JP2001228240A - Fmcwレーダの受信信号増幅装置 - Google Patents
Fmcwレーダの受信信号増幅装置Info
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- JP2001228240A JP2001228240A JP2000041791A JP2000041791A JP2001228240A JP 2001228240 A JP2001228240 A JP 2001228240A JP 2000041791 A JP2000041791 A JP 2000041791A JP 2000041791 A JP2000041791 A JP 2000041791A JP 2001228240 A JP2001228240 A JP 2001228240A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 少ない部品点数で、小型に構成できるFMC
Wレーダの受信信号増幅装置を提供する。 【解決手段】 電波を送信し、目標物からの反射波を受
信して目標物までの距離または目標物との相対速度を求
めるFMCWレーダの受信信号増幅装置において、受信
信号を増幅するために縦続接続した複数の増幅器6、
7、8と、この増幅器の中から、その出力電圧がA/D
変換手段9の入力電圧範囲に適合し、且つ、そのレベル
が最も高い増幅器を選択して、その出力をA/D変換手
段に導く出力選択手段11とを設ける。AGC回路を省略
し、増幅器の回路を簡素化することができ、部品点数を
減らしてコスト削減と小型化とを図ることができる。
Wレーダの受信信号増幅装置を提供する。 【解決手段】 電波を送信し、目標物からの反射波を受
信して目標物までの距離または目標物との相対速度を求
めるFMCWレーダの受信信号増幅装置において、受信
信号を増幅するために縦続接続した複数の増幅器6、
7、8と、この増幅器の中から、その出力電圧がA/D
変換手段9の入力電圧範囲に適合し、且つ、そのレベル
が最も高い増幅器を選択して、その出力をA/D変換手
段に導く出力選択手段11とを設ける。AGC回路を省略
し、増幅器の回路を簡素化することができ、部品点数を
減らしてコスト削減と小型化とを図ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、目標物までの相対
距離や相対速度を検出するFMCWレーダの受信信号増
幅装置に関し、特に、少ない部品点数で小型に構成する
ことを可能にしたものである。
距離や相対速度を検出するFMCWレーダの受信信号増
幅装置に関し、特に、少ない部品点数で小型に構成する
ことを可能にしたものである。
【0002】
【従来の技術】FMCWレーダは、例えば、円滑かつ安
全な交通を支援するために車両あるいは道路に設置さ
れ、車間距離や目標物までの相対距離、相対速度の検出
に用いられている。
全な交通を支援するために車両あるいは道路に設置さ
れ、車間距離や目標物までの相対距離、相対速度の検出
に用いられている。
【0003】従来のFMCWレーダは、図9に示すよう
に、電波を送受信するアンテナ1と、送信/受信に応じ
て信号の送出方向を切り替えるサーキュレータ2と、高
周波信号を送出する送信機3と、高周波信号の一部を分
岐して出力する方向性結合器4と、受信信号と送信信号
とを混合して受信信号を検波するミキサ5と、ミキサ5
の出力を増幅する縦続接続された増幅器25、26、27と、
増幅器25、26、27の利得を制御するAGC回路28と、増
幅された受信信号をディジタル信号に変換するA/D変
換器9と、変換されたディジタル信号を処理する信号処
理回路10とを備えている。
に、電波を送受信するアンテナ1と、送信/受信に応じ
て信号の送出方向を切り替えるサーキュレータ2と、高
周波信号を送出する送信機3と、高周波信号の一部を分
岐して出力する方向性結合器4と、受信信号と送信信号
とを混合して受信信号を検波するミキサ5と、ミキサ5
の出力を増幅する縦続接続された増幅器25、26、27と、
増幅器25、26、27の利得を制御するAGC回路28と、増
幅された受信信号をディジタル信号に変換するA/D変
換器9と、変換されたディジタル信号を処理する信号処
理回路10とを備えている。
【0004】この装置では、送信機3で発生した高周波
信号が、サーキュレータ2を通してアンテナ1から目標
物に向けて放射される。目標物で反射した高周波信号
は、アンテナ1で受信し、サーキュレータ2を通してミ
キサ5に加えられる。ミキサ5のもう一方の入力には、
送信機3からの高周波信号の一部を方向性結合器4で分
岐した信号が加えられる。ミキサ5では、前記2つの入
力信号を混合することにより受信信号を検波している。
信号が、サーキュレータ2を通してアンテナ1から目標
物に向けて放射される。目標物で反射した高周波信号
は、アンテナ1で受信し、サーキュレータ2を通してミ
キサ5に加えられる。ミキサ5のもう一方の入力には、
送信機3からの高周波信号の一部を方向性結合器4で分
岐した信号が加えられる。ミキサ5では、前記2つの入
力信号を混合することにより受信信号を検波している。
【0005】ミキサ5で検波された受信信号は、増幅器
25、26、27でA/D変換器9に必要な電圧に増幅され
る。一般に60dBから80dB程度の増幅率が必要な
ため、2段以上の増幅回路が用いられる。増幅された受
信信号は、A/D変換器9によりディジタル信号に変換
され、信号処理手段10に加えられる。信号処理回路10で
は、FFTなどの処理により目標物までの距離及び目標
物との相対速度を算出する。
25、26、27でA/D変換器9に必要な電圧に増幅され
る。一般に60dBから80dB程度の増幅率が必要な
ため、2段以上の増幅回路が用いられる。増幅された受
信信号は、A/D変換器9によりディジタル信号に変換
され、信号処理手段10に加えられる。信号処理回路10で
は、FFTなどの処理により目標物までの距離及び目標
物との相対速度を算出する。
【0006】目標物の反射断面積の差異及び目標物まで
の距離によって受信信号の電力は大きく変動する。この
