JP2001223965A - ファイル管理装置 - Google Patents

ファイル管理装置

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JP2001223965A
JP2001223965A JP2000366312A JP2000366312A JP2001223965A JP 2001223965 A JP2001223965 A JP 2001223965A JP 2000366312 A JP2000366312 A JP 2000366312A JP 2000366312 A JP2000366312 A JP 2000366312A JP 2001223965 A JP2001223965 A JP 2001223965A
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Tomoko Yamaguchi
知子 山口
Toshio Mizuno
敏雄 水野
Motofumi Suzuki
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファイルを構成している論理的なまとまりの
ある部分(セグメント)を単位としてアクセスできると
ともに、従来のファイルアクセスでのファイル名を指定
した方法と同様な方法でセグメント指定ができるファイ
ル管理装置を提供する。 【解決手段】 セグメント名の取得要求があった場合に
は、セグメント名生成部104はセグメントが属するフ
ァイル名とファイル内でのそのセグメントの格納順序を
示す番号からなるセグメント名を生成する。セグメント
名を指定したアクセス要求があった場合には、セグメン
ト特定部119はセグメント名より、どのファイルの何
番目のセグメントへのアクセス要求であるかを特定し、
セグメント位置特定部106はファイル情報記憶部10
2及びセグメント情報記憶部103を参照してセグメン
トのアクセス位置を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファイル管理装置
に関し、特にファイルが論理的なまとまりのある単位
(セグメント)から構成されている場合に好適なファイ
ル管理装置及びファイル管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】汎用的なオペレーティングシステムで
は、ファイル管理を担うファイルシステム(ファイル管
理装置)をその機能の一部として提供している。ファイ
ル管理装置において、記憶装置内のファイルには名前
(ファイル名)が付与されており、ファイル名とファイ
ルの記録位置がディレクトリ(登録簿)に登録されてい
る。ユーザからファイル名を指定したファイルに対する
読み出しや書き込みの要求があると、ファイル管理装置
は、ディレクトリを参照してファイル名に対応するファ
イルの記憶位置を特定し、そのファイルを記憶装置から
読み出したり、記憶装置へ書き込んだりする。例えば、
FTPクライアントとFTPサーバからなるFTPシス
テムにおいて、ユーザがFTPクライアントからファイ
ル名を指定した転送要求を行なうと、そのファイル名を
含む読み出し要求コマンドがFTPサーバに送られる。
FTPサーバ内のファイル管理装置は、ディレクトリを
参照して読み出し要求コマンドに含まれるファイル名に
対応するファイルの記憶位置を特定し、記憶装置からそ
のファイルを読み出してFTPクライアントに送る。
【0003】このように、ユーザは、ファイルを利用す
る時にファイル名を指定すれば、あとはファイル管理装
置がディレクトリを参照してファイルの記憶位置を見つ
けファイルを読み出し、又は書き込みを行なうので、ユ
ーザは、ファイルの記憶位置を意識することなく、ごく
簡単にファイル名を指定するだけでファイルにアクセス
することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、1つのファ
イルが論理的なまとまりをもった単位(以下、セグメン
ト)で構成される場合がある。例えば、ある時に撮像し
たビデオデータと別の時に撮像したビデオデータとをと
もに1つのファイルに記録した場合には、そのファイル
内のビデオデータには時間的に連続する部分と、不連続
な部分とが存在することになる。このような場合には、
時間的な連続性によって、論理的なまとまりの単位がで
きることになる。すなわち、時間的に不連続な部分がセ
グメントの切れ目となり、時間的に連続する部分が1つ
のセグメントとなる。
【0005】1つのファイルに複数個のセグメントが存
在する場合に、ファイル全体のみならず、特定のセグメ
ントだけを選択して転送したり再生したい場合がある。
そのためには、ユーザは、記憶装置からファイルを読み
出して再生しながらセグメントの区切りを見つけてその
アドレスを別途控えておき、セグメントへアクセスする
際に、控えておいたアドレスをファイル管理装置に入力
しなければならない。ファイル管理装置は、ユーザから
入力されたアドレスに従って対応するセグメントにアク
セスすることができる。しかし、上述のようなアドレス
の指定操作は極めて煩雑で、ユーザの負担が大きい。
【0006】そこで、本発明は、かかる問題点に鑑みて
なされたものであり、ファイル全体だけでなく、ファイ
ルを構成しているセグメントを単位としてアクセスする
ことができるとともに、アクセスしたいセグメントを簡
単に指定することのできるファイル管理装置、及びファ
イル管理方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ファイル名に対応させてファイルの格納
位置を記憶管理し、ファイル名の指定でファイルに対す
るアクセスを行なうファイル管理装置において、番号が
付されたデータを複数個含むファイルを記録するファイ
ル記憶手段と、前記番号が連続しているデータの集合を
セグメントとし、当該セグメント名に対応させてセグメ
ントの前記ファイル記憶手段における格納位置を示す位
置情報を記憶する位置情報記憶手段と、セグメント名の
指定によりなされるセグメントに対してのアクセス要求
を受付けるアクセス要求受付け手段と、前記位置情報記
憶手段から、前記指定されたセグメント名に対応する位
置情報を読み出す位置情報読み出し手段と、前記読み出
した位置情報に基づいて、前記ファイル記憶手段に記憶
されているセグメントに対してアクセスをするセグメン
トアクセス手段とを備える。
【0008】また、本発明は、ファイル名に対応させて
ファイルの格納位置を記憶管理し、ファイル名の指定で
ファイルに対するアクセスを行なうファイル管理装置に
おいて、タイムコードが付されたデータを複数個含むフ
ァイルを記録するファイル記憶手段と、前記タイムコー
ドが連続しているデータの集合をセグメントとし、当該
セグメント名に対応させてセグメントの前記ファイル記
憶手段における格納位置を示す位置情報を記憶する位置
情報記憶手段と、セグメント名の指定によりなされるセ
グメントに対してのアクセス要求を受付けるアクセス要
求受付け手段と、前記位置情報記憶手段から、前記指定
されたセグメント名に対応する位置情報を読み出す位置
情報読み出し手段と、前記読み出した位置情報に基づい
て、前記ファイル記憶手段に記憶されているセグメント
に対してアクセスをするセグメントアクセス手段とを備
える。
【0009】また、本発明は、ファイル名に対応させて
ファイルの格納位置を記憶管理し、ファイル名の指定で
ファイルに対するアクセスを行なうファイル管理装置に
おいて、タイムコードが付されたビデオデータからなる
ファイルを取得してファイル記憶手段に格納するファイ
ル取得手段と、前記取得したファイルを記憶するファイ
ル記憶手段と、タイムコードが連続する部分をセグメン
トとして扱い、前記セグメントの前記ファイル記憶手段
における格納位置を示す位置情報を取得して位置情報記
憶手段に格納する位置情報取得手段と、前記取得した位
置情報を記憶する位置情報記憶手段と、セグメント単位
でのアクセス要求を受付けるセグメントアクセス要求受
付け手段と、前記位置情報記憶手段から、前記指定され
たセグメントに対応する位置情報を読み出す位置情報読
み出し手段と、前記読み出した位置情報に基づいて、前
記ファイル記憶手段に記憶されているセグメントに対し
てアクセスをするセグメントアクセス手段とを備える。
【0010】また、本発明は、ファイル名に対応させて
ファイルの格納位置を記憶管理し、ファイル名の指定で
ファイルに対するアクセスを行なうファイル管理装置に
おいて、タイムコードが付されたビデオデータからなる
ファイルを取得してファイル記憶手段に格納するファイ
ル取得手段と、前記取得したファイルを記憶するファイ
ル記憶手段と、前記ビデオデータにおけるタイムコード
が連続する部分をセグメントとして特定するセグメント
特定手段と、前記特定したセグメントの前記ファイル記
憶手段における格納位置を示す位置情報を作成して位置
情報記憶手段に書き込む位置情報作成手段と、前記作成
した位置情報を記憶する位置情報記憶手段と、セグメン
ト単位でのアクセス要求を受付けるセグメントアクセス
要求受付け手段と、前記位置情報記憶手段から、前記指
定されたセグメントに対応する位置情報を読み出す位置
情報読み出し手段と、前記読み出した位置情報に基づい
て、前記ファイル記憶手段に記憶されているセグメント
に対してアクセスをするセグメントアクセス手段とを備
える。
【0011】また、本発明は、ファイル名に対応させて
ファイルの格納位置を記憶管理し、ファイル名の指定で
ファイルに対するアクセスを行なうファイル管理装置に
おいて、論理的なまとまりのある単位であるセグメント
を1個又は複数個含むファイルを記憶するファイル記憶
手段と、セグメントの前記ファイル記憶手段における格
納位置を示す位置情報を記憶する位置情報記憶手段と、
1つのファイルに含まれるすべてのセグメントの集まり
であるセグメント集合の名前であって、当該ファイルの
ファイル名とセグメント集合名であることを示す文字列
とを含むセグメント集合名の指定によりなされるセグメ
ント集合に対してのアクセス要求を受付けるアクセス要
求受付け手段と、前記指定されたセグメント集合名に対
応するセグメント集合の属するファイルを特定し、前記
位置情報記憶手段から当該ファイルに属するすべてのセ
グメントの位置情報をセグメント集合の位置情報として
読み出す位置情報読み出し手段と、前記読み出した位置
情報に基づいて、前記ファイル記憶手段に記憶されてい
るセグメント集合に対してアクセスをするセグメント集
合アクセス手段とを備える。
【0012】また、本発明は、ファイル名に対応させて
ファイルの格納位置を記憶管理し、ファイル名の指定で
ファイルに対するアクセスを行なうファイル管理装置に
おいて、論理的なまとまりのある単位であるセグメント
を1個又は複数個含むファイルを記憶するファイル記憶
手段と、セグメントの前記ファイル記憶手段における格
納位置を示す位置情報を記憶する位置情報記憶手段と、
ファイル名と所望の条件の指定により、指定ファイル名
のファイル中のセグメントのうち、指定条件を満たす1
以上のセグメントの集まりであるセグメント部分集合に
対してのアクセス要求を受付けるアクセス要求受付け手
段と、前記位置情報記憶手段から指定されたファイル名
ファイルに属し、かつ指定条件を具備するすべてのセグ
メントの位置情報をセグメント部分集合の位置情報とし
て読み出す位置情報読み出し手段と、前記読み出した位
置情報に基づいて、前記ファイル記憶手段に記憶されて
いるセグメント部分集合に対してアクセスをするセグメ
ント部分集合アクセス手段とを備える。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。 (第1の実施形態)第1の実施形態は、ファイル中にお
けるなんらかの論理的なまとまりのある連続した部分
(セグメント)を特定して、そのセグメントを単位とし
てデータの読み出し、上書き、追記ができるとととも
に、セグメントの指定をセグメント名を用いて行なうフ
ァイル管理装置に関する。 <構成>図1は、本実施の形態に係るファイル管理装置
の構成を示す機能ブロック図である。同図に示されるよ
うに、本実施の形態に係るファイル管理装置100は、
入力部101と、ファイル情報記憶部102と、セグメ
ント情報記憶部103と、セグメント名生成部104
と、セグメント名出力部105と、セグメント特定部1
19と、セグメント位置特定部106と、セグメントア
クセス部107と、ファイル記憶部108とから構成さ
れ、アプリケーション部120からセグメント名の取得
要求を受付けてアプリケーション部120にセグメント
名を返すとともに、アプリケーション部120からセグ
メント名を指定したセグメントデータの読み込み、書き
込みのアクセス要求を受付けて、セグメントデータの読
み込み、書き込みを行なう。
【0014】同図のファイル管理装置100は、機能ブ
ロック図に分けた構成を示しているが、実際には、ファ
イル管理装置100は、CPUと、メモリと、ハードデ
ィスクを備えたハードウエアと、そのハードウエア上で
実行されるOperating System(OS)
により構成される。すなわち、同図の入力部101と、
セグメント特定部119と、セグメント位置特定部10
6と、セグメントアクセス部107と、セグメント名生
成部104と、セグメント名出力部105と、セグメン
ト情報作成部115と、ファイル情報作成部116と
は、OSがハードウエア上で実行する機能を示し、同図
のファイル情報記憶部102と、セグメント情報記憶部
103と、ファイル記憶部108とは、ハードディスク
の記憶領域の一部を示す。
【0015】アプリケーション部120は、ファイル管
理装置100を利用して、セグメント単位でデータの読
み書きを行なうものである。アプリケーション部120
は、ファイル管理装置100にセグメント名の取得要求
を送りファイル管理装置100からセグメント名の出力
を受付ける。また、アプリケーション部120は、ファ
イル管理装置100にセグメント名を指定したセグメン
トデータの読み出し要求を送りファイル管理装置100
から指定したセグメントデータの出力を受付ける。ま
た、アプリケーション部120は、ファイル管理装置1
00にセグメント名を指定したセグメントデータの書き
込み要求を送りファイル管理装置100にセグメントデ
ータを出力する。
【0016】本実施の形態に係るファイル管理装置を利
用するアプリケーション部120は、ファイル名を用い
てファイルにアクセスする従来のアプリケーションと、
全く同様にセグメントに対するアクセス要求をセグメン
ト名を指定することにより行なう。従って、従来のファ
イルにアクセスするアプリケーションに、一部の拡張機
能(後述のセグメントの検出命令を出力する機能)を追
加するだけで、ほぼそのまま本実施の形態に係るファイ
ル管理装置100を利用するアプリケーション部120
として用いることができる。
【0017】入力部101は、アプリケーション部12
0からセグメント名の取得要求及び、セグメントを指定
したセグメントデータの読み込み、書き込み要求を受付
ける。ファイル記憶部108は、ファイルのデータ本体
を記憶している。各ファイルには1個又は複数個のセグ
メントが存在する。ここで、セグメントとは、ファイル
中における論理的な意味のまとまりがある連続した領域
である。例えば、ファイルに動画像データを記憶してい
る場合には、タイムコードが連続する部分がセグメント
に該当する。図2は、タイムコードが連続する部分(セ
グメント)を含むファイルの構造を簡略化した図であ
る。同図に示されるように、1つのセグメントは、ヘッ
ダーとタイムコードが連続するフレームから構成されて
いる。ここで、ヘッダーは、動画像データのフォーマッ
トの種類や、画像サイズ等を示し、各フレームは、タイ
ムコード情報201と画像データ本体202とからなる
ものとする。動画像データの1秒間のフレーム数は30
フレームとし、タイムコード情報201は、時刻(0〜
23):分(0〜59):秒(0〜59):フレーム番
号(0〜29)で表すものとする。フレーム番号が不連
続となっている部分には、セグメントの切れ目があるこ
とになる。
【0018】図3は、ファイル中のセグメントの例を示
す。ファイルの大きさは、150Mバイトの固定長と
し、1個又は複数個のセグメントがファイル内の任意の
位置に書き込めるものとする。同図(a)に示されるよ
うに、Sportsファイルに対して3つのセグメント
があり、同図(b)に示されるように、Quizファイ
ルに対して2つのセグメントがある。ここで、空き領域
300〜302とは、セグメント以外の部分、すなわ
ち、論理的なまとまりをなさない部分をいう。また、未
使用領域300、302とは、空き領域300〜302
のうちで、ファイルの末尾を含む領域であり、新たなセ
グメントが作成される領域である。
【0019】図3(a)に示すSportsファイルで
は、セグメント1とセグメント2の境界は、タイムコー
ドが飛んでいる部分(10:24:12:07と10:
27:05:13)に存在し、セグメント2とセグメン
ト3の境界も、タイムコードが飛んでいる部分(10:
31:14:19と13:48:07:15)に存在す
る。図3(b)に示すQuizファイルでは、セグメン
ト1の末尾は、タイムコードが存在しない空き領域との
境界に存在し、セグメント2の先端及び末尾は、タイム
コードが存在しない空き領域との境界に存在する。
【0020】ファイル情報記憶部102は、ファイル記
憶部108に記憶されているファイルの情報、つまりデ
ィレクトリ情報を記憶する。図4は、ファイル情報の概
略を示す。ファイル情報は、ファイル記憶部108に記
憶されているファイルについて、ファイル名と、記憶装
置内の格納位置、及び作成日時を少なくとも含む。ファ
イル情報(ディレクトリ情報)は実際にはそれ以外の情
報も含んでいるが、詳細は省略する。
【0021】ファイル情報作成部116は、セグメント
アクセス部107からセグメントデータの書き込みが終
了した旨の通知を受けて、上記ファイル情報(作成日
時)を更新する。セグメント情報記憶部103は、セグ
メントが属するファイル名と、セグメントのファイル内
での相対位置を示す位置情報とからなるセグメント情報
を各セグメントごとに記憶する。位置情報はファイル先
頭からセグメント先頭までの長さである開始オフセット
アドレスとセグメントの長さであるセグメント長とから
なる。図5は、図3に示すセグメントの位置を特定する
セグメント情報を示す。図5において、Sportsフ
ァイルのファイル先頭に最も近いセグメント(セグメン
ト1)に関するセグメント情報は、ファイル名(Spo
rts)と、開始オフセットアドレス(0)と、セグメ
ント長(20M)とから構成される。
【0022】セグメント情報作成部115は、新たにフ
ァイルが作成された場合には、ファイルからセグメント
となる部分を特定して、ファイル名と、その開始オフセ
ットアドレスと、長さとからなるセグメント情報を作成
して、セグメント情報記憶部103に格納する。例え
ば、動画像データを格納しているファイルにおいては、
タイムコードが連続している部分がセグメントとして特
定される。これによって、ユーザが、1つのファイルに
複数のセグメントデータをセグメントとして意識するこ
となく、(従って、単なるファイルデータとして)記録
した場合にでも、ファイル管理装置は、その記録後に、
ユーザの手を借りずにファイル中からセグメントの区切
り位置を識別し、セグメント情報を作成してセグメント
情報記憶部103に記録できることになる。
【0023】また、セグメント情報作成部115は、セ
グメントアクセス部107からセグメントデータの書き
込みが終了した旨の通知、及び書き込んだセグメントの
開始オフセットアドレスとセグメント長の通知を受け
て、セグメント情報記憶部103内のセグメント情報を
更新する。これによって、ファイルにセグメントデータ
がセグメントと意識して書き込まれた場合に、セグメン
ト情報記憶部103内のセグメント情報を現状のファイ
ルの状態を表わすものに更新できることになる。
【0024】セグメント名生成部104は、セグメント
情報記憶部103を参照して、現に存在するセグメント
に対して、セグメント名を生成する。図6は、セグメン
ト名の命名の規則を示す。つまり、セグメント名生成部
104は、そのセグメントが属するファイル名と、セグ
メントが属するファイル内でのそのセグメントの格納順
序を示す番号からなるセグメント名を生成する。図7
は、生成されたセグメント名の例を示す。同図に示され
るように、Sportsファイルの各セグメントに対し
て、それぞれファイルの先頭から順番に、「Sport
s1」、「Sports2」、「Sports3」とい
うセグメント名が生成され、Quizファイルの各セグ
メントに対して、それぞれファイルの先頭から順番に、
「Quiz1」、「Quiz2」というセグメント名が
生成される。なお、セグメント名とファイル名とが重複
