JP2001224713A - ゴルフクラブヘッド及びその製法 - Google Patents
ゴルフクラブヘッド及びその製法Info
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】複雑な曲面または曲り角の位置においても容易
に重量配分材を用いて重量の配分ができ、且つより薄い
厚さの重量配分材にて重量を配分する表面積を増加可能
であると共に、重量配分材を融通性を有して広範に活用
運用して重量調整と装飾を施し得るゴルフクラブヘッド
及びその製法を提供する。 【解決手段】平板材２、重量配分材３及び焼結剤４を準
備する工程と、平板材２を加工してクラブヘッドの母材
にする工程と、母材、焼結剤４及び重量配分材３を組み
合わせて組み立てる工程と、母材、焼結剤４及び重量配
分材３を組み合わせて完成した部材を焼結融合させる工
程と、鍛造を行なって上記部材を所定の形状に彎曲させ
る成形工程と、成形された上記部材とヘッドのその他の
部分の部材とを組み立ててクラブヘッドに形成する工程
とを具備することを特徴とするゴルフクラブヘッドの製
法である。
に重量配分材を用いて重量の配分ができ、且つより薄い
厚さの重量配分材にて重量を配分する表面積を増加可能
であると共に、重量配分材を融通性を有して広範に活用
運用して重量調整と装飾を施し得るゴルフクラブヘッド
及びその製法を提供する。 【解決手段】平板材２、重量配分材３及び焼結剤４を準
備する工程と、平板材２を加工してクラブヘッドの母材
にする工程と、母材、焼結剤４及び重量配分材３を組み
合わせて組み立てる工程と、母材、焼結剤４及び重量配
分材３を組み合わせて完成した部材を焼結融合させる工
程と、鍛造を行なって上記部材を所定の形状に彎曲させ
る成形工程と、成形された上記部材とヘッドのその他の
部分の部材とを組み立ててクラブヘッドに形成する工程
とを具備することを特徴とするゴルフクラブヘッドの製
法である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフクラブヘッ
ド及びその製法に係り、特にクラブヘッドの複雑な彎曲
面に重量配分材を装着するのに適したゴルフクラブヘッ
ド及びその製造に関する。
ド及びその製法に係り、特にクラブヘッドの複雑な彎曲
面に重量配分材を装着するのに適したゴルフクラブヘッ
ド及びその製造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ゴルフクラブヘッドに重量を配分
する方法には下記のような各種の方式が提案されてい
る。
する方法には下記のような各種の方式が提案されてい
る。
【０００３】（１）リベットにて母材に重量配分部材を
固定する方式 この方式には、図３の（Ａ）における（ａ）で示される
ように、母材１１を加工して重量配分材１２の部分を嵌
め込み載置できる大きさの凹部１３を形成し、予め母材
１１と重量配分材１２に対してリベット１４の大きさの
孔１５をあけておき、母材１１の凹部１３に重量配分材
１２を載置した後、リベット１４にて重量配分材１２を
母材１１に固定するものと、図３の（Ａ）における
（ｂ）で示されるように、母材１１を加工して重量配分
材１２の部分を嵌め込み載置できる大きさの凹部１３
と、重量配分材１２に形成したリベット部１６を嵌め込
める大きさの孔１７をあけて、母材１１の凹部１３に重
量配分材１２を載置した後、リベット部１６で、重量配
分材１２を母材１１に固定するものとがある。
固定する方式 この方式には、図３の（Ａ）における（ａ）で示される
ように、母材１１を加工して重量配分材１２の部分を嵌
め込み載置できる大きさの凹部１３を形成し、予め母材
１１と重量配分材１２に対してリベット１４の大きさの
孔１５をあけておき、母材１１の凹部１３に重量配分材
１２を載置した後、リベット１４にて重量配分材１２を
母材１１に固定するものと、図３の（Ａ）における
（ｂ）で示されるように、母材１１を加工して重量配分
材１２の部分を嵌め込み載置できる大きさの凹部１３
と、重量配分材１２に形成したリベット部１６を嵌め込
める大きさの孔１７をあけて、母材１１の凹部１３に重
