JP2001226105A - 改質装置 - Google Patents
改質装置Info
- Publication number
- JP2001226105A JP2001226105A JP2000038017A JP2000038017A JP2001226105A JP 2001226105 A JP2001226105 A JP 2001226105A JP 2000038017 A JP2000038017 A JP 2000038017A JP 2000038017 A JP2000038017 A JP 2000038017A JP 2001226105 A JP2001226105 A JP 2001226105A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- partition
- heat transfer
- reforming reaction
- insulating material
- reforming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
- Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 炭化水素原料ガスと水蒸気の混合ガスから水
素リッチな改質ガスを生成する改質装置において、加熱
によるケーシング内の伝熱粒子充填層及び改質反応管の
熱膨張を吸収し、改質反応管の変形を防止する。 【解決手段】 改質触媒がそれぞれ充填された複数の改
質反応管(3,5)と、該改質反応管を収容するケーシ
ング(9)と、該複数の改質反応管の間の空間を埋める
ように該ケーシング内に充填された伝熱粒子充填層
(4)と、該ケーシングの内面を覆うように配置された
断熱材壁(10)とを含む改質装置において、断熱材壁
(10)と伝熱粒子充填層(4)との間に鋼板製の隔壁
(11、11’)を配置し、該隔壁と伝熱材壁との間に
セラミックファイバが充填された隙間(13)を設けて
いる。
素リッチな改質ガスを生成する改質装置において、加熱
によるケーシング内の伝熱粒子充填層及び改質反応管の
熱膨張を吸収し、改質反応管の変形を防止する。 【解決手段】 改質触媒がそれぞれ充填された複数の改
質反応管(3,5)と、該改質反応管を収容するケーシ
ング(9)と、該複数の改質反応管の間の空間を埋める
ように該ケーシング内に充填された伝熱粒子充填層
(4)と、該ケーシングの内面を覆うように配置された
断熱材壁(10)とを含む改質装置において、断熱材壁
(10)と伝熱粒子充填層(4)との間に鋼板製の隔壁
(11、11’)を配置し、該隔壁と伝熱材壁との間に
セラミックファイバが充填された隙間(13)を設けて
いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水蒸気と混合され
た原料ガス(炭化水素)を改質し、水素リッチな改質ガ
スを生成する改質装置に関する。
た原料ガス(炭化水素)を改質し、水素リッチな改質ガ
スを生成する改質装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の炭化水素類の原料を改質する改質
装置の構造を図4に示す。同図において、水蒸気を含む
原料ガスは、原料ノズル1から改質装置に供給され、原
料ガスヘッダ2から、二重管式の反応管を構成する同軸
の外管3と内管5との間を流れる。外管3と内管5との
間には水蒸気改質触媒層が充填されている。これらの反
応管の間には伝熱促進粒子(伝熱粒子充填層)4が充填
されている。
装置の構造を図4に示す。同図において、水蒸気を含む
原料ガスは、原料ノズル1から改質装置に供給され、原
料ガスヘッダ2から、二重管式の反応管を構成する同軸
の外管3と内管5との間を流れる。外管3と内管5との
間には水蒸気改質触媒層が充填されている。これらの反
応管の間には伝熱促進粒子(伝熱粒子充填層)4が充填
されている。
【0003】外管3と内管5の間を流れる原料ガスは外
管3を介して伝熱粒子充填層4から熱を受け、水蒸気改
質触媒層の作用により改質反応を起こす。改質反応終了
後、改質ガスは内管5の中を通り、改質ガスヘッダ6に
集められ、改質ガスノズル7から外部に供給される。
管3を介して伝熱粒子充填層4から熱を受け、水蒸気改
質触媒層の作用により改質反応を起こす。改質反応終了
後、改質ガスは内管5の中を通り、改質ガスヘッダ6に
集められ、改質ガスノズル7から外部に供給される。
【0004】改質装置上部には、反応管に熱を供給する
ために、触媒燃焼式バーナ等の燃焼装置8が設けられ
る。該燃焼装置には燃料と燃焼用空気が供給され、燃焼
