JP2001227815A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2001227815A
JP2001227815A JP2000039197A JP2000039197A JP2001227815A JP 2001227815 A JP2001227815 A JP 2001227815A JP 2000039197 A JP2000039197 A JP 2000039197A JP 2000039197 A JP2000039197 A JP 2000039197A JP 2001227815 A JP2001227815 A JP 2001227815A
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air
air filter
net
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air conditioner
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JP2000039197A
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English (en)
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Koji Kamitaki
浩司 上瀧
Mitsugi Yamashita
貢 山下
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規のエアフィルタによって、空気調和機の
コストダウンを図るとともに、空気調和機を室内インテ
リアに調和させることにある。 【解決手段】 部分的に捕集効率が異なるように形成さ
れており、使用が継続されると、部分的な捕集効率の違
いによって、文字、図形等が現れて洗浄時期を視覚的に
知らせるエアフィルタ(46)と、透明または半透明の
前面パネル(45)とを備える空気調和機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアフィルタ、特
に、空気調和機または空気清浄機に用いられるエアフィ
ルタに関する。
【0002】
【従来の技術】室内機と室外機とから構成されるセパレ
ート型の空気調和機は、比較的簡単な工事で冷風・温風
が得られ、1台ごとの単独運転が可能なので広く普及し
ている。このセパレート型の空気調和機は、圧縮機、四
方切替弁、室外熱交換器、膨張弁、室内熱交換器、アキ
ュムレータから構成される冷媒回路を備えている。室内
熱交換器は、室内機中に配置され、冷媒と室内空気とで
熱交換することによって冷房または暖房する。室外熱交
換器は、室外機に配置され、冷媒と室外空気とで熱交換
することで、冷媒を蒸発または凝縮させる。圧縮機、四
方切替弁、膨張弁は、冷媒を圧縮/凝縮し、冷房/暖房
を行う。このような空気調和機により室内を暖房または
冷房する場合、室内機に配置されるファンによって室内
空気を吸引し、吸引された空気と室内熱交換器とを接触
させて加熱または冷却し、暖気または冷気を室内に供給
する。
【0003】エアフィルタは、室内空気の塵や汚れを取
り除くために、室内機の空気導入部に配置される。空気
調和機では、室内空気をエアフィルタに通過させること
によって塵や汚れを取り除き、清潔な空気を室内熱交換
器で加熱または冷却して、室内に排出する。そのため、
室内に塵が舞い上がることがなく、空気の汚れも取りの
ぞかれ、室内を清潔に保つことができる。エアフィルタ
は使用されると、捕集した塵や汚れが付着して、エアフ
ィルタが目詰まりし、室内機に効率よく空気を吸入でき
なくなる。このような場合空気調和機は、冷房能力及び
暖房能力が低下し、消費電力が大きくなる。さらに目詰
まりがひどい場合は、空気調和機は室内を目標温度に近
づけることができなくなる。そのため、空気調和機を効
率良く運転させるためには、一定期間の使用後洗浄し
て、エアフィルタの目詰まりを取り除くことが非常に重