量配分材１２を載置した後、リベット部１６で、重量配
分材１２を母材１１に固定するものとがある。
【０００４】（２）母材の凹部に重量配分材を圧入して
固定する方式 即ち、図３の（Ｂ）における（ａ）（ｂ）で示されるよ
うに、母材１１の表面に予め形成した凹部１３に重量配
分材１２を圧入して重量配分材１２を母材１１に固定す
るものである。
固定する方式 即ち、図３の（Ｂ）における（ａ）（ｂ）で示されるよ
うに、母材１１の表面に予め形成した凹部１３に重量配
分材１２を圧入して重量配分材１２を母材１１に固定す
るものである。
【０００５】（３）重量配分材を溶融させて母材に固定
する方式 即ち、図３の（Ｃ）における（ａ）（ｂ）で示されるよ
うに、母材１１に形成した凹部１３内に溶融された重量
配分材１２を流し込んで固化し、母材１１に重量配分材
１２を固定するものである。
する方式 即ち、図３の（Ｃ）における（ａ）（ｂ）で示されるよ
うに、母材１１に形成した凹部１３内に溶融された重量
配分材１２を流し込んで固化し、母材１１に重量配分材
１２を固定するものである。
【０００６】（４）ネジにて重量配分材を母材に固定す
る方式 即ち、図３の（Ｄ）で示されるように、母材１１を加工
して重量配分材１２の部分を嵌め込み載置できる大きさ
の凹部１３と、ネジ２０を通せる大きさの孔１７をあけ
ておき、母材１１の凹部１３に重量配分材１２を載置し
た後、ネジ２０にて重量配分材１２を母材１１に固定す
るものである。
る方式 即ち、図３の（Ｄ）で示されるように、母材１１を加工
して重量配分材１２の部分を嵌め込み載置できる大きさ
の凹部１３と、ネジ２０を通せる大きさの孔１７をあけ
ておき、母材１１の凹部１３に重量配分材１２を載置し
た後、ネジ２０にて重量配分材１２を母材１１に固定す
るものである。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】（従来技術の問題点）
上記の従来の重量配分材を固定する方式には以下のよう
な種々の問題がある。まず、(１)のリベットにて母材に
重量配分部材を固定する方式ではリベット締めのために
リベットを準備しておく必要があり、部品点数が増す。
また、母材および／または重量配分材に孔をあけてリベ
ット締めするため、母材の厚さを厚く形成して、リベッ
ト締めによる母材の破壊を防止する必要がある。従っ
て、製作上、手間と時間がかかると共に、重量配分にお
いて精度の確保に問題を有する。
上記の従来の重量配分材を固定する方式には以下のよう
な種々の問題がある。まず、(１)のリベットにて母材に
重量配分部材を固定する方式ではリベット締めのために
リベットを準備しておく必要があり、部品点数が増す。
また、母材および／または重量配分材に孔をあけてリベ
ット締めするため、母材の厚さを厚く形成して、リベッ
ト締めによる母材の破壊を防止する必要がある。従っ
て、製作上、手間と時間がかかると共に、重量配分にお
いて精度の確保に問題を有する。
【０００８】(２)の圧入による固定方式ではリベットの
準備と孔あけを行なうことが不要である点で優れている
が、母材に重量配分材を強固に固定するためには母材に
対して凹部の底部に突出状凹部１８を形成し、且つ重量
配分材１２にはその凹部１８に入り込む突出部１９を形
成する必要があるので、加工が面倒であると共に重量配
分材１２を組み付ける手配と時間がかかるという問題を
有する。
準備と孔あけを行なうことが不要である点で優れている
が、母材に重量配分材を強固に固定するためには母材に
対して凹部の底部に突出状凹部１８を形成し、且つ重量
配分材１２にはその凹部１８に入り込む突出部１９を形
成する必要があるので、加工が面倒であると共に重量配
分材１２を組み付ける手配と時間がかかるという問題を
有する。
【０００９】(３)の重量配分材を溶融して母材に固定す
る方式では、母材と重量配分材とが異なる部材であるた
め、異なる材料による融着効果がよくないと共に、鍛造
などにより彎曲させることができないし、また重量配分
材を冷却して母材に固定した後、母材と重量配分材とを
同一の面にする切削加工も施さなければならないため、
上記(１)と(２)との方式の場合と同様に手間と時間がか
