D1,
D2,…,Dqを組合せ探索部30に出力する。その
際、目標信号検出部29は、周波数D1,D2,…,D
qのスペクトル強度値(または電力値)AD1,AD
2,…,ADqについても組合せ探索部30に出力す
る。
【0026】組合せ探索部30は、アップフェーズ期間
におけるスペクトルの周波数U1,U2,…,Upと、
ダウンフェーズ期間におけるスペクトルの周波数D1,
D2,…,Dqを入力すると、これらの全てを総当たり
的に組み合わせて、目標8の相対距離Rijを計算す
る。ただし、iはアップフェーズ側の周波数を特定する
変数、jはダウンフェーズ側の周波数を特定する変数で
ある。
【0027】
【数3】
【0028】そして、組合せ探索部30は、全ての相対
距離Rijを計算すると、式(5)のRkの範囲に属す
る相対距離Rijを検索する。式(5)のRkの範囲に
属する相対距離Rijが存在すれば、その相対距離Ri
jの計算に使用された周波数の組合せCFij(Ui,
Dj)を特定し、また、スペクトル強度値の組合せCA
ij(AUi,ADj)を特定する(ステップST
6)。そして、組合せ探索部30は、その相対距離Ri
jを方位角計算部33に出力し、周波数の組合せCFi
j(Ui,Di)を速度計算部31に出力し、スペクト
ル強度値の組合せCAij(AUi,ADj)を強度計
算部32に出力する。
【0029】速度計算部31は、組合せ探索部30から
周波数の組合せCFij(Ui,Di)を入力すると、
下式を用いて目標8の相対速度Vijを計算して、方位
角計算部33に出力する(ステップST7)。
【0030】
【数4】
【0031】強度計算部32は、組合せ探索部30から
スペクトル強度値の組合せCAij(AUi,ADj)
を入力すると、例えば、スペクトル強度値の平均値を基
準にして、スペクトル強度値の組合せCAij(AU
i,ADj)の中から代表の強度値Aijを選択して、
方位角計算部33に出力する(ステップST8)。
【0032】このようにして、目標8の相対距離Rij
と相対速度Vijと強度値Aijが方位角計算部33に
出力されると、信号処理制御部25は、内部カウンタの
変数kをインクリメントして所定値nと比較し、変数k
が所定値nより大きくなければ、ステップST2の処理
に戻り、同様の処理を継続させる(ステップST9,S
T10)。
【0033】方位角計算部33は、ステップST1〜S
T10までの処理が終了すると、ステップST1〜ST
10までの処理により得られた情報を用いて目標8の方
位角を計算する。例えば、アンテナ7がある方位角方向
AZxを向いた状態における目標8の情報(相対距離R
ij(AZx)、相対速度Vij(AZx)、強度値A
ij(AZx))と、アンテナ7がある方位角方向AZ
yを向いた状態における目標8の情報(相対距離Rij
(AZy)、相対速度Vij(AZy)、強度値Aij
(AZy))とが方位角計算部33に入力されたものと
する。
【0034】この場合、方位角計算部33は、例えば、
予め設定された閾値dR,dVに対して、下記に示す2
個の条件を同時に満たすとき、2方向の目標が同一目標
であると認定する。 |Rij(AZx)−Rij(AZy)|<dR |Vij(AZx)−Vij(AZy)|<dV そして、2方向の目標が同一目標である場合、強度値A
ij(AZx)と強度値Aij(AZy)から公知のモ
ノパルス方式などを用いて、目標8の方位角を計算す
る。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーダ信号処理
装置は以上のように構成されているので、レーダ送受信
装置1におけるVCO4の印加電圧に対する非線型な発
振周波数特性や、VCO4の発振周波数の短期安定度
(位相雑音)などにより、周波数変調の線形性が崩れる
ことがある(図12に示すように、理想的には信号波が
ほぼ直線となるが、周波数変調の線形性が崩れると、V
CO4の送信波及び受信波が曲線となる)。この結果、
本来一定となるはずのビート信号I,Qの周波数が図1