要である。
【0004】従来、エアフィルタの洗浄時期を利用者に
知らせるために、特開昭59−153051号公報、特
公昭57−38944号公報、特開平11−23060
4号公報等に開示されているように、運転時間の測定、
ファンの羽根車回転数の変化、ファンモータの電流等を
検出して、LEDや液晶表示装置によって表示してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のように、ファン
モータの電流等を検出して、LEDや液晶表示装置によ
って表示する場合には、部品点数が多くなり、またこれ
らの部品を組み込む工数も必要であり、空気調和機のコ
ストダウンの妨げとなっている。また近年では、空気調
和機は室内に配置され年間を通じて使用されるものであ
るため、利用者は、空気調和機に室内のインテリアと調
和するようなインテリア性を要求するようになってい
る。
【0006】本発明の目的は、新規のエアフィルタによ
って、空気調和機のコストダウンを図ることにある。本
発明の別の目的は、新規のエアフィルタによって、空気
調和機を室内インテリアに調和させることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明1に係る空気調和機
は、空気調和機または空気清浄機に用いられ、通過する
空気に含まれる塵や汚れを捕集するエアフィルタであっ
て、装置本体に取り付けられる固定枠と、固定枠に装着
され、塵や汚れを捕集するネットとを備えている。この
ネットは、部分的に捕集効率が異なるように形成されて
おり、使用が継続されると、部分的な捕集効率の違いに
よって、文字、図形等が現れて、洗浄時期を視覚的に知
らせる。
【0008】このようなエアフィルタを空気調和機また
は空気清浄機に用いた場合、室内の空気をエアフィルタ
に通過させ、空気の塵や汚れをネットにより捕集し、室
内を清潔に保つことができる。エアフィルタは使用され
ると、捕集した塵や汚れが付着する。この場合ネット
は、部分的に捕集効率が異なるように形成されているの
で、部分的にネットに付着する塵や汚れの量も異なる。
そして、塵や汚れが付着するにつれて、文字、図形等が
視認できるようになる。この文字、図形等にて洗浄時期
を知らせるような形状に、捕集効率を変えて形成してお
けば、塵や汚れが付着して文字、図形等が浮かび上がる
と、利用者が洗浄時期を視認できる。またエアフィルタ
は、ネットが固定枠に装着された構造であり、空気調和
機または空気清浄機に脱着可能であるので、洗浄時には
エアフィルタを取り外して洗浄できる。
【0009】このようなエアフィルタによれば、洗浄時
期になると洗浄時期を知らせる文字、図形が浮かび上が
り、利用者に視認させるので、空気調和機本体に別途検
出手段を設ける必要がなく、空気調和機のコストダウン
を図ることができる。また、浮かび上がる文字、図形等
をインテリア性のあるデザインにして、室内インテリア
と調和するようにできる。
【0010】発明2に係るエアフィルタは、空気調和機
または空気清浄機に用いられ、通過する空気に含まれる
塵や汚れを捕集するエアフィルタであって、装置本体に
取り付けられる固定枠と、固定枠に装着され、塵や汚れ
を捕集するネットとを備えている。このネットは、塗装
によって文字、図形が描かれており、使用が継続される
と、文字、図形等が見えにくくなり、洗浄時期を視覚的
に知らせる。
【0011】このようなエアフィルタを空気調和機また
は空気清浄機に用いた場合、ネットに塵や汚れが付着す
るにつれて、塗装によって描かれた文字、図形等が見え
にくくなる。この文字、図形等が見えにくくなること
で、利用者は洗浄時期を視認する。このようなエアフィ
ルタによれば、洗浄時期になると予め描かれた文字、図
形が見えにくくなり、利用者に視認させるので、空気調
和機本体に別途検出手段を設ける必要がなく、空気調和
機のコストダウンを図ることができる。
【0012】また、塗装によって描く文字、図形等をイ
ンテリア性のあるデザインにして、室内インテリアと調
和するようにできる。発明3に係るエアフィルタは、発