して使われることがないように、ファイル名の末尾の文
字には数字を用いないものとする。
【0025】セグメント名出力部105は、セグメント
名生成部104によって生成されたセグメント名をアプ
リケーション部120に出力する。セグメント特定部1
19は、入力部101から送られてきたセグメント名が
どのセグメントを指定しているのかを図6に示す規則に
従って特定する。すなわち、セグメント特定部119
は、セグメント名をセグメントが属するファイル名とフ
ァイル内での格納順序を示す番号に分解して、その結果
をセグメント位置特定部106に送る。
【0026】また、セグメント特定部119は、セグメ
ントデータの書き込みの場合には、上書きか追記かを判
断するため、セグメント情報記憶部103内のセグメン
ト情報を参照して、特定されたセグメントが現に存在す
るか否かを調べ、その結果をセグメント位置特定部10
6に送る。例えば、「Sports」ファイルにセグメ
ント1〜3のみ存在する場合に、セグメント名を「Sp
orts2」として書き込み命令を受けた場合には、特
定されたセグメントが存在する旨の通知が送られる。一
方、セグメント名を「Sports10」として書き込
み命令を受けた場合には、「Sports」ファイルは
存在するが、10番目のセグメントは存在しないので、
特定されたセグメントは未だ存在しない旨の通知が送ら
れる。
【0027】また、セグメント特定部119は、特定さ
れたセグメントが属するファイルが存在しない場合に
は、セグメントを書き込むことができないので、アクセ
ス要求を拒絶するものとする。セグメント位置特定部1
06は、ファイル情報記憶部102及びセグメント情報
記憶部103を参照して、セグメント特定部119から
送られたファイル名とセグメントの格納順序を示す番号
とから、セグメントの読み出し位置、上書き位置、又は
追記位置を特定する。すなわち、まず、セグメント位置
特定部106は、ファイル情報記憶部102から、ファ
イル名に対応するファイルの先頭の格納位置を読み出
す。
【0028】さらに、セグメント位置特定部106は、
セグメントデータの読み込みの場合には、セグメント情
報記憶部103から、セグメントの格納順序を示す番号
で特定されるセグメントの開始オフセットアドレスとセ
グメント長とを読み出して、これらとファイルの先頭の
格納位置とからそのセグメントの先頭の格納位置(絶対
アドレス)と末尾の格納位置(絶対アドレス)とを特定
し、そのセグメントの先頭から末尾までの部分をセグメ
ントの読み出し位置として特定する。
【0029】また、セグメント位置特定部106は、セ
グメントデータの書き込みの場合で、指定されたセグメ
ントが既に存在する旨の通知をセグメント特定部119
より受けた時には、セグメントの上書き位置を特定す
る。すなわち、セグメント情報記憶部103からファイ
ル内でのそのセグメントの開始オフセットアドレスと次
のセグメントの開始オフセットアドレス(次のセグメン
トがない場合には次のセグメントの開始オフセットアド
レスは読み込まない)とを読み出して、これらとファイ
ルの先頭の格納位置とからセグメントの先頭の格納位置
(絶対アドレス)と次のセグメントの先頭の直前の格納
位置(絶対アドレス)(次のセグメントがない場合には
ファイルの末尾)を特定し、そのセグメントの先頭から
次のセグメントの先頭の直前(次のセグメントがない場
合にはファイル末尾)までの部分をセグメントの上書き
位置として特定する。
【0030】また、セグメント位置特定部106は、セ
グメントデータの書き込みの場合で、指定されたセグメ
ントが未だ存在しない旨の通知をセグメント特定部11
9より受けた場合には、セグメント情報記憶部103か
らファイル内での未使用領域の開始オフセットアドレス
をセグメント長とを読み出して、これらとファイルの先
頭の格納位置とから未使用領域の先頭の格納位置(絶対
アドレス)と末尾の格納位置(絶対アドレス)とを特定
し、未使用領域の先頭から末尾までの部分をセグメント
の追記位置として特定する。
【0031】セグメントアクセス部107は、セグメン
ト位置特定部106で特定されたセグメントの読み出し
位置、書き込み位置、又は追記位置に、以下のようにし
て、セグメントデータの読み出し、上書き、又は追記を
行なう。セグメントアクセス部107は、セグメントデ
ータの読み出しの場合には、特定されたセグメントの読
み出し位置のセグメントデータをファイル記憶部108
から読み出して、アプリケーション部120に出力す
る。
【0032】また、セグメントアクセス部107は、セ
グメントデータの上書きの場合には、アプリケーション
部120から送られてくるセグメントデータをファイル
記憶部108の特定されたセグメントの上書き位置に書
き込む。上書きの場合には、セグメント間に空き領域が
ある場合にも、空き領域にセグメントデータを書き込む
ことも可能とする。
【0033】また、セグメントアクセス部107は、セ
グメントデータの追記の場合には、アプリケーション部
120から送られてくるセグメントデータをファイル記
憶部108の特定されたセグメントの追記位置に書き込
む。セグメントアクセス部107は、アプリケーション
部120から入力部101を介して書き込みの終了の指
示を受けた場合に、セグメントデータの書き込みを終了
し、書き込みが終了した旨をセグメント情報作成部11
5及びファイル情報作成部116に通知し、書き込んだ
セグメントの開始オフセットアドレスとセグメント長と
をセグメント情報作成部115に通知する。 <適用例1>次に、本実施の形態に係るファイル管理装
置を用いたアプリケーションの例を説明する。図8は、
アプリケーションの一例であるファイル転送システムの
構成を示す機能ブロック図である。本アプリケーション
は、実際にはファイルの転送を行なうものでなく、セグ
メントを転送するものであるが、その一部であるファイ
ル管理装置を本実施の形態のものに置換するだけで、従
来のファイル転送システムをほぼそのまま用いることが
できるので、ファイル転送システムという語を用いるこ
とにする。同図に示すように、ファイル転送システム
は、FTPアプリケーション610と本実施の形態に係
るファイル管理装置100とからなり、FTPアプリケ
ーション610は、FTPクライアント600と、FT
Pサーバ601の一部とからなる。
【0034】FTPクライアント600は、入力部60
2と、通信部603と、記憶部604と、表示部605
とからなり、FTPサーバ601は、本実施の形態に係
るファイル管理装置100と、通信部606とからな
る。FTPクライアント600の入力部602は、ユー
ザから「Dir」のキー入力、つまり、セグメント名の
取得要求を受付ける。セグメント名の取得要求が通信部
603、606を介してFTPサーバ601に送られ
る。FTPサーバ601では、ファイル管理装置100
に対して、セグメント名の取得要求を送り、その結果と
してファイル管理装置100からセグメント名が出力さ
れる。セグメント名は、通信部606、603を介して
FTPクライアント600に送られ、FTPクライアン
ト600の表示部605に表示される。図9は、FTP
クライアント600の表示部605に表示される画面を
示す。
【0035】また、FTPクライアント600の入力部
602は、ユーザから「Get セグメント名」のキー
入力、つまり、セグメントデータの読み込み要求を受付
ける。セグメントデータの読み込み要求が通信部60
3、606を介してFTPサーバ601に送られる。F
TPサーバ601では、ファイル管理装置100に対し
て、セグメント名を指定した読み込み要求を送り、その
結果としてファイル管理装置100からセグメントデー
タが出力される。セグメントデータは、通信部606、
603を介してFTPクライアント600に送られ、F
TPクライアント600の記憶部604に記憶される。
また、ファイル転送が成功した旨がFTPクライアント
600の表示部605に表示される。図10は、FTP
クライアント600の表示部605に表示される画面を
示す。 <適用例2>ビデオカメラで取込んだ動画像をファイル
管理装置に録画する動画像編集システムへの適用につい
て説明する。
【0036】図11は、動画像編集システムの構成を示
す機能ブロック図である。同図に示すように、動画像編
集システムは、ビデオカメラ810と、動画像編集アプ
リケーション800と、本実施の形態に係るファイル管
理装置100とからなる。動画像編集アプリケーション
800は、入力部802と、ビデオ入力部801と、表
示部803とからなる。
【0037】動画像編集アプリケーション800の入力
部602は、ユーザから、「DetectSeg」のキ
ー入力、つまり、セグメントの検出要求を受付けると、
ファイル管理装置100に対してセグメントの検出要求
を送る。ファイル管理装置100は、セグメントの検出
要求を受けて、ファイルからセグメントを検出して、セ
グメント情報の作成処理を行なう。
【0038】動画像編集アプリケーション800の入力
部602は、ユーザから、「Dir」のキー入力、つま
り、セグメント名の取得要求を受付けると、ファイル管
理装置100に対してセグメント名の取得要求を送る。
ファイル管理装置100は、セグメント名の取得要求を
受けてセグメント名を出力し、セグメント名が表示部8
03に表示される。
【0039】動画像編集アプリケーション800の入力
部802は、ユーザから「Recセグメント名」のキー
入力、つまり、セグメントデータの書き込み要求を受付
けると、入力部802は、ファイル管理装置100にセ
グメント名を指定した書き込み要求を送るとともに、ビ
デオ入力部801にビデオ信号の取り込みを指示する。
ビデオ入力部801は、ビデオカメラ810から送られ
てくるビデオ信号をデジタル化して取込み、デジタルデ
ータをファイル管理装置100に送る。ファイル管理装
置100は、送られてきたデータを指定されたセグメン
トに書き込む。また、入力部802は、ユーザから「R
ec終了」のキー入力、つまり、セグメントデータの書
き込みの終了指示を受付ける。入力部802は、ファイ
ル管理装置100に書き込みの終了命令を送るととも
に、ビデオ入力部801にビデオ信号の取り込みの終了
を指示する。ファイル管理装置100は、送られてきた
書き込み終了の命令を受けて、セグメントデータの書き
込みを終了する。
【0040】また、ユーザから「Play セグメント
名」のキー入力、つまり、セグメントデータの読み込み
要求を受付けると、入力部802は、ファイル管理装置
100にセグメント名を指定した読み込み要求を送る。
また、ファイル管理装置100は、指定されたセグメン
ト名のセグメントデータを読み込んで出力し、セグメン
トデータ、つまりビデオデータが表示部803に表示さ
れる。 <動作>次に、アプリケーション部120として、上記
のファイル転送システム又は録画アプリケ−ションを採
用した場合のファイル管理装置の動作について説明す
る。
【0041】図12は、ファイル管理装置100の動作
手順を示すフローチャートである。ファイル管理装置1
00の初期状態として、ファイル記憶部108には図2
に示すファイルが記録されており、ファイル情報記憶部
102には図4に示すファイル情報が記録されているも
のとする。アプリケーション部120から入力部101
に入力された命令がファイルからセグメントを検出する
命令(DetectSeg)の場合には、セグメント情
報の作成処理を行なう(ステップS701、S70
2)。
【0042】一方、アプリケーション部120から入力
部101に入力された命令がセグメント名の取得命令
(Dir)の場合には、セグメント名の提供処理を行な
う(ステップS703、S704)。また、アプリケー
ション部120から入力部101に入力された命令がセ
グメントデータの読み込み命令(Get Sports
1)、又は書き込み命令(Rec Quiz1)の場合
に、セグメントデータの読み書き処理を行なう(ステッ
プS705、S706)。 <セグメント情報の作成>(動画像編集システムへの適
用) まず、セグメント情報の作成処理の動作について説明す
る。
【0043】図13は、セグメント情報の作成処理の動
作手順を示すフローチャートである。まず、セグメント
情報作成部115は、ファイル記憶部108からファイ
ルを読み出す(ステップS1301)。そして、セグメ
ント情報作成部115は、ファイル内にセグメントの先
頭となる部分がないか調べる。すなわち、セグメント情
報作成部115は、ファイルの先頭から順に動画像デー
タのヘッダーがあるか否かを調べてゆく(ステップS1
302)。
【0044】セグメント情報作成部115は、ファイル
の末尾に達したら、未使用領域のセグメント情報を作成
する。すなわち、セグメント情報作成部115は、最後
のセグメントの末尾の直後のアドレス(セグメントがな
い場合はファイルの先頭アドレス、すなわち0)を未使
用領域の開始オフセットアドレスとし、そこからファイ
ル末尾までの長さを未使用領域の長さとして、セグメン
ト情報記憶部103に書き込む(ステップS1303、
S1304)。
【0045】一方、セグメント情報作成部115は、動
画像データのヘッダーが見つかれば、そのヘッダーの先
頭をセグメントの開始オフセットアドレスとしてセグメ
ント情報記憶部103に書き込む。図2に示すQuiz
ファイルでは、セグメント1の開始オフセットアドレス
は0となり、セグメント2の開始オフセットアドレスは
60Mとなる(ステップS1305、S1306)。
【0046】次に、セグメント情報作成部115は、セ
グメントの末尾を探す。すなわち、セグメント情報作成
部115は、セグメントの先頭からファイルの末尾に向
かって、タイムコードが不連続となっている部分、すな
わちタイムコードが飛んでいる部分やタイムコードがな
い部分(つまり、動画像のフレームでない)がないかを
調べる(ステップS1307)。
【0047】セグメント情報作成部115は、ファイル
の末尾に達したらファイルの末尾をセグメントの末尾と
して、セグメントの先頭から末尾までの長さを計算し、
その長さをセグメント長としてセグメント情報記憶部1
03に書き込む(ステップS1308、S1309)。
一方、セグメント情報作成部115は、タイムコードが
不連続となっている部分を見つければ、不連続部分の直
前(連続部分の末尾)をセグメントの末尾として、セグ
メントの先頭から末尾までの長さを計算し、その長さを
セグメント長としてセグメント情報記憶部103に書き
込む。図2に示すQuizファイルでは、セグメント1
については、40M以降に第799フレームが存在しな
いので、第798フレームがセグメント1の末尾とな
り、セグメント1のセグメント長は40Mとなる。ま
た、セグメント2については、90M以降に第599フ
レームが存在しないので、第598フレームがセグメン
ト2の末尾となり、セグメント2のセグメント長は30
Mとなる(ステップS1310、S1311)。上記動
作の結果、図5に示すセグメント情報が作成される。 <セグメント名の提供>(FTPアプリケーション、動
画像編集システムへの適用) 次に、セグメント名の提供処理の動作について説明す
る。図14は、セグメント名の提供処理の動作手順を示
すフローチャートである。
【0048】まず、入力部101は、セグメント名の取
得命令(Dir)をセグメント名生成部104に送る。
そして、セグメント名生成部104は、セグメント情報
記憶部103のセグメント情報を参照して現に存在する
セグメントに対して、セグメント名の命名規則に従っ
て、セグメント名を生成する。すなわち、セグメント名
生成部104は、そのセグメントが属するファイル名と
ファイル内でのそのセグメントの格納順序を示す番号と
からなるセグメント名を生成する。ここでは、セグメン
ト名生成部104は、図5に示すセグメント情報より、
Sportsファイルにセグメント1〜3が存在するこ
とを検知して、各セグメントに対して、「Sports
1」、「Sports2」、「Sports3」という
セグメント名を生成し、Quizファイルにセグメント
1、2が存在することを検知して、各セグメントに対し
て、「Quiz1」、「Quiz2」というセグメント
名を生成する(ステップS3801)。
【0049】次に、セグメント名出力部105は、生成
したセグメント名をアプリケーションに出力する(ステ
ップS3802)。以上の結果、アプリケーション部1
20には、ファイル管理装置100から送られてきたセ
グメント名が前述の図9のように表示される。次に、セ
グメントデータの読み書き処理の動作について説明す
る。図15は、セグメントデータの読み込み、上書き、
追記の処理の動作手順を示すフローチャートである。 <セグメントデータの読み込み>(FTPアプリケーシ
ョンへの適用) FTPアプリケーション610から入力部101に入力
された命令がセグメントデータの読み込み命令(Get
Sports1)の場合には、入力部101は、その
命令をセグメント特定部119に送る。セグメント特定
部119は、セグメント名の命名規則に従って、セグメ
ント名で指定されるセグメントを特定する。すなわち、
セグメント特定部119は、セグメント名より、セグメ
ントが属するファイル(Sports)とファイル内で
のセグメントの格納順序(1番目)を特定する(ステッ
プS1000、S1001)。
【0050】セグメント位置特定部106は、ファイル
情報記憶部102及びセグメント情報記憶部103か
ら、セグメントが属するファイル(Sports)の先
頭の格納位置とセグメント1の開始オフセットアドレス
(0バイト)とセグメント長(20Mバイト)とを読み
出して、セグメント1の先頭の格納位置(絶対アドレ
ス)と末尾の格納位置(絶対アドレス)とを特定して、
その間をセグメントの読み出し位置として特定する(ス
テップS1002)。
【0051】セグメントアクセス部107は、ファイル
記憶部108から、前ステップで特定されたセグメント
の読み出し位置のセグメントデータを読み込んで、FT
Pアプリケーション610に出力する(ステップS10
03)。 <セグメントデータの上書き>(動画像編集システムへ
の適用) 動画像編集アプリケーション800から入力部101に
入力された命令がセグメントの書き込み命令(Rec
Quiz1)の場合には、入力部101は、その命令を
セグメント特定部119に送る。セグメント特定部11
9は、セグメント名(Quiz1)より、セグメント名
の命名規則に従って、セグメントが属するファイル(Q
uiz)とファイル内でのセグメントの格納順序(1番
目)を特定するとともに、セグメント情報記憶部103
のセグメント情報を参照して、Quizファイルにセグ
メント1が既に存在するかを調べ、その結果をセグメン
ト位置特定部106に送る。ここでは、Quizファイ
ルには、セグメント1が存在するので、セグメントが既
に存在すると判定されることになる(ステップS100
4、S1005)。
【0052】そして、セグメント位置特定部106は、
ファイル情報記憶部102及びセグメント情報記憶部1
03から、特定されたセグメントが属するQuizファ
イルの先頭の格納位置とセグメント1の開始オフセット
アドレスとセグメント2の開始オフセットアドレスとを
読み込み、セグメント1の先頭の格納位置(絶対アドレ
ス)とセグメント2の先頭の直前の格納位置(絶対アド
レス)とを特定し、それらの間をセグメントの上書き位
置として特定する(ステップS1006)。
【0053】セグメントアクセス部107は、動画像編
集アプリケーション800から送られてくるセグメント
データをファイル記憶部108の特定されたセグメント
の上書き位置に書き込む。そして、セグメントアクセス
部107は、動画像編集アプリケーション800から入
力部101を介して、書き込みの終了命令(Rec終
了)が送られてきた時点で書き込みを終了し、書き込み
が終了したことをセグメント情報作成部115及びファ
イル情報作成部116に通知するとともに、セグメント
情報作成部115に、書き込んだセグメントの開始オフ
セットアドレスとセグメント長とを通知する。図16
は、セグメントデータの書き込み終了後のQuizファ
イルの構造を示す。同図に示すように、55Mバイトの
セグメントデータがもとのセグメント1の開始オフセッ
トアドレス(0バイト)を先頭として書き込まれ、新た
なセグメント1(0バイト〜55Mバイト)が作成され
ている。ここで、当初の空き領域(40Mバイト〜60
Mバイト)の一部が使用されている(ステップS100
7)。
【0054】セグメント情報作成部115は、セグメン
トアクセス部107から送られてきた書き込んだセグメ
ントの開始オフセットアドレスとセグメント長とに基づ
いて、セグメント情報記憶部103中のセグメント情報
を更新する。すなわち、もとのセグメント1のセグメン
ト長(40Mバイト)を新たなセグメント1のセグメン
ト長(55Mバイト)に変更する。図17は、Quiz
ファイルのセグメント情報を示す。同図に示すように、
セグメント1のセグメント長は40Mバイトであったの