かるし、生産性など効率がよくないという問題を有す
る。
る方式では、母材と重量配分材とが異なる部材であるた
め、異なる材料による融着効果がよくないと共に、鍛造
などにより彎曲させることができないし、また重量配分
材を冷却して母材に固定した後、母材と重量配分材とを
同一の面にする切削加工も施さなければならないため、
上記(１)と(２)との方式の場合と同様に手間と時間がか
かるし、生産性など効率がよくないという問題を有す
る。
【００１０】(４)のネジで母材に重量配分材を固定する
方式にあっては曲面部分で母材に重量配分材を固定する
ことについて、克服し難い問題を有する。
方式にあっては曲面部分で母材に重量配分材を固定する
ことについて、克服し難い問題を有する。
【００１１】上記以外に、お得意の需要または美感上の
問題から複雑な曲面に重量配分材を附加する場合には上
記の従来の方式のものではその要望に応えることができ
ないと共に、美感を得ることも克服し難い。
問題から複雑な曲面に重量配分材を附加する場合には上
記の従来の方式のものではその要望に応えることができ
ないと共に、美感を得ることも克服し難い。
【００１２】（目的）本発明は上記事情に着目してなさ
れたものであり、その目的とするところは、複雑な曲面
または曲り角の位置においても容易に重量配分材を用い
て重量の配分ができ、且つより薄い厚さの重量配分材に
て重量を配分する表面積を増加可能であると共に、重量
配分材を融通性を有して広範に活用運用して重量調整と
装飾を施し得るゴルフクラブヘッド及びその製法を提供
しようとするものである。
れたものであり、その目的とするところは、複雑な曲面
または曲り角の位置においても容易に重量配分材を用い
て重量の配分ができ、且つより薄い厚さの重量配分材に
て重量を配分する表面積を増加可能であると共に、重量
配分材を融通性を有して広範に活用運用して重量調整と
装飾を施し得るゴルフクラブヘッド及びその製法を提供
しようとするものである。
【００１３】
【課題を解決するための手段および作用】請求項１に係
る発明は、平板材、重量配分材及び焼結剤を準備する工
程と、平板材を加工してクラブヘッドの母材にする工程
と、母材、焼結剤及び重量配分材を組み合わせて組み立
てる工程と、母材、焼結剤及び重量配分材を組み合わせ
て完成した部材を焼結融合させる工程と、鍛造を行なっ
て上記部材を所定の形状に彎曲させる成形工程と、成形
された上記部材とヘッドのその他の部分の部材とを組み
立ててクラブヘッドに形成する工程とを具備することを
特徴とするゴルフクラブヘッドの製法である。
る発明は、平板材、重量配分材及び焼結剤を準備する工
程と、平板材を加工してクラブヘッドの母材にする工程
と、母材、焼結剤及び重量配分材を組み合わせて組み立
てる工程と、母材、焼結剤及び重量配分材を組み合わせ
て完成した部材を焼結融合させる工程と、鍛造を行なっ
て上記部材を所定の形状に彎曲させる成形工程と、成形
された上記部材とヘッドのその他の部分の部材とを組み
立ててクラブヘッドに形成する工程とを具備することを
特徴とするゴルフクラブヘッドの製法である。
【００１４】請求項２に係る発明は、上記の平板材を加
工してクラブヘッドの母材にする工程は、平板材を加工
して重量配分材を収納可能であると共に、上記重量配分
材と上記母材の表面とが略平面になるような凹部に加工
する請求項１に記載のゴルフクラブヘッドの製法であ
る。
工してクラブヘッドの母材にする工程は、平板材を加工
して重量配分材を収納可能であると共に、上記重量配分
材と上記母材の表面とが略平面になるような凹部に加工
する請求項１に記載のゴルフクラブヘッドの製法であ
る。
【００１５】請求項３に係る発明は、前記の加工された
凹部の底部には、底部に左右の水平方向に突出し、且つ
水平方向と垂直な方向に沿って形成された小さい凹部を
備え、重量配分材の底部にはその小さい凹部に入り込む
凸部を形成して、母材と重量配分材との結合状態を補強
する請求項２に記載のゴルフクラブヘッドの製法であ
る。
凹部の底部には、底部に左右の水平方向に突出し、且つ
水平方向と垂直な方向に沿って形成された小さい凹部を