2に示すように時間によって変動する。しかも、その変
動幅はビート信号I,Qの周波数が高くなるほど増大す
る傾向がある。
【0036】この影響により、周波数分析部26,27
がビート信号I,Qの周波数スペクトルを求めると、図
13に示すように、理想状態で一定周波数となるビート
信号I,Qの周波数スペクトルと比べて、ピークの幅が
広がり、かつ、ピークの強度値が下がった周波数スペク
トルが得られる(以下、この状態を信号強度が拡散する
と表現する)。このため、モノパルス方式による方位角
計測のように強度値を用いて方位角を計算する場合に
は、方位角の計算精度が劣化する課題があった。
【0037】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、周波数変調の線形性が崩れても、
精度よく方位角を計算することができるレーダ信号処理
装置及びレーダ信号処理方法を得ることを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】この発明に係るレーダ信
号処理装置は、周波数分析手段により求められた周波数
スペクトルの周波数成分である信号強度の強度値に対し
て、ビート信号における信号強度の拡散範囲分に相当す
る強度値を加算する強度値加算手段を設けたものであ
る。
【0039】この発明に係るレーダ信号処理装置は、任
意の周波数範囲に属する周波数スペクトルのうち、加算
処理前の信号強度が最大の周波数スペクトルの周波数を
当該周波数範囲の代表周波数として取り扱う強度値加算
手段を設けたものである。
【0040】この発明に係るレーダ信号処理装置は、予
めビート信号の周波数に応じて設定された強度値を加算
する強度値加算手段を設けたものである。
【0041】この発明に係るレーダ信号処理装置は、信
号強度の拡散範囲分に相当する強度値として、ビート信
号の周波数に対して等間隔に増加又は減少する離散値を
用いる強度値加算手段を設けたものである。
【0042】この発明に係るレーダ信号処理装置は、信
号強度の拡散範囲分に相当する強度値として、信号強度
の拡散範囲分に対して等間隔に増加又は減少する離散値
を用いる強度値加算手段を設けたものである。
【0043】この発明に係るレーダ信号処理方法は、周
波数スペクトルの周波数成分である信号強度の強度値に
対して、ビート信号における信号強度の拡散範囲分に相
当する強度値を加算するようにしたものである。
【0044】この発明に係るレーダ信号処理方法は、任
意の周波数範囲に属する周波数スペクトルのうち、加算
処理前の信号強度が最大の周波数スペクトルの周波数を
当該周波数範囲の代表周波数として取り扱うようにした
ものである。
【0045】この発明に係るレーダ信号処理方法は、予
めビート信号の周波数に応じて設定された強度値を加算
するようにしたものである。
【0046】この発明に係るレーダ信号処理方法は、信
号強度の拡散範囲分に相当する強度値として、ビート信
号の周波数に対して等間隔に増加又は減少する離散値を
用いるようにしたものである。
【0047】この発明に係るレーダ信号処理方法は、信
号強度の拡散範囲分に相当する強度値として、信号強度
の拡散範囲分に対して等間隔に増加又は減少する離散値
を用いるようにしたものである。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるレ
ーダ信号処理装置を示す構成図であり、図において、4
1はレーダ信号処理装置、42は図5のレーダ送受信装
置1におけるミキサ12が出力するビート信号Iをアナ
ログ・ディジタル変換するAD変換器、43はレーダ送
受信装置1のミキサ13が出力するビート信号Qをアナ
ログ・ディジタル変換するAD変換器、44はAD変換
器42,43の変換結果を格納するメモリ、45はレー
ダ送受信装置1の制御部2が出力する制御信号Ctrl
にしたがって各種の信号処理を制御する信号処理制御部
である。
【0049】46はアップフェーズ期間におけるビート
