JP2001225182A - レーザー加工装置 - Google Patents

レーザー加工装置

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JP2001225182A JP2000037779A JP2000037779A JP2001225182A JP 2001225182 A JP2001225182 A JP 2001225182A JP 2000037779 A JP2000037779 A JP 2000037779A JP 2000037779 A JP2000037779 A JP 2000037779A JP 2001225182 A JP2001225182 A JP 2001225182A
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Kazutaka Uda
和孝 宇田
Yasuhiro Yamauchi
康弘 山内
Masayoshi Murata
正義 村田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザビームを良好に整形して、金属電極の
レーザエッチング加工が切れ味良く実施できるレーザ加
工装置を提供する。 【解決手段】 パルスレーザと、光強度空間分布を整形
するレンズ系と、被加工材を載置するX−Yステージ
と、該ステージとパルスレーザとを同期制御する制御装
置とを備えたレーザ加工装置において、前記パルスレー
ザを複数台設置し、かつ、該複数台のパルスレーザから
発射のパルスレーザビームの発射タイミングを同期させ
る同期装置を設置するとともに、発射されるレーザビー
ムを拡散光源に変換する拡散板と、該拡散板に照射して
得られるレーザ拡散光源の像を被加工材表面に結像させ
る集光円柱レンズ系および結像円柱レンズ系と、該レン
ズ系の間に介装されてレーザビームを整形するスリット
と、を設けたことを特徴とするレーザ加工装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アモルファスシリ
コン太陽電池や光センサ等光電変換装置製造用のレーザ
加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に、従来のアルモルファスシリコン
太陽電池製造用のレーザ加工装置を示し、図9に、製造
された太陽電池の基本構造を示す。
【0003】図5において、1はパルスレーザであり、
後述の被加工材11の表面にてパワー密度1〜10×1
7W/cm2程度になる出力を発生するもので、通常Y
AGレーザ(波長0.53μmあるいは1.06μm)
及びエキシマレーザ(波長0.248μm)等が用いら
れる。
【0004】図5中の17は第1の円柱レンズであり、
後述のコリメータレンズ18と組み合わせて用いること
により、レーザビーム4の光強度空間分布を整形する。
18はコリメータレンズであり、上記第1の円柱レンズ
17と組み合わせて用いられる。即ち、レーザビーム4
の光強度空間分布は、図6の(a)、(b)、(c)に
示すように、ガウシアン分布となっているが、これを第
1の円柱レンズ17及びコリメータレンズ18によっ
て、図7の(a)、(b)、(c)に示すような楕円形
あるいは長方形の光強度空間分布をもつレーザビーム4
に整形する。
【0005】また、5,5及び8は、それぞれ第1,第
2及び第3の反射鏡であり、上記レーザビーム4を後述
の第2の円柱レンズ10に導くものである。なお、第
1,第2及び第3の反射鏡5,5及び8を介して第2の
円柱レンズ10まで伝搬してきたレーザビームをレーザ
ビーム9と呼ぶ。第2の円柱レンズ10は、上記レーザ
ビーム9の光強度空間分布を、図8の(a)、(b)、
(c)に示すように、幅の狭い長方形分布に整形する。
【0006】図5中の11は、被加工材である。12は
ワークテーブルで、後述の制御装置13との組み合わせ
により、上記被加工材11を平面内で任意に移動させる
ことができる。13は制御装置で、これに内蔵されたマ
イクロコンピュータにより、上記パルスレーザ1により
発射されるレーザ光と同期して、上記ワークテーブル1
2を作動させることができる。なお、14はレーザビー
ムで、その光強度空間分布は図8の(a)、(b)、
(c)のようになっており、ワークテーブル12に設置
された被加工材11の表面に照射される。
【0007】次に、図5において、図9に示す構造を持