ため、増幅器25、26、27の出力電圧をAGC回路28で測
定し、出力電圧が大きくなるに従って増幅器25、26、27
の利得を下げて、A/D変換器9のダイナミックレンジ
に適合するように自動利得制御している。
の距離によって受信信号の電力は大きく変動する。この
ため、増幅器25、26、27の出力電圧をAGC回路28で測
定し、出力電圧が大きくなるに従って増幅器25、26、27
の利得を下げて、A/D変換器9のダイナミックレンジ
に適合するように自動利得制御している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなF
MCWレーダの受信信号増幅装置では、自動利得制御を
実現するために、電圧測定回路と制御回路とを含むAG
C回路28が必要であり、また、増幅器25、26、27には利
得可変回路が必要であり、そのため部品点数の増加によ
りコスト増加や容積が大きくなるという短所があった。
MCWレーダの受信信号増幅装置では、自動利得制御を
実現するために、電圧測定回路と制御回路とを含むAG
C回路28が必要であり、また、増幅器25、26、27には利
得可変回路が必要であり、そのため部品点数の増加によ
りコスト増加や容積が大きくなるという短所があった。
【0008】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、少ない部品点数で、小型に構成すること
ができるFMCWレーダの受信信号増幅装置を提供する
ことを目的としている。
るものであり、少ない部品点数で、小型に構成すること
ができるFMCWレーダの受信信号増幅装置を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、電
波を送信し、目標物からの反射波を受信して目標物まで
の距離または目標物との相対速度を求めるFMCWレー
ダの受信信号増幅装置において、受信信号を増幅するた
めに縦続接続した複数の増幅器と、この増幅器の中か
ら、その出力電圧がA/D変換手段の入力電圧範囲に適
合し、且つ、そのレベルが最も高い増幅器を選択して、
その出力をA/D変換手段に導く出力選択手段とを設け
ている。
波を送信し、目標物からの反射波を受信して目標物まで
の距離または目標物との相対速度を求めるFMCWレー
ダの受信信号増幅装置において、受信信号を増幅するた
めに縦続接続した複数の増幅器と、この増幅器の中か
ら、その出力電圧がA/D変換手段の入力電圧範囲に適
合し、且つ、そのレベルが最も高い増幅器を選択して、
その出力をA/D変換手段に導く出力選択手段とを設け
ている。
【0010】また、受信信号を増幅するために縦続接続
した複数の増幅器と、この増幅器の各々の出力をA/D
変換する信号変換手段と、信号変換手段がA/D変換し
たデータの中からディジタル信号処理により飽和してい
ないデータを選択するデータ選択手段とを設けている。
した複数の増幅器と、この増幅器の各々の出力をA/D
変換する信号変換手段と、信号変換手段がA/D変換し
たデータの中からディジタル信号処理により飽和してい
ないデータを選択するデータ選択手段とを設けている。
【0011】また、入力側に各々アッテネータを挿入し
て縦続接続した複数の増幅器と、複数の増幅器を通じて
増幅された電圧を基準電圧と比較し、この比較結果に基
づいてアッテネータの各々を制御する電圧比較手段とを
設けている。
て縦続接続した複数の増幅器と、複数の増幅器を通じて
増幅された電圧を基準電圧と比較し、この比較結果に基
づいてアッテネータの各々を制御する電圧比較手段とを
設けている。
【0012】そのため、AGC回路を省略したり増幅器
の回路を簡素化することができ、部品点数を減らして、
コスト削減と小型化とを図ることができる。
の回路を簡素化することができ、部品点数を減らして、
コスト削減と小型化とを図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)第1の実施形
態のFMCWレーダは、図1に示すように、電波を送受
信するアンテナ1と、送信/受信に応じて信号の送出方
向を切り替えるサーキュレータ2と、高周波信号を送出
する送信機3と、高周波信号の一部を分岐して出力する
方向性結合器4と、受信信号と送信信号とを混合して受
信信号を検波するミキサ5と、縦続接続した増幅器6、
7、8、及びこの増幅器の出力を選択する出力選択手段
11から成る受信信号増幅装置と、受信信号増幅装置で増
幅された受信信号をディジタル信号に変換するA/D変
換器9と、変換されたディジタル信号を処理する信号処
理手段10とを備えている。
態のFMCWレーダは、図1に示すように、電波を送受
信するアンテナ1と、送信/受信に応じて信号の送出方
向を切り替えるサーキュレータ2と、高周波信号を送出
する送信機3と、高周波信号の一部を分岐して出力する
方向性結合器4と、受信信号と送信信号とを混合して受
信信号を検波するミキサ5と、縦続接続した増幅器6、
7、8、及びこの増幅器の出力を選択する出力選択手段
11から成る受信信号増幅装置と、受信信号増幅装置で増
幅された受信信号をディジタル信号に変換するA/D変
換器9と、変換されたディジタル信号を処理する信号処
理手段10とを備えている。
【0014】この装置において、アンテナ1からミキサ
5までの動作及び信号処理手段10の動作は、従来の技術
で説明したものと同じであるため説明を省略し、ここで
は受信信号増幅装置の動作を中心に説明する。
5までの動作及び信号処理手段10の動作は、従来の技術
で説明したものと同じであるため説明を省略し、ここで
は受信信号増幅装置の動作を中心に説明する。
【0015】ミキサ5で検波された受信信号は利得固定
の増幅器6、7、8でA/D変換器9に必要な電圧に増
幅される。ここでは、一例として3段の増幅器を用いて
いるが、段数は、複数であれば良い。
の増幅器6、7、8でA/D変換器9に必要な電圧に増
幅される。ここでは、一例として3段の増幅器を用いて
いるが、段数は、複数であれば良い。
【0016】増幅された受信信号は、出力選択手段11を
介してA/D変換器9に導かれ、ディジタル信号に変換
されて、信号処理手段10に加えられる。
介してA/D変換器9に導かれ、ディジタル信号に変換
