JP2001225148A - 鋳物砂の鋳枠への吹込み充填方法 - Google Patents
鋳物砂の鋳枠への吹込み充填方法Info
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Abstract
あるいは砂吹込みノズルの砂詰りをなくして充填を行う
ことができる鋳物砂の鋳枠への吹込み充填方法を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】砂ホッパ内に投入された鋳物砂をエヤ−に
より浮遊流動化させる工程と、鋳物砂を砂だまカッタ−
に通すことにより砂だまを砕く工程と、砂だまを砕いた
鋳物砂をエヤ−と共に造型空間に吹込み充填する工程
と、を具備する鋳物砂の鋳枠への吹込み充填方法。
Description
めの鋳物砂を盛枠を含む鋳枠、パタ−ンプレ−ト及びス
クイズフットとにより画成する造型空間に吹込み充填す
る方法に関する。
る方法としては、特開昭52−20928号、特開昭5
2−20929号公報等で公知のように、砂ホッパ内に
おいて高圧圧縮空気により鋳物砂を加圧して造型空間に
吹込み充填するのが一般的である。
物砂の吹込み充填では、鋳物砂の中に砂だまがある場
合、砂ホッパからの吹込み充填を著しく悪化させてしま
う問題があった。また鋳物砂を高圧圧縮空気と共に吹込
み充填させるため、鋳物砂が砂吹込み口あるいは砂吹込
みノズルに砂詰りすることが多くなり、砂詰り除去のメ
ンテナンスを度々行わなければならないという問題があ
った。本発明は上記の問題に鑑みて成されたもので、鋳
物砂中の砂だまをなくすと共に砂吹込み口あるいは砂吹
込みノズルの砂詰りをなくして充填を行うことができる
鋳物砂の鋳枠への吹込み充填方法を提供することを目的
とする。
めに本発明における鋳物砂の鋳枠への吹込み充填方法
は、砂ホッパ内に鋳物砂を投入した後該砂ホッパの下位
周側及び下位内部からエヤ−を噴出させて鋳物砂を浮遊
流動化させる工程と、該浮遊流動化された鋳物砂を砂だ
まカッタ−に通すことによって鋳物砂の中の砂だまを砕
く工程と、該砂だまを砕いた鋳物砂を盛枠を含む鋳枠、
セグメント方式のスクイズフット及びパタ−ンプレ−ト
とにより画成する造型空間にエヤ−と共に吹込み充填す
る工程と、を具備することを特徴とするものである。
基づいて詳しく説明する。図示されないベントホ−ルを
多数穿孔したパタ−ンプレ−ト1が鋳枠2及び盛枠3を
重合載置させて図示されない昇降装置を介して上下動可
能に配設されており、該パタ−ンプレ−ト1の上方に
は、上端部にスライドゲ−ト4により開閉される砂投入
口5を設けると共に上側部にバルブ7Aを介して低圧エ
ヤ−(例えば0.05〜0.18MPa)を導入する給
気管7を連通させ、かつ下端部に回転ゲ−ト8、8によ
り開閉される横長細の砂吹込み口9、9を穿孔させた砂
ホッパ10が配設されている。さらに該砂ホッパ10の
上部には、砂ホッパ10に鋳物砂を投入するための砂シ
ュ−ト6が配設されている。なお従来、バルブ7Aを介
して給気管7に導入されるエヤ−の圧力は0.2〜0.
5MPaであった。
側部及び下位内部に低圧エヤ−(例えば0.05〜0.
18MPa)を噴出させて鋳物砂を浮遊流動化させるエ
ヤ−噴出チャンバ−11、12が配設されており、それ
ぞれバルブ11A、12Aを介して図示されない圧縮空
気源に連通されている。また砂ホッパ10内部における
前記下位内部のエヤ−噴出チャンバ−12の下方にはモ
−タ13、13の作動により回転される砂だまカッタ−
14が配設されている。さらに前記砂ホッパ10の下端
には、フレ−ム15、15が吊設されている。なお従来
の砂ホッパには、その下位周側部及び下位内部に低圧エ
ヤ−を噴出させて鋳物砂を浮遊流動化させるエヤ−噴出
チャンバ−11、12は設けられていなかった。
にされたセグメント方式のスクイズフット16、16が
吊設されると共に前記砂吹込み口9、9に連通する横長
細の砂吹込みノズル17、17がその下端面をスクイズ
フット16、16が上昇位置に引き上げられた際の下端
面と同じ高さレベルになるようにしてスクイズフット1
6、16の間位置に配設されている。なお図中符号3A
は圧縮空気排出口、符号18は流気加圧により鋳物砂を
予備圧縮するための圧縮空気導入口である。
状態でセグメント方式のスクイズフット16、16が下
方にあるパタ−ンプレ−ト1の上面凹凸形状に相対させ
た凹凸形状に全体を形成させた後スライドゲ−ト4を開
いて砂投入口5から鋳物砂を砂ホッパ10内に投入し、
スライドゲ−ト4を閉じる。次にバルブ7A、11A、
12Aを介して給気管7及びエヤ−噴出チャンバ−1
1、12から低圧エヤ−を噴出させて鋳物砂を浮遊流動
化させながら砂だまカッタ−14の上部に送りこむ。こ
こで鋳物砂の中に混入している砂だまが、回転している
砂だまカッタ−14に砕かれて正常な鋳物砂にされ砂吹
込み口9、9の上部に送り出され、、回転ゲ−ト8、8
が開かれることにより鋳物砂は低圧エヤ−と共に砂吹込
みノズル17、17を介してパタ−ンプレ−ト1、盛枠
3を含む鋳枠2及びセグメント方式のスクイズフット1
6、16により画成する造型空間に吹込み充填される。
この際鋳物砂は、低圧エヤ−と共に吹き込まれるため回