明1のエアフィルタにおいて、ネットは、線状の樹脂で
形成されており、線状の樹脂を配置する間隔を部分的に
変更することによって、部分的に捕集効率が異なるよう
に形成されている。このようなエアフィルタでは、ネッ
トの文字、図形等が浮かび上がる部分で線状の樹脂を配
置する間隔を狭くして捕集効率を高くし、それ以外の部
分の間隔を広くして捕集効率を低くする。つまり、ネッ
トの目の粗さに変化を設けることで捕集効率に変化を設
ける。文字、図形等の部分では、塵や汚れが付着しやす
いため、洗浄時期になると文字、図形等の部分が浮かび
上がることになる。これにより、利用者は洗浄時期を視
認する。なおこの場合と逆に、文字、図形等が形成され
る部分以外のネットの目を密にし、文字、図形等の部分
でネットの目を粗くしても、同様の作用を奏する。
【0013】このようなエアフィルタによれば、ネット
の目の粗さを異ならせることで、精密に、洗浄時期を知
らせる文字、図形等の部分の捕集効率を異ならせること
ができる。発明4に係るエアフィルタは、発明1のエア
フィルタにおいて、ネットは、線状の樹脂で形成されて
おり、線状の樹脂を部分的に帯電させることによって、
部分的に捕集効率が異なるように形成されている。
【0014】このようなエアフィルタでは、ネットを形
成する樹脂を文字、図形等の形状にに帯電させ、捕集効
率を高くする。捕集効率が高い文字、図形等の部分に、
塵や汚れが付着しやすいため、洗浄時期になると文字、
図形等の部分が浮かび上がることになる。これにより、
利用者は洗浄時期を視認する。なおこの場合とは逆に、
文字、図形等が形成される部分以外でネットを帯電させ
捕集効率を高くし、文字、図形等の部分は帯電させない
場合も、同様の作用を奏する。
【0015】このようなエアフィルタによれば、帯電さ
せるという簡単な工程によって、洗浄時期を知らせる文
字、図形等の部分の捕集効率を異ならせることができ
る。発明5に係るエアフィルタは、発明1のエアフィル
タにおいて、ネットは、線状の樹脂で形成されており、
部分的にネットを重ねることによって、部分的に捕集効
率が異なるように形成されている。
【0016】このようなエアフィルタでは、ネットの文
字、図形等が形成される部分でネットを重ねて捕集効率
を高くする。捕集効率が高い文字、図形等の部分に、塵
や汚れが付着しやすいため、洗浄時期になると文字、図
形等の部分が浮かび上がることになる。これにより、利
用者は洗浄時期を視認する。なおこの場合とは逆に、文
字、図形等が形成される部分以外でネットを重ねて捕集
効率を高くし、文字、図形等の部分はネットを重ねない
場合も、同様の作用を奏する。
【0017】このようなエアフィルタによっても、ネッ
トを重ねるという簡単な工程により、精密に洗浄時期を
知らせる文字、図形等の部分の捕集効率を異ならせるこ
とができる。発明6に係るエアフィルタは、発明2のエ
アフィルタにおいて、ネットは、線状の樹脂で形成され
ており、予め着色された線状の樹脂を部分的に用いるこ
とによって、文字、図形が描かれている。
【0018】このようなエアフィルタでは、ネットの文
字、図形等が形成される部分を、予め着色された線状の
樹脂を用いて形成する。使用前には、着色された線状の
樹脂によって文字、図形等が容易に視認することができ
る。このエアフィルタが使用されると、塵や汚れが付着
するにつれて文字、図形等が見えにくくなる。この文
字、図形等が見えにくくなることで、利用者は洗浄時期
を視認する。なおこの場合とは逆に、文字、図形等が形
成される部分以外を予め着色された線状の樹脂を用いて
形成しても、同様の作用を奏する。
【0019】このようなエアフィルタによれば、予め着
色された線状の樹脂を購入することにより、文字、図形
等の部分の捕集効率を異ならせることができ、ネットを
塗装するという工程が必要ない。発明7に係るエアフィ
ルタは、発明1から6のいずれかに記載のエアフィルタ
において、ネットには、キャラクターの図形が現れるか
またはキャラクターの図形が描かれている。
【0020】このようなエアフィルタは使用すると、捕
