JP2001226658A - Icチップ実装用導電性接着物質 - Google Patents

Icチップ実装用導電性接着物質

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JP2001226658A
JP2001226658A JP2000041939A JP2000041939A JP2001226658A JP 2001226658 A JP2001226658 A JP 2001226658A JP 2000041939 A JP2000041939 A JP 2000041939A JP 2000041939 A JP2000041939 A JP 2000041939A JP 2001226658 A JP2001226658 A JP 2001226658A
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chip
mounting
antenna
conductive
parts
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JP2000041939A
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Toru Maruyama
徹 丸山
Yasuhiro Endo
康博 遠藤
Yasuo Kagami
康夫 加賀美
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Toppan Edge Inc
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】実装時におけるICチップ側の負荷を低減させ
るとともに、ICチップとアンテナとの電気的な接続が
切れないようにし、ICチップのアンテナに対する接続
固定を適正なものにする。 【解決手段】導電性粉体100質量部に対してバインダ
ーとして粘着性エラストマーを10〜100質量部を混
合した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触型ICタグ
などの非接触型データ送受信体のアンテナにICチップ
を実装するときに用いるICチップ実装用接着物質に関
するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、非接触型ICタ
グなどのように非接触状態でデータの送受信を行ってデ
ータの記録、消去などが行なえる情報記録メディア(R
F−ID(RadioFrequency IDent
ification))の用途に用いられる非接触型デ
ータ送受信体は、フィルム状やシート状の基材上にアン
テナを配置し、そのアンテナにICチップを実装した構
成を有している。この非接触型データ送受信体のアンテ
ナにあっては、導電ペーストにより印刷形成していると
ともに、ICチップにあってはアンテナの前記導電ペー
ストにより形成された導電層との導通を図るバンプを備
えたものが採用されている。そして、アンテナとICチ
ップとを接続するにあたって、従来ではACF(マニソ
トロピックコンダクティブフィルム、異方性導電フィル
ム)、ACP(マニソトロピックコンダクティブペース
ト、異方性導電ペースト)などの異方性導電接着物質を
介して、また、NCF(ノンコンタクティブフィルム、
絶縁フィルム)、また、近年にあってはNCP(ノンコ
ンタクティブペースト、絶縁ペースト)などの絶縁接着
物質(導電物質を含まない接着物質)を介してアンテナ
のICチップ取付部位にICチップを接続固定してい
た。
【0003】しかしながら、上述した接着物質を用いて
ICチップをアンテナに実装する方法では、バンプがア
ンテナに食い込んだ状態でそれらの接着物質を硬化させ
るための熱(熱硬化することで接着力が生じており、そ
のために加える熱)と、バンプをアンテナに食い込ませ
るようにICチップとアンテナとを密着させるための圧
力が必要となり、実装時に加熱状態と加圧状態とを伴う
こととなってICチップに加わる負荷が大きいという問
題がある。また、アンテナを印刷形成した場合には、金
属部材によるアンテナに比べて展延性が小さいため、上
記実装時の加熱状態と加圧状態が最適な条件からずれた
り、ICチップの固定完了前に物理的な衝撃が加わる
と、バンプと導電層(アンテナ)との電気的接続が切断
されやすいという問題がある。これは、バンプと導電層
との接続が導電性粒子を介しての接続(異方性導電接着
物質を用いる場合)、バンプと導電層の直接的な接続
(絶縁接着物質を用いる場合)であり、両者がピンポイ
ントまたはそれに近い状態で接続されているためであ
り、その他の部分は電気的な接続が行われていないため
である。そこで本発明は上記事情に鑑み、実装時におけ
るICチップ側の負荷を低減させるとともに、ICチッ
プとアンテナとの電気的な接続が切れないようにするこ
とを課題とし、ICチップのアンテナに対する接続固定
を適正なものにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を考慮
してなされたもので、導電性粉体100質量部に対して