備え、重量配分材の底部にはその小さい凹部に入り込む
凸部を形成して、母材と重量配分材との結合状態を補強
する請求項２に記載のゴルフクラブヘッドの製法であ
る。
【００１６】請求項４に係る発明は、請求項１に記載の
製法を用いて製造されたクラブヘッドの部材ユニットと
その他の同クラブヘッドの部材とを組み立ててなること
を特徴とするゴルフクラブヘッドである。
製法を用いて製造されたクラブヘッドの部材ユニットと
その他の同クラブヘッドの部材とを組み立ててなること
を特徴とするゴルフクラブヘッドである。
【００１７】請求項５に係る発明は、平板材を加工して
重量配分材を収納可能な凹部を形成した母材と、上記凹
部に収納した重量配分材とを焼結剤で焼結融合させた部
材を所定の形状に彎曲したことを特徴とするゴルフクラ
ブヘッドである。
重量配分材を収納可能な凹部を形成した母材と、上記凹
部に収納した重量配分材とを焼結剤で焼結融合させた部
材を所定の形状に彎曲したことを特徴とするゴルフクラ
ブヘッドである。
【００１８】具体的には、本発明は、まず平板材、重量
配分材及び焼結剤を準備し、平板材を加工して母材を形
成する工程と、母材、焼結剤及び重量配分材を組み合わ
せる工程と、組み合わせた部材を焼結融着させる焼結工
程と、彎曲するように打って成形する成形工程と、成形
された部材とその他の部分の部材とを組み立てて、クラ
ブヘッドを完成することによって目的を達成する。
配分材及び焼結剤を準備し、平板材を加工して母材を形
成する工程と、母材、焼結剤及び重量配分材を組み合わ
せる工程と、組み合わせた部材を焼結融着させる焼結工
程と、彎曲するように打って成形する成形工程と、成形
された部材とその他の部分の部材とを組み立てて、クラ
ブヘッドを完成することによって目的を達成する。
【００１９】本発明によれば、加工が容易であって、ま
た手間と時間をかけないで、生産効率を向上でき得る
し、且つ、複雑な曲面または曲り角になった位置に対し
て、容易に重量の配分を行なえると共に、薄い材料にて
重量の配分ができ、さらに重量配分材を融通性を有して
広範に活用して重量の配分の調整が可能であるし、且
つ、美感上又はお得意の需要、或いは性能上によって重
量配分材の分布状態を行なうことが可能である。
た手間と時間をかけないで、生産効率を向上でき得る
し、且つ、複雑な曲面または曲り角になった位置に対し
て、容易に重量の配分を行なえると共に、薄い材料にて
重量の配分ができ、さらに重量配分材を融通性を有して
広範に活用して重量の配分の調整が可能であるし、且
つ、美感上又はお得意の需要、或いは性能上によって重
量配分材の分布状態を行なうことが可能である。
【００２０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
ゴルフクラブヘッドの構成及びその製法について図１を
参照して説明する。
ゴルフクラブヘッドの構成及びその製法について図１を
参照して説明する。
【００２１】まず、ゴルフクラブヘッド（以下クラブヘ
ッドと略称する）に対して、重量配分を行なう前に、ク
ラブヘッド用母材１に加工する平板材２、重量配分材
３、焼結剤４を準備する。
ッドと略称する）に対して、重量配分を行なう前に、ク
ラブヘッド用母材１に加工する平板材２、重量配分材
３、焼結剤４を準備する。
【００２２】次に、図１の（ｂ）で示す工程で、矢印Ａ
で示すルートでは、フライス削り（ミリング）加工及び
オイル式プレス系統などにて、平板材２の重量配分を必
要とする部分又は位置に対して所定の大きさの凹部５を
加工して、クラブヘッドの母材１を完成する。図１の
（ｂ）で示す工程で、矢印Ｂで示すルートでは、同じく
フライス削り（ミリング）加工及びオイル式プレス系統
などにて、平板材２の重量配分を必要とする部分又は位
置に対して所定の大きさの凹部５を加工すると共に、凹
部５の底部縁にそれぞれ逆方向に突出させた小さい凹部
６を有するようにする。小さい凹部６を有する凹部５に
使用する重量配分材３の底部には上記小さい凹部６に対
応する少し突出した状態の突出部７を形成するものとす
る。もっとも底部に突出部７を形成しない重量配分材３
であっても使用可能である。