転ゲ−ト8、8、砂吹込み口9、9及び砂吹込みノズル
17、17を砂詰りさせることなく吹込み充填されると
共に吹込まれた低圧エヤ−は、圧縮空気排出口3A及び
パタ−ンプレ−ト1の図示されないベントホ−ルから排
気される。
導入口18、18から圧縮空気が盛枠3とスクイズフッ
ト16、16との隙間等を介して盛枠3内の鋳物砂の上
部に供給される。これにより圧縮空気は鋳物砂を上方か
ら下方に貫流してパタ−ンプレ−ト1の図示されないベ
ントホ−ルから排気され、鋳物砂は全体が均一に上方か
ら予備圧縮され鋳物砂の上面はスクイズフット16、1
6及び砂吹込みノズル17、17下端から若干下降され
た状態になる。
ト16、16の制御圧力よりも高い圧力により作動され
て砂ホッパ10及びフレ−ム15、15等を下降させて
ゆき、スクイズフット16、16により鋳物砂を圧縮し
ながらスクイズフット16、16を押し上げ上昇させ
る。この押し上げ上昇は、盛枠3及びスクイズフット1
6、16が上昇端に達するまで続けられ、鋳物砂の上面
は、スクイズフット16、16及び砂吹込みノズル1
7、17の下端面により平坦にされると共に前記鋳枠2
及び盛枠3内の砂厚(高さ)に応じた最終圧縮が成され
て全体として均一圧縮され鋳型が造型される。
ホッパ10及びフレ−ム15、15等を上昇させてゆく
ことにより砂鋳型を造型した鋳枠2(枠付鋳型)が、盛
枠3と分離された後、図示されないロ−ラにより掬い上
げられてパタ−ンプレ−ト1との抜型がなされる。その
後、抜型された枠付鋳型が搬出されると共に新しい空の
鋳枠2がパタ−ンプレ−ト1と盛枠3との間位置に搬入
された後、図示されない昇降装置により砂ホッパ10及
びフレ−ム15、15等が下降されて図1の状態となり
上記の作動が繰り返し行われる。
に、砂ホッパ内に投入された鋳物砂をエヤ−により浮遊
流動化させる工程と、鋳物砂を砂だまカッタ−に通すこ
とにより砂だまを砕く工程と、砂だまを砕いた鋳物砂を
エヤ−と共に造型空間に吹込み充填する工程と、を具備
するものであるから、鋳物砂中の砂だまをなくすと共に
砂吹込み口あるいは砂吹込みノズル等の砂詰りをなくし
て鋳物砂を造型空間に吹込み充填させることができる。
また、鋳物砂を低圧エヤ−で吹込み充填させることが可
能になったため、エヤ−の消費量を少なくすることがで
きる等種々の効果がある。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 砂ホッパ内に鋳物砂を投入した後該砂ホ
ッパの下位周側及び下位内部からエヤ−を噴出させて鋳
物砂を浮遊流動化させる工程と、該浮遊流動化された鋳
物砂を砂だまカッタ−に通すことによって鋳物砂の中の
砂だまを砕く工程と、該砂だまを砕いた鋳物砂を盛枠を
含む鋳枠、セグメント方式のスクイズフット及びパタ−
ンプレ−トとにより画成する造型空間にエヤ−と共に吹
込み充填する工程と、を具備することを特徴とする鋳物
砂の鋳枠への吹込み充填方法。 - 【請求項2】 前記盛枠を含む鋳枠、セグメント方式の
スクイズフット及びパタ−ンプレ−トとにより画成する
造型空間がパタ−ンプレ−トの上面凹凸形状に相対して
セグメント方式のスクイズフット全体を凹凸形状に形成
させていることを特徴とする請求項1記載の鋳物砂の鋳
枠への吹込み充填方法。 - 【請求項3】 前記砂ホッパの下位周側及び下位内部か
ら噴出させるエヤ−の圧力が0.05〜0.18MPa
であることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記
載の鋳物砂の鋳枠への吹込み充填方法。 - 【請求項4】 前記砂だまを砕いた鋳物砂を盛枠を含む
鋳枠、セグメント方式のスクイズフット及びパタ−ンプ
レ−トとにより画成する造型空間に吹込み充填させるエ
ヤ−の圧力が0.05〜0.18MPaであることを特
徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の鋳物砂の鋳
枠への吹込み充填方法。
Priority Applications (11)
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105112939A (zh) * | 2015-09-09 | 2015-12-02 | 重庆旗能电铝有限公司 | 预焙阳极钢爪保护环制作方法 |
CN105382181A (zh) * | 2015-11-29 | 2016-03-09 | 无锡市鑫茂锻造有限公司 | 铸造生产用内旋型冷却式落砂器 |
CN105382191A (zh) * | 2015-11-29 | 2016-03-09 | 无锡市鑫茂锻造有限公司 | 用于铸造生产的落砂斗 |
CN111974950A (zh) * | 2020-08-20 | 2020-11-24 | 邵东智能制造技术研究院有限公司 | 沙模自动灌装成型装置 |
-
2000
- 2000-02-17 JP JP2000038992A patent/JP4099744B2/ja not_active Expired - Lifetime
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