JP2001227921A - レンジファインダ装置 - Google Patents

レンジファインダ装置

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JP2001227921A
JP2001227921A JP2000041725A JP2000041725A JP2001227921A JP 2001227921 A JP2001227921 A JP 2001227921A JP 2000041725 A JP2000041725 A JP 2000041725A JP 2000041725 A JP2000041725 A JP 2000041725A JP 2001227921 A JP2001227921 A JP 2001227921A
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distance
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line light
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JP2000041725A
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Takeo Azuma
健夫 吾妻
Kazuo Nobori
一生 登
Kenya Uomori
謙也 魚森
Atsushi Morimura
森村  淳
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビデオレートで動作し、かつ物体の形
状に係わらず物体の距離データを正確に得ることができ
るレンジファインダ装置を提供すること。 【解決手段】 本発明は、複数のライン光をフィール
ド毎に異なる方向に投影し複数のカメラで撮像した被写
体像からライン光位置での被写体の3次元座標値を計算
し、ライン光位置での3次元座標値をカラーカメラ視点
での距離画像に変換し統合し、距離画像中で距離が計測
されなかった画素における距離は、複数フィールドの距
離データを用いた補間処理により決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体の3次元形状
の計測を行うレンジファインダ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のレンジファインダ装
置として、光を投影し三角測量を用いてビデオレート、
つまりフィールド周期で距離データを得るレンジファイ
ンダ装置がある。この種のレンジファインダ装置として
は、例えば、図15に示すような装置が提案されてい
る。
【0003】図15に示すレンジファインダ装置には、
複数本のライン光を発生するレーザー光源101と、レ
ーザー光源101を駆動するレーザー駆動部102と、
レーザー光源101からのレーザー光を光学系(図示せ
ず)でライン化したライン光を被写体113に対して走
査する回転ミラー103と、この回転ミラー103の向
きを変える回転ミラー駆動部104と、ライン光を投射
した被写体113を撮影する赤外カメラ105a〜10
5hと、被写体113のテキスチャ画像を撮影するカラ
ーカメラ106と、赤外カメラ105a〜105hで撮
影された画像からライン光を検出するライン光検出部1
07a〜107hと、検出されたライン光から被写体1
13の3次元座標値を算出する距離計算部108a〜1
08hと、計算された3次元座標値をカラーカメラ10
6の視点の距離データに変換し統合する距離統合部10
9と、レーザー駆動や回転ミラー駆動のタイミングをと
るための同期制御部110と、全体の処理を制御する制
御部111と、テキスチャ画像の出力タイミングを距離
データの出力タイミングと一致させる遅延部112と、
が設けられている。
【0004】次に、上記構成を有するレンジファインダ
装置の動作について説明する。
【0005】レーザー光源101から出射されたレーザ
ー光は、光学系を介して複数本のライン光(垂直方向に
並ぶ複数のライン光)となる。このライン光は、回転ミ
ラー103により反射され被写体に投射される。レーザ
ー駆動部102は、回転ミラー103の駆動に同期して
レーザー光源101の発光をオン・オフする。すなわ
ち、回転ミラー103の垂直帰線期間中はレーザーの発
光を停止し、それ以外の期間にレーザーを発光させる。
【0006】回転ミラー103は、ステップ状に駆動さ
れながらライン光の並んだ方向に回転し、ライン光を走
査して被写体113に投射する。回転ミラー103の回
転角の範囲は、ライン光間の角度を越えない範囲に設定
されている。すなわち、各ライン光の走査範囲は互いに
重ならない。
【0007】被写体113に投射したライン光は8台の
カメラ105a〜105hを用いて撮像される。各カメ
ラ105a〜105hによる撮像は、回転ミラー103
をステップ状に駆動する毎に行う。
【0008】カメラ105a〜105hの配置は、4台
のカメラを縦に配置したものを2組用い、光源を挟んで
左右に配置する。また、縦に配置したカメラ105a〜
105d及び105e〜105hの光軸は一定の距離の
基準点(輻輳点)で交差するように配置し、輻輳点付近
で距離計測の密度を高くしている。
【0009】ライン光検出部107a〜107hは、カ
メラ105a〜105hにより撮影された画像からライ
