JP2001225067A - 紫外線照射装置 - Google Patents

紫外線照射装置

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JP2001225067A
JP2001225067A JP2000086522A JP2000086522A JP2001225067A JP 2001225067 A JP2001225067 A JP 2001225067A JP 2000086522 A JP2000086522 A JP 2000086522A JP 2000086522 A JP2000086522 A JP 2000086522A JP 2001225067 A JP2001225067 A JP 2001225067A
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heat transfer
heat
transfer block
lamp
ultraviolet irradiation
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Application number
JP2000086522A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Shirashima
一芳 白島
Takeshi Noguchi
健 野口
Kenichiro Deguchi
憲一郎 出口
Masaki Yoshikawa
正樹 吉川
Koji Ishida
宏司 石田
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Chiyoda Kohan Co Ltd
Original Assignee
Chiyoda Kohan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紫外線照射能力を向上した紫外線照射装
置を提供する。 【解決手段】 紫外線を放射するランプ3と、このラン
プ3の少なくとも最低温部分91を囲む伝熱ブロック
9,11と、一方の端部がこの伝熱ブロック9,11に
熱伝導可能に連結された伝熱部材13とを備える。この
ようにすれば、最低温部分91を含むステム部7の熱を
伝熱ブロック9,11、伝熱部材13を介して放熱し、
ステム部7を最適温度付近に冷却して保つことができる
ので、ランプ3の紫外線照射強度を最大値付近に保つこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線照射装置に
係り、特に、水処理装置に好適な紫外線照射装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】紫外線を放射するランプ、例えば高出力
低圧水銀ランプなどでは、紫外線放射強度をほぼ最大値
にするためには、最低温部分を最低温部分にある水銀が
液状になるような温度付近に保ち、ランプ内の水銀蒸気
圧を所定の範囲内に保つ必要がある。従来の紫外線照射
装置では、ランプの周囲を覆うように設けられた紫外線
透過性のスリーブなどからの自然放熱による最低温部分
の冷却や、最低温部分に空気を通流させて空冷する方法
などが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スリーブなど
からの自然放熱のみでは放熱効率が悪く、紫外線を放射
しているランプの最低温部分の温度は、最適な温度より
も高くなってしまう。また、ステム部を空冷などで強制
的に冷却した場合でも、最適温度付近にまで冷却するこ
とは難しいうえ、空冷用のファンなどの駆動エネルギー
を消費してしまう。さらに、ランプの最低温部分を最適
温度付近にまで冷却できる方法として、循環する冷媒な
どを用いた冷却手段などが考えられるが、装置が複雑に
なり、装置コストが増加するうえ、やはり冷媒を冷却す
るためのエネルギーを消費するので実用的でなく、この
ような方法は使用されていない。このように、従来の紫
外線照射装置は、ランプの最低温部分の温度を最適温度
付近に保つことができないため、ランプの最低温部分の
温度が最適温度からはずれた状態で用いられており、紫
外線放射強度を最大値付近に保つことができず、効率的
な紫外線照射処理が行われていない。
【0004】本発明の課題は、紫外線照射装置の紫外線
照射能力を向上することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の紫外線照射装置
は、紫外線を放射するランプと、このランプの少なくと
も最低温部分を囲む伝熱ブロックと、一方の端部がこの
伝熱ブロックに熱伝導可能に連結された伝熱部材とを備
えることにより上記課題を解決する。
【0006】このように構成すれば、ランプの最低温部
分の熱は、伝熱ブロックを介し、伝熱ブロックに熱伝導
可能に連結されて蒸発部となる伝熱部材の一方の端部に
伝えられ、凝縮部となる伝熱部材の他方の端部から放熱
されるため、冷却のためのエネルギーを消費することな
く十分に最低温部分を冷却し、最低温部分の温度をほぼ
最適温度付近に保つことができるので、紫外線照射能力
を向上することができる。
【0007】さらに、伝熱ブロックに加熱手段を設けれ
ば、紫外線照射装置の使用開始時など、最低温部分の温
度が最適温度よりも低い場合、加熱手段により伝熱ブロ
ックを加熱し、最低温部分を最適温度付近まで上昇させ
ることができるので好ましい。
【0008】ここで、紫外線照射装置では、ランプが切
れた場合など、ランプの交換作業を行う必要がある。ラ
ンプの最低温部分がランプ内の端部に設けられたステム
を含むステム部であり、ステム部に伝熱ブロックと伝熱
部材などが取り付けられている場合、ランプとこれらの
伝熱ブロックと伝熱部材などが一体的に形成されている
と、ランプと共に伝熱ブロックや伝熱部材などを取り外
す手間がかかりランプの交換作業などが煩雑になる。そ
こで、ランプの少なくともステム部を囲み、ランプの先
端部方向に向けて漸次幅の狭くなるテーパー状の外壁面
を有する第1の伝熱ブロックと、この第1の伝熱ブロッ
クのテーパー状の外壁面に対応するテーパー状の内壁面
を有して第1の伝熱ブロックを挿入可能な第2の伝熱ブ
ロックと、一方の端部がこの第2の伝熱ブロックに熱伝
導可能に連結された伝熱部材とを備える構成とする。
【0009】このようにすれば、ステム部の熱は、第1
の伝熱ブロックと第2の伝熱ブラックを介し、第2の伝
熱ブロックに熱伝導可能に連結されて蒸発部となる伝熱
部材の一方の端部に伝えられ、凝縮部となる伝熱部材の
他方の端部から放熱されるため、冷却のためのエネルギ
ーを消費することなく十分にステム部を冷却し、ステム