集効率の違いによりキャラクターの図形が現れるか、ま
たは、予め描かれたキャラクターの図形が塵または汚れ
の付着により見えにくくなる。これにより、利用者は洗
浄時期を視認する。このようなエアフィルタによれば、
室内に応じたキャラクタを描くことにより、室内のイン
テリアに調和させることができる。また、個人の趣味、
嗜好に応じたデザインのエアフィルタを選択できる。
【0021】発明8に係るエアフィルタは、室外機と室
内機とを備え、室外機及び室内機に配置される冷媒回路
中の冷媒の流れを制御することによって、室内温度を調
節する空気調和機であって、室内機は、全面または部分
的に窓を有する前面パネルと、前面パネルの内側に配置
される発明1から7のいずれかのエアフィルタとを備え
ている。
【0022】このような空気調和機では、エアフィルタ
に文字、図形等が浮かび上がるか、あるいは、文字、図
形等が見えにくくなるのを前面パネルの窓を通じて視認
することができる。これにより、利用者は洗浄時期を認
識して、エアフィルタを洗浄する。なおエアフィルタ
は、ネットが固定枠に装着された構造であり、空気調和
機または空気清浄機に脱着可能であるので、エアフィル
タを取り外して洗浄できる。
【0023】このような空気調和機よれば、空気調和機
本体に別途検出手段を設ける必要がなく、空気調和機の
コストダウンを図ることができる。また、文字、図形等
をインテリア性のあるデザインにして、室内インテリア
と調和するようにできる。発明9に係る空気調和機は、
発明8の空気調和機において、前面パネルは、透明また
は半透明である。このような空気調和機によれば、利用
者は、前面パネルを閉じたままエアフィルタの状態を確
認し、洗浄時期を視認する。このような空気調和機で
は、前面パネルに窓を設けたり、開閉することなく、エ
アフィルタの状態を確認することができる。また、この
ような室内機内部が見える透明または半透明の前面パネ
ルは、インテリア性があり、室内のインテリアに調和さ
せることができる。また、文字、図形等をインテリア性
のあるデザインにして、室内インテリアと調和するよう
にできる。また、個人の趣味、嗜好に応じたデザインの
エアフィルタを選択できる。
【0024】発明10に係る空気清浄機は、エアフィル
タとファンモータとを有し、ファンモータによってエア
フィルタに空気を通過させることによって、空気の臭い
や汚れを取り除く空気清浄機であって、全面または一部
に窓を有する前面パネルと、前面パネルの内側に配置さ
れる請求項1から7のいずれかに記載のエアフィルタと
を備えている。
【0025】このような空気清浄機でも、発明8の空気
調和機の場合と同様であり、前面パネルの窓を通じてエ
アフィルタの洗浄時期を視認する。このような空気清浄
機よれば、発明8の空気調和機の場合と同様に、空気調
和機本体に別途検出手段を設ける必要がなく、空気調和
機のコストダウンを図ることができる。また、発明8の
空気調和機と同様に、文字、図形等をインテリア性のあ
るデザインにして、室内インテリアと調和するようにで
きる。
【0026】発明11に係る空気清浄機は、発明10の
空気清浄機において、前面パネルは、透明または半透明
である。このような空気清浄機でも、発明9の空気調和
機の場合と同様に、利用者は、前面パネルを通じてエア
フィルタの状態を確認し、洗浄時期を視認する。このよ
うな空気清浄機でも、発明9の空気調和機の場合と同様
に、前面パネルに窓を設けたり、開閉することなく、エ
アフィルタの状態を確認することができる。また、この
ような空気清浄機内部が見える透明または半透明の前面
パネルは、発明9の空気調和機の場合と同様に、インテ
リア性があり、室内のインテリアに調和させることがで
きる。また、文字、図形等をインテリア性のあるデザイ
ンにして、室内インテリアと調和するようにできる。ま
た、個人の趣味、嗜好に応じたデザインのエアフィルタ
を選択できる。
【0027】
【実施の形態】〔第1実施形態〕 〔全体構成〕本発明の一実施形態が採用される空気調和
機の概略構成を示すブロック図を図1に示す。この空気
調和機は、圧縮機、四方切替弁、室外熱交換器、膨張