ガスは装置上部空間から伝熱粒子充填層4を通過し、反
応管に熱を供給することにより温度を下げながら燃焼ガ
スノズル15から外部に排出される。
ために、触媒燃焼式バーナ等の燃焼装置8が設けられ
る。該燃焼装置には燃料と燃焼用空気が供給され、燃焼
ガスは装置上部空間から伝熱粒子充填層4を通過し、反
応管に熱を供給することにより温度を下げながら燃焼ガ
スノズル15から外部に排出される。
【0005】図5に上記改質装置の断面を示す。ケーシ
ング9の内周面には断熱材壁10が配置されている。該
断熱材壁10は伝熱粒子充填層4と直接に接触してい
る。
ング9の内周面には断熱材壁10が配置されている。該
断熱材壁10は伝熱粒子充填層4と直接に接触してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の改質装置
では、剛性の断熱材壁10は伝熱粒子充填層4と直接に
接触している。従って、加熱による伝熱粒子充填層4及
び外管3の熱膨張を吸収するすべがなく、外管3に大き
な外力が加わり、改質装置の最も重要な構成要素である
反応管が変形し、改質装置の寿命を短くするという問題
がある。
では、剛性の断熱材壁10は伝熱粒子充填層4と直接に
接触している。従って、加熱による伝熱粒子充填層4及
び外管3の熱膨張を吸収するすべがなく、外管3に大き
な外力が加わり、改質装置の最も重要な構成要素である
反応管が変形し、改質装置の寿命を短くするという問題
がある。
【0007】これに対処するために、反応管を保護する
ため断熱材の強度を低下させることも考えられるが、こ
のようにすると、断熱材壁が磨耗あるいは脱落したり、
亀裂が進んで高温の燃焼ガスがケーシング9側に流れホ
ットスポットが生じるという問題が発生する。
ため断熱材の強度を低下させることも考えられるが、こ
のようにすると、断熱材壁が磨耗あるいは脱落したり、
亀裂が進んで高温の燃焼ガスがケーシング9側に流れホ
ットスポットが生じるという問題が発生する。
【0008】また、従来の改質装置のケーシング断面及
び断熱材壁断面は円形であるが、反応管の配列は、円形
ではなく六角形であり、断熱材壁の内周面に沿って無駄
な燃焼ガスが流れる通路ができ、熱効率、伝熱効率を低
下させているという問題がある。
び断熱材壁断面は円形であるが、反応管の配列は、円形
ではなく六角形であり、断熱材壁の内周面に沿って無駄
な燃焼ガスが流れる通路ができ、熱効率、伝熱効率を低
下させているという問題がある。
【0009】本発明の課題は、断熱材壁の磨耗、脱落、
亀裂進展、ケーシング面上のホットスポットを生じさせ
ることなく、加熱による伝熱粒子充填層及び外管の熱膨
張を吸収し、改質反応管に大きな外力が加わることを防
止し、これにより改質装置の最も重要な構成要素である
反応管の変形を防止し、改質装置の寿命を長くすること
を課題とする。
亀裂進展、ケーシング面上のホットスポットを生じさせ
ることなく、加熱による伝熱粒子充填層及び外管の熱膨
張を吸収し、改質反応管に大きな外力が加わることを防
止し、これにより改質装置の最も重要な構成要素である
反応管の変形を防止し、改質装置の寿命を長くすること
を課題とする。
【0010】本発明の別の課題は、改質装置の熱効率、
熱伝導率を改善することである。
熱伝導率を改善することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題は以下の手段に
より解決される。
より解決される。
【0012】即ち、改質触媒がそれぞれ充填された複数
の改質反応管と、該複数の改質反応管を収容するケーシ
ングと、該複数の改質反応管の間の空間を埋めるように
該ケーシング内に充填された伝熱粒子充填層と、該ケー
シングの内面を覆うように配置された断熱材壁と、前記
断熱材壁と前記伝熱粒子充填層との間に配置された鋼板
製の隔壁とを含み、該隔壁と該伝熱材壁との間に隙間が
設けられ、改質反応管内を流れる炭化水素原料ガスと水
蒸気の混合ガスに、前記伝熱粒子充填層内で高温ガスを
流すことにより熱を与えて改質反応を生じさせ、水素を
含む改質ガスを生成することを特徴とする改質装置であ
る。
の改質反応管と、該複数の改質反応管を収容するケーシ
ングと、該複数の改質反応管の間の空間を埋めるように
該ケーシング内に充填された伝熱粒子充填層と、該ケー
シングの内面を覆うように配置された断熱材壁と、前記
断熱材壁と前記伝熱粒子充填層との間に配置された鋼板
製の隔壁とを含み、該隔壁と該伝熱材壁との間に隙間が
設けられ、改質反応管内を流れる炭化水素原料ガスと水
蒸気の混合ガスに、前記伝熱粒子充填層内で高温ガスを
流すことにより熱を与えて改質反応を生じさせ、水素を
含む改質ガスを生成することを特徴とする改質装置であ