部の温度をほぼ最適温度に保つことができる。これに加
えて、ランプのステム部には第1の伝熱ブロックのみが
取り付けられているため、第2の伝熱ブロックと伝熱部
材などは、装置本体などに残したまま、簡単にランプを
取り外すことができる。ランプの取り付けも、第2の伝
熱ブロックのテーパー状の内壁面で形成された穴または
溝の中に、ランプを挿入し、第1の伝熱ブロックのテー
パー状の外壁面から第2の伝熱ブロックのテーパー状の
内壁面に熱が伝わるようにセットするだけでよい。この
ため、ランプの交換作業などが簡単になるので好まし
い。
【0010】さらに、この場合第2の伝熱ブロックに加
熱手段を設ければ、ステム部をほぼ最適温度に上昇させ
ることができるので好ましい。また、第1の伝熱ブロッ
クのテーパー状の外壁面と第2の伝熱ブロックのテーパ
ー状の内壁面との間隙に柔軟かつ伝熱性を有する充填物
が充填されていれば、第1の伝熱ブロックのテーパー状
の外壁面から第2の伝熱ブロックのテーパー状の内壁面
に熱が伝わり易くなるので好ましい。
【0011】さらに、上記に記載のいずれかの紫外線照
射装置において、伝熱部材がヒートパイプである構成と
する。また、上記に記載のいずれかの紫外線照射装置に
おいて、伝熱部材がヒートプレートである構成とする。
伝熱部材の放熱部分、例えばヒートパイプやヒートプレ
ートの凝縮部にフィンを設ければ冷却能力を向上できる
ので好ましい。
【0012】一方、紫外線を放射するランプと、このラ
ンプの少なくとも最低温部分を囲む伝熱ブロックと、一
方の端部がこの伝熱ブロックに熱伝導可能に取り付けら
れた伝熱部材と、この伝熱部材を内包し、この伝熱部材
の他方の端部が熱伝導可能に取り付けられた容器とを備
えれば、伝熱部材の凝縮部からの放熱量を大きくでき、
ランプの最低温部分の発熱が大きい場合などでも、最低
温部分をほぼ最適温度に冷却することができるので好ま
しい。さらに、この容器に、この容器の熱を放熱するフ
ィンを設ければ、さらに冷却能力を向上できる。また、
容器の熱が被処理水中に放熱される構成とする。
【0013】ところで、水処理装置の処理能力は、紫外
線照射装置の紫外線照射能力によって決まる。したがっ
て、ランプの最低温部分の温度が最適温度付近になって
おらず、紫外線放強度が最大値付近に保たれていない場
合には、水処理装置の水処理能力が低下する。したがっ
て、水処理装置を、上記のいずれかに記載の紫外線照射
装置のランプが被処理水を収容する槽内に配設され、伝
熱部材の他方の端部に伝達された熱が被処理水中に放熱
される構成とする。このようにすれば、最低温部分から
伝熱部材の凝縮部に伝達された熱が被処理水中に放熱さ
れることで冷却され、最低温部分をほぼ最適温度に保つ
ことができるため、水処理装置の処理能力を向上するこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)本発明を適用
してなる紫外線照射装置とこの紫外線照射装置を備えた
水処理装置の第1の実施形態を図1乃至図3を参照して
説明する。図1は、本発明を適用してなる紫外線照射装
置の概略構成とこの紫外線照射装置を備えた水処理装置
の一部分とを示す断面図である。図2は、図1のA部分
の拡大断面図である。図3は、本発明を適用してなる紫
外線照射装置の概略構成を示す上面図である。なお、本
発明を適用してなる紫外線照射装置は、上水、下水、河
川水や湖沼水、種々の施設からの廃水など様々な被処理
水の消毒や被処理水中の微生物の殺滅などに用いられる
水処理装置、さらに、紫外線による化学反応などを行う
装置など様々な紫外線照射を行う装置類に用いることが
できる。
【0015】本実施形態の紫外線照射装置1は、図1に
示すように、U字状のランプ3、ランプ3を覆う石英ガ
ラス製などの紫外線透過性のスリーブ5、本実施形態の
ランプ3においてランプ3の最低温部分を含むステム部
7の周囲に固定された内側の伝熱ブロック9、伝熱ブロ
ック9を取り囲む外側の伝熱ブロック11、伝熱部材と
して伝熱ブロック11に挿入された4本のヒートパイプ
13、伝熱ブロック9、11とヒートパイプ13などが
位置する上部ケース15、ランプ3とスリーブ5などが
位置する下部ケース17、そして図示していないランプ
3の電源や配線などで構成されている。さらに、本実施
形態の水処理装置19は、隔壁21で仕切られた上流側
水槽23と下流側水槽25、隔壁21に設けられて上流
側水槽23と下流側水槽25と連通させる排出管路2
7、そして上流側水槽23内に設置された紫外線照射装
置1などで構成されている。
【0016】本実施形態のランプ3は、出力が0.4k
Wを越える高出力低圧水銀ランプである。ランプ3のス
テム部7には、図2に示すように、ランプ3の端部を形
成する口金29からランプ3内に突出し、口金29のラ
ンプ3の外側に突出した2本の口金ピン31に電気的に
連続して先端に電極33が張り渡された2本のリードワ
イヤ35を支持するステム37が設けられている。ラン
プ3の管壁39のステム部7部分周囲には、内側の伝熱
ブロック9が取り付けられている。伝熱ブロック9は、
熱伝導率が比較的高い金属、、例えばアルミニウムや銅
などにより、ランプ3の先端部41方向に向かって漸次
厚みが薄くなるテーパー状の外壁面43を有する角錐状
に形成されており、また、伝熱ブロック9とランプ3の
管壁39との間隙には、柔軟で熱伝導性を有するゲル状
またはペースト状の充填物44が充填された状態になっ
ている。伝熱ブロック9の周囲を囲むように、伝熱ブロ
ック9の形状に対応する形状、すなわちランプ3の先端
部41方向に向かって漸次縮径する断面が略方形状の貫
通孔が形成された外側の伝熱ブロック11が位置してい
る。内側の伝熱ブロック9は、外側の伝熱ブロック11
の貫通孔に挿入されており、内側の伝熱ブロック9の外
壁面43と外側の伝熱ブロック11の貫通孔を形成する
内壁面45との間隙には、柔軟で熱伝導性を有するゲル
状またはペースト状の充填物44が充填されている。な
お、内側の伝熱ブロック9と外側の伝熱ブロック11と
は、伝熱ブロック9とランプ3などの重みにより充填物
44を圧密化した状態で挿入されているだけであるた
め、簡単に分離して取り外すことができ、着脱自在にな
っている。
【0017】外側の伝熱ブロック11も、内側の伝熱ブ
ロック9と同様に、熱伝導率が比較的高い金属、例えば
アルミニウムや銅などにより形成されている。外側の伝
熱ブロック11には、図2及び3に示すように、ランプ
3の延在方向にほぼ垂直な方向に、ランプ3のステム部
7を取り囲むようにほぼ平行な4つの有底孔47が形成
されており、各々の有底孔47には、棒状のヒートパイ
プ13が挿入されている。伝熱ブロック11とヒートパ
イプ13との間隙には、熱伝導性のゲルまたはペースト