されて、信号処理手段10に加えられる。
【0017】受信電力が比較的小さい場合は、出力選択
手段11は増幅器8の出力を選択するように動作する。次
に、目標物の反射断面積の差異及び目標物までの距離に
よって受信電力が増加した場合には、出力選択手段11は
増幅器7の出力を選択する。さらに受信電力が増加し、
増幅器7の出力電圧が基準電圧を超えた場合には、出力
選択手段11は増幅器6の出力を選択する。
手段11は増幅器8の出力を選択するように動作する。次
に、目標物の反射断面積の差異及び目標物までの距離に
よって受信電力が増加した場合には、出力選択手段11は
増幅器7の出力を選択する。さらに受信電力が増加し、
増幅器7の出力電圧が基準電圧を超えた場合には、出力
選択手段11は増幅器6の出力を選択する。
【0018】このように、このFMCWレーダの受信信
号増幅装置は、出力選択手段11で、受信電力に応じて増
幅器の出力を選択することにより、受信電力が変動して
も、受信信号をA/D変換器9の入力電圧範囲に適合す
るように増幅してA/D変換器9に供給することができ
る。
号増幅装置は、出力選択手段11で、受信電力に応じて増
幅器の出力を選択することにより、受信電力が変動して
も、受信信号をA/D変換器9の入力電圧範囲に適合す
るように増幅してA/D変換器9に供給することができ
る。
【0019】この受信信号増幅装置は、増幅器回路の簡
素化により、部品点数を減らすことができ、コスト削減
と小型化とを図ることができる。
素化により、部品点数を減らすことができ、コスト削減
と小型化とを図ることができる。
【0020】(第2の実施形態)第2の実施形態におけ
るFMCWレーダの受信信号増幅装置は、図2に示すよ
うに、縦続接続した増幅器6、7、8と、この増幅器の
出力を選択する出力選択手段11と、各増幅器6、7、8
の出力電圧を基準電圧と比較する電圧比較手段12とを備
えている。FMCWレーダのその他の構成は第1の実施
形態(図1)と変わりがない。
るFMCWレーダの受信信号増幅装置は、図2に示すよ
うに、縦続接続した増幅器6、7、8と、この増幅器の
出力を選択する出力選択手段11と、各増幅器6、7、8
の出力電圧を基準電圧と比較する電圧比較手段12とを備
えている。FMCWレーダのその他の構成は第1の実施
形態(図1)と変わりがない。
【0021】この装置では、ミキサ5で検波された受信
信号が、利得固定の増幅器6、7、8でA/D変換器9
に必要な電圧に増幅される。増幅された受信信号は、出
力選択手段11を介してA/D変換器9に導かれ、ディジ
タル信号に変換されて、信号処理手段10に加えられる。
信号が、利得固定の増幅器6、7、8でA/D変換器9
に必要な電圧に増幅される。増幅された受信信号は、出
力選択手段11を介してA/D変換器9に導かれ、ディジ
タル信号に変換されて、信号処理手段10に加えられる。
【0022】出力選択手段11は、受信電力が比較的小さ
い場合には、増幅器8の出力を選択してA/D変換器9
に導く。また、電圧比較手段12は、増幅器6、7、8の
各出力をあらかじめ設定した基準電圧と比較して出力選
択手段11に伝える。
い場合には、増幅器8の出力を選択してA/D変換器9
に導く。また、電圧比較手段12は、増幅器6、7、8の
各出力をあらかじめ設定した基準電圧と比較して出力選
択手段11に伝える。
【0023】目標物の反射断面積の差異及び目標物まで
の距離によって受信電力が増加し、増幅器8の出力電圧
が基準電圧を超えた場合には、出力選択手段11は、電圧
比較手段12からその旨が伝えられると、増幅器7の出力
を選択する。さらに受信電力が増加し、増幅器7の出力
電圧が基準電圧を超えたことを電圧比較手段12から伝え
られると、出力選択手段11は、増幅器6の出力を選択す
る。
の距離によって受信電力が増加し、増幅器8の出力電圧
が基準電圧を超えた場合には、出力選択手段11は、電圧
比較手段12からその旨が伝えられると、増幅器7の出力
を選択する。さらに受信電力が増加し、増幅器7の出力
電圧が基準電圧を超えたことを電圧比較手段12から伝え
られると、出力選択手段11は、増幅器6の出力を選択す
る。
【0024】このように、このFMCWレーダの受信信
号増幅装置は、出力選択手段11で、受信電力に応じて増
幅器の出力を選択しているため、受信電力が変動して
も、受信信号をA/D変換器9の入力電圧範囲に適合す
るように増幅してA/D変換器9に供給することができ
る。
号増幅装置は、出力選択手段11で、受信電力に応じて増
幅器の出力を選択しているため、受信電力が変動して
も、受信信号をA/D変換器9の入力電圧範囲に適合す
るように増幅してA/D変換器9に供給することができ
る。
【0025】この受信信号増幅装置は、AGC回路及び
増幅器回路を簡素化して、部品点数を減らすことがで
き、コスト削減と小型化とを図ることができる。
増幅器回路を簡素化して、部品点数を減らすことがで
き、コスト削減と小型化とを図ることができる。
【0026】(第3の実施形態)第3の実施形態におけ
るFMCWレーダの受信信号増幅装置は、図3に示すよ
うに、縦続接続した増幅器6、7、8と、この増幅器の
出力を選択する出力選択手段11と、A/D変換器9の出
力を監視して出力選択手段11の選択を切り換える切換手
段13とを備えている。FMCWレーダのその他の構成は
第1の実施形態(図1)と変わりがない。
るFMCWレーダの受信信号増幅装置は、図3に示すよ
うに、縦続接続した増幅器6、7、8と、この増幅器の
出力を選択する出力選択手段11と、A/D変換器9の出
力を監視して出力選択手段11の選択を切り換える切換手
段13とを備えている。FMCWレーダのその他の構成は
第1の実施形態(図1)と変わりがない。
【0027】この装置では、ミキサ5で検波された受信
信号が、利得固定の増幅器6、7、8でA/D変換器9
に必要な電圧に増幅される。増幅された受信信号は、出
力選択手段11を介してA/D変換器9に導かれ、ディジ
タル信号に変換されて信号処理手段10に加えられる。切
換手段13は、A/D変換器9の出力を監視し、必要に応
じて出力選択手段11を制御する。
信号が、利得固定の増幅器6、7、8でA/D変換器9