ン光を検出する。ライン光検出部107a〜107h
は、検出したライン光の水平位置及び垂直位置(画像内
のx座標とy座標)と、ライン光番号とを検出結果とし
て出力する。
【0010】距離計算部108a〜108hは、ライン
光として検出された画素について、各カメラ105a〜
105hのレンズ中心を原点としたカメラ座標系を用い
て3次元座標値の計測を行う。計測は、ライン光の3次
元空間中での軌跡(すなわち平面)と、ライン光として
検出された画素のカメラ105a〜105hから見た方
向(すなわち直線)の交点を求めることにより行う。
【0011】距離統合部109は、距離計算部108a
〜108hにおいて各カメラ105a〜105hについ
て計算した3次元座標値をカラーカメラ106の視点に
変換し、カラーカメラ106の距離データ(Z値)とし
て統合する。距離統合部109による距離データの統合
により、各水平ライン毎に50数点の距離データが得ら
れる。これは、本来64本の距離データが得られるはず
であるが、撮影された画像の端部近傍では、ライン光が
画像の視野から外れることがあるため、そのような場合
には距離データが計測できないからである。
【0012】補間部114は、距離統合部109によっ
て統合されたライン光の距離データを補間し、距離統合
部109によって統合されていない距離データ、つまり
ライン光が撮像された画素以外の画素における距離デー
タを求める。このようにして、補間部114は、奥行き
画像内の全画素について距離データを決定し出力する。
【0013】遅延部112は、カラーカメラ106によ
って撮影されたカラー画像(テキスチャ画像)の出力を
遅延させ、補間部14の奥行き画像とを同期させてカラ
ー画像を出力する。
【0014】制御部111は、計測の開始、終了、ライ
ン光検出時のしきい値設定等の装置全体の制御を行う。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、各水平ライン毎に計測される距離データ
が50数点と少ない。このため、上述したように補間で
求めた距離データを用いてテキスチャ画像の切り出しを
行った場合、物体輪郭附近の切り出し精度が低くなって
しまうという課題を有していた。
【0016】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、ビデオレートで動作し、かつ物体の形状に係わら
ず物体の距離データを正確に得ることができるレンジフ
ァインダ装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のライン
光をフィールド毎に異なる方向に投影し、複数の赤外カ
メラにより撮像されたライン光位置での3次元座標値を
計算し、得られた3次元座標値をカラーカメラ視点での
距離画像に変換し統合し、距離画像中で距離が計測され
なかった画素における距離は、複数フィールドの距離デ
ータを用いた補間処理により決定するレンジファインダ
装置である。
【0018】本発明は前記した構成により、距離画像中
の全ての画素についての距離値を計また、補間対象位置
の距離データを複数フィールドの距離データを用いた補
間処理により決定することで、補間対象位置が被写体の
輪郭付近のように距離データが急激に変化する位置であ
っても、正確に距離データを決定できる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様にかかるレン
ジファインダ装置は、被写体のカラー画像を撮像するカ
ラーカメラと、複数のライン光を発する光源と、前記複
数のライン光を走査する走査手段と、前記複数のライン
光が照射された前記被写体を撮像する複数のカメラと、
前記複数のカメラの露光タイミングを制御するタイミン
グ制御手段と、前記カメラによって撮像された前記被写
体の画像から前記被写体に投射されたライン光を検出す
るライン検出手段と、前記ライン検出手段が検出した前
記ライン光に対応する位置での前記被写体の3次元座標
値を計算する距離計算手段と、前記3次元座標値を前記
カラーカメラの視点の距離データに変換し統合して距離
画像を生成する距離データ統合手段と、統合された距離
データを補間する距離データ補間手段と、を具備し、前
記走査手段は、複数フィールド周期でライン光の走査角
をフィールド毎に変更するものである。
【0020】この構成により、複数フィールドで計測さ
れた距離データを用いた補間値を前記補間対象画素位置
の距離データとすることで、補間対象画素位置が被写体
の輪郭付近のように距離データが急激に変化する位置で
あっても、正確に距離データを決定できる。これによ
り、撮像された被写体の全てのカラー画像に対する距離
データを正確に求められる。よって、この距離データを
用いて、撮像された被写体の画像の切り出し精度を改善
できる。
【0021】本発明の第2の態様は、第1の態様にかか
るレンジファインダ装置において、前記距離データ補間
手段は、前記複数のフィールドの前記距離データと前記
カラー画像を用いるものである。
【0022】このように、複数フィールドで計測された
距離データに加え、テキスチャを用いた補間を行うこと
で、より正確に距離データを得ることができる。
【0023】本発明の第3の態様は、第1の態様または
第2の態様にかかるレンジファインダ装置において、前
記走査手段は、2フィールド周期でライン光の走査角を
変更し、前記距離データ補間手段は、前記2フィールド
の前記距離データを用いるものである。