が、55Mバイトに変更されている(ステップS100
8)。
【0055】ファイル情報作成部116は、ファイル情
報記憶部102中のファイル情報を更新する。すなわ
ち、Sportsファイルの作成日時をセグメントデー
タの書き込みが終了した時点の時刻に変更する(ステッ
プS1009)。 <セグメントデータの追記>(動画像編集システムへの
適用) 動画像編集アプリケーション800から入力部101に
入力された命令がセグメントの書き込み命令(Rec
Quiz3)の場合には、入力部101は、その命令を
セグメント特定部119に送る。セグメント特定部11
9は、セグメント名(Quiz3)より、セグメント名
の命名規則に従って、セグメントが属するファイル(Q
uiz)とファイル内でのセグメントの格納順序(3番
目)を特定するとともに、セグメント情報記憶部103
のセグメント情報を参照して、ファイル(Quiz)に
セグメント(セグメント3)が既に存在するかを調べ
る。ここでは、Quizファイルには、セグメント3が
存在しないので、セグメントが存在しないと判定される
(ステップS1004、S1005)。
【0056】そして、セグメント位置特定部106は、
ファイル情報記憶部102及びセグメント情報記憶部1
03から、ファイル(Quiz)の先頭の格納位置とフ
ァイル(Quiz)の未使用領域の開始オフセットアド
レスとセグメント長とを読み込み、未使用領域の先頭の
格納位置(絶対アドレス)と末尾の格納位置(絶対アド
レス)とを特定し、それらの間をセグメントの追記位置
として特定する(ステップS1010)。
【0057】セグメントアクセス部107は、動画像編
集アプリケーション800から送られてくるセグメント
データをファイル記憶部108における前ステップで特
定されたセグメントの追記位置に書き込む。そして、セ
グメントアクセス部107は、動画像編集アプリケーシ
ョン800から入力部101を介して、書き込みの終了
命令が送られてきた時点で書き込みを終了し、書き込み
が終了したことをセグメント情報作成部115及びファ
イル情報作成部116に通知する。図18は、セグメン
トデータの書き込み終了後のQuizファイルの構造を
示す。同図に示すように、40Mバイトのセグメントデ
ータがもとの未使用領域の開始オフセットアドレス(9
0Mバイト)を先頭として書き込まれ、新たなセグメン
ト3(90Mバイト〜130Mバイト)が作成されてい
る(ステップS1011)。
【0058】そして、前記した上書きの場合と同様にし
て、セグメント情報作成部115によりセグメント情報
記憶部103内のセグメント情報が更新され、ファイル
情報作成部116によりファイル情報記憶部102内の
ファイル情報が更新される。図19は、Quizファイ
ルのセグメント情報を示す。同図に示されるように、新
たにセグメント3についてのセグメント情報が付加され
ている。 <まとめ>以上のように、本実施の形態に係るファイル
管理装置100では、ユーザからアプリケーションを通
じてセグメント名の取得要求が送られると、セグメント
名生成部104は、セグメント情報記憶部103を参照
して現に存在するセグメントに対して、セグメント名の
命名規則に従って、ユニークなセグメント名を生成し
て、そのセグメント名をアプリケーションを通じてユー
ザに通知する。そして、ファイル管理装置は、ユーザか
らアプリケーションを通じてセグメント名を指定したセ
グメントに対するアクセス要求が送られると、セグメン
ト名の命名規則に従って、セグメント名からアクセス要
求しているセグメントを特定し、ファイル情報記憶部1
02及びセグメント情報記憶部103を参照してそのセ
グメントの格納位置を特定して、そのセグメントに対し
てアクセスを行なう。従って、本実施の形態に係るファ
イル管理装置によれば、従来のファイル名を指定してフ
ァイルにアクセスする方法と同様に、名前を指定するだ
けの簡単な操作でセグメントに対してアクセスすること
ができるので、ユーザの負担が少ない。
【0059】また、このようなアクセス対象の指定方法
の共通性から、従来のファイル名を指定してファイルに
アクセスするアプリケーションにファイルからセグメン
トを検出する命令を出力する機能を追加するだけで、ほ
ぼそのまま本実施の形態に係るファイル管理装置を利用
するアプリケーションとして用いることができる。ま
た、本実施の形態に係るファイル管理装置は、ファイル
内にあるセグメントの区切りを識別することができるの
で、ユーザは論理的にまとまりのある単位を一々、ファ
イル名を付けて別々のファイルに記録しなくても1つの
ファイルに記録しておきさえすればよいことになり、ユ
ーザの負担を削減できる。
【0060】以上、本発明に係るファイル管理装置の第
1の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施
形態に限定されないことは勿論である。すなわち、以下
のような変形も本発明に含まれるのは勿論である。 (1)セグメント情報 本実施の形態では、図5に示すように、セグメント情報
記憶部103内のセグメント情報は、各セグメントごと
の開始オフセットアドレスとセグメント長からなるもの
としたが、より詳細な情報を含むものとしてもよい。図
20は、詳細なセグメント情報の例を示す。同図に示す
ように、動画像データのタイムコードの連続部分をセグ
メントとする場合には、セグメント情報を各セグメント
ごとにタイムコード情報(開始時刻と終了時刻)を含む
ものとすることもできる。 (2)セグメント名の取得要求 本実施の形態では、図9に示すように、セグメント名の
取得要求「Dir」により、セグメント名のみを表示し
たが、ファイル名も表示するものとしてもよい。また、
セグメント情報記憶部103内に詳細なセグメント情報
が記憶されている場合には、詳細な情報をも表示するも
のとしてもよい。図21は、図20に示す詳細なセグメ
ント情報に基づいて、セグメントとファイルに関して、
その名前と詳細な情報を表示する例を示す。同図に示す
ように、Sportsファイル内の3つのセグメント
と、Quizファイル内の2つのセグメントに関して、
セグメント名(Sports1、Sports2、Sp
orts3、Quiz1、Quiz2とセグメント長、
及び開始時刻と終了時刻が表示されている。ファイルに
関しては、ファイル名(Sports、Quiz))と
ファイル長及び開始時刻と終了時刻が表示されている。
ここで、ファイルに関する開始時刻は、ファイルに含ま
れる複数のセグメントの開始時刻のうちの最先の時刻と
し、終了時刻とは、ファイルに含まれる複数のセグメン
トの終了時刻のうちの最も遅い時刻とする。 (3)セグメントの上書きについて 本実施の形態に係るファイル管理装置100のセグメン
ト位置特定部106は、上書きの場合には、指定された
セグメントの開始アドレスから次のセグメントの開始ア
ドレスの直前のアドレスまでの範囲をセグメント位置と
して特定し、セグメントアクセス部107は、もとのセ
グメントの範囲を超えて空き領域にもセグメントデータ
を書き込めるものとしたが、これに限定するものではな
い。
【0061】例えば、セグメント位置特定部106は、
上書きの場合には、指定されたセグメントの開始アドレ
スから終了アドレスまでの範囲をセグメント位置として
特定し、セグメントアクセス部107は、この範囲内で
セグメントデータの書き込みを行なう、すなわち、もと
のセグメントの範囲を超えない範囲で書き込みを行なう
ものとしてもよい。
【0062】或は、セグメント位置特定部106は、も
とのセグメントの領域と他のセグメントの一部の領域と
を合わせた領域をセグメント位置として特定し、セグメ
ントアクセス部107は、この範囲内でセグメントデー
タの書き込みを行なうものとしてもよい。そして、この
場合には、セグメントデータが書き込まれた他のセグメ
ントの残りの領域が論理的な意味のまとまりを維持して
いる場合には、当該領域を書き込み前と同様にセグメン
トとして扱い、論理的な意味のまとまりを構成しなくな
った場合には、当該領域を空き領域として解放するもの
とすることができる。 (4)セグメントの追記について 本実施の形態に係るファイル管理装置100のセグメン
ト位置特定部106は、追記の場合には、未使用領域
(ファイルの末尾を含む空き領域、つまりセグメント間
はさまれた空き領域でない)の開始アドレスから未使用
領域の終了アドレスまでの範囲を未使用領域位置として
特定し、セグメントアクセス部107は、追記の場合
に、この未使用領域にセグメントデータを書き込めるも
のとしたが、これに限定するものではない。例えば、セ
グメント位置特定部106は、追記の場合に、セグメン
ト間にはさまれた空き領域でも、一定の大きさ以上の領
域は追記する位置として特定するものとしてもよい。ま
た、未使用領域へ追記するときには、セグメントの大き
さが未使用領域の大きさよりも大きいときには、ファイ
ル長を越えない範囲で書き込むものとしてもよいし、フ
ァイル長を越えて、つまり未使用領域とアドレスが連続
する領域に書き込むものとしてもよい。 (5)セグメント名について 本実施の形態に係るファイル管理装置100のセグメン
ト名の命名規則は、セグメントが属するファイル名と、
セグメントが属するファイル内でのそのセグメントの格
納順序を示す番号からなる文字列をセグメント名とした
が、これに限定するものではない。一定の規則のもとで
ならどのようなものでもよい。図22は、セグメント名
の命名規則の他の例を示す。同図に示されるように、こ
の命名規則ではセグメントが属するファイル名と、その
セグメントが属するファイル内でのそのセグメントの格
納順序を示す大文字アルファベットからなる文字列をセ
グメント名とする。例えば、この命名規則では、Spo
rtsファイルのセグメント1のセグメント名は、「S
portsA」となり、Quizファイルのセグメント
2のセグメント名は、「QuizB」となる。また、そ
の他の命名規則の例として、例えば、開始オフセットア
ドレスと終了オフセットアドレスとをファイル名の後に
付記したものをセグメント名としてもよい。例えば、S
portsファイルのセグメント1(0〜20Mバイ
ト)のセグメント名を「Sports0−20」とし、
Sportsファイルのセグメント2(20〜70Mバ
イト)のセグメント名を「Sports20−70」と
いうようにしてもよい。
【0063】また、本実施の形態では、セグメント名生
成部104は、セグメント名の取得要求があった時にセ
グメント名の命名規則に従ってセグメント名を生成し、
セグメント特定部119は、アクセス命令があった時に
セグメント名の命名規則に従ってセグメント名からセグ
メントを特定するものとしたが、これに限定するもので
はない。セグメント情報記憶部103内に生成したセグ
メント名を記憶しておくものとしてもよい。例えば、セ
グメント情報作成部115がセグメントの位置情報を作
成する時に、セグメント名生成部104は、セグメント
命名規則に従ってセグメント名を生成して、生成したセ
グメント名をセグメントの位置情報とを対応させてセグ
メント情報記憶部103に記録しておくものとしてもよ
い。或は、セグメント名の命名規則によらずに、ユーザ
が任意に命名する手段を設け、ユーザが命名したセグメ
ント名をセグメント情報記憶部103に記憶しておくも
のとしてもよい。図23は、セグメント情報記憶部10
3にセグメント名を記憶する場合のセグメント情報を示
す。同図に示されるように、ユーザが任意に命名したセ
グメント名が記憶されている。
【0064】また、セグメント情報記憶部103内のセ
グメント情報は、セグメントの位置情報を示す第1のテ
ーブルと、セグメント名と、そのセグメント名が指定す
るセグメントが属するファイル名及びセグメントのファ
イル内の格納順序との対応を定めた第2のテーブルとか
らなるものとすることもできる。図24(a)は、セグ
メントの位置情報を示す第1のテーブルを示し、図24
(b)は、セグメント名と、そのセグメント名が指定す
るセグメントが属するファイル名及びセグメントのファ
イル内の格納順序との対応を定めた第2のテーブルを示
す。同図に示されるように、例えば、「tennis」
というセグメント名が指定されたら、第2のテーブルを
参照することにより、そのセグメント名が「Sport
s」ファイルの「第2番目」のセグメントを指定してい
ることがわかり、さらに第1テーブルを参照することに
より、そのセグメントの位置情報(20M−50M)を
特定することができる。
【0065】このようにセグメント名がセグメント情報
記憶部103に記憶されている場合には、セグメント名
の取得要求があった時にはセグメント名の命名規則に従
ってセグメント名を生成する代わりに、セグメント情報
記憶部103に記憶されているセグメント名を読み出し
て出力するものとすることができる。また、セグメント
名を指定したアクセス要求があった時には、セグメント
特定部119がセグメント名からセグメント名命名規則
に従ってどのファイルのどのセグメントにアクセス要求
をしているのかを特定する代わりに、セグメント情報記
憶部103からセグメント名に対応するセグメント位置
情報を読み出すものとすることができる。
【0066】また、本実施の形態では、ファイル名を指
定してファイルにアクセスする既存アプリケーションと
の親和性を重視した観点から、セグメント名でセグメン
トにアクセスすることとしたが、タイムコードが付され
たビデオデータの場合には、セグメント名によらずに、
ファイル名と、アクセスする開始タイムコードとを指定
してセグメントにアクセスするものとしてもよい。 (6)セグメントのアドレスについて 本実施の形態に係るファイル管理装置100のセグメン
ト情報記憶部103内のセグメント情報は、開始オフセ
ットアドレスとセグメント長をバイト数で指定したが、
これに限定するものではなく、例えば、セグメントが動
画像データの場合、フレーム番号で指定するものでもよ
い。また、セグメントの位置を示すセグメント情報を開
始オフセットアドレスとセグメント長からなるものとす
る代わりに、開始オフセットアドレスと終了オフセット
アドレスにしてもよい。 (7)ファイル長について 本実施の形態に係るファイル管理装置100のファイル
記憶部108内のファイルは固定長であるとしたが、こ
れに限定するものでない。例えば、ファイルを可変長と
して、セグメントデータの追記に伴なって、ファイルの
大きさを拡張していくことができるものとしてもよい。 (8)セグメント情報の作成タイミング 本実施の形態に係るファイル管理装置100のセグメン
ト情報作成部115は、新しくファイルが作成された際
に、又はセグメントアクセス部107からセグメントデ
ータの書き込みの終了した旨の通知を受けた際に、セグ
メント情報記憶部103内のセグメント情報を作成する
ものとしたが、これに限定するものではない。例えば、
セグメント情報作成部115は、セグメントデータの書
き込みとは別に、一定時間ごとにファイル中から論理的
にまとまりのある部分を識別して、それをセグメントと
して、そのセグメント情報(開始オフセットアドレスと
終了オフセットアドレス)を作成するものとしてもよ
い。
【0067】また、ファイル管理装置100とは異なる
装置でファイル中にセグメントデータが作成され、それ
に伴なってファイル情報及びセグメント情報も作成さ
れ、これらがファイル管理装置100中のファイル記憶
部108、ファイル情報記憶部102、及びセグメント
情報記憶部103に取込まれて用いられるものとしても
よい。
【0068】さらに、本実施の形態では、ファイルの格
納アドレスは連続しているものとして説明したが、ファ
イル情報記憶部内のファイルの記憶領域が断片化され、
格納アドレスが非連続の場合にも、すべての断片の開始
オフセットアドレスとその長さの組をセグメントの位置
情報としてセグメント情報記憶部103に記憶するもの
とすれば、この位置情報に基づいてセグメントにアクセ
スすることができることはいうまでもない。 (9)セグメント名の出力 本実施の形態に係るファイル管理装置のセグメント名出
力部105は、セグメント名生成部104で生成された
セグメント名のみをアプリケーション部120に出力す
るものとしたが、これに限定するものではない。セグメ
ント名出力部105は、セグメント情報記憶部103か
らそのセグメントの開始オフセットアドレスと終了オフ
セットアドレスを読み込んで、これをセグメント名とと
もにアプリケーション部120出力するものとしてもよ
い。さらに、セグメント名出力部105は、タイムコー
ドが連続する動画像データがセグメントとなる場合に
は、ファイル記憶部108からそのセグメントの最初の
1フレーム分のデータを読み込んで、これをアプリケー
ション部120に出力し、アプリケーション部120で
は、この1フレーム(静止画)を表示するものとしても
よい。 (10)適用例について 本実施の形態に係るファイル管理装置を利用するアプリ
ケーションとして、ファイル転送、及び録画に関するア
プリケーションについて説明したが、その他にも、動画
像を再生するアプリケーション等でも本実施の形態に係
るファイル管理装置を利用することができる。 (11)セグメントについて 本実施の形態では、ビデオデータのタイムコードが連続
した部分をセグメントとしたが、これに限定するもので
はない。ビデオデータでなくても、例えば、計測時刻を
付した計測データ等のようにタイムコードが付されたデ
ータが複数個あるときに、タイムコードが連続する部分
をセグメントとすることができる。また、タイムコード
に係らず、データベースにおけるID番号のように、な
んらかの番号が付されたデータが複数個あるときに、番
号が連続しているデータの集合をセグメントとしてもよ
い。
【0069】さらに、意味上の、又は形式上の論理的な
まとまりをもった部分ならセグメントとすることができ
る。例えば、意味上の論理的なまとまりとして、動画像
のシーンチェンジの変化を識別して、連続したシーンを
1つのセグメントとしてもよい。また、形式上の論理的
なまとまりとして、複数の章から構成されるテキストデ
ータにおいて、1つの章を1つのセグメントとしてもよ
い。 (12)ファイル、ファイル情報及びセグメント情報の
取得について 本実施の形態では、ファイル及びファイル情報は、それ
ぞれ予め記憶されているものとして説明したが、外部か
ら取得して記憶するものであってもよい。また、セグメ
ント情報は自ら作成するものとしたが、外部から取得し
て記憶するものであってもよい。 (第2の実施形態)第2の実施形態は、ファイル中のす
べてのセグメントの集まりであるセグメント集合を単位
として、データの読み出し、上書き、追記を行なうファ
イル管理装置に関する。本実施の形態は、ファイルが論
理的なまとまりのあるセグメントとそれ以外の部分を含
んでいる場合に、ファイル内のセグメント部分をすべて
抽出して複写したり、転送したりしたい用途を考慮した
ものである。 <構成>図25は、本実施の形態に係るファイル管理装
置の構成を示す機能ブロック図である。本実施の形態に
係るファイル記憶部108と、ファイル情報記憶部10
2と、セグメント情報記憶部103と、第1の実施形態
と同一である。以下、第1の実施形態と異なる構成要素
について説明する。
【0070】アプリケーション部2120は、ファイル
管理装置2100を利用して、セグメント集合単位でデ
ータの読み書きを行なうものであり、例えば、従来のフ
ァイルの転送処理を行なうFTPプログラムをほぼその
まま(セグメントを検出する機能を追加する点を除い
て)用いることができる。ここで、セグメント集合と
は、ファイル中のすべてのセグメントから構成される。
図26は、ファイル中のセグメント集合の例を示す。同
図(a)に示されるように、Sportsファイルのセ
グメント集合2201は3つのセグメントからなり、同
図(b)に示されるように、Quizファイルのセグメ
ント集合2202は2つのセグメントからなる。
【0071】入力部2101は、アプリケーション部2
120からセグメント集合名の取得要求、及びセグメン
ト集合を指定したセグメント集合データの読み込み要
求、上書き要求、及び追記要求を受付ける。セグメント
集合名生成部2104は、セグメント情報記憶部103
を参照して、現にセグメントが存在する(従って、セグ
メント集合が存在する)か否かを調べ、存在するセグメ
ント集合に対して、そのセグメントが属するファイル名
と、セグメント集合であることを識別する記号(ここで
は、「+」とする)とからなるセグメント集合名を生成
する。このセグメント集合名は、セグメント名と異な
り、追記があっても変わることがないのでセグメント名
の取得要求がある度に生成されるものでなく、予め与え
ておくものとしてもよい。ここでは、Sportsファ
イルのセグメント集合に対して、「Sports+」と
いうセグメント集合名が生成され、Quizファイルの
セグメント集合に対して、「Quiz+」というセグメ
ント集合名が生成されることになる。なお、セグメント
集合名とファイル名とが重複して使われることがないよ