弁、室内熱交換器、アキュムレータ等が環状に接続して
構成される冷媒回路1と、冷媒回路1を駆動するための
駆動回路2と、駆動回路2を介して冷媒回路1の圧縮機
の運転周波数を制御する制御手段3とを備えている。
【0028】冷媒回路2の構成を図2示す。この冷媒回
路は、圧縮機11と、圧縮機11の吐出側に接続された
四方切替弁12と、四方切替弁12に接続された室外熱
交換器13と、室外熱交換器13に接続された電動膨張
弁でなる膨張弁14と、膨張弁14に接続され、室内機
41に配置される室内熱交換器15と、圧縮機11の吸
引側に接続され、圧縮機11に液状の冷媒が混入するの
を防止するアキュムレータ16とを備えている。圧縮機
11,四方切替弁12、アキュムレータ16、室外熱交
換器13、膨張弁14とが室外機に設けられており、室
内熱交換器15は室内機に設けられている。
【0029】このような空気調和機において、冷房運転
時には、四方切替弁12を図2の実線の位置とし、膨張
弁14を所定の開度に絞り、圧縮機11を起動する。圧
縮機11から吐出される高圧冷媒は、室外熱交換器13
で凝縮した後、膨張弁14で減圧される。減圧された低
圧冷媒は、室内熱交換器15で蒸発した後、四方切替弁
12、アキュムレータ16を介して圧縮機11に戻る。
室内熱交換器15で冷媒が蒸発する際に、室内空気は冷
媒に熱を奪われ、この熱を奪われた室内空気が冷気とし
て働く。
【0030】暖房運転時には、四方切替弁12を図2の
点線の位置とし、膨張弁14を所定の開度に絞り、圧縮
機11を起動する。圧縮機11から吐出される高圧冷媒
は、室内熱交換器15で凝縮した後、膨張弁14によっ
て減圧される。減圧された低圧冷媒は、室外熱交換器1
3で蒸発した後、四方切替弁12、アキュムレータ13
を介して圧縮機11の吐出側に戻る。室内熱交換器15
で冷媒が凝縮する際に、室内空気に熱を放出するため、
この熱を吸収した室内空気が暖気として働く。
【0031】〔エアフィルタ〕空気調和機の室内機及び
エアフィルタを、図3に示す。室内機41は、主に室内
機本体42と、室内熱交換器15と、吸い込み口43
と、吹き出し口44と、前面パネル45と、エアフィル
タ46とを備えている。室内機本体42は、室内熱交換
器15や室内空気を取り込むためのファンを備えてい
る。吸い込み口43は、室内機本体42の前面の上部か
ら中部にかけて形成され、ファンの回転により室内空気
を取りこむ。前面パネル45は、半透明または透明の樹
脂製であり、横方向に長い溝を備え、吸い込み口43を
覆うように配置され、開閉自在である。吹き出し口44
は、室内機本体42の吸い込み口43の下方に配置さ
れ、吸い込み口43から取り込まれた室内空気を排出す
る。エアフィルタ46は、樹脂またはプラスチックの固
定枠46aと、線状の樹脂を網目上に配置され形成され
るネット46bとで形成されている。エアフィルタ46
は、固定枠46aに装着され、吸い込み口を覆うよう
に、吸い込み口43と前面パネルとの間に配置される。
エアフィルタ46は、空気が通過すると、空気に含まれ
る塵や汚れをネット46bに吸着する。
【0032】このような室内機41では、室内機本体4
2の内部に配置されたファンが回転すると、前面パネル
45を通過した室内空気は、エアフィルタ46を通過し
て塵や汚れが取り除かれた後に、吸い込み口43に取り
込まれる。取り込まれた空気は、室内熱交換器15によ
り加熱または冷却され、吹き出し口44から室内に戻さ
れる。エアフィルタ46は、ネット46bが室内空気の
塵や汚れを吸着するため、運転時間の経過とともに目詰
まりを生じる。
【0033】図4は、本実施形態に係るエアフィルタ4
6の正面拡大図である。ネット46bのキャラクタ51
及び文字52の部分を帯電させ他の部分より捕集効率が
高くなるように形成している。帯電した部分は、塵や汚
れが吸着しやすくなり、捕集効率が高くなる。説明の都
合上同図ではキャラクタ51及び文字52を視覚できる
ように示したが、使用前にはこれらの図や文字はほとん
ど視覚できない状態にある。
【0034】このようなエアフィルタ46が装着された