【0024】このように、フィールド毎にライン光の投
射方向を変化させているため、フレーム内で距離が計測
される画素位置はライン毎に異なる。したがって、フィ
ールド毎の距離データを補間することにより、空間解像
度の改善された距離画像を計算することが可能となる。
また、この構成は、ビデオレート、つまり1フレームを
2フィールド構成し動作するレンジファインダに最適で
ある。
【0025】本発明の第4の態様は、第1の態様または
第2の態様にかかるレンジファインダ装置において、前
記走査手段は、6フィールド周期でライン光の走査角を
変更し、前記距離データ補間手段は、6フィールドの前
記距離データを用いるものである。
【0026】この構成により、6フィールドすべてにお
いて異なる方向にライン光が投射される。よって、6フ
ィールドの距離データを用いた補間処理により決定する
ことにより、全ての画素についてのより正確に距離デー
タを計算し、距離画像を用いた画像切り出しの精度を改
善できる。
【0027】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1にかかるレンジファインダ装置について添付図面を
使用して説明する。実施の形態1は、2フィールド周期
でライン光の走査角を変更するようにしたものである。
そして、この2フィールドの距離データを計測し、これ
らの距離データを補間することで、空間解像度の改善さ
れた距離画像を計算することをできるようになされたも
のである。
【0028】以下、図1を使用して実施の形態1にかか
るレンジファインダ装置の構成について説明する。図1
は、実施の形態1にかかるレンジファインダ装置の構成
を示す概略図である。
【0029】実施の形態1にかかるレンジファインダ装
置は、複数本のライン光を発生するレーザー光源1と、
レーザー光源1を駆動するレーザー駆動部2と、複数の
ライン光を走査するための走査手段であるレーザー光源
1からのレーザー光を光学系(図示せず)でライン化し
たライン光を被写体13に対して走査する回転ミラー3
およびこの回転ミラー3の向きを変える回転ミラー駆動
部4と、ライン光を投射した被写体を撮影する赤外カメ
ラ5a〜5hと、被写体13のテキスチャ画像を撮影す
るカラーカメラ6と、赤外カメラ5a〜5hで撮影され
た画像からライン光を検出するライン光検出部7a〜7
hと、検出されたライン光から被写体13の3次元座標
値を算出する距離計算部8a〜8hと、計算された3次
元座標値をカラーカメラ6の視点の距離データに変換し
統合する距離統合部9と、赤外カメラ5a〜5hの露光
タイミングを制御するタイミング制御手段であるレーザ
ー駆動や回転ミラー駆動のタイミングをとるための同期
制御部10と、全体の処理を制御する制御部11と、カ
ラーカメラの撮影のタイミングをずらす遅延部12と、
から主に構成されている。
【0030】次に、上記構成を有するレンジファインダ
装置の動作について説明する。
【0031】レーザー光源1から出射されたレーザー光
は、光学系を介して複数本のライン光(垂直方向のライ
ン光)となる。この複数本のライン光は、回転ミラー3
により反射され被写体に投射される。レーザー駆動部2
は、回転ミラー3の駆動に同期してレーザー光源1の発
光をオン・オフする。すなわち、垂直帰線期間中はレー
ザーの発光を停止し、それ以外の期間にレーザーを発光
させる。
【0032】図2は、同期制御部10からの垂直同期信
号とレーザー発光との間の関係を示すタイミング図であ
る。図2において、201で示される信号は、垂直同期
信号を示し、202で示される信号は、レーザー発光の
オン・オフを制御するレーザー駆動信号を示す。この図
から、垂直同期信号201がONのとき、レーザー駆動
信号202がOFFになっていることがわかる。
【0033】回転ミラー3は、ステップ状に駆動される
ことにより回転して、ライン光を走査して被写体13に
投射する。その回転角の範囲は、ライン間角度を越えな
い範囲に設定する(すなわち、各ライン光の走査範囲は
互いに重ならない)。
【0034】図3は、同期制御部10からの同期信号、
回転ミラーの駆動、及び各カメラにおける撮像の間のタ
イミングの関係を示すタイミング図である。図3におい
て、301で示される信号は同期制御部10からの同期
信号を示し、302で示される信号は回転ミラーの駆動
信号を示し、303で示される信号は各カメラにおける
撮像タイミング(電子シャッタによる露光タイミング)
を示す。回転ミラー3の駆動信号のレベルは、フィール
ド間で半ステップずれている。すなわち、ライン光は、
第1フィールドと第2フィールドでは、異なる方向に投
射される。
【0035】本実施の形態では、被写体13に投射した
ライン光を8台のカメラ5a〜5hを用いて撮像する。
各カメラ5a〜5hよる撮像は、回転ミラー3をステッ
プ状に駆動する毎に行う。
【0036】図4及び図5は、本実施の形態におけるカ
メラ5a〜5hの配置を示す図である。本実施の形態で
は、4台のカメラを縦に配置したものを2組用い、光源
を挟んで左右に配置する。図4は、縦に配置したカメラ
5a〜5d及び5e〜5hの光軸が一定の距離の基準点
で交差している様子を示す図である。また、図5は、左
右に配置したカメラ群5a〜5d及び5e〜5hの光軸
が一定距離の基準点で交差する様子を示す図である。本
実施の形態では、8台のカメラを、それらの光軸が一定
距離の基準点(輻輳点)で交差するように配置にするこ