が充填されている。さらに、外側の伝熱ブロック11の
外周面の上部には、加熱手段となるシート状のヒータ4
8が巻き付けられ、固定されている。
【0018】ヒートパイプ13は、図1及び3に示すよ
うに、有底孔47に挿入され、熱伝導性のゲルまたはペ
ーストからなる充填物44を介して伝熱ブロック11と
接する端部側が、ヒートパイプ13の蒸発部49になっ
ており、中央部分の断熱部51を挟んで反対側の自由端
側が、凝縮部53になっている。管状のヒートパイプ1
3内には、ヒートパイプ13内面などに設けた図示して
いないウイックを濡らすため、例えば水、メタノール、
アンモニア、代替フロンなどの作動流体が封入されてい
る。なお、ヒートパイプ13は、伝熱ブロック11の有
底孔47に挿入されているだけであるため、簡単に有底
孔47から引き抜くことができ、着脱自在になってい
る。また、各々のヒートパイプ13の蒸発部49と凝縮
部53の面積や、ヒートパイプ13の本数により設定さ
れる蒸発部49と凝縮部53の総面積などは、除去すべ
き熱量によって適宜決定されている。
【0019】本実施形態では、充填物44として伝熱性
の高い金属であるアルミニウムなどの粉末を含有するペ
ースト状のシリコンを用いている。しかし、充填物44
は、伝熱性と柔軟性を有していれば様々なゲル状または
ペースト状の材料を用いることができる。さらに、充填
物44として粘着性を有する材料を用いれば、充填物4
4を介して面する各部材同士を充填物44により固定す
ることもできる。この場合、充填物44の粘着性よりも
大きな力をかけることによって、2つの部材を簡単に分
離することができる。
【0020】紫外線照射装置1の上部ケース15は、図
1に示すように、上下両端部にフランジ55、57が形
成された筒状の胴部59、上側フランジ55に図示して
いない弾性を有するO−リングやガスケットなどのシー
ル部材を介して取り付けられ、ボルト61またはクラン
プなどによって固定された天板63、下側フランジ57
と連続して胴部59の底面となる管板65、そして胴部
59の側面からほぼ垂直に突出して形成された分岐管路
67などからなる。管板65の中央部には開口が形成さ
れており、この開口には外側の伝熱ブロック11を支持
してランプ3を設置するための、伝熱ブロック11の外
径とほぼ同じ外径の環状の支持部材69が取り付けられ
ている。
【0021】支持部材69の開口部70の内周面中央部
に沿って形成された溝71には、弾性を有するO−リン
グ73が挿入されている。半球状の底部を有する管状の
スリーブ5は、下部ケース17側に位置するランプ3を
覆うように、上部ケース15の外側からスリーブ5の開
口端部75を支持部材69の開口部70に挿入すること
でO−リング73の弾性力により支持されている。この
とき、支持部材69の開口部70の内周面に設けられた
O−リング73により上部ケース15の内部は、外部と
水密状態で隔離されている。
【0022】外側の伝熱ブロック11に挿入された4本
のヒートパイプ13は、上部ケース15の側面の分岐管
路67に挿通されており、ヒートパイプ13の凝縮部5
3は、分岐管路67の端部に形成されたフランジ76に
図示していない弾性を有するO−リングやガスケットな
どのシール部材を介して取り付けられ、ボルト77また
はクランプなどによって固定された蓋78のヒートパイ
プ13に対応する位置に形成された4つの挿通孔から上
部ケース15の外部に突出した状態になっている。な
お、蓋78の挿通孔とヒートパイプ13との間隙はシー
ル剤によりシールされており、上部ケース15の内部と
外部とは水密状態で隔離されている。
【0023】下部ケース17は、一端にフランジ79を
有する筒状に形成されており、側面からほぼ垂直に突出
し、端部にフランジ81が形成された分岐管路83を備
えている。上部ケース15と下部ケース17とは、上部
ケース15の下側フランジ57と下部ケース17のフラ
ンジ79とを図示していない弾性を有するO−リングや
ガスケットなどのシール部材を介して取り付け、ボルト
85またはクランプなどによって固定することで一体的
に組み付けられている。下部ケース17の分岐管路83
は、分岐管路83のフランジ81と隔壁21に設けられ
た排出管路27のフランジ86とが図示していない弾性
を有するO−リングやガスケットなどのシール部材を介
して取り付けられ、ボルト87またはクランプなどによ
って固定されることで、排出管路27と連結され、下流
側水槽25に連通している。
【0024】このような本実施形態の水処理装置19で
は、図1に示すように、上流側水槽23に収容された被
処理水89が、図示していないポンプなどの送液手段に
よって、紫外線照射装置1の下部ケース17下端部90
の開口から流れ込み、下部ケース17内に垂下されたラ
ンプ3の外側を囲むスリーブ5の周囲を通り、分岐管路
83と排出管路27を順次介して下流側水槽25に流れ
込む過程において、下部ケース17内で、被処理水がラ
ンプ3から放射された紫外線の照射を受けるこで水処理
を行っている。
【0025】このとき、ランプ3の紫外線放射束の値、
つまり紫外線放射強度は、ランプ3内の水銀蒸気圧によ
って変動し、紫外線放射強度をほぼ最大値に保つために
は、ランプ3内の水銀蒸気圧を所定の範囲内、例えば本
実施形態のランプ3のような高出力低圧水銀ランプで
は、ほぼ0.7〜1.3Paの範囲内に保つ必要がある。
このような最適水銀蒸気圧は、ランプの最低温部分で、
ランプ内の水銀が液状で存在するような温度範囲にする
ことにより、保つことができる。例えば、本実施形態の
ようなスリーブ5を備えたランプ3では、図2に示すよ
うに、最低温部分91はステム部7にあり、このステム
部7をほぼ35〜40℃の範囲内が最適温度となる。
【0026】これに対し本実施形態の紫外線照射装置1
では、ヒートパイプ13の蒸発部49と凝縮部53の面
積をランプ3の電力の約30%の除去熱量になるように
し、ランプ3の電力1000W、被処理水89の温度1
0℃から25℃の条件下で紫外線照射を実施したとこ
ろ、ステム部7の温度をほぼ35℃から45℃の範囲内
に冷却して制御することができた。また、紫外線照射開
始前または開始時に、ステム部7の温度がほぼ被処理水
89の温度にまで低下している場合において、外側の伝
熱ブロック11をヒータ48で加熱しておくことで、ス
テム部7の温度をほぼ40±2℃の範囲内に制御するこ
とができた。
【0027】このように、本実施形態の紫外線照射装置
1は、ランプ3のステム部7を囲むように伝熱ブロック
9、11が設けられており、外側の伝熱ブロック11に
はヒートパイプ13の蒸発部49が挿入され、ヒートパ
イプ13の凝縮部53は、被処理水89中に在る。この
ため、ステム部7の熱は伝熱ブロック9、11に伝わ