信号I,Qの周波数スペクトルを求める周波数分析部、
47はダウンフェーズ期間におけるビート信号I,Qの
周波数スペクトルを求める周波数分析部である。なお、
周波数分析部46,47から周波数分析手段が構成され
ている。48は周波数分析部46により求められた周波
数スペクトルの周波数成分である信号強度の強度値に対
して、ビート信号I,Qにおける信号強度の拡散範囲分
に相当する強度値を加算する強度値加算部、49は周波
数分析部47により求められた周波数スペクトルの周波
数成分である信号強度の強度値に対して、ビート信号
I,Qにおける信号強度の拡散範囲分に相当する強度値
を加算する強度値加算部である。なお、強度値加算部4
8,49から強度値加算手段が構成されている。
【0050】50は強度値加算部48による加算処理後
の周波数スペクトルから目標信号を検出する目標信号検
出部、51は強度値加算部49による加算処理後の周波
数スペクトルから目標信号を検出する目標信号検出部、
52は目標信号検出部50,51より出力された目標信
号から目標8の相対距離を求める組合せ探索部、53は
目標8の相対速度を求める速度計算部、54は目標8の
信号強度を求める強度計算部、55は目標8の方位角を
求める方位角計算部である。なお、目標信号検出部5
0,51、組合せ探索部52、速度計算部53、強度計
算部54及び方位角計算部55から方位角計算手段が構
成されている。図2はこの発明の実施の形態1によるレ
ーダ信号処理方法を示すフローチャートである。
【0051】次に動作について説明する。図5のレーダ
送受信装置1が従来例と同様に動作することにより、レ
ーダ送受信装置1により生成されたビート信号I,Qと
制御信号Ctrlがレーダ信号処理装置41に入力され
たものとする。
【0052】レーダ信号処理装置41のAD変換器4
2,43は、レーダ送受信装置1のミキサ12,13が
ビート信号I,Qの送信を開始すると、信号処理制御部
45の指示の下、時間τの間隔でビート信号I,Qをサ
ンプリングしてアナログ・ディジタル変換し、その変換
結果をメモリ44に格納する。
【0053】ただし、信号処理制御部45は、図9
(a)及び図10(a)に示すように、P1が付記され
た送信信号Sa,Sbに係るAD変換器42,43のn
回のサンプリング結果を(P1,R1)、(P1,R
2)、(P1,R3)、…、(P1,Rn)として格納
する。Px(x≧2)が付記された送信信号Sa,Sb
に係るAD変換器42,43のn回のサンプリング結果
についても同様に、(Px,R1)、(Px,R2)、
(Px,R3)、…、(Px,Rn)として格納する。
【0054】また、信号処理制御部45は、図9(b)
及び図10(b)に示すように、各フェーズ毎のデータ
マトリクスを生成する。ただし、Rk(k=1〜n)に
は、式(5)で示される範囲の相対距離Rに存在する目
標8の信号が含まれており、以下、Rkをk番目の距離
ビンとして説明する。
【0055】信号処理制御部45は、上述したように、
AD変換器42,43及びメモリ44を制御して、AD
変換器42,43のサンプリング結果をメモリ44に格
納するが、制御部2が出力する制御信号Ctrlに基づ
いて、Pmで示される送信信号Sa,Sbに係るビート
信号I,Qのサンプリング終了時間を判断し、以降の信
号処理を実行させる。以降の信号処理は図2を用いて説
明する。
【0056】まず、信号処理制御部45が内部カウンタ
の変数kを“1”に初期化すると(ステップST1
1)、周波数分析部46は信号処理制御部45の指示の
下、図9(b)に示すアップフェーズ用のデータマトリ
クスからk番目の距離ビンのデータP1〜Pmを読み取
る。そして、例えば、そのデータP1〜Pmを処理対象
とするFFTを実行して、図4(a)に示すような周波
数スペクトルを求める(ステップST12)。
【0057】強度値加算部48は、周波数分析部46が
データP1〜Pmについて周波数スペクトルを求める
と、その周波数スペクトルの周波数成分である信号強度