に必要な電圧に増幅される。増幅された受信信号は、出
力選択手段11を介してA/D変換器9に導かれ、ディジ
タル信号に変換されて信号処理手段10に加えられる。切
換手段13は、A/D変換器9の出力を監視し、必要に応
じて出力選択手段11を制御する。
【0028】受信電力が比較的小さい場合には、出力選
択手段11は増幅器8の出力を選択する。目標物の反射断
面積の差異及び目標物までの距離によって受信電力が増
加し、A/D変換器9のディジタル出力信号がオーバー
フローした場合には、切換手段13は、出力選択手段11が
増幅器7の出力を選択するように制御する。
択手段11は増幅器8の出力を選択する。目標物の反射断
面積の差異及び目標物までの距離によって受信電力が増
加し、A/D変換器9のディジタル出力信号がオーバー
フローした場合には、切換手段13は、出力選択手段11が
増幅器7の出力を選択するように制御する。
【0029】さらに受信電力が増加し、A/D変換器9
の出力がオーバーフローした場合には、切換手段13は、
出力選択手段11が増幅器6の出力を選択するように制御
する。
の出力がオーバーフローした場合には、切換手段13は、
出力選択手段11が増幅器6の出力を選択するように制御
する。
【0030】このように、このFMCWレーダの受信信
号増幅装置は、A/D変換器9の出力の監視結果に基づ
いて、出力選択手段11により、増幅器の出力を選択して
いるため、受信電力が変動しても、受信信号をA/D変
換器9の入力電圧範囲に適合するように増幅してA/D
変換器9に供給することができる。
号増幅装置は、A/D変換器9の出力の監視結果に基づ
いて、出力選択手段11により、増幅器の出力を選択して
いるため、受信電力が変動しても、受信信号をA/D変
換器9の入力電圧範囲に適合するように増幅してA/D
変換器9に供給することができる。
【0031】また、切換手段13は、A/D変換器9の出
力のディジタル信号を監視するため、アナログ信号の電
圧を監視する回路より簡素化することが可能である。
力のディジタル信号を監視するため、アナログ信号の電
圧を監視する回路より簡素化することが可能である。
【0032】この受信信号増幅装置は、AGC回路の電
圧比較手段を簡素化し、また、増幅器回路を簡素化し
て、部品点数を減らすことができ、コスト削減と小型化
とを図ることができる。
圧比較手段を簡素化し、また、増幅器回路を簡素化し
て、部品点数を減らすことができ、コスト削減と小型化
とを図ることができる。
【0033】(第4の実施形態)第4の実施形態におけ
るFMCWレーダの受信信号増幅装置は、図4に示すよ
うに、縦続接続した利得可変型の増幅器14、15、16と、
この増幅器の出力を選択する出力選択手段11と、各増幅
器14、15、16の出力電圧を基準電圧と比較する電圧比較
手段12とを備えている。FMCWレーダのその他の構成
は第1の実施形態(図1)と変わりがない。
るFMCWレーダの受信信号増幅装置は、図4に示すよ
うに、縦続接続した利得可変型の増幅器14、15、16と、
この増幅器の出力を選択する出力選択手段11と、各増幅
器14、15、16の出力電圧を基準電圧と比較する電圧比較
手段12とを備えている。FMCWレーダのその他の構成
は第1の実施形態(図1)と変わりがない。
【0034】この装置では、ミキサ5で検波された受信
信号が利得可変の増幅器14、15、16でA/D変換器9に
必要な電圧に増幅される。増幅された受信信号は、出力
選択手段11を介してA/D変換器9に導かれ、ディジタ
ル信号に変換されて信号処理手段10に加えられる。
信号が利得可変の増幅器14、15、16でA/D変換器9に
必要な電圧に増幅される。増幅された受信信号は、出力
選択手段11を介してA/D変換器9に導かれ、ディジタ
ル信号に変換されて信号処理手段10に加えられる。
【0035】電圧比較手段12は、増幅器14、15、16の出
力をあらかじめ設定した基準電圧と比較して、比較結果
を出力選択手段11に伝え、また、比較結果に基づいて増
幅器14、15、16の利得を制御する。
力をあらかじめ設定した基準電圧と比較して、比較結果
を出力選択手段11に伝え、また、比較結果に基づいて増
幅器14、15、16の利得を制御する。
【0036】受信電力が比較的小さい場合には、出力選
択手段11は増幅器16の出力を選択する。また、電圧比較
手段12は、増幅器14、15、16が最大利得で動作するよう
に制御する。
択手段11は増幅器16の出力を選択する。また、電圧比較
手段12は、増幅器14、15、16が最大利得で動作するよう
に制御する。
【0037】次に、目標物の反射断面積の差異及び目標
物までの距離によって受信電力が増加し、増幅器16の出
力電圧が基準電圧を超えた場合には、電圧比較手段12
は、まず増幅器16の利得を低下させる。
物までの距離によって受信電力が増加し、増幅器16の出
力電圧が基準電圧を超えた場合には、電圧比較手段12
は、まず増幅器16の利得を低下させる。
【0038】次に、これよりも受信電力が増加し、増幅
器16の出力電圧が基準電圧を超えた場合には、出力選択
手段11が増幅器15の出力を選択する。
器16の出力電圧が基準電圧を超えた場合には、出力選択
手段11が増幅器15の出力を選択する。
【0039】また、受信電力がさらに増加して増幅器15
の出力電圧が基準電圧を超えた場合には、上記と同様に
増幅器15の利得切り換えを行い、さらに増加したときに
は、増幅器14の出力の選択を行う。また、増幅器14の出
力電圧が基準電圧を超えた場合には、増幅器14の利得切
り換えを行う。
の出力電圧が基準電圧を超えた場合には、上記と同様に
増幅器15の利得切り換えを行い、さらに増加したときに
は、増幅器14の出力の選択を行う。また、増幅器14の出
力電圧が基準電圧を超えた場合には、増幅器14の利得切
り換えを行う。
【0040】このように、このFMCWレーダの受信信
号増幅装置は、出力選択手段11による増幅器の出力の選
択と増幅器の利得の調整とを併用しているため、利得固
定の場合に比較して、より大きな受信電力の変化に対応
することができる。
号増幅装置は、出力選択手段11による増幅器の出力の選