とにより、輻輳点付近で密度の高い距離計測が可能とな
る。
【0037】ライン光検出部7a〜7hは、カメラ5a
〜5hにより撮影された画像からライン光を検出する。
ライン光の検出について以下に説明する。図6(a)
は、複数のライン光による距離計測の原理を説明するた
めの図である。図6(b)は、カメラが撮像した画像上
においてライン光が撮像されるべき範囲を示した図であ
る。
【0038】図6(a)に示すように、光源1から出力
されるレーザー光がライン化され、回転ミラー3で反射
して、被写体13に投射される。そして、その被写体1
3の画像をカメラ5で撮像する。複数のライン光で計測
を行う場合には、図6(b)に示すように、画像上にお
いて各ライン光が撮像されるべき範囲(存在範囲)を制
限して、それぞれのライン光を判別する。上記制限は、
図6(a)では、カメラ5から見た角度の範囲を各ライ
ン光について限定することになる。
【0039】また、本実施の形態では、図7に示すよう
に第1フィールドと第2フィールドで、回転ミラーの掃
引を変化させている。これにより、水平方向の解像度を
改善している。図7において、実線はライン光の検出位
置、破線は各ライン光の存在範囲の境界を示す。
【0040】図8は、ライン光検出を説明するための図
である。実施の形態1においては、ライン光を検出する
場合、輝度を用いて行う。図8(a)における着目水平
ラインab間での輝度分布は、レーザーライン光が空間
的に拡がりを持つため、図8(b)のようになる。各ラ
イン光位置A,B,Cは、理想的には輝度最大の画素と
して検出できる。しかしながら、実際には、ノイズの影
響を受けて他の画素において輝度が最大になったり、ま
た、輝度値が大きすぎる場合には、撮像時に白飛びを起
こし、複数の画素が最大輝度をとることがある。
【0041】本実施の形態では、そのような場合にも、
ライン光の位置を安定して検出するようになされてい
る。これを実現するために、まず、図8(c)に示すよ
うに各ライン光についての存在範囲内でしきい値以上の
輝度について水平方向に累積輝度を計算する。そして、
該存在範囲内で累積輝度が存在範囲内の最大値(すなわ
ち、存在範囲右端における累積輝度)の所定値、例えば
2分の1の値を越える画素をライン光の位置として検出
する。上記のライン光検出により、ノイズやライン光の
白飛びの影響を受けずに、安定してライン光位置を精度
良く検出することができる。
【0042】ライン光検出部7a〜7hは、検出したラ
イン光の水平位置及び垂直位置(画像内のx座標とy座
標)と、ライン光番号とを検出結果として出力する。ラ
イン光番号は、i番目のカメラのj番目のライン光につ
いて、以下の(数1)に示す値とする。
【0043】
【数1】 ここで、nはカメラの台数である。カメラの番号iを露
光タイミングの早い方から順番に増加させ、ライン光の
番号jを画像内で左から順に付け、回転ミラー3による
ライン光の走査を左から右にするようにすると、1フレ
ームの距離計測結果に対して、画像内では左から順番に
ライン光の番号が増加することになる。
【0044】次に、距離計算部8a〜8hにおける距離
計算について説明する。距離計算は、ライン光として検
出された画素について、ライン光が通る3次元空間内の
平面と、カメラのレンズ中心と検出画素位置とを結ぶ直
線(以降視線と記す)との交点を求めることにより行
う。
【0045】図9は距離計測の原理を説明する図であ
る。図9において、参照符号1はレーザー光源を示し、
3は回転ミラーを示し、5は赤外カメラ、O−XYZは
ワールド座標系、Pは計測点、(X0,Y0,Z0)はカ
メラのレンズ中心を示す。ライン光の通る面を
【0046】
【数2】 とし、検出画素の画像中での座標値(x,y)によって
決まる視線を(数3)とする。
【0047】
【数3】 すると、両者の交点Pのワールド座標値は(数4)とな
る。
【0048】
【数4】 ここで、視線に関するパラメータp,q,r,X0
0,Z0は、(数5)に示す赤外カメラ5のカメラパラ
メータCから求められる。カメラパラメータとは、カメ
ラの位置、カメラの向いている方向、カメラの視野角、
カメラの焦点、カメラの撮像面などをあらわしたパラメ
ータである。
【0049】
【数5】 ここで、カメラパラメータCは3×4の行列、hは投影
変換のスケール項である。(数5)はワールド座標
(X,Y,Z)から画素座標(x,y)への投影変換を
表す。カメラパラメータCの要素C11〜C34は、複数の
ワールド座標値とその撮像位置に対して最小2乗フィッ
ティングを行い、各赤外カメラについて決定する。ここ
で、(数5)は両辺を等倍しても成り立つので、例えば
34=1としてC11〜C34を決定する。
【0050】視線のパラメータは、カメラパラメータC
の要素C11〜C34を用いて(数6)、(数7)で表され
る。
【0051】
【数6】
【数7】 ライン光面のパラメータa,b,c,dは、Z値が既知
で一定の面にライン光を投影し、これをカメラパラメー
タ既知のカメラで撮像し、撮像位置(x,y)を検出す
ることにより、(数4)に(数6)(数7)を代入し最
小2乗フィッティングを行うことによって決定する。ま
た(数2)は両辺を等倍しても成り立つので、例えばd
=1、または、(a2+b2+c21/2=1の条件を加え
てa,b,c,dを決定する。
【0052】距離統合部9は、距離計算部8a〜8hに
おける計算結果を、(数8)によりカラーカメラ6の視
点に変換し統合する。