の強度値に対して、ビート信号I,Qにおける信号強度
の拡散範囲分に相当する強度値を加算する(ステップS
T13)。
【0058】具体的には、周波数変調の線形性の崩れに
よる強度値の拡散範囲幅(例えば、最大ピークの1/2
以上の強度値をもつ周波数の範囲幅)が、ビート信号
I,Qの周波数に対して図3のような関係があるものと
想定し、予めビート信号の周波数に応じて、信号強度の
拡散範囲分に相当する強度値を設定し、その強度値を加
算する。
【0059】例えば、図3(a)のように、ビート信号
I,Qの周波数方向に対して等間隔に増加(または減
少)する離散的な加算範囲幅W1(f)を、信号強度の
拡散範囲分に相当する強度値として設定し、ある周波数
範囲に渡って同じ加算範囲幅としてもよい。また、図3
(b)のように、信号強度の拡散範囲方向に対して等間
隔に増加(または減少)する離散的な加算範囲幅W2
(f)を、信号強度の拡散範囲分に相当する強度値とし
て設定し、ある周波数範囲に渡って同じ加算範囲幅とし
てもよい。
【0060】次に、強度値加算部48は、任意の周波数
範囲に属する周波数スペクトルのうち、加算処理前の信
号強度が最大の周波数スペクトルの周波数を選択し、そ
の周波数を当該周波数範囲の代表周波数として取り扱う
ようにする(ステップST14)。
【0061】例えば、図4(a)に示すように、各周波
数範囲が5個のスペクトルを含むように分割すると(図
中、破線は周波数範囲を示す)、各周波数範囲に属する
5個のスペクトルの強度値(図中、×印の点の値)に対
して、それぞれ拡散範囲分に相当する強度値が加算され
るので、5個のスペクトルにおける加算処理前の強度値
を相互に比較し、最大の強度値(図中、●印の点の値)
を有するスペクトルの周波数を、当該周波数範囲の代表
周波数として選択する(図4(b)を参照)。これによ
り、処理後の周波数スペクトルは、線形性の崩れが起き
ていない理想状態の周波数スペクトルのピークに近い周
波数と強度の値を得ることができる。
【0062】目標信号検出部50は、強度値加算部48
が加算処理後の周波数スペクトルを出力すると、例え
ば、その周波数スペクトルを処理対象とするCFARを
実行して、目標信号を検出する(ステップST15)。
即ち、周波数スペクトルのうち急峻なピークのスペクト
ルを検出して、そのスペクトルの周波数U1,U2,
…,Upを抽出し、そのスペクトルの周波数U1,U
2,…,Upを組合せ探索部52に出力する。その際、
目標信号検出部50は、周波数U1,U2,…,Upの
スペクトル強度値(または電力値)AU1,AU2,
…,AUpについても組合せ探索部52に出力する。
【0063】一方、周波数分析部47は信号処理制御部
45の指示の下、図10(b)に示すダウンフェーズ用
のデータマトリクスからk番目の距離ビンのデータP1
〜Pmを読み取る。そして、例えば、そのデータP1〜
Pmを処理対象とするFFTを実行して、周波数スペク
トルを求める(ステップST16)。
【0064】強度値加算部49は、周波数分析部47が
データP1〜Pmについて周波数スペクトルを求める
と、強度値加算部48と同様に、その周波数スペクトル
の周波数成分である信号強度の強度値に対して、ビート
信号I,Qにおける信号強度の拡散範囲分に相当する強
度値を加算する(ステップST17)。また、強度値加
算部49は、強度値加算部48と同様に、任意の周波数
範囲に属する周波数スペクトルのうち、加算処理後の信
号強度が最大の周波数スペクトルの周波数を選択し、そ
の周波数を当該周波数範囲の代表周波数として取り扱う
ようにする(ステップST18)。
【0065】目標信号検出部51は、強度値加算部49
が加算処理後の周波数スペクトルを出力すると、例え
ば、その周波数スペクトルを処理対象とするCFARを
実行して、目標信号を検出する(ステップST19)。
即ち、周波数スペクトルのうち急峻なピークのスペクト
ルを検出して、そのスペクトルの周波数D1,D2,
…,Dqを抽出し、そのスペクトルの周波数D1,D