択と増幅器の利得の調整とを併用しているため、利得固
定の場合に比較して、より大きな受信電力の変化に対応
することができる。
【0041】この受信信号増幅装置は、利得可変増幅器
により受信性能の向上を図ると同時に、AGC回路及び
増幅器回路を簡素化して部品点数を減らすことができ、
コスト削減と小型化とを図ることができる。
により受信性能の向上を図ると同時に、AGC回路及び
増幅器回路を簡素化して部品点数を減らすことができ、
コスト削減と小型化とを図ることができる。
【0042】(第5の実施形態)第5の実施形態におけ
るFMCWレーダの受信信号増幅装置は、図5に示すよ
うに、縦続接続した利得固定の増幅器6、7、8と、こ
の増幅器の出力を選択する出力選択手段11と、各増幅器
14、15、16の出力電圧を基準電圧と比較する電圧比較手
段12と、初段増幅器6のバイパス回路17とを備えてい
る。FMCWレーダのその他の構成は第1の実施形態
(図1)と変わりがない。
るFMCWレーダの受信信号増幅装置は、図5に示すよ
うに、縦続接続した利得固定の増幅器6、7、8と、こ
の増幅器の出力を選択する出力選択手段11と、各増幅器
14、15、16の出力電圧を基準電圧と比較する電圧比較手
段12と、初段増幅器6のバイパス回路17とを備えてい
る。FMCWレーダのその他の構成は第1の実施形態
(図1)と変わりがない。
【0043】この装置では、ミキサ5で検波された受信
信号が利得固定の増幅器6、7、8でA/D変換器9に
必要な電圧に増幅される。増幅された受信信号は、出力
選択手段11を介してA/D変換器9に導かれ、ディジタ
ル信号に変換されて信号処理手段10に加えられる。
信号が利得固定の増幅器6、7、8でA/D変換器9に
必要な電圧に増幅される。増幅された受信信号は、出力
選択手段11を介してA/D変換器9に導かれ、ディジタ
ル信号に変換されて信号処理手段10に加えられる。
【0044】電圧比較手段12は、増幅器14、15、16の出
力をあらかじめ設定した基準電圧と比較して、比較結果
を出力選択手段11に伝え、また、比較結果に基づいて、
増幅器6をバイパスするかどうかを選択する。
力をあらかじめ設定した基準電圧と比較して、比較結果
を出力選択手段11に伝え、また、比較結果に基づいて、
増幅器6をバイパスするかどうかを選択する。
【0045】受信電力が比較的小さい場合には、出力選
択手段11は、増幅器8の出力を選択し、電圧比較手段12
は、バイパス回路17を選択すること無く、増幅器6を動
作させる。
択手段11は、増幅器8の出力を選択し、電圧比較手段12
は、バイパス回路17を選択すること無く、増幅器6を動
作させる。
【0046】次に、目標物の反射断面積の差異及び目標
物までの距離によって受信電力が増加し、増幅器8の出
力が基準電圧を超えた場合には、電圧比較手段12は、バ
イパス回路17により増幅器6をバイパスする。
物までの距離によって受信電力が増加し、増幅器8の出
力が基準電圧を超えた場合には、電圧比較手段12は、バ
イパス回路17により増幅器6をバイパスする。
【0047】さらに受信電力が増加し、増幅器8の出力
電圧が基準電圧を超えた場合には、出力選択手段11は増
幅器7の出力を選択する。
電圧が基準電圧を超えた場合には、出力選択手段11は増
幅器7の出力を選択する。
【0048】このように、このFMCWレーダの受信信
号増幅装置は、バイパス回路による初段増幅器のバイパ
ス選択と、出力選択手段11による増幅器の出力の選択と
を併用して、受信信号をA/D変換器9の入力電圧範囲
に適合するように増幅し、A/D変換器9に供給する。
一般に初段の増幅器6は、感度向上を図るために、許容
できる受信電力が比較的低いが、この装置では、受信電
力が増加した場合に、始めにバイパス回路17で初段の増
幅器6をバイパスして増幅器の縦続接続から外している
ため、大入力電力時の性能改善を図ることができる。
号増幅装置は、バイパス回路による初段増幅器のバイパ
ス選択と、出力選択手段11による増幅器の出力の選択と
を併用して、受信信号をA/D変換器9の入力電圧範囲
に適合するように増幅し、A/D変換器9に供給する。
一般に初段の増幅器6は、感度向上を図るために、許容
できる受信電力が比較的低いが、この装置では、受信電
力が増加した場合に、始めにバイパス回路17で初段の増
幅器6をバイパスして増幅器の縦続接続から外している
ため、大入力電力時の性能改善を図ることができる。
【0049】この受信信号増幅装置は、1段目増幅器の
バイパス回路により大入力時の受信性能を向上させるこ
とができると同時に、AGC回路及び増幅器回路を簡素
化して部品点数を減らすことができ、コスト削減と小型
化とを図ることができる。
バイパス回路により大入力時の受信性能を向上させるこ
とができると同時に、AGC回路及び増幅器回路を簡素
化して部品点数を減らすことができ、コスト削減と小型
化とを図ることができる。
【0050】(第6の実施形態)第6の実施形態のFM
CWレーダは、図6に示すように、縦続接続した利得固
定の増幅器6、7、8と、各増幅器の出力をA/D変換
するA/D変換器18、19、20と、A/D変換器18、19、
20の出力のいずれかを選択して信号処理する信号処理手
段10とを備えている。受信信号を増幅器6に導入するま
での構成は第1の実施形態(図1)と変わりがない。
CWレーダは、図6に示すように、縦続接続した利得固
定の増幅器6、7、8と、各増幅器の出力をA/D変換
するA/D変換器18、19、20と、A/D変換器18、19、
20の出力のいずれかを選択して信号処理する信号処理手
段10とを備えている。受信信号を増幅器6に導入するま
での構成は第1の実施形態(図1)と変わりがない。
【0051】この装置では、ミキサ5で検波された受信
信号が利得固定の増幅器6、7、8で増幅され、A/D
変換器18、19、20のそれぞれに加えられる。
信号が利得固定の増幅器6、7、8で増幅され、A/D
変換器18、19、20のそれぞれに加えられる。
【0052】A/D変換器18、19、20は受信信号をディ
ジタル信号に変換し、変換されたディジタル信号は、そ
れぞれ信号処理手段10に加えられる。
ジタル信号に変換し、変換されたディジタル信号は、そ