り、ヒートパイプ13の蒸発部49では、ヒートパイプ
13内部の作動液が伝熱ブロック9、11の熱を奪って
蒸発し、作動液は蒸気圧差によってヒートパイプ13の
凝縮部53へ移動する。ヒートパイプ13の凝縮部53
では、作動液蒸気が被処理水89により冷却されて凝縮
し、このとき、作動液の蒸発潜熱に相当する熱が被処理
水89へ放熱される。これにより、ステム部7を最適温
度付近に保つことができるので、ランプ3内の水銀蒸気
圧が最適水銀蒸気圧付近となり、ランプ3の紫外線放射
強度を最大値付近に保たれるため、紫外線照射能力を向
上することができる。
【0028】ところで、紫外線照射開始時には、被処理
水89の温度が10℃から25℃であるため、ステム部
7の温度も被処理水89の温度に近い温度、すなわちス
テム部7の最適温度以下に下がっており、紫外線照射強
度は最大値付近にはならない。しかし、本実施形態の紫
外線照射装置1では、伝熱ブロック11の外側にヒータ
48が備えられているため、ステム部7の温度が最適温
度よりも低い場合でも、紫外線照射開始前に、外側の伝
熱ブロック11は、ヒータ48によってステム部7が最
適温度付近になるように昇温され、ステム部7が最適温
度付近に保たれた状態で紫外線照射を開始することがで
きる。
【0029】さらに、本実施形態の紫外線照射装置1
は、外側の伝熱ブロック11は、内側の伝熱ブロック9
の形状に対応した形状の貫通孔を有し、内側の伝熱ブロ
ック9は、外側の伝熱ブロック11の貫通孔に挿入され
た状態になっており、内側の伝熱ブロック9の外壁面4
3と外側の伝熱ブロック11の貫通孔を形成する内壁面
45との間隙に充填物44が充填されているだけであ
る。したがって、ランプ3を紫外線照射装置1から取り
外す場合、内側の伝熱ブロック9を外側のブロック11
から引き抜くことで、内側の伝熱ブロック9とランプ3
とからなるユニットを簡単に紫外線照射装置1の他の部
分から分離して取り外すことができる。さらに、新しい
ランプ3を取り付ける場合、ランプ3を外側の伝熱ブロ
ック11の貫通孔に挿入し、充填物44を間に挟んで、
内側の伝熱ブロック9と外側の伝熱ブロック11とを内
側の伝熱ブロック9とランプ3とからなるユニットの自
重によって嵌合させることでランプ3の取り付けが行え
る。このように、ランプを冷却するためのヒートパイプ
などの部材を備えていても、ランプの着脱時に、その都
度ヒートパイプと伝熱ブロックなどとを組立または分離
するといった煩雑な作業は必要なく、ランプの交換や点
検などを要する場合、容易にランプの着脱を行うことが
できる。
【0030】また、内側の伝熱ブロック9の外壁面43
と外側の伝熱ブロック11の貫通孔を形成する内壁面4
5との間の充填物44は、内側の伝熱ブロック9とラン
プ3とからなるユニットからの荷重により圧密化されて
いるため、伝熱ブロック9と伝熱ブロック11とが空気
などを介して接触している場合よりも、伝熱ブロック9
と伝熱ブロック11との間の伝熱速度を向上することが
できる。さらに、本実施形態の水処理装置19は、紫外
線照射能力を向上した紫外線照射装置1を備えているた
め、水処理能力を向上することができる。
【0031】また、本実施形態では、ステム部7、すな
わち最低温度部分周囲に設けた伝熱部材として、2つの
部材、すなわち内側の伝熱ブロック9と外側の伝熱ブロ
ック11とからなる伝熱部材を用いたが、ランプの着脱
作業などの問題がない場合には、伝熱部材は一つのブロ
ックなどで構成することもできる。さらに、本実施形態
では、中央部に貫通孔が穿設された円柱状の外側の伝熱
ブロック11と伝熱ブロック11の貫通孔に対応する形
状の角錐状の伝熱ブロック9とで伝熱部材が構成されて
いるが、外側と内側の伝熱ブロックの形状はこれに限ら
ず、内側の伝熱ブロックが外側の伝熱ブロックに挿入可
能であればどのような形状でもよい。例えば、図4に示
すような、台形状の内側の伝熱ブロック93と、伝熱ブ
ロック93に対応する台形状の溝が形成された外側の伝
熱ブロック95などを用いることもできる。
【0032】さらに、本実施形態では、外側の伝熱ブロ
ック11に4本のヒートパイプ13を挿入しているが、
必要な冷却能力、すなわち最低温部分の制御温度や冷却
に必要な放出熱量などに応じて、ヒートパイプ13の本
数は適宜増減できる。また、本実施形態では、ヒートパ
イプ13の凝縮部53は、被処理水89中にあるが、別
個に設けた冷却水中に位置させたり、空冷することもで
きるが、本実施形態のように被処理水89でヒートパイ
プ13の凝縮部53での熱交換を行う方が、冷却に要す
るエネルギーが必要ないため、省エネルギー性を向上で
きるので好ましい。
【0033】また、本実施形態では、外側の伝熱ブロッ
ク11の外周面上部に巻き付けるようにヒータ48を取
り付けたが、最低温度部分を最適温度付近に制御できれ
ば、加熱手段は、外側の伝熱ブロック11の外周面上部
に巻き付ける必要はなく、その加熱手段の能力や構成な
どに応じ、外側の伝熱ブロック11の適当な位置に取り
付けることができる。
【0034】また、本実施形態では、上部ケース15と
下部ケース17とを有する紫外線照射装置1を上流側処
理槽23と下流側処理槽25とを有する水処理装置19
の上流側処理槽23内に設置したが、本発明は、本実施
形態の構成の紫外線照射装置1に限らず、様々な構成の
紫外線照射装置に適用することができ、また、本発明を
適用してなる紫外線照射装置は、様々な構成の水処理装
置に適用することができる。
【0035】以下に本実施形態の水処理装置の一変形例
を示す。すなわち、水処理装置97は、図5及び6に示
すように、被処理水89が収容される処理槽98中に、
紫外線照射装置99のランプ3とスリーブ5などの部分
を挿入した構成としたものである。処理槽98の胴部1
00は、上下両端部にフランジ101、103を有する
筒状に形成されており、上側のフランジ101には図示
していない弾性を有するO−リングやガスケットなどの
シール部材を介して天板105がボルト107またはク
ランプなどによって取り付けられており、下側のフラン
ジ103には図示していない弾性を有するO−リングや
ガスケットなどのシール部材を介して底板109がボル
ト111またはクランプなどによって取り付けられてい
る。胴部100には、胴部100の下部側面にほぼ垂直
に突出した下側の分岐管路113と、胴部100の上部
側面にほぼ垂直に突出した上側の分岐管路115とが形
成されている。
【0036】天板105の中央部には開口が形成されて
おり、この開口には外側の伝熱ブロック11を支持して
ランプ3を設置するための支持部材69が取り付けられ
ている。ランプ3は、処理槽98の外側から天板105
の開口に挿入され、支持部材69の開口部70には、処
理槽98内側からスリーブ5が挿入されており、スリー