つアモルファスシリコン太陽電池を製造することを例に
とり、以下に説明する。
【0008】図9は、ガラス基板20の上に、透明電極
21a〜21c、PIN接合の半導体膜22a〜22c
及び金属電極23a〜23cが、積層されたものであ
る。金属電極23bは、透明電極21cと電気的に導通
状態であるが、太陽電池の特性上、金属電極23aとは
絶縁状態になることが必要である。
【0009】上記条件を満たすには、図5に示す装置及
び図示しないプラズマCVD装置及びAl蒸着装置等を
用いて、図10に示す手順で製造する。
【0010】即ち、ガラス基板20に付着している透明
電極21を図5の装置によりレーザエッチングする(図
10の(a)〜(b)参照)。次に、図示しないプラズ
マCVD装置により、p型、i型、n型の半導体膜22
を積層し(図10の(c)参照)、その後その半導体膜
22をレーザエッチングする(図10の(d)参照)。
次に図示しないAl蒸着装置により、Al膜(金属電
極)23を蒸着した(図10の(e)参照)後、そのA
l膜23をレーザエッチングする(図10の(f)参
照)。
【0011】さて、上記アモルファスシリコン太陽電池
製造において、先ず、透明電極のレーザエッチングの加
工について説明する。図5において、ワークテーブル1
2の上に透明電極21付きのガラス基板20を設置す
る。そして、パルスレーザ1からレーザビーム4を発射
させ、第1の円柱レンズ17,コリメータレンズ18,
第1の反射鏡5,第2の反射鏡5,第3の反射鏡8及び
第2の円柱レンズ10を介して、レーザビーム14が上
記透明電極21に照射される。
【0012】そうすると、レーザビームの出力強度が1
〜10×107W/cm2程度であれば、上記透明電極2
1に吸収された光エネルギーにより、レーザビーム14
が照射された部分のみ、上記透明電極21が蒸発し、図
10の(b)に示したようなレーザエッチング加工がで
きる。
【0013】上記アモルファスシリコン太陽電池製造工
程中、半導体膜22のレーザエッチング加工及び金属電
極23のレーザエッチング加工についても、上記透明電
極21のレーザエッチング加工と同様に行う。なお、金
属電極23のレーザエッチング加工において、レーザビ
ームを金属電極23付着面の反対側より照射する場合も
ある。この場合、金属電極23の下地層である半導体膜
22が気化することにより、レーザエッチング加工形態
は上記の場合と異なっている。以上説明した製造方法に
より、図9に示した構造のアモルファスシリコン太陽電
池が得られる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーザ加工装置
によれば、次のような問題がある。 (1)レーザエッチングによる金属電極加工において、
レーザビーム光強度空間分布、即ちエネルギー密度分布
が、図8に示すように、周辺部においてなだらかである
ために、切れ味が良くない。これにより、図11に示す
ように、金属電極23の溶融物あるいは金属とアモルフ
ァルシリコンの化合物等残留物24が残存する。その結
果、太陽電池の出力電圧が低下したり、あるいは出力さ
れなくなり、実用に供せられない。 (2)レーザエッチングによる金属電極加工において、
レーザビームを金属電力付着面の反対側より照射させた
場合、図12に示すように、金属電極23の溶融物が針
状残留物25,26として残存する。その結果、この針
状残留物25,26が折れ曲がったり、折損してブリッ
ジを組んだりして、太陽電池の出力電圧が低下したり、
あるいは出力されなくなり、実用に供せられない。 (3)更に、パルスレーザ装置の出力が小さいと、図4
(a)に示すように、パルスレーザ光1発当りの加工痕
跡の長さが短いので、加工速度が遅い。実用上は加工痕
跡の長さとしては10mm以上が必要である。 (4)上記(1)、(2)の問題点によって程度の差は
あっても、太陽電池製造工程等での歩留り大幅低下の要
因となっている。
【0015】そこで、本発明の目的は、レーザビームを
良好に整形して金属電極のレーザエッチング加工が切れ
味良く実施できるレーザ加工装置を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係るレーザ加工装置は、次のように構成さ
れる。所定出力のレーザビームを発射するパルスレーザ
と、該レーザビームの光強度空間分布を整形するレンズ
系と、整形後のレーザビームが照射される被加工材を載
置するX−Yステージと、該X−Yステージと前記パル