【0053】
【数8】 ここで、CCはカラーカメラのカメラパラメータ、
(xc,yc)はカラーカメラ視点の距離画像中の画素座
標値である。
【0054】上記視点変換時には、視点の異なる赤外カ
メラによる距離データを統合するため、隠れ検出を行う
必要がある。
【0055】図10は、隠れ検出を説明するための図で
ある。図10において、参照符号1はレーザー光源を示
し、3は回転ミラーを示し、6はカラーカメラを示し、
5Lはカラーカメラ6より左に配置された赤外カメラを
示し、5Rはカラーカメラ6よりも右に配置された赤外
カメラを示す。前述のように、ライン光検出部7によっ
て、回転ミラー3から被写体13に走査されるライン光
には、左から昇順に番号が付けられる。被写体13の凹
凸と、回転ミラー3、赤外カメラ5、及びカラーカメラ
6との間の位置関係により、オクルージョン(遮蔽)が
生じる。
【0056】カラーカメラの視点でオクルージョンが生
じるところでは、ライン光の番号が水平方向左から右に
単調に増加せず、番号の逆転が起こる。つまり(数8)
の変換によって、図10のi+1番目のライン光がi番
目のライン光よりも左に変換される。したがって、(数
8)の変換によりライン光の番号が逆転するデータ、つ
まり図10のi+1番目のライン光のデータを統合時に
削除することにより、隠れ検出をする。これにより、オ
クルージョンが除去された状態で距離データを統合する
ことができ、良好にカラーカメラ6の視点における距離
画像に変換することができる。
【0057】距離統合部9による距離データの統合によ
り、各水平ライン毎に数十点の距離データが得られる。
補間部14は、距離統合部9によって統合されたライン
光の距離データを補間し、奥行き画像内の全画素につい
て距離データを決定し出力する。本実施の形態では、フ
ィールド毎にライン光の投射方向を変化させているた
め、フレーム内で距離が計測される画素位置は、ライン
毎に異なる。このため、1フレーム分の距離データの補
間により、空間解像度の改善された距離画像を計算する
ことが可能となる。
【0058】補間部14は、各水平ラインにつき数十点
得られる距離データを補間し、距離画像中のすべての画
素における距離値を計算し、奥行き画像を出力する。図
11は補間部14の構成図である。図11において、1
5は距離統合部9からの距離データおよび、カラーカメ
ラ6で撮像されたテキスチャ画像を1フレーム分記憶す
るメモリ、16は距離データの補間計算を行う補間演算
部である。以下に上記構成の動作について説明する。
【0059】メモリ15は、距離統合部9によってカラ
ーカメラ6の視点に変換された距離データを1フレーム
分記憶する。10本のライン光を8台の赤外カメラで撮
影する場合、記憶される距離データは各水平ラインにつ
き80点である。
【0060】補間演算部16は、上記距離データ、つま
り被写体13のライン光が照射される位置の距離データ
を補間することにより、距離が計測されなかった画素、
つまり補間対象位置の距離データの値を決定し、距離画
像を出力する。
【0061】これにより、補間対象位置が被写体の輪郭
付近のように距離データが急激に変化する位置であって
も、輪郭付近の距離データの変化がなだらかになること
なく、正確に距離データを決定できる。
【0062】以下、数式を用いて、ライン光位置に以外
の距離データを求める処理について詳細に説明する。
【0063】(数9)は、距離計測が行われた点と、補
間対象画素に対応する3次元座標値との間のユークリッ
ド距離の2乗を、前記距離計測が行われた点におけるR
GB値と補間対象位置におけるRGB値とのRGB空間
における距離の2乗で重み付け加算したものである。補
間対象画素における距離値Zは、(数9)を最小化する
3次元座標値(X,Y,Z)として決定する。これは、
補間対象画素近傍で色のよく似た計測点における距離測
定値の影響を大きく受けるように、補間対象画素におけ
る距離値を決定することを意味する。
【0064】
【数9】 (数9)において、添え字iはi番目の参照距離データ
を示す。(x,y)は距離画像中の着目画素の座標値、
(xi,yi)は補間時に参照する距離データが計測され
た画素座標値、X(x,y),Y(x,y),Z(x,
y)は着目画素(x,y)で撮像されるべき3次元座標
値であり、(数3)を満たす視線上の3次元座標値であ
る。X(xi,yi),Y(xi,yi),Z(xi,yi
はi番目の参照距離データの3次元座標値、R(x,
y),G(x,y),B(x,y)は着目画素(x,
y)におけるRGB値、R(xi,yi),G(xi
i),B(xi,yi)はi番目の参照距離データのR
GB値である。補間時には、計測されたすべての距離デ
ータを参照する必要はなく、距離画像中の着目画素
(x,y)の近傍で計測された距離データを参照すれば
良い。
【0065】(数9)は、(x,y)で決まる視線上の
3次元座標値と、補間時に参照する距離データとの3次
元空間中での2乗距離を、両者のRGB値の2乗距離で
重み付けしたものの和である。したがって、(数9)を
最小化して得られるX,Y,Zは、RGB値の差が小さ
くかつ3次元空間中での距離の近い距離データの影響を
強く受ける。
【0066】(数9)を最小化するZ(x、y)を以下
の計算により決定する。r≠0のときは、(数3)よ
り、(数10)となる。
【0067】
【数10】 ここで、X,Y,ZはX(x,y),Y(x,y),Z
(x,y)を示す。(なお、r=0の状態は視線が撮像