空気調和機を、図5に示した。同図は、使用によるエア
フィルタ46の変化の様子を示したものである。前面パ
ネル45は、透明または半透明であるため、前面パネル
45を介してエアフィルタ46を視認できる様子を示し
ている。簡単のため、前面パネル45は図示していな
い。
【0035】使用前には、同図に示すように、エアフィ
ルタ46上のキャラクタ51及び文字52は、ほとんど
視認することができない。空気調和機を運転し、ネット
46bが目詰まりしてくると、ネット46b全体が変色
して見えるようになる。この際、キャラクタ51及び文
字52の部分は、捕集効率が高いため、他の部分よりも
変色の程度が大きい。この場合に、洗浄が必要な時期に
なると、キャラクタ51及び文字52が浮かび上がって
見えるように、キャラクタ51及び文字52と他の部分
の捕集効率を異ならせておく。このようにすれば、洗浄
が必要な時期になると、利用者は、このキャラクタ51
及び文字52を視認して、エアフィルタ46の洗浄を行
う。目詰まり時のエアフィルタ46を洗浄すると、ネッ
ト46bに付着した塵や汚れが取り除かれ、目詰まりが
解消され、使用前の状態に戻すことができる。
【0036】このような空気調和機では、洗浄時期にな
ると洗浄時期を知らせるキャラクタ51及び文字52が
浮かび上がり利用者に視認させるので、空気調和機本体
に別途検出手段を設ける必要がなく、空気調和機のコス
トダウンを図ることができる。このような空気調和機で
は、前面パネルが透明または半透明であり、前面パネル
に窓を設けたり、開閉することなく、エアフィルタの状
態を確認することができる。
【0037】また、キャラクタ51や文字52をインテ
リア性のあるデザインとして、室内インテリアと調和す
るようにできる。また、キャラクタ51や文字52の形
状は容易に変更できるので、個人の趣味、嗜好に応じた
デザインのエアフィルタを選択できる。また、このよう
な室内機内部が見える透明または半透明の前面パネル
は、インテリア性があり、室内のインテリアに調和させ
ることができる。
【0038】〔第2実施形態〕図6は、本実施形態に係
るエアフィルタ46の正面拡大図である。ネット46b
は、予めキャラクタ51及び文字52が塗装によって描
かれている。このようなエアフィルタ46が装着された
空気調和機を、図7に示した。同図は、使用によるエア
フィルタ46の変化の様子を示したものである。前面パ
ネル45は、透明または半透明であるため、前面パネル
45を介してエアフィルタ46を視認できる様子を示し
ている。簡単のため、前面パネル45は図示していな
い。
【0039】使用前には、同図に示すように、エアフィ
ルタ46上にキャラクタ51及び文字52は、はっきり
と認識できる。空気調和機を運転し、ネット46bが目
詰まりしてくると、ネット46b全体が変色してくる。
この場合、洗浄が必要な時期になると、ネット46が変
色してキャラクタ及び文字52の視認が困難である程度
に、キャラクタ51及び文字52の色を選択する。利用
者は、このキャラクタ51及び文字52が視認できなく
なると、エアフィルタ46の洗浄を行う。目詰まり時の
エアフィルタ46を洗浄すると、ネット46bに付着し
た塵や汚れが取り除かれ、目詰まりが解消され、使用前
の状態に戻すことができる。
【0040】このよう空気調和機でも、洗浄時期になる
とキャラクタ51及び文字52が見えにくくなり利用者
に視認させるので、空気調和機本体に別途検出手段を設
ける必要がなく、空気調和機のコストダウンを図ること
ができる。このような空気調和機では、前面パネルが透
明または半透明であり、前面パネルに窓を設けたり、開
閉することなく、エアフィルタの状態を確認することが
できる。
【0041】また、キャラクタ51や文字52をインテ
リア性のあるデザインとして、室内インテリアと調和す
るようにできる。また、キャラクタ51や文字52の形
状は容易に変更できるので、個人の趣味、嗜好に応じた
デザインのエアフィルタを選択できる。また、このよう
な室内機内部が見える透明または半透明の前面パネル
は、インテリア性があり、室内のインテリアに調和させ