バインダーとして粘着性エラストマーを10〜100質
量部が混合されていることを特徴とするICチップ実装
用導電性接着物質を提供して、上記課題を解消するもの
である。そして、本発明において、上記導電性粉体10
0質量部に対して希釈剤が10〜100質量部の範囲で
混合され、粘度を1〜100Pa・sの範囲とすること
が良好である。
【0005】
【発明の実施の形態】つぎに本発明を以下に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。まず、図1に本発明の
ICチップ実装用導電性接着物質の使用例が示されてい
る。図示するように、紙材やフィルム材などの基材2に
あっては、ICチップのバンプ3に対応する位置をIC
チップ取付部4として設定されていて、このICチップ
取付部4にICチップ実装用導電性接着物質1が設けら
れている。そして、ICチップ実装用導電性接着物質1
は、導電ペーストを印刷してなるアンテナの導電層5に
連続しており、ICチップ取付部4のICチップ実装用
導電性接着物質1にバンプ3を食い込ませるようにして
ICチップを取り付けており、これによってICチップ
と導電層5からなるアンテナとの導通を確保した状態で
ICチップが実装されているものである。このICチッ
プの実装では、従来のような高い圧力は必ずしも必要で
なく、また、加熱を行なうことなく実装されている。上
記ICチップ実装用導電性接着物質1は後述するように
粘着性エラストマーをバインダーとして含んでいて、こ
れによって柔軟にして接着性を有するものである。そし
て、上述のようにしてICチップをアンテナに実装した
ところ、衝撃を加えてもICチップとアンテナとの電気
的接続が切れるということがない。このように導通が切
れないのはバンプの食い込み部分において、そのバンプ
の外面に沿ってICチップ実装用導電性接着物質が面と
して広く接合しているためであり、食い込み部分でバン
プを覆っているこのICチップ実装用導電性接着物質が
導電性であるため、衝撃などにてスタッドバンプが位置
ずれしても導通が維持されるからである。
【0006】本発明のICチップ実装用導電性接着物質
は、導電性粉体に対してバインダーとして粘着性エラス
トマーをを混合させてなるものであり、この粘着性エラ
ストマーが柔軟性を有している。上記粘着性エラストマ
ーとして用いることのできる素材には、天然ゴム、スチ
レン/ブタジエン共重合ゴム、ポリイソブチレン、イソ
ブチレン重合体、イソブチレン/イソブレン共重合体
(ブチルゴム)、イソプレンゴム、ブダジエン重合体、
スチレン/ブタジエン共重合体、スチレン/イソプレ
ン、スチレン/イソプレン/スチレンブロックポリマ
ー、スチレン/ブタジエン/スチレンブロックポリマ
ー、クロロプレンゴム、ブタジエン/アクリロニトリル
共重合ゴム、ブチルゴム、アクリル系ポリマー(ポリア
クリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル
酸ブチル、ポリアクリル酸オクチル)、ビニルエーテル
ポリマー(ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルエチ
ルエーテル、ポリビニルブチルエーテル)、ポリビニル
アルコール、ポリビニルブチラール、ポリビニルピロリ
ドン、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体、ジメチ
ルアミノエチル・メタクリル酸、ポリビニルカプロラク
タム、ポリビニルピロリドンとジメチルアミノエチル・
メタクリル酸とポリビニルカプロラクタムの組合せ共重
合体、無水マレイン酸共重合体、シリコーン粘着剤(ポ
リビニルシロキサン)、ポリウレタン、ポリ塩化ビニ
ル、ゼラチン、シェラック、アラビアゴム、ロジン、ロ
ジンエステル、エチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、パラフィン、トリステアリン、ポリビニルア
ルコール、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリル系
樹脂、ビニル系樹脂、ポリイソブテン、ポリブタジエ
ン、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン、ポ
リエステル、ポリアミド、シリコーン、ポリスチレン、
メラミン樹脂などの一種または2種以上を単独または混
合して使用することができる。
【0007】また、必要に応じて、軟化剤(液状ポリブ
テン、鉱油、液状ポリイソブチレン、液状ポリアクリル
酸エステル)、粘着付与剤(ロジンおよびロジン誘導
体、ポリテルベン樹脂、テルペンフェノール樹脂、石油
樹脂)の添加を行ってもよい。また、希釈剤として有機
溶剤で希釈を行ってもよい。
【0008】導電性粉体として以下のものを例示するこ
とができる。 銀(球状または鱗片状の粉 0.3〜2μm) 同和鉱業株式会社製 G−10,11,12,13,1
5−H,15H,18,ケミカルフレーク 株式会社徳力本店製 TCG−1,1A,5、7,11
N,7V、TC−12,20E,20V,25A、J−
20、E−20、G−1、H−1、AgF−5S、Ag