うに、ファイル名の末尾の文字には「+」を用いないも
のとする。
【0072】セグメント集合名出力部2105は、セグ
メント集合名生成部2104によって生成されたセグメ
ント集合名をアプリケーション部120に出力する。セ
グメント集合特定部2119は、入力部2101から送
られてきたセグメント集合名から、セグメント集合が属
するファイル名を抽出し、どのファイルのセグメント集
合であるかを特定し、その結果をセグメント集合位置特
定部106に送る。
【0073】セグメント集合位置特定部2106は、セ
グメント集合特定部119で特定されたセグメント集合
の読み出し位置、上書き位置、又は追記位置を特定す
る。すなわち、セグメント集合位置特定部2106は、
ファイル情報記憶部102から、セグメント集合が属す
るファイルの先頭アドレスを読み出す。そして、セグメ
ント集合位置特定部2106は、セグメント集合データ
の読み込みの場合には、セグメント情報記憶部103か
ら、ファイル内のすべてのセグメントの開始オフセット
アドレスとセグメント長とを読み出して、セグメントの
先頭の格納位置(絶対アドレス)から末尾の格納位置
(絶対アドレス)までの部分をすべてのセグメントにつ
いて合わせた領域をセグメント集合の読み出し位置とし
て特定する。例えば、セグメント集合位置特定部210
6は、セグメント集合「Quiz+」を指定した読み出
し要求があると、Quizファイルの(0〜40M、6
0M〜90M)部分をセグメント集合の読み出し位置と
して特定する。
【0074】一方、セグメント集合位置特定部2106
は、セグメント集合データの上書きの場合には、ファイ
ルの先頭から末尾までの領域をセグメント集合の上書き
位置として特定する。例えば、セグメント集合位置特定
部2106は、セグメント集合「Sports+」を指
定した上書き要求があると、Sportsファイルの
(0〜150M)部分をセグメント集合の上書き位置と
して特定する。従って、上書きの場合には、当初空き領
域であった領域にもセグメント集合データを書き込むこ
とが可能となる。
【0075】また、セグメント集合位置特定部2106
は、セグメント集合データの追記の場合には、セグメン
ト情報記憶部103から、ファイル内での未使用領域の
開始オフセットアドレスとセグメント長とを読み出し
て、未使用領域の先頭から末尾までの領域をセグメント
集合の追記位置として特定する。例えば、セグメント集
合位置特定部2106は、セグメント集合「Sport
s+」を指定した追記要求があると、Sportsファ
イルの(110M〜150M)部分をセグメント集合の
追記位置として特定する。
【0076】セグメント集合アクセス部2107は、セ
グメント集合位置特定部2106で特定されたセグメン
ト集合の読み出し位置、上書き位置、又は追記位置に以
下のようにして、セグメント集合データの読み出し、上
書き、又は追記を行なう。セグメント集合アクセス部2
107は、セグメント集合データの読み出しの場合に
は、特定された読み出し位置のセグメント集合データを
ファイル記憶部108から読み出してアプリケーション
部2120に出力する。
【0077】また、セグメント集合アクセス部2107
は、セグメント集合データの上書きの場合には、アプリ
ケーション部2120から送られてくるセグメント集合
データをファイル記憶部108の特定されたセグメント
集合の上書き位置に書き込む。また、セグメント集合ア
クセス部2107は、セグメント集合データの追記の場
合には、アプリケーション部2120から送られてくる
セグメント集合データをファイル記憶部108の特定さ
れたセグメント集合の追記位置に書き込む。
【0078】セグメント集合アクセス部2107は、ア
プリケーション部2120から入力部2101を介して
書き込みの終了の指示を受けた場合に、セグメント集合
データの書き込みを終了し、書き込みが終了した旨をセ
グメント情報作成部115及びファイル情報作成部11
6に通知し、書き込んだセグメントの開始オフセットア
ドレスとセグメント長とをセグメント情報作成部115
に通知する。 <動作>次に、アプリケーション部2120として、フ
ァイル転送システム又は録画アプリケ−ションを採用し
た場合のファイル管理装置の動作について説明する。
【0079】図27は、ファイル管理装置の動作手順を
示すフローチャートである。ファイル管理装置2100
の初期状態として、ファイル記憶部108には図26に
示すファイルが記録されており、ファイル情報記憶部1
02には図4に示すファイル情報が記録されているもの
とする。アプリケーション部2120から入力部210
1に入力された命令がファイルからセグメントを検出す
る命令(DetectSeg)の場合には、セグメント
情報の作成処理を行なう(ステップS1701、S17
02)。
【0080】一方、アプリケーション部2120から入
力部2101に入力された命令がセグメント集合名の取
得命令(Dir)の場合には、セグメント集合名の提供
処理を行なう(ステップS1703、S1704)。ま
た、アプリケーション部2120から入力部2101に
入力された命令がセグメント集合データの読み込み命令
(Get Sports+)、上書き命令(Rec Q
uiz+)、又は追記命令(Recadd Quiz
+)の場合に、セグメント集合データの読み書き処理を
行なう(ステップS1705、S1706)。 <セグメント情報の作成>(動画像編集システムへの適
用) 本実施の形態に係るセグメント情報の作成処理の動作
は、図13に示す第1の実施形態におけるセグメント情
報の作成処理の動作と同一なので、説明は省略する。 <セグメント集合名の提供>(FTPアプリケーショ
ン、動画像編集システムへの適用) セグメント集合名の提供処理の動作について説明する。
図28は、セグメント集合名の提供処理の動作手順を示
すフローチャートである。
【0081】まず、入力部2101は、セグメント集合
名の取得命令(Dir)をセグメント集合名生成部21
04に送る。そして、セグメント集合名生成部2104
は、セグメント情報記憶部103を参照して現にセグメ
ントが存在する場合に、そのセグメントが属するファイ
ル名と識別符号「+」とからなるセグメント集合名を生
成する。ここでは、セグメント集合名生成部2104
は、Sportsファイルのセグメント1〜3の集合に
対して、「Sports+」というセグメント集合名を
生成し、Quizファイルのセグメント1、2の集合に
対して、「Quiz+」というセグメント集合名を生成
する(ステップS1801)。
【0082】次に、セグメント集合名出力部2105
は、生成したセグメント集合名をアプリケーション部2
120に出力する(ステップS1802)。次に、セグ
メント集合データの読み書き処理の動作について説明す
る。図29は、セグメント集合データの読み込み、上書
き、追記の処理の動作手順を示すフローチャートであ
る。 <セグメント集合データの読み込み>(FTPアプリケ
ーションへの適用) FTPアプリケーション610から入力部101に入力
された命令がセグメント集合データの読み込み命令(G
et Sports+)の場合には、入力部2101
は、その命令をセグメント集合特定部2119に送る。
セグメント集合特定部2119は、セグメント集合名よ
りセグメント集合が属するファイル(Sports)を
特定する(ステップS2000、S2001)。
【0083】セグメント集合位置特定部2106は、セ
グメント集合が属するファイル(Sports)の先頭
の格納位置とセグメント1〜3の開始オフセットアドレ
スとセグメント長とを読み出して、セグメント1〜3の
それぞれの先頭の格納位置(絶対アドレス)と末尾の格
納位置(絶対アドレス)とを特定して、その間をセグメ
ント集合の読み出し位置として特定する(ステップS2
002)。
【0084】セグメント集合アクセス部2107は、フ
ァイル記憶部108から、前ステップで特定されたセグ
メント集合の読み出し位置のセグメント集合データを読
み込んで、FTPアプリケーション610に出力する。
図30(a)は、図8に示すFTPサーバ601のファイ
ル管理装置100に記憶されているQuizファイル内
のセグメントの構成を示す。図30(b)は、FTPア
プリケーション610に出力され、FTPクライアント
600の記憶部604に記録されるセグメント集合を示
す。つまり、セグメント1とセグメント2からなるセグ
メント集合がFTPサーバ601内のFTPアプリケー
ション610に渡され、これらが通常のファイルと同様
にして通信部606、603を介してFTPクライアン
ト600に送られ記憶部604に記録されたことを示し
ている(ステップS2003)。 <セグメント集合データの上書き>(動画像編集システ
ムへの適用) 動画像編集アプリケーション800から入力部2101
に入力された命令がセグメント集合の上書き命令(Re
c Quiz+)の場合には、入力部2101は、その
命令をセグメント集合特定部2119に送る。セグメン
ト集合特定部2119は、セグメント集合名(Quiz
+)より、セグメント集合が属するファイル(Qui
z)を特定する(ステップS2004、S2005)。
【0085】そして、セグメント集合位置特定部210
6は、特定されたセグメント集合が属するQuizファ
イルの先頭の格納位置を読み込み、Quizファイルの
先頭から末尾までの間をセグメント集合の上書き位置と
して特定する(ステップS2006)。セグメント集合
アクセス部2107は、動画像編集アプリケーション8
00から送られてくるセグメント集合データをファイル
記憶部108の特定されたセグメント集合の上書き位置
に書き込む。そして、セグメント集合アクセス部210
7は、動画像編集アプリケーション800から入力部1
01を介して、書き込みの終了命令(Rec終了)が送
られてきた時点で書き込みを終了し、書き込みが終了し
たことをセグメント情報作成部115及びファイル情報
作成部116に通知するとともに、セグメント情報作成
部115に、書き込んだセグメントの開始オフセットア
ドレスとセグメント長とを通知する。図31は、セグメ
ント集合データの書き込み終了後のQuizファイルの
構造を示す。同図に示すように、20Mバイトのセグメ
ントデータと30Mバイトのセグメントデータと10M
バイトのセグメントデータからなるセグメント集合デー
タがQuizファイルの先頭から書き込まれ、新たなセ
グメント1(0〜20Mバイト)と、セグメント2(2
0Mバイト〜50Mバイト)と、セグメント3(50M
バイト〜60Mバイト)が作成されている(ステップS
2007)。
【0086】セグメント情報作成部115は、セグメン
ト集合アクセス部2107から送られてきた書き込んだ
セグメントの開始オフセットアドレスとセグメント長と
に基づいて、セグメント情報記憶部103中のセグメン
ト情報を更新する。図32は、更新されたQuizファ
イルのセグメント情報を示す。同図に示すように、Qu
izファイルのセグメント情報は、新たに作成されたセ
グメント1〜3、及び未使用領域の開始オフセットアド
レスとセグメント長に変更されている(ステップS20
08)。
【0087】ファイル情報作成部116は、ファイル情
報記憶部102中のファイル情報を更新する。すなわ
ち、Sportsファイルの作成日時をセグメント集合
データの書き込みが終了した時点の時刻に変更する(ス
テップS2009)。 <セグメント集合データの追記>(動画像編集システム
への適用) 動画像編集アプリケーション800から入力部2101
に入力された命令がセグメント集合の追記命令(Rec
add Quiz+)の場合には、入力部2101は、
その命令をセグメント集合特定部2119に送る。セグ
メント集合特定部2119は、セグメント集合名(Qu
iz+)より、セグメントが属するファイル(Qui
z)を特定する(ステップS2010、S2011)。
【0088】そして、セグメント集合位置特定部210
6は、ファイル(Quiz)の先頭の格納位置と、ファ
イル(Quiz)の未使用領域の開始オフセットアドレ
スとセグメント長とを読み込み、未使用領域の先頭の格
納位置(絶対アドレス)と末尾の格納位置(絶対アドレ
ス)とを特定し、それらの間をセグメント集合の追記位
置として特定する(ステップS2012)。
【0089】セグメント集合アクセス部2107は、動
画像編集アプリケーション800から送られてくるセグ
メント集合データをファイル記憶部108における前ス
テップで特定されたセグメント集合の追記位置に書き込
む。そして、セグメント集合アクセス部2107は、動
画像編集アプリケーション800から入力部2101を
介して、書き込みの終了命令が送られてきた時点で書き
込みを終了し、書き込みが終了したことをセグメント情
報作成部115及びファイル情報作成部116に通知す
る。図33は、セグメント集合データの書き込み終了後
のQuizファイルの構造を示す。同図に示すように、
30Mバイトのセグメントデータと20Mバイトのセグ
メントデータからなるセグメント集合データがもとの未
使用領域の開始オフセットアドレス(90Mバイト)を
先頭として書き込まれ、新たなセグメント4(90Mバ
イト〜120Mバイト)、セグメント5(120Mバイ
ト〜140Mバイト)が作成されている(ステップS2
013)。
【0090】そして、前記した上書きの場合と同様にし
て、セグメント情報作成部115によりセグメント情報
記憶部103内のセグメント情報が更新され、ファイル
情報作成部116によりファイル情報記憶部102内の
ファイル情報が更新される。図34は、更新されたQu
izファイルのセグメント情報を示す。同図に示される
ように、新たにセグメント3と4についてのセグメント
情報が付加されている(ステップS2008、S200
9)。 <まとめ>以上のように、本実施の形態に係るファイル
管理装置では、ファイル内にセグメント部分とセグメン
ト以外の部分が存在する場合に、セグメント部分をすべ
て合わせたセグメント集合に対して、セグメント集合名
を指定してアクセスすることができる。従って、従来の
ファイル名を指定してファイルにアクセスする方法と同
様に、名前を指定するだけの簡単な操作でセグメント集
合に対してアクセスできるので、ユーザの負担が少な
い。
【0091】以上、本発明に係るファイル管理装置の第
2の実施形態について説明したが、本発明は、上記の実
施形態に限定されないことは勿論である。すなわち、以
下のような変形も本発明に含まれるのは勿論である。 (1)セグメント集合の上書きについて 本実施の形態に係るファイル管理装置2100のセグメ
ント集合位置特定部2106は、上書きの場合には、フ
ァイルの先頭から末尾までの領域をセグメント集合の上
書き位置として特定し、セグメント集合アクセス部21
07は、もとのセグメントの範囲を超えて空き領域にも
セグメント集合データを書き込めるものとしたが、これ
に限定するものではない。例えば、セグメント集合位置
特定部106は、上書きの場合には、当初、セグメント
であった領域をセグメント集合の上書き位置として特定
し、セグメント集合アクセス部2107は、この範囲内
でセグメント集合データの書き込みを行なう、すなわ
ち、もとのセグメントの範囲を超えない範囲で書き込み
を行なうものとしてもよい。
【0092】また、アプリケーションから送られてくる
セグメント集合のうちのセグメント1のセグメントデー
タはもとのセグメント1の範囲内で書き込み、セグメン
ト2のセグメントデータはもとのセグメント2の範囲内
で書き込むようにしてもよい。また、本実施の形態で
は、ファイルの先頭から末尾までを最大限書き込み可能
な位置として特定したが、これに限定するものでなく、
もとのファイルの末尾を超えて、すなわち、ファイルの
大きさを拡張するような書き込みができるものとしても
よい。
【0093】また、本実施の形態では、セグメント集合
の上書きをセグメント集合データの上書きとしてとらえ
たが、セグメントデータの上書きとしてもよい。すなわ
ち、アプリケーションから常に1個のセグメントデータ
が送られてきて、これをセグメント集合の上書き位置に
書き込むものとしてもよい。 (2)セグメント集合の追記について 本実施の形態に係るファイル管理装置2100のセグメ
ント集合位置特定部2106は、追記の場合には、未使
用領域(ファイルの末尾を含む空き領域、つまりセグメ
ント間はさまれた空き領域でない)の開始オフセットア
ドレスから未使用領域の終了オフセットアドレスまでの
範囲をセグメント集合の追記位置として特定し、セグメ
ント集合アクセス部2107は、追記の場合に、この追
記領域にセグメント集合データを書き込めるものとした
が、これに限定するものではない。例えば、セグメント
集合位置特定部2106は、追記の場合に、セグメント
間にはさまれた空き領域でも、一定の大きさ以上の領域
を追記する位置として特定するものとしてもよい。
【0094】また、本実施の形態では、セグメント集合
の追記をセグメント集合データの追記としてとらえた
が、セグメントデータの追記として扱ってもよい。すな
わち、アプリケーションから常に1個のセグメントデー
タが送られてきて、セグメントデータをセグメント集合
の追記位置に書き込むものとしてもよい。また、本実施
の形態のファイル管理装置は、動画像編集アプリケーシ
ョン800から送られてくるセグメント集合を未使用領
域に追記したが、これに限定するものではない。つま
り、ファイル中に複数のセグメントが存在するときに、
ファイルからセグメント情報を参照してセグメントのみ
を取り出し、取り出したセグメントの集まりをセグメン
ト集合とし追記するものとしてもよい。また、セグメン
トを含むファイルは、未使用領域を含めてファイル全体
を追記先のファイルの未使用領域に追記するものとして
もよい。
【0095】また、未使用領域への追記に際しては、追
記するセグメント、セグメント集合、ファイルの大きさ
が未使用領域よりも大きいときには、もとのファイル長
の範囲に限定して追記するものとしてもよいし、ファイ
ル長を越えて、つまり未使用領域と連続するアドレス領
域に追記するものとしてもよい。 (3)セグメント集合名の取得要求 本実施の形態では、セグメント集合名の取得命令(Di
r)に対してセグメント集合名のみを表示したが、第1
の実施形態の変形例(2)と同様に、ファイル名も合わ
せて併せて表示するものとしてもよい。また、セグメン
ト情報記憶部103内にセグメント長や開始時刻と終了
時刻等の詳細なセグメント情報が記録されている場合に
は、それらの情報に基づいて、セグメント集合長(セグ
メント長の総計)や、セグメント集合の開始時刻(セグ
メント集合に属するセグメントの開始時刻のうちの最先
の時刻)、セグメント集合の終了時刻(セグメント集合
に属するセグメントの終了時刻のうちの最も遅い時刻)
も併せて表示するものとしてもよい。 (第3の実施形態)第3の実施形態は、セグメント、セ
グメント集合、ファイルのいずれの単位でも、データの
読み出し、上書き、追記ができるファイル管理装置に関
する。 <構成>図35は、本実施の形態に係るファイル管理装
置の構成を示す機能ブロック図である。同図において、
第1の実施形態又は第2の実施形態の構成要素と同一の
構成要素には、同一の符号を付している。第1の実施形
態及び第2の実施形態と異なる構成要素について説明す
る。
【0096】アプリケーション部2520は、ファイル
管理装置2500を利用して、セグメント単位、セグメ
ント集合単位、又はファイル単位でデータの読み書きを
行なうものである。アプリケーション部2520は、フ
ァイル管理装置2500にセグメント名、セグメント集
合名、又はファイル名の取得要求を送りファイル管理装
置100からそれぞれの名前出力を受付ける。また、ア
プリケーション部2520は、ファイル管理装置250
0にアクセス対象名を指定したデータの読み出し要求を
送りファイル管理装置2500から指定したアクセス対
象名に対応するデータの出力を受付ける。また、アプリ
ケーション部2520は、ファイル管理装置2500に
アクセス対象名を指定したデータの書き込み要求を送り
ファイル管理装置2500にデータを出力する。ここ
で、アプリケーション部2520から送られたアクセス
対象名をファイル名として扱うか、或はセグメント名と
して扱うか、或はセグメント集合名として扱うかは、も
っぱらファイル管理装置2500側の解釈に依存し、ア
プリケーション部2500は、いずれのアクセス対象に
対しても、ただ単に名前を指定するだけの統一した方法
でアクセスすることができる。
【0097】入力判定部2501は、入力された命令
が、セグメントに対する命令であるか、セグメント集合
に対する命令であるか、ファイルに対する命令である
か、又はこれらすべての対する命令であるかを判別す
る。例えば、入力判定部2501は、入力された命令が
「Dir」の場合にはファイル名の取得要求と判定しフ
ァイル名出力部2503にファイル名の取得要求を送
り、「Dirseg」の場合にはセグメント名の取得要
求と判定しセグメント名生成部104にセグメント名取