2,…,Dqを組合せ探索部52に出力する。その際、
目標信号検出部51は、周波数D1,D2,…,Dqの
スペクトル強度値(または電力値)AD1,AD2,
…,ADqについても組合せ探索部52に出力する。
【0066】組合せ探索部52は、アップフェーズ期間
におけるスペクトルの周波数U1,U2,…,Upと、
ダウンフェーズ期間におけるスペクトルの周波数D1,
D2,…,Dqを入力すると、これらの全てを総当たり
的に組み合わせて、式(6)を用いて目標8の相対距離
Rijを計算する。ただし、iはアップフェーズ側の周
波数を特定する変数、jはダウンフェーズ側の周波数を
特定する変数である。
【0067】そして、組合せ探索部52は、全ての相対
距離Rijを計算すると、式(5)のRkの範囲に属す
る相対距離Rijを検索する。式(5)のRkの範囲に
属する相対距離Rijが存在すれば、その相対距離Ri
jの計算に使用された周波数の組合せCFij(Ui,
Dj)を特定し、また、スペクトル強度値の組合せCA
ij(AUi,ADj)を特定する(ステップST2
0)。そして、組合せ探索部52は、その相対距離Ri
jを方位角計算部55に出力し、周波数の組合せCFi
j(Ui,Di)を速度計算部53に出力し、スペクト
ル強度値の組合せCAij(AUi,ADj)を強度計
算部54に出力する。
【0068】速度計算部53は、組合せ探索部52から
周波数の組合せCFij(Ui,Di)を入力すると、
式(7)を用いて目標8の相対速度Vijを計算して、
方位角計算部55に出力する(ステップST21)。
【0069】強度計算部54は、組合せ探索部52から
スペクトル強度値の組合せCAij(AUi,ADj)
を入力すると、例えば、スペクトル強度値の平均値を基
準にして、スペクトル強度値の組合せCAij(AU
i,ADj)の中から代表の強度値Aijを選択して、
方位角計算部55に出力する(ステップST22)。
【0070】このようにして、目標8の相対距離Rij
と相対速度Vijと強度値Aijが方位角計算部55に
出力されると、信号処理制御部45は、内部カウンタの
変数kをインクリメントして所定値nと比較し、変数k
が所定値nより大きくなければ、ステップST12の処
理に戻り、同様の処理を継続させる(ステップST2
3,ST24)。
【0071】方位角計算部55は、ステップST11〜
ST24までの処理が終了すると、ステップST11〜
ST24までの処理により得られた情報を用いて目標8
の方位角を計算する。例えば、アンテナ7がある方位角
方向AZxを向いた状態における目標8の情報(相対距
離Rij(AZx)、相対速度Vij(AZx)、強度
値Aij(AZx))と、アンテナ7がある方位角方向
AZyを向いた状態における目標8の情報(相対距離R
ij(AZy)、相対速度Vij(AZy)、強度値A
ij(AZy))とが方位角計算部55に入力されたも
のとする。
【0072】この場合、方位角計算部55は、例えば、
予め設定された閾値dR,dVに対して、下記に示す2
個の条件を同時に満たすとき、2方向の目標が同一目標
であると認定する。 |Rij(AZx)−Rij(AZy)|<dR |Vij(AZx)−Vij(AZy)|<dV そして、2方向の目標が同一目標である場合、強度値A
ij(AZx)と強度値Aij(AZy)から公知のモ
ノパルス方式などを用いて、目標8の方位角を計算す
る。
【0073】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、周波数分析部46,47により求められた周
波数スペクトルの周波数成分である信号強度の強度値に
対して、ビート信号I,Qにおける信号強度の拡散範囲
分に相当する強度値を加算するように構成したので、周
波数変調の線形性が崩れても、精度よく方位角を計算す
ることができる効果を奏する。
【0074】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、周波