ブ5の底部は、処理槽98に設けられた支持部材106
によって支持されている。伝熱ブロック11にはヒート
パイプ13に沿って延びる筒状の胴部117を有する熱
交換槽118が図示していないシール部材を介して水密
状態で取り付けられている。熱交換槽118の伝熱ブロ
ック11に取り付けられている側と反対側の端部には、
フランジ119に図示していない弾性を有するO−リン
グやガスケットなどのシール部材を介して蓋120がボ
ルト121またはクランプなどによって取り付けられて
いる。
【0037】分岐管路115と熱交換槽118とはバル
ブ122を備えた上流側連結管路123とバルブ124
を備えた下流側連結管路125とで連結されている。上
流側連結管路123は、分岐管路115に設けられたオ
リフィス部127の上流側に連通し、下流側連結管路1
25は、分岐管路115に設けられたオリフィス部12
7の下流側に連通している。また、ヒートパイプ13
は、外側の伝熱ブロック11から熱交換槽118の蓋1
20に向けて、伝熱ブロック9を囲むように、上下2段
で格段が横に4列で計8本設置されている。
【0038】このような構成の水処理装置97では、計
8本のヒートパイプ13の凝縮部53の熱が分岐管路1
15のオリフィス部127の上流側から上流側連結管路
123、熱交換槽118、下流側連結管路125、分岐
管路115のオリフィス部127の下流側に順次通流す
る被処理水89に放熱されることによって、ランプ3の
ステム部7が冷却されている。さらに、伝熱ブロック1
1は、熱交換槽118内の伝熱ブロック11に接する被
処理水89によって直接冷却されている。したがって、
水処理装置97は、水処理装置1に比べてランプ3のス
テム部7の冷却能力が高くなっており、水処理能力が高
い。
【0039】(第2の実施形態)本発明を適用してなる
紫外線照射装置とこの紫外線照射装置を備えた水処理装
置の第2の実施形態を図7乃至図9を参照して説明す
る。図7は、本発明を適用してなる紫外線照射装置の概
略構成とこの紫外線照射装置を備えた水処理装置の一部
分とを示す断面図である。図8は、図7のVIII−VIII線
からの矢視図である。図9は、図8のIX−IX線からの矢
視図である。なお、本実施形態では、第1の実施形態と
同一のものには同じ符号を付して説明を省略し、第1の
実施形態と相違する構成及び特徴部などについて説明す
る。
【0040】本実施形態の紫外線照射装置128が第1
の実施形態と相違する点は、図7乃至9に示すように、
ヒートパイプ13の凝縮部53が蒸発部49と断熱部5
1とに対してほぼ垂直に折り曲げられており、ヒートパ
イプ13が略L字形状に形成され、凝縮部53が上部ケ
ース15の胴部59の内壁面に取り付けられた放熱ブロ
ック129に挿入されていることと、伝熱ブロックが管
板65の中央部の開口に対応する位置に設けられ、中央
部に開口を有するパッキンなどのシール部材131上に
設置された下側の伝熱ブロック133と、その上に設置
された上側の伝熱ブロック135とで構成されているこ
とである。
【0041】上部ケース15の胴部59の放熱ブロック
129に対応する外壁面の部分には放熱フィン137が
設けられている。下側の伝熱ブロック133は、中央部
に方形状の開口を有する方形の平板状に形成され、横方
向にほぼ平行に複数のヒートパイプ13の蒸発部49が
挿入されている。上側の伝熱ブロック135は、底部周
縁に下側の伝熱ブロック133の形状に対応する形状の
鍔部139を有しており、下側の伝熱ブロック133と
上側の伝熱ブロック135とは、上側の伝熱ブロック1
35の鍔部139から下側の伝熱ブロック133に挿通
されるボルト141によって固定されている。
【0042】このように本実施形態の紫外線照射装置1
28は、ランプ3の発熱量が大きく第1の実施形態の紫
外線照射装置1では、最適温度付近にステム部7を冷却
できないような場合でも、放熱ブロック129が上部ケ
ース15の胴部59を介して被処理水89と接するこ
と、さらに放熱フィン137から矢印143方向に自然
対流する被処理水89に放熱することで、放熱面積が第
1の実施形態よりも大きくなるため、十分な放熱量が得
られ、ステム部7を最適温度付近に冷却することができ
る。
【0043】また、本実施形態の紫外線照射装置128
に限らず、図10及び11に示すように、ランプ3のス
テム部7を囲む四角柱状の内側の伝熱ブロック145、
内側の伝熱ブロック145に対応する貫通孔を有し四角
筒状に形成された外側の伝熱ブロック147、外側の伝
熱ブロック147に内側の伝熱ブロック145を囲んで
ほぼ平行に蒸発部49が挿入された複数のヒートパイプ
13、ヒートパイプ13の凝縮部53が挿入された複数
の放熱ブロック129などを備える紫外線照射装置14
4のように構成することもできる。
【0044】さらに、図12及び13に示すように、第
1の実施形態の内側の伝熱ブロック9と外側の伝熱ブロ
ック11とに第2の実施形態の放熱ブロック129を組
み合わせた紫外線照射装置149のように構成すること
もできる。加えて、放熱フィン137は、放熱ブロック
129のみで冷却能力が十分に得られる場合には、装置
が簡素化できるので設けなくてもよい。
【0045】(第3の実施形態)本発明を適用してなる
紫外線照射装置とこの紫外線照射装置を備えた水処理装
置の第3の実施形態を図14乃至図16を参照して説明
する。図14は、本発明を適用してなる紫外線照射装置
の概略構成とこの紫外線照射装置を備えた水処理装置の
一部分とを示す断面図である。図15は、図14のB部
分の拡大断面図である。図16は、図14のXVI−XVI線
からの矢視図である。なお、本実施形態でも、第1及び
第2の実施形態と同一のものには同じ符号を付して説明
を省略し、第1及び第2の実施形態と相違する構成及び
特徴部などについて説明する。
【0046】本実施形態の紫外線照射装置151が、第
1及び第2の実施形態と相違する点は、図14に示すよ
うに、ヒートパイプ13に代えてヒートプレート153
を用いたことである。また、本実施形態では、伝熱ブロ
ックとして、図4に示すような台形状の内側の伝熱ブロ
ック93と、伝熱ブロック93に対応する台形状の溝が
形成された外側の伝熱ブロック95を用いている。伝熱
ブロック93は、図4及び14に示すように、ランプ3
の先端部41方向に向かって漸次厚みが薄くなるよう
に、テーパー状の相対向する2つの外壁面43を有する
台形状に形成されている。また、伝熱ブロック93とラ
ンプ3の管壁39との間隙には、柔軟で熱伝導性を有す
るゲル状またはペースト状の充填物44が充填された状
態になっている。外側の伝熱ブロック95は、伝熱ブロ
ック93の相対向する2つの外壁面43に対応するテー