る。
【0013】上記構成では、断熱材壁と伝熱粒子充填層
とは直接に接触せず、それらの間に鋼板製の隔壁を配置
し、且つ隔壁と断熱材壁との間に隙間を設けているの
で、反応管及び伝熱粒子充填層の熱膨張は隔壁の変形に
より吸収され、反応管及び断熱材壁に熱膨張による大き
な力が掛かることがなく、反応管の変形が防止される。
従って、断熱材壁の磨耗、脱落、亀裂、ケーシング面上
のホットスポットの発生もなく、改質装置の寿命を長く
することができる。
とは直接に接触せず、それらの間に鋼板製の隔壁を配置
し、且つ隔壁と断熱材壁との間に隙間を設けているの
で、反応管及び伝熱粒子充填層の熱膨張は隔壁の変形に
より吸収され、反応管及び断熱材壁に熱膨張による大き
な力が掛かることがなく、反応管の変形が防止される。
従って、断熱材壁の磨耗、脱落、亀裂、ケーシング面上
のホットスポットの発生もなく、改質装置の寿命を長く
することができる。
【0014】隔壁及び断熱材壁の断面をそれぞれ相補形
状の多角形とすることが好ましい。こうすることによ
り、断熱材壁の内周面に沿って余分の高温ガスが流れる
通路が存在しなくなり、熱効率及び伝熱効率が改善され
る。
状の多角形とすることが好ましい。こうすることによ
り、断熱材壁の内周面に沿って余分の高温ガスが流れる
通路が存在しなくなり、熱効率及び伝熱効率が改善され
る。
【0015】隔壁を高温ガスの流れる方向に分割された
複数の筒から構成することができる。こうすることによ
り、高温ガスの流れる方向の隔壁の熱膨張による歪を小
さくすることができる。
複数の筒から構成することができる。こうすることによ
り、高温ガスの流れる方向の隔壁の熱膨張による歪を小
さくすることができる。
【0016】隔壁の外側表面に補強プレートを取り付け
ることができる。こうすることにより、補強プレートが
「たが」として機能し、熱膨張による隔壁の変形は補強
プレート間のみで起こるため、変形を最小限に抑制する
ことができる。
ることができる。こうすることにより、補強プレートが
「たが」として機能し、熱膨張による隔壁の変形は補強
プレート間のみで起こるため、変形を最小限に抑制する
ことができる。
【0017】隔壁の外側表面にケーシングに支持された
ブラケット形のサポートを取り付けることができる。こ
れにより隔壁の熱変形を抑制するとともに、サポートを
介しての熱のケーシングからの放散を最小限にすること
ができる。
ブラケット形のサポートを取り付けることができる。こ
れにより隔壁の熱変形を抑制するとともに、サポートを
介しての熱のケーシングからの放散を最小限にすること
ができる。
【0018】分割された隔壁と隔壁とをスライド接合部
により接続することができる。こうすることにより、隔
壁の高温ガスの流れる方向の熱膨張を吸収することがで
きる。
により接続することができる。こうすることにより、隔
壁の高温ガスの流れる方向の熱膨張を吸収することがで
きる。
【0019】隔壁と断熱材壁との間の隙間に、セラミッ
クファイバを充填することができる。こうすることによ
り、高温ガスが伝熱に寄与しないまま隙間に流れ込むこ
とを防止できる。
クファイバを充填することができる。こうすることによ
り、高温ガスが伝熱に寄与しないまま隙間に流れ込むこ
とを防止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1に本発明の炭化水素類改質装
置の一実施形態の構造を示す。図1において、原料ガス
と水蒸気の混合ガスは原料ノズル1から改質装置に供給
され、原料ガスヘッダ2から外管3と内管5の間に充填
されている水蒸気改質触媒層に入る。外管3と内管5は
二重管式の反応管を構成し、その大部分はその外側の伝
熱促進粒子(伝熱粒子充填層)4内に埋め込まれる。
置の一実施形態の構造を示す。図1において、原料ガス
と水蒸気の混合ガスは原料ノズル1から改質装置に供給
され、原料ガスヘッダ2から外管3と内管5の間に充填
されている水蒸気改質触媒層に入る。外管3と内管5は
二重管式の反応管を構成し、その大部分はその外側の伝
熱促進粒子(伝熱粒子充填層)4内に埋め込まれる。
【0021】原料ガスは触媒層を通る間に反応管の外の
伝熱粒子充填層4から反応熱を受け改質反応を起こす。
反応終了後、改質ガスは内管5の中をとおり改質ガスヘ
ッダ6に集められ、改質ガスノズル7から外部に送り出
される。
伝熱粒子充填層4から反応熱を受け改質反応を起こす。
反応終了後、改質ガスは内管5の中をとおり改質ガスヘ
ッダ6に集められ、改質ガスノズル7から外部に送り出
される。
【0022】一方、触媒燃焼式バーナー等の燃焼装置8
には燃料と空気が供給され、燃焼により生じた高温の燃
焼ガスは装置内に導入される。この燃焼ガスは装置上部