得要求を送り、「Dirsegset」の場合にはセグ
メント集合名の取得要求と判定しセグメント集合名生成
部2104にセグメント集合名取得要求を送る。また、
入力判定部2501は、入力された命令が「Diral
l」の場合にはファイル名、セグメント名、セグメント
集合名のすべての取得要求と判定し、ファイル名出力部
2503にファイル名の取得要求を、セグメント名生成
部104にセグメント名取得要求を、セグメント集合名
生成部2104にセグメント集合名取得要求をそれぞれ
送る。
【0098】また、入力判定部2501は、書き込み又
は読み込み命令中で指定されるアクセス対象の名前の最
後が数字ならアクセス対象がセグメントと判定して、命
令をセグメント特定部119に送り、アクセス対象の名
前の最後が「+」ならアクセス対象がセグメント集合と
判定して、命令をセグメント集合特定部2119に送
り、それ以外ならアクセス対象がファイルと判定し命令
をファイルアクセス部2502に送る。例えば、「Ge
t Sports1」ならセグメントに対する読み込み
命令と判定して、読み込み命令をセグメント特定部11
9に送る。「Get Sports+」ならセグメント
集合に対する読み込み命令と判定して、読み込み命令を
セグメント集合特定部2119に送り、「Get Sp
orts」ならファイルに対する読み込み命令と判定し
て、読み込み命令をファイルアクセス部2502に送
る。
【0099】ファイル名出力部2503は、公知のファ
イル管理装置におけるファイル名の出力機能をうけも
つ。すなわち、ファイル名出力部2503は、ファイル
情報記憶部102よりファイル名を読み出して出力す
る。ファイルアクセス部2502は、公知のファイル管
理装置におけるファイルアクセスの機能をうけもつ。す
なわち、ファイルアクセス部2502は、ファイル情報
記憶部102のファイル情報を参照して、ファイルの読
み出し、上書き、又は追記を行なう。 <動作>次に、本実施の形態に係るファイル管理装置の
動作について説明する。図36は、ファイル管理装置の
動作手順を示すフローチャートである。
【0100】アプリケーション部2520から入力判定
部2501に入力された命令が、セグメント名の取得命
令(Dirseg)の場合にはセグメント名の提供処理
が行われ(ステップS3201、S3202、S320
3)、セグメント集合名の取得命令(Dirsegse
t)の場合にはセグメント集合名の提供処理が行われ
(ステップS3201、S3204、S3205)、フ
ァイル名の取得命令(Dir)の場合にはファイル名の
提供処理が行われ(ステップS3201、S3206、
S3207)、セグメント名、セグメント集合名、ファ
イル名のすべてに対する取得命令(Dirall)の場
合にはファイル名の提供処理と、セグメント名の提供処
理と、セグメント集合名の提供処理が行われる(ステッ
プS3201、S3208、S3209、S3210、
S3211)。
【0101】一方、アプリケーション部2520から入
力判定部2501に入力された命令がセグメントデータ
の読み込み命令(Get Sports1)、又は書き
込み命令(Rec Quiz1)の場合に、セグメント
データの読み書き処理が行われる(ステップS321
3、S3214)。また、アプリケーション部2520
から入力判定部2501に入力された命令がセグメント
集合データの読み込み命令(Get Sports
+)、又はセグメント集合データへの上書き命令(Re
c Quiz+)、又はセグメント集合データへの追記
命令(Recadd Quiz+)の場合には、セグメ
ント集合データの読み書き処理が行われる(ステップS
3215、S3216)。
【0102】また、アプリケーション部2520から入
力判定部2501に入力された命令がファイルデータの
読み込み命令(Get Sports)、又は書き込み
命令(Rec Quiz)の場合には、ファイルデータ
の読み書き処理が行われる(ステップS3217、S3
218)。また、アプリケーション部2520から入力
判定部2501に入力された命令がファイルからセグメ
ントを検出する命令(DetectSeg)の場合に
は、セグメント情報の作成処理を行なう(ステップS3
219、S3220)。
【0103】それぞれの処理の動作は既に説明したの
で、ここでは説明を省略する。 <まとめ>以上のように、本実施の形態に係るファイル
システムでは、セグメント単位、セグメント集合単位、
ファイル単位のいずれに対しても名前を指定することで
アクセスすることができる。従って、本実施の形態に係
るファイル管理装置では、ユーザはいずれのアクセス対
象に対しても統一した方法でアクセスすることができ、
ユーザの負担を軽くすることができる。 (第4の実施形態)第4の実施形態は、ファイル中の1
以上のセグメントの集まりであるセグメント部分集合を
単位として、データの読み出しを行なうファイル管理装
置に関する。本実施の形態は、ファイルが論理的なまと
まりのあるセグメントとそれ以外の部分を含んでいる場
合に、所望の条件に合致するセグメントのみを抽出して
複写したり、転送したりしたい用途を考慮したものであ
る。 <構成>図37は、本実施の形態に係るファイル管理装
置の構成を示す機能ブロック図である。本実施の形態に
係るファイル記憶部108と、ファイル情報記憶部10
2と、ファイル情報作成部116と、セグメント情報記
憶部103と、セグメント情報作成部115は、第1の
実施形態と同一である。以下、第1の実施形態と異なる
構成要素について説明する。
【0104】アプリケーション部3107は、ファイル
管理装置3100を利用して、セグメント部分集合単位
でデータの読み書きを行なう。ここで、セグメント部分
集合とは、1つのファイルに属するセグメントのうちの
所望の条件に合致するセグメントの集合である。入力部
3101は、アプリケーション部3107からセグメン
トが属するファイル名と、所望の条件を指定したセグメ
ント部分集合データの読み込み要求を受付ける。
【0105】セグメント部分集合特定部3104は、入
力部3101から送られてきたファイル名と所望の条件
とから、セグメント情報記憶部103を参照して、指定
されたファイル名で特定されるファイル内のセグメント
のうち、所望の条件に合致するセグメントの集まりをセ
グメント部分集合とし、ファイル名と当該セグメント部
分集合に属する1以上のセグメントの番号をセグメント
部分集合位置特定部3105に送る。
【0106】セグメント部分集合位置特定部3105
は、セグメント部分集合特定部3104より通知された
ファイル名とセグメント番号で特定されるセグメント部
分集合の読み出し位置を特定する。すなわち、セグメン
ト部分集合位置特定部3105は、ファイル情報記憶部
102から、セグメント部分集合が属するファイルの先
頭アドレスを読み出す。そして、セグメント部分集合位
置特定部3105は、セグメント情報記憶部103か
ら、セグメント部分集合に属するすべてのセグメントの
開始オフセットアドレスとセグメント長とを読み出し
て、セグメントの先頭の格納位置(絶対アドレス)から
末尾の格納位置(絶対アドレス)までの部分をセグメン
ト部分集合に属するすべてのセグメントについて合わせ
た領域をセグメント部分集合の読み出し位置として特定
する。
【0107】セグメント部分集合アクセス部3106
は、セグメント部分集合位置特定部3105で特定され
たセグメント集合の読み出し位置のセグメント部分集合
データをファイル記憶部108から読み出してアプリケ
ーション部3107に出力する。 <セグメント部分集合データの読み込み動作>(FTP
アプリケーションへの適用) 次に、アプリケーション部3107として、図8に示す
FTPアプリケーション610を採用した場合のセグメ
ント部分集合の読み込み動作について説明する。ファイ
ル記憶部108には、図38(a)に示すファイルが記
録されており、セグメント情報記憶部103には、図3
8(b)に示すセグメント情報が記録されているものと
する。図39は、本実施の形態に係るセグメント部分集
合の読み込み処理の動作手順を示すフロチャートであ
る。
【0108】FTPアプリケーション610から、図3
8(c)に示すようなセグメント部分集合データの読み
込み命令(Get Sports −T 1999/1
0/30 −Sort)が入力部3101に入力される
と、入力部3101は、その命令をセグメント部分集合
特定部3104に送る(ステップS3500)。セグメ
ント部分集合特定部3104は、セグメント部分集合が
属するファイル(Sports)を特定する。そして、
セグメント部分集合特定部3104は、セグメント情報
記憶部103内のセグメント情報を参照して、セグメン
ト部分集合が属するファイル(Sports)に属する
セグメントのうちで所望の条件(タイムコードが199
9/10/30である)を具備するセグメント(セグメ
ント1、セグメント3、セグメント5)を特定する。セ
グメント部分集合特定部3104は、セグメント部分集
合が属するファイル名と、オプショナルコード(−So
rt)の指定によりセグメント部分集合に属するセグメ
ントをタイムコードの小さいものから順にセグメント番
号(セグメント1、セグメント5、セグメント3)をセ
グメント部分集合位置特定部に知らせる(ステップS3
501)。
【0109】セグメント部分集合位置特定部3105
は、セグメント部分集合が属するファイルの先頭をアド
レスをファイル情報記憶部102から読み出し、セグメ
ント部分集合に属するすべてのセグメント(セグメント
1、セグメント5、セグメント3)の開始オフセットア
ドレスとセグメント長とを読み出す。そして、セグメン
ト部分集合位置特定部3105は、これらの情報に基づ
いて、それぞれのセグメントの先頭の格納位置(絶対ア
ドレス)と末尾の格納位置(絶対アドレス)を特定し、
その間をセグメント部分集合の読み出し位置として特定
する(ステップS3503)。
【0110】セグメント部分集合アクセス部3106
は、ファイル記憶部108から、前ステップで特定され
たセグメント部分集合の読み出し位置のセグメント部分
集合データを読み込んで、FTPアプリケーション61
0に出力する。図38(d)は、FTPアプリケーショ
ン610に出力され、FTPクライアント600の記憶
部604に記録されるセグメント部分集合を示す(ステ
ップS3504)。 <まとめ>以上のように、本実施の形態に係るファイル
管理装置では、ファイル内にセグメント部分とセグメン
ト以外の部分が存在する場合に、所望の条件に合致する
セグメントのみを抽出して複写したり、転送したりする
ことができる。
【0111】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、ファイル名に対応させてファイルの格納位置を記憶
管理し、ファイル名の指定でファイルに対するアクセス
を行なうファイル管理装置において、番号が付されたデ
ータを複数個含むファイルを記録するファイル記憶手段
と、前記番号が連続しているデータの集合をセグメント
とし、当該セグメント名に対応させてセグメントの前記
ファイル記憶手段における格納位置を示す位置情報を記
憶する位置情報記憶手段と、セグメント名の指定により
なされるセグメントに対してのアクセス要求を受付ける
アクセス要求受付け手段と、前記位置情報記憶手段か
ら、前記指定されたセグメント名に対応する位置情報を
読み出す位置情報読み出し手段と、前記読み出した位置
情報に基づいて、前記ファイル記憶手段に記憶されてい
るセグメントに対してアクセスをするセグメントアクセ
ス手段とを備えたことを特徴とする。
【0112】これによって、ファイル中に番号が連続し
ているデータの集まりであるセグメントが存在する場合
に、ファイル全体だけでなくセグメントを単位としてア
クセスすることができるとともに、従来のファイル名を
指定してファイルにアクセスする方法と同様に、名前を
指定するだけの簡単な操作でセグメントに対してアクセ
スすることができる。
【0113】また、本発明は、ファイル名に対応させて
ファイルの格納位置を記憶管理し、ファイル名の指定で
ファイルに対するアクセスを行なうファイル管理装置に
おいて、タイムコードが付されたデータを複数個含むフ
ァイルを記録するファイル記憶手段と、前記タイムコー
ドが連続しているデータの集合をセグメントとし、当該
セグメント名に対応させてセグメントの前記ファイル記
憶手段における格納位置を示す位置情報を記憶する位置
情報記憶手段と、セグメント名の指定によりなされるセ
グメントに対してのアクセス要求を受付けるアクセス要
求受付け手段と、前記位置情報記憶手段から、前記指定
されたセグメント名に対応する位置情報を読み出す位置
情報読み出し手段と、前記読み出した位置情報に基づい
て、前記ファイル記憶手段に記憶されているセグメント
に対してアクセスをするセグメントアクセス手段とを備
えたことを特徴とする。
【0114】これによって、ファイル中にタイムコード
が連続しているデータの集まりであるセグメントが存在
する場合に、ファイル全体だけでなくセグメントを単位
としてアクセスすることができるとともに、従来のファ
イル名を指定してファイルにアクセスする方法と同様
に、名前を指定するだけの簡単な操作でセグメントに対
してアクセスすることができる。
【0115】ここで、前記位置情報は、セグメントが属
するファイルの先頭の格納位置を示すアドレスと、ファ
イル先頭からセグメント先頭までのサイズを示すオフセ
ットアドレス及びファイル先頭からセグメント末尾まで
のサイズを示すオフセットアドレス、又はファイル先頭
からセグメントの先頭までのサイズを示すオフセットア
ドレス及びセグメントのサイズとを含むことを特徴とす
る。
【0116】これによって、セグメント情報記憶手段中
のセグメントの位置情報は、セグメントが属するファイ
ルの先頭アドレスと、セグメントのオフセットアドレス
(相対アドレス)とで表されるので、従来のファイル管
理装置が保持しているファイルの先頭アドレスに、ただ
オフセットアドレスを追加して記録するだけでよいこと
になる。また、このような位置情報の表現方法によれ
ば、ファイルの先頭のみをビット数の多い絶対アドレス
で表わし、ファイル内のセグメントはビット数の少ない
相対アドレスで表わすことができるので、セグメントを
絶対アドレスそのものを指定して表わすよりも、必要な
ビット数を少なく抑えることができる。
【0117】ここで、前記位置情報記憶手段は、ファイ
ルごとにファイル先頭からセグメントの順と同順に前記
位置情報を記憶し、前記ファイル管理装置は、さらに、
セグメント名の取得要求を受付ける受付け手段と、前記
セグメント名の取得要求を受付けた後、前記位置情報記
憶手段を参照して、セグメントが属するファイルのファ
イル名とファイル先頭から順に割り当てられたセグメン
トの順序を示す文字列とを少なくとも含むセグメント名
の一覧を外部へ出力するセグメント名出力手段とを備え
ることを特徴とする。
【0118】これによって、セグメントが属するファイ
ルのファイル名とそのセグメントのファイル先頭からの
順序を示す文字を少なくとも含むセグメント名とするこ
とができるので、一意的な、かつユーザにわかりやすい
名前をセグメント名としてユーザに提示することができ
る。ここで、前記位置情報記憶手段は、セグメントが属
するファイルのファイル名及びファイル先頭から順に割
り当てられたセグメントの番号と、位置情報との対応を
定めるテーブルを記憶し、前記位置情報読み出し手段
は、セグメント名として指定されたファイル名及びファ
イル先頭から順に割り当てられたセグメントの順序を示
す文字列とから、当該対応する位置情報を前記テーブル
から読み出すことを特徴とする。
【0119】これによって、位置情報読み出し手段は、
セグメント名からどのファイルの何番目のセグメントを
アクセス対象としているかを一意に判断するので、セグ
メント名を位置情報記憶部に記憶しておかなくても、そ
のセグメントの位置を特定することができる。また、本
発明は、ファイル名に対応させてファイルの格納位置を
記憶管理し、ファイル名の指定でファイルに対するアク
セスを行なうファイル管理装置において、タイムコード
が付されたデータを複数個含むファイルを記録するファ
イル記憶手段と、ファイル名に対応させてファイルの前
記ファイル記憶手段における格納位置を示す位置情報を
記憶する第1の位置情報記憶手段と、前記タイムコード
が連続しているデータの集合をセグメントとし、当該セ
グメント名に対応させてセグメントの前記ファイル記憶
手段における格納位置を示す位置情報を記憶する第2の
位置情報記憶手段と、アクセス対象名の指定によりなさ
れるセグメント又はファイルに対してのアクセス要求を
受付けるアクセス要求受付け手段と、前記アクセス対象
名がセグメント名であるかファイル名であるかを判定す
る判定手段と、前記判定手段による判定結果に従って、
前記第1の位置情報記憶手段又は前記第2の位置情報記
憶手段から、対応する位置情報を読み出す位置情報読み
出し手段と、前記読み出した位置情報に基づいて、前記
ファイル記憶手段に記憶されているセグメント又はファ
イルに対してアクセスをするアクセス手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0120】これによって、判定手段は、アクセス対象
名がファイル名かセグメント名かを判定して、それに応
じて位置情報読み出し手段がファイルの位置情報又はセ
グメント位置情報を読み出すので、ファイル内にセグメ
ントが存在する場合に、名前を変えるだけで、セグメン
ト、ファイルのいずれに対しても統一した方法でアクセ
スすることができ、ユーザの負担が少ない。
【0121】ここで、前記判定手段は、前記アクセス対
象名が現に存在するファイルの名前とセグメントの順序
を示す文字列とを含む場合に、当該アクセス対象名をセ
グメント名を判定することを特徴とする。これによっ
て、判定手段は、アクセス対象名が、現実に存在す名前
と、セグメントの順序を示す番号(1,2…)や、大文
字のアルファベット(A,B、…)とを含む場合に、ア
クセス対象名がセグメント名であると判定するので、フ
ァイル情報記憶手段中のファイル名等を参照することな
く、アクセス対象名から即座にセグメントに対するアク
セス要求かファイルに対するアクセス要求であるかを判
定することができる。
【0122】また、本発明は、ファイル名に対応させて
ファイルの格納位置を記憶管理し、ファイル名の指定で
ファイルに対するアクセスを行なうファイル管理装置に
おいて、タイムコードが付されたビデオデータからなる
ファイルを取得してファイル記憶手段に格納するファイ
ル取得手段と、前記取得したファイルを記憶するファイ
ル記憶手段と、タイムコードが連続する部分をセグメン
トとして扱い、前記セグメントの前記ファイル記憶手段
における格納位置を示す位置情報を取得して位置情報記
憶手段に格納する位置情報取得手段と、前記取得した位
置情報を記憶する位置情報記憶手段と、セグメント単位
でのアクセス要求を受付けるセグメントアクセス要求受
付け手段と、前記位置情報記憶手段から、前記指定され
たセグメントに対応する位置情報を読み出す位置情報読
み出し手段と、前記読み出した位置情報に基づいて、前
記ファイル記憶手段に記憶されているセグメントに対し
てアクセスをするセグメントアクセス手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0123】これによって、1つのファイルに異なる時
に撮影した複数個のビデオデータを記録している時に、
タイムコードが連続しているセグメントを単位としたア
クセスができるので、ファイル中の特定の時に撮像した
ビデオデータのみを再生したりすることができる。ま
た、本発明は、ファイル名に対応させてファイルの格納
位置を記憶管理し、ファイル名の指定でファイルに対す
るアクセスを行なうファイル管理装置において、タイム
コードが付されたビデオデータからなるファイルを取得
してファイル記憶手段に格納するファイル取得手段と、
前記取得したファイルを記憶するファイル記憶手段と、
前記ビデオデータにおけるタイムコードが連続する部分
をセグメントとして特定するセグメント特定手段と、前
記特定したセグメントの前記ファイル記憶手段における
格納位置を示す位置情報を作成して位置情報記憶手段に
書き込む位置情報作成手段と、前記作成した位置情報を
記憶する位置情報記憶手段と、セグメント単位でのアク
セス要求を受付けるセグメントアクセス要求受付け手段
と、前記位置情報記憶手段から、前記指定されたセグメ
ントに対応する位置情報を読み出す位置情報読み出し手
段と、前記読み出した位置情報に基づいて、前記ファイ
ル記憶手段に記憶されているセグメントに対してアクセ
スをするセグメントアクセス手段とを備えたことを特徴
とする。
【0124】これによって、ビデオデータのタイムコー
ドからセグメントの区切りを識別することができるの
で、ユーザがファイル中のセグメントの区切りを一々指