スレーザとを同期制御する制御装置とを備えたレーザ加
工装置であって、前記パルスレーザを複数台設置し、か
つ、該複数台のパルスレーザから発射のパルスレーザビ
ームの発射タイミングを同期させる同期装置を設置する
とともに、前記パルスレーザからX−Yステージまでの
レーザ伝播経路に、発射されるレーザビームを拡散光源
に変換する拡散板と、該拡散板に照射して得られるレー
ザ拡散光源の像を被加工材表面に結像させる集光円柱レ
ンズ系および結像円柱レンズ系と、該レンズ系の間に介
装されてレーザビームを整形するスリットと、を設けた
レーザ加工装置である。
【0017】すなわち本発明の装置は、複数個のパルス
レーザ装置と、該複数個のパルスレーザ装置より発射さ
れる複数個の所定出力のレーザビームを重ね合せるレー
ザビーム加算光学系と、該加算されたレーザビームの光
強度分布を整形するレンズ系と、前記整形後のレーザビ
ームが照射される被加工材を載置するX−Yステージ
と、該X−Yステージと前記パルスレーザとを同期制御
する制御装置とを備えており、複数個のパルスレーザ装
置のそれぞれの出射パルスレーザ光が同時に発射するよ
うに、パルス発振器の出力を複数個のパルス遅延回路を
介して該複数個のパルスレーザ装置の出射パルスレーザ
のタイミングを制御するようにしたこと、上記複数個の
パルスレーザビームを重ね合わせるのに、複数個のレー
ザビーム径拡大光学系と1個の拡散板を用いたこと、上
記拡散板より出射するパルスレーザ光を集光円柱レンズ
と矩形スリットを用いて、短冊状断面をもつレーザビー
ムに整形したこと、及び上記矩形スリット上のレーザビ
ームを該X−Yステージ上の被加工材表面に結像するた
め、結像円柱レンズを用いたことを特徴とするレーザ加
工装置である。
【0018】レーザエッチングに用いる光源の出力は、
パルスレーザ業界の技術レベルにより、例えばパルス幅
20m秒〜40m秒、数mJ/パルスというような光強
度上の制約があった。その為、レーザエッチングの切れ
味、加工速度は著しい制約を受けていた。本発明の構成
によれば、現状入手できる最善のパルスレーザ装置の数
倍の出力値が簡単に、安価に実現できる。その結果、従
来困難であったAl薄膜のレーザエッチングが切れ味良
く、加工できるようになった。
【0019】また、従来装置では、レーザエッチングに
用いる光源がコヒーレント光で、光学系の傷やパーティ
クル付着等ゴミによる回折現象により干渉縞が発生し易
いことに起因して、被加工材表面に、光強度分布の周辺
部がシャープになるようにすることができなかったが、
本発明によれば、レーザビームを拡散板で一度拡散した
後、円柱レンズ系で再び結像すると共にスリットで整形
することにより、被加工材行面での光強度分布の周辺部
がシャープな分布が得られる。即ち、レーザエッチング
での切れ味が著しく向上するのである。更に、パルスレ
ーザビームの強度が、パルスレーザ装置1台の場合よ
り、複数倍強くなるので、図4(b)に示すように、従
来装置に比べ、レーザ加工痕跡が複数倍、例えば図4
(b)では3倍長くなっており、3倍の加工速度が得ら
れる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るレーザ加工装
置を実施例に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の
一実施例を示すレーザ加工装置の構成図、図2は同じく
レーザビーム光強度空間分布の説明図、図3は同じくア
モルファスシリコン太陽電池製造におけるAl膜加工の
説明図である。
【0021】図1において、1−a、1−b及び1−c
は、それぞれ、第1、第2及び第3のパルスレーザ装置
であり、各々、1発のパルスレーザ光当り、数mJ以下
のエネルギーのパルスレーザを発射する。波長は、被加
工材に適したものとしては、例えば半導体膜の場合、
0.53μmが好ましく選定される。2−a、2−b及
び2−cは、それぞれ、第1,第2及び第3のパルス遅
延回路で、後述のパルス発振器と組合せて、第1,第2
及び第3のパルスレーザ装置1−a、1−b、1−cか
ら発射されるパルスレーザ光の発射タイミングを同期さ
せ、同時に発射させる。3はパルス発振器で、上記第
1、第2及び第3のパルスレーザ装置のパルスレーザ光
発射の同期信号として、パルス電圧を発生する。4−
a、4−b及び4−cは、それぞれ、第1、第2及び第
3のパルスレーザビームで、上記第1,第2及び第3の