で示すルートでは、フライス削り（ミリング）加工及び
オイル式プレス系統などにて、平板材２の重量配分を必
要とする部分又は位置に対して所定の大きさの凹部５を
加工して、クラブヘッドの母材１を完成する。図１の
（ｂ）で示す工程で、矢印Ｂで示すルートでは、同じく
フライス削り（ミリング）加工及びオイル式プレス系統
などにて、平板材２の重量配分を必要とする部分又は位
置に対して所定の大きさの凹部５を加工すると共に、凹
部５の底部縁にそれぞれ逆方向に突出させた小さい凹部
６を有するようにする。小さい凹部６を有する凹部５に
使用する重量配分材３の底部には上記小さい凹部６に対
応する少し突出した状態の突出部７を形成するものとす
る。もっとも底部に突出部７を形成しない重量配分材３
であっても使用可能である。
【００２３】次に、図１の（ｃ）で示すように、母材
１、重量配分材３、焼結剤４を組み合わせるが、特に矢
印Ｂで示すルートでは母材１と重量配分材３の上面が略
平面状態になるようにして組み合わせる。このように組
み合わせた後に焼結を行なって、焼結剤４を介して母材
１と重量配分材３とを一体に結合させる。
１、重量配分材３、焼結剤４を組み合わせるが、特に矢
印Ｂで示すルートでは母材１と重量配分材３の上面が略
平面状態になるようにして組み合わせる。このように組
み合わせた後に焼結を行なって、焼結剤４を介して母材
１と重量配分材３とを一体に結合させる。
【００２４】このようにして焼結を行なって結合させた
場合、矢印Ａで示すルートで作られたものにおいて既に
十分な結合強度を有するが、矢印Ｂで示すルートで作ら
れたものでは小さい凹部６と突出部７が組み合わされる
ので、母材１と重量配分材３との結合強度がさらに高ま
る。
場合、矢印Ａで示すルートで作られたものにおいて既に
十分な結合強度を有するが、矢印Ｂで示すルートで作ら
れたものでは小さい凹部６と突出部７が組み合わされる
ので、母材１と重量配分材３との結合強度がさらに高ま
る。
【００２５】次に、図１の（ｄ）で示すように、母材１
と重量配分材３を結合させた部材ユニットを意図する曲
面形状に彎曲させ、それにて得た曲面形状のクラブヘッ
ドの部分的部材とその他の部分的な部材と共にゴルフク
ラブのヘッドを作製する。
と重量配分材３を結合させた部材ユニットを意図する曲
面形状に彎曲させ、それにて得た曲面形状のクラブヘッ
ドの部分的部材とその他の部分的な部材と共にゴルフク
ラブのヘッドを作製する。
【００２６】図２は本発明の他の実施形態の説明図であ
る。即ち、本実施形態の重量配分方法は、別に単に特定
の部位だけではなく、また、クラブヘッドの凹凸の表面
を有さない平面になった部位などだけではなく、例え
ば、図２に示すように、クラブヘッドの如何なる表面
上、如何なる部位、又はお得意或いは設計上の要望によ
って、複数個所に分けて行なうことなど、いずれも容易
に重量の配分を行なえ得るものである。
る。即ち、本実施形態の重量配分方法は、別に単に特定
の部位だけではなく、また、クラブヘッドの凹凸の表面
を有さない平面になった部位などだけではなく、例え
ば、図２に示すように、クラブヘッドの如何なる表面
上、如何なる部位、又はお得意或いは設計上の要望によ
って、複数個所に分けて行なうことなど、いずれも容易
に重量の配分を行なえ得るものである。
【００２７】なお、母材１は例えばＴｉ（チタン）又は
ステンレス等で製造し、重量配分材３はＴｉを用いた母
材１の場合には、Ｃｕ（銅）の合金、又はＮｉ（ニッケ
ル）合金或いはＷ（タングステン）合金とする。母材１
がステンレスの場合には、重量配分材３はＷの合金を採
用する。換言すれば、重量配分材３の比重（密度）は母
材１の比重（密度）よりも大きい。また、厚さ1.6〜2.2
mmの板材上に、厚さが0.8mm以下の重量配分材を結合さ
せ得ると共に、融通性を有して広範に活用運用して重量
配分を調整でき得る。
ステンレス等で製造し、重量配分材３はＴｉを用いた母
材１の場合には、Ｃｕ（銅）の合金、又はＮｉ（ニッケ
ル）合金或いはＷ（タングステン）合金とする。母材１
がステンレスの場合には、重量配分材３はＷの合金を採
用する。換言すれば、重量配分材３の比重（密度）は母