パー状の相対向する2つの内壁面45により形成され、
ランプ3の先端部41方向に向かって漸次幅が狭くなる
断面が台形状の溝が形成されており、伝熱ブロック95
の外形は、略直方体状に形成されている。内側の伝熱ブ
ロック93は、外側の伝熱ブロック95の溝に挿入され
ており、内側の伝熱ブロック93の外壁面43と外側の
伝熱ブロック95の溝を形成する内壁面45との間隙に
は、柔軟で熱伝導性を有するゲル状またはペースト状の
充填物44が充填されている。なお、内側の伝熱ブロッ
ク93と外側の伝熱ブロック95とは、第1の実施形態
で説明したように、伝熱ブロック93とランプ3などの
重みにより充填物44を圧密化した状態で挿入されてい
るだけであるため、簡単に分離して取り外すことがで
き、着脱自在になっている。
【0047】外側の伝熱ブロック95には、図15及び
16に示すように、外側の伝熱ブロック95の相対向す
る短辺側の側面に、ランプ3の延在方向にほぼ垂直な方
向に延在する帯状のヒートプレート153が取り付けら
れている。ヒートプレート153は、ヒートプレート1
53の伝熱ブロック95への取り付け面を伝熱ブロック
95の短辺側の側面に半田付けすることで取り付けられ
ている。さらに、外側の伝熱ブロック95の上面には、
加熱手段となるシート状のヒータ48が取り付けられて
おり、ヒータ48は配線155により電源などと電気的
に接続されている。
【0048】ヒートプレート153は、図14及び16
に示すように、伝熱ブロック95の側面に取り付けられ
た取り付け面が位置する側が蒸発部49になっており、
中央部分が断熱部51、上部ケース15の側壁157に
柔軟で熱伝導性を有するゲル状またはペースト状の充填
物44を介して接触している部分が凝縮部53になって
いる。ヒートプレート153の凝縮部53は、ヒートプ
レート153の蒸発部49と断熱部51とに対してほぼ
垂直に折り曲げられており、これによりヒートプレート
153は、全体に略L字状に曲げ加工されている。本実
施形態で用いているヒートプレート153は、TSH社
から販売されているものであり、ウイックを有しておら
ず、中空状の帯状のプレート内に液体と気体とが封入さ
れており、これらの気液2相の自励振動でによって熱の
輸送を行うものである。なお、ヒートプレート153の
蒸発部49と凝縮部53の面積は、除去すべき熱量によ
って適宜決定されている。
【0049】本実施形態の紫外線照射装置151の上部
ケース15は、図16に示すように、ヒートプレート1
53の凝縮部53が熱伝導可能な状態で内面に接触して
いる胴部59の側壁157の外面に取り付けられた複数
の放熱フィン137を有している。放熱フィン137
は、側壁157の外面のヒートプレート153の凝縮部
53が熱伝導可能な状態で内面に接触している位置に対
応する位置に取り付けられ、被処理水89中に在って被
処理水89中に放熱する。
【0050】上部ケース15の管板65の中央部開口周
囲には、外側の伝熱ブロック95を支持し、中央部に開
口を有する平板状の環状部材159がボルト161によ
り取り付けられている。環状部材159の開口は、管板
65の開口内周に沿うように棚状に突設された棚状部1
62上に設置されたO−リング73が管板65の開口内
から外れないように、管板65の開口の径よりも小さく
なっている。
【0051】このように、本実施形態の紫外線照射装置
151は、ランプ3のステム部7を囲むように伝熱ブロ
ック93、95が設けられており、外側の伝熱ブロック
95にはヒートプレート153の蒸発部49が熱伝導可
能な状態で取り付けられ、ヒートプレート153の凝縮
部53は、上部ケース15の側壁157に熱伝導が可能
な状態になっている。このため、ステム部7の熱は、伝
熱ブロック93、95に伝わり、ヒートプレート15
3、側壁157、そして放熱フィン137などを介して
被処理水89へ放熱される。これにより、ステム部7を
最適温度付近に保つことができるので、ランプ3内の水
銀蒸気圧が最適水銀蒸気圧付近となり、ランプ3の紫外
線放射強度を最大値付近に保たれるため、紫外線照射能
力を向上することができる。
【0052】さらに、本実施形態では、ウイックを有し
ていないヒートプレート153を用いているため、ヒー
トパイプに比べて厚みが薄く曲げ加工が容易であり、ウ
イックを有するヒートパイプなどの伝熱部材に比べて曲
げ加工などによる形状設計の自由度が高い。このため、
伝熱部材の形状設計の制限による紫外線照射装置の設計
の制限を低減できる。ただし、上部ケース15などが十
分な大きさや空間を有し、伝熱部材の形状設計の制限に
より紫外線照射装置の設計が制限されない場合には、伝
熱部材としてウイックを有するヒートプレートを用いる
こともできる。
【0053】以下に本実施形態の水処理装置の一変形例
を示す。各変形例では、第1、第2、及び本実施形態と
同一のものには同じ符号を付して説明を省略し、本実施
形態と相違する構成及び特徴部などについてのみ説明す
る。すなわち、紫外線照射装置163は、図17及び1
8に示すように、内側の伝熱ブロック93のと外壁面4
3と外側の伝熱ブロック95の内壁面45とで略L字状
のヒートプレート153の蒸発部49を挟み込むように
ヒートプレート153を設置した例である。このとき、
外側の伝熱ブロック95の内壁面45に面するヒートプ
レート153の蒸発部49の面と外側の伝熱ブロック9
5の内壁面45とは、全面を半田付けすることで固定さ
れ、内側の伝熱ブロック93の外壁面43に面するヒー
トプレート153の蒸発部49の面と内側の伝熱ブロッ
ク93の外壁面43とは、柔軟で熱伝導性を有するゲル
状またはペースト状の充填物44を介して接触してい
る。さらに、ヒートプレート153の蒸発部49と断熱
部51とは、凝縮部53に対して捻れた状態に加工され
ており、内側の伝熱ブロック93のと外壁面43と外側
の伝熱ブロック95の内壁面45の傾斜に合わせた角度
に傾斜している。
【0054】紫外線照射装置165は、図19、20、
及び21に示すように、1つの伝熱ブロック167を用
い、この伝熱ブロック167と環状部材159との間に
L字状のヒートプレート153の蒸発部49を挟み込ん
だ例である。伝熱ブロック167は、直方体の相対向す
る2つの長辺側の側壁底部に鍔状部分169を有してお
り、伝熱ブロック167と環状部材159との間にヒー
トプレート153の蒸発部49を挟み込んだ状態で伝熱
ブロック167の鍔状部分169と環状部材159とを
ボルト171により固定している。ヒートプレート15
3は、伝熱ブロック167と環状部材159との間に挟
み込まれた蒸発部49と断熱部51が管板65とほぼ平
行に延在し、凝縮部53が蒸発部49と断熱部51に対
してほぼ垂直に上方に折れ曲がるように取り付けられて