ることができる。
【0042】〔他の実施形態〕 (a)上記第1実施形態では、エアフィルタ46の捕集
効率を部分的に変更するために、ネット46bを形成す
る線状の樹脂を配置する間隔を部分的に変更することに
よって、部分的に捕集効率が異なるように形成してもよ
い。即ち、キャラクタ51及び文字52が浮かび上がる
部分で線状の樹脂を配置する間隔を狭くして捕集効率を
高くし、それ以外の部分の間隔を広くして捕集効率を低
くする。このようなエアフィルタ46によれば、ネット
46bの目の粗さを異ならせることで、精度よく、文
字、図形等の部分の捕集効率を異ならせることができ
る。 (b)上記第1実施形態では、エアフィルタ46の捕集
効率を部分的に変更するために、部分的に線状の樹脂を
重ねて配置することによって、部分的に捕集効率が異な
るように形成してもよい。即ち、キャラクタ51及び文
字52が浮かび上がる部分で線状の樹脂を重ねて配置し
て捕集効率を高くし、それ以外の部分の間隔を広くして
捕集効率を低くする。このようなエアフィルタによって
も、ネットを重ねるという簡単な工程により、精密に洗
浄時期を知らせる文字、図形等の部分の捕集効率を異な
らせることができる。 (c)上記第2実施形態では、ネット46b上に塗装に
よってキャラクタ51及び文字52を描いたが、ネット
46bを形成する線状の樹脂を予め着色しておき、これ
を部分的に用いることによってもキャラクタ51及び文
字52を形成することができる。
【0043】このようなエアフィルタによれば、予め着
色された線状の樹脂を購入することにより、洗浄時期を
知らせる文字、図形等の部分の捕集効率を異ならせるこ
とができ、ネットを塗装するという工程が必要ない。 (c)上記第1、2実施形態では、本発明のエアフィル
タを空気調和機に用いた場合であるが、空気清浄機に用
いても良い。空気清浄機に用いた場合も、空気調和機に
用いた場合と同様に、空気清浄機本体に別途検出手段を
設ける必要がなく、空気清浄機のコストダウンを図るこ
とができる。また、前面パネルに窓を設けたり、開閉す
ることなく、エアフィルタの状態を確認することがで
き、室内のインテリアに調和させることができ、利用者
の室内のインテリアや趣味趣向に応じて、選択すること
ができる。 (d)上記実施形態は、洗浄の必要なエアフィルタ46
に関するが、目詰まりを生じたときに廃棄する使い捨て
のエアフィルタ46についても同様に適用することがで
きる。この場合も、適切な時期にエアフィルタを交換す
ることができ、室内のインテリアに調和させることがで
きるのは、上記実施形態で述べたのと同様である。
【0044】
【発明の効果】本発明のエアフィルタによれば、文字、
図形等が浮かび上がることにより洗浄時を利用者に視認
させるので、空気調和機本体に別途検出手段を設ける必
要がなく、空気調和機のコストダウンを図ることができ
る。本発明のエアフィルタによれば、エアフィルタに浮
かび上がる文字、図形等をインテリア性の高いものとす
ることにより、空気調和機を室内インテリアに調和させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が採用される空気調和機の
概略構成を示すブロック図。
【図2】その冷媒回路の構成図。
【図3】室内機とエアフィルタ。
【図4】第1実施形態のエアフィルタ。
【図5】その洗浄時の表示。
【図6】第2実施形態のエアフィルタ。
【図7】その洗浄時の表示。
【符号の説明】
41 室内機 45 前面パネル 46 エアフィルタ 46a固定枠 46bネット
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月1日(2000.3.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】使用前には、同図に示すように、エアフィ
ルタ46上にキャラクタ51及び文字52は、はっきり
と認識できる。空気調和機を運転し、ネット46bが目
詰まりしてくると、ネット46b全体が変色してくる。
この場合、洗浄が必要な時期になると、ネット46