面と水平になることを意味する。ここでは、そのような
状態については考慮しない。)(数10)を(数9)に
代入し、Zで偏微分する。(数11)は、Zで偏微分し
た式である。
【0068】
【数11】 ここで、Xi,Yi,Ziは、それぞれ、X(xi
i),Y(xi,yi),Z(xi,yi)を示す。ここ
で、Jが最小となるZは、∂J/∂Z=0になるZであ
る。よって、Jが最小となるZは、(数12)により、
計算できる。そして、このZ値を補間対象画素における
距離データとする。このようにして、補間対象位置の距
離データが容易に求められる。
【0069】
【数12】 また、X,Yについては、(数12)で計算したZ値と
(数10)より計算できる。
【0070】なお、上記補間計算は、(数9)のかわり
に(数13)を用いても良い。
【0071】
【数13】 そして、(数13)を最小化するZを(数14)で計算
しても同様の効果を得ることができ、本発明に含まれ
る。
【0072】
【数14】 遅延部12は、カラーカメラ6によって撮影されたカラ
ー画像(テキスチャ画像)を遅延させ、補間部14の奥
行き画像とを同期させてカラー画像を出力する。
【0073】制御部11は、計測の開始、終了、ライン
光検出時のしきい値設定等の装置全体の制御を行う。
【0074】以上のように、実施の形態1によれば、フ
ィールド毎に異なる方向にライン光を投影し、複数の赤
外カメラによりライン光位置での3次元座標値を計算
し、得られた3次元座標値をカラーカメラ視点での距離
データに変換し統合することで距離画像を生成し、距離
画像中で距離が計測されなかった画素における距離デー
タは、2フィールドの距離データとテキスチャデータを
用いた補間処理により決定することにより、距離画像中
の全ての画素についての距離データを計算し、距離画像
を用いた画像切り出しの精度を改善できる。
【0075】また、実施の形態1のように、補間対象画
素における距離データを、RGB値の差が小さくかつ3
次元空間中での距離の近い距離データとして計算するこ
とで、補間対象画素が距離データが急激に変化する被写
体の輪郭付近であっても、輪郭付近の距離データの変化
がなだらかになることなく、正確な距離データになる。
これにより、撮像された被写体の全てのテキスチャ情報
に対する距離データを正確に計算できる。よって、この
距離データを用いることで、撮像された被写体の画像の
切り出し精度を改善できる。
【0076】さらに、実施の形態1では、フィールド毎
にライン光の投射方向を変化させているため、フレーム
内で距離が計測される画素位置はライン毎に異なるの
で、より多くの距離データを計測できる。そして、フィ
ールド毎の距離データを補間することにより、空間解像
度の改善された距離画像を計算することが可能となる。
【0077】なお、実施の形態1では、被写体を撮像す
るカメラを含んだ形態になっているが、被写体を撮像す
るカメラ部分を含まず距離データのみを得るような装置
に本発明を適用してもよい。
【0078】(実施の形態2)本発明の実施の形態2
は、前フレーム、現フレーム、次フレームの各フィール
ド、つまり6フィールド周期でライン光の走査角を変更
するようにしたものである。そして、距離データの補間
において、この6フィールドで計測された6フィールド
分の距離データを用いるものである。これにより、実施
の形態1より、さらに空間解像度の改善された距離画像
を計算することが可能となるものである。
【0079】図12は、実施の形態2におけるレンジフ
ァインダ装置の構成図である。図12の構成のうち、本
発明の第1の実施の形態と同一のものには、図1と同一
の符号を付し説明を省略し、以下にミラー駆動部17、
距離計算部18a〜18h、補間部19の動作について
説明する。
【0080】ミラー駆動部17は、フィールド毎に異な
る6通りの回転ミラー駆動を行う。図13は、ミラー駆
動部17による回転ミラーの駆動を説明する図である。
図13において、ミラーの駆動は各フィールド毎に6分
の1ステップずつシフトしている。このミラー駆動によ
り、各フィールド毎に異なる方向にライン光が投射され
る。
【0081】距離計算部18a〜18hでは、ライン光
の検出位置(すなわちライン光の検出画素座標値)から
距離データを計算する。その際、上記6通りの回転ミラ
ー駆動に応じた6通りの計算を順次切り替えて行う。計
算の切り替えは、6通りの距離データ計算方法をLUT
として保持し、フィールド番号によってLUTを切り替
えることで実現できる。
【0082】補間部19は、着目フレーム及び前後各1
フレーム(すなわち、前フレーム、現フレーム、次フレ
ーム)において計測された距離データを用い、距離デー
タの補間を行う。図14は、補間部19の構成図であ
る。図14において、20a,20b、20cは、それ
ぞれ前フレーム、現フレーム、次フレームの距離統合部
9からの距離データおよび、カラーカメラ6で撮像され
たテキスチャ画像を記憶するメモリ、21は、前フレー
ム、現フレーム、次フレームの距離データを用いて補間
演算を行う補間演算部である。これにより、より多くの
距離データが計算されている位置から補間対象位置に用
いる位置を特定できる。よって、補間対象位置の距離デ
ータの精度を上げることができる。
【0083】補間演算部21は、上記距離データを補間
することにより、距離が計測されなかった画素における
距離値を決定し、距離画像を出力する。距離データの補