定する必要がなくなる。また、本発明は、ファイル名に
対応させてファイルの格納位置を記憶管理し、ファイル
名の指定でファイルに対するアクセスを行なうファイル
管理装置において、論理的なまとまりのある単位である
セグメントを1個又は複数個含むファイルを記憶するフ
ァイル記憶手段と、セグメントの前記ファイル記憶手段
における格納位置を示す位置情報を記憶する位置情報記
憶手段と、1つのファイルに含まれるすべてのセグメン
トの集まりであるセグメント集合の名前であって、当該
ファイルのファイル名とセグメント集合名であることを
示す文字列とを含むセグメント集合名の指定によりなさ
れるセグメント集合に対してのアクセス要求を受付ける
アクセス要求受付け手段と、前記指定されたセグメント
集合名に対応するセグメント集合の属するファイルを特
定し、前記位置情報記憶手段から当該ファイルに属する
すべてのセグメントの位置情報をセグメント集合の位置
情報として読み出す位置情報読み出し手段と、前記読み
出した位置情報に基づいて、前記ファイル記憶手段に記
憶されているセグメント集合に対してアクセスをするセ
グメント集合アクセス手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0125】これによって、ファイル中に論理的にまと
まりの部分であるセグメントが存在する場合に、ファイ
ル全体だけでなくセグメント集合を単位してアクセスす
ることができるとともに、従来のファイル名を指定して
ファイルにアクセスする方法と同様に、名前を指定する
だけの簡単な操作でセグメント集合に対してアクセスす
ることができる。従って、ファイル内にセグメントでな
い空き領域が存在する場合に、特に効果がある。すなわ
ち、従来のファイルアクセスでは、セグメント以外の部
分を除いてセグメント部分のみにアクセスすることはで
きないが、セグメント集合に対するアクセスでは、ファ
イルからセグメント部分のみを取り出してアクセスする
ことができることになる。
【0126】ここで、前記位置情報は、セグメントが属
するファイルの先頭の格納位置を示すアドレスと、ファ
イル先頭からセグメント先頭までのサイズを示すオフセ
ットアドレス及びファイル先頭からセグメント末尾まで
のサイズを示すオフセットアドレス、又はファイル先頭
からセグメントの先頭までのサイズを示すオフセットア
ドレス及びセグメントのサイズとを含むことを特徴とす
る。
【0127】これによって、セグメント情報記憶手段中
のセグメントの位置情報は、セグメントが属するファイ
ルの先頭アドレスと、セグメントのオフセットアドレス
(相対アドレス)とで表されるので、従来のファイル管
理装置が保持しているファイルの先頭アドレスに、ただ
オフセットアドレスを追加して記録するだけでよいこと
になる。また、このような位置情報の表現方法によれ
ば、ファイルの先頭のみをビット数の多い絶対アドレス
で表わし、それぞれのセグメントはビット数の少ない相
対アドレスで表わすことができるので、セグメントを絶
対アドレスから表わすよりも、必要なビット数を少なく
抑えることができる。
【0128】ここで、前記ファイル管理装置は、さら
に、セグメント集合名の取得要求を受付ける受付け手段
と、前記セグメント集合名の取得要求を受付けた後、前
記位置情報記憶手段を参照して、セグメントが属するフ
ァイルのファイル名とセグメント集合名であることを示
す文字列とを含むセグメント集合名の一覧を外部へ出力
するセグメント集合名出力手段とを備えたことを特徴と
する。
【0129】これによって、セグメントが属するファイ
ルのファイル名とセグメント集合名であることを示す文
字列を含むものをセグメント集合名とすることができる
ので、一意的な、かつユーザにわかりやすい名前をセグ
メント集合名としてユーザに提示することができる。こ
こで、前記ファイルは、タイムコードをもつビデオデー
タを含み、前記ファイル管理装置は、さらに、前記ビデ
オデータにおけるタイムコードが連続する部分をセグメ
ントとして特定するセグメント特定手段と、前記特定し
たセグメントの前記ファイル記憶手段における格納位置
を示す位置情報を作成して位置情報記憶手段に書き込む
位置情報作成手段とを備えたことを特徴とする。
【0130】これによって、1つのファイルに異なる時
に撮影した複数個のビデオデータを記録しており、その
ファイル中の特定の時に撮像したビデオデータのみを再
生したりしたい場合に、ビデオデータのタイムコードか
らビデオデータの区切りを識別することができるので、
ユーザがファイル中のビデオデータの区切りを一々指定
しなくてはならない煩わしさをなくすことができる。
【0131】また、本発明は、ファイル名に対応させて
ファイルの格納位置を記憶管理し、ファイル名の指定で
ファイルに対するアクセスを行なうファイル管理装置に
おいて、論理的なまとまりのある単位であるセグメント
を1個又は複数個含むファイルを記憶するファイル記憶
手段と、ファイル名に対応させてファイルの前記ファイ
ル記憶手段における格納位置を示す位置情報を記憶する
第1の位置情報記憶手段と、セグメントの前記ファイル
記憶手段における格納位置を示す位置情報を記憶する第
2の位置情報記憶手段と、アクセス対象名の指定により
なされるアクセス要求を受付けるアクセス要求受付け手
段と、前記アクセス対象名がセグメント集合名であるか
ファイル名であるかを判定する判定手段と、前記判定手
段による判定結果に従って、前記第1の位置情報記憶手
段又は前記第2の位置情報記憶手段から、対応する位置
情報を読み出す位置情報読み出し手段と、前記読み出し
た位置情報に基づいて、前記ファイル記憶手段に記憶さ
れているセグメント集合又はファイルに対してアクセス
をするアクセス手段とを備えたことを特徴とする。
【0132】これによって、判定手段は、アクセス対象
名がファイル名かセグメント集合名かを判定して、それ
に応じて位置情報読み出し手段がファイルの位置情報又
はセグメント集合の位置情報を読み出すので、ファイル
内にセグメントが存在する場合に、名前を変えるだけ
で、セグメント集合、ファイルのいずれに対しても統一
した方法でアクセスすることができ、ユーザの負担が少
ない。
【0133】ここで、前記判定手段は、前記アクセス対
象名が現に存在するファイルの名前とセグメント集合名
であることを示す文字列とを含む場合に、当該アクセス
対象名をセグメント集合名と判定することを特徴とす
る。これによって、判定手段は、アクセス対象名が、現
実に存在するファイルの名前とセグメント集合名を示す
文字列を含む場合に、アクセス対象名がセグメント集合
名であると判定するので、ファイル情報記憶手段中のフ
ァイル名等を参照することなく、アクセス対象名から即
座にセグメント集合に対するアクセス要求かファイルに
対するアクセス要求であるかを判定することができる。
【0134】また、本発明は、ファイル名に対応させて
ファイルの格納位置を記憶管理し、ファイル名の指定で
ファイルに対するアクセスを行なうファイル管理装置に
おいて、タイムコードが付されたデータを複数個含むフ
ァイルを記録するファイル記憶手段と、前記タイムコー
ドが連続しているデータの集合をセグメントとし、ファ
イル内のセグメント以外の空き領域の格納位置を示す位
置情報を記憶する位置情報記憶手段と、追記先ファイル
を指定した新たなセグメントの追記要求を受付ける追記
要求受付け手段と、新たなセグメントを取得するセグメ
ント取得手段と、前記位置情報記憶手段から、追記先フ
ァイルの空き領域の位置情報を読み出す位置情報読み出
し手段と、前記読み出した空き領域の位置情報で示され
る格納位置に、前記新たなセグメントを書き込むセグメ
ント追記手段とを備えたことを特徴とする。
【0135】これによって、ファイルに新規セグメント
を追記する時に、ファイルのセグメントでない部分(空
き領域)を追記位置とするので、もとのセグメントをそ
のまま維持して新規セグメントを追記することができ
る。また、本発明は、ファイル名に対応させてファイル
の格納位置を記憶管理し、ファイル名の指定でファイル
に対するアクセスを行なうファイル管理装置において、
タイムコードが付されたデータを複数個含むファイルを
記録するファイル記憶手段と、前記タイムコードが連続
しているデータの集合をセグメントとし、ファイル内の
セグメントの格納位置、及びセグメント以外の空き領域
の格納位置を示す位置情報を記憶する位置情報記憶手段
と、追記先ファイルと追記するセグメント集合が含まれ
るファイルを指定したセグメント集合の追記要求を受付
ける追記要求受付け手段と、前記位置情報記憶手段か
ら、追記先のファイルの空き領域の位置情報を読み出す
位置情報読み出し手段と、前記ファイル記憶手段から、
前記位置情報を参照して、追記元ファイルに含まれるす
べてのセグメントをセグメント集合として取り出すセグ
メント集合抽出手段と、前記読み出した空き領域の位置
情報で示される格納位置に、前記取出したセグメント集
合を書き込むセグメント集合追記手段とを備えたことを
特徴とする。
【0136】これによって、ファイルに新規セグメント
集合を追記する時に、ファイルのセグメントでない部分
(空き領域)を追記位置とするので、もとのセグメント
をそのまま維持して新規セグメント集合を追記すること
ができる。また、本発明は、ファイル名に対応させてフ
ァイルの格納位置を記憶管理し、ファイル名の指定でフ
ァイルに対するアクセスを行なうファイル管理装置にお
いて、タイムコードが付されたデータを複数個含むファ
イルを記録するファイル記憶手段と、前記タイムコード
が連続しているデータの集合をセグメントとし、ファイ
ル内のセグメント以外の空き領域の格納位置を示す位置
情報を記憶する位置情報記憶手段と、追記先ファイルと
追記元ファイルを指定したファイルの追記要求を受付け
る追記要求受付け手段と、前記位置情報記憶手段から、
追記先ファイルの空き領域の位置情報を読み出す位置情
報読み出し手段と、前記読み出した空き領域の位置情報
で示される格納位置に、追記元ファイルを書き込むファ
イル追記手段とを備えたことを特徴とする。
【0137】これによって、ファイルにセグメントを含
む新規ファイルを追記する時に、ファイルのセグメント
でない部分(空き領域)を追記位置とするので、もとの
セグメントをそのまま維持してセグメントを含むファイ
ルを追記することができる。また、本発明は、ファイル
名に対応させてファイルの格納位置を記憶管理し、ファ
イル名の指定でファイルに対するアクセスを行なうファ
イル管理装置において、論理的なまとまりのある単位で
あるセグメントを1個又は複数個含むファイルを記憶す
るファイル記憶手段と、セグメントの前記ファイル記憶
手段における格納位置を示す位置情報を記憶する位置情
報記憶手段と、ファイル名と所望の条件の指定により、
指定ファイル名のファイル中のセグメントのうち、指定
条件を満たす1以上のセグメントの集まりであるセグメ
ント部分集合に対してのアクセス要求を受付けるアクセ
ス要求受付け手段と、前記位置情報記憶手段から指定さ
れたファイル名ファイルに属し、かつ指定条件を具備す
るすべてのセグメントの位置情報をセグメント部分集合
の位置情報として読み出す位置情報読み出し手段と、前
記読み出した位置情報に基づいて、前記ファイル記憶手
段に記憶されているセグメント部分集合に対してアクセ
スをするセグメント部分集合アクセス手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0138】これによって、ファイル全体だけでなく、
指定されたファイル内の指定条件を満たすセグメントの
集まりであるセグメント部分集合にアクセスできるの
で、ファイル内にセグメント部分とセグメント以外の部
分が存在する場合に、所望の条件に合致するセグメント
のみを抽出して複写したり、転送したりすることができ
る。
【0139】ここで、前記ファイルは、タイムコードを
もつビデオデータを含み、前記ファイル管理装置は、さ
らに、前記ビデオデータにおけるタイムコードが連続す
る部分をセグメントとして特定するセグメント特定手段
と、前記特定したセグメントの前記ファイル記憶手段に
おける格納位置を示す位置情報を作成して位置情報記憶
手段に書き込む位置情報作成手段とを備えたことを特徴
とする。
【0140】これによって、ビデオデータのタイムコー
ドからセグメントの区切りを識別することができるの
で、ユーザがファイル中のセグメントの区切りを一々指
定する必要がなくなる。また、本発明は、ファイル名に
対応させてファイルの格納位置を記憶管理し、ファイル
名の指定でファイルに対するアクセスを行なうファイル
管理方法において、ファイル記憶手段に格納されたタイ
ムコードが付された複数個のデータのうち、前記タイム
コードが連続しているデータの集合であるセグメントの
名前の指定によりなされるセグメントに対してのアクセ
ス要求を受付けるアクセス要求受付けステップと、セグ
メント名に対応させてセグメントの前記ファイル記憶手
段における格納位置を示す位置情報を記憶する位置情報
記憶手段から、前記指定されたセグメント名に対応する
位置情報を読み出す位置情報読み出しステップと、前記
読み出した位置情報に基づいて、前記ファイル記憶手段
に記憶されているセグメントに対してアクセスをするセ
グメントアクセスステップとを含むことを特徴とする。
【0141】これによって、ファイル中にタイムコード
が連続しているデータの集まりであるセグメントが存在
する場合に、ファイル全体だけでなくセグメントを単位
としてアクセスすることができるとともに、従来のファ
イル名を指定してファイルにアクセスする方法と同様
に、名前を指定するだけの簡単な操作でセグメントに対
してアクセスすることができる。
【0142】また、本発明は、ファイル名に対応させて
ファイルの格納位置を記憶管理し、ファイル名の指定で
ファイルに対するアクセスを行なうファイル管理方法に
おいて、タイムコードが付されたビデオデータからなる
ファイルを取得してファイル記憶手段に格納するファイ
ル取得ステップと、タイムコードが連続する部分をセグ
メントとして扱い、前記セグメントの前記ファイル記憶
手段における格納位置を示す位置情報を取得して位置情
報記憶手段に格納する位置情報取得ステップと、セグメ
ント単位でのアクセス要求を受付けるセグメントアクセ
ス要求受付けステップと、前記位置情報記憶手段から、
前記指定されたセグメントに対応する位置情報を読み出
す位置情報読み出しステップと、前記読み出した位置情
報に基づいて、前記ファイル記憶手段に記憶されている
セグメントに対してアクセスをするセグメントアクセス
ステップとを含むことを特徴とする。
【0143】これによって、1つのファイルに異なる時
に撮影した複数個のビデオデータを記録しているとき
に、タイムコードが連続しているセグメントを単位とし
たアクセスができるので、ファイル中の特定の時に撮像
したビデオデータのみを再生したりすることができる。
また、本発明は、ファイル名に対応させてファイルの格
納位置を記憶管理し、ファイル名の指定でファイルに対
するアクセスを行なうファイル管理方法において、タイ
ムコードが付されたビデオデータからなるファイルを取
得してファイル記憶手段に格納するファイル取得ステッ
プと、前記ビデオデータにおけるタイムコードが連続す
る部分をセグメントとして特定するセグメント特定ステ
ップと、前記特定したセグメントの前記ファイル記憶手
段における格納位置を示す位置情報を作成して位置情報
記憶手段に書き込む位置情報作成ステップと、セグメン
ト単位でのアクセス要求を受付けるセグメントアクセス
要求受付けステップと、前記位置情報記憶手段から、前
記指定されたセグメントに対応する位置情報を読み出す
位置情報読み出しステップと、前記読み出した位置情報
に基づいて、前記ファイル記憶手段に記憶されているセ
グメントに対してアクセスをするセグメントアクセスス
テップとを含むことを特徴とする。
【0144】これによって、ビデオデータのタイムコー
ドからセグメントの区切りを識別することができるの
で、ユーザがファイル中のセグメントの区切りを一々指
定する必要がなくなる。また、本発明は、ファイル名に
対応させてファイルの格納位置を記憶管理し、ファイル
名の指定でファイルに対するアクセスを行なうファイル
管理方法において、ファイル記憶手段に記憶された1つ
のファイルに含まれる論理的なまとまりの単位であるセ
グメントをすべて集めたセグメント集合の名前であっ
て、当該ファイルのファイル名とセグメント集合名であ
ることを示す文字列とを含むセグメント集合名の指定に
よりなされるセグメント集合に対してのアクセス要求を
受付けるアクセス要求受付けステップと、前記指定され
たセグメント集合名に対応するセグメント集合の属する
ファイルを特定し、セグメントの前記ファイル記憶手段
における格納位置を示す位置情報を記憶する位置情報記
憶手段から当該ファイルに属するすべてのセグメントの
位置情報をセグメント集合の位置情報として読み出す位
置情報読み出しステップと、前記読み出した位置情報に
基づいて、前記ファイル記憶手段に記憶されているセグ
メント集合に対してアクセスをするセグメント集合アク
セスステップとを含むことを特徴とする。
【0145】これによって、ファイル中に論理的にまと
まりの部分であるセグメントが存在する場合に、ファイ
ル全体だけでなくセグメント集合を単位してアクセスす
ることができるとともに、従来のファイル名を指定して
ファイルにアクセスする方法と同様に、名前を指定する
だけの簡単な操作でセグメント集合に対してアクセスす
ることができる。従って、ファイル内にセグメントでな
い空き領域が存在する場合に、特に効果がある。すなわ
ち、従来のファイルアクセスでは、セグメント以外の部
分を除いてセグメント部分のみにアクセスすることはで
きないが、セグメント集合に対するアクセスでは、ファ
イルからセグメント部分のみを取り出してアクセスする
ことができることになる。
【0146】また、本発明は、ファイル名に対応させて
ファイルの格納位置を記憶管理し、ファイル名の指定で
ファイルに対するアクセスを行なうファイル管理方法に
おいて、ファイル名と所望の条件の指定により、ファイ
ル記憶手段内の指定ファイル名のファイルに含まれる論
理的なまとまりのある単位であるセグメントのうち、指
定条件を満たす1以上のセグメントの集まりであるセグ
メント部分集合に対してのアクセス要求を受付けるアク
セス要求受付けステップと、セグメントの前記ファイル
記憶手段における格納位置を示す位置情報を記憶してい
る位置情報記憶手段からファイル名で指定されるファイ
ルに属し、かつ前記所望する条件を具備するすべてのセ
グメントの位置情報をセグメント部分集合の位置情報と
して読み出す位置情報読み出しステップと、前記読み出
した位置情報に基づいて、前記ファイル記憶手段に記憶
されているセグメント部分集合に対してアクセスをする
セグメント部分集合アクセスステップとを含むことを特
徴とする。
【0147】これによって、ファイル全体だけでなく、
指定されたファイル内の指定条件を満たすセグメントの
集まりであるセグメント部分集合にアクセスできるの
で、ファイル内にセグメント部分とセグメント以外の部
分が存在する場合に、所望の条件に合致するセグメント
のみを抽出して複写したり、転送したりすることができ
る。
【0148】また、本発明は、ファイル名に対応させて
ファイルの格納位置を記憶管理し、ファイル名の指定で
ファイルに対するアクセスを行なうファイル管理プログ
ラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体
であって、前記プログラムは、ファイル記憶手段に格納
されたタイムコードが付された複数個のデータのうち、
前記タイムコードが連続しているデータの集合であるセ
グメントの名前の指定によりなされるセグメントに対し
てのアクセス要求を受付けるアクセス要求受付けステッ
プと、セグメント名に対応させてセグメントの前記ファ
イル記憶手段における格納位置を示す位置情報を記憶す
る位置情報記憶手段から、前記指定されたセグメント名
に対応する位置情報を読み出す位置情報読み出しステッ
プと、前記読み出した位置情報に基づいて、前記ファイ
ル記憶手段に記憶されているセグメントに対してアクセ
スをするセグメントアクセスステップとを含むことを特
徴とする。
【0149】これによって、ファイル中にタイムコード
が連続しているデータの集まりであるセグメントが存在
する場合に、ファイル全体だけでなくセグメントを単位
としてアクセスすることができるとともに、従来のファ
イル名を指定してファイルにアクセスする方法と同様
に、名前を指定するだけの簡単な操作でセグメントに対
してアクセスすることができる。
【0150】また、本発明は、ファイル名に対応させて
ファイルの格納位置を記憶管理し、ファイル名の指定で
ファイルに対するアクセスを行なうファイル管理プログ
ラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体
であって、前記プログラムは、タイムコードが付された