れぞれ信号処理手段10に加えられる。
【0053】信号処理手段10は、3系統の受信信号のう
ち、A/D変換器の許容入力範囲内であり歪みが発生し
ていない信号で、かつ最も大きい振幅の受信信号を選択
し、FFTなどの処理により目標物までの距離及び目標
物の相対速度を算出する。
ち、A/D変換器の許容入力範囲内であり歪みが発生し
ていない信号で、かつ最も大きい振幅の受信信号を選択
し、FFTなどの処理により目標物までの距離及び目標
物の相対速度を算出する。
【0054】このように、この装置では、増幅器6、
7、8の出力にそれぞれA/D変換器を接続し、A/D
変換した受信信号を信号処理手段10で受信電力に応じて
選択しており、こうすることにより、受信電力が変動し
ても適正に動作することができる。
7、8の出力にそれぞれA/D変換器を接続し、A/D
変換した受信信号を信号処理手段10で受信電力に応じて
選択しており、こうすることにより、受信電力が変動し
ても適正に動作することができる。
【0055】この装置は、AGC回路の省略及び増幅器
回路の簡素化により部品点数を減らし、コスト削減と小
型化とを図ることができる。
回路の簡素化により部品点数を減らし、コスト削減と小
型化とを図ることができる。
【0056】(第7の実施形態)第7の実施形態のFM
CWレーダは、図7に示すように、利得可変型の増幅器
14と、利得固定の増幅器7、8とを縦続接続するととも
に、信号処理手段10で選択されたA/D変換器の出力を
アナログ信号に変換して増幅器14の利得を調整するD/
A変換器21を設けている。その他の構成は第6の実施形
態(図6)と変わりがない。
CWレーダは、図7に示すように、利得可変型の増幅器
14と、利得固定の増幅器7、8とを縦続接続するととも
に、信号処理手段10で選択されたA/D変換器の出力を
アナログ信号に変換して増幅器14の利得を調整するD/
A変換器21を設けている。その他の構成は第6の実施形
態(図6)と変わりがない。
【0057】この装置では、ミキサ5で検波された受信
信号が、利得可変の増幅器14と利得固定の増幅器7、8
とで、A/D変換器9に必要な電圧に増幅される。増幅
器14の利得は、信号処理手段10の指示によりD/A変換
器21から出される制御電圧に従って連続的に制御され
る。
信号が、利得可変の増幅器14と利得固定の増幅器7、8
とで、A/D変換器9に必要な電圧に増幅される。増幅
器14の利得は、信号処理手段10の指示によりD/A変換
器21から出される制御電圧に従って連続的に制御され
る。
【0058】増幅器14、7、8で増幅された受信信号
は、それぞれA/D変換器18、19、20に導かれ、ディジ
タル信号に変換されて信号処理手段10に加えられる。信
号処理手段10は、3系統の受信信号の電圧を測定し、い
ずれかのA/D変換器の入力電圧を最適化するように、
即ち、許容入力電圧の範囲内で入力電圧が最大になるよ
うに、増幅器14の利得を制御する。そして、その最適入
力電圧としたA/D変換器の出力を用いてFFTなどの
処理により目標物までの距離及び目標物の相対速度を算
出する。
は、それぞれA/D変換器18、19、20に導かれ、ディジ
タル信号に変換されて信号処理手段10に加えられる。信
号処理手段10は、3系統の受信信号の電圧を測定し、い
ずれかのA/D変換器の入力電圧を最適化するように、
即ち、許容入力電圧の範囲内で入力電圧が最大になるよ
うに、増幅器14の利得を制御する。そして、その最適入
力電圧としたA/D変換器の出力を用いてFFTなどの
処理により目標物までの距離及び目標物の相対速度を算
出する。
【0059】このように、この装置では、増幅器14、
7、8の出力にそれぞれA/D変換器を接続し、A/D
変換した受信信号を信号処理手段10で受信電力に応じて
選択すること、及び、増幅器14の利得を最適に制御する
ことにより、受信電力が変動しても適正に動作すること
が可能である。
7、8の出力にそれぞれA/D変換器を接続し、A/D
変換した受信信号を信号処理手段10で受信電力に応じて
選択すること、及び、増幅器14の利得を最適に制御する
ことにより、受信電力が変動しても適正に動作すること
が可能である。
【0060】この装置は、1段目増幅器の利得調整によ
り受信性能を向上させることができ、また、AGC回路
の省略及び増幅器回路の簡素化により部品点数を減らし
て、コスト削減と小型化とを図ることができる。
り受信性能を向上させることができ、また、AGC回路
の省略及び増幅器回路の簡素化により部品点数を減らし
て、コスト削減と小型化とを図ることができる。
【0061】(第8の実施形態)第8の実施形態におけ
るFMCWレーダの受信信号増幅装置は、図8に示すよ
うに、利得固定の増幅器6、7、8と、増幅器6、7、
8の入力を減衰するアッテネータ22、23、24と、増幅器
8の出力を基準電圧と比較してアッテネータ22、23、24
を制御する電圧比較手段12とを備えている。FMCWレ
ーダのその他の構成は第1の実施形態(図1)と変わり
がない。
るFMCWレーダの受信信号増幅装置は、図8に示すよ
うに、利得固定の増幅器6、7、8と、増幅器6、7、
8の入力を減衰するアッテネータ22、23、24と、増幅器
8の出力を基準電圧と比較してアッテネータ22、23、24
を制御する電圧比較手段12とを備えている。FMCWレ
ーダのその他の構成は第1の実施形態(図1)と変わり
がない。
【0062】この装置では、ミキサ5で検波された受信
信号が利得固定の増幅器6、7、8でA/D変換器9に
必要な電圧に増幅される。増幅器6、7、8の入力側に
はアッテネータ22、23、24が挿入され、電圧制御手段12
の指示により信号電圧が制御されている。増幅された受
信信号は、A/D変換器9に入力し、ディジタル信号に
変換されて信号処理手段10に加えられる。
信号が利得固定の増幅器6、7、8でA/D変換器9に
必要な電圧に増幅される。増幅器6、7、8の入力側に
はアッテネータ22、23、24が挿入され、電圧制御手段12
の指示により信号電圧が制御されている。増幅された受
信信号は、A/D変換器9に入力し、ディジタル信号に
変換されて信号処理手段10に加えられる。