数分析手段により求められた周波数スペクトルの周波数
成分である信号強度の強度値に対して、ビート信号にお
ける信号強度の拡散範囲分に相当する強度値を加算する
強度値加算手段を設けるように構成したので、周波数変
調の線形性が崩れても、精度よく方位角を計算すること
ができる効果がある。
【0075】この発明によれば、任意の周波数範囲に属
する周波数スペクトルのうち、加算処理前の信号強度が
最大の周波数スペクトルの周波数を当該周波数範囲の代
表周波数として取り扱う強度値加算手段を設けるように
構成したので、相対距離や相対速度の計測精度を維持す
ることができる効果がある。
【0076】この発明によれば、予めビート信号の周波
数に応じて設定された強度値を加算する強度値加算手段
を設けるように構成したので、複雑な計算を実施するこ
となく、ビート信号における信号強度の拡散範囲分に相
当する強度値を加算することができる効果がある。
【0077】この発明によれば、信号強度の拡散範囲分
に相当する強度値として、ビート信号の周波数に対して
等間隔に増加又は減少する離散値を用いる強度値加算手
段を設けるように構成したので、加算処理に伴う演算量
を削減することができる効果がある。
【0078】この発明によれば、信号強度の拡散範囲分
に相当する強度値として、信号強度の拡散範囲分に対し
て等間隔に増加又は減少する離散値を用いる強度値加算
手段を設けるように構成したので、加算処理に伴う演算
量を削減することができる効果がある。
【0079】この発明によれば、周波数スペクトルの周
波数成分である信号強度の強度値に対して、ビート信号
における信号強度の拡散範囲分に相当する強度値を加算
するように構成したので、周波数変調の線形性が崩れて
も、精度よく方位角を計算することができる効果があ
る。
【0080】この発明によれば、任意の周波数範囲に属
する周波数スペクトルのうち、加算処理前の信号強度が
最大の周波数スペクトルの周波数を当該周波数範囲の代
表周波数として取り扱うように構成したので、相対距離
や相対速度の計測精度を維持することができる効果があ
る。
【0081】この発明によれば、予めビート信号の周波
数に応じて設定された強度値を加算するように構成した
ので、複雑な計算を実施することなく、ビート信号にお
ける信号強度の拡散範囲分に相当する強度値を加算する
ことができる効果がある。
【0082】この発明によれば、信号強度の拡散範囲分
に相当する強度値として、ビート信号の周波数に対して
等間隔に増加又は減少する離散値を用いるように構成し
たので、加算処理に伴う演算量を削減することができる
効果がある。
【0083】この発明によれば、信号強度の拡散範囲分
に相当する強度値として、信号強度の拡散範囲分に対し
て等間隔に増加又は減少する離散値を用いるように構成
したので、加算処理に伴う演算量を削減することができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるレーダ信号処
理装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるレーダ信号処
理方法を示すフローチャートである。
【図3】 ビート信号の周波数に対する拡散範囲幅を示
す説明図である。
【図4】 強度値加算部による処理の前後の周波数スペ
クトルを示す説明図である。
【図5】 FMICWレーダの送受信装置を示す構成図
である。
【図6】 従来のレーダ信号処理装置を示す構成図であ
る。
【図7】 各種信号の波形を説明する説明図である。
【図8】 スイッチの動作を説明する説明図である。
【図9】 各種信号の波形やデータ格納形式を説明する
説明図である。
【図10】 各種信号の波形やデータ格納形式を説明す
る説明図である。
【図11】 従来のレーダ信号処理装置の処理手順を示
すフローチャートである。
【図12】 周波数変調の線形性の崩れを説明する説明
図である。
【図13】 周波数スペクトルを示す説明図である。
【符号の説明】