空間及び伝熱粒子充填層4を通る間に、反応管に熱を供
給し、燃焼ガス自体は温度を低下させながら燃焼ガスノ
ズル15に達し、外部に排出される。
には燃料と空気が供給され、燃焼により生じた高温の燃
焼ガスは装置内に導入される。この燃焼ガスは装置上部
空間及び伝熱粒子充填層4を通る間に、反応管に熱を供
給し、燃焼ガス自体は温度を低下させながら燃焼ガスノ
ズル15に達し、外部に排出される。
【0023】なお、装置上部空間で反応管に熱を与え温
度の低下した燃焼ガスで再加熱するようにするため、伝
熱粒子充填層入口部に燃焼触媒を配置し、二次燃料供給
ノズルにより二段燃焼させることもできる。
度の低下した燃焼ガスで再加熱するようにするため、伝
熱粒子充填層入口部に燃焼触媒を配置し、二次燃料供給
ノズルにより二段燃焼させることもできる。
【0024】伝熱粒子充填層4と断熱材壁10の間の周
縁部には鋼板製の隔壁11、11’が配置され、伝熱粒
子充填層が断熱材壁と直接に接触しないようにしてい
る。隔壁11、11’の外側表面には補強プレート12
が均等な間隔で複数段設けられている。該補強プレート
は、隔壁11、11’と断熱材壁8の間の隙間13に位
置する。また、該隔壁の外側表面にはケーシング9に支
持されたブラケット形のサポート12が取り付けられて
いる。
縁部には鋼板製の隔壁11、11’が配置され、伝熱粒
子充填層が断熱材壁と直接に接触しないようにしてい
る。隔壁11、11’の外側表面には補強プレート12
が均等な間隔で複数段設けられている。該補強プレート
は、隔壁11、11’と断熱材壁8の間の隙間13に位
置する。また、該隔壁の外側表面にはケーシング9に支
持されたブラケット形のサポート12が取り付けられて
いる。
【0025】図2は上記改質装置の断面図である。同図
に示すように隔壁11、11’は外管3の配列形状に対
応して断面が六角形の筒状に形成されている。隔壁の断
面形状を六角形にすることにより、反応管の外側周縁部
に無駄な高温ガスが流れる通路が存在しなくなる。ケー
シング9に支持されるブラケット形のサポート12は、
最も強度を補強すべき隔壁の六角形の各辺の中心部に取
り付けられる。
に示すように隔壁11、11’は外管3の配列形状に対
応して断面が六角形の筒状に形成されている。隔壁の断
面形状を六角形にすることにより、反応管の外側周縁部
に無駄な高温ガスが流れる通路が存在しなくなる。ケー
シング9に支持されるブラケット形のサポート12は、
最も強度を補強すべき隔壁の六角形の各辺の中心部に取
り付けられる。
【0026】図3に断熱材壁及び隔壁の詳細を示す。同
図に示すように鋼板製の隔壁は、高温燃焼ガスの流れる
方向に沿って、上部隔壁11と下部隔壁11’の二つに
分割されている。これらの隔壁の接合部にはスライドプ
レート16が配置され、二つの隔壁の長手方向の熱膨張
を吸収する。隔壁11、11’と断熱材壁10の間に
は、該隔壁11、11’の周方向熱膨張及び変形を逃す
隙間13が設けられている。隙間13の厚みは、隔壁1
1、11’の寸法に応じて決定されるが、通常20〜1
00mm程度である。この隙間13には高温燃焼ガスの
流入を遮断するためにセラミックファイバ16が充填さ
れる。
図に示すように鋼板製の隔壁は、高温燃焼ガスの流れる
方向に沿って、上部隔壁11と下部隔壁11’の二つに
分割されている。これらの隔壁の接合部にはスライドプ
レート16が配置され、二つの隔壁の長手方向の熱膨張
を吸収する。隔壁11、11’と断熱材壁10の間に
は、該隔壁11、11’の周方向熱膨張及び変形を逃す
隙間13が設けられている。隙間13の厚みは、隔壁1
1、11’の寸法に応じて決定されるが、通常20〜1
00mm程度である。この隙間13には高温燃焼ガスの
流入を遮断するためにセラミックファイバ16が充填さ
れる。
【0027】図3において、破線18は補強プレートを
複数段設けたときの隔壁の熱膨張による変形の様子を示
し、二点鎖線19は補強プレートを設けないときの隔壁
の熱膨張による変形の様子を示している。補強プレート
を設けることにより、変形が抑制されることが分かる。
なお、ブラケット形のサポート12はピン20により隔
壁11、11’と接合され、隔壁の変形を阻止しないよ
うにしている。
複数段設けたときの隔壁の熱膨張による変形の様子を示
し、二点鎖線19は補強プレートを設けないときの隔壁
の熱膨張による変形の様子を示している。補強プレート
を設けることにより、変形が抑制されることが分かる。
なお、ブラケット形のサポート12はピン20により隔
壁11、11’と接合され、隔壁の変形を阻止しないよ
うにしている。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、改質装置内の伝熱粒子