ビデオデータからなるファイルを取得してファイル記憶
手段に格納するファイル取得ステップと、タイムコード
が連続する部分をセグメントとして扱い、前記セグメン
トの前記ファイル記憶手段における格納位置を示す位置
情報を取得して位置情報記憶手段に格納する位置情報取
得ステップと、セグメント単位でのアクセス要求を受付
けるセグメントアクセス要求受付けステップと、前記位
置情報記憶手段から、前記指定されたセグメントに対応
する位置情報を読み出す位置情報読み出しステップと、
前記読み出した位置情報に基づいて、前記ファイル記憶
手段に記憶されているセグメントに対してアクセスをす
るセグメントアクセスステップとを含むことを特徴とす
る。
【0151】これによって、1つのファイルに異なる時
に撮影した複数個のビデオデータを記録している時に、
タイムコードが連続しているセグメントを単位としたア
クセスができるので、ファイル中の特定の時に撮像した
ビデオデータのみを再生したりすることができる。ま
た、本発明は、ファイル名に対応させてファイルの格納
位置を記憶管理し、ファイル名の指定でファイルに対す
るアクセスを行なうファイル管理プログラムが記録され
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記
プログラムは、タイムコードが付されたビデオデータか
らなるファイルを取得してファイル記憶手段に格納する
ファイル取得ステップと、前記ビデオデータにおけるタ
イムコードが連続する部分をセグメントと特定するセグ
メント特定ステップと、前記特定したセグメントの前記
ファイル記憶手段における格納位置を示す位置情報を作
成して位置情報記憶手段に書き込む位置情報作成ステッ
プと、セグメント単位でのアクセス要求を受付けるセグ
メントアクセス要求受付けステップと、前記位置情報記
憶手段から、前記指定されたセグメントに対応する位置
情報を読み出す位置情報読み出しステップと、前記読み
出した位置情報に基づいて、前記ファイル記憶手段に記
憶されているセグメントに対してアクセスをするセグメ
ントアクセスステップとを含むことを特徴とする。
【0152】これによって、ビデオデータのタイムコー
ドからセグメントの区切りを識別することができるの
で、ユーザがファイル中のセグメントの区切りを一々指
定する必要がなくなる。また、本発明は、ファイル名に
対応させてファイルの格納位置を記憶管理し、ファイル
名の指定でファイルに対するアクセスを行なうファイル
管理プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能
な記録媒体であって、前記プログラムは、ファイル記憶
手段に記憶された1つのファイルに含まれる論理的なま
とまりの単位であるセグメントをすべて集めたセグメン
ト集合の名前であって、当該ファイルのファイル名とセ
グメント集合名であることを示す文字列とを含むセグメ
ント集合名の指定によりなされるセグメント集合に対し
てのアクセス要求を受付けるアクセス要求受付けステッ
プと、前記指定されたセグメント集合名に対応するセグ
メント集合の属するファイルを特定し、セグメントの前
記ファイル記憶手段における格納位置を示す位置情報を
記憶する位置情報記憶手段から当該ファイルに属するす
べてのセグメントの位置情報をセグメント集合の位置情
報として読み出す位置情報読み出しステップと、前記読
み出した位置情報に基づいて、前記ファイル記憶手段に
記憶されているセグメント集合に対してアクセスをする
セグメント集合アクセスステップとを含むことを特徴と
する。
【0153】これによって、ファイル中に論理的にまと
まりの部分であるセグメントが存在する場合に、ファイ
ル全体だけでなくセグメント集合を単位してアクセスす
ることができるとともに、従来のファイル名を指定して
ファイルにアクセスする方法と同様に、名前を指定する
だけの簡単な操作でセグメント集合に対してアクセスす
ることができる。従って、ファイル内にセグメントでな
い空き領域が存在する場合に、特に効果がある。すなわ
ち、従来のファイルアクセスでは、セグメント以外の部
分を除いてセグメント部分のみにアクセスすることはで
きないが、セグメント集合に対するアクセスでは、ファ
イルからセグメント部分のみを取り出してアクセスする
ことができることになる。
【0154】また、本発明は、ファイル名に対応させて
ファイルの格納位置を記憶管理し、ファイル名の指定で
ファイルに対するアクセスを行なうファイル管理プログ
ラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体
であって、前記プログラムは、ファイル名と所望の条件
の指定により、ファイル記憶手段内の指定ファイル名の
ファイルに含まれる論理的なまとまりのある単位である
セグメントのうち、指定条件を満たす1以上のセグメン
トの集まりであるセグメント部分集合に対してのアクセ
ス要求を受付けるアクセス要求受付けステップと、セグ
メントの前記ファイル記憶手段における格納位置を示す
位置情報を記憶している位置情報記憶手段からファイル
名で指定されるファイルに属し、かつ前記所望する条件
を具備するすべてのセグメントの位置情報をセグメント
部分集合の位置情報として読み出す位置情報読み出しス
テップと、前記読み出した位置情報に基づいて、前記フ
ァイル記憶手段に記憶されているセグメント部分集合に
対してアクセスをするセグメント部分集合アクセスステ
ップとを含むことを特徴とする。
【0155】これによって、ファイル全体だけでなく、
指定されたファイル内の指定条件を満たすセグメントの
集まりであるセグメント部分集合にアクセスできるの
で、ファイル内にセグメント部分とセグメント以外の部
分が存在する場合に、所望の条件に合致するセグメント
のみを抽出して複写したり、転送したりすることができ
る。
【0156】以上のように、本発明によれば、アクセス
単位となる論理的にまとまりのある1つの部分を1ファ
イルとしなければならない制約がなくなり、より柔軟な
データ管理が可能となり、その実用的効果は極めて大き
い。以上のように、本発明によれば、アクセス単位とな
る論理的にまとまりのある1つの部分を1ファイルとし
なければならない制約がなくなり、より柔軟なデータ管
理が可能となり、その実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るファイル管理装置の構成
を示す機能ブロック図である。
【図2】タイムコードが連続する部分をセグメントとす
る場合のセグメントの構造を簡略化した図である。
【図3】ファイル中のセグメントの例を示す。
【図4】ファイル情報の概略を示す。
【図5】図3に示すセグメントの位置を特定するセグメ
ント情報を示す。
【図6】セグメント名の命名の規則を示す。
【図7】生成されたセグメント名の例を示す。
【図8】アプリケーションの一例であるファイル転送シ
ステムの構成を示す機能ブロック図である。
【図9】FTPクライアント600の表示部605に表
示される画面を示す。
【図10】FTPクライアント600の表示部605に
表示される画面を示す。
【図11】動画像編集システムの構成を示す機能ブロッ
ク図である。
【図12】ファイル管理装置の動作手順を示すフローチ
ャートである。
【図13】セグメント情報の作成処理の動作手順を示す
フローチャートである。
【図14】セグメント情報の提供処理の動作手順を示す
フローチャートである。
【図15】セグメントデータの読み込み、上書き、追記
の処理の動作手順を示すフローチャートである。
【図16】セグメントデータの書き込み終了後のQui
zファイルの構造を示す。
【図17】Quizファイルのセグメント情報を示す。
【図18】セグメントデータの書き込み終了後のQui
zファイルの構造を示す。
【図19】Quizファイルのセグメント情報を示す。
【図20】詳細なセグメント情報の例を示す。
【図21】図20に示す詳細なセグメント情報に基づい
て、セグメントとファイルに関して、その名前と詳細な
情報を表示する例を示す。
【図22】セグメント名の命名規則の他の例を示す。
【図23】セグメント情報記憶部103にセグメント名
を記憶する場合のセグメント情報を示す。
【図24】図24(a)は、セグメント情報記憶部10
3内の第1のテーブルを示し、図24(b)は、セグメ
ント情報記憶部103内の第2のテーブルを示す。
【図25】第2の実施形態に係るファイル管理装置の構
成を示す機能ブロック図である。
【図26】ファイル中のセグメント集合の例を示す。
【図27】第2の実施形態に係るファイル管理装置の動
作手順を示すフローチャートである。
【図28】セグメント集合名の提供処理の動作手順を示
すフローチャートである。
【図29】セグメント集合データの読み込み、上書き、
追記の処理の動作手順を示すフローチャートを示す。
【図30】図30(a)は、図8に示すFTPサーバ60
1のファイル管理装置100に記憶されているQuiz
ファイル内のセグメントの構成を示し、図30(b)
は、FTPアプリケーション610に出力され、FTP
クライアント600の記憶部604に記録されるセグメ
ント集合を示す。
【図31】セグメント集合データの書き込み終了後のQ
uizファイルの構造を示す。
【図32】更新されたQuizファイルのセグメント情
報を示す。
【図33】セグメント集合データの書き込み終了後のQ
uizファイルの構造を示す。
【図34】更新されたQuizファイルのセグメント情
報を示す。
【図35】第3の実施形態に係るファイル管理装置の構
成を示す機能ブロック図である。
【図36】第3の実施の形態に係るファイル管理装置の
動作手順を示すフローチャートである。
【図37】第4の実施形態に係るファイル管理装置の構
成を示す機能ブロック図である。
【図38】図38(a)は、セグメントを含むファイル
の構成を示し、図38(b)は、セグメント情報を示
し、図38(c)は、セグメント部分集合データの読み
込み命令を示し、図38(d)は、FTPアプリケーシ
ョン610に出力され、FTPクライアント600の記
憶部604に記録されるセグメント部分集合を示す。
【図39】第4の実施の形態におけるセグメント部分集
合の読み込み処理の動作手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
100 ファイル管理装置 101 入力部 102 ファイル情報記憶部 103 セグメント情報記憶部 104 セグメント名生成部 105 セグメント名出力部 106 セグメント位置特定部 107 セグメントアクセス部 108 ファイル記憶部 115 セグメント情報作成部 116 ファイル情報作成部 119 セグメント特定部 120 アプリケーション部 201 タイムコード 2100 ファイル管理装置 2101 入力部 2104 セグメント集合名生成部 2105 セグメント集合名出力部 2106 セグメント集合位置特定部 2107 セグメント集合アクセス部 2119 セグメント集合特定部 2120 アプリケーション部 2500 ファイル管理装置 2501 入力判定部 2502 ファイルアクセス部 2503 ファイル名出力部 2520 アプリケーション部 3100 ファイル管理装置 3101 入力部 3104 セグメント部分集合特定部 3105 セグメント部分集合位置特定部 3106 セグメント部分集合アクセス部 3107 アプリケーション部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/91 (72)発明者 鈴木 基史 愛知県名古屋市中区栄2丁目6番1号 白 川ビル別館5階 株式会社松下電器情報シ ステム名古屋研究所内

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイル名に対応させてファイルの格納
    位置を記憶管理し、ファイル名の指定でファイルに対す
    るアクセスを行なうファイル管理装置において、 番号が付されたデータを複数個含むファイルを記録する
    ファイル記憶手段と、 前記番号が連続しているデータの集合をセグメントと
    し、当該セグメント名に対応させてセグメントの前記フ
    ァイル記憶手段における格納位置を示す位置情報を記憶
    する位置情報記憶手段と、 セグメント名の指定によりなされるセグメントに対して
    のアクセス要求を受付けるアクセス要求受付け手段と、 前記位置情報記憶手段から、前記指定されたセグメント
    名に対応する位置情報を読み出す位置情報読み出し手段
    と、 前記読み出した位置情報に基づいて、前記ファイル記憶
    手段に記憶されているセグメントに対してアクセスをす
    るセグメントアクセス手段とを備えたことを特徴とする
    ファイル管理装置。
  2. 【請求項2】 ファイル名に対応させてファイルの格納
    位置を記憶管理し、ファイル名の指定でファイルに対す
    るアクセスを行なうファイル管理装置において、 タイムコードが付されたデータを複数個含むファイルを
    記録するファイル記憶手段と、 前記タイムコードが連続しているデータの集合をセグメ
    ントとし、当該セグメント名に対応させてセグメントの
    前記ファイル記憶手段における格納位置を示す位置情報
    を記憶する位置情報記憶手段と、 セグメント名の指定によりなされるセグメントに対して
    のアクセス要求を受付けるアクセス要求受付け手段と、 前記位置情報記憶手段から、前記指定されたセグメント
    名に対応する位置情報を読み出す位置情報読み出し手段
    と、 前記読み出した位置情報に基づいて、前記ファイル記憶
    手段に記憶されているセグメントに対してアクセスをす
    るセグメントアクセス手段とを備えたことを特徴とする
    ファイル管理装置。
  3. 【請求項3】 前記位置情報は、セグメントが属するフ
    ァイルの先頭の格納位置を示すアドレスと、ファイル先
    頭からセグメント先頭までのサイズを示すオフセットア
    ドレス及びファイル先頭からセグメント末尾までのサイ
    ズを示すオフセットアドレス、又はファイル先頭からセ
    グメントの先頭までのサイズを示すオフセットアドレス
    及びセグメントのサイズとを含むことを特徴とする請求
    項2記載のファイル管理装置。
  4. 【請求項4】 前記位置情報記憶手段は、ファイルごと
    にファイル先頭からセグメントの順と同順に前記位置情
    報を記憶し、 前記ファイル管理装置は、さらに、 セグメント名の取得要求を受付ける受付け手段と、 前記セグメント名の取得要求を受付けた後、前記位置情
    報記憶手段を参照して、セグメントが属するファイルの
    ファイル名とファイル先頭から順に割り当てられたセグ
    メントの順序を示す文字列とを少なくとも含むセグメン
    ト名の一覧を外部へ出力するセグメント名出力手段とを
    備えることを特徴とする請求項3記載のファイル管理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記位置情報記憶手段は、セグメントが
    属するファイルのファイル名及びファイル先頭から順に
    割り当てられたセグメントの番号と、位置情報との対応
    を定めるテーブルを記憶し、 前記位置情報読み出し手段は、セグメント名として指定
    されたファイル名及びファイル先頭から順に割り当てら
    れたセグメントの順序を示す文字列とから、当該対応す
    る位置情報を前記テーブルから読み出すことを特徴とす
    る請求項4記載のファイル管理装置。
  6. 【請求項6】 ファイル名に対応させてファイルの格納
    位置を記憶管理し、ファイル名の指定でファイルに対す
    るアクセスを行なうファイル管理装置において、 タイムコードが付されたデータを複数個含むファイルを
    記録するファイル記憶手段と、 ファイル名に対応させてファイルの前記ファイル記憶手
    段における格納位置を示す位置情報を記憶する第1の位
    置情報記憶手段と、 前記タイムコードが連続しているデータの集合をセグメ
    ントとし、当該セグメント名に対応させてセグメントの
    前記ファイル記憶手段における格納位置を示す位置情報
    を記憶する第2の位置情報記憶手段と、 アクセス対象名の指定によりなされるセグメント又はフ
    ァイルに対してのアクセス要求を受付けるアクセス要求
    受付け手段と、 前記アクセス対象名がセグメント名であるかファイル名
    であるかを判定する判定手段と、 前記判定手段による判定結果に従って、前記第1の位置
    情報記憶手段又は前記第2の位置情報記憶手段から、対
    応する位置情報を読み出す位置情報読み出し手段と、 前記読み出した位置情報に基づいて、前記ファイル記憶
    手段に記憶されているセグメント又はファイルに対して
    アクセスをするアクセス手段とを備えたことを特徴とす
    るファイル管理装置。
  7. 【請求項7】 前記判定手段は、前記アクセス対象名が
    現に存在するファイルの名前とセグメントの順序を示す
    文字列とを含む場合に、当該アクセス対象名をセグメン
    ト名を判定することを特徴とする請求項6記載のファイ
    ル管理装置。
  8. 【請求項8】 ファイル名に対応させてファイルの格納
    位置を記憶管理し、ファイル名の指定でファイルに対す
    るアクセスを行なうファイル管理装置において、 タイムコードが付されたビデオデータからなるファイル
    を取得してファイル記憶手段に格納するファイル取得手
    段と、 前記取得したファイルを記憶するファイル記憶手段と、 タイムコードが連続する部分をセグメントとして扱い、
    前記セグメントの前記ファイル記憶手段における格納位
    置を示す位置情報を取得して位置情報記憶手段に格納す
    る位置情報取得手段と、 前記取得した位置情報を記憶する位置情報記憶手段と、 セグメント単位でのアクセス要求を受付けるセグメント
    アクセス要求受付け手段と、 前記位置情報記憶手段から、前記指定されたセグメント
    に対応する位置情報を読み出す位置情報読み出し手段
    と、 前記読み出した位置情報に基づいて、前記ファイル記憶
    手段に記憶されているセグメントに対してアクセスをす
    るセグメントアクセス手段とを備えたことを特徴とする
    ファイル管理装置。
  9. 【請求項9】 ファイル名に対応させてファイルの格納
    位置を記憶管理し、ファイル名の指定でファイルに対す
    るアクセスを行なうファイル管理装置において、 タイムコードが付されたビデオデータからなるファイル
    を取得してファイル記憶手段に格納するファイル取得手
    段と、 前記取得したファイルを記憶するファイル記憶手段と、 前記ビデオデータにおけるタイムコードが連続する部分
    をセグメントとして特定するセグメント特定手段と、 前記特定したセグメントの前記ファイル記憶手段におけ
    る格納位置を示す位置情報を作成して位置情報記憶手段
    に書き込む位置情報作成手段と、 前記作成した位置情報を記憶する位置情報記憶手段と、 セグメント単位でのアクセス要求を受付けるセグメント
    アクセス要求受付け手段と、 前記位置情報記憶手段から、前記指定されたセグメント
    に対応する位置情報を読み出す位置情報読み出し手段
    と、 前記読み出した位置情報に基づいて、前記ファイル記憶
    手段に記憶されているセグメントに対してアクセスをす
    るセグメントアクセス手段とを備えたことを特徴とする
    ファイル管理装置。
  10. 【請求項10】 ファイル名に対応させてファイルの格
    納位置を記憶管理し、ファイル名の指定でファイルに対
    するアクセスを行なうファイル管理装置において、 論理的なまとまりのある単位であるセグメントを1個又
    は複数個含むファイルを記憶するファイル記憶手段と、 セグメントの前記ファイル記憶手段における格納位置を
    示す位置情報を記憶する位置情報記憶手段と、 1つのファイルに含まれるすべてのセグメントの集まり
    であるセグメント集合の名前であって、当該ファイルの
    ファイル名とセグメント集合名であることを示す文字列
    とを含むセグメント集合名の指定によりなされるセグメ
    ント集合に対してのアクセス要求を受付けるアクセス要
    求受付け手段と、 前記指定されたセグメント集合名に対応するセグメント
    集合の属するファイルを特定し、前記位置情報記憶手段
    から当該ファイルに属するすべてのセグメントの位置情
    報をセグメント集合の位置情報として読み出す位置情報
    読み出し手段と、 前記読み出した位置情報に基づいて、前記ファイル記憶
    手段に記憶されているセグメント集合に対してアクセス
    をするセグメント集合アクセス手段とを備えたことを特