材１の比重（密度）よりも大きい。また、厚さ1.6〜2.2
mmの板材上に、厚さが0.8mm以下の重量配分材を結合さ
せ得ると共に、融通性を有して広範に活用運用して重量
配分を調整でき得る。
【００２８】本発明は上記した実施形態以外に、本発明
の精神を逸脱しない範囲において、いろいろな変形を行
なうことも可能である。
の精神を逸脱しない範囲において、いろいろな変形を行
なうことも可能である。
【００２９】
【発明の効果】以上説明したように本発明のゴルフクラ
ブヘッドの構成及びその製法によれば、重量配分の工程
が簡単で、特に複雑な曲面又は曲り角の部位に対して、
容易に重量配分を行なうことが可能であると共に、重量
配分材を薄い厚さで重量配分の表面積を増加させ得るの
で、融通性を有して広範に重量配分を活用運用して調整
及びクラブヘッドの装飾が可能になるので、お得意及び
設計上の要望に応じることが可能になり、且つ、従来の
技術思想上よりも限定される範囲を少なくできえる、産
業上の利用価値を有するゴルフクラブヘッドを供給する
ことができる。
ブヘッドの構成及びその製法によれば、重量配分の工程
が簡単で、特に複雑な曲面又は曲り角の部位に対して、
容易に重量配分を行なうことが可能であると共に、重量
配分材を薄い厚さで重量配分の表面積を増加させ得るの
で、融通性を有して広範に重量配分を活用運用して調整
及びクラブヘッドの装飾が可能になるので、お得意及び
設計上の要望に応じることが可能になり、且つ、従来の
技術思想上よりも限定される範囲を少なくできえる、産
業上の利用価値を有するゴルフクラブヘッドを供給する
ことができる。
【図１】本発明の一実施形態に係るゴルフクラブヘッド
の製法の工程図。
の製法の工程図。
【図２】（ａ）は本発明の他の実施形態に係るゴルフク
ラブヘッドの外観図、（ｂ）は重量配分材を取り付けた
要部の断面図。
ラブヘッドの外観図、（ｂ）は重量配分材を取り付けた
要部の断面図。
【図３】従来の重量配分方式を示す断面図。
１…クラブヘッド用母材 ２…平板材 ３…重量配分材 ４…焼結剤 ５…凹部 ６…小さい凹部 ７…突出部
Claims (5)
- 【請求項１】平板材、重量配分材及び焼結剤を準備する
工程と、 平板材を加工してクラブヘッドの母材にする工程と、 母材、焼結剤及び重量配分材を組み合わせて組み立てる
工程と、 母材、焼結剤及び重量配分材を組み合わせて完成した部
材を焼結融合させる工程と、 鍛造を行なって上記部材を所定の形状に彎曲させる成形
工程と、 成形された上記部材とヘッドのその他の部分の部材とを
組み立ててクラブヘッドに形成する工程とを具備するこ
とを特徴とするゴルフクラブヘッドの製法。 - 【請求項２】上記の平板材を加工してクラブヘッドの母
材にする工程は、平板材を加工して重量配分材を収納可
能であると共に、上記重量配分材と上記母材の表面とが
略平面になるような凹部に加工する請求項１に記載のゴ
ルフクラブヘッドの製法。 - 【請求項３】前記の加工された凹部の底部には、底部に
左右の水平方向に突出し、且つ水平方向と垂直な方向に
沿って形成された小さい凹部を備え、重量配分材の底部
にはその小さい凹部に入り込む凸部を形成して、母材と
重量配分材との結合状態を補強する請求項２に記載のゴ
ルフクラブヘッドの製法。 - 【請求項４】請求項１に記載の製法を用いて製造された
クラブヘッドの部材ユニットとその他の同クラブヘッド
の部材とを組み立ててなることを特徴とするゴルフクラ
ブヘッド。 - 【請求項５】平板材を加工して重量配分材を収納可能な
凹部を形成した母材と、上記凹部に収納した重量配分材
とを焼結剤で焼結融合させた部材を所定の形状に彎曲し
たことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000039143A JP2001224713A (ja) | 2000-02-17 | 2000-02-17 | ゴルフクラブヘッド及びその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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