充填層及び外管の熱膨張は鋼鈑製隔壁により吸収される
ので、反応管に大きな外力が加わることが防止され、改
質装置の寿命を長くすることができる。
充填層及び外管の熱膨張は鋼鈑製隔壁により吸収される
ので、反応管に大きな外力が加わることが防止され、改
質装置の寿命を長くすることができる。
【図1】本発明の改質装置の一実施形態の構造を示す図
である。
である。
【図2】図1の改質装置の断面図である。
【図3】図1の改質装置の断熱材壁及び隔壁の詳細を示
す図である。
す図である。
【図4】従来の改質装置の構造を示す図である。
【図5】図5の改質装置の断面図である。
【符号の説明】 1:原料ノズル 2:原料ガスヘッダ 3:外管 4:伝熱粒子充填層 5:内管 6:改質ガスヘッダ 7:改質ガスノズル 8:燃焼装置 9:ケーシング 10:断熱材壁 11、11’:隔壁 12:サポート 13:隙間 14:補強プレート 15:燃焼ガスノズル 16:スライドプレート 17:セラミックファイバ 20:ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須小 達志 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉工場内 (72)発明者 植松 健吾 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉工場内 (72)発明者 岩鼻 正樹 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉工場内 Fターム(参考) 3L103 AA37 BB26 CC26 CC35 DD08 DD42 DD62 4G040 EA03 EA06 EB04 EB13 EB14 4G070 AA01 AB06 BB03 CA03 CB17 DA03 DA05
Claims (9)
- 【請求項1】 改質触媒がそれぞれ充填された複数の改
質反応管と、該複数の改質反応管を収容するケーシング
と、該複数の改質反応管の間の空間を埋めるように該ケ
ーシング内に充填された伝熱粒子充填層と、該ケーシン
グの内面を覆うように配置された断熱材壁と、前記断熱
材壁と前記伝熱粒子充填層との間に配置された鋼板製の
隔壁とを含み、該隔壁と該伝熱材壁との間に隙間が設け
られ、改質反応管内を流れる炭化水素原料ガスと水蒸気
の混合ガスに、前記伝熱粒子充填層内で高温ガスを流す
ことにより熱を与えて改質反応を生じさせ、水素を含む
改質ガスを生成することを特徴とする改質装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記隔壁及び断熱材
壁の断面がそれぞれ相補形状の多角形であることを特徴
とする改質装置。 - 【請求項3】 請求項1または2において、前記隔壁が
前記高温ガスの流れる方向に分割された複数の筒からな
る改質装置。 - 【請求項4】 請求項1から3のいずれかにおいて、前
記隔壁の外側表面に補強プレートを取り付けたことを特
徴とする改質装置。 - 【請求項5】 請求項1から4のいずれかにおいて、前
記隔壁と前記断熱材壁との間の隙間が20mmないし1
00mmの厚みを有することを特徴とする改質装置。 - 【請求項6】 請求項1から5のいずれかにおいて、前
記隔壁の外側表面に前記ケーシングに支持されたブラケ
ット形のサポートを取り付けたことを特徴とする改質装
置。 - 【請求項7】 請求項3において、分割された隔壁と隔
壁とがスライド接合部により接続されることを特徴とす
る改質装置。 - 【請求項8】 請求項5において、前記隔壁と前記断熱
材壁との間の隙間に、セラミックファイバを充填したこ
とを特徴とする改質装置。 - 【請求項9】 請求項6において、多角形の形状の隔壁
の各辺の中心部にブラケット形のサポートを取り付けた
ことを特徴とする改質装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000038017A JP2001226105A (ja) | 2000-02-16 | 2000-02-16 | 改質装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000038017A JP2001226105A (ja) | 2000-02-16 | 2000-02-16 | 改質装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001226105A true JP2001226105A (ja) | 2001-08-21 |