いる。ヒートプレート153の凝縮部53は、上部ケー
ス15の側壁157の内面に熱伝導可能に充填物44を
介して接触している。
【0055】紫外線照射装置173は、図22及び23
に示すように、1つの直方体状の伝熱ブロック175を
用い、この伝熱ブロック175とヒートプレート押さえ
177との間にL字状のヒートプレート153の蒸発部
49を挟み込んだ例である。ヒートプレート153は、
伝熱ブロック175の長辺側の側面とヒートプレート押
さえ177との間に挟み込まれており、伝熱ブロック1
75とヒートプレート押さえ177とに挿通されたボル
ト179により固定されている。
【0056】紫外線照射装置181は、図24及び25
に示すように、略円錐状の内側の伝熱ブロック183
と、伝熱ブロック183に対応するすり鉢状の貫通孔が
中央部に形成された略円筒状の外側の伝熱ブロック18
5とを用い、この外側の伝熱ブロック185の円周面周
囲にヒートプレート153を巻き付け、ヒートプレート
153の凝縮部53が直接被処理水89中に在るように
設置されている例である。ヒートプレート153は、伝
熱ブロック185の円周面周囲に巻き付けられ、蒸発部
49側の端部と断熱部51一部分であるヒートプレート
153の中央部の一部分とを接触させて重ね合わせた部
分をクランプ187で挟み込むことで固定されている。
ヒートプレート153の凝集部53には、複数の放熱フ
ィン137が取り付けられている。
【0057】また、ヒートプレート153は、上部ケー
ス15の胴部59の側面からほぼ垂直に突出して形成さ
れた分岐管路67に挿通されており、ヒートプレート1
53の凝縮部53は、分岐管路67の端部に形成された
フランジ76に図示していない弾性を有するO−リング
やガスケットなどのシール部材を介して取り付けられ、
ボルト77またはクランプなどによって固定された蓋7
8の中央部に形成された貫通孔から上部ケース15の外
部に突出した状態になっている。なお、蓋78の貫通孔
とヒートプレート153との間隙はシール剤によりシー
ルされており、上部ケース15の内部と外部とは水密状
態で隔離されている。
【0058】水処理装置189は、図26に示すよう
に、被処理水89が収容される処理槽98中に、紫外線
照射装置191のランプ3とスリーブ5などの部分を挿
入した構成になっている。処理槽98の胴部100は、
上下両端部にフランジ101、103を有する筒状に形
成されており、上側のフランジ101には図示していな
い弾性を有するO−リングやガスケットなどのシール部
材を介して天板105がボルト107またはクランプな
どによって取り付けられている。下側のフランジ103
には、図示していない弾性を有するO−リングやガスケ
ットなどのシール部材を介して底板109がボルト11
1またはクランプなどによって取り付けられている。胴
部100には、胴部100の下部側面にほぼ垂直に突出
した下側の分岐管路113と、胴部100の上部側面に
ほぼ垂直に突出した上側の分岐管路115とが形成され
ている。
【0059】天板105の中央部には開口が形成されて
おり、この開口にはO−リング73が設置されている。
また、天板105の中央部の開口上には環状部材159
がボルト161で固定されている。伝熱ブロックやヒー
トプレート部分は、図25に示す構成になっており、外
側の伝熱ブロック185の円周面周囲に巻き付けられて
固定されたヒートプレート153の断熱部51と凝縮部
53とは、ヒートプレート153の断熱部51と凝縮部
53に沿って延びる筒状の胴部191を有する熱交換槽
193で覆われている。熱交換槽193の開口側の端部
に形成されたフランジ195には、図示していない弾性
を有するO−リングやガスケットなどのシール部材を介
して蓋197がボルト199またはクランプなどによっ
て取り付けられている。蓋197の中央部にはヒートプ
レート153の断面形状に対応した形状の貫通孔が形成
されており、蓋197の貫通孔とヒートプレート153
との間隙はシール剤によりシールされている。
【0060】上側の分岐管路115と熱交換槽193と
は、バルブ122を備えて熱交換槽193の底側の側面
に連通する上流側連結管路123と、バルブ124を備
えて熱交換槽193の蓋197側の側面に連通する下流
側連結管路125とで連結されている。上流側連結管路
123は、分岐管路115のオリフィス部127の上流
側に連通し、下流側連結管路125は、分岐管路115
のオリフィス部127の下流側に連通している。また、
上流側連結管路123と下流側連結管路125とには、
各々の管路を通流する被処理水89の温度を計測するた
めの温度計201、203が設置されている。さらに、
下流側連結管路125には、下流側連結管路125を通
流する被処理水89の流量を計測するための流量計20
5が備えられている。このように、オリフィス部127
の抵抗で上流側連結管路123、熱交換槽193、そし
て下流側連結管路125を順次通流する被処理水89に
よりヒートプレート153の凝縮部53が冷却される。
【0061】水処理装置207は、図27及び28に示
すように、被処理水89が収容される処理槽98と、処
理槽98上に設置されて紫外線照射装置209の内側の
伝熱ブロック93、外側の伝熱ブロック95、ヒートプ
レート153を内包する上部ケース211、そして上部
ケース211の側壁外面に形成された放熱フィン137
を内包するように上部ケース211の側壁外面に形成さ
れた熱交換室213などで構成されている。天板105
の中央部の開口周囲と上面とケース211の底面とで方
形シート状のパッキン213を挟むように、上部ケース
211がボルト215で天板105に固定されている。
水密な箱状に形成された上部ケース211は、底面に開
口を有し、この開口にランプ3が挿通されている。上部
ケース211内には、内側の伝熱ブロック93、外側の
伝熱ブロック95、内側の伝熱ブロック93のと外壁面
43と外側の伝熱ブロック95の内壁面45とで蒸発部
49を挟み込むように設置され、凝縮部53が熱伝導可
能に上部ケース211の側壁の内面に充填物44を介し
て接触している略L字状のヒートプレート153などが
設置されている。
【0062】ヒートプレート153の凝縮部53が接触
している上部ケース211の側壁の外側には、複数の放
熱フィン137が取り付けられ、さらに、これらの放熱
フィン137を内包するように箱状の熱交換室213が
形成されている。熱交換室213の相対向する側壁に
は、各々上流側連結管路123、下流側連結管路125
が連通している。上側の分岐管路115は、バルブ12
2を備え、分岐管路115のオリフィス部127の上流
側に連通している。下流側連結管路125は、バルブ1
24を備え、分岐管路115のオリフィス部127の下