間は現フレームについて距離が計測されなかった画素に
ついて、(数15)を最小化するZ値として計算する。
(数15)は、実施の形態1の(数9)に対応するもの
である。
【0084】
【数15】 ここで、X,Y,Zは(数3)を満たす視線上の3次元
座標値。添え字jは−1から1までの整数値をとり、−
1は前フレーム、0は現フレーム、1は次フレームを示
す。添え字iは、フレーム画像中でのi番目の参照距離
データを示す。(x,y)は距離画像中の着目画素の座
標値、(xi,yi)は補間時に参照する距離データが計
測された画素座標値、X(x,y),Y(x,y),Z
(x,y)は着目画素(x,y)で撮像されるべき3次
元座標値、Xj(xi,yi),Yj(xi,yi),Z
j(xi,yi)はj番目のフレーム(すなわち、前フレ
ーム、現フレーム、次フレームのいづれか)におけるi
番目の参照距離データの3次元座標値、R0(x,
y),G0(x,y),B0(x,y)は現フレームの着
目画素(x,y)におけるRGB値、Rj(xi
i),Gj(xi,yi),Bj(xi,yi)はj番目の
フレーム(すなわち、前フレーム、現フレーム、次フレ
ームのいづれか)におけるi番目の参照距離データのR
GB値である。補間時には、計測されたすべての距離デ
ータを参照する必要はなく、距離画像中の着目画素
(x,y)の近傍で計測された距離データを参照すれば
良い。
【0085】(数15)を最小化するZは、以下の計算
により決定する。(数10)を(数15)に代入し、Z
で偏微分すると、(数16)となる。
【0086】
【数16】 Jを最小にするZは、∂J/∂Z=0となるZである。
よって、(数17)として、Zを計算する。
【0087】
【数17】 X,Yについては、(数17)で計算したZ値と(数1
0)より計算できる。
【0088】なお、Zの計算は、(数15)の代わりに
(数18)を最小化し、(数19)としても同様の効果
を得ることができ、本発明に含まれる。
【0089】
【数18】
【数19】 以上のように、実施の形態2によれば、フィールド毎に
異なる方向にライン光を投影し、複数の赤外カメラによ
りライン光位置での3次元座標値を計算し、得られた3
次元座標値をカラーカメラ視点での距離画像に変換し統
合し、距離画像中で距離が計測されなかった画素におけ
る距離は、6フィールドの距離データとテキスチャデー
タを用いた補間処理により決定することにより、距離画
像中の全ての画素についての距離値をさらに正確に計算
し、距離画像を用いた画像切り出しの精度を改善でき
る。
【0090】なお、実施の形態1においては2フィール
ド周期で、実施の形態2においては6フィールド周期で
ライン光の走査角を変更したが、2周期もしくは6周期
以外の複数フィールド周期でも良く、例えば3フィール
ド周期でライン光の走査角を変更する形態であっても良
い。3フィールド周期の場合は、図14のメモリ20
a、20b、20cにそれぞれ前フィールド、現フィー
ルド、次フィールドの距離データを記憶するような形態
になる。
【0091】また、実施の形態1または実施の形態2に
おいては、補間部14が、距離統合部9によって統合さ
れた距離画像では距離データが得られていない画素にお
ける距離データをカラー画像を用いて補間処理を行う形
態で説明したが、カラー画像を用いないで距離データの
みを補間する形態、例えば以下に説明する変形例であっ
てよく、本発明に含まれる。
【0092】本発明の変形例では、補間部14が、距離
統合部9によって統合された距離画像で距離データが得
られていない画素における距離データZ(x,y)を決
定する際に、(数20)を最小化するように距離データ
Z(x,y)の分布を決定する。
【0093】
【数20】 (数20)はZ値の分布の滑らかさを示す式であり、
(数20)を最小化するZ(x,y)の分布は、変分δ
J=0を求めることにより求められる。δJ=0は、以
下の(数21)により表される。
【0094】
【数21】 (数21)は、距離統合部9によって統合された距離画
像で得られる各水平ライン毎の数十点の距離データを境
界条件として、有限要素法等の数値計算によって解くこ
とができる。このようにして、本発明の変形例では、距
離統合部9によって統合された距離画像では距離データ
が得られていない画素における距離データを求めてい
る。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カラー画像と同一の視点における距離画像中のすべての
画素についての距離値を計算し、距離画像を用いた画像
切り出しの精度を改善ことができ、その実用的効果は大
きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係わるレンジファイン
ダ装置の構成を示す概略図
【図2】実施の形態1における同期制御部からの垂直同
期信号とレーザー発光との間の関係を示すタイミング図
【図3】実施の形態1における同期制御部からの同期信
号、回転ミラーの駆動、及び各カメラにおける撮像の間
のタイミングの関係を示すタイミング図
【図4】実施の形態1におけるカメラの配置を示す図
【図5】実施の形態1におけるカメラの配置を示す図
【図6】(a) 実施の形態1における複数のライン光
による距離計測の原理を説明するための図 (b) 実施の形態1におけるライン光が撮像されるべ
き範囲を示した図
【図7】(a) 実施の形態1における第1フィールド