41 レーダ信号処理装置、42 AD変換器、43
AD変換器、44 メモリ、45 信号処理制御部、4
6 周波数分析部(周波数分析手段)、47周波数分析
部(周波数分析手段)、48 強度値加算部(強度値加
算手段)、49 強度値加算部(強度値加算手段)、5
0 目標信号検出部(方位角計算手段)、51 目標信
号検出部(方位角計算手段)、52 組合せ探索部(方
位角計算手段)、53 速度計算部(方位角計算手
段)、54 強度計算部(方位角計算手段)、55 方
位角計算部(方位角計算手段)。
フロントページの続き (72)発明者 上原 直久 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J070 AB19 AC02 AC06 AC13 AD01 AE01 AF03 AH14 AH25 AH31 AH35

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビート信号の周波数スペクトルを求める
    周波数分析手段と、上記周波数分析手段により求められ
    た周波数スペクトルの周波数成分である信号強度の強度
    値に対して、上記ビート信号における信号強度の拡散範
    囲分に相当する強度値を加算する強度値加算手段と、上
    記強度値加算手段による加算処理後の周波数スペクトル
    を用いて目標の方位角を計算する方位角計算手段とを備
    えたレーダ信号処理装置。
  2. 【請求項2】 強度値加算手段は、任意の周波数範囲に
    属する周波数スペクトルのうち、加算処理前の信号強度
    が最大の周波数スペクトルの周波数を当該周波数範囲の
    代表周波数として取り扱うことを特徴とする請求項1記
    載のレーダ信号処理装置。
  3. 【請求項3】 強度値加算手段は、予めビート信号の周
    波数に応じて設定された強度値を加算することを特徴と
    する請求項1または請求項2記載のレーダ信号処理装
    置。
  4. 【請求項4】 強度値加算手段は、信号強度の拡散範囲
    分に相当する強度値として、ビート信号の周波数に対し
    て等間隔に増加又は減少する離散値を用いることを特徴
    とする請求項3記載のレーダ信号処理装置。
  5. 【請求項5】 強度値加算手段は、信号強度の拡散範囲
    分に相当する強度値として、信号強度の拡散範囲分に対
    して等間隔に増加又は減少する離散値を用いることを特
    徴とする請求項3記載のレーダ信号処理装置。
  6. 【請求項6】 ビート信号の周波数スペクトルを求め、
    その周波数スペクトルの周波数成分である信号強度の強
    度値に対して、上記ビート信号における信号強度の拡散
    範囲分に相当する強度値を加算し、その加算処理後の周
    波数スペクトルを用いて目標の方位角を計算するレーダ
    信号処理方法。
  7. 【請求項7】 任意の周波数範囲に属する周波数スペク
    トルのうち、加算処理前の信号強度が最大の周波数スペ
    クトルの周波数を当該周波数範囲の代表周波数として取
    り扱うことを特徴とする請求項6記載のレーダ信号処理
    方法。
  8. 【請求項8】 予めビート信号の周波数に応じて設定さ
    れた強度値を加算することを特徴とする請求項6または
    請求項7記載のレーダ信号処理方法。
  9. 【請求項9】 信号強度の拡散範囲分に相当する強度値
    として、ビート信号の周波数に対して等間隔に増加又は
    減少する離散値を用いることを特徴とする請求項8記載
    のレーダ信号処理方法。
  10. 【請求項10】 信号強度の拡散範囲分に相当する強度
    値として、信号強度の拡散範囲分に対して等間隔に増加
    又は減少する離散値を用いることを特徴とする請求項8
    記載のレーダ信号処理方法。
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