変色してキャラクタ及び文字52の視認が困難である程
度に、キャラクタ51及び文字52の色を選択する。利
用者は、このキャラクタ51及び文字52が視認できな
くなると、エアフィルタ46の洗浄を行う。目詰まり時
のエアフィルタ46を洗浄すると、ネット46bに付着
した塵や汚れが取り除かれ、目詰まりが解消され、使用
前の状態に戻すことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L051 BA02 BB02 4D058 JA12 JB14 JB22 JB39 KA01 LA01 LA04 PA11 QA05 TA07 UA01 UA03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気調和機または空気清浄機に用いられ、
    通過する空気に含まれる塵や汚れを捕集するエアフィル
    タであって、 前記装置本体に取り付けられる固定枠と、 前記固定枠に装着され、部分的に捕集効率が異なるよう
    に形成されており、使用が継続されると、前記部分的な
    捕集効率の違いによって、文字、図形等が現れて、洗浄
    時期を視覚的に知らせるネットと、を備えるエアフィル
    タ。
  2. 【請求項2】空気調和機または空気清浄機に用いられ、
    通過する空気に含まれる塵や汚れを捕集するエアフィル
    タであって、 前記装置本体に取り付けられる固定枠と、 前記固定枠に装着され、塗装によって文字、図形等が描
    かれており、使用が継続されると、前記文字、図形が見
    えにくくなることによって、洗浄時期を視覚的に知らせ
    るネットと、を備えるエアフィルタ。
  3. 【請求項3】前記ネットは、線状の樹脂で形成されてお
    り、線状の樹脂を配置する間隔を部分的に変更すること
    によって、部分的に捕集効率が異なるように形成され
    る、請求項1に記載のエアフィルタ。
  4. 【請求項4】前記ネットは、線状の樹脂で形成されてお
    り、線状の樹脂を部分的に帯電させることによって、部
    分的に捕集効率が異なるように形成される、請求項1に
    記載のエアフィルタ。
  5. 【請求項5】前記ネットは、線状の樹脂で形成されてお
    り、部分的にネットを重ねることによって、部分的に捕
    集効率が異なるように形成される、請求項1に記載のエ
    アフィルタ。
  6. 【請求項6】前記ネットは、線状の樹脂で形成されてお
    り、予め着色された線状の樹脂を部分的に用いることに
    よって、文字、図形等が描かれる、請求項2に記載のエ
    アフィルタ。
  7. 【請求項7】前記ネットには、キャラクターの図形が現
    れるかまたはキャラクターの図形が描かれている、請求
    項1から6のいずれかに記載のエアフィルタ。
  8. 【請求項8】室外機と室内機とを備え、室外機及び室内
    機に配置される冷媒回路中の冷媒の流れを制御すること
    によって、室内温度を調節する空気調和機であって、 前記室内機は、 全面または部分的に窓を有する前面パネルと、 前記前面パネルの内側に配置される、請求項1から7の
    いずれかに記載のエアフィルタと、を備えている空気調
    和機。
  9. 【請求項9】前記前面パネルは、全部または一部が透明
    または半透明である、請求項8に記載の空気調和機。
  10. 【請求項10】エアフィルタとファンとを有し、ファン
    によってエアフィルタに空気を通過させることによっ
    て、空気の臭いや汚れを取り除く空気清浄機であって、 全面または一部に窓を有する前面パネルと、 前面パネルの内側に配置される、請求項1から7のいず
    れかに記載のエアフィルタと、を備えている空気清浄
    機。
  11. 【請求項11】前記前面パネルは、全部または一部が透
    明または半透明である、請求項10に記載の空気清浄
    機。
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