【0063】電圧比較手段12は、最終段の増幅器8の出
力をあらかじめ設定した基準電圧と比較する。受信電力
が比較的小さく、増幅器8の出力が基準電圧を超えてい
ないときは、電圧比較手段12は、アッテネータ22、23、
24が通過状態となるように制御する。
力をあらかじめ設定した基準電圧と比較する。受信電力
が比較的小さく、増幅器8の出力が基準電圧を超えてい
ないときは、電圧比較手段12は、アッテネータ22、23、
24が通過状態となるように制御する。
【0064】次に、目標物の反射断面積の差異及び目標
物までの距離によって受信電力が増加し、増幅器8の出
力電圧が基準電圧を超えた場合には、電圧比較手段12
は、アッテネータ22を制御して、受信信号を減衰させ
る。さらに受信電力が増加し増幅器8の出力電圧が基準
電圧を超えた場合には、上記と同様にアッテネータ23、
アッテネータ24の順に制御して受信信号を減衰させる。
物までの距離によって受信電力が増加し、増幅器8の出
力電圧が基準電圧を超えた場合には、電圧比較手段12
は、アッテネータ22を制御して、受信信号を減衰させ
る。さらに受信電力が増加し増幅器8の出力電圧が基準
電圧を超えた場合には、上記と同様にアッテネータ23、
アッテネータ24の順に制御して受信信号を減衰させる。
【0065】このように、このFMCWレーダの受信信
号増幅装置は、受信電力に応じて、電圧比較手段12の制
御の下にアッテネータ22、23、24を動作させて受信信号
を減衰しているため、受信電力が変動しても、受信信号
をA/D変換器9の入力電圧範囲に適合するように増幅
してA/D変換器9に供給することができる。
号増幅装置は、受信電力に応じて、電圧比較手段12の制
御の下にアッテネータ22、23、24を動作させて受信信号
を減衰しているため、受信電力が変動しても、受信信号
をA/D変換器9の入力電圧範囲に適合するように増幅
してA/D変換器9に供給することができる。
【0066】この受信信号増幅装置は、出力選択手段の
省略及び増幅器回路の簡素化により部品点数を減らし
て、コスト削減と小型化とを図ることができる。
省略及び増幅器回路の簡素化により部品点数を減らし
て、コスト削減と小型化とを図ることができる。
【0067】なお、各実施形態では、増幅器を3段に縦
続接続した場合を例示したが、この段数は、複数段であ
れば、3段以外であっても良い。
続接続した場合を例示したが、この段数は、複数段であ
れば、3段以外であっても良い。
【0068】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のFMCWレーダの受信信号増幅装置は、AGC回路を
省略したり、あるいはAGC回路を簡素化することがで
き、また、増幅器の回路を簡素化することができる。そ
のため、部品点数を減らすことが可能になり、コスト削
減と小型化とを図ることができる。
のFMCWレーダの受信信号増幅装置は、AGC回路を
省略したり、あるいはAGC回路を簡素化することがで
き、また、増幅器の回路を簡素化することができる。そ
のため、部品点数を減らすことが可能になり、コスト削
減と小型化とを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるFMCWレー
ダの受信信号増幅装置の構成を示すブロック図、
ダの受信信号増幅装置の構成を示すブロック図、
【図2】本発明の第2の実施形態におけるFMCWレー
ダの受信信号増幅装置の構成を示すブロック図、
ダの受信信号増幅装置の構成を示すブロック図、
【図3】本発明の第3の実施形態におけるFMCWレー
ダの受信信号増幅装置の構成を示すブロック図、
ダの受信信号増幅装置の構成を示すブロック図、
【図4】本発明の第4の実施形態におけるFMCWレー
ダの受信信号増幅装置の構成を示すブロック図、
ダの受信信号増幅装置の構成を示すブロック図、
【図5】本発明の第5の実施形態におけるFMCWレー
ダの受信信号増幅装置の構成を示すブロック図、
ダの受信信号増幅装置の構成を示すブロック図、
【図6】本発明の第6の実施形態におけるFMCWレー
ダの受信信号増幅装置の構成を示すブロック図、
ダの受信信号増幅装置の構成を示すブロック図、
【図7】本発明の第7の実施形態におけるFMCWレー
ダの受信信号増幅装置の構成を示すブロック図、
ダの受信信号増幅装置の構成を示すブロック図、
【図8】本発明の第8の実施形態におけるFMCWレー
ダの受信信号増幅装置の構成を示すブロック図、
ダの受信信号増幅装置の構成を示すブロック図、
【図9】従来のFMCWレーダの受信信号増幅装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
1 アンテナ 2 サーキュレータ 3 送信機 4 方向性結合器 5 ミキサ 6〜8、14〜16、25〜27 増幅器 9 A/D変換器 10 信号処理手段 11 出力選択手段 12 電圧比較手段 13 切換手段 17 バイパス回路 18、19、20 A/D変換器 21 D/A変換器 22、23、24 アッテネータ 28 AGC回路
Claims (8)
- 【請求項1】 電波を送信し、目標物からの反射波を受
信して目標物までの距離または目標物との相対速度を求
めるFMCWレーダの受信信号増幅装置において、 受信信号を増幅するために縦続接続した複数の増幅器
と、 前記増幅器の中から、その出力電圧がA/D変換手段の
入力電圧範囲に適合し、且つ、そのレベルが最も高い増
幅器を選択して、その出力をA/D変換手段に導く出力
選択手段とを備えることを特徴とするFMCWレーダの
受信信号増幅装置。 - 【請求項2】 前記複数の増幅器の各出力を基準電圧と
比較する電圧比較手段を具備し、前記出力選択手段が、
前記電圧比較手段の比較結果に基づいて増幅器を選択す
ることを特徴とする請求項1に記載のFMCWレーダの
受信信号増幅装置。 - 【請求項3】 前記A/D変換手段の出力を監視する監
視手段を具備し、前記出力選択手段が、前記監視手段の
監視結果に基づいて前記増幅器を選択することを特徴と
する請求項1に記載のFMCWレーダの受信信号増幅装
置。 - 【請求項4】 前記増幅器が可変利得増幅器であり、前