F−10S 田中貴金属工業株式会社製 AY−6010,6080
カーボン(アセチレンブラック) 三菱化学株式会社製 ケッチェンブラックEC,EC−
600JD銅(球状粉 0.5〜3μm) 同和鉱業株式会社製 DC−50,100,200,3
00ニッケル粉 同和鉱業株式会社製 DNI−20,50金粉 株式会社徳力本店製 TA−1,2白金粉 株式会社徳力本店製 TP−1,2 田中貴金属工業株式会社製 AY−1010,1020 パラジウム粉 株式会社徳力本店製 TPd−1 田中貴金属工業株式会社製 AY−4010,4030 銀・パラジウム合金粉 株式会社徳力本店製 AP−10,30 亜鉛粉 アルミニウム粉
【0009】ICチップ実装用導電性接着物質は、上記
導電性粉体100質量部に対してバインダーとしての上
記粘着性エラストマーを10〜100質量部が混合され
ているものであるが、前記粘着性エラストマーは50質
量部以下が望ましく、さらに25質量部以下が望まし
い。また、上記粘着付与剤は1〜50質量部の範囲で混
合されるが、望ましくは30質量部以下である。希釈剤
は0〜100質量部の範囲で入れても構わない。そし
て、粘度は1〜100Pa・s程度が良好であり、望ま
しい範囲は10〜60Pa・sである。
【0010】つぎにICチップ実装用導電性接着物質の
具体的な例を実施例1から実施例6として作成した。各
実施例の構成を次表に示す。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】実施例1ではICチップ実装用導電性接着
物質全体に対して、固形分の固形分率は79.1%であ
り、銀含有率は80.0%となる。そして、表面抵抗は
133ρs/mΩ/□であった。同じく実施例2では、
固形分の固形分率は73.2%であり、銀含有率は8
5.0%となる。表面抵抗は89ρs/mΩ/□であっ
た。実施例3では、固形分の固形分率は70.0%であ
り、銀含有率は85.0%となる。表面抵抗は70ρs
/mΩ/□であった。実施例4では、固形分の固形分率
は70.0%であり、銀含有率は85.0%となる。そ
して、表面抵抗は100ρs/mΩ/□であった。実施
例5では、固形分の固形分率は71.4%であり、銀含
有率は80.0%となる。そして、表面抵抗は145ρ
s/mΩ/□であった。実施例6では、固形分の固形分
率は79.5%であり、銀含有率は79.9%となる。
そして、表面抵抗は71ρs/mΩ/□であった。これ
ら実施例1から実施例6のいずれも表面抵抗値は低く良
好な導電性が得られることが確認できた。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のICチッ
プ実装用導電性接着物質によれば、導電性粉体100質
量部に対してバインダーとして粘着性エラストマーを1
0〜100質量部が混合されていることを特徴とするも
のであり、ICチップを実装するに際し、ICチップの
バンプを、このICチップ実装用導電性接着物質を用い
てなるICチップ取付部に食い込ませるという簡単な作
業で、ICチップをアンテナに実装でき、加熱すること
なく簡単にICチップをアンテナに固定させることがで
きる。よって、実装に関する機器を簡易な構成にするこ
とができる。そして、ICチップ実装用導電性接着物質
が柔軟であるため、食い込むバンプの外面に対してIC
チップ実装用導電性接着物質が面状に接合し、ICチッ
プとアンテナとの電気的な接続を確実なものとすること
ができるなど、実用性に優れた効果を層するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るICチップ実装用導電性接着物質
の使用形態の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…ICチップ実装用導電性接着物質 2…基材 3…バンプ 4…ICチップ取付部 5…導電層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J040 CA011 CA051 CA081 CA101 DA141 HA026 HA066 HA076 JB09 JB10 KA03 KA23 KA24 KA32 LA01 LA09 NA20 5F044 LL07 5G301 DA03 DA42 DD03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性粉体100質量部に対してバインダ
    ーとして粘着性エラストマーを10〜100質量部が混
    合されていることを特徴とするICチップ実装用導電性
    接着物質。
  2. 【請求項2】上記導電性粉体100質量部に対して希釈
    剤が10〜100質量部の範囲で混合され、粘度を1〜
    100Pa・sの範囲としている請求項1に記載のIC
    チップ実装用導電性接着物質。
JP2000041939A 2000-02-18 2000-02-18 Icチップ実装用導電性接着物質 Pending JP2001226658A (ja)

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