パルスレーザ装置1−a、1−b、1−cより発射され
る。
【0022】5−a、5−bは直角プリズムで、第1の
パルスレーザビーム4−aを後述の第1の凹レンズ6−
aへ伝送する。5−c、5−dは直角プリズムで、第2
のパルスレーザビーム4−bを後述の第2の凹レンズ6
−bへ伝送する。5−e、5−fは直角プリズムで第3
のパルスレーザビーム4−cを、後述の第3の凹レンズ
6−cへ伝送する。6−a、6−b及び6−cは、それ
ぞれ、第1、第2及び第3の凹レンズで、第1、第2及
び第3のパルスレーザビーム4−a、4−b、4−cの
ビーム径を拡大し、後述の拡散板100へ伝送する。1
00は拡散板で、第1、第2及び第3のパルスレーザビ
ーム4−a、4−b、4−cを混合して、かつ、拡散光
に変換する。なお、これはスリガラスあるいはエシュレ
ット格子を用いることで実現可能である。
【0023】8は反射鏡で、拡散板100より出射され
た拡散光を、後述の集光円柱レンズ101に導くもので
ある。
【0024】101は集光円柱レンズで、拡散板100
から出射した拡散光を後述の矩形スリット102上に集
光する。
【0025】102は矩形スリットで、上記集光レンズ
101で結像された拡散板100の像の周辺部を遮断す
る機能を持つ。なお、上記スリットはタングステンある
いはチタン等の高融点を有する金属を用い、かつ厚みは
数10μm程度が好適である。
【0026】103は結像円柱レンズで、上記スリット
102上に結像された拡散板100の像を通常約1/1
0〜1/100に縮小して、後述の被加工材11の面上
に結像させる。
【0027】11は被加工材である。12はX−Yステ
ージとしてのワークテーブルであり、後述の制御装置1
3と組み合わせて使用することにより、上記被加工材1
1を平面内で任意に移動させることができる。13は制
御装置で、これに内蔵されたマイクロコンピュータによ
り、上記第1、第2及び第3のパルスレーザ装置1−
a、1−b、1−cにより発射されるレーザ光と同期し
て、上記ワークテーブル12を作動させることができ
る。なお、15はワークテーブル12に設置された被加
工材11の表面に照射されるレーザビームで、上記拡散
板100の像であり、その周辺部分は、図2に示すよう
に、エッジがシャープになっている。
【0028】次に、本加工装置により、図9に示す構造
を持つアモルファスシリコン太陽電池を製造することを
例にとり、以下説明する。
【0029】先ず、透明電極のレーザエッチング加工に
ついて説明する。図1において、ワークテーブル12の
上に透明電極21付きのガラス基板20を設置する。そ
して、第1、第2及び第3のパルスレーザ装置1−a、
1−b、1−cから第1、第2及び第3のパルスレーザ
ビーム4−a、4−b、4−cを発射させ、それぞれ、
直角プリズム5−a、5−bと第1の凹レンズ6−a、
直角プリズム5−c、5−dと第2の凹レンズ6−b、
及び直角プリズム5−e、5−fと第3の凹レンズ6−
cを介して、拡散板100を照射する。
【0030】拡散板100より出射する拡散光は、反射
鏡8、集光円柱レンズ101、矩形スリット102及び
結像円柱レンズ103を介して、上記透明電極21に照
射される。なお、その照射面積は通常、幅約30μm〜
約60μm、長さ4mm〜8mm程度であり、代表例と
しては、幅約50μm、長さ約5mmである。
【0031】そうすると、被加工材表面でのレーザ光強
度が1〜10×107W/cm2程度であれば、上記透明
電極21に吸収された光エネルギーにより、上記透明電
極21が蒸発し、図10の(b)に示したようなレーザ
エッチング加工ができる。
【0032】上記アモルファスシリコン太陽電池製造工
程中、半導体膜22のレーザエッチング加工及び金属電
極23のレーザエッチング加工についても、上記透明電
極21のレーザエッチング加工と同様に行うことができ
る。ただし、通常、被加工材が半導体膜22の場合、パ
ルスレーザ1はYAGレーザの波長0.53μmを用
い、Al金属電極23の場合には、エキシマレーザの波
長0.248μmを用いる。
【0033】以上説明した装置により、図3に示すよう
に、Al金属電極23の接合部200が理想的に、シャ
ープに加工できる。なお、Al金属電極23のレーザエ
ッチング加工結果の状況は、SEM(走査型電子顕微
鏡:スキャニング・エレクトロン・マイクロスコープ)
写真で計測、評価することにより、加工状態を確認す
る。