のライン光投射を説明するための図 (b) 実施の形態1における第2フィールドのライン
光投射を説明するための図
【図8】(a) 着目水平ラインab間でのライン光の
投射を説明するための図 (b) 着目水平ラインab間での輝度分布を示す図 (c) 着目水平ラインab間での累積輝度を示す図
【図9】実施の形態1における距離計測の原理を説明す
るための図
【図10】実施の形態1における隠れ検出を説明するた
めの図
【図11】実施の形態1における補間部の構成を説明す
るための図
【図12】本発明の実施の形態2に係わるレンジファイ
ンダ装置の構成を示す概略図
【図13】実施の形態2における同期制御部からの垂直
同期信号と回転ミラーの駆動との間の関係を示すタイミ
ング図
【図14】実施の形態2における補間部の構成を説明す
るための図
【図15】従来のレンジファインダ装置の構成を示す概
略図
【符号の説明】 1 レーザー光源 2 レーザー駆動部 3 回転ミラー 4 回転ミラー駆動部 5a〜5h 赤外カメラ 6 カラーカメラ 7a〜7h ライン光検出部 8a〜8h 距離計算部 9 距離統合部 10 同期制御部 11 制御部 12 遅延部 13 被写体 14 補間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 魚森 謙也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 森村 淳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA04 AA06 AA53 BB05 DD03 FF01 FF09 GG04 GG14 HH04 JJ03 JJ05 JJ26 LL13 LL62 MM12 MM16 PP22 QQ23 RR07 SS13 UU05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体のカラー画像を撮像するカラーカ
    メラと、複数のライン光を発する光源と、前記複数のラ
    イン光を走査する走査手段と、前記複数のライン光が照
    射された前記被写体を撮像する複数のカメラと、前記複
    数のカメラの露光タイミングを制御するタイミング制御
    手段と、前記カメラによって撮像された前記被写体の画
    像から前記被写体に投射されたライン光を検出するライ
    ン検出手段と、前記ライン検出手段が検出した前記ライ
    ン光に対応する位置での前記被写体の3次元座標値を計
    算する距離計算手段と、前記3次元座標値を前記カラー
    カメラの視点の距離データに変換し統合して距離画像を
    生成する距離データ統合手段と、統合された距離データ
    を補間する距離データ補間手段と、を具備し、前記走査
    手段は、複数フィールド周期でライン光の走査角をフィ
    ールド毎に変更することを特徴とするレンジファインダ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記距離データ補間手段は、前記複数の
    フィールドの前記距離データと前記カラー画像を用いる
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンジファインダ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記走査手段は、2フィールド周期でラ
    イン光の走査角を変更し、前記距離データ補間手段は、
    2フィールドの前記距離データを用いることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載のレンジファインダ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記走査手段は、6フィールド周期でラ
    イン光の走査角を変更し、前記距離データ補間手段は、
    6フィールドの前記距離データを用いることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載のレンジファインダ装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008164491A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Shima Seiki Mfg Ltd 人体形状測定装置と測定方法
JP2011095858A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 3次元デジタイザ
JP2011123071A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Honda Motor Co Ltd 撮像装置、オクルージョン領域の探索方法、及びプログラム
CN106534853A (zh) * 2016-12-21 2017-03-22 中国科学技术大学 基于混合扫描顺序的光场图像压缩方法

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CN106534853B (zh) * 2016-12-21 2019-10-25 中国科学技术大学 基于混合扫描顺序的光场图像压缩方法

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