Family
ID=18561825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000038017A Pending JP2001226105A (ja) | 2000-02-16 | 2000-02-16 | 改質装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001226105A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006514909A (ja) * | 2002-12-31 | 2006-05-18 | ダナ カナダ コーポレーション | 燃料転換反応炉 |
KR100846715B1 (ko) | 2007-04-25 | 2008-07-16 | 삼성에스디아이 주식회사 | 연료 개질 장치 |
KR102531990B1 (ko) * | 2023-02-14 | 2023-05-15 | 고등기술연구원연구조합 | 배가스를 직접 활용하는 건식 자열 개질 반응장치 |
-
2000
- 2000-02-16 JP JP2000038017A patent/JP2001226105A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006514909A (ja) * | 2002-12-31 | 2006-05-18 | ダナ カナダ コーポレーション | 燃料転換反応炉 |
KR100846715B1 (ko) | 2007-04-25 | 2008-07-16 | 삼성에스디아이 주식회사 | 연료 개질 장치 |
US8920989B2 (en) | 2007-04-25 | 2014-12-30 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Fuel reforming apparatus, and fuel cell system including same |
KR102531990B1 (ko) * | 2023-02-14 | 2023-05-15 | 고등기술연구원연구조합 | 배가스를 직접 활용하는 건식 자열 개질 반응장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4477432B2 (ja) | 改質器 | |
TW200531339A (en) | Reformer | |
JPH04108533A (ja) | 触媒反応用装置 | |
JP2001226105A (ja) | 改質装置 | |
JP2001342002A (ja) | 燃料改質器 | |
JP2000026101A (ja) | 燃料改質器 | |
JPS61106401A (ja) | 改質装置 | |
JP2000281310A (ja) | 改質装置 | |
JP2601707B2 (ja) | 触媒反応装置 | |
JP2008001581A (ja) | 改質器 | |
JPH0679664B2 (ja) | 燃料改質器 | |
JPS62106834A (ja) | リフオ−マの反応管 | |
JPH03199105A (ja) | 炭化水素の改質装置 | |
JPH08301602A (ja) | 燃料改質器 | |
KR101316042B1 (ko) | 연료전지용 통합형 개질기 시스템 | |
JP2002362901A (ja) | 改質装置 | |
JP2703500B2 (ja) | 改質装置 | |
JPH08208203A (ja) | 燃料改質器 | |
JPS6311501A (ja) | 改質装置 | |
JPH10125342A (ja) | 燃料改質器 | |
JPH11228104A (ja) | 燃料改質器 | |
JPH07257901A (ja) | 熱交換器型改質器 | |
JPH1111901A (ja) | 燃料電池発電装置用改質器 | |
JPH03265502A (ja) | 燃料改質器 | |
JPS5916536A (ja) | 触媒反応装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050405 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071226 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080205 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080603 |