【0034】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で、拡散板やスリット及
び集光レンズ、結像レンズ数の変更等各種変更が可能で
ある。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明のレーザ加工
装置によれば、従来制約があったレーザ光源の出力を増
大可能であり、被加工材表面に照射されるレーザビーム
を光学系を用いて結果的に整形するようにしたため、被
加工材表面でのレーザビーム光強度分布の周辺部が従来
装置に比べ著しくシャープになった。その結果、従来は
困難視されていたAl膜のレーザエッチング加工が、切
れ味良く実施可能となった。したがって、本発明は、ア
モルファスシリコン太陽電池及び光センサ等の製造分野
での工業的価値が著しく大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すレーザ加工装置の構成
図である。
【図2】レーザビーム光強度空間分布の説明図である。
【図3】アモルファスシリコン太陽電池製造における膜
加工の説明図である。
【図4】パルスレーザ装置におけるレーザショットの加
工痕跡の長さを示す図である。
【図5】従来のアルモルファスシリコン太陽電池製造用
のレーザ加工装置の構成図である。
【図6】レーザビームの光強度空間分布を示す図であ
る。
【図7】レンズ系によって整形された楕円形・長方形の
レーザビームの光強度空間分布を示す図である。
【図8】レンズ系によって整形された幅狭い長方形のレ
ーザビームの光強度空間分布を示す図である。
【図9】製造された太陽電池の基本的な層構造を示す図
である。
【図10】図9に示す構造を持つアモルファスシリコン
太陽電池を製造する際の工程を説明した図である。
【図11】レーザエッチングによる金属電極加工におい
て、図8に示すような光強度空間分布のレーザビームを
用いて加工した場合の図である。
【図12】レーザエッチングによる金属電極加工におい
て、レーザビームを金属電力付着面の反対側より照射さ
せた場合の図である。
【符号の説明】
1 パルスレーザ装置 2 パルス遅延回路 3 パルス発振器 4 パルスレーザビーム 5 直角プリズム 6 凹レンズ 8 反射鏡 9,14 レーザビーム 10,17 円柱レンズ 11 被加工材 12 ワークテーブル 13 制御装置 18 コリメータレンズ 20 ガラス基板 21 透明電極 22 半導体膜 23 金属電極 24 残留物 25,26 針状残留物 100 拡散板 101 集光円柱レンズ 102 矩形スリット 103 結像円柱レンズ 200 金属電極の接合部
フロントページの続き (72)発明者 村田 正義 長崎県長崎市深堀町五丁目717番地1 長 菱エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 4E068 CD02 CD05 CD10 CD13 DA09 5F072 AA06 AB02 JJ20 KK12 KK30 MM08 MM09 MM17 QQ02 RR01 RR03 RR05 SS06 YY06

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定出力のレーザビームを発射するパル
    スレーザと、該レーザビームの光強度空間分布を整形す
    るレンズ系と、整形後のレーザビームが照射される被加
    工材を載置するX−Yステージと、該X−Yステージと
    前記パルスレーザとを同期制御する制御装置とを備えた
    レーザ加工装置において、 前記パルスレーザを複数台設置し、かつ、該複数台のパ
    ルスレーザから発射のパルスレーザビームの発射タイミ
    ングを同期させる同期装置を設置するとともに、前記パ
    ルスレーザからX−Yステージまでのレーザ伝播経路
    に、発射されるレーザビームを拡散光源に変換する拡散
    板と、該拡散板に照射して得られるレーザ拡散光源の像
    を被加工材表面に結像させる集光円柱レンズ系および結
    像円柱レンズ系と、該レンズ系の間に介装されてレーザ
    ビームを整形するスリットと、を設けたことを特徴とす
    るレーザ加工装置。
JP2000037779A 2000-02-16 2000-02-16 レーザー加工装置 Withdrawn JP2001225182A (ja)

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