    徴とするファイル管理装置。
  11. 【請求項11】 前記位置情報は、セグメントが属する
    ファイルの先頭の格納位置を示すアドレスと、ファイル
    先頭からセグメント先頭までのサイズを示すオフセット
    アドレス及びファイル先頭からセグメント末尾までのサ
    イズを示すオフセットアドレス、又はファイル先頭から
    セグメントの先頭までのサイズを示すオフセットアドレ
    ス及びセグメントのサイズとを含むことを特徴とする請
    求項10記載のファイル管理装置。
  12. 【請求項12】 前記ファイル管理装置は、さらに、 セグメント集合名の取得要求を受付ける受付け手段と、 前記セグメント集合名の取得要求を受付けた後、前記位
    置情報記憶手段を参照して、セグメントが属するファイ
    ルのファイル名とセグメント集合名であることを示す文
    字列とを含むセグメント集合名の一覧を外部へ出力する
    セグメント集合名出力手段とを備えたことを特徴とする
    請求項11記載のファイル管理装置。
  13. 【請求項13】 前記ファイルは、タイムコードをもつ
    ビデオデータを含み、 前記ファイル管理装置は、さらに、 前記ビデオデータにおけるタイムコードが連続する部分
    をセグメントとして特定するセグメント特定手段と、 前記特定したセグメントの前記ファイル記憶手段におけ
    る格納位置を示す位置情報を作成して位置情報記憶手段
    に書き込む位置情報作成手段とを備えたことを特徴とす
    る請求項10記載のファイル管理装置。
  14. 【請求項14】 ファイル名に対応させてファイルの格
    納位置を記憶管理し、ファイル名の指定でファイルに対
    するアクセスを行なうファイル管理装置において、 論理的なまとまりのある単位であるセグメントを1個又
    は複数個含むファイルを記憶するファイル記憶手段と、 ファイル名に対応させてファイルの前記ファイル記憶手
    段における格納位置を示す位置情報を記憶する第1の位
    置情報記憶手段と、 セグメントの前記ファイル記憶手段における格納位置を
    示す位置情報を記憶する第2の位置情報記憶手段と、 アクセス対象名の指定によりなされるアクセス要求を受
    付けるアクセス要求受付け手段と、 前記アクセス対象名がセグメント集合名であるかファイ
    ル名であるかを判定する判定手段と、 前記判定手段による判定結果に従って、前記第1の位置
    情報記憶手段又は前記第2の位置情報記憶手段から、対
    応する位置情報を読み出す位置情報読み出し手段と、 前記読み出した位置情報に基づいて、前記ファイル記憶
    手段に記憶されているセグメント集合又はファイルに対
    してアクセスをするアクセス手段とを備えたことを特徴
    とするファイル管理装置。
  15. 【請求項15】 前記判定手段は、前記アクセス対象名
    が現に存在するファイルの名前とセグメント集合名であ
    ることを示す文字列とを含む場合に、当該アクセス対象
    名をセグメント集合名と判定することを特徴とする請求
    項14記載のファイル管理装置。
  16. 【請求項16】 ファイル名に対応させてファイルの格
    納位置を記憶管理し、ファイル名の指定でファイルに対
    するアクセスを行なうファイル管理装置において、 タイムコードが付されたデータを複数個含むファイルを
    記録するファイル記憶手段と、 前記タイムコードが連続しているデータの集合をセグメ
    ントとし、ファイル内のセグメント以外の空き領域の格
    納位置を示す位置情報を記憶する位置情報記憶手段と、 追記先ファイルを指定した新たなセグメントの追記要求
    を受付ける追記要求受付け手段と、 新たなセグメントを取得するセグメント取得手段と、 前記位置情報記憶手段から、追記先ファイルの空き領域
    の位置情報を読み出す位置情報読み出し手段と、 前記読み出した空き領域の位置情報で示される格納位置
    に、前記新たなセグメントを書き込むセグメント追記手
    段と、 を備えたことを特徴とするファイル管理装置。
  17. 【請求項17】 ファイル名に対応させてファイルの格
    納位置を記憶管理し、ファイル名の指定でファイルに対
    するアクセスを行なうファイル管理装置において、 タイムコードが付されたデータを複数個含むファイルを
    記録するファイル記憶手段と、 前記タイムコードが連続しているデータの集合をセグメ
    ントとし、ファイル内のセグメントの格納位置、及びセ
    グメント以外の空き領域の格納位置を示す位置情報を記
    憶する位置情報記憶手段と、 追記先ファイルと追記するセグメント集合が含まれるフ
    ァイルを指定したセグメント集合の追記要求を受付ける
    追記要求受付け手段と、 前記位置情報記憶手段から、追記先のファイルの空き領
    域の位置情報を読み出す位置情報読み出し手段と、 前記ファイル記憶手段から、前記位置情報を参照して、
    追記元ファイルに含まれるすべてのセグメントをセグメ
    ント集合として取り出すセグメント集合抽出手段と、 前記読み出した空き領域の位置情報で示される格納位置
    に、前記取出したセグメント集合を書き込むセグメント
    集合追記手段とを備えたことを特徴とするファイル管理
    装置。
  18. 【請求項18】 ファイル名に対応させてファイルの格
    納位置を記憶管理し、ファイル名の指定でファイルに対
    するアクセスを行なうファイル管理装置において、 タイムコードが付されたデータを複数個含むファイルを
    記録するファイル記憶手段と、 前記タイムコードが連続しているデータの集合をセグメ
    ントとし、ファイル内のセグメント以外の空き領域の格
    納位置を示す位置情報を記憶する位置情報記憶手段と、 追記先ファイルと追記元ファイルを指定したファイルの
    追記要求を受付ける追記要求受付け手段と、 前記位置情報記憶手段から、追記先ファイルの空き領域
    の位置情報を読み出す位置情報読み出し手段と、 前記読み出した空き領域の位置情報で示される格納位置
    に、追記元ファイルを書き込むファイル追記手段とを備
    えたことを特徴とするファイル管理装置。
  19. 【請求項19】 ファイル名に対応させてファイルの格
    納位置を記憶管理し、ファイル名の指定でファイルに対
    するアクセスを行なうファイル管理装置において、 論理的なまとまりのある単位であるセグメントを1個又
    は複数個含むファイルを記憶するファイル記憶手段と、 セグメントの前記ファイル記憶手段における格納位置を
    示す位置情報を記憶する位置情報記憶手段と、 ファイル名と所望の条件の指定により、指定ファイル名
    のファイル中のセグメントのうち、指定条件を満たす1
    以上のセグメントの集まりであるセグメント部分集合に
    対してのアクセス要求を受付けるアクセス要求受付け手
    段と、 前記位置情報記憶手段から指定されたファイル名ファイ
    ルに属し、かつ指定条件を具備するすべてのセグメント
    の位置情報をセグメント部分集合の位置情報として読み
    出す位置情報読み出し手段と、 前記読み出した位置情報に基づいて、前記ファイル記憶
    手段に記憶されているセグメント部分集合に対してアク
    セスをするセグメント部分集合アクセス手段とを備えた
    ことを特徴とするファイル管理装置。
  20. 【請求項20】 前記ファイルは、タイムコードをもつ
    ビデオデータを含み、 前記ファイル管理装置は、さらに、 前記ビデオデータにおけるタイムコードが連続する部分
    をセグメントとして特定するセグメント特定手段と、 前記特定したセグメントの前記ファイル記憶手段におけ
    る格納位置を示す位置情報を作成して位置情報記憶手段
    に書き込む位置情報作成手段とを備えたことを特徴とす
    る請求項19記載のファイル管理装置。
  21. 【請求項21】 ファイル名に対応させてファイルの格
    納位置を記憶管理し、ファイル名の指定でファイルに対
    するアクセスを行なうファイル管理方法において、 ファイル記憶手段に格納されたタイムコードが付された
    複数個のデータのうち、前記タイムコードが連続してい
    るデータの集合であるセグメントの名前の指定によりな
    されるセグメントに対してのアクセス要求を受付けるア
    クセス要求受付けステップと、 セグメント名に対応させてセグメントの前記ファイル記
    憶手段における格納位置を示す位置情報を記憶する位置
    情報記憶手段から、前記指定されたセグメント名に対応
    する位置情報を読み出す位置情報読み出しステップと、 前記読み出した位置情報に基づいて、前記ファイル記憶
    手段に記憶されているセグメントに対してアクセスをす
    るセグメントアクセスステップとを含むことを特徴とす
    るファイル管理方法。
  22. 【請求項22】 ファイル名に対応させてファイルの格
    納位置を記憶管理し、ファイル名の指定でファイルに対
    するアクセスを行なうファイル管理方法において、 タイムコードが付されたビデオデータからなるファイル
    を取得してファイル記憶手段に格納するファイル取得ス
    テップと、 タイムコードが連続する部分をセグメントとして扱い、
    前記セグメントの前記ファイル記憶手段における格納位
    置を示す位置情報を取得して位置情報記憶手段に格納す
    る位置情報取得ステップと、 セグメント単位でのアクセス要求を受付けるセグメント
    アクセス要求受付けステップと、 前記位置情報記憶手段から、前記指定されたセグメント
    に対応する位置情報を読み出す位置情報読み出しステッ
    プと、 前記読み出した位置情報に基づいて、前記ファイル記憶
    手段に記憶されているセグメントに対してアクセスをす
    るセグメントアクセスステップとを含むことを特徴とす
    るファイル管理方法。
  23. 【請求項23】 ファイル名に対応させてファイルの格
    納位置を記憶管理し、ファイル名の指定でファイルに対
    するアクセスを行なうファイル管理方法において、 タイムコードが付されたビデオデータからなるファイル
    を取得してファイル記憶手段に格納するファイル取得ス
    テップと、 前記ビデオデータにおけるタイムコードが連続する部分
    をセグメントとして特定するセグメント特定ステップ
    と、 前記特定したセグメントの前記ファイル記憶手段におけ
    る格納位置を示す位置情報を作成して位置情報記憶手段
    に書き込む位置情報作成ステップと、 セグメント単位でのアクセス要求を受付けるセグメント
    アクセス要求受付けステップと、 前記位置情報記憶手段から、前記指定されたセグメント
    に対応する位置情報を読み出す位置情報読み出しステッ
    プと、 前記読み出した位置情報に基づいて、前記ファイル記憶
    手段に記憶されているセグメントに対してアクセスをす
    るセグメントアクセスステップとを含むことを特徴とす
    るファイル管理方法。
  24. 【請求項24】 ファイル名に対応させてファイルの格
    納位置を記憶管理し、ファイル名の指定でファイルに対
    するアクセスを行なうファイル管理方法において、 ファイル記憶手段に記憶された1つのファイルに含まれ
    る論理的なまとまりの単位であるセグメントをすべて集
    めたセグメント集合の名前であって、当該ファイルのフ
    ァイル名とセグメント集合名であることを示す文字列と
    を含むセグメント集合名の指定によりなされるセグメン
    ト集合に対してのアクセス要求を受付けるアクセス要求
    受付けステップと、 前記指定されたセグメント集合名に対応するセグメント
    集合の属するファイルを特定し、セグメントの前記ファ
    イル記憶手段における格納位置を示す位置情報を記憶す
    る位置情報記憶手段から当該ファイルに属するすべての
    セグメントの位置情報をセグメント集合の位置情報とし
    て読み出す位置情報読み出しステップと、 前記読み出した位置情報に基づいて、前記ファイル記憶
    手段に記憶されているセグメント集合に対してアクセス
    をするセグメント集合アクセスステップとを含むことを
    特徴とするファイル管理方法。
  25. 【請求項25】 ファイル名に対応させてファイルの格
    納位置を記憶管理し、ファイル名の指定でファイルに対
    するアクセスを行なうファイル管理方法において、 ファイル名と所望の条件の指定により、ファイル記憶手
    段内の指定ファイル名のファイルに含まれる論理的なま
    とまりのある単位であるセグメントのうち、指定条件を
    満たす1以上のセグメントの集まりであるセグメント部
    分集合に対してのアクセス要求を受付けるアクセス要求
    受付けステップと、 セグメントの前記ファイル記憶手段における格納位置を
    示す位置情報を記憶している位置情報記憶手段からファ
    イル名で指定されるファイルに属し、かつ前記所望する
    条件を具備するすべてのセグメントの位置情報をセグメ
    ント部分集合の位置情報として読み出す位置情報読み出
    しステップと、 前記読み出した位置情報に基づいて、前記ファイル記憶
    手段に記憶されているセグメント部分集合に対してアク
    セスをするセグメント部分集合アクセスステップとを含
    むことを特徴とするファイル管理方法。
  26. 【請求項26】 ファイル名に対応させてファイルの格
    納位置を記憶管理し、ファイル名の指定でファイルに対
    するアクセスを行なうファイル管理プログラムが記録さ
    れたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前
    記プログラムは、 ファイル記憶手段に格納されたタイムコードが付された
    複数個のデータのうち、前記タイムコードが連続してい
    るデータの集合であるセグメントの名前の指定によりな
    されるセグメントに対してのアクセス要求を受付けるア
    クセス要求受付けステップと、 セグメント名に対応させてセグメントの前記ファイル記
    憶手段における格納位置を示す位置情報を記憶する位置
    情報記憶手段から、前記指定されたセグメント名に対応
    する位置情報を読み出す位置情報読み出しステップと、 前記読み出した位置情報に基づいて、前記ファイル記憶
    手段に記憶されているセグメントに対してアクセスをす
    るセグメントアクセスステップとを含むことを特徴とす
    るコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  27. 【請求項27】 ファイル名に対応させてファイルの格
    納位置を記憶管理し、ファイル名の指定でファイルに対
    するアクセスを行なうファイル管理プログラムが記録さ
    れたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前
    記プログラムは、 タイムコードが付されたビデオデータからなるファイル
    を取得してファイル記憶手段に格納するファイル取得ス
    テップと、 タイムコードが連続する部分をセグメントとして扱い、
    前記セグメントの前記ファイル記憶手段における格納位
    置を示す位置情報を取得して位置情報記憶手段に格納す
    る位置情報取得ステップと、 セグメント単位でのアクセス要求を受付けるセグメント
    アクセス要求受付けステップと、 前記位置情報記憶手段から、前記指定されたセグメント
    に対応する位置情報を読み出す位置情報読み出しステッ
    プと、 前記読み出した位置情報に基づいて、前記ファイル記憶
    手段に記憶されているセグメントに対してアクセスをす
    るセグメントアクセスステップとを含むことを特徴とす
    るコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  28. 【請求項28】 ファイル名に対応させてファイルの格
    納位置を記憶管理し、ファイル名の指定でファイルに対
    するアクセスを行なうファイル管理プログラムが記録さ
    れたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前
    記プログラムは、 タイムコードが付されたビデオデータからなるファイル
    を取得してファイル記憶手段に格納するファイル取得ス
    テップと、 前記ビデオデータにおけるタイムコードが連続する部分
    をセグメントと特定するセグメント特定ステップと、 前記特定したセグメントの前記ファイル記憶手段におけ
    る格納位置を示す位置情報を作成して位置情報記憶手段
    に書き込む位置情報作成ステップと、 セグメント単位でのアクセス要求を受付けるセグメント
    アクセス要求受付けステップと、 前記位置情報記憶手段から、前記指定されたセグメント
    に対応する位置情報を読み出す位置情報読み出しステッ
    プと、 前記読み出した位置情報に基づいて、前記ファイル記憶
    手段に記憶されているセグメントに対してアクセスをす
    るセグメントアクセスステップとを含むことを特徴とす
    るコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  29. 【請求項29】 ファイル名に対応させてファイルの格
    納位置を記憶管理し、ファイル名の指定でファイルに対
    するアクセスを行なうファイル管理プログラムが記録さ
    れたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前
    記プログラムは、 ファイル記憶手段に記憶された1つのファイルに含まれ
    る論理的なまとまりの単位であるセグメントをすべて集
    めたセグメント集合の名前であって、当該ファイルのフ
    ァイル名とセグメント集合名であることを示す文字列と
    を含むセグメント集合名の指定によりなされるセグメン
    ト集合に対してのアクセス要求を受付けるアクセス要求
    受付けステップと、 前記指定されたセグメント集合名に対応するセグメント
    集合の属するファイルを特定し、セグメントの前記ファ
    イル記憶手段における格納位置を示す位置情報を記憶す
    る位置情報記憶手段から当該ファイルに属するすべての
    セグメントの位置情報をセグメント集合の位置情報とし
    て読み出す位置情報読み出しステップと、 前記読み出した位置情報に基づいて、前記ファイル記憶
    手段に記憶されているセグメント集合に対してアクセス
    をするセグメント集合アクセスステップとを含むことを
    特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  30. 【請求項30】 ファイル名に対応させてファイルの格
    納位置を記憶管理し、ファイル名の指定でファイルに対
    するアクセスを行なうファイル管理プログラムが記録さ
    れたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前
    記プログラムは、 ファイル名と所望の条件の指定により、ファイル記憶手
    段内の指定ファイル名のファイルに含まれる論理的なま
    とまりのある単位であるセグメントのうち、指定条件を
    満たす1以上のセグメントの集まりであるセグメント部
    分集合に対してのアクセス要求を受付けるアクセス要求
    受付けステップと、 セグメントの前記ファイル記憶手段における格納位置を
    示す位置情報を記憶している位置情報記憶手段からファ
    イル名で指定されるファイルに属し、かつ前記所望する
    条件を具備するすべてのセグメントの位置情報をセグメ
    ント部分集合の位置情報として読み出す位置情報読み出
    しステップと、 前記読み出した位置情報に基づいて、前記ファイル記憶
    手段に記憶されているセグメント部分集合に対してアク
    セスをするセグメント部分集合アクセスステップとを含
    むことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009217696A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Chunichi Denshi Co Ltd ファイル管理システム

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