流側に連通している。このように、オリフィス部127
の抵抗で上流側連結管路123、熱交換室213、そし
て下流側連結管路125を順次通流する被処理水89に
より放熱フィン137が冷却される。
【0063】また、本発明では、ヒートパイプ13やヒ
ートプレート153は、第1、第2、及び第3の実施形
態や各々の変形例に示した形状に限らず、様々な形状に
曲げ加工して用いることができる。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、紫外線照射装置の紫外
線照射能力を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる紫外線処理装置の第1の
実施形態の概略構成とこの紫外線照射装置を備えた水処
理装置の一部分とを示す図である。
【図2】図1のA部分の拡大断面図である。
【図3】本発明を適用してなる紫外線処理装置の第1の
実施形態の概略構成を示す上面図である。
【図4】第1の実施形態の別の構成の伝熱ブロックの一
例を示す図である。
【図5】本発明を適用してなる紫外線処理装置の第1の
実施形態の変形例の概略構成とこの紫外線照射装置を備
えた別の水処理装置の一例とを示す図である。
【図6】本発明を適用してなる紫外線処理装置の第1の
実施形態の変形例の概略構成を示す上面図である。
【図7】本発明を適用してなる紫外線処理装置の第2の
実施形態の概略構成とこの紫外線照射装置を備えた水処
理装置の一部分とを示す図である。
【図8】図7のVIII−VIII線からの矢視図である。
【図9】図8のIX−IX線からの矢視図である。
【図10】本発明を適用してなる紫外線処理装置の第2
の実施形態の変形例の概略構成を示す図である。
【図11】図10のXI−XI線からの矢視図である。
【図12】本発明を適用してなる紫外線処理装置の第2
の実施形態の別の変形例の概略構成を示す図である。
【図13】図12のXIII−XIII線からの矢視図である。
【図14】本発明を適用してなる紫外線処理装置の第3
の実施形態の概略構成とこの紫外線照射装置を備えた水
処理装置の一部分とを示す図である。
【図15】図14のB部分の拡大断面図である。
【図16】図14のXVI−XVI線からの矢視図である。
【図17】本発明を適用してなる紫外線処理装置の第3
の実施形態の変形例の概略構成とこの紫外線照射装置を
備えた水処理装置の一部分とを示す図である。
【図18】図17のXVIII−XVIII線からの矢視図であ
る。
【図19】本発明を適用してなる紫外線処理装置の第3
の実施形態の別の変形例の概略構成とこの紫外線照射装
置を備えた水処理装置の一部分とを示す図である。
【図20】図19のXX−XX線からの矢視図である。
【図21】図19のXXI−XXI線からの矢視図である。
【図22】本発明を適用してなる紫外線処理装置の第3
の実施形態の別の変形例の概略構成とこの紫外線照射装
置を備えた水処理装置の一部分とを示す図である。
【図23】図22のXXIII−XXIII線からの矢視図であ
る。
【図24】本発明を適用してなる紫外線処理装置の第3
の実施形態の別の変形例の概略構成とこの紫外線照射装
置を備えた水処理装置の一部分とを示す図である。
【図25】本発明を適用してなる紫外線処理装置の第3
の実施形態の別の変形例の概略構成を示す上面図であ
る。
【図26】本発明を適用してなる紫外線処理装置の第3
の実施形態の別の変形例の概略構成とこの紫外線照射装
置を備えた別の水処理装置の一例とを示す図である。
【図27】本発明を適用してなる紫外線処理装置の第3
の実施形態の別の変形例の概略構成とこの紫外線照射装
置を備えた別の水処理装置の一例とを示す図である。
【図28】図27のXXVIII−XXVIII線からの矢視図であ
る。
【符号の説明】
1 紫外線照射装置 3 ランプ 5 スリーブ 7 ステム部 9 内側の伝熱ブロック 11 外側の伝熱ブロック 13 ヒートパイプ 19 水処理装置 23 上流側処理槽 25 下流側処理槽 89 被処理水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 出口 憲一郎 東京都中央区銀座5丁目2番1号 千代田 工販株式会社内 (72)発明者 吉川 正樹 東京都中央区銀座5丁目2番1号 千代田 工販株式会社内 (72)発明者 石田 宏司 東京都中央区銀座5丁目2番1号 千代田 工販株式会社内 Fターム(参考) 4D037 AA01 AA05 AA11 BA18 5C039 AA03 AA07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外線を放射するランプと、該ランプの
    少なくとも最低温部分を囲む伝熱ブロックと、一方の端
    部が該伝熱ブロックに熱伝導可能に連結された伝熱部材
    とを備えてなる紫外線照射装置。
  2. 【請求項2】 前記伝熱ブロックに加熱手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の紫外線照射装置。
  3. 【請求項3】 紫外線を放射するランプと、該ランプの
    少なくともステム部を囲み、前記ランプ部の先端部方向
    に向けて漸次幅の狭くなるテーパー状の外壁面を有する
    第1の伝熱ブロックと、該第1の伝熱ブロックの前記テ
    ーパー状の外壁面に対応するテーパー状の内壁面を有し
    て前記第1の伝熱ブロックを挿入可能な第2の伝熱ブロ
    ックと、一方の端部が該第2の伝熱ブロックに熱伝導可
    能に連結された伝熱部材とを備えてなる紫外線照射装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第2の伝熱ブロックに加熱手段を設
    けたことを特徴とする請求項3に記載の紫外線照射装
    置。
  5. 【請求項5】 前記伝熱部材がヒートパイプであること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の紫
    外線照射装置。
  6. 【請求項6】 前記伝熱部材がヒートプレートであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    紫外線照射装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    紫外線照射装置の前記ランプが被処理水を収容する槽内
    に配設されてなり、前記伝熱部材の他方の端部に伝達さ
    れた熱が前記被処理水中に放熱されることを特徴とする
    水処理装置。
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