記出力選択手段による増幅器の選択と前記増幅器の利得
の制御とを併用して、前記A/D変換手段に導く出力電
圧レベルを調整することを特徴とする請求項1から3の
いずれかに記載のFMCWレーダの受信信号増幅装置。 - 【請求項5】 前記複数の増幅器の1段目の増幅器をバ
イパスするバイパス手段を具備し、前記出力選択手段に
よる増幅器の選択の切り換えに優先して、前記1段目の
増幅器をバイパスすることを特徴とする請求項1から4
のいずれかに記載のFMCWレーダの受信信号増幅装
置。 - 【請求項6】 電波を送信し、目標物からの反射波を受
信して目標物までの距離または目標物との相対速度を求
めるFMCWレーダの受信信号増幅装置において、 受信信号を増幅するために縦続接続した複数の増幅器
と、 前記増幅器の各々の出力をA/D変換する信号変換手段
と、 前記信号変換手段がA/D変換したデータの中からディ
ジタル信号処理により飽和していないデータを選択する
データ選択手段とを備えることを特徴とするFMCWレ
ーダの受信信号増幅装置。 - 【請求項7】 前記データ選択手段が選択したデータに
基づいて、1段目の前記増幅器の利得を制御する電圧を
発生するD/A変換手段を具備することを特徴とする請
求項6に記載のFMCWレーダの受信信号増幅装置。 - 【請求項8】 電波を送信し、目標物からの反射波を受
信して目標物までの距離または目標物との相対速度を求
めるFMCWレーダの受信信号増幅装置において、 入力側に各々アッテネータを挿入して縦続接続した複数
の増幅器と、 前記複数の増幅器を通じて増幅された電圧を基準電圧と
比較し、この比較結果に基づいて前記アッテネータの各
々を制御する電圧比較手段とを備えることを特徴とする
FMCWレーダの受信信号増幅装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000041791A JP2001228240A (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | Fmcwレーダの受信信号増幅装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000041791A JP2001228240A (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | Fmcwレーダの受信信号増幅装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001228240A true JP2001228240A (ja) | 2001-08-24 |
Family
ID=18564961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000041791A Pending JP2001228240A (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | Fmcwレーダの受信信号増幅装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001228240A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010281650A (ja) * | 2009-06-03 | 2010-12-16 | Nec Corp | 受信装置及びその方法並びにレーダ装置及びその受信方法 |
JP2010540899A (ja) * | 2007-09-20 | 2010-12-24 | ボクシス,インク. | 時間遅延推定 |
KR20140031028A (ko) * | 2012-09-04 | 2014-03-12 | 현대모비스 주식회사 | 전압 오프셋의 자동 조절이 가능한 레이더 신호 처리 방법 |
WO2023026548A1 (ja) | 2021-08-23 | 2023-03-02 | 古野電気株式会社 | レーダ装置および利得調整方法 |
JP2023520626A (ja) * | 2020-03-02 | 2023-05-18 | 加特▲蘭▼微▲電▼子科技(上海)有限公司 | 自動利得制御方法、センサ及び無線電気素子 |
JP7500334B2 (ja) | 2020-08-06 | 2024-06-17 | 株式会社東芝 | 受信モジュ-ル、受信モジュール制御方法及びレーダ装置 |
-
2000
- 2000-02-18 JP JP2000041791A patent/JP2001228240A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010540899A (ja) * | 2007-09-20 | 2010-12-24 | ボクシス,インク. | 時間遅延推定 |
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KR20140031028A (ko) * | 2012-09-04 | 2014-03-12 | 현대모비스 주식회사 | 전압 오프셋의 자동 조절이 가능한 레이더 신호 처리 방법 |
KR102077106B1 (ko) | 2012-09-04 | 2020-02-13 | 현대모비스 주식회사 | 전압 오프셋의 자동 조절이 가능한 레이더 신호 처리 방법 |
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JP7546307B2 (ja) | 2020-03-02 | 2024-09-06 | 加特▲蘭▼微▲電▼子科技(上海)有限公司 | 自動利得制御方法、センサ及び無線電気素子 |
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WO2023026548A1 (ja) | 2021-08-23 | 2023-03-02 | 古野電気株式会社 | レーダ装置および利